JPH10138858A - 自動車用乗員保護装置の配設構造 - Google Patents

自動車用乗員保護装置の配設構造

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JPH10138858A
JPH10138858A JP8295547A JP29554796A JPH10138858A JP H10138858 A JPH10138858 A JP H10138858A JP 8295547 A JP8295547 A JP 8295547A JP 29554796 A JP29554796 A JP 29554796A JP H10138858 A JPH10138858 A JP H10138858A
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bag
pillar
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pillar garnish
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信泰 山田
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Yutaka Nagai
裕 永井
Hiroyuki Tajima
博幸 田嶌
Fumitake Kobayashi
文武 小林
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/213Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle roof frames or pillars

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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センタピラーのピラーガーニッシュの上端部
よってバッグの膨張が阻害されるのを防止することによ
り、迅速かつ確実にバッグを膨張させる。 【解決手段】 ルーフヘッドライニング34の外端部3
4Aの車室内側にピラーガーニッシュ32の上端部32
Aを重合させることで合わせ部が構成されており、更に
当該上端部32Aの裏面における前記外端部34Aの端
縁に沿う位置にV溝による弱化部44が形成されてい
る。従って、バッグ16の膨張圧でケース26の一対の
展開部26A、26Bが互いに離反する方向へ展開し、
これに伴ってルーフヘッドライニング34の外端部34
Aが車室内側へ押し開かれる際に、ピラーガーニッシュ
32の上端部32Aが弱化部44を起点として車室内側
へ容易に屈曲される。従って、バッグ16の膨張は阻害
されず、適正にかつ迅速・確実に膨張する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロントピラーと
ルーフサイドレールとに跨がって折り畳み状態で格納さ
れたバッグを、側突時にインフレータから噴出されたガ
スによって車室内におけるルーフサイドレール下方にカ
ーテン状に膨張させる自動車用乗員保護装置の配設構造
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】側突時
における乗員頭部の保護性能を向上させるべく、フロン
トピラー内に配設されたインフレータを作動させて、フ
ロントピラー及びルーフサイドレールに跨がって内装材
とボディーパネルとの間に格納されたカーテン状のエア
バッグを膨張させる乗員保護装置が既に提案されてい
る。以下、この種の乗員保護装置を開示した特開平6−
227340号公報に示される構成について説明する。
【0003】図9に示されるように、乗員保護装置40
0は、側突状態を検出するセンサ402と、このセンサ
402が側突状態を検出することにより作動してガスを
噴出するインフレータ404と、フロントピラー406
の上端部からルーフサイドレール408に沿って配置さ
れかつ折り畳み状態でトリム410内に格納された細長
いバッグ412と、を主要構成要素として構成されてい
る。なお、バッグ412の前端部はインフレータ404
の上端部に接続されており、又バッグ412の後端部は
センタピラー414の前方部位に位置されている。
【0004】上記構成によれば、センサ402によって
側面衝突されたことが検出されると、インフレータ40
4が作動してガスを噴出する。このため、噴出ガスがバ
ッグ412内に供給され、バッグ412の膨張圧でトリ
ム410が展開される。その結果、カーテン状に膨張し
たバッグ412が乗員頭部と車室側面との間に介在され
る。
【0005】ところで、上述した乗員保護装置400で
は、バッグ412がフロントピラー406の上端部から
センタピラー414の前方部位までしか配設されていな
