JP6684666B2 - 外力吸収装置および駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被駆動部材に加わった外力を吸収するための外力吸収装置、および駆動装置に関するものである。
直線駆動機構を備えた駆動装置としては、例えば、モータの駆動力を送りねじに伝達してキャリッジを直動させ、被駆動部材を直動させる装置が提案されている(特許文献1参照)。かかる装置では、キャリッジと被駆動部材(出力部材)とが連結軸を介して連結されている。このため、被駆動部材は、常にキャリッジに対して同一の姿勢で一体に移動する。
特開2009−127742号公報
しかしながら、特許文献1に記載の駆動装置において、被駆動部材に対して被駆動部材に外力が加わった際、外力がキャリッジや直動機構に伝わってキャリッジや直動機構が損傷するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、被駆動部材に加わった外力を吸収することのできる外力吸収装置および駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る外力吸収装置は、支軸と、前記支軸に回転可能に支持された被駆動部材と、前記支軸に対して回転不能な第1支持部材と、前記第1支持部材と前記被駆動部材との間で前記支軸に回転可能に支持された第2支持部材と、前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に設けられ、前記第2支持部材を前記支軸周りの一方方向に付勢する第1付勢部材と、前記第2支持部材に当接して前記第2支持部材の前記支軸周りの一方方向の回転を規制する当接部材と、前記第2支持部材と前記被駆動部材との間に設けられ、前記第2支持部材に対する前記被駆動部材の前記支軸周りの相対回転に抗する付勢力を前記被駆動部材に印加する第2付勢部材と、を有することを特徴とする。
本発明では、第2支持部材および被駆動部材が支軸に回転可能に支持され、第1支持部材と第2支持部材との間、および第2支持部材と被駆動部材との間に第1付勢部材および第2付勢部材が各々配置されている。このため、被駆動部材を支軸周りの一方方向に回転させる外力が加わった際、かかる外力を第2付勢部材によって吸収することができるとともに、かかる外力に抗する付勢力を第2付勢部材が発生させる。このため、外力によって被駆動部材が支軸周りの一方方向に回転することを抑制することができるとともに、かかる外力が除去された際、被駆動部材の姿勢が自動的に元に戻る。また、被駆動部材を支軸周りの他方方向に回転させる外力が加わった際、かかる外力を第1付勢部材および第2付勢部材の一方あるいは双方によって吸収することができるとともに、かかる外力に抗する付勢力を第1付勢部材および第2付勢部材の一方あるいは双方が発生させる。このため、外力によって被駆動部材が軸線周りの他方方向に回転することを抑制することができるとともに、かかる外力が除去された際、被駆動部材の姿勢が自動的に元に戻る。
本発明において、前記被駆動部材は、ホルダを介して前記支軸に回転可能に支持され、前記第2付勢部材は、前記第2支持部材と前記ホルダとの間に設けられている態様を採用してもよい。かかる態様によれば、被駆動部材が直接、支軸や第2付勢部材と接しないので、被駆動部材が損傷することを抑制することができる。
本発明において、前記第2付勢部材の付勢力は、前記第1付勢部材の付勢力より大である態様を採用することができる。かかる構成によれば、被駆動部材が自重等によって支軸周りに傾くことを抑制することができる。この場合には、被駆動部材を支軸周りの他方方向に回転させる外力が加わった際、被駆動部材および第2支持部材が支軸周りの他方方向に回転するが、かかる外力については第1付勢部材によって吸収することができるとともに、かかる外力に抗する付勢力を第1付勢部材が発生させる。このため、外力によって被駆動部材が軸線周りの他方方向に回転することを抑制することができるとともに、かかる外力が除去された際、被駆動部材の姿勢が自動的に元に戻る。
本発明において、前記第1付勢部材は、前記支軸周りに設けられた捩りコイルバネであり、前記第2付勢部材は、前記支軸周りに設けられた捩りコイルバネである態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1付勢部材および第2付勢部材を小さいスペース内に配置することができる。
