JP2008053903A - 画像読取記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で、スキャナユニットの重量に関わらず開閉時に十分な緩衝効果を得ることができ、閉じた位置及び開いた位置でのロック機能、開くときのアシスト機能、閉じるときの緩衝機能が得られるスキャナユニットの開閉機構を提供する。
【解決手段】 記録ユニット20に対してスキャナユニット3を回動可能に配する。記録ユニットとスキャナユニットをホルダ4、ロッド5及びばね8を有するダンパユニット10により連結する。ダンパユニットはスキャナユニットの開閉途中でばねの作用方向が切り換わるように配置される。記録ユニットに、ロッドに配された突起5bと当接可能なガイド面7を設ける。スキャナユニットが開いた位置から閉じた位置に移動する途中であってばねの作用方向が切り換わる前に、突起5bをガイド面7に当接させる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、記録ユニットとスキャナユニットなどを組み合わせた複合機である画像読取記録装置に関し、詳細には記録ユニットに対してスキャナユニットを開閉する機構に関する。
従来より、記録装置とスキャナとを組み合わせて構成される画像読取記録装置がある。ここで、記録装置は、画像情報に基づいて記録ヘッドにより被記録材に画像を記録する。スキャナは、原稿上の画像をCCD等の読取手段等により読み取り、その画像信号を出力する。一般に、画像読取記録装置では、記録装置であるところの記録ユニットの上部に、スキャナユニットを開閉可能に装着する構成が採られる。そして、記録ユニットの記録ヘッドやインクタンクの交換や、用紙が詰まったときの該用紙の除去などのメンテナンスのために、スキャナユニットを上方へ移動させるように構成されている。
このような画像読取記録装置では、開閉可能なスキャナユニットは、本体装置ユニットのメンテナンスを行うための開口部を塞ぐための、開閉可能なカバーユニットを構成している。メンテナンス作業を行う際には、スキャナユニットを開くとともに開いた状態に保持する必要があり、そのための開閉機構が必要である。また、安全上の観点から、本体装置ユニットの開口部を閉じる途中で、カバーユニットが勢いよく閉らないように減速する機構も必要である。また、開く際の操作力を軽減するためのアシスト機構、並びに、閉じ状態にロックするためのロック機構が必要となる場合もある。
しかしながら、これらの機構を別々に構成すると、装置本体の大型化や、部品点数の増加によるコストアップを招くことになる。そこで、カバーユニットを開いた状態に保持する機能、閉じる途中で減速する機能、開くときの操作力を軽減するパワーアシスト機能、並びに閉じた状態に保持するロック機能を兼ね備えた機構が提案されている。
図7は従来の画像読取記録装置のカバーユニットを閉じた状態を示す側面図である。図8は従来の画像読取記録装置のカバーユニットを閉じたときのダンパユニットの状態を示す側面図である。図9は図8のカバーユニットを開いたときのダンパユニットの状態を示す側面図である。図10は図8のカバーユニットを開く途中のダンパユニットの状態を示す側面図である。
図7〜図10において、スキャナユニット103は、記録ユニット120の上部筐体を形成するフレーム102に、回転軸103bを介して開閉可能に取り付けられている。フレーム102とスキャナユニット103との間にダンパユニット110が連結されている。ダンパユニット110は、互いに伸縮方向に摺動(スライド)可能に組み付けられたホルダ104及びロッド105と、その間に伸縮可能に装着された圧縮ばね108とで構成されている。ホルダ104は、回転軸104aを介して、フレーム102に固定された保持ケース106に回転可能に軸支されている。ロッド5は、その先端部の嵌合軸105aを介して、スキャナユニット103の嵌合孔103aに連結されている。圧縮ばね108は、ロッド105を図7中で図示左方向へ伸長させるように作用している。
