JP2000033847A - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

頭部保護エアバッグ装置

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JP2000033847A
JP2000033847A JP10203815A JP20381598A JP2000033847A JP 2000033847 A JP2000033847 A JP 2000033847A JP 10203815 A JP10203815 A JP 10203815A JP 20381598 A JP20381598 A JP 20381598A JP 2000033847 A JP2000033847 A JP 2000033847A
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JP
Japan
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airbag
pillar
side rail
roof side
head
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JP10203815A
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English (en)
Inventor
Shuichi Ishimoto
修一 石本
Mitsuyoshi Ono
光由 大野
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグ袋体またはインフレータの大型化
を抑え且つ、より高い乗員頭部の車外移動抑制効果を得
る。 【解決手段】 エアバッグ袋体16のテンションライン
をエアバッグ袋体16の前端部の固定部16Bとルーフ
サイドレール56の中間部における固定部16Bとを結
ぶ第1テンションラインT1と、エアバッグ袋体16の
後端部の固定部16Bとルーフサイドレール56の中間
部における固定部16Bとを結ぶ第2テンションライン
T2と、の2本にしたため、第1テンションラインT1
及び第2テンションラインT2がそれぞれ短くなる分、
容易に各テンションラインT1、T2上のテンションを
上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体側部への所定
の高荷重作用時にインフレータからガスを噴出させ、こ
のガスによってピラー部からルーフサイドレール部に沿
ってエアバッグ袋体をカーテン状に膨張させる頭部保護
エアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車体側部への所定の高荷重作用時におけ
る前席に着座した乗員の頭部の保護性能を向上させるべ
く、フロントピラー部からルーフサイドレール部に跨が
って折り畳み状態で格納されたエアバッグ袋体を、サイ
ドウインドガラスに沿ってカーテン状に膨張させる乗員
保護装置が既に提案されている。以下、この種の乗員保
護装置を開示したWO 96/26087号公報に示さ
れる構成について説明する。
【0003】図17に示される如く、この乗員保護装置
100は、フロントピラー部102からルーフサイドレ
ール部104に跨がって配設された長尺状のダクト10
6と、このダクト106内に折り畳み状態で格納される
と共に前端固定点108及び後端固定点110にて車体
側に固定されたエアバッグ袋体112と、ホース114
を介してダクト106の後端部と接続されると共に車体
側部への所定の高荷重作用時にガスを噴出するインフレ
ータ116と、一端部が車体側に固定されると共に他端
部がエアバッグ袋体112の後端部に固定された帯状の
ストラップ118と、を主要構成要素として構成されて
いる。さらに、エアバッグ袋体112は、各々略円筒状
に形成されかつ略車両上下方向を長手方向として配置さ
れた複数のセル120を連接させることにより構成され
ている。
【0004】上記構成によれば、車体側部への所定の高
荷重作用時になると、インフレータ116からガスが噴
出される。このため、噴出されたガスは、ホース114
及びダクト106を介して折り畳み状態のエアバッグ袋
体112の各セル120内へ流入される。その結果、各
セル120が略車両上下方向を長手方向として略円筒状
に膨張し、これによりエアバッグ袋体112がウインド
ガラス122に沿ってカーテン状に膨張される。さら
に、エアバッグ袋体112の後端部はストラップ118
を介して車体側に連結されているため、エアバッグ袋体
112の後端側は確実にセンタピラー部124の上部内
側に配置されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような頭部保護エアバッグ装置において、より高い乗
員頭部の車外移動抑制効果を得るためには、エアバッグ
袋体をより下方まで展開させるか、またはエアバッグ袋
体の内圧を上げてテンションを上げることが考えられる
が、このような対策には、エアバッグ袋体またはインフ
レータの大型化による格納性の低下、コストの上昇等が
