JP2002328545A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002328545A
JP2002328545A JP2001133772A JP2001133772A JP2002328545A JP 2002328545 A JP2002328545 A JP 2002328545A JP 2001133772 A JP2001133772 A JP 2001133772A JP 2001133772 A JP2001133772 A JP 2001133772A JP 2002328545 A JP2002328545 A JP 2002328545A
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Minoru Matsukuma
稔 松隈
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】像担持体1上の可転写像を被記録材Pに静電的
に転写可能な接触回転型の転写手段(転写ローラ)2を
備えた画像形成装置において、転写ローラバイアスAT
VCの紙間補正の高精度化、前回転時と紙間では像担持
体1周前の転写ローラ2のバイアスが異なり、転写ロー
ラ2の抵抗が同じでも、定電流時の電圧が異なるが、こ
の事による制御誤差を防止する。 【解決手段】ATVCの紙間補正の方法として、.定
電流値を前回転時と紙間で切り換える、.1枚目で用
いる制御式と2枚目以降で用いる制御式を切り換える、
.2枚目以降は検知電圧を補正して、制御式に代入す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば複写機や
レーザビームプリンタ(LBP)等の電子写真方式ある
いは静電写真方式の画像形成装置に関する。特に像担持
体上の可転写像を被記録材(紙等)に静電的に転写可能
な接触回転型の転写手段を備えた画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真方式のレーザビームプ
リンタ等の画像形成装置は、回転ドラム型を一般的とす
る像担持体としての電子写真感光体(以下、感光ドラ
ム)、および一次帯電、画像露光、現像の画像形成プロ
セス手段で目的の画像情報に対応した可転写画像として
のトナー像を形成し、このトナー像を転写手段で被記録
材側に転写し、さらに被記録材を定着手段に導入してト
ナー像を被記録材面に永久固着像として熱定着させて画
像形成物(コピー、プリント)として出力する。被記録
材に対するトナー像転写後、感光ドラムはその面上に残
留した転写残トナーや紙粉等の残留付着汚染物が除去さ
れクリーニングされて、繰り返し画像形成プロセスに使
用される。
【0003】感光ドラムから被記録材へのトナー像の転
写手段としては、被記録材の搬送経路が簡便になると同
時に安定化できる等の有利点があることから、感光ドラ
ムに当接されて、電圧が印加され、感光ドラムとのニッ
プ部である転写部位において被記録材を挟持搬送して感
光ドラム側のトナー像を被記録材側に静電的に転写させ
る接触回転型の転写部材、いわゆる転写ローラを用いた
転写手段が近年多用されるようになった。
【0004】転写ローラはその抵抗値が1×106〜1
×1010Ω程度の値に調整されるが、近年提案されてい
る転写ローラは、導電性芯金の外周面に弾性層を設け、
この弾性層に導電性を持たせるようにしている。また、
転写ローラの抵抗は雰囲気環境の温湿度に応じて変動し
やすく、転写ローラの抵抗変動は転写不良、爆発飛散
り、紙跡などの発生を誘発する。
【0005】そこで、転写ローラの抵抗変動に起因する
転写不良や紙跡などの発生を防止するために、転写ロー
ラの抵抗値を測定し、その測定結果に応じて転写ローラ
に印加する転写電圧を適正に制御する「印加転写電圧制
御」が採用されている。このような印加転写電圧制御手
段として、特開平2−123385号公報に開示された
ATVC(Active Transfer voltage Control)があ
る。
【0006】ATVC制御は、転写時に転写ローラに印
加する電圧を最適化する手段であり、転写不良、紙跡の
発生を防止するものである。上記転写電圧は、画像形成
装置の前多回転工程中に転写ローラから感光ドラムに所
