JP4322238B2 - 半導体記憶装置および電子機器 - Google Patents

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JP4322238B2 JP2005261959A JP2005261959A JP4322238B2 JP 4322238 B2 JP4322238 B2 JP 4322238B2 JP 2005261959 A JP2005261959 A JP 2005261959A JP 2005261959 A JP2005261959 A JP 2005261959A JP 4322238 B2 JP4322238 B2 JP 4322238B2
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Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、特に、1つのチャネル領域の両端近傍に独立して記憶できる機能を備えたフラッシュメモリセルやマスクROM(リード・オンリー・メモリ)セル等の不揮発性メモリセルを備えた半導体記憶装置に関する。また、本発明は、半導体記憶装置を有する電子機器に関する。
近年、携帯電話やデジタルカメラなどのデータ記憶用、あるいはコード(プログラム)記憶用の半導体記憶装置として、フラッシュメモリ、強誘電体メモリあるいはマスクROM等のような不揮発性の半導体記憶装置が多く利用されている。しかも、単位面積当たりの記憶容量を増やしてビット単価を下げるため、記憶方式が2値から多値へと急激に変化して来ている。
このような不揮発性メモリセルは、記憶状態に応じたセル電流(メモリセルを流れる電流)の変化を利用して情報を判定するものであるが、構造上、同じ情報を記憶した複数のメモリセルの間でセル電流を完全に一致させることが難しい。したがって、複数のメモリセルについて、同じ情報を記憶しても、セル電流の値がある程度の幅で分布するのが普通である。しかしながら、異なる情報を記憶したメモリセルの間でセル電流の値の分布が重なると、正しい情報の判定が困難になる。したがって、異なる情報を記憶したメモリセルの間では、互いのセル電流の分布が重ならないように、つまり、互いの分布の間に隙間が生じるように、プログラムベリファイ動作で調整している。しかしながら、最近、微細化、低電圧化及び多値化等が進むに伴って、互いのセル電流の分布を隔てる隙間が狭くなりつつあるという問題がある。特に、1つのメモリセルに複数の蓄積ノード(記憶領域)を設けて集積度を上げるサイドウォールメモリなどにおいては、1つのチャネル領域の両端近傍に独立して記憶できる2つの蓄積ノードがあるため、セル電流は、互いの蓄積ノードの状態に影響され、一方の蓄積ノードを読み出す際に、他方の蓄積ノードの影響を受けてしまう。さらに、ディスターブ(他のメモリセルへのアクセスによる外乱)や、エンデュランス(書き換え回数の増加によるメモリセルの書き換え特性の劣化)や、リテンション(温度変化や経時変化等による蓄積情報の保持特性)等の影響が、複数のメモリセルに互いに異なる度合いで及ぶ。以上のことから、個々のメモリセルのセル電流値の分布の広がりが大きくなり、データ0とデータ1のセル電流値の分布を隔てる隙間が極端に狭くなったり、あるいは、互いに重なってしまい、データ0とデータ1を区別できなくなるという問題が生じる。
従来の読み出し動作における代表的な手法としては、リファレンスセルを設け、その電流値又は平均電流値をリファレンス電流値として、読み出したいメモリセルのセル電流値と比較して情報を判定する半導体記憶装置がある(特許文献1:特開2004−273093号公報参照)。具体的には、2つのリファレンスセルにデータ0とデータ1とを記憶させておき、それらの平均電流値をリファレンス電流値として用いている。
しかしながら、上記従来の半導体記憶装置は、データ0とデータ1の分布の隙間が極端に狭かったり、さらには重なってしまう(隙間がなくなる)ような場合には、メモリセルの情報を正しく読み取ることはできなかった。
特開2004−273093号公報
そこで、本発明の課題は、セル電流値のデータ0とデータ1の分布の隙間が極端に狭かったり、あるいは、重なってしまうようなことがあっても、メモリセルの情報を高精度に判別することができる半導体記憶装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の半導体記憶装置は、
チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
を備え
上記読み出し部は、
上記第1記憶領域にデータ1が記憶されると共に、上記第2記憶領域にデータ1が記憶されている状態と、上記第1記憶領域にデータ0が記憶されると共に、上記第2記憶領域にデータ1が記憶されている状態とを判別できる第1基準値と、上記第1出力とを比較する第1センスアンプと、
上記第1記憶領域にデータ1が記憶されると共に、上記第2記憶領域にデータ0が記憶されている状態と、上記第1記憶領域にデータ0が記憶されると共に、上記第2記憶領域にデータ0が記憶されている状態とを判別できる第2基準値と、上記第1出力とを比較する第2センスアンプと、
上記第1出力と上記第2出力とを比較する第3センスアンプと、
上記第1センスアンプの出力端子、上記第2センスアンプの出力端子および上記第3センスアンプの出力端子に接続されている多数決論理回路と
を有することを特徴としている。
本発明によれば、1つのチャネル領域の両端近傍に独立して記憶できる2つの記憶領域(蓄積ノード)があるメモリセルにおいて、上記第1出力と上記第2出力に基づいて、上記第1記憶状態に記憶されている情報を読み出すようになっているので、各メモリセルにおいて、上記第1記憶領域にデータ1が記憶されていると共に、上記第2記憶領域にデータ0が記憶されている状態および上記第1記憶状態にデータ0が記憶されていると共に、上記第2記憶状態に1が記憶されている状態を検知できる。したがって、第1記憶領域にデータ1が記憶されているかデータ0が記憶されているかを、正確に判断できる。
詳細に説明すると、セル電流値が互いの蓄積ノードの状態に影響する現象、すなわち、第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す際に、この読み出しが第2記憶領域に記憶されている情報の影響を受ける現象や、ディスターブ(他のメモリセルへのアクセスによる外乱)や、エンデュランス(書き換え回数の増加によるメモリセルの書き換え特性の劣化)や、リテンション(温度変化や経時変化等による蓄積情報の保持特性)等の影響によって、複数のメモリセルにおけるセル電流の分布において、第1記憶領域にデータ1が記憶されると共に、第2記憶領域にデータ0が記憶されている状態の分布と、第1記憶領域にデータ0が記憶されると共に、第2記憶領域にデータ1が記憶されている状態の分布の隙間が狭くなったり、あるいは、重なってしまうようなことがある。しかしながら、第1出力と第2出力とを比較等することによって、第1記憶領域にデータ1が記憶されると共に、第2記憶領域にデータ0が記憶されている状態と、第1記憶領域にデータ0が記憶されると共に、第2記憶領域にデータ1が記憶されている状態を区別できる。したがって、第1記憶領域にデータ1が記憶されているかデータ0が記憶されているかを、正確に判断できて、メモリセルの情報を高精度に判別することができる。
また、本発明によれば、上記第1センスアンプの出力端子、上記第2センスアンプの出力端子および上記第3センスアンプの出力端子に、上記第1乃至第3センスアンプの2値出力の多数決を求める多数決論理回路を接続しているので、第1記憶領域に記憶されている情報を正確に読み出すことができる。すなわち、この実施形態では、第1記憶領域にデータ1が記憶されると共に、第2記憶領域にデータ1が記憶されている状態または第1記憶領域にデータ1が記憶されると共に、第2記憶領域にデータ0が記憶されている状態のとき、上記多数決論理回路の出力が1になる一方、第1記憶領域にデータ0が記憶されると共に、第2記憶領域にデータ1が記憶されている状態または第1記憶領域にデータ0が記憶されると共に、第2記憶領域にデータ0が記憶されている状態のとき、上記多数決論理回路の出力が0になるようにすることができる。したがって、上記多数決論理回路の出力を検出するだけで上記第1記憶領域に記憶されている情報を正確に読み出すことができる。
また、本発明の半導体記憶装置は、
チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
を備え、
上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積する第1キャパシタと、
上記第1出力と上記第2出力との電位差に相当する電荷を蓄積する第2キャパシタと、
上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の電極と、上記第2キャパシタの上記第2出力側の電極とを接離するスイッチング部と、
上記第1キャパシタの両電極の電位差、または、上記第2キャパシタの両電極の電位差が入力されるセンスアンプと
を備え
上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の上記電極に上記第1基準電位を生成し、
上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング部を接続する。
また、本発明の半導体記憶装置は、
チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
を備え、
上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積する第1キャパシタと、
上記第1出力と第2基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積する第2キャパシタと、
上記第1出力と上記第2出力との電位差に相当する電荷を蓄積する第3キャパシタと、
上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の電極と、上記第2キャパシタの上記第2基準電位側の電極と、上記第3キャパシタの上記第2出力側の電極とを接離するスイッチング部と、
上記第1キャパシタの両電極の電位差、または、上記第2キャパシタの両電極の電位差、または、上記第3キャパシタの両電極の電位差が入力されるセンスアンプと
を備え
上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の上記電極に上記第1基準電位を生成すると共に、上記第2キャパシタの上記第2基準電位側の上記電極に上記第2基準電位を生成し、
上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング部を接続する。
また、本発明の半導体記憶装置は、
チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
を備え、
上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積する第1キャパシタと、