本発明に係る外力吸収装置は各種駆動装置に搭載することができる。この場合、駆動源からの駆動力によって、前記支軸および前記第1支持部材を前記支軸の軸線方向に対して直交する第1方向に直動させる直線駆動機構を備え、前記当接部材は、前記第2支持部材との当接により前記被駆動部材を第1姿勢とする第1当接部と、前記第1当接部に対して前記第1方向の一方側で前記第2支持部材を前記支軸周りの他方方向に押圧して前記被駆動部材を前記第1姿勢より前記支軸周りの他方方向に傾いた第2姿勢とする第2当接部と、を有する態様を採用することができる。かかる態様によれば、被駆動部材を第1方向の一方側に駆動した状態で被駆動部材を支軸周りの他方方向に傾いた姿勢とすることができる。
本発明において、前記直線駆動機構は、前記第1支持部材を前記第1方向に直線的に案内するガイド溝を備えたスライダリンク機構を有している態様を採用することができる。
この場合、前記第1支持部材は、前記支軸に回転可能に支持され、前記第1支持部材の前記支軸周りの回転は、前記ガイド溝によって阻止されている態様を採用することができる。
本発明において、前記第1方向の一方側に向けて開口する開口部を備えたフレームを有し、前記直線駆動機構は、前記被駆動部材を前記フレーム内の待機位置と前記開口部から突出した出現位置との間で移動させる態様を採用することができる
本発明において、前記開口部を開閉するためのカバーと、前記駆動源からの駆動力によって前記カバーを駆動して前記開口部を開閉する開閉機構とを有する態様を採用することができる。かかる態様によれば、共通の駆動源によって、さらに、開口部の開閉を行うことできる。
本発明において、前記カバーは、第2開口部が設けられた第1部材と、前記第1部材に対して移動可能に支持され、前記第2開口部を開閉するための第2部材と、を備え、前記開閉機構は、前記第1部材を移動させて前記開口部を閉状態とする際に前記第2開口部を閉状態とする閉位置に前記第2部材を移動させ、前記第1部材を移動させて前記開口部を
開状態とする際に前記第2開口部を開状態とする開位置に前記第2部材を移動させる態様を採用することができる。かかる態様によれば、共通の駆動源によって、さらに、第2開口部の開閉を行うことできる
本発明では、第2支持部材および被駆動部材が支軸に回転可能に支持され、第1支持部材と第2支持部材との間、および第2支持部材と被駆動部材との間に第1付勢部材および第2付勢部材が各々配置されている。このため、被駆動部材を支軸周りの一方方向に回転させる外力が加わった際、かかる外力を第2付勢部材によって吸収することができるとともに、かかる外力に抗する付勢力を第2付勢部材が発生させる。このため、外力によって被駆動部材が支軸周りの一方方向に回転することを抑制することができるとともに、かかる外力が除去された際、被駆動部材の姿勢が自動的に元に戻る。また、被駆動部材を支軸周りの他方方向に回転させる外力が加わった際、かかる外力を第1付勢部材および第2付勢部材の一方あるいは双方によって吸収することができるとともに、かかる外力に抗する付勢力を第1付勢部材および第2付勢部材の一方あるいは双方が発生させる。このため、外力によって被駆動部材が軸線周りの他方方向に回転することを抑制することができるとともに、かかる外力が除去された際、被駆動部材の姿勢が自動的に元に戻る。
本発明を適用した駆動装置を第2方向の他方側からみた斜視図である。 図1に示す駆動装置を第3方向の一方側からみた側面図である。 図1に示す駆動装置の被駆動部材周辺の構成を示す説明図である。 図3に示す状態からガイド部材、レバー、第1支持部材、当接部材等を取り外した状態の分解斜視図である。 図4に示す状態からさらに第2支持部材等を取り外した状態の分解斜視図である。 図1に示す駆動装置のチルト駆動機構の説明図である。
