JP2003291771A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JP2003291771A
JP2003291771A JP2002099289A JP2002099289A JP2003291771A JP 2003291771 A JP2003291771 A JP 2003291771A JP 2002099289 A JP2002099289 A JP 2002099289A JP 2002099289 A JP2002099289 A JP 2002099289A JP 2003291771 A JP2003291771 A JP 2003291771A
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airbag
strap
air bag
deployed
tension
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JP2002099289A
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Norito Mochizuki
紀人 望月
Aki Yokoyama
亜紀 横山
Kazuyuki Inomata
和幸 猪股
Tadayuki Aoshima
唯之 青島
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の側方の窓部を覆うカーテンエアバッ
グについて、ストラップ22によりエアバッグに張力を与
えて安定して展開させる。 【解決手段】 車体3の側方の窓部8に沿って、上方か
ら下方にエアバッグ1を展開する。エアバッグ本体21の
前側の下端部の被支持部52と、フロントピラー11の支持
位置P1との間をストラップ22でつなぐ。エアバッグ本
体21をルーフサイド部5に折り畳んで収納した状態で、
ストラップ22はフロントピラー11に沿って収納する。エ
アバッグ1が展開すると、被支持部52は、初期位置P2
から展開位置P3まで移動する。展開完了状態S2におけ
る支持位置P1と展開位置P3との離間寸法L3は、収納
状態S1における支持位置P1と初期位置P2との離間寸
法L2とほぼ等しく配置する。ストラップ22は、エアバ
ッグ本体21の下部に結合し、展開完了状態S2におい
て、支持位置P1に向かい上方に傾斜するように配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
側方の窓部に沿って展開するエアバッグを備えたエアバ
ッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスを導入して膨張展開するエア
バッグを備えたエアバッグ装置について、自動車の側方
の窓部に沿って展開するいわゆるカーテンエアバッグが
知られている。そして、このようなカーテンエアバッグ
は、通常時は、自動車のルーフサイドレールに沿って細
長く折り畳んで収納され、側方からの衝撃を受けた際
に、内部にガスが導入され、窓部に沿って下方に膨張展
開するようになっている。さらに、このようなカーテン
エアバッグについて、前側の端部と車体のフロントピラ
ーとを連結し、展開時にカーテンエアバッグを支持して
張力を生じさせるテンションベルトと呼ばれる部材が用
いられている。
【0003】そして、このようなテンションベルトにつ
いて、例えば、特開2001−171464号公報に示
されるように、単にフロントピラーとエアバッグの前側
の下部とをテンションベルトで連結する構成が知られて
いる。この構成では、テンションベルトは、折り畳みや
すく延び難い素材で構成されるとされ、一端部がエアバ
ッグの前端部の下部に縫合により固定されるとともに、
他端部はフロントピラーの下部にボルトなどにて固定さ
れている。そして、このテンションベルトは、通常時は
フロントピラーに沿って収納され、他端部から見れば、
後側上方に向かって傾斜した状態になっているととも
に、エアバッグが展開した状態では、側面視で略水平の
状態になる。しかしながら、この構成では、エアバッグ
が下方に展開するに従い、テンションベルトは、いわば
一端部がエアバッグ側に移動するように回動するため、
張力を生じるには不利になる問題を有している。
【0004】また、このようなテンションベルトについ
て、エアバッグの前端部の下部に通孔を形成し、テンシ
ョンベルトはこの通孔を摺動可能に挿通させた状態で、
一端部をエアバッグの上部に縫合などして固定する構成
が知られている。しかしながら、この構成では、エアバ
ッグの展開時に、テンションベルトとエアバッグとが摺
動する抵抗が生じるとともに、構造が複雑になる問題を
有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のように、テ
ンションベルトでフロントピラーとエアバッグとを連結
する構成では、張力を確保しにくい問題を有している。
一方、テンションベルトが摺動する構成では、摺動によ
る抵抗が生じるとともに、構造が複雑になる問題を有し
