JP2002072593A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002072593A
JP2002072593A JP2000268020A JP2000268020A JP2002072593A JP 2002072593 A JP2002072593 A JP 2002072593A JP 2000268020 A JP2000268020 A JP 2000268020A JP 2000268020 A JP2000268020 A JP 2000268020A JP 2002072593 A JP2002072593 A JP 2002072593A
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image forming
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absolute humidity
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JP2000268020A
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English (en)
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Yoshitaka Nagamori
由貴 長森
Yasuo Takayama
康夫 高山
Shigeo Ono
茂雄 大野
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した帯電装置を備え長期間にわたり均一
かつ安定した画質の画像が得られる画像形成装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 一次帯電装置2の電極2aに電圧を印加
する電源3と、転写装置6の電極6aに電圧を印加する
電源7と、装置内雰囲気の絶対湿度を検出する絶対湿度
検出部10と、絶対湿度検出部10により検出された絶
対湿度に応じて電源3,7による電極2a,6aへの印
加電圧を制御する印加電圧制御部13とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を利用した複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電潜像を利用してトナー像を形
成する電子写真プロセスを利用した画像形成装置、詳細
には、電子写真記録方式、静電記録方式、イオノグラフ
ィ方式、磁気記録方式などの間接転写型の画像形成装置
は、一般に次のような工程から構成されている。すなわ
ち、感光体ドラムなどの電荷受容体表面を帯電装置によ
り帯電させ、像露光することにより電荷受容体表面に静
電潜像を形成し、その静電潜像に現像剤を付着させるこ
とにより静電潜像を可視化して現像像を得、その現像像
を記録用紙などの記録媒体に転写し、定着するという一
連の画像形成サイクルによって記録媒体上に画像を形成
する。
【0003】転写工程で潜像担持体表面に残留した未転
写トナーはクリーニング工程によって除去され、次の画
像形成サイクルが開始される。また、カラー画像形成装
置の場合には、潜像担持体と記録媒体の間に中間転写体
を設け、複数の転写工程を行う方式の画像形成装置や、
潜像担持体上に複数のトナー像を形成し、被転写材上に
一括してトナー像を転写する方式の画像形成装置もあ
る。
【0004】このような方式の画像形成装置に用いられ
る帯電装置としては、従来、スコロトロンに代表される
ようなコロナ放電を利用した非接触型の帯電装置と、微
小ギャップでの放電を利用した帯電ロールなどによる接
触型の帯電装置とがある。
【0005】コロナ放電を利用した非接触型の帯電装置
は、シールドケース内に電荷受容体の表面と近接・隔離
させてワイヤを張架し、これに高電圧を印加してコロナ
放電を発生させ、電荷受容体に所定の電荷を付与するも
のである。この方式の帯電装置は、帯電均一性には優れ
ているものの、オゾン、NOxなどの放電生成物が大量
に発生するため、それらの放電生成物への対処が必要と
なり、装置の大型化、高コスト化を招きやすいという欠
点がある。また、空気中のごみやトナー、放電生成物、
フューザオイル等により電極ワイヤが汚れ、帯電が不均
一となって画像欠陥を生じる恐れもある。
【0006】そのため、最近では電荷受容体に帯電電極
を直接接触させて帯電する接触帯電方式が検討されてい
る。この接触帯電方式の帯電装置は、電荷受容体表面に
接触するように半導電性の部材を電極として配置し、そ
の電極に直流電圧を印加して接触部近傍の微小空隙で放
電を発生させることにより帯電を行うものである。この
方式の帯電装置に用いられる半導電性部材の形状として
は、ロール状やブラシ状の形状がが採用されることが多
い。
【0007】この方式の帯電装置では、コロナ放電を利
用していないためオゾンやNOxなどの放電生成物の発
生量が極めて低いため放電生成物への対処が不要となる
という利点をもつ。また、半導電性の電極が電荷受容体
に接触しているため、装置の小型・軽量化、省エネ化に
適しており、現在ではロール型、ブラシ型の接触帯電装
置を用いた画像形成装置が製品化されている。
【0008】このほか、クリーニングブレードに帯電機
能を兼用させた帯電装置や、フィルム状の帯電装置が提
案されるなど各種の接触帯電装置の実用化研究が進めら
れている。
【0009】しかし、この接触帯電装置は雰囲気温湿度
の変動によって帯電電位が影響を受けやすいという欠点
を有している。例えば、低温低湿雰囲気では帯電電極の
抵抗値が増加するため、帯電開始電圧の上昇および帯電
電流の減少によって帯電電位が低下してしまう。そのた
め、画像上には、かぶりなどの画質欠陥が発生すること
がある。一方、高温高湿雰囲気では帯電電極の抵抗値が
減少することによる帯電開始電圧の低下、および電極表
面の吸着水による直接荷電電流の発生に伴い帯電電流が
増加するため、帯電電位が上昇しやすくなる。そのた
め、画像上は濃度が低下しやすくなってしまう。また、
電圧の印加方式として直流電圧を印加する代わりに交流
電圧を重畳した直流電圧を印加する方法もあるが、やは
り同様の問題が発生してしまう。
【0010】このような問題を回避するため、印加電圧
や電流値を検出しそれらの検出値に応じて電源の出力電
圧を制御する方法などが検討されている。例えば、特開
平6−3932号公報には、帯電電極に交流電圧を重畳
した直流電圧を印加する方式の接触帯電装置において、
直流電圧もしくは交流電圧を検知しそれらの検出値に応
じて電源の出力電圧を制御するという方法が開示されて
いる。
【0011】また、特開平5−72871号公報には、
帯電装置周辺の雰囲気を一定に保つために加湿手段を設
ける方法が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−3932号公報や特開平5−72871号公報に開
示された帯電装置には以下に示すような問題点がある。
【0013】特開平6−3932号公報に開示された方
法では、実際に画像形成中に電流値を検出して電源の出
力電圧を制御しようとしても、他の技術要因が外乱とな