伴う。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、エアバッグ袋
体またはインフレータの大型化を抑え且つ、より高い乗
員頭部の車外移動抑制効果を得ることができる頭部保護
エアバッグ装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、略上下方向に延びる複数の筒状膨張室と、インフレ
ータからのガスを各膨張室に供給するガス供給通路とを
備えたカーテン状のエアバッグ袋体を、その前端部の固
定点をフロントピラーの上下方向中間部付近に、その後
端部の固定点をクォータピラーの上下方向中間部付近に
設定すると共に、フロントピラー、ルーフサイドレー
ル、クォータピラーに跨がって格納してなる頭部保護エ
アバッグ装置であって、前記エアバッグ袋体のテンショ
ンラインを前記前端部の固定点とルーフサイドレールの
中間部とを結ぶ第1テンションラインと、前記後端部の
固定点とルーフサイドレールの中間部とを結ぶ第2テン
ションラインと、の2本にしたことを特徴としている。
【0008】従って、エアバッグ袋体展開時にエアバッ
グ袋体のテンションラインを前端部の固定点とルーフサ
イドレールの中間部とを結ぶ第1テンションラインと、
後端部の固定点とルーフサイドレールの中間部とを結ぶ
第2テンションラインと、の2本にしたため、各テンシ
ョンラインを短く設定できる。このため、エアバッグ袋
体またはインフレータを大型化することなくエアバッグ
袋体のテンションを上げることができ、より高い乗員頭
部の車外移動抑制効果を得ることができる。
【0009】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
頭部保護エアバッグ装置において、前記エアバッグ袋体
の前後方向中央下部には前後方向に延びる一本のベルト
が設けられており、該ベルトの略前後方向中央部をルー
フサイドレールの中間部に固定したことを特徴としてい
る。
【0010】従って、請求項1記載の内容に加えて、エ
アバッグ袋体の製造及び組付けが容易である。
【0011】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
頭部保護エアバッグ装置において、前記エアバッグ袋体
の前後方向中央下部には前方及び後方へ向かって延びる
二本のベルトが設けられており、これらの二本のベルト
が互いに交差し、それらの各先端部をルーフサイドレー
ルの中間部の異なる点にそれぞれ固定したことを特徴と
している。
【0012】従って、請求項1記載の内容に加えて、各
テンションラインを更に下方に配設することができると
共に、二本のベルトの交差部においても乗員の頭部保護
効果が得られるため、更に高い乗員頭部の車外移動抑制
効果を得ることができる。
【0013】請求項4記載の本発明は、請求項2または
請求項3記載の頭部保護エアバッグ装置において、前記
エアバッグ袋体が前後に二分割され、インフレータがフ
ロントピラーとクォータピラーにそれぞれ配設されたこ
とを特徴としている。
【0014】従って、請求項2または請求項3記載の内
容に加えて、前側のエアバッグ袋体と後側のエアバッグ
袋体とを個別に設けたインフレータによって最適な展開
形状に迅速に展開させることができるため、更に高い乗
員頭部の車外移動抑制効果を得ることができる。
【0015】請求項5記載の本発明は、略上下方向に延
びる複数の筒状膨張室と、インフレータからのガスを各
膨張室に供給するガス供給通路とを備えたカーテン状の
エアバッグ袋体を、その前端部の固定点をフロントピラ
ーの上下方向中間部付近に、その後端部の固定点をセン
タピラー後方のルーフサイドレールに固定されると共
に、フロントピラーからルーフサイドレールに跨がって
格納された前席用エアバッグ袋体と、後席の車幅方向外
側に配設され少なくとも後席着座乗員の頭部側部領域に
展開する後席用エアバッグ袋体と、で構成し、これらの
前席用エアバッグ袋体と後席用エアバッグ袋体とが略隙
間無く展開することを特徴としている。
【0016】従って、エアバッグ袋体展開時に、前席用
エアバッグ袋体のテンションラインを、前後席一体のエ
アバッグ袋体のテンションラインと比べ短く設定でき
る。また、後席着座乗員の頭部は後席用エアバッグ袋体
で保護できる。このため、エアバッグ袋体またはインフ
レータを大型化することなくエアバッグ袋体のテンショ
ンを上げることができ、より高い乗員頭部の車外移動抑
制効果を得ることができる。
【0017】請求項6記載の本発明は、請求項5記載の
頭部保護エアバッグ装置において、展開完了時に前記前
席用エアバッグ袋体と後席用エアバッグ袋体とが側面視
において重複することを特徴としている。
【0018】従って、請求項5記載の内容に加えて、エ
アバッグ袋体が車幅方向外側へ押圧された際に、前席用
エアバッグ袋体と後席用エアバッグ袋体とが互いに干渉
することで、より高い乗員頭部の車外移動抑制効果を得
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の頭部保護エアバッグ装置
