JP4268609B2 - 半導体記憶装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、より詳しくは、フラッシュメモリセルやマスクROM(リード・オンリー・メモリ)セル等の不揮発性メモリセルを備えた半導体記憶装置に関する。
近年、携帯電話やデジタルカメラなどのデータ記憶用、あるいはコード(プログラム)記憶用の半導体記憶素子として、フラッシュメモリ、強誘電体メモリあるいはマスクROM等のような不揮発性の半導体記憶装置が多く利用されている。しかも、単位面積当たりの記憶容量を増やしてビット単価を下げるため、記憶方式が2値から多値へと急激に変化して来ている。
このような不揮発性メモリセルは、記憶状態に応じたセル電流の変化を利用して情報を判定するものであるが、構造上、同じ情報を記憶した複数のメモリセルの間でセル電流を完全に一致させることが難しい。したがって、複数のメモリセルについて、同じ情報を記憶しても、セル電流の値がある程度の幅で分布するのが普通である。しかしながら、異なる情報を記憶したメモリセルの間でセル電流の値の分布が重なると、正しい情報の判定が困難になる。したがって、異なる情報を記憶したメモリセルの間では、互いのセル電流の分布が重ならないように、つまり、互いの分布の間に隙間が生じるように、プログラムベリファイ動作で調整している。しかしながら、最近、微細化、低電圧化及び多値化等が進むに伴って、互いのセル電流の分布を隔てる隙間が狭くなりつつあるという問題がある。また、ディスターブ(他のメモリセルへのアクセスによる外乱)や、エンデュランス(書き換え回数の増加によるメモリセルの書き換え特性の劣化)や、リテンション(温度変化や経時変化等による蓄積情報の保持特性)等の影響が、複数のメモリセルに互いに異なる度合いで及ぶ。したがって、例えばワード線毎にセル電流値の分布状態に差が生じて、分布を隔てる隙間の位置にずれが生じるという問題がある。
このような問題を解決するため、従来、リファレンスセルをワード線毎に設け、その電流値又は平均電流値をリファレンス電流値として、読み出したいメモリセルのセル電流値と比較して情報を判定する半導体記憶装置がある(特許文献1:特開2004−273093号公報参照)。具体的には、2種類のリファレンスセルをワード線に接続し、各々のリファレンスセルをデータ0とデータ1とに対応させ、各リファレンスセルの平均電流値をリファレンス電流値として用いている。さらに、ディスターブによってセル電流値が変動することを考慮して、プログラムベリファイ動作を行ってメモリセルのセル電流値の分布を求め、求められたメモリセルのセル電流値の分布に基づいて、リファレンス電流値を設定し直している。
しかしながら、上記従来の半導体記憶装置は、ワード線毎にリファレンスセルを設けているので、多数のリファレンスセルが必要で、チップ面積が増大するという問題がある。また、プログラムベリファイ動作を行うまではディスターブの影響を受けるので、情報の判定が不正確になる場合があるという問題がある。
特開2004−273093号公報
そこで、本発明の課題は、リファレンスセルを用いる必要がなく、したがって、チップセル面積を増大することなく、メモリセルに蓄積された情報を判定するためのセル電流の境界値が例えばワード線毎にばらついたり、時間的に変化したりしても、メモリセルに蓄積された情報を正しく読み出せる半導体記憶装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の半導体記憶装置は、
複数の不揮発性のメモリセルが整列され、それらのメモリセルに論理0データと論理1データとが混在して記憶されたメモリセルアレイと、
上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
上記メモリセルの入出力端子に接続されたビット線と、
上記複数のメモリセルのうちの所定数のメモリセルについて、このメモリセルを流れる電流に関する値を読み出すセル電流関連値読み出し回路と、
上記セル電流関連値読み出し回路による読み出しで上記所定数のメモリセルについてそれぞれ読み出された値の分布に基づいて、上記メモリセルに記憶された情報を特定するための基準となるべき閾値を生成する閾値生成回路と、
上記メモリセルに記憶された情報を特定するための基準として上記閾値生成回路で生成された上記閾値を用いて、上記セル電流関連値読み出し回路による上記読み出しで上記所定数のメモリセルについてそれぞれ読み出された上記値に基づいて上記所定数のメモリセルに各々記憶された情報を判定する情報判定回路と
を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、上記セル電流関連値読み出し回路によって、上記所定数のメモリセルの各々に流れる電流に関する値が読み出される。上記メモリセルに流れる電流(いわゆるセル電流)は、そのメモリセルに記憶された情報に応じた値になる。上記メモリセルアレイのメモリセルには論理0データと論理1データとが混在して記憶されているので、読み出された値は、論理0データと論理1データとが混在したものになる。したがって、上記セル電流関連値読み出し回路による読み出しで上記所定数のメモリセルについてそれぞれ読み出された値の分布に基づいて、上記閾値生成回路によって、上記メモリセルに記憶された情報を特定するための基準となるべき閾値が得られる。この閾値を用いて、上記セル電流関連値読み出し回路による上記読み出しで上記所定数のメモリセルについてそれぞれ読み出された上記値に基づいて、上記情報判定回路によって、上記所定数のメモリセルに各々記憶された情報が判定される。この半導体記憶装置は、情報の判定の対象である所定数のメモリセルについて、このメモリセルに現実に流れる電流に基づいて、情報を特定するための閾値を決定する。したがって、従来のリファレンスセルを用いることなく、上記メモリセルに記憶された情報を判定することができる。また、セル電流値の分布がワード線毎にばらついたり時間的に変動したりしても、メモリセルに記憶された情報を正確に判定できる。さらに、従来のようにディスターブ等によるメモリセルの電流値の変動に合わせてリファレンス電流値を設定し直す必要が無いので、半導体記憶装置の回路及び動作を大幅に簡易にすることができる。また、リファレンスセルが不要であるので、チップ面積を従来よりも小さくできる。なお、上記メモリセルは、2値情報に限らず、多値情報を記憶するものであってもよい。上記メモリセルが多値情報を記憶する場合、リファレンスセルを用いた半導体記憶装置は、セル電流のばらつきによって情報の判定精度が低下し易い。これに対して、本発明の半導体記憶装置は、情報を判定すべきメモリセルのセル電流に基づいて閾値を決定するので、多値情報を記憶する場合においても、良好な判定精度が得られる。
一実施形態の半導体記憶装置は、上記ワード線を選択するワード線選択回路と、
上記ビット線に対して充電又は放電を行うビット線充放電回路と
を備え、
上記セル電流関連値読み出し回路は、上記ビット線に接続されて、このビット線の電位を出力するA/D(アナログ/デジタル)変換器である。
