JP2008041210A - 半導体記憶装置及び電子機器 - Google Patents

半導体記憶装置及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008041210A
JP2008041210A JP2006216704A JP2006216704A JP2008041210A JP 2008041210 A JP2008041210 A JP 2008041210A JP 2006216704 A JP2006216704 A JP 2006216704A JP 2006216704 A JP2006216704 A JP 2006216704A JP 2008041210 A JP2008041210 A JP 2008041210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory cell
input
bit line
output terminal
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006216704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4241780B2 (ja
Inventor
Yoshiji Oota
佳似 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2006216704A priority Critical patent/JP4241780B2/ja
Priority to US11/836,632 priority patent/US20080037332A1/en
Publication of JP2008041210A publication Critical patent/JP2008041210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4241780B2 publication Critical patent/JP4241780B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/04Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS
    • G11C16/0408Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells containing floating gate transistors
    • G11C16/0441Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells containing floating gate transistors comprising cells containing multiple floating gate devices, e.g. separate read-and-write FAMOS transistors with connected floating gates
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/26Sensing or reading circuits; Data output circuits
    • G11C16/28Sensing or reading circuits; Data output circuits using differential sensing or reference cells, e.g. dummy cells

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

【課題】メモリセルアレイ中の複数のメモリセルのデータ0とデータ1のセル電流値の分布の隙間が極端に狭かったり、あるいは、それらの分布が重なってしまうようなことがあっても、メモリセルの情報を高精度に判別することができる半導体記憶装置を提供すること。
【解決手段】第1メモリセルMC11と第2メモリセルMC2が隣接し、第1メモリセルMC11の第1入出力端子が接続される第1ビット線BL1と、第2メモリセルMC12の第2入出力端子が接続される第2ビット線BL2とが、それぞれ、センスアンプSA1の各入力に接続されている。上記第1メモリセルMC11の第2入出力端子および上記第2メモリセルMC12の第1入出力端子がコモン線COMに接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、より詳しくは、1つのチャネル領域の一端または両端近傍に独立して記憶できる機能を備えたフラッシュメモリセルやマスクROM(リード・オンリー・メモリ)セル等の不揮発性メモリセルを備えた半導体記憶装置に関する。また、本発明は、その半導体記憶装置を有する電子機器に関する。
近年、携帯電話やデジタルカメラなどのデータ記憶用、あるいはコード(プログラム)記憶用の半導体記憶素子として、フラッシュメモリ、強誘電体メモリあるいはマスクROM等のような不揮発性の半導体記憶装置が多く利用されている。
このような不揮発性メモリセルは、記憶状態に応じたセル電流(メモリセルに流れる電流)の変化を利用して情報を判定するものであるが、構造上、同じ情報を記憶した複数のメモリセルの間でセル電流を完全に一致させることが難しい。したがって、複数のメモリセルについて、同じ情報を記憶しても、セル電流の値がある程度の幅で分布するのが普通である。しかしながら、異なる情報を記憶したメモリセルの間でセル電流の値の分布が重なると、正しい情報の判定が困難になる。したがって、異なる情報を記憶したメモリセルの間では、互いのセル電流の分布が重ならないように、つまり、互いの分布の間に隙間が生じるように、プログラムベリファイ動作で調整している。しかしながら、最近、微細化、低電圧化等が進むに伴って、互いのセル電流の分布を隔てる隙間が狭くなりつつあるという問題がある。さらに、ディスターブ(他のメモリセルへのアクセスによる外乱)や、エンデュランス(書き換え回数の増加によるメモリセルの書き換え特性の劣化)や、リテンション(温度変化や経時変化等による蓄積情報の保持特性)等の影響が、複数のメモリセルに互いに異なる度合いで及ぶ。以上のことから、個々のメモリセルのセル電流値の分布の広がりが大きくなり、データ0とデータ1のセル電流値の分布を隔てる隙間が極端に狭くなったり、あるいは、互いに重なってしまい、データ0とデータ1を区別できなくなるという問題が生じる。
従来の読み出し動作における代表的な手法としては、リファレンスセルを設け、その電流値又は平均電流値をリファレンス電流値として、読み出したいメモリセルのセル電流値と比較して情報を判定する半導体記憶装置がある(特許文献1:特開2004−273093号公報参照)。具体的には、2つのリファレンスセルにデータ0とデータ1とを記憶させておき、それらの平均電流値をリファレンス電流値として用いている。
しかしながら、上記従来の半導体記憶装置は、データ0とデータ1の分布の隙間が極端に狭かったり、さらには重なってしまう(隙間がなくなる)ような場合には、メモリセルの情報を正しく読み取ることはできなかった。
特開2004−273093号公報
そこで、本発明の課題は、メモリセルアレイ中の複数のメモリセルのデータ0とデータ1のセル電流値の分布の隙間が極端に狭かったり、あるいは、それらの分布が重なってしまうようなことがあっても、メモリセルの情報を高精度に判別することができる半導体記憶装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の半導体記憶装置は、
