JPH06175514A - 画像記録装置および画像形成装置 - Google Patents

画像記録装置および画像形成装置

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JPH06175514A
JPH06175514A JP4194967A JP19496792A JPH06175514A JP H06175514 A JPH06175514 A JP H06175514A JP 4194967 A JP4194967 A JP 4194967A JP 19496792 A JP19496792 A JP 19496792A JP H06175514 A JPH06175514 A JP H06175514A
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藤 道 夫 伊
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辺 敏 男 渡
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藤 哲 雄 斉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファーストプリントタイムを短くする大きな
要因となる像担持体の前回転時間(プリントON信号か
ら画像データを入力できるようになるまでの時間)を短
くし、高品質の画像出力を得られる画像記録装置を提供
する。 【構成】 記録開始時、像担持体帯電部分が転写部位に
到達するまでの間に、転写手段に環境検知用転写バイア
スとして所定の電流または電圧を印加し、その時の出力
電圧または電流を検知し、その値を元に画像記録装置の
記録条件を制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真技術を使用し
た複写機・プリンタ等の画像形成装置に関するもので、
特に像担持体に接触した接触転写手段または接触炭田手
段を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(第1従来例)像担持体と、これに当接する転写手段と
を備え、これら両者間に転写材を通過させるとともに、
このとき各転写手段に転写バイアスを印加して、予め像
担持体表面に形成したトナー像を転写材に転写するよう
に構成した画像記録装置が既に提案されている。
【0003】図2はこのような画像記録装置の典型的な
一例を示す要部の概略側面図であって、紙面に垂直方向
に延在配置され、矢印X方向に回転する感光体1表面
が、高圧電源2に接続された帯電ローラ3によって一様
に帯電され、該帯電面に画像信号によって変調されたレ
ーザビーム4が付与されて静電潜像が形成される。この
潜像に現像器5からトナーが供給されてトナー像となっ
て転写部位6に到来する。現像器5に高圧電源7から現
像バイアスが印加されている。
【0004】転写部位6は感光体1とこれに当接する導
電性転写ローラ9とのニップ部からなり、感光体1上の
トナー像部分がこの転写部位6に到来するタイミングを
合わせて、転写材8が供給されて前記ニップ部を通過す
る。この時、転写ローラ9には電源10によって転写バ
イアスが印加され、感光体1側のトナー像は転写材8に
転移する。
【0005】その後、トナー像を担持した転写材8は転
写部位6を離れて不図示の定着部位に搬送される。
【0006】このような画像記録装置において、転写手
段たる転写ローラ9に印加されるバイアスは、定電圧制
御または定電流制御されているのが普通である。ところ
が半導電性のゴム材等でできている転写ローラ9の抵抗
値は環境によって大きく変化する。低湿環境において
は、抵抗値が大きくなり、高湿環境においては抵抗値が
小さくなる。
【0007】このため、転写手段を定電圧制御した場合
は、低湿環境では転写電流が少くなり転写不良を生じ、
高湿環境では転写電流が多くなり過ぎ画質劣化をきた
す。
【0008】また、定電流制御の場合には、転写に必要
な電荷量を確保することは可能であるが、一般に感光体
の容量は転写材8の容量に比べて大きいから、画像記録
装置で使用可能な最大サイズの転写材8より小さいたと
えば葉書などを転写材8として使用し、感光体1と転写
ローラ9とが直接接触する非通紙部が存在するような場
合、非通紙部に大部分の電流が流れてしまい、特に、低
湿環境下では電荷が不足して転写不良を発生する恐れが
ある。
【0009】このため、画像記録装置の記録開始時即ち
感光体前回転時に転写ローラ9に定電流バイアスを印加
し、その時の電圧をホールドして、該電圧に所定の定数
をかけた値を転写電圧とし、転写材が転写部位に存在す
る通紙部では該転写電圧を印加することによって、すべ
ての環境下で、良好な転写性を得ることを可能としてい
る。
【0010】この場合の一般的な前回転シーケンスを図
3に示す。画像記録装置にコントローラ等の外部機器か
らプリント信号100が入力される。それと同時に、帯
電ローラ3のACバイアス101とDCバイアス102
がONする。帯電ローラ3や転写ローラ9のONは、感
光体1に不要なトナーの付着や帯電メモリーを持たせな
い為に、次のようなタイミングになっている。
【0011】帯電ローラ3により帯電された感光体1の
帯電部分が現像器5の位置する現像部位に到達するタイ
ミングに合わせ、現像バイアス104がONされ、ま
た、感光体1の帯電部分が転写ローラ9の位置する転写
部位に到達するタイミングに合わせ、転写定電流バイア
ス105がONする。転写定電流バイアス105は少な
くとも転写ローラ9の1回転分の間ONする。この転写
ローラ1回転の出力電圧平均値をホールドし、そのホー
ルド値に所定の係数を乗じた電圧をトナー像転写時のト
ナー像転写用電圧とする。
【0012】画像信号103のONするタイミングは、
転写ローラ9が定電流バイアス印加状態で少なくとも1
回転した時、画像信号により画像露光された感光体1部
分が転写部位6に到達するタイミングである。画像露光
された感光体部分が転写部位6に到達するタイミングに
合わせ、転写材8の先端は転写部位6に到達し、そのと
き転写定電圧信号106をONし、トナー像転写用電圧
が出力される。
【0013】なお、転写ローラ9を定電流バイアス印加
状態で少なくとも1回転させるのは、転写ローラ9の回
転方向の抵抗ムラの影響を除くためである。 (第2従来例)従来、像担持体表面に形成した可転写ト
ナー像を、これに当接する、紙などシート状の転写材に
転写する工程を包含する周知の画像形成装置において、
トナー像を担持する像担持体に転写ローラを圧接し、両
者の圧接ニップ部を転写材を通過させてトナー像を転写
材に転写するように構成したものが既に提案されてい
る。
【0014】図13はこのような画像形成装置の、特に
転写部位の部分を略示する概略側面図であって、紙面に
垂直方向に軸線を有し、矢印A方向に回転する円筒状の
像担持体201と、これに近接して転写ローラ202が
配設してある。転写ローラ202は芯金202aと導電
性ゴムからなる表層202bとからなり、芯金202a
が画像形成装置内適所に固定した枠体203に配された
ばね204によって支持されて転写ローラ202を図示
上方に押圧し、転写ローラ202の前記表層202bを
像担持体201に圧接して、矢印A方向にみて長さLの
ニップ部を形成している。
【0015】像担持体201表面にはトナー像Tが形成
されており、これにタイミングを合わせて、矢印B方向
から転写材Pが前記ニップ部に挿通され、同時に転写ロ
ーラ202には転写バイアスが印加され、像担持体20
1側のトナー像は転写材Pに転移するものとする。
【0016】尚、像担持体201の周辺には、一次帯電
器、画像情報付与手段、現像器、クリーニング装置その
他画像形成に必要な部材が配設してあることは言うまで
もないが、それらは前述の説明には関係がないのですべ
