JP2002006703A - 電子写真装置及び電子写真方法 - Google Patents

電子写真装置及び電子写真方法

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JP2002006703A
JP2002006703A JP2000186858A JP2000186858A JP2002006703A JP 2002006703 A JP2002006703 A JP 2002006703A JP 2000186858 A JP2000186858 A JP 2000186858A JP 2000186858 A JP2000186858 A JP 2000186858A JP 2002006703 A JP2002006703 A JP 2002006703A
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photoconductor
image
charging
irradiating
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JP2000186858A
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Hironori Owaki
弘憲 大脇
Toshiyuki Ebara
俊幸 江原
Kunimasa Kawamura
邦正 河村
Tetsuya Karaki
哲也 唐木
Masaya Kawada
将也 河田
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Canon Inc
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴーストのレベルを維持したまま、感光体の
電位むらを軽減することにより、出力画像の濃度むらを
軽減し、より高品質な出力画像を提供する。 【解決手段】 帯電手段としてコロナ帯電器を使用しす
る場合には、感光体及び帯電手段における帯電極性が負
帯電であり、除電光の光量が画像露光の光量の0.8倍
以上3倍以下である。また、帯電手段として感光体に当
接する帯電部材を使用する場合には、感光体及び帯電手
段における帯電極性が負帯電であり、除電光の光量が画
像露光の光量の0.5倍以上5倍以下である。このた
め、除電光照射に起因する感光体の電位むらを、ゴース
トレベルを維持したまま軽減することができ、これによ
り、出力画像における濃度むらを軽減し、より高品質な
画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザービームプ
リンタ、デジタル複写機等の電子写真装置及び電子写真
方法に関し、詳しくは、アモルファスシリコン系感光体
(以下、a−Si感光体と称する)を用いた電子写真装
置及び電子写真方法に関し、更に詳しくは、ゴーストや
電位むらを軽減することができるとともに、高画質の出
力画像を提供することができる電子写真装置及び電子写
真方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、電子写真装置の一構成例を示
す概略図である。
【0003】図15に示すように本構成例においては、
X方向に回転する円筒状の感光体1501と、感光体1
501の表面を一様な電位に帯電させる主帯電器150
1と、感光体1501の表面に画像露光を行うことによ
り感光体1501の表面に静電潜像を形成させる画像露
光手段1503と、感光体1501の表面に形成された
静電潜像に現像剤であるトナーを現像してトナー像を形
成させる現像器1504と、感光体1501の表面に形
成されたトナー像を転写材P上に転写させるとともに、
トナー像が転写された転写材Pを感光体1501から分
離させる転写・分離帯電器1505と、転写材P上に転
写されたトナー像を転写材P上に定着させる定着装置1
508と、転写・分離帯電器1505を通過した後に感
光体1501上に残留したトナーを除去するためのクリ
ーニング装置1506と、転写・分離帯電器1505を
通過した後に感光体1501の表面に除電光を照射する
ことにより感光体1501の表面に残留した残留電位を
除電する除電光照射手段1507とが設けられている。
【0004】感光体1501は、アモルファスシリコン
を主成分とする光導電層が形成されたa−Si感光体で
ある。
【0005】主帯電器1502は、コロナ帯電器であ
り、コロナ帯電方式により感光体1501の表面に対し
て帯電処理を行う。
【0006】画像露光手段1503は、原稿情報を備え
ており、この原稿情報の画像パターンにしたがって複数
行、複数列の画素マトリクスの各画素ごとにレーザーま
たはLEDを光源とする光ビームを感光体1501に対
して照射することにより、感光体1501に対して画像
露光を行う。
【0007】以下に、上記のように構成された電子写真
装置における画像形成プロセスについて説明する。
【0008】感光体1501の表面は、主帯電器150
2によって一様な電位に帯電された後、画像露光手段1
503により画像パターンにしたがって画像露光が行わ
れることによって、感光体1501上に静電潜像が形成
される。
【0009】次に、感光体1501上に形成された静電
潜像に対して、現像器1504からトナーが現像され、
これにより、感光体1501上に可視像すなわちトナー
像が形成される。
【0010】一方、転写材Pは、転写材供給系(不図
示)により感光体1501の方向へと供給され、転写・
分離帯電器1505によって、感光体1501表面のト
ナー像が転写材Pに転写される。
【0011】その後、定着装置1508において、転写
材P上に転写されたトナー像が転写材Pに定着され、ト
ナー像が定着された転写材Pが装置外に排出される。
【0012】なお、転写・分離帯電器1505により転
写材Pに転写されずに感光体1501表面に残る残留ト
ナーは、クリーニング装置1506に至りクリーニング
ブレード1509によって除去される。
【0013】そして、クリーニングブレード1509に
よって残留トナーが除去された感光体1501の表面
は、除電光照射手段1507から除電光が照射されるこ
とにより残留電位が除電され、再度、次の画像形成プロ
セスに供せられる。
【0014】図16は、電子写真装置の他の構成例を示
す概略図である。なお、同図において、図15に示した
電子写真装置と同様の部分については同一の符号を付
し、説明を省略する。
【0015】図16に示すように本構成例は、図15に
示した主帯電器1502の代わりに、電圧を印加した帯
電部材を感光体1501に当接させることにより、感光
体1501の表面を所定の電位に帯電する接触帯電方式
の帯電装置1601を設けた構成となっている。
【0016】接触帯電方式は、広く利用されているコロ
ナ帯電方式と比較して、感光体の表面を所定の電位とす
るために必要とされる印加電圧の低電圧化を図ることが
可能である。
【0017】帯電装置1601の具体例としては、導電
性磁性粉をマグネットに磁着させた帯電部材からなる帯
電装置や、帯電部材である導電性弾性ローラからなる帯
電装置や、帯電部材である導電性弾性ローラと感光体と
の間に導電性粒子を介在させた帯電装置等が挙げられ
る。
【0018】ここで、除電光照射手段1507にて行わ