スキャナユニット103を閉じた状態では、図8に示すように、嵌合軸105aは、ばね108の付勢力により、保持ケース106に形成された凹部106a内の終端部に押し付けられている。この状態からスキャナユニット103を持ち上げて回転軸103bを中心に回転させていく。すると、図10に示すように、ホルダ104の軸部104a、ロッド105の嵌合軸105a及びスキャナユニット103の回転軸103bの3点が一直線上に位置するようになる。この位置(転換位置)を超えてスキャナユニット103がさらに上方へ移動すると、ばね108の反力によるロッド105のスライド力は、スキャナユニット103を上方向へ回転させるように作用し始める。この作用力によるモーメントは次第に増加していく。このため、スキャナユニット103の重量による回転軸103b回りのモーメントが次第に軽減され、だんだんと小さい操作力でスキャナユニット103を開いていくことができる。
図9に示すようなスキャナユニット103を完全に開いた状態において、ばね108の弾性力による回転軸103b回りのモーメントが、スキャナユニット103の自重によるモーメントより大きくなるように設定されている。このようにばね力を設定することにより、ばね108によるロッド105の押し上げ力によってスキャナユニット103を図9に示す開き位置に保持することができる。従って、ユーザーは、スキャナユニット103の重量を支えなくても、本体装置ユニット120の上部の開口部から所望のメンテナンス作業を行うことができる。
図9の開き位置から、スキャナユニット103を押し下げながら閉じていくと、途中で、ホルダ104の軸部104aとロッド105の軸部105aとスキャナユニット103の回転軸103bが図10のように一直線上になる転換位置にくる。開き位置から転換位置に達するまでは、ばね108の反力はスキャナユニット103を開く方向に作用する。このため、ダンパユニット110は、スキャナユニット103が急激に閉じることがないように作用する。
スキャナユニット103を図10の転換位置を超えて閉じる方向へ回転させると、ばね108の反力はスキャナユニット103を閉じる方向に作用し始める。そして、この閉じる方向の力は図8に示す閉じた位置に近くなるほど大きくなる。このため、スキャナユニット103は急激に閉じる方向に加速され、図8に示す閉じた位置にきたときに記録ユニット120に衝突し、記録ユニット120に作用する衝撃が大きくなる。
前述したようなロッド5の軸部105aを受け止める凹部106aを有する保持ケース106は、このような衝撃を防止するために設けられている。つまり、ばね108の作用方向が切り換わる転換位置の近傍でロッド105の軸部105aが保持ケース106の凹部106a内の奥部に当接するように構成されている。この凹部106a内への当接によって、スキャナユニット103を閉じる方向に作用する力が分散され、スキャナユニット103は減速しながら図8の閉じた位置まで移動する。スキャナユニット103が閉じた状態では、ばね108の反力はロッド105を介してスキャナユニット103を下向きに押しつけるように作用する。このため、スキャナユニット103は、ダンパユニット110の軸部105aが保持ケース106の凹部106a内に保持されることにより、閉じた位置にロック状態で保持される。
特開2004−082478号公報 特開2005−074659号公報
しかしながら、以上の構成においては、カバーユニット103の重量が大きくなると、開いた状態に保持するためには、ダンパユニット110のばね108の付勢力もそれに応じて大きくする必要がある。こうして開く方向の作用力を大きくした場合には、開いた位置から閉じる途中で転換位置を過ぎてばね108の作用力が開く方向から閉じる方向に切り換わった後に、閉じる方向の力も同様に大きくなってしまう。このため、上述のようなロッド105の軸部105aを保持ケース106の凹部106aに当接させてばね力を分散させる方法では、必要かつ十分な緩衝効果を得ることはできない。つまり、スキャナユニットを閉じるときの速度を十分に低下させるだけの緩衝効果が得られず、記録ユニットにかなりの速度で衝突することになり、閉じた位置での衝撃を低減又は回避することが困難であった。