いが、乗員頭部の保護性能を向上させる観点からすれ
ば、バッグ412の前端固定点412Aと後端固定点4
12Bとを結んだテンションラインを下げる(後傾させ
る)ことが望ましい。そのためには、バッグ412をセ
ンタピラー414よりも後方へ延長させて、バッグ41
2の後端固定点412Bを極力後方に設定する必要があ
る。
【0006】しかしながら、単純にバッグ412をルー
フサイドレール408に沿って後方へ延長させて後端固
定点412Bを極力後方に設定すると、ルーフサイドレ
ール408とセンタピラー414のピラーガーニッシュ
416の上端部との合わせ部418にバッグ412が干
渉したり、膨張するバッグ412の一部がピラーガーニ
ッシュ416とセンタピラー414のピラーインナパネ
ルとの間の空間に入り込む等して、バッグ412の迅速
かつ確実な膨張を阻害することも考えられる。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、センタピラー
のピラーガーニッシュの上端部よってバッグの膨張が阻
害されるのを防止することにより、迅速かつ確実にバッ
グを膨張させることができる自動車用乗員保護装置の配
設構造を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、車体の所定部位に配置され、側突時にガスを噴出す
るインフレータと、フロントピラーとルーフサイドレー
ルとに跨がって折り畳み状態で格納され、インフレータ
から供給されたガスによって車室内におけるルーフサイ
ドレール下方にカーテン状に膨張されるバッグと、を含
んで構成される自動車用乗員保護装置の配設構造であっ
て、天井材とセンタピラーのピラーガーニッシュの上端
部との合わせ部付近に、当該ピラーガーニッシュの上端
部によってバッグの適正な膨張が阻害されるのを阻止す
る膨張阻害阻止手段を設けた、ことを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の本発明に係る自動車用乗
員保護装置の配設構造は、請求項1に記載の発明におい
て、天井材における幅方向の外端部の車室内側にピラー
ガーニッシュの上端部を重合させることで、前記合わせ
部が構成されており、さらに、当該上端部の車室外側と
なる面における当該外端部の端縁に沿う位置に、バッグ
膨張圧で当該上端部を車室内側へ変形させる弱化部を設
けることで、前記膨張阻害阻止手段を構成した、ことを
特徴としている。
【0010】請求項3に記載の本発明に係る自動車用乗
員保護装置の配設構造は、請求項1に記載の発明におい
て、天井材における幅方向の外端部とピラーガーニッシ
ュの上端部とが重合することなく当接することで、前記
合わせ部が構成されており、さらに、当該合わせ部と当
該合わせ部の車室外側に離間して配置されるボディーパ
ネルとの間の空間部に、バッグが当該合わせ部における
当該外端部の側に膨張するように当該バッグの膨張方向
を規制する規制手段を設けることで、前記膨張阻害阻止
手段を構成した、ことを特徴としている。
【0011】請求項4に記載の本発明に係る自動車用乗
員保護装置の配設構造は、請求項3に記載の発明におい
て、ピラーガーニッシュの上端部に設けられると共に空
間部を横切ってボディーパネル側へ延出されるガーニッ
シュ側延出部によって、前記規制手段を構成した、こと
を特徴としている。
【0012】請求項5に記載の本発明に係る自動車用乗
員保護装置の配設構造は、請求項3に記載の発明におい
て、ピラーガーニッシュの上端部とボディーパネルとの
間の空間部に設けられたエネルギー吸収部材によって、
前記規制手段を構成した、ことを特徴としている。
【0013】請求項6に記載の本発明に係る自動車用乗
員保護装置の配設構造は、請求項3に記載の発明におい
て、バッグを収容するケースに設けられると共にバッグ
の膨張圧が所定値以上になると展開してボディーパネル
に当接することで膨張方向規制面を形成する展開部によ
って、前記規制手段を構成した、ことを特徴としてい
る。
【0014】請求項7に記載の本発明に係る自動車用乗
員保護装置の配設構造は、請求項3に記載の発明におい
て、ボディーパネルに設けられると共に空間部を横切っ
てピラーガーニッシュの上端部側へ延出されるパネル側
延出部によって、前記規制手段を構成した、ことを特徴
としている。
【0015】請求項1記載の本発明によれば、側突時に
なると、インフレータからガスが噴出される。このた
め、フロントピラーとルーフサイドレールとに跨がって
折り畳み状態で格納されたバッグが、車室内におけるル
ーフサイドレール下方にカーテン状に膨張される。これ
により、車体側部と乗員頭部との間にバッグが介在さ
れ、当該乗員頭部が保護される。
【0016】ここで、本発明では、天井材とピラーガー
ニッシュの上端部との合わせ部付近に膨張阻害阻止手段
を設けたので、バッグがルーフサイドレール下方にカー
テン状に膨張する際に、ピラーガーニッシュの上端部に