れる除電光照射工程について詳細に説明する。
【0019】除電光照射手段1507にて行われる除電
光照射工程は、主に画像形成プロセス前の感光体150
1表面を均一に除電することにより、感光体1501上
に存在する以前の画像形成履歴(以下、ゴーストと称
す)を消去することを主な目的として行われる。
【0020】ここで、除電光照射手段1507から照射
される除電光の光量が強くなると、光生成キャリアが多
くなり、ゴーストは低減されるが、過剰に生成された光
キャリアが再結合する前に帯電工程に入ってしまうため
に帯電能が低下する。
【0021】一方、除電光照射手段1507から照射さ
れる除電光の光量が弱くなると、帯電能に対しては有利
に働くものの、ゴーストは消去しきれなくなる。
【0022】このため、除電光の光量の上限下限は、ゴ
ーストと帯電能との関係を考慮して適宜設定するのが一
般的である。また、ゴースト及び帯電能は、除電光の光
量だけでなく除電光の波長にも影響されるため、電子写
真装置のシステムに応じて、除電光の光量及び波長を適
切に選択する必要がある。
【0023】例えば、特公平7−54417号公報で
は、転写工程の前に光照射による1回目の除電を行い、
帯電工程の前に光照射による2回目の除電を行うことに
よりゴーストを低減する手法が開示されている。
【0024】また、特開平6−167915号公報で
は、転写工程の前に除電を行う際の除電光の波長と光量
との最適な関係が記載されている。
【0025】また、特開平11−84713号公報で
は、転写工程の後に光照射による除電を行うととも
に、、クリーニング工程の前に光照射による除電を行う
ことによって、ゴーストを低減する手法が開示されてい
る。
【0026】また、特開平11−194554号公報で
は、表面電位センサーによって感光体のゴースト電位を
測定し、該測定結果に基づいて除電光の光量を制御する
手法が開示されている。
【0027】なお、上述したいずれの手法においても、
除電光の光量に関しては、静電潜像形成時の工程で所定
の電位コントラストを得るために感光体に照射する画像
露光の光量と比較すると、5倍から10倍以上の強い光
となっている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】近年の電子写真装置に
おいては、文字だけでなく写真等を出力する機会が急増
しており、更なる高画質化に対する要求が高まってい
る。出力画像の品質の良し悪しを判断する基準の1つと
して濃度むらが挙げられる。特に、写真等のように微妙
な濃淡差の再現性が要求される画像を出力する場合、電
子写真装置に起因する濃度むらは、出力画像の品質を左
右する大きな要素の1つであり、濃度むらの更なる改善
が求められている。
【0029】濃度むらが生じる1つの要因として感光体
の電位むらが挙げられる。感光体に電位むらが生じる要
因としては、感光体に起因する帯電能むら、帯電器に起
因するむら、除電光照射手段に起因する光量むらや波長
むらなどが挙げられる。これらの電位むらは、従来より
各々の系において最小となるように種々の対策がなされ
ている。
【0030】その中でも、本発明者らが検討を重ねた結
果、除電光照射工程において、感光体に起因する電位む
らが顕著に生じることが新たに発見された。
【0031】即ち、除電光照射工程時に除電光照射手段
から照射される除電光は、ピーク波長が600nmから
700nm程度の波長帯であり、a−Si感光体に対す
る吸収深さが深い。このため、除電光照射工程時の除電
光照射に伴ってキャリアが生成する過程や生成したキャ
リアが再結合したり消滅したりする過程で、a−Si感
光体上のa−Si膜に起因すると考えられるむらが生
じ、このむらが電位むらの発生要因の1つを担っている
ことが確認された。
【0032】上述した電位むらは、除電光の光量に対す
る依存性が強く、除電光の光量を弱くすることである程
度低減することが可能である。
【0033】しかしながら、上述したように、除電光の
光量はゴーストとの兼合いで下限値を適宜設定する必要
があり、必要以上に光量を弱くすることは困難であっ
た。このように、電位むらを更に軽減するためには改善
の余地が残されていた。
【0034】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、ゴーストレベ
ルを維持したまま、感光体の電位むらを更に軽減するこ
とにより、出力画像における濃度むらを軽減し、より高
品質な画像を得ることができる電子写真装置及び電子写
真方法を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記問題を達成するため
本発明は、アモルファスシリコンを主成分とする光導電
層が形成された円筒形状の感光体と、コロナ帯電器を具
備し、該コロナ帯電器により前記感光体の表面を帯電さ
せる帯電手段と、前記感光体の表面に画像情報を担った
光ビームを照射して画像露光を行うことにより前記感光
体の表面に静電潜像を形成させる画像露光手段と、前記
感光体の表面に形成された静電潜像に現像剤を付与する
ことにより前記感光体の表面に現像剤像を形成させる現
像手段と、前記感光体の表面に形成された現像剤像を転
写材上に転写させる転写手段と、前記転写手段を通過し
た後の前記感光体の表面に除電光を照射することにより
前記感光体の表面の残留電位を除電する除電光照射手段
とを有してなる電子写真装置において、前記感光体及び
前記帯電手段における帯電極性が負帯電であり、前記除
電光照射手段における前記除電光の光量が前記画像露光
の光量の0.8倍以上3倍以下であることを特徴とす
る。
【0036】また、アモルファスシリコンを主成分とす
る光導電層が形成された円筒形状の感光体と、帯電部材
を具備し、該帯電部材を前記感光体に当接させた状態で
該帯電部材に電圧を印加することにより前記感光体の表
面を帯電させる帯電手段と、前記感光体の表面に画像情
報を担った光ビームを照射して画像露光を行うことによ
り前記感光体の表面に静電潜像を形成させる画像露光手
段と、前記感光体の表面に形成された静電潜像に現像剤
を付与することにより前記感光体の表面に現像剤像を形
成させる現像手段と、前記感光体の表面に形成された現
像剤像を転写材上に転写させる転写手段と、前記転写手
段を通過した後の前記感光体の表面に除電光を照射する
ことにより前記感光体の表面の残留電位を除電する除電
光照射手段とを有してなる電子写真装置において、前記
感光体及び前記帯電手段における帯電極性が負帯電であ
り、前記除電光照射手段における前記除電光の光量が前
記画像露光の光量の0.5倍以上5倍以下であることを
特徴とする。
【0037】また、前記帯電手段内を流れる電流値Ip
と前記感光体の表面電位VdとのIp−Vd特性は、単
調ではなく、所定の電流値Ipを境として、Ipに対する
Vdの変化率が2倍以上変化するような閾値を有する感
光体を用いることを特徴とする。
【0038】また、前記除電光の波長が610nm以上
700nm以下であることを特徴とする。
【0039】また、前記除電光照射手段は、一列状に整
列されて配設された複数個のLED素子からなるLED
アレイを前記除電光の光源とし、10cmあたりのLE
D素子数が5個以上20個以下であることを特徴とす
る。
【0040】また、前記画像露光手段は、画像パターン
に対応して複数行、複数列の画素マトリクスの各画素ご