ている。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、展開したエアバッグに張力を容易に確保できるエ
アバッグ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエアバッ
グ装置は、所定の収納位置に折り畳んで収納され、ガス
が導入されてこの収納位置から下方に膨張展開するエア
バッグと、このエアバッグに設けた被支持部と、この被
支持部より上方に位置する支持位置とを連結するストラ
ップとを具備したものである。
【0008】そして、この構成では、エアバッグの展開
の進行に従いストラップがエアバッグに張力を与え、エ
アバッグが展開した状態でこのエアバッグに十分な張力
を与えて安定して支持することが容易になる。
【0009】請求項2記載のエアバッグ装置は、請求項
1記載のエアバッグ装置において、エアバッグの被支持
部は、このエアバッグが展開した状態でこのエアバッグ
の上下方向の中央部より下方に位置するものである。
【0010】そして、この構成では、エアバッグの展開
の進行に従いストラップがエアバッグの下側部に張力を
与え、エアバッグが展開した状態でエアバッグの下側部
に十分な張力を与えてエアバッグを安定して支持するこ
とが容易になる。
【0011】請求項3記載のエアバッグ装置は、請求項
1または2記載のエアバッグ装置において、ストラップ
は、エアバッグの収納状態と、展開完了状態とにおい
て、二等辺三角形の斜辺に近似して配置されるものであ
る。
【0012】そして、この構成では、収納時において
は、弛みなく配置することが可能になり、他の部品への
干渉が抑制されるとともに、展開時においても弛みなく
エアバッグに効率良く張力が与えられる。
【0013】請求項4記載のエアバッグ装置は、請求項
1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置において、
所定の収納位置は、車体のルーフサイド部に設けられ、
支持位置は、車体のピラーに設けられたものである。
【0014】そして、この構成では、エアバッグは窓部
に沿った所定の位置に安定して展開した状態を確保さ
れ、側方からの衝撃に対して乗員を保護するエアバッグ
装置が容易に提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアバッグ装置の
一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】図1ないし図3において、1はエアバッグ
で、このエアバッグ1を備えたエアバッグ装置2は、車
両である自動車の車体3の車室のルーフサイド部5に配
置されている。そして、このエアバッグ1は、カーテン
エアバッグ、側突用エアバッグ、サイドエアバッグ、イ
ンフレータブルカーテン、あるいは頭部保護用エアバッ
グなどとも呼ばれるもので、側面衝突などの衝撃を受け
た際に、乗員Aの側方に面状に展開し、被保護物である
乗員Aを保護するようになっている。
【0017】また、この車体3は、車室内に乗員Aが着
座可能な前席及び後席を備え、これら前席及び後席に対
応して、それぞれ上部に開口可能な所定面を構成する窓
部(サイドウィンドウ)8を備えたドアが設けられてい
る。また、車室の両側には、前側から順に、ピラーとし
てのAピラーとも呼ばれるフロントピラー11、Bピラー
とも呼ばれるセンターピラー12、Cピラーとも呼ばれる
リアピラー13が設けられ、これらピラー11,12,13の上
側に、ルーフサイドレール14を介して天井パネル15が支
持されている。さらに、各ピラー11,12,13の車室側に
は、ピラーガーニッシュ16が取り付けられ、天井パネル
15からルーフサイドレール14にかかる部分の車室側に
は、軟質なすなわち変形可能な天井板であるヘッドライ
ニング17が取り付けられているとともに、各ドアの上部
が当接する位置には、これらドアが密着する図示しない
パッキング体が取り付けられている。また、図示しない
が、各座席には、シートベルトが設けられ、センターピ
ラー12には、これらシートベルトを支持する支持部が設
けられている。
【0018】そして、エアバッグ装置2は、前後の座席
の乗員Aを保護可能な、いわゆる前後席用エアバッグで
あり、ルーフサイドレール14とヘッドライニング17とな
どに囲まれたルーフサイド部5に細長く折り畳んで収納
されたエアバッグ1と、後席の乗員Aの車体3上方に収
納されこのエアバッグ1にガスを供給するインフレータ
と、折り畳んだエアバッグ1を覆って形状を保持する筒
状の被覆部材であるスリーブ19などを備え、ブラケット
20を介してルーフサイドレール14に取り付けられてい
る。
【0019】そして、エアバッグ1は、複数の基布を組
み合わせて扁平な袋状に形成されたエアバッグ本体21を
備えている。また、このエアバッグ本体21の前端部に
は、ストラップ22が取り付けられている。
【0020】そして、エアバッグ本体21は、車体側であ
る外側に配置される外側基布部24と、車室側に配置され
る内側基布部25とを重ね、接合部である所定の縫製部26