図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。なお、以下の説明においては、被駆動部材3の直動方向に沿う方向を第1方向Yとし、第1方向Yに交差する2方向を各々、第2方向Zおよび第3方向Xとする。また、第1方向Yの一方側にはY1を付し、他方側にはY2を付し、第2方向Zの一方側にはZ1を付し、他方側にはZ2を付し、第3方向Xの一方側にはX1を付し、他方側にはX2を付して説明する。以下に説明する駆動装置1において、被駆動部材3は上下方向に移動する。このため、第1方向Yは上下方向であり、第1方向Yの一方側Y1は上方向であり、他方側Y2は下方向である。また、第2方向Zは被駆動部材3の前後方向であり、第3方向Xは被駆動部材3の幅方向(横方向)である。
(全体構成)
図1は、本発明を適用した駆動装置1を第2方向Zの他方側Z2からみた斜視図である、図2は、図1に示す駆動装置1を第3方向Xの一方側X1からみた側面図である。なお、図1および図2では、被駆動部材3がフレーム2の外側の出現位置P2にある状態を示してある。なお、図1および図2では、フレーム2の内部構造が分かりやすいように、輪郭のみを実線で模式的に示してある。
図1および図2に示す駆動装置1は、第1方向Y(上下方向)の一方側Y1(上側)に向けて開口する開口部20を備えたフレーム2と、フレーム2の内側の待機位置P1に配置された被駆動部材3とを有している。被駆動部材3は、第2方向Zに厚さ方向を向けた板状部材であり、フレーム2は箱状である。本形態の駆動装置1において、被駆動部材3
は、例えば直視型の表示部材であり、フレーム2はテーブルの天板等に固定される。
駆動装置1は、駆動源5の駆動力によって被駆動部材3を開口部20から突出した出現位置P2と開口部20より内側に引っ込んだ待機位置P1との間で移動させる直線駆動機構7を有している。さらに、駆動装置1は、駆動源5の駆動力によって出現位置P2に到達した被駆動部材3の先端側を傾かせるチルト駆動機構8を有している。本形態において、直線駆動機構7およびチルト駆動機構8等を構成する部材は、第3方向Xの両側に対称に配置されている。
駆動源5は、フレーム2に固定されたステッピングモータ等のモータ50であり、モータ50は、双方向の回転を出力する。本形態において、モータ50は回転部材51を回転中心軸53周りの双方向に回転駆動し、回転部材51の回転は、直線駆動機構7に伝達される。本形態においては、回転部材51は第3方向Xの両側に配置されている。但し、2つの回転部材51は、連結軸52によって繋がっている。従って、1つのモータ50によって2つの回転部材51を各々、回転中心軸53周りに回転させることができる。
(被駆動部材3周辺の構成)
図3は、図1に示す駆動装置1の被駆動部材3周辺の構成を示す説明図であり、被駆動部材3等を後側(第2方向Zの他方側Z2)からみた斜視図である。図4は、図3に示す状態からガイド部材721、レバー75、第1支持部材81、当接部材85等を取り外した状態の分解斜視図である。図5は、図4に示す状態からさらに第2支持部材82等を取り外した状態の分解斜視図である。
図3、図4および図5に示すように、被駆動部材3の下端部(第2方向Yの他方側Y2)には、第3方向Xに延在するホルダ31がボルト32により固定されており、ホルダ31の端部310には、第3方向Xに延在する支軸35が嵌った軸穴が形成されている。従って、被駆動部材3は、ホルダ31を介して支軸35周り(支軸35の軸線L35周り)に回転可能に支軸35に支持されている。
ホルダ31に対して第3方向Xの両側には第1支持部材81が配置されている。支軸35の端部は、第1支持部材81の軸穴811に嵌っており、第1支持部材81は、支軸35によって軸線L35周りに回転可能に支持されている。但し、第1支持部材81は、後述するガイド溝720によって支軸35周りの回転が阻止されているため、支軸35周りの回転が不能である。第1支持部材81は、第1方向Yに延在する第1板部816と、第1板部816の第1方向Yの他方側Y2の端部からホルダ31とは反対側に屈曲した第2板部817と、第2板部817の端部から第1方向Yの他方側Y2に屈曲した第3板部818とを備えており、第1板部816に、支軸35が嵌った軸穴811が形成されている。
ホルダ31と第1支持部材81との間(被駆動部材3と第1支持部材81との間)には第2支持部材82が配置されている。支軸35は、第2支持部材82の軸穴821に嵌っており、第2支持部材82は、支軸35によって支軸35周り(軸線L35周り)に回転可能に支持されている。第2支持部材82は、板状の本体部826と、本体部826に対してホルダ31の側に設けられた凸部827と、本体部826の第2方向Zの他方側Z2かつ第1方向Yの他方側Y2の端部からホルダ31と反対側に突出した軸部828とを有している。軸部828には円筒状のベアリング829が装着されている。