とにレーザーまたはLEDを光源とする光ビームを照射
して画像露光を行うことを特徴とする。
【0041】また、アモルファスシリコンを主成分とす
る光導電層が形成された円筒形状の感光体の表面を、コ
ロナ帯電器に電圧を印加することにより帯電させる帯電
工程と、前記感光体の表面に画像情報を担った光ビーム
を照射して画像露光を行うことにより前記感光体の表面
に静電潜像を形成させる画像露光工程と、前記感光体の
表面に形成された静電潜像に現像剤を付与することによ
り前記感光体の表面に現像剤像を形成させる現像工程
と、前記感光体の表面に形成された現像剤像を転写材上
に転写させる転写工程と、前記転写工程後の前記感光体
の表面に除電光を照射することにより前記感光体の表面
の残留電位を除電する除電光照射工程とを有してなる電
子写真方法において、前記帯電工程における帯電極性が
負であり、前記除電光照射工程における前記除電光の光
量が前記画像露光の光量の0.8倍以上3倍以下である
ことを特徴とする。
【0042】また、前記コロナ帯電器内を流れる電流値
Ipと前記感光体の表面電位VdとのIp−Vd特性
は、単調ではなく、所定の電流値Ipを境として、Ipに
対するVdの変化率が2倍以上変化するような閾値を有
する感光体を用いることを特徴とする。
【0043】また、アモルファスシリコンを主成分とす
る光導電層が形成された円筒形状の感光体の表面を、該
感光体に当接させた帯電部材に電圧を印加することによ
り帯電させる帯電工程と、前記感光体の表面に画像情報
を担った光ビームを照射して画像露光を行うことにより
前記感光体の表面に静電潜像を形成させる画像露光工程
と、前記感光体の表面に形成された静電潜像に現像剤を
付与することにより前記感光体の表面に現像剤像を形成
させる現像工程と、前記感光体の表面に形成された現像
剤像を転写材上に転写させる転写工程と、前記転写工程
後の前記感光体の表面に除電光を照射することにより前
記感光体の表面の残留電位を除電する除電光照射工程と
を有してなる電子写真方法において、前記帯電工程にお
ける帯電極性が負であり、前記除電光照射工程における
前記除電光の光量が前記画像露光の光量の0.5倍以上
5倍以下であることを特徴とする。
【0044】また、前記帯電部材内を流れる電流値Ip
と前記感光体の表面電位VdとのIp−Vd特性は、単
調ではなく、所定の電流値Ipを境として、Ipに対する
Vdの変化率が2倍以上変化するような閾値を有する感
光体を用いることを特徴とする。
【0045】また、前記除電光の波長が610nm以上
700nm以下であることを特徴とする。
【0046】また、前記除電光の光源が、一列状に整列
されて配設された複数個のLED素子からなるLEDア
レイであり、10cmあたりのLED素子数が5個以上
20個以下であることを特徴とする。
【0047】また、前記画像露光工程にて、画像パター
ンにしたがって複数行、複数列の画素マトリクスの各画
素ごとにレーザーまたはLEDを光源とする光ビームを
照射して画像露光を行うことを特徴とする。
【0048】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、帯電手段としてコロナ帯電器を使用する場合
には、感光体及び帯電手段における帯電極性が負帯電で
あり、除電光の光量が画像露光の光量の0.8倍以上3
倍以下であり、また、帯電手段として感光体に当接する
帯電部材を使用する場合には、感光体及び帯電手段にお
ける帯電極性が負帯電であり、除電光の光量が画像露光
の光量の0.5倍以上5倍以下である。
【0049】このため、除電光照射に起因する感光体の
電位むらを、ゴーストレベルを維持したまま軽減するこ
とが可能となり、これにより、出力画像における濃度む
らを軽減し、より高品質な画像を得ることが可能とな
る。
【0050】
【発明の実施の形態】以下に、本発明者らが本発明を完
成するに至った経緯について説明する。
【0051】まず、図15に示したコロナ帯電方式を用
いた電子写真装置を使用し、感光体の電位むらの発生要
因を分離するために、コロナ帯電器を流れる電流Ipと
感光体の表面電位Vdとの関係について検討を行った。
【0052】図1は、コロナ帯電方式を用いた場合にお
ける、コロナ帯電器を流れる電流Ipと感光体の表面電
位VdとのIp−Vd特性を示す図である。
【0053】具体的に説明すると、図1は、各々のIp
値において、Vd値を測定する電位測定手段からの出力
をペンレコーダーなどの記録手段に記録し、その値をV
d値としてプロットしたものである。なお、この他に
も、電位測定手段からの出力を、オシロスコープやデー
タメモリー機能のついたマルチメーターを使って同様に
測定することが可能である。
【0054】図1に示すように、Ip−Vd特性は2つ
の領域に分けることができる。ここでは、2つの領域の
それぞれを、過渡領域、直線領域と称し、その境界を閾
値と称することにする。
【0055】過渡領域においては、除電光照射によって
生成されたキャリアが再結合したり、このキャリアがコ
ロナ帯電器からの電界によって加速されて消滅したりし
ていく過程であると推測され、また、直線領域において
は、コロナ帯電器からの電荷によって感光体が帯電して
いく過程であると推測される。
【0056】次に、上述した各過程における感光体の電
位むらについて詳細に調べた。図2及び図3にその結果
を示す。
【0057】図2は、コロナ帯電方式を用いた場合にお
ける、コロナ帯電器を流れる電流Ipと感光体の表面電
位VdとのIp−Vd特性を示す図であり、各Ip値に
おいて、感光体が1周する間の表面電位Vdの最大値
(Max値)と最小値(Min値)とをプロットしたも
のである。また、図3は、コロナ帯電方式を用いた場合
における、感光体の周方向の電位むらを示す図であり、
図2に示した各Ip値において、表面電位Vdの(最大
値−最小値)をプロットしたものである。
【0058】具体的に説明すると、図2は、各々のIp
値において、Vd値を測定する電位測定手段からの出力
をペンレコーダーなどの記録手段に記録し、感光体が1
周する間のVd値の最大値と最小値とをプロットしたも
のである。
【0059】図2に示すように、感光体の表面電位Vd
の最大値をプロットしたデータは、200μA付近を閥
値として過渡領域から直線領域に移行しているのに対
し、感光体の表面電位Vdの最小値をプロットしたデー
タは、400μA付近を閾値として過渡領域から直線領
域に移行している。
【0060】また、図2に示した両方のデータが共に直
線領域に移行した領域(Ip値が400μAよりも大き
い領域)でデータを比較すると、両方のデータは互いに
ほぼ平行に移動していくような特性を示している。
【0061】従って、図3に示した感光体の周方向の電
位むらに関して、次のように解釈することができる。
【0062】即ち、Ip値が200μA付近よりも小さ
い場合には、感光体上の全ての部分が過渡領域であり、
この過渡領域では帯電性が低いため電位むらが小さい。
【0063】また、Ip値が200μA〜400μA付
近である場合には、感光体上に、直線領域に移行してい
る部分と過渡領域のままである部分とが存存し、直線領
域と過渡領域とでは帯電性にかなりの差があるため、電
位むらが発生する。
【0064】また、Ip値が400μA付近よりも大き
い場合には、感光体上の全ての部分が直線領域に移行
し、直線領域における帯電性、即ち直線の傾きの相違に