で縫い合わせ、ガスが流入して膨張展開する袋状の膨張
部27と、エアバッグ本体21の後端上部に位置して膨張部
27を外部に連通するガス導入口28と、ガスが流入せず膨
張展開しないシート状の非膨張部29となどが設けられて
いる。なお、本実施の形態では、外側基布部24と内側基
布部25とは、1枚の基布であるメインパネルを折り線30
で折って一体に形成されている。従って、中央下側に位
置する非膨張部29は、内側基布部25に孔部25aを形成し
て設けられている。
【0021】さらに、膨張部27は、中空部である気室で
あり、エアバッグ本体21の前後方向である長手方向の中
央部の上部に位置する連通部32と、この連通部32の前側
に連通する前席保護部(前席保護エリア)である第1の膨
張部としての前席膨張室33と、この連通部32の後側に連
通する後席保護部(後席保護エリア)である第2の膨張部
としての後席膨張室34とを備えている。
【0022】また、縫製部26は、膨張部27の外周を縫製
する外周連結部である外周縫製部36と、各膨張室33,34
の展開時の幅寸法を規制する規制部37とを備えている。
そして、この規制部37は、膨張部27の1カ所あるいは複
数カ所に位置し、外周縫製部36と一体あるいは別体に形
成されている。また、本実施の形態では、規制部37の端
末部には、円環状の保護部37aが形成されている。
【0023】さらに、外側基布部24と内側基布部25との
間には、必要に応じて、ガスを案内し、あるいは、展開
時の膨張部27の幅寸法を規制する手段として、インナパ
イプ、前側隔壁体、あるいは後側隔壁体などが縫合など
して取り付けられている。
【0024】また、エアバッグ本体21の上縁部には、ブ
ラケット20へ取り付けのための取付部である取付片51が
所定間隔で複数形成され、各取付片51には、それぞれビ
スなどの取付手段が取り付けられる通孔51aが形成され
ている。さらに、エアバッグ本体21の前端部には、折り
畳んだエアバッグ1を被覆部材に挿入する際に使用する
図示しない把手片が複数形成されている。
【0025】さらに、エアバッグ本体21の前端部の下端
部には、被支持部52が設定され、この被支持部52におい
て、ストラップ22の後端部である一端部が縫合などして
エアバッグ本体21に固着されている。また、このストラ
ップ22は、テンションストラップ、張力ストラップなど
とも呼ばれる紐状の基布で、このストラップ22の前端部
である他端部は、固着点である支持位置P1において、
車体3のフロントピラー11に固着されている。
【0026】そして、図2に示すように、収納状態S1
では、エアバッグ1のエアバッグ本体21は、適宜の折畳
方法で前後方向を長手方向として細長く折り畳まれた
上、スリーブ19を被せられてルーフサイド部5に収納さ
れている。また、このエアバッグ本体21に接続されたス
トラップ22は、ルーフサイド部5からフロントピラー11
に沿って収納されている。なお、エアバッグ本体21の折
畳方法は、種々の方法を採ることができるが、例えば、
下側部をロール状に折り畳んで集積部を形成するととも
に、上側部はこの集積部を両側から包むパラソル状の案
内部として折り畳むことができる。
【0027】そして、このエアバッグ装置2は、車体3
の側面衝突などの際には、図示しない制御装置によりイ
ンフレータが作動し、図3に示すように、このインフレ
ータから噴射されるガスがガス導入口28からエアバッグ
1に導入され、スリーブ19を破断しつつ膨張部27を膨張
させ、ヘッドライニング17などを変形させながらルーフ
サイド部5から下方に迅速に突出し、エアバッグ1が窓
部8に沿って下方に膨張展開し、図1に示すように、展
開完了状態S2となり、カーテン状に前後の窓部8を覆
い、前席及び後席の各乗員Aの頭部、胸部などを保護す
るように展開する。また、この状態で、ストラップ22が
エアバッグ本体21を前側に引っ張る状態になり、エアバ
ッグ1の位置を安定させる。
【0028】そして、この展開過程において、図1に示
すように、エアバッグ本体21とストラップ22とを結合し
た被支持部52は、初期位置P2から展開位置P3まで移動
する。さらに、展開完了状態S2における支持位置P1と
展開位置P3との離間寸法L3は、収納状態S1における
支持位置P1と初期位置P2との離間寸法L2とほぼ等し
く、すなわち、支持位置P1と初期位置P2と展開位置P
3との3点で、二等辺三角形が描かれるように配置され
ている。また、展開完了状態S2において、被支持部52
の展開位置P3は、支持位置P1より下側に位置し、すな
わち、ストラップ22は、エアバッグ本体21から離間する
につれて固着点である支持位置P1に向かい上方に傾斜
するようになっている。なお、ここで、展開完了状態S
2は、平面状にエアバッグ本体21を広げたフラットパタ
ーンとして示している。
【0029】このように、本実施の形態によれば、スト
ラップ22は、エアバッグ本体21の下部に結合され、展開
完了状態S2において、支持位置P1に向かい上方に傾斜
するように配置されているため、ストラップ22の長さを
短くすることが可能になり、エアバッグ1の展開時に、