チャネル領域の近傍、もしくは、チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる記憶領域を有し、かつ、上記チャネル領域の一端側の第1入出力端子および上記チャネル領域の他端側の第2入出力端子を有する第1および第2メモリセルと、
上記第1メモリセルの第1入出力端子が接続される第1ビット線と、
上記第2メモリセルの第2入出力端子が接続される第2ビット線と、
上記第1メモリセルの第2入出力端子および上記第2メモリセルの第1入出力端子が接続されるコモン線と、
上記第1メモリセルおよび第2メモリセルの制御ゲートが接続されるワード線と、
上記第1ビット線が出力に接続される第1ビット線ドライバと、
上記第2ビット線が出力に接続される第2ビット線ドライバと、
上記コモン線が出力に接続されるコモン線ドライバと、
上記第1および第2ビット線がそれぞれ各入力に接続されるセンスアンプと
を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、上記第1メモリセルの第1入出力端子が接続される第1ビット線と、第2メモリセルの第2入出力端子が接続される第2ビット線とが、それぞれ、センスアンプの各入力に接続されており、かつ、上記第1メモリセルの第2入出力端子および上記第2メモリセルの第1入出力端子がコモン線に接続されている。したがって、上記コモン線から第1および第2ビット線への放電、あるいは、第1および第2ビット線からコモン線への充電を介して、上記センスアンプは、第1および第2メモリセルの状態の違いを利用して、読み出し動作を行うことができる。
したがって、本発明によれば、基準電圧やリファレンスセルを用いることなく、メモリセルに蓄積された情報を正確に読み出すことができる。
また、1実施形態の半導体記憶装置は、
チャネル領域の近傍、もしくは、チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる記憶領域を有し、かつ、上記チャネル領域の一端側の第1入出力端子および上記チャネル領域の他端側の第2入出力端子を有する第1および第2メモリセルと、
上記第1メモリセルの第1入出力端子が接続される第1ローカルビット線と、
上記第2メモリセルの第2入出力端子が接続される第2ローカルビット線と、
上記第1メモリセルの第2入出力端子および上記第2メモリセルの第1入出力端子が接続される第3ローカルビット線と、
上記第1乃至第3ローカルビット線がそれぞれ各一端に接続される第1乃至第3スイッチング素子と、
上記第1スイッチング素子の他端が接続される第1グローバルビット線と、
上記第2スイッチング素子の他端が接続される第2グローバルビット線と、
上記第3スイッチング素子の他端が接続されるコモン線と、
上記第1メモリセルおよび第2メモリセルの制御ゲートが接続されるワード線と、
上記第1グローバルビット線が出力に接続される第1ビット線ドライバと、
上記第2グローバルビット線が出力に接続される第2ビット線ドライバと、
上記コモン線が出力に接続されるコモン線ドライバと、
上記第1および第2グローバルビット線がそれぞれ各入力に接続されるセンスアンプと
を備える。
上記実施形態によれば、上記第1乃至第3ローカルビット線がそれぞれ第1乃至第3スイッチング素子の各一端に接続され、かつ、上記第1スイッチング素子の他端が接続される第1グローバルビット線、および、第2スイッチング素子の他端が接続される第2グローバルビット線がセンスアンプの各入力に接続されているから、1個のセンスアンプで読み出すことのできるメモリセルの個数を、読み出し精度を損なうことなく、増加することができる。
1実施形態では、
上記第1メモリセルと第2メモリセルの組みと、この組に隣接する別の第1メモリセルと第2メモリセルの組みとが、センスアンプを共用する。
上記実施形態によれば、隣接する複数の組のメモリセルの1つのセンスアンプを共用するので、読み出し精度を損なうことなく、少ない個数のセンスアンプで、多くのメモリセルを読み出すことができる。
なお、上記組の隣接する方向は、ワード線の方向またはビット線の方向に隣接するのが望ましい。
1実施形態では、
上記第1メモリセルの記憶領域を消去状態、第2メモリセルの記憶領域を書き込み状態として、データ0あるいはデータ1を記憶し、その逆に、上記第1メモリセルの記憶領域を書き込み状態、第2メモリセルの記憶領域を消去状態として、データ1あるいはデータ0を記憶する。
上記実施形態によれば、上記第1および第2メモリセルの状態の違いを利用することで、読み出し動作を行うため、基準電圧やリファレンスセルを用いることなく、メモリセルに蓄積された情報を正確に読み出すことができる。
また、1実施形態の半導体記憶装置は、
チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、上記チャネル領域の一端側の第1入出力端子および上記チャネル領域の他端側の第2入出力端子を有する第1および第2メモリセルと、
上記第1メモリセルの第1入出力端子が接続される第1ビット線と、
上記第2メモリセルの第2入出力端子が接続される第2ビット線と、
上記第1メモリセルの第2入出力端子および上記第2メモリセルの第1入出力端子が接続されるコモン線と、
上記第1メモリセルおよび第2メモリセルの制御ゲートが接続されるワード線と、
上記第1ビット線が出力に接続される第1ビット線ドライバと、
上記第2ビット線が出力に接続される第2ビット線ドライバと、
上記コモン線が出力に接続されるコモン線ドライバと、
上記第1および第2ビット線がそれぞれ各入力に接続されるセンスアンプと
を備える。
また、1実施形態の半導体記憶装置は、
チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、上記チャネル領域の一端側の第1入出力端子および上記チャネル領域の他端側の第2入出力端子を有する第1および第2メモリセルと、
上記第1メモリセルの第1入出力端子が接続される第1ローカルビット線と、
上記第2メモリセルの第2入出力端子が接続される第2ローカルビット線と、
上記第1メモリセルの第2入出力端子および上記第2メモリセルの第1入出力端子が接続される第3ローカルビット線と、
上記第1乃至第3ローカルビット線がそれぞれ各一端に接続される第1乃至第3スイッチング素子と、
上記第1スイッチング素子の他端が接続される第1グローバルビット線と、
上記第2スイッチング素子の他端が接続される第2グローバルビット線と、
上記第3スイッチング素子の他端が接続されるコモン線と、
上記第1メモリセルおよび第2メモリセルの制御ゲートが接続されるワード線と、
上記第1グローバルビット線が出力に接続される第1ビット線ドライバと、
上記第2グローバルビット線が出力に接続される第2ビット線ドライバと、
上記コモン線が出力に接続されるコモン線ドライバと、
上記第1および第2グローバルビット線がそれぞれ各入力に接続されるセンスアンプと
を備える。
上記実施形態によれば、上記第1および第2メモリセルは、それぞれ、上記チャネル領域の両端の近傍に第1記憶領域および第2記憶領域を有し、この第1記憶領域および第2記憶領域を有する2個のメモリセルの状態の違いを利用することによって、読み出し動作を行う。
したがって、この実施形態によれば、基準電圧やリファレンスセルを用いることなく、メモリセルに蓄積された情報をより正確に読み出すことができる。