上記実施形態によれば、上記ビット線充放電回路によって充電された上記ビット線の電位が、上記セル電流関連値読み出し回路としてのA/D変換器によって出力される。上記充電されたビット線の電位は、このビット線の放電に伴って上記メモリセルを流れる電流によって、降下又は上昇する。したがって、例えば、上記ビット線の所定の放電期間における降下電位差又は上昇電位差を求め、この電位差の分布に基づいて、上記ビット線に接続されたメモリセルの情報を特定するための閾値が決定される。
一実施形態の半導体記憶装置は、上記ワード線を選択するワード線選択回路と、
上記ビット線に対して充電又は放電を行うビット線充放電回路と
を備え、
上記セル電流関連値読み出し回路は、
上記ビット線が接続されると共に、上記ビット線の電位と基準値とを比較する比較器と、
上記比較器からの出力に基づいて、上記ビット線の電位が所定の電位になる放電期間又は充電期間を示すカウント値を計数するカウンタとを有する。
上記実施形態によれば、上記比較器によって、基準値に対するビット線の電位の変化が検出される。この比較器からの出力に基づいて、上記カウンタによって、ビット線の電位が所定の電位になる放電期間又は充電期間を示すカウント値が計数される。上記放電期間又は充電期間の大きさは、上記ビット線に接続されたメモリセルのセル電流の大きさに対応する。詳しくは、上記放電期間又は充電期間は、メモリセルのセル電流と略反比例の関係を有する。したがって、上記カウント値を用いることにより、メモリセルの情報を判定することができる。
一実施形態の半導体記憶装置は、上記A/D変換器のビット数は、上記メモリセルに記憶される情報のビット数よりも大きい。
上記実施形態によれば、上記メモリセルに記憶された情報に応じて、上記メモリセルを流れる電流に関する値(ビット線の電位の値)を、正確に出力することができる。したがって、上記閾値生成回路によって生成される閾値の精度を良好にできる。
一実施形態の半導体記憶装置は、上記カウンタのビット数は、上記メモリセルに記憶される情報のビット数よりも大きい。
上記実施形態によれば、上記メモリセルに記憶された情報に応じて、上記メモリセルを流れる電流に関する値(カウンタのカウント値)を、正確に出力することができる。したがって、上記閾値生成回路によって生成される閾値の精度を良好にできる。
一実施形態の半導体記憶装置は、上記閾値生成回路は、上記A/D変換器によって計測された上記複数のメモリセルに連なるビット線電圧値の分布について、連続した値の分布の端の値に基づいて、上記閾値を生成する。
上記実施形態によれば、上記複数のメモリセルについて、連続したビット線電圧値の分布が得られる場合、互いに異なる情報に対応して、上記ビット線電圧値の分布の間に隔たりが生じる。このビット線電圧値分布の端の値に基づくことにより、閾値が適切に設定される。
一実施形態の半導体記憶装置は、上記閾値生成回路は、上記カウンタによって計数された上記複数のメモリセルの連続したカウント値の分布の端の値に基づいて、上記閾値を生成する。
上記実施形態によれば、上記複数のメモリセルについて、連続したカウント値の分布が得られる場合、互いに異なる情報に対応して、上記カウント値の分布の間に隔たりが生じる。このカウント値分布の端の値に基づくことにより、閾値が適切に設定される。
一実施形態の半導体記憶装置は、上記比較器がビット線の電位と基準値との比較を開始する動作と、上記カウンタが計数を開始する動作とが同期している。
上記実施形態によれば、上記ビット線の放電又は充電に必要な期間だけ、カウンタを動作させるので、カウンタの精度を最大限に活用してメモリセルに記憶された情報を効率良く読み出すことができる。なお、上記比較器がビット線の電位と基準値との比較を開始する動作と、上記カウンタの計数の開始動作とは、同期していればよく、同時である必要は無い。
一実施形態の半導体記憶装置は、上記比較器の出力の反転動作と、上記カウンタの計数の停止とが同期している。
上記実施形態によれば、上記ビット線の放電期間又は充電期間に対応するカウント値を正確に得ることができる。
一実施形態の半導体記憶装置は、上記ビット線に、容量素子が接続されている。
上記実施形態によれば、上記容量素子でビット線の容量を増大することにより、ビット線の放電又は充電期間を長くできるので、カウンタの例えば周波数を変えないでカウンタの消費電力を増加させないで、カウンタの出力ビット数を増やすことができる。したがって、上記カウンタから出力されるカウント値の精度を向上することができ、ひいては、メモリセルの情報の判定精度を向上できる。
一実施形態の半導体記憶装置は、上記ビット線に、上記メモリセルのオン時の最大抵抗値以下、かつ、最小抵抗値以上の抵抗値を有するトランジスタが接続されている。
上記実施形態によれば、上記トランジスタが有する抵抗値により、上記ビット線の放電又は充電期間を長くできるので、カウンタの例えば周波数を変えないでカウンタの消費電力を増加させないで、カウンタの出力ビット数を増やすことができる。したがって、上記カウンタから出力されるカウント値の精度を向上することができ、ひいては、メモリセルの情報の判定精度を向上できる。
一実施形態の半導体記憶装置は、上記ビット線充放電回路は、上記メモリセルのオン時の最大抵抗値以下、かつ、最小抵抗値以上の抵抗値を有するトランジスタを有する。
上記実施形態によれば、上記ビット線充放電回路の上記トランジスタが有する抵抗値により、上記ビット線の放電又は充電期間を長くできて、上記カウンタで計数されるカウント値の精度を向上することができ、ひいては、メモリセルの情報の判定精度を向上できる。また、例えば上記ビット線充放電回路の上記トランジスタが例えばスイッチング素子として通常設けられているものであれば、回路の複雑化やチップ面積の増大を伴わずに、メモリセルの情報の判定精度を向上することができる。
一実施形態の半導体記憶装置は、上記メモリセルは、サイドウォールメモリを含む。
上記実施形態によれば、上記サイドウォールメモリを含むメモリセルは、1つのメモリセルに2つの記憶部を有するので、半導体記憶装置の集積度を効果的に高めることができる。ここで、上記サイドウォールメモリを含むメモリセルは、一方の記憶部の情報を読み出す際の電流が、他方の記憶部の記憶状態の影響を受ける。したがって、1つの記憶部を有するメモリセルと比較してセル電流の値のバラツキが大きいという特性を有する。しかしながら、この半導体記憶装置は、上記ビット線の放電期間又は充電期間を示すカウント値を計数するカウンタを備えるので、このカウンタの出力値に基づいて情報を特定することにより、上記サイドウォールメモリを含むメモリセルの特性に拘わらず、このメモリセルの情報を高精度に判別することができる。なお、サイドウォールメモリとは、ソース領域と、ドレイン領域と、上記ソース領域とドレイン領域との間に形成されるチャネル領域と、このチャネル領域上に形成されたゲートと、このゲートの両側に形成された電荷保持領域とを有し、上記ソース領域とドレイン領域とゲートとの電位を制御することにより、2つの上記電荷保持領域の電荷の保持状態を別個に制御して、2値以上の情報を記憶できるメモリをいう。
一実施形態の電子機器は、上記半導体記憶装置を備える。
上記実施形態によれば、比較的簡単な構成によって高精度に情報の判定を行うことができる上記半導体記憶装置を備えるので、小型かつ信頼性の高い電子機器が得られる。