望の定電流を印加し、その時の電圧値を保持することで
転写ローラの抵抗を検知し、印字工程の転写時に転写電
圧としてその抵抗を検知し、印字工程の転写時に転写時
に転写電圧としてその抵抗値に応じた定電圧を転写ロー
ラに印加している。
【0007】また、他の印加転写電圧制御としては、特
開平5−181373号公報に開示されたPTVC(Pr
ogramable Transfer voltage Control)が挙げられる。
ATVC制御が転写ローラの抵抗検知を定電流制御で行
うのに対し、PTVC制御は、定電圧制御のみで行い、
そのため回路が簡素化され、検知精度も向上している。
【0008】PTVC制御を詳しく説明すると、転写ロ
ーラの抵抗検知時に定電圧を印加し、この時感光ドラム
に流れる出力電流値を検知する手段を有し、この電流値
が設定値から離れている場合、検知用定電圧を変化させ
て出力し設定値が得られるようにソフトを介して行うも
のである。
【0009】上述のATVC制御、PTVC制御によ
り、転写ローラ抵抗を正確に検出し、最適な印加転写電
圧を決定するためには、転写ローラ1周分の抵抗値をモ
ニターし、その平均値を得ると同時に、転写ローラ抵抗
が電圧依存性を有するため、転写時に印加する電圧に近
い値が発生するような定電流値の設定が必要とされてい
る。よって、PTVC制御等は画像形成プロセス上時間
に余裕のある前回転中に行われるのが一般的である。
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来の技術では、以下に述べるような問題点があっ
た。
【0011】すなわち、レーザビームプリンタの高速化
に伴い、プリンタにて同一原稿を複数プリントすること
により、複写機のように使用する用途が拡大してきたこ
とである。そのため、さらなるプリンタの高速化が求め
られているとともに、従来並の高画質と低コスト、複写
機並の高機能も同時に求められている。
【0012】転写バイアスの制御方法として、上述した
ようにATVC、あるいはPTVC等があるが、これら
の方法は前回転で定電流バイアスを印加し、その時の検
知電圧をもとにプリント時のバイアスを決定するもので
ある。一度に多数のプリントを連続して行うような場合
には、転写ローラの抵抗が変化し、徐々に適切なプリン
トバイアスではなくなっていく。この問題を解決するた
めに、連続プリントの場合に、被記録材と被記録材の
間、つまり紙間のタイミングで定電流バイアスを印加し
て、その時の検知電圧に基づいて、連続プリント中にプ
リントバイアスを補正していく方法も実施されている。
【0013】ところが、実際には像担持体の表面電位
が、定電流バイアス印加時の検知電圧に影響を与えるた
め、前回転時と紙間時では、同じ抵抗の転写ローラであ
っても、異なる検知電圧になることがわかってきた。検
知電圧が異なれば、最適なプリントバイアスから若干ず
れる事になる。
【0014】そこで、本発明は、プロセススピードが高
速になっても、高画質を得ることができる接触弾性ロー
ラによる転写方式をもつ画像形成装置を提供する事を目
的とする。
【0015】像担持体上の可転写像を被記録材に静電的
に転写可能な接触回転型の転写部材を備えた画像形成装
置において、転写バイアスATVCの紙間補正の高精度
化、前回転時と紙間では像担持体1周前の転写部材のバ
イアスが異なり、転写部材の抵抗が同じでも、定電流時
の電圧が異なるが、この事による制御誤差を防止する事
を目的とする。
【0016】そして、
【解決手段】ATVCの紙間補正の方法として、.定
電流値を前回転時と紙間で切り換える、.1枚目で用
いる制御式と2枚目以降で用いる制御式を切り換える、
.2枚目以降は検知電圧を補正して、制御式に代入す
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の(1)・
(2)・(3)に記載の構成を特徴とする画像形成装置
である。要するに、ATVCの紙間補正の方法として、
.定電流値を前回転時と紙間で切り換える、.1枚
目で用いる制御式と2枚目以降で用いる制御式を切り換
える、.2枚目以降は検知電圧を補正して、制御式に
代入する。
【0018】(1)像担持体と、前記像担持体に形成さ
れたトナー像を、前記像担持体に当接して転写部を形成
し被記録材の裏側に接触して被記録材表側に転写する転
