JP2008040178A - 感光体耐久特性評価装置および感光体耐久特性評価方法 - Google Patents

感光体耐久特性評価装置および感光体耐久特性評価方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像出しによらず、感光体の残像に対する耐性を評価する感光体耐久特性評価方法および感光体耐久特性評価装置の提供と処方の異なる感光体に対しても適用できる適用範囲の広い感光体耐久特性評価装置および感光体耐久特性評価方法を提供する。
【解決手段】ドラム感光体の周囲に、第1の帯電器11、露光手段12、第1の帯電器11とは逆極性の第2の帯電器13、残留静電荷除去除電器14を順に配置し、第1の帯電器11と露光手段12の間、露光手段12と第2の帯電器13の間、第2の帯電器13と前記除電器14の間に表面電位を計測する電位計プローブ1、2、3を配置し、2周目は1周目の書き込み露光より弱い光量で露光し、個々の除電、帯電、露光タイミングを制御し、第2の帯電器13の出力総電流を一定になるように制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真プロセスに使用する感光体耐久特性評価装置および感光体耐久特性評価方法に関し、特に残像に関する画像出力なしでの感光体耐久特性評価装置および感光体耐久特性評価方法に関する。
一般に、デジタル電子写真方式の画像形成装置は無機、あるいは有機の光半導体膜を表面に備えた、いわゆる感光体に画像信号で変調したレーザビームを走査して静電潜像を形成し、トナーを含む現像剤で現像し、これを紙等の転写媒体に転写して画像を出力する。上記感光体はまずその表面を一様に帯電するために帯電器で一様に電荷が与えられる。
また、画像の転写あるいは画像転写後のクリーニング時に、感光体の周囲には感光体上の電荷を打ち消す逆極性の電荷を付与する帯電器が配置されることがある。これら帯電器には高電圧が印加され、コロナ放電が行われる。感光体帯電用の帯電器では感光体の帯電極性は、有機光半導体(積層タイプ)の場合、マイナスの高電圧でコロナ放電をさせることが多い。マイナスに付与されたイオン粒子が感光体に付与されて帯電し、その後、画像信号により変調されたレーザビームにより露光され、露光された領域は電荷の消滅、すなわち帯電電位の減衰が生じる。現在の多くのデジタル電子写真プロセスでは露光された領域が現像され、未露光部が画像の地肌部(白紙部)に相当する反転現像方式がとられる。
次に、トナーにより現像された潜像は転写部材ベルト、あるいは紙に転写された後、感光体上の残留トナーはクリーニングにより除去され(通常は除電され)る。このような一連の画像形成プロセス終了後に、次の新たな一連の画像形成プロセスの最初のプロセスである静電潜像形成のため、またドラム感光体は帯電され、画像形成プロセスが繰り返されることになる。
このような一連の画像形成プロセスが繰り返される中で、感光体は徐々に疲労し、前回の静電潜像形成の履歴が残ってしまい、次の画像に影響してしまうことがある。
具体的には1回前、あるいは2回以上前の潜像形成プロセスにおける露光領域(電位低)と未露光領域(電位高)が一様に帯電されたとき、同じレベルの帯電電位に揃わず、露光領域の帯電電位が未露光領域の帯電電位より高い電位になることがある。この差は更に中間調と呼ばれる電位まで露光されたときに強まり、反転現像方式では電位の高い部分と低い部分の電位差(コントラスト電位)を利用し、電位の低い部位が現像されるため、このコントラスト電位が大きいと1回あるいは2回前の露光部、未露光部が反転した、いわゆるネガ残像(ネガゴースト)として現れることになる。このような現象は繰り返し使用による感光体の疲労、不適切な除電処理、および転写工程での転写電流の強さにより起きると推測されている。
このようなネガゴーストとして、特許文献1に、ネガゴースト発現のメカニズムに関し、以下のように開示されている。
ゴーストの発生は前記転写電流値に依存し、転写電流値が大きくなると特にネガゴーストが強く現れる。これは、転写の際に電子写真感光体における非露光部(非画像部)へホール(正孔)が注入され、このホール(正孔)が電荷発生層又は電荷輸送層の基材側の界面でトラップされ、次の帯電プロセス時に開放されて暗減衰増加(見かけ上増感)となり、ネガゴーストが発生するものと推測される。