第1支持部材81と第2支持部材82との間には、第2支持部材82を支軸35周りの一方方向R351に付勢する第1付勢部材91が設けられている。本形態において、第1付勢部材91は、支軸35の周りに配置された捩りコイルバネであり、一方端911が第
1支持部材81に係合し、他方端912が第2支持部材82に係合している。
ホルダ31の端部310と第2支持部材82との間(被駆動部材3と第2支持部材82との間)には、ホルダ31および被駆動部材3が第2支持部材82に対して支軸35周りの一方方向R351および他方方向R352に相対回転する力に抗する付勢力をホルダ31および被駆動部材3に印加する第2付勢部材92が設けられている。本形態において、第2付勢部材92は、支軸35の周りに配置された捩りコイルバネであり、一方端921が第2支持部材82に係合し、他方端922がホルダ31に係合している。
第2支持部材82のベアリング829に対して第2方向Zの他方側Z2には第1方向Yに延在する当接部材85が設けられおり、当接部材85は、第2支持部材82のベアリング829と当接することにより、第2支持部材82の支軸35周りの一方方向R351の回転を規制している。ここで、第2付勢部材92の付勢力は、第1付勢部材91の付勢力より大である。
(直線駆動機構7)
直線駆動機構7は、被駆動部材3、ホルダ31、支軸35、第1支持部材81、第2支持部材82、第1付勢部材91および第2付勢部材92を一体に第1方向Yに駆動する。直線駆動機構7は、第3方向Xの両側に、第1支持部材81を第1方向Yに案内するガイド機構72を有しており、ガイド機構72は、第1方向Yにガイド溝720が延在するガイド部材721からなる。
本形態において、第1支持部材81では、支軸35の端部が軸穴811から突出している。また、第1支持部材81では、第3方向Xの両側において支軸35より第1方向Yの他方側Y2で第2支持部材82とは反対側(外側)に向けて突出した軸部812が形成されている。支軸35の端部には円筒状の第1ベアリング708が装着され、軸部812には円筒状の第2ベアリング709が装着されている。支軸35の第1ベアリング708、および軸部812の第2ベアリング709は各々、ガイド溝720の内側に位置する。従って、第1支持部材81は支軸35に回転可能に支持されているが、第1支持部材81の支軸35周りの回転が阻止されている。ガイド溝720は、第1方向Yの他方側Y2から一方側Y1に直線的に延在している。
直線駆動機構7は、溝750が形成されたレバー75を有しており、溝750には、図2を参照して説明した回転中心軸53、および回転部材51から第3方向Xに突出する丸棒状の凸部57(図2参照)が嵌っている。また、レバー75の先端部には、支軸35が嵌る軸穴751が形成されており、支軸35と軸穴751とは、軸線L35周りに回転可能な関節を構成している。従って、直線駆動機構7には、回転中心軸53および凸部57が嵌った溝750と、支軸35および軸穴751からなる関節と、第1ベアリング708および第2ベアリング709が嵌ったガイド溝720とによって、支軸35、第1支持部材81、第2支持部材82、ホルダ31および被駆動部材3を第1方向Yに直線駆動するスライダリンク機構77が構成されている。
(チルト駆動機構8の構成)
図6は、図1に示す駆動装置1のチルト駆動機構8の説明図であり、図6(a)、(b)は各々、チルト駆動機構8によって被駆動部材3が傾く直前の様子を示す説明図、およびチルト駆動機構8によって被駆動部材3が傾いた後の様子を示す説明図である。
図4、図5および図6に示すように、駆動装置1には、ベアリング829に対して第2方向Zの他方側に第1方向Yに延在する当接部材85を備えたチルト駆動機構8が設けられている。当接部材85は、第1方向Yに延在する板状であり、ベアリング829に対し
