JP2008050079A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排紙トレイの開動作時の回転モーメントの最適化を図ることができ、自動的に開動作させるとともに、開動作の速度を緩和して開動作完了時の衝突を低減又は無くすことができる記録装置を提供する。
【解決手段】 排紙トレイ50を閉状態に保持するロック手段50d、60aと、本体駆動手段36に連動してロック手段のロックを解除する駆動伝達手段60、63と、を備える。また、排紙トレイの姿勢に連動して駆動伝達手段を本体駆動手段に対して進退させる進退手段50c、62を備える。そこで、排紙トレイが閉状態のときに本体駆動手段によりロック手段のロックを解除し、排紙トレイの自重及び付勢手段による開状態までの揺動動作に伴って駆動伝達手段が本体駆動手段から退避する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像情報に基づいて記録手段により被記録材に記録を行う記録装置に関し、詳しくは、排紙トレイを自動的に開く機構を備えた記録装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリなどの記録装置は、画像情報に基づいて記録紙等の被記録材に画像を記録するように構成されている。また、記録装置における記録方式には、熱転写式、感熱式、インクジェット式、レーザービーム式、ワイヤドット式など、種々の方式がある。また、被記録材としても、紙、布、プラスチックシート、OHP用シート、封筒など、画像を記録できるものであれば、種々の材質や形態のものが使用されている。また、パーソナルコンピュータやデジタルカメラからテキストや画像を印刷する手段としても様々な方式による記録装置が使用されている。
記録装置においては、記録された被記録材の順番が変わってしまったり、床に落下することにより汚したりしてしまわないために、排紙トレイが設けられている。排紙トレイには、排出された複数枚の様々な種類の被記録材を整列性良く保持するために、ある程度以上の大きさ及び長さが必要である。そこで、近年では、排紙トレイを開閉可能に構成し、使用していないときには排紙トレイを閉じるように構成された記録装置が多くなっている。排紙トレイを閉じることにより、省スペース化や収納時の美観向上が図れると共に、埃等から記録装置内部を保護することができる。
さらに、万一、排紙トレイを閉じたままで印刷を実行すると、印刷された被記録材が排紙トレイによってその排出を妨げられ、記録装置内部でジャムを生じてしまうという不具合を生じる。そこで、排紙トレイに開閉状態を検知するセンサを設け、必要に応じて警告を発したり印刷を中断するように構成された記録装置が、例えば特許文献1の段落「0028」等に記載されている。また、電源ONや印刷の実行命令に応じて、ソレノイド等の専用の駆動源により自動的に排紙トレイが開くように構成された記録装置が、例えば特許文献2の段落「0023」、「0026」及び「図28」等に開示されている。
特開2004−82478号公報 特開2005−74659号公報
しかしながら、従来の記録装置においては、自動的に開閉可能な排紙トレイは、専用のセンサや駆動源及び配線などによる高コスト化のため、高価格の記録装置にしか装着できないという課題があった。また、駆動源として比較的低価格のソレノイドを用いても、駆動時にソレノイドに起因する大きな音が発生するという課題もあった。また、排紙トレイの開閉を検知するセンサを設けて警告を発したり印刷を中断する記録装置においては、比較的低コストではあるものの、次のような2つの課題があった。すなわち、第1には、警告が発せられた後や、印刷が中断された後に、操作者が手動で排紙トレイを開けねばならず、操作自体が煩雑であるという課題があった。特に、離れた場所にある記録装置に対し遠隔操作で記録命令を出す場合、非常に煩雑で手間のかかる作業となる。第2には、印刷の中断や警告のみでは操作者に排紙トレイを開くことを確実に伝えられなかったり、ひいては、記録装置が故障しているとの誤解を招くこともあった。
さらには、排紙トレイの揺動角度や重量が大きい場合には、排紙トレイを開く動作の終了時に大きな衝突音が発生してしまうという課題もあった。この衝突音を軽減するために、回転ストッパ部にスポンジ等の緩衝材を用いる記録装置では、排紙トレイの姿勢精度の悪化により記録精度が悪化することがあるという弊害を招いていた。さらに、この衝突音を軽減するためにオイル作動式の減衰ダンパーを用いることも考えられるが、これでは、大幅なコストアップや装置の大型化を招くことになる。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、排紙トレイを開くときの回転モーメントの最適化を図ることができ、自動的に排紙トレイを開くとともに、開く速度を緩和して開き終わったときの衝突を低減又は無くすことができる記録装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、記録手段により記録が行われた被記録材を装置本体から排出する排出ローラと、排出された被記録材が載置される開閉可能な排紙トレイと、前記排紙トレイを閉じた位置に保持するロック手段と、本体駆動手段に連動して前記ロック手段のロックを解除する駆動伝達手段と、前記排紙トレイの位置に連動して前記駆動伝達手段を前記本体駆動手段に対して進退させる進退手段と、を備え、前記排紙トレイが閉じた位置において前記本体駆動手段により前記ロック手段のロックを解除し、前記排紙トレイの自重及び付勢手段による付勢力により前記駆動伝達手段が前記本体駆動手段から退避することを特徴とする。