以上のように、本発明の半導体記憶装置は、セル電流関連値読み出し回路によって、所定数のメモリセルの各々に流れる電流に関する値が読み出され、この値の分布に基づいて、閾値生成回路によって上記メモリセルに記憶された情報を特定するための閾値を生成するので、従来のリファレンスセルを削除でき、また、メモリセルの特性にばらつきがあっても、高精度にメモリセルの記憶情報を判定することができる。また、リファレンスセルを削除できるのでチップ面積を小さくできる。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の半導体記憶装置を示す図である。この半導体記憶装置は、多数の不揮発性のメモリセルMC00、MC01、・・・、MCm0、MCm1、・・・がマトリクス状に配置されたメモリセルアレイ100を備える。このメモリセルアレイ100の行方向には、同一行に並ぶメモリセルの制御ゲートに接続された複数のワード線WL0〜WLmが延在している。さらに、上記メモリセルアレイ100の列方向には、同一列に並ぶメモリセルの入出力端子、つまり、ソースドレインを互いに接続し、また、同一列に並ぶメモリセルのソースドレインを互いに接続する複数のビット線BL0〜BLmが延在している。上記ビット線BL0〜BLmは、4本毎にビット線充放電回路101に接続されている。また、上記ワード線WL0〜WLmは、任意のワード線を選択する行デコーダ102に接続されている。上記ビット線BL0〜BLmは、後述する比較器105に対する接続を選択的に切り換えるビット線選択回路104に接続されている。このビット線選択回路104の切り換えを制御するビット線選択信号CUT0〜CUT3が、ビット線選択回路ドライバ103から入力されるようになっている。上記ビット線選択回路104は、このビット線選択回路104で選択されたビット線の電圧を基準電圧VREFと比較する比較器105に接続している。さらに、この半導体記憶装置は、上記比較器105の出力DIS#により、計数動作を停止させることのできるnビットカウンタ106と、その結果をnビット幅のバスラインCBUSに出力する列デコーダ107を備える。上記比較器105とnビットカウンタ106が、本発明のセル電流関連値読み出し回路に相当する。
この半導体記憶装置のメモリセルアレイは、ビット線BL0〜BLmの接続方式が仮想グランド方式であり、ビット線選択回路104の動作の下、ビット線を4本のうち1本の割合で同時に読み出すものである。しかしながら、ビット線は固定グランド方式でもよく、ビット線選択回路の種類はどのようなものでもよく、また、ビット線選択回路は無くてもよい。重要なことは、選択されたビット線が、一定期間、比較器105の一方の入力に接続されることである。
[読み出し動作]
図2は、本実施形態の半導体記憶装置の読み出し動作を説明するタイミング図である。図2の信号名は、図1の信号線に付した信号名に対応している。
ここでは、ワード線WL0に接続されたメモリセルMC00を読み出す場合を説明する。
まず、時刻t1に、ビット線充放電回路101のBLDISを立ち下げ、全てのビット線を充電する。
図3は、ビット線充放電回路101の一例を示す回路図である。図3において、TRaは、信号VDBに基づいてビット線BLi〜BLi+3の充放電回路への接続をオンオフするトランジスタブロック、301は充電電圧VBLの印加を制御するPMOSトランジスタ、TRbはビット線BLi〜BLi+3の接地への接続をオンオフするトランジスタブロック、302は、図示しない制御回路からの信号CA1、CA2及びBLDISに基づいて、ビット線BLi〜BLi+3の放電を制御するNORゲートである。303,304は、信号CA1、CA2を反転するインバータである。
次に、時刻t2に、φrdecを立ち上げ、選択ワード線WL0を電圧VWLのレベルまで上昇させる。これと同時にビット線選択回路ドライバ103のφbselを立ち上げ、4本のビット線から選択する1本のビット線以外のビット線に対応する信号CUT1〜CUT3を立ち下げる。
図4は、ビット線選択回路ドライバ103の一例を示す回路図である。図4において、401はCUT0〜3の出力ラインに対するVCC電位の印加を切り換えるPMOSトランジスタ、402は、図示しないマイコンからの制御信号CA1,CA2及びφbselに基づいて、CUT0〜3の出力ラインの接地を制御するNORゲート、403,404及び405はインバータである。
上記信号CUT1〜CUT3の立ち下げにより、ビット線選択回路104によって、選択されたビット線BL0、BL4、・・・のみが、各々対応する比較器105の入力の一方に接続される。比較器105の他方の入力には、予めビット線の充電電圧VBLより低い電圧である基準電圧VREFが入力されている。また、比較器105のCPREはVCCレベルになっていて、出力DIS#は、GNDレベルになっている。
続いて、時刻t3で、比較器105のCPREを立ち下げて、出力DIS#の放電を終了すると共に、φcompをバイアス電圧VBIASまで立ち下げ、比較器105を動作させる。比較器105の2つの入力には、各々、ビット線の充電電圧VBLと、それより低い電圧である基準電圧VREFが入力されているので、出力DIS#は、VCCレベルとなる。さらに時刻t4で、カウンタのリセット信号RST#を立ち上げ、カウンタ106が動作可能な状態にする。
図5A及び5Bは、カウンタ106の一例を示す回路図である。図5Aにおいて、501はCMOS伝送ゲート、502は、DIS#の電位に基づいて伝送ゲートの動作を切り換えるNANDゲート、503,504は、RST#の電位に基づいて転送ブロックをリセットするNANDゲート及びインバータである。図5Bにおいて、501はCMOSゲート、503,504は、RST#の電位に基づいて転送ブロックをリセットするNANDゲート及びインバータである。図5Aは、カウンタの初段(最下位)を示す回路図であり、図5Bは、カウンタの2段〜n段(最上位)を示す回路図である。図5Aの初段のカウンタから図5Bの2段以降のカウンタに進むにつれて、クロックを分周して計数するようになっている。
続いて、時刻t5で、BLDISを立ち上げて、選択ビットBL0の放電を開始すると共に、φcountにクロックを入れて、カウンタ106の計数動作を開始する。なお、BLDISの立ち上げと、φcountにクロックを入れるタイミングは、精確に一致している必要はない。なぜなら、各メモリセルのセル電流に対応するカウンタ106の計数値(カウント値)が相対的に求まれば、2値もしくは多値の判定はできるからである。この判定は、後述する図8において、一般にカウンタ106の分解能に比べて、ImaxとIs+との差が十分に大きいので可能となる。
上記カウンタ106は、図5A及び5Bに示すような一般的なアップカウンタを用いることができ、また、ダウンカウンタを用いてもよい。本実施形態のカウンタ106は、nビット分のn段で構成され、各段は、前段から1パルス(“H”と“L”)が入力されると、1回反転(“H”→“L”または“L”→“H”)するようになっている。