って正確な電流値を検出することができない。従って、
電流値で出力電圧を制御するのは非画像形成時に限られ
るが、非画像形成時に放電させることは電荷受容体に対
して負荷となってしまい電荷受容体の寿命を低下させて
しまうという問題がある。一方、電圧値を検知する場合
は画像形成時に平行して制御を行うことも可能である
が、放電による電荷受容体の劣化を避けることができな
い。
【0014】また、特開平5−72871号公報に開示
された方法では、加湿手段を設けているため装置が大型
化しやすいという欠点を持つ。従って、プリンタ、ファ
クシミリなど画像形成装置の小型化が要求される機種に
採用することは難しい。しかし、実際には小さい装置ほ
ど雰囲気の変化を受けやすい場所に設置されることが多
いため、このような小型機にも適応可能な手法が必要で
ある。さらには、水を使って加湿を行うため、水の補給
などといった日常のメンテナンスも必要になり、殺菌、
水垢の除去などの処理も必要になってくるため、コスト
アップや信頼性の低下などさまざまな問題を派生しやす
い。
【0015】本発明は、上記事情に鑑み、安定した帯電
装置を備え長期間にわたり均一かつ安定した画質の画像
が得られる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成装置は、電荷受容体に接触もしくは近接す
るように配置される電極と、その電極に電圧を印加する
電圧印加手段とを有する電荷作用部を備え、その電荷作
用部により電荷作用を受けるプロセスを経て画像を形成
する画像形成装置において、装置内雰囲気の絶対湿度を
検出する絶対湿度検出手段と、上記絶対湿度検出手段に
より検出された絶対湿度に応じて上記電圧印加手段によ
る上記電極への印加電圧を制御する印加電圧制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0017】ここで、上記絶対湿度検出手段が、装置内
雰囲気の温湿度を検出する温湿度検出手段と、その温湿
度検出手段により検出された温湿度を絶対湿度に変換す
る絶対湿度変換手段とを備えてなるものであってもよ
い。
【0018】また、この画像形成装置が、一次帯電を受
け、さらに画像情報に基づく露光光の照射を受けること
により静電潜像が形成される感光体を備え、その感光体
上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を
形成しそのトナー像を、最終的に、所定の記録媒体に転
写し定着させてその記録媒体上に画像を形成する画像形
成装置であって、上記電荷作用部が、上記感光体を電荷
受容体としその感光体を一次帯電する帯電装置であって
もよい。
【0019】また、この画像形成装置が、所定の像担持
体上にトナー像を形成しそのトナー像を被転写体上に転
写するプロセスを経てそのトナー像が定着されてなる画
像を形成する画像形成装置であって、上記電荷作用部
が、上記像担持体あるいは被転写体を電荷受容体とし、
その像担持体上のトナー像をその被転写体に転写する転
写装置であってもよい。
【0020】また、この画像形成装置が、帯電を受けた
像担持体上にトナー像を形成しそのトナー像を、最終的
に、所定の記録媒体上に転写および定着することにより
その記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する
画像形成装置であって、上記電荷作用部が、転写後の像
担持体に残存する電荷を除去する除電装置であってもよ
い。
【0021】さらに、この画像形成装置が、一次帯電さ
れた感光体上に画像情報に基づく露光光を照射する露光
装置を備え、その露光装置による露光によりその感光体
上に静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーで現像し
てトナー像を形成し、そのトナー像を、最終的に、所定
の記録媒体上に転写および定着することによりその記録
媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成
装置であって、上記絶対湿度検出手段により検出された
絶対湿度に応じて上記露光装置による露光光の光量を制
御する露光光量制御手段を備えたものであってもよい。
【0022】また、この画像形成装置が、所定の静電潜
像担持体に形成される静電潜像を、その静電潜像担持体
との間に所定の現像バイアスを作用させることによりト
ナーで現像してトナー像を形成する現像装置を備え、そ
の現像装置により形成されたトナー像を、最終的に、所
定の記録媒体上に転写および定着することによりその記
録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形
成装置であって、上記絶対湿度検出手段により検出され
た絶対湿度に応じて上記現像バイアスのレベルを制御す
る現像バイアス制御手段を備えたものであってもよい。
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【0023】さらに、相互に異なる複数の電荷受容体に
電荷を作用させる複数の電荷作用部を備え、上記印加電
圧制御手段は、これら複数の電荷作用部のうちの少なく
とも1つの電荷作用部に関し、上記印加電圧制御手段に
よる上記電極への印加電圧を制御するものであることも
好ましい態様の一つである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0025】図1は、本発明の第1の実施形態の画像形
成装置の概略構成図である。
【0026】図1に示すように、この画像形成装置は、
一次帯電を受け、次に画像情報に基づく露光光の照射を
受けることにより表面に静電潜像が形成される感光体1
と、感光体1を電荷受容体として感光体1を一次帯電す
る一次帯電装置2と、一次帯電装置2の電極2aに電圧
を印加する電源3と、一次帯電された感光体1上に画像
情報に基づく露光光を照射して静電潜像を形成する露光
装置4と、露光装置4の露光光量を制御する露光光量制
御部14と、感光体1上に形成された静電潜像をトナー
で現像してトナー像を形成する現像装置5と、現像装置
5に作用させる現像バイアスのレベルを制御する現像バ
イアス制御部15と、記録媒体Pを電荷受容体とし感光
体1上のトナー像を記録媒体Pに転写する転写装置6
と、記録媒体Pに転写されたトナー像を定着する定着装
置18と、転写後の感光体1上に残留するトナーを除去
するクリーニング装置8と、転写後の感光体1に残存す
る電荷を除去する除電ランプ9と、装置内雰囲気の絶対
湿度を検出する絶対湿度検出部10と、絶対湿度検出部
10により検出された絶対湿度に応じて電源3による電
極2aへの印加電圧を制御する印加電圧制御部13と、
記録媒体Pを案内するペーパーガイド17と、転写装置
6の電極6aに電圧を印加する電源13と、記録媒体P
を収納する用紙カセット16とを備えている。
【0027】絶対湿度検出部10は、本実施形態では、
装置内雰囲気の温湿度を検出する温湿度センサ11と、
温湿度センサ11により検出された温湿度を絶対湿度に
変換する絶対湿度変換部12とからなるものとして構成
されているが、必ずしもこの構成に限られるものではな
く、装置内雰囲気の絶対湿度をセンサで直接検出するも