て第1方向Yの他方側Y2で第1方向Yに直線的に延在する第1当接部851と、第1当接部851に対して第1方向Yの一方側Y1で第2方向Zの一方側Z1に斜めに傾いた第2当接部852とを有している。第1当接部851と第2当接部852との間には、第1当接部851より第2方向Zの他方側Z2で第1方向Yに直線的に延在する第3当接部853が設けられており、当接部材85では、第1当接部851、第3当接部853および第2当接部852が順に繋がっている。かかる当接部材85はカム部材を構成し、ベアリング829はカムフォロアを構成している。
このように構成したチルト駆動機構8においては、図6(a)に示すように、第2支持部材82は、第1付勢部材91によって支軸35周りの一方方向R351に付勢されているため、当接部材85には、第2支持部材82のベアリング829と当接している。従って、直線駆動機構7が被駆動部材3を第1方向Yの他方側Y2から一方側Y1に駆動し始めても、第2支持部材82のベアリング829が当接部材85の第1当接部851に当接している期間は、被駆動部材3は直立した第1姿勢になっている。
そして、被駆動部材3が図6(a)に示す位置から図6(b)に示す位置まで移動し、第2支持部材82のベアリング829が当接部材85の第2当接部852によって第2方向Zの一方側Z1に変位すると、第2支持部材82は、図5等を参照して説明した第1付勢部材91の付勢力に抗して支軸35周りの他方方向R352に回転する。ここで、ホルダ31は第2付勢部材92を介して第2支持部材82と結合しているため、被駆動部材3は、支軸35周りの他方方向R352に回転し、先端側が第2方向Zの他方側Z2に傾いた第2姿勢となる。ここで、被駆動部材3の傾きは、被駆動部材3の第1方向Yの位置によって変化する。従って、直線駆動機構7によって被駆動部材3をいずれの位置まで上昇させるかによって、被駆動部材3の傾きを調節することができる。本形態では、被駆動部材3が第1方向Yの一方側Y1に移動する程、被駆動部材3の先端側が第2方向Zの他方側Z2に大きく傾く。それ故、被駆動部材3をいずれの位置まで上昇させるかによって、被駆動部材3の傾きを最適な状態に調節することができる。
なお、被駆動部材3は、第2支持部材82のベアリング829が当接部材85の第3当接部853に当接している期間、第2支持部材82のベアリング829が第2方向Zの他方側Z2に変位するため、第2支持部材82が支軸35周りの一方方向R351に回転し、被駆動部材3の先端側が第2方向Zの一方側Z1に傾いた第3姿勢となる。
(外力吸収機構9の構成)
本形態の駆動装置1においては、支軸35、第1支持部材81、第2支持部材82、第1付勢部材91、第2付勢部材92、および当接部材85によって、出現位置P2に位置する被駆動部材3に、被駆動部材3を回転させようとする外力が加わった際、かかる外力を吸収する外力吸収機構9(外力吸収装置)が構成されている。
具体的には、図6(b)に示す状態で、矢印R41で示すように、被駆動部材3を支軸35周りの一方方向R351に回転させる外力(第1外力)が加わった場合、かかる第1外力の方向は、第2支持部材82のベアリング829を当接部材85に押し付ける方向である。このため、第2支持部材82は、支軸35周りの一方方向R351に回転することができないが、第1外力を第2付勢部材92によって吸収することができるとともに、かかる第1外力に抗する付勢力を第2付勢部材92が発生させる。このため、第1外力によって被駆動部材3が支軸35周りの一方方向R351に回転することを抑制することができるとともに、かかる第1外力が除去された際、被駆動部材3の姿勢が自動的に元に戻る。
また、図6(b)に示す状態で、矢印R42で示すように、被駆動部材3を支軸35周
りの他方方向R352に回転させる外力(第2外力)が加わった場合、かかる第2外力の方向は、第2支持部材82のベアリング829を当接部材85から離間させる方向である。このため、第2外力は、第1付勢部材91および第2付勢部材92の少なくとも一方によって吸収することができるとともに、かかる第2外力に抗する付勢力を第1付勢部材91および第2付勢部材92の少なくとも一方が発生させる。本形態では、第2付勢部材92の付勢力は、第1付勢部材91の付勢力より大である。このため、第2外力が加わった際、第2付勢部材92は小さく変化するだけであり、第2外力は、実質、第1付勢部材91によって吸収されるとともに、かかる第2外力に抗する付勢力を第1付勢部材91が発生させる。また、第2外力が除去された際、被駆動部材3の姿勢は自動的に元に戻る。