写部材と、前記転写部材にバイアスを印加する転写バイ
アス印加手段を有し、被記録材が転写部に到達する前
(以後、前回転時)に転写部材に定電流バイアスを印加
し、その時発生する電圧を検知して、この検知された電
圧値を基に前記像担持体のトナー像を被記録材に転写す
る時の転写ローラに印加するバイアス(以後、プリント
バイアス)を決定し、複数の被記録材に連続して転写を
行う連続画像形成を行う場合には、被記録材と被記録材
の間の非転写時(以後、紙間時)に定電流バイアスを印
加し、その時発生する電圧の検知し、その検知された電
圧を基にプリントバイアスを変更する画像形成装置にお
いて、前記転写バイアス印加手段は、複数の電流値の定
電流バイアスを出力することが可能なバイアス印加手段
であり、紙間時に印加する定電流バイアスの電流値と、
前回転時に印加する定電流バイアスの電流値が異なる
事、および、前回転時と紙間時も発生電圧に対するプリ
ントバイアスの関係(以後、制御式)は同じである事、
を特徴とする画像形成装置。
【0019】(2)像担持体と、前記像担持体に形成さ
れたトナー像を、前記像担持体に当接して転写部を形成
し被記録材の裏側に接触して被記録材表側に転写する転
写部材と、前記転写部材にバイアスを印加する転写バイ
アス印加手段を有し、前回転時に転写部材に定電流バイ
アスを印加し、その時発生する電圧を検知して、この検
知された電圧値を基にプリントバイアスを決定し、複数
の被記録材に連続して転写を行う連続画像形成を行う場
合には、被記録材と被記録材の紙間時に定電流バイアス
を印加し、その時発生する電圧の検知し、その検知され
た電圧を基にプリントバイアスを変更する画像形成装置
において、1枚目のプリントバイアスを決定するための
制御式と、2枚目以降のプリントバイアスを決定するた
めの制御式を切り換えて用いる事を特徴とする画像形成
装置。
【0020】(3)像担持体と、前記像担持体に形成さ
れたトナー像を、前記像担持体に当接して転写部を形成
し被記録材の裏側に接触して被記録材表側に転写する転
写部材と、前記転写部材にバイアスを印加する転写バイ
アス印加手段を有し、前回転時に転写部材に定電流バイ
アスを印加し、その時発生する電圧を検知して、この検
知された電圧値を基にプリントバイアスを決定し、複数
の被記録材に連続して転写を行う連続画像形成を行う場
合には、被記録材と被記録材の紙間時に定電流バイアス
を印加し、その時発生する電圧の検知し、その検知され
た電圧を基にプリントバイアスを変更する画像形成装置
において、2枚目以降のプリント時には、紙間で検知し
た電圧を補正した補正検知電圧を制御式に用いてプリン
トバイアスを決定する事を特徴とする画像形成装置。
【0021】
【発明の実施の形態】〈実施例1〉図1に本実施例1に
おける画像形成装置の概略構成図を示す。本実施例の画
像形成装置は電子写真プロセスを応用した両面印字可能
なレーザビームプリンタである。本発明の画像形成装置
は、転写ローラ9に印加する転写バイアス決定方法に大
きな特徴がある。
【0022】まず、画像形成プロセスについて説明す
る。
【0023】(1)画像形成プロセス 感光ドラム1は、矢印の時計方向に所定の周速度(プロ
セススピード)で回転駆動される。接触帯電部材である
帯電手段2により感光ドラム1の周面が所定の極性、電
位に帯電される(一次帯電)。
【0024】画像露光手段としてのレーザビームスキャ
ナー3は、不図示のイメージスキャナー、コンピュータ
等の外部機器から入力される画像情報に対応してオン/
オフ変調したレーザ光Lを出力して、感光ドラム1上の
帯電処理面を走査露光する。この走査露光により感光ド
ラム1面上に目的の画像情報に応じた静電潜像が形成さ
れる。
【0025】現像装置4において、現像スリーブ4aか
ら感光ドラム1面上に現像剤(トナー)が現像され静電
潜像がトナー像として可視化される。LBPの場合は、
一般的に静電潜像の露光部にトナーを付着させて現像す
る反転現像方式が用いられる。
【0026】第1及び第2の給紙カセット5a・5bに
は被記録材(転写材:以下「紙」という)Pを収納させ
ており、給紙スタート信号に基づいて給紙ローラ6aま
たは6bが駆動され、給紙カセット5aまたは5b内の
紙Pが1枚ずつ給紙され、レジストローラ7、紙パス8
aを通って、感光ドラム1と転写ローラ9との当接ニッ