よって、電位むらはIpの増加とともに増加したり、場
合によっては減少したりする。
【0065】これらの結果より、過渡領域における感光
体の特性が、感光体の電位むらに対して大きな影響を及
ぼしていることがわかる。
【0066】次に、除電光の光量と感光体の電位むらと
の関係について詳細に調べた。図4及び図5にその結果
を示す。ここでは、除電光の光源に印加する電圧を異な
らせて除電光の光量を調整した。
【0067】図4は、コロナ帯電方式を用いた場合にお
ける、除電光の光源に印加する電圧を異ならせた時のコ
ロナ帯電器を流れる電流Ipと感光体の表面電位Vdと
のIp−Vd特性を示す図である。また、図5は、コロ
ナ帯電方式を用いた場合における、除電光の光源に印加
する電圧を異ならせた時の感光体の周方向の電位むらを
示す図である。
【0068】具体的に説明すると、図4は、各電圧にお
いて、図1に示したIp−Vd特性と同様の測定方法で
感光体の表面電位Vdを測定してプロットしたものであ
り、Ip−Vd特性の除電光光量依存性を示している。
【0069】また、図5は、図4に示した各電圧におい
て、図2に示したIp−Vd特性と同様の測定方法で各
Ip値における表面電位Vdの最大値及び最小値を測定
した後、測定したVd値の(最大値−最小値)を算出し
てプロットしたものであり、感光体の周方向の電位むら
の除電光光量依存性を示している。
【0070】図4に示すように、除電光の光源に印加す
る印加電圧を大きくして除電光の光量を強くすると、こ
れに伴い過渡領域から直線領域に移行するIp値(閾
値)も大きくなることがわかる。
【0071】また、図5に示すように、除電光の光量を
強くすると、これに伴い感光体の電位むらも大きくなる
ことがわかる。
【0072】以上の結果から、過渡領域、即ち、除電光
照射により感光体の膜中に侵入/吸収された光がキャリ
アを生成する過程や該キャリアが拡散したり外部からの
電界などで加速されたりする過程の領域で、感光体の特
性にばらつきが生じ、その結果、過渡領域から直線領域
に移行するIp値(閥値)がばらついてしまい、この閾
値のばらつきが電位むらの原因の1つとなっていること
がわかった。また、除電光の光量が強いほどその影響が
大きくなることがわかった。
【0073】次に、除電光の波長と感光体の電位むらと
の関係について詳細に調べた。図6及び図7にその結果
を示す。
【0074】図6は、コロナ帯電方式を用いた場合にお
ける、除電光の波長を異ならせた時のコロナ帯電器を流
れる電流Ipと感光体の表面電位VdとのIp−Vd特
性を示す図である。また、図7は、コロナ帯電方式を用
いた場合における、除電光の波長を異ならせた時の感光
体の周方向の電位むらを示す図である。
【0075】具体的に説明すると、図6は、各波長にお
いて、図1に示したIp−Vd特性と同様の測定方法で
感光体の表面電位Vdを測定してプロットしたものであ
り、Ip−Vd特性の除電光波長依存性を示している。
【0076】また、図7は、図6に示した各波長におい
て、図2に示したIp−Vd特性と同様の測定方法で各
Ip値における表面電位Vdの最大値及び最小値を測定
した後、測定したVd値の(最大値−最小値)を算出し
てプロットしたものであり、感光体の周方向の電位むら
の除電光波長依存性を示している。
【0077】図6に示すように、除電光の波長が565
nmである場合には、過渡領域がほとんど存在せず、す
ぐに直線領域に移行しているのに対し、除電光の波長
が、610nm、660nm、700nmと長くなるに
したがって、過渡領域から直線領域に移行するIp値が
大きくなることがわかる。しかしながら、除電光の波長
が780nmである場合には、図に示した範囲内では明
確に過渡領域と直線領域とを分離することは困難であ
り、Ipの増加とともに単調に感光体が帯電されるとい
ったIp−Vd特性を示した。
【0078】また、図7に示すように、電位むらについ
ては、除電光の波長が黒塗り記号で示した610nm、
660nm、700nmである場合には、図2〜図5に
示したデータと同様の特性、即ち、Ip−Vd特性で過
渡領域から直線領域に移行するIp値(閾値)付近で電
位むらが発生し、直線領域に移行した後はIpの増加と
ともに電位むらが少しずつ減少するという特性を示し
た。
【0079】更に、除電光の波長が610nm、660
nm、700nmである場合には、図5に示したデータ
と同様に、除電光の光量を強くすると、これに伴い電位
むらも大きくなることが確認された(不図示)。
【0080】これに対して、除電光の波長が白抜き記号
で示した565nm、780nmである場合には、図に
示した範囲内ではその特性に明確な変化はなく、Ipの
増加とともに電位むらが単調に増加するといった特性を
示し、このような場合は、図5に示したデータとは異な
り、除電光の光量を強くするか、或いは弱くするかのい
ずれかによって電位むらを大きく改善することが困難で
あった。
【0081】除電光の波長が565nm、780nmで
ある場合に、除電光の光量の強弱によって電位むらを大
きく改善することが困難であるという理由としては、以
下の理由が考えられる。
【0082】除電光の波長が565nmである場合に
は、図6に示すように、過渡領域がほとんど存在せず、
すぐに直線領域に移行するIp−Vd特性を示す。この
ことから、電位むらの要因として、直線領域における感
光体の特性に起因する要因が支配的となるため、除電光
の光量の強弱によって電位むらを大きく改善することが
困難であると推側される。
【0083】また、除電光の波長が780nmである場
合は、図6に示すように、過渡領域と直線領域とを明確
に分離することは困難である上に、帯電性は図6のデー
タの中で最も低い。このことから、除電光の波長が78
0nmといったかなりの長波長帯になると、感光体の膜
中のかなり深くまで光が到達したり、感光体のバンド中
の奥深くのトラップ準位にキャリアが捕獲されて再励起
されにくい状況に陥ってしまったりするために、光生成
キャリアが掃出されにくい環境が形成される。これによ
り、電位むらの要因として、帯電工程時に上記環境の要
因が支配的となるため、除電光の光量の増減によって電
位むらを大きく改善することが困難であると推側され
る。
【0084】次に、除電光の光量と感光体の周方向の電
位むらとの関係について更に詳細に調べた。図8及び図
9にその結果を示す。ここでは、感光体及びコロナ帯電
器の帯電極性を正帯電とした。
【0085】図8は、図15に示したようなコロナ帯電
方式を用いた電子写真装置の場合における、除電光の光
量と感光体の周方向の電位むらとの関係を示す図であ
る。また、図9は、同様に、図15に示したようなコロ
ナ帯電方式を用いた電子写真装置の場合における、除電
光の光量とゴーストレベル(電位)との関係を示す図で
ある。
【0086】具体的に説明すると、図8及び図9におい
て、横軸は、感光体の感度(所定の電位を確保する為に
必要な画像露光の光量)で規格化した除電光の光量を示
しており、例えば、PE/IE[a.u.]=5である時は、
除電光の光量が画像露光の光量の5倍であることを示し
ている。なお、除電光の光量を規格化して表記したの
は、上述したように、電位むらは感光体内における光キ
ャリアの挙動によって左右されることが明らかとなった
ため、光量を表す指標として、[μJ/cm2]や[lux.sec.]
といった物理的な単位ではなく、その感光体の感光特性
と比較することが最も良く感光体の特性を反映すること
になると考えたからである。
【0087】また、図8において、縦軸は、除電光の光
量を感光体の周方向の電位むらが従来レベルからどの程
度改善されたかを表すため、従来の除電光光量の代表値
として、除電光光量が画像露光光量の5倍のときの値を、
100%となるように規格化して示しており、例えば、
電位ムラが80%の場合に、従来の電位むらよりも20
%改善されることを意味している。また、図9も同様
に、縦軸は、感光体のゴーストレベル(電位)が従来レ
ベルからどの程度変化したかを表すため、従来の除電光
光量の代表値として、除電光光量が画像露光光量の5倍
の時の値を100%となるように規格化して示してお
り、例えば、ゴースト電位が80%の場合に、従来のゴ
ーストレベルよりも20%改善されることを意味してい
る。
【0088】図8に示すように、除電光の光量を弱くす
ることによって電位むらの改善を図れることがわかる。
【0089】しかしながら、図9に示すように、単純に
従来の構成のまま除電光の光量を弱くするだけでは、ゴ
ーストレベルが悪くなってしまい、結果としてより高品
質な画像を得ることには至らなかった。
【0090】次に、図8及び図9に示した実験に用いた
帯電極性が正帯電の感光体及びコロナ帯電器ではなく、
帯電極性が負帯電の感光体及びコロナ帯電器を用い、図
8及び図9に示した実験と同様の実験を行った。その結
果を図10及び図11に示す。
【0091】図10は、コロナ帯電方式を用いた場合に
おける、除電光の光量と感光体の周方向の電位むらとの
関係を示す図である。また、図11は、コロナ帯電方式
を用いた場合における、除電光の光量とゴーストレベル
(電位)との関係を示す図である。なお、図10及び図
11は、帯電極性が正帯電の感光体及びコロナ帯電器を
用いた場合の結果(図8及び図9参照)と、帯電極性が
負帯電の感光体及びコロナ帯電器を用いた場合の結果と
を合わせて示している。
【0092】図10に示すように、電位むらについて
は、感光体及びコロナ帯電器の帯電極性によらずほぼ同
様の特性を示し、除電光の光量が画像露光の光量の5倍
〜10倍以上である時は、電位むらがほぼ従来レベル
(100%)の電位むらとなるが、除電光の光量を3倍
以下にすることで、電位むらを従来レベルと比較して2
0%以上改善できることがわかる。
【0093】更に、図11に示すように、ゴーストレベ
ルについては、感光体及びコロナ帯電器の帯電極性を負
帯電とすることによって、ゴーストレベルを全体的に改
善することができ、除電光の光量を画像露光の光量の
0.8倍とした時でも、従来のゴーストレベルを維持で
きることがわかった。
【0094】これらの結果より、コロナ帯電方式を用い
た場合には、感光体及びコロナ帯電器の帯電極性を負帯
電とし、除電光の光量を画像露光の光量の0.8倍〜3
倍とすることにより、ゴーストレべルを従来レべル以上
に維持することができるとともに、電位むらを従来レベ
ルと比較して20%以上改善できることがわかり、本発
明を完成するに至った。
【0095】次に、図15に示したコロナ帯電方式を用
いた電子写真装置ではなく、図16に示した接触帯電方
式を用いた電子写真装置を使用し、図8〜図11に示し
た実験と同様の実験を行った。その結果を図12及び図
13に示す。なお、接触帯電方式の帯電装置としては、
特開平09−120193号公報等で開示されているよ
うな、電圧を印加した帯電部材を感光体の表面に当接さ
せる装置を用いた。また、感光体及び帯電装置の帯電極
性を負極性とした。
【0096】図12は、除電光の光量と感光体の周方向
の電位むらとの関係を示す図であり、コロナ帯電方式を
用いた場合の結果(図10参照)と接触帯電方式を用い
た場合の結果とを合わせて示している。また、図13
は、除電光の光量とゴーストレベル(電位)との関係を
示す図であり、コロナ帯電方式を用いた場合の結果(図
11参照)と接触帯電方式を用いた場合の結果とを合わ
せて示している。
【0097】図12及び図13に示すように、接触帯電
方式を用いた場合には、コロナ帯電方式を用いた場合と
比較して、電位むらとゴーストレベルとの両方の特性に
有利に働くことがわかった。
【0098】更に、図12に示すように、除電光の光量
を画像露光の光量の5倍以下にすることで、電位むらを
従来レベルと比較して20%以上改善できることがわか
った。
【0099】また、図13に示すように、除電光の光量
を画像露光の光量の0.5倍とした時でも、従来のゴー
ストレベルを維持できることがわかった。
【0100】これらの結果より、接触帯電方式を用いた
場合には、感光体及び帯電装置の帯電極性を負帯電と
し、除電光の光量を画像露光の光量の0.5倍〜5倍と
することにより、ゴーストレべルを従来レべル以上に維
持することができるとともに、電位むらを従来レべルと
比較して20%以上改善できることがわかり、本発明を
完成するに至った。
【0101】上述したように、本発明においては、コロ
ナ帯電方式を用いた場合、感光体及び帯電装置における
帯電極性を負帯電とするとともに、除電光光量を画像露
光光量の0.8倍以上3倍以下とすることにより、ゴー
ストレべルを従来レべル以上に保ったまま、感光体の電
位むらを従来レべルと比較して20%以上改善すること
ができる。
【0102】また、接触帯電方式を用いた場合、感光体
及び帯電装置における帯電極性を負帯電とするととも
に、除電光光量を画像露光光量の0.5倍以上5倍以下
とすることにより、ゴーストレべルを従来レべル以上に
保ったまま、感光体の電位むらを従来レべルと比較して
20%以上改善することができる。
【0103】また、これらの効果を発揮するためには、
帯電手段であるコロナ帯電器或いは接触式の帯電装置内
を流れる電流値Ipと感光体の表面電位VdとのIp−
Vd特性が、所定の電流値Ipを閥値として該閾値以上
の領域と閾値以下の領域とで互いに異なるようにするこ
とが好ましい。
【0104】また、Ip−Vd特性が閾値以上の領域と
閾値以下の領域とで互いに異なるようにするためには、
図6及び図7から明らかなように、除電光の波長を61
0nm以上700nm以下とすることが好ましい。
【0105】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明は、これらにより何ら制限されるものではな
い。
【0106】(第1の実施例)図15に示した電子写真
装置と同様の構成のキヤノン製複写機GP605を、感
光体1501及び主帯電器1502の帯電極性が負帯電
となるように改造し、この装置を使用した。
【0107】また、感光体1501としてφ108m
m、負帯電のa−Si感光体を用い、また、主帯電器1
502としてコロナ帯電器をそのまま用いた。また、除
電光照射手段1507の光源には波長700nmのLE
Dをそのまま用い、また、画像露光手段1503の光源
には波長675nmのレーザー光をそのまま用いた。
【0108】本発明においては、画像露光の光量に対す
る除電光の光量比を、従来の電子写真装置(除電光の光
量比;5〜10倍)よりも少なくする必要がある。
【0109】このため、本実施例では、除電光照射手段
1507の光源として用いたLEDを点灯させるための
電圧を装置外から供給できるように上述した電子新装置
を更に改造し、LEDに印加する電圧を調整することに
よって、除電光の光量を画像露光の光量の0.8倍、2
倍、3倍に調節した。
【0110】本実施例では、べたハーフトーン画像をプ
リントアウトした画像について周方向の濃度むらの評価