また、1実施形態の半導体記憶装置では、
上記第1メモリセルの記憶領域の一方または両方を消去状態、第2メモリセルの記憶領域の一方または両方を書き込み状態として、データ0あるいはデータ1を記憶し、その逆に、上記第1メモリセルの記憶領域の一方または両方を書き込み状態、第2メモリセルの記憶領域の一方または両方を消去状態として、データ1あるいはデータ0を記憶する。
上記実施形態によれば、上記第1および第2のメモリセルの状態の違いを利用することで、読み出し動作を行うため、基準電圧やリファレンスセルを用いることなく、メモリセルに蓄積された情報を正確に読み出すことができる。
また、上記第1および第2のメモリセルにおいて、チャネル領域の両端近傍の記憶領域のうちの一方のみを用いれば、エンデュランス特性の改善が図れる。
1実施形態では、
上記第1および第2メモリセルは、サイドウォールメモリである。
上記サイドウォールメモリでは、ソース領域とドレイン領域とゲートとの電位を制御することにより、2つの記憶領域、つまり、2つの電荷保持領域の電荷の保持状態を別個に制御して、夫々に情報が記憶される。
このように、上記サイドウォールメモリからなる1つのメモリセルは、2つの電荷保持領域、つまり、2つの記憶領域を有するので、半導体記憶装置の集積度を効果的に高めることができる。
2つの記憶領域を有するサイドウォールメモリでは、一方の記憶領域の情報を読み出す際の電流が、他方の記憶領域の電荷保持状態の影響を受ける。したがって、1つの記憶領域を有するメモリセルと比較してセル電流の値のバラツキが大きいという特性を有する。
しかしながら、この半導体記憶装置は、第1メモリセルと、第2メモリセルの状態を比較するようになっているので、1本のワード線で選択される複数のメモリセルにおける第1入出力端子から第2入出力端子に電流を流したときの電流分布および1本のワード線で選択される複数のメモリセルにおける第2入出力端子から第1入出力端子に電流を流したときの電流分布がばらついたり、時間の経過と共にずれが生じたり、あるいは、上記2つの電流分布が重なってしまうようなことがあっても、メモリセルの情報を正確に判別することができる。
また、本発明の電子機器は、上述の半導体記憶装置を備えることを特徴としている。
ここで、電子機器とは、携帯電話等の携帯情報端末、液晶表示装置、DVD装置、映像機器、オーディオ機器、複写装置等をいう。
本発明によれば、比較的簡単な構成によって高精度に情報の判定を行うことができる上述の半導体記憶装置を備えるので、電子機器の信頼性を向上させることができる。
本発明の半導体記憶装置によれば、第1メモリセルと第2メモリセルの状態の違いを利用することで読み出し動作を行うため、基準電圧やリファレンスセルを用いることなく、メモリセルに蓄積された情報を正確に読み出すことができる。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の半導体記憶装置を示す図である。この半導体記憶装置は、多数の不揮発性のメモリセルMC11〜MCmnをマトリクス状に配置してなるメモリセルアレイ100を備える。このメモリセルアレイ100の行方向には、同一行に並ぶメモリセルの制御ゲートに接続された複数のワード線WL1〜WLmが延在している。さらに、上記メモリセルアレイ100の隣接する2列ずつにおいて、行方向に隣接する2つの第1および第2メモリセルMC11,MC12;MC21,MC22;・・・;MCm1,MCm2;・・・;MC1n−1,MC1n;MC2n−1,MC2n;・・・;MCmn−1,MCmnの隣接する第2および第1入出力端子に共通に接続されるコモン線COMが延在し、また、上記行方向に隣接する2つの第1および第2メモリセルMC11,MC12;MC21,MC22;・・・;MCm1,MCm2;・・・;MC1n−1,MC1n;MC2n−1,MC2n;・・・;MCmn−1,MCmnの上記コモン線COMに接続された第2および第1入出力端子と反対側の第1および第2入出力端子にそれぞれ接続された第1および第2ビット線としての複数のビット線BL1〜BLnが延在している。また、上記ワード線WL1〜WLnは、任意のワード線を選択する行デコーダ102に接続されている。上記ビット線BL1〜BLnは、各々第1および第2ビット線ドライバとしてのビット線ドライバ101の出力に接続されると共に、第1および第2ビット線BL1とBL2、・・・、BLn−1とBLnが各々対となって、各センスアンプSA1〜SAnに接続されている。上記コモン線COMは、コモン線ドライバ104に接続されている。
なお、図1では、メモリセルMC11〜MCmnは、2つの記憶領域を有するいわゆるサイドウォールメモリであるが、図2、図3に示したような、記憶領域としての蓄積ノードが1つしかないメモリセルであっても構わない。この図2、図3のメモリセルは、ポリシリコンを代表とするような材料で形成されたフローティングゲートを有する。図2のメモリセルMC11,MC12;MC21,MC22;・・・;MCm1,MCm2;・・・は、いわゆるフラッシュメモリで、チャネル領域の近傍に1つの記憶領域を有し、図3のメモリセルMC11,MC12;MC21,MC22;・・・;MCm1,MCm2;・・・は、チャネル領域の一端近傍に1つの記憶領域を有する。図2および図3のメモリセルの構造は、周知なので、詳しい説明は省略する。
図4は、ビット線ドライバ101の回路構成の一例を示し、この回路は、NANDゲート1011と、電界効果トランジスタ1012,1013,1014を備える。この回路では、デコード信号DEC0〜DECp、および、各々の反転信号DEC0#〜DECp#によって選択されるようになっており、NANDゲート1011の出力がロー(以下、Lowと記載する。)になったビット線ドライバ101だけ、電圧VPP(例えば5V)がビット線BLi(i=0〜n)に出力され、それ以外のビット線ドライバ101の出力BLi(i=0〜n)は0Vとなる。但し、読み出し動作時に、ビット線BLi(i=0〜n)をハイ・インピーダンス状態にする必要があるため、その際は、NANDゲート1011の出力と、N型電界効果トランジスタ1013のゲートへの入力信号HIZが共にハイ(以下、Highと記載する。)となる。
図5は、コモン線ドライバ104の回路構成の一例を示し、この回路はインバータからなる。この回路では、読み出し時に、入力信号RDEN#がLowになると、コモン線COMに電圧VBL(例えば1.2V)が出力される。
図6は、センスアンプSAi(i=1〜n/2)の回路構成の一例を示し、この回路はP型電界効果トランジスタP0〜P3およびN型電界効果トランジスタN0〜N3を備える。この回路では、読み出し時に、ビット線BLi、BLi+1の電圧を入力電圧として取り込み、制御信号CUT0、CUT1をLowにして、電圧をセンスアンプ線SAL、SARに閉じ込め、その後に、制御信号SAPをHighからLowに立ち下げ、さらに制御信号SANをLowからHighに立ち上げて増幅動作を行う。動作は、従来のDRAMのセンスアンプに準じる。
図7は、第1実施形態でメモリセルとして使用されているサイドウォールメモリ200の断面図である。