プ部である転写部位Tに所定のタイミングで導入され
る。すなわち、感光ドラム1上のトナー像の先端部が転
写部位Tに到達するタイミングと同期するようにレジス
トローラ7で紙Pの搬送が制御される。32は手差し給
紙口であり、この給紙口32からも紙をレジストローラ
7に手差し給紙することができる。
【0027】転写部位Tに導入された紙Pは転写部位T
を挟持搬送され、その時転写ローラ9には不図示の転写
バイアス印加電源から所定に制御された定電圧バイアス
(転写バイアス)が印加される。この転写ローラ9及び
転写バイアス制御については次の(3)・(4)項で説
明する。転写ローラ9にはトナーと逆極性の転写バイア
スが印加されることで転写部位Tにて感光ドラム1面上
のトナー像が紙Pの表面に静電転写される。
【0028】転写部位Tにおいてトナー像の転写を受け
た紙Pは感光ドラム1から分離搬送され、紙パス8bを
通って定着装置11に搬送導入され、トナー像の加熱加
圧定着工程を受ける。17は紙分離用除電針、18は紙
ガイド部材である。
【0029】一方、転写分離後の感光ドラム1面はクリ
ーニング装置10で転写残トナーや紙粉等のクリーニン
グを受け繰り返し作像工程に供される。
【0030】定着装置11を通った紙Pは、「片面印字
モード」が選択されている場合には、第1姿勢に切り替
えられている第1フラッパー12と、第1姿勢に切り替
えられている第2フラッパー15により紙パス8c側に
案内されて排紙口13から排紙トレイ14上にフェイス
ダウン排出される。あるいは第1姿勢に切り替えられて
いる第1フラッパー12と第2姿勢に切り替えられてい
る第2フラッパー15により排紙口31からフェイスア
ップ排出される。
【0031】また「両面印字モード」が選択されている
場合には、定着装置11を通った第1面画像形成済みの
紙Pは、第2姿勢に切り替えられている第1フラッパー
12と、第1姿勢に切り替えられている第3フラッパー
19により、紙パス8dからスイッチバックパス8eに
導入され、スイッチバック搬送されて第2姿勢に切り替
えられた第3フラッパー19により紙パス8fに導入さ
れ、再びレジストローラ7に表裏反転された状態で搬送
され、転写部Tで第2面に対するトナー像の転写を受け
る。次いで定着装置を再度通って第2面に対するトナー
像の定着処理を受け、後は片面印字モードの場合と同様
の排紙経路で、排紙トレイ14に、または排紙口31か
ら排紙される。
【0032】(2)プリンタの動作行程 図2はこのプリンタの動作行程図である。
【0033】a.前多回転行程 プリンタの電源投入後所定時間、プリンタモータを駆動
させて、感光ドラム11を回転駆動させるとともに、所
要のプロセス機器に準備動作を実行させる、プリンタ起
動動作期間(プリンタウォーミング期間)である。定着
装置11はこの前多回転行程で所定温度への立上げがな
される。
【0034】b.プリントレディ状態(スタンバイ制
御) 定着装置11が所定温度に立ち上がり、所定の前多回転
行程が終了すると、プリントリクエストがなければ、プ
リンタモータの駆動が停止され、プリンタはプリントリ
クエストがあるまで待機するプリントレディ状態とな
る。
【0035】このプリントレディ状態において、定着装
置11についてはスタンバイ制御となり、所定の待機温
度に維持される。
【0036】c.前回転行程 プリントレディ状態からプリントリクエストがあると、
プリンタモータを再起動させて感光ドラム1を回転駆動
させるとともに、プリント開始までの間、所要のプロセ
ス機器にプリント前動作を実行させる動作期間である。
【0037】この前回転行程において、定着装置11は
定着実行可能な所定温度に加熱される。
【0038】d.プリント行程 前回転行程が終了すると、引き続きプリンタモータの駆
動が続行され、一枚目のプリント動作が実行される。
【0039】連続プリントモードの場合は、プリント動
作が繰り返されて所定の設定枚数n分のプリント行程が
順次に実行される。
【0040】e.紙間行程 連続プリントモードにおいて、一の被記録材Pの後端が
転写部を通過した後、次の被記録材Pの先端が転写部に
到達するまでの間の、転写部における非通紙状態期間で
ある。
【0041】f.後回転行程 最後のn枚目のプリント行程が終了した後もしばらくの
間プリンタモータの駆動を継続させて感光ドラム1を回