を行うとともに、キヤノン製テストチヤート(FY9−
9040)をプリントアウトした画像についてゴースト
の評価を行い、更に、周方向の濃度むら及びゴーストの
評価結果に基づく総合評価を行った。その評価結果を表
1に示す。なお、表1においては、非常に良いものを
☆、良いものを○、従来と同等レベルのものを△、実用
上問題がある場合があるものを×として評価した。
【0111】(第1の比較例)本比較例では、第1の実
施例と同様の装置を使用し、LEDに印加する電圧を調
整することによって、除電光の光量を画像露光の光量の
0.5倍にして第1の実施例と同様の評価を行った。
【0112】また、装置内の電源によって除電光用のL
EDに電圧を印加した以外は、第1の実施例と全て同じ
条件で第1の実施例と同様の評価を行った。このとき、
除電光の光量は画像露光の光量の10倍であった。
【0113】また、第1の実施例で用いた装置に対して
全く改造を行っていない状態、即ち、感光体及びコロナ
帯電器の帯電極性が正帯電であり、除電光用のLEDに
対して装置内部の電源によって電圧を印加して第1の実
施例と同様の評価を行った。本比較例にて得られた評価
結果を第1の実施例の評価結果と合わせて表1に示す。
【0114】
【表1】
【0115】表1より明らかなように、コロナ帯電方式
を用いた場合には、除電光の光量を画像露光の光量の
0.8倍〜3倍とすることで、除電光の光量が上記範囲
外である場合の結果と比較して総合的に良い結果が得ら
れた。
【0116】(第2の実施例)第1の実施例にて用いた
電子写真装置を、図16に示した接触帯電方式を用いた
電子写真装置と同様の構成に改造し、この装置を使用し
た。
【0117】更に、除電光照射手段1507の光源を波
長610nmのLEDに改造し、また、画像露光手段1
503の光源を波長630nmのレーザー光に改造し
た。また、感光体1501として第1の実施例と同様の
負帯電のa−Si感光体を使用した。
【0118】帯電装置1601の具体例としては、導電
性磁性粉をマグネットに磁着させた帯電部材からなる帯
電装置や、帯電部材である導電性弾性ローラからなる帯
電装置や、帯電部材である導電性弾性ローラと感光体と
の間に導電性粒子を介在させた帯電装置等が挙げられる
が、中でも、導電性弾性ローラと感光体との間に導電性
粒子を介在させた帯電装置は、オゾンの発生がないため
に総合的に好ましい。
【0119】本実施例では、除電光照射手段1507の
光源として用いたLEDと感光体1501との間に光減
衰フイルターを挿入することによって、除電光の光量を
画像露光の光量の0.5倍、3倍、5倍に調節した。
【0120】本実施例の評価法としては、第1の実施例
と同様に、べたハーフトーン画像をプリントアウトした
画像について周方向の濃度むらの評価を行うとともに、
キヤノン製テストチヤート(FY9−9040)をプリ
ントアウトした画像についてゴーストの評価を行い、更
に、周方向の濃度むら及びゴーストの評価結果に基づく
総合評価を行った。その評価結果を表2に示す。なお、
表2においては、非常に良いものを☆、良いものを○、
従来と同等レベルのものを△、実用上問題がある場合が
あるものを×として評価した。
【0121】(第2の比較例)本比較例では、第2の実
施例と同様の装置を使用し、LEDと感光体1501と
の間に光減衰フイルターを挿入することによって、除電
光の光量を画像露光の光量の0.3倍にして第1の実施
例と同様の評価を行った。
【0122】また、光減衰フイルターを挿入しない状態
で第2の実施例と同様の評価を行った。このとき、除電
光の光量は画像露光の光量の10倍であった。本比較例
にて得られた評価結果を第2の実施例の評価結果と合わ
せて表2に示す。
【0123】
【表2】
【0124】表2より明らかなように、接触帯電方式を
用いた場合には、除電光の光量を画像露光の光量の0.
5倍〜5倍とすることで、除電光の光量が上記範囲外で
ある場合の結果と比較して総合的に良い結果が得られ
た。
【0125】また、LEDと感光体との間に光減衰フイ
ルターを挿入することにより除電光の光量を調整する構
成であっても、除電光の光量を画像露光の光量の0.5
倍〜5倍とすることで、除電光の光量が上記範囲外であ
る場合の結果と比較して総合的に良い結果が得られた。
【0126】(第3の実施例)第1の実施例にて用いた
電子写真装置を使用し、除電光照射手段1507の光源
を波長660nmのLEDに改造し、また、画像露光手
段1503の光源を波長655nmのレーザー光に改造
した。また、感光体1501として第1の実施例と同様
の負帯電のa−Si感光体を使用した。
【0127】本実施例では、除電光照射手段1507の
光源として用いるLEDアレイの単位長さあたりのLE
D素子数を変化させることによって、画像露光の光量に
対する除電光の光量比を調節した。 図14は、複数個
のLED素子からなるLEDアレイのLED素子の配列
を示す模式図であり、(a)は単位長あたりのLED素
子数が多いLEDアレイを示す図、(b)は単位長あた
りのLED素子数が少ないLEDアレイを示す図であ
る。
【0128】従来の電子写真装置では、除電光照射手段
1507の光源として一列状に配列された複数個のLE
D素子からなるLEDアレイが主に用いられているが、
このLEDアレイには、図14(a)に示すように、1
0cmあたりにLED素子が20個存存しており、比較
的密になっていた。
【0129】そこで、本実施例では、図14(b)に示
すように、LED素子の個数を少なくし、5個、9個、
12個とした場合の実施例について示す。それらのLE
Dを用いた場合における除電光の光量は、それぞれ、画像
露光の光量の1.2倍、1.8倍、2.9倍であった。
このような10cmあたりのLEDの素子数を少なく
したLEDを用いることにより、除電光の光量を少なく
するだけでなく、LEDのコストを安く出来るといった
新たなメリットを得る事が出来る。その反面、LEDの
素子数が少なくなると、素子の直下と素子と素子の間に
おける露光量の差が大きくなり、除電光光量の軸方向に
おける光量分布が大きくなるといった現象が発生するも
のと考えられる。このため、本実施例の評価法として
は、第1の実施例、及び、第2の実施例で行った評価に
加え、プリントアウト画像の軸方向濃度むらに関する評
価を行った。即ち、べたハーフトーン画像をプリントア
ウトした画像について周方向、及び、軸方向の濃度むら
の評価を行うとともに、キヤノン製テストチヤート(F
Y9−9040)をプリントアウトした画像についてゴ
ーストの評価を行い、更に、周方向、軸方向の濃度むら
とゴーストの評価結果、及び、コストダウン効果に基づ
く総合評価を行った。その評価結果を表3に示す。な
お、表3においては、非常に良いものを☆、良いものを
○、従来と同等レベルのものを△、実用上問題がある場
合があるものを×として評価した。
【0130】(第3の比較例)本比較例では、第3の実
施例と同様の装置を用い、単位長(10cm)あたりの
LED素子数を3個にし、それ以外は第3の実施例とま
ったく同じ条件にして第3の実施例と同様の評価を行っ
た。このLEDを用いた場合の除電光光量は、画像露光
光量の0.8倍であった。 また、単位長(10cm)
あたりのLED素子数を少なくしない状態、すなわち、
LEDの10cmあたりの素子数が20個のままの状態
で第3の実施例と同様の評価を行った。このとき、除電
光の光量は、画像露光の光量の10倍であった。更に、
このLEDを用い、LEDに印加する電圧を調整して、
除電光の光量を画像露光の2倍となるように調整した場
