JP2002216486A - 多値不揮発性メモリ - Google Patents

多値不揮発性メモリ

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JP2002216486A
JP2002216486A JP2001015036A JP2001015036A JP2002216486A JP 2002216486 A JP2002216486 A JP 2002216486A JP 2001015036 A JP2001015036 A JP 2001015036A JP 2001015036 A JP2001015036 A JP 2001015036A JP 2002216486 A JP2002216486 A JP 2002216486A
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voltage
memory cell
threshold
memory
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JP2001015036A
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English (en)
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Toshinori Harada
敏典 原田
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により、高い精度で、しかも高速
な書き込み動作を可能にした多値不揮発性メモリを提供
する。 【解決手段】 1つのメモリセルに2ビット以上の記憶
情報を格納する多値不揮発性メモリに対し、消去状態の
メモリセルに対して書き込みデータに対応し最初の書込
動作のときに書き込み単位量を最小単位から順次に増加
させるよう設定し、消去状態に隣接して分布する上記第
1しきい値分布以下の所定のしきい値電圧に到達させる
に費やした書き込み量から当該メモリセルの書き込み特
性を判定して、かかる判定結果に基づいて単位書き込み
量を設定することにより、簡単な構成により、高い精度
でしかも高速な書き込み動作を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は多値不揮発性メモ
リに関し、例えばフローティングゲートとコントロール
ゲートの他に、メモリセルのソース,ドレイン間に流れ
る書き込み電流を制御する第3ゲートを備えたメモリセ
ルが格子配列されてなるメモリアレイをその基本構成要
素とし、1つのメモリセルに2ビットの記憶情報を記憶
させるための書き込み技術に利用して特に有効な技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】F−Nトンネル電流で書き込みと消去と
を行う一括消去型不揮発性メモリ(以下、単にフラッシ
ュメモリという)がある。このようなトンネル電流での
書き込み動作では、1つのメモリセルに2ビットの記憶
情報を記憶させるような多値メモリとして動作させる場
合でも、その書き込み時の電圧精度は、0.2V程度で
良い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者等は、この
発明に先立って書き込み時間等の短縮化のためにホット
エレクトロンを用いて書き込み動作を行うようにしたフ
ラッシュメモリを開発した。このメモリセルは、上記情
報電荷を保持するフローティングゲート及びコントロー
ルゲートの他に、ドレイン−ソース間に流れる書き込み
電流を制御する第3のゲート電極が設けられる。この第
3のゲート電極に供給される電圧を制御することで、上
記ドレイン−ソース間電流を設定し、書き込み量を制御
する。しかしながら、上記第3ゲートに印加する制御電
圧の下記五は速度の影響が大きいので、1つのメモリセ
ルに4値を持たせて2ビットの情報を記憶させるように
した場合、しきい値分布を高い精度で設定する必要があ
り、上記第3ゲートに供給する制御電圧の設定が難しく
なる。ちなみに、制御電圧のトリミングバラツキ、メモ
リセルの書き込み特性のバラツキ、及び温度や電源電圧
の変動の影響を考慮すると、上記4値のしきい値分布を
設定することが極めて難しくなる。
【0004】この発明の目的は、簡単な構成により、高
い精度で、しかも高速な書き込み動作を可能にした多値
不揮発性メモリを提供することにある。この発明の前記
ならびにその他の目的と新規な特徴は、この明細書の記
述及び添付図面から明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、書込電流を制御する制御電極
を備えた1つのメモリセルに2ビット以上の記憶情報を
格納した多値不揮発性メモリの書き込み動作において、
上記制御電圧に供給される制御電圧を最低電圧から順次
増加させて書き込み動作を実施し、消去状態に隣接して
分布する上記第1しきい値分布以下の所定のしきい値電
圧に到達したときのメモリセルのしきい値電圧の分布か
ら制御電圧を設定し、かかる制御電圧のもとで書き込み
動作の繰り返しにより上記書き込みデータに対応した最
小のしきい値分布への書き込み動作を行ない、かかる書
き込み動作回数からメモリセルの書き込み特性を判定し
て、上記書き込みデータに対応した最小のしきい値分布
より大きなしきい値分布に対応した単位書き込み量を設
定する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は、この発明が適
用される多値不揮発性メモリの一実施例の構成図が示さ
れている。図1は書き込み動作を、図2は消去動作を、
図3は読み出し動作の例を各々示し、(a)は等価回路
を、(b)あるいは(c)はタイミングチャートをそれ
ぞれ示す。図1〜図3の(a)において点線で囲まれた
セルで選択的にそれぞれの動作が行われる。
【0007】図1を用いて書き込み動作を説明する。今
選択されたメモリセルをセルMとする。図1(a)に示
したように、選択セルMのワード線WLn(選択ワード
線)にたとえば12V程度の正の電圧を印加し、選択セ
ルMのドレインとなる拡散層Dnにたとえば5V程度の
正の電圧を印加する。また、選択セルMのソースとなる
拡散層Dn−lは0Vに保持する。このようにソース−
ドレインおよびワード線を前記所定の電圧に維持するこ
とによリメモリセルMのチャネル領域にホットエレクト
ロンが生し、これが浮遊ゲートに注入される。
【0008】このとき、すべてのウェル、非選択ワード
線WLn+1は0Vに保持され、第3ゲートAGは0.