のであってもよい。
【0028】なお、本実施形態における感光体1は、本
発明にいう電荷受容体に相当するものであり、本実施形
態における一次帯電装置2および転写装置6は、本発明
にいう電荷作用部に相当するものであり、本実施形態に
おける電源3,7は、本発明にいう電圧印加手段に相当
するものであり、本実施形態における印加電圧制御部1
3は、本発明にいう印加電圧制御手段に相当するもので
あり、本実施形態における絶対湿度検出部10は、本発
明にいう絶対湿度検出手段に相当するものであり、本実
施形態における温湿度センサ11は、本発明にいう温湿
度検出手段に相当するものであり、本実施形態における
絶対湿度変換部12は、本発明にいう絶対湿度変換手段
に相当するものであり、本実施形態における露光光量制
御部14は、本発明にいう露光光量制御手段に相当する
ものであり、本実施形態における現像バイアス制御部1
5は、本発明にいう現像バイアス制御手段に相当するも
のである。
【0029】次に、この画像形成装置の動作について説
明する。
【0030】矢印A方向に回転する感光体1が、感光体
1を電荷受容体としてこれを一次帯電する一次帯電装置
2により所定の電位に一様に一次帯電された後、露光装
置4によって画像情報に対応したレーザの露光光が照射
され、感光体1の表面に静電潜像が形成される。この静
電潜像は、現像装置5によりトナーで現像されて可視化
され感光体1上にトナー像が形成される。トナー像が感
光体1の回転に伴い転写装置6に搬送されるタイミング
に合わせて、記録媒体Pが用紙カセット16からペーパ
ーガイド17に案内されて感光体1と転写装置6との間
に搬送され、転写装置6により感光体1上のトナー像が
記録媒体P上に転写される。
【0031】記録媒体P上に転写されたトナー像は定着
装置18で定着され、記録媒体P上にプリント像が形成
される。一方、転写工程後の感光体1上に残留した未転
写トナーがクリーニング装置8により清掃され、感光体
1表面に残留した電荷が除電ランプ9により除電された
後、感光体1は再び一次帯電装置2による一次帯電工程
から始まる次の画像形成サイクルに移行する。
【0032】本実施形態では、感光体1は、アルミニウ
ムなどの導電性基体層とその上に形成された光導電層か
らなっており、支軸を中心にして矢印A方向に所定の周
速度(プロセススピード)で回転駆動される。
【0033】一次帯電装置2には、中心の芯金2bとそ
の外周に形成された半導電層からなるゴムローラ状の半
導電性の電極2aを用いている。一次帯電装置2の芯金
2bの両端部は、図示しない軸受部材によって回転自在
に支持されている。一次帯電装置2は図示しない抑圧手
段によって感光体1に所定の抑圧力で接触しながら感光
体1に従動回転する。この一次帯電装置2の芯金2bに
は電源3から所定の電圧が印加されており、半導電性の
電極2aにより感光体1の表面は一様に一次帯電され
る。
【0034】なお、上記一次帯電工程において、一次帯
電装置2に印加される電圧は、約−900Vの直流電
圧、または−350Vの直流成分にピーク間電圧150
0Vの交流成分を重畳した電圧が設定されており、これ
により、感光体1の表面電位はほぼ−350Vに帯電さ
れる。
【0035】上記の半導電性の電極2aは、帯電装置、
転写装置、除電装置などの帯電電極としての機能を有す
るものであり、いずれの装置においてもほぼ同様の作用
を行うものであるので、以下では、主として帯電装置に
ついて説明を行い、それ以外の装置に関しては帯電装置
と異なる点についてのみ記述するものとする。
【0036】電極2aの材料としては、半導電性を有す
るものであればどのようなものでもよく、例えば、ポリ
エステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリカーボネー
ト、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリフッ化ビニリ
デン、ポリイミド、PEN,PEK,PES,PPS,
PFA,PVdF,ETFE,CTFE等の樹脂、もし
くはシリコンゴム、EPDM、エチレンプロピレンゴ
ム、ブチルゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、ニトリ
ルゴム等の合成ゴムにカーボンブラックや金属粉末、金
属酸化物等の導電性の粉末を混入したものを使用するこ
とができる。また、エピクロルヒドリンゴム、クロロプ
レンゴム、EPDMゴム等の有極性ゴムや、酸化チタ
ン、アモルファスシリコン等の半導電性の無機材料を絶
縁体の基体上に薄膜もしくは厚膜蒸着して形成したもの
でもよい。ただし、有極性ゴムなどは付着力が高く、表
面粗さも粗いため、低付着材料等で表面をコーティング
するといった工夫を施すことによってより一層均一な帯
電電位を得ることができる。また、薄膜もしくは厚膜蒸
着した場合は、硬度が大きいため、電荷受容体への接触
状態などに注意する必要がある。硬度は高いが精度よく
作成することができる金属円筒等を用いるには、絶縁破
壊を防止するためその表面に上記の各種材料を塗布、も
しくは蒸着する必要があり、同様に電荷受容体への接触
状態などに注意する必要がある。
【0037】このとき、好ましい体積抵抗率となるよう
に導電性粒子の混入量を調整する必要がある。体積抵抗
率が102Ω・cm以下では火花放電が発生しやすく、
101 1Ω・cm以上ではドット状の帯電不良を起こしや
すいので、103Ω・cm〜1010Ω・cmの範囲で使
用することが望ましい。特に、体積抵抗率104Ω・c
m〜107Ω・cmの範囲では、帯電装置に印加する帯
電電圧を比較的低く設定することが可能である上、プロ
セススピードが150mm/sec以上の高速機で使用
する場合には、電位変動を小さく抑えることが可能にな
るので好ましい。
【0038】電極に印加する帯電電圧は、直流電圧、あ
るいは直流電圧に帯電開始電圧の2倍以上の交流電圧を
重畳した電圧のいずれでもよい。しかし、直流電圧に交
流電圧を重畳した電圧を用いた場合は、電荷受容体およ
び帯電装置表面の表面エネルギーを上昇させ、さらには
電荷受容体に対して悪影響を及ぼすことがあるので、直
流電圧を用いることが望ましい。
【0039】半導電性の電極は電荷受容体に対して接触
もしくは近接するように配置される。電極の形状として
はゴム、ゴムロール、ブラシ、ブラシロール、絶縁性ロ
ール上に半導電性材料を蒸着したもの、金属等を用いた
ロール、可撓性のフィルムからなるチューブ、ブレード
など、電荷受容体に接触もしくは近接させて配置するこ
とが可能な形状であれば、どのようなものでもよい。た
だし、汚れ付着や電荷受容体の摩耗、損傷などの2次障
害を防止するという観点からは、軽接触させることので
きるフィルムチューブのような薄膜状の電極が特に好ま
しい。フィルムチューブなどの薄膜状の電極を用いる場
合は、そのフィルムの厚さとしては10μm〜1mm程
度のものが好適に用いられる。フィルムの最適な厚さ
は、上述のバインダー材料として何を選択するかや、静
電吸引力により回転が停止してしまう条件(主として重
さ)などによっても異なるが、電荷受容体に対して柔ら
かく当たる方が好ましいので、薄い程よいといえる。し
かし、あまり薄過ぎると耐久性が低下してしまうため、
厚さのおおよその目安としては、真直度や同軸度とヤン
グ率を組み合せてその指標にするとよい。
【0040】本実施形態では、ヤング率が500kg/
cm2〜30000kg/cm2となるように成形された
電極が好適に用いられる。特に電荷受容体に対して低ス
トレスであることが要求される場合には、23000k
g/cm2以下であることが望ましい。また、電荷受容
体に対して非接触に設置する場合は、ヤング率が500
kg/cm2〜10000kg/cm2となるように成形
された柔らかい電極では、真直度は2mm以下であれば
好適に用いることができる。ヤング率が10000kg
/cm2以上の比較的硬い電極では、要求される帯電均
一性や電荷受容体の真直度によっても異なるが、真直度
は1mm以下、好ましくは0.5mm以下にするとよ
い。ただし、ヤング率は、同じ材料の場合、厚さを変え
ても一定の物理量であるが、実際の硬度という観点で
は、同じ材料の場合、薄いほど柔らかくなる。従って、
上記の目安を参考に、ヤング率が大きい場合には薄くす
ることによって柔軟性を引き出すことができ、ヤング率
が小さい場合には厚くすることによって耐久性を向上さ
せることができる。
【0041】半導電性の電極に帯電電圧を供給する方法
としては、ロールなどの場合は芯金から供給するように
してもよく、電極の外周面に接触する給電電極を設け、
その給電電極から供給するようにしてもよい。電極の形
状がロール状以外の形状であれば、支持部材から給電す
る方法が一般的である。この時、電荷受容体の長手方向
の端部からのみ給電すると帯電電極の抵抗値によっては
中心部での電圧降下により不均一な帯電となってしまう
ため、長手方向に対して一様に給電する方が好ましい。
【0042】また、電極の表面に給電電極を接触させて
電圧を供給することも可能である。半導電性の電極に帯
電電圧を供給する給電電極の材料としては、導電性を有
するものであればどのようなものでもよく、例えばポリ
エステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリカーボネー
ト、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリフッ化ビニリ
デン、ポリイミド、PEN,PEK,PES,PPS,
PFA,PVdF,ETFE,CTFE等の樹脂、もし
くはシリコンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴ
ム、アクリルゴム、ウレタンゴム、ニトリルゴム等の合
成ゴムにカーボンブラックや金属粉末等の導電性の粉末
を混入したものを使用することができる。また、エピク
ロルヒドリンゴム、クロロプレンゴム、EPDMゴム等
の有極性ゴムや、アモルファスシリコン等の半導電性の
無機材料を、絶縁体の基体上に薄膜もしくは厚膜蒸着し
て形成したものでもよい。ただし、有極性ゴムなどは付
着力が高いため、低付着材料等で表面をコーティングす
るなどの工夫が必要である。さらに、上記のような高分
子材料に限らず、例えば、SUS、アルミニウム、黄銅
等の金属、水、アルコール、液体金属等の導電性液体等
も使用することができる。ただし、導電性液体を使用す
る場合は、液体が帯電電極等に付着・飛散したり、蒸発
するのを防止するための機構が必要である。
【0043】給電電極の形状は、電極表面もしくは裏面
に接触することが可能であればどのような形状でもよ
く、例えば、スポンジ、繊維、フェルト、ゴム、不織
布、フォーム、ブラシ、ウエブ、ブレード、パドル、ゲ
ル、樹脂、金属などからなるブロック体やロール等の回
転体、もしくは往復運動をする刷毛状の部材などが好適
に用いられる。ただし、帯電装置の形状によっては、接
触部の圧力が小さいほうが望ましい場合があり、ブラ
シ、フェルト、不織布、スポンジ、ロールなどが好適に
用いられる。
【0044】給電電極の抵抗値としては、基本的には電
極の抵抗値よりも小さければ十分にその機能を果たすこ
とができる。しかし、雰囲気変化や経時変化による抵抗
値の変動を考慮すると、より安定した給電を行うために
は抵抗値はできるだけ小さい方がよい。本実施形態では
給電電極の抵抗値を103Ω・cm以下に調整すること
により最も安定した結果が得られているが、特にこの範
囲に限られるものではない。
【0045】本発明の画像形成装置が適用される装置と
しては、感光体クリーニング装置が備えられている白黒
またはカラーの複写機やプリンタなどが好適である。ま
た、感光体クリーニング装置が備えられていないクリー
ナレス画像形成装置、もしくは、擬似的なクリーニング
装置が備えられている擬似クリーナレス画像形成装置に
対しても好適に用いることが可能である。
【0046】図2は、第1の実施形態の画像形成装置の
電荷受容体の電気特性の試験装置を示す図である。
【0047】図2に示す試験装置は、矢印A方向に回転
するドラム状の感光体からなる電荷受容体21と、電荷
受容体21に接触もしくは近接するように配置された電
極22と、電極22の支持部22aに直流の電圧を印加
する直流電源23と、電荷受容体21の回転方向下流側
に配置された、電荷受容体21の表面電位を検知する表
面電位センサ24と、表面電位センサ24に接続された
表面電位計25と、電荷受容体21の表面電荷を除電す
る除電ランプ26とを有している。
【0048】直流電源23は、出力電圧を任意に変える
ことができるようになっており、印加電圧の増減にとも
なって変化する電荷受容体21の表面電位を、表面電位
計25で測定することができる。
【0049】なお、本実施形態における直流電源23
は、本発明にいう電圧印加手段に相当するものである。
【0050】図3は、図2に示す試験装置を用いて温度
22℃55%RHの雰囲気で行った帯電テストの結果を
示すグラフである。
【0051】図3に示すように、このグラフは、電荷受
容体21に、直流電源23から0V〜−2000Vの直
流電圧を印加した時の電荷受容体21の表面電位の変化
を示している。帯電テストの結果、電荷受容体21の表
面電位は直流電圧が約−550Vを超えるまでは0Vで
あり、直流電圧約−550Vを超えると急激に上昇しは
じめ、印加電圧−1000Vでは約−450V、印加電
圧−2000Vでは約−1450Vに達することが確認
された。このテストの間、一次帯電装置21による異常
放電の発生は見られなかった。22℃55%RHという
雰囲気は一般的なオフィスの環境と同じであることか
ら、以降の説明ではこの温湿度を標準値として説明す
る。
【0052】図4は、図2に示す試験装置を用い、雰囲
気の温湿度を変化させたときの帯電テストの結果を示す
グラフである。
【0053】図4に示すように、実線で描かれた10℃
30%RHの低温低湿雰囲気下における帯電特性は、破
線で描かれた28℃85%の高温高湿雰囲気下における
帯電特性に比較して低い感光体表面電位を示しており、
例えば、−1000Vの電圧を印加したときの感光体表
面電位が10℃30%RHで−395Vであるのに対し
て、28℃85%RHでは−450Vであり、55Vの
電位差があることがわかる。なお、このときのプロセス
スピードは90mm/secに設定している。
【0054】図3に示したように、28℃85%RHの
ときの表面電位は−450Vであり、22℃55%R