上記第1出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積する第2キャパシタと、
上記第2出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積する第3キャパシタと、
上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の電極と、上記第3キャパシタのグランドと反対側の電極とを接離するスイッチング部と、
上記第2キャパシタのグランド側と反対側の電極の電位と、上記第3キャパシタのグランド側と反対側の電極の電位とを比較するセンスアンプと
を備え、
上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の上記電極に上記第1基準電位を生成し、
上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング部を接続する。
また、本発明の半導体記憶装置は、
チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
を備え、
上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積する第1キャパシタと、
上記第1出力と第2基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積する第2キャパシタと、
上記第1出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積する第3キャパシタと、
上記第2出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積する第4キャパシタと、
上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の電極と、上記第2キャパシタの上記第2基準電位側の電極と、上記第4キャパシタのグランドと反対側の電極とを接離するスイッチング部と、
上記第3キャパシタのグランド側と反対側の電極の電位と、上記第4キャパシタのグランド側と反対側の電極の電位とを比較するセンスアンプと
を備え
上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の上記電極に上記第1基準電位を生成すると共に、上記第2キャパシタの上記第2基準電位側の上記電極に上記第2基準電位を生成し、
上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング部を接続する。
また、本発明の半導体記憶装置は、
チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
を備え、
上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
第1キャパシタおよび第2キャパシタと、
上記第1キャパシタに上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第2キャパシタに上記第1出力と上記第2出力との電位差に相当する電荷を蓄積し、さらに、上記第1キャパシタおよび上記第2キャパシタを並列に接続すると共に、上記第1キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第1基準電位との電位差に相当する電荷と、上記第2キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第2出力との電位差に相当する電荷との和に相当する電位差をセンスアンプに出力するように、上記第1キャパシタおよび上記第2キャパシタを切換接続するスイッチング回路と
を備え、
上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の上記電極に上記第1基準電位を生成し、
上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング回路を接続する。
また、本発明の半導体記憶装置は、
チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
を備え、
上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
第1キャパシタ、第2キャパシタおよび第3キャパシタと、
上記第1キャパシタに上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第2キャパシタに上記第1出力と第2基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第3キャパシタに上記第1出力と上記第2出力との電位差に相当する電荷を蓄積し、さらに、上記第1キャパシタ、上記第2キャパシタおよび上記第3キャパシタを並列に接続すると共に、上記第1キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第1基準電位との電位差に相当する電荷と、上記第2キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第2基準電位との電位差に相当する電荷と、上記第3キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第2出力との電位差に相当する電荷との和に相当する電位差をセンスアンプに出力するように、上記第1キャパシタ、上記第2キャパシタおよび上記第3キャパシタを切換接続するスイッチング回路と
を備え
上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の電極に上記第1基準電位を生成すると共に、上記第2キャパシタの上記第2基準電位側の電極に上記第2基準電位を生成し、
上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング回路を接続する。
また、本発明の半導体記憶装置は、
チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
を備え、
上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
第1キャパシタ、第2キャパシタおよび第3キャパシタと、
上記第1キャパシタに上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第2キャパシタに上記第1出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第3キャパシタに上記第2出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積し、さらに、上記第1キャパシタ、第2キャパシタおよび上記第3キャパシタを並列に接続すると共に、上記第1キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第1基準電位との電位差に相当する電荷と、上記第2キャパシタに蓄積された上記第1出力とグランドとの電位差に相当する電荷と、上記第3キャパシタに蓄積された上記第2出力とグランドとの電位差に相当する電荷との和に相当する電位差をセンスアンプに出力するように、上記第1キャパシタ、上記第2キャパシタおよび上記第3キャパシタを切換接続するスイッチング回路と
を備え
上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の上記電極に上記第1基準電位を生成し、
上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング部を接続する。
また、本発明の半導体記憶装置は、
チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
を備え、
上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
第1キャパシタ、第2キャパシタ、第3キャパシタおよび第4キャパシタと、
上記第1キャパシタに上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第2キャパシタに上記第1出力と第2基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第3キャパシタに上記第1出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第4キャパシタに上記第2出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積し、さらに、上記第1キャパシタ、上記第2キャパシタ、上記第3キャパシタおよび上記第4キャパシタを並列に接続すると共に、上記第1キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第1基準電位との電位差に相当する電荷と、上記第2キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第2基準電位との電位差に相当する電荷と、上記第3キャパシタに蓄積された上記第1出力とグランドとの電位差に相当する電荷と、上記第4キャパシタに蓄積された上記第2出力とグランドとの電位差に相当する電荷との和に相当する電位差をセンスアンプに出力するように、上記第1キャパシタ、上記第2キャパシタ、上記第3キャパシタおよび上記第4キャパシタを切換接続するスイッチング回路と
を備え
上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の電極に上記第1基準電位を生成すると共に、上記第2キャパシタの上記第2基準電位側の電極に上記第2基準電位を生成し、
上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング回路を接続する。
尚、この発明で、キャパシタとは、電荷を蓄積できる容量相当素子のことを言う。例えば、キャパシタは、コンデンサや、ダイオードや、素子(端子も含む)に寄生する容量相当素子(容量は寄生容量)等のことを言う。
上記2つ目から9つ目までの発明の夫々において、各キャパシタの容量および各基準電位を適切に設定することにより、第1記憶領域の情報を正確に読み出すことができる。
上記2つ目から9つ目までの発明によれば、上記第1出力が、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力が、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であるので、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流した場合と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流した場合との比較を容易に行うことができる。
