JP4898478B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置に関するものであり、特に像担持体における暗減衰特性に応じて画像形成条件を制御する画像形成装置に適用して好適なものである。
複写機等の電子写真方式を用いた画像形成装置において像担持体として一般的に使用されている感光体は、帯電装置で帯電した後、そのまま放置しておくと、帯電電位が低下する(帯電量が減少する)、所謂、暗減衰を起こす。この暗減衰は、帯電された感光体の表面電位が暗所においても注入キャリアや熱励起キャリア等により減衰して、時間の経過とともに増加していくことが知られている。例えば、感光体が回転するものである時には、帯電後に感光体が移動した距離に応じて暗減衰が増加することになる。
一方、感光体の周囲に複数の現像器を備えた画像形成装置が知られている。具体的な例としては、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のトナーのうちいずれかをそれぞれが収納した現像装置を有するフルカラーの画像形成装置がある。複数の現像装置の配置方法としては、次のような方式がある。先ず、記録材の移動方向に複数の感光体を設けて画像形成を行なうタンデム式が挙げられる。又、複数の現像装置を回転体に装着して順次に同一の現像位置に配置することで同一の現像位置で現像を行うようにしたロータリー式が挙げられる。これらの方式を組み合わせて用いる画像形成装置もある。
タンデム式の場合は、感光体の帯電処理を行う帯電位置から各現像装置の現像位置までの距離が各ステーションによって若干異なる場合がある。又、これらの距離はそれぞれ、帯電位置から感光体の帯電量を検出するセンサの位置までの距離とも異なる。そのため、ある規格内の感光体であったとしても、各現像装置の現像位置までの間の感光体の暗減衰量が異なってしまうため、各現像位置において適切な画像形成条件にならずに、高品質の画像を得ることが難しいことがある。
又、ロータリー式の場合でも、感光体の実際の帯電電位を検出するセンサの位置から現像位置までにおいての暗減衰が発生する。そのため、適切な画像形成条件にならずに、高品質の画像を得ることが難しいことがある。
この不具合に対して、従来、種々の提案がなされている。従来の暗減衰補正方法は、概略、次のようなものである。帯電装置において感光体をある電位に帯電させ、帯電後の電位を表面電位検出手段にて測定する。その後、帯電装置、前露光装置をOFFした状態で感光体を周回させた後の電位を再び表面電位検出手段にて測定する。そして、初期状態との差分から現像位置での暗減衰量を予測して現像バイアス等を制御する(特許文献1〜3)。
特開平5−323749号公報 特開平6−11943号公報 特開2006−171704公報
しかしながら、上述のような従来の暗減衰補正方法の場合、感光体の1周の前後では、現像手段、転写手段、クリーニング手段等の感光体に対して当接する部材の影響により、感光体の表面電位が変動し、正確な暗減衰量を測定することは難しい。
そして、正確に暗減衰量を測定することができずに、正確な電位制御が行えない場合には、カブリ取り電位が保証できないために、カブリが悪化してしまうことがある。又、耐久により感光体の帯電能自体が悪化した場合には、暗減衰量が大きくなり、カブリへの影響が大きくなる。
従って、本発明の目的は、像担持体の暗減衰による影響を補正して、より高精度に画像形成条件の制御を行うことのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、表面が移動可能な像担持体と、前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像担持体上を画像情報に応じて露光して前記像担持体上に静電像を形成する像露光手段と、前記像担持体上に形成された静電像を現像剤像として現像する現像手段と、前記像担持体の表面の電位を検出する表面電位検出手段と、前記像担持体の表面の電荷を除去し得る除電手段と、を有する画像形成装置において、前記除電手段の動作条件を複数の異なる動作条件に変更すると共に、それぞれの動作条件における前記除電手段の前記像担持体に対する作用位置を通過した前記像担持体の表面を前記帯電手段により帯電処理し、該帯電処理された前記像担持体の表面の電位を前記表面電位検出手段によってそれぞれ検出した結果に基づいて画像形成条件を変更することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、像担持体の暗減衰による影響を補正して、より高精度に画像形成条件の制御を行うことができる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
[画像形成装置の全体構成]
先ず、本発明に係る画像形成装置の一実施例の全体構成について説明する。
図1に本実施例の画像形成装置100の概略構成を示す。本実施例では、本発明を電子写真方式を用いた複写機に適用する。
画像形成装置100は、図1中矢印方向(反時計回り)に回転する像担持体10の表面上に形成した静電潜像(静電像)を、現像手段16により現像剤のトナーを付着させることでトナー像(現像剤像)として現像する。静電潜像は、像担持体10上を帯電手段(一次帯電手段)11によって帯電させた後、情報書き込み手段(像露光手段)18によって画像情報に応じて露光することで、像担持体10上に形成される。そして、像担持体10上に形成されたトナー像を転写装置15により被転写体に転写させた後、転写に寄与せず像担持体10の表面に残留するトナーをクリーニング装置13によって除去、回収する。クリーニング装置13は、像担持体10に当接したクリーニングブレードやファーブラシ等のクリーニング手段によって像担持体10上からトナーを掻き落とし、回収トナー容器に回収する。又、画像形成装置100は、像担持体の表面10上に残存している電位を除電するための前露光手段12、14を備えている。又、画像形成装置100は、転写装置15により転写材Pに転写されたトナー像を転写材Pに定着させる定着手段(加熱手段)30を有している。
[各構成要素の説明]
次に、本実施例において使用した各構成要素について更に詳しく説明する。
(1)感光体ドラム(像担持体)
画像形成装置100は、像担持体として回転ドラム型の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム10を備えている。本実施例では、感光体ドラム10は、負帯電特性のOPC(有機光導電体)で形成された感光層を有している。即ち、感光体ドラム10は、概略、導電性基体上に、有機光導電体を主成分とする光導電層を備えた感光層(感光膜)が形成されて成る。OPC感光体は、一般的には導電性基体としての金属基体(感光体用支持体)の上に有機材料から成る電荷発生層、電荷輸送層、表面保護層が積層されて構成される。尚、感光体ドラム10としては、OPC感光体に限らず、例えばa−Si(アモルファスシリコン)感光体を用いることができる。a−Si感光体は、導電性基体上に、非晶質シリコン(アモルファスシリコン)を主成分とする光導電層を備えた感光層(感光膜)を有する。又、本実施例では感光体ドラム10は、直径約80mmに形成されており、中心支軸(図示せず)を中心に図1中矢印方向(反時計回り)に回転駆動される。