て省略してある。 (第3従来例)従来の電子写真方式の画像形成装置にお
いては、濃度を出すために現像コントラスト(現像バイ
アス直流電圧値と明部電位との差)と、カブリを減らす
ためにバックグラウンドコントラスト(暗部電位と現像
バイアス直流電圧値との差)とを適切な値に設定する必
要がある。
【0017】特にバックグラウンドコントラストにおい
ては、その値が適正値より小さいと「正カブリ」、適正
値より大きいと現像する時の現像剤の極性と反対の極性
を持つ現像剤によるカブリ、謂ゆる「反転カブリ」とい
う不具合画像が生じる。
【0018】この問題点を解決するために、プリント時
に濃度調整ダイアルを動かして現像バイアス直流電圧値
を変えるときに、これに連動して暗部電位も変えること
によって、「正規カブリ」も「反転カブリ」も出ない適
切なバックグラウンドコントラストに設定する方法が実
施されている。
【0019】一方、像担持体から転写材への現像パター
ンの転写をしていないとき即ち「紙間」においては、図
20に示すようにプリント時の現像バイアスのうち、直
流分VDCのみONして交流分VACはOFFしている。潜
像形成のための光源としてレーザーダイオードを使用し
ているレーザービームプリンタにおいては、レーザーダ
イオードの光量を一定の値に維持するために、紙間にお
いて自動光量制御(以後APCと略す)を行っている。
この間レーザーダイオードを発光させているので、AP
Cの部分を像担持体である感光ドラム上に現像させない
ために現像バイアスは直流分VDC、交流分VACともにA
PC時間TAPC を含む前後△TA ,△TB にわたってO
FFしている。 (第4従来例)感光体等の像担持体にローラ等を接触さ
せて帯電を行ういわゆる接触帯電方法として、直流電圧
と交流電圧とを重畳した電圧を導電性部材に外部より印
加して、この導電性部材を被帯電体に当接させて帯電を
行う接触帯電方法が例えば、特開昭63−149669
号報に示すように本出願人より提案されている。
【0020】この方法は、例えば図29のように感光ド
ラム402に帯電ローラ401を接触従動回転させ、帯
電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧VPPを有する交流
電圧VacとVdcとを重畳した電圧(Vac+Vdc)を帯電
ローラ1に印加することにより均一に感光ドラム402
を帯電させるものである。
【0021】図中、403は交流と直流電圧の重畳され
た電源、404は帯電ローラ芯金401aに電圧を印加
するのに用いる接点板バネ、405は帯電ローラ401
を感光ドラム402に圧接するためのバネである。
【0022】ここで電源403は、帯電ローラ401に
高電圧を供給しているが、印字された画像の品質を高め
るために定電流制御が行われている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
(第1の課題)前記第1従来例では、転写ローラの環境
による抵抗変化を検知するのに転写ローラ以外の要因が
入ってしまい検知精度が悪くなるという欠点があった。
転写定電流バイアス105が感光体1の帯電ローラ3に
より帯電された部分で印加される。その為、検出される
電圧は感光体1の表面電位により変化する。表面電位は
環境により変化する為、検出電圧は転写ローラ9の環境
による抵抗変化に表面電位の変化を加えたものになって
しまう。
【0024】また、コンピュータ等の画像出力装置とし
てはそのファーストプリントタイム(プリントON信号
から転写材が画像記録装置を排出されるまでの時間)を
短くしたいという要望が高い。 (第2の課題)第2従来例の装置は、転写部位において
は、転写材Pが終始強固に保持されているので、転写帯
電器を利用する周知の転写手段に比して、転写ずれや振
動などによる画質の劣化を生じ難く、オゾンの発生量を
抑えられる。
【0025】また、転写の際に印加する転写バイアスも
比較的低圧電源で済むので、この種の装置の小型化、低
価格化に寄与するところが大きい反面、以下のような欠
点を免れない。
【0026】転写ローラ方式は、コロナ方式の転写帯電
器に比べ、像担持体201側の顕像を転写材Pに転写す
る際に、転写ローラ202が顕像トナーを像担持体20
1に押しつけるために、画像の中央部分のトナーTが転
写されないか、転写率が悪いいわゆる「中抜け現象」
(以下中抜けという)が発生しやすい。
【0027】この中抜けは転写材Pとしてオーバーヘッ
ドプロジェクタ用のトランスペアレンシーやはがき用紙
で顕著に発生する。 (第3の課題)前記第3従来例では、図20に示すよう
に、紙351A,351B間のAPC時間を含む前後に
わたって、現像バイアスの直流分VDC、交流分VACとも
にOFFしているため、APC時間TAPC の前後の部分
△TA ,△TB はバックグラウンドコントラストが大き
くなり、「反転カブリ」が像担持体である感光ドラム上
に形成される。APC部分はレーザー露光によって表面
電位が低くなっていて、かつ現像VDCが0Vなのでカブ
リは生じない。
【0028】感光ドラムと直接接触していない転写帯電
器を使用しているレーザービームプリンタでは画像への
影響はない。しかし感光ドラムと直接接触していて加圧
によりニップ部を有する転写ローラを使用しているレー
ザービームプリンタにおいては、感光ドラム上の「反転
カブリ」が転写ローラを汚し、図21に示すように次の
紙350の裏面における「APC跡裏汚れ」という不良
画像351を形成してしまうという問題点があった。 (第4の課題)上記第4従来例では、電源403を定電
流制御すると、ある種の帯電ローラ401(例えば容量
性負荷の大きいもの)では、帯電ローラ401へ供給さ
れる電圧がかなり高くなり、局所的にリークが発生し、
印字画像上に短い横黒スジが出るという問題があった。
つまり、帯電ローラ401は局所的に絶縁耐圧の低い部
分が存在していると考えられる。この部分に非常に高い
電圧が供給された場合、絶縁破壊が発生し、画像上に短
い横黒スジとなって発生すると推測される。
【0029】帯電ローラ401は容量性負荷であり、そ
の値はかなりバラツキを持っており経時的にも変動す
る。しかも、定電流制御されるために、帯電ローラ40
1へ供給される電圧はかなり大きくなる場合があり、上
記現象は容量性負荷のインピーダンスの大きい帯電ロー
ラ401では発生する確率が高くなる。
【0030】したがって、上記現象が発生するのを防止
する為に、昇圧トランスの1次側に入力されるAC電圧
の上限を利用し、昇圧トランスの昇圧率を適正に設定し
て、2次側のAC電圧のリミッタ動作電圧VPP maxをリ
ークが発生する電圧よりも低く設定するという方法が実
施されている。
【0031】しかしながら、高圧電源403のDC入力
電圧および一次帯電周波数の値によっては、リミッタ動
作電圧VPP maxの値が小さくなり、定電流制御をしてい
る電流の制御範囲を下回ってしまい、帯電不良に起因す
る砂地状の不具合画像が発生するという問題点があっ
た。 (第1発明の目的)第1発明の目的は、上述した第1の
課題を解決するもので、ファーストプリントタイムを短
くする大きな要因となる像担持体の前回転時間(プリン
トON信号から画像データを入力できるようになるまで
の時間)を短くした、高品質の画像出力を得られる画像
記録装置を提供することにある。 (第2発明の目的)第2発明の目的は、転写ローラを用
いた転写方式において、転写ローラの像担持体への圧接
力を適正にして、いわゆる「中抜け」現象や、転写ブレ
の発生を防止し得る画像形成装置を提供することにあ
る。 (第3発明の目的)第3発明の目的は、光源の自動光量
制御を行なう場合、転写ローラ汚れによる、いわゆる
「APC跡裏汚れ」の発生を防止し得る画像形成装置を
提供することにある。 (第4,第5発明の目的)第4発明の目的は、帯電不良
に起因する画像不良の発生を防止し得る画像形成装置を