転駆動させ、プリンタの所定の後動作を実行させる期間
である。
【0042】b.プリントレディ状態(スタンバイ制
御) 所定の後回転行程が終了すると、プリンタモータの駆動
が停止されて感光ドラム1の回転駆動が停止され、プリ
ンタは次のプリントリクエストがあるまで待機状態にな
る。
【0043】定着装置11は、このプリントレディ状態
においてスタンバイ制御となり、所定の待機温度に維持
される。
【0044】上記において、前多回転行程後直ぐにプリ
ントリクエストがあるときは、引き続いて前回転行程を
経てプリント行程が実行される。
【0045】1枚だけのプリントの場合は、そのプリン
ト行程の終了後、プリンタは後回転を経てプリントレデ
ィ状態になる。
【0046】(3)転写ローラ9 次に、本実施例で使用した転写ローラ9について説明す
る。接触回転型の転写部材として、本実施例で用いてい
る転写ローラ9は、イオン導電系ソリッドゴムローラで
あり、芯金9bの上にソリッドゴム層9aを有し、NB
Rゴムと界面活性剤等を反応させ、表面粗さRa=5.
0(μm)からなるローラを使用した。
【0047】図3は転写ローラ9の抵抗測定装置の概略
図である。回転駆動されるアルミニウムドラム1A上に
転写ローラ9を当接圧1.5kgで押圧して従動回転さ
せ、芯金9bとアース間にバイアス印加電源20より
2.0kVを印加する。このとき、アルミニウムドラム
1Aに流れる電流を電流計Aで測定し、転写ローラ9を
1回転以上させた時の電流値をサンプリングし、このサ
ンプリング値の平均値からローラ抵抗を算出した。
【0048】このサンプリング電流値の最大値と最小値
をIMAX、IMINとすると、従来例同様、IMAX/IMIN
1.5となる転写ローラ9、すなわち回転方向でその抵
抗ムラ(周ムラ)が1.5以下である転写ローラ9を使
用した。
【0049】(4)転写バイアス制御 次に、転写バイアス制御について、図4を用いて説明す
る。
【0050】(構 成)25は転写バイアス印加手段で
あり、転写ローラ9に接続され転写バイアスを印加す
る。定電流電源21、22と出力値を変更可能な定電圧
電源24とを有す。27は転写バイアス印加手段25を
制御するCPUであり、各電源のON/OFF、定電圧
電源24の出力値を制御する。また、転写バイアス印加
手段25に含まれる電源21と電源22は、定電流値と
して、それぞれI1、I2の定電流を出力することがで
きる定電流電源である。
【0051】(動作の説明) .1枚目のプリント 図5は、本実施例の転写バイアス制御の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【0052】まず、前回転で転写ローラ9に定電流電源
21により電流値I1で定電流バイアスを印加する(区
間A1)。このとき検知した電圧をVT01とする。検知
が終了後は、定電圧電源24により検知した電圧VT01
を印加して、帯電手段、現像手段等の作像準備が終了す
るまで、画像形成装置の感光ドラム1、転写ローラ9、
帯電手段、現像手段等のプロセス機器を回転駆動させた
まま待機する(区間B)。
【0053】作像準備が終了したら、転写ニップ部に紙
を通過させるとともに、転写バイアスを定電圧電源24
の駆動するプリント用の定電圧バイアスに切り換え、こ
れを印加する(区間C1)。区間C1での転写電圧をV
T1とすると、VT1は以下の式(検知電圧とプリントバイ
アスの関係式、これを制御式と呼ぶ)で決定する。
【0054】VT1=a×VT01+b (制御式1) これにより、適正な転写バイアスを印加することができ
ると同時に、図5に示すように、通紙時、非通紙時の電
流を一定にすることができるので、感光ドラム1に対す
る電荷付与が一定となり、ドラム電位の変化により濃度
差が生じやすいハーフトーン画像においても、安定した
画像を維持することができる。なお、上記の制御式の定
数a,bの値はプロセススピードや装置構成により、適
宜値を変更して設定する。
【0055】.複数被記録材の連続プリント 次に、複数枚の通紙を連続して行うときの動作について
説明する。1枚目のプリントバイアス出力までは、上述
の内容と同じなので省略する。
【0056】1枚目に引き続き2枚目のプリントをする
場合に、1枚目の紙が転写ニップを通過後に転写バイア
スを前回転時に用いた定電流電源21ではなく、定電流