の第1実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0020】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0021】図3に示される如く、頭部保護エアバッグ
装置10は、側突状態を検出するためのセンサ12と、
作動することによりガスを噴出する円柱状のインフレー
タ14と、所定の折り畳み方で折り畳まれたエアバッグ
袋体16と、を主要構成要素として構成されている。セ
ンサ12は、センタピラー(Bピラー)18の下端部付
近に配設されており、所定値以上の側突荷重が車体側部
に作用した場合に側突状態を検出するようになってい
る。
【0022】インフレータ14はフロントピラー(Aピ
ラー)20の上下方向中間部付近、即ちインストルメン
トパネル22との接続部下方に配設されており、前述し
たセンサ12と接続されている。従って、センサ12が
側突状態を検出すると、インフレータ14が作動するよ
うになっている。
【0023】図2に示される如く、エアバッグ袋体16
は、基布17を下端で二つ折りにして、その周囲を接
着、縫合等によって結合して形成されており、基布17
の外面全面に、気密性の高い樹脂、例えばシリコン系樹
脂に、ナイロンや炭素等から成る微細な繊維を混入し、
引っ張り強度を上げたコーティング材が塗布されてい
る。
【0024】図1に示される如く、エアバッグ袋体16
は展開状態でカーテン状となっており、フロントサイド
ウインドガラス28の後部における上部及び中央部と、
センタピラー18の上部と、リヤサイドウインドガラス
30の後部における上部及び中央部を覆っている。ま
た、エアバッグ袋体16には、側面視で前席着座乗員3
4の頭部34Aの側方と、センタピラー18の上部の側
方と、後席着座乗員36の頭部36Aの側方に、それぞ
れ膨張室40、41、42、43、44、45、46、
47、48、49が形成されている。これらの膨張室4
0、41、42、43、44、45、46、47、4
8、49は、略上下方向に延びる筒状となっている。各
膨張室はガス供給通路52に連結されており、エアバッ
グ袋体16の前端部に形成されたガス供給通路52の開
口端部52Aにインフレータ14から延びるパイプ14
Aが連結されている。
【0025】ガス供給通路52はエアバッグ袋体16の
上側周縁部16Aに沿って形成されている。また、エア
バッグ袋体16の上側周縁部16Aには、前後方向に所
定の間隔で、固定部16Bが突出形成されており、エア
バッグ袋体16は、これらの固定部16Bにおいて、フ
ロントピラー20、ルーフサイドレール56、クォータ
ピラー(Cピラー)58に固定されている。
【0026】前席着座乗員34の頭部34Aの側方に配
設された膨張室40、41、42、のうち、最前部の膨
張室40の下端部とエアバッグ袋体16の最前部の固定
部16Bとの間は、前ストラップ16Cによって連結さ
れている。また、後席着座乗員36の頭部36Aの側方
に配設された膨張室46、47、48、49のうち、最
後部の膨張室49の下端部とエアバッグ袋体16の最後
部の固定部16Bとの間は、後ストラップ16Dによっ
て連結されている。
【0027】センタピラー18の側方に配設された膨張
室43、44、45、のうち、最後部の膨張室45の下
端部と、ルーフサイドレール56の中間部、即ち、膨張
室45と膨張室46との略中央に位置する固定部16B
との間は第1テンションライン用ストラップ16Eによ
って連結されている。このため、エアバッグ袋体16の
前部には、エアバッグ袋体16の最前部の固定部16B
と、ルーフサイドレール56の膨張室45と膨張室46
との略中央に位置する固定部16Bとを結ぶ第1テンシ
ョンラインT1が形成されている。
【0028】後席着座乗員36の頭部36Aの側方に配
設された膨張室46、47、48、49のうち、最前部
の膨張室46の下端部と、ルーフサイドレール56の中
間部、第1実施形態では第1テンションライン用ストラ
ップ16Eと同じ固定部16Bとの間は第2テンション
ライン用ストラップ16Fによって連結されている。こ
のため、エアバッグ袋体16の後部には、エアバッグ袋
体16の最後部の固定部16Bと、ルーフサイドレール
56の膨張室45と膨張室46との略中央に位置する固
定部16Bとを結ぶ第2テンションラインT2が形成さ
れている。
【0029】図2に示される如く、折り畳み車体に固定
する前のエアバッグ袋体16においては、エアバッグ袋
体16の前後方向中央下部に、前後方向に延びる一本の
ベルト16Gが一体的に設けられており、このベルト1
6Gの前部が第1テンションライン用ストラップ16E
に、ベルト16Gの後部が第2テンションライン用スト
ラップ16Fとなっている。また、ベルト16Gの中央
部には固定孔16Hが穿設されており、この固定孔16
Hを、ルーフサイドレール56の中間部における固定部
16Bに共締めするようになっている。
【0030】また、前ストラップ16Cの前端部には、
固定孔16Jが穿設されており、この固定孔16Jを、
エアバッグ袋体16の最前部の固定部16Bに共締めす
るようになっている。
【0031】さらに、後ストラップ16Dの後端部に
は、固定孔16Kが穿設されており、この固定孔16K
を、エアバッグ袋体16の最後部の固定部16Bに共締
