JP2008041830A - Soi基板およびその製造方法 - Google Patents

Soi基板およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008041830A
JP2008041830A JP2006212276A JP2006212276A JP2008041830A JP 2008041830 A JP2008041830 A JP 2008041830A JP 2006212276 A JP2006212276 A JP 2006212276A JP 2006212276 A JP2006212276 A JP 2006212276A JP 2008041830 A JP2008041830 A JP 2008041830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
substrate
oxide film
forming
silicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006212276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5532527B2 (ja
Inventor
Hiroshi Otsuki
浩 大槻
Mitsutaka Katada
満孝 堅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2006212276A priority Critical patent/JP5532527B2/ja
Publication of JP2008041830A publication Critical patent/JP2008041830A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5532527B2 publication Critical patent/JP5532527B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Element Separation (AREA)

Abstract

【課題】SOI基板において確実にゲッタリング効果が得られるようにする。
【解決手段】埋め込み酸化膜として機能するシリコン酸化膜2と活性層として機能するシリコン層4の間にSiC含有層3を配置する。つまり、活性層中の一部に、SiC含有層3を形成した構造とする。シリコン酸化膜2の表面に直接シリコン層4を形成した場合、シリコン酸化膜2のヤング率がシリコン層4より小さくシリコン層4に格子歪みを十分に発生させられないが、シリコン酸化膜2の表面に単結晶シリコンよりも熱膨張係数及びヤング率の大きなSiC含有層3を形成しておくことで、ウェハ貼り合わせ工程や半導体装置製造工程中の熱処理の際に、これらの間に格子歪みを発生させることが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板に当初より含有された、もしくは製造工程において混入した重金属による汚染に起因する素子信頼性の低下を防止可能なSOI(Silicon on insulator)基板およびその製造方法に関するものである。
従来より、半導体デバイスが形成される活性層から重金属汚染などを効果的に除去する方法として、基板内部にIG層を設けるもしくは基板の裏面側にゲッタリング層を形成する手法がとられている。しかしながら、半導体基板としてSOI基板を用いる場合、通常のバルクの基板と異なり、Fe、Ni等の重金属の拡散が埋め込み酸化膜によってブロックされるため、単に支持基板中にゲッタリングサイトを設けても効果が無い。このため、SOI基板において基板に当初より含有された重金属もしくは製造工程中において混入した重金属による重金属汚染をゲッタリングする方法として、特許文献1、2に示す手法が提案されている。
特許文献1では、活性層と埋め込み酸化膜との間にゲッタリング機能を有する多結晶シリコン膜を設けている。特許文献2では、部分的に埋め込み酸化膜が形成されない領域を備えると共に、支持基板もしくは該基板裏面に何らかのゲッタリング手段を付与した構造としている。
特開平02−260428号公報 特開平5−82525号公報
しかしながら、特許文献1に示す手法は、多結晶シリコンの結晶粒界で重金属をゲッタリングする方法であり、多結晶シリコン膜はウェハ貼り合わせ工程及び半導体装置製造工程中の熱処理に伴って再結晶化が進み、その結晶粒径が大きくなってしまうため、重金属をゲッタリングする部位である結晶粒界の面積が減少し、デバイス形成プロセスが進むに連れてその効果が低下してしまう。
また、特許文献2に示す手法では、上記のように部分的に埋め込み酸化膜が形成されていない領域がある構造であればゲッタリングが可能になるものの、SOI基板を利用するそもそもの利点、例えばリーク電流や浮遊容量を低減できるという効果が小さくなってしまう。
本発明は上記点に鑑みて、SOI基板において確実にゲッタリング効果が得られるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、半導体材料により構成された支持基板(1)と、支持基板(1)の上に形成された埋め込み酸化膜(2)と、埋め込み酸化膜(2)を挟んで支持基板(1)の反対側に配置され、半導体材料により構成された活性層(4)と、埋め込み酸化膜(2)と活性層(4)との間、もしくは、支持基板(1)と埋め込み酸化膜(2)との間に配置され、活性層(4)との熱膨張係数の差に基づいて、熱処理時に活性層(4)に格子歪みを発生させる格子歪形成用層(3、10)と、を備えていることを第1の特徴としている。