エアバッグ本体21の下縁部に十分な張力を与え、エアバ
ッグ本体21の左右方向の揺動を抑制して、安定して支持
することができる。
【0030】さらに、本実施の形態では、ストラップ22
は、一端部と他端部との間の離間寸法が、収納状態S1
すなわちフロントピラー11に収納された状態(L2)と、
展開完了状態S2(L3)とで等しくなるように設定し(L2
=L3)、いわばストラップ22は、エアバッグ1の収納状
態S1と展開完了状態S2とにおいて、二等辺三角形の斜
辺に近似して配置される。すなわち、この二等辺三角形
の一方の斜辺が、収納状態S1のストラップ22の位置に
対応し、他方の斜辺が展開完了状態S2のストラップ22
の位置に対応する。そこで、収納状態S1においては、
弛みなく配置でき、他の周辺の部品への干渉やかみこみ
を抑制できるとともに、展開過程及び展開完了状態S2
においても、弛みなくエアバッグ1に効率良く張力を与
えることができ、収納時と展開時との性能を両立するこ
とができる。
【0031】なお、上記の実施の形態では、ストラップ
22を結合する被支持部52は、エアバッグ本体21の下端部
に形成したが、下端部に限られず、エアバッグ本体21の
下部であれば良い。すなわち、エアバッグ本体21の高さ
寸法をHとし、エアバッグ本体21の上端部と適宜の位置
に設けた被支持部52aとの離間寸法をC1とすると、C1
>H/2 の関係があれば、ストラップ22の長手寸法を
小さくしても張力が発生し、エアバッグ1の展開時の挙
動を安定させることができる。
【0032】また、上記の実施の形態では、エアバッグ
1は、前席膨張室33と後席膨張室34とを連通部32で接続
するとともに、後端部にガス導入口28を設けたが、この
構成に限られず、種々の形態をとることができる。
【0033】例えば、図4に示すように、エアバッグ本
体21の中央上部に位置して膨張部27を外部に連通するガ
ス導入口28を設けることもできる。そして、この実施の
形態のように、前席膨張室33と後席膨張室34との間の連
通部32にガスを導入することにより、前後方向の長手寸
法の大きいエアバッグ1についても、長手方向における
展開バランスの調整が容易になり、前後の窓部8をエア
バッグ1で安定して迅速に覆うことができる。
【0034】なお、この実施の形態では、エアバッグ1
の車体3への固定構造について、図4ないし図9に示す
ように、ブラケット20へ取り付けのための取付部である
取付片51について、外側基布部24と内側基布部25とから
それぞれ同形状の片部71を突設し、これら片部71につい
て折線72にて互いに反対方向に折り返した上、取付片51
の基端部近傍に沿った結合部としての縫線74で縫い合わ
せることにより、強固でかつ作業性の良好な取付片51を
構成できる。
【0035】すなわち、この構成では、取付片51が4枚
重ねられた状態で縫い合わせられるため、いずれか一方
の基布部からのみ延設した基布で構成した取付片に較
べ、強度を向上できる。また、別体の基布などで補強す
る構成に較べ、一体化により部品点数を削減し、製造コ
ストを低減できる。さらに、2枚の基布部を重ねた状態
で同じ方向に折り返す構成に較べて、基布部24,25を互
いに反対方向に折り返すことで、それぞれの基布部24,
25に形成した孔部の位置を容易に揃えて通孔51aを形成
することができ、すなわち、孔精度を向上して、強度を
向上できるとともに、作業性を向上できる。
【0036】さらに、この実施の形態では、取付片51に
は、円孔状の通孔51aに加え、この通孔51aの両側に位置
して、長孔状の取付孔76が対をなして形成されている。
そして、図5に示すように、この取付孔76を利用して、
各取付片51に取付体を構成する金属製などのブラケット
77及びプレート78を取り付けておくことにより、エアバ
ッグ1を車体3に容易に取り付けできるとともに、通孔
51aを補強できる。すなわち、ブラケット77は、ブラケ
ット基部77aと、このブラケット基部77aから上側に突設
されたブラケット取付片77bが形成されている。そし
て、ブラケット基部77aには、長手方向に沿ってブラケ
ット係止部77cが形成され、ブラケット取付片77bには、
円孔状の通孔77dと、この通孔77dの両側に位置する取付
部である係止爪77eが形成されている。一方、プレート7
8には、プレート基部78aと、このプレート基部78aの下
端部に形成されたプレート係止部78cと、プレート基部7
8aに形成された長孔状の通孔78dとが形成されている。
そこで、各取付片51を挟み込むようにしてブラケット77
及びプレート78を配置し、係止爪77eを取付孔76に挿通
させ、下方に屈曲してプレート基部78aに押し当てる。
この状態で、ブラケット係止部77cとプレート係止部78c
とが取付片51を屈曲した状態で挟み込み、強固に固定さ
れるとともに、通孔77d,78dにより、取付片51の通孔51
aを補強できる。
【0037】また、取付片51を構成する片部71は、図9
に示すように、折線72に沿って互いに離反する方向に折
り返すほか、図10に示すように、折線72に沿って互い