H、印加電圧−1000Vの標準値とほぼ同じレベルと
なり、10℃30%RHの表面電位が標準値よりも低く
なってしまっていると考えられる。従って、低温低湿時
に印加電圧を上昇させるように制御し、高温高湿時には
印加電圧を低下させれるように制御すれば常に安定した
帯電電位を得ることができることがわかる。
【0055】次に、印加電圧の制御方法について説明す
る。
【0056】図5は、温度と絶対湿度との関係を表すグ
ラフである。
【0057】図5に示すように、相対湿度および温度に
よって絶対湿度を求めることができる。例えば、絶対湿
度が3g/m3のとき、温度と相対湿度の組合わせとし
ては、10℃30%RHの組合わせ、18℃15%RH
の組合わせ、30℃10%RHの組合わせなどがある。
すなわち温度に対する絶対湿度の変化は相対湿度によっ
て異なっており、ある絶対湿度に対応する温度と相対湿
度の組合わせは多数存在することがわかる。そこで、絶
対湿度が3g/m3、8g/m3、13g/m3、21g
/m3、32g/m3近傍になるような雰囲気をそれぞれ
1〜3種類選び、同一絶対湿度内での帯電特性を比較す
る。
【0058】例えば、絶対湿度が3g/m3近傍になる
ような雰囲気を10℃30%RHの組合わせC1、およ
び18℃15%RHの組合わせC2、絶対湿度が8g/
3近傍になるような雰囲気を10℃85%RHの組合
わせC3、18℃55%RHの組合わせC4、26℃3
0%RHの組合わせC5、…のように選ぶ。
【0059】図5に示した○印で囲まれた温度と相対湿
度の各組合わせについて、絶対湿度を一定として組合わ
せを種々変化させたときの帯電特性測定結果を次に示
す。
【0060】図6は、絶対湿度を一定とした場合の温度
と相対湿度との各組合わせにおける帯電特性を示すグラ
フである。
【0061】図6には、絶対湿度が3g/m3、8g/
3、38g/m3における温度と相対湿度との各組合わ
せについて、印加電圧と感光体表面電位との関係が示さ
れている。このように、温度と相対湿度の組合わせを変
えても、絶対湿度が等しければ、ほぼ同一の帯電特性を
示すことがわかる。
【0062】図4に示した結果では、−1000Vの電
圧を印加したときの感光体表面電位は、10℃30%R
Hで−395Vであるのに対して、28℃85%RHで
は−450Vであり、55Vの電位差があるが、図6に
示す結果では、例えば、図6(a)に示す3g/m3
は、破線の10℃30%RHと実線の18℃15%RH
とでは5V以内の電位差に収まっており、図6(b)に
示す8g/m3および、図6(c)に示す38g/m3
は、温度と相対湿度との各組合わせ間の差は図面上に示
すことができないほど小さい電位差に収まっている。
【0063】従って、絶対湿度で印加電圧を制御するこ
とによって、雰囲気変動による電位の変動を5V以内に
抑えられていることがわかる。
【0064】次に、絶対湿度と表面電位との関係につい
て説明する。
【0065】図7は、絶対湿度と表面電位との関係を示
すグラフである。
【0066】図7に示すように、絶対湿度が8g/m3
以上の領域では、絶対湿度と表面電位との間に、 表面電位=a×(絶対湿度)+b … (1) という関係が成立していると見なすことができる。
【0067】本実施形態では、上記(1)式の係数a,
bの値として、a=−0.89,b=−280なる値が
得られている。
【0068】従って、上記(1)式に絶対湿度を代入す
ることにより表面電位が求められるので、求められた電
位に基づき帯電装置の印加電圧を制御することができ
る。
【0069】なお、上記の係数a,bの値は所望の表面
電位、帯電電極の材料およびその抵抗値などによって変
化する値であるため、使用する帯電電極の抵抗値などが
大きく異なる場合は、図6に示した帯電特性を測定しそ
れに基づいて係数a,bの値を求めることが好ましい。
【0070】本実施形態において、数種の抵抗値となる
ように調整された帯電電極を用いて帯電特性を測定した
結果、所望の表面電位を−300Vとしたとき、−0.
9≦a≦−0.8、−300≦b≦−280であった
が、この値に限られるわけではない。
【0071】なお、絶対湿度が8g/m3以下の領域で
は、上記(1)式には当てはまらないので、図7のグラ
フに従って制御することが好ましい。
【0072】図8は、第1の実施形態の画像形成装置に
おける制御シーケンスの1例である。
【0073】なお、図8の例は、2枚連続してプリント
を行う際の制御シーケンスである。
【0074】図8に示すように、スタンバイ状態から印
刷開始の信号が入力されると、図1に示した画像形成装
置において感光体1が回転を開始する。それと同時に除
電ランプ9が点灯して感光体1表面の電位が感光体1の
1周に相当する分だけ除電され、それとともに区間aに
おいて、絶対湿度検出部10(図1参照)により装置内
雰囲気の絶対湿度が検出される。感光体1が2回転目に
入ると同時に一次帯電装置2に対する印加電圧が電源3
より印加されるが、先ず区間b1で測定した絶対湿度に
応じた印加電圧を決定し、電源3の出力を制御する。続
いて、区間c1で制御された電源3の電圧が一次帯電装
置2の電極2aに印加され、一次帯電装置2の帯電面が
露光直下に入った直後から感光体1上に像露光されるこ
とにより感光体1上に静電潜像が形成される。続いて現
像装置5および転写装置6の電源がオンされて1枚目の
プリントが作成される。そのとき一次帯電装置2は区間
b2に入ったところで再び装置内雰囲気の絶対湿度の測
定が行われ、その測定結果に基づいて電源3への印加電
圧を決定し、電源3の出力が制御される。
【0075】次いで、区間c2において区間c1におけ
ると同様の処理がなされ、一次帯電装置2、現像装置
5、転写装置6の順にそれぞれの電源がオフされ、感光
体1の表面を除電ランプ9で除電してから除電ランプ9
の電源がオフされ、感光体1の回転が停止し、スタンバ
イ状態に戻る。
【0076】このような制御シーケンスによるプリント
像形成を続けて本実施形態の画像形成装置の信頼性テス
トを行った。
【0077】装置内雰囲気としては、温度を10℃、1
5℃、20℃、26℃、34℃の5水準、湿度を15%
RH、30%RH、55%RH、70%RH、85%の
5水準、計25種類の組合わせについてプリントテスト
を行った。その結果、いずれの雰囲気下においても常に
一定の帯電電位が得られ、その結果、かぶりや濃度低下
などの画像欠陥も発生しなかった。また、耐久性試験と
して雰囲気を適宜変化させながら、A4用紙を1000
枚プリントしてみたが、初期サンプルから最終サンプル
までほぼ一定した画質の画像を得ることができた。以上
のことから、本発明による絶対湿度に応じて帯電装置へ
の印加電圧を制御することが極めて有効であることが実
証された。
【0078】なお、図8に示した制御シーケンスでは、
1サイクルごとに印加電圧の制御を行っているが、本発
明の画像形成装置はこの方式に限られるものではない。
10サイクルごと、100サイクルごと、もしくは1時
間ごと、5時間ごとの頻度で印加電圧を制御してもよ
い。
【0079】また、絶対湿度検出手段に、所定の閾値を
設定しておき、絶対湿度検出手段の検出値が閾値より大
きくなったり、あるいは小さくなったりした時のみ印加
電圧の制御を行うようにしてもよい。
【0080】また、本実施形態の画像形成装置では、感