選択されたビット線BL0、BL4、・・・に対応するメモリセルMC0、MC4、・・・のセル電流の大きさに応じて、各ビット線BL0、BL4、・・・が放電される。ビット線BL0、BL4、・・・のレベルが、比較器105の基準電圧VREF+ΔV(ΔVは比較器105のオフセット電圧であり、通常は±数mV程度である)よりも低くなると(図2における時刻t6)、比較器105は反転し、出力DIS#はGNDレベルになる。DIS#がGNDレベルになるとカウンタ106は計数動作を停止し、この時点で、MC0のセル電流に応じたカウント値がカウンタ106に保持される。上記カウント値は、上記各ビット線BL0、BL4、・・・の電位が、充電電圧VBLから基準電圧VREF+ΔVまで降下するのにかかる期間、すなわち放電期間を示す。ビット線BL0、BL4、・・・の放電期間は、各ビット線に接続されたメモリセルMC0、MC4、・・・のセル電流に対して、略反比例の関係を有する。したがって、各ビット線BL0、BL4、・・・に関するカウント値の分布を集計することにより、メモリセルMC0、MC4、・・・のセル電流の分布を集計できる。
φcountは、パスルが2n−1回に達した時点で、GNDレベルで一定となり、すべての選択メモリセルMC0、MC4、・・・のカウンタの計数動作を終了する。その後、時刻t7で列デコーダ107の動作を開始し、各セルMC0、MC4、・・・の計数値をCBUSから読み出す。列デコーダ107の回路やその動作等は、通常の半導体記憶装置で行われている一般的な方式で構わない。
[メモリセルのデータ判定]
図6A乃至6Cは、複数のメモリセルについて計測されたセル電流値の分布を、カウント値によって示した図である。詳しくは、図6Aは、セル電流値の分布から従来のリファレンスセル電流値を用いて情報を判定する方法を示す図であり(セル電流値及びリファレンス電流値を、各値に相当するカウント値によって示している)、図6Bは、本実施形態の半導体記憶装置において、カウント値の分布から2値の情報を判定する方法を示す図であり、図6Cは、本実施形態の半導体記憶装置において、カウント値の分布から4値の情報を判定する方法を示す図である。
メモリセルのセル電流は、メモリセルに接続されたビット線の放電期間(カウント値に相当する)と略反比例の関係を有することから、図6A乃至6Cでは、横軸のカウント値が大きい程セル電流が小さくなる。図6A乃至6Cにおいて、メモリセルに記憶された情報は、セル電流が大きい場合がデータ0であり、セル電流が小さい場合がデータ1である。なお、カウント値が小さい場合をデータ1とし、カウント値が大きい場合をデータ0としてもよい。
いわゆるNAND型不揮発性メモリでは、個々のメモリセルの特性ばらつきの他、隣接セルへの書き込み等から受けるディスターブ量の差や、リテンション(保持特性)やエンデュランス(書き換え特性)の差等に起因して、例えば異なるワード線に接続されたメモリセルの間で、セル電流分布が異なる場合がある。図6A及び6Bにおいて、2つのメモリセルについて、セル電流分布(カウント値の分布)が異なる様子を実線と破線とで示している。
従来のリファレンスセルを用いた情報の判定方法では、図6Aに示すように、各々のセル電流を、1個又は複数のリファレンスセルを用いて求められたリファレンス電流値Rと比較することで、情報が0か1かを判定していた。なお、図6Aでは、セル電流をカウント値により、また、リファレンス電流値Rを、カウント値で示したリファレンス相当値によって示している。なお、リファレンスセルを用いずに、電源電圧から発生させた基準電圧を用いる方式もあるが、より細かい複数の基準値を設定できる点で、リファレンスセルを用いる方式の方が、通常は優れている。しかしながら、従来の情報判定方法では、破線で示したセル電流分布のメモリセルについて、正確な情報判定を行うことができなかった。すなわち、破線の電流分布は、セル電流の最大値が、リファレンス電流値Rよりも大きいので、このリファレンスセル電流値Rを越える部分(図6Aにおいて斜線を付した部分)について、情報が0であるにも拘わらず、誤って1と判定されてしまう。ここで、全てのメモリセルのセル電流が、リテンションやエンデュランスによって同じ量だけシフトするのであれば、同様のリテンションやエンデュランスを示す複数のリファレンスセルの電流値の平均をリファレンス電流値とすることで、ある程度は補正できる。しかしながら、セル電流のシフト量が、例えばワード線毎に異なる場合は、リファレンスセルをワード線毎に設けなければならず、チップサイズが大きくなってしまう。また、同一のワード線に接続されたメモリセルの間においても、セル電流のばらつきが生じ得るので、リファレンス電流値の補正は困難である。
これに対して、本実施形態では、ビット線の放電期間を示すカウント値を、カウンタ106によって計数している。このカウント値はメモリセルの電流値に相当する。したがって、各メモリセルから読み出されたカウント値を集計することにより、図6Bのセル電流値の分布を把握することができる。このセル電流値の分布に基づいて、情報の判定を正確に行うことができる。具体的には、カウント値をロジック回路に入力し、図6Bの実線のカウント値分布について、C1又はC2の値を特定する。上記ロジック回路が、本発明の閾値生成回路に相当する。このC1又はC2の値を用いて、実線のカウント値分布のメモリセルについて、C1又はC2よりも小さいカウント値のセルはデータ0と判定し、C1又はC2よりも大きいカウント値のセルはデータ1と判定する。また、図6Bの破線のカウント値分布について、C3又はC4の値を特定し、このC3又はC4よりも小さいカウント値のセルはデータ0と判定し、C3又はC4よりも大きいカウント値のセルはデータ1と判定する。このように、メモリセルのセル電流分布を示すカウント値分布の端の値であるC1又はC2、及び、C3又はC4を閾値として、各メモリセルの情報を判定する。
このような判定を、例えば同一のワード線に接続された複数のメモリセル毎に行うことにより、セル電流分布(カウント値分布)がワード線毎に異なっていても、あるいは、時間変化してシフトしても、リファレンスセルを用いることなく正確に情報の判定を行うことができる。また、リファレンスセルが不要であるから、チップ面積を縮小することができる。なお、同一のワード線に接続されたメモリセル毎に閾値を設定する以外に、所定のブロックに含まれるメモリセル毎に閾値を設定してもよい。
図6Cは、多値情報を記憶する複数のメモリセルについて、そのメモリセルのセル電流値(カウント値)の分布を示す図である。図6Cを用いて、4値情報を記憶する複数のメモリセルについて、セル電流値(カウント値)から情報の判定を行う方法を説明する。このメモリセルは、データ00、データ01、データ10及びデータ11の4つの値を記憶するものである。図6Cに示すように、例えば同一のワード線に接続された複数のメモリセルについて、カウント値の分布を求める。このカウント値は、互いに隣り合う4つの連続した分布が、互いに所定の隙間をおいて存在する。この4つの連続した分布の間の3つの隙間について、この隙間を形成する一方の端の値C1、C3及びC5を特定する。なお、3つの隙間を形成する他方の端の値C2、C4及びC6を特定してもよい。続いて、カウント値がC1(又はC2)よりも小さければデータ00と判定する。また、C1(又はC2)よりも大きく、かつ、C3(又はC4)よりも小さければ、データ01と判定する。また、C3(又はC4)よりも大きく、かつ、C5(又はC6)よりも小さければ、データ10と判定する。さらに、C5(又はC6)よりも大きければデータ11と判定する。図6Bに示した2値情報の場合と同様に、4値情報のメモリセルについても、セル電流の分布が、ワード線毎に異なっていても、あるいは、時間変化してシフトしても、リファレンスセルを用いることなく、正確に情報を判定することができる。また、リファレンスセルを削除できるので、チップ面積を削減できる。