(2)帯電器(帯電手段)
画像形成装置100は、帯電手段として非接触帯電部材であるコロナ帯電器(以下、単に「帯電器」という)11を有する。帯電器11は、帯電線(コロナ放電電極)11aと、グリッド電極11bと、ケーシング(シールドケース)11cとを有する。
帯電線11aには帯電線バイアス印加回路62(図6)を介して外部電源が接続されている。帯電線11aに帯電線バイアス(帯電線高圧)を印加してコロナ放電を発生させることで、感光体ドラム10を帯電させる。帯電線バイアス印加回路62は、制御手段としての情報集積回路50(図6)によって、帯電線バイアスのON/OFFタイミング、出力値等の条件が制御される。帯電線11aには、ステンレススチール、ニッケル、モリブデン、タングステンを用いるのがよい。本実施例においては、帯電線11aには、金属の中で非常に安定性の高い、ブラウンタングステンを用いた。これにより、加熱する過酷な条件下で、安定したコロナ放電を行うことができ、長期間に亘り安定して使用することが可能である。
又、帯電線11aは、ケーシング11cと一体化された保持部材によって一定の張力で保持されている。本実施例では、絶縁材料から成る保持部材によって、帯電線(放電ワイヤ)11aとケーシング11cとは、電気的に絶縁が保たれている。帯電線11aは、直径を40μm〜100μmにすることが望ましい。この直径が小さすぎると放電によるイオンの衝突で切断してしまう。逆に、この直径が大きすぎると安定したコロナ放電を得るために、帯電線(放電ワイヤ)11aに印加する電圧が高くなってしまう。印加電圧が高いと、オゾンが発生しやすくなる。又、電源コストが上昇してしまう。本実施例においては、帯電線11aの直径は50μmとした。
一方、帯電線11aによりコロナ放電を発生させた電荷に対して、定電圧電源に接続されたグリッド電極11bに印加するグリッドバイアス(グリッド高圧)を制御する。これにより、被帯電部材としての感光体ドラム10に付与される電荷量を調整し、感光体ドラム10の帯電電位を制御する。本実施例では、グリッド電極11bは板状グリッドである。このグリッド電極11は、厚さ0.1mmのSUS304を使用して、マスキング、次いでエッチング処理を行い最終的に1μmのユニクロ・クローム鍍金処理を行うことで形成する(エッチンググリッド)。グリッド電極11bには、グリッドバイアス出力手段としての、任意の電圧に制御できる定電圧電源(グリッドバイアス印加電源)61(図6)により、負極性の電圧が印加される。これにより、被帯電部材としての感光体ドラム10の帯電電位を制御する。グリッドバイアス印加電源61は、制御手段としての情報集積回路50(図6)によって、グリッドバイアスのON/OFFタイミング、出力値等の条件が制御される。
(3)露光装置(情報書き込み手段,像露光手段)
画像形成装置100は、帯電処理された感光体ドラム10の表面に静電潜像を形成する情報書き込み手段として、露光装置18を備えている。本実施例では、露光装置18は、λ=660〜670nmの半導体レーザを用いたレーザビームスキャナである。
(4)現像装置(現像手段)
現像手段としての現像装置(現像器)16は、感光体ドラム10上の静電潜像に現像剤のトナーを供給し、静電潜像をトナー像として可視化する。本実施例では、現像装置16は、二成分磁気ブラシ現像方式の反転現像装置である。現像装置16は、現像容器16aと、この現像容器16aに設けられた現像剤担持体としての現像スリーブ16bとを有している。現像容器16a内には現像剤として二成分現像剤が収容されている。二成分現像剤は、主に非磁性トナー(トナー)と磁性キャリア(キャリア)との混合物である。本実施例において、磁性キャリアの抵抗は約5×108Ω・cm、平均粒径は35μmである。又、トナーは磁性キャリアと摺擦されることにより負極性に摩擦帯電される。
現像スリーブ16bは、現像工程時には、感光体ドラム10との最近接距離(S−Dgap)を350μmに保持した状態で、感光体ドラム10に近接するように対向配設される。この感光体ドラム10と現像スリーブ16bとの対向部が現像部となる。現像スリーブ16bは、現像部においてその表面が感光体ドラム10の表面の移動方向と同方向に移動するように回転駆動される。
又、現像スリーブ16bは内側に磁界発生手段としてのマグネットローラを備えている。そして、二成分現像剤は、マグネットローラの磁力により現像スリーブ16b上に担持され、現像スリーブ16bの回転に伴って現像部に搬送される。又、現像スリーブ16bに担持された二成分現像剤は、マグネットローラの発生する磁界により穂立ちして磁気ブラシ層を形成する。磁気ブラシ層は、現像剤規制部材としての現像剤コーティングブレード(図示せず)により所定の薄層に整層される。
現像スリーブ16bには、現像バイアス出力手段としての現像バイアス印加電源63(図6)から所定の現像バイアス(現像高圧)が印加される。本実施例においては、現像スリーブ16bに印加される現像バイアスは、直流電圧(VDC)と交流電圧(VAC)を重畳した振動電圧である。現像バイアス印加電源63は、制御手段としての情報集積回路50(図6)によって、現像バイアスのON/OFFタイミング、出力値等の条件が制御される。この現像バイアスによる電界によって、二成分現像剤中のトナーが、感光体ドラム10上の静電潜像に対応して選択的に感光体ドラム10上に付着する。これにより、静電潜像がトナー像として現像される。この時、感光体ドラム10上に現像されたトナーの帯電量は、本実施例では約−30μC/gである。現像部を通過した現像スリーブ16b上の現像剤は、引き続く現像スリーブ16bの回転に伴い現像容器16a内の現像剤溜り部に戻される。
尚、本実施例では、画像形成装置100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色用の現像装置16、即ち、イエロー現像装置16Y、マゼンタ現像装置16M、シアン現像装置16C、及びブラック現像装置16Kを有する。これらの現像装置16Y、16M、16C、16Kは、回転可能な現像装置支持体(回転体)21に装着されており、回転式現像ユニット(現像ロータリー)20を構成している。そして、回転体21を回転させることにより、所望のタイミングで所望の色用の現像装置16Y、16M、16C、16Kを現像位置に配置することができるようになっている。尚、各現像装置16Y、16M、16C、16Kの構成及び動作は、使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同一である。従って、本明細書では、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用のものであることを表すために符号に与えた添え字Y、M、C、Kは省略して総括的に説明する。