光体の非画像領域で放電を行う必要がないため、制御の
ための過剰な放電による感光体の劣化を避けることが可
能であり、感光体のダメージを軽減することができると
いう効果も有している。
【0081】以上の効果は、帯電装置が電荷受容体に対
して回転している帯電装置だけでなく、帯電装置が電荷
受容体に対して相対的に停止しているような構成の画像
形成装置の場合にも得ることができる。特に、このよう
な固定型の帯電装置では、感光体との摩擦が増えるため
低温低湿下での摩擦帯電量、高温高湿下での直接荷電電
流量も増加する傾向があるので、本実施形態による帯電
電位制御が極めて有効に機能する。
【0082】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0083】第2の実施形態では、図8に示した制御シ
ーケンスにおけると同様の制御信号を現像装置、転写装
置、除電装置、露光装置それぞれに送り、それぞれの装
置を制御する試験を行った。
【0084】先ず、現像装置への適用例について説明す
る。
【0085】、図8に示した制御シーケンスの区間b1
において、帯電電位が低下していると判断された場合に
は、図1に示した現像装置5に印加される現像バイアス
を減少することにより、かぶりの発生を防止することが
できる。また、区間b1において、帯電電位が上昇して
いると判断された場合には、現像バイアスを増加するこ
とにより画像濃度の低下を防止することができる。
【0086】このような現像装置と制御シーケンスを用
いてプリント像を形成し、本実施形態の画像形成装置の
信頼性テストを行った結果、10℃15%RH〜34℃
85%の雰囲気下においても常に一定の帯電電位が得ら
れ、その結果、かぶりや濃度低下などの画像欠陥も発生
しなかった。また、耐久性試験として雰囲気を適宜変化
させながら、A4を1000枚プリントしたが、初期サ
ンプルから最終サンプルまでほぼ一定した画像を得るこ
とができた。以上のことから、図1に示した絶対湿度検
出部10により検出された絶対湿度に応じて、現像バイ
アス制御部15により行われる、現像装置5の現像バイ
アスレベルを制御する印加電圧制御が有効であることが
わかる。
【0087】次に、露光装置に対する適用例について説
明する。
【0088】図8に示した制御シーケンスの区間b1に
おいて、帯電電位が低下していると判断された場合は、
図1に示した露光装置4の露光量を減少することによ
り、かぶりの発生を防止することができる。また、区間
b1において、帯電電位が上昇していると判断された場
合には、露光量を増加することにより画像濃度の低下を
防止することができる。
【0089】このような露光装置と制御シーケンスを用
いてプリント像を形成し、本実施形態の画像形成装置の
信頼性テストを行った結果、10℃15%RH〜34℃
85%の雰囲気下においても常に一定の帯電電位が得ら
れ、その結果、かぶりや濃度低下などの画像欠陥も発生
しなかった。また、耐久性試験として雰囲気を適宜変化
させながら、A4を1000枚プリントしたが、初期サ
ンプルから最終サンプルまでほぼ一定した画像を得るこ
とができた。以上のことから、図1に示した絶対湿度検
出部10により検出された絶対湿度に応じて、露光光量
制御部14により行われる、露光装置4の露光光の光量
制御が有効であることがわかる。
【0090】次に、転写装置に対する適用例について説
明する。
【0091】図8に示した制御シーケンスの区間b1に
おいて、帯電電位が低下していると判断された場合は、
図1に示した画像形成装置の各装置に印加される電圧を
上昇させると同時に、転写装置6の転写電圧も上昇させ
ることにより、かぶりを防止することができる。また、
区間b1において、帯電電位が上昇していると判断され
た場合には、電圧を低下させることにより画像濃度の低
下を防止することができる。
【0092】このような転写装置とシーケンスを用いて
プリント像を形成し、本発明の信頼性テストを行った結
果、10℃15%RH〜34℃85%の雰囲気下におい
ても常に一定の帯電電位が得られ、その結果、かぶりや
濃度低下などの画像欠陥も発生しなかった。また、耐久
性試験として雰囲気を適宜変化させながら、A4を10
00枚プリントしたが、初期サンプルから最終サンプル
までほぼ一定した画像を得ることができた。以上のこと
から、図1に示した絶対湿度検出部10により検出され
た絶対湿度に応じて、印加電圧制御部13により行われ
る、電源13による転写装置6の半導電性の電極6aへ
の印加電圧の制御が有効であることがわかる。
【0093】次に、除電装置に対する適用例について説
明する。
【0094】図1に示した画像形成装置では、転写後の
感光体1に残存する電荷を除去する除電装置として除電
ランプ9を用いているが、この除電ランプ9の代わり
に、例えば、除電装置を、電荷受容体である感光体1に
接触もしくは近接するように配置される電極と、その電
極に電圧を印加する電源とを有する電荷作用部として構
成し、図1に示した印加電圧制御部13を用い、前述の
制御シーケンスによって転写後の感光体1に残存する電
荷を除去するよう制御することも可能である。この場合
においても上記各適用例と同様、帯電電位が低下してい
ると判断された場合は、上記の除電装置の電極への印加
電圧を上昇させることにより、かぶりを防止することが
できる。また、帯電電位が上昇していると判断された場
合には、印加電圧を低下させることにより画像濃度の低
下を防止することができる。
【0095】このような除電装置と制御シーケンスを用
いてプリント像を形成し、本発明の信頼性テストを行っ
た結果、10℃15%RH〜34℃85%の雰囲気下に
おいても常に一定の帯電電位が得られ、その結果、かぶ
りや濃度低下などの画像欠陥も発生しなかった。また、
耐久性試験として雰囲気を適宜変化させながら、A4を
1000枚プリントしたが、初期サンプルから最終サン
プルまでほぼ一定した画像を得ることができた。以上の
ことから、この方式の除電装置の場合でも、図1に示し
た絶対湿度検出部10により検出された絶対湿度に応じ
て、印加電圧制御部13により行われる、電極への印加
電圧の制御が有効であることがわかる。
【0096】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0097】図9は、本発明の画像形成装置の第3の実
施形態の概略構成図である。
【0098】この画像形成装置は、本発明にいう電荷受
容体に電荷を作用させる複数の電荷作用部を備え、これ
ら複数の電荷作用部のうちの少なくとも1つの電荷作用
部に関し、本発明にいう印加電圧制御手段に相当する印
加電圧制御部63が上記各電荷作用部の電極への印加電
圧を制御するように構成されている。
【0099】すなわち、図9に示す一次転写装置54
a,54b,54c,54d、および除電装置55a,
55b,55c,55dが本発明にいう電荷作用部に相
当するものであり、これら複数の電荷作用部のうちの少
なくとも1つの電荷作用部に、印加電圧制御部63が、
その電荷作用部の電極に電圧を印加する電源61,62
の印加電圧を制御する。この印加電圧制御部63は、装
置内雰囲気の絶対湿度を検出する絶対湿度検出部64
(本発明にいう絶対湿度検出手段)により検出された絶