本発明によれば、排紙トレイを開くときの回転モーメントの最適化を図ることができ、自動的に排紙トレイを開くとともに、開く速度を緩和して開き終わったときの衝突を低減又は無くすことができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。
図1は本発明に係る記録装置の第1の実施形態において排紙トレイが開いたとき全体構成を示す縦断面図である。図2は図1の記録装置の排紙トレイが閉じたときの縦断面図である。
先ず、図1を用いて、第1の実施形態に係る記録装置の装置本体の構成を説明する。本実施形態は記録装置がインクジェット記録装置である場合を示し、記録装置1の外郭を覆うように下フレーム10及び上フレーム11が設けられている。下フレーム10と上フレーム11は不図示の外周枠部分で互いに固定されている。下フレーム10の後方に記録紙等の被記録材を画像形成部へ給送するための給紙部が配されている。この給紙部は、開閉可能な給紙トレイ20と、揺動可能な圧板21と、回転可能な給紙ローラ22と、給紙ローラ22に圧接されて従動回転可能な分離ローラ23と、紙センサ24が配された紙ガイド25とを備えている。
紙やプラスチックシート等のシート状の被記録材Sは、給紙トレイ20及び圧板21上に積載されている。つまり、図1に示すような給紙トレイ20を開いた状態にすると、給紙トレイ20と圧板21とが略同一傾斜面となり、この傾斜面に被記録材Sの束が積載される。圧板21の揺動位置及び給紙ローラ22の回転は、不図示の給紙モータ及びコントロールカムにより駆動制御される。分離ローラ23にはトルクリミッタ(不図示)が内蔵されており、分離ローラ23は負荷トルクが所定値以上になると回転する。
下フレーム10の中央付近に画像形成部を構成する記録ヘッド40及びプラテン32が配されている。記録ヘッド40は画像情報に基づいて被記録材Sに画像を記録する記録手段を構成しており、プラテン32は記録ヘッド40と対向する位置で搬送される被記録材を案内支持するものである。プラテン32の搬送方向上流側であって、かつ紙ガイド25の搬送方向下流側には、搬送ローラ30及び該搬送ローラに圧接されて従動回転するピンチローラ31が配されている。プラテン32の搬送方向下流側には、排紙ローラ33及び該排紙ローラに圧接されて従動回転可能な拍車34が配されている。排紙ローラ33及び拍車34は、被記録材を装置本体から排出する排出手段を構成している。
記録ヘッド40は、プラテン32の上部で被記録材の幅方向(主走査方向)に移動可能なキャリッジ41に搭載されている。キャリッジ41は、搬送ローラ30及び排紙ローラ33の軸と平行に配されたガイドシャフト42及びガイドレール11aに沿って往復移動可能に案内支持されている。ガイドレール11aは上フレーム11と一体に形成されている。そこで、キャリッジ41は、キャリッジモータ43を駆動源とし、不図示のモータプーリ及びアイドラプーリに掛けわたされたタイミングベルト44を介して駆動される。記録ヘッド40には、装置本体の基板との間で信号及び電力を伝達するための不図示のFFC(フレキシブル フラット ケーブル)が接続されている。
この記録装置は、画像情報に基づいて記録手段としての記録ヘッド40の吐出口から被記録材Sへインクを吐出して画像(文字も記号等も含む)を記録するように構成されている。本実施形態のインクジェット記録ヘッド40は、各吐出口の内部に配されたヒータを選択的に駆動し、ヒータの発熱によりインクを膜沸騰させ、膜沸騰による気泡の成長または収縮によって生じる圧力変化を制御してインク滴を吐出するように構成されている。記録ヘッド40には、着脱可能なインクタンクが搭載されている。
搬送ローラ30及び排紙ローラ33は搬送モータ37により同期駆動される。搬送ローラ30の軸方向一端部には搬送ローラギア35が固定されている。排紙ローラ33の軸方向一端部には排紙ローラギア36が固定されている。排紙ローラギア36には、ギア部36aとカム部36bが設けられている。搬送ローラギア35と排紙ローラギア36のギア部36bとは、伝達ギア39を介してギア連結されている。また、搬送モータ37と搬送ローラギア35は、プーリに巻回された搬送ベルト38により駆動伝達可能に連結されている。従って、搬送モータ37の駆動力が搬送ベルト38を介して搬送ローラギア35に伝達されることで、搬送ローラ30が回転駆動される。これと同時に、搬送ローラギア35の回転が伝達ギア39及びギア部36aを介して排紙ローラギア36に伝達されることで、排紙ローラ33も搬送ローラ30と同期して回転駆動される。
次に、図1を用いて記録装置1の動作を説明する。記録命令が発せられると、不図示の給紙モータにより圧板21が揺動し、積載された被記録材(シート束)Sを給紙ローラ22に圧接させる。そして、給紙ローラ22の回転により、積載された被記録材の上層の数枚が送り出される。このとき、最上層以外の被記録材はトルクリミッタを有する分離ローラ23の負荷トルク(負荷抵抗)によってせき止められ、最上層の1枚の被記録材のみが紙ガイド25に沿って給送される。その後、圧板21が給紙ローラ22から離間する位置まで退避し、分離ローラ23によってせき止められた被記録材は不図示の戻し手段(戻しレバー等)により元の積載位置まで戻される。