このように、埋め込み酸化膜(2)と活性層(4)の間、もしくは、支持基板(1)と埋め込み酸化膜(2)との間に格子歪形成用層(3、10)を配置している。つまり、活性層(4)中の一部に、もしくは、支持基板(1)側において埋め込み酸化膜(2)と接するように、格子歪形成用層(3、10)を形成した構造としている。
このため、埋め込み酸化膜(2)と活性層(4)の間に格子歪形成用層(3、10)を配置した場合には、ウェハ貼り合わせ工程や半導体装置製造工程中の熱処理の際に、これらの間に格子歪みを発生させることが可能となる。また、支持基板(1)と埋め込み酸化膜(2)との間に格子歪形成用層(3、10)を配置した場合には、熱膨張係数の小さい埋め込み酸化膜(2)を介しての作用となるため効果が直接作用する場合に比べて小さくなるものの格子歪形成用層(3、10)と活性層(4)との熱膨張係数の差に基づき埋め込み酸化膜(2)と活性層(4)との間に発生させられる格子歪みを、格子歪形成用層(3、10)が形成されていない場合に埋め込み酸化膜(2)と活性層(4)との間に発生し得る格子歪みよりも多くすることができる。
したがって、この格子歪みがゲッタリングサイトとして機能するため、熱処理に伴って機能低下が生じることなく、かつ、SOI基板の利点を損なわずに、SOI基板において確実にゲッタリング効果が得られるようにすることが可能となる。
例えば、格子歪形成用層としては、SiC含有層(3)やSiN含有層(10)を用いることができる。
また、本発明では、半導体材料により構成された支持基板(1)と、支持基板(1)の上に形成された埋め込み絶縁膜(20)と、埋め込み絶縁膜(2)を挟んで支持基板(1)の反対側に配置され、半導体材料により構成された活性層(4)とを有し、埋め込み絶縁膜(20)は、SiC含有層、SiN含有層、Al層もしくはTiO層の少なくともいずれか1つにより構成され、活性層(4)との熱膨張係数の差に基づいて、熱処理時に活性層(4)に格子歪みを発生させる格子歪形成用層として機能することを第2の特徴としている。
このように、埋め込み絶縁膜(20)を酸化膜の代わりに、直接SiC層もしくはSi層もしくはAl層もしくはTiO層等の絶縁層で構成し、これを支持基板(1)と活性層(4)の間に配置することもできる。このような構造とした場合、埋め込み絶縁膜(20)および活性層(4)の間の熱膨張率の差が拡大し、ウェハ貼り合わせ工程や半導体装置製造工程中の熱処理の際に、これらの間に格子歪みを発生させることが可能となる。この格子歪みがゲッタリングサイトとして機能するため、熱処理に伴って機能低下が生じることなく、かつ、SOI基板の利点を損なわずに、SOI基板において確実にゲッタリング効果が得られるようにすることが可能となり、上記第1の特徴と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明の第1の特徴を有したSOI基板は、例えば、半導体材料により構成された第1半導体基板(5)を用意する工程と、半導体材料により構成された第2半導体基板(1)を用意する工程と、第2半導体基板(1)の上に埋め込み酸化膜(2)を形成する工程と、第1半導体基板(5)の上、または、埋め込み酸化膜(2)の上に、活性層(4)との熱膨張係数の差に基づいて、熱処理時に活性層(4)に格子歪みを発生させる格子歪形成用層(3、10)を形成する工程と、埋め込み酸化膜(2)と格子歪み形成用層(3、10)が挟み込まれるように第1半導体基板(5)と第2半導体基板(1)とを貼り合わせる工程と、第1半導体基板(5)と第2半導体基板(1)のいずれか一方を薄型化させることで活性層(4)を形成する工程と、を含んだ製造方法にて製造することができる。
また、同様に、半導体材料により構成された第1半導体基板(5)を用意する工程と、半導体材料により構成された第2半導体基板(1)を用意する工程と、第1半導体基板(5)の上に埋め込み酸化膜(2)を形成する工程と、第2半導体基板(1)の上、または、埋め込み酸化膜(2)の上に、活性層(4)との熱膨張係数の差に基づいて、熱処理時に活性層(4)に格子歪みを発生させる格子歪形成用層(3、10)を形成する工程と、埋め込み酸化膜(2)と格子歪み形成用層(3、10)が挟み込まれるように第1半導体基板(5)と第2半導体基板(1)とを貼り合わせる工程と、第1半導体基板(5)もしくは第2半導体基板(1)のいずれか一方を薄型化させることで活性層(4)を形成する工程と、を含んだ製造方法でも本発明の第1の特徴を有したSOI基板を製造することができる。
なお、これらの製造方法において、格子歪形成用層とは、当該格子歪形成用層を形成するためにイオンを注入した注入層(6、8)、つまり最終的にSOI基板が完成したときに格子歪形成用層に変化しているようなものも含む概念を示している。
一方、本発明の第2の特徴を有したSOI基板は、例えば、半導体材料により構成された活性層(4)を形成するための半導体基板(5)を用意する工程と、半導体材料により構成された支持基板(1)を用意する工程と、支持基板(1)の上、または、半導体基板(5)の上に、埋め込み絶縁膜(20)を形成する工程と、埋め込み絶縁膜(20)が挟み込まれるように支持基板(1)と半導体基板(5)とを貼り合わせる工程と、半導体基板(5)を薄型化させる工程とを含む製造方法にて製造され、埋め込み絶縁膜(20)の形成工程において、SiC含有層、SiN含有層、Al層もしくはTiO層の少なくともいずれか1つにより埋め込み絶縁膜(20)を形成し、該埋め込み絶縁膜(20)を活性層(4)との熱膨張係数の差に基づいて、熱処理時に活性層(4)に格子歪みを発生させる格子歪形成用層として機能させるようにすれば良い。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態が適用されたSOI基板の断面構造を示した図である。