このサイドウォールメモリ200は、電荷保持領域(蓄積ノード)として働く第1記憶領域としての第1シリコン窒化膜203、および、第2記憶領域としての第2シリコン窒化膜204を備えている。このサイドウォールメモリ200は、第1シリコン窒化膜203と第2シリコン窒化膜204のいずれか一方に情報を書き込むことで、データ0とデータ1の1ビットの情報を記憶するようになっている。基板201上に、ゲート電極として機能するワード線205がゲート絶縁膜202を介して形成されており、このワード線205の両側に、シリコン酸化膜206を介して、第1及び第2シリコン窒化膜203、204が形成されている。この第1及び第2シリコン窒化膜203、204は、ワード線205の側壁と略平行に延びる縦部と、この縦部の下端に連なると共に、上記基板201表面と略平行かつワード線205から遠ざかる側に延びる横部とを有し、概略L字状の断面形状を有している。上記第1及び第2シリコン窒化膜203、204のワード線205から遠い側には、シリコン酸化膜207、207が設けられている。このように、第1及び第2シリコン窒化膜203、204を、シリコン酸化膜206とシリコン酸化膜207で挟むことにより、書き換え動作時の電荷注入効率を高くして、高速な動作を実現している。上記第1及び第2シリコン窒化膜203、204に近接する基板201上には、2つの拡散領域としての拡散層209、210が形成されている。詳しくは、第1シリコン窒化膜203の横部の一部と重なり合うように、拡散層209が形成されている。さらに、第2シリコン窒化膜204の横部の一部と重なり合うように、拡散層210が形成されている。上記拡散層209、210は、それぞれソース領域またはドレイン領域として機能する。この拡散層209と拡散層210との間に、チャネル領域が定められる。
次に、第1実施形態におけるメモリセルへの書き込み、消去、および読み出しの各動作について説明する。
本発明では、図8に示したように、メモリセル2個を1組として、1ビットの情報を記憶する。その際、例えばデータ0は第1メモリセルとしての左側のメモリセルMCjiの第1記憶領域としての蓄積ノード1を消去状態、第2メモリセルとしての右側のメモリセルMCji+1の第2記憶領域としての蓄積ノード4を書き込み状態とし、第2および第1記憶領域としての蓄積ノード2、3は消去状態(または、製造直後のバージン状態)のままとする。また、例えばデータ1は左側のメモリセルMCjiの蓄積ノード1を書き込み状態、右側のメモリセルMCji+1の蓄積ノード4を消去状態とし、蓄積ノード2、3は消去状態(または、製造直後のバージン状態)のままとする。なお、図2や図3で示したような、蓄積ノードが1個しかないメモリセルの場合は、例えばデータ0は左側のメモリセルMCjiの蓄積ノードを消去状態、右側のメモリセルMCji+1の蓄積ノードを書き込み状態とし、データ1の場合は、その逆とすれば良い。
なお、データ0とデータ1の定義は、上記定義と逆にしても構わない。また、第1および第2記憶領域としての蓄積ノード1と2、あるいは、第1および第2記憶領域としての蓄積ノード3と4を一緒に書き込む方式でも構わないが、蓄積ノードの一方(上の例では、蓄積ノード1と4)のみに書き込む方がエンデュランス特性の点では優れている。
さて、このような書き込み動作を行うためには、例えば図17のような電圧を、ワード線WLj、ビット線BLi、BLi+1、コモン線COMにそれぞれ印加する。すなわち、データ0とするためには、蓄積ノード4へ書き込みを行うため、図17の第1段目のような電圧を加える。また、データ1とするためには、蓄積ノード1へ書き込みを行うため、図17の第2段目のような電圧を加える。
また、通常の消去を実行するには、図17の第3段目のような電圧を加えれば良い。また、製造直後の初期消去で、蓄積ノードすべてを消去するには、図17の第4段目のような電圧を加える。この場合、図5の電圧VBLを図4の電圧VPPと同じ値にする必要がある。
さらに、読み出し動作においては、図17の第5段目に示したように、まず、ビット線BLi、BLi+1、コモン線COMのすべて0Vとした後で、ビット線BLi、BLi+1をハイ・インピーダンス状態(HiZ)とし、ワード線WLjに3Vを印加し、コモン線COMに例えば1.2Vを印加して、ビット線BLi、BLi+1を充電する。適当なタイミングで、ビット線の電圧をセンスアンプSAiに取り込み、増幅動作を行う。これは、図6の説明で述べた通りである。
このように、ビット線BLi、BLi+1の電圧、つまり、第1および第2メモリセルMCji、MCji+1の状態の違いを利用して、読み出し動作を行うので、基準電圧やリファレンスセルを用いることなく、第1および第2メモリセルMCji、MCji+1に蓄積された情報を正確に読み出すことができる。
なお、以上は、読み出し動作においては、ビット線BLi、BLi+1を充電する方式について述べたが、逆に、例えば1.2Vから放電する方式でも構わない。但し、その場合は、サイドウォールメモリにおいては、蓄積ノード1、4でなく、蓄積ノード2、3を用いた方が読み出し特性が良いため、印加する電圧は図18のように変更すべきである。
また、図2のメモリセルを用いるときは、図19のような電圧を印加する。図3のメモリセルを用いるときは、読み出しが充電方式のときは図20のような電圧を、読み出しが放電方式のときは、メモリセルの向きを全て左右反転させて、図21のような電圧を印加するのが良い。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態の半導体記憶装置を示す図である。図9において、図1の構成要素と同一構成要素については、図1の構成要素と同一参照番号を付して説明を省略する。
この半導体記憶装置は、多数の不揮発性のメモリセルMC111〜MCkmnをマトリクス状に配置してなる複数のメモリセルアレイ111〜11kを備える。ここで、k、m、nは、自然数である。通常は、この各々のメモリセルアレイ111〜11kをブロックと呼ぶ。ここではk個のブロックを示している。各動作において、ブロック選択が必要なため、ビット線選択回路103が設けられている。例えばメモリセルアレイ(ブロック1)111を選択するには、出力信号SEL11、SEL12、SEL13をHighにして、第1、第2および第3スイッチング素子の一例としての電界効果トランジスタ511、513、512をオンにし、それ以外の出力信号SEL21、SEL22、SEL23〜SELk1、SELk2、SELk3をLowにすれば良い。ここでは、出力信号SEL11、SEL12、SEL13を別々の信号としたが、同じ1つの信号にまとめても構わない。その他は、第1実施形態と同じである。
図9において、LBL11、・・・、LBL1n−1、・・・、LBLk1、・・・、LBLkn−1は、第1ローカルビット線であり、LBL12、・・・、LBL1n、・・・、LBLk2、・・・、LBLknは、第2ローカルビット線であり、LBL1V1、・・・、LBL1Vn−1、・・・、LBLkV1、・・・、LBLkVn−1は、第3ローカルビット線である。上記第1乃至第3ローカルビット線の一端は、第1乃至第3スイッチング素子としての電界効果トランジスタ511、513、512に一端に接続されている。
また、第1スイッチング素子としての電界効果トランジスタ511とセンスアンプSA〜SAn/2の入力との間に、第1グローバルビット線BL1が接続されている。また、第2スイッチング素子としての電界効果トランジスタ513とセンスアンプSA〜SAn/2の入力との間に、第2グローバルビット線BL2が接続されている。さらに、第3スイッチング素子としての電界効果トランジスタ512とコモン線ドライバ104との間に、コモン線COM1〜COMkが接続されている。