一方、紙ガイド25に沿って送り出された被記録材は、給紙ローラ22及び分離ローラ23の回転により、静止した搬送ローラ30とピンチローラ31のニップ部に突き当って所定量のループが形成される。このときのループによって被記録材の先端が揃えられる。次いで、紙センサ24の検知から所定量を給送したところで、搬送モータ37の駆動により搬送ローラ30の回転が開始される。これらの動作により被記録材の斜行を矯正することができる。その後、給紙ローラ22への駆動が停止又は遮断され、分離ローラ23が給紙ローラ22から離間される。この動作により、被記録材を搬送するときのバックテンションが軽減され、搬送精度を高めることができる。
被記録材Sをプラテン32に沿って搬送した後、プラテン32上の画像形成位置(搬送方向の記録開始位置)で被記録材を停止させる。そこで、キャリッジモータ43でキャリッジ41を駆動することにより記録ヘッド40を主走査方向(搬送ローラの軸方向)へ移動させつつ、画像情報に基づいて記録ヘッド40を駆動して吐出口から被記録材へインクを吐出口する。これにより、1ライン分の記録が行われる。そして、1ライン分の記録動作と所定ピッチの被記録材の搬送動作(副走査)を交互に繰り返すことにより、被記録材S上に画像が形成される。プラテン32を通過した被記録材は、搬送ローラ30と同期駆動される排紙ローラ33と拍車34の間で挟持され、さらに搬送された後、装置本体から排出される。画像を形成するときは被記録材の後端も紙センサ24によって検知され、その検知結果により算出される後端位置まで画像を記録することができる。
次に、図1及び図2を用いて記録装置の排紙トレイの開閉機構の構成を説明する。装置本体の手前側(図示左側)には、排紙ローラ33を通して装置本体内から排出された被記録材Sが積載可能に載置される排紙トレイ50が装着されている。排紙トレイ50は、その左右両端部に設けられた軸部50aを、下フレーム10の前方下部の両側に設けられた軸受部10aに嵌合することにより、装置本体に開閉可能に取り付けられている。つり、排紙トレイ50は軸受部10aに軸支された軸部50aを中心に回転(開閉)可能に装着されている。排紙トレイ50の側端部に軸部50aを中心とした一定角度範囲に円弧状の溝部50bが形成されている。一方、下フレーム10には、この溝部50bと摺動自在に嵌合する突起部(ストッパ部)10bが設けられている。排紙トレイ50は、溝部50bと突起部10bの嵌合により、図2に示すような垂直姿勢をした閉じた位置から図1に示すように水平から若干傾いた開いた位置の範囲内で揺動することができる。
排紙トレイ50が図1の開いた位置にあるとき、排出された被記録材は、下フレーム10の積載部10cと排紙トレイ50の積載面(図1では上面となる裏面)に積載することができる。排紙トレイ50の被記録材の幅を避けた側端部には、カム部50cとフック部50dが設けられている。なお、本願では、排紙ローラ33に固定された排紙ローラギア36のカム部36bを第1カム部と称する。そして、排紙トレイのカム部50c及びフック部50dも後述するようなカム機能(もしくは規制機能)を有することから、カム部50cを第3カム部と称し、フック部50dを第2カム部と称する。また、排紙トレイ50の先端部には把手部50eが設けられている。
排紙トレイ50の後側(図示右側)の被記録材の幅を避けた位置には揺動レバー60が配されている。この揺動レバー60は、上フレーム11に軸部60bを中心に揺動可能(回転可能)に軸支され、付勢手段であるばね61により図示反時計方向に付勢されている。この揺動レバー60は後述するような駆動伝達手段を構成している。揺動レバー60の前端部には、排紙トレイのカム部(第3カム部)50cに対するカムフォロア部となるコロ62が従動回転可能に軸支されている。コロ62は、排紙トレイ50のカム部50cに当接し、排紙トレイ50の開閉に伴ってカム部50c上を転がりながら移動することができる。排紙トレイ50のカム部50cと揺動レバー60のコロ62は、後述するような進退手段を構成している。
揺動レバー60のコロ62とは反対側の端部には、軸部60cを中心に揺動可能なトリガーレバー63が軸支されている。トリガーレバー63は、付勢手段であるばね64により揺動可能範囲の中間位置に所定の小さなばね力で保持されている。ばね64は、トリガーレバー63を中間位置(中間姿勢)に保持できるだけの小さな規制力で、該トリガーレバー63を弾性的に保持している。すなわち、図2〜図5に示すように、トリガーレバー63の揺動可能範囲(角度範囲)は、揺動レバー60に形成された突起部60iとトリガーレバー63に形成された円弧状の溝63bとの嵌合により規制されている。また、ばね64は、その両端部がトリガーレバー63の突起部63cと揺動レバー60の突起部60iのそれぞれに係合可能に配置されている。従って、トリガーレバー63がカム部36bにより回転変位すると、ばね64が弾性変位した後に揺動レバー60が回転変位させられる。この回転変位により、後述するフック受け部60aとフック部50dによる閉状態のロックが解除される。本実施形態では、駆動伝達手段である揺動レバー60に配されたトリガーレバー63は、本体駆動手段である排紙ローラ33の排紙ローラギア36のカム部(第1カム部)36bに対するカムフォロア部を構成している。