補足すると、ここでいう非画像部は非露光部であり、(−)極性に高帯電している。ここに逆極性の(+)極性の転写帯電が行われると感光体表面と帯電器のワイヤ印加電圧の電位差が大きくなり、大きな帯電電流がながれることになる。露光部に対しては0電位近くまで減衰していること、現像によるトナーが付着していることから、この部分に流れる転写電流は極めて小さくなるとの見方である(特許文献1の段落番号0012参照)。
一方、ネガ残像に対する転写電流の効果について、次のような見解がある。
すなわち、転写工程で、全体が(+)側に帯電するが、このとき上記のように非露光部で転写電流が強いため、高電位で(+)側に帯電することになり、露光部は低電位で(+)側に帯電する。このまま、除電工程に入って除電光を受けても、感光体は感度を持たず、(+)帯電電位は減衰することなくそのままである。そして次の潜像形成のための帯電工程で(−)帯電を受け、全体が(−)に帯電すると非露光部の電位が低くなり、一方露光部の電位は高くなり、1回前の潜像電位が反転して2回目に発現する事になる。
いずれにしても、上記見解は帯電と逆極性の転写電流が残像(=ゴースト画像)の出方に影響することを示唆した見解である。また、感光体の疲労の進行によっても残像は顕著になることも、また出現しにくくなることもある。これは疲労によって逆極性転写電流による影響が変化するためと思われる。
これまで発明者らは、感光体の残像に対する耐性を見るために、実際に画像形成装置に搭載し、繰り返し画像出力を行ってきた。これは結果が分かるまで、多く時間を費やし、非効率であった。画像出しのため、紙を大量に使用し、省資源の観点からも好ましくなかった。また、異常画像を判断するために、画像出力により評価を行っていたが、これは画像形成装置の画像形成プロセス、特に現像部の条件によっても残像の出現のしかたが異なり、汎用性がなく不具合であった。画像形成装置への条件によらずにこの現象を評価する方法、また残像に対する感光体の耐性を評価する手段(あるいは装置)が望まれていた。
特開平10−123855号公報
本発明は、上述した実情を考慮してなされたものであって、第1の帯電器を通過して露光手段の照射位置にきたときに照射制御し、その履歴を前記2週目以降に形成し、このとき前記第2の帯電器の出力総電流を一定に制御する感光体耐久特性評価装置を提供することを目的とする。すなわち、逆電荷を与える第2の帯電器の出力に関し、研究を進めたところ、感光体の種類によって初期のネガ残像は出現せず、使用後にネガ残像が出現する可能性のある感光体では、帯電器を定電圧モード条件にすると、初期のネガ残像コントラスト電位ΔVが大きく、また使用後にはΔVが小さくなる傾向があり、このような実機にお
ける画像結果と対応しないケースが出てくる可能性があることを意味している。このため本発明は、感光体の種類による違いがあっても評価可能な評価装置および評価方法を提供することを目的とする。すなわち本発明は、画像出力せずに、感光体の残像に対する耐性を適正に評価する方法および装置の提供、また、処方の異なる感光体に対しても適用できる、適用範囲のひろい評価装置、評価方法の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ドラム感光体の周囲に、当該感光体に静電荷を付与する第1の帯電器と、静電荷像を形成する露光手段と、前記第1の帯電器と逆極性の静電荷を付与する第2の帯電器と、前記感光体表面に残る静電荷を除去する除電器とが前記感光体の回転方向に沿ってこの順に配置され、前記第1の帯電器と前記露光手段の間と、該露光手段と前記第2の帯電器の間と、前記第2の帯電器と前記除電器の間との前記ドラム感光体上の表面電位を計測する第1から第3の電位計プローブが配置された感光体耐久特性評価装置であって、前記第1の帯電器による前記ドラム感光体の帯電プロセスと、前記帯電プロセスにより一様に帯電された前記ドラム感光体面に前記露光手段による潜像を形成する露光プロセスと、前記帯電プロセスおよび前記露光プロセスにより帯電露光された前記ドラム感光体面を前記露光プロセスにより帯電露光と逆論理による電位を付加する第2の帯電プロセスとを少なくとも有する一連の潜像形成プロセスを1以上繰り返して前記感光体の耐久特性評価を行い、前記一連の潜像形成プロセスにおける前記第1の帯電器による前記ドラム感光体の回転方向の帯電可能距離はドラム周長の2倍以上であり、前記一連の潜像形成プロセスにおける2周目は全周長を前記一連の潜像形成プロセスにおける1周目の書き込み露光より弱い光量で露光するように構成され、前記除電器による除電、前記第1および第2の帯電器による帯電および前記露光手段による露光の制御は、前記除電器での除電後、当該除電開始位置が前記第1の帯電器の中央部近傍に到達したときに帯電開始し、前記帯電を開始した位置が露光手段の照射位置に到着したときに静電潜像パターンを形成するように制御し、前記形成した静電潜像パターンに対して前記帯電開始位置が前記第2の帯電器の中央部に到着したときに前記露光手段の静電潜像制御と逆論理を用いて前記第2の帯電器を制御し、前記帯電開始位置が再度前記除電器の除電照射位置から前記第1の帯電器を通過して露光手段の照射位置にきたときに照射制御しながら前記2周目の露光をし、前記1周目の露光後再度静電潜像パターンによる表面電位の履歴を前記一連の潜像形成プロセスにおける2周目以降に形成する装置であって、前記第2の帯電器の出力総電流を一定に制御する感光体耐久特性評価装置であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の感光体耐久特性評価装置において、前記第2の帯電器の前記ドラム感光体への出力電流を一定に制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の感光体耐久特性評価装置を用いて、前記ドラム感光体上に形成された画像を出力せずにドラム感光体の耐久特性を評価する感光体耐久特性評価方法であることを特徴とする。
本発明によれば、感光体に与える逆電荷の付与方法として帯電器の総電流を一定とすることで感光体品種への適用範囲の広い、1回前の静電潜像形成プロセスの履歴を表面電位により評価する装置および評価方法を提供、感光体に与える逆電荷の付与方法として帯電器より感光体に流れる電流を一定に制御することによって、感光体品種への適用範囲が広い、1回前の静電潜像形成プロセスの履歴を表面電位により評価する装置および評価方法を提供することが可能となる。
本発明者は、表面電位による評価方法について出願しており、本実施形態はこれに対する改良を目的とする。
以下、図面を参照して、本発明の評価装置および評価方法を実施形態により詳細に説明する。図1は本実施形態の評価装置の構成例を示す。図2は各ユニットの動作タイミングを示す。なお図2の最下段に本実施形態の評価装置の各ユニットの配置例を示す。
(構成・動作例)
図1に示すように、ドラム感光体4の周囲にこの感光体を帯電する第1の帯電器11、潜像形成の露光手段12と、第1の帯電器11とは逆極性の第2の帯電器13と、そして除電器14とが配置され、かつ第1の帯電器11と露光手段12の間と、露光装置5と第2の帯電器13の間と、および第2の帯電器13と除電器14の間とに感光体上の表面電位を計測する第1〜第3の電位計プローブ1、2、3が配置された装置であって、回転するドラム感光体4の回転方向に連続した帯電継続距離(第1帯電器による帯電継続距離)がドラム感光体4のドラム周の長さの2倍以上であり、周方向(副走査方向)の露光距離がドラム周長内であるように、帯電、露光のON/OFFの時間タイミングを調整することによって静電潜像を形成することで1回前の露光、未露光領域の電位履歴を評価する。帯電幅(第1帯電継続距離)をドラム周長の3倍にすれば、2回前の履歴をみることができる。
あるいは時間軸に置き換えて各プロセス毎に説明すれば、ドラム感光体は半径rの円筒体がこの円の中心を回転軸として回転するため、その速度をvとすると1周あたり、2πr/v=T5かかることになる(図2参照)。そして図2の第1の帯電器11に示す時間T6は、T6≧T5×2となっている(以上、帯電器による第1の帯電プロセス)。
また露光手段12が露光装置5の場合にT5内での露光装置5のタイムスケジュールにおいて、時間T5の開始時刻をt0(この時刻t0における論理はOFF)とし、露光開始時刻をt1とし(この時刻t1における論理はON)、露光終了時刻をt2とし(この時刻t2における論理はOFF)、露光終了時刻をt3として(この時刻t3における論理はON)、t0〜t3までの時間はT5であり、またt1〜t2までの時間はT7である。この露光装置5のタイムスケジュールに示すように、時刻t0においてOFFとし、時刻t1でONとして露光を行い、時刻t2でOFFとし、露光終了時刻t3にONとする(以上、露光手段12による露光プロセス)。