図1に示すように、支持基板として機能する単結晶のシリコン基板1の表面全面に、埋め込み酸化膜として機能するシリコン酸化膜(SiO)2が形成され、その上にSiC膜そのものもしくはSiC結合が混在する格子歪形成用層として機能するSiC含有層3が形成されている。そして、更にそのSiC含有層3の表面に、活性層として機能する単結晶のシリコン層4が設けられている。このような構造により、本実施形態のSOI基板が構成されている。
このように構成されたSOI基板によれば、以下の効果を得ることができる。
上述した特許文献1に示されたSOI基板での問題点は、ゲッタリングサイトにウェハ貼り合わせ工程や半導体製造工程中の避けられない熱処理に伴って機能低下が生じる膜を使用していることが原因で発生する。また、特許文献2に示されたSOI基板での問題点は、基板裏面もしくは支持基板内でゲッタリングするために、部分的に埋め込み酸化膜が形成されない領域を設けることが原因で発生する。このため、熱処理に伴って機能低下が生じず、かつ、部分的に埋め込み酸化膜が形成されない領域を設けられた構造としないで、ゲッタリングサイトとして機能させられるようにする必要がある。
これに対し、本実施形態のSOI基板では、埋め込み酸化膜として機能するシリコン酸化膜2と活性層として機能するシリコン層4の間にSiC含有層3を配置している。つまり、活性層中の一部に、SiC含有層3を形成した構造としている。シリコン酸化膜2の表面に直接シリコン層4を形成した場合、シリコン酸化膜2のヤング率がシリコン層4より小さくシリコン層4に格子歪みを十分に発生させられないが、本実施形態のようにシリコン酸化膜2の表面に単結晶シリコンよりも熱膨張係数及びヤング率の大きなSiC含有層3を形成しておくことにより、ウェハ貼り合わせ工程や半導体装置製造工程中の熱処理の際に、これらの間に格子歪みを発生させることが可能となる。
そして、この格子歪みがゲッタリングサイトとして機能するため、熱処理に伴って機能低下が生じることなく、かつ、SOI基板の利点を損なわずに、SOI基板において確実にゲッタリング効果が得られるようにすることが可能となる。
これにより、重金属汚染による劣化を抑制して信頼性を高められたSOI基板を用い、SOI構造を有する半導体装置を製造することが可能となる。
なお、単結晶シリコンの熱膨張係数は2.5×10−6(/K)程度であり、SiCの熱膨張係数は 4.5×10−6(/K)程度である。
続いて、本実施形態に係るSOI基板の製造方法について説明する。図2に、本実施形態のSOI基板の製造工程を表した断面図を示し、この図を参照して説明する。
まず、図2(a)に示すように、デバイスを形成する活性層となるシリコン層4を形成するための単結晶のシリコン基板5を用意する。このシリコン基板1としては、例えば、CZ基板で、例えば不純物としてボロンを注入することで導電型がP型とされ、結晶面方位が<100>、抵抗率1〜50Ωcm、初期酸素濃度1.5×1018cm−3以下とされたものを用いることができる。
次に、図2(b)に示すように、シリコン基板5の表面全面に、カーボン(C)をドーズ量1×1016atoms/cm以上でイオン注入し、カーボンイオン注入層6を形成する。また、別の方法として、固相成長法によりシリコン基板5上にSiC膜を成膜しても良い。更に別の方法として、CVD法等によりシリコン基板5上にSiC膜を成膜しても良い。
一方、図2(c)に示すように、支持基板となる単結晶のシリコン基板1を用意したのち、900〜1100℃、H:O=1:1〜2:1の分圧比の条件にて、図2(d)に示すように、シリコン基板1の表面にシリコン酸化膜2を成長させる。
続いて、図2(e)に示すように、シリコン酸化膜2が形成されたシリコン基板1とカーボンイオン注入層6が形成されたシリコン基板5とを、シリコン酸化膜2およびカーボンイオン注入層6が接するように突き合わせる。そして、1100℃、2〜5時間程度の熱処理を行うことで、これらを貼り合わせる。この熱処理の際に、カーボンイオン注入層6内のCが拡散してSiC結合が混在するSiC含有層3が形成される。
この後、素子領域の活性層を形成するために、CMP等により、単結晶のシリコン基板5を所定の厚さ(例えば0.1〜20μm程度)に研削、研磨を行うことで、シリコン層4を形成する。これにより、図1に示した構造のSOI基板を製造することができる。このようなSOI基板を用い、シリコン層4に半導体素子を作り込めば、重金属汚染による劣化を抑制した良好な半導体素子を形成することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、上記第1実施形態において図1に示したSOI基板と同様の構造を他の手法により製造するものについて説明する。
図3に、本実施形態のSOI基板の製造工程を表した断面図を示し、この図を参照して説明する。
まず、図3(a)に示す工程では、デバイスを形成する活性層となるシリコン層4を形成するための単結晶のシリコン基板5を用意する。このシリコン基板1としては、例えば、上述した図2(a)に示したものを用いることができる。
一方、図3(b)に示すように、支持基板となる単結晶のシリコン基板1を用意したのち、900〜1100℃、H:O=1:1〜2:1の分圧比の条件にて、図3(c)に示すように、シリコン基板1の表面にシリコン酸化膜7を成長させる。その後、図3(d)に示すように、シリコン酸化膜7の表層部全域に、カーボン(C)をドーズ量1×1017atoms/cm以上でイオン注入し、カーボンイオン注入層8を形成する。別の方法として、CVD法等によりSiC薄膜層を成膜しても良い。