揺動レバー60の前部には、捻りコイルばねからなるプッシュばね65が揺動可能に取り付けられている。プッシュばね65の片側の腕部は弾性腕として前方へ突出している。このプッシュばね65は、揺動レバー60に設けられた軸部60dに揺動可能に取り付けられている。その一方の腕部は揺動レバー60に形成された突起部60eに当接可能である。また、他方の腕部は排紙トレイ50の裏面に当接可能であり、排紙トレイを閉じた状態(図2)では排紙トレイと揺動レバーの間でチャージ可能(押圧弾性変形可能)に配されている。
揺動レバー60の前端部には、排紙トレイ50の裏面に形成されたフック受け部50dと当接係合可能なフック受け部60aが形成されている。このフック受け部60aは、排紙トレイ50が閉状態(図2)であるときにフック部50dに当接係合することで、揺動レバー60のばね61による力を排紙トレイ50へ付加する。これにより、排紙トレイ50は、閉じた位置にあるとき、軸部10aを中心に図示時計方向の付加モーメントを受けることで、閉じた位置に保持することができる。つまり、ばね61により反時計方向の回転モーメントを受けている(付加されている)揺動レバー60のフック受け部60aを排紙トレイ50のフック部50dに押圧係合させる。これにより、排紙トレイ50を閉じた位置に保持するロック手段が構成されている。
図3は図2の排紙トレイを自動で開く動作における開始時の状態を示す縦断面図である。図4は図2の排紙トレイがプッシュばねで押し出される時の状態を示す縦断面図である。図5は図2の排紙トレイを閉める方向の付加モーメントを受けながら自重モーメントにより低速で開いている状態を示す縦断面図である。図6は図2の排紙トレイが開いた状態を示す縦断面図である。図7は図2の排紙トレイが自動で開くときの排紙トレイの角度(開閉位置)に対する排紙トレイに作用する回転モーメントの特性を例示するグラフである。
次に、図1〜図7を用いて、排紙トレイ50を自動で開く動作を説明する。排紙トレイ50が閉じた位置(図2、図3)にあるときに記録命令が発せられると、前述の給紙動作及び斜行矯正動作の後に搬送モータ37の駆動が開始される。この搬送モータ37を駆動源として、本体駆動手段である搬送ローラ30及び排紙ローラ33が回転駆動され、該排紙ローラと一体の排紙ローラギア36が回転駆動される(図3)。排紙ローラギア36が回転すると、排紙ローラギア36のカム部(第1カム部)36bは、カムフォロア部であるトリガーレバー63の先端を押圧し、該トリガーレバーを倒す。これにより、トリガーレバー63は図3に示すように揺動レバー60をばね61に抗して時計方向に回転させ得る揺動規制角度(揺動規制可能な角度位置)に達する。これにより、揺動レバー60をばね61をチャージする方向に回転させることが可能な状態となる。
そこで、排紙ローラギア36がさらに回転すると、図4に示すように、トリガーレバー63の先端がカム部36bの円筒面(外周面)に乗り上げられる。この時の揺動レバー60の時計方向の回転変位により、フック受け部60aがフック部50dから外れるとともに、チャージ状態にあったプッシュばね65の前方の腕部がフック部50dを押し出す。これにより、排紙トレイ50は図4に示すような角度位置まで押し出される。なお、この時に排紙トレイ50の前方に障害物があったり、排紙トレイ50が押さえられていたとしても、プッシュばね65の腕部が弾性変形して外力を吸収することができる。このため、揺動レバー60等の開閉機構がダメージを受けることはない。揺動レバー60及びトリガーレバー63は、本体駆動手段である排紙ローラギア36に連動して、ロック手段60a、50dのロックを解除する駆動伝達手段を構成している。
排紙トレイ50が図4の角度位置まで押し出されると、排紙トレイ50の重心Gが回転中心の軸部50aより前方へ移動する。このため、排紙トレイ50は、自重による回転モーメントによって開く方向へ回転し、カム部(第3カム部)50cがコロ(カムフォロア部)62に当接する位置(図5)まで自重のみによって回転する。そして、カム部50cがコロ62に当接した後も排紙トレイ50は自重により回転し、コロ62がカム部50c上を転がることで図6の開いた位置に達する。この際、コロ62がカム部50c上を転がりつつ、揺動レバー60は、ばね61をチャージする方向(図示の時計方向)にさらに回転させられていく(図6)。このばね61のチャージにより、排紙トレイ50に閉方向のモーメントが連続的に付加される。この閉方向の付加モーメントは、後述するように、自重によるモーメントよりは小さいが、開く方向の回転とともに所望の曲線を描いて増大するように設定されている。
また、この際、排紙トレイ50が自重モーメントで回転し、カム部(第3カム部)50c及びコロ62を介して駆動伝達手段としての揺動レバー60及びトリガーレバー63が図示時計方向に回転させられる。これにより、トリガーレバー63は図6に示すように排紙ローラギア36のカム部(第1カム部)36bから離間する。排紙トレイ50のカム部50cと揺動レバー60のコロ62は、排紙トレイ50の姿勢に連動して、駆動伝達手段である揺動レバー60及びトリガーレバー63を本体駆動手段である排紙ローラギア36に対して進退させる進退手段を構成している。