このような状況のもとでは、スキャナユニット103が勢いよく閉じた位置まで移動することで、ユーザーが誤って手を挟んだり、装置に損傷を与えたりする不都合がある。また、このような不都合は、スキャナユニット103の動きを閉じた位置の手前で緩衝する別の緩衝手段を設ければ回避することができる。しかし、このような方法では、装置本体の大型化を招いたり、装置のコストアップを招くなどの不都合がある。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、簡単な構成で、スキャナユニットの重量に関わらず開閉時に十分な緩衝効果を得ることができる画像読取記録装置を提供することである。また、本発明の目的は、閉じた位置にロックする機能、開く力を軽減するアシスト機能、開いた位置に保持する機能、及び閉じるときの緩衝機能が得られる画像読取記録装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、記録ユニットと、該記録ユニットに対して回動可能に配されたスキャナユニットと、前記記録ユニットと前記スキャナユニットとの間に連結されたダンパユニットと、を備え、該ダンパユニットは前記記録ユニットに連結されたホルダと、該ホルダに対して伸縮方向に移動可能なロッドと、前記ホルダと前記ロッドとの間に装着され前記ロッドを押し出す方向のばね力を発生するばねと、を備え前記スキャナユニットを前記記録ユニットに対して開いた位置から閉じた位置に移動する間に前記ばねの作用方向が切り換わる画像読取記録装置であって、前記記録ユニットに前記ロッドに配された突起と当接可能なガイド面を設け、前記スキャナユニットが前記開いた位置から前記閉じた位置に移動する途中であって前記ばねの作用方向が切り換わる前に、前記突起を前記ガイド面に当接させることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で、スキャナユニットの重量に関わらず開閉時に十分な緩衝効果を得ることができる。また、本発明によれば、閉じた位置にロックする機能、開く力を軽減するアシスト機能、開いた位置に保持する機能、及び閉じるときの緩衝機能が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1は本発明に係る画像読取記録装置の一実施形態を示す外観斜視図である。図2は本発明に係る画像読取記録装置のスキャナユニットを開いたときの状態を示す斜視図である。図3は図2中のダンパユニットの構造を示す伸縮方向の断面図である。図4は本発明に係る画像読取記録装置のスキャナユニットを閉じたときの状態を示す側面図である。図5はスキャナユニットを開いたときの状態を示す側面図である。図6は図4のスキャナユニットを開閉する途中の状態を示す側面図である。
図1〜図6において、画像読取記録装置は、記録ユニット20と、記録ユニット20に対して回転可能に取り付けられたスキャナユニット3と、記録ユニット20とスキャナユニット3との間に連結されたダンパユニット10とを備えている。記録ユニット20は、例えば、画像情報に基づいて記録ヘッドにより記録紙等の被記録材に画像を記録する記録装置で構成される。スキャナユニット3は、記録ユニット20のメンテナンス用の開口部2a(図2)を閉じるためのカバー部を構成している。スキャナユニット3は、原稿の画像をCCD等の読取手段で読み取る。
記録ユニット20の上部は筐体状のフレーム2で構成されている。記録ユニット20のフレーム2には、回転軸3bを介して、スキャナユニット3が回動可能に取り付けられている。記録ユニット20の上部の開口部2aは、記録ヘッドやインクタンクの交換や、紙詰まりした被記録材の除去などのメンテナンスを行うための開口を形成している。記録ユニット20のフレーム2とスキャナユニット3の底部との間には、ダンパユニット10が連結されている。