合においても同様の評価を行った。本比較例にて得られ
た評価結果を第3の実施例の評価結果と合わせて表3に
示す。
【0131】
【表3】
【0132】表3より明らかなように、コロナ帯電方式
を用いた場合には、LED素子の個数を少なくすること
により除電光の光量を調整する構成であっても、除電光
の光量を画像露光の光量の0.8倍〜3倍とすること
で、除電光の光量が上記範囲外である場合の結果と比較
して総合的に良い結果が得られた。しかしながら、単位
長さ(10cm)あたりのLED素子の個数を3個にす
ると、LEDの軸方向の光量分布によるものと思われる
濃度むらが発生し、実用上問題となる場合がある事がわ
かった。
【0133】(第4の実施例)本実施例では、第1の実
施例にて用いた電子写真装置を使用し、感光体1501
として第1の実施例と同様の負帯電のa−Si感光体を
使用した。
【0134】本実施例では、除電光照射手段1507の
光源として用いるLEDと感光体1501との間隔を広
げることによって、除電光の光量を画像露光の光量の
0.3倍、3倍、5倍に調節した。なお、除電光用のL
EDには装置内の電源によって電圧を印加した。
【0135】本実施例では、べたハーフトーン画像をプ
リントアウトした画像について周方向の濃度むらの評価
を行うとともに、キヤノン製テストチヤート(FY9−
9040)をプリントアウトした画像についてゴースト
の評価を行い、更に、周方向の濃度むら及びゴーストの
評価結果に基づく総合評価を行った。その評価結果を表
4に示す。なお、表4においては、非常に良いものを
☆、良いものを○、従来と同等レベルのものを△、実用
上問題がある場合があるものを×として評価した。
【0136】(第4の比較例)本比較例では、第4の実
施例と同様の装置を用い、除電光用のLEDと感光体1
501との間隔を広げることによって、除電光の光量を
画像露光の光量の0.3倍にして第4の実施例と同様の
評価を行った。
【0137】また、除電光用のLEDと感光体1501
との間隔を広げない状態で第4の実施例と同様の評価を
行った。このとき、除電光の光量は、画像露光の光量の
10倍であった。本比較例にて得られた評価結果を第4
の実施例の評価結果と合わせて表4に示す。
【0138】
【表4】
【0139】表4より明らかなように、接触帯電方式を
用いる場合には、LEDと感光体との間隔を広げること
により除電光の光量を調整する構成であっても、除電光
の光量を画像露光の光量の0.5倍〜5倍とすること
で、除電光の光量が上記範囲外である場合の結果と比較
して総合的に良い結果が得られた。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
帯電手段としてコロナ帯電器を使用する場合には、感光
体及び帯電手段における帯電極性が負帯電であり、除電
光の光量が画像露光の光量の0.8倍以上3倍以下とな
るように構成され、また、帯電手段として感光体に当接
する帯電部材を使用する場合には、感光体及び帯電手段
における帯電極性が負帯電であり、除電光の光量が画像
露光の光量の0.5倍以上5倍以下となるように構成さ
れているため、除電光照射に起因する感光体の電位むら
を、ゴーストレベルを維持したまま軽減することがで
き、これにより、出力画像における濃度むらを軽減し、
より高品質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コロナ帯電方式を用いた場合における、コロナ
帯電器を流れる電流Ipと感光体の表面電位VdとのI
p−Vd特性を示す図である。
【図2】コロナ帯電方式を用いた場合における、コロナ
帯電器を流れる電流Ipと感光体の表面電位VdとのI
p−Vd特性を示す図である。
【図3】コロナ帯電方式を用いた場合における、感光体
の周方向の電位むらを示す図である。
【図4】コロナ帯電方式を用いた場合における、除電光
の光源に印加する電圧を異ならせた時のコロナ帯電器を
流れる電流Ipと感光体の表面電位VdとのIp−Vd
特性を示す図である。
【図5】コロナ帯電方式を用いた場合における、除電光
の光源に印加する電圧を異ならせた時の感光体の周方向
の電位むらを示す図である。
【図6】コロナ帯電方式を用いた場合における、除電光
の波長を異ならせた時のコロナ帯電器を流れる電流Ip
と感光体の表面電位VdとのIp−Vd特性を示す図で
ある。
【図7】コロナ帯電方式を用いた場合における、除電光
の波長を異ならせた時の感光体の周方向の電位むらを示
す図である。
【図8】コロナ帯電方式を用いた場合における、除電光
の光量と感光体の周方向の電位むらとの関係を示す図で
ある。
【図9】コロナ帯電方式を用いた場合における、除電光
の光量とゴーストレベル(電位)との関係を示す図であ
る。
【図10】コロナ帯電方式を用いた場合における、除電
光の光量と感光体の周方向の電位むらとの関係を示す図
である。
【図11】コロナ帯電方式を用いた場合における、除電
光の光量とゴーストレベル(電位)との関係を示す図で
ある。
【図12】除電光の光量と感光体の周方向の電位むらと
の関係を示す図である。
【図13】除電光の光量とゴーストレベル(電位)との
関係を示す図である。
【図14】複数個のLED素子からなるLEDアレイの
LED素子の配列を示す模式図であり、(a)は単位長
あたりのLED素子数が多いLEDを示す図、(b)単
位長あたりのLED素子数が少ないLEDを示す図であ
る。
【図15】電子写真装置の一構成例を示す概略図であ
る。
【図16】電子写真装置の他の構成例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1501 感光体 1502 主帯電器 1503 画像露光手段 1504 現像器 1505 転写・分離帯電器 1506 クリーニング装置 1507 除電光照射手段 1508 定着装置 1509 クリーニングブレード 1601 帯電装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 邦正 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 唐木 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 河田 将也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H003 AA01 BB11 CC01 CC04 2H035 AA09 AA10 AB02 AB03 AZ09 2H068 DA17 DA23 DA37 2H076 CA09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アモルファスシリコンを主成分とする光
    導電層が形成された円筒形状の感光体と、コロナ帯電器
    を具備し、該コロナ帯電器により前記感光体の表面を帯
    電させる帯電手段と、前記感光体の表面に画像情報を担
    った光ビームを照射して画像露光を行うことにより前記
    感光体の表面に静電潜像を形成させる画像露光手段と、
    前記感光体の表面に形成された静電潜像に現像剤を付与
    することにより前記感光体の表面に現像剤像を形成させ
    る現像手段と、前記感光体の表面に形成された現像剤像
    を転写材上に転写させる転写手段と、前記転写手段を通
    過した後の前記感光体の表面に除電光を照射することに
    より前記感光体の表面の残留電位を除電する除電光照射