(動作)
図2および図3を参照して、本形態の駆動装置1における直動動作を説明する。まず、被駆動部材3がフレーム2内の待機位置P1にある状態から、モータ50によって回転部材51を矢印R51の方向に回転させると、直線駆動機構7では、第1ベアリング708および第2ベアリング709がガイド溝720に案内されながら、レバー75が回転中心軸53を中心に矢印R51の方向に回転する。従って、支軸35および第1支持部材81が第1方向Yの一方側Y1に直動するので、被駆動部材3は、フレーム2の開口部20から第1方向Yの一方側Y1に突出し始める。その際、被駆動部材3は、第1付勢部材91によって先端側(上端側)が第2方向Zの一方側Z1に傾くように付勢されているが、第2支持部材82のベアリング829が当接部材85の第1当接部851および第3当接部853に当接しているため、被駆動部材3の先端側(上端側)が第2方向Zの他方側Z2に傾くことがない。
そして、直線駆動機構7が被駆動部材3をさらに第1方向Yの一方側Y1に駆動すると、図6(b)を参照して説明したように、第2支持部材82のベアリング829が当接部材85の第2当接部852に当接するので、被駆動部材3は、先端側(上端側)が第2方向Zの他方側Z2に傾く。ここで、被駆動部材3の傾きは、被駆動部材3の第2方向Zの位置によって変化する。従って、直線駆動機構7によって被駆動部材3をいずれの位置まで上昇させるかによって、被駆動部材3の傾きを最適な状態に調節することができる。
そして、モータ50が逆回転して、回転部材51が回転中心軸53を中心に矢印R52の方向に回転すると、上記と逆の動作が行われ、被駆動部材3がフレーム2内の待機位置P1に戻る。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の駆動装置1においては、被駆動部材3を第2方向Zにチルト可能に構成したため、被駆動部材3を適正な姿勢とすることができる。また、被駆動部材3を第2方向Zにチルト可能にしたため、被駆動部材3に第2方向Zの外力が加わると、被駆動部材3が傾いて周囲と干渉する等のおそれがあるが、本形態では、被駆動部材3に第2方向Zの外力が加わっても、第1付勢部材91および第2付勢部材92を備えた外力吸収機構9が外力に抗する付勢力を被駆動部材3に印加する。このため、外力によって被駆動部材3が支軸35周りに回転することを抑制することができるとともに、かかる外力が除去された際、被駆動部材3の姿勢が自動的に元に戻る。また、外力を第1付勢部材91および第2付勢部材92を備えた外力吸収機構9で吸収しているため、被駆動部材3に外力が加わっても、第1支持部材81、第2支持部材82、直線駆動機構7等に大きな負荷が加わらないので、第1支持部材81、第2支持部材82、直線駆動機構7等が損傷することを抑制することができる。
また、チルト駆動機構8および外力吸収機構9は、支軸35に対して、第1支持部材81、第2支持部材82、被駆動部材3を回転可能に設けるとともに、第1支持部材81と
第2支持部材82との間、および第2支持部材82と被駆動部材3との間に第1付勢部材91および第2付勢部材92を設けた構成になっている。このため、簡素な構成で、被駆動部材3のチルトと、外力の吸収を行うことができる。また、チルト駆動機構8と外力吸収機構9では複数の部材を共用しているので、構成を大幅に簡素化することができる。
また、第1付勢部材91および第2付勢部材92がいずれも、支軸35周りに設けた捩れコイルバネであるため、小さなスペース内に配置することができる。従って、チルト駆動機構8および外力吸収機構9の組み立てが容易であるとともに、チルト駆動機構8および外力吸収機構9を小さなスペースに設けることができる。
また、被駆動部材3は、支軸35に回転可能に支持されたホルダ31に固定され、第2付勢部材92は、第2支持部材82とホルダ31との間に設けられている。このため、被駆動部材3が直接、支軸35や第2付勢部材92と接しないので、被駆動部材3が損傷することを抑制することができる。それ故、被駆動部材3に用いる材質等に対する制約が少ない。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、被駆動部材3がホルダ31を介して支軸35に支持され、第2付勢部材92が第2支持部材82とホルダ31との間に設けられていたが、被駆動部材3が支軸35に直接、支持され、第2付勢部材92が第2支持部材82と被駆動部材3との間に設けられていてもよい。