提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)本願第1発明は、像担持体と、該像担持体
を帯電する帯電手段と、像担持体に圧接する転写手段と
を備え、像担持体と転写手段との圧接部として形成され
た転写部位に転写材を通過させるように構成した画像記
録装置において、記録開始時、帯電手段による像担持体
帯電部分が転写部位に到達するまでの間に、転写手段に
環境検知用転写バイアスとして所定の電流または電圧を
印加し、その時の出力電圧または電流を検知し、その値
を元に画像記録装置の記録条件を制御したことを特徴と
する。
【0033】また、環境検知用転写バイアスが印加され
た時の出力電圧または電流を検知し、その値を元に像転
写用転写バイアスを制御することを特徴とする。
【0034】環境検知用転写バイアスが印加された像担
持体部分が、像担持体帯電部位を通過するのに合わせて
帯電手段の帯電電圧を補正したことを特徴とする。
【0035】転写手段を転写ローラとしたことを特徴と
する。
【0036】転写手段の外周長を帯電手段から転写手段
までの像担持体表面長より小としたことを特徴とする。
【0037】転写手段を転写ベルトとしたことを特徴と
する。 (第2発明)本願第2発明は、像担持体と、これに圧接
する弾性転写ローラとを備え、これら両者の圧接ニップ
部に転写材を挿通させて像担持体表面の可転写像を転写
材に転写するように構成した画像形成装置において、該
弾性転写ローラは、像担持体の上方に位置し、転写ロー
ラの中心が像担持体の断面の幅より内側にあることを特
徴とする。
【0038】弾性転写ローラが、弾性転写ローラの重量
のみの荷重で像担持体に圧接することを特徴とする。
【0039】弾性転写ローラの芯金の材質を2層以上の
構成にすることを特徴とする。 (第3発明)本願第3発明は、像担持体に接触してニッ
プ部を形成している転写部材を使用した画像形成装置に
おいて、画像領域以外の領域時間内で行われる潜像形成
のための光源の自動光量制御時間を含む前後の時間内の
み、現像バイアス直流分の値を通常現像時の値と0Vと
の間の中間の値に設定したことを特徴とする。
【0040】画像領域以外の領域時間内で、現像バイア
ス交流分のpeak to peak電圧VPPの値をも変化させるこ
とを特徴とする。
【0041】像担持体に接触してニップ部を形成してい
る転写部材を使用した画像形成装置において、画像領域
以外の領域時間内で現像バイアス直流分の値を通常現像
時の値と0Vとの間の中間の値に設定するとともに、画
像領域以外の領域時間内で行われる潜像形成のための光
源の自動光量制御(APC)時間を含む前後の時間内の
み、一次帯電バイアス直流分の値をも変化することを特
徴とする。 (第4発明)本願第4発明は像担持体に潜像を形成する
ために、像担持体に接触して交流成分を有する電圧が印
加されることにより、前記像担持体を帯電する帯電部材
を有する画像形成装置において、前記帯電部材に印加さ
れる交流電圧により前記帯電部材に流れる実効電流値を
定電流制御する手段の電流を検知する電流検知手段と、
前記帯電部材に印加される交流電圧の周波数を可変でき
る周波数可変手段とを有し、前記電流検知手段によっ
て、所定の電流以下の電流値が検知された場合、前記周
波数可変手段によって、前記帯電部材の交流電圧の周波
数を増大させて、前記帯電部材に流れる実効電流値を所
定の電流値に制御することを特徴とする。 (第5発明)本願第5発明は、像担持体に潜像を形成す
るために、像担持体に接触して交流成分を有する電圧が
印加されることにより、前記像担持体を帯電する帯電部
材を有する画像形成装置において、前記帯電部材に印加
される交流電圧により前記帯電部材に流れる実効電流値
を定電流制御する手段の電流を検知する電流検知手段
と、高圧電源の直流入力電圧を可変できる可変手段とを
有し、前記電流検知手段によって、所定の電流以下の電
流値が検知された場合、前記高圧電源の直流入力電圧可
変手段によって、高圧電源の直流入力電圧を増大させ
て、前記帯電部材に流れる実効電流値を所定の電流値に
することを特徴とする。
【0042】
【作用】
(第1発明の作用)第1発明は、記録開始時、帯電手段
による像担持体帯電部分が転写部位に到達するまでの間
に、即ち帯電されていない像担持体が転写手段に接触し
ているときに、転写手段に環境検知用転写バイアスとし
て所定の電流または電圧を印加し、その時の出力電圧ま
たは電流を検知し、その値を元に、像転写用転写バイア
スを制御する事により、記録開始時の前回転時間を短く
し、又、最適の像転写用転写出力とし、高品質の画像を
得ることができる。 (第2発明の作用)第2発明によれば、転写ローラの自
重が像担持体にかかるため、転写ローラを像担持体に圧
接するためのばね圧を小さく出来る。ばねの生産時のば
らつきは大きく±8%位ばらつく。その原因はばねの自
由長のフレ、線径のフレ、ばねの材料によるばね常数の
フレが挙げられる。そのためばね圧の絶対値が小さい方
が像担持体への荷重ばらつきが少なくなることになる。
その結果、転写ローラは像担持体への圧接力を適正にす
るが可能となる。 (第3発明の作用)本発明によれば、紙間APC時間を
含む前後の部分において、APC露光部の「正カブリ」
と非露光部の「反転カブリ」とを共に低く抑えられるよ
うに現像バイアス直流分の値を通常現像時の値と0Vと
の間の中間の値に設定することによって、転写ローラを
使用したレーザービームプリンタにおける転写ローラ汚
れによる「APC跡裏汚れ」という不良画像の発生を防
止することが可能となる。 (第4発明の作用)本第4発明によれば、帯電ローラに
印加される交流電圧の実効電流値を検知する手段と、交
流電圧の周波数を可変できる手段とを設けることによ
り、電流検知手段によって、所定の電流以下の電流値が
検知された場合、周波数可変手段によって帯電ローラに
印加される交流電圧の周波数を増大させて、帯電ローラ
に流れる実効電流値を所定の電流値にすることにより、
帯電不良に起因する砂地状の不具合画像が発生すること
を防止するようにしたものである。 (第5発明の作用)本第5発明によれば、帯電ローラに
印加される交流電圧の実効電流値を検知する手段と、高
圧電源の直流入力電圧を可変できる手段とを設けること
により、電流検知手段によって、所定の電流以下の電流
値が検知された場合、高圧電源の直流入力電圧可変手段
によって高圧電源の直流入力電圧を増大させて帯電ロー
ラに流れる実効電流値を所定の電流値にすることによ
り、帯電不良に起因する砂地状の不具合画像が発生する
ことを防止するようにしたものである。
【0043】
【実施例】
(第1発明の実施例)以下、図面を参照して本第1発明
の実施例を詳細に説明する。 <第1実施例>図1は本発明の1実施例を示すシーケン
スチャートである。
【0044】画像記録装置の概略断面図は、先に説明し
た図2を使用して説明する。
【0045】本実施例は反転現像方式の画像記録装置で
あり、使用した感光体1は直径Φ30mmの有機光導電体
(OPC)であり、矢印の方向に47mm/secの速度で回
転している。帯電ローラ3の位置から転写ローラ9の位
置までは約170度であり、感光体1円周上の距離は約
44.5mmである。帯電ローラ3の位置から像露光部2
1までは約30度であり、感光体1円周上の距離では約
7.9mmである。転写ローラは直径Φ30mmで、感光体
1と同じ周速度で回転しており、アスカーC硬度25度
のEPDMに導電性をもたせる為カーボンを分散させ体
積抵抗を105〜106 Ωcm程度に調整されたものを使
用した。
【0046】画像記録装置にコントローラ等の外部機器
からプリント信号200が入力される。それと同時に、
転写ローラ9の転写定電流バイアス(本実施例の場合2
μAとした)205がONする。転写定電流バイアス2
05は転写ローラ9の回転方向抵抗ムラの影響を除く
為、転写ローラ9の1回転分(約1.3sec )の出力電
圧平均値を検出する。検出された出力電圧平均値に1.