よってバッグの適正な膨張が阻害されることはない。
【0017】請求項2記載の本発明では、天井材におけ
る幅方向の外端部の車室内側にピラーガーニッシュの上
端部を重合させることで、天井材とセンタピラーのピラ
ーガーニッシュの上端部との合わせ部が構成されてい
る。従って、本発明の構成を採らない場合には、バッグ
の膨張によって天井材の外端部が押し開かれる際に、当
該外端部がピラーガーニッシュの上端部に引っ掛かり、
バッグの適正な膨張が阻害される可能性もある。
【0018】しかし、本発明では、ピラーガーニッシュ
の上端部の車室外側となる面における天井材の外端部の
端縁に沿う位置に弱化部が設けられているので、バッグ
の膨張圧が天井材の外端部を介してピラーガーニッシュ
の上端部に作用すると、当該上端部は弱化部から変形し
て車室内側へ容易に開く。
【0019】請求項3記載の本発明では、天井材におけ
る幅方向の外端部とピラーガーニッシュの上端部とが重
合することなく当接することで、天井材とセンタピラー
のピラーガーニッシュの上端部との合わせ部が構成され
ている。従って、本発明の構成を採らない場合には、膨
張しようとするバッグがピラーガーニッシュの上端部に
引っ掛かり、バッグの適正な膨張が阻害される可能性も
ある。
【0020】しかし、本発明では、当該合わせ部と当該
合わせ部の車室外側に離間して配置されるボディーパネ
ルとの間の空間部に規制手段が設けられているので、バ
ッグは当該合わせ部における天井材の外端部の側に膨張
するようにバッグの膨張方向が規制される。従って、バ
ッグは合わせ部におけるピラーガーニッシュの上端部の
側には膨張せず、天井材の外端部が車室内側へ押し開か
れる。
【0021】請求項4記載の本発明によれば、ピラーガ
ーニッシュの上端部に設けられると共に空間部を横切っ
てボディーパネル側へ延出されるガーニッシュ側延出部
によって規制手段を構成したので、バッグの膨張方向は
ガーニッシュ側延出部によって規制される。このため、
バッグはガーニッシュ側延出部に沿って膨張し、合わせ
部における天井材の外端部の側に確実に膨張圧を作用さ
せる。
【0022】請求項5記載の本発明によれば、ピラーガ
ーニッシュの上端部とボディーパネルとの間の空間部に
設けられたエネルギー吸収部材によって規制手段を構成
したので、バッグの膨張方向はエネルギー吸収部材によ
って規制される。このため、バッグはエネルギー吸収部
材に沿って膨張し、合わせ部における天井材の外端部の
側に確実に膨張圧を作用させる。
【0023】請求項6記載の本発明では、バッグを収容
すると共にバッグの膨張圧が所定値以上になると展開す
る展開部を備えたケースを有している。そして、本発明
によれば、展開した展開部がボディーパネルに当接する
ことで膨張方向規制面が形成され、これにより規制手段
が構成される。このため、バッグは膨張方向規制面に沿
って膨張し、合わせ部における天井材の外端部の側に確
実に膨張圧を作用させる。
【0024】請求項7記載の本発明によれば、ボディー
パネルに設けられると共に空間部を横切ってピラーガー
ニッシュの上端部側へ延出されるパネル側延出部によっ
て規制手段を構成したので、バッグの膨張方向はパネル
側延出部によって規制される。このため、バッグはパネ
ル側延出部に沿って膨張し、合わせ部における天井材の
外端部の側に確実に膨張圧を作用させる。
【0025】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕以下、図1〜図3を用いて、第1実施
形態について説明する。なお、この第1実施形態が請求
項1及び請求項2に記載の本発明の一実施形態に相当す
る。
【0026】図2及び図3には、自動車用乗員保護装置
としてのエアバッグ装置10の概略構成が側面視で示さ
れている。この図に示されるように、エアバッグ装置1
0は、側突状態を検出するためのセンサ12と、作動す
ることによりガスを噴出する円柱状のインフレータ14
と、所定の折り畳み方で折り畳まれたバッグ16と、を
主要構成要素として構成されている。以下、これらの要
素についてこの順に簡単に説明した後、本実施形態の要
部について説明する。
【0027】センサ12は、センタピラー(Bピラー)
18の下端部付近に配設されており、所定値以上の側突
荷重が車体側部に作用した場合に側突状態を検出するよ
うになっている。
【0028】インフレータ14はフロントピラー(Aピ
ラー)20とインストルメントパネル22との接続部付
近に配設されており、前述したセンサ12と接続されて
いる。従って、センサ12が側突状態を検出すると、イ
ンフレータ14が作動するようになっている。なお、イ
ンフレータ14を前記接続部付近に配設すると、後述す
る如くインフレータ14にバッグ16の前端部16Aを
直結させることができるというメリットがあるが、車体
の他の部位に配設してチューブ等でバッグ16の前端部
16Aと連結する構成を採ってもよい。また、インフレ
ータ14としては、内部に封入されたガス発生剤が燃焼