続いて、図3(e)に示すように、シリコン酸化膜7およびカーボンイオン注入層8が形成されたシリコン基板1とシリコン基板5とを、カーボンイオン注入層6がシリコン基板5と接するように突き合わせる。そして、1100℃、2〜5時間程度の熱処理を行うことで、これらを貼り合わせる。この熱処理の際に、カーボンイオン注入層6内のCが拡散してSiC結合が混在するSiC含有層3が形成され、シリコン酸化膜7の残部により、図1に示すシリコン酸化膜2が構成される。
この後、素子領域の活性層を形成するために、CMP等により、単結晶のシリコン基板5を所定の厚さ(例えば0.1〜20μm程度)に研削、研磨を行うことで、シリコン層4を形成する。これにより、図1に示した構造のSOI基板を製造することができる。このようなSOI基板を用い、シリコン層4に半導体素子を作り込めば、重金属汚染による劣化を抑制した良好な半導体素子を形成することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態のSOI基板は、第1実施形態に対して、格子歪形成用層の構成を代えたもの、具体的にはSiC含有層3の代わりにSiN含有層10の層を設けたものであり、このSiN含有層10によりシリコン酸化膜2とシリコン層4の間に格子歪みを発生させるようにしている。その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図4は、本実施形態に係るSOI基板の断面図である。この図に示されるように、本実施形態のSOI基板は、図1に示したSiC含有層3に代えて、SiN含有層10を単結晶のシリコン基板1のシリコン酸化膜2上に形成したものである。
このように、シリコン層4の下層に単結晶シリコンよりも熱膨張係数の大きなSiN含有層10を形成しておいても、ウェハ貼り合わせ工程や半導体装置製造工程中の熱処理の際に、これらの間に格子歪みを発生させることが可能となる。このため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、単結晶シリコンの熱膨張係数は2.5×10−6(/K)程度であり、SiNの熱膨張係数は3.0×10−6(/K)程度である。
このSOI基板の製造方法は、基本的に第1実施形態において図2に示した製造方法と同様であり、図2(b)に示した工程をSiN含有層10の形成工程に変更する点のみ異なる。例えば、シリコン基板5を1050℃、NH雰囲気で熱窒化することによりSiN含有層10を形成することができる。別の方法としては、シリコン基板5をNプラズマで窒化してSiN含有層10を形成することもできる。更に別の方法としては、シリコン基板5の全面に、窒素をドーズ量1×1016atoms/cm以上イオン注入して、窒素イオン注入層を形成しても良い。更に別の方法としては、CVD法によりシリコン基板5上にSiN薄膜層を成膜してもよい。
一方、図2(c)、(d)に示す工程と同様に、シリコン基板1の表面にシリコン酸化膜2を成長させたのち、シリコン酸化膜2が形成されたシリコン基板1とSiN含有層10(もしくは窒素イオン注入層)が形成されたシリコン基板5とを、シリコン酸化膜2およびSiN含有層10(もしくは窒素イオン注入層)が接するように突き合わせる。そして、1100℃、2〜5時間程度の熱処理を行うことで、これらを貼り合わせる。なお、窒素イオン注入層を形成したシリコン基板5を貼り合わせる場合には、この熱処理の際に窒素イオン注入層中のNが拡散してSiN結合が混在するSiN含有層10となる。
この後、素子領域の活性層を形成するために、CMP等により、単結晶のシリコン基板5を所定の厚さ(例えば0.1〜20μm程度)に研削、研磨を行うことで、シリコン層4を形成する。これにより、図3に示した構造のSOI基板を製造することができる。このようなSOI基板を用い、シリコン層4に半導体素子を作り込めば、重金属汚染による劣化を抑制した良好な半導体素子を形成することができる。
なお、ここでは図4に示すSOI基板の製造方法の一例を示したが、第2実施形態と同様に、支持基板となるシリコン基板1にシリコン酸化膜2およびSiN含有層10を形成しておき、活性層となるシリコン基板5を貼り合わせるようにしても良い。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態のSOI基板は、第1、第2実施形態に対して埋め込み酸化膜、つまり埋め込み絶縁膜として機能するシリコン酸化膜2に代えて、SiC層もしくはSi層もしくはAl層もしくはTiO層等の絶縁層を単結晶のシリコン基板1上に形成し、この絶縁層を格子歪形成用層として機能させるようにしたものである。その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図5は、本実施形態に係るSOI基板の断面図である。この図に示されるように、本実施形態のSOI基板は、図1に示したシリコン酸化膜2に代えて、SiC層もしくはSi層もしくはAl層もしくはTiO層等の絶縁層20を備えた構造とされている。
このように、シリコン酸化膜2の代わりに、直接SiC層、Si層、Al層もしくはTiO層等の絶縁層20を支持基板となるシリコン基板1と活性層となるシリコン層4の間に配置することもできる。
