JP7139225B2 - タイヤ - Google Patents
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以上により、本発明のタイヤの一つの態様によれば、サイドカットが生じることを抑制しつつ、耐久性が低下することを抑制できる。
この構成によれば、第1端部とタイヤの外側面との間のタイヤ厚さ方向の寸法を大きくできる。これにより、タイヤのうち第1端部よりもタイヤ厚さ方向の外側に位置する部分を好適に厚くすることができ、第1端部が位置する部分においてタイヤをひずみにくくすることができる。したがって、第1端部の位置におけるタイヤのひずみをより抑制することができ、タイヤの耐久性が低下することをより抑制できる。
この構成によれば、第2カーカスプライの第2端部の位置を、よりタイヤ径方向の外側にすることができ、サイドウォール部の強度をより向上させることができる。これにより、サイドカットが生じることをより抑制できる。
この構成によれば、サイドウォール部においてひずみやすい部分を避けて第2端部が配置される。これにより、第2カーカスプライによってサイドカットが生じることをより抑制しつつ、タイヤの耐久性が低下することを抑制できる。
この構成によれば、第1カーカスプライにおけるビードコア回りに折り返された部分によって、第2カーカスプライの第2端部をタイヤ幅方向の外側から覆うことができる。これにより、第2端部が覆われていない場合に比べて、第2端部に応力が集中しにくくできる。したがって、第2端部においてタイヤがひずむことを抑制できる。また、タイヤの強度を向上させやすく、サイドカットが生じることをより抑制できる。
寸法T1,T2をこのような関係とすることにより、上述したサイドカットを抑制する効果、および耐久性が低下することを抑制する効果を維持しつつ、第1端部が位置する部分におけるタイヤのタイヤ厚さ方向の寸法T1を比較的薄くできる。これにより、サイドウォール部を比較的薄くでき、サイドウォール部を製造するために必要な材料を低減できる。したがって、タイヤの製造コストを低減できる。また、タイヤを軽量化できる。また、サイドウォール部を比較的薄くできることで、転がり抵抗を低減することもできる。このように、上述したようにしてサイドウォール部の強度を向上できるため、サイドウォール部を比較的薄くしても、サイドカットが生じることを抑制しつつ、タイヤの耐久性が低下することを抑制できる。
タイヤにおけるタイヤ径方向の内端部と第2端部との間のタイヤ径方向の距離をこのような数値範囲とすることで、サイドウォール部のうち最もひずみが大きくなる部分をタイヤ径方向の内側に避けつつ、第2端部を好適にタイヤ径方向の外側に配置することができる。これにより、サイドカットが生じることをより抑制しつつ、タイヤの耐久性が低下することをより抑制できる。
タイヤにおけるタイヤ径方向の内端部と第1端部との間のタイヤ径方向の距離をこのような数値範囲とすることで、サイドウォール部のうち最もひずみが大きくなる部分をタイヤ径方向の外側に避けつつ、第1端部を好適にタイヤ径方向の外側に配置することができる。これにより、サイドカットが生じることをより抑制しつつ、タイヤの耐久性が低下することをより抑制できる。
トレッド部11は、一対のビード部13よりもタイヤ径方向の外側に配置されており、タイヤ10におけるタイヤ径方向の外端部に位置している。トレッド部11は、タイヤ周方向に延びる環状である。トレッド部11は、タイヤ10の接地面であるトレッド踏面部11aを有している。トレッド踏面部11aは、トレッド部11におけるタイヤ径方向の外側面の一部である。
一対のビード部13は、一対のサイドウォール部12におけるタイヤ径方向の内端部にそれぞれ接続されている。一対のビード部13には、ビードコア60がそれぞれ埋設されている。
トレッドゴム21は、トレッド部11の一部を構成する部分であり、タイヤ周方向に沿って延びる環状である。トレッドゴム21は、カーカス層50のタイヤ径方向の外側に設けられている。
以下の説明においては、トレッド部11のトレッド踏面部11aにタイヤ径方向の内側向きの力が加えられた際にサイドウォール部12のうち最もひずみが大きくなる部分を、単に「サイドウォール部12のうち最もひずみが大きくなる部分」と呼ぶ。
以上により、本実施形態のタイヤ10によれば、サイドカットが生じることを抑制しつつ、耐久性が低下することを抑制できる。