ダンパユニット10は、互いに伸縮方向に摺動可能に組み付けられたホルダ4とロッド5との間に緩衝用のばね8を伸縮可能に装着した構造を有する。記録ユニット20の上部のフレーム2には、ダンパユニット10の基部を回転可能に保持するための保持ケース6が固定されている。ダンパユニット10のホルダ4は、その軸部4aを介して保持ケース6の軸受部6cにより回転可能に軸支されている。ダンパユニット10のロッド5は、その軸(嵌合軸)5aをスキャナユニット3の孔又は開口(嵌合孔)3aに嵌合することにより、スキャナユニット3の底部に連結されている。ダンパユニット10は、記録ユニット20に連結された第1の部材であるところのホルダ4と、ホルダ4に対して伸縮方向に移動可能な第2の部材であるところのロッド5とを備えている。また、ダンパユニット10は、ホルダ4とロッド5との間に装着されることでロッド5を押し出す方向のばね力を発生する圧縮ばね8とを備えている。
スキャナユニット3の嵌合孔3aは長孔で形成されており、ロッド5の嵌合軸5aは嵌合孔3aに対し摺動移動可能でかつ回転可能に嵌合している。つまり、ダンパユニット10のロッド5は、スキャナユニット3の底部に、ガタを有する軸と孔の嵌合により相対移動可能に連結されている。ばね8は、ロッド5をスキャナユニット3へ向けてホルダ4から押し出す方向に付勢している。そこで、ダンパユニット10のロッド5には、スキャナユニット3を開閉するときに、閉じる側の所定範囲の領域で保持ケース6のガイド面7に押圧状態で当接する突起5bが設けられている。つまり、保持ケース6には、スキャナユニット3の開閉移動に伴ってダンパユニット10が上下に回転するときに、閉じ位置を含む所定の回転範囲でロッド5の突起5bが押圧状態で摺動するガイド面7が、保持ケース6に設けられた凹部6bの図示左側(ロッド5の嵌合軸5a側)の斜面で構成されている。
スキャナユニット3が図4に示すような閉じ位置にあるときは、ばね8によりダンパユニット10はロッド5(又はその突起5b)が保持ケース6の内部に押し付けられた状態で保持されている。このスキャナユニット3が閉じた状態では、ロッド5の突起5bはガイド面7によって最も図示右側へ(ホルダの軸部4a側へ)移動した状態となっている。従って、ばね8のばね力が最大になっている。スキャナユニット3が閉じた位置を含む一定範囲内の回転位置にあるときは、図4及び図6に示すように、突起5bはばね8のばね力により保持ケース6のガイド面7に対して強い力で押し付けられる。そこで、この力によって保持ケース6が変形することがないように、保持ケース6は剛性の高い金属材料で形成されている。
しかし、保持ケース6を金属材料で形成すると、スキャナユニット3が閉じた位置から開く方向へ移動するとき、並びに開いた位置から閉じる方向へ移動するときに、ロッド5の突起5bと保持ケース6のガイド面7の間で大きな摩擦力が発生する。また、金属板等の表面の粗さは一般的に安定性に欠けているため、部品のばらつきによって、操作力、ダンパ効果及び耐久性の面で部品間に大きな差が生じる可能性がある。このような課題を解消するために、保持ケース6のガイド面7は摺動性に優れた表面層を有する面で形成されている。例えば、ガイド面7の部分に、POM等の摺動性及び耐久性に優れた材質の表面層を設けるような処理を施すことが好ましい。こうすることによって、部品によるばらつきを抑えて、安定した操作力、十分な緩衝機能、及び十分な耐久性を有するスキャナユニット3の開閉機構を構成することができる。
本実施形態では、ガイド面7の下側には窪み6dが設けられており、スキャナユニット3が閉じた位置にあるとき、ロッド5の突起5bはこの窪み6dに押し当てられている。このため、スキャナユニット3は、上向きの力が作用しても簡単には開かないようなロック状態で保持されている。なお、スキャナユニット3の嵌合孔3aは長孔で形成されているため、スキャナユニットが閉じた状態でも、ロッド5の嵌合軸5aは嵌合孔3aに対し一定の隙間をもって嵌合している。
スキャナユニット3を図4の閉じた位置から上方へ持ち上げると、ロッド5の突起5bがガイド面7の窪みから抜け出すことでロック状態が解除される。さらに所定高さだけ持ち上げると、図6に示すように、ホルダ4の軸部4aとロッド5の嵌合軸5aとスキャナユニット3の回転軸3bが一直線上に位置する状態となる。この一直線上に位置する状態において、スキャナユニット3に対するダンパユニット10のばね8による作用方向が、回転軸3bを中心として時計回りのモーメントから反時計回りのモーメントに反転する。すなわち、図6のような軸部4aと嵌合軸5aと回転軸3bが一直線上になるようなスキャナユニット3の回転位置において、ばね8の作用方向が切り換わる。つまり、ダンパユニット10は、スキャナユニット3が閉じた位置と開いた位置の間を移動する範囲で、ばね8の作用方向が切り換わるように配置されている。
スキャナユニット3を開くとき、スキャナユニットがこの転換位置を超えて上方へ移動する。すると、ばね8によりロッド5が伸長方向にスライドすることによって、スキャナユニット3は上向き(開き方向)の作用力、すなわち回転軸3bを中心とする図示反時計回りのモーメントを受け始める。このようなモーメントが作用すると、スキャナユニット3の重量による閉じる方向のモーメントが軽減され、小さい操作力でスキャナユニット3を開くことができる。従って、スキャナユニット3を開くとき、ダンパユニット10は開くための操作力を軽減するアシスト機能を発揮する。
図5に示すようにスキャナユニット3が開いた状態では、ばね8の回転軸3b回りのモーメント(図示反時計回りのモーメント)がスキャナユニット3の自重によるモーメント(図示時計回りのモーメント)より大きくなるように設定されている。これによって、スキャナユニット3を開いた位置に保持することができ、スキャナユニット3を特に支持せずとも、開口部2a(図2)から、記録ユニット20内にアクセスできる。例えば、記録ヘッドやインクタンクの交換や紙詰まりの除去などのメンテナンスを行うことができる。
スキャナユニット3を閉じるときは、図5の開いた状態から、スキャナユニット3を押さえながら閉じていく。閉じていくときは、図6に示すようにホルダ4の軸部4aとロッド5の軸5aとスキャナユニット3の回転軸3aが一直線になる位置、すなわちばね8のばね力の作用方向が切り換わる位置にくるまでは、ばね力はスキャナユニット3を開く方向に作用する。このため、ダンパユニット10によって閉じる力を緩衝する力が作用し、スキャナユニット3が自重のみで急激に閉じること防止することができる。
そこで、本実施形態によれば、図6に示す状態となってばね8の反力による回転軸3b回りのモーメントの方向が切り換わる前に、ロッド5の突起5bが保持ケース6のガイド面7に当接する。そして、突起5bがガイド面7に押圧された状態で摺動し始める。このため、ばね8の反力によりスキャナユニット3に閉じる方向の力が作用し始める前に、スキャナユニット3の閉じる動作に対してブレーキ(制動力)がかかる。これにより、スキャナユニット3が閉じる方向に移動するとき及び閉じた位置に到達するときに十分な緩衝作用(ダンパ効果)を得ることができる。
さらに、ロッド5の嵌合軸5aとスキャナユニット3の嵌合孔(長孔)3aとの間にはガタが設けられている。このため、ロッド5の突起5bを保持ケース6のガイド面7に当接させることにより、ロッド5をばね8のばね力に抗して移動させるとともに、ロッド5からスキャナユニット3へのばね8のばね力の伝達を解除することができる。つまり、閉じるときに、切り換わり点を通過する前にロッド5の突起5bが保持ケース6のガイド面7に当接した後では、ロッド5の嵌合軸5aとスキャナユニット3の嵌合孔3aとの当接が解除され、ばね8の反力はスキャナユニット3へ伝達されなくなる。こうして、ばね8の作用方向が切り換わったとしても、スキャナユニット3を閉じる方向の力は発生しないように構成されている。