6V程度にされ、、拡散層Dn−2、Dn+1、Dn+
2はそれぞれ0V、5V、フローティング状態とする。
これにより、拡散層Dn−2および拡散層Dn−1が同
電位(0V)に保たれ、また、拡散層Dnおよび拡散層
Dn−1が同電位(5V)に保たれ、さらに、拡散層D
n+1および拡散層Dn+2間の電位差は拡散層Dn+
2がフローティングゆえほとんど電位差を生じない。こ
のため、メモリセルM−1、M+1、M+2のチャネル
にはホットエレクトロンは発生せず、隣接するメモリセ
ルM−1、M+1、M+2への誤書き込みを防止でき
る。これによりメモリセルMのみでホットエレクトロン
注入が起こり、選択メモリセルMの浮遊ゲートに電子が
蓄積されてメモリセルのしきい値が上昇し、書込みが行
われる。このように、本実施の形態の半導体集積回路装
置にあっては、隣接するメモリセル4個を1つの単位と
し、その内の1セルを選択して書込みが行われる。従っ
て、1つのワード線上のすべてのセルに書込みを行うた
めには、最低4回の書み動作を実施する。
【0009】図1(b)および(c)は、選択ワード線
WLnおよび拡散層Dn、Dn+1への電圧印加のタイ
ミングの一例を示したタイミングチャートである。図1
3(b)に示す一例、および同図(c)に示す他の例の
二通りの例がある。
【0010】図1(b)に示すように、時刻t0の時点
で選択ワード線WLnに+12Vを印加した後、時刻t
1(t0<t1)の時点で拡散層Dn、Dn+1に+5
Vを印加する。所定の書き込み時間t(t=t2−t
1)だけ前記電圧を維持した後、時刻t2で拡散層D
n、Dn+1の電位を0Vに戻す。その後時刻t3(t
2<t3)で選択ワード線WLnの電位を0Vに戻す。
このようなタイミングで書き込みを行う場合、ドレイン
電圧印加時間が短いため、ドレインディスターブを緩和
できるという効果がある。
【0011】あるいは、図1(c)に示すように、時刻
t0の時点で拡散層Dn、Dn+1に+5Vを印加した
後、時刻t1(t0<t1)の時点で選択ワード線WL
nに+12Vを印加する。所定の書き込み時間t(t=
t2−t1)だけ前記電圧を維持した後、時刻t2で選
択ワード線WLnの電位を0Vに戻す。その後時刻t3
(t2<t3)で拡散層Dn、Dn+1の電位を0Vに
戻す。このようなタイミングで書き込みを行う場合、ワ
ード線電圧印加時間が短いため、ワードディスターブを
緩和できるという効果がある。
【0012】図2を用いて消去動作を説明する。図2
(a)に示したように、選択ワード撮WLnにたとえば
−13.5Vの負の電圧を、また、すベての第3ゲート
AGにたとえば3.3Vといった比較的小さな正の電圧
を印加する。各拡散層Dn−2〜Dn+2、ウェル、非
選択ワード線WLn+1は0Vである。これにより、ワ
ード線WLn上のすべてのメモリセルにおいて、浮遊ゲ
ートから第3ゲートにファウラー−丿ールドハイム型ト
ンネリング現象により電子の放出が生じ、メモリセルの
しきい値が低下して消去が行われる。
【0013】消去の際は、複数のワード線に同時に負の
電圧、たとえば−13.5Vを印加し、すべての第3ゲ
ートAGにたとえば3.3Vといった比較的小さな正の
電圧、各拡散層D、ウェルを0Vとしてもよい。この場
合、負の電圧が印加されたワード線上のセルで消去が行
なわれる。すべての第3ゲートAGに比較的大きな電
圧、たとえば17Vを印加し、すべてのワード線、各拡
散層D、ウェルを0Vとしてもよい。この場合、ブロッ
ク内のすべてのメモリセルで消去が行なわれる。
【0014】本実施の形態にあっては、消去速度は酸化
膜電界に強く依存するのに対し、書込み速度は酸化膜電
界にあまリ依存しない。従って、メモリセルの製造方法
において、浮遊ゲート103bと半導体基板100を分
離するゲート絶縁膜102の膜厚が、浮遊ゲート103
bと制御ゲート111aを分離するシリコン酸化膜11
0や、浮遊ゲート103bと第3ゲート107aを分離