2を乗じた値をトナー像転写用電圧とする。
【0047】帯電ローラ3のACバイアス201とDC
バイアス202は、転写ローラ9が1回転した後の感光
体1表面を帯電ローラ3によって帯電し始めるというタ
イミングでONする。すなわち、本実施例の場合、転写
ローラ9の円周は62.8mmであり、帯電ローラ3から
転写ローラ9までの感光体1表面距離が44.5mmであ
り、(62.8−44.5)÷47=0.38なる計算
から、帯電ローラ3の信号201と202はプリント信
号入力から約0.38sec 後にONすれば良い。
【0048】画像信号203のONするタイミングは、
帯電ローラ3により帯電された感光体1の帯電部分がレ
ーザ露光部位21に到達したとき(本実施例の場合、帯
電ローラがONされてから約0.17sec 後)である。
【0049】転写ローラ9の転写定電流バイアス205
は画像露光された感光体部分が、転写部位6に到達する
タイミング(これは、帯電ローラ3により帯電された感
光体1の帯電部分が転写部位に到達するタイミングでも
ある)に合わせOFFされ、それと同時にトナー像転写
用電圧である転写定電圧信号206がONされる。ま
た、このタイミングに合わせ転写材8の先端が転写部位
に到達し、感光体1上のトナー像が転写材8に転写され
始める。
【0050】なお、転写ローラ9の転写定電流バイアス
の値2μAは、感光体1に転写帯電による転写メモリー
を発生させない値としている。また、本実施例では高圧
電源や感光体回転用モーターに立ち上がりの速いものを
使用し、これらの立ち上がり時間を無視しているが、コ
ストダウン等から遅い立ち上がりのものを使用した場
合、その立ち上がり時間を考慮してシーケンスを組まな
ければならない。
【0051】本実施例ではプリント信号入力から画像露
光ONまでの時間(これを感光体前回転時間と呼ぶ)は
0.55とできた。本構成の画像記録装置に従来のシー
ケンスを適用した場合は1.5sec かかり、本発明によ
り約1秒短くなったことになる。
【0052】又、本実施例は環境検知用転写定電流バイ
アスを感光体1の帯電されていない部分に印加してい
て、帯電電位の影響を受けずに転写ローラ9のみの環境
変化を検知している為、トナー転写用転写高圧の精度良
い補正が可能となり、高品質の画像を得ることができ
た。
【0053】前記実施例では環境検知用転写バイアスを
定電流高圧としたが、定電圧高圧としてその時の出力電
流値を検知し、その値を元にトナー転写用転写高圧を制
御しても良い。
【0054】転写定電流バイアス205は転写ローラ1
回転分(約1.3sec )ONさせ、その出力電圧平均値
を検出したが、必ずしも1回転分ONさせる必要ない。
転写ローラの材質による。 <第2実施例>図4は第2の実施例のシーケンスチャー
トである。
【0055】本実施例は環境検知用転写バイアスの電流
値または電圧値を大きくとることを可能にし、より正確
な環境補正用データを得られるようにしたものである。
【0056】環境検知用転写バイアスを大きな値にする
と、感光体1に強いプラス帯電がかかりその部分は帯電
ローラ3によるマイナス帯電を不均一にしてしまい、所
謂転写メモリーを生じさせる。
【0057】この現象を図5を用いて説明する。図5は
現像位置で測定したときの感光体表面電位変化を示し、
縦軸は感光体表面電位を、横軸は転写ローラ9に環境検
知用転写バイアスが印加された位置をスタートとした時
間を表わす。まず、プラス極性の環境検知用転写バイア
スが転写ローラ9に1回転分印加され、それに対応した
感光体表面にはプラス電位が発生する(a部)。
【0058】続いて、帯電ローラ3によりマイナス電位
に帯電される。図は画像露光されない時の表面電位(以
後Vd電位と呼ぶ)を示している。感光体1の2回転目
に入る(b点)とa部がVd電位に影響し、図のように
△Vd低下する。この量は環境検知用転写バイアスの値
により異なり、20〜30Vより大きくなると出力画像
に濃度変化として現れてしまう。これを転写メモリーと
呼び、実験では転写メモリーは転写帯電幅約220mm、
転写ローラと感光体との接触幅約2mmでプロセススピー
ド47mm/secの場合、転写定電流バイアスが約5μAを
越えると画像上問題となった。
【0059】図4のタイミングチャートはこのような転
写メモリーを防止した本発明の実施例であり、画像記録
装置としては第1実施例と同じものを使用した。図4に
おいて、帯電ローラ3のDCバイアス302以外は第1
実施例と同じである。帯電ローラDCバイアス302が
ONするタイミングは第1実施例と同じ様に、プリント
信号200がONしてから0.38sec である。その後
0.68sec (プリント信号200がONしてからは約
1.1sec になる)後、帯電ローラ3に印加されるDC
高圧は少し強い設定になる。
【0060】そのポイントが図4,図5のb点である。
その後、転写ローラ1回転分の約1.3sec して通常の
DC高圧出力に戻る(図4,図5のc点)。
【0061】このように、転写ローラ9に環境検知用転
写バイアスを印加した感光体表面部分の表面電位を、帯
電ローラ出力にて補正することにより、環境検知用転写
バイアスの電流値または電圧値を大きくとることを可能
にし、より正確な環境補正用データを得られるようにで
きた。 <第3実施例>本実施例は転写出力の外周長を帯電手段
から転写手段までの像担持体表面長より小さくなるよう
な画像記録装置構成としている。
【0062】図6は本実施例のシーケンスチャートであ
る。画像記録装置の概略断面図は図7を使用して説明す
る。装置構成としては転写ローラ3の外径が14mmであ
るという以外第1実施例と同じである。画像記録装置に
コントローラ等の外部機器からプリント信号400が入
力される。それと同時に、帯電ローラACバイアス40
1、帯電ローラDCバイアス402と転写ローラ19の
転写定電流(本実施例の場合第1実施例と同じ2μAと
した)バイアス405がほぼ同時にONする。転写定電
流バイアス305は転写ローラの回転方向抵抗ムラの影
響を除く為、転写ローラ1回転分(約0.94sec )の
出力電圧平均値を検出する。検出された出力電圧平均値
に1.2を乗じた値をトナー像転写用電圧とする。
【0063】画像信号403がONするタイミングは、
帯電ローラ3により帯電された感光体1の帯電部分がレ
ーザ露光部位21に到達したとき(本実施例の場合、帯
電ローラがONされてから約0.17sec 後)である。
転写ローラ19の転写定電流バイアス405は画像露光
された感光体部分が転写部位6に到達するタイミング
(これは、帯電ローラ3により帯電された感光体1の帯
電部分が転写部位6に到達するタイミングでもある)に
合わせOFFされ、それと同時にトナー像転写用電圧で
ある転写定電圧信号406がONされる。
【0064】また、このタイミングに合わせ転写材8の
先端が転写部位6に到達し、感光体1上のトナー像が転
写材に転写される。
【0065】本実施例では、転写手段の外周長を帯電手
段から転写手段までの像担持体表面長より小さくした構
成により、環境検知用転写定電流バイアスを感光体1の
帯電されていない部分に印加するという条件のまま、プ
リント信号入力から画像露光ONまでの時間(感光体前
回転時間)を0.17sec とすることができた。
【0066】これまで転写手段として転写ローラ9で説
明してきたが転写ベルトを使用しても良い。帯電手段と
しては帯電ローラ3以外にコロナ帯電でも構わない。ま
た、制御する部分は転写手段のバイアスとは限らず、帯
電手段や現像手段等のバイアスでも有効であることは言
うまでもない。 (第2発明の実施例)図8は本第2発明による一実施例
で転写ローラと像担持体との配置を示した図である。図
9は本第2発明による画像形成装置の概略断面図を示し
ており、本例装置は接触帯電を用いたレーザープリンタ
である。
【0067】201は像担持体としてのドラム型の電子
写真感光体(OPC感光体)であり、矢示の反時計方向
にDに所定の周速度をもって回転駆動され、その感光体
201の略下部に直接的にローラ状の帯電部材205
(以下帯電ローラと称する)と接触している。
【0068】帯電ローラ205は感光体201の回転に
ともなって従動回転するように配設されている。ここで
本実施例では感光体201は外径が30mmに形成され、
帯電ローラ205は外径が約6mmの金属芯金のまわりに
カーボン分散して体積低効率105 Ω・cmにしたEPD
M(またはウレタン等)から成るゴム層を被覆して外径
を約12mmに形成している。この帯電ローラ205と感
光体201とのニップ幅は約1mmになっている。
【0069】本実施例では一層タイプの帯電ローラ20
5を用いたが、多層タイプの帯電ローラでもよい。
【0070】感光体201は回転に伴い帯電ローラ20
5の金属芯金に直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印
加する。例えば−550Vの直流電圧に350Hz,1