    手段とを有してなる電子写真装置において、 前記感光体及び前記帯電手段における帯電極性が負帯電
    であり、前記除電光照射手段における前記除電光の光量
    が前記画像露光の光量の0.8倍以上3倍以下であるこ
    とを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 アモルファスシリコンを主成分とする光
    導電層が形成された円筒形状の感光体と、帯電部材を具
    備し、該帯電部材を前記感光体に当接させた状態で該帯
    電部材に電圧を印加することにより前記感光体の表面を
    帯電させる帯電手段と、前記感光体の表面に画像情報を
    担った光ビームを照射して画像露光を行うことにより前
    記感光体の表面に静電潜像を形成させる画像露光手段
    と、前記感光体の表面に形成された静電潜像に現像剤を
    付与することにより前記感光体の表面に現像剤像を形成
    させる現像手段と、前記感光体の表面に形成された現像
    剤像を転写材上に転写させる転写手段と、前記転写手段
    を通過した後の前記感光体の表面に除電光を照射するこ
    とにより前記感光体の表面の残留電位を除電する除電光
    照射手段とを有してなる電子写真装置において、 前記感光体及び前記帯電手段における帯電極性が負帯電
    であり、前記除電光照射手段における前記除電光の光量
    が前記画像露光の光量の0.5倍以上5倍以下であるこ
    とを特徴とする電子写真装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電手段内を流れる電流値Ipと前
    記感光体の表面電位VdとのIp−Vd特性は、単調で
    はなく、所定の電流値Ipを境として、Ipに対するVd
    の変化率が2倍以上変化するような閾値を有する感光体
    を用いることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の電子写真装置。
  4. 【請求項4】 前記除電光の波長が610nm以上70
    0nm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか1項に記載の電子写真装置。
  5. 【請求項5】 前記除電光照射手段は、一列状に整列さ
    れて配設された複数個のLED素子からなるLEDアレ
    イを前記除電光の光源とし、10cmあたりのLED素
    子数が5個以上20個以下であることを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれか1項に記載の電子写真装置。
  6. 【請求項6】 前記画像露光手段は、画像パターンに対
    応して複数行、複数列の画素マトリクスの各画素ごとに
    レーザーまたはLEDを光源とする光ビームを照射して
    画像露光を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか1項に記載の電子写真装置。
  7. 【請求項7】 アモルファスシリコンを主成分とする光
    導電層が形成された円筒形状の感光体の表面を、コロナ
    帯電器に電圧を印加することにより帯電させる帯電工程
    と、前記感光体の表面に画像情報を担った光ビームを照
    射して画像露光を行うことにより前記感光体の表面に静
    電潜像を形成させる画像露光工程と、前記感光体の表面
    に形成された静電潜像に現像剤を付与することにより前
    記感光体の表面に現像剤像を形成させる現像工程と、前
    記感光体の表面に形成された現像剤像を転写材上に転写
    させる転写工程と、前記転写工程後の前記感光体の表面
    に除電光を照射することにより前記感光体の表面の残留
    電位を除電する除電光照射工程とを有してなる電子写真
    方法において、 前記帯電工程における帯電極性が負であり、前記除電光
    照射工程における前記除電光の光量が前記画像露光の光
    量の0.8倍以上3倍以下であることを特徴とする電子
    写真方法。
  8. 【請求項8】 前記コロナ帯電器内を流れる電流値Ip
    と前記感光体の表面電位VdとのIp−Vd特性は、単
    調ではなく、所定の電流値Ipを境として、Ipに対する
    Vdの変化率が2倍以上変化するような閾値を有する感
    光体を用いることを特徴とする請求項7に記載の電子写
    真方法。
  9. 【請求項9】 アモルファスシリコンを主成分とする光
    導電層が形成された円筒形状の感光体の表面を、該感光
    体に当接させた帯電部材に電圧を印加することにより帯
    電させる帯電工程と、前記感光体の表面に画像情報を担
    った光ビームを照射して画像露光を行うことにより前記
    感光体の表面に静電潜像を形成させる画像露光工程と、
    前記感光体の表面に形成された静電潜像に現像剤を付与
    することにより前記感光体の表面に現像剤像を形成させ
    る現像工程と、前記感光体の表面に形成された現像剤像
    を転写材上に転写させる転写工程と、前記転写工程後の
    前記感光体の表面に除電光を照射することにより前記感
    光体の表面の残留電位を除電する除電光照射工程とを有
    してなる電子写真方法において、 前記帯電工程における帯電極性が負であり、前記除電光
    照射工程における前記除電光の光量が前記画像露光の光
    量の0.5倍以上5倍以下であることを特徴とする電子
    写真方法。
  10. 【請求項10】 前記帯電部材内を流れる電流値Ipと
    前記感光体の表面電位VdとのIp−Vd特性は、単調
    ではなく、所定の電流値Ipを境として、Ipに対するV
    dの変化率が2倍以上変化するような閾値を有する感光
    体を用いることを特徴とする請求項9に記載の電子写真
    方法。
  11. 【請求項11】 前記除電光の波長が610nm以上7
    00nm以下であることを特徴とする請求項7乃至10
    のいずれか1項に記載の電子写真方法。
  12. 【請求項12】 前記除電光の光源が、一列状に整列さ
    れて配設された複数個のLED素子からなるLEDアレ
    イであり、10cmあたりのLED素子数が5個以上2
    0個以下であることを特徴とする請求項7乃至11のい
    ずれか1項に記載の電子写真方法。
  13. 【請求項13】 前記画像露光工程にて、画像パターン
    にしたがって複数行、複数列の画素マトリクスの各画素
    ごとにレーザーまたはLEDを光源とする光ビームを照
    射して画像露光を行うことを特徴とする請求項7乃至1
    2のいずれか1項に記載の電子写真方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009042738A (ja) * 2007-07-17 2009-02-26 Canon Inc 画像形成装置
JP2020012965A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、及び画像形成装置

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JP2009042738A (ja) * 2007-07-17 2009-02-26 Canon Inc 画像形成装置
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