するシリコン酸化膜106の膜厚に比べ大となってい
る。
【0015】従来のフラッシュメモリにあっては、浮遊
ゲ−トと消去ゲート間の電子のトンネル膜として、浮遊
ゲートポリシリコン膜を熱酸化して形成したシリコン酸
化膜が用いられている場合があった。しかしながら、ポ
リシリコン上の熱酸化膜は多量のトラップを有し、書換
え回数の増加とともに酸化膜中に電子が捕穫されるた
め、酸化膜に印加される電界が実効的に低下し、消去速
度が低下するという問題があった。このため、書換え回
数の増加とともに消去ゲートに印加する電圧を増大する
という手法が提案されていた。本実施例の形態の方法に
より形成したシリコン酸化膜は、膜中のトラップ量がウ
ェル上の酸化膜と同等であり、書換えを繰り返しても消
去速度の低下を生じない。
【0016】図2(b)は、選択ワード線WLnおよび
第3ゲートAGへの電圧印加のタイミングの一例を示し
たタイミングチャートである。図2(b)に示すよう
に、時刻t0の時点で選択ワード線WLnに−13.5
Vを印加した後、時刻t1(t0<t1)の時点で第3
ゲートAGに+3.3Vを印加する。所定の消去時間t
(t=t2−t1)だけ前記電圧を維持した後、時刻t
2で第3ゲートAGの電位を0Vに戻す。その後時刻t
3(t2<t3)で選択ワード線WLnの電位を0Vに
戻す。このような消去動作では、第3ゲートAGの電位
によって消去時間が制御されることとなる。この場合、
第3ゲートAGの電圧の方がワード線電圧に比べて切換
える電圧幅が小さいため、切換え時間を短くできる。従
って、第3ゲートAGで消去時間を直接制御する本消去
動作は、消去時間の制御性に優れているという効果があ
る。また、第3ゲートAGによる、非選択メモリセルヘ
のデイスタ一ブが低減できるという効果もある。
【0017】図3を用いて読み出し動作を説明する。図
3(a)に示したように、選択セルMのワード線WLn
にたとえば3.3Vといった正の電圧を、また、選択セ
ルMのドレインとなる拡散層Dnにたとえば1Vの正の
電圧を印加する。選択セルMのリースとなる拡散層Dn
−1、すべての第3ゲートAG、ウェル、非選択ワード
線WLn+1は0Vに保持される。更に拡散層Dn−
2、Dn+1、Dn+2はそれぞれ0V、1V、フロー
ティング状態とし、書き込みの場合と同様に、誤読出し
を防止する。このように、本半導体集積回路装置であっ
ては、書込みと同様、隣接するメモリセル4個をIつの
単位とし、その内の1セルを選択して読出しが行われ
る。従つて、1つのワード線上のすべてのセルで読出し
を行うためには、最低4回の読出し動作を実施する。
【0018】図3(b)および(c)は、選択ワード線
WLnおよび拡散屑Dn、Dn+1への電圧印加のタイ
ミングの一例を示したタイミングチャートである。同図
(b)および(c)に示す二通りの例がある。
【0019】図3(b)に示すように、時刻t0の時点
で選択ワード線WLnに+3.3Vを印加した後、時刻
t1(t0<t1)の時点で拡散層Dn、Dn+1に+
1Vを印加する。所定の読み出し時間t(t=t2−t
1)だけ前記電圧を維持した後、時刻t2で拡散屑D
n、Dn+1の電位を0Vに戻す。その後時刻t3(t
2<t3)で選択ワード線WLnの電位を0Vに戻す。
このようなタイミングで書き込みを行う場合、ドレイン
電圧印加時間が短いため、ドレインディスターブを緩和
できるという効果がある。
【0020】図3(c)に示すように、時刻t0の時点
で拡散層Dn、Dn+1に+1Vを印加した後、時刻t
1(t0<t1)の時点で選択ワード線WLnに+3.
3Vを印加する。所定の書き込み時間t(t=t2−t
1)だけ前記電圧を維持した後、時刻t2で選択ワード
線WLnの電位を0Vに戻す。その後時刻t3(t2<
t3)で拡散層Dn、Dn+1の電位を0Vに戻す。こ
のようなタイミングで書き込みを行う場合、ワード線電
圧印加時間が短いため、ワードディスターブを緩和でき
るという効果がある.
【0021】本実施例の形態の半導体集積回路装置によ
れば、メモリセルMは、浮遊ゲートおよび制御ゲート以
外の第3ゲートを有するにもかかわらず、ローカルデー
タ線方向およびワード線方向の寸法を、それぞれ最小加
工寸法Fの2倍とすることが可能である。このため、メ
モリセル面積を4F2 に縮小することができる。また、
ワード線としてポリメタル構造を摺いたため、書込みお
よび読出し動作時のワード線の立上りの遅延時間を縮小
することが可能である。また、第3ゲート形成後、ポリ
メタル構造のワード線を形成したため、浮遊ゲート−第
3ゲート間のシリコン酸化膜の欠陥密度を低減可能であ
る。また、書込み/消去時の内部動作電圧の絶対値の最
大値を13.5Vに低減することが可能である。
【0022】本実施例の形態とは異なり、浮遊ゲートパ
ターンを形成後、第3ゲートを、浮遊ゲートパターンに
よって形成される隙間に形成し、この後ワード線を浮遊
ゲートパターンに対して垂直に形成し、これをマスクに
浮遊ゲートを更にパターニングし、その後、ソース/ド
レインとなる拡散層を形成する方法も考えられる。この
場合には、チャネルとワード線は互いに直交し、第3ゲ
ートは浮遊ゲート端面のうち、チャネルに平行な面で浮
遊ゲートと対向することになる。しかしながら、この方
法にあっては、第3ゲートを形成後、拡散層のイオン打
込みを行うこととなるため、第3ゲートの下部に拡散層
を形成することが困難である。従って、拡散層を接続す
るためには、各メモリセル毎にコンタクト孔を配して導
電体を接続する必要があり、本実施例の形態に比べセル
面積が増大するという問題を生じる。従つて、メモリセ
ル微細化と欠陥密度低減の両立を図るためには、第3ゲ
ートの配置方向は、本実施の形態で述べたように、その
2つの端面を、前記浮遊ゲートの端面のうちワード線お
よびチャネルとそれぞれ垂直な方向に存在する2つの端
面と、それぞれ対向して存在することが必然である。
【0023】図4には、この発明に係る多値不揮発性メ
モリの一実施例の素子構造断面図が示されている。同図
(a)にはワード線に沿った断面図が示され、同図
(c)にはデータ線方向に沿った断面図が示され、同図
(b)にはデータ線方向に沿ったチャネル部の断面図が
示されている。この実施例の半導体集積回路装置は、い
わゆるフラッシュメモリのメモリセルを有する。このメ
モリセルは、半導体基板100の主面に形成されたウェ
ル101中のソース/ドレイン拡散層205、第1ゲー
ト(浮遊ゲート)103b、第2ゲート(制御ゲート)
111a及び第3ゲート107aを有する。各メモリセ
ルの制御ゲート(第2ゲート)111aは、行方向(x
方向)に接続され、ワード線WLを形成している。
【0024】ソース/ドレイン拡散層205は、ワード
線111aに垂直に配置され、列方向(x方向)のメモ
リセルのソース/ドレインを接続するローカルソース線
及びローカルデータ線として存在する。この実施例で
は、メモリセル毎にコンタクト孔を持たない、いわゆる
コンタクトレス型のアレイから構成される。この拡散層
205に垂直な方向(x方向)にチャネルが形成され
る。
【0025】この実施例のメモリセルのソース/ドレイ
ン拡散層205は、特に制限されないが、ソース/ドレ
インを訂正する一対の拡散層205が浮遊ゲートパター
ン103aに対して非対称の位置関係にあり、一方の拡
散層が浮遊ゲートとオーバーラップしないオフセット構
造とされる。第3ゲート107aと拡散層205はそれ
ぞれの一部がオーバーラップするように存在する。これ
により、この実施例のメモリセルでは、第3ゲート10
7a下のウェル中にもチャネルが形成され、本実施例の
第3ゲート107aは消去ゲートとしてばかりでなく、
その下部に存在するチャネルを制御するゲートとしても
機能する。
【0026】この構成により、書き込み時のホットエレ
クトロンの発生及び注入効率が増大し、チャネル電流の
小さな領域での書き込みが可能となる。したがって、従
来程度の電流供給能力を持つ内部電源で、キロバイトオ
ーダー以上の多数個のメモリセルの並列書き込みが可能
となる。
【0027】第3ゲート107aの2つの端面は、浮遊
ゲート103bの端面のうちワード線111a及びチャ
ネルとそれぞれ垂直な2つの端面とそれぞれ絶縁膜10
6aを介して対向して存在する。第3ゲート107a
は、ワード線111a及びチャネルと垂直な方向(y方
向)に存在する浮遊ゲート103bの隙間に埋め込まれ
て存在する。上記第3ゲート107aは、拡散層205
と前記のように一部がオーバーラップするように配置さ
れ、拡散層205と同様に、ワード線111a及びチャ
ネルに垂直に、すなわち、列方向(y方向)に配置され
る。このような第3ゲートを備えた不揮発性メモリに関
しては、本願出願人に係る特願平11−220242号
に詳しく述べられている。
【0028】上記のような第3ゲート(以下、AGとい
う)を備えたメモリセルでは、例えば制御電圧(以下、
VAGという)が0.1Vずれると、書き込み速度が
0.6桁もずれてしまう。VAGを固定にすると、基準
電源バラツキ、基準電源の温度や電源電圧依存性等によ
り、書き込み速度が大きくずれる可能性が高くなる。こ
の結果、前記のように4値のしきい値電圧分布を精度よ
く設定することが困難ととなる。つまり、書き込み過剰
となり、各しきい値電圧分布での上限値を超えてしまう
セルが発生する。このような書き込み過剰のセルが発生
すると、いったん消去し、上記AG電圧を変更して再度
書き込みを行う必要がある。
【0029】図5には、この発明に係る多値不揮発性メ
モリの書き込み方法の一実施例のフローチャート図が示
されている。図6には、メモリセルのしきい値電圧の分
布図が示されている。
【0030】メモリセルは、図6に例示されるように、
4値メモリセルとされ、そのしきい値電圧は、消去状態
に対応するしきい値電圧と、書き込み状態に対応する3
通りのしきい値電圧をそれぞれ目標値とすべく4段階に
分布する。このため、各メモリセルMCは、1個でそれ
ぞれ2ビットの記憶データを保持するものとなり、各分
布領域における記憶データの論理値は、順次それぞれ
“11”,“10”,“00”ならびに“01”とされ
る。
【0031】言うまでもなく、消去状態にあり論理値
“11”の記憶データを保持するメモリセルは、対応す
るワード線WLの選択レベルが、上記各分布の中間電圧
に対応したいずれで選択状態とされる場合もオン状態と
なる。また、論理値“10”の記憶データを保持するメ
モリセルは、対応するワード線が論理値“10”と論理
値“00”の間に設定されるワード線選択電位で選択状
態とされることで選択的にオン状態となり、論理値“0
0”の記憶データを保持するメモリセルは、対応するワ
ード線が論理値“00”と論理値“01”の間に設定さ
れるワード線選択電位とされることで選択的にオン状態
となる。さらに、論理値“01”の記憶データを保持す
るメモリセルは、対応するワード線が上記3通りのワー
ド線選択電位のいずれでオン状態とはならない。
【0032】この実施例では、論理値“11”の消去状
態から論理値“10”に書き込む際に適用される。ステ
ップ(1)では、VAGをVGA<0>の最小に設定
し、書き込み時間tWPで書き込みを行う。ステップ
(2)では、しきい値がVSW4以上のビットがあるか
チェックする。1ビットもないときには、VAG=VA
G+αだけ増加させて、再度ステップ(1)での書き込
みを実施する。しきい値がVSW4以上のビットが発生
するまで以上の動作を繰り返す。
【0033】ステップ(2)において、しきい値がVS
W4以上のビットが有るときは、論理値“10”の上限
値に対応したしきい値がVSW5以上のビットがあるか
判定する。もしも、1ビットでもVSW5以上のしきい
値電圧を持つビットが存在する場合には、書き込み不良
(過剰)と判定される。
【0034】ステップ(4)では、しきい値電圧をVW
1から順次小さくして最速ビットのしきい値がVSW
1、VSW2、VSW3のいずれか判定する。これによ
り、メモリセルの書き込み特性の分布の傾向、特に最速
ビットのしきい値電圧から、過剰書き込みが発生しない
ことを考慮した演算によって単位書き込み量を判定す
る。ステップ(5)では、上記求められた単位書き込み
量VAG=VAG+βと、書き込み時間tWP(0)に
より、等幅パルスの印加により、論理値“10”に対応
したしきい値VSW1を下限、VSW5を上限としたし
きい値分布になるように書き込みベリファイ(Verify)
と書き込みバイアスの順で繰り返して論理値“10”書
き込みを終了する。この実施例では、上記電圧VAGの
電圧可変中の書き込み目的が、データを書き込むための
ものではなく、メモリセルの書き込み速度を測定するこ
とにある。
【0035】以後、論理値“00”や論理値“01”に
対応した書き込み動作では、上記最速のメモリセルを書
き込み特性から、書き込み過剰にならないような配慮を
しつつ、上記電圧VAG=VAG+βを用い、書き込み
時間tWPの時間を調整して、単位書き込み量を設定す
る。書き込み動作は、1つのワード線に対応した複数の
メモリセルに対して同時に実施される。それ故、“1
0”を書き込むメモリセルが無いときには、書き込みデ
ータに対応して、論理値“00”あるいは論理値“0
1”に対する書き込み動作の中で、上記のようなメモリ
セルの書き込み特性の判定が行われる。
【0036】図7には、この発明に係る多値不揮発性メ
モリの書き込み方法の他の一実施例のフローチャート図
が示されている。この実施例では、ワード線に印加され
る書き込み電圧VWWを、書き込み時の条件に合った値
に設定する一実施例のフローチャートが示されている。
本願発明では、前記のように書き込み動作において、メ
モリセルに弱い書き込み動作を実施し、その書き込み量
に対するメモリセルのしきい値電圧の変化や分布からメ
モリセルの書き込み特性を判定することに大きな特徴が
ある。この実施例では、前記実施例のような第3ゲート
を持たない、トンネル電流によって書き込み動作や消去
動作が実施されるメモリセルに対する書き込み動作、つ
まりワード線の選択電圧VWWの設定にこの発明を適用
したものである。
【0037】この実施例においても、論理値“00”の
消去状態から論理値“10”に書き込む際に適用され
る。ステップ(1)では、最小の電圧に対応した書き込
み電圧VWW<0>で、書き込み時間tWP<0>の最
小時間で書き込みを行う。ステップ(2)では、しきい
値がVSW4以上のビットがあるかチェックする。1ビ
ットもないときには、VWW=VWW+(VSW1−V
SW4)だけ増加させて、再度ステップ(1)での書き
込みを実施する。しきい値がVSW4以上のビットが発
生するまで以上の動作を繰り返す。このとき、上記増加
させるワード線の選択電圧を、(VSW1−VSW4)
のようにしきい値電圧に設定したが、これに限定され
ず、任意の電圧刻みでもよい。しかながら、上記目標と
するししきい値分布の最低電圧VSW1と、上記いわば
試し書き込みの仮りのしきい値電圧VSW4の差電圧を
用いることにより、効果的に目標にしきい値VSW4に
到達させることができる。
【0038】ステップ(2)において、しきい値がVS
W4以上のビットが有るときは、論理値“10”の上限
値に対応したしきい値がVSW5以上のビットがあるか
判定する。もしも、1ビットでもVSW5以上のしきい
値電圧を持つビットが存在する場合には、書き込み不良
(過剰)と判定される。
【0039】ステップ(4)では、しきい値電圧をVW
1から順次小さくして最速ビットのしきい値がVSW
1、VSW2、VSW3のいずれか判定する。これによ
り、メモリセルの書き込み特性の分布の傾向を判定し、
ステップ(5)では、上記VSW4に至る書き込み回数
から求められるVWW=VWW+(VSW1−VSW2
〜4)で初期tWP=tWP<0>×0.2で、その後
にべき乗印加し、上記の条件で書き込みベリファイ(Ve
rify) と書き込みバイアスの順で繰り返して論理値“1
0”書き込みを終了する。この実施例で、最初に上記t
WP<0>×0.2の書き込みを実施することで、それ
までの書き込み動作(1)に0.2を加え、以後1.2
倍ずつのべき乗印加が可能となる。この実施例では、上
記ベリファイでのチェックは、実際に書き込みを実施す
るビットのみであるので、各書き込みデータにおける最
適な書き込み電圧VWWに設定できる。
【0040】以後、論理値“00”や論理値“01”に
対応した書き込み動作では、上記最速のメモリセルを書
き込み特性から、書き込み過剰にならないような配慮を
しつつ、例えば上記電圧VWW=VWW+(VSW1−
VSW2〜4)を用い、書き込み時間tWPを1.2倍
ずつ増加させるというべき乗印加を実施する。書き込み
動作は、1つのワード線に対応した複数のメモリセルに
対して同時に実施される。それ故、“10”を書き込む
メモリセルが無いときには、論理値“00”に対する書
き込み動作の中で、上記のようなメモリセルの書き込み
特性の判定が行われる。
【0041】前記図5の実施例のように第3ゲートを有
するメモリセルにおいては最初に書き込みを実施するA
G電圧(VAG)、あるいは前記図7の実施例のように
ワード線に印加される書き込み電圧を利用するもので
は、かかる電圧VWW<0>をフラッシュメモリ(メモ
リアレイ又は別に設置)に格納しておくと、これらの電
圧を容易に変更でき、書き込み時間を速くすることがで
きる。
【0042】図8には、この発明に係る多値不揮発性メ
モリに搭載される温度補正回路の一実施例のブロック図
が示されている。温度センサ回路は、ゲートに1.2V
の定電圧が印加されたNチャンネル型MOSFETのド
レインとダイオード接続のPチャンネル型MOSFET
により電源電圧を分圧し、かかる分圧電圧がゲートに印
加されたPチャンネル型MOSFETと、ダイオード接
続のNチャンネル型MOSFETとを接続し電圧VIN
を形成する。この電圧VINを基準電圧VRFを用いて
デジタル信号化する。
【0043】フラッシュメモリで構成されたレジスタ
(フラッシュレジスタ)には、プローブ検査のときに、
温度(Ta)=90°Cと25°Cのときの温度データ
ST1を格納して置く。電源投入やスタンバイ時からの
復帰、例えばリセット信号/RESのロウレベルからハ
イレベルへの立ち上がりによって、上記フラッシュレジ
スタのデータST1をレジスタに読み出す。レジスタに
は、データST2(Ta=90°Cのときの電圧VT
1)とデータST3(Ta=25°Cのときの電圧VT
1)が格納される。
【0044】演算回路では、上記2つのデータST2と
ST3を参照し、上記温度センサからのデジタル化され
た電圧ST1を取り込み、現在の温度SHを算出する。
かかる温度情報SHに基づき、電圧発生回路により書き
込みベリファイ(Verify) 電圧、消去ベリファイ(Veri