することによりガスを発生するガス発生剤封入タイプ
や、内部に設けられた隔壁を破断させることにより高圧
ガスを噴出する高圧ガス封入タイプ等が適用可能であ
る。
【0029】バッグ16は、側面視で略平行四辺形状に
形成されている。このバッグ16の上下方向中間部には
縫合等によって構成され、かつ後述するバッグ16の前
端固定点と後端固定点とを結ぶテンションラインを横切
りバッグ上下方向を長手方向とする複数の非膨張部24
が所定の間隔で形成されている。また、バッグ16は、
所定の折り畳み方で折り畳まれて長尺状にされた上で樹
脂製のケース26(図1参照)内に収容されている。さ
らに、上述したバッグ16は、フロントピラー20とル
ーフサイドレール28とに跨がって配設されている。よ
り具体的には、バッグ16の前端部16Aはインフレー
タ14から噴出されたガスが流入されるようにインフレ
ータ配設位置に配置され、中間部16Bはフロントピラ
ー20及びルーフサイドレール28に沿って配置され、
後端部16Cはクォータピラー(Cピラー)30付近に
配置されている。従って、本実施形態では、従来技術で
用いられたものよりも、車両前後方向に長いバッグ16
が用いられている 次に、本実施形態の要部について説明する。図1には、
センタピラー18の内側に配設されるピラーガーニッシ
ュ32の上端部32Aとルーフヘッドライニング(成形
天井)34の外端部34Aとの合わせ部付近の縦断面構
造が拡大して示されている。この図に示されるように、
センタピラー18は、車室内側に配置されるピラーイン
ナパネル36と、車室外側に配置されるピラーアウタパ
ネル37と、ピラーインナパネル36とピラーアウタパ
ネル37との間に挟持状態で配置されるピラーリインフ
ォース38と、によって閉断面構造に構成されている。
このセンタピラー18のピラーインナパネル36の内側
には、樹脂製のピラーガーニッシュ32が取り付けられ
ている。なお、ピラーガーニッシュ32の裏面側には、
図示しないショルダアンカの高さ調整時にショルダアン
カと共にピラー高さ方向にスライドするスライド部材3
9が配設されている。
【0030】また、センタピラー18の上端部は図示し
ない閉断面構造のルーフレール部を介してルーフパネル
と結合されており、このルーフパネルの下方に基材40
及び表皮42から成るルーフヘッドライニング34が配
設されている。このルーフヘッドライニング34の外端
部34Aは車室外側へ鉤状に屈曲されており、この外端
部34Aの車室内側にピラーガーニッシュ32の上端部
32Aが係止されている。従って、ピラーガーニッシュ
32の上端部32Aは、ルーフヘッドライニング34の
外端部34Aに側面視で重合されている(図2参照)。
【0031】ここで、上述したピラーガーニッシュ32
の上端部32Aの裏面(車室外側となる面)の所定位置
には、V溝による弱化部44が形成されている。この弱
化部44は、ルーフヘッドライニング34の外端部34
Aの端縁に沿ってガーニッシュ幅方向(車両前後方向)
に形成されている。従って、ピラーガーニッシュ32の
上端部32Aにおける弱化部44の形成部位は、ガーニ
ッシュ一般部よりも剛性が低下されている。
【0032】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。車体側部に所定値以上の側突荷重が作用す
ると、側面衝突されたことがセンサ12によって検出さ
れる。このため、インフレータ14が作動して、所定量
のガスが噴出される。これにより、バッグ16が膨張し
始め、その際の膨張圧でケース26をその角部にて破断
させて展開させる。膨張したバッグ16は、フロントピ
ラー20のピラーガーニッシュ46及びルーフサイドレ
ール28に位置するルーフヘッドライニング34の外端
部を押し開きながら、ルーフサイドレール28の下方に
カーテン状に膨出される。これにより、バッグ16が車
体側部と乗員頭部との間に介在され、乗員頭部を保護す
る。
【0033】なお、バッグ16の膨張過程について補足
すると、本実施形態では前述した如くバッグ16の上下
方向中間部に複数の非膨張部24が形成されているた
め、インフレータ14から噴出されたガスはバッグ16
の前端部16Aから流入した後、最前端に位置された非
膨張部24によって上下に分流される。このため、バッ
グ16は、その外周部が枠状のフレームを形成するが如
く膨張し、続いて非膨張部24間にガスが流入し当該部
位をバッグ厚さ方向に膨張させる。これにより、非膨張
部24間に所定のテンションが作用し、最終的にはバッ
グ16は前端固定点と後端固定点とを結ぶテンションラ
インTに沿って大きな張力が作用した略平行四辺形状に
膨張する(図3参照)。
【0034】ここで、本実施形態では、ルーフヘッドラ
イニング34の外端部34Aの車室内側にピラーガーニ
ッシュ32の上端部32Aを重合させることで合わせ部
を構成し、更に当該上端部32Aの裏面における前記外