対湿度に応じて電源61,62(本発明にいう電圧印加
手段)による電荷作用部の電極への印加電圧を制御す
る。なお、絶対湿度検出部64は、第1の実施形態にお
ける絶対湿度検出部10と同様、装置内雰囲気の温度お
よび湿度を検出する温湿度センサ65および温湿度セン
サ65により検出された温湿度を絶対湿度に変換する絶
対湿度変換部64bを備えている。
【0100】図9に示すように、この画像形成装置は、
タンデム型のカラー画像形成装置であり、イエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応する画像形成エ
ンジン40a,40b,40c,40dを有しており、
画像形成ユニット50a,50b,50c,50dによ
り、感光体51a,51b,51c,51d上に上記各
色のトナー像が形成されるようになっている。これら各
画像形成エンジンは、それぞれ図1に示した画像形成装
置とほぼ同じ構成を有しているが、本実施形態の画像形
成装置では、各画像形成エンジンの現像装置53a,5
3b,53c,53dにはそれぞれイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックのトナーが納められている。
【0101】このカラー画像形成装置には被転写体とし
て、複数の支持ロール59に張架された中間転写ベルト
56が備えられている。中間転写ベルト56は、イエロ
ーの画像形成ユニット50a、マゼンタの画像形成ユニ
ット50b、シアンの画像形成ユニット50c、および
ブラックの画像形成ユニット50dにまたがって延びて
おり矢印A方向に循環移動するように駆動される。
【0102】また、各画像形成ユニットに形成されたト
ナー像を中間転写ベルト56上に一次転写するために、
各画像形成ユニットに対応する一次転写装置54a,5
4b,54c,54dが備えられている。
【0103】また、各画像形成ユニットの感光体51に
は、それぞれ一次帯電装置52a,52b,52c,5
2d、および除電装置55a,55b,55c,55d
が備えられている。
【0104】さらに、中間転写ベルト56上のトナー像
を記録用紙Pに二次転写する二次転写装置57、記録用
紙P上に二次転写されたトナー像を定着する定着装置5
8が備えられている。
【0105】次に、このカラー画像形成装置の動作につ
いて説明する。
【0106】4つの画像形成ユニット50a,50b,
50c,50dにより各感光体51上に形成された各色
トナー像は、一次転写装置54a,54b,54c,5
4dにより、矢印A方向に循環移動する中間転写ベルト
56上に順次重ね合わされるように一次転写され、中間
転写ベルト56上に多重トナー像が形成される。中間転
写ベルト56上に形成された多重トナー像は、二次転写
装置57によって記録媒体P上に一括して二次転写され
る。記録媒体Pは、破線で示される用紙パスに沿って移
動し、定着装置58で定着されてプリント像が完成す
る。
【0107】一方、トナー像を中間転写ベルト56上に
転写した後の各感光体51は、図示しないクリーニング
装置によって残留トナーが除去される。次に、除電装置
55a,55b,55c,55dによって、表面に残留
した電荷が除電され、各感光体51が各一次帯電装置5
2の位置に到達した時の電位は0Vに均一化される。除
電装置55a,55b,55c,55dには、電源62
から+950V〜+1000V程度の電圧が印加されて
おり、この印加電圧は、印加電圧制御部63により、絶
対湿度検出部64で検出された絶対湿度に応じて制御さ
れるようになっている。
【0108】二次転写後の中間転写体56は、再び画像
形成エンジン40aの位置に到達する前に、除電装置6
0によって残留電荷が除電される。除電装置60には、
交流電源65によりピーク間電圧約2.2kV程度のA
C電圧が印加されている。
【0109】中間転写ベルト56は、ポリイミド、ポリ
カーボネート、PVdF等の高分子フィルムや、シリコ
ンゴム、フッ素ゴム等の合成ゴムにカーボンブラック等
の導電性フィラーを添加して導電化したもの等が用いら
れる。一次転写装置54a、54b,54c,54d、
および二次転写装置57は、シリコンゴム、EPDM、
ウレタンゴム等の合成ゴムにカーボンブラック等の導電
性フィラーを添加して導電化したもの等であり、その直
径は10mm〜30mm程度のものである。
【0110】一次転写装置54a、54b,54c,5
4dには、電源61から+0.5kV〜1.5kV程度
の電圧が印加されており、各感光体51からトナー像が
静電気力で転写されるようになっている。
【0111】二次転写装置57には、直流電源66から
+1.5kV〜3.0kV程度の電圧が印加されてお
り、中間転写ベルト56から多重トナー像が、静電気力
で記録媒体P上に一括して転写されるようになってい
る。その他画像形成エンジン40a,40b,40c,
40d内の構成要素については、図1に示した画像形成
装置とほぼ同様である。
【0112】このようなカラー画像形成装置を用いて第
1の実施形態および第1の実施形態におけると同様の試
験を行った。帯電装置への印加電圧制御は、すべての画
像形成エンジンについて行った。その結果、かぶりなど
の画質欠陥のない良好なカラー画像が得られることが確
認され、ホロキャラ、フラーなどの転写不良も発生せ
ず、記録媒体Pの裏面汚れの発生も見られなかった。
【0113】以上の結果から、本発明による印加電圧制
御が、タンデム型のカラー画像形成装置についても良好
に作用することがわかる。
【0114】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の画像形
成装置によれば、装置内雰囲気の絶対湿度を検出する絶
対湿度検出手段と、その絶対湿度検出手段により検出さ
れた絶対湿度に応じて電圧印加手段による電極への印加
電圧を制御する印加電圧制御手段とを備えたことによ
り、放電現象による感光体や帯電装置の劣化を防止する
ことができ、さらに、放電現象に伴う外乱などによる印
加電圧制御への影響が皆無となる上、接触帯電装置特有
の電気特性に応じた印加電圧制御を行えるため、より正
確な帯電電位制御が可能となる。従って、長期間にわた
り均一かつ安定した画像を形成することが可能な画像形
成装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の画像形成装置の概略
構成図である。
【図2】第1の実施形態の画像形成装置の電荷受容体の
電気特性の試験装置を示す図である。
【図3】図2に示す試験装置を用いて温度22℃55%
RHの雰囲気で行った帯電テストの結果を示すグラフで
ある。
【図4】図2に示す試験装置を用い、雰囲気の温湿度を
変化させたときの帯電テストの結果を示すグラフであ
る。
【図5】温度と絶対湿度との関係を表すグラフである。
【図6】絶対湿度を一定とした場合の温度と相対湿度と
の各組合わせにおける帯電特性を示すグラフである。
【図7】絶対湿度と表面電位との関係を示すグラフであ
る。
【図8】第1の実施形態の画像形成装置における制御シ
ーケンスの1例である。
【図9】本発明の画像形成装置が適用される第3の実施