めするようになっている。
【0032】図4に示される如く、エアバッグ袋体16
は、所定の折り畳み方で折り畳まれて長尺状にされた上
で樹脂製のケース60内に収容されている。また、フロ
ントピラー20に位置するケース60は、フロントピラ
ーガーニッシュ62で覆われており、エアバッグ袋体展
開時には、エアバッグ袋体16が、ケース60とフロン
トピラーガーニッシュ62を押し開いて車室内に展開す
るようになっている。なお、図4において符号64はフ
ロントガラスを、符号66はフロントサイドドアを示し
ている。
【0033】また、図5に示される如く、ルーフサイド
レール56に位置するケース60は、ルーフヘッドライ
ニング68で覆われており、エアバッグ袋体展開時に
は、エアバッグ袋体16が、ケース60とルーフヘッド
ライニング68を押し開いて車室内に展開するようにな
っている。なお、図5において符号70はルーフパネル
を示している。
【0034】さらに、図6に示される如く、クォータピ
ラー58に位置するケース60は、ルーフサイドインナ
ガーニッシュ72で覆われており、エアバッグ袋体展開
時には、エアバッグ袋体16が、ケース60とルーフサ
イドインナガーニッシュ72を押し開いて車室内に展開
するようになっている。なお、図6において符号74は
リヤガラスを、符号76はリヤサイドドアを示してい
る。
【0035】即ち、エアバッグ袋体16の前端部はイン
フレータ14から噴出されたガスが流入されるようにイ
ンフレータ配設位置に配置され、中間部はフロントピラ
ー20及びルーフサイドレール56に沿って配置され、
後端部はクォータピラー58に配置されている。
【0036】次に、第1実施形態の作用を説明する。
【0037】第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置で
は、センサ12が側突状態を検出すると、インフレータ
14が作動し、エアバッグ袋体16が膨張して、乗員3
4、36の頭部34A、36Aと車室内側部との間に展
開膨張する。即ち、インフレータ14から発生したガス
が、ガス供給通路52を通って膨張室40、41、4
2、43、44、45、46、47、48、49に送り
込まれ、膨張室40、41、42、43、44、45、
46、47、48、49が展開膨張する。
【0038】この時、第1実施形態では、エアバッグ袋
体16のテンションラインをエアバッグ袋体16の前端
部の固定部16Bとルーフサイドレール56の中間部に
おける固定部16Bとを結ぶ第1テンションラインT1
と、エアバッグ袋体16の後端部の固定部16Bとルー
フサイドレール56の中間部における固定部16Bとを
結ぶ第2テンションラインT2と、の2本にしたため、
エアバッグ袋体16の前端部の固定部16Bとエアバッ
グ袋体16の後端部の固定部16Bとを一本のテンショ
ンラインで結ぶ場合に比べ、第1テンションラインT1
及び第2テンションラインT2がそれぞれ短くなる分、
容易に各テンションラインT1、T2上のテンションを
上げることができる。従って、エアバッグ袋体16また
はインフレータ14を大型化することなくエアバッグ袋
体16のテンションを上げることができ、より高い乗員
頭部の車外移動抑制効果を得ることができる。
【0039】また、第1実施形態では、図2に示される
如く、エアバッグ袋体16の前後方向中央下部に設けた
前後方向に延びる一本のベルト16Gの前部が第1テン
ションライン用ストラップ16Eに、ベルト16Gの後
部が第2テンションライン用ストラップ16Fになって
おり、ベルト16Gの中央部に穿設された固定孔16H
を、ルーフサイドレール56の中間部における固定部1
6Bに共締めするため、エアバッグ袋体16の製造及び
組付けが容易である。
【0040】また、第1実施形態の頭部保護エアバッグ
装置では、膨張室43、44、45がセンタピラー18
と対応する領域に展開するため、センタピラー18でエ
アバッグ袋体16の反力を取り易くなり乗員の頭部を拘
束する上で有利になる。
【0041】なお、第1実施形態の頭部保護エアバッグ
装置では、図2に示される如く、エアバッグ袋体16の
前端部に形成されたガス供給通路52の開口端部52A
にインフレータを連結する構成としたが、これに代え
て、図7に示される如く、前側の膨張室40、41、4
2、43、44、45は前方のガス供給通路78から、
このガス供給通路78の前端部に形成された開口端部7
8Aを経て、フロントピラーに設けたインフレータに接
続され、後側の膨張室46、47、48、49は後方の
ガス供給通路80から、このガス供給通路80の後端部
に形成された開口端部80Aを経て、クォータピラーに
設けたインフレータに接続される構成としても良い。こ
の場合には、前側の膨張室40、41、42、43、4
4、45と後側の膨張室46、47、48、49とを個
別に設けた2つのインフレータによって最適な展開形状
に迅速に展開させることができるため、更に高い乗員頭
部の車外移動抑制効果を得ることができる。また、図7
において、ガス供給通路78とガス供給通路80とを連
通させても良い。
【0042】また、図2に示される如く、エアバッグ袋
体16のベルト16Gの形状は、直線形状に限定され