第1カーカスプライ51の第1端部51aは、タイヤ幅方向の寸法が最大となる位置WLよりもタイヤ径方向の外側で、サイドウォール部12のうち最もひずみが大きくなる部分よりもタイヤ径方向の外側に位置し、かつ、ベルト層30のベルト端部31aから、第1端部51aが位置する部分におけるタイヤ厚さ方向の寸法T1よりも離れて配置されるならば、特に限定されない。第1端部51aは、境界部14に位置していなくてもよい。タイヤ幅方向の寸法が最大となる位置WLよりもタイヤ径方向の外側に位置する部分において、第1カーカスプライ51におけるビードコア60回りに折り返された部分とタイヤ幅方向の外側面12aとの間におけるタイヤ厚さ方向の寸法T5は、第1端部51aにおいて最大とならなくてもよい。第1端部51aは、凸部16とタイヤ厚さ方向に重ならない位置に配置されてもよい。凸部16は、設けられなくてもよい。
タイヤ10は、どのような車両に用いられてもよい。
なお、本明細書において説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
Claims (6)
- トレッド部と一対のサイドウォール部と一対のビード部とを備えるタイヤであって、
前記トレッド部と前記一対のサイドウォール部と前記一対のビード部とに跨ってカーカス層が設けられ、
前記カーカス層は、積層された複数のカーカスプライを有し、
前記トレッド部には、前記トレッド部のトレッド踏面部と前記カーカス層とのタイヤ径方向の間に位置するベルト層が埋設され、
前記複数のカーカスプライは、
前記トレッド部から前記一対のサイドウォール部を介して前記一対のビード部に延びて前記ビード部に埋設されたビードコア回りにタイヤ幅方向の外側に折り返された第1カーカスプライと、
前記第1カーカスプライに積層された第2カーカスプライと、
を含み、
前記第1カーカスプライにおける前記ビードコア回りに折り返された部分の先端部である第1端部は、タイヤ幅方向の寸法が最大となる位置よりもタイヤ径方向の外側において、前記トレッド部のトレッド踏面部にタイヤ径方向の内側向きの力が加えられた際に前記サイドウォール部のうち最もひずみが大きくなる部分よりもタイヤ径方向の外側で、かつ、前記ベルト層におけるタイヤ幅方向の端部であるベルト端部からタイヤ幅方向の外側に離れた位置に配置され、
前記第1端部と前記ベルト端部との距離は、前記タイヤのうち前記第1端部が位置する部分におけるタイヤ厚さ方向の寸法よりも大きく、
前記最もひずみが大きくなる部分は、標準リムに装着され規定内圧が充填された前記タイヤに、前記タイヤの最大負荷能力に対応する最大負荷を加えて、前記トレッド部のトレッド踏面部が地面からの垂直抗力によってタイヤ径方向の内側向きに力を受けた際に最もひずみが大きくなる前記サイドウォール部の部分であり、
前記タイヤ厚さ方向は、前記カーカス層の外面に直交する法線方向であり、
前記第2カーカスプライは、前記トレッド部から前記一対のサイドウォール部を介して前記一対のビード部に延びて前記ビードコア回りにタイヤ幅方向の外側に折り返され、
前記第2カーカスプライにおける前記ビードコア回りに折り返された部分の先端部である第2端部は、タイヤ幅方向の寸法が最大となる位置よりもタイヤ径方向の外側に位置し、かつ、前記最もひずみが大きくなる部分よりもタイヤ径方向の内側に位置していることを特徴とするタイヤ。 - タイヤ幅方向の外側面には、凸部が形成され、
前記第1端部は、前記凸部とタイヤ厚さ方向に重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。 - 前記ビードコア回りにタイヤ幅方向の外側に折り返された部分において、前記第1カーカスプライは、前記第2カーカスプライよりもタイヤ幅方向の外側に位置し、
前記第1端部は、前記第2端部よりもタイヤ径方向の外側に位置していることを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ。 - 前記タイヤのうち前記第1端部が位置する部分における前記タイヤ厚さ方向の寸法をT1とし、
前記タイヤのうち前記第2端部が位置する部分における前記タイヤ厚さ方向の寸法をT2としたとき、
T1:T2=7:4の関係を満たすことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のタイヤ。 - タイヤ径方向の内端部と前記第2端部との間のタイヤ径方向の距離は、断面高さの45%以上、55%以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のタイヤ。
- タイヤ径方向の内端部と前記第1端部との間のタイヤ径方向の距離は、断面高さの65%以上、75%以下であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のタイヤ。
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