図7は、図6Bで示した2値情報の判定を行うロジック回路用のアルゴリズムの一例を示す図である。ここで、カウンタの数はk個とし、i番目のカウンタに保持されたカウント値をCiとする。また、レジスタは、カウンタの値の個数に相当する2n個設けられ、Ci番目のレジスタの値をREG(Ci)と表す。さらに、データ0とデータ1に相当する2つの分布を隔てるカウント数は、少なくとも4であるものとする。また、データ0とデータ1に相当する2つの分布には、4以上の隙間は含まれていない(つまり、該当するメモリセルが存在しないカウント値が連続して4以上存在しない)ものと仮定した。なお、CBUSに読み出されたカウント値を2値として出力できるアルゴリズムであれば、特にこのアルゴリズムに限定されるものではない。また、このようなアルゴリズムを実現するロジック回路についても、本発明は、その回路を特に制限するものではない。
図7のアルゴリズムによれば、まず、ステップS1において、全てのレジスタの値を0にし、続いて、0番目のカウンタからk番目のカウンタについて、順次、カウント値に対応するレジスタに1を入力する(ステップS2〜S5)。これにより、カウント値が存在するレジスタの値は1となり、カウント値が存在しないレジスタの値は0のままとなる。続いて、0番目のレジスタから、順次、値が1であるか否かを判断し(ステップS6〜S8)、値が1であるレジスタを検出した場合、それに続く4つのレジスタが0であるか否かを判断する(ステップS9〜S11)。レジスタの値0が4つ連続する場合、この連続する4つのレジスタに対応するカウント値を、Clとする(S12)。そして、カウンタ番号iのカウンタについて、カウント値をClと比較する(S13、S14)。このカウント値CiがClよりも大きい場合はデータ1を出力し(S15)、カウント値CiがClよりも小さい場合はデータ0を出力する(S16)。このカウント値に基づいたデータの出力を、i=kまで繰り返す(S17,S18)。以上のアルゴリズムにより、k個のカウント値から、データ1又は0を判断して出力することができる。
[カウント値の精度]
本実施形態では、ビット線の放電の開始から、このビット線の電位を基準値と比較する比較器105が反転するまでの時間を、nビットカウンタ106で計数する。このカウンタ106の計数結果であるカウント値の精度を向上するには、以下の4つの方法がある。
まず、第1の方法として、カウンタ106のビット数nを大きくする方法がある。カウンタ106のビット数nを大きくすると、ビット数nが1増える毎に精度は2倍ずつ上がる。但し、ビット線の放電時間は、通常、メモリセルの特性で決まるため、その放電時間内に、カウンタが0〜2nまで計数を完了することが望ましい。その場合、カウンタのクロックφcountのパルスの周波数を上げることになり、カウンタの消費電力は増大するので、半導体記憶装置の電源の許容範囲内に留めなければならない。
第2の方法としては、ビット線の容量を増大させて放電時間を長くする方法がある。本実施形態では、図2に示すように、容量素子108をビット線と比較器105との間に接続する。例えば、メモリセルのセル電流が10μAであり、ビット線寄生容量CB=0.5pF、充電電圧VBL=1.2Vである場合、ビット線電圧がVBL/e≒0.44Vまで下がるのに、約60nsの時間がかかる。ここで、0.5pFの容量素子108を設けることにより、放電時間が2倍の約120nsとなり、カウンタの周波数を増大することなく、つまり、カウンタの消費電力を増加させることなく、カウンタのビット数nを1増やして、精度を2倍にできる。
第3の方法としては、ビット線等の抵抗を増大させて放電時間を長くする方法がある。ビット線の放電時間は、セル電流に略反比例するので、セル電流が大きい程放電時間が短くなり、精度が悪化する。そこで、図3に示すように、ビット線BLi,BLi+1・・・にトランジスタTRaを接続し、そのサイズや、ゲート電圧VDBを制御することにより、TRaに流れる電流を、測定したいセル電流の最大値と最小値の間に設定する。これにより、ビット線の放電時間を長くできることに加えて、セル電流の大小による精度の悪化を防止できる。また、トランジスタTRaを設ける代わりに、ビット線充放電回路101に設けられてビット線放電を制御するトランジスタTRbのサイズを小さくすることにより、ビット線の放電時間の長期化と、セル電流の大小による精度の悪化を防止できる。なお、通常は、ビット線充放電回路のトランジスタは、セル電流よりも十分大きな電流が流せるように設定されている。ここで、回路の簡素化やチップ面積の小型化ができる点で、ビット線充放電回路101のトランジスタTRbのサイズを小さくする方が、トランジスタTRaを別途設けるよりも好ましい。
第4の方法は、セル電流の計測範囲を限定する方法である。図8に示すように、セル電流にばらつきを有する複数のメモリセルについて、セル電流の分布の上限Imaxから下限Iminまでをnビットでカウントすると、分解能Ires=(Imax−Imin)/2となる。この分解能は、判別したいデータ(2値ならデータ0とデータ1)の各々に対応するセル電流値であって、最も近く隣り合うセル電流値の差(カウント値ではC2−C1)よりも小さい必要がある。ここで、セル電流の最大ばらつきを考慮し、図8におけるIs+よりも大きい電流値は必ず最上位データ(2値なら“1”、4値なら“11”、8値なら“111”、・・・)を示し、Is−よりも小さい電流値は必ず最下位データ(2値なら“0”、4値なら“00”、8値なら“000”、・・・)を示すことから、検出範囲をIsからIsの間に限定することにより、分解能を、Ires=(Is−Is)/2に向上することができる。なお、上記セル電流の計測範囲と分解能との関係は、値の大小が逆になるが、カウント値の計測範囲と分解能についても同様である。
[A/D変換器を用いた変形例]
上述の実施形態では、本発明のセル電流関連値読み出し回路として、比較器105及びカウンタ106を設けたが、セル電流関連値読み出し回路は、A/D変換器であってもよい。すなわち、図1の半導体記憶装置に、比較器105及びカウンタ106に替えて、図12に示すようなA/D変換器を、ビット線選択回路104の出力ラインに接続する。このA/D変換器は、ビット線選択回路104によって選択されたビット線の電位を、所定のタイミングでデジタル信号に変換して、バスラインCBUSに出力するフラッシュ型A/D変換器である。このA/D変換器が出力するビット線電位の値を、本発明のメモリセルを流れる電流に関する値として用いて、メモリセルに記憶された情報を判定する。