ず、予め、取付状態と同じ逆V字状に形成しても良い。
【0043】次に、本発明の頭部保護エアバッグ装置の
第2実施形態を図8及び図9に従って説明する。
【0044】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0045】図9に示される如く、第2実施形態では、
折り畳み車体に固定する前のエアバッグ袋体16におい
て、エアバッグ袋体16の前後方向中央下部に、後側の
膨張室のうち最前部の膨張室46の下端部から前方へ向
かって延びる第2テンションライン用ベルト16Lと、
前側の膨張室のうち最後部の膨張室45の下端部から後
方へ向かって延びる第1テンションライン用ベルト16
Mとの二本のベルトが設けられている。
【0046】図8に示される如く、これらの第1テンシ
ョンライン用ベルト16Mと第2テンションライン用ベ
ルト16Lとは互いに交差し、第1テンションライン用
ベルト16Mの後端部に穿設された固定孔16Nをルー
フサイドレール56の中間部の後方側の部位56A(膨
張室46の上方の部位)に固定部16Bと共締めし、第
2テンションライン用ベルト16Lの前端部に穿設され
た固定孔16Pをルーフサイドレール56の中間部の前
方側の部位56B(膨張室45の上方の部位)に固定部
16Bと共締めている。
【0047】次に、第2実施形態の作用を説明する。
【0048】第2実施形態の頭部保護エアバッグ装置で
は、第1テンションライン用ベルト16Mの後端部に穿
設された固定孔16Nをルーフサイドレール56の中間
部の後方側の部位56Aに固定部16Bと共締めし、第
2テンションライン用ベルト16Lの前端部に穿設され
た固定孔16Pをルーフサイドレール56の中間部の前
方側の部位56Bに固定部16Bと共締めているため、
図1に比べて、各テンションラインT1、T2の傾斜角
度が小さくなり、乗員34、36の各頭部34A、36
Aと重複する部位において、各テンションラインT1、
T2を下方に配設することができると共に、第1テンシ
ョンライン用ベルト16Mと第2テンションライン用ベ
ルト16Lとの交差部においても後席着座乗員36の頭
部保護効果が得られるため、更に高い乗員頭部の車外移
動抑制効果を得ることができる。
【0049】なお、第2実施形態の頭部保護エアバッグ
装置では、図9に示される如く、エアバッグ袋体16の
前端部に形成されたガス供給通路52の開口端部52A
にインフレータを連結する構成としたが、これに代え
て、図10に示される如く、前側の膨張室40、41、
42、43、44、45は前方のガス供給通路78か
ら、このガス供給通路78の前端部に形成された開口端
部78Aを経て、フロントピラーに設けたインフレータ
に接続され、後側の膨張室46、47、48、49は後
方のガス供給通路80から、このガス供給通路80の後
端部に形成された開口端部80Aを経て、クォータピラ
ーに設けたインフレータに接続される構成としても良
い。この場合には、前側の膨張室40、41、42、4
3、44、45と後側の膨張室46、47、48、49
とを個別に設けた2つのインフレータによって最適な展
開形状に迅速に展開させることができるため、更に高い
乗員頭部の車外移動抑制効果を得ることができる。ま
た、図10において、ガス供給通路78とガス供給通路
80とを連通させても良い。
【0050】また、図9に示される如く、エアバッグ袋
体16の第2テンションライン用ベルト16Lと第1テ
ンションライン用ベルト16Mの形状は、直線形状に限
定されず、予め、取付状態と同じX字状に形成しても良
い。
【0051】次に、本発明の頭部保護エアバッグ装置の
第3実施形態を図11〜図14に従って説明する。
【0052】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0053】図11に示される如く、第3実施形態で
は、前席用エアバッグ袋体16が、それぞれ独立した前
席用エアバッグ袋体82と後席用エアバッグ袋体84と
に2分割されている。前席用エアバッグ袋体82におい
ては、エアバッグ袋体82の前端部の固定部82Aがフ
ロントピラー20のインストルメントパネル22との接
続部付近に固定されており、後端上部の固定部82Aが
センタピラー18後方のルーフサイドレール56の部位
56Cに固定されている。
【0054】また、後席用エアバッグ袋体84は、側面
視において後席着座乗員36の頭部36Aと胸部36B
との側方に展開する形状とされており、展開状態におい
て、前端上部の縁部84Aと前席用エアバッグ袋体82
の後端縁部82Cとが略隙間無く対向するようになって
いる。
【0055】図12に示される如く、後席用エアバッグ
袋体84は一枚の基布85を後端で二つ折りにして、そ
の周囲を接着、縫合等によって結合して形成されてお
り、展開膨張時の形状を整えるため重ねられた基布85
同志の所定に位置をテザー87によって連結している。
【0056】図11に示される如く、このテザー87の
配設位置は、略上下方向に沿って平行に配設されてお
り、これにより後席用エアバッグ袋体84は折り畳み易
くなっている。
【0057】図13に示される如く、後席用エアバッグ
袋体84はリヤシート86の側部に配設されたエアバッ
グケース88内に折り畳んだ状態で収納されている。
【0058】図14に示される如く、エアバッグケース
88は略上下方向に沿って配設されており、水平断面形
状は、開口部を前方へ向けたU字状となっている。エア
バッグケース88の底部88Aには、筒状のインフレー
タ90が略上下方向に沿って配設されており、エアバッ
グケース88内に折り畳まれた状態で格納された後席用
エアバッグ袋体84内にガスを噴出するようになってい
る。
【0059】エアバッグケース88の開口部88Bに
は、エアバッグドア92が車両後方へ向けて形成された
車幅方向外側と内側の固定部92A、92Bとにおいて
ボルト93とナット94とによって固定されている。ま
た、車幅方向内側の固定部92Bには、水平断面V字状
の破断部95が上下方向に沿って形成されている。この
ため、後席用エアバッグ袋体84が展開する際には、エ
アバッグドア92は、後席用エアバッグ袋体84により
車両前方へ向けて押圧され、破断部95が破断されるこ
とで、車幅方向外側の固定部92Aの根元部92Cをヒ
ンジにして、略前方(図14の矢印A方向)へ展開する
ようになっている。
【0060】なお、図14において符号96はディフュ
ーザーを示しており、符号58Aはクォータピラー58
のアウタパネルを、符号58Bはクォータピラー58の
インナパネルを示している。また、符号97はバックパ
ネルを示している。次に、第3実施形態の作用を説明す
る。
【0061】第3実施形態の頭部保護エアバッグ装置で
は、センサ12が側突状態を検出すると、インフレータ
14、90が作動し、前席用エアバッグ袋体82と後席
用エアバッグ袋体84との双方が展開膨張して、乗員3
4、36の頭部34A、36Aと車室内側部との間に展
開膨張する。即ち、インフレータ14から発生したガス
が、前席用エアバッグ袋体82のガス供給通路52を通
って膨張室40、42、44、46、48、50内に送
り込まれ、膨張室40、42、44、46、48、50
が膨張すると共に、インフレータ90から発生したガス
が、後席用エアバッグ袋体84内に送り込まれる。
【0062】この時、第3実施形態では、エアバッグ袋
体16を前席用エアバッグ袋体82と後席用エアバッグ
袋体84とに2分割し、前席用エアバッグ袋体82の前
端部の固定部82Aがフロントピラー20のインストル
メントパネル22との接続部付近に設定されており、後
端上部の固定部82Bがセンタピラー18後方のルーフ
サイドレール56の部位56Cに固定されているため、
前席用エアバッグ袋体82のテンションラインT3を前
後席一体のエアバッグ袋体のテンションラインと比べ短
く設定できる。このため、エアバッグ袋体またはインフ
レータを大型化することなくエアバッグ袋体のテンショ
ンを上げることができ、より高い乗員頭部の車外移動抑
制効果を得ることができる。
【0063】また、後席用エアバッグ袋体84は、側面
視において後席着座乗員36の頭部36Aと胸部36B
との側方に展開する形状とされており、展開状態におい
て、前端上部の縁部84Aと前席用エアバッグ袋体82
の後端縁部82Cとが略隙間無く対向するようになって
いるため、後席用エアバッグ袋体84によって、後席着
座乗員36の頭部36Aと胸部36Bとの側方を効果的
に保護することができると共に、後席着座乗員36の頭
部36Aが、車両前方側となっている場合には、前席用
エアバッグ袋体82の後部において、後席着座乗員36
の頭部36Aを保護することができる。
【0064】なお、第3実施形態では、図11及び図1
2に示される如く、展開状態において、後席用エアバッ
グ袋体84の前端上部の縁部84Aと前席用エアバッグ
袋体82の後端縁部82Cとが略隙間無く対向するよう
にしたが、これに代えて、図15及び図16に示される
如く、前席用エアバッグ袋体82の後端縁部82Cの上
下方向略中央部に形成した半円状の非膨張部82Dの車
幅方向内側に、後席用エアバッグ袋体84の前端上部の
縁部84Aの上下方向略中央部に形成した半円状の膨張
凸部84Bを側面視において重複させた構成としても良
い。
【0065】この構成とすることによって、後席着座乗
員36の頭部36Aにより、後席用エアバッグ袋体84
が車幅方向外側へ押圧された場合に、前席用エアバッグ
袋体82の非膨張部82Dと後席用エアバッグ袋体84
の膨張凸部84Bとが互いに干渉することで、後席用エ
アバッグ袋体84の車幅方向外側への変形が抑制される
ため、より高い乗員頭部の車外移動抑制効果を得ること
ができる。
【0066】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
【0067】例えば、図15及び図16に示される、前
席用エアバッグ袋体82と後席用エアバッグ袋体84と
の重複部の形状は、半円形状に限定されず、他の形状で
も良い。また、図15及び図16とは逆に、前席用エア
バッグ袋体82に形成した膨張凸部に、後席用エアバッ
グ袋体84に形成した非膨張部が側面視において重複す
る構成としても良い。また、第1〜第3の各実施形態で
は、エアバッグ袋体16をケース60内に収容したが、
ケース60は、例えば、折り畳んだエアバッグ袋体16