(5)転写装置
本実施例では、転写装置15は、転写手段として中間転写体である無端ベルト状の中間転写ベルト(ITB:Intermediate Transfer Belt)15a及び一次転写部材である一次転写ローラ15bを有する。一次転写ローラ15bは、中間転写ベルト15aの内周面側に配置され、所定の押圧力をもって中間転写ベルト15aを感光体ドラム10に対して圧接させており、その圧接ニップ部が一次転写部N1となる。
中間転写ベルト15aは、感光体ドラム10と一次転写ローラ15bとの間に挟持されて、図中矢印方向(時計回り)に周回移動(回転)するように搬送される。一次転写ローラ15bには、一次転写バイアス出力手段としての一次転写バイアス印加電源64(図6)からトナーの正規の帯電極性(本実施例では負極性)とは逆極性(即ち、本実施例では正極性)の一次転写バイアス(一次転写高圧)が印加される。本実施例では、一次転写バイアスは+2.5kVとした。一次転写バイアス印加電源64は、制御手段としての情報集積回路50(図6)によって、一次転写バイアスのON/OFFタイミング、出力値等の条件が制御される。これにより、感光体ドラム10上のトナー像は、一次転写部N1において、被転写体としての中間転写ベルト15aの表面に静電的に転写(一次転写)される。
又、転写装置15は、中間転写ベルト15aの外周面側に、中間転写ベルト15aを張架するローラのうちの1つに対向して、二次転写部材としての二次転写ローラ15cを有する。二次転写ローラ15cは、中間転写ベルト15aに圧接し、その圧接ニップ部が二次転写部N2となる。二次転写ローラ15cには、二次転写バイアス出力手段としての二次転写バイアス印加電源(図示せず)からトナーの正規の帯電極性(本実施例では負極性)とは逆極性(即ち、本実施例では正極性)の二次転写バイアス(二次転写高圧)が印加される。これにより、中間転写ベルト15上のトナー像は、二次転写部N2において、別途二次転写部N2に搬送されてきた記録用紙等の転写材Pに静電的に転写(二次転写)される。
(6)クリーニング装置
本実施例では、クリーニング装置13は、クリーニング手段としてクリーニングブレード13aとファーブラシ13bとを使用する。又、クリーニング装置13は、クリーニング手段によって感光体ドラム10から除去されたトナーを収容する回収トナー容器13cを有する。一次転写工程後に感光体ドラム10上に残留したトナー(一次転写残トナー)をファーブラシ13bにより回収トナー容器13cに回収する。又、本実施例ではウレタンゴムの弾性体からなるクリーニングブレード13aは、感光体ドラム10の表面に所定の押圧力をもって圧接されている。そして、クリーニングブレード13aは、ファーブラシ13bで回収できなかった一次転写残トナーを感光体ドラム10上から除去し、回収トナー容器13cに回収する。
(7)除電手段(表面電位リセット手段)
本実施例の画像形成装置100には、除電手段として、第1の前露光手段である帯電前露光器(前露光ランプ)12と、第2の前露光手段であるクリーニング前露光器(クリーニング前露光ランプ)14とが配設されている。これら2つの前露光手段により、トナー像の一次転写工程後の感光体ドラム10の表面上の電位をリセットすることにより、ゴーストの発生を防止する。本実施例では、帯電前露光器12及びクリーニング前露光器14として、中心波長660nmのスタンレー社製のLEDチップ(発光部)をアレイ状に加工したものを使用する。帯電前露光器12及びクリーニング前露光器14は、感光体ドラム10の表面電位の少なくとも一部を除電(リセット)する除電手段(表面電位リセット手段)を構成する。帯電前露光器12及びクリーニング前露光器14は、それぞれの駆動制御部としての帯電前露光器駆動回路65(図6)、クリーニング前露光器駆動回路66(図6)に接続されている。帯電前露光器駆動回路65及びクリーニング前露光器駆動回路66はそれぞれ、制御手段としての情報集積回路50(図6)によって、光照射のON/OFFタイミング、出力値(光量)等の条件が制御される。
尚、本実施例では、後述するように、一次転写ローラ15bも、感光体ドラム10の表面電位の少なくとも一部を除電(リセット)する除電手段(表面電位リセット手段)を構成する。
(8)電位センサ(表面電位検出手段)
本実施例の画像形成装置100には、感光体ドラム10に対向して、感光体ドラム10の表面の帯電電位を検出する表面電位検出手段としての電位センサ17が配置されている。電位センサ17の出力信号は、情報集積回路50(図6)に入力される。
(9)定着装置(定着手段)
画像形成装置100は更に、中間転写ベルト15a上から転写材Pに転写されたトナー像を転写材Pに定着させる定着手段として定着装置30を有している。本実施例では、定着装置30は、熱源を内蔵した加熱ローラ31と、加熱ローラ31に圧接する加圧ローラ32とを有する。転写材Pは、加熱ローラ31と加圧ローラ32との間の圧接ニップ部に挟持されながら搬送されることで、その表面に担持した未定着のトナー像が溶融定着される。
[画像形成動作]
図1に示すように、本実施例の画像形成装置100では、上記各構成要素の感光体ドラム10上での作用位置は、感光体ドラム10の回転方向(表面移動方向)に沿って次の順番で配置されている。先ず、帯電器11による帯電位置(帯電器直下位置)p1を基準位置とする。次に、露光装置18による露光位置(像露光位置)p2が配置される。次に、電位センサ17による表面電位検出位置(電位センサ位置)p3が配置される。次に、現像装置16による現像位置p4が配置される。次に、一次転写ローラ15bによるトナー像の転写位置p5(一次転写部N1)が配置される。次に、クリーニング前露光器14による露光位置(クリーニング前露光位置)p6が配置される。次に、クリーニング装置13によるクリーニング位置p7が配置される。次に、帯電前露光器12による露光位置(帯電前露光位置)p8が配置される。
例えば、フルカラー画像の形成時を例として画像形成動作の概略を説明すると、次の通りである。先ず、感光体ドラム10上が帯電器11によって一様に帯電される。帯電した感光体ドラム10の表面は、露光装置18によって、先ず、1色目(例えばイエロー)の画像情報に従ったレーザ光で走査露光され、感光体ドラム10上に1色目の画像情報に従った静電潜像が形成される。この静電潜像は、次いで、対応する色(例えばイエロー)用の現像装置16によって現像剤を用いてトナー像として現像される。感光体ドラム10上に形成されたトナー像は、次いで一次転写部N1において中間転写ベルト15a上に転写(一次転写)される。