800Vp-p のsin波の交流電圧を重畳した電圧を印
加することにより感光体の表面電位は−530Vに一様
に帯電される。
【0071】ついで感光体201面にレーザービームス
キャナ206により、不図示の電子計算機やワードプロ
セッサ等からの出力画像情報に対応するレーザビーム走
査露光Laがミラー207を介して感光体201の面に
なされることにより露光された部分の電位が減衰して感
光面に目的画像の静電潜像が順次に形成されていく。そ
の潜像は現像器208により順次にトナー現像されて可
視像化し次に感光体201とそれに圧接した転写手段と
しての転写ローラ209との間にカセット210内の転
写材Pをピックアップローラ211で給紙しレジストロ
ーラ212で感光体201上の画像と同期とりされて給
送された転写材Pの側面に順次に転写されていく。
【0072】本実施例では転写ローラ209として全長
(全幅)にわたり抵抗率109 Ω・cmの弾性ローラを用
い、不図示の電源約−3KVを印加して転写を実行させ
た。像転写受けた転写材Pは定着器213へ運ばれ転写
材P上のトナー像は定着器213のヒータの熱により定
着される。そして、排紙トレイ214に画像形成物とし
て出力される。像転写後の感光体201一面はクリーニ
ング装置215で転写残りのトナーの回収除去を受けて
清浄面化されて繰り返し像形成に供される。
【0073】図8はこのような画像形成装置の、特に転
写部位の部分を略示する概略側面図であって、紙面に垂
直方向に軸線を有し、矢印D方向に回転する円筒状の像
担持体201と、これに近接して転写ローラ209が配
設してある。該転写ローラ209は芯金209aと導電
性ゴムからなる表層209bとからなり、該芯金209
aが画像形成装置内適所に固定した枠体216に配され
た400gのばね217によって支持されて転写ローラ
209を図示下方に押圧し、図面奥側も同様に押圧し、
従動の転写ローラ209の前記表層209bを像担持体
201に圧接している。そのときのばねの加圧力と転写
ローラ209の自重がかかることになる。そして矢印D
方向にみて長さLbのニップ部を形成している。
【0074】像担持体201表面にはトナー像Tが形成
されており、これにタイミングを合わせて、矢印C方向
から転写材Pが前記ニップ部に挿通され、同時に転写ロ
ーラ209には転写バイアスが印加され、像担持体20
1側のトナー像Tは転写材Pに転移するものとする。
【0075】前記例は像担持体201に頂点に転写ロー
ラ209を配したが、転写ローラ209が像担持体20
1と接する位置が上方にあって、転写ローラ209の中
心が像担持体201の断面の幅より内側にあってもよ
い。
【0076】転写ローラ209は像担持体201へ加圧
力は弱いほど中抜けは少なくなるが、あまり弱くすると
転写材Pの搬送中のショック、例えば転写材Pがレジス
トローラ212から抜けるときや転写材Pの先端が定着
器213に入るときなどに、転写時画像ブレが生じる場
合があるので加圧力は装置によって適正値をえらばなけ
ればならない。
【0077】前記実施例は、転写ローラ209を従動に
した例であるが、転写ローラ209を駆動にしてもよい
ことはもちろんである。その場合ギアの噛み合わせによ
り、圧のバランスがとれなくなるときがある。例えばば
ねの奥と手前(図8において)で、ばね圧を変えてもよ
い。
【0078】本願第2発明の第2の実施例は図10に示
す如く、第1の実施例のばねを無くした系のものであ
る。この場合は転写ローラ209の自重だけの加圧力が
かかることになり、ばねのふれを無くすことが出来る。
【0079】本願第2発明の第3の実施例は図11,1
2に示す如く、第2の実施例に弾性転写ローラ209の
芯金の材質を2層以上の構成にする系で芯金の外側に2
09cに鉄材(密度7.86g・cm-3)にし、内側に鉛
材(密度11.34g・cm-3)にしたものである。この
構成にして転写ローラ209の自重だけの加圧力を自在
に変えることが出来る。もちろん、2種以上の材質を選
んでも良い。また、中空の芯金でも良い。 (第3発明の実施例)図14,図15は、本第3発明の
第1の実施例を示し、図は本発明の紙間での一次帯電バ
イアスの直流(DC)、交流(AC)と現像バイアスの
直流(DC)、交流(AC)の時間的変化の様子を表わ
す図であり、図15は図14の一次帯電バイアス、現像
バイアスの変化を実現するための回路のブロック図であ
る。
【0080】図15において、301は制御信号を入出
力するDCコントローラ、302は一次帯電バイアス直
流回路、303は一次帯電バイアス交流回路、304は
一次帯電バイアス印加回路、305は一次帯電ローラ等
の一次帯電部材、306はプリント時と紙355A,3
55B間で一次帯電バイアスの直流分の値を変化させる
ための切換えSW1、307はプリント時現像バイアス
直流回路、308は紙間APC時現像バイアス直流回
路、309は現像バイアス交流回路、310は現像バイ
アス印加回路、311は現像スリーブである。
【0081】図22はこのような画像記録装置の典型的
な一例を示す要部の概略側面図であって、紙面に垂直方
向に延在配置され、矢印X方向に回転する感光体351
表面が、帯電部材305によって一様に帯電され、該帯
電面に画像信号によって変調されたレーザビーム352
が付与されて静電潜像が形成される。この潜像に現像器
353からトナーが供給されてトナー像となって転写部
位354に到来する。現像器353には現像バイアスが
印加されている。
【0082】転写部位354は感光体351とこれに当
接する導電性転写ローラ353とのニップ部からなり、
感光体351上のトナー像部分がこの転写部位354に
到来するタイミングを合わせて、転写材355が供給さ
れて前記ニップ部を通過する。この時、転写ローラ35
3には電源356によって転写バイアスが印加され、感
光体351側のトナー像は転写材355に転移する。
【0083】その後、トナー像を担持した転写材355
は転写部位354を離れて不図示の定着部位に搬送され
る。
【0084】次に、図14,図15において、紙間での
制御は以下のように行う。
【0085】 紙355A,355B間においては、
APC時間TAPC を含む前後△TA,△TB を除いて、
一次のVDC(直流)は例えば−600V、一次のV
AC(交流)はVppが例えば2200VでONのままにす
る。現像のVDC(直流)は−400Vのまま、現像のV
AC(交流)は紙間は完全にOFF(0V)にする。
【0086】 紙355A,355B間のAPC時間
APC を含む前後△TA ,△TB においては、「APC
跡裏汚れ」が発生しない為には、筆者らの実験におい
て、現像のVDCを−150V程度に設定すれば良いこと
がわかった。その結果を以下第1表に示す。VACはOF
Fである。
【0087】
【表1】 上表から、VDC=−150Vのときが、紙355A,3
55B間APCの非露光部の「正カブリ」と非露光部の
「反転カブリ」とを共に低く抑えられることがわかる。
【0088】前記制御を行うことによって、感光ドラム
上のAPC前後の部分の「反転カブリ」を減らすことが
出来る結果、転写ローラ汚れによる図21のような「A
PC跡裏汚れ」という不良画像の発生を防止することが
可能となる。
【0089】図16および図17は、本第3発明の第2
の実施例を示す。
【0090】第1実施例と異なる箇所のみ説明する。図
17において、312はプリント時と紙間APCで一次
帯電バイアスの直流分の値を変化させるための切換えS
W2、313はプリント時一次帯電バイアス直流回路、
314は紙間APC時一次帯電バイアス直流回路であ
る。他は第1実施例と同じなので説明を省略する。
【0091】次に図16,図17において、紙355
A,355B間での制御は以下のように行う。
【0092】 紙355A,355B間においては、
一次のVDC(直流)は、APC時間TAPC 前後△TA
△TB を除き、例えば−600V、一次のVAC(交流)
はV PP=2200VでONのままにする。現像のV
DC(直流)は、−400Vから−50Vに変化させる。
現像のVAC(交流)はVPP=1600Vから0VにOF
Fする。
【0093】 紙間のAPC時間TAPC を含む前後に
おいては、バックグラウンドコントラストを減少させる
ために、一次のVDCを例えば−600Vから−500V
に変化させる。
【0094】その結果、第1実施例と同様の効果が得ら
れる。本実施例では、一次と現像のVDC(直流)の両方
を変化させているので、APC露光部の「正カブリ」,
APC非露光部の「反転カブリ」の両方が発生しづら
く、適正値を設定し易いという点で第1実施例よりもさ
らに効果的である。
【0095】ここで、現像バイアスの直流分は紙355
A,355B間全域で−400Vから−50Vに変化さ
せているのに対し、一次帯電バイアスの直流分は、AP
C時間TAPC を含む前後のみ−600Vから−500V
に変化させているのは、シーケンス的に動作時間のズレ