そして、本実施形態では、排紙トレイ50が閉状態のときに本体駆動手段(排紙ローラギア)36によりロック手段(フック受け部60a、フック部50d)のロックを解除するように構成されている。また、排紙トレイ50の自重及び付勢手段(ばね61)の付加力(付勢力)による開いた状態までの揺動動作に伴って駆動伝達手段(揺動レバー60、トリガーレバー63)が本体駆動手段(排紙ローラギア41)から退避するように構成されている。以上のような排紙トレイ50を自動で開く動作は、被記録材Sがプラテン32上の画像形成位置に搬送されてくる前に完了する。このため、記録動作を行っているときのトルク変動や振動変動等により、排紙トレイ50を自動で開く動作に悪影響が及ぶことはない。
図7には、第1の実施形態に係る排紙トレイを自動で開く動作において該排紙トレイに作用するモーメントが示されている。図7において、横軸は排紙トレイ50の姿勢変化(角度変化)を示し、縦軸は排紙トレイ50にかかる回転中心50a回りのモーメントを示す。また、細線は、排紙トレイ50の自重のみによる回転モーメント(自重モーメントと称する)を示す。また、灰色太線は、揺動レバー60等の開閉機構から排紙トレイ50に付加される(作用する)付加モーメントを示す。さらに、黒色太線は、自重モーメントと付加モーメントを合算したトータルモーメントを示す。
まず、細線で示す自重モーメントについて説明する。排紙トレイ50が閉状態(閉じ位置)にあるとき、排紙トレイ50の重心Gは回転中心の軸部50aより僅か後方に位置しており、自重モーメントは閉方向の微小な値である。排紙トレイを自動で開く動作が開始された後、プッシュばね65により排紙トレイ50が押し出された図4の位置では、自重モーメントは軸部50a回りの作用方向が逆転し、開く方向に作用することになる。さらに排紙トレイ50の姿勢が開く方向に変化するにしたがって、重心Gの位置は回転中心から前方へさらに離間していく。このため、自重モーメントは、開いた位置まで、いわゆるサインカーブを描いて増大する。
次に、灰色太線で示す付加モーメントについて説明する。排紙トレイ50が閉状態にあるとき、排紙トレイ50は、揺動レバーのばね61によりフック受け部60aからフック部(第2カム部)50dへ作用する圧接力により、閉じ方向に所定の値“a”の付加モーメント(回転モーメント)を受けてロックされている。自動で開く動作が開始されると、排紙ローラギア36のカム部(第1カム部)36bとトリガーレバー63の動作によりフック受け部60aからの押圧力が解消される。このため、排紙トレイ50に作用する付加モーメントは、プッシュばね65の押し出し力による開方向の僅かな値“b”となる。そして、プッシュばね65により押し出されてわずかに開いた図4の位置では、プッシュばね65から排紙トレイ50に対して、開き方向に僅かな値“c”の付加モーメントが作用することになる。そして、プッシュばね65から離れた瞬間に付加モーメントは一旦“0”になる。
次いで、排紙トレイ50が自重モーメントで回転して図5の中間位置に達すると、排紙トレイのカム部(第3カム部)50cが揺動レバー60のコロ62に圧接される。このコロ62と圧接することで、排紙トレイ50には、閉じ方向に値“d”の付加モーメントが作用することになる。この揺動レバー60のコロ62との接触による閉方向の付加モーメントは、排紙トレイ50の姿勢が開く方向へ変化するにしたがって図7中に示すように連続的に増加する。そして、開いた位置では値“e”の閉方向の付加モーメントが作用することになる。
さらに、黒色太線で示す自重モーメントと付加モーメントの合算モーメント(トータルモーメント)について説明する。この合算モーメント(その方向及び値)は、摩擦等による抵抗モーメントを省略すれば、排紙トレイ50に実際に作用している回転モーメントである。排紙トレイ50が閉状態にあるとき、合算モーメントは、排紙トレイ50を閉状態に保持するのに十分な閉じ方向の値を有する。排紙トレイを自動で開く動作が開始されると、合算モーメントの作用方向は閉じる方向から開く方向に逆転する。そして、排紙トレイ50が自重のみで開く方向に回転できる図4の位置に達するまでは、開く方向に回転するのに十分な僅かな開く方向の値を示す。
図4の状態から図5の状態(途中位置)までは、合算モーメントは、開く方向の自重モーメントのみであり、次第に上昇しながら比較的小さな開く方向のモーメント値まで上昇する。この図5の状態(位置)から図1の開いた位置までは、前述の開く方向の自重モーメントの絶対値から前述の閉じる方向の付加モーメントの絶対値を差し引いた閉じる方向のモーメントが作用することになる。つまり、図5の途中位置から開いた位置までは、排紙トレイ50に対して、開く方向に略一定のわずかな値“f”の合算モーメントが作用することになる。この“f”の値は、各ばねの付勢力やカム面の位置や向き等を選定することによって、摩擦等の力に抗して開く方向に回転するのに十分な最小限の回転モーメントになるように設定される。つまり、排紙トレイ50のカム部50cと揺動レバー60のコロ62により、排紙トレイの姿勢変化に対応する回転モーメント(ばね61による)を排紙トレイに付加することによって、排紙トレイの回転速度を調整するように構成されている。なお、閉じた位置と開いた位置においては、回転モーメントの他に、溝部50bと突起部10bによる規制力が加わるため、排紙トレイ50に作用する回転モーメントの値は“0”となり一定位置に保持される。
以上説明した実施形態によれば、排紙トレイ50を開く動作時に該排紙トレイに作用する回転モーメントの大きさを適正な値に選定することができ、最適化を図ることができる。これにより、排紙トレイ50の自動的で円滑な開動作を実現するだけでなく、排紙トレイの開動作の速度を緩和し、排紙トレイの自重による開動作完了の際の衝撃及び衝突音を低減することができる。また、排紙トレイ50が開状態にあるときはカムフォロアとしてのトリガーレバー63は排紙ローラギア36の第1カム部36bから離間している。このため、排紙トレイ50が開状態のときに記録命令が発せられて排紙ローラギア36が回転しても、排紙ローラギア36とトリガーレバー63は接触することがなく、排紙トレイは静止したままであり、状態が変化することはない。また、排紙トレイ50の把手部50eを操作することにより、排紙トレイを任意に開閉することができる。
図8は図1〜図7に示した第1の実施形態に係る排紙トレイ50を閉じるときの途中の状態を示す縦断面図である。図9は図8の状態からトリガーレバーが排紙ローラギア36により図示反時計方向に回転させられるときの状態を示す部分縦断面図である。図10は図8の状態からトリガーレバーが排紙ローラギア36により図示時計方向に回転させられるときの状態を示す部分縦断面図である。図8〜図10において、排紙トレイ50を閉める際、排紙ローラギア36のカム部36bの姿勢(回転方向の角度位置)によっては、図8に示すようにトリガーレバー63が排紙ローラギア36のカム部36bの凸部の先端エッジ部に当接する場合がある。本実施形態においては、このような場合、トリガーレバー63が図9及び図10のいずれの方向に倒されるかが判然としないが、いずれの方向においても揺動レバー60を軸部50aを中心に図示時計方向に回転させるモーメントが作用する。このため、トリガーレバー63の倒れ方向(揺動方向)の如何にかかわらず、排紙ローラギア36とトリガーレバー63との接触に起因する干渉や動作不良を無くす(回避する)ことができる。
また、本実施形態においては、排紙ローラギア36の円周上のカム部36bは、円周方向に所定ピッチで形成された複数の凹凸状のカム形状を有している。そのため、排紙トレイ50が閉状態にあり、かつトリガーレバー63が図9のような凸面に乗り上げ状態にあるときに記録命令が発せられて排紙ローラギア36が回転した場合は、次のように動作する。すなわち、まず、円周カム部36bの次の凹部(回転方向の後続する凹部)により、トリガーレバー63の先端がカム部36bから離れてフリーになる。この時に、トリガーレバー63は一旦図2に示すような中間姿勢(中間位置)に戻され、これに続いて、前述のような排紙トレイ50を自動で開く動作が実行される。この場合、カム部36bには凹部を含むカム形状が複数サイクル設けられているため、被記録材Sがプラテン32上の画像形成位置に搬送される前に、前述のような排紙トレイを自動で開く動作を完了させることができる。このため、自動で開く動作が記録動作のトルク変動や振動変動等により悪影響を受けることはない。
また、本実施形態においては、排紙トレイ50を把手部50eの操作によって開けると、開く動作に伴うモーメントにより揺動レバー60が図示時計方向に回転させられる。これにより、フック受け部60aがフック部50dから外される。従って、把手部50eの操作によって排紙トレイを開くときにも、前述の自動で開く動作の場合と同様の動作によって、排紙トレイ50を開いた位置へ移動させることができる。
また、以上説明した実施形態においては、排紙トレイを自動で開く動作のための特別な駆動源は使用されておらず、特別な駆動動作も行われていない。従って、本実施形態によれば、装置本体の記録動作に必要な駆動源(搬送モータ37等)及び本体駆動手段(搬送ローラ30や排紙ローラ33等)を使用するだけで、前述の排紙トレイ50を自動で開く動作を実行することができる。ただし、本実施形態は、以上説明したような自動開動作及び開閉機構のみに限定されるものではない。本実施形態は、例えば、記録命令が発せられた直後であって給紙動作が開始される前に、搬送モータ37を所定量駆動させる排紙トレイの自動開動作専用の動作もしくは機構を追加して実施しても良く、このような構成もその範囲内に含むものである。
(第2の実施形態)
次に、図11〜図14を用いて本発明の第2の実施形態を説明する。図11は本発明による記録装置の第2の実施形態において排紙トレイが閉じられているときの状態を示す縦断面図である。図12は図11の記録装置の排紙トレイの開閉機構を上部から見た平面図である。図13は本発明の第2の実施形態に係る記録装置の排紙トレイの途中まで開いた状態を示す縦断面図である。図14は図13の排紙トレイの開状態を示す縦断面図である。排紙トレイ50の重心Gは、第1の実施形態の排紙トレイの場合より前側に位置している。このため、本実施形態では、排紙トレイ50の自重によるモーメントは閉状態においても開方向に作用している。このような構成の場合は、排紙トレイの自動開動作のときに排紙トレイ150を押し出す必要はなく、ロックを外すだけで自動開動作を開始させることができる。本実施形態によれば、第1の実施形態におけるプッシュばね65に相当する部材を省略することができる。
また、排紙トレイ50の閉状態におけるロックは、第1の実施形態では排紙トレイのフック部50dに揺動レバーのフック受け部60aをばね61の力で当接係合させることにより行っていた。これに対し、本実施形態では、図11に示すように、排紙トレイ150の閉状態において、排紙トレイ50に設けられた傾斜面からなる係合面50gに揺動レバー60のコロ62を係合させることにより、排紙トレイ50を閉状態にロックしている。また、本実施形態の揺動レバー60には、第1の実施形態におけるトリガーレバー63に代えて、斜面60hを有する腕部60gが設けられている。この腕部60gは、図示のようにキャリッジ41の底部と係合可能なように後方へ延びている。
そこで、キャリッジ41が図12中に2点鎖線で示すような端部位置まで移動してくると、腕部60aの斜面がキャリッジ41により押圧される。これにより、揺動レバー60が軸部60bを中心に図示時計方向に揺動させられ、図13に示すように揺動レバー160のコロ62が上昇する。ここで、キャリッジ41は第1の実施形態における排紙ローラギア36のカム部(第1カム部)36bと同様の規制機能を有し、腕部60bは第1カム部としてのキャリッジ41カムフォロア部となっている。コロ62が上昇すると、排紙トレイ50の閉状態でのロック(係合面50gとの係合)が外され、排紙トレイ50は自重により図13の途中位置まで回転する。この図13の位置では、排紙トレイ50のカム部(第2カム部)50cがコロ62に当接する状態となる。本実施形態では、係合面50gとコロ62によって、排紙トレイ50を閉状態に保持するロック手段が構成されている。また、揺動レバー60によって、本体駆動手段としてのキャリッジ41の動きに連動してロック手段50g、62のロックを解除する駆動伝達手段が構成されている。
カム部50cがコロ62に当接した後は、第1の実施形態の場合と同様に、排紙トレイ50は自重によりさらに開方向へ回転し、図14に示す開状態に達する。図13の状態から図14の開状態までは、第1の実施形態と同様に、コロ62がカム部50c上を転がりつつ、揺動レバー60はばね61をチャージする方向(図示時計方向)に回転される。すなわち、図7に示すような排紙トレイ50の自重モーメントとばね61による付加モーメントとの差によって、排紙トレイ50はゆっくりした速度で開方向へ回転させられて開状態に達するとともに、揺動レバー60はばね61をチャージする方向へ回転する。これにより、排紙トレイ50に閉方向のモーメントが付加される状態が開状態(開き位置)まで持続される。
また、図13の位置から図14の位置へ回転する際、排紙トレイ50の自重モーメントによってカム部50cを介して揺動レバー60を図示時計方向に回転させることにより、腕部60gがキャリッジ41の移動領域(係合可能位置)から離れていく(退避する)。つまり、本実施形態においても、排紙トレイ50のカム部50cと揺動レバー60のコロ62によって、排紙トレイの姿勢に連動して駆動伝達手段としての揺動レバー60を本体駆動手段であるキャリッジ41に対して進退させる進退手段が構成されている。そして、本実施形態においても、排紙トレイ50が閉状態のときに本体駆動手段(キャリッジ)41によりロック手段(係合面50g、コロ62)のロックを解除するように構成されている。また、排紙トレイ50の自重及び付勢手段(ばね61)の付加力(付勢力)による開状態までの揺動動作に伴って駆動伝達手段(揺動レバー60)が本体駆動手段(キャリッジ41)から退避するように構成されている。また、本実施形態においても、排紙トレイ50のカム部50cと揺動レバー60のコロ62により、排紙トレイの姿勢変化に対応する回転モーメント(ばね61による)を排紙トレイに付加することによって、排紙トレイの回転速度を調整するように構成されている。
図11〜図14の第2の実施形態は、以上説明した以外の点では、図1〜図10で説明した第1の実施形態と実質的に同じ構成を有し、同じように動作するものである。従って、第2の実施形態によっても、第1の実施形態の場合と同様、排紙トレイの開動作時の回転モーメントの最適化を図ることができ、自動的に開動作させるとともに、開動作の速度を緩和して開動作完了時の衝突を低減又は無くすことができる。また、排紙トレイの自動開動作のための特別な駆動動作や駆動源を必要とせず、装置本体の記録動作に必要な駆動動作や駆動源のみで、排紙トレイの自動開動作を行わせることができる。
さらに、第2の実施形態によれば、排紙トレイの自動開動作のためにキャリッジ41を余分に移動させる必要がなく、記録動作中のキャリッジ41にトルク変動や振動変動等の悪影響を与えることもなく、記録装置の大型化を招くこともない。なお、キャリッジ41を図12中の2点鎖線位置まで移動させる動作は、記録命令を受け取った時点から記録動作のためにキャリッジで走査するまでの間に行えば良い。また、排紙トレイの自動開動作を行うための駆動源として、第1の実施形態では搬送ローラ30及び排紙ローラ33を駆動する搬送モータ37が使用されている。これに対し、第2の実施形態では、記録ヘッドを往復移動させるためのキャリッジモータ43が使用されている。ただし、本発明は、以上説明したような自動開動作及び開閉機構のみに限定されるものではない。本実施形態は、記録装置で用いられる他の駆動源(モータ)からの動力を利用して排紙トレイの自動開動作を行うように構成しても良い。他の駆動源としては、例えば、給紙動作のための駆動源(給紙モータ)や、記録ヘッド(インクジェット記録ヘッド)のインク吐出性能を維持回復するためのクリーニング手段(回復処理手段)を動作させるための駆動源(回復モータ)などがある。
なお、以上の実施形態では、記録装置がインクジェット記録装置である場合を例に挙げて説明したが、本発明は、インクジェット式の他、レーザービーム式、熱転写式、感熱式、ワイヤドット式など、いずれの方式の記録装置でも同様に適用可能である。また、本発明による記録装置は、単一の記録装置の他、複数の機器を一体化した構成の複合機器やシステムに対しても、同様に適用可能である。
本発明に係る記録装置の第1の実施形態において排紙トレイが開いたときの全体構成を示す縦断面図である。 図1の記録装置の排紙トレイが閉じたときの縦断面図である。 図2の排紙トレイを自動で開く動作における開始時の状態を示す縦断面図である。 排紙トレイがプッシュばねで押し出される時の状態を示す縦断面図である。 図2の排紙トレイを閉める方向の付加モーメントを受けながら自重モーメントにより低速で開いている状態を示す縦断面図である。 図2の排紙トレイが自動開動作して開状態になったときの状態を示す縦断面図である。 図2の排紙トレイの自動開動作時の角度位置(開閉位置)の変化に対する回転モーメントを示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る排紙トレイを閉じるときの途中の状態を示す縦断面図である。 図8の状態からトリガーレバーが排紙ローラギアにより図示反時計方向に回転させられるときの状態を示す部分縦断面図である。 図8の状態からトリガーレバーが排紙ローラギアにより図示時計方向に回転させられるときの状態を示す部分縦断面図である。 本発明による記録装置の第2の実施形態において排紙トレイが閉じられているときの状態を示す縦断面図である。 図11の記録装置の排紙トレイの開閉機構を上部から見た平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る記録装置の排紙トレイの途中まで開いた状態を示す縦断面図である。 図13の排紙トレイの開状態を示す縦断面図である。
符号の説明
S 被記録材
1 記録装置
30 搬送ローラ
33 排紙ローラ(排出手段)
36 排紙ローラギア(本体駆動手段)
37 搬送モータ(駆動源)
40 記録ヘッド
41 キャリッジ(第1カム部、本体駆動手段)
43 キャリッジモータ(駆動源)
50 排紙トレイ
50c 排紙トレイのカム部(第3カム部、進退手段)
50d フック部(第2カム部、ロック手段)
50g 係合面(ロック手段)
60 揺動レバー(駆動伝達手段)
60a フック受け部(第2カム部のカムフォロア部、ロック手段)
60g 腕部
61 ばね(付勢手段)
62 コロ(第3カム部のカムフォロア部、進退手段)
63 トリガーレバー(第1カム部のカムフォロア部、駆動伝達手段)
65 プッシュばね

Claims (8)

  1. 記録手段により記録が行われた被記録材を装置本体から排出する排出ローラと、排出された被記録材が載置される開閉可能な排紙トレイと、前記排紙トレイを閉じた位置に保持するロック手段と、本体駆動手段に連動して前記ロック手段のロックを解除する駆動伝達手段と、前記排紙トレイの位置に連動して前記駆動伝達手段を前記本体駆動手段に対して進退させる進退手段と、を備え、
    前記排紙トレイが閉じた位置において前記本体駆動手段により前記ロック手段のロックを解除し、前記排紙トレイの自重及び付勢手段による付勢力により前記駆動伝達手段が前記本体駆動手段から退避することを特徴とする記録装置。
  2. 前記進退手段が前記排紙トレイの姿勢変化に対応する回転モーメントを前記排紙トレイに付加することによって、該排紙トレイの回転速度を調整することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記本体駆動手段に設けられた第1カム部と、前記排紙トレイに設けられた第2カム部及び第3カム部と、一端部に前記第1カム部に対するカムフォロア部を、他端部に前記第2カム部及び第3カム部に対するカムフォロア部を有する揺動レバーと、前記揺動レバーに回転モーメントを付加するための付勢手段とを備え、
    前記第1カム部の作用により前記揺動レバーを回転させて前記第2カム部による前記排紙トレイのロックを解除し、
    前記第3カム部の作用により前記揺動レバーをさらに回転させて前記排紙トレイの姿勢に連動した回転モーメントを該排紙トレイに付加しつつ、前記第1カム部から前記カムフォロア部を退避させることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記排紙トレイのロックを解除する駆動手段が、被記録材を装置本体外へ排出する排出手段を動作させる駆動手段であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記排紙トレイのロックを解除する駆動手段が、記録手段を移動させる駆動手段であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記排紙トレイのロックを解除する駆動手段が、記録手段のクリーニング手段を動作させる駆動手段であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記排紙トレイのロックを解除する駆動手段の駆動源がモータであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の記録装置。
  8. 前記記録手段が画像情報に基づいて吐出口から被記録材へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の記録装置。
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