JP2004109493A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yuji Sawai
澤井 雄次
Hideaki Mochimaru
持丸 英明
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Abstract

【課題】複数の像担持体(中間転写体)を用いる両面一括転写方式のカラー画像形成装置では、像担持体から別の像担持体への転写と、像担持体から記録媒体(転写紙)への転写の双方が行われる。像担持体や記録媒体は、環境条件により抵抗が変化するため、転写電界を一定にしておくと良好な転写が行われない。
また、転写相手の表面の平滑性によっては、転写圧が強すぎると白抜けが生じ、弱すぎると転写不足が生ずる。
【解決手段】温湿度センサS1により、環境条件を検知し、第2転写部120にかける転写電界を、補正テーブルを参照して補正する。第2像担持体10から第3像担持体へ転写するときは、CAMを作動させて第2転写部120にかける転写圧を弱めにし、第2像担持体から記録媒体Pへ転写するときは第2転写部120にかける転写圧を高くする。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、用紙の反転搬送をさせることなく、一度の用紙搬送工程で、用紙の両面にほぼ同時にカラー画像を得ることが可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
装置例1として、1個の感光体と2個の中間転写ベルトを使った、両面カラー記録が可能な装置が知られている(例えば、特許文献1 参照。)。その装置によれば、1個の感光体周囲に複数のカラートナーによる現像器を配置し、一色づつ顕像化して第1転写部において第1の中間転写体表面に転写して重ね、全色重ね終えた後一括して第2転写部において第2の中間転写体に転写する。もう一度同様に第1の中間転写体表面に一色づつトナーを転写して重ね、第1、第2の中間転写体から一括して用紙の両面にトナー像を転写する。
【0003】
装置例2として、1個の感光体と2個の中間転写ベルトを使った、別の方式の両面記録装置が知られている(例えば、特許文献2 参照。)。この装置によれば、1個の感光体周囲に複数のカラートナーによる現像器を配置し、一色づつ露光と現像を実行し、顕像化して感光体表面に重ね、全色重ね終えた部分から第1転写部において第1の中間転写体に転写し、さらに第2転写部においてトナー像受像体(第2の中間転写体)に転写する。もう一度感光体表面にトナーを重ね、第1の中間転写体に一括転写し、トナー像受像体と第1の中間転写体から用紙の両面に一括してトナー像を転写する。
【0004】
装置例3として、複数の感光体と1個の中間転写体を用いる装置もある(例えば、特願平13−7740 参照。)。この装置によれば、1個の中間転写体のまわりに、タンデムの構成で多数の感光体を2群に並べ、用紙を中間転写体と一方の感光体群の間に搬送させ、その両面にトナー像を転写する。中間転写体はベルト状で、そのループ内に定着用の加熱手段を備える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
装置例1に示した装置では、4色のフルカラー画像を得るとき、感光体の1回転で1色のトナー像を作っては第1の中間転写体に転写させ、合計4回の回転で用紙の片面分の画像を作成するので、作像に多大な時間を要し生産効率が低い。
【0006】
装置例2に示した装置では、露光ユニット、帯電装置も4個備えており、感光体表面にトナーを4色重ねつつ中間転写体に一括転写するので、時間的には有利である。しかし感光体内部に露光ユニットを収めるので、透光性感光体の特性やドラム形状に格別の条件が必要であり、感光体がコンパクトにできない。中間転写体の周りにムダなスペースがあり、装置全体が大きくなってしまう。トナーの存在する所に帯電、現像を繰り返すので、作像プロセスの安定性確保に困難を伴う。
【0007】
装置例3に示した装置では、複数の感光体、露光装置を並べたいわゆるタンデム作像で、その生産性は良い。ベルト状の中間転写体のループ内に定着用の加熱手段を備えるタイプでは、用紙の搬送性が良く、定着時に画像の劣化が生じないが、中間転写体が感光体と直接接触するため、感光体の温度が上昇し易く、おおがかりな冷却手段が必要である。
【0008】
一般に平滑性の優れた像担持体(中間転写ベルト)間での転写は、トナー像に対しては像担持体は剛体として働き、トナーは圧縮されやすく、トナーは塑性変形することでトナー間、トナーと像担持体間の付着量が増大する。特に文字やライン画像中央部に圧力が集中しやすく、付着力増大による転写されない所謂文字の中抜け現象が発生しやすくなる。
【0009】
一方、記録媒体(転写紙)は像担持体に比べたら平滑性が悪く、中には意図的に表面をあらした記録媒体さえある。均一転写させるためにはトナー像と均一密着させる必要がある。密着が不足するとトナー像は転写されなくなることや、転写トナー像が乱れてざらつき画像になることがある。転写圧を高めることで均一転写性を得ている。
【0010】
記録媒体は像担持体より弾性的に働き、転写圧に対して余裕がある。
像担持体と記録媒体への転写を両立させる第2転写部の転写圧を設定することは難しい。すなわち、平滑性の優れた第3像担持体と粗面である記録媒体とでは適切な転写条件が異なってくる。記録媒体は紙種により特性が異なり、さらに環境により抵抗が変化し、最適な転写電界値が変動する。
像担持体、記録媒体は環境条件により抵抗が変化する。特に通常中抵抗体である2つの像担持体を介して転写を行う第2転写部は、環境による像担持体抵抗の変動を受けやすくなっている。
【0011】
本発明は上記の様な不具合を解消し、コンパクトで感光体の温度上昇も無く、カラー画像を用紙の両面に作成できる、生産性の高い画像形成装置であって、文字の中抜け等画像の劣化のない画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、転写条件を変更する手段を有することで、常に良好な転写画像を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、第1の像担持体表面に第1の顕像を形成させつつ、該第1の顕像を第1の転写部において第2の像担持体に転写した後、第2の転写部で第3の像担持体に転写させ、次に第2の顕像を前記第1の像担持体で形成し、前記第1の転写部において前記第2の像担持体に転写、担持させた後、前記第2の転写部で記録媒体の一方の面に転写し、前記第3の像担持体に担持された前記第1の顕像を、前記記録媒体の他方の面に第3の転写部で転写し、前記記録媒体に転写された顕像を定着手段により定着する画像形成装置において、前記第2の転写部における転写条件を変更する転写条件変更手段を有することを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明では、請求項1に記載の画像形成装置において、前記転写条件変更手段は、画像形成がされるときの環境条件に応じて制御されることを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明では、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記転写条件変更手段は、画像形成がされるときの記録媒体の種類に応じて制御されることを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記変更されるべき転写条件は、転写電界であることを特徴とする。
【0015】
請求項5の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記変更されるべき転写条件は、転写圧であることを特徴とする。
請求項6の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記変更されるべき転写条件は、転写電界および転写圧の双方であることを特徴とする。
【0016】
請求項7の発明では、請求項5または6に記載の画像形成装置において、前記第2の転写部では、前記第3の像担持体への転写と、前記記録媒体への転写とで、転写圧を異ならせることを特徴とする。
【0017】
請求項8の発明では、請求項7に記載の画像形成装置において、前記第2の転写部では、前記第3の像担持体への転写圧と、記録媒体への転写圧とでは、記録媒体への転写圧の方を高くすることを特徴とする。
請求項9の発明では、請求項1ないし8のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記第2の転写部での転写手段がローラ形状であることを特徴とする。
【0018】
請求項10の発明では、第1の像担持体表面に第1の顕像を形成させつつ、該第1の顕像を第1の転写部において第2の像担持体に転写した後、第2の転写部で第3の像担持体に転写させ、次に第2の顕像を前記第1の像担持体で形成し、前記第1の転写部において前記第2の像担持体に転写、担持させた後、前記第2の転写部で記録媒体の一方の面に転写し、前記第3の像担持体に担持された前記第1の顕像を、前記記録媒体の他方の面に第3の転写部で転写し、前記記録媒体に転写された顕像を定着手段により定着する画像形成方法において、前記第2の転写部における転写条件を、画像形成時の環境状態、または使用する記録媒体の種類、もしくは前記環境状態及び使用する記録媒体の種類の双方に応じて変更させる画像形成方法を特徴とする。
【0019】
【実施例】
以下に実施例に従って本発明を説明する。
図1は本発明を適用した画像形成装置の略中央断面図である。
同図において符号1は像担持体、2はクリーニング装置、3は帯電装置、4は露光装置、5は現像装置、10は第2の像担持体(中間転写ベルト)、11、12はローラ、13は裏当てローラ、20は第1の転写部、25は第2の像担持体用クリーニング装置、26は給紙装置(給紙カセット)、27は給紙ローラ、28はレジストローラ対、29は搬送路、30は定着部用加熱手段、31は排紙ガイド、32は排紙ローラ対、40は排紙スタック部、50はカバー、100は第3の像担持体(中間転写ベルト)、111、112、113、114は回転ローラ、120は第2の転写部、250はクリーニング装置をそれぞれ示す。また、符号CHはチャージャ、E1、E2は制御装置、Lは除電装置、S1は温湿度センサ、Smはマーク検知センサ、TCは補給トナー容器、TSは収納部をそれぞれ示す。
【0020】
第1の像担持体(感光体)1の外周部には除電装置L、クリーニング装置2、帯電装置3、現像装置5が配備されていて、回転可能に支持され、 矢印方向に回転する。帯電装置3と現像装置5の間には、下方の露光装置4から発せられる光情報の入るスペースが配備されている。第1の像担持体1は4個(a、b、c、d)あるがそれぞれ周囲の部品構成は同じである。現像装置5が扱う色材(トナー)の色が異なる。
上記複数の第1の像担持体1はその一部が、第2の像担持体10に接している。
【0021】
第2の像担持体10は矢印方向に移動可能に、回転するローラ11、12、間に支持、張架されていて、裏側(ループの内側)には、第1の転写手段20が第1の像担持体1の近傍に配備されている。他に裏当てローラ13が配備されている。ベルトループの外側に、第2の像担持体用クリーニング装置25が配備されている。第2の像担持体10から他へ転写した後に、その表面に残留する不要のトナーを拭い去る。
【0022】
露光装置4は公知のレーザ方式で、フルカラー画像形成に対応した光情報を、一様に帯電された感光体表面に照射して潜像を形成する。LEDアレイと結像手段から成る露光装置も採用できる。
【0023】
第1の像担持体1は直径が25から100mm程度のアルミニューム円筒表面に、光導電性物質である有機半導体の層を設けた感光体である。表面強度が大きいアモルファスシリコン層を備える感光体や、ベルト状の感光体も採用可能である。
【0024】
第2の像担持体10は第1の像担持体からトナーを転写可能とする抵抗値を備える転写ベルトである。
基体の厚みが50μm乃至500μmの樹脂フィルム、あるいはゴムを基体にしたベルトで、表層に低表面エネルギーのコートを施し、ベルト全体の体積抵抗値を10から1014Ωcmとし、表面抵抗率(Ω/□)が10〜1015の範囲にある。
【0025】
図の右方にはベルト状の第3の像担持体100が配備されている。
第3の像担持体100は矢印方向に移動可能に、回転ローラ111、112、113、114間に支持、張架されていて、裏側(ループの内側)には、第2の転写手段120が第2の像担持体10を支持するローラ11の近傍に配備されている。
【0026】
ベルトループの外側に、第3の像担持体用クリーニング装置250、チャージャCH、などが配備されている。クリーニング装置250は、用紙にトナーを転写した後、第3の像担持体表面に残留する不要のトナーを拭い去る。
前記転写手段120、第2の像担持体10を支持するローラ11により、第2の像担持体10、第3の像担持体100は接触し、あらかじめ定められた転写部(転写ニップ)を形成する。
【0027】
図2は第2の像担持体と第3の像担持体の間に形成される転写部の部分拡大図である。
同図において、符号CAMは偏芯カム、Moはモータをそれぞれ示す。
転写手段120は図示しない第2転写高圧電源に接続され、本発明の特徴である第2像担持体用のローラ11に対して偏芯カムCAMにより転写圧を変更できるようになっている。
【0028】
制御装置E2には温湿度センサS1が設けられ、温湿度センサS1の検出結果から第2転写高圧電源の出力を補正し、転写手段120に印加される転写電界の補正を行っている。
【0029】
第3の像担持体100は耐熱性で、かつ第2の像担持体から、または記録媒体に、トナーを転写可能とする抵抗値を備えるベルトである。
基体の厚みが50μm乃至500μmのポリイミド、あるいはポリアミドイミドで、表層にフッ素等、低表面エネルギーのコートを施し、ベルト全体の体積抵抗値を10から1014Ωcmとし、表面抵抗率(Ω/□)が10〜1015 の範囲にある。
【0030】
記録媒体(転写紙)Pは図の下方の給紙装置(給紙カセット)26−1、26−2に収納されており、最上の用紙が給紙ローラ27で1枚づつ、複数のガイドから構成された搬送路29を経てレジストローラ対28に搬送される。
【0031】
図の上方に、定着部用加熱手段30、排紙ガイド31、排紙ローラ対32、排紙スタック部40が配備されている。
定着部用加熱手段30はヒータ等の熱源を内蔵している。記録媒体Pが搬送され、定着の工程で、この熱源に通電が行われる。
【0032】
第1の像担持体1、クリーニング装置2、帯電装置3、現像装置5などを一体に組み込み、寿命到来時に交換できるよう、プロセスカートリッジとして構成することもできる。
第2の像担持体10の上方で、排紙スタック部40の下方には、補給用のトナー容器TCが収納できる収納部TSが設けてある。トナーの色はマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの四色(図でa、 b、 c、 d)あり、カートリッジの形態にしてある。粉体ポンプで対応する色の現像装置に補給される。
【0033】
排紙スタック部40の一部であるカバー50を開放することでトナーカートリッジの扱いが可能になる。カバー50は一端の回動支点50Aを回動中心として開放可能に構成されている。この支点は排紙ローラ32bの側にあるので、排紙部40に記録済みの記録媒体Pが存在しているときにカバー50を開放しても、記録済みの記録媒体Pが落下し、ページ順が狂うような不具合が生じない。
【0034】
図3はカバーを開放した状態の略中央の部分断面図である。
本体の一部のカバー50は、開閉支軸50Aを中心として、回動・開放が可能な構造にしてあるので、記録媒体Pの搬送路は大きく開き、ジャムした記録媒体Pの処理を容易にしている。また第3の像担持体100に関連する部品をユニットとして構成しておき、取り出すことも容易である。
【0035】
以上の構成による両面画像の作像の動作を説明する。
まず第1の像担持体1による、作像が行われる。露光装置4の作動により、不図示のLD光源からの光は、不図示の光学部品を経て、帯電装置3で一様に帯電された第1の像担持体1のうち、aと記した感光体上に至り、書き込み情報(色に応じた情報)に対応した潜像を形成する。第1の像担持体1上の潜像は現像装置5で現像され、トナーによる顕像が第1の像担持体1の表面に形成・保持される。このトナー像は、第1の転写手段20により、第1の像担持体1と同期して移動する第2の像担持体10の表面に転写される。
第1の像担持体1の表面は、残存するトナーがクリーニング装置2でクリーニングされ、除電装置Lで除電され次の作像サイクルに備える。
【0036】
第2の像担持体10は、表面に転写されたトナー像を坦持し、矢印の方向に移動する。bと記された第1の像担持体1に、別の色に対応する潜像が書き込まれ、対応する色のトナーで現像され顕像となる。この像は、すでに第2の像担持体10に載っている前の色の顕像に重ねられ、同様にして、最終的に4色重ねられる。
4色目の合成が始まると、第2の像担持体10に同期して第3の像担持体100が矢印方向に移動して、第2の転写手段120の作用で、第3の像担持体100の表面に第2の像担持体10の表面に作られた画像が転写される。
【0037】
このとき第2の転写手段120は、平滑性の優れた第3の像担持体100への転写のため偏芯カムCAMにより転写圧を第1の転写圧に下げ、弱い転写圧で第3の像担持体100の表面にトナー画像を転写させる。
転写手段120に印加する転写電界は、温湿度センサS1の検出結果が絶対湿度に変換され、表1に示すテーブルデータに基づき出力を行っている。表1は本実施例に応じた第2転写手段120用の電流テーブルである。定電流制御を行っている。
第3の像担持体100上にトナー画像(第二面)が転写されると、偏芯カムCAMは回動し記録媒体Pへのより強い第2の転写圧にアップされる。
【0038】
【表1】
Figure 2004109493
【0039】
表1において、標準紙と厚紙の区分があるが、これは、画像作成を行うユーザーが、自分の使用する紙種について指示入力することによって選択される。通常は標準紙が選択されるように構成されているが、特に厚紙を用いたいときは、手差し給紙によらなければならないので、手差し給紙用のトレイに紙がセットされたら紙種の入力を促すようにすると良い。なお、紙種を自動検知する構成を採用した場合は指示入力は不要になる。
【0040】
いわゆるタンデム形式である4個の感光体上で画像が形成されながら、第2、第3の像担持体が移動し、作像が進められるので、その時間が短縮できる。
第2の像担持体10が、所定のところまで移動すると、記録媒体Pの別の面(第一面)に作成されるべきトナー画像が、前述したような工程で再度第1の像担持体1により作像され、給紙が開始される。
【0041】
給紙ローラ27が用紙繰り出し方向に回転すると、給紙装置26内の最上部に在る記録媒体Pが引き出され、レジストローラ対28に搬送される。レジストローラ対28を経て、第2の像担持体10と第3の像担持体100の間に送られる記録媒体Pの片側の面に、第2の像担持体10表面のトナー像が、第2の転写手段120により転写される。
【0042】
このとき第2の転写手段120には、平滑性の悪い記録媒体Pへの転写のため偏芯カムCAMにより転写圧を上げ、強い転写圧で記録媒体Pにトナー画像を転写させる。
転写手段120に印加する転写電界は、温湿度センサS1の検出結果が絶対湿度に変換され、表1、表2に示すテーブルデータに基づき出力を行っている。
【0043】
【表2】
Figure 2004109493
【0044】
表2は本実施例に適用される、絶対湿度に応じた環境補正テーブルである。絶対湿度に応じた補正係数を表1の値に掛け合わせた値を印加する。
第2の像担持体10からトナー像を転写された記録媒体Pは更に斜め上方に搬送され、第3の像担持体100表面のトナー像が、第3の転写手段であるチャージャCHにより記録媒体Pのもう一方の面に転写される。
転写に際して、記録媒体Pは画像の位置が正規のものとなるよう、タイミングがとられて搬送される。
【0045】
本実施例では、第1の像坦持体1に作像されるトナーの極性はマイナスである。第1の転写手段20にプラスの電荷を与えることで、第1の像坦持体に作像されたトナーは第2の像坦持体10に転写される。
第2の転写手段120にプラスの電荷を与えることで、第2の像坦持体10に作像されたトナーは第3の像坦持体100に転写される。また第2の像担持体10表面のトナーも、記録媒体Pの片側の面に転写される。
【0046】
第3の転写手段、チャージャCHからプラス極性の電荷与えることで、第3の像担持体100表面のマイナス極性のトナーは吸引されて、記録媒体Pの他の面に転写される。
上記のステップで両面にトナー像が転写された記録媒体Pは、定着部用加熱手段30のある領域に送られ、記録媒体P上のトナー像(両面)が一度に定着され、排紙ガイド31を経て排紙ローラ対32により本体フレーム上部の排紙スタック部40に排出される。画像形成終了時の転写手段120は、偏芯カムCAMにより転写圧を低減させる条件で停止される。
【0047】
図1のように、排紙部40を構成した場合、両面画像のうち後から第2の像担持体10に転写される面、すなわち第2の像担持体10から記録媒体に直接転写される面が下面となって、排紙スタック部40に載置されるから、頁揃えをしておくためには2頁目の画像を先に作成し、第3の像担持体100にそのトナー像を保持し、1頁目の画像を第2の像担持体10から記録媒体に直接転写するようにすればよい。
【0048】
第2の像担持体10から記録媒体に転写される画像は、第1の像担持体表面で正像にし、第3の像担持体100から記録媒体に転写されるトナー像は、第1の像担持体表面で逆像(鏡像)になるよう露光される。
このような頁揃えのための作像順は画像データをメモリーに貯蔵する公知の技術で、また正、逆像(鏡像)に切り換える露光も、公知の画像処理技術により、実現できている。
【0049】
第3の像担持体100から記録媒体Pに転写した後の残留トナーを、ブラシローラ250Fを介し、クリーニングローラ250Aの表面に移し、ブレード250Bで掻き取る。掻き取られたトナーはトナー搬送手段250Cにより搬送され容器250Eに収納される。ブラシの後にブレードを併用することは可能である。
【0050】
転写手段120の転写圧切り替えについて図2で説明する。転写手段120の両端には位置決め部材120Aが設けてある。位置決め部材120Aは、偏芯カムCAMにより第2、第3の像担持体を介してローラ11に押しつけられ、適切な転写圧を得ている。偏芯カムCAMは図示しない半回転クラッチを介してモータMoで回転駆動される。
転写手段120は発泡体、弾性体、剛体が使用可能であるが、転写ニップを形成させるため発泡体、弾性体が好ましい。
偏芯カムCAMは加圧スプリングを介して転写手段120を加圧してもよい。本実施例では転写手段120の対向部はローラであるが、ベルト部に対向させてもよい。
【0051】
次に、片面に画像を得る場合について説明する。
片面の場合、二通りの方法があるが、第3の像担持体100にトナーを転写する工程を省き、第2の像担持体から記録媒体に転写する場合を説明する。
第1の像担持体1の表面に形成されたトナー像は第2の像担持体10に転写され、偏芯カムCAMにより転写圧をアップされた転写手段120により、記録媒体Pに転写される。
【0052】
図1において、第2の像担持体10上に形成されたトナー像との位置合わせのため同期をとって、記録媒体Pは第2の像担持体10と第3の像担持体100の間に送られ、第2の転写手段120により記録媒体Pにトナーが第2の像担持体10から転写される。転写手段120は、偏芯カムCAMにより転写圧をアップされ、温湿度センサS1の検知結果に基づく転写電界が印加される。
第3の転写手段であるチャージャCHは作動することはなく、記録媒体Pは第3の像担持体100とともに移動し、定着用加熱手段30のある領域に送られ、トナー像が定着される。
【0053】
その後、記録媒体Pは第3の像担持体100から離れ、排紙ガイド31、排紙ローラ対32を経て矢印Aの方向に排出され、画像面が下になった状態(フェースダウン)で排紙スタック部40に載置される。このような構成であると、数頁にわたる原稿を1頁から順に処理しても、排紙スタック部40から取り出したとき、プリント物は頁順になっている。
【0054】
図1に示した第1の転写手段20は、第2の像担持体に接触したローラタイプであるが、ブラシ状のもの、ブラシでローラ状にしたものも採用できる。非接触の放電タイプ(チャージャ)も採用可能である。
以上の実施例では、複数色のトナーを使った、カラー画像の作像に関して述べたが、モノクロ画像の作成にも本件の技術思想が適用できる。
【0055】
図4は本発明の実施例のブロック図を示す。
同図において、符号60は制御動作、70はCPU部、80は操作部、90はパソコンをそれぞれ示す。
操作部80、又はパソコン90からプリントモードが入力される。CPU71は入力条件に応じて書き込み制御61、モータ制御62を行う。
片面プリントの時は記録媒体Pへ転写を行うため、転写ローラ駆動制御65により転写ローラ圧は高く設定される。温湿度センサS1の検出結果に基づき、RAM73に記録されている転写出力は補正され、転写電圧制御64により転写ローラ120に出力される。記録媒体Pは像担持体上の画像に合わせて給紙制御66により送られ、記録媒体P上に画像が転写される。トナー像が転写された記録媒体Pは、定着制御67により定着され片面プリント画像を得る。
【0056】
両面プリント時は、第3像担持体100の内側端部に設けられた反射マークをマーク検知センサSmで検知する。マーク検知タイミング信号により書き込み制御61が行われる。はじめの画像は像担持体への転写のため、転写ローラ駆動制御65により転写ローラ圧は低く設定される。温湿度センサS1の検出結果に基づき、RAM73に記録されている転写出力は補正され、転写電圧制御64により像担持体への転写電界が転写ローラに出力され、第3像担持体上にトナー画像が形成される。
【0057】
続いてマーク検知タイミング信号に基づき、他面の画像データの書き込み制御61が行われる。記録媒体へ転写を行うため、転写ローラ駆動制御65により転写ローラ圧は高く設定される。温湿度センサS1の検出結果に基づき、RAM73に記録されている転写出力は補正され、転写電圧制御により転写ローラに出力される。記録媒体Pは像担持体上の画像に合わせて給紙制御66により送られ、記録媒体Pの両面に画像が転写される。両面にトナー像が転写された記録媒体Pは、定着制御67により定着され両面プリント画像を得る。
【0058】
本実施例では転写圧の低い方の値はは転写ローラ片側0.5Kgf、高い方の値は2.0Kgfであった。勿論、像担持体、転写ローラ径、硬度、トナー等によって異なってくることは当然である。
表1、2には限定した紙種の転写条件を記載したが、封筒等特殊用紙対応の転写条件を設定できることは当然である。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、必要に応じて転写圧や転写電界の条件を変えることによって、良好な転写画像を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の略中央断面図である。
【図2】第2の像担持体と第3の像担持体の間に形成される転写部の部分拡大図である。
【図3】カバーを開放した状態の略中央の部分断面図である。
【図4】本発明の実施例のブロック図を示す。
【符号の説明】
1   像担持体
2   クリーニング装置
3   帯電装置
4   露光装置
5   現像装置
10   第2の像担持体(中間転写ベルト)
11   ローラ
12   ローラ
20   第1の転写部
26   給紙装置(給紙カセット)
27   給紙ローラ
28   レジストローラ対
50   カバー
60   制御動作
70   CPU部
100   第3の像担持体(中間転写ベルト)
120   第2の転写手段

Claims (10)

  1. 第1の像担持体表面に第1の顕像を形成させつつ、該第1の顕像を第1の転写部において第2の像担持体に転写した後、第2の転写部で第3の像担持体に転写させ、次に第2の顕像を前記第1の像担持体で形成し、前記第1の転写部において前記第2の像担持体に転写、担持させた後、前記第2の転写部で記録媒体の一方の面に転写し、前記第3の像担持体に担持された前記第1の顕像を、前記記録媒体の他方の面に第3の転写部で転写し、前記記録媒体に転写された顕像を定着手段により定着する画像形成装置において、前記第2の転写部における転写条件を変更する転写条件変更手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記転写条件変更手段は、画像形成がされるときの環境条件に応じて制御されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記転写条件変更手段は、画像形成がされるときの記録媒体の種類に応じて制御されることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記変更されるべき転写条件は、転写電界であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記変更されるべき転写条件は、転写圧であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記変更されるべき転写条件は、転写電界および転写圧の双方であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5または6に記載の画像形成装置において、前記第2の転写部では、前記第3の像担持体への転写と、前記記録媒体への転写とで、転写圧を異ならせることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、前記第2の転写部では、前記第3の像担持体への転写圧と、記録媒体への転写圧とでは、記録媒体への転写圧の方を高くすることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記第2の転写部での転写手段がローラ形状であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 第1の像担持体表面に第1の顕像を形成させつつ、該第1の顕像を第1の転写部において第2の像担持体に転写した後、第2の転写部で第3の像担持体に転写させ、次に第2の顕像を前記第1の像担持体で形成し、前記第1の転写部において前記第2の像担持体に転写、担持させた後、前記第2の転写部で記録媒体の一方の面に転写し、前記第3の像担持体に担持された前記第1の顕像を、前記記録媒体の他方の面に第3の転写部で転写し、前記記録媒体に転写された顕像を定着手段により定着する画像形成方法において、前記第2の転写部における転写条件を、画像形成時の環境状態、または使用する記録媒体の種類、もしくは前記環境状態及び使用する記録媒体の種類の双方に応じて変更させることを特徴とする画像形成方法。
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