に接近する方向に折り返しても、同様の効果を奏するこ
とができる。
【0038】なお、これら図4ないし図10に示す固定
構造は、図4に示すように、ストラップ22の端部にも適
用できる。
【0039】また、本発明のエアバッグは、上側から下
側に向かって展開して自動車の側方の窓部を覆う構成に
限られず、所定面に沿って面状に膨張展開する必要があ
る適宜のエアバッグ装置に適用することができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載のエアバッグ装置によれ
ば、エアバッグの展開の進行に従いストラップがエアバ
ッグに張力を与え、エアバッグが展開した状態でこのエ
アバッグに十分な張力を与えて容易に安定して支持でき
る。
【0041】請求項2記載のエアバッグ装置によれば、
請求項1記載の効果に加え、エアバッグの展開の進行に
従いストラップがエアバッグの下側部に張力を与え、エ
アバッグが展開した状態でエアバッグの下側部に十分な
張力を与えてエアバッグを容易に安定して支持できる。
【0042】請求項3記載のエアバッグ装置によれば、
請求項1または2記載の効果に加え、収納時において
は、弛みなく配置でき、他の部品への干渉を抑制できる
とともに、展開時においても弛みなくエアバッグに効率
良く張力を与えることができる。
【0043】請求項4記載のエアバッグ装置によれば、
請求項1ないし3いずれか一記載の効果に加え、エアバ
ッグは窓部に沿った所定の位置に安定して展開した状態
を確保でき、側方からの衝撃に対して乗員を保護するエ
アバッグ装置を容易に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を示す
車体に取り付け展開した状態の説明図である。
【図2】同上エアバッグ装置の車体に取り付け収納した
状態の説明図である。
【図3】同上エアバッグ装置の車体に取り付け展開した
状態の説明図である。
【図4】本発明のエアバッグ装置の他の実施の形態を示
す展開した状態の説明図である。
【図5】同上エアバッグ装置の一部の分解斜視図であ
る。
【図6】同上エアバッグ装置のエアバッグを構成する基
布を展開した状態の平面図である。
【図7】同上エアバッグ装置のエアバッグの図6のII部
の平面図である。
【図8】同上エアバッグ装置のエアバッグの図4のI部
の平面図である。
【図9】同上エアバッグ装置のエアバッグの図8のIII
−III断面図である。
【図10】同上エアバッグ装置のさらに他の実施の形態
を示すエアバッグの図8のIII−III相当位置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 エアバッグ 2 エアバッグ装置 3 車体 5 ルーフサイド部 11 ピラーとしてのフロントピラー 22 ストラップ 52 被支持部 P1 支持位置 S1 収納状態 S2 展開完了状態
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪股 和幸 静岡県富士市青島町218番地 日本プラス ト株式会社内 (72)発明者 青島 唯之 静岡県富士市青島町218番地 日本プラス ト株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA02 AA03 AA04 AA06 AA07 AA18 BB21 BB30 CC04 CC11 CC34 CC42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の収納位置に折り畳んで収納され、
    ガスが導入されてこの収納位置から下方に膨張展開する
    エアバッグと、 このエアバッグに設けた被支持部と、この被支持部より
    上方に位置する支持位置とを連結するストラップとを具
    備したことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 エアバッグの被支持部は、このエアバッ
    グが展開した状態でこのエアバッグの上下方向の中央部
    より下方に位置することを特徴とする請求項1記載のエ
    アバッグ装置。
  3. 【請求項3】 ストラップは、エアバッグの収納状態
    と、展開完了状態とにおいて、二等辺三角形の斜辺に近
    似して配置されることを特徴とする請求項1または2記
    載のエアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 所定の収納位置は、車体のルーフサイド
    部に設けられ、支持位置は、車体のピラーに設けられた
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のエ
    アバッグ装置。
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Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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