電源22の駆動する電流値I2の定電流バイアスに切り
換え、これを印加する(区間A2)。この時検知した電
圧VT02とする。
【0057】2枚目の紙を転写ニップに通過させるとき
には、転写バイアスを定電圧電源24の駆動するプリン
ト用の定電圧バイアスVT2に切り換える(区間C2)。
この時に印加するバイアスVT2は上で示した(制御式
1)のVT02に代入して得られる値である。
【0058】3枚目以降も、2枚目と同様に、定電流電
源22により定電流バイアスを印加したときの検知電圧
をもとに(制御式1)により決定したプリントバイアス
を印加して転写を行う。
【0059】(前回転と紙間で定電流値を切り換える効
果について)上述したように、本実施例では2枚目以降
のプリントバイアスは紙間定電流バイアスでの検知電圧
を基に決定するが、前回転時とは異なる定電流値を印加
する。図6は、前回転時と同じ定電流バイアスを紙間で
印加する制御により複数枚の被記録材を連続プリントし
た時の電流と電圧をモニターした様子を示したものであ
る。図6と図5を比較しながら、本実施例の効果を説明
する。図6は紙間での定電流バイアスが前回転時の定電
流値と同じということ以外は基本的に図5と同じであ
り、符号の説明は省略する。
【0060】図6において、区間A1と区間A2はどち
らも定電流値I1での電圧、電流を示しているが、検知
された電圧VT01とVT02の値が異なっている。しかし、
3枚目以降は2枚目と同じ検知電圧になっている。この
現象は、検知時期の感光ドラム1周前の転写ローラバイ
アスの大きさに関係している。すなわち、前回転時に比
べて2枚目以降のときは転写バイアスがプリントバイア
スになっており、転写後のドラム電位が低く、さらに若
干メモリーしている。そのため、感光ドラム1と転写ロ
ーラ9間で見れば、同じ定電流を流すにも大きめの電圧
を要するのである。帯電のバイアスを変化させると、定
電流値に対する検知電圧が変化するが、これも同じ理由
である。
【0061】つまり、紙間では感光ドラム1周前のバイ
アスがプリントバイアスであるため、定電流値を切り換
えることで前回転時の検知電圧に、より近い検知電圧を
得ることができる。
【0062】通常は連続プリントすると、転写ローラは
昇温して、抵抗が下がり検知電圧は徐々に下がっていく
が、図6では2枚目は1枚目に比べて上昇しているのに
対し、図5では、2枚目、3枚目、4枚目といくにした
がい、徐々に適正に下降していることが確認できた。
【0063】〈実施例2〉本実施例では、1枚目と2枚
目以降で制御式を切り換えることで、転写制御を高精度
にする方法について図4を用いて説明する。
【0064】本実施例では定電流電源は定電流I1を出
力する定電流電源21を用いるが定電流電源22は用い
ない。その他の装置の構成は同じであり、図4を用いて
説明し、符号の説明等は省略する。
【0065】(動作の説明)図7は、本実施例の転写バ
イアス制御の動作を説明するためのタイミングチャート
である。
【0066】.1枚目のプリント 1枚目のプリントについては、実施例1と同様であり、
説明は省略する。
【0067】前回転での検知電圧VT01に対する1枚目
のプリントバイアスを決めるための制御式も、実施例1
と同じ(制御式1)を用いる。
【0068】.複数被記録材の連続プリント 次に、複数枚の通紙を連続して行うときの動作について
説明する。1枚目のプリントバイアス出力までは、上述
の内容と同じなので説明は省略する。
【0069】1枚目に引き続き2枚目のプリントをする
場合に、1枚目の紙が転写ニップを通過後に前回転時と
同じように転写バイアスを定電流電源21の駆動する電
流値I1の定電流バイアスに切り換え、これを印加する
(区間A2)。この時検知した電圧VT02とする。
【0070】2枚目の被記録材を転写ニップに通過させ
るときには、転写バイアスを定電圧電源24の駆動する
プリント用の定電圧バイアスVT2に切り換える(区間C
2)。この時に印加するバイアスVT2は上で示した(制
御式1)のVT01に検知電圧VT02を代入して得られる値
ではなく、別の制御式を用いる事が本実施例の特徴であ
る。制御式としては、 VT2=a2×VT02+b2 (制御式2) を用いる。a2とb2の値については、同じ定電流値で
も紙間では前回転時と比較して検知電圧が大きくなるの
で、VT1>VT2となるようにし、適正な転写バイアスと