があっても、上記切換えタイミングが逆転しないように
する為である。
【0096】図18および図19は本第3発明(考案)
の第3の実施例を示す。
【0097】第1実施例と異なる箇所のみ説明する。図
9において、315は現像バイアス直流回路、316は
現像バイアスの交流に直流が重畳した現像バイアス値を
3段階の大きさに切換える現像バイアス切換え回路であ
る。そしてDCコントローラ301から現像バイアス切
換え回路にシーケンス制御信号が入力している。他は第
1実施例と同じなので説明を省略する。
【0098】次に図18,図19において、紙355
A,355B間での制御は以下のように行う。
【0099】 紙間に入ったら、一次のVDC(直流)
は、例えば−600V、一次のVAC(交流)はVpp=2
200VでONのままにする。現像のVAC(交流)とV
DC(直流)は、APC時間前後を除き、VDCは、プリン
ト時とほぼ同じ値にしてかつVppを極力小さくするとい
う目的の現像バイアス切換え回路16で、それぞれVpp
1600Vを200Vに、VDCを−400Vを−250
Vに変化させる。
【0100】 APC時間TAPC を含む前後△TA
△TB においては、APC前後の「反転カブリ」を減ら
すために、VDCは適正値、Vppを0V近くする為に現像
バイアス切換え回路316でそれぞれVpp200Vを5
0Vに、現像VDCを−250Vから−150Vに変化さ
せる。その結果、VDCを0Vに落とした場合と比較して
バックグラウンドコントラストとしては150V減少す
る。
【0101】その結果、第1実施例と同様の効果が得ら
れる。本実施例では現像バイアスの直流分と交流分とが
重畳した回路において連動してその値を変化させている
ので紙間APC用現像バイアス直流回路が不要になり、
回路構成が第1実施例、第2実施例と比較して簡単にな
るという利点を有している。 (第4発明の実施例)図23は、本第4発明の帯電回路
421を詳細に説明した第1の実施例であり、図24は
動作説明図である。図25は、本第4発明の画像形成装
置である電子写真プリンタの概略断面図である。
【0102】図26は、実負荷時の高圧電源V−1出力
特性をあらわすグラフである。
【0103】図25は、本発明の画像形成装置である電
子写真プリンタの概略断面図である。感光ドラム402
のまわりに帯電ローラ401、画像露光部412、現像
器413、転写帯電器414、クリーナー415が配置
されている。
【0104】帯電部材である帯電ローラ401には、帯
電回路421から負の直流電圧と正弦波からなる交流電
圧を重畳した帯電バイアス電圧が印加される。現像器4
13の現像スリーブ413aには、現像バイアス回路4
22から直流電圧と矩形波からなる交流電圧を重畳した
現像バイアス電圧が印加される。感光ドラム402は図
中矢印A方向に回転し、画像形成が行なわれる。感光ド
ラム402はアルミニウム、鉄等からなる接地された導
電性基板402aと、その表面に設けられた有機光導電
体からなる感光層402bとを有する。また、帯電部材
はローラに限らずブラシ、ブレードでも良い。
【0105】感光ドラム402は帯電ローラ401によ
り負に帯電された後画像露光部412で画像情報に基づ
いて不図示のレーザスキャナ等により露光され、これに
より形成された潜像を露光されて電位が減衰した部分に
負のトナーが付着するように現像器413によって反転
現像される。現像器413の現像スリーブ413aには
現像剤であるトナーの薄層が形成され、トナー層と感光
ドラム402は微小間隙が設けられている。現像スリー
ブ413aには上述したように、現像バイアス回路42
2から現像バイアス電圧が印加されることにより感光ド
ラム402と現像スリーブ413aとの間に交互電界が
形成される。ここで直流電圧と交流電圧を重畳した現像
バイアス電圧の波形は矩形波となっている。
【0106】現像されたトナー画像は、図中右方向から
供給される転写紙が正帯電されるように転写帯電器41
4によって転写紙上に転写され、さらに定着器416に
て定着され機外に排出される。転写されずに感光ドラム
402上に残った現像剤はクリーナ415でクリーニン
グされ、感光ドラム402は再び帯電ローラ401によ
り帯電され、上記のプロセスを繰り返す。
【0107】ここで、本実施例では帯電バイアス電圧の
交流電圧は正弦波形であり、周波数は300Hzとし、
電流電圧−700Vを重畳している交流電圧はさらに4
60μAの定電流制御がなされている。また帯電回路4
21はCPU423に接続されており、帯電回路421
の動作が制御される。
【0108】従って、図26に示すように、帯電ローラ
401のバラツキによって容量性負荷のインピーダンス
が大きくなると帯電ローラ401へ供給される電圧は増
大する。この電圧の増大によって、リークによる帯電不
良が発生し、印字画像上に短い横黒スジが出る電圧が本
実施例では2.45KVpp以上である。因みに帯電ロー
ラ401の容量バラツキは230PF〜500PFであ
る。
【0109】図23に従って、本発明の帯電回路421
の動作を説明する。
【0110】図中430は帯電トランスであり、直流電
圧、交流電圧を重畳して帯電ローラ401へ高電圧を供
給している。さらに帯電ローラ401に流れる交流の実
効電流を電流検知回路431で検知して帯電トランス4
30を駆動する帯電高圧回路434にフィードバックし
て定電流制御がなされる。
【0111】帯電高圧駆動回路434は、電圧制御発振
器VCO439に接続されており、VCO439の発振
周波数で駆動される。VCO439は発振周波数を決定
するため、スイッチ440を経由して電圧Vfの電圧が
入力されている。つまり、電圧VfがVCO439の発
振周波数300Hzに相当する。通常スイッチ440は
CPU423からの指示に従ってVf側に接続されてい
る。
【0112】一方、電流検知回路431からの出力は、
コンパレータ433に接続されており、電圧Vref と比
較される。従って、電圧Vref は帯電ローラ401に流
れる交流の実効電流値の414μA(IAC460μA±
46μAの下限値)に相当する電圧である。つまり、出
力交流の実効値が414μAを下回ったとき(定電流制
御範囲から外れた場合)、コンパレータ433の出力は
反転する(図2参照)。
【0113】コンパレータ433の出力はCPU423
とスイッチ駆動回路とに接続されている。もし、帯電ロ
ーラ401に流れる交流の実効電流値が414μAを下
回ると、コンパレータ433の出力は反転し、CPU4
23はこの信号を検知してスイッチ440の接続をVf
からS/H回路441の出力側に切換え、同時にスイッ
チ435を接続する。その結果、以下に説明する帯電電
圧の周波数変更動作が開始する。
【0114】コンパレータ出力の反転信号を受けてスイ
ッチ駆動回路436により、スイッチ437をGND側
の接続からVrのマイナス電圧の接続に切換え、同時に
サンプルホールド回路(S/H回路)441をホールド
状態からサンプリング状態に切換える。スイッチ437
の接点切換えによってオペアンプ438によって構成さ
れる積分回路は動作開始し、図24の信号Bで示される
様に出力電圧が徐々に増していく。
【0115】S/H回路441は、サンプリング状態に
なっているので、オペアンプ438の出力はVCO43
9にそのまま入力される(図24S/H回路出力電圧参
照)。
【0116】従って、VCO439の発振周波数は、オ
ペアンプ438の出力電圧の増大に伴ない徐々に増加し
ていく。その後、帯電ローラ401に流れる交流の実効
電流が414μAを上回ると、コンパレータ433の出
力が再度反転し、図24に示す様にS/H回路441の
出力電圧は、その時のオペアンプ438の出力をホール
ドした状態となる。つまり、このホールド電圧によって
帯電周波数は固定されることになり、帯電ローラ401
に流れる交流の実効電流が414μA以上の定電流制御
範囲内の電流値に設定されることになる。
【0117】その結果、図26からわかるとおり、高圧
電源のDC入力電圧(22.8V)や一次帯電周波数の
値(270Hz )が少ないとリミッタ動作電圧Vpp max
も小さくなり(1970Vpp)、一次実効電流IACが減
少した場合、一次帯電周波数を増加させることによって
リミッタ動作電圧Vpp maxを右にシフトさせ増加するこ
とが可能となる。したがって、IACが350μA以下に
なることはなく帯電不良に起因する砂地状の不具合画像
が発生するのを防止することが可能となる。
【0118】図27は、帯電回路421を詳細に説明し
た第2の実施例であり、図28はCPU423のフロー
チャートを示している。帯電トランスの交流電圧の検知
手段及び定電流制御は第一の実施例と同様なので、説明
を省略する。
【0119】D/Aコンバータ440は、CPUのディ
ジタル信号をアナログ電圧に変換してVCO439に出
力している。従って、CPU423によって帯電周波数
が制御できる構成となっている。
【0120】もし、帯電ローラ401に流れる交流の実
効電流値が414μAを下回ると(定電流制御範囲から
外れた場合)、コンパレータ433の出力が反転する。
CPU423は、常にコンパレータ433の出力を監視
しており、コンパレータ433の出力反転が検知される
と帯電周波数を変更する処理ルーチンが起動される(4
50)。
【0121】処理ルーチンでは、現状の設定値から1ビ
ットだけインクリメントし、VCO439の入力電圧を
1ビット分増加させる。つまり、帯電周波数を1ビット
分増加させる(451)。次にこの状態でコンパレータ
433の出力が再度反転したか否かを判断し、もし反転
していなければ、さらに1ビットの増加を繰り返す(4
52)。この繰り返しは、コンパレータ433の出力が
再度反転するまで行なわれる。
【0122】帯電ローラ401に流れる交流の実効電流
値が414μAを上回ると(定電流制御範囲内に入った
場合)、コンパレータ433の出力が反転する。そこで
この処理ルーチンは完了して、次のルーチンへ移行す
る。
【0123】以上の動作によって、第1実施例と同様の
効果が得られる。 (第5発明の実施例)図30は、本発明の帯電回路を詳
細に説明した第1の実施例であり、図31は動作説明図
である。図32は、本発明の画像形成装置である電子写
真プリンタの概略断面図である。
【0124】図33は、実負荷時の高圧電源V−I出力
特性をあらわすグラフである。
【0125】図32は、本発明の画像形成装置である電
子写真プリンタの概略断面図である。感光ドラム502
のまわりに帯電ローラ501、画像露光部512、現像
器513、転写帯電器514、クリーナー515が配置
されている。
【0126】帯電部材である帯電ローラ501には、帯
電回路521から負の直流電圧と正弦波からなる交流電
圧を重畳した帯電バイアス電圧が印加される。現像器5
13の現像スリーブ513aには、現像バイアス回路5
22から直流電圧と矩形波からなる交流電圧を重畳した
現像バイアス電圧が印加される。感光ドラム502は図
中矢印A方向に回転し、画像形成が行なわれる。感光ド
ラム502はアルミニウム、鉄等からなる接地された導
電性基板502aと、その表面に設けられた有機光導電
体からなる感光層502bとを有する。また、帯電部材
はローラに限らずブラシ、ブレードでも良い。
【0127】感光ドラム502は帯電ローラ501によ
り負に帯電された後画像露光部512で画像情報に基づ
いて不図示のレーザスキャナ等により露光され、これに
より形成された潜像を露光されて電位が減衰した部分に
負のトナーが付着するように現像器513によって反転
現像される。現像器513の現像スリーブ513aには
現像剤であるトナーの薄層が形成され、トナー層と感光
ドラム502は微小間隙が設けられている。現像スリー
ブ513aには上述したように、現像バイアス回路52
2から現像バイアス電圧が印加されることにより感光ド
ラム502と現像スリーブ513aとの間に交互電界が
形成される。ここで直流電圧と交流電圧を重畳した現像
バイアス電圧の波形は矩形波となっている。
【0128】現像されたトナー画像は、図中右方向から
供給される転写紙が正帯電されるように転写帯電器51
4によって転写紙上に転写され、さらに定着器516に
て定着され機外に排出される。転写されずに感光ドラム
502上に残った現像剤はクリーナ515でクリーニン
グされ、感光ドラム502は再び帯電ローラ501によ
り帯電され、上記のプロセスを繰り返す。
【0129】ここで、本実施例では帯電バイアス電圧の
交流電圧は正弦波形であり、周波数は300Hzとし、
電流電圧−700Vを重畳している。交流電圧はさらに
460μAの定電流制御がなされている。また帯電回路
521はCPU523に接続されており、帯電回路52
1の動作が制御される。
【0130】従って、図33に示すように、帯電ローラ
501のバラツキによって容量性負荷のインピーダンス
が大きくなると帯電ローラ501へ供給される電圧は増
大する。この電圧の増大によって、リークによる帯電不
良が発生し、印字画像上に短い横黒スジが出る電圧が本
実施例では2.45KVpp以上である。因みに帯電ロー
ラ501の容量バラツキは230PF〜500PFであ
る。
【0131】図30に従って、本第5発明の帯電回路5
21の動作を説明する。図中530は帯電トランスであ
り、直流電圧、交流電圧を重畳して帯電ローラ501へ
高電圧を供給している。さらに帯電ローラ501に流れ
る交流の実効電流を電流検知回路531で検知して帯電
トランス530を駆動する帯電高圧回路534にフィー
ドバックして定電流制御がなされる。
【0132】増幅器539には、交流電源の直流入力電
圧を決定するため、スイッチ540を経由して電圧Vf
の電圧が入力されている。増幅器539では、この入力
電圧の値に比例して、高圧電源の直流入力電圧を設定す
る機能をもっている。
【0133】一方、電流検知回路531からの出力は、
コンパレータ533に接続されており、電圧Vref と比
較される。従って、電圧Vref に帯電ローラ501に流
れる交流の実効電流値の414μA(IAC460μA±
46μAの下限値)に相当する電圧である。つまり、出
力交流の実効値が414μAを下回ったとき(定電流制
御範囲から外れた場合)、コンパレータ533の出力は
反転する(図31参照)。
【0134】コンパレータ533の出力はCPU523
とスイッチ駆動回路とに接続されている。もし、帯電ロ
ーラ501に流れる交流の実効電流値が414μAを下
回ると、コンパレータ533の出力は反転し、CPU5
23はこの信号を検知してスイッチ540の接続をVf
からS/H回路541の出力側に切換え、同時にスイッ
チ535を接続する。その結果、以下に説明する高圧電
源の直流入力電圧変更動作が開始する。
【0135】コンパレータ出力の反転信号を受けてスイ
ッチ駆動回路536,スイッチ537をGND側の接続
からVrのマイナス電圧の接続に切換え、同時にサンプ
ルホールド回路(S/H回路)541をホールド状態か
らサンプリング状態に切換える。スイッチ537の接点
切換えによってオペアンプ538によって構成される積
分回路動作開始し、図31の信号Bで示される様に出力
電圧が徐々に増していく(図31S/H回路出力電圧参
照)。その後、帯電ローラ501に流れる交流の実効電
流が414μAを上回ると、コンパレータ533の出力
が再度反転し、図31に示す様にS/H回路出力電圧
は、その時のオペアンプ538の出力をホールドした状
態となる。つまり、このホールド電圧によって高圧電源
の直流入力電圧は固定されることになり、帯電ローラ5
01に流れ交流の実効電流が414μA以上の定電流制
御範囲内の電流値に設定されることになる。
【0136】その結果、図33からわかるとおり、高圧
電源の直流入力電圧(22.8V)や一次帯電周波数の
値(270Hz )が少ないとリミッタ動作電圧Vpp max
も小さくなり(1970Vpp)、一次実効電流IACが減
少した場合、高圧電源の直流入力電圧を増加させること
によって(22.8V→25.2V)リミッタ動作電圧
pp maxを右にシフトさせIACを増加することが可能と
なる。したがって、IACが350μA以下になることは
なく帯電不良に起因する砂地状の不具合画像が発生する
のを防止することが可能となる。
【0137】図34は、帯電回路521を詳細に説明し
た第2の実施例であり、図35はCPU523のフロー
チャートを示している。帯電トランスの交流電圧の検知
手段及び定電流制御は第一の実施例と同様なので、説明
を省略する。
【0138】D/Aコンバータ40は、CPU523の
ディジタル信号をアナログ電圧に変換している。従っ
て、CPU523によって高圧電源の直流入力電圧を制
御できる構成となっている。
【0139】もし、帯電ローラ501に流れる交流の実
効電流値が414μAを下回ると(定電流制御範囲から
外れた場合)、コンパレータ533の出力が反転する。
CPU523は、常にコンパレータ533の出力を監視
しており、コンパレータ533の出力反転が検知される
と高圧電源の直流入力電圧を変更する処理ルーチンが起
動される(550)。
【0140】処理ルーチンでは、現状の設定値から1ビ
ットだけインクリメントし、増幅器539の入力電圧を
1ビット分増加させる。つまり、高圧電源の直流入力電
圧を1ビット分増加させる(551)。次にこの状態で
コンパレータ533の出力が再度反転したか否かを判断
し、もし反転していなければ、さらに1ビットの増加を
繰り返す(552)。この繰り返しは、コンパレータ5
33の出力が再度反転するまで行なわれる。
【0141】帯電ローラ501に流れる交流の実効電流
値が414μAを上回ると(定電流制御範囲内に入った
場合)、コンパレータ533の出力が反転する。そこで
この処理ルーチンは完了して、次のルーチンへ移行す
る。
【0142】以上の動作によって、第1実施例と同様の
効果が得られる。
【0143】
【発明の効果】
(第1発明の効果)本第1発明によれば、転写手段に環