また、上記2つ目から9つ目までの発明によれば、上記メモリセルからの出力電流を電位信号に変換し、更に、キャパシタを用いて電荷信号に変換しているので、保存することができない出力電流(電流信号)を電荷信号としてキャパシタに溜めることができる。したがって、時間的に異なる2つの電流信号を比較することができる。
また、上記2つ目から9つ目までの発明によれば、多数決論理回路を有する実施形態と比較して、多数決論理回路を省略できると共に、センスアンプの個数を3個から1個に削減できるので、小さな回路構成で同じ動作を実現できる。また、センスアンプの個数を3個から1個に削減できることに起因して、増幅を3回から1回に低減できるので、増幅に起因して発生する誤差を小さくできて、第1記憶領域の情報を更に正確に読み取ることができる。
また、上記2つ目から9つ目までの発明によれば、多数決論理回路を用いる実施形態と比較して、各基準電位が満たさなければならない制限を緩和することができる。
また、一実施形態の半導体記憶装置は、上記メモリセルが、サイドウォールメモリである。
上記サイドウォールメモリを、ソース領域と、ドレイン領域と、上記ソース領域とドレイン領域との間に形成されるチャネル領域と、このチャネル領域上に形成されたゲートと、このゲートの両側に形成された電荷保持領域とを有し、上記ソース領域とドレイン領域とゲートとの電位を制御することにより、2つの上記電荷保持領域の電荷の保持状態を別個に制御して、2値以上の情報を記憶できるメモリとして定義する。
上記サイドウォールメモリは、1つのメモリセルに2つの記憶部を有するので、半導体記憶装置の集積度を効果的に高めることができる。2つの記憶領域を有するサイドウォールメモリでは、一方の記憶領域(記憶部)の情報を読み出す際の電流が、他方の記憶領域の記憶状態の影響を受ける。したがって、1つの記憶部を有するメモリセルと比較してセル電流の値のバラツキが大きいという特性を有する。しかしながら、この半導体記憶装置は、第1出力と、第2出力を比較するようになっているので、1本のワード線で選択されるメモリセル全体のセル電流値のデータ0とデータ1の分布の隙間の位置がデバイス毎にばらついたり、時間の経過でずれが生じたり、或いは重なってしまうようなことがあっても、メモリセルの情報を高精度に判別することができる。
また、本発明の電子機器は、本発明の半導体記憶装置を備える。
本発明によれば、簡単な構成を有すると共に、高精度に情報の判定を行うことができる半導体記憶装置を備えるので、小型化できると共に、信頼性を格段に向上させることができる。
また、一実施形態の半導体記憶装置は、
複数の不揮発性のメモリセルが整列されたメモリセルアレイと、
上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
上記メモリセルの入出力端子に接続されたビット線と、
情報を読み出すべきメモリセルに接続された上記ワード線を選択する行選択回路と、
上記ビット線に対して充電又は放電を行うビット線充放電回路と、
上記ビット線が接続されると共に、上記ビット線の電位と基準値とを比較するセンスアンプとを有し、
上記各メモリセルの一方の側の第1ビット線を他方の側の第2ビット線より高電位にした場合の充電又は放電による上記第1または第2ビット線の第1電位と、上記第2ビット線を上記第1ビット線より高電位にした場合の充電又は放電による上記第2または第1ビット線の第2電位の両方を用いることで、上記メモリセルに蓄積された情報を読み出すことを特徴としている。
この実施形態のように、第1出力は、各メモリセルの一方の側の第1ビット線を他方の側の第2ビット線より高電位にした場合の充電又は放電による上記第1または第2ビット線の電位とすることができ、第2出力は、記第2ビット線を上記第1ビット線より高電位にした場合の充電又は放電による上記第2または第1ビット線の電位とすることができる。ここで、第1出力が第1ビット線の電位のとき、第2出力は、第2ビット線の電位である。また、第1出力が充電による出力である場合、第2出力は充電による出力であり、第1出力が放電による出力である場合、第2出力は放電による出力である。
本発明の半導体記憶装置によれば、チャネル領域の両端近傍に互いに独立して情報を記憶できる第1および第2記憶領域を有するメモリセルに、互いに逆方向に電流を流す2つの状態で、メモリセルに流れる電流に相当する出力に基づいて、メモリセルに記憶された情報を判別して読み出すので、複数のメモリセルのセル電流値が異なって、第1記憶領域のデータ0とデータ1の分布の隙間の位置が、メモリセルアレイや半導体記憶装置毎にばらついたり、時間の経過でずれが生じたり、或いは重なってしまうようなことがあっても、第1記憶領域の情報を高精度に判別して読み出すことができる。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の半導体記憶装置を示す図である。この半導体記憶装置は、多数の不揮発性のメモリセルMC0、MC1、・・・がマトリクス状に配置されたメモリセルアレイ100を備える。このメモリセルアレイ100の行方向には、同一行に並ぶメモリセルの制御ゲートに接続された複数のワード線WL0〜WLnが延在している。さらに、上記メモリセルアレイ100の列方向には、同一列に並ぶメモリセルの入出力端子、つまり、ソースドレインを互いに接続し、また、同一列に並ぶメモリセルのソースドレインを互いに接続する複数のビット線・・・、BL0、BL1、BL2、BL3、・・・が延在している。ここで、各メモリセルにおいて、紙面の左側のビット線(第1ビット線とする)に接続している入出力端子を第1入出力端子とし、紙面の左側のビット線(第2ビット線とする)に接続している入出力端子を第2入出力端子とする。また、上記ワード線WL0〜WLnは、任意のワード線を選択する行デコーダ102に接続されている。上記ビット線・・・、BL0、BL1、BL2、BL3、・・・は、ビット線選択回路103からの出力信号SEL0〜4で選択されるトランジスタ群と、信号CUT0、信号CUT1、信号CUTRでスイッチングされるトランジスタ群によって、第1センスアンプ104、第2センスアンプ105、第3センスアンプ106に接続される。また、図1には図示しないが、第1乃至第3センスアンプ104〜106の出力は、図5に示す3つの入力端子を有する多数決論理回路の入力端子に、複数の出力が同じ入力端子に接続されないように接続されている。ここでは、メモリセルを4個毎に、1組のセンスアンプ104〜106に接続するようにしているが、1組のセンスアンプに接続されるメモリセルの数は、特に4個に限定されるものではない。なお、各センスアンプ104,105,106の2つの入力端にある容量Csは、CUT0、CUT1でビット線と切り離されたセンスアンプ104,105,106の入力端に寄生している容量相当素子の寄生容量を表す。
この半導体記憶装置のメモリセルアレイは、ビット線・・・、BL0、BL1、BL2、BL3、・・・の接続方式が仮想グランド方式であり、ビット線選択回路103の動作の下、メモリセル4個のうち1個の割合で同時に読み出すものである。しかしながら、ビット線は固定グランド方式でもよく、ビット線選択回路の種類はどのようなものでもよく、また、ビット線選択回路は無くてもよい。
図2は、本実施形態および後述の第2、第3実施形態で使用されているサイドウォールメモリ200の断面図である。尚、この実施形態および以下の全ての実施形態では、2つの記憶領域を有するメモリ(サイドウオールメモリに限らない)の各記憶領域(各蓄積ノード)がプログラム状態であるとき、すなわち、各記憶領域に電子が注入されている状態であるとき、その記憶領域にデータ1が記憶されているものとし、各記憶領域がイレース状態であるとき、すなわち、各記憶領域から電子が引き抜かれた状態であるとき、その記憶領域にデータ0が記憶されているものとする。しかしながら、各記憶領域(各蓄積ノード)がプログラム状態であるとき(各記憶領域に電子が注入されている状態であるとき)、その記憶領域にデータ0が記憶されているものとし、各記憶領域がイレース状態であるとき(各記憶領域から電子が引き抜かれた状態であるとき)、その記憶領域にデータ1が記憶されているとしても良いことは、勿論である。
このサイドウォールメモリ200は、電荷保持領域として働く第1記憶領域としての第1シリコン窒化膜203および第2記憶領域としての第2シリコン窒化膜204を備えている。このサイドウォールメモリ200は、データ0,0、データ0,1、データ1,0およびデータ1,1の4つの値を記憶するようになっており、2ビットの情報を記憶するようになっている。基板201上に、ゲート電極として機能するワード線205がゲート絶縁膜202を介して形成されており、このワード線205の両側に、シリコン酸化膜206を介して、第1及び第2シリコン窒化膜203,204が形成されている。この第1及び第2シリコン窒化膜203,204は、概略L字形状であり、ワード線205の側壁と略平行に延びる縦部と、この縦部の下端に連なると共に、上記基板201表面と略平行かつワード線205から遠ざかる側に延びる横部とを有している。上記第1及び第2シリコン窒化膜203,204のワード線205から遠い側には、シリコン酸化膜207,207が設けられている。このように、第1及び第2シリコン窒化膜203,204を、シリコン酸化膜206とシリコン酸化膜207で挟むことにより、書き換え動作時の電荷注入効率を高くして、高速な動作を実現している。上記第1及び第2シリコン窒化膜203,204に近接する基板201上には、2つの拡散領域が形成されている。詳しくは、第1シリコン窒化膜203の横部の一部と重なり合うように、かつ、隣り合うメモリセルが有するシリコン窒化膜の横部の一部と重なり合うように、拡散層209が形成されている。さらに、第2シリコン窒化膜204の横部の一部と重なり合うように、かつ、隣り合うメモリセルが有するシリコン窒化膜の横部の一部と重なり合うように、第1ビット線212が形成されている。上記拡散層209及び第1ビット線212は、それぞれソース領域またはドレイン領域として機能する。このソース領域またはドレイン領域として機能する拡散層209と第1ビット線212との間に、チャネル領域が定められる。上記第1ビット線212は、メモリセルの上部に形成された図示しない配線層に接続され、拡散層209は、メモリセル200の上部に形成された第2ビット線211に接続されている。
図3は、メモリセルの2つの蓄積ノード(記憶領域)の状態毎のセル電流分布を示す図であり、メモリセルの左側の蓄積ノードを読み出すために、右から左へ電流を流した際、左側の蓄積ノード(記憶領域)が右側の蓄積ノード(記憶領域)の干渉を受ける様子を示す模式図である。
サイドウォールメモリ等、2つの蓄積ノードを有するメモリにおいては、2つの蓄積ノードが干渉し、一方の蓄積ノードの読み出しが、他方の蓄積ノードの状態に影響を受ける。このため図3に示すように、1本のワード線に接続された全てのメモリセルのセル電流値の分布を見ると、図3において中央より左側に位置する蓄積ノードのデータ1(データ1,1,データ1,0)の分布と、図3において中央より左側に位置する蓄積ノードのデータ0(データ0,1,データ0,0)の分布が重なりを持ってしまうことがある。