端部34Aの端縁に沿う位置にV溝による弱化部44を
形成したので、バッグ16の膨張圧でケース26の一対
の展開部26A、26Bが互いに離反する方向へ展開
し、これに伴ってルーフヘッドライニング34の外端部
34Aが車室内側へ押し開かれる際に、ピラーガーニッ
シュ32の上端部32Aが弱化部44を起点として車室
内側へ容易に屈曲される。従って、バッグ16の膨張
が、ピラーガーニッシュ32の上端部32Aによって阻
害されることはない。よって、本実施形態によれば、バ
ッグ16を適正にかつ迅速・確実に膨張させることがで
きる。
【0035】しかも、本実施形態によれば、ピラーガー
ニッシュ32の上端部32Aの裏面にV溝による弱化部
44を設けるだけなので、ピラーガーニッシュ32の成
形時に一体に形成することができる。従って、部品点数
が増加することもなく、構造の簡素化を図ることができ
る。
【0036】なお、本実施形態では、ピラーガーニッシ
ュ32の上端部32Aの裏面にV溝による弱化部44を
形成する構成を採ったが、これに限らず、樹脂密度を粗
密化させる等、種々の構成を採ることが可能である。 〔第2実施形態〕以下、図4及び図5を用いて、第2実
施形態について説明する。なお、この第2実施形態が請
求項1、請求項3、及び請求項4に記載の本発明の一実
施形態に相当する。また、前述した実施形態と同一構成
部分については、同一番号を付してその説明を省略す
る。
【0037】図4に示される実施形態では、ルーフヘッ
ドライニング50の外端部50Aが車室外側へ直角に屈
曲されており、この外端部50Aにピラーガーニッシュ
52の上端部52Aが重合することなく面一に当接され
ることで、ルーフヘッドライニング50とピラーガーニ
ッシュ52との合わせ部が構成されている。さらに、本
実施形態では、ピラーガーニッシュ52の上端部52A
に、L字状に屈曲された延出部52Bが一体に形成され
ている。この延出部52Bの基部52B1 はピラーイン
ナパネル36に面直角に配置されており、又延出部52
Bの先端部52B2 はバッグ16を収容するケース26
とピラーインナパネル36との間に挟持されている。こ
れにより、ピラーガーニッシュ52の上端部52Aとピ
ラーインナパネル36との間の空間部54が仕切られて
おり、その意味では延出部52Bは仕切り部材とも言え
る。
【0038】上記構成によれば、バッグ16の膨張圧で
ケース26の一対の展開部26A、26Bが互いに離反
する方向へ展開すると、これに伴い一方の展開部26A
によってルーフヘッドライニング50の外端部50Aが
車室内側へ押し開かれる。このとき、他方の展開部26
Bの展開角度が、ピラーガーニッシュ52に設けられた
延出部52Bの基部52B1 によって規制される。この
ため、バッグ16の膨張方向も規制されるので、合わせ
部におけるルーフヘッドライニング50の外端部50A
にのみバッグ16の膨張圧を作用させることができる。
従って、本実施形態においても、ピラーガーニッシュ5
2の上端部52Aがバッグ16の膨張を阻害することは
なく、バッグ16を適正にかつ迅速・確実に膨張させる
ことができる。
【0039】さらに、本実施形態では、前述した如く、
合わせ部におけるルーフヘッドライニング50の外端部
50Aにのみバッグ16の膨張圧を作用させることがで
きるので、より一層迅速にバッグ16を膨張させること
ができる また、前述した延出部52Bはピラーガーニッシュ52
の成形時に一体に形成することができるので、部品点数
が増加することもなく、構造の簡素化を図ることができ
る。
【0040】図5に示される実施形態では、図4に示さ
れるピラーガーニッシュ52の構成に加え、更に延出部
52Bの先端部52B2 に、L字状の係合部52Cが形
成されている。係合部52Cは、ピラーインナパネル3
6に形成された係合孔56に弾性的に係合されている。
従って、本実施形態においても、図4に示される構成と
同様の作用、効果が得られる。加えて、本実施形態によ
れば、係合部52Cが係合孔56に係合されることによ
って延出部52Bを確実に保持することができるので、
他方の展開部26Bから受ける荷重に対する支持強度を
高めることができる。 〔第3実施形態〕以下、図6を用いて、第3実施形態に
ついて説明する。なお、この第3実施形態が請求項1、
請求項3、及び請求項5に記載の本発明の一実施形態に
相当する。また、前述した実施形態と同一構成部分につ
いては、同一番号を付してその説明を省略する。
【0041】図6に示されるように、この実施形態にお
いても、車室外側へ直角に屈曲されたルーフヘッドライ
ニング50の外端部50Aに、同じく車室外側へ直角に
屈曲されたピラーガーニッシュ60の上端部60Aが重
合することなく面一に当接されることで、ルーフヘッド
ライニング50とピラーガーニッシュ60との合わせ部
が構成されている。さらに、本実施形態では、ピラーガ
ーニッシュ60の上端部60Aとピラーインナパネル3