上述の帯電、露光、現像、一次転写の各工程を、その他の色(例えば、マゼンタ、シアン、ブラック)についても順次に行う。これにより、中間転写ベルト15a上に、4色のトナー像が順次に重ね合わせて転写された多重トナー像が形成される。
その後、中間転写ベルト15a上のトナー像が二次転写部N2に到達するタイミングに合わせて、二次転写部N2に転写材Pが搬送されてくる。そして、二次転写部N2において、中間転写ベルト15a上のトナー像は、一括して転写材P上に転写(二次転写)される。
その後、転写材Pは、中間転写ベルト15aから分離されて、定着装置30へと搬送される。そして、転写材Pは、定着装置30において熱及び圧力によってトナー像が定着された後、画像形成装置100の外部に排出される。
一次転写部N1を通過した感光体ドラム10の表面は、クリーニング前露光器14によって露光されることで、少なくとも一部の電荷が除去される。その後、一次転写工程後に感光体ドラム10上に残留したトナー(一次転写残トナー)が、クリーニング装置13によって除去、回収される。その後、感光体ドラム10の表面は、帯電前露光器12によって露光されることで電荷が除去された後に、再び帯電器11によって一様に帯電されて、繰り返し画像形成に供される。
尚、画像形成装置100は、所望の単色又はマルチカラーの画像を形成することもできる。その場合、使用する現像装置の数が異なることを除いて、実質的に上述と同様のプロセスで画像を形成することができる。
[電位制御]
トナー像の濃度は、例えば、次のような電位制御(画像濃度制御)によって、コントラスト電圧VCONTを制御するなどして適正範囲になるように制御される。
尚、本実施例では、感光体ドラム10の帯電電位が負極性であり、イメージスキャンニング方式、反転現像方式を採用する。イメージスキャンニング方式は、画像部を露光して静電潜像を形成する方式である。又、反転現像方式は、帯電した感光体ドラム10の露光により電荷が減衰した部分に、感光体ドラム10の帯電極性と同極性に帯電したトナーを付着させることで静電潜像を現像する方式である。但し、本明細書では、説明の容易化のために、感光体ドラム10の帯電電位等についてはその極性を省略して絶対値で表し、又その値の大小関係もその絶対値で比較したものとして表す。勿論、本発明は、感光体ドラム10の帯電極性、露光方式(画像部と背景部のいずれを露光するか)、現像方式(反転現像方式と正規現像方式のいずれであるか)等を何ら制限するものではない。
ここで、コントラスト電圧VCONTは、感光体ドラム10の露光部における表面電位VLと現像バイアス電圧(直流成分)VDCとの電位差で決定される。図7は、コントラスト電圧VCONTとトナー像の濃度(画像濃度)との関係等を示したものである(イメージスキャンニング方式の場合)。図7(a)は、縦軸には電位を、横軸には感光体ドラム10の主走査方向(回転軸線方向)をそれぞれ取っており、感光体ドラム10の表面電位分布と、現像装置に印加する現像バイアス電圧VDCとの関係を示している。特に、図7(a)は、感光体ドラム10の表面を帯電器11により一様な電位(暗部電位VD)に帯電した後、一部を露光して明部電位VLにまで下げた時の当該関係を示している。図7(a)に示すように、暗部電位VDと現像バイアス電圧VDCとの間には電位差VBACKが設けられており、この電位差VBACK(カブリ取り電位)の値は、非露光部においてのトナーのカブリを抑えるため所定値以上とされている。一方、図7(b)は、縦軸には画像濃度を、横軸には感光体ドラム10の主走査方向をそれぞれ取っており、図7(a)の条件でトナーを付着させて露光部に画像を形成した時の画像濃度分布を示している。
更に説明すると、斯かる電位制御のために、感光体ドラム10に対向する位置には、感光体ドラム10の表面電位を測定する電位センサ17が設けられ、この電位センサ17には制御手段としての情報集積回路50(図6)が接続される。先ず、情報集積回路50は、使用環境等と関係付けられて内部の記憶手段である記憶部51(図6)に設定されているデータから、必要なコントラスト電圧VCONTを算出する。次に、帯電器11に印加する異なるグリッドバイアス電圧の下での明部電位と暗部電位とをそれぞれ測定することで、図8に示すような電位変化特性(傾きα、β等を含む直線近似式等)を求めておく。図8は、横軸には帯電器11に印加するグリッドバイアス電圧を、縦軸には感光体ドラム10の表面電位をそれぞれ取っている。図8において、VD(VG)はグリッドバイアス電圧を変化させた場合の暗部電位変化特性を示しており、VL(VG)はグリッドバイアス電圧を変化させた場合の明部電位変化特性を示している。この時、像露光手段の露光量は、使用環境下における必要なコントラスト電圧VCONTに対応した基準となる値に固定されるよう設定されている。
そして、上記必要なコントラスト電圧VCONTに対応するグリッドバイアス電圧VGを、上述のようにして求められた電位変化特性と、図7に示すようなVCONT、VDC、VBACKの関係より求める。又、これらの関係から、求めたグリッドバイアス電圧VGに対応するVL、VD、VDC、を求める。これらの値は、目標とするVBACK、VCONTに対応してそれぞれ求められて記憶部51に記憶される。又、これらの値は、各色の画像形成のためにそれぞれ求められて記憶部51に記憶される。
そして、このグリッドバイアス電圧VG等の設定は、詳しくは後述するように、感光体ドラム10の暗減衰量を考慮して、現像位置p4において適正なVCONT、VBACKが得られるように補正されて用いられる。
尚、上述の電位制御方法は利用可能なものの一例であって、本発明は、電位制御方法自体を何ら制限するものではなく、利用可能な任意の方法を適用することができる。
[暗減衰量補正]
電子写真方式の画像形成装置100では、画像形成装置100の内部に配設されている電位センサ17により感光体ドラム10上の電位を検出して、その電位を適正な電位に調整する電位制御を行っている。理想的には、現像装置16と感光体ドラム10の最近接部と並行に電位センサ17を配置することが望ましいが、現状では、現像剤の飛散、装置構成上の点から、多くは、図1に示すような、現像位置から離れた場所に配置されている。
このため、電位センサ17の位置での感光体ドラム10上の電位と現像位置での感光体ドラム10上の電位とが、感光体ドラム10が持つ暗減衰特性により異なってしまい、正確な暗減衰量を測定できない場合には、正確な電位制御が行えないことがある。そのため、カブリ取り電位が保証できないため、カブリが悪化してしまうことがある。加えて、耐久を重ねていくにつれ、感光体ドラム10の帯電能自体も悪化するため、暗減衰量が大きくなり、カブリへの影響が大きくなる。
従って、本実施例の目的の1つは、感光体ドラム10の暗減衰による影響を補正して、より高精度に画像形成条件の制御を行うことを可能とすることである。又、本実施例の目的の1つは、感光体ドラム10における暗減衰を補正する電位制御を提供することにより、カブリを防止することである。又、本実施例の目的の1つは、感光体ドラム10の1周の前後の電位測定により暗減衰を測定するものではなく、感光体ドラム10に当接する部材の影響を受けることが無く、より正確に暗減衰量を求めることができる手法を提案することである。
そこで、本実施例では、画像形成装置100は、次のような構成を有する。除電手段(表面電位リセット手段)の動作条件を複数の異なる動作条件に変更すると共に、それぞれの動作条件における除電手段の感光体ドラム10に対する作用位置を通過した感光体ドラム10の表面を帯電器11により帯電処理する。そして、こうして帯電処理された感光体ドラム10の表面の電位を電位センサ17によってそれぞれ検出した結果に基づいて画像形成条件を変更する。より詳細には、上記除電手段の複数の異なる動作条件のそれぞれに対応して電位センサ17が検出した感光体ドラム10の表面電位に基づいて、感光体ドラム10の暗減衰量を算出し、該暗減衰量に基づいて上記画像形成条件を変更する。特に、本実施例では、この暗減衰量は、上記除電手段の複数の異なる動作条件のそれぞれに対応して電位センサ17が検出した感光体ドラム10の表面電位の差分に基づいて算出する。より詳細には、この暗減衰量は、予め求められた、感光体ドラム10の表面の移動方向に沿って電位センサ17の検出位置から現像装置16の現像位置までの間の感光体ドラム10の暗減衰量と上記差分との関係に基づいて算出する。特に、本実施例では、画像形成条件として、感光体ドラム10の電位制御設定値を変更する。
より具体的には、本実施例では、前露光手段の照射条件(以下、「前露光照射条件」という)を異ならせた状態でそれぞれ感光体ドラム10を帯電処理する。そして、その時の電位センサの位置での感光体ドラム10の帯電電位の差異から暗減衰量を算出し、電位制御に反映させる。又、前露光照射条件の代わりに、転写手段に印加するバイアス条件(以下「転写高圧条件」という)を異ならせてもよい。即ち、除電手段の動作条件としては、前露光照射条件(帯電前露光器の照射条件、クリーニング前露光器の照射条件)、転写高圧条件のいずれか、又はこれらの組み合わせの条件を異ならせることができる。即ち、上記除電手段の複数の異なる動作条件は、その少なくとも1つとして、次のような動作条件を有する。即ち、感光体ドラム10の表面の移動方向において転写位置よりも下流且つ帯電位置よりも上流において感光体ドラム10を露光する前露光手段の露光量条件が異なる動作条件である。或いは、感光体ドラム10上に形成されたトナー像を被転写体に転写させる転写手段に印加するバイアス条件が異なる動作条件である。以下、更に詳しく説明する。
本実施例では、画像形成装置100は、図2に示す動作フローを暗減衰量補正算出手段たる暗減衰測定モードとして有し、電位センサ17による検出信号に応じて最適な補正量を選択し、電位制御を行う。上記本実施例の画像形成装置100の構成に基づき、暗減衰測定モードは、例えば以下のような構成とすることができる。
暗減衰測定モードの発動タイミングは、例えば、画像形成装置100のメイン電源のオン時であり、且つ、定着装置30における加熱ローラ31の温度が50℃以下の場合とする。これにより、暗減衰特性の変化を得るには十分に短いインターバルとなり、しかも暗減衰量検知のためのロスタイムを、通常画像形成装置100のメイン電源のオン時に設けられている準備動作中のウェイトタイムの中に含めることができるというメリットがある。
はじめに、本実施例における概略制御ブロックを示す図6をも参照して、図2に示す動作フローの概略について説明する。図2中における条件1〜3は、暗減衰量を算出し、高圧設定値に反映するための条件である。条件1〜3の詳細は後述して説明する。
先ず、転写高圧条件、前露光照射条件等の除電手段の2つの異なる設定、即ち、2つの異なる動作条件(条件1、条件2)において、帯電器11の所定の設定高圧条件(一次総電流、グリッド高圧等)により感光体ドラム10を帯電させる。この時、制御手段としての情報集積回路50が、グリッドバイアス印加電源61、帯電線バイアス印加回路62、一次転写バイアス印加電源64、帯電前露光器駆動回路65、クリーニング前露光器駆動回路66等を所定の条件で動作させるよう制御する。
次に、上述のようにして帯電された感光体ドラム10の表面電位を、電位センサ17により取得する。電位センサ17の検出信号は、情報集積回路50に入力される。そして、情報集積回路50にて、検出信号のD/A変換処理を行う。
次に、情報集積回路50の演算制御部は、この2つの異なる動作条件において測定された、感光体ドラム10の表面電位の2つの値の差分δの絶対値を取る。ここで、本実施例では、差分δの絶対値が0である場合には、上記動作条件として条件3において上記同様の測定を行い、条件1において測定された値と条件3で測定された値の差分δの絶対値を計算するようにすることができる。例えば、差分δの絶対値が0の時には、何らかの不具合により同条件で測定している可能性が高い(前露光が点灯していない等)と判断して、その回避策として更に異なる条件を使用することができる。
次に、情報集積回路50は、上記測定により求めた差分δを、上記測定で使用した条件と同条件により予め作成されて情報集積回路50の内部の記憶手段である記憶部51に記憶された、暗減衰量を算出するための暗減衰量補正式に適用する。即ち、情報集積回路50は、暗減衰補正手段として機能する。
その後、情報集積回路50は、暗減衰量補正式に上記差分δを適用して演算処理することで得られた暗減衰量を用いて、帯電器11の設定高圧条件(本実施例では、グリッド高圧条件)を補正する。典型的には、設定高圧条件に、求められた暗減衰量分を上乗せすることによって、現像位置p4にける適正な値に補正することができる。そして、帯電器11の変更後の設定高圧条件で感光体ドラム10を帯電させ、感光体ドラム10の表面電位を電位センサ17で測定して帯電電位を確認した後に、画像形成時(作像時)の帯電器11の設定高圧条件等を決定する。つまり、本実施例では、1回目の表面電位検出は暗減衰の影響の補正のためであり、2回目の表面電位検出は正規の画像形成時における帯電設定手段となる。例えば、帯電電位を確認し、暗減衰の影響の補正が適用されているかを判断し、適用されているならばこの条件で画像形成時における適切な帯電条件(VCONT、VBACK)を満たす暗電位設定、明電位設定を決定する。決定した帯電器11の設定高圧条件等は、情報集積回路50の記憶部51に格納され、その後の画像形成動作時に用いられる。本実施例では、補正された帯電器11の設定高圧条件に対応して、その後の画像形成時の現像バイアス条件も補正されるようになっている。即ち、求められた暗減衰量に応じて、感光体ドラム10の電位制御設定値としての帯電器11に印加するバイアスの設定値、或いは現像装置16に印加するバイアスの設定値を変更することができる。
次に、暗減衰量補正式について説明する。ここでは、先ず、後述の具体例1にて用いる暗減衰量補正式を例に挙げて説明する。
図4は、画像形成装置100にて用いる感光体ドラム10に関して、画像形成枚数50k枚まで耐久動作を行った時の適当なタイミングにおける差分δと暗減衰量との関係を示す。
図4のグラフに記載の条件1−2のプロットは、上記2つの異なる動作条件として下記表1に示す条件1と条件2の設定を用いた時の差分δに対する暗減衰量を示す。又、図4のグラフに記載の条件1−3のプロットは、上記2つの異なる動作条件として、下記表1に示す条件1と条件3の設定を用いた時の差分δに対する暗減衰量を示す。即ち、図4に示す関係は、電位センサ位置p3と現像位置p4で実際に測定された電位の差分と、暗減衰量との関係を示すものである。つまり、図4は、予め暗減衰量が分かっている感光体ドラム10に対して条件を異ならせて測定した際の暗減衰量を示している。図4のグラフに記載の条件1−2、1−3のプロットは、それぞれ一次近似可能な関係性を持つ。尚、表1には、後述の具体例2にて用いる条件4についても併せて示している。
Figure 0004898478
暗減衰量への影響因子としては、環境要因、感光体ドラム10の耐久要因などが挙げられるが、帯電工程前の除電工程における前露光照射量が一定のレベルで重畳的に作用しているものと考えられる。従って、異なる前露光照射条件において、それぞれの比率で、環境、耐久状態の変動分が反映されることになり、その差分から全体の暗減衰量が予測できるものと考えられる。即ち、前露光照射により感光層に発生するキャリアの量や、発生したキャリアが感光層から感光体ドラム10の表面に到達して表面電荷をリセットするまでの速度は、環境や耐久履歴による変動があると考えられる。しかし、前露光照射の強さに対して概ね同程度の比率で影響を与える傾向を示すものといえる。
ここで、最も簡易に本発明の暗減衰補正概念を説明すると次の通りである。前露光をOFFにした時、感光体ドラム10の帯電電位の減衰がほとんど生じず、帯電器直下位置p1における帯電電位が、前露光をOFFにした場合と、前露光を画像形成時の照射量で照射した場合とで同じと仮定する。この場合、感光層に発生したキャリアによる帯電電位の減衰の影響が、帯電器直下位置p1から、電位センサ位置p3、更に現像位置p4までの距離に依存する。そして、比例関係により感光体ドラム10の暗減衰量を予測することが可能である。
図3は、より一般化した暗減衰の補正方法を簡略化して示す図である。上記同様に、帯電器直下位置p1における帯電電位が、前露光をOFFにした場合と、前露光を画像形成時の照射量で照射した場合とで同じと仮定する。この時、感光体ドラム10の表面が帯電器直下位置p1から現像位置p4へと進むのに伴う、前露光をOFFとした場合と、画像形成時の照射量とした場合とでの感光体ドラム10の帯電電位の減衰特性は、それぞれ図3中のラインA、ラインBで示される。又、耐久変動等の影響によりラインA、ラインBで示される特性が変化した場合のラインがそれぞれ図3中のラインC、ラインDである。
ここで、電位センサ17の読み値に対し、現像位置p4での電位を予測して補正するためには、耐久前及び耐久後の各状態で、電位センサ位置p3から現像位置p4までの感光体ドラム10の帯電電位の減衰量、即ち、補正量1、補正量2を算出する必要がある。この時、耐久前及び耐久後の各状態における差分δ1、δ2のいずれに対しても、図4において算出された一次近似式(暗減衰量補正式)を適用することができる。
尚、帯電器直下位置p1における帯電電位は、帯電器11自体の劣化状態によって変動するものである。しかし、本実施例によれば、上記2つの異なる動作条件における帯電電位の差分δに基づく計算を行うため、帯電器直下位置p1の帯電電位の絶対値には左右されずに暗減衰補正量を抽出して得ることができる。
又、前露光をOFFした状態で複数回帯電領域を通過させると電位は徐々に上昇してゆき安定しないことがある。しかし、回転数を一定に制限して測定することにより、測定時点の帯電能を反映して、相対的に比較し得る結果を得ることができる。
又、上述では、前露光の条件によらず帯電器直下位置p1における帯電電位が同じと仮定して説明した。これに対して、前露光の条件により帯電器直下位置p1における帯電電位が異なる場合でも、上記同様にキャリア発生量、環境、耐久状態の影響を受けると考えられるため、差分δと補正量の関係は概ね維持されるものと考えられる。
以下、より具体的な例に則して説明する。
(具体例1)
本例では図4において実測値に基づいて予め算出された一次近似式を、図2に示す暗減衰量補正算出手段たる暗減衰測定モードの制御に対して、暗減衰量補正式として導入した。
上記表1には、本例で使用した比較条件(即ち、差分δを求めるために条件1に対してどの条件を比較するか)毎における、暗減衰を算出するための暗減衰量補正式が示されている。
この暗減衰量補正式によって算出された暗減衰量を、条件1での電位測定において使用した帯電器11の設定高圧値のうち、グリッド高圧値に反映し、画像形成時の設定値とする。
本例では、条件1に対して、除電手段の動作条件のパラメータとして前露光照射条件を変更した条件2、条件3を比較する。
尚、帯電器11の高圧設定値は、情報集積回路50の内部の記憶部に記憶されたデータから、使用環境により異なる暗電位設定を抽出することで、設定することができる。本例では、条件1、並びに、条件2、条件3での電位測定は、帯電器11の高圧設定値として一次総電流I1が1000μA、グリッド高圧Vg1が800Vになる環境下で行った。
条件1では、上記帯電器11の高圧設定値での帯電処理に加え、一次転写高圧を、画像形成条件と同じ設定である35μAの電流が流れるように印加する。更に、帯電前露光器12及びクリーニング前露光器14により、それぞれ感光体ドラム10の表面上での光量30μwを目安に前露光を照射して、感光体ドラム10の表面を除電する。そして、もう一度帯電器11により帯電した時の感光体ドラム10の表面電位を電位センサ17により検出する。
条件2では、上記設定値を基に帯電器11によって帯電した感光体ドラム10が、一次転写高圧の印加を受けず、更にクリーニング前露光器14のみでの前露光による除電を受ける。そして、もう一度帯電器11により帯電した時の感光体ドラム10の表面電位を電位センサ17によって検出する。即ち、条件2は、条件1とは前露光手段の露光量条件が異なる。
条件3では、上記設定値を基に帯電器11によって帯電した感光体ドラム10が、一次転写高圧の印加を受けず、更に前露光による除電を受けずに、もう一度帯電器11により帯電した時の感光体ドラム10の表面電位を電位センサ17によって検出する。即ち、条件3は、条件1及び条件2とは前露光手段の露光量条件が異なる。
本例では、各条件における電位センサ17の信号のサンプリングは、感光体ドラム10を全周に渡り帯電させた状態での平均電位を採っている。
上述のような本実施例に従う暗減衰量補正式を適用した制御(暗減衰測定モード)を使用した場合のカブリに対する効果を確認した。
画像形成に用いた紙上の非画像部の反射率(D1)と、画像形成に用いた紙と同一カットの未使用記録紙の反射率(D2)を測定し、D1−D2の値を5点求め、その平均値をカブリ濃度として評価した。反射率はTC−6D(東京電色製)にて計測した。
表2は、使用環境の各絶対水分量におけるカブリ濃度を、本実施例に従う制御を行った時(補正時)と、行わなかった時(非補正時)とで比較した結果である。尚、表2には、後述の具体例2の結果も併せて示している。
Figure 0004898478
表2に示す結果より、本実施例に従う制御によって、カブリ抑止効果があることが確認できた。
(具体例2)
上記具体例1では、前露光手段の点灯条件を異にした除電手段の複数の異なる動作条件を使用して、感光体ドラム10の暗減衰に係る情報を検出したが、本発明はこれに限られるものではない。本例では、条件1に対して、除電手段の動作条件のパラメータとして転写高圧条件を変更した条件4を比較する。
図5は、画像形成装置100にて用いる感光体ドラム10に関して、画像形成枚数50k枚まで耐久動作を行った時の適当なタイミングにおける差分δに対する暗減衰量の関係を示す。本例においては、図5に示す関係は、上記表1に示す条件1と条件4の設定を用いた時の差分δと暗減衰量との関係を示している。即ち、図5に示す関係は、電位センサ位置p3と現像位置p4とで実際に測定された電位の差分と、暗減衰量との関係を示すものである。つまり、図5は、予め暗減衰量が分かっている感光体ドラム10に対して条件を異ならせて測定した際の暗減衰量を示している。図5のグラフに記載のプロットは、一次近似可能な関係性を持つ。
暗減衰量への影響因子としては、環境要因、感光体ドラム10の耐久要因などが挙げられるが、除電工程前の転写工程における異なる高圧印加条件と、その後の除電工程がある一定のレベルで重畳的に作用しているものと考えられる。従って、異なる高圧印加条件において、それぞれの比率で環境、耐久状態の変動分が反映されることになり、その差分から全体の暗減衰量が予測できるものと考えられる。即ち、帯電された感光体ドラム10に対して、除電工程前の転写工程において転写高圧を印加することにより、感光体ドラム10の表面電荷を除電工程前にあるレベルまでリセットするまでの速度は、環境や耐久履歴による変動があると考えられる。しかし、印加する転写高圧に対して概ね同程度の比率で影響を与える傾向を示すものといえる。
再び図3を参照すると、図3は、最も簡易に本発明の暗減衰補正概念を説明する図である。上述と同様に、帯電器直下位置p1における帯電電位が、転写高圧を印加しない場合と、画像形成時の値の転写高圧を印加した場合とで同じと仮定する。この時、感光体ドラム10の表面が帯電器直下位置p1から現像位置p4へと進むのに伴う、転写高圧を印加しない場合と、印加した場合とでの感光体ドラム10の帯電電位の減衰特性は、それぞれ図3中のラインA、ラインBで示される。又、耐久変動等の影響によりラインA、ラインBで示される特性が変化した場合のラインがそれぞれ図3中のラインC、ラインDである。
ここで、電位センサ17の読み値に対し、現像位置p4での電位を予測して補正するためには、耐久前及び耐久後の各状態で、電位センサ位置p3から現像位置p4までの感光体ドラム10の帯電電位の減衰量、即ち、補正量1、補正量2を算出する必要がある。この時、耐久前及び耐久後の各状態における差分δ1、δ2のいずれに対しても、図5において算出された一次近似式(暗減衰量補正式)を適用することができる。
本例では、図5において実測値に基づいて予め算出された一次近似式を、図2に示す暗減衰測定モードの制御に対して、暗減衰量補正式として導入した。
上記表1には、本例で使用した比較条件毎における、暗減衰を算出するための暗減衰量補正式が示されている。
条件1では、上記具体例1と同条件(一次総電流I1を1000μA、グリッド高圧Vg1が800Vになる環境下)で電位測定を実施する。
条件4では、条件1のうち一次転写高圧を印加せずに、帯電した感光体ドラム10の表面を中間転写ベルト15aと接した状態で転写位置p5を通過させ、もう一度帯電器11により帯電した時の感光体ドラム10の表面電位を電位センサ17によって検出する。即ち、条件4は、条件1とは、転写手段に印加するバイアス条件が異なる。
本例では、両条件における電位センサ17の信号のサンプリングは、感光体ドラム10を全周に渡り帯電させた状態での平均電位を採っている。
上述のような本実施例に従う暗減衰量補正式を適用した制御(暗減衰測定モード)を使用した場合のカブリに対する効果を確認した。測定方法及び評価方法は上記具体例1と同じである。結果は、上記具体例1の結果と同様にして、上記表2に示されている。
表2に示す結果より、本実施例に従う制御によって、カブリ抑止効果があることが確認できた。
以上説明したように、本実施例では、除電手段の複数の異なる動作条件において検出した感光体ドラム10の帯電電位の差異から暗減衰量を算出し、電位制御に反映する。これにより、より高精度な電位制御を維持でき、且つ、カブリを防止することができる。
即ち、本実施例によれば、感光体ドラム10の暗減衰による影響を補正して、より高精度に画像形成条件の制御を行うことが可能である。又、本実施例によれば、感光体ドラム10における暗減衰を補正する電位制御を提供することにより、カブリを防止することができる。又、本実施例によれば、感光体ドラム10の1周の前後の電位測定により暗減衰を測定するものではなく、感光体ドラム10に当接する部材の影響を受けることが無く、より正確に暗減衰量を求めることができる。
以上、本発明を具体的な実施例に則して説明したが、本発明は上述の実施態様に限定されるものではない。
例えば、暗減衰測定モードの発動タイミングは、前述のものに限定されるものではない。例えば、画像形成装置100が情報集積回路50内などにタイマーを有し、所定インターバル毎に発動させるようにしてもよい。又、所定プリント枚数毎に発動させるようにしてもよい。これによって、感光体ドラム10の劣化度合により適合する場合がある。
又、電位測定時の感光体ドラム10上の帯電領域は、前述のものに限定されるものではない。局所的に帯電させ、その電位を検出するようにしてもよい。但し、帯電特性の電位ムラを考慮すると、本例で用いた前述の手法が望ましいといえる。