しかしながら、1個のメモリセルに注目した場合では、互いの蓄積ノードが干渉し合っても、図3に示すように、2つの蓄積ノードにデータ1と0が書き込まれている場合において、データ1の蓄積ノードが電流の流れの下流側に位置している図3に○で示す場合と、データ1の蓄積ノードが電流の流れの上流側に位置している図3に●で示す場合とは、セル電流値には差がある。そこで、セル電流を、選択されたメモリセルの一方のビット線から他方のビット線に流した場合と、その逆に流した場合とを比較することにより、データ1,0とデータ0,1を判定することができる。このセル電流の差に着目して、データ0とデータ1を判定することが本発明の主旨である。
図4は、第1実施形態の半導体記憶装置の読み出し動作を説明するタイミング図である。図4の信号名は、図1の信号線に付した信号名に対応している。ここでは、例として、図1にWL0で示すワード線に接続されたメモリセルMC0を読み出す場合を説明する。
まず、時刻t1に、信号WL0を立ち上げてワード線WL0の電位をGNDからVWLに滑らかに変化させる。続いて、時刻t2に、信号SEL0と、信号CUT0と、信号CUTRとを立ち上げる。この結果、ビット線BL0が、各センスアンプ104,105,106の左側の入力端SA0L、SA1L、SA2Lと接続され、入力端SA0Rには、第1基準値の一例としての基準電圧(基準電位)Hrefが、入力端SA1Rには、第2基準値の一例としての基準電圧(基準電位)Lrefが充電される。次に、時刻t3に、ビット線充放電回路101で、ビット線BL1をGNDに固定すると共に、ビット線BL0にVBL(例えば1.2V)を充電する。次に、時刻t4で、信号SEL0と、信号CUT0と、信号CUTRを立ち下げる。ビット線BL0は切り離され、各センスアンプ104,105,106の左側の入力端SA0L、SA1L、SA2Lには、第1出力の一例としてのその時点でのビット線BL0の電位が寄生容量Csに保持され、入力端SA0Rには、基準電圧Hrefが寄生容量Csに保持され、入力端SA1Rには、基準電圧Lrefが寄生容量Csに保持される。時刻t5で、ビット線BL0をGNDに放電し、時刻t6で、今度は、信号SEL1と信号CUT1を立ち上げる。この結果、ビット線BL1が、第3センスアンプ106の右側の入力端SA2Rと接続される。時刻t7で、ビット線充放電回路101で、ビット線BL0をGNDに固定すると共に、ビット線BL1にVBL(例えば1.2V)を充電する。時刻t8で、信号SEL1と信号CUT1を立ち下げる。ビット線BL1は切り離され、第3センスアンプ106の右側の入力端SA2Rには、第2出力の一例としてのその時点でのビット線BL1の電位が寄生容量Csに保持される。時刻t9で、ビット線BL1をGNDに放電しておく。これで、各センスアンプ104,105,106の各入力端の電圧が決まったので、時刻t10に信号SAPを立ち上げ、時刻t11に信号SANを立ち下げて、各センスアンプ104,105,106を動作させる。
その結果、図4に示すように、ビット線BL0を切り離した時点における入力端SA0L、SA1L、SA2Lの電位は、入力端SA0Rの電位(基準電圧Href)より低く、入力端SA1Rの電位(基準電圧Lref)より高く、入力端SA2Rのビット線BL1を切り離したときの電位より高くなる。このことから、第1センスアンプ104の出力信号SA0Rは1になり、第2センスアンプ105の出力信号SA1Rは0になり、第3センスアンプ106の出力信号SA2Rは0になる。この結果は、図5に示した多数決論理回路に入力され、その結果、センスアンプ104,105,106から出力される信号は0の方が多いので、多数決論理回路からデータ0が出力される。
ここで、図6に示すように、基準電圧Lrefを、データ1,1の充電電圧の上限より高く(図6ではデータ1,1の分布の右側に)設定すると共に、データ0,1の充電電圧の下限より低く設定する。また、基準電圧Hrefを、データ0,0の充電電圧の下限より低く(図6ではデータ0,0の左側に)設定すると共に、データ1,0の充電電圧の上限より高く設定する(基準電圧Hrefおよび基準電圧Lrefの詳細な設定方法については後に詳述する)。尚、基準電圧Href、Lrefが、斜線で示した幅を持っているのは、センスアンプに不感帯が存在するからである。
図6に示すように、データ1,1(読み出し側蓄積ノード(第1記憶領域)も、非読み出し側の干渉側蓄積ノード(第2記憶領域)もデータ1)の場合は、入力端SA0Lと入力端SA1Lに印加される電位が、基準電圧Hrefおよび基準電圧Lrefよりも低く、第1センスアンプ104の出力信号SA0Rと第2センスアンプ105の出力信号SA1Rが共に1になる一方、出力信号SA2Rと出力信号SA2Lはほぼ同じ電圧となるため、第3センスアンプ106の出力信号SA2Rは、1になるか0になるか分からず不定(以下、1になるか0になるかわからない不定状態を×で示す)になる。したがって、第1乃至第3センスアンプ104,105,106の2値出力のうちの2つが1を出力するので、第1乃至第3センスアンプ104,105,106の2値出力の多数決を求める多数決論理回路の出力は1になる。
データ1,0(読み出し側蓄積ノードがデータ1で干渉側蓄積ノードがデータ0)の場合は、入力端SA0Lの電位が基準電圧Hrefよりも低いことから、第1センスアンプ104の出力信号SA0Rは1となる一方、入力端SA1Lの電位は、基準電圧Lrefより高いか低いか分からないため(図6参照)、第2センスアンプ105の出力信号SA0Rは不定×になる。また、入力端SA2Rと入力端SA2Lでは、入力端SA2Rの方が電圧が高いので、第3センスアンプ106の出力信号SA2Rは1になる。従って、第1乃至第3センスアンプ104,105,106の2値出力のうちの2つが1を出力するので、多数決論理回路の出力は必ず1になる。
データ0,1(読み出し側蓄積ノードはデータ0、干渉側蓄積ノードはデータ1)の場合は、入力端SA0Lの電位は、基準電圧Hrefより高いか低いか分からないため(図6参照)、第1センスアンプ104の出力信号SA0Rは不定×となる一方、入力端SA1Lの電位は、基準電圧Lrefよりも高く、第2センスアンプ105の出力信号SA1Rは0となる。また、入力端SA2Rの電位と入力端SA2Lの電位では、入力端SA2Rの電位の方が低いので、第3センスアンプ106の出力信号SA2Rは0になる。従って、第1乃至第3センスアンプ104,105,106の2値出力のうちの2つが0を出力するので、多数決論理回路の出力は必ず0となる。
データ0,0(読み出し側蓄積ノードも干渉側蓄積ノードもデータ0)の場合は、入力端SA0Lおよび入力端SA1Lの電位が基準電圧Href、Lrefよりも高く、第1センスアンプ104の出力信号SA0Rと第2センスアンプ105の出力信号SA1Rは共に0になる。また、入力端SA2Rと入力端SA2Lの電位は略同じ電位となるため、第3センスアンプ106の出力信号SA2Rは、1になるか0になるか分からず不定×になる。従って、第1乃至第3センスアンプ104〜106の2値出力のうちの2つが0を出力するので、多数決論理回路の出力は必ず0となる。
表1は、以上の結果をまとめたものである。
[表1]

Figure 0004322238
表1に示すように、読み出し側の蓄積ノード(第1記憶領域)のデータが1であるときには、干渉側蓄積ノード(第2記憶領域)のデータが1であるか0であるかに拘わらず、多数決論理回路の出力データが1になっている。また、読み出し側の蓄積ノード(第1記憶領域)のデータが0であるときには、干渉側蓄積ノード(第2記憶領域)のデータが1であるか0であるかに拘わらず、多数決論理回路の出力データが0になっている。このことから、第1記憶領域に記憶されている情報を正確に読み出すことができる。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態の半導体記憶装置を示す図である。第1実施形態と異なる点は、第1キャパシタ(第1容量相当素子)701と、第2キャパシタ(第2容量相当素子)702とを設け、これらのキャパシタ701,702と、センスアンプ700の一方の入力端に寄生している第3キャパシタ703と、センスアンプ700の他方の入力端に寄生している第4キャパシタ704とでチャージシェアするようにしたことである。このようにすると、以下に述べるように、多数決論理回路を省略できると共に、センスアンプを3個から1個まで減らすことができる。
図8は、第2実施形態の半導体記憶装置の読み出し動作を説明するタイミング図である。図8の信号名は、図7の信号線に付した信号名に対応している。ここでは、ワード線WL0に接続されたメモリセルMC0を読み出す場合を説明する。
まず、時刻t1に、信号WL0を立ち上げてワード線WL0の電位をGNDからVWLに滑らかに変化させる。続いて時刻t2に、信号SEL0と信号CUT0と信号CUTRを立ち上げる。この結果、ビット線BL0が、センスアンプ700の左側の入力端SALと接続され、ノードCRHの電位が、第1基準電位としての基準電圧(基準電位)Hrefになり、ノードCRLの電位が、第2基準電位としての基準電圧(基準電位)Lrefになる。時刻t3で、ビット線充放電回路101が、ビット線BL1をGNDに固定すると共に、ビット線BL0にVBL(例えば1.2V)を充電する。時刻t4で、信号SEL0と信号CUT0と信号CUTRを立ち下げる。ビット線BL0は切り離され、センスアンプ700の左側の入力端SALの電位、すなわち、第1、第2キャパシタ701,702の夫々の入力端SAL側の電極の電位および第3キャパシタ703の入力端SAL側(グランド側と反対側)の電極の電位が、第1出力の一例としてのその時点でのビット線BL0の電位になり、ノードCRHの電位、すなわち、第1キャパシタ701の入力端SAR側の電極の電位が、基準電圧Hrefになり、ノードCRLの電位、すなわち、第2キャパシタ702の入力端SAR側の電極の電位が、基準電圧Lrefになる。
次に、時刻t5で、ビット線BL0をGNDに放電し、時刻t6で、今度は、信号SEL1と信号CUT1を立ち上げる。この結果、ビット線BL1が、センスアンプ700の右側の入力端SARと接続される。時刻t7で、ビット線充放電回路101が、ビット線BL0をGNDに固定すると共に、ビット線BL1にVBL(例えば1.2V)を充電する。時刻t8で、信号SEL1と信号CUT1を立ち下げる。ビット線BL1は切り離され、センスアンプ700の右側の入力端SARには、第2出力の一例としてのその時点でのビット線BL1の電位が第4キャパシタ704に保持される。時刻t9で、ビット線BL1をGNDに放電する。また、SHAREを立ち上げて、第1〜第4キャパシタ701,702,703,704で、チャージシェアを行う。このチャージシェアは、第1キャパシタ701の基準電圧Href側の電極と、第2キャパシタ702の基準電圧Lref側の電極と、第4キャパシタ704のグランドと反対側の電極とを、トランジスタ708とトランジスタ709で構成されるスイッチング部で接続することにより、行われる。これで、センスアンプ700の2つの入力端の電圧が決まったので、時刻t10に信号SAPを立ち上げ、時刻t11に信号SANを立ち下げて、センスアンプ700を動作させる。第2実施形態では、センスアンプ700は、第1〜第4キャパシタ701,702,703,704の電荷の総和を入力するようになっている。