このように、本実施形態では、スキャナユニット3を閉じるとき、ばね8のばね力の作用方向が切り換わる前に突起5bをガイド面7に当接させることにより、ロッド5をばね力に抗して移動させる。これとともに、ロッド5からスキャナユニット3へのばね力の伝達が解除される。これによって、スキャナユニット3を閉じるときに、スキャナユニットがばね8の反力により加速されながら閉じる位置まで移動することを防止することができ、スキャナユニット3が勢いよく記録ユニット20に衝突するといった不都合を無くすことができる。
以上説明した実施形態によれば、一つのダンパユニット10を用いるだけの簡単な構成で、スキャナユニット3の重量に関わらず開閉時に十分な緩衝効果を得ることができる画像読取記録装置が提供される。同時に、閉じた位置にロックする機能、開く力を軽減するアシスト機能、開いた位置に保持する機能、及び閉じるときの緩衝機能が得られる。
本発明に係る画像読取記録装置の一実施形態を示す外観斜視図である。 本発明に係る画像読取記録装置のスキャナユニットを開いたときの状態を示す斜視図である。 図2中のダンパユニットの構造を示す伸縮方向の断面図である。 本発明に係る画像読取記録装置のスキャナユニットを閉じたときの状態を示す側面図である。 図4の画像読取記録装置のスキャナユニットを開いたときの状態を示す側面図である。 図4の画像読取記録装置のスキャナユニットを開閉する途中の状態を示す側面図である。 従来の画像読取記録装置のスキャナユニットを閉じた状態を示す側面図である。 従来の画像読取記録装置のスキャナユニットを閉じたときのダンパユニットの状態を示す側面図である。 図8のスキャナユニットを開いたときのダンパユニットの状態を示す側面図である。 図8のスキャナユニットを開く途中のダンパユニットの状態を示す側面図である。
符号の説明
3 スキャナユニット
3a 孔(嵌合孔)
4 ホルダ
5 ロッド
5a 軸(嵌合軸)
5b 突起
6 保持ケース
7 ガイド面
8 ばね
10 ダンパユニット
20 記録ユニット

Claims (7)

  1. 記録ユニットと、該記録ユニットに対して回動可能に配されたスキャナユニットと、前記記録ユニットと前記スキャナユニットとの間に連結されたダンパユニットと、を備え、該ダンパユニットは前記記録ユニットに連結されたホルダと、該ホルダに対して伸縮方向に移動可能なロッドと、前記ホルダと前記ロッドとの間に装着され前記ロッドを押し出す方向のばね力を発生するばねと、を備え前記スキャナユニットを前記記録ユニットに対して開いた位置から閉じた位置に移動する間に前記ばねの作用方向が切り換わる画像読取記録装置であって、
    前記記録ユニットに前記ロッドに配された突起と当接可能なガイド面を設け、前記スキャナユニットが前記開いた位置から前記閉じた位置に移動する途中であって前記ばねの作用方向が切り換わる前に、前記突起を前記ガイド面に当接させることを特徴とする画像読取記録装置。
  2. 前記スキャナユニットを前記記録ユニットに対して開くことにより、前記記録ユニットのメンテナンスが可能となることを特徴とする請求項1に記載の画像読取記録装置。
  3. 前記ロッドは前記スキャナユニットにガタを有する軸と孔との嵌合により連結されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取記録装置。
  4. 前記ホルダは前記記録ユニットに配された保持ケースに回転可能に軸支されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像読取記録装置。
  5. 前記ガイド面は前記保持ケースに形成されることを特徴とする請求項4に記載の画像読取記録装置。
  6. 前記保持ケースは剛性の高い金属材料で形成され、前記ガイド面は摺動性に優れた表面層を有することを特徴とする請求項5に記載の画像読取記録装置。
  7. 前記記録ユニットは、記録ヘッドからインクを吐出することにより被記録材に記録を行うことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像読取記録装置。
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