既に述べたように、所定電位に充電されたビット線が放電の開始から基準電位になるまでにかかる時間は、セル電流が大きいメモリセルに接続されたビット線の方が、セル電流が小さいメモリセルに接続されたビット線よりも短い。ここで、ビット線の放電途中における電位は、セル電流が大きいビット線の電位が、セル電流が小さいビット線の電位よりも小さくなる。したがって、セル電流と、放電途中のビット線電位とは、互いに略反比例の関係を有する。すなわち、セル電流と、カウンタ106で検出されたカウント値との関係と同様の関係を有する。このことから、カウンタ106で検出されたカウント値に替えて、A/D変換器で検出されたビット線電位を用いて、メモリセルの記憶情報の判定を行うことができる。
上記A/D変換器は、図12に示すように、基準電位発生回路1200と、比較回路1203と、バイアス回路1201と、データ変換回路1204を有する。上記基準電位発生回路1200は、2+1個の抵抗1207が直列に接続されて、各抵抗1207の間に第1乃至第2基準電位を生成する。上記比較回路1203は、2個の比較器1208を有し、各比較器1208の−入力端子に、上記基準電位発生回路1200の第1乃至第2基準電位が各々接続されている。上記2個の比較器1208の+入力端子は、入力線1202を介して、ビット線選択回路104の出力ラインに接続されている。上記入力線1202は、バイアス回路1201に接続されている。上記データ変換回路104は、上記2個の比較器1208からの出力に基づいて、ビット線電位データを示すnビットの信号を、出力ライン1205からバスラインCBUSに出力するようになっている。
上記A/D変換器を備える半導体記憶装置は、以下のようにしてメモリセルの情報の判定を行う。すなわち、上述の実施形態と同様に、ビット線充放電回路101によって全てのビット線BL0、BL1・・・を充電し、ビット線選択回路104によって、選択されたビット線BL0、BL4・・・のみをA/D変換器に接続する。そして、選択されたビット線BL0、BL4・・・の放電を開始する。この放電の開始から所定期間経過後に、A/D変換器のデータ変換回路1204から、対応するビット線BL0、BL4・・・の電位の値を示す信号をバスラインCBSに出力する。上記バスラインCBUSに接続された論理回路によって、ビット線BL0、BL4、・・・の電位の分布から、このビット線BL0、BL4、・・・に接続されたメモリセルの情報を判定するための閾値を求める。詳しくは、図6Cのカウンタ値の分布と同様に、上記ビット線BL0、BL4、・・・の電位を横軸とすると共に、ビット線BL0、BL4、・・・に接続されたメモリセルMC00、MC04・・・の個数を縦軸として、ビット線BL0、BL4、・・・の電位に対するメモリセルMC00、MC04・・・の個数の分布を把握する。この分布には、メモリセルMC00、MC04・・・の記憶情報に応じて、この情報の値の数(2値であれば2つ、4値であれば4つ)と同じ数の山が生じる。この山の裾に相当する電位(図6CにおけるC1乃至C6に相当する電位)から、情報の判定のための閾値を決定する。この閾値に基づいて、各ビット線BL0、BL4、・・・の電位から、そのビット線BL0、BL4、・・・に接続されたメモリセルMC00、MC04・・・の情報を判定する。
このように、上記A/D変換器で検出するビット線電位は、メモリセルMC00、MC04のセル電流に対して、上述のカウンタ値と同様の関係を有する。したがって、A/D変換器を用いることにより、カウンタ値を検出する場合と同様にして、メモリセルMC00、MC04の情報の判定を行うことができるのである。なお、上記A/D変換器は、フラッシュ型以外の例えばパイプライン型や逐次比較型等でもよい。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態の半導体記憶装置を示す断面図である。この半導体記憶装置は、サイドウォールメモリを含んでいる。サイドウォールメモリは、1つのメモリセル900に、電荷保持領域として働く第1及び第2のシリコン窒化膜903a,903bを備え、2ビットの情報を記憶するものである。この半導体記憶装置は、基板901上に、ゲート電極として機能するワード線905がゲート絶縁膜902を介して形成されており、このワード線905の両側に、シリコン酸化膜906を介して、上記第1及び第2のシリコン窒化膜903a、903bが形成されている。この第1及び第2のシリコン窒化膜903a,903bは、上記ワード線905の側壁と略平行に延びる縦部と、この縦部の下端に連なると共に、上記基板901表面と略平行かつワード線905から遠ざかる側に延びる横部とを有して、概略L字形状を有する。上記第1及び第2のシリコン窒化膜903a,903bのワード線905から遠い側には、シリコン酸化膜907,907が設けられている。このように、第1及び第2のシリコン窒化膜903a,903bを、シリコン酸化膜906,907で挟むことにより、書換え動作時の電荷注入効率を高くして高速な動作が可能となっている。上記基板901には、上記第1及び第2のシリコン窒化膜903a,903bに近接して、2つの拡散領域が形成されている。詳しくは、第1のシリコン窒化膜903aの横部の一部と重なり合うように、かつ、隣り合うメモリセルが有するシリコン窒化膜の横部の一部と重なり合うように形成された拡散層909を有する。さらに、第2のシリコン窒化膜903bの横部の一部と重なり合うように、かつ、隣り合うメモリセルが有するシリコン窒化膜の横部の一部と重なり合うように形成された第2のビット線912を有する。上記拡散層909及び第2のビット線912は、それぞれソース領域またはドレイン領域として機能する。このソース領域またはドレイン領域として機能する拡散層909と第2のビット線912との間に、チャネル領域が定められる。上記拡散層909は、メモリセルの上部に形成された第1のビット線911に接続されている。
上記構成の半導体記憶装置において、上記第1のシリコン窒化膜903aに記憶された情報を読み出す場合、第1のビット線911をGNDレベルにすると共に、第2のビット線912に所定電圧を印加する。このとき、チャンネル領域を流れるセル電流は、主に、GNDレベルに近い第1のシリコン窒化膜903aの記憶情報、すなわち、第1のシリコン窒化膜903aに蓄積された電荷によって決まる。しかしながら、上記セル電流は、第2のシリコン窒化膜903bに蓄積された電荷の影響をも受ける。図10は、第1のシリコン窒化膜903aの記憶情報を読み出す際のセル電流が、第2のシリコン窒化膜903bの記憶情報の影響を受ける様子を説明する図である。図10において、横軸はセル電流であり、縦軸は、メモリセルの個数であり、セル電流の多い状態を情報1、少ない状態を情報0としている。
図10に示すように、第1のシリコン窒化膜903aの記憶情報が1の場合と0の場合とで、セル電流に2つの分布の山が生じるが、各分布の山は、第2のシリコン窒化膜903bの記憶情報が1である場合と0である場合との2つの山に分離される。第2のシリコン窒化膜903bの記憶情報に応じて分離された山は、破線及び一点鎖線で描いている。破線で描かれた山は、第2のシリコン窒化膜903bの記憶情報が0の場合であり、一点鎖線で描かれた山は、第2のシリコン窒化膜903bの記憶情報が1の場合である。以下、第1のシリコン窒化膜903aの記憶情報が1、かつ、第2のシリコン窒化膜903bの記憶情報が1の場合の分布の山を1(1)の分布といい、第1のシリコン窒化膜903aの記憶情報が1、かつ、第2のシリコン窒化膜903bの記憶情報が0の場合の分布の山を1(0)の分布という。また、第1のシリコン窒化膜903aの記憶情報が0、かつ、第2のシリコン窒化膜903bの記憶情報が1の場合の分布の山を0(1)の分布といい、第1のシリコン窒化膜903aの記憶情報が0、かつ、第2のシリコン窒化膜903bの記憶情報が0の場合の分布の山を0(0)の分布という。