このような構造とした場合、シリコン層4の下層に単結晶シリコンよりも熱膨張係数の大きな絶縁層20が形成してあるため、シリコン酸化膜2と絶縁層20およびシリコン層4の間の熱膨張率の差が拡大し、ウェハ貼り合わせ工程や半導体装置製造工程中の熱処理の際に、これらの間に格子歪みを発生させることが可能となる。この格子歪みがゲッタリングサイトとして機能するため、熱処理に伴って機能低下が生じることなく、かつ、SOI基板の利点を損なわずに、SOI基板において確実にゲッタリング効果が得られるようにすることが可能となり、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、単結晶シリコンの熱膨張係数は2.5×10−6(/K)程度であり、SiCの熱膨張係数は4.5×10−6(/K)程度、SiNの熱膨張係数は3.0×10−6(/K)程度、Alの熱膨張係数は3.9〜9.3×10−6(/K)程度、TiOの熱膨張係数は7.1〜9.2×10−6(/K)程度である。
続いて、本実施形態に係るSOI基板の製造方法について説明する。図6に、本実施形態のSOI基板の製造工程を表した断面図を示し、この図を参照して説明する。
まず、図6(a)に示すように、デバイスを形成する活性層となるシリコン層4を形成するための単結晶のシリコン基板5を用意する。このシリコン基板1としては、例えば、上述した図2(a)に示したものを用いることができる。次に、図6(b)に示すように、シリコン基板5の表面全面に、図2(b)に示した工程と同様の工程により、カーボンイオン注入層6を形成する。
一方、図6(c)に示すように、支持基板となる単結晶のシリコン基板1を用意する。その後、図6(d)に示すように、シリコン基板1とカーボンイオン注入層6が形成されたシリコン基板5とを、カーボンイオン注入層6がシリコン基板1と接するように突き合わせる。そして、1100℃、2〜5時間程度の熱処理を行うことで、これらを貼り合わせる。この熱処理の際に、カーボンイオン注入層6内のCが拡散してSiC結合が混在するSiC含有層からなる絶縁層20が形成される。
この後、素子領域の活性層を形成するために、CMP等により、単結晶のシリコン基板5を所定の厚さ(例えば0.1〜20μm程度)に研削、研磨を行うことで、シリコン層4を形成する。これにより、図1に示した構造のSOI基板を製造することができる。このようなSOI基板を用い、シリコン層4に半導体素子を作り込めば、重金属汚染による劣化を抑制した良好な半導体素子を形成することができる。
なお、ここでは、シリコン基板5の表面全面にカーボンイオン注入層6を形成し、このカーボンイオン注入層6からSiC含有層からなる絶縁層20を形成する例を示したが、カーボンイオン注入層6に代えて、Si層もしくはAl層もしくはTiO層等による絶縁層20を例えばCVD法にて形成しても良い。
また、ここでは活性層として機能するシリコン基板5側に絶縁層20もしくは絶縁層20を形成するためのカーボンイオン注入層6などを形成する例を示したが、支持基板として機能するシリコン基板1側に設けるようにしても良い。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態のSOI基板は、第1、第2実施形態に対して埋め込み酸化膜となるシリコン酸化膜2とSiC含有層3もしくはSiN含有層10の配置を逆転させたものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図7は、本実施形態に係るSOI基板の断面図である。この図に示されるように、本実施形態のSOI基板は、支持基板となるシリコン基板1の表面全面にSiC含有層3とシリコン酸化膜2が順番に形成され、シリコン酸化膜2の表面に活性層となるシリコン層4が形成された構造とされている。
このような構造とされていても、熱膨張係数の小さい埋め込み酸化膜(2)を介しての作用となるため効果が直接作用する場合に比べて小さくなるもののシリコン酸化膜2とシリコン層4との間に格子歪みを生じさせることが可能となる。より詳しくは、SiC含有層3とシリコン酸化膜2との熱膨張係数の差に基づきシリコン酸化膜2とシリコン層4との間に発生させられる格子歪みは、SiC含有層3が形成されていない場合にシリコン酸化膜2とシリコン層4との間に発生し得る格子歪みよりも十分に多くなる。
このため、シリコン酸化膜2とシリコン層4との間に発生した格子歪みをゲッタリングサイトとして機能させることができ、熱処理に伴って機能低下が生じることなく、かつ、SOI基板の利点を損なわずに、SOI基板において確実にゲッタリング効果が得られるようにすることが可能となり、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、このような構造となるSOI基板の製造方法は、第1実施形態で図2に示した工程や第2実施形態の図3で示した工程において、支持基板と活性層を入れ替えるだけで良い。
また、ここでは格子歪形成用層としてSiC含有層3を例に挙げたが、上記第3実施形態で説明したSiN含有層10に代えても同様のことが言える。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、単結晶のシリコン層4の下層全面に単結晶シリコンより熱膨張係数の大きい層となるSiC含有層3、SiN含有層10もしくは絶縁層20を形成したが、それらはストライプ状、ドット状、網目状など、シリコン層4の下層全面ではなく部分的に形成しても、上記と同様の効果を得ることができる。