なるようにした。
【0071】3枚目以降も、2枚目と同様に、(制御式
2)により決定したプリントバイアスを印加して転写を
行う。
【0072】本実施例でも、実施例1と同様に、転写ロ
ーラは昇温して、抵抗が下がり検知電圧は徐々に下がっ
ていくが、2枚目、3枚目、4枚目といくにしたがい、
徐々に適正に下降していることが確認できた。
【0073】〈実施例3〉本実施例では、2枚目以降は
補正した検知電圧を制御式に用いることで、転写制御を
高精度にする方法について図4を用いて説明する。
【0074】本実施例では定電流電源は定電流I1を出
力する定電流電源21を用いるが定電流電源22は用い
ない。その他の装置の構成は同じであり、図4を用いて
説明し、符号の説明等は省略する。
【0075】(動作の説明)図7は、実施例2の転写バ
イアス制御の動作を説明するためのタイミングチャート
であるが、本実施例でもこの図7を用いて説明する。
【0076】.1枚目のプリント 1枚目のブリントについては、実施例1と同様であり、
説明は省略する。
【0077】前回転での検知電圧VT01に対する1枚
目のプリントバイアスを決めるための制御式も、実施例
1と同じ(制御式1)を用いる。
【0078】.複数被記録材の連続プリント 次に、複数枚の通紙を連続して行うときの動作について
説明する。1枚目のプリントバイアス出力までは、上述
の内容と同じなので説明は省略する。
【0079】1枚目に引き続き2枚目のプリントをする
場合に、1枚目の紙が転写ニップを通過後に前回転時と
同じように転写バイアスを定電流電源21の駆動する電
流値11の定電流バイアスに切り換え、これを印加する
(区間A2)。この時検知した電圧VT02とする。本実
施例では、2枚目以降の検知電圧を補正することを特徴
とする。すなわち、CPUにおいて、以下のような補正
式をもちいて補正を行う。
【0080】VT02´=c×VT02+d (補正式) 2枚目の紙を転写ニップに通過させるときには、転写バ
イアスを定電圧電源24の駆動するプリント用の定電圧
バイアスVT2に切り換える(区間C2)。この時に印加
するバイアスVT2は上で示した(制御式1)のVT01
補正検知電圧VT 02´を代入して得られる値である。
【0081】上の補正式の定数c,dは、紙間時の検知
電圧と前回転時の検知電圧の関係を実験的に求めたもの
である。
【0082】3枚目以降も、2枚目と同様に、補正検知
電圧を用いて(制御式1)により決定したプリントバイ
アスを印加して転写を行う。
【0083】本実施例では、実施例2と同様な電圧、電
流の変化となる事が確認でき、さらに実施例1と同様
に、転写ローラは昇温して、抵抗が下がり検知電圧は徐
々に下がっていくが、2枚目、3枚目、4枚目といくに
したがい、徐々に適正に下降していることが確認でき
た。
【0084】〈実施例4〉実施例1〜実施例3は、紙間
で電圧検知を行い、次のプリントバイアスを決定してい
たが、プリントバイアス値の切り換えは数枚毎、あるい
は、一定サンプル毎に検知電圧の平均値を算出して、そ
の平均値をもとにプリントバイアスを切り換えても同様
の効果を得る事ができる。
【0085】〈その他〉像担持体は静電記録誘電体等で
あっても良い。この場合は、該誘電体面を所定の極性・
電位に一様に一次帯電した後、除電針ヘッド、電子銃等
の除電手段で選択的に除電して目的の静電潜像を書き込
み形成する。
【0086】転写部材2は転写ローラに限られず、回動
転写ベルト等接触回転型の転写部材が含まれる。
【0087】像担持体からトナー像の転写を受ける被記
録材は転写ドラム等の中間転写体であってもよい。
【0088】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像形成装置に
よれば、定電流バイアス印加時の検知電圧がドラム1周
前の像担持体の転写ローラにバイアスに依存して変化す
ることにより、前回転時の定電流時の検知電圧と紙間で
の定電流時の検知電圧が異なることによる制御誤差を小
さくすることができるので、高精度の転写バイアス制
御、高画質を得ることができ、プロセススピードの大き
い高速の画像形成装置における高画質を提供する事がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の画像形成装置の概略構成模型図
【図2】 動作行程図
【図3】 転写ローラの抵抗測定要領の説明図
【図4】 転写バイアス制御の説明図
【図5】 転写バイアス制御動作のタイミングチャート
(その1)
【図6】 転写バイアス制御動作のタイミングチャート
(その2)
【図7】 実施例2・3における転写バイアス制御動作
のタイミングチャート
【符号の説明】
1・・感光ドラム 9・・転写ローラ 25・・転写バイアス印加電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体に形成された
    トナー像を、前記像担持体に当接して転写部を形成し被
    記録材の裏側に接触して被記録材表側に転写する転写部
    材と、前記転写部材にバイアスを印加する転写バイアス
    印加手段を有し、 被記録材が転写部に到達する前(以後、前回転時)に転
    写部材に定電流バイアスを印加し、その時発生する電圧
    を検知して、この検知された電圧値を基に前記像担持体
    のトナー像を被記録材に転写する時の転写部材に印加す
    るバイアス(以後、プリントバイアス)を決定し、 複数の被記録材に連続して転写を行う連続画像形成を行
    う場合には、被記録材と被記録材の間の非転写時(以
    後、紙間時)に定電流バイアスを印加し、その時発生す
    る電圧の検知し、その検知された電圧を基にプリントバ
    イアスを変更する画像形成装置において、 前記転写バイアス印加手段は、複数の電流値の定電流バ
    イアスを出力することが可能なバイアス印加手段であ
    り、紙間時に印加する定電流バイアスの電流値と、前回
    転時に印加する定電流バイアスの電流値が異なる事、お
    よび、前回転時と紙間時も発生電圧に対するプリントバ
    イアスの関係(以後、制御式)は同じである事、を特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と、前記像担持体に形成された
    トナー像を、前記像担持体に当接して転写部を形成し被
    記録材の裏側に接触して被記録材表側に転写する転写部
    材と、前記転写部材にバイアスを印加する転写バイアス
    印加手段を有し、前回転時に転写部材に定電流バイアス
    を印加し、その時発生する電圧を検知して、この検知さ
    れた電圧値を基にプリントバイアスを決定し、複数の被
    記録材に連続して転写を行う連続画像形成を行う場合に
    は、被記録材と被記録材の紙間時に定電流バイアスを印
    加し、その時発生する電圧の検知し、その検知された電
    圧を基にプリントバイアスを変更する画像形成装置にお
    いて、1枚目のプリントバイアスを決定するための制御
    式と、2枚目以降のプリントバイアスを決定するための
    制御式を切り換えて用いる事を特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 像担持体と、前記像担持体に形成された
    トナー像を、前記像担持体に当接して転写部を形成し被
    記録材の裏側に接触して被記録材表側に転写する転写部
    材と、前記転写部材にバイアスを印加する転写バイアス
    印加手段を有し、前回転時に転写部材に定電流バイアス
    を印加し、その時発生する電圧を検知して、この検知さ
    れた電圧値を基にプリントバイアスを決定し、複数の被
    記録材に連続して転写を行う連続画像形成を行う場合に
    は、被記録材と被記録材の紙間時に定電流バイアスを印
    加し、その時発生する電圧の検知し、その検知された電
    圧を基にプリントバイアスを変更する画像形成装置にお
    いて、2枚目以降のプリント時には、紙間で検知した電
    圧を補正した補正検知電圧を制御式に用いてプリントバ
    イアスを決定する事を特徴とする画像形成装置。
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JP2012088553A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Canon Inc 画像形成装置
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