図10に示すように、第2のシリコン窒化膜903bの記憶情報が0であれば、第1のシリコン窒化膜903aの情報0と情報1との間のセル電流の最少差は、1(0)分布の最大値I1(0)maxと、0(0)分布の最小値I0(0)minとの差であるI0(0)min−I1(0)maxとなる。ここで、第1のシリコン窒化膜903aの記憶情報が0のときに、第2のシリコン窒化膜903bの記憶情報が1であると、第1のシリコン窒化膜903aの情報0と情報1との間のセル電流の最少差は、I0(1)min−I1(0)maxとなる。第1のシリコン窒化膜903aの記憶情報が0の場合、上記第2のシリコン窒化膜903bの記憶情報が1であるときのセル電流値は、0であるときのセル電流値よりも小さいので、最小差I0(1)min−I1(0)maxの値は、最小差I0(0)min−I1(0)maxの値よりも小さくなる。すなわち、情報1と情報0との間で、閾値が設定されるべきセル電流値の範囲が小さくなる。これに加えて、リファレンスセル電流値を用いる従来の判別方法では、ワード線毎に電流値のばらつきが存在するので、情報1と情報0との間のセル電流値の範囲から逸脱した値に閾値が設定される確率が大幅に増大して、情報0と情報1の判別精度が低下してしまう。
これに対して、本実施形態では、図10に示されたセル電流の分布を、カウンタでカウント値として検出して、I1(0)max及びI0(1)minの値を検出する。そして、上記I1(0)max以上の電流値は情報1と判定し、また、I0(1)min以下の電流値は情報0と判定する。したがって、情報1と情報0との間のセル電流値の範囲が小さくなっても、また、ワード線毎に電流値のばらつきが生じても、第1のシリコン窒化膜903aの記憶情報を、正確に判定することができる。
上記第1及び第2実施形態において、本発明に用いるメモリセルは、セル電流の値に基づいて記憶情報を判定するメモリセルであれば、マスクROM用のメモリセルであってもよい。また、メモリの種類は、NOR型、NAND型、AND型、DINOR型等のいずれのものでもよく、また、情報を記憶するための電荷は、半導体窒化膜や、半導体を用いたフローティングゲート等、どのようなもので蓄積してもよい。さらに、ビット線の方式は、固定グランド方式及び仮想グランド方式のいずれでもよい。また、メモリセルの記憶情報は2値に限られず、2値以上のあらゆる多値情報について、本発明を適用できる。さらに、カウンタ106は、ビット線の放電時間を計数したが、選択ビット線を充電することによりメモリセルの記憶情報を読み出すようにして、ビット線を所定電圧に充電するためにかかる充電時間を計数してもよい。また、カウンタが検出するカウント値に替えて、A/D変換器が検出するビット線電位の値を用いて、メモリセルの記憶情報を読み出してもよい。
(第3実施形態)
図11は、本発明の第3実施形態の電子機器としてのデジタルカメラを示すブロック図である。このデジタルカメラは、本発明の半導体記憶装置としてのフラッシュメモリを備え、このフラッシュメモリに撮影画像の記憶を行う。
図11に示すように、このデジタルカメラは、操作者によりパワースイッチ201がオンされると、電池202から供給される電力がDC/DCコンバータ203で所定電圧に変圧されて、各部品に供給される。レンズ216から入った光は、CCD218で電流に変換され、A/Dコンバータ220でデジタル信号となり、映像処理部210のデータバッファ211に入力される。データバッファ211に入力された信号は、MPEG処理部213で動画処理され、ビデオエンコーダ214を経てビデオ信号となり、液晶パネル222に表示される。操作者によりシャッター204が押下されると、データバッファ211の情報が、JPEG処理部212を経て静止画として処理され、フラッシュメモリ208に記録される。このフラッシュメモリ208には、撮影画像情報の他、システムプログラム等も記録されている。DRAM207は、CPU206や映像処理部210の様々な処理過程で発生するデータの一時記憶用に利用される。
上記フラッシュメモリ208には、情報量が大きな映像情報や音声情報等が記録されるので、大量のまとまったデータの書き込み、読み出し及び消去が行われる。ここで、本発明の半導体記憶装置で構成されたフラッシュメモリ208は、1本のワード線につながるメモリセルのデータを一連のアクセスで読み出す際、先頭のデータが出力されるまでのアクセス時間である第1アクセスにかかる時間が、通常のDRAMよりも、約100ns〜数μs程度長い。なぜならば、カウント値に基づいて2値あるいは多値を識別するための閾値を設定する時間が必要だからである。しかしながら、一連のアクセスのうちの第2アクセス以降は、上記カウント値に基づいた閾値が既に決定しているので、各々のメモリセルから読み出されたカウント値を、順次2値あるいは多値に変換しながら出力することができる。したがって、第2アクセス以降は、DRAMと同等のアクセスタイム(およそ10ns〜数10ns)で情報を出力できる。その結果、第1アクセスの長さは、第2アクセス以降のアクセス時間の合計と比べると比較的短いから、1つのメモリセルのアクセス時間の平均値を考慮すれば、DRAMと略同じ時間でアクセスが可能になる。例えば、第1アクセスにかかる時間が1μsであり、第2アクセス以降の1つのメモリセルのアクセスにかかる時間が30nsであって、1つのワード線から256個のメモリセルを一連のアクセスで読み出す場合、(1μs+30ns×255個)/256サイクル≒34nsが、1つのメモリセルの平均アクセス時間となる。このように、本発明は、特に、画像データ等のような比較的大規模のデータの読み出しを行う電子機器に適用することにより、フラッシュメモリにDRAMと同等の高速の読み出しを実現することができ、高速動作の電子機器が得られる。
さらに、上記デジタルカメラのフラッシュメモリ208は、ビット単価を下げるため、チップ面積を削減する必要があり、また、電池202の小型化と継続動作時間の延長のため、消費電力を下げる必要がある。さらに、フラッシュメモリ208に保存される画像は、1画素でも誤りがあると画像品質の低下を招くので、保存に伴うデータの信頼性を高くしなければならない。さらに、保存が長期に亘る際のデータの信頼性も高くする必要がある。また、他の電子機器では、例えば携帯電話で用いられるフラッシュメモリは、画像データの保存の際に通信プロトコルを併せて記録するので、高度の信頼性が必要となる。