また、第2の帯電器13では、露光装置5における前記T5間のON/OFFが逆論理である制御を行う(第2の帯電プロセス)。すなわち露光装置5と第2の帯電器13におけるタイムスケジュールにおいて、時刻のずれをαとすると、t0+α=t0’となり、以下同様に、t1+α=t1’、t2+α=t2’、t3+α=t3’とすると、露光装置5の時刻t0における逆論理に従い対応する時刻t0’でONし、t1に対応する時刻t1’で逆論理に従いOFFし、t2に対応する時刻t2’で逆論理に従いONし、t3に対応する時刻t3’で逆論理に従いOFFする。露光装置5のタイムスケジュールにおける時刻t0〜t3までの時間はT5であるのと同様に、それぞれ対応する時刻t0’〜t3’までの時間はT5であり、またt1’〜t2’までの時間はT7である(以上、第2の帯電器13による第2の帯電プロセス)。
前記したようにして、第2の帯電器13における帯電の制御は、露光装置5における露光(露光プロセス)と逆論理に従って行われる。
本実施形態のドラム感光体の感光体耐久特性評価装置において、前記装置は、ドラム感光体を一様に帯電する第1の帯電プロセスと、この一様に帯電された感光体面に前記した論理に従って露光手段12により露光する露光プロセスと、これら第1の帯電プロセスと露光プロセスで印加された電位を除電するため前記第1の帯電プロセスと前記露光プロセスとで印加された印加電位の逆電位にする論理(逆論理)により逆電位を印加するための第2の帯電器13による第2の帯電プロセスとを有する潜像形成プロセスを1以上行う。本実施形態の感光体耐久特性評価装置では、前記潜像形成プロセスにおいて、さらに前記ドラム感光体の第1の帯電プロセスの前(場合によっては第2の帯電プロセスの後)にドラム感光体面を除電器による除電を行う除電プロセスを有することが好ましく、さらに場合によってはドラム感光体面に形成した潜像を現像化する現像プロセスとこの現像を転写する転写プロセスとその後のドラム感光体面を清浄化するクリーニングプロセスを有することもできる。なお1周目、2周目などの記載は、一連の潜像形成プロセスにおける1周目、2周目などを規定したものである。したがって、一連の潜像形成プロセスの何番目かなどの特定のことを、一般には意味してはいないが、これを特定することもできる。
さらに本実施形態では、全体の帯電幅について、正確には、「ドラム周長」+「帯電開始位置から露光終了位置までの幅(距離)」が最小幅(最小継続距離)としてあればよいが、各ユニットのON/OFFのタイミング決定の理解しやすさから「ドラム周長の2倍以上の幅(第1帯電継続距離)」で決定するのがわかりやすく、好ましい。
また、2周目以降の(書き込み)露光光量を1周目より低い光量にして潜像履歴の評価を行うことができる。このとき得られる表面電位の露光部、未露光部の電位差ΔVは値が大きいほど、残像が出現しやすいことを示している。
このとき、第2の帯電器13の総電流を一定にするいわゆる定電流モードで出力すると、感光体がネガ残像を出しにくい状態のとき(例えば、初期使用時)にはΔVが小さく、またネガ残像を出しやすい状態のとき(例えば、多量の画像出力後、あるいはNOx等の酸性ガスに曝露されたときなど)にはΔVが大きくなる。これらは感光体の最上層に保護層が設けられている感光体の場合に顕著である。第2の帯電器13を定電圧モードで使用したときに比較すると、画像によるネガ残像の出現状況に対応した結果が得られることとなり、本実施形態の評価方法を適用できる感光体の種類の適用範囲が広がることになる。
さらに本実施形態では、第2の帯電器13の感光体へ流れる電流を一定に制御するいわゆる定電流モードで出力すると、感光体がネガ残像を出しにくい状態のとき(例えば、初使用時)にはΔVが小さく、ネガ残像を出しやすい状態のとき(例えば、多量の画像出力後、あるいはNOx等の酸性ガスに曝露されたとき)にはΔVが大きくなる。これは感光体の最上層に保護層が設けられている感光体の場合に顕著である。帯電器を定電圧モードで使用したときと比較すると、画像によるネガ残像の出現状況に対応した結果が得られやすくなる。これは本実施形態の評価方法を適用できる感光体の種類の適用範囲が広がることを意味している。
以下、本実施形態を実施例に基づいてさらに詳説するが、本実施形態はこれら実施例に拘束されて解釈されるものではない。
[実施例]
図1に示す構成の装置(リコー自製作装置)で評価を行った。使用した感光体ドラムは1種類で(1)リコー製のOPCドラム:アルミ支持体(100mmφ×336mmL(径100mmφ×長さ336mm)上に下引層(UL:under layer)3.5μm、電荷発生層(CGL:charge generation layer)≦1μm、電荷輸送層(CTL:charge transfer layer)30μm、保護層5μmをこの順に積層した4層構成の機能分離型感光体を形成した。保護層はポリカーボネイトに酸化防止剤等種々の添加剤が入っているものを用いた。ドラム感光体はいずれも新品(未使用)を用意した。
第1の帯電器11は(−)極性(負極性)のコロナ放電(スコロトロン方式)であり、露光手段はLD(laser diode)785nmのポリゴンスキャナーであり、ビーム径は像面70×85μmであり、書き込み解像度(副走査方向)400dpiであり、LD書き込みは連続点灯であり、LDパワーは駆動電流と光学系光路中におかれた減光フィルターとの組み合わせにより調整・設定される。第2の帯電器13は(+)極性のコロナ放電(コロトロン方式)とした。第1の帯電器11、第2の帯電器13ともに高圧電源610D{トレックジャパン(株)製}を使用した。また表面電位計は本体がモデル344、電位計プローブはP555−4{いずれもトレックジャパン(株)製}を使用した。高圧電源の定電圧モードあるいは定電流モードの切り変えはこれらの製品の機能切換えSWによって行われる。帯電器の開口長さ(感光体長さ方向)は5cmのものを使用した。なお第2の帯電器の定電流モードにおいて、電流値は計測された電流値(μA)を第2の帯電器13の開口長さ5cm(感光体の長さ方向)で割った値(μA/cm)で表記している(なお帯電器の長さ<感光体の長さ)。
図2は本実施形態の評価装置における潜像形成プロセスの各器でのタイミングチャートであり、ドラム感光体の周囲に位置する各器の配置は図2の最下に示している。
図2の特性評価装置およびそのタイミングチャートに示すように、この図では1回前(2回前あるいは2回以上前の設定も可能)の潜像形成の履歴を計測するためのものであり、実施例の全てにわたって利用される。このとき得られる電位の模式図を図3に示す。実際のデータ例を図4に示す。図4に示すデータでは第2の帯電器13の高圧出力は定電圧モードにしている。
また、本方法による測定では、定電流にする電流は高圧電源の総出力電流と、感光体に流れ込む電流とする場合があり、どちらも有効である。ただし、感光体に流れ込む電流を常に一定に制御することは、放電時の温度、湿度の雰囲気に左右されないため、評価方法として、より好ましい方法である。ただしこの方法は、測定中は第1の帯電器11からの電流と、第2の帯電器13からの電流が同時に感光体に流れ込み、第2の帯電器13からドラム感光体4に流れる電流を区別して一定にすることに困難な面があるが、測定系全体を図7に示す等価回路になるように第2の帯電器13を製作することによってこれが可能となる。
図7を説明するために、まず、最初の測定系の概略を図5に示す。感光体を抵抗RとコンデンサCが並列につながったRC等価回路に置き換え、測定系全体の等価回路を図6に示す。
図6に示すように、15の電流計(1)ではi2+i4 が測定されることになり、第2の帯電器13(高圧電源 H2)から感光体ドラム4に流れ込む電流i2のみを分離して測定することは困難である。しかし図7のように回路を形成して16の電流計(2)により電流を測定するとアースから高圧電源への帰還電流が測定され、この帰還電流はi2のことであり、これを一定になるように制御することになる。
[実施例1]
(装置の条件)
感光体線速を100mm/sとし、回転方向の帯電の幅は630mm(ドラム周長の約2倍)に設定した。第1の帯電器11のメインチャージ は−5.3kV、スコロトロングリッドバイアスは−800Vにした。第2の帯電器13の高圧出力は総電流を定電流とする定電流モードにした。総電流(電流密度)は7μA/cmに設定した。測定中、高圧電源のパネルに表示される電圧は5.0kV前後の範囲にあった。また、露光手段である露光装置5による露光幅は122mm(1周内に帯電開始位置から70mmまで未露光(t0〜t1までの0.7s)、70mm〜192mmまで(t1〜t2までの1.22s)露光、192mm〜314mmまで(t2〜t3までの1.22s)未露光)、露光書き込み光量は前記線速において、帯電電位−800Vを−250V前後にする光量に調整した。2周目は−400V前後にする光量にした。除電器は像面で20μW/cm2の照度にした。
測定装置のドラム回りの配置は図1に示す配置において以下のようになる。装置のレイアウトを、露光部位置を0°で、時計方向を+で表示する。
(ユニットの位置)
第1の帯電器11=−90°
レーザ露光手段12=0°
第2の帯電器13=+90°
(電位計プローブ)
電位計プローブ1=−20°
電位計プローブ2=+60°
電位計プローブ3=+130°
実際の測定は下記のように行う。
まず、サンプルIの新品(未使用品)を図2に示すプロセスタイミングで測定し、暗部/明部の反転した電位データを得た。これを図8に示す。次にこのサンプルをNOx曝露(NO 40ppm+NO2 10ppmの雰囲気中に24時間放置)し、その直後に同様のタイミングで測定して電位データを得た。これを図9に示す。コントラスト電位の結果は表1にまとめた。
Figure 2008040178
NOx曝露後は初期よりコントラスト電位 ΔVが大きくなる結果が得られた。サンプルIは実機での画像出し結果では初期にはネガ残像が出にくく、NOx曝露後はネガ残像が出やすいので、傾向が一致しているといえる。
[比較例1]
サンプルIを使い、第2の帯電器13を定電圧モードにし、出力電圧を5kV、5.8kVにして、サンプルの初期、及びNOx曝露後の測定を行った。結果を表2に示す。
Figure 2008040178
第2の帯電器13を定電圧モードにして測定すると、NOx曝露後のΔVは初期と同じか、これより小さくなり、実機の画像出力の結果と、傾向が合わないことがわかる。
[実施例2]
(定電流モード)
先に説明した図7に示す測定系の等価回路を構成する第2の帯電器13(高圧電源 H2を含む)を製作し、これを用いて測定した。
帯電器13よりドラム感光体4に流れ込む電流(電流密度:電流値を第2の帯電器13の開口長さで割った値)を2μA/cmにした以外は実施例1と同様にして測定した。結果を表3に示す。
Figure 2008040178
NOx曝露後は初期よりコントラスト電位ΔVが大きくなる結果が得られた。
以上の結果から、本実施形態の感光体特性評価装置では感光体への書き込みがドラム周長内にあり、かつ帯電幅がドラム周長の2倍以上あるため、1回、あるいは2回以上前の静電潜像の履歴をドラム回転2周目以上の位置に作り出すことができる。また、潜像形成の2周目の露光光量を変えることで、未露光部電位、露光部電位の次プロセスへの影響度を表面電位測定値から定量的に知ることができる。
そして、最上層に保護層を持つ感光体の場合に、逆極性帯電器の出力を定電流モードにすることによって、電位によるネガ残像評価が可能になり、この電位による評価方法の適用範囲を広げることができる。更に、画像形成プロセス条件に依存しない、感光体単体の性能評価が可能となり、また紙の出力がないことで省資源化にも貢献できる。
本実施形態の感光体特性評価装置において、逆極性帯電器の感光体に流れ込む電流が一定になるように帯電することで、特に最上層に保護層を持つ感光体の場合に、より明瞭に電位によるネガ残像評価が可能になり、この電位による評価方法の適用範囲を広げることができる。
本実施形態の感光体の特性評価装置の構成例を示す摸式図である。 本実施形態の評価装置の各ユニットの動作タイミングを示すタイミングチャート図および本実施形態の評価装置の各ユニットの配置図である。 本実施形態の潜像形成の履歴を計測した結果を説明するための電位模式図である。 本実施形態の潜像形成の履歴を計測したデータを示す図である。 本実施形態の感光体評価装置の帯電に関する部分の概略構成図である。 本実施形態の感光体評価装置の測定系の等価回路図である。 本実施形態の感光体評価装置の測定系のもう一つの例を示す測定系の等価回路図(感光体に流れ込む電流を一定に制御する測定系の等価回路図)である。 本実施形態の第2の帯電器を定電流モードにしたときのサンプル初期状態の測定例の説明図である。 本実施形態の第2の帯電器を定電流モードにしサンプルをNOx暴露した後の測定例の説明図である。