以下に、第2実施形態における第1記憶領域の情報の判断方法の一例を、第1キャパシタ701の容量を第2キャパシタ702の容量と同一にすると共に、第3キャパシタ703の寄生容量を第4キャパシタ704の寄生容量と同一にし、かつ、第1キャパシタ701の容量を、第3キャパシタ703の寄生容量の1/2にした場合を例にとって説明する。尚、第1〜第4キャパシタ701〜704の容量は自由に決定でき、一度、第1〜第4キャパシタ701〜704の容量を設定したら、その決定後の各々の場合において、以下に示す論理の類推によって、判断基準ΔVの式および基準電圧Href,Lrefを適宜決定すれば良い。
この例では、第1、第2キャパシタ701,702の容量は、第3、第4キャパシタ703、704の容量の半分である。したがって、シェアする前に各キャパシタに蓄えられる電荷の量を表す4つの式と、シェアする前後で成り立つ電荷保存を表す2つの式と、シェアした後のセンスアンプ700の一方の入力端子に接続されている寄生容量のグランドからセンスアンプ700の他方の入力端子に接続されている寄生容量のグランドにいくパスで成り立つ電位に関する1つの関係式が成立する。したがって、この未知数が7つの連立一次方程式を解くことにより、チャージシェア後にセンスアンプ700の両入力端に現われる電位差ΔVが、以下の式(1)で表される(尚、第1、第2キャパシタ701,702の容量が、第3、第4キャパシタ703、704の寄生容量の半分でない一般の場合は、未知数が8つの連立一次方程式を解くことにより、以下の式(1)に対応する式であるチャージシェア後にセンスアンプ700の両入力端に現われる電位差ΔVの式を導出することができる)。
ΔV=〔(VL−Href)+(VL−Lref)+(VL−VR)〕/3・・(1)
ここで、シェアする前の入力端SALの電圧(電位)をVL[mV]、ノードCRHの電圧をHref[mV]、ノードCRLの電圧をLref[mV]、シェアする前の入力端SARの電圧(電位)をVR[mV]とした。この実施形態の場合には、上記ΔVが正の値であるか負の値であるかで、第1記憶領域のデータが1であるか0であるかを判断するようになっており、詳しくは、センスアンプの感度(不感帯幅)をV0とすると、上記ΔVが、ΔV≦−V0であるかΔV≧V0であるかで、第1記憶領域のデータが1であるか0であるかを決定するようになっている。
(1)式中のHrefとLrefが満たさなければならない範囲については、後述するが、ここでは、とりあえず、試験結果に基づいて、(1)式で、第1記憶領域の情報を正確に読み出すことが可能であることを示すことにする。
表2および表3は、VBL=1.2V、Lref=0V、Href=0.33〜0.38V、ビット線容量が1pF、充電時間が10ns、センスアンプの感度V0が50mVであるときの試験結果を示したものである。尚、表2および表3において、充電電圧は、10nsの時間での充電電圧を示している。
[表2]
Figure 0004322238
上記表2に示す結果では、判断に最も重要なデータ1,0とデータ0,1との間においてセル電流の大小関係の逆転は見られないが、データ0,1とデータ0,0との間においてセル電流の大小関係の逆転(分布の重なり)が発生している。しかしながら、−68≦−50で、また、−70.3≦−50であるので、データ1,1およびデータ1,0において、第1記憶領域の情報が1であることを判断できる。また、130.3≧50で、また、50≧50であるので、データ0,1およびデータ0,0において、第1記憶領域の情報が0であることを判断できる。このように、第1記憶領域の情報を正確に読み取りできる。
[表3]
Figure 0004322238
上記表3に示す結果では、判断に最も重要なデータ1,0とデータ0,1との間においてセル電流の大小関係の逆転は見られないが、データ1,1とデータ1,0との間においてセル電流の大小関係の逆転(分布の重なり)が発生している。しかしながら、−68≦−50で、また、−136.3≦−50であるので、データ1,1およびデータ1,0において、第1記憶領域の情報が1であることを判断できる。また、83≧50で、また、50≧50であるので、データ0,1およびデータ0,0において、第1記憶領域の情報が0であることを判断できる。このように、第1記憶領域の情報を正確に読み取りできる。
表2および表3に示すように、データ1とデータ0の隙間の位置は、2つの試験結果で大きくずれている。しかしながら、第2実施形態の方式を使用すると、正しいデータを読み出すことができる。
以下に、基準電圧(基準電位)設定における第1実施形態に対する第2実施形態の優位性について説明する。
基準電圧を設定できる範囲は、図9に示すように、個々のセル電流に対応した充電時の電圧の分布において、データ1,1の上限をV1[mV]、データ0,1の下限をV2[mV]、データ1,0の上限をV3[mV]、データ0,0の下限をV4[mV]とし、センスアンプの不感帯幅がV0[mV]であるとすると、データ0,0とデータ1,1に対して、第1実施形態においては、図9、表1から明らかなように、基準電圧Lref[mV]、Href[mV]に対して、
V1+V0≦Lref≦V2−V0・・・(2)
V3+V0≦Href≦V4−V0・・・(3)
が成立する。
一方、第2実施形態においては、式(1)で、VL―VR=0とおき(近似的に成立すると考えられる)、データ1,1では、ΔV≦−V0、VL=V1、また、データ0,0では、ΔV≧V0、VL=V4とすることで、
2V1+3V0≦Lref+Href≦2V4−3V0・・・(4)
が得られる。また、第1および第2実施例において共に、データ1,0では、VL−VR=−V0、ΔV≦−V0、VL=V2−V0、また、データ0,1では、VL−VR=V0、ΔV≧V0、VL=V3+V0とすることで、
2V2≦Lref+Href≦2V3・・・(5)
が得られる。これらをグラフに示すと図10のようになる。ここで、V1=0.2V、V2=0.3V、V3=0.4V、V4=0.5V、V0=50mVとし、グラフ1乃至4は、式(2)乃至式(5)に対応している。図から明らかなように、第1実施形態においては、基準電圧の設定し得る値は、グラフ1、グラフ2、グラフ4の全てを満足する必要があるため、正確にLref=0.25V、Href=0.45V(図中、○印で示した交点)でなければならない。一方、第2実施形態においては、基準電圧の設定し得る範囲は、グラフ3とグラフ4を満足する必要があるため、2本のグラフ4に挟まれる値(図中の斜線部)であれば、自由に設定できる。先程述べたように、Lref=0Vとするのであれば、Href=0.6〜0.8Vの範囲であれば構わない。このように、第2実施形態においては、基準電圧の設定し得る範囲が大変広く、大きな設計マージンを確保することができる。また、第2実施形態では、第1実施形態のように基準電圧Href、Lrefに対する厳しい制限がないので、Lrefを例えば安定した0Vにすることで、基準電圧を発生させる際に生じるばらつきを無くすことができる。
尚、上記第2実施形態では、第1出力を一端がグランドに接続された第3キャパシタ703に印加すると共に、第2出力を一端がグランドに接続された第4キャパシタ704に印加した。しかしながら、第3キャパシタ703および第4キャパシタ704の代わりに、第1出力と第2出力の電位差に相当する電荷を蓄える一つのキャパシタを使用しても良く、この場合、キャパシタを一つ削減することができる。そして、この場合、スイッチング回路によって、第1キャパシタに第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、第2キャパシタに第1出力と第2基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、第3キャパシタに第1出力と第2出力との電位差に相当する電荷を蓄積し、さらに、第1キャパシタ、第2キャパシタおよび第3キャパシタを並列に接続すると共に、第1キャパシタに蓄積された第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷と、第2キャパシタに蓄積された第1出力と第2基準電位との電位差に相当する電荷と、第3キャパシタに蓄積された第1出力と第2出力との電位差に相当する電荷との和に相当する電位差をセンスアンプに出力するように、第1キャパシタ、第2キャパシタおよび第3キャパシタを切換接続する。このようにすることによって、各メモリセルの第1記憶領域の情報を正確に判断して読み出すことができる。
また、上記第2実施形態では、センスアンプ700に、第3キャパシタ703のグランドと反対側の電位と、第4キャパシタ704のグランドと反対側の電位との電位差を入力したが、この発明では、センスアンプにシェア後の第1キャパシタの極板間の電位差を入力しても良いし、センスアンプにシェア後の第2キャパシタの極板間の電位差を入力しても良い。また、上記変形例のようにキャパシタを一つ削減した場合においては、センスアンプに、シェア前に第1出力と第2出力の電位差に相当する電荷を蓄えるキャパシタのシェア後の電位差を入力しても良い。
また、上記第2実施形態では、第3キャパシタ703および第4キャパシタ704が、センスアンプ700の入力端に寄生する入力端内部キャパシタであったが、この発明では、第3キャパシタおよび第4キャパシタのうちの少なくとも一方が、センスアンプ外に設けられたコンデンサやダイオード等の容量相当素子であっても良い。なお、上記説明では、第1および第2キャパシタ701,702の紙面で左側の電極を、直接入力端SALに接続しているが、708,709に相当するトランジスタを、第1および第2キャパシタ701,702の紙面における左側に、第1および第2キャパシタ701,702に対してトランジスタ708,709に対称になるように接続しても構わない。この場合、回路素子数は増えるが、センスアンプ700の入力端SAL、SARの寄生容量が等しくなるため、センスアンプ700の特性を向上させることができる。
(第3実施形態)
図11は、本発明の第3実施形態の半導体記憶装置を示す図である。第2実施形態と異なる点は、容量相当素子を、第1キャパシタ801、センスアンプ800の一方の入力端子に寄生する第2キャパシタ802、および、センスアンプ800の他方の入力端子に寄生する第3キャパシタ803(第3キャパシタ803の寄生容量は第2キャパシタ802の寄生容量と同じ)とし、基準電圧(基準電位)を、第1基準電位であるMrefだけにしたことである。第3実施形態では、トランジスタ807が、スイッチング部を構成している。また、センスアンプ800は、第1〜第3キャパシタ801,802,803の電荷の総和を入力するようになっている。動作は、第2実施形態と同じでよく、従って、タイミング図は図8と同じである。また、Mref=(Href+Lref)/2とし、第1キャパシタ801の容量値を第2キャパシタ802の寄生容量と同じにすれば、ΔVの表式も第2実施形態と同じとなるため、回路の動作結果も全く同じである。第3実施形態では、第2実施形態よりも、回路を構成する素子数や、基準電圧の数を減らせられるというメリットがある。
尚、上記第3実施形態では、第1出力を一端がグランドに接続された第2キャパシタ802に印加すると共に、第2出力を一端がグランドに接続された第3キャパシタ803に印加した。しかしながら、第2キャパシタおよび第3キャパシタの代わりに、第1出力と第2出力の電位差に相当する電荷を蓄える一つのキャパシタを使用しても良く、この場合、キャパシタを一つ削減することができる。そして、この場合、スイッチング回路によって、第1キャパシタに第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、第2キャパシタに第1出力と第2出力との電位差に相当する電荷を蓄積し、さらに、第1キャパシタおよび第2キャパシタを並列に接続すると共に、第1キャパシタに蓄積された第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷と、第2キャパシタに蓄積された第1出力と第2出力との電位差に相当する電荷との和に相当する電位差をセンスアンプに出力するように、第1キャパシタおよび第2キャパシタを切換接続する。このようにすることによって、各メモリセルの第1記憶領域の情報を正確に判断して読み出すことができる。
また、上記第3実施形態では、センスアンプ800に、第2キャパシタ802のグランドと反対側の電位と、第3キャパシタ803のグランドと反対側の電位との電位差を入力したが、この発明では、センスアンプにシェア後の第1キャパシタの極板間の電位差を入力しても良い。また、上記変形例のようにキャパシタを一つ削減した場合においては、センスアンプに、シェア前に第1出力と第2出力の電位差に相当する電荷を蓄えるキャパシタのシェア後の電位差を入力しても良い。
また、上記第3実施形態では、第2キャパシタ802および第3キャパシタ803が、センスアンプ800の入力端に寄生する入力端内部キャパシタであったが、この発明では、第2キャパシタおよび第2キャパシタのうちの少なくとも一方が、センスアンプ外に設けられたコンデンサやダイオード等の容量相当素子であっても良い。また、上記第3実施形態では、第1キャパシタ801の紙面で左側の電極を、直接入力端SALに接続しているが、807に相当するトランジスタを、第1キャパシタ801の紙面における左側に、第1キャパシタ801に対してトランジスタ807に対称になるように接続しても構わない。この場合、回路素子数は増えるが、センスアンプ800の入力端SAL、SARの寄生容量が等しくなるため、センスアンプ800の特性を向上させることができる。
尚、第1乃至第3実施形態で説明に用いたセンスアンプは、差動増幅型の電圧増幅器であるが、図12に示したカレントミラー型の電流増幅器であっても構わない。また、各キャパシタの容量値は、自由に設定することができる(各キャパシタの容量値の設定後に適切な基準電圧(基準電位)を設定すれば良い)。
上記第1乃至第3実施形態では、上記第1出力は、紙面においてメモリセルの左側の端子から右側の端子に電流を流したときの、メモリセルの紙面における左側の端子に接続されているビット線BL0の電位であり、第2出力は、紙面においてメモリセルの右側の端子から左側の端子に電流を流したときの、メモリセルの紙面における右側の端子に接続されているビット線BL1の電位であった。すなわち、第1出力は、第1入出力端子から第2入出力端子に電流を流したときの、第1入出力端子に接続されているビット線の電位であり、かつ、第2出力は、第2入出力端子から第1入出力端子に電流を流したときの、第2入出力端子に接続されているビット線の電位であった。しかしながら、この発明では、第1出力を、第1入出力端子から第2入出力端子に電流を流したときの、第2入出力端子に接続されているビット線の電位にし、かつ、第2出力を、第2入出力端子から第1入出力端子に電流を流したときの、第1入出力端子に接続されているビット線の電位にしても良い。
また、第1出力は、各メモリセルの一方の側の第1ビット線を他方の側の第2ビット線より高電位にした場合の充電又は放電による第1または第2ビット線の電位とすることができ、第2出力は、第2ビット線を第1ビット線より高電位にした場合の充電又は放電による第2または第1ビット線の電位とすることができる。ここで、第1出力が第1ビット線の電位のとき、第2出力は、第2ビット線の電位である。また、第1出力が充電による出力である場合、第2出力は充電による出力であり、第1出力が放電による出力である場合、第2出力は放電による出力である。
また、上記第1乃至第3実施形態では、メモリセルアレイが有する全てのメモリとして図2に示すサイドウォールメモリを採用したが、この発明では、メモリセルアレイが有するメモリセルの一部が、図2に示すサイドウォールメモリであっても良い。また、メモリセルアレイは、以下の図13〜図17に断面を示すメモリセルを含んでいても良い。
すなわち、図13に示すように、基板1406上に、酸化膜1405、ゲート1400を順次積層し、酸化膜1405上かつゲート1400の両側に略左右対称に第1記憶領域である第1の蓄積層1401および第2記憶領域である第2の蓄積層1402を積層し、更に、基板1406と酸化膜1405との間に、積層方向に第1の蓄積層1401と重なるように第1拡散層1403を形成すると共に、積層方向に第2の蓄積層1402と重なるように、かつ、第1拡散層1403と交わらないように、第2拡散層1404が形成されている構造であっても良い。
また、図14に示すように、基板1506上に、酸化膜1505、ゲート1500を順次積層し、ゲート1500の酸化膜1505側の二つのすみに左右対称に断面4分円形状の第1記憶領域としての第1の蓄積層1501および断面4分円形状の第2記憶領域としての第2の蓄積層1502を形成し、更に、基板1506と酸化膜1505との間に、積層方向に第1の蓄積層1501と重なるように第1拡散層1503を形成すると共に、積層方向に第2の蓄積層1502と重なるように、かつ、第1拡散層1503と交わらないように、第2拡散層1504が形成されている構造であっても良い。
また、図15に示すように、基板1606上に、断面略凹字状の酸化膜1605を形成すると共に、酸化膜1605の凹部にゲート1600を形成し、かつ、基板1606上かつ酸化膜1605の一方の側に酸化膜1607、第1記憶領域である第1の蓄積層1608、酸化膜1609、ゲート1610を積層すると共に、基板1606上かつ酸化膜1605の他方の側に酸化膜1611、第2記憶領域である第2の蓄積層1612、酸化膜1613、ゲート1614を積層し、更に、基板1606と酸化膜1607との間に、積層方向に第1の蓄積層1608と重なるように第1拡散層1617を形成すると共に、基板1606と酸化膜1611との間に、積層方向に第2の蓄積層1612と重なるように、かつ、第1拡散層1617と交わらないように、第2拡散層1618が形成されている構造であっても良い。
また、図16に示すように、基板1706上に酸化膜1705を形成すると共に、断面凸形状の凸側が酸化膜1705の上面全面に接触するように、酸化膜1705上にゲート1700を形成し、かつ、酸化膜1705の一方の側かつ基板1706とゲート1700の間に、酸化膜1708、第1記憶領域である第1の蓄積装置1709、酸化膜1710を順次形成すると共に、酸化膜1705の他方の側かつ基板1706とゲート1700の間に、酸化膜1711、第2記憶領域である第2の蓄積装置1712、酸化膜1713を順次形成し、更に、基板1706と酸化膜1708との間に、積層方向に第1の蓄積層1709と重なるように第1拡散層1715を形成すると共に、基板1706と酸化膜1711との間に、積層方向に第2の蓄積層1712と重なるように、かつ、第1拡散層1715と交わらないように、第2拡散層1716が形成されている構造であっても良い。
また、図17に示すように、基板1805上に、酸化膜1806、シリコン窒化膜1807、酸化膜1808、ゲート1800を順次形成し、基板1805と酸化膜1806との間に、積層方向にシリコン窒化膜1807と重なるように、第1拡散層1803が形成されると共に、基板1805と酸化膜1806との間に、積層方向にシリコン窒化膜1807と重なり、かつ、第1拡散層1803と交わらないように第2拡散層1804が形成されている構造であっても良い。尚、図7に示す構造では、断面における酸化膜1806、シリコン窒化膜1807、酸化膜1808からなるサンドイッチ構造の一方の側を、第1記憶領域としての第1の蓄積部1801として使用し、断面における上記サンドイッチ構造の他方の側を、第2記憶領域としての第2の蓄積部1802として使用するようになっている。
図18は、本発明の電子機器の一例としてのデジタルカメラの制御系のブロック図である。このデジタルカメラは、本発明の半導体記憶装置としてのフラッシュメモリを備え、このフラッシュメモリに撮影画像の記憶を行う。
図18に示すように、このデジタルカメラは、操作者によりパワースイッチ301がオンされると、電池302から供給される電力がDC/DCコンバータ303で所定電圧に変圧されて、各部品に供給される。レンズ316から入った光は、CCD318で電流に変換され、A/Dコンバータ320でデジタル信号となり、映像処理部310のデータバッファ311に入力される。データバッファ311に入力された信号は、MPEG処理部313で動画処理され、ビデオエンコーダ314を経てビデオ信号となり、液晶パネル322に表示される。操作者によりシャッター304が押下されると、データバッファ311の情報が、JPEG処理部312を経て静止画として処理され、本発明の半導体記憶装置の一例としてのフラッシュメモリ308に記録される。このフラッシュメモリ308には、撮影画像情報の他、システムプログラム等も記録されている。DRAM307は、CPU306や映像処理部310の様々な処理過程で発生するデータの一時記憶用に利用される。
上記デジタルカメラのフラッシュメモリ308は、ビット単価を下げるため、チップ面積を削減する必要があり、また、電池302の小型化と継続動作時間の延長のため、消費電力を下げる必要がある。さらに、フラッシュメモリ308に保存される画像は、1画素でも誤りがあると画像品質の低下を招くので、保存に伴うデータの信頼性を高くしなければならない。さらに、保存が長期に亘る際のデータの信頼性も高くする必要がある。
ここで、本発明のフラッシュメモリ308は、データ0とデータ1のセル電流値の分布の隙間が極端に狭くなったり、あるいは、重なってしまうようなことがあっても、正確にメモリセルの情報を読み出すことができる。したがって、本発明のフラッシュメモリ308を備えるデジタルカメラは、コストダウン、小型化及び高信頼性を達成することができる。
尚、上記実施形態では、本発明の半導体記憶装置をデジタルカメラに搭載したが、本発明の半導体記憶装置を、携帯電話に搭載すると好ましい。携帯電話で用いられるフラッシュメモリは、画像データの保存の際に通信プロトコルを併せて記録するので、高度の信頼性が必要となる。したがって、本発明の半導体記憶装置を、携帯電話に搭載すると、携帯電話の品質を格段に向上させることができる。尚、本発明の半導体記憶装置を、デジタル音声レコーダや、DVD、液晶表示装置の色調調整回路、音楽録音再生機器等、デジタルカメラと携帯電話以外の電子機器に搭載しても良いことは、言うまでもない。
本発明の第1実施形態の半導体記憶装置を示す図である。 サイドウォールメモリの断面図である。 メモリセルの2つの蓄積ノードの状態毎のセル電流分布を示す図である。 第1実施形態の読み出し動作のタイミング図である。 多数決論理回路の一例を示す回路図である。 メモリセルの2つの蓄積ノードの状態毎の充電時の電圧分布と、2つの基準電圧の関係を示す図である。 本発明の第2実施形態の半導体記憶装置を示す図である。 第2実施形態の読み出し動作のタイミング図である。 第2実施形態における基準電圧のマージン(設定可能範囲)を示す図である。 第1及び第2実施形態の2つの基準電圧の設定可能範囲を示すグラフである。 本発明の第3実施形態の半導体記憶装置を示す図である。 カレントミラー型の電流増幅器の一例を示す回路図である。 本発明の半導体記憶装置で使用できるメモリセルの構造を示す断面図である。 本発明の半導体記憶装置で使用できるメモリセルの構造を示す断面図である。 本発明の半導体記憶装置で使用できるメモリセルの構造を示す断面図である。 本発明の半導体記憶装置で使用できるメモリセルの構造を示す断面図である。 本発明の半導体記憶装置で使用できるメモリセルの構造を示す断面図である。 本発明の電子機器の一実施形態であるデジタルカメラを示すブロック図である。
100 メモリセルアレイ
101 ビット線充放電回路
102 行デコーダ
103 ビット線選択回路
104 第1センスアンプ
105 第2センスアンプ
106 第3センスアンプ
200 サイドウォールメモリ
201 基板
202 ゲート絶縁膜
203 第1シリコン窒化膜
204 第2シリコン窒化膜
205 ワード線
206,207 シリコン酸化膜
209 拡散層
211 第2ビット線
212 第1ビット線
300 デジタルカメラ
301 パワースイッチ
302 電池
303 DC/DCコンバータ
304 シャッター
306 CPU
307 DRAM
308 フラッシュメモリ
310 映像処理部
311 データバッファ
312 JPEG処理部
313 MPEG処理部
314 ビデオエンコーダ
316 レンズ
317 光学系駆動部
318 CCD
320 A/Dコンバータ
322 液晶パネル
700,800 センスアンプ

Claims (11)

  1. チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
    複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
    上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
    上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
    上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
    を備え
    上記読み出し部は、
    上記第1記憶領域にデータ1が記憶されると共に、上記第2記憶領域にデータ1が記憶されている状態と、上記第1記憶領域にデータ0が記憶されると共に、上記第2記憶領域にデータ1が記憶されている状態とを判別できる第1基準値と、上記第1出力とを比較する第1センスアンプと、
    上記第1記憶領域にデータ1が記憶されると共に、上記第2記憶領域にデータ0が記憶されている状態と、上記第1記憶領域にデータ0が記憶されると共に、上記第2記憶領域にデータ0が記憶されている状態とを判別できる第2基準値と、上記第1出力とを比較する第2センスアンプと、
    上記第1出力と上記第2出力とを比較する第3センスアンプと、
    上記第1センスアンプの出力端子、上記第2センスアンプの出力端子および上記第3センスアンプの出力端子に接続されている多数決論理回路と
    を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
    複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
    上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
    上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
    上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
    を備え、
    上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
    上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積する第1キャパシタと、
    上記第1出力と上記第2出力との電位差に相当する電荷を蓄積する第2キャパシタと、
    上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の電極と、上記第2キャパシタの上記第2出力側の電極とを接離するスイッチング部と、
    上記第1キャパシタの両電極の電位差、または、上記第2キャパシタの両電極の電位差が入力されるセンスアンプと
    を備え
    上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の上記電極に上記第1基準電位を生成し、
    上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング部を接続することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
    複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
    上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
    上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
    上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
    を備え、
    上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
    上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積する第1キャパシタと、
    上記第1出力と第2基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積する第2キャパシタと、
    上記第1出力と上記第2出力との電位差に相当する電荷を蓄積する第3キャパシタと、
    上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の電極と、上記第2キャパシタの上記第2基準電位側の電極と、上記第3キャパシタの上記第2出力側の電極とを接離するスイッチング部と、
    上記第1キャパシタの両電極の電位差、または、上記第2キャパシタの両電極の電位差、または、上記第3キャパシタの両電極の電位差が入力されるセンスアンプと
    を備え
    上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の上記電極に上記第1基準電位を生成すると共に、上記第2キャパシタの上記第2基準電位側の上記電極に上記第2基準電位を生成し、
    上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング部を接続することを特徴とする半導体記憶装置。
  4. チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
    複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
    上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
    上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
    上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
    を備え、
    上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
    上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積する第1キャパシタと、
    上記第1出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積する第2キャパシタと、
    上記第2出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積する第3キャパシタと、
    上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の電極と、上記第3キャパシタのグランドと反対側の電極とを接離するスイッチング部と、
    上記第2キャパシタのグランド側と反対側の電極の電位と、上記第3キャパシタのグランド側と反対側の電極の電位とを比較するセンスアンプと
    を備え、
    上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の上記電極に上記第1基準電位を生成し、
    上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング部を接続することを特徴とする半導体記憶装置。
  5. チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
    複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
    上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
    上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
    上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
    を備え、
    上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
    上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積する第1キャパシタと、
    上記第1出力と第2基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積する第2キャパシタと、
    上記第1出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積する第3キャパシタと、
    上記第2出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積する第4キャパシタと、
    上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の電極と、上記第2キャパシタの上記第2基準電位側の電極と、上記第4キャパシタのグランドと反対側の電極とを接離するスイッチング部と、
    上記第3キャパシタのグランド側と反対側の電極の電位と、上記第4キャパシタのグランド側と反対側の電極の電位とを比較するセンスアンプと
    を備え
    上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の上記電極に上記第1基準電位を生成すると共に、上記第2キャパシタの上記第2基準電位側の上記電極に上記第2基準電位を生成し、
    上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング部を接続することを特徴とする半導体記憶装置。
  6. チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
    複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
    上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
    上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
    上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
    を備え、
    上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
    第1キャパシタおよび第2キャパシタと、
    上記第1キャパシタに上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第2キャパシタに上記第1出力と上記第2出力との電位差に相当する電荷を蓄積し、さらに、上記第1キャパシタおよび上記第2キャパシタを並列に接続すると共に、上記第1キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第1基準電位との電位差に相当する電荷と、上記第2キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第2出力との電位差に相当する電荷との和に相当する電位差をセンスアンプに出力するように、上記第1キャパシタおよび上記第2キャパシタを切換接続するスイッチング回路と
    を備え、
    上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の上記電極に上記第1基準電位を生成し、
    上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング回路を接続することを特徴とする半導体記憶装置。
  7. チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
    複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
    上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
    上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
    上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
    を備え、
    上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
    第1キャパシタ、第2キャパシタおよび第3キャパシタと、
    上記第1キャパシタに上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第2キャパシタに上記第1出力と第2基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第3キャパシタに上記第1出力と上記第2出力との電位差に相当する電荷を蓄積し、さらに、上記第1キャパシタ、上記第2キャパシタおよび上記第3キャパシタを並列に接続すると共に、上記第1キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第1基準電位との電位差に相当する電荷と、上記第2キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第2基準電位との電位差に相当する電荷と、上記第3キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第2出力との電位差に相当する電荷との和に相当する電位差をセンスアンプに出力するように、上記第1キャパシタ、上記第2キャパシタおよび上記第3キャパシタを切換接続するスイッチング回路と
    を備え
    上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の電極に上記第1基準電位を生成すると共に、上記第2キャパシタの上記第2基準電位側の電極に上記第2基準電位を生成し、
    上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング回路を接続することを特徴とする半導体記憶装置。
  8. チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
    複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
    上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
    上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
    上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
    を備え、
    上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
    第1キャパシタ、第2キャパシタおよび第3キャパシタと、
    上記第1キャパシタに上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第2キャパシタに上記第1出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第3キャパシタに上記第2出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積し、さらに、上記第1キャパシタ、第2キャパシタおよび上記第3キャパシタを並列に接続すると共に、上記第1キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第1基準電位との電位差に相当する電荷と、上記第2キャパシタに蓄積された上記第1出力とグランドとの電位差に相当する電荷と、上記第3キャパシタに蓄積された上記第2出力とグランドとの電位差に相当する電荷との和に相当する電位差をセンスアンプに出力するように、上記第1キャパシタ、上記第2キャパシタおよび上記第3キャパシタを切換接続するスイッチング回路と
    を備え
    上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の上記電極に上記第1基準電位を生成し、
    上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング部を接続することを特徴とする半導体記憶装置。
  9. チャネル領域の一端の近傍に情報を記憶できる第1記憶領域を有すると共に、上記チャネル領域の他端の近傍に情報を記憶できる第2記憶領域を有し、かつ、第1入出力端子、第2入出力端子および制御端子を有する複数のメモリセルを整列してなるメモリセルアレイと、
    複数の上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
    上記第1入出力端子および上記第2入出力端子の少なくとも一方に各々が接続されたビット線と、
    上記ビット線に対して充電または放電を行うビット線充放電回路と、
    上記各メモリセルについて、上記第1入出力端子から上記第2入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第1出力と、上記第2入出力端子から上記第1入出力端子に電流を流したときの上記メモリセルからの出力電流に相当する第2出力とに基づいて、上記第1記憶領域に記憶されている情報を読み出す読み出し部と
    を備え、
    上記第1出力は、上記第1入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であると共に、上記第2出力は、上記第2入出力端子に接続されている上記ビット線の電位であり、
    第1キャパシタ、第2キャパシタ、第3キャパシタおよび第4キャパシタと、
    上記第1キャパシタに上記第1出力と第1基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第2キャパシタに上記第1出力と第2基準電位との電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第3キャパシタに上記第1出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積し、上記第4キャパシタに上記第2出力とグランドとの電位差に相当する電荷を蓄積し、さらに、上記第1キャパシタ、上記第2キャパシタ、上記第3キャパシタおよび上記第4キャパシタを並列に接続すると共に、上記第1キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第1基準電位との電位差に相当する電荷と、上記第2キャパシタに蓄積された上記第1出力と上記第2基準電位との電位差に相当する電荷と、上記第3キャパシタに蓄積された上記第1出力とグランドとの電位差に相当する電荷と、上記第4キャパシタに蓄積された上記第2出力とグランドとの電位差に相当する電荷との和に相当する電位差をセンスアンプに出力するように、上記第1キャパシタ、上記第2キャパシタ、上記第3キャパシタおよび上記第4キャパシタを切換接続するスイッチング回路と
    を備え
    上記第1出力を上記ビット線に生成する時に、上記第1キャパシタの上記第1基準電位側の電極に上記第1基準電位を生成すると共に、上記第2キャパシタの上記第2基準電位側の電極に上記第2基準電位を生成し、
    上記第1出力および上記第2出力を上記ビット線に生成した後に、上記スイッチング回路を接続することを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の半導体記憶装置において、
    上記メモリセルは、サイドウォールメモリであることを特徴とする半導体記憶装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1つに記載の半導体記憶装置を備えることを特徴とする電子機器。
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