ここで、本実施形態のフラッシュメモリ208は、従来のようなリファレンスセルや、リファレンスセルのセル電流値を調整する回路が不要になるので、チップ面積と消費電力を削減することができる。また、セル電流値がワード線毎にばらついたり、時間経過に伴って変動したりしても、正確にメモリセルの情報を読み出すことができる。したがって、本発明の半導体記憶装置を備える電子機器は、コストダウン、小型化及び高信頼性を達成することができる。なお、上記電子機器は、デジタルカメラや携帯電話に限られず、デジタル音声レコーダや音楽録音再生機器等のあらゆる電子機器に用いることができる。なお、上記電子機器が備える半導体装置は、カウンタが検出するカウント値に替えて、A/D変換器が検出するビット線電位の値を用いて、メモリセルの記憶情報を読み出すものであってもよい。
本発明の第1実施形態の半導体記憶装置を示す図である。 半導体記憶装置の読み出し動作を説明するタイミング図である。 ビット線充放電回路の一例を示す回路図である。 ビット線選択回路ドライバの一例を示す回路図である。 カウンタの初段の一例を示す回路図である。 カウンタの2段〜n段の一例を示す回路図である。 セル電流値の分布から従来のリファレンスセル電流値を用いて情報を判定する方法を示す図である。 本実施形態の半導体記憶装置でセル電流値の分布から2値の情報を判定する方法を示す図である。 本実施形態の半導体記憶装置でセル電流値の分布から4値の情報を判定する方法を示す図である。 図6Bで示した2値情報の判定を行うロジック回路用のアルゴリズムの一例を示す図である。 複数のメモリセルについて、セル電流のばらつきを説明する図である。 第2実施形態の半導体記憶装置を示す断面図である。 第1のシリコン窒化膜の記憶情報を読み出す際のセル電流が、第2のシリコン窒化膜の記憶情報の影響を受ける様子を説明する図である。 第3実施形態の電子機器としてのデジタルカメラを示すブロック図である。 セル電流関連値読み出し回路としてのA/D変換器を示す図である。
符号の説明
100 メモリセルアレイ
101 ビット線充放電回路
102 行デコーダ
103 ビット線選択回路ドライバ
104 ビット線選択回路
105 比較器
106 カウンタ
107 行デコーダ

Claims (14)

  1. 複数の不揮発性のメモリセルが整列され、それらのメモリセルに論理0データと論理1データとが混在して記憶されたメモリセルアレイと、
    上記メモリセルの制御端子に接続されたワード線と、
    上記メモリセルの入出力端子に接続されたビット線と、
    上記複数のメモリセルのうちの所定数のメモリセルについて、このメモリセルを流れる電流に関する値を読み出すセル電流関連値読み出し回路と、
    上記セル電流関連値読み出し回路による読み出しで上記所定数のメモリセルについてそれぞれ読み出された値の分布に基づいて、上記メモリセルに記憶された情報を特定するための基準となるべき閾値を生成する閾値生成回路と、
    上記メモリセルに記憶された情報を特定するための基準として上記閾値生成回路で生成された上記閾値を用いて、上記セル電流関連値読み出し回路による上記読み出しで上記所定数のメモリセルについてそれぞれ読み出された上記値に基づいて上記所定数のメモリセルに各々記憶された情報を判定する情報判定回路と
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    上記ワード線を選択するワード線選択回路と、
    上記ビット線に対して充電又は放電を行うビット線充放電回路と
    を備え、
    上記セル電流関連値読み出し回路は、上記ビット線に接続されて、このビット線の電位を出力するA/D変換器であることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置において、
    上記ワード線を選択するワード線選択回路と、
    上記ビット線に対して充電又は放電を行うビット線充放電回路と
    を備え、
    上記セル電流関連値読み出し回路は、
    上記ビット線が接続されると共に、上記ビット線の電位と基準値とを比較する比較器と、
    上記比較器からの出力に基づいて、上記ビット線の電位が所定の電位になる放電期間又は充電期間を示すカウント値を計数するカウンタとを有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項2に記載の半導体記憶装置において、
    上記A/D変換器のビット数は、上記メモリセルに記憶される情報のビット数よりも大きいことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項3に記載の半導体記憶装置において、
    上記カウンタのビット数は、上記メモリセルに記憶される情報のビット数よりも大きいことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 請求項2に記載の半導体記憶装置において、
    上記閾値生成回路は、上記A/D変換器によって計測された上記複数のメモリセルに連なるビット線電圧値の分布について、連続した値の分布の端の値に基づいて、上記閾値を生成することを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 請求項3に記載の半導体記憶装置において、
    上記閾値生成回路は、上記カウンタによって計数された上記複数のメモリセルの連続したカウント値の分布の端の値に基づいて、上記閾値を生成することを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 請求項3に記載の半導体記憶装置において、
    上記比較器がビット線の電位と基準値との比較を開始する動作と、上記カウンタが計数を開始する動作とが同期していることを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 請求項3に記載の半導体記憶装置において、
    上記比較器の出力の反転動作と、上記カウンタの計数の停止とが同期していることを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 請求項1に記載の半導体記憶装置において、
    上記ビット線に、容量素子が接続されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  11. 請求項1に記載の半導体記憶装置において、
    上記ビット線に、上記メモリセルのオン時の最大抵抗値以下、かつ、最小抵抗値以上の抵抗値を有するトランジスタが接続されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  12. 請求項2又は3に記載の半導体記憶装置において、
    上記ビット線充放電回路は、上記メモリセルのオン時の最大抵抗値以下、かつ、最小抵抗値以上の抵抗値を有するトランジスタを有することを特徴とする半導体記憶装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1つに記載の半導体記憶装置において、
    上記メモリセルは、サイドウォールメモリを含むことを特徴とする半導体記憶装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1つに記載の半導体記憶装置を備えた電子機器。
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