この第2実施形態によれば、上記第1乃至第3ローカルビット線LBL11、・・・、LBL1n−1、・・・、LBLk1、・・・、LBLkn−1;LBL12、・・・、LBL1n、・・・、LBLk2、・・・、LBLkn;LBL1V1、・・・、LBL1Vn−1、・・・、LBLkV1、・・・、LBLkVn−1がそれぞれ第1乃至第3スイッチング素子としての電界効果トランジスタ511、513、512の各一端に接続され、かつ、上記電界効果トランジスタ511の他端が接続される第1グローバルビット線BL1・・・BL1n−1、および、電界効果トランジスタ513の他端が接続される第2グローバルビット線BL2・・・BLnがセンスアンプSA〜SAn/2の各入力に接続されているから、1個のセンスアンプで、列方向、つまり、ビット線方向の複数のメモリセルの組から読み出すことのでき、したがって、1個のセンスアンプで読み出すことができるメモリセルの個数を、読み出し精度を損なうことなく、増加することができる。
(第3実施形態)
図10は、本発明の第3実施形態の半導体記憶装置を示す図である。図10において、図1および9の構成要素と同一構成要素については、図1および9の構成要素と同一参照番号を付して説明を省略する。
ここではメモリセルアレイ(ブロック1)111の部分だけを示しているが、ビット線選択回路123で各ブロックを選択するのは、第2実施形態と同様である。
但し、ここでは、メモリセルMC111〜MC1m2とメモリセルMC113〜MC1m4とで、ビット線ドライバ101やセンスアンプSA1を共用しているため、その選択のために、ビット線選択信号線の数が2倍の6本に増えている。メモリセルMC111〜MC1m2を選択する場合は、ビット線選択信号SEL11,SEL12、SEL13をHigh、ビット線選択信号SEL14、SEL15、SEL16をLowとする。また、メモリセルMC113〜MC1m4を選択する場合は、ビット線選択信号SEL11、SEL12、SEL13をLow、ビット線選択信号SEL14、SEL15、SEL16をHighとする。ここでは、ビット線選択信号SEL11〜SEL16を別々の信号としたが、ビット線選択信号SEL11〜SEL13を同じ1つの信号に、また、ビット線選択信号SEL14〜SEL16を同じ1つの信号にまとめても構わない。その他は、第2実施形態と同じである。
なお、第2実施形態で用いられている図9のビット線選択信号SEL11〜SELk3や第3実施形態で用いられている図10のビット線選択信号SEL11〜SEL16、・・・がゲートに入力されるトランジスタ511〜516群は、ここではNチャネルトランジスタで示している。しかし、ゲートに印加する電圧(ビット線選択信号SEL11〜SELk3やビット線選択信号SEL11〜SEL16、・・・のHighレベル)を低く抑えるためには、PチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタを組にして用いるのが良い。但し、図17に示した電圧印加の方式を用いれば、初期消去動作を除き、コモン線COMにはVBL(例えば1.2V)以下の電圧しか印加されないという特徴があるため、電源電圧がおよそVBL+Vth(Nチャネルトランジスタの閾値)(例えば1.8V)以上あれば、図9のビット線選択信号SEL12、SEL22、・・・、SELk2や図10のビット線選択信号SEL12、SEL15、・・・がゲートに入力されるトランジスタは、Nチャネルトランジスタのみにすることができ、面積を小さく抑えることができる。
この第3実施形態によれば、第1乃至第3ローカルビット線LBL11、LBL13;LBL12、LBL4;LBL1V1、LBL13がそれぞれ第1乃至第3スイッチング素子としての電界効果トランジスタ511、513、512の各一端に接続され、かつ、上記電界効果トランジスタ511、511の他端が接続される第1グローバルビット線BL1、および、電界効果トランジスタ513の他端が接続される第2グローバルビット線BL2がセンスアンプの各入力に接続されているから、1個のセンスアンプSA1で、行方向、つまり、ワード線方向の複数のメモリセルの組から読み出すことのでき、したがって、1個のメモリセルSA1で読み出すことができるメモリセルの個数を、読み出し精度を損なうことなく、増加することができる。
尚、第1乃至第3実施形態の半導体記憶装置では、図7に断面構造を示すサイドウォールメモリを使用したが、図2、図3に示したメモリセルでも良いことは、第1実施形態の中で述べた通りである。さらに、図11〜図15に断面図を示したメモリセルは、記憶領域としての蓄積ノードを2つ有するタイプであるが、これらを用いることもできる。以下に、図11〜図15を用いて本発明の半導体記憶装置で使用できるメモリセルの数例を説明することにする。
この発明が有するメモリセルは、図11に示すように、基板1406上に、酸化膜1405、ゲート1400を順次積層し、酸化膜1405上かつゲート1400の両側に略左右対称に第1記憶領域である第1の蓄積層1401および第2記憶領域である第2の蓄積層1402を積層し、更に、基板1406と酸化膜1405との間に、積層方向に第1の蓄積層1401と部分的に重なるように第1拡散層1403を形成すると共に、積層方向に第2の蓄積層1402と部分的に重なるように、かつ、第1拡散層1403と交わらないように、第2拡散層1404が形成されている構造であっても良い。
また、この発明が有するメモリセルは、図12示すように、基板1506上に、酸化膜1505、ゲート1500を順次積層し、ゲート1500の酸化膜1505側の二つのすみに左右対称に断面4分円形状の第1記憶領域としての第1の蓄積層1501および断面4分円形状の第2記憶領域としての第2の蓄積層1502を形成し、更に、基板1506と酸化膜1505との間に、積層方向に第1の蓄積層1501と部分的に重なるように第1拡散層1503を形成すると共に、積層方向に第2の蓄積層1502と部分的に重なるように、かつ、第1拡散層1503と交わらないように、第2拡散層1504が形成されている構造であっても良い。
また、この発明が有するメモリセルは、図13に示すように、基板1606上に、断面略凹字状のゲート酸化膜1605を形成すると共に、酸化膜1605の凹部にゲート1600を形成し、かつ、基板1606上かつ酸化膜1605の一方の側に酸化膜1607、第1記憶領域である第1の蓄積層1608、酸化膜1609、ゲート1610を積層すると共に、基板1606上かつ酸化膜1605の他方の側に酸化膜1611、第2記憶領域である第2の蓄積層1612、酸化膜1613、ゲート1614を積層し、更に、基板1606と酸化膜1607との間に、積層方向に第1の蓄積層1608と部分的に重なるように第1拡散層1603を形成すると共に、基板1606と酸化膜1611との間に、積層方向に第2の蓄積層1612と部分的に重なるように、かつ、第1拡散層1603と交わらないように、第2拡散層1604が形成されている構造であっても良い。
また、この発明が有するメモリセルは、図14に示すように、基板1706上に酸化膜1705を形成すると共に、断面凸形状の凸側が酸化膜1705の上面全面に接触するように、酸化膜1705上にゲート1700を形成し、かつ、酸化膜1705の一方の側かつ基板1706とゲート1700の間に、酸化膜1708、第1記憶領域である第1の蓄積層1709、酸化膜1710を順次形成すると共に、酸化膜1705の他方の側かつ基板1706とゲート1700の間に、酸化膜1711、第2記憶領域である第2の蓄積層1712、酸化膜1713を順次形成し、更に、基板1706と酸化膜1708との間に、積層方向に第1の蓄積層1709と部分的に重なるように第1拡散層1703を形成すると共に、基板1706と酸化膜1711との間に、積層方向に第2の蓄積層1712と部分的に重なるように、かつ、第1拡散層1703と交わらないように、第2拡散層1704が形成されている構造であっても良い。