また、上記各実施形態では、シリコン基板1やシリコン層4のように、単結晶のシリコンを半導体材料として用いた場合について説明したが、GaAsのような他の半導体材料を用いる場合についても、本発明を適用することができる。すなわち、上記各実施形態では、埋め込み絶縁膜として機能するシリコン酸化膜2がシリコン層4より柔らかいため、活性層となるシリコン層4に格子歪みを形成できないことから、活性層に対して格子歪みを形成するための格子歪形成用層としてSiC含有層3やSiN含有層10もしくは絶縁膜20を形成したが、同様の作用を生じさせることにより、他の半導体材料を用いる場合においても上記効果を得ることが可能である。
例えば、半導体材料としてGaAsを用いる場合、GaAsの熱膨張係数が7.0×10−6(/K)程度と高い値となるが、この熱膨張係数と差が大きく、かつ、GaAsよりもヤング率が大きくて、GaAsが熱処理したときに格子歪みが形成できるような格子歪形成用層を配置すれば良い。
なお、上記各実施形態では記載していないが、勿論、活性層4を形成するためのシリコン基板5に対して、予めゲッタリングサイトを形成しておくこともできる。このようにすれば、そのゲッタリングサイトが熱処理などによって減少しようとしても、上述した格子歪みによりそれが減らないような状況とできるため、予めゲッタリングサイトを形成しておくと効果的である。
本発明の第1実施形態が適用されたSOI基板の断面構造を示した図である 図1に示すSOI基板の製造工程を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係るSOI基板の製造工程を示した断面図である。 本発明の第3実施形態が適用されたSOI基板の断面構造を示した図である 本発明の第4実施形態が適用されたSOI基板の断面構造を示した図である。 図5に示すSOI基板の製造工程を示した断面図である 本発明の第5実施形態が適用されたSOI基板の断面構造を示した図である
符号の説明
1…シリコン基板、2…シリコン酸化膜、3…SiC含有層、4…シリコン層、
5…シリコン基板、6…カーボンイオン注入層、7…シリコン酸化膜、
8…カーボンイオン注入層、10…SiN含有層、20…絶縁層。

Claims (9)

  1. 半導体材料により構成された支持基板(1)と、
    前記支持基板(1)の上に形成された埋め込み酸化膜(2)と、
    前記埋め込み酸化膜(2)を挟んで前記支持基板(1)の反対側に配置され、半導体材料により構成された活性層(4)と、
    前記埋め込み酸化膜(2)と前記活性層(4)との間、もしくは、前記支持基板(1)と前記埋め込み酸化膜(2)との間に配置され、前記活性層(4)との熱膨張係数の差に基づいて、熱処理時に前記活性層(4)に格子歪みを発生させる格子歪形成用層(3、10)と、を備えていることを特徴とするSOI基板。
  2. 前記格子歪形成用層は、SiC含有層(3)であることを特徴とする請求項1に記載のSOI基板。
  3. 前記格子歪形成用層は、SiN含有層(10)であることを特徴とする請求項1に記載のSOI基板。
  4. 半導体材料により構成された支持基板(1)と、
    前記支持基板(1)の上に形成された埋め込み絶縁膜(20)と、
    前記埋め込み絶縁膜(2)を挟んで前記支持基板(1)の反対側に配置され、半導体材料により構成された活性層(4)とを有し、
    前記埋め込み絶縁膜(20)は、SiC含有層、SiN含有層、Al層もしくはTiO層のいずれか1つにより構成され、前記活性層(4)との熱膨張係数の差に基づいて、熱処理時に前記活性層(4)に格子歪みを発生させる格子歪形成用層として機能することを特徴とするSOI基板。
  5. 半導体材料により構成された第1半導体基板(5)を用意する工程と、
    半導体材料により構成された第2半導体基板(1)を用意する工程と、
    前記第2半導体基板(1)の上に埋め込み酸化膜(2)を形成する工程と、
    前記第1半導体基板(5)の上、または、前記埋め込み酸化膜(2)の上に、活性層(4)との熱膨張係数の差に基づいて、熱処理時に前記活性層(4)に格子歪みを発生させる格子歪形成用層(3、10)を形成する工程と、
    前記埋め込み酸化膜(2)と前記格子歪み形成用層(3、10)が挟み込まれるように前記第1半導体基板(5)と前記第2半導体基板(1)とを貼り合わせる工程と、
    前記第1半導体基板(5)と前記第2半導体基板(1)のいずれか一方を薄型化させることで前記活性層(4)を形成する工程と、を含んでいることを特徴とするSOI基板の製造方法。
  6. 半導体材料により構成された第1半導体基板(5)を用意する工程と、
    半導体材料により構成された第2半導体基板(1)を用意する工程と、
    前記第1半導体基板(5)の上に埋め込み酸化膜(2)を形成する工程と、
    前記第2半導体基板(1)の上、または、前記埋め込み酸化膜(2)の上に、活性層(4)との熱膨張係数の差に基づいて、熱処理時に前記活性層(4)に格子歪みを発生させる格子歪形成用層(3、10)を形成する工程と、
    前記埋め込み酸化膜(2)と前記格子歪み形成用層(3、10)が挟み込まれるように前記第1半導体基板(5)と前記第2半導体基板(1)とを貼り合わせる工程と、
    前記第1半導体基板(5)もしくは第2半導体基板(1)のいずれか一方を薄型化させることで前記活性層(4)を形成する工程と、を含んでいることを特徴とするSOI基板の製造方法。
  7. 前記格子歪形成用層を形成する工程では、前記格子歪形成用層としてSiC含有層(3)を形成することを特徴とする請求項5または6に記載のSOI基板の製造方法。
  8. 前記格子歪形成用層を形成する工程では、前記格子歪形成用層としてSiN含有層(10)を形成することを特徴とする請求項5または6に記載のSOI基板の製造方法。