上記実施の形態では、第1付勢部材91および第2付勢部材92として捩りコイルバネを用いたが、引っ張りコイルバネや圧縮コイルバネ等を用いてもよい。
1…駆動装置、2…フレーム、3…被駆動部材、5…駆動源、7…直線駆動機構、8…チルト駆動機構、9…外力吸収機構(外力吸収装置)、20…開口部、31…ホルダ、35…支軸、50…モータ、51…回転部材、72…ガイド機構、75…レバー、77…スライダリンク機構、81…第1支持部材、82…第2支持部材、85…当接部材、91…第1付勢部材、92…第2付勢部材、720…ガイド溝、721…ガイド部材、750…溝、851…第1当接部、852…第2当接部、853…第3当接部、P1…待機位置、P2…出現位置、X…第3方向、Y…第1方向、Z…第2方向

Claims (8)

  1. 支軸と、
    前記支軸に回転可能に支持された被駆動部材と、
    前記支軸に対して回転不能な第1支持部材と、
    前記第1支持部材と前記被駆動部材との間で前記支軸に回転可能に支持された第2支持部材と、
    前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に設けられ、前記第2支持部材を前記支軸周りの一方方向に付勢する第1付勢部材と、
    前記第2支持部材に当接して前記第2支持部材の前記支軸周りの一方方向の回転を規制する当接部材と、
    前記第2支持部材と前記被駆動部材との間に設けられ、前記第2支持部材に対する前記被駆動部材の前記支軸周りの相対回転に抗する付勢力を前記被駆動部材に印加する第2付勢部材と、
    を有することを特徴とする外力吸収装置。
  2. 前記被駆動部材は、ホルダを介して前記支軸に回転可能に支持され、
    前記第2付勢部材は、前記第2支持部材と前記ホルダとの間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の外力吸収装置。
  3. 前記第2付勢部材の付勢力は、前記第1付勢部材の付勢力より大であることを特徴とする請求項1または2に記載の外力吸収装置。
  4. 前記第1付勢部材は、前記支軸周りに設けられた捩りコイルバネであり、
    前記第2付勢部材は、前記支軸周りに設けられた捩りコイルバネであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の外力吸収装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の外力吸収装置を備えた駆動装置であって、
    駆動源からの駆動力によって、前記支軸および前記第1支持部材を前記支軸の軸線方向に対して直交する第1方向に直動させる直線駆動機構を備え、
    前記当接部材は、前記第2支持部材との当接により前記被駆動部材を第1姿勢とする第1当接部と、前記第1当接部に対して前記第1方向の一方側で前記第2支持部材を前記支軸周りの他方方向に押圧して前記被駆動部材を前記第1姿勢より前記支軸周りの他方方向に傾いた第2姿勢とする第2当接部と、を有することを特徴とする駆動装置。
  6. 前記直線駆動機構は、前記第1支持部材を前記第1方向に直線的に案内するガイド溝を備えたスライダリンク機構を有していることを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。
  7. 前記第1支持部材は、前記支軸に回転可能に支持され、
    前記第1支持部材の前記支軸周りの回転は、前記ガイド溝によって阻止されていることを特徴とする請求項6に記載の駆動装置。
  8. 前記第1方向の一方側に向けて開口する開口部を備えたフレームを有し、
    前記直線駆動機構は、前記被駆動部材を前記フレーム内の待機位置と前記開口部から突出した出現位置との間で移動させることを特徴とする請求項5乃至7の何れか一項に記載の駆動装置。
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