又、暗減衰測定モード時に感光ドラム10の回転スピードを速めてもよい。又、感光体ドラム10の回転数は、本例のものに限定されるものではなく、暗減衰特性の直線性が得られる範囲で、それ以上回転してもよい。
更に、上記実施例では、感光体ドラム10のある一定の耐久枚数において算出された暗減衰量補正式を用いて制御を行った。但し、感光体ドラム10は、長寿命になるほど帯電能の劣化度合が増すことがある。そのため、暗減衰量と差分δとの関係が、感光体ドラム10のある一定の耐久枚数において算出された暗減衰量補正式に沿わない傾向を示してくることがある。従って、耐久枚数、感光体ドラム10の回転数、帯電時間などの使用履歴情報を使用し、暗減衰量補正式を補正することができる。具体的には、例えば感光体ドラム10の回転数、帯電時間などの指標で表される画像形成装置100の使用量が増すに従って、算出される暗減衰量が増すように、暗減衰量補正式を補正することができる。その補正量は、予め実験等を通して求めて、記憶させておくことができる。又、これらの使用履歴に応じて、複数の暗減衰量補正式を予め求めて、記憶させておき、感光体ドラム10の使用量に応じて適宜選択して用いるようにしてもよい。これにより、より理想的な電位制御を提供することができることがある。即ち、上記除電手段の複数の異なる動作条件のそれぞれに対応して電位センサ17が検出した感光体ドラム10の表面電位と、当該画像形成装置の使用履歴情報と、に基づいて、画像形成条件を変更することができる。
又、感光体ドラム10の表面の移動方向において現像位置が複数ある場合には、それぞれの現像位置に対応して、暗減衰量補正式を複数設けるか、或いは補正することができる。
又、上述の実施例では、レーザービームを使用して感光体ドラム10を露光し、その露光された領域に現像装置によってトナーを付着させる、所謂、反転現像を前提にして説明した。しかし、露光されなかった感光体領域、つまり暗部領域にトナーを付着させる正規現像が採用された画像形成装置にも本発明は等しく適用することができ、同様の効果を得ることができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施例の要部概略構成図である。 本発明に従う暗減衰測定モードを説明するためのフローチャート図である。 本発明に従う暗減衰の補正方法の概念図である。 本発明に従う暗減衰量補正式の一例を示すグラフ図である。 本発明に従う暗減衰量補正式の他の例を示すグラフ図である。 本発明に係る画像形成の一実施例の制御態様を説明するための概略制御ブロック図である。 現像バイアス電圧と画像濃度との相対関係を説明する模式図である。 電位制御方法の一例を説明するためのグラフ図である。
符号の説明
10 感光体ドラム
11 帯電器
12 帯電前露光器
13 クリーニング装置
14 クリーニング前露光器
15 転写装置
16 現像装置
17 電位センサ
18 露光装置

Claims (10)

  1. 表面が移動可能な像担持体と、前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像担持体上を画像情報に応じて露光して前記像担持体上に静電像を形成する像露光手段と、前記像担持体上に形成された静電像を現像剤像として現像する現像手段と、前記像担持体の表面の電位を検出する表面電位検出手段と、前記像担持体の表面の電荷を除去し得る除電手段と、を有する画像形成装置において、
    前記除電手段の動作条件を複数の異なる動作条件に変更すると共に、それぞれの動作条件における前記除電手段の前記像担持体に対する作用位置を通過した前記像担持体の表面を前記帯電手段により帯電処理し、該帯電処理された前記像担持体の表面の電位を前記表面電位検出手段によってそれぞれ検出した結果に基づいて画像形成条件を変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記除電手段の前記複数の異なる動作条件のそれぞれに対応して前記表面電位検出手段が検出した前記像担持体の表面電位に基づいて、前記像担持体の暗減衰量を算出し、該暗減衰量に基づいて前記画像形成条件を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記暗減衰量は、前記除電手段の前記複数の異なる動作条件のそれぞれに対応して前記表面電位検出手段が検出した前記像担持体の表面電位の差分に基づいて算出することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記暗減衰量は、予め求められた、前記像担持体の表面の移動方向に沿って前記表面電位検出手段の検出位置から前記現像手段の現像位置までの間の前記像担持体の暗減衰量と前記差分との関係に基づいて算出することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成条件は、前記除電手段の前記複数の異なる動作条件のそれぞれに対応して前記表面電位検出手段が検出した前記像担持体の表面電位と、当該画像形成装置の使用履歴情報と、に基づいて変更することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成条件として、前記像担持体の電位制御設定値を変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体の電位制御設定値は、前記帯電手段に印加するバイアスの設定値であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成条件として、前記現像手段に印加するバイアスの設定値を変更することを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  9. 前記除電手段の前記複数の異なる動作条件は、その少なくとも1つとして、前記像担持体の表面の移動方向において前記像担持体上に形成された現像剤像を被転写体に転写させる転写位置よりも下流且つ前記帯電手段による前記像担持体の帯電位置よりも上流において前記像担持体を露光する前露光手段の露光量条件が異なる動作条件を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  10. 前記除電手段の前記複数の異なる動作条件は、その少なくとも1つとして、前記像担持体上に形成された現像剤像を被転写体に転写させる転写手段に印加するバイアス条件が異なる動作条件を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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