  9. 半導体材料により構成された活性層(4)を形成するための半導体基板(5)を用意する工程と、
    半導体材料により構成された支持基板(1)を用意する工程と、
    前記支持基板(1)の上、または、前記半導体基板(5)の上に、埋め込み絶縁膜(20)を形成する工程と、
    前記埋め込み絶縁膜(20)が挟み込まれるように前記支持基板(1)と前記半導体基板(5)とを貼り合わせる工程と、
    前記半導体基板(5)を薄型化させることで前記活性層(4)を形成する工程と、を含み、
    前記埋め込み絶縁膜(20)の形成工程では、SiC含有層、SiN含有層、Al層もしくはTiO層のいずれか1つにより前記埋め込み絶縁膜(20)を形成し、該埋め込み絶縁膜(20)を前記活性層(4)との熱膨張係数の差に基づいて、熱処理時に前記活性層(4)に格子歪みを発生させる格子歪形成用層として機能させることを特徴とするSOI基板の製造方法。
JP2006212276A 2006-08-03 2006-08-03 Soi基板およびその製造方法 Expired - Fee Related JP5532527B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006212276A JP5532527B2 (ja) 2006-08-03 2006-08-03 Soi基板およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006212276A JP5532527B2 (ja) 2006-08-03 2006-08-03 Soi基板およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008041830A true JP2008041830A (ja) 2008-02-21
JP5532527B2 JP5532527B2 (ja) 2014-06-25

Family

ID=39176537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006212276A Expired - Fee Related JP5532527B2 (ja) 2006-08-03 2006-08-03 Soi基板およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5532527B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8410573B2 (en) 2007-10-22 2013-04-02 Denso Corporation SOI (silicon on insulator) structure semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2019110225A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 株式会社Sumco 貼合せウェーハの製造方法および貼合せウェーハ
JP2020038917A (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 株式会社Sumco Soiウェーハ及びその製造方法
JP2020038916A (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 株式会社Sumco Soiウェーハ及びその製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0555230A (ja) * 1991-08-23 1993-03-05 Fujitsu Ltd Soiウエハおよびその製造方法
JPH0729911A (ja) * 1993-07-07 1995-01-31 Toshiba Corp 半導体基板とその製造方法
JPH0878644A (ja) * 1994-09-02 1996-03-22 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置の製造方法
JP2002536843A (ja) * 1999-02-10 2002-10-29 コミツサリア タ レネルジー アトミーク 内部応力制御のなされた多層構造体、およびその製造方法
JP2004349315A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Toshiba Ceramics Co Ltd 歪みsoi基板ウエハの製造方法
WO2006065759A2 (en) * 2004-12-14 2006-06-22 International Business Machines Corporation Dual stressed soi substrates
JP2007318102A (ja) * 2006-04-24 2007-12-06 Shin Etsu Handotai Co Ltd Soiウエーハの製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0555230A (ja) * 1991-08-23 1993-03-05 Fujitsu Ltd Soiウエハおよびその製造方法
JPH0729911A (ja) * 1993-07-07 1995-01-31 Toshiba Corp 半導体基板とその製造方法
JPH0878644A (ja) * 1994-09-02 1996-03-22 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置の製造方法
JP2002536843A (ja) * 1999-02-10 2002-10-29 コミツサリア タ レネルジー アトミーク 内部応力制御のなされた多層構造体、およびその製造方法
JP2004349315A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Toshiba Ceramics Co Ltd 歪みsoi基板ウエハの製造方法
WO2006065759A2 (en) * 2004-12-14 2006-06-22 International Business Machines Corporation Dual stressed soi substrates
JP2007318102A (ja) * 2006-04-24 2007-12-06 Shin Etsu Handotai Co Ltd Soiウエーハの製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8410573B2 (en) 2007-10-22 2013-04-02 Denso Corporation SOI (silicon on insulator) structure semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2019110225A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 株式会社Sumco 貼合せウェーハの製造方法および貼合せウェーハ
JP2020038917A (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 株式会社Sumco Soiウェーハ及びその製造方法
JP2020038916A (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 株式会社Sumco Soiウェーハ及びその製造方法
JP7006544B2 (ja) 2018-09-05 2022-02-10 株式会社Sumco Soiウェーハ及びその製造方法
JP7024668B2 (ja) 2018-09-05 2022-02-24 株式会社Sumco Soiウェーハ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5532527B2 (ja) 2014-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7037806B1 (en) Method of fabricating silicon-on-insulator semiconductor substrate using rare earth oxide or rare earth nitride
US7253080B1 (en) Silicon-on-insulator semiconductor wafer
JP5185284B2 (ja) 半導体オンインシュレータ構造体を製造する方法
JP5706391B2 (ja) Soiウエーハの製造方法
JPH08116038A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4926077B2 (ja) 溶融層を用いた歪み層の歪み緩和
JP2007194336A (ja) 半導体ウェーハの製造方法
US6774435B1 (en) Semiconductor wafer and semiconductor device comprising gettering layer
JP2006173577A (ja) 高い熱放散を伴う複合構造
JPH0719839B2 (ja) 半導体基板の製造方法
JP2006524426A (ja) 基板上に歪層を製造する方法と層構造
KR20100017106A (ko) Soi웨이퍼의 제조 방법
TW201123282A (en) Method for controlling the distribution of stresses in a semiconductor-on-insulator type structure and corresponding structure
JP2001210811A (ja) 半導体基板の製造方法
JP5183958B2 (ja) Soiウエーハの製造方法
JP5532527B2 (ja) Soi基板およびその製造方法
JP2007095951A (ja) 半導体基板およびその製造方法
JP5292810B2 (ja) Soi基板の製造方法
KR20220163388A (ko) 복합 기판 및 그 제조 방법
JPH10242154A (ja) 薄膜半導体基板の表面処理方法
JP2006165061A (ja) Soiウェーハの製造方法
JP2003078116A (ja) 半導体部材の製造方法及び半導体装置の製造方法
JPH09326396A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP2009218381A (ja) SOI(Silicononinsulator)基板の製造方法
JP5125194B2 (ja) 貼り合わせウエーハの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140414

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees