JP4939164B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものである。
ここで、電子写真画像形成装置としては、例えば、複写機、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ、ファクシミリ装置などが含まれる。
図2に電子写真方式を用いた従来の画像形成装置の模式図を示す。
複写機やレーザービームプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置は、静電潜像担持体である感光ドラム201を一様に帯電し、画像情報に対応したレーザー光203を照射して静電潜像を形成する。この静電潜像に現像手段204で記録材料である現像剤(以下「トナー」という)を供給して顕在化し、さらに、感光ドラムから記録メディア210などの記録媒体へと、画像を転写することで記録メディア上に画像を形成している。
このような画像形成装置では、感光ドラム201上に画像情報を再現するために、感光ドラム201を一様に帯電させる帯電装置202、帯電された感光ドラム201に印字情報及び画像情報に対応する静電潜像をレーザー露光により形成させる露光装置203がある。そして、形成された静電潜像を現像剤(トナー)を用いて可視像化する現像ローラ204より構成される。
また、感光ドラム201上に再現されたトナー像を記録メディア210に転写する転写装置205、感光ドラム201上に残留した転写残りトナーなどを除去するクリーニング装置206、転写された記録メディア上のトナー像を永久定着させる定着装置206より構成されている。
このような従来の画像形成装置における画像形成プロセスは、図3に示すようなタイミングで実施される。
図3は、感光ドラムの同一領域をそろえて縦にならべた図である。図3は、プリント命令のタイミング、感光ドラムの回転のタイミングを表している。また、その領域に対応する帯電バイアス(帯電部材に印加される電圧)、帯電直後の感光ドラム表面電位及び転写バイアス(転写部材に印加される電圧)の関係をあらわしている。
破線で示した縦軸に平行な目盛り線の間隔は、感光ドラム半周分をあらわしている。横軸は時間である。
まず、画像形成装置本体が外部コンピュータなどによるプリント命令を受け取った後301、感光ドラムは回転をはじめる302。
その後、帯電装置に−1000Vの帯電バイアスを印加し303、感光ドラム表面を帯電電位(VD)−500Vに一様に帯電させる304。
このとき帯電ローラには、画像形成前、画像形成時及び画像形成間に関わらず、常に一定の所定の帯電バイアスが印加されている。
その後、VDに帯電された感光ドラム上に、露光装置により静電潜像が形成され、露光を受けた部分の感光ドラムの表面電位は、露光電位(VL)となる(図3においては、便宜上像露光を行っていない場合を示している)。
感光ドラム上に形成された静電潜像は、現像ローラに到達すると現像が行われ、静電潜像はトナー像として感光ドラム上に、可視像化される。
感光ドラム上の可視像化されたトナー像は、転写ローラに到達すると、所定の転写バイアスを印加することにより305、プリント命令と同期して給紙装置たるカセットから供給される記録メディア上に静電転写される。
その後、トナー像を転写された記録メディアは、定着装置に搬送され、熱と押圧力を加えることにより、記録メディアに永久画像として定着される。
転写ローラを通過した後の感光ドラム上の転写残りトナーは、クリーニング装置に到達すると、クリーニング装置により、感光ドラム上から除去され、次の画像形成に備えるため、再び帯電ローラにより帯電が行われる。
ところで上述の画像形成装置においては、転写バイアスの制御として、記録メディア間306や印刷前準備回転時307などの非画像形成領域に転写バイアスを印加して、補正を行なうものがある(特開平10−207262公報)。非画像形成領域に対して転写バイアスを印加して、その時の転写電流もしくは転写電圧をモニターし、その電流値および電圧値に基づき転写部材である転写ローラの抵抗値変化を検出する。転写ローラの抵抗値変化に基いて、トナー像の転写時の転写バイアスに補正を加える。
特開平10−207262公報
しかしながら、転写部材の表面形状が発泡体で、転写部材が像担持体に直接当接し、転写部に被転写体がないような時にも転写部材に電圧を印加する画像形成装置において、帯電後の像担持体の電位の一部が、所望電位以上になってしまう過帯電という問題が発生した。
上記従来例で示すような、転写部に被転写体がないような時においても転写部材に電圧を印加し続けた場合、通常は転写部通過後の像担持体の電位は、電圧の影響を受けて除電されて電位がさがることとなる。転写部において像担持体の電位が均一に除電されれば過帯電という問題は発生しない。
ところが、転写部材の表面形状が発泡体の場合、転写ローラの空隔部(セル部分)と非空隔部(非セル部分)とで、転写部材から像担持体へ流れる電流量に差異が生じる。
像担持体が転写部を通過するときに、転写部材の非セル部分と対応した像担持体上の領域は、転写部材から像担持体に電流が流れやすく、像担持体の電位は、転写バイアスの影響を受けて除電されることとなる。これに対し、像担持体が転写部を通過するときに、転写部材のセル部分と対応した像担持体上の領域は、非セル部分と対応した場合とくらべて転写部材から像担持体に電流が流れにくい。そのため、像担持体の電位は、転写バイアスの影響をほとんど受けず、転写部において電位は変化しないこととなる。
セル部と対応した像担持体の領域は、転写部において電位が変化しない。そのため、前回の帯電部材により帯電されたままの電位を保ったまま再び帯電部まで到達し、帯電部材で同じ電位に帯電されることとなる。このように、帯電部材による帯電前後でほとんど電位差が生じていないような場合、所望の電位以上に電荷が乗ってしまう過帯電と呼ばれる現象が発生する。過帯電を生じた領域は、所望の電位以上の電位となっているため、画像形成時(特にハーフトーン画像形成時)に白点となって現れてしまうことがあるため問題である。そこで、本発明の目的は、転写部材の表面形状が発泡体で、転写部材が像担持体に直接当接し、転写部に被転写体がないような時にも転写バイアスを印加する画像形成装置において、過帯電の発生を抑制する。そして、過帯電に起因する画像形成時の白点の発生を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る装置は、以下のようなものである。
(1)現像剤像を担持する像担持体と、
交流電圧なしの直流電圧を印加され帯電部で前記像担持体を帯電する帯電部材と、
前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤で反転現像して前記現像剤像を形成する現像装置と、
前記現像剤像を転写部において被転写体に転写する転写部材と、
前記帯電部材に印加される電圧と前記転写部材に印加される電圧とを制御する制御手段とを有する画像形成装置であって、
前記像担持体は、前記転写部と前記帯電部との間で除電をされることなく、
前記転写部材の表面は発泡体を備えており、前記転写部材と前記像担持体とが接触し、前記転写部材と前記像担持体との間を被転写体を通過させて転写を行い、
前記転写部材と前記像担持体の間に前記被転写体が存在しない時に前記転写部を通過し、且つ前記静電潜像が形成されることになる前記像担持体の領域を第一の領域とし、前記転写部材と前記像担持体の間に前記被転写体が存在する時に前記転写部を通過し、且つ前記静電潜像が形成されることになる前記像担持体の領域を第二の領域として、前記第一の領域が前記転写部を通過する時に、前記転写部材には電圧が印加されており、
前記制御手段は、前記第一の領域が前記転写部を通過する時に前記転写部材から前記像担持体に流れる電流値を、前記第二の領域が前記転写部を通過する時に前記転写部材から前記像担持体に流れる電流値よりも大きくするように、前記転写部材に印加される電圧を定電流制御することを特徴とする画像形成装置。
(2)現像剤像を担持する像担持体と、
交流電圧なしの直流電圧を印加され帯電部で前記像担持体を帯電する帯電部材と、
前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤で反転現像して前記現像剤像を形成する現像装置と、
前記現像剤像を転写部において被転写体に転写する転写部材と、
前記帯電部材に印加される電圧と前記転写部材に印加される電圧とを制御する制御手段とを有する画像形成装置であって、
前記像担持体は、前記転写部と前記帯電部との間で除電をされることなく、
前記転写部材の表面は発泡体を備えており、前記転写部材と前記像担持体とが接触し、前記転写部材と前記像担持体との間を被転写体を通過させて転写を行い、
前記転写部材と前記像担持体の間に前記被転写体が存在しない時に前記転写部を通過し、且つ前記静電潜像が形成されることになる前記像担持体の領域を第一の領域とし、前記転写部材と前記像担持体の間に前記被転写体が存在する時に前記転写部を通過し、且つ前記静電潜像が形成されることになる前記像担持体の領域を第二の領域として、前記第一の領域が前記転写部を通過する時に、前記転写部材には電圧が印加されており、
前記制御手段は、前記第一の領域が前記帯電部を通過する時に前記帯電部材に印加される電圧を、前記第二の領域が前記帯電部を通過する時に前記帯電部材に印加される電圧よりも小さくする制御をすることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、転写部材の表面形状が発泡体で、転写部材が像担持体に直接当接し、転写部に被転写体がないような時にも転写部材に電圧を印加する画像形成装置において、過帯電の発生を抑制し、過帯電に起因する画像形成時の白点の発生を抑制することができる。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適応される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施例に限定する主旨のものではない。
本発明の第1の実施例を、添付図面に基づいて説明する。
なお、本実施例で、画像形成領域とは、被転写体である記録メディアが転写部に存在する時に、転写部を通過することになる感光ドラムの領域を指す。非画像形成領域とは、画像形成領域以外の領域を指す。
また、画像形成時とは、画像形成領域に対して帯電、露光、現像、転写等の各プロセス手段が作用する時を指す。したがって、厳密に言えば、帯電における画像形成時と、転写における画像形成時とは、異なる時間を指している。非画像形成時とは、画像形成時以外の時間を指す。
図2は実施例1の画像形成装置の模式図である。なお、基本的な構成は従来例と同じであるため図1を用いて説明をする。
この画像形成装置は、中央部に静電潜像が形成される像担持体である感光ドラム201を配した。
その感光ドラム201の周囲には以下のものが備えられている。
感光ドラム201を一様に放電帯電させる帯電装置202。
帯電された感光ドラム201に印字情報及び画像情報に対応する静電潜像をレーザー露光209により形成させる露光装置203。
形成された静電潜像を現像剤(トナー)を用いて可視像化する現像装置204。
可視像化されたトナー像を被記録材である記録メディア210に転写する転写装置205。
感光ドラム201上の転写残りトナーなどを除去するクリーニング装置206。
転写された記録メディア210上のトナー像を永久定着させる定着装置207。
そして記録メディアを供給する給紙装置たるカセット208。
さらに詳しく説明を行う。
感光ドラム201は、φ24のアルミシリンダ上に、1μm程度の下引き層、数μmの電荷発生層(CGL)、15μm程度の電荷輸送層(CTL)、とをディッピング加工などで順次塗布・積層して形成された3層構造のものである。また、駆動手段により矢示の方向211に所定の周速度で回転駆動される。本実施例では、113.1mm/secの周速度で回転する。つまり、1秒で1.5回転する。
帯電装置202は、帯電部材である帯電ローラ212、導電性の支持部材213、バネ部材214、帯電バイアス電源215とで主に構成される。帯電ローラ212は、φ6mmの芯金に、厚さ3mm程度のウレタンゴムからなる導電性弾性層と、その上に厚さ数μmのウレタンゴムにカーボンブラックを分散させた高抵抗層から構成される。支持部材213は、帯電ローラ212を両端より回転自在に支持する。バネ部材214は、支持部材213とともに帯電ローラ212と感光ドラム201とが適切な当接圧で当接するように押しつける。帯電バイアス電源215は、バネ部材214および支持部材213を介して帯電ローラ212に電圧を印加する。
帯電ローラ212は、帯電部229で感光ドラム201に接触して感光ドラム201の回転とともに従動回転するように設置されている。帯電ローラ212は、帯電バイアス電源215により、放電開始電圧を超える帯電バイアスを印加され、感光ドラム201と帯電ローラ212間で放電をさせて感光ドラム201を帯電させる。なお、放電開始電圧とは、帯電ローラ212と感光ドラム201の間で放電が始まる電位差をいう。帯電ローラ212に電圧を印加した場合、感光ドラム201の表面電位は帯電ローラ212に印加した電圧から放電開始電圧を引いたものとなる。本実施例の構成における放電開始電圧は500Vである。帯電ローラ212は、約−1000Vの直流電圧を印加され、感光ドラム201上の表面電位を、−500Vに帯電させる。ここで、帯電ローラ212に交流電圧なしの直流電圧を印加して帯電を行う接触帯電方式、いわゆるDC帯電方式を採用している。DC帯電方式は、帯電ローラ212にDC電圧にAC電圧を重畳したAC帯電方式と比較して、低オゾン、低コスト等という利点がある。また他にも、感光ドラム201表面を所定の電位に帯電するための放電に関わる電流量が少ないため、感光ドラム201表面の削れ量が少ないという利点も有している。
露光手段203は、本例ではレーザービームスキャナーを用いている。このスキャナーは、半導体レーザー、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有してなり、不図示のホスト装置から送られてきた画像情報に応じてON/OFF制御されたレーザービーム209を出射して感光ドラム201の一様に帯電された表面を走査露光し、静電潜像を形成する。本実施例では、露光された感光ドラム201の領域の表面電位(露光電位)が、−150Vとなるようレーザー光量を調節した露光手段203を用いる。
現像部材204は、仕切り部216によってトナーを貯留するトナー容器217と現像容器218に区画されている。そして、トナー容器217には撹拌装置219が配置され、現像容器218にトナーを送り込む。現像容器218には感光ドラム201の静電潜像に対して現像を行う現像ローラ220と、現像ローラ220のトナー層厚を規制する規制ブレード221が配置されている。現像方法としては、ジャンピング現像法、2成分現像法等が用いられる。本実施例では、イメージ露光と反転現像との組み合わせで用いている。静電潜像をトナーで反転現像し、現像剤像であるトナー像を形成する。
転写装置205は、φ16の電子導電系スポンジあるいはイオン導電系スポンジからなる表面層が発泡体の転写部材である転写ローラ222と、転写ローラ222に電圧を印加する転写バイアス電源223とを備えている。転写ローラ222と感光ドラム201は転写部230で接触しており、記録メディアは転写ローラ222と感光ドラム201の間を通過する時に、感光ドラム201上に形成されたトナー像を転写される。本実施例では、反転現像を採用しているため、転写ローラに感光ドラム201上の帯電ローラにより帯電される極性とは逆極性であるプラスの転写バイアスを印加している。本実施例では、転写部に記録メディアが存在しない時であっても転写バイアスを印加し、転写ローラ222の抵抗を検出する抵抗検出制御(ATVCやPTVC)を行っている。画像形成に先立って当該抵抗検出制御を行なうことで、画像形成装置の設置環境や転写ローラの抵抗変動によらず安定した適切な転写バイアスを、画像形成の際に印加できる。抵抗検出制御は、画像形成前の前回転(画像形成のための準備期間)、連続印刷の記録メディア間(先の記録メディアの後端が転写部を通過後、次の記録メディアの先端が転写部に到達するまでの期間)において行なわれる。そのため、本実施例では、画像形成領域に対しても、非画像形成領域に対しても転写バイアスが印加される構成となっている。このように、非画像形成領域に対しても転写バイアスを印加する構成の場合、転写バイアスのオーバーシュートが発生しないため、非画像形成領域に対して転写バイアスをオフする構成よりも好ましい。転写バイアスのオーバーシュートとは、非画像形成領域においてオフされていた転写バイアスを、画像形成領域に対応するようにオンにした時に、所望の転写バイアスよりも大きい転写バイアスが転写ローラに印加されてしまうことである。所望の転写バイアスよりも大きい転写バイアスが印加されると、画像に悪影響を及ぼす場合がある。
転写バイアス電源の制御方法として、所定の電流値を通電出来る定電流制御方式と、所定の電圧値を印加する定電圧制御方式とがある。定電流制御方式は、非画像形成領域と画像形成領域において転写ローラから感光ドラムに流れる電流値が同一となるような構成である。本実施例では定電流制御方式を用いており、非画像形成領域に対しては転写部に記録メディアが存在しないため転写部の抵抗が低くなり、非画像形成領域の転写電圧値は画像形成領域に比べ低い値となっている。画像形成領域でも非画像形成領域でも転写ローラ222に電圧を印加するような構成においては、定電流制御を行った方が、感光ドラム上のトナーの有無や、記録材の種類に関係なく、安定した電流値を供給することが可能となり、転写能力の安定化が図れるという理由から良い。
給紙装置であるカセット208に収納された被転写体である記録メディア224は、給紙ローラ225によって感光ドラム201上の可視像の形成と同期してレジストローラ226まで供給される。
そして、この記録メディア224は、レジストローラ226によって感光ドラム201上に形成された可視像の先端と同期して、転写ローラ222と感光ドラム201との間に搬送される。
そして、感光ドラム201上のトナー像は、転写ローラ222に転写バイアスを印加することにより、記録メディア210に転写される。
記録メディア210に転写されたトナー像は、記録メディア210とともに定着装置207に搬送され、熱と圧力を加えることにより定着され、記録画像となる。
一方、転写装置205を通過した後の感光ドラム201上の転写残りトナーは、ポリウレタンゴムからなるクリーニングブレード227を有するクリーニング装置206により感光ドラム201上から取り除かれ、廃トナー容器228に収容される。
その後、感光ドラム201表面は次の画像形成に備えるため、再び帯電装置202により帯電が行われる。
制御装置であるCPU231は、帯電バイアス電源215、現像バイアス電源、転写バイアス電源223を制御することで、帯電ローラ212、現像ローラ220、転写ローラ222に印加される電圧を制御する。
また、本実施例での画像形成装置の構成としては、既に述べてあるように、感光ドラムの周速は113.1mm/secである。また、印刷速度としては、A4サイズの記録材が1分間に15枚程度連続的に印刷出来るよう、記録メディアの間隔をあけて行った。本実施例の場合は、記録メディアの間隔は、感光ドラム2周分程度の166mmとする。ここで、記録メディアの間隔をあける手段としては記録メディアの給紙タイミングによって調節を行う。
次に、転写ローラの表面に発泡体を備える画像形成装置において、過帯電による画像不良が発生することについて説明する。帯電ローラは、現像装置より感光ドラムへトナーが不必要に飛翔するのを防ぐため、非画像形成領域であっても感光ドラム表面を帯電させている。また、転写バイアスは、転写ローラの抵抗測定のため、前回転時や連続通紙時の記録メディア間などの非画像形成領域においても、印加されている。
上記構成で中間階調などのハーフトーン画像の画像形成を行った場合、記録メディア先端から感光ドラム1周に相当する画像領域に、無数の白点が生じることがあることがわかった。これは、記録メディアが転写部に存在しない非画像形成領域において、表層がスポンジである転写ローラに転写バイアスが印加されることが原因であるとわかった。
非画像形成領域に転写バイアスが印加されると、転写ローラ222の空隔部(セル部分)と非空隔部(非セル部分)とで、転写ローラ222から感光ドラム201へ流れる電流量に差異が生じる。
感光ドラム201が転写部を通過するときに、転写ローラ222の非セル部分と対応した感光ドラム201上の領域は、転写ローラ222から感光ドラム201に電流が流れやすく、感光ドラム201の電位は、転写バイアスの影響を受けて除電されることとなる。これに対し、感光ドラム201が転写部を通過するときに、転写ローラ222のセル部分と対応した感光ドラム201上の領域は、非セル部分と対応した場合とくらべて転写ローラ222から感光ドラム201に電流が流れにくい。そのため、感光ドラム201の電位は、転写バイアスの影響をほとんど受けず、転写部において電位は変化しないこととなる。
セル部と対応した感光ドラム201の領域は、転写部において電位が変化しない。そのため、帯電ローラ212により帯電されたままの電位を保ったまま再び帯電部まで到達し、帯電ローラ212で同じ電位に帯電されることとなる。このように、帯電ローラ212による帯電前後でほとんど電位差が生じていないような場合、所望の電位以上に電荷が乗ってしまう過帯電と呼ばれる現象が発生する。例えば、放電開始電圧が500Vの時に、帯電ローラ212に−1000Vの電圧を印加して感光ドラムを帯電すると、感光ドラムは−500Vに帯電する。しかし、感光ドラムの電位がすでに−500Vとなっている状態で、帯電ローラに−1000Vの電圧を印加して感光ドラムを帯電させようとした場合、理論的には、感光ドラム201の電位は−500Vになるはずであるが、感光ドラム201の電位は−500Vよりも大きい電位になる。
このように、過帯電を生じた領域は、所望の電位以上の電位となっているため、露光しても十分に露光電位まで落ちきらず、画像形成をした時に白点となって現れてしまうことがある。この過帯電は、転写ローラ222のセル部で発生するため、画像の白点も転写ローラのセル部の形状と対応するように発生する。
この過帯電による白点の発生は、表面層が発泡体の転写ローラを用いた画像形成装置において、帯電ローラ402に印加される電圧又は、転写ローラ222に印加される電圧を、画像形成領域、非画像形成領域で変更しなかった場合に発生することが解かっている。
この過帯電の発生のメカニズムについて考察をした。
はじめに、感光ドラム上を帯電する帯電ローラの帯電特性について以下の実験で検討を行う。
図4に示すような実験器具を用意して行った。
図4に示すように、感光ドラム401と帯電ローラ402、高圧印加手段403を用意し、図の矢印方向404へ感光ドラム401を回転動作させる。帯電ローラ402の帯電位置から45度回転方向下流の位置に、感光ドラム上の表面電位を測定するための表面電位計405を設置する。本実施例で用いる表面電位計は、TREK社のModel344を使用した。
実験方法としては、高圧印加手段から一定の印加電圧を帯電ローラへ出力し、感光ドラム上を一定の帯電電位に帯電する(このときの表面電位を電位Iとする)。
表面電位計にて感光ドラム上の帯電電位が電位Iに安定したところで、高圧印加手段の印加電圧を瞬時に変化させ、瞬時に変化させた後の領域の帯電電位を、表面電位計にて計測する(変化後の表面電位を電位IIとする)。なお、電位IIとして得られる目標電位を−500Vとするために、帯電ローラに−1000Vの電圧を印加した。安定させる電位Iは0〜500Vで設定し、電位Iと電位IIの関係を確認した。
その結果が、図5に示すようになった。図5から、電位Iが0Vから−400V付近までは、電位IIにおいて、目標電位を安定して得ることができている。しかしながら、電位Iが−400Vから−450Vであった場合、目標電位から徐々に逸れ、電位Iが−450Vから−500Vの場合、目標電位よりも帯電電位の大きな過帯電の現象を著しく生じていることがわかった。
本実験の結果より、電位Iと電位IIとの電位差がないような場合、過帯電が生じることがわかった。同様な実験を電位IIの目標電位を変えて行った場合でも、本実験と同じように電位Iと電位IIとの電位差がないような場合過帯電が発生しやすいことがわかった。この過帯電は、電位Iと電位IIとの電位差が大きくなればなるほど発生しにくくなり、特に電位差が100V以上大きくなると過帯電はほとんど発生しないことがわかった。
次に、実際の画像形成装置内部での現象について確認を行った。
図6に示すような実験方法にて行った。
図6に示すように、感光ドラム601、帯電ローラ602、高圧印加手段603、回転方向604、および、表面電位計605は既に述べた実験装置と同じ配置にて行う。それらに加え、転写ローラ606を帯電ローラ602に対し感光ドラム601の回転方向180度下流に設け、転写ローラ606には帯電ローラ602と同様に高圧印加手段608が接続されている。転写ローラ606から感光ドラム601の回転方向下流の45度の位置に、もう一つ、表面電位計607を設置する。また、帯電ローラ602より45度下流を地点Aとし、地点Aの表面電位を測定する電位計605を電位計Aとする。転写ローラ606より45度下流を地点Bとし、地点Bの表面電位を測定する電位計607を電位計Bと呼ぶ。即ち、電位計Aは、帯電ローラによる帯電直後の感光ドラムの電位、電位計Bは転写ローラによる転写バイアスの影響を受けた後の感光ドラムの電位を表している。ここで、高圧電源より帯電ローラに印加される印加電圧は、地点Aの帯電電位が−500Vとなるように−1000Vで定電圧制御を行なった。転写ローラに印加される印加電圧は、本実施例の感光ドラム回転速度113mm/secにおいて、良好な転写画像が得られる3μA通電する一定電流制御にて行った。
図7−グラフAに電位計Aで測定された電位をしめし、図7−グラフBに、電位計Bで測定された電位を示す。また、図7において、縦・横の数値軸の交点701および702のポイントは、感光ドラムの駆動開始ポイントである。縦軸の破線の間隔は感光ドラム1回転に相当する時間を示す。また、電位計Bの位置は、電位計Aの位置の感光ドラム半回転分下流側に存在するため、電流計Aで測定された感光ドラムの領域は、感光ドラムの半回転分の時間だけ遅れて電位計Bで同じ感光ドラムの領域を測定される。図7−グラフAのポイントaと、図7−グラフBのポイントbと、図7−グラフAのポイントcは、感光ドラムの同一地点を表しており、図7−グラフAのポイントaは、感光ドラム半周後に図7−グラフBのポイントbとなり、さらに感光ドラム半周後は、図7−グラフAのポイントcとなる。
図7−グラフAにおいて、グラフ中の矢印703は、記録メディアが転写部に存在する際に転写部を通過することになる感光ドラムの領域(画像形成領域)の範囲をしめす。電位計Aによる感光ドラム表面電位は、印刷動作にわたってほぼ安定して−500Vを得ることができている。記録メディア先端から感光ドラム1周相当の箇所(705、706)では、電位のふらつきが見られ、当該個所の画像においても過帯電に起因する白点が発生している。
図7−グラフBにおいて、グラフ中の矢印704は、記録メディアが転写部に存在する際に転写部を通過した感光ドラムの領域(画像形成領域)の範囲をしめす。電位計Bによる感光ドラム表面電位は、印刷動作に応じて、−450Vを示す領域と−350Vを示す領域に分かれていることがわかる。記録メディアが転写部に存在する時に、転写部を通過した領域704は、転写後の電位が−350V(709)と、記録メディアが転写部に存在しない時に転写部を通過した領域の転写後の電位−450V(707,708)よりも小さくなっている。これは、転写部に記録メディアが存在した時の方が、感光ドラムの電荷が記録メディアに移動するため、感光ドラムの電位が下がりやすいためと考えられる。さらに、転写後電位が−450Vの領域(707、708)は、記録メディアが転写部で狭持されずに直接感光ドラムと転写ローラが接触していた領域(非画像形成領域)であり、グラフAの帯電電位が不安定な領域に相当することもわかった。
グラフBの不安定な領域では、−450Vを中心に数V程度のふれしか検出していない。しかし、本実験で用いている表面電位計は、非接触であり、かつ、応答性や分解能を考えた場合、表面電位の時間平均値を検出していると想定される。そのため、微視的に表面電位を見たときは、不安定な領域の電位は、−450Vを中心とした数Vのふれではなく、電位の平均値−450Vよりも大きく電位がかけ離れている領域があると考えられる。これについて図8を用いて説明する。図8−グラフAは、非画像形成領域に対応する感光ドラム領域の転写バイアス印加後の表面電位の模式図を示す。そして、図8−グラフBは、非画像形成領域に対応する感光ドラム領域の帯電バイアス印加後の表面電位の模式図である。図8−グラフAは、平均的に−450V程度に帯電されている。しかし、図8−グラフAに示されるように、局所的に前回の帯電ローラによる帯電電位である−500Vに近いピーク801を持つのではないかと考えられる。このように、帯電電位に近い電位となってしまう領域は、転写部において転写ローラのセル部に相当した領域であると考えられる。転写ローラのセル部に相当する領域は、転写バイアスの電流が流れにくいため、前回帯電ローラにより帯電された電位からほとんど変化しないと考えられる。
その、局所的に高いピーク801を持った状態で帯電ローラにより再度−500Vとなるように帯電を行った場合、図8−グラフBに示すように、目標電位である−500Vを超えた帯電電位である過帯電状態802を生じさせてしまうのである。図5で示すように、帯電前後の電位差が大きくなればなるほど過帯電の発生を抑制することができる。
なお、記録メディア先端から感光ドラム1周以降で過帯電白点が発生しないのは以下の理由であると考えられる。図7−グラフBに示すように、記録メディアが存在する場合、地点Bの表面電位は非常に低く(709)なっている。そのため、帯電ローラによる目標帯電電位−500Vにたいし、十分な電位差を得られているため、画像形成領域に白点を生じないと考えられる。また、記録メディアが転写部に存在する場合は、記録メディアを通して転写ローラから感光ドラムへ電流が平均的に流れる。そのため、セル部と非セル部で電流の流れ方が違うことに起因する部分的な過帯電の発生が起こらないと考えられる。
本実施例では、転写ローラ222のセル部と非セル部とに起因する電位ムラが生じる場合であっても画像に白点が発生しないようにすることを目的とする。
過帯電が発生しているか否かは、過帯電の発生する可能性のあるセル部の電位を測定することによって知ることができると考えられる。しかしながら、表面電位計は平均的な電位しか測定できないため、過帯電となるセル部の電位を厳密に測定することは困難である。本願発明者の鋭意検討により、セル部の電位を厳密に測定しなくとも、帯電ローラ212の帯電前後の電位差を測定することで、過帯電の発生の有無を確認できることがわかった。過帯電による白点は、帯電ローラ212による帯電前後で、感光ドラムの電位差が生じていないような場合に発生する。そこで、非画像形成領域を帯電する際、予め帯電電位が低くなるよう、帯電ローラに印加される帯電バイアス値を変化させる。
つまり、第一の領域が帯電部又は転写部を通過する時に帯電ローラ又は転写ローラに印加される電圧を、第二の領域が帯電部又は転写部を通過する時に帯電ローラ又は転写ローラに印加される電圧と異なるように切り替えて、過帯電の発生を抑制する。なお、第一の領域は、白点の発生する領域である記録メディア先端から感光ドラム1周に相当する感光ドラム上の領域である。言い換えれば、転写部に記録メディアが存在しない時に転写部を通過する感光ドラムの領域であって、帯電部通過後に静電潜像が形成されることになる領域を指す。第二の領域とは、転写部に記録メディアが存在する時に転写部を通過する感光ドラムの領域であって、帯電部通過後に静電潜像が形成されることになる領域を指す。
本実施例の効果は、次のような実験にて確かめた。第一の領域となる感光ドラムの領域に対して、最初に帯電ローラによりあらかじめプレ帯電し、転写バイアスが印加された転写ローラと当接した後、帯電ローラに−1000Vの電圧を印加して感光ドラムの目標電位が―500Vとなるように再帯電を行なう。そして、当該領域にハーフトーン画像を形成して画像出力しその時に白点を生じるかどうかを観察した。この時、プレ帯電する際に、帯電ローラに印加される電圧値を変えて実験を行い、プレ帯電された領域が再帯電される直前の表面電位と再帯電された直後の電位との電位差と、白点の発生との関係を調べた。なお、ハーフトーン画像は、図11に示すようなドットパターンを繰り返したもので行った。黒く塗りつぶしている箇所は、レーザーを点灯しドラム上を露光し画像を形成するデータであることを示す。ここで、図11における点線で覆われた四角一つが1ドットを示し、600dpi×600dpiの画像解像度のプリンタでは、おおよそ42μm×42μmの大きさである。
表面電位の測定方法に関しては、図6の電位計A,電位計Bを用いて行なった。再帯電される直前の表面電位の測定は、電位計Bを用いて測定を行ない、再帯電された直後の表面電位の測定は電位計Aを用いて測定をおこなった。転写ローラに印加される印加電圧は、3μA通電する一定電流制御にて行った。
Figure 0004939164
結果を表1に示す。ここで、表1における、白点発生レベルについて補足する。表中の「×」レベルは白点が大きなサイズで無数に発生し、実用上問題がある状態を示す。「△」レベルは白点が軽微に発生しサイズも非常に小さなことから、実用上問題のない状態を示す。「○」レベルは、白点が皆無な状態である。本実施例で目指すレベルは「△」レベルである。
表1の説明をする。放電開始電圧が500Vであるため、あらかじめ帯電する際に帯電ローラに印加された電圧から絶対値で500Vを引いた値が、あらかじめ帯電した直後の感光ドラムの表面電位となっている。このあらかじめ帯電された領域は、感光ドラムの回転に伴って移動し、転写バイアスが印加された転写ローラ等の影響を受けて、再び帯電される直前には50V下がった表面電位となる。
表1に示すように、再帯電される直前の電位と再帯電された直後の電位との電位差が大きくなればなるほど白点の発生が抑制されることがわかる。プレ帯電の時と、再帯電の時とで同じ帯電バイアスを設定している場合(第一の領域と第二の領域とで同じ帯電バイアスを印加している場合)は、再帯電される直前の電位と再帯電された直後の電位の電位差が小さいため、白点の発生がひどく実用上問題があった。第一の領域に対して印加される帯電バイアスが、第二の領域に対して印加される帯電バイアスよりも小さくしておけば、少なくとも第一の領域と第二の領域とで同じバイアスを印加しているときよりも白点の発生を抑えることができている。さらに、再帯電される直前の電位と再帯電された直後の電位の電位差が100V以上の差がある場合、白点を皆無にすることができた。また、本実施例で説明した構成では、再帯電した直後の電位を−500Vとしたが、−500V以外の場合であっても、再帯電される直前の電位と再帯電された直後の電位との電位差を大きくすれば、過帯電から生じる白点を非常に軽微に抑制することが可能であるとわかった。
図1に本実施例における、シーケンスチャートを示す。図1は、プリント命令のタイミング、感光ドラムの回転のタイミングを表している。また、その領域に対応する帯電バイアス(帯電部材に印加される電圧)、帯電直後の感光ドラム表面電位及び転写バイアス(転写部材に印加される電圧)の関係をあらわしている。破線で示した縦軸に平行な目盛り線の間隔は、感光ドラム半周分をあらわしている。横軸は時間である。なお、115は記録メディアが転写部に存在する感光ドラムの領域を表し、110は記録メディアが転写部に存在しない記録メディア間である。
図1において、第一の領域は、前記転写部材と前記像担持体の間に前記被転写体が存在しない時に転写部を通過し、且つ静電潜像が形成されることになる前記像担持体の領域である。この領域を、あらかじめ画像形成時に必要な目標電位よりも低い電位で帯電させることで、過帯電による白点の発生を防止することができる。
画像形成装置本体がプリント命令101を受け取った後、感光ドラムは回転を始める102。
その後、帯電装置に帯電バイアスを印加するが、第一の領域であるため、帯電バイアスは画像形成領域の目標電位(−500V)を得られる−1000Vではなく、過帯電の対策電位である−950Vのバイアスを印加103される。そして、感光ドラム表面は、帯電電位−450Vに一様に帯電104させられる。
また、同時に転写装置に転写バイアスが印加105され、転写ローラの抵抗検知シーケンスによって、転写ローラの抵抗値を検出する。
画像形成の準備が整い次第、給紙動作(不図示)を行い、画像形成領域であると判断される領域から画像形成領域の目標電位(−500V)を得られる−1000Vを印加106し、感光ドラム表面を帯電電位(VD)−500Vに帯電107する。
その後、VDに帯電された感光ドラム上に、露光装置により静電潜像108が形成され、露光を受けた部分の感光ドラム上の表面電位は、露光電位(VL)−150Vとなる。
感光ドラム上に形成された静電潜像は、現像ローラに到達すると現像が行われ、静電潜像はトナー像として感光ドラム上に可視化される。
感光ドラム上に可視化されたトナー像は、転写ローラに到達すると、所定の転写バイアスを印加109することにより、記録メディア上に静電転写される。
ここで、連続して印刷動作を行う場合、記録メディア間110なる領域については、再度過帯電対策電位を印加111し、画像形成時より低い表面電位112とする。
そして、再度画像形成領域であると判断される領域から、画像形成時の帯電電位−500Vとなるよう、−1000Vの印加113を行い、感光ドラム表面の帯電114を行う。
画像形成が終了した後、後処理を行い次のプリント指令を待つ。
なお、上記シーケンスでは、記録メディア間110のすべてで、画像形成領域の電位よりも低い電位となるように過帯電対策電位を帯電ローラに印加しているがこれに限られるものではない。少なくとも、転写ローラと感光ドラムとの間に記録メディアが存在しない時に転写部を通過し、その後帯電ローラで帯電された後に潜像形成される領域(第一の領域)を帯電する時に、帯電ローラに過帯電対策電位が印加されるようにしておけばよい。
また、本実施例では、転写後、帯電前までに露光手段等の感光ドラムの電位を変化させるような手段がない実施例で説明したがこれに限られるものではない。転写後、帯電前までに露光手段等が存在していたとしても、温度湿度等の環境に応じて露光手段が作用しないようなモードがある場合は本願発明が有効である。つまり、当該モードにおいて本願発明のように第一の領域の帯電前後の電位差を大きくする様にすることで、白点の発生の抑制をする効果を得ることができる。また、本実施例では、非画像形成時にも転写バイアスを印加している理由として、転写ローラの抵抗測定のためとしているが、その他の理由により転写バイアスを印加している場合でも本願発明は有効である。
以上、本実施例で説明したように、第一の領域であると判断される領域を、第二の領域の帯電電位より低い電位に帯電することで、過帯電による白点を防止することが可能となる。
また、本実施例で示した、画像形成装置は一例であって、これの限りではない。また、表面電位や印加電圧などの数値についても、厳密に本実施例で示す値に限られたものではない。
実施例1は、再帯電される直前の電位と再帯電された直後の電位との電位差を大きくするために、第一の領域を帯電する際に帯電ローラに印加される電圧を、第二の領域を帯電する際に帯電ローラに印加される電圧より小さくすることで、過帯電による白点を防止した。
本実施例では、帯電ローラに印加される電圧は第一の領域、第二の領域とで同じとし、転写ローラに印加されるバイアス条件を第一の領域と第二の領域とで変えることで、過帯電による白点を防止することを目的とする。
本実施例について、実施例1と基本的な構成は同じであるため、重複する内容は省略する。
はじめに、第一の領域に対して印加される転写バイアスの値と、白点の発生との関係を調べる実験を行なった。
第一の領域となる感光ドラムの領域に対して、帯電ローラに−1000Vのバイアスを印加して、感光ドラムの電位を−500Vに帯電する。第一の領域に対して帯電ローラに印加されるバイアスの値は、第二の領域(通常の画像形成領域)に対して印加されるバイアスと同じバイアスである。
帯電ローラによりあらかじめ−1000Vでプレ帯電し、転写バイアスが印加された転写ローラと当接した後、帯電ローラに−1000Vの電圧を印加して感光ドラムの目標電位が―500Vとなるように再帯電を行なう。そして、当該領域にハーフトーン画像を形成して画像出力しその時に白点を生じるかどうかを観察した。この時、転写ローラに印加される転写バイアスの電流値を変えて実験を行い、プレ帯電された領域が再帯電される直前の表面電位と再帯電された直後の電位との電位差と、白点の発生との関係を調べた。
なお、表面電位の測定方法に関しては、図6の電位計A,電位計Bを用いて行なった。再帯電される直前の表面電位の測定は、電位計Bを用いて測定を行ない、再帯電された直後の表面電位の測定は電位計Aを用いて測定をおこなった。また、第一の領域に対する転写バイアスは、第二の領域に対する転写バイアスが3μAの定電流制御であるのに対し、1μA〜7μAの間で電流値を変更して実験を行なった。
Figure 0004939164
その結果を表2に示す。ここで、表2における白点発生レベルは、前記実施例1で説明した表1における白点発生レベルと同一である。
表2に示すように、再帯電される直前の電位と再帯電された直後の電位との電位差が大きくなればなるほど白点の発生が抑制されることがわかる。第一の領域に対する転写バイアスの電流値と、第二の領域に対する転写バイアスの電流値とを同じ設定にしている場合は、再帯電される直前の電位と再帯電された直後の電位の電位差が小さくなるため、白点の発生がひどく実用上問題があった。第一の領域に対して印加される転写バイアスの電流値が、第二の領域に対して印加される転写バイアスの電流値よりも大きくしておけば、少なくとも第一の領域と第二の領域とで同じ転写バイアスの電流値を設定しているときよりも白点の発生を抑えることができる。再帯電される直前の電位と再帯電された直後の電位の電位差が100V以上の差がある場合、白点を皆無にすることができた。また、本実施例で説明した構成では、再帯電した直後の電位を−500Vとしたが、−500V以外の場合であっても、再帯電される直前の電位と再帯電された直後の電位との電位差を大きくすれば、過帯電から生じる白点を非常に軽微に抑制することが可能であるとわかった。
第一の領域に対する転写バイアスの電流を大きくすることで、転写部通過後の感光ドラム上の電位を小さくすることができる。これは、転写バイアスの電流値を大きくすることで、スポンジ構造のセル部に相当する空隔部にも転写電流が流れ始める、または、壁部を伝って流れた電流によって、空隔部の電位も変化させられているためと考えられる。そして、図8で示すような、局所的に高くなってしまう転写ローラの空隔部に相当する感光ドラムの領域の電位を小さくすることが可能となるのではないかと考えられる。その結果転写バイアスの電流を大きくすることで過帯電による白点の低減が可能となる。
図9に本実施例における、シーケンスチャートを示す。図9は、プリント命令のタイミング、感光ドラムの回転のタイミングを表している。また、その領域に対応する帯電バイアス(帯電部材に印加される電圧)、帯電直後の感光ドラム表面電位及び転写バイアス(転写部材に印加される電圧)の関係をあらわしている。破線で示した縦軸に平行な目盛り線の間隔は、感光ドラム半周分をあらわしている。横軸は時間である。
なお、1111は記録メディアが転写部に存在する感光ドラムの領域を表し、1107は記録メディアが転写部に存在しない記録メディア間である。
画像形成装置本体がプリント命令1101を受け取った後、感光ドラムは回転を始める1102。
その後、帯電装置に−1000Vの帯電バイアスを印加1103し、感光ドラム表面を帯電電位(VD)−500Vに一様に帯電1104させる。
また、同時に転写ローラに転写バイアスが印加され、転写ローラの抵抗検知シーケンスによって、転写ローラの抵抗値を検出する。また第一の領域に対しては、転写バイアスを5μAの電流が流れる転写電圧(1105)に設定する。
画像形成の準備が整い次第、給紙動作(不図示)を行い、画像形成を行なう。VDに帯電された感光ドラム上に、露光装置により静電潜像が形成され、露光を受けた部分の感光ドラム上の表面電位は、露光電位(VL)−150V(1108)となる。
感光ドラム上に形成された静電潜像は、現像ローラに到達すると現像が行われ、静電潜像はトナー像として感光ドラム上に可視化される。
転写バイアスは、第一の領域では5μAの電流が流れる電圧(1105)とし、第二の領域では3μAの電流が流れる電圧(1106)を印加する。感光ドラム上に可視化されたトナー像は、転写バイアスにより、記録メディア上に静電転写される。
ここで、連続して印刷動作を行う場合、記録メディア間なる領域1107については、転写バイアスは5μAの電流が流れる電圧(1110)を印加している。
そして、記録メディアが転写位置存在する第二の領域では、3μAの電流が流れる転写バイアスを印加1109し、転写動作を行う。
画像形成が終了した後、後処理を行い次のプリント指令を待つ。
なお、上記シーケンスでは、記録メディア間1107のすべてで、転写バイアスを第二の領域に対する転写バイアスよりも大きくしているがこれに限られるものではない。少なくとも、第一の領域が転写部を通過する時の転写バイアスを、記録メディアにトナー像を転写するための転写バイアスよりも大きくなるようにしておけばよい。
また、本実施例では、転写後、帯電前までに露光手段等の感光ドラムの電位を変化させるような手段がない実施例で説明したがこれに限られるものではない。転写後、帯電前までに露光手段等が存在していたとしても、温度湿度等の環境に応じて露光手段が作用しないようなモードがある場合は本願発明が有効である。当該モードにおいて本願発明のように第一の領域の帯電前後の電位差を大きくする様にすることで、白点の発生の抑制をする効果を得ることができる。
また、本実施例で示した、画像形成装置は一例であって、これの限りではない。また、表面電位や印加電圧などの数値についても、厳密に本実施例で示す値に限られたものではない。
本実施例では、帯電バイアスとともに、転写バイアスを第一の領域と第二の領域とで変えることにより、過帯電による白点を防止する。また、帯電バイアス、及び転写バイアスの変化幅を第一の実施例や第二の実施例よりも小さく抑えることを目的とする。
本実施例について、実施例1と基本的な構成は同じであるため、重複する内容は省略する。
最初に、帯電バイアスと転写バイアスの双方を変化させて、白点の発生との関係を調べた。
実験は以下のように行なわれる。第二の領域に対する帯電バイアスを−1000Vとし、帯電後の第二の領域の目標電位を−500Vとする。そして、第二の領域に対する転写バイアスを3μAとした。
このような条件で、第一の領域に対する帯電バイアスを、−1000Vから−940Vまで変化させ、第一の領域に対する転写バイアスの電流値を1μAから6μAまで変化させて、ハーフトーン画像を形成し、第一の領域に対応するハーフトーン画像の領域に白点が存在するかどうかをしらべた。
表3にて、その結果を示す。ここで、表3における白点発生レベルは、前記実施例1で説明した表1における白点発生レベルと同一である。
表3に示すように、帯電バイアス及び転写バイアスを変化させても過帯電による白点の発生を防止することができた。
Figure 0004939164
次に、第一の領域に対する帯電バイアスを−980Vで固定し、転写バイアスの電流値を変化させた時の、過帯電による白点の発生について詳細にみた結果を表4に示す。
表4に示すように、第一の領域の帯電バイアスを−980Vで、転写バイアスを第二の領域に印加されるのと同じ、転写バイアスの電流値を3μAとすると、白点の発生レベルは△であり、実用上は問題ない範囲ではある。ここで、転写バイアスの電流値を上げていくと、4.0μAの電流が流れるようになると、過帯電による白点が皆無となる発生レベルが○の状態となる。
このように、本実施例では、第一の領域の帯電バイアスが−980Vで、転写バイアスの電流値が−4.0μAの時であっても白点を皆無にすることができた。これは、実施例1又は実施例2のように、帯電バイアスおよび、転写バイアスのそれぞれを単独で印加する方法を取った時よりも、第一と第二の領域に対するバイアスの変化量が小さな変化幅で過帯電による白点の防止をすることができている。(実施例1では帯電バイアスが−950V、実施例2では転写バイアスの電流が5μAになって初めて○の結果が得られている)。
Figure 0004939164
図10に本実施例における、シーケンスチャートを示す。図10は、プリント命令のタイミング、感光ドラムの回転のタイミングを表している。また、その領域に対応する帯電バイアス(帯電部材に印加される電圧)、帯電直後の感光ドラム表面電位及び転写バイアス(転写部材に印加される電圧)の関係をあらわしている。破線で示した縦軸に平行な目盛り線の間隔は、感光ドラム半周分をあらわしている。横軸は時間である。なお、1416は記録メディアが転写部に存在する感光ドラムの領域を表し、1410は記録メディアが転写部に存在しない記録メディア間である。
図10において、画像形成装置本体がプリント命令1401を受け取った後、感光ドラムは回転を始める1402。
その後、帯電装置に帯電バイアスを印加する。第一の領域には、帯電バイアスを画像形成領域の目標電位(−500V)を得られる−1000Vではなく、過帯電の対策電位である−980Vのバイアスを印加1403される。そして、感光ドラム表面は、帯電電位−480Vに一様に帯電1404させられる。
また、転写ローラに転写バイアスが印加され、転写ローラの抵抗検知シーケンスによって、転写ローラの抵抗値を検出する。と転写ローラには、第一の領域に対して4μAの電流が流れるような転写バイアスが印加される(1405)。
画像形成の準備が整い次第、給紙動作(不図示)を行い、第二の領域と判断される領域から目標電位(−500V)を得られる−1000Vを印加1406し、感光ドラム表面を帯電電位(VD)−500Vに帯電1407とする。転写バイアスの電流値も画像形成時の電流値である3μAとする1408。
その後、VDに帯電された感光ドラム上に、露光装置により静電潜像1409が形成され、露光を受けた部分の感光ドラム上の表面電位は、露光電位(VL)−150Vとなる。
感光ドラム上に形成された静電潜像は、現像ローラに到達すると現像が行われ、静電潜像はトナー像として感光ドラム上に可視化される。
感光ドラム上に可視化されたトナー像は、転写ローラに到達すると、所定の転写バイアス1409を印加することにより、記録メディア上に静電転写される。
ここで、連続して印刷動作を行う場合、記録メディア間1410なる領域については、帯電バイアスは再度過帯電対策電位を印加1410とし、第二の領域より低い表面電位1411とする。また、転写バイアスの電流値も4μAとする1412。
そして、再度第二の領域であると判断される領域から、帯電バイアスは、感光ドラムの目標電位−500Vとなるよう、−1000Vの印加1413を行い、転写バイアスは3μAの電流が流れるようにする。
画像形成が終了した後、後処理を行い次のプリント指令を待つ。
なお、上記シーケンスでは、記録メディア間1410のすべてで、画像形成領域の電位よりも低い電位となるように過帯電対策電位を帯電ローラに印加し、転写バイアスも4μAとしているがこれに限られるものではない。少なくとも、転写ローラと感光ドラムとの間に記録メディアが存在しない時に転写部を通過し、その後帯電ローラで帯電された後に潜像形成される領域(第一の領域)を帯電する時に、帯電バイアス及び転写バイアスを切り替える構成にしておけばよい。
本実施例で説明したように、第一の領域と、第二の領域とで、帯電バイアス、および、転写バイアスを変化させ、過帯電による白点を防止することが可能となる。
また、本実施例で示した、画像形成装置は一例であって、これの限りではない。また、表面電位や印加電圧などの数値についても、厳密に本実施例で示す値に限られたものではない。
本発明の第1の実施例に係る、シーケンスチャートの概略説明図。 本発明の第1の実施例に係る、画像形成装置の概略説明図。 本発明の第1の実施例に係る、従来のシーケンスチャートの概略説明図。 本発明の第1の実施例に係る、実験装置の概略説明図。 本発明の第1の実施例に係る、感光ドラム上残電位と帯電電位の概略説明図。 本発明の第1の実施例に係る、実験装置の概略説明図。 本発明の第1の実施例に係る、感光ドラム上電位の概略説明図。 本発明の第1の実施例に係る、過帯電白点の概略説明図。 本発明の第2の実施例に係る、シーケンスチャートの概略説明図。 本発明の第3の実施例に係る、シーケンスチャートの概略説明図。 ハーフトーン画像の説明図。
符号の説明
201 感光ドラム
202 帯電装置
203 露光装置
204 現像装置
205 転写装置
206 クリーニング装置
207 定着装置
229 帯電部
230 転写部

Claims (2)

  1. 現像剤像を担持する像担持体と、
    交流電圧なしの直流電圧を印加され帯電部で前記像担持体を帯電する帯電部材と、
    前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤で反転現像して前記現像剤像を形成する現像装置と、
    前記現像剤像を転写部において被転写体に転写する転写部材と、
    前記帯電部材に印加される電圧と前記転写部材に印加される電圧とを制御する制御手段とを有する画像形成装置であって、
    前記像担持体は、前記転写部と前記帯電部との間で除電をされることなく、
    前記転写部材の表面は発泡体を備えており、前記転写部材と前記像担持体とが接触し、前記転写部材と前記像担持体との間を被転写体を通過させて転写を行い、
    前記転写部材と前記像担持体の間に前記被転写体が存在しない時に前記転写部を通過し、且つ前記静電潜像が形成されることになる前記像担持体の領域を第一の領域とし、前記転写部材と前記像担持体の間に前記被転写体が存在する時に前記転写部を通過し、且つ前記静電潜像が形成されることになる前記像担持体の領域を第二の領域として、前記第一の領域が前記転写部を通過する時に、前記転写部材には電圧が印加されており、
    前記制御手段は、前記第一の領域が前記転写部を通過する時に前記転写部材から前記像担持体に流れる電流値を、前記第二の領域が前記転写部を通過する時に前記転写部材から前記像担持体に流れる電流値よりも大きくするように、前記転写部材に印加される電圧を定電流制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 現像剤像を担持する像担持体と、
    交流電圧なしの直流電圧を印加され帯電部で前記像担持体を帯電する帯電部材と、
    前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤で反転現像して前記現像剤像を形成する現像装置と、
    前記現像剤像を転写部において被転写体に転写する転写部材と、
    前記帯電部材に印加される電圧と前記転写部材に印加される電圧とを制御する制御手段とを有する画像形成装置であって、
    前記像担持体は、前記転写部と前記帯電部との間で除電をされることなく、
    前記転写部材の表面は発泡体を備えており、前記転写部材と前記像担持体とが接触し、前記転写部材と前記像担持体との間を被転写体を通過させて転写を行い、
    前記転写部材と前記像担持体の間に前記被転写体が存在しない時に前記転写部を通過し、且つ前記静電潜像が形成されることになる前記像担持体の領域を第一の領域とし、前記転写部材と前記像担持体の間に前記被転写体が存在する時に前記転写部を通過し、且つ前記静電潜像が形成されることになる前記像担持体の領域を第二の領域として、前記第一の領域が前記転写部を通過する時に、前記転写部材には電圧が印加されており、
    前記制御手段は、前記第一の領域が前記帯電部を通過する時に前記帯電部材に印加される電圧を、前記第二の領域が前記帯電部を通過する時に前記帯電部材に印加される電圧よりも小さくする制御をすることを特徴とする画像形成装置。
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