符号の説明
1 電位計プローブ(1)
2 電位計プローブ(2)
3 電位計プローブ(3)
4 ドラム感光体
5 露光装置
11 第1の帯電器
12 露光手段
13 第2の帯電器
14 除電器
15 電流計(1)
16 電流計(2)
17 第1の帯電器のワイヤとケーシング間の抵抗
18 第2の帯電器のワイヤとケーシング間の抵抗
19 第1の帯電器のワイヤと感光体表面間の抵抗
20 第2の帯電器のワイヤと感光体表面間の抵抗
1 第1の帯電器の−高電圧電源(主帯電)
2 第2の帯電器の+高電圧電源
1 ドラム上、除電器の位置から帯電器の位置まで移動するのに要する時間
2 ドラム上、除電器の位置からレーザ光入射位置までの移動時間
5 感光体ドラム1回転時間
6 ドラム2周以上の帯電時間
7 感光体ドラムの1周以内における露光時間
8 プローブ1の計測電位
9 プローブ2の計測電位(2周目以降露光0)
10 プローブ2の計測電位(2周目以降露光強度0以上で1周目よりは弱い露光)
11 潜像形成電位差(NOx暴露による)
v ドラム線速
θ1 レイアウト上、除電器とレーザ入射位置のなす角度
θ2 レイアウト上、帯電器とレーザ入射位置のなす角度

Claims (3)

  1. ドラム感光体の周囲に、当該感光体に静電荷を付与する第1の帯電器と、静電荷像を形成する露光手段と、前記第1の帯電器と逆極性の静電荷を付与する第2の帯電器と、前記感光体表面に残る静電荷を除去する除電器とが前記感光体の回転方向に沿ってこの順に配置され、前記第1の帯電器と前記露光手段の間と、該露光手段と前記第2の帯電器の間と、前記第2の帯電器と前記除電器の間との前記ドラム感光体上の表面電位を計測する第1から第3の電位計プローブが配置された感光体耐久特性評価装置であって、
    前記第1の帯電器による前記ドラム感光体の帯電プロセスと、
    前記帯電プロセスにより一様に帯電された前記ドラム感光体面に前記露光手段による潜像を形成する露光プロセスと、
    前記帯電プロセスおよび前記露光プロセスにより帯電露光された前記ドラム感光体面を前記露光プロセスにより帯電露光と逆論理による電位を付加する第2の帯電プロセスとを少なくとも有する一連の潜像形成プロセスを1以上繰り返して前記感光体の耐久特性評価を行い、
    前記一連の潜像形成プロセスにおける前記第1の帯電器による前記ドラム感光体の回転方向の帯電可能距離はドラム周長の2倍以上であり、
    前記一連の潜像形成プロセスにおける2周目は全周長を前記一連の潜像形成プロセスにおける1周目の書き込み露光より弱い光量で露光するように構成され、
    前記除電器による除電、前記第1および第2の帯電器による帯電および前記露光手段による露光の制御は、前記除電器での除電後、
    当該除電開始位置が前記第1の帯電器の中央部近傍に到達したときに帯電を開始し、前記帯電を開始した位置が露光手段の照射位置に到着したときに静電潜像パターンを形成するように制御し、
    前記形成した静電潜像パターンに対して前記帯電開始位置が前記第2の帯電器の中央部に到着したときに前記露光手段の静電潜像制御と逆論理を用いて前記第2の帯電器を制御し、
    前記帯電開始位置が再度前記除電器の除電照射位置から前記第1の帯電器を通過して露光手段の照射位置にきたときに照射制御しながら前記2周目の露光をし、
    前記1周目の露光後、再度静電潜像パターンによる表面電位の履歴を前記一連の潜像形成プロセスにおける2周目以降に形成する装置であって、
    前記第2の帯電器の出力総電流を一定に制御することを特徴とする感光体耐久特性評価装置。
  2. 前記第2の帯電器の前記ドラム感光体への出力電流を一定に制御することを特徴とする請求項1に記載の感光体耐久特性評価装置。
  3. 請求項1または2に記載の感光体耐久特性評価装置を用いて、前記ドラム感光体上に形成された潜像を画像出力せずにドラム感光体の耐久特性を評価することを特徴とする感光体耐久特性評価方法。
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