fy) 電圧及び読み出し電圧Vxxを生成する。この電圧
は、基準電源(0.02V刻み)SHに応じて、基準に
使用する電圧を変えて、メモリセルが接続されるワード
線に供給される選択電圧Vxx値を温度補正する。
【0045】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) 1つのメモリセルに2ビット以上の記憶情報を
格納する多値不揮発性メモリに対し、消去状態のメモリ
セルに対して書き込みデータに対応し最初の書込動作の
ときに書き込み単位量を最小単位から順次に増加させる
よう設定し、消去状態に隣接して分布する上記第1しき
い値分布以下の所定のしきい値電圧に到達させるに費や
した書き込み量から当該メモリセルの書き込み特性を判
定して、かかる判定結果に基づいて単位書き込み量を設
定することにより、簡単な構成により、高い精度でしか
も高速な書き込み動作を実現することができるという効
果が得られる。
【0046】(2) 上記メモリセルに書込電流を制御
する制御電極を設け、制御電圧を最低電圧から順次増加
させて書き込み動作を実施し、消去状態に隣接して分布
する上記第1しきい値分布以下の所定のしきい値電圧に
到達したときのメモリセルのしきい値電圧の分布から制
御電圧を設定し、かかる制御電圧のもとで書き込み動作
の繰り返しにより上記書き込みデータに対応した最小の
しきい値分布への書き込み動作を行ない、上記書き込み
動作回数からメモリセルの書き込み特性を判定して、上
記書き込みデータに対応した最小のしきい値分布より大
きなしきい値分布に対応した単位書き込み量を設定する
ことにより、制御電圧による高速書き込み動作を、簡単
な構成により、高い精度で実施することができるという
効果が得られる。
【0047】(3) 上記に加えて、温度センサにより
チップ温度に対応した電圧信号をデジタル化し、プロ
ーブ検査によって求められた比較的高い第1温度に対応
した温度情報と比較的低い第2温度に対応した温度情報
とを比較演算して、上記温度検出信号に対応して上記制
御電圧の補正を行うことにより、より高い精度での効率
的な書き込みや消去動作を実施することができるという
効果が得られる。
【0048】(4) 上記に加えて、上記書き込み量を
予め決められた一定電圧刻みで形成された電圧の中から
1つを選択することにより簡単な構成で、上記温度補正
された制御電圧を得ることができるという効果が得られ
る。
【0049】(5) 上記に加えて、上記温度サンサで
検出された温度情報を書き込みベリファイ電圧、消去ベ
リファイ電圧及び読み出しワード線の電圧も補正するこ
とにより、動作の安定化を図ることができるという効果
が得られる。
【0050】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図4のメモリセルの構造は、ソース/ドレインを浮
遊ゲートパターンに対して対称的に配置する構成として
もよい。第3ゲート電極を持たないで、F−Nトンネル
電流により書き込みと消去が行われるメモリセルは、種
々の実施形態を採ることができる。この発明は、4値以
上の多値を格納するようにした不揮発性メモリに広く利
用できる。
【0051】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、1つのメモリセルに2ビッ
ト以上の記憶情報を格納する多値不揮発性メモリに対
し、消去状態のメモリセルに対して書き込みデータに対
応し最初の書込動作のときに書き込み単位量を最小単位
から順次に増加させるよう設定し、消去状態に隣接して
分布する上記第1しきい値分布以下の所定のしきい値電
圧に到達させるに費やした書き込み量から当該メモリセ
ルの書き込み特性を判定して、かかる判定結果に基づい
て単位書き込み量を設定することにより、簡単な構成に
より、高い精度でしかも高速な書き込み動作を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用される多値不揮発性メモリの書
き込み動作を説明するための一実施例の構成図である。
【図2】この発明が適用される多値不揮発性メモリの消
去動作を説明するための一実施例の構成図である。
【図3】この発明が適用される多値不揮発性メモリの読
み出し動作を説明するための一実施例の構成図である。
【図4】この発明に係る多値不揮発性メモリの一実施例
を示す素子構造断面図である。
【図5】この発明に係る多値不揮発性メモリの書き込み
方法の一実施例を示すフローチャート図である。
【図6】この発明に係る多値不揮発性メモリのメモリセ
ルの一実施例のしきい値電圧の分布図である。
【図7】この発明に係る多値不揮発性メモリの書き込み
方法の他の一実施例を示すフローチャート図である。
【図8】この発明に係る多値不揮発性メモリに搭載され
る温度補正回路の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
M…メモリセル、WLn…ワード線、Dn…データ線、
AG…第3ゲート、100…半導体基板、101…ウェ
ル、102…ゲート絶縁膜、103b…浮遊ゲート、1
07a…第3ゲート、111a…ワード線、106a,
108a…絶縁膜、205…ソース/ドレイン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B025 AA03 AB01 AC01 AD04 AD05 AD09 AE05 AE08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのメモリセルに2ビット以上の記憶
    情報を格納する多値不揮発性メモリであって、 消去状態のメモリセルに対して書き込みデータに対応し
    最初の書込動作のときに書き込み単位量を最小単位から
    順次に増加させるよう設定し、消去状態に隣接して分布
    する上記第1しきい値分布以下の所定のしきい値電圧に
    到達したときのメモリセルのしきい値電圧から当該メモ
    リセルの書き込み特性を判定して、かかる判定結果に基
    づいて、単位書き込み量を設定してなることを特徴とす
    る多値不揮発性メモリ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記メモリセルは、書込電流を制御する制御電極を備え
    てなり、 上記制御電圧に供給される制御電圧を最低電圧から順次
    増加させて書き込み動作を実施し、消去状態に隣接して
    分布する上記第1しきい値分布以下の所定のしきい値電
    圧に到達したときのメモリセルのしきい値電圧の分布か
    ら制御電圧を設定し、かかる制御電圧のもとで書き込み
    動作の繰り返しにより上記書き込みデータに対応した最
    小のしきい値分布への書き込み動作を行ない、 上記書き込み動作回数からメモリセルの書き込み特性を
    判定して、上記書き込みデータに対応した最小のしきい
    値分布より大きなしきい値分布に対応した単位書き込み
    量を設定してなることを特徴とする多値不揮発性メモ
    リ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 チップ温度に対応した電圧信号をデジタル化する温度セ
    ンサと、 上記温度センサで形成された温度検出信号とプローブ検
    査によって求められた比較的高い第1温度に対応した温
    度情報と比較的低い第2温度に対応した温度情報とを比
    較演算して、上記温度検出信号に対応して上記制御電圧
    の補正を行うことを特徴とする多値不揮発性メモリ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、 上記書き込み量は、予め決められた一定電圧刻みで形成
    された電圧の中から1つを選択することにより設定され
    るものであることを特徴とする多値不揮発性メモリ。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4において、 上記温度サンサで検出された温度情報は、書き込みベリ
    ファイ電圧、消去ベリファイ電圧及び読み出しワード線
    の電圧も補正するものであることを特徴とする多値不揮
    発性メモリ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005017910A1 (ja) * 2003-08-13 2005-02-24 Renesas Technology Corp. 不揮発性半導体記憶装置
US7317636B2 (en) 2004-06-14 2008-01-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory, a data write-in method for the nonvolatile semiconductor memory and a memory card
JP2009094192A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Denso Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2009245589A (ja) * 2003-04-04 2009-10-22 Renesas Technology Corp 不揮発性半導体記憶装置
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KR101497548B1 (ko) * 2009-02-02 2015-03-03 삼성전자주식회사 플래시 메모리 장치, 및 이의 프로그램 및 독출 방법

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