また、この発明が有するメモリセルは、図15に示すように、基板1806上に、ゲート酸化膜1805、シリコン窒化膜1807、酸化膜1808、ゲート1800を順次形成し、基板1806とゲート酸化膜1805との間に、積層方向にシリコン窒化膜1807と部分的に重なるように、第1拡散層1803が形成されると共に、基板1806とゲート酸化膜1805との間に、積層方向にシリコン窒化膜1807と部分的に重なり、かつ、第1拡散層1803と交わらないように第2拡散層1804が形成されている構造であっても良い。尚、図15に示す構造では、断面におけるゲート酸化膜1805、シリコン窒化膜1807、酸化膜1808からなるサンドイッチ構造の一方の側を、第1記憶領域としての第1の蓄積部1801として使用し、断面における上記サンドイッチ構造の他方の側を、第2記憶領域としての第2の蓄積部1802として使用するようになっている。
(第4実施形態)
図16は、本発明の電子機器の一実施形態であるデジタルカメラ300を示すブロック図である。
このデジタルカメラ300は、本発明の第1乃至第3実施形態のいずれかの半導体記憶装置である不揮発性メモリ308、319を備えている。上記不揮発性メモリ308は、撮影画像の記憶に用いられており、不揮発性メモリ319は、液晶ドライバ321において、液晶パネル322のばらつき補正値の記憶に用いられている。
このデジタルカメラ300は、操作者によりパワースイッチ301がオンされると、電池302から供給される電力がDC/DCコンバータ303で所定電圧に変圧されて、各部品に供給される。光学系駆動部317で駆動されるレンズ316から入った光は、CCD318で電流に変換され、A/Dコンバータ320でデジタル信号となり、映像処理部310のデータバッファ311に入力される。データバッファ311に入力された信号は、MPEG処理部313で動画処理され、ビデオエンコーダ314を経てビデオ信号となり、液晶ドライバ321を経て、液晶パネル322に表示される。このとき、液晶ドライバ321は、内蔵の不揮発性メモリ319のデータを用いて、液晶パネル322のばらつき(例えば液晶パネル毎に異なる色合いのばらつきなど)を補正している。操作者によりシャッター304が押下されると、データバッファ311の情報が、JPEG処理部312を経て静止画として処理され、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ308に記録される。このフラッシュメモリ308には、撮影画像情報の他、システムプログラム等も記録されている。DRAM307は、CPU306や映像処理部310の様々な処理過程で発生するデータの一時記憶用に利用される。
上記デジタルカメラ300の不揮発性メモリ308、319は、長期の保存に亘るデータの信頼性を高くする必要がある。ここで、上記不揮発性メモリ308、319は、データ0とデータ1のセル電流値の分布の隙間が極端に狭くなったり、あるいは、重なってしまうようなことがあっても、左右2方向の電流値を比較することで、正確にメモリセルの情報を読み出すことができる。したがって、上記不揮発性メモリ308、319を備えるデジタルカメラ300は、コストダウン、小型化及び高信頼性を達成することができる。
尚、上記実施形態では、本発明の半導体記憶装置をデジタルカメラに搭載したが、本発明の半導体記憶装置を、携帯電話に搭載すると好ましい。携帯電話で用いられるフラッシュメモリは、画像データの他、通信プロトコルも記録するので、高度の信頼性が必要となる。したがって、本発明の半導体記憶装置を、携帯電話に搭載すると、携帯電話の品質を格段に向上させることができる。
尚、本発明の半導体記憶装置を、デジタル音声レコーダ、DVD装置、液晶表示装置の色調調整回路、音楽録音再生機器、映像装置、オーディオ機器、複写装置等、デジタルカメラおよび携帯電話以外の電子機器に搭載しても良いことは、言うまでもない。
本発明の第1実施形態の半導体記憶装置を示す図である。 本発明の第1実施形態において他のメモリセルを用いた半導体記憶装置を示す図である。 本発明の第1実施形態において他のメモリセルを用いた半導体記憶装置を示す図である。 ビット線ドライバの一例を示す回路図である。 コモン線ドライバの一例を示す回路図である。 センスアンプの一例を示す回路図である。 サイドウォールメモリの断面図である。 1ビットを構成する1組のメモリセルを示す回路図である。 本発明の第2実施形態の半導体記憶装置を示す図である。 本発明の第3実施形態の半導体記憶装置を示す図である。 メモリセルの他の一例を示す図である。 メモリセルの他の一例を示す図である。 メモリセルの他の一例を示す図である。 メモリセルの他の一例を示す図である。 メモリセルの他の一例を示す図である。 本発明の電子機器の一実施形態であるデジタルカメラを示すブロック図である。 各動作と、ワード線、ビット線およびコモン線への印加電圧との関係を示す図である。 各動作と、ワード線、ビット線およびコモン線への印加電圧との関係を示す図である。 各動作と、ワード線、ビット線およびコモン線への印加電圧との関係を示す図である。 各動作と、ワード線、ビット線およびコモン線への印加電圧との関係を示す図である。 各動作と、ワード線、ビット線およびコモン線への印加電圧との関係を示す図である。
符号の説明
100、111、11k メモリセルアレイ
101 ビット線ドライバ
102 行デコーダ
103、123 ビット線選択回路
104 コモン線ドライバ
200、MC11、MC12、・・・、MCmn メモリセル
BL1、BL2、・・・、BLn ビット線
COM コモン線
511,512、・・・、513 電界効果トランジスタ
201 基板
202 ゲート絶縁膜
203 第1のシリコン窒化膜
204 第2のシリコン窒化膜
206、207 シリコン酸化膜
209、210 拡散層
300 デジタルカメラ
301 パワースイッチ
302 電池
303 DC/DCコンバータ
304 シャッター
306 CPU
307 DRAM
308 フラッシュメモリ
310 映像処理部
311 データバッファ
312 JPEG処理部
313 MPEG処理部
314 ビデオエンコーダ
316 レンズ
317 光学系駆動部
318 CCD
319 不揮発性メモリ
320 A/Dコンバータ
321 液晶ドライバ
322 液晶パネル
1400、1500、1600、1700、1800 ゲート
1401、1501、1601、1701 第1の蓄積層
1801 第1の蓄積部
1402、1502、1602、1702 第2の蓄積層
1802 第2の蓄積部
1403、1503、1603、1703、1803 拡散層
1404、1504、1604、1704、1804 拡散層
1405、1505、1605、1705、1805 ゲート酸化膜
1406、1506、1606、1706、1806 基板

Claims (10)

  1. チャネル領域の近傍、もしくは、チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる記憶領域を有し、かつ、上記チャネル領域の一端側の第1入出力端子および上記チャネル領域の他端側の第2入出力端子を有する第1および第2メモリセルと、
    上記第1メモリセルの第1入出力端子が接続される第1ビット線と、
    上記第2メモリセルの第2入出力端子が接続される第2ビット線と、
    上記第1メモリセルの第2入出力端子および上記第2メモリセルの第1入出力端子が接続されるコモン線と、
    上記第1メモリセルおよび第2メモリセルの制御ゲートが接続されるワード線と、
    上記第1ビット線が出力に接続される第1ビット線ドライバと、
    上記第2ビット線が出力に接続される第2ビット線ドライバと、
    上記コモン線が出力に接続されるコモン線ドライバと、
    上記第1および第2ビット線がそれぞれ各入力に接続されるセンスアンプと
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. チャネル領域の近傍、もしくは、チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる記憶領域を有し、かつ、上記チャネル領域の一端側の第1入出力端子および上記チャネル領域の他端側の第2入出力端子を有する第1および第2メモリセルと、
    上記第1メモリセルの第1入出力端子が接続される第1ローカルビット線と、
    上記第2メモリセルの第2入出力端子が接続される第2ローカルビット線と、
    上記第1メモリセルの第2入出力端子および上記第2メモリセルの第1入出力端子が接続される第3ローカルビット線と、
    上記第1乃至第3ローカルビット線がそれぞれ各一端に接続される第1乃至第3スイッチング素子と、
    上記第1スイッチング素子の他端が接続される第1グローバルビット線と、
    上記第2スイッチング素子の他端が接続される第2グローバルビット線と、
    上記第3スイッチング素子の他端が接続されるコモン線と、
    上記第1メモリセルおよび第2メモリセルの制御ゲートが接続されるワード線と、
    上記第1グローバルビット線が出力に接続される第1ビット線ドライバと、
    上記第2グローバルビット線が出力に接続される第2ビット線ドライバと、
    上記コモン線が出力に接続されるコモン線ドライバと、
    上記第1および第2グローバルビット線がそれぞれ各入力に接続されるセンスアンプと
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項1または2に記載の半導体記憶装置において、
    上記第1メモリセルと第2メモリセルの組みと、この組に隣接する別の第1メモリセルと第2メモリセルの組みとが、センスアンプを共用することを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の半導体記憶装置において、
    上記第1メモリセルの記憶領域を消去状態、第2メモリセルの記憶領域を書き込み状態として、データ0あるいはデータ1を記憶し、その逆に、上記第1メモリセルの記憶領域を書き込み状態、第2メモリセルの記憶領域を消去状態として、データ1あるいはデータ0を記憶することを特徴とする半導体記憶装置。
  5. チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、上記チャネル領域の一端側の第1入出力端子および上記チャネル領域の他端側の第2入出力端子を有する第1および第2メモリセルと、
    上記第1メモリセルの第1入出力端子が接続される第1ビット線と、
    上記第2メモリセルの第2入出力端子が接続される第2ビット線と、
    上記第1メモリセルの第2入出力端子および上記第2メモリセルの第1入出力端子が接続されるコモン線と、
    上記第1メモリセルおよび第2メモリセルの制御ゲートが接続されるワード線と、
    上記第1ビット線が出力に接続される第1ビット線ドライバと、
    上記第2ビット線が出力に接続される第2ビット線ドライバと、
    上記コモン線が出力に接続されるコモン線ドライバと、
    上記第1および第2ビット線がそれぞれ各入力に接続されるセンスアンプと
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、上記チャネル領域の一端側の第1入出力端子および上記チャネル領域の他端側の第2入出力端子を有する第1および第2メモリセルと、
    上記第1メモリセルの第1入出力端子が接続される第1ローカルビット線と、
    上記第2メモリセルの第2入出力端子が接続される第2ローカルビット線と、
    上記第1メモリセルの第2入出力端子および上記第2メモリセルの第1入出力端子が接続される第3ローカルビット線と、
    上記第1乃至第3ローカルビット線がそれぞれ各一端に接続される第1乃至第3スイッチング素子と、
    上記第1スイッチング素子の他端が接続される第1グローバルビット線と、
    上記第2スイッチング素子の他端が接続される第2グローバルビット線と、
    上記第3スイッチング素子の他端が接続されるコモン線と、
    上記第1メモリセルおよび第2メモリセルの制御ゲートが接続されるワード線と、
    上記第1グローバルビット線が出力に接続される第1ビット線ドライバと、
    上記第2グローバルビット線が出力に接続される第2ビット線ドライバと、
    上記コモン線が出力に接続されるコモン線ドライバと、
    上記第1および第2グローバルビット線がそれぞれ各入力に接続されるセンスアンプと
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 請求項5または6に記載の半導体記憶装置において、
    上記第1メモリセルと第2メモリセルの組みと、この組に隣接する別の第1メモリセルと第2メモリセルの組みとが、センスアンプを共用することを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 請求項5乃至7のいずれか1つに記載の半導体記憶装置において、
    上記第1メモリセルの記憶領域の一方または両方を消去状態、第2メモリセルの記憶領域の一方または両方を書き込み状態として、データ0あるいはデータ1を記憶し、その逆に、上記第1メモリセルの記憶領域の一方または両方を書き込み状態、第2メモリセルの記憶領域の一方または両方を消去状態として、データ1あるいはデータ0を記憶することを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 請求項5乃至8のいずれか1つに記載の半導体記憶装置において、
    上記第1および第2メモリセルは、サイドウォールメモリであることを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1つに記載の半導体記憶装置を備えることを特徴とする電子機器。
JP2006216704A 2006-08-09 2006-08-09 半導体記憶装置及び電子機器 Expired - Fee Related JP4241780B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006216704A JP4241780B2 (ja) 2006-08-09 2006-08-09 半導体記憶装置及び電子機器
US11/836,632 US20080037332A1 (en) 2006-08-09 2007-08-09 Semiconductor storage device and electronic equipment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006216704A JP4241780B2 (ja) 2006-08-09 2006-08-09 半導体記憶装置及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008041210A true JP2008041210A (ja) 2008-02-21
