JP2004231133A - ピラーガーニッシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】製造工数の増大を抑制しつつも、組付性を高くすることが可能なピラーガーニッシュを提供する。
【解決手段】上側センターピラーガーニッシュ16aのガーニッシュ本体30における裏面に、クリップ40を保持するためのクリップ保持部50と、ガーニッシュ本体30の車室11側への移動を制限するための移動制限部60とが一体に形成された一体形成部33を設けた。また、この一体形成部33を、ガーニッシュ本体30の上端部30aに向かって型抜き可能な形状に形成した。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、車室内の乗員の頭部及びその近傍を保護するためのカーテンシールドエアバッグ装置が搭載された車両において、その車両のピラーに設けられるピラーガーニッシュに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、センターピラーガーニッシュ等のピラーガーニッシュにあっては、クリップ等を用いて上下2点で車両ボディに取着されている。ところが、側突等によって車両のボディサイドが変形すると、ピラーガーニッシュの上部のクリップが車両ボディから外れて、ピラーガーニッシュがボディから浮き上がった状態となることがある。このように、ピラーガーニッシュの上部が浮き上がった状態となると、カーテンシールドエアバッグ装置の作動時に、展開膨張中のエアバッグがピラーガーニッシュの上部に引っ掛かって、エアバッグを所要のエリアに展開配置できないおそれがある。
【0003】
そこで、従来、展開膨張中のエアバッグがピラーガーニッシュの上部に引っ掛かることを抑制するピラーガーニッシュが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
【0004】
まず、図8に示すように、特許文献1においては、車両ボディサイドの変形等により、センターピラーガーニッシュ100の上部側のクリップ110が車両ボディ120の係合孔120aから外れる。このため、センターピラーガーニッシュ100が車室側へ傾倒し、そのフランジ部101の長穴102と、車両ボディ120に固定されたガイドレール121の係合突起121aとが係合する。この係合により、センターピラーガーニッシュ100がそれ以上車室側に傾倒することが制限される。これにより、センターピラーガーニッシュ100がエアバッグ130の展開領域内に突出することが抑制され、展開膨張中のエアバッグ130がセンターピラーガーニッシュ100の上部に引っ掛かることが抑制される。
【0005】
次に、図9に示すように、特許文献2に記載のフロントピラーガーニッシュ200では、クリップ210が略U字状をなして、車両ボディ220の挿通孔221とフロントピラーガーニッシュ200の挿通孔201との間に介在されている。このため、車両ボディサイドが変形したりしても、クリップ210が、フロントピラーガーニッシュ200の挿通孔201や、車両ボディ220の挿通孔221から抜けにくくなる。これにより、フロントピラーガーニッシュ200が車室側に傾倒することが抑制され、展開膨張中のエアバッグがフロントピラーガーニッシュ200の上部に引っ掛かることが抑制される。
【0006】
【特許文献1】
特開2000―168482号公報(第5−6頁、第1−4図)
【特許文献2】
特開平11―91491号公報(第3−5頁、第3−5図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これら従来のピラーガーニッシュでは、それぞれ以下のような問題があった。
【0008】
すなわち、前記特許文献1に記載のセンターピラーガーニッシュ100では、上向きのフランジ部101と、クリップ110を保持するための下向きのクリップ保持部103とが形成されている。このため、センターピラーガーニッシュ100の形状が複雑となり、同センターピラーガーニッシュ100の上部の型抜きが図8中の矢印で示すように上下2方向となり、金型が複雑になるとともに、製造工数の増大を招く要因となる。
【0009】
一方、前記特許文献2に記載のフロントピラーガーニッシュ200では、車両ボディ220に組付ける際に、フロントピラーガーニッシュ200を撓ませる必要があり、組付性の低下を招くものであった。
【0010】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的としては、製造工数の増大を抑制しつつも、組付性を高くすることが可能な内装パネルを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するための手段を、発明の効果とともに記載する。
前記目的を達成するために、本願請求項1に記載の発明は、乗員の頭部及びその近傍を保護するためのカーテンシールドエアバッグ装置を搭載した車両ボディのピラーに取着されるピラーガーニッシュにおいて、ガーニッシュ本体には、車両ボディの孔に押し込み嵌合される押し込みタイプのクリップを保持するためのクリップ保持部と、車両ボディの固定部材に対して車両外側から係合可能な移動制限部とを一体形成部に設け、その一体形成部を、前記ガーニッシュ本体の端部側に向かって型抜き可能な形状にしたことを要旨とするものである。
【0012】
この本願請求項1に記載の発明では、クリップ保持部と移動制限部とを一体に形成するため、ピラーガーニッシュの構成を簡素なものとすることができ、金型の構成を簡略化できるとともに、その製造工数を低減することができる。また、車両ボディの孔に押し込み嵌合される押し込みタイプのクリップを用いるため、ピラーガーニッシュをピラーに対して組み付け易くなり、ピラーガーニッシュのピラーに対する組付性を高くすることができる。
【0013】
また、本願請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記一体形成部は、板状をなすことを要旨とするものである。
この本願請求項2に記載の発明では、前記請求項1に記載の発明の効果に加えて、一体形成部を簡素な構成とすることができる。
【0014】
また、本願請求項3に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載の発明において、前記クリップ保持部は、長孔を有し、同長孔は、大径の挿入部と、小径の係合部と、それらの間を接続する接続部とを有するものであり、前記一体形成部は、前記係合部に係合しているクリップが前記接続部へと移動することを抑制する移動抑制部を備えることを要旨とするものである。
【0015】
この本願請求項3に記載の発明では、前記請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、ピラーガーニッシュを、車両のボディに対して組み付ける際に、クリップが長孔から抜け落ちることを抑制することができる。このため、ピラーガーニッシュの車両ボディに対する組付性を向上することができる。
【0016】
また、本願請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、前記移動抑制部は、前記長孔の近傍に形成された突起であることを要旨とするものである。
【0017】
また、本願請求項5に記載の発明は、前記請求項3または請求項4に記載の発明において、前記接続部が、前記クリップの小径部の幅または直径よりも小さく形成された幅狭部よりなることを要旨とするものである。
【0018】
これら本願請求項4及び請求項5に記載の発明では、前記請求項3に記載の発明の効果に加えて、一体形成部に突起や幅狭部を設けるのみであるため、移動抑制部を簡素な構成で実現することができる。
【0019】
また、本願請求項6に記載の発明は、前記請求項5に記載の発明において、前記クリップが前記幅狭部を摺動する際の前記幅狭部の拡開を許容する許容部をさらに備えることを要旨とするものである。
【0020】
クリップを一体形成部のクリップ保持部により保持させる際には、まず、クリップをクリップ保持部の挿入部に挿入する。次いで、そのクリップを係合部へと摺動させて、クリップと係合部とを係合させる。ここで、クリップが幅狭部を通過する際には、そのクリップは、幅狭部を押し拡げながら摺動するようになる。このとき許容部によって、幅狭部の拡開が許容される。このため、クリップを幅狭部内で摺動させる際の摺動荷重を低減することができる。また、幅狭部の対向面間の幅をより狭く設定することが可能となり、クリップをクリップ保持部により強固に保持させることができる。
【0021】
また、本願請求項7に記載の発明は、前記請求項6に記載の発明において、前記許容部が、貫通孔であることを要旨とするものである。
この本願請求項7に記載の発明では、前記請求項6に記載の発明の効果に加えて、一体形成部の構成が複雑化することを抑制することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を、センターピラーの上側に取着される上側センターピラーガーニッシュに適用した一実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
【0023】
図1及び図2に示すように、車両10には、その車両10に対して車両左右方向に所定値以上の衝撃が加えられたときに車室11内の乗員の頭部及びその近傍を保護するように作動するカーテンシールドエアバッグ装置20が搭載されている。
【0024】
このカーテンシールドエアバッグ装置20は、袋状のエアバッグ21と、このエアバッグ21内にガスを供給するインフレータ22とを備えている。前記エアバッグ21は、蛇腹状に折り畳まれた状態で、車両10のフロントピラー12からリアピラー13にかけて延設されている。そして、エアバッグ21は、車両前方部では、フロントピラー12とフロントピラーガーニッシュ12aとの間、中央部では、レールインナパネル14とルーフヘッドライニング15との間(図6参照)、後方部では、リアピラー13とリアピラーガーニッシュ13aとの間の空間内に位置している。ここで、フロントピラー12やリアピラー13やレールインナパネル14は、車両10のボディの一部を構成している。
【0025】
なお、図6に示すように、これらの空間内には、折り畳まれた状態のエアバッグ21を保持するとともに、そのエアバッグ21が車室11側へ向かって展開膨張するようにガイドする固定部材としてのガイドプレート23が延設固定されている。また、ガイドプレート23には、センターピラー16と対応する位置に、センターピラー16へと向かって略U字状に折り返された一対(図6では1つのみ図示)の折り返し部23aが形成されている。
【0026】
このエアバッグ21は、インフレータ22からガスが供給されて膨張すると、フロントピラーガーニッシュ12aやルーフヘッドライニング15やリアピラーガーニッシュ13aを押して車室11内に突出する。
【0027】
図2に示すように、車両10のセンターピラー16には、その上半分を覆う上側センターピラーガーニッシュ16aと、下半分を覆う下側センターピラーガーニッシュ16bとが取着されている。これらセンターピラーガーニッシュ16a,16bは樹脂材料を用いて成形される。本実施形態の上側センターピラーガーニッシュ16aは、以下のような構成となっている。
【0028】
図3及び図4に示すように、上側センターピラーガーニッシュ16aは、断面が略コ字状をなす長尺のガーニッシュ本体30を備えている。このガーニッシュ本体30は、センターピラー16に対し、上下両端部の2箇所にて、センターピラー16の挿入孔16cに押し込み嵌合される押し込みタイプのクリップ40(図6参照)を介して取着される。
【0029】
また、ガーニッシュ本体30は、その上端部30aの裏側に突出部31を有している。この突出部31は、ガーニッシュ本体30の裏面から車両10のセンターピラー16に向かって延びるとともにセンターピラー16の手前で屈曲部32にて車両上方へと屈曲する板状に形成されている。また、突出部31における屈曲部32よりも先端側の部分は、一体形成部33となっている。
【0030】
一体形成部33は、クリップ40を保持するためのクリップ保持部50と、ガイドプレート23の折り返し部23aに対し、車両10の衝突時に車両外側から係合して上側センターピラーガーニッシュ16aの車室11側への移動を制限する移動制限部60とが一体に形成された構成となっている。この一体形成部33は、ガーニッシュ本体30の上端部30a側に向かって型抜き可能な形状に形成されている。本実施形態では、一体形成部33は、図6に示すように、ガーニッシュ本体30における一体形成部33との対向面に対して略平行となる平板状に形成されている。
【0031】
なお、一体形成部33は、その車室側の側面とガーニッシュ本体30の前記対向面との間の距離が、屈曲部32から先端部に向かうにつれて大きくなるように形成されていてもよい。また、この場合、一体形成部33は、クリップ保持部50と移動制限部60とが同一面上に位置するように形成される構成には限定されず、クリップ保持部50と移動制限部60とが相異なる平面上に位置するように、例えば1つまたは複数の段部を有する階段状等に形成される構成であってもよい。
【0032】
図5に示すように、クリップ保持部50は、車両前後方向(図5では左右方向)に延びる長孔51を有している。この長孔51は、前記クリップ40の車室側鍔部41aの外径以上で車外側鍔部41bの外径未満の内径を有する大径の挿入部51aと、車室側鍔部41aと車外側鍔部41bとの間の小径部41cの外径とほぼ同寸の内径を有する小径の係合部51bとを有している。さらに、長孔51は、これら挿入部51aと係合部51bとを接続する接続部51cを有している。この接続部51cは、その全体が係合部51bの内径よりもやや小さい幅となるように形成されており、幅狭部を構成している。また、長孔51は、一体形成部33において屈曲部32の近傍に設けられている。
【0033】
一方、移動制限部60は、長孔51よりも先端部側に形成された四角形状の一対の係合孔61を有している。この係合孔61は、前記ガイドプレート23の折り返し部23aと対応する。
【0034】
さらに、一体形成部33には、前記長孔51の係合部51bに係合しているクリップ40が接続部51c(挿入部51a)へと移動することを抑制する移動抑制部70が設けられている。図5に示すように、移動抑制部70は、一体形成部33の車外側の側面33a上に形成される一対の半球状の突起71を有している。この突起71は、長孔51の係合部51bと挿入部51aとの間にあって、係合部51bに係合しているクリップ40が接続部51c(挿入部51a)へと変位することを抑制するためのものである。
【0035】
以上の構成の上側センターピラーガーニッシュ16aでは、クリップ40を一体形成部33に保持させる際には、まず、クリップ40の車室側鍔部41aと小径部41cとを長孔51の挿入部51aに挿入する。次いで、クリップ40の小径部41cを接続部51c内で係合部51bへと摺動させて、クリップ40と係合部51bとを係合させる。この際、クリップ40の車外側鍔部41bが突起71を乗り越える。
【0036】
上側センターピラーガーニッシュ16aをセンターピラー16に取着する際には、図6に示すように、クリップ40がクリップ保持部50により保持された状態で、そのクリップ40の先端部がセンターピラー16の挿入孔16c内に挿入されるように、ガーニッシュ本体30をセンターピラー16に向かって押圧する。これにより、クリップ40が挿入孔16c内に押し込まれ、上側センターピラーガーニッシュ16aがセンターピラー16に取着される。
【0037】
また、上側センターピラーガーニッシュ16aがセンターピラー16に取着されている状態で、例えば側突によりセンターピラー16が変形したりして、上側センターピラーガーニッシュ16aが、車室11側に倒れ込むように移動する場合がある。この際、移動制限部60の係合孔61内に前記ガイドプレート23の折り返し部23aが挿入されるようになる。これにより、上側センターピラーガーニッシュ16aは、それ以上車室11側へと移動しないように制限される。
【0038】
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、上側センターピラーガーニッシュ16aのガーニッシュ本体30に対し、クリップ40を保持するためのクリップ保持部50と、ガーニッシュ本体30の車室11側への移動を制限するための移動制限部60とが一体に形成された一体形成部33を設けた。また、この一体形成部33を、ガーニッシュ本体30の上端部30aに向かって型抜き可能な形状に形成した。これにより、ガーニッシュ本体30に対してクリップ保持部と移動制限部とを各別に成形する図8のような場合に比べ、上側センターピラーガーニッシュ16aの構成を簡素なものとすることができ、その製造工数を低減することができる。
【0039】
また、上側センターピラーガーニッシュ16aを成形する際には、クリップ保持部50と移動制限部60とが一体形成されているため、抜き型のスライド方向は、図6中に矢印Aにて示す一方向でよく、このため、金型の構成を簡略化できる。これらの結果、上側センターピラーガーニッシュ16aの製造コストを低減することができる。また、上側センターピラーガーニッシュ16aの構成を簡素にすることができるため、設計上の制約が少なくなり、意匠的な自由度を高くすることができる。
【0040】
(2)本実施形態では、上側センターピラーガーニッシュ16aの一体形成部33を板状に成形している。これにより、その一体形成部33を簡素な構成とすることができる。
【0041】
(3)本実施形態では、一体形成部33に保持されているクリップ40が長孔51の挿入部51aへと移動することを抑制する移動抑制部70を設けている。これにより、上側センターピラーガーニッシュ16aを、車両10のセンターピラー16に組み付ける際に、そのクリップ40がクリップ保持部50から抜け落ちたりすることを抑制することができる。このため、上側センターピラーガーニッシュ16aのセンターピラー16に対する組付性を向上することができる。
【0042】
(4)本実施形態では、移動抑制部70を、一体形成部33において長孔51の近傍に位置する突起71と、長孔51の挿入部51a及び係合部51bの間の接続部51cとから構成している。従って、部品点数が増えることがなく、移動抑制部70を簡素な構成で実現することができる。
【0043】
(5)本実施形態では、上側センターピラーガーニッシュ16aをセンターピラー16に取着するために押し込みタイプのクリップ40を用いている。これにより、上側センターピラーガーニッシュ16aをセンターピラー16に取着する際には、上側センターピラーガーニッシュ16aを、クリップ40がセンターピラー16の挿入孔16cに挿入されるようにセンターピラー16へ向けて押圧すればよい。このため、上側センターピラーガーニッシュ16aのセンターピラー16に対する組付性を高くすることができる。
【0044】
(6)本実施形態では、クリップ保持部50を、一体形成部33の屈曲部32の近傍に設けている。これにより、上側センターピラーガーニッシュ16aをセンターピラー16に対して組み付ける際に一体形成部33に押圧力が作用しても、一体形成部33が変形することを抑制することができる。従って、組付けを容易に行うことができる。
【0045】
(変形例)
なお、本発明の実施形態は、以下のように変形してもよい。
・前記実施形態において、ガーニッシュ本体30の一体形成部33に設けられる突起71を省略してもよい。または、長孔51における接続部51cの対向面間の幅を、係合部51bの内径よりも大きい幅となるように形成する構成としてもよい。なお、突起71を省略する場合には、一体形成部33からクリップ40が外れないようにするために、長孔51の接続部51cの幅をより狭く設定することが望ましい。
【0046】
・前記実施形態において、クリップ40の小径部41cが長孔51の接続部(幅狭部)51cを摺動する際に、その接続部(幅狭部)51cの拡開を許容する許容部をさらに設ける構成としてもよい。この場合、例えば図7に示すように、接続部51cの近傍に設けられる1つまたは複数の貫通孔80を備える構成を許容部とすることができる。このようにすれば、クリップ40を接続部51c内で摺動させる際の摺動荷重を低減することができ、クリップ40の装着性を向上することができる。また、接続部51cの幅をより狭く設定することが可能となり、クリップ40をクリップ保持部50により強固に保持させることができる。
【0047】
・前記実施形態では、上側センターピラーガーニッシュ16aの例を示したが、本発明は、上側センターピラーガーニッシュ16aには限定されない。本発明は、例えば、フロントピラーガーニッシュ12aやリアピラーガーニッシュ13a等にも同様に適用することができる。また、本発明は、車両ボディの一部にクォーターピラーを備える車両にあっては、そのクォーターピラーに取着されるクォーターピラーガーニッシュにも同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の内装パネルが取着された車両内部を示す部分斜視図。
【図2】カーテンシールドエアバッグ装置の構成を示す概略図。
【図3】上側センターピラーガーニッシュの斜視図。
【図4】上側センターピラーガーニッシュの上端部を示す部分斜視図。
【図5】上側センターピラーガーニッシュの上端部を示す部分平面図。
【図6】図2の6―6線断面図。
【図7】変形例にかかる上側センターピラーガーニッシュの上端部を示す部分斜視図。
【図8】従来のピラーガーニッシュの取着態様を示す部分平面図。
【図9】従来のピラーガーニッシュの取着態様を示す部分断面図。
【符号の説明】
10…車両、11…車室、12…車両のボディの一部を構成するピラーとしてのフロントピラー、12a…ピラーガーニッシュとしてのフロントピラーガーニッシュ、13…車両ボディの一部を構成するピラーとしてのリアピラー、13a…ピラーガーニッシュとしてのリアピラーガーニッシュ、14…車両のボディの一部を構成するレールインナパネル、16…車両のボディの一部を構成するピラーとしてのセンターピラー、16a…ピラーガーニッシュとしての上側センターピラーガーニッシュ、20…カーテンシールドエアバッグ装置、23…固定部材としてのガイドプレート、30…ガーニッシュ本体、33…一体形成部、40…クリップ、41c…小径部、50…クリップ保持部、51…長孔、51a…挿入部、51b…係合部、51c…幅狭部を構成する接続部、60…移動制限部、70…移動抑制部、71…突起、80…許容部としての貫通孔。

Claims (7)

  1. 乗員の頭部及びその近傍を保護するためのカーテンシールドエアバッグ装置を搭載した車両ボディのピラーに取着されるピラーガーニッシュにおいて、
    ガーニッシュ本体には、車両ボディの孔に押し込み嵌合される押し込みタイプのクリップを保持するためのクリップ保持部と、車両ボディの固定部材に対して車両外側から係合可能な移動制限部とを一体形成部に設け、その一体形成部を、前記ガーニッシュ本体の端部側に向かって型抜き可能な形状にしたことを特徴とするピラーガーニッシュ。
  2. 前記一体形成部は、板状をなすことを特徴とする請求項1に記載のピラーガーニッシュ。
  3. 前記クリップ保持部は、長孔を有し、同長孔は、大径の挿入部と、小径の係合部と、それらの間を接続する接続部とを有するものであり、前記一体形成部は、前記係合部に係合しているクリップが前記接続部へと移動することを抑制する移動抑制部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のピラーガーニッシュ。
  4. 前記移動抑制部は、前記長孔の近傍に形成された突起であることを特徴とする請求項3に記載のピラーガーニッシュ。
  5. 前記接続部が、前記クリップの小径部の幅または直径よりも小さく形成された幅狭部よりなることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のピラーガーニッシュ。
  6. 前記クリップが前記幅狭部を摺動する際の前記幅狭部の拡開を許容する許容部をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のピラーガーニッシュ。
  7. 前記許容部が、貫通孔であることを特徴とする請求項6に記載のピラーガーニッシュ。
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