6との間の空間部54に、発泡材から成るブロック状の
エネルギー吸収材62が配設されている。これにより、
ピラーガーニッシュ60の上端部60Aとピラーインナ
パネル36との間の空間部54が仕切られている。さら
に、このエネルギー吸収材62におけるバッグ16との
対向面62Aは、所定曲率半径の曲面に形成されてい
る。
【0042】上記構成によれば、バッグ16の膨張圧で
ケース26の一対の展開部26A、26Bが互いに離反
する方向へ展開すると、これに伴い一方の展開部26A
によってルーフヘッドライニング50の外端部50Aが
車室内側へ押し開かれる。このとき、本実施形態では、
他方の展開部26Bの展開角度が、エネルギー吸収材6
2の対向面62Aによって規制される。このため、バッ
グ16の膨張方向も規制されるので、合わせ部における
ルーフヘッドライニング50の外端部50Aにのみバッ
グ16の膨張圧を作用させることができる。従って、本
実施形態においても、前述した実施形態と同様に、バッ
グ16を適正にかつ迅速・確実に膨張させることができ
る。
【0043】さらに、本実施形態では、ピラーガーニッ
シュ60の上端部60Aとピラーインナパネル36との
間の空間部54に、発泡材から成るブロック状のエネル
ギー吸収材62を配設したので、低荷重側突時(即ち、
エアバッグ装置10が作動しない程度の側突荷重が作用
した時)における乗員頭部の二次衝突荷重を効果的に吸
収することができる。
【0044】なお、本実施形態では、エネルギー吸収材
62として発泡材を用いたが、これに限らず、樹脂リブ
等を用いる構成を採ってもよい。 〔第4実施形態〕以下、図7を用いて、第4実施形態に
ついて説明する。なお、この第4実施形態が請求項1、
請求項3、及び請求項6に記載の本発明の一実施形態に
相当する。また、前述した実施形態と同一構成部分につ
いては、同一番号を付してその説明を省略する。
【0045】図7に示される実施形態では、バッグ16
を収容するケース70の一対の展開部70A、70Bの
うち、下方側に配置された他方の展開部70Bを断面略
三角形状となるように厚肉化している点に特徴がある。
なお、合わせ部の構成は前述した第3実施形態と同様で
ある。
【0046】上記構成によれば、バッグ16の膨張圧で
ケース70の一対の展開部70A、70Bが互いに離反
する方向へ展開すると、これに伴い一方の展開部70A
によってルーフヘッドライニング50の外端部50Aが
車室内側へ押し開かれる。このとき、本実施形態では、
他方の展開部70Bが断面略三角形状に厚肉化されてい
るので、同図に二点鎖線で示される如く、展開部70B
の一方の面70B1 がピラーインナパネル36の車室内
側の面に当接する。このため、展開部70Bの他方の面
70B2 が所定の傾斜角度で配置されて膨張方向規制面
として機能する。従って、バッグ16の膨張方向が規制
されるので、合わせ部におけるルーフヘッドライニング
50の外端部50Aにのみバッグ16の膨張圧を作用さ
せることができる。従って、本実施形態においても、前
述した実施形態と同様に、バッグ16を適正にかつ迅速
・確実に膨張させることができる。
【0047】さらに、厚肉化された他方の展開部70B
は、ケース70の成形時に一体に形成することができる
ので、部品点数が増加することもなく、構造の簡素化を
図ることができる。 〔第5実施形態〕以下、図8を用いて、第5実施形態に
ついて説明する。なお、この第5実施形態が請求項1、
請求項3、及び請求項7に記載の本発明の一実施形態に
相当する。また、前述した実施形態と同一構成部分につ
いては、同一番号を付してその説明を省略する。
【0048】図8に示される実施形態では、ピラーイン
ナパネル80に、車室内側に凹みピラーガーニッシュ6
0の上端部60Aの裏面(車室外側の面)に当接する凹
部82を形成した点に特徴がある。換言すれば、ピラー
インナパネル80にはピラーガーニッシュ60の上端部
60Aの裏面側へ延出される凹部82が形成されてお
り、これによりピラーガーニッシュ60の上端部60A
とピラーインナパネル36との間の空間部54が仕切ら
れている。なお、合わせ部の構成は前述した第3実施形
態と同様である。
【0049】上記構成によれば、バッグ16の膨張圧で
ケース26の一対の展開部26A、26Bが互いに離反
する方向へ展開すると、これに伴い一方の展開部26A
によってルーフヘッドライニング50の外端部50Aが
車室内側へ押し開かれる。このとき、本実施形態では、
他方の展開部26Bの展開角度が、ピラーインナパネル
80に設けた凹部82におけるバッグ16との対向面8
2Aによって規制される。このため、バッグ16の膨張
方向も規制されるので、合わせ部におけるルーフヘッド
ライニング50の外端部50Aにのみバッグ16の膨張
圧を作用させることができる。従って、本実施形態にお
いても、前述した実施形態と同様に、バッグ16を適正
にかつ迅速・確実に膨張させることができる。
【0050】さらに、本実施形態では、ピラーインナパ
ネル80に凹部82を形成することによってバッグ16
の膨張方向を規制するので、高強度の規制手段を得るこ
とができ、その結果規制手段に対する信頼性を向上させ
ることができる。
【0051】なお、本実施形態では、ピラーインナパネ
ル80に一体形成される凹部82によって規制手段を構
成したが、これに限らず、凹部82に相当する板材を溶
接等により後付けする構成を採ってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明に係る自動車用乗員保護装置の配設構造は、天井材
とセンタピラーのピラーガーニッシュの上端部との合わ
せ部付近に、当該ピラーガーニッシュの上端部によって
バッグの適正な膨張が阻害されるのを阻止する膨張阻害
阻止手段を設けたので、迅速かつ確実にバッグを膨張さ
せることができるという優れた効果を有する。
【0053】請求項2記載の本発明に係る自動車用乗員
保護装置の配設構造は、請求項1に記載の発明におい
て、天井材における幅方向の外端部の車室内側にピラー
ガーニッシュの上端部を重合させることで、合わせ部が
構成されており、さらに、当該上端部の車室外側となる
面における当該外端部の端縁に沿う位置に、バッグ膨張
圧で当該上端部を車室内側へ変形させる弱化部を設ける
ことで、膨張阻害阻止手段を構成したので、バッグの膨
張が阻害されるのを防止して迅速かつ確実にバッグを膨
張させることができるのみならず、構造の簡素化を図る
ことができるという優れた効果を有する。
【0054】請求項3記載の本発明に係る自動車用乗員
保護装置の配設構造は、請求項1に記載の発明におい
て、天井材における幅方向の外端部とピラーガーニッシ
ュの上端部とが重合することなく当接することで、合わ
せ部が構成されており、さらに、当該合わせ部と当該合
わせ部の車室外側に離間して配置されるボディーパネル
との間の空間部に、バッグが当該合わせ部における当該
外端部の側に膨張するように当該バッグの膨張方向を規
制する規制手段を設けることで、膨張阻害阻止手段を構
成したので、バッグの膨張が阻害されるのを防止して迅
速かつ確実にバッグを膨張させることができるのみなら
ず、合わせ部における天井材の外端部の側にのみバッグ
の膨張圧を作用させることができ、その結果より一層迅
速にバッグを膨張させることができるという優れた効果
を有する。
【0055】請求項4記載の本発明に係る自動車用乗員
保護装置の配設構造は、請求項3に記載の発明におい
て、ピラーガーニッシュの上端部に設けられると共に空
間部を横切ってボディーパネル側へ延出されるガーニッ
シュ側延出部によって、規制手段を構成したので、請求
項3記載の発明の効果に加え、部品点数が増加せず構造
の簡素化を図ることができるという優れた効果を有す
る。
【0056】請求項5記載の本発明に係る自動車用乗員
保護装置の配設構造は、請求項3に記載の発明におい
て、ピラーガーニッシュの上端部とボディーパネルとの
間の空間部に設けられたエネルギー吸収部材によって、
規制手段を構成したので、請求項3記載の発明の効果に
加え、低荷重側突時における乗員頭部の二次衝突荷重を
エネルギー吸収部材によって吸収することができるとい
う優れた効果を有する。
【0057】請求項6記載の本発明に係る自動車用乗員
保護装置の配設構造は、請求項3に記載の発明におい
て、バッグを収容するケースに設けられると共にバッグ
の膨張圧が所定値以上になると展開してボディーパネル
に当接することで膨張方向規制面を形成する展開部によ
って、規制手段を構成したので、請求項3記載の発明の
効果に加え、部品点数が増加せず構造の簡素化を図るこ
とができるという優れた効果を有する。
【0058】請求項7記載の本発明に係る自動車用乗員
保護装置の配設構造は、請求項3に記載の発明におい
て、ボディーパネルに設けられると共に空間部を横切っ
てピラーガーニッシュの上端部側へ延出されるパネル側
延出部によって、規制手段を構成したので、請求項3記
載の発明の効果に加え、高強度の規制手段を得ることが
でき、その結果規制手段に対する信頼性を向上させるこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るエアバッグ装置の配設構造
を拡大して示す図2の1−1線断面図である。
【図2】第1実施形態に係るエアバッグ装置の配設部位
を側方から見て示す概略構成図である。
【図3】側突時にバッグが膨張した状態を示す図2に対
応する概略構成図である。
【図4】第2実施形態に係るエアバッグ装置の配設構造
の一例を拡大して示す図1に対応する断面図である。
【図5】第2実施形態に係るエアバッグ装置の配設構造
の別例を拡大して示す図1に対応する断面図である。
【図6】第3実施形態に係るエアバッグ装置の配設構造
を拡大して示す図1に対応する断面図である。
【図7】第4実施形態に係るエアバッグ装置の配設構造
を拡大して示す図1に対応する断面図である。