JP4241780B2 JP4241780B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=39050592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006216704A Expired - Fee Related JP4241780B2 (ja) 2006-08-09 2006-08-09 半導体記憶装置及び電子機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20080037332A1 (ja)
JP (1) JP4241780B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008077727A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Sharp Corp 半導体記憶装置及び電子機器
JP2008077725A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Sharp Corp 半導体記憶装置および電子機器
WO2009133594A1 (ja) * 2008-04-28 2009-11-05 パナソニック株式会社 半導体記憶装置とその半導体記憶装置を用いた電子機器

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9548108B2 (en) * 2008-06-18 2017-01-17 Super Talent Technology, Corp. Virtual memory device (VMD) application/driver for enhanced flash endurance
US8959280B2 (en) * 2008-06-18 2015-02-17 Super Talent Technology, Corp. Super-endurance solid-state drive with endurance translation layer (ETL) and diversion of temp files for reduced flash wear
US9547589B2 (en) * 2008-06-18 2017-01-17 Super Talent Technology, Corp. Endurance translation layer (ETL) and diversion of temp files for reduced flash wear of a super-endurance solid-state drive

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10295303B4 (de) * 2001-09-25 2017-07-13 Sony Corporation Nichtflüchtige Halbleiterspeichervorrichtung mit Ladungsspeicherfilm und Speicherperipherieschaltungen, Verfahren zu deren Betrieb und Verfahren zu deren Herstellung
JP2004348788A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Sharp Corp 半導体記憶装置及び携帯電子機器
US6847548B2 (en) * 2003-06-20 2005-01-25 Freescale Semiconductor, Inc. Memory with multiple state cells and sensing method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008077727A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Sharp Corp 半導体記憶装置及び電子機器
JP2008077725A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Sharp Corp 半導体記憶装置および電子機器
WO2009133594A1 (ja) * 2008-04-28 2009-11-05 パナソニック株式会社 半導体記憶装置とその半導体記憶装置を用いた電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
US20080037332A1 (en) 2008-02-14
JP4241780B2 (ja) 2009-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7408811B2 (en) NAND-type flash memory on an SOI substrate with a carrier discharging operation
JP4427382B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US20050180237A1 (en) Non-volatile semiconductor memory and method of operating the same
KR100635924B1 (ko) 플래시 메모리 장치의 동작 방법
JPH10255487A (ja) 半導体メモリ装置
KR20050035097A (ko) 불휘발성 반도체 기억 장치
JP4338656B2 (ja) 半導体記憶装置の書き込み方法
JP4241780B2 (ja) 半導体記憶装置及び電子機器
US7385848B2 (en) Semiconductor storage device and electronic equipment
KR101458792B1 (ko) 플래시 메모리 장치
JP2011159355A (ja) 半導体記憶装置
JP2020155727A (ja) 半導体装置及びこれを備えた電子機器
JP4809170B2 (ja) 半導体記憶装置及び電子機器
JP4809169B2 (ja) 半導体記憶装置および電子機器
KR100365872B1 (ko) 비휘발성 반도체 메모리
JP4317543B2 (ja) 半導体記憶装置及び電子機器
JP4523531B2 (ja) 半導体記憶装置及びその読出方法、並びに電子機器
JP4322238B2 (ja) 半導体記憶装置および電子機器
JP4879656B2 (ja) センスアンプ、半導体記憶装置、および、電子機器
US8537622B2 (en) Semiconductor device and method for controlling
JPH06131881A (ja) 半導体メモリへの情報書き込み読み出し方法
JP4878222B2 (ja) 半導体記憶装置および電子機器
JP2021136379A (ja) 不揮発性記憶装置、半導体集積回路装置および電子機器
JP5045696B2 (ja) 半導体記憶装置及びその書き込み方法
JP2001176275A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその読み出し方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees