JP2008055962A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ユニフォーミティを悪化させることなく、操縦安定性及び耐久性を向上させる。
【解決手段】ビードコア3と、ビードコア3を巻回しトロイダル形状をなす第1カーカスプライ1、第2カーカスプライ2と、第1カーカスプライ1の折り返し部内に配置されたビードフィラー4と、第2カーカスプライ2の外側に配置されたチェーファー5を備え、チェーファー5の半径方向内側端部21からトレッド6とタイヤ赤道面Cとが交わるトレッド頂部22までのタイヤ断面高さをH、第1カーカスプライ1の巻き上げ端11までの巻き上げ高さをH1、第2カーカスプライ2の巻き上げ端12までの巻き上げ高さをH2とし、巻き上げ高さH1、H2はいずれもHの60〜80%であり、巻き上げ高さH1、H2の差tは、5〜15mmであり、ビードフィラー4の100%モジュラスが6.0〜10.0MPaである空気入りタイヤとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、主としてライトトラックに使用される空気入りタイヤに関し、より詳細には、操縦安定性能及び耐久性を向上させた空気入りタイヤに関する。
乗用車用空気入りタイヤに比べて、ライトトラック用空気入りタイヤは、より高い空気圧で使用されるため、ビード部の耐久性が問題となることある。例えば、図2に示すように、第2カーカスプライ2が第1カーカスプライ1の外側に配置され、チェーファー5の半径方向内側端部21付近で終端し、ビードコア3を巻回しない構造を有している。特許文献1に記載された空気入りタイヤは、かかる構造を有している。
特開平11−28908号公報(図5(B)、図6(B))
上記構造のタイヤのように、カーカスプライの巻き上げ位置を高くすればビード部の耐久性は向上する。しかしながら、ユニフォーミティが悪化するため、満足に耐久性を向上させることができず、同時にタイヤのサイド部の剛性が低下し、操縦安定性能も低下することがあった。
したがって、本発明の目的は、ユニフォーミティを悪化させることなく、操縦安定性及び耐久性を向上させることにある。
上記課題を解決するため、本願発明の空気入りタイヤは、一対のビードコアと、前記ビードコアを巻回しトロイダル形状をなす第1カーカスプライと、更に前記ビードコアを巻回しトロイダル形状をなす第2カーカスプライと、前記第1カーカスプライの折り返し部内に配置されたビードフィラーと、前記第2カーカスプライの外側に配置されたチェーファーと、前記第1カーカスプライのタイヤ半径方向外側に配置された複数のベルト層と、更にタイヤ半径方向外側に配置されたトレッドゴムと、前記ビードコアを含むビード部と前記トレッドゴムとを連結するサイドウォールを備えた空気入りタイヤにおいて、
前記チェーファーの半径方向内側端部から、前記トレッドとタイヤ赤道面とが交わるトレッド頂部までのタイヤ断面高さをH、前記第1カーカスプライの巻き上げ端までの巻き上げ高さをH1、前記第2カーカスプライの巻き上げ端までの巻き上げ高さをH2とし、
巻き上げ高さH1、H2はいずれもHの60〜80%であり、
前記巻き上げ高さH1、H2の差tは、5〜15mmであり、
前記ビードフィラーの100%モジュラスが6.0〜10.0MPaであることを特徴とする。
第1カーカスプライと第2カーカスプライとがビードコアを巻回し、いずれの巻き上げ高さH1、H2もタイヤ断面高さHの60〜80%とすることで、ビード部の耐久性が向上すると共に、タイヤのユニフォーミティが向上する。すなわち、タイヤ断面高さHの60%未満であると十分なビード部の耐久性を得ることができない。逆に、タイヤ断面高さHの80%を超えるとユニフォーミティが悪化してしまう。
巻き上げ高さH1、H2の差tが5mm未満であると、巻き上げ端が接近しすぎて、巻き上げ端の周辺に歪みが発生しやすくなり、またtが15mmを超えると、いずれかのカーカスプライの巻き上げ端位置が低くなって、タイヤサイド部の剛性が低下し操縦安定性が低下することがある。また、ビードフィラーの100%モジュラス(M100)は6.0〜10.0MPaとすることにより、タイヤサイド部の剛性が高められ、操縦安定性が向上する。
以下、図面を用いて、本発明に係る空気入りタイヤの実施の形態を説明する。図1は、本発明に係る空気入りタイヤの断面を示す図である。図において、第1カーカスプライ1は、タイヤ幅方向内側から外側へビードコア3を巻回し、サイドウォール7に沿ってタイヤ半径方向外側に延び、巻き上げ端11で終端している。更に、第2カーカスプライ2は、第1カーカスプライ1の外側に巻かれ、タイヤ幅方向内側から外側へビードコア3を巻回し、サイドウォール7に沿ってタイヤ半径方向外側に延び、巻き上げ端12で終端している。
第1カーカスプライ1の折り返し部にはビードフィラー4が配置され、第2カーカスプライ2の外側にチェーファー5が配置されている。第1カーカスプライ1の半径方向外側にはベルト層8が、更に半径方向外側にはトレッドゴム6が配置されている。タイヤのサイド部には、トレッドゴム6とビード部9を連結するサイドウォール7が設けられている。
チェーファー5の半径方向内側端部21から、トレッドとタイヤ赤道面とが交わるトレッド頂部22までのタイヤ断面高さをHとする。同様に、チェーファー5の半径方向内側端部21から、第1カーカスプライ1の巻き上げ端11までの巻き上げ高さをH1、第2カーカスプライ2の巻き上げ端12までの巻き上げ高さをH2とする。カーカスプライ1、2の巻き上げ高さH1、H2はいずれもHの60〜80%となっている。その結果、ビード部9の耐久性が向上すると共に、タイヤのユニフォーミティが向上する。
第1カーカスプライ1と第2カーカスプライ2の巻き上げ高さの差t(=H2−H1またはH1-H2)は、5〜15mmとなっている。tが5mm未満であると、巻き上げ端11と巻き上げ端12とが接近しすぎて、巻き上げ端11、12の周辺に歪みが発生しやすくなり、耐久性が低下する。逆に、tが15mmを超えると、第1カーカスプライ1または第2カーカスプライ2の巻き上げ端位置が低くなって、タイヤサイド部の剛性が低下し操縦安定性が低下することがある。なお、図1に示すように、タイヤの製造工程の簡略化の観点から、第2カーカスプライ2の巻き上げ高さH2を第1カーカスプライ1の巻き上げ高さH1より高くして、巻き上げ高さの差tを5〜15mmとすることが好ましい。
ビードフィラー4の100%モジュラス(M100)は6.0〜10.0MPaとしている。6.0MPa未満であると、タイヤサイド部の剛性が低下し操縦安定性が低下することがある。10.0MPaを超えると、乗り心地が悪化する。なお、ビードフィラー4の高さH3は、タイヤ断面高さHの45〜55%が好ましい。
実施例として本発明に係る空気入りタイヤ(タイヤサイズ175/75R15 103L、 リムサイズ15×5J)、比較例として従来構造を備えた空気入りタイヤを試作し、評価を行なった。図2に示すように、比較例1、3は、第2カーカスプライ2が第1カーカスプライ1の外側に配置され、チェーファー5の半径方向内側端部21付近で終端し、ビードコア3を巻回しない構造を有している。実施例1及び他の比較例は、図1に示した構造を有している。巻き上げ高さH1、H2、巻き上げ高さの差t、ビードフィラー4の100%モジュラスは、表1に示している。
表1において、直進安定性能及び乗り心地は、積載量1.5トンのトラックの前輪に装着しテストコース(乾燥路面)を走行したときの官能評価値(10点満点)である。なお、空気圧は600kPaであった。
ユニフォーミティは、JIS D4233に従い測定したRFV値を、比較例1を100とした指数で表している。このときの空気圧は450kPa、タイヤ荷重は7.6kNであった。ビード耐久性は、FMVSS 119に従い測定した値を、比較例1を100とした指数で表している。このときの空気圧は600kPa、タイヤ荷重は8.6kN、速度は65km/hであった。いずれの評価値も、比較例1を100とした指数で表し、数値が大きいほど性能が良いことを示す。
Figure 2008055962
表1によれば、巻き上げ高さが低い比較例2、6では、ビード耐久性が劣化した。従来構造でビードフィラーの100%モジュラスを高くした比較例3では、ビード耐久性が劣化し乗り心地も悪くなった。巻き上げ高さが高すぎる比較例4、5では、ユニフォーミティが劣化した。2枚のカーカスプライの巻き上げ高さを同じとした比較例7では、ビード耐久性が大きく劣化した。ビードフィラーの100%モジュラスを高くし過ぎた比較例8では、特に乗り心地が劣化した。2枚のカーカスプライの巻き上げ高さの差を大きくした比較例9では、特に直進安定性能が劣化した。一方、実施例タイヤは、比較例1と同等の乗り心地を維持し、直進安定性能及びビード耐久性を向上させ、ユニフォーミティも向上することができた。
本発明に係る空気入りタイヤの断面を示す図である。 比較例に係る空気入りタイヤの断面を示す図である。
符号の説明
1 ビードコア
2 第1カーカスプライ
3 第2カーカスプライ
4 ビードフィラー
5 チェーファー
6 トレッド
7 サイドウォール
8 ベルト層
9 ビード部

Claims (1)

  1. 一対のビードコアと、前記ビードコアを巻回しトロイダル形状をなす第1カーカスプライと、更に前記ビードコアを巻回しトロイダル形状をなす第2カーカスプライと、前記第1カーカスプライの折り返し部内に配置されたビードフィラーと、前記第2カーカスプライの外側に配置されたチェーファーと、前記第1カーカスプライのタイヤ半径方向外側に配置された複数のベルト層と、更にタイヤ半径方向外側に配置されたトレッドゴムと、前記ビードコアを含むビード部と前記トレッドゴムとを連結するサイドウォールを備えた空気入りタイヤにおいて、
    前記チェーファーの半径方向内側端部から、前記トレッドとタイヤ赤道面とが交わるトレッド頂部までのタイヤ断面高さをH、前記第1カーカスプライの巻き上げ端までの巻き上げ高さをH1、前記第2カーカスプライの巻き上げ端までの巻き上げ高さをH2とし、
    巻き上げ高さH1、H2はいずれもHの60〜80%であり、
    前記巻き上げ高さH1、H2の差tは、5〜15mmであり、
    前記ビードフィラーの100%モジュラスが6.0〜10.0MPaであることを特徴とする空気入りタイヤ。
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