形態の概略構成図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 一次帯電装置 2a,6a 電極 2b 芯金 3,7 電源 4 露光装置 5 現像装置 6 転写装置 8 クリーニング装置 9 除電ランプ 10 絶対湿度検出部 11 温湿度センサ 12 絶対湿度変換部 13 印加電圧制御部 14 露光光量制御部 15 現像バイアス制御部 16 用紙カセット 17 ペーパーガイド 18 定着装置 21 電荷受容体 22 電極 22a 支持部 23 直流電源 24 表面電位センサ 25 表面電位計 26 除電ランプ 40a,40b,40c,40d 画像形成エンジン 50a,50b,50c,50d 画像形成ユニット 51a,51b,51c,51d 感光体 52a,52b,52c,52d 一次帯電装置 53a,53b,53c,53d 現像装置 54a,54b,54c,54d 一次転写装置 55a,55b,55c,55d 除電装置 56 中間転写ベルト 57 二次転写装置 58 定着装置 59 支持ロール 60 除電装置 61,62 電源 63 印加電圧制御部 64 絶対湿度検出部 65 温湿度センサ 66 絶対湿度変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/04 G03G 15/16 103 2H073 15/06 101 15/04 120 2H076 15/16 103 21/00 340 21/06 (72)発明者 大野 茂雄 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 Fターム(参考) 2H003 AA01 BB11 BB14 BB16 CC05 DD05 DD11 2H027 DA13 DA14 EA01 EA02 EA03 EA05 EA10 EA15 EB04 EC20 ED03 ED06 ED09 ED15 ED24 ED26 EE07 EF06 EF09 JA20 JB30 JC02 JC03 JC05 JC06 2H030 AB02 AD02 BB02 BB13 BB34 BB54 2H032 AA05 BA09 BA19 CA02 CA14 2H035 AA08 AA15 AB01 AB02 AC01 2H073 AA01 BA13 BA33 CA22 2H076 AB02 DA10 EA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷受容体に接触もしくは近接するよう
    に配置される電極と、該電極に電圧を印加する電圧印加
    手段とを有する電荷作用部を備え、該電荷作用部により
    電荷作用を受けるプロセスを経て画像を形成する画像形
    成装置において、 装置内雰囲気の絶対湿度を検出する絶対湿度検出手段
    と、 前記絶対湿度検出手段により検出された絶対湿度に応じ
    て前記電圧印加手段による前記電極への印加電圧を制御
    する印加電圧制御手段とを備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記絶対湿度検出手段が、装置内雰囲気
    の温湿度を検出する温湿度検出手段と、該温湿度検出手
    段により検出された温湿度を絶対湿度に変換する絶対湿
    度変換手段とを備えてなるものであることを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 この画像形成装置が、一次帯電を受け、
    さらに画像情報に基づく露光光の照射を受けることによ
    り静電潜像が形成される感光体を備え、該感光体上に形
    成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成し
    該トナー像を、最終的に、所定の記録媒体に転写し定着
    させて該記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であ
    って、 前記電荷作用部が、前記感光体を電荷受容体とし該感光
    体を一次帯電する帯電装置であることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 この画像形成装置が、所定の像担持体上
    にトナー像を形成し該トナー像を被転写体上に転写する
    プロセスを経て該トナー像が定着されてなる画像を形成
    する画像形成装置であって、 前記電荷作用部が、前記像担持体あるいは被転写体を電
    荷受容体とし、該像担持体上のトナー像を該被転写体に
    転写する転写装置であることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 この画像形成装置が、帯電を受けた像担
    持体上にトナー像を形成し該トナー像を、最終的に、所
    定の記録媒体上に転写および定着することにより該記録
    媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成
    装置であって、 前記電荷作用部が、転写後の像担持体に残存する電荷を
    除去する除電装置であることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 この画像形成装置が、一次帯電された感
    光体上に画像情報に基づく露光光を照射する露光装置を
    備え、該露光装置による露光により該感光体上に静電潜
    像を形成し、該静電潜像をトナーで現像してトナー像を
    形成し、該トナー像を、最終的に、所定の記録媒体上に
    転写および定着することにより該記録媒体上に定着トナ
    ー像からなる画像を形成する画像形成装置であって、 前記絶対湿度検出手段により検出された絶対湿度に応じ
    て前記露光装置による露光光の光量を制御する露光光量
    制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 この画像形成装置が、所定の静電潜像担
    持体に形成される静電潜像を、該静電潜像担持体との間
    に所定の現像バイアスを作用させることによりトナーで
    現像してトナー像を形成する現像装置を備え、該現像装
    置により形成されたトナー像を、最終的に、所定の記録
    媒体上に転写および定着することにより該記録媒体上に
    定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置であ
    って、 前記絶対湿度検出手段により検出された絶対湿度に応じ
    て前記現像バイアスのレベルを制御する現像バイアス制
    御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 相互に異なる複数の電荷受容体に電荷を
    作用させる複数の電荷作用部を備え、 前記印加電圧制御手段は、これら複数の電荷作用部のう
    ちの少なくとも1つの電荷作用部に関し、前記印加電圧
    制御手段による前記電極への印加電圧を制御するもので
    あることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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