【図8】第5実施形態に係るエアバッグ装置の配設構造
を拡大して示す図1に対応する断面図である。
【図9】従来例に係る自動車用乗員保護装置を示す概略
構成図である。
【符号の説明】
10 エアバッグ装置(自動車用乗員保護装置) 14 インフレータ 16 バッグ 18 センタピラー 20 フロントピラー 28 ルーフサイドレール 32 ピラーガーニッシュ 32A 上端部 34 ルーフヘッドライニング(天井材) 34A 外端部 36 ピラーインナパネル(ボディーパネル) 44 弱化部(膨張阻害阻止手段) 50 ルーフヘッドライニング(天井材) 50A 外端部 52 ピラーガーニッシュ 52A 上端部 52B 延出部(規制手段、ガーニッシュ側延出部) 54 空間部 60 ピラーガーニッシュ 60A 上端部 62 エネルギー吸収材(規制手段) 70 ケース 70B 展開部(規制手段) 70B2 他方の面(膨張方向規制面) 80 ピラーインナ(ボディーパネル) 82 凹部(規制手段、パネル側延出部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 実 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 永井 裕 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 田嶌 博幸 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 小林 文武 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の所定部位に配置され、側突時にガ
    スを噴出するインフレータと、 フロントピラーとルーフサイドレールとに跨がって折り
    畳み状態で格納され、インフレータから供給されたガス
    によって車室内におけるルーフサイドレール下方にカー
    テン状に膨張されるバッグと、 を含んで構成される自動車用乗員保護装置の配設構造で
    あって、 天井材とセンタピラーのピラーガーニッシュの上端部と
    の合わせ部付近に、当該ピラーガーニッシュの上端部に
    よってバッグの適正な膨張が阻害されるのを阻止する膨
    張阻害阻止手段を設けた、 ことを特徴とする自動車用乗員保護装置の配設構造。
  2. 【請求項2】 天井材における幅方向の外端部の車室内
    側にピラーガーニッシュの上端部を重合させることで、
    前記合わせ部が構成されており、 さらに、当該上端部の車室外側となる面における当該外
    端部の端縁に沿う位置に、バッグ膨張圧で当該上端部を
    車室内側へ変形させる弱化部を設けることで、前記膨張
    阻害阻止手段を構成した、 ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用乗員保護装
    置の配設構造。
  3. 【請求項3】 天井材における幅方向の外端部とピラー
    ガーニッシュの上端部とが重合することなく当接するこ
    とで、前記合わせ部が構成されており、 さらに、当該合わせ部と当該合わせ部の車室外側に離間
    して配置されるボディーパネルとの間の空間部に、バッ
    グが当該合わせ部における当該外端部の側に膨張するよ
    うに当該バッグの膨張方向を規制する規制手段を設ける
    ことで、前記膨張阻害阻止手段を構成した、 ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用乗員保護装
    置の配設構造。
  4. 【請求項4】 ピラーガーニッシュの上端部に設けられ
    ると共に空間部を横切ってボディーパネル側へ延出され
    るガーニッシュ側延出部によって、前記規制手段を構成
    した、 ことを特徴とする請求項3に記載の自動車用乗員保護装
    置の配設構造。
  5. 【請求項5】 ピラーガーニッシュの上端部とボディー
    パネルとの間の空間部に設けられたエネルギー吸収部材
    によって、前記規制手段を構成した、 ことを特徴とする請求項3に記載の自動車用乗員保護装
    置の配設構造。
  6. 【請求項6】 バッグを収容するケースに設けられると
    共にバッグの膨張圧が所定値以上になると展開してボデ
    ィーパネルに当接することで膨張方向規制面を形成する
    展開部によって、前記規制手段を構成した、 ことを特徴とする請求項3に記載の自動車用乗員保護装
    置の配設構造。
  7. 【請求項7】 ボディーパネルに設けられると共に空間
    部を横切ってピラーガーニッシュの上端部側へ延出され
    るパネル側延出部によって、前記規制手段を構成した、 ことを特徴とする請求項3に記載の自動車用乗員保護装
    置の配設構造。
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