を部分的にラップすることにより省略しても良い。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、略上下方向に
延びる複数の筒状膨張室と、インフレータからのガスを
各膨張室に供給するガス供給通路とを備えたカーテン状
のエアバッグ袋体を、その前端部の固定点をフロントピ
ラーの上下方向中間部付近に、その後端部の固定点をク
ォータピラーの上下方向中間部付近に設定すると共に、
フロントピラー、ルーフサイドレール、クォータピラー
に跨がって格納してなる頭部保護エアバッグ装置であっ
て、エアバッグ袋体のテンションラインを前端部の固定
点とルーフサイドレールの中間部とを結ぶ第1テンショ
ンラインと、後端部の固定点とルーフサイドレールの中
間部とを結ぶ第2テンションラインと、の2本にしたた
め、エアバッグ袋体またはインフレータの大型化を抑え
且つ、より高い乗員頭部の車外移動抑制効果を得ること
ができるという優れた効果を有する。
【0069】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
頭部保護エアバッグ装置において、エアバッグ袋体の前
後方向中央下部には前後方向に延びる一本のベルトが設
けられており、ベルトの略前後方向中央部をルーフサイ
ドレールの中間部に固定したため、請求項1記載の効果
に加えて、エアバッグ袋体の製造及び組付けが容易であ
るという優れた効果を有する。
【0070】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
頭部保護エアバッグ装置において、エアバッグ袋体の前
後方向中央下部には前方及び後方へ向かって延びる二本
のベルトが設けられており、これらの二本のベルトが互
いに交差し、それらの各先端部をルーフサイドレールの
中間部の異なる点にそれぞれ固定したため、請求項1記
載の内容に加えて、更に高い乗員頭部の車外移動抑制効
果を得ることができるという優れた効果を有する。
【0071】請求項4記載の本発明は、請求項2または
請求項3記載の頭部保護エアバッグ装置において、エア
バッグ袋体が前後に二分割され、インフレータがフロン
トピラーとクォータピラーにそれぞれ配設されたため、
請求項2または請求項3記載の効果に加えて、更に高い
乗員頭部の車外移動抑制効果を得ることができる。
【0072】請求項5記載の本発明は、略上下方向に延
びる複数の筒状膨張室と、インフレータからのガスを各
膨張室に供給するガス供給通路とを備えたカーテン状の
エアバッグ袋体を、その前端部の固定点をフロントピラ
ーの上下方向中間部付近に、その後端部の固定点をセン
タピラー後方のルーフサイドレールに固定されると共
に、フロントピラーからルーフサイドレールに跨がって
格納された前席用エアバッグ袋体と、後席の車幅方向外
側に配設され少なくとも後席着座乗員の頭部側部領域に
展開する後席用エアバッグ袋体と、で構成し、これらの
前席用エアバッグ袋体と後席用エアバッグ袋体とが略隙
間無く展開するため、エアバッグ袋体またはインフレー
タを大型化することなくエアバッグ袋体のテンションを
上げることができ、より高い乗員頭部の車外移動抑制効
果を得ることができるという優れた効果を有する。
【0073】請求項6記載の本発明は、請求項5記載の
頭部保護エアバッグ装置において、展開完了時に前席用
エアバッグ袋体と後席用エアバッグ袋体とが側面視にお
いて重複するため、請求項5記載の効果に加えて、更に
高い乗員頭部の車外移動抑制効果を得ることができると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る頭部保護エアバッ
グ装置におけるエアバッグ袋体の膨張完了状態を示す概
略側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る頭部保護エアバッ
グ装置におけるエアバッグ袋体の折り畳み前の状態を示
す平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る頭部保護エアバッ
グ装置におけるエアバッグ袋体の格納状態を示す概略側
面図である。
【図4】図3の4−4線に沿った拡大断面図である。
【図5】図3の5−5線に沿った拡大断面図である。
【図6】図3の6−6線に沿った拡大断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態の変形例に係る頭部保護
エアバッグ装置におけるエアバッグ袋体の折り畳み前の
状態を示す平面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る頭部保護エアバッ
グ装置におけるエアバッグ袋体の膨張完了状態を示す概
略側面図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る頭部保護エアバッ
グ装置におけるエアバッグ袋体の折り畳み前の状態を示
す平面図である。
【図10】本発明の第2実施形態の変形例に係る頭部保
護エアバッグ装置におけるエアバッグ袋体の折り畳み前
の状態を示す平面図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係る頭部保護エアバ
ッグ装置におけるエアバッグ袋体の膨張完了状態を示す
概略側面図である。
【図12】図11の12−12線に沿った断面図であ
る。
【図13】本発明の第3実施形態に係る頭部保護エアバ
ッグ装置におけるエアバッグ袋体の格納状態を示す概略
側面図である。
【図14】図13の14−14線に沿った断面図であ
る。
【図15】本発明の第3実施形態の変形例に係る頭部保
護エアバッグ装置におけるエアバッグ袋体の膨張完了状
態の一部を示す拡大側面図である。
【図16】図15の16−16線に沿った断面図であ
る。
【図17】従来の実施形態に係る頭部保護エアバッグ装
置におけるエアバッグ袋体の膨張完了状態を示す概略側
面図である。
【符号の説明】
10 頭部保護エアバッグ装置 14 インフレータ 16 エアバッグ袋体 16E 第1テンションライン用ストラップ 16F 第2テンションライン用ストラップ 16G ベルト 16L 第2テンションライン用ベルト 16M 第1テンションライン用ベルト 18 センタピラー 20 フロントピラー 34 前席着座乗員 36 後席着座乗員 40 膨張室 41 膨張室 42 膨張室 43 膨張室 44 膨張室 45 膨張室 46 膨張室 47 膨張室 48 膨張室 49 膨張室 52 ガス供給通路 56 ルーフサイドレール 58 クォータピラー 78 ガス供給通路 80 ガス供給通路 82 前席用エアバッグ袋体 84 後席用エアバッグ袋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D023 BA01 BA07 BB09 BB14 BB22 BC01 BD08 BD10 BE02 BE09 BE15 BE24 3D054 AA01 AA07 AA18 BB21 BB30 DD01 EE20 EE44

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略上下方向に延びる複数の筒状膨張室
    と、インフレータからのガスを各膨張室に供給するガス
    供給通路とを備えたカーテン状のエアバッグ袋体を、そ
    の前端部の固定点をフロントピラーの上下方向中間部付
    近に、その後端部の固定点をクォータピラーの上下方向
    中間部付近に設定すると共に、フロントピラー、ルーフ
    サイドレール、クォータピラーに跨がって格納してなる
    頭部保護エアバッグ装置であって、 前記エアバッグ袋体のテンションラインを前記前端部の
    固定点とルーフサイドレールの中間部とを結ぶ第1テン
    ションラインと、前記後端部の固定点とルーフサイドレ
    ールの中間部とを結ぶ第2テンションラインと、の2本
    にしたことを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記エアバッグ袋体の前後方向中央下部
    には前後方向に延びる一本のベルトが設けられており、
    該ベルトの略前後方向中央部をルーフサイドレールの中
    間部に固定したことを特徴とする請求項1記載の頭部保
    護エアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記エアバッグ袋体の前後方向中央下部
    には前方及び後方へ向かって延びる二本のベルトが設け
    られており、これらの二本のベルトが互いに交差し、そ
    れらの各先端部をルーフサイドレールの中間部の異なる
    点にそれぞれ固定したことを特徴とする請求項1記載の
    頭部保護エアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 前記エアバッグ袋体が前後に二分割さ
    れ、インフレータがフロントピラーとクォータピラーに
    それぞれ配設されたことを特徴とする請求項2または請
    求項3記載の頭部保護エアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 略上下方向に延びる複数の筒状膨張室
    と、インフレータからのガスを各膨張室に供給するガス
    供給通路とを備えたカーテン状のエアバッグ袋体を、 その前端部の固定点をフロントピラーの上下方向中間部
    付近に、その後端部の固定点をセンタピラー後方のルー
    フサイドレールに固定されると共に、フロントピラーか
    らルーフサイドレールに跨がって格納された前席用エア
    バッグ袋体と、後席の車幅方向外側に配設され少なくと
    も後席着座乗員の頭部側部領域に展開する後席用エアバ
    ッグ袋体と、で構成し、これらの前席用エアバッグ袋体
    と後席用エアバッグ袋体とが略隙間無く展開することを
    特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  6. 【請求項6】 展開完了時に前記前席用エアバッグ袋体
    と後席用エアバッグ袋体とが側面視において重複するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の頭部保護エアバッグ装
    置。
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