境検知用転写バイアスとして所定の電流または電圧を印
加し、転写手段の環境による抵抗変化をその出力電圧ま
たは電流の変化として検出することにより、その環境の
補正データを得、その値を元に像転写用転写バイアスの
制御を行うことによって、記録開始時の前回転時間を短
くでき、最適の像転写用転写出力となり、高品質の画像
を得ることができるという利点がある。 (第2発明の効果)本願第2発明によれば、転写ローラ
が像担持体と接する位置が上方にあって、転写ローラの
中心が像担持体の断面の幅より内側にすることにより、
転写ローラの自重が像担持体にかかるため、転写ローラ
を像担持体に圧接するためのばね圧を小さくできる。ば
ねの生産時のばらつきは大きく±8%位ばらつく。その
原因はばねの自由長のフレ、線径のフレ、ばねの材料に
よるばね常数のフレが挙げられる。そのためばね圧の絶
対値が小さい方が像担持体への荷重ばらつきが少なくな
ることになる。
【0144】その結果、転写ローラは像担持体への圧接
力を適正するが可能となり、像担持体側の顕像を転写材
に転写する際に転写ローラが顕像トナーを像担持体に押
しつけるために、画像の中央部分のトナーが転写されな
いか、転写率が悪いいわゆる「中抜け」を防止するとと
もに、転写ブレも最小限に抑えられる。 (第3発明の効果)本願第3発明にあっては、紙間AP
C時間を含む前後の部分において、APC露光部の「正
カブリ」と非露光部の「反転カブリ」とを共に低く抑え
られるように現像バイアス直流分の値を通常現像時の値
と0Vとの間の中間の値に設定することによって、転写
ローラ汚れによる「APC跡裏汚れ」という不良画像の
発生を防止することが可能となる。 (第4発明の効果)第4発明によれば、帯電ローラに印
加される交流電圧の実効電流値を検知する手段と、交流
電圧の周波数を可変できる手段とを設け、所定の電流以
下の電流値が検知された場合、周波数可変手段によって
帯電ローラに印加される交流電圧の周波数を増大させ
て、帯電ローラに流れる実効電流値を所定の電流値にす
ることにより、帯電不良に起因する砂地状の不具合画像
が発生するのを防止することができる効果がある。 (第5発明の効果)本第5発明によれば、帯電ローラに
印加される交流電圧の実効電流値を検知する手段と、高
圧電源の直流入力電圧を可変できる手段とを設けること
により電流検知手段によって、所定の電流以下の電流値
が検知された場合、高圧電源の直流入力電圧可変手段に
よって高圧電源の直流入力電圧を増大させて帯電ローラ
に流れる実効電流値を所定の電流値にすることにより、
帯電不良に起因する砂地状の不具合画像が発生するのを
防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1発明の一実施例を示すタイミングチャ
ートである。
【図2】画像記録装置を説明する概略断面図である。
【図3】従来例を説明するタイミングチャートである。
【図4】本願第1発明の他の実施例を示すタイミングチ
ャートである。
【図5】転写メモリーの説明図である。
【図6】本願第1発明のさらに他の実施例を示すタイミ
ングチャートである。
【図7】本願第1発明の一実施例である画像記録装置を
説明する概略断面図である。
【図8】本願第2発明による第一実施例で転写ローラと
像担持体との配置を示した図である。
【図9】本願第2発明による第一実施例で画像形成装置
の概略断面図である。
【図10】本願第2発明による第二実施例で転写ローラ
と像担持体との配置を示した図である。
【図11】本願第2発明による第三実施例で転写ローラ
と像担持体との配置を示した図である。
【図12】本願第2発明による第三実施例で転写ローラ
の斜視図である。
【図13】従来例で転写ローラと像担持体との配置を示
した図である。
【図14】本第3発明第1実施例の一次帯電バイアス、
現像バイアスの紙間における変化を示す図である。
【図15】図14の内容を実現するための回路のブロッ
ク図である。
【図16】本発明第2実施例の一次帯電バイアス、現像
バイアスの紙間における変化を示す図である。
【図17】図16の内容を実現するための回路のブロッ
ク図である。
【図18】本第3発明第3実施例の一次帯電バイアス、
現像バイアスの紙間における変化を示す図である。
【図19】図18の内容を実現するための回路のブロッ
ク図である。
【図20】従来例の一次帯電バイアス、現像バイアスの
紙間における変化を示す図である。
【図21】「APC跡裏汚れ」の様子を示す図である。
【図22】本第3発明が実施される一般的な画像形成装
置の概略構成図である。
【図23】本第4発明の第1実施例の帯電回路を詳細に
説明した図である。
【図24】図1の動作説明図である。
【図25】本第4発明の画像形成装置である電子写真プ
リンタの概略断面図である。
【図26】実負荷時の高圧電源V−1出力特性をあらわ
すグラフである。
【図27】本第4発明の第2実施例の帯電回路を詳細に
説明した図である。
【図28】CPUのフローチャートである。
【図30】本第5発明の第1実施例の帯電回路を詳細に
説明した図である。
【図31】図1の動作説明図である。
【図32】本第5発明の画像形成装置である電子写真プ
リンタの概略断面図である。
【図33】実負荷時の高圧電源V−1出力特性をあらわ
すグラフである。
【図34】本発明の第2実施例の帯電回路を詳細に説明
した図である。
【図35】CPUのフローチャートである。
【符号の説明】
1 像担持体である感光体 3 帯電手段 4 レーザー露光 5 現像手段 6 転写部位 8 転写材 9,19 転写手段である転写ローラ 21 レーザー露光部位 201 像担持体 202,209 転写ローラ T トナー P 転写材 306 切換えSW1 307 プリント時現像バイアス直流回路 308 紙間APC時現像バイアス直流回路 312 切換えSW2 313 プリント時一次帯電バイアス直流回路 314 紙間APC時一次帯電バイアス直流回路 316 現像バイアス切換え回路 431 電流検知回路 433 コンパレータ 439 電圧制御発振器 531 電流検知回路 533 コンパレータ 539 増幅器(アンプ)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1発明の一実施例を示すタイミングチャ
ートである。
【図2】画像記録装置を説明する概略断面図である。
【図3】従来例を説明するタイミングチャートである。
【図4】本願第1発明の他の実施例を示すタイミングチ
ャートである。
【図5】転写メモリーの説明図である。
【図6】本願第1発明のさらに他の実施例を示すタイミ
ングチャートである。
【図7】本願第1発明の一実施例である画像記録装置を
説明する概略断面図である。
【図8】本願第2発明による第一実施例で転写ローラと
像担持体との配置を示した図である。
【図9】本願第2発明による第一実施例で画像形成装置
の概略断面図である。
【図10】本願第2発明による第二実施例で転写ローラ
と像担持体との配置を示した図である。
【図11】本願第2発明による第三実施例で転写ローラ
と像担持体との配置を示した図である。
【図12】本願第2発明による第三実施例で転写ローラ
の斜視図である。
【図13】従来例で転写ローラと像担持体との配置を示
した図である。
【図14】本第3発明第1実施例の一次帯電バイアス、
現像バイアスの紙間における変化を示す図である。
【図15】図14の内容を実現するための回路のブロッ
ク図である。
【図16】本発明第2実施例の一次帯電バイアス、現像
バイアスの紙間における変化を示す図である。
【図17】図16の内容を実現するための回路のブロッ
ク図である。
【図18】本第3発明第3実施例の一次帯電バイアス、
現像バイアスの紙間における変化を示す図である。
【図19】図18の内容を実現するための回路のブロッ
ク図である。
【図20】従来例の一次帯電バイアス、現像バイアスの
紙間における変化を示す図である。
【図21】「APC跡裏汚れ」の様子を示す図である。
【図22】本第3発明が実施される一般的な画像形成装
置の概略構成図である。
【図23】本第4発明の第1実施例の帯電回路を詳細に
説明した図である。
【図24】図1の動作説明図である。
【図25】本第4発明の画像形成装置である電子写真プ
リンタの概略断面図である。
【図26】実負荷時の高圧電源V−1出力特性をあらわ
すグラフである。
【図27】本第4発明の第2実施例の帯電回路を詳細に
説明した図である。
【図28】CPUのフロ−チャートである。
【図29】第4従来例の接触帯電方式の説明図である。
【図30】本第5発明の第1実施例の帯電回路を詳細に
説明した図である。
【図31】図1の動作説明図である。
【図32】本第5発明の画像形成装置である電子写真プ
リンタの概略断面図である。
【図33】実負荷時の高圧電源V−1出力特性をあらわ
すグラフである。
【図34】本発明の第2実施例の帯電回路を詳細に説明
した図である。
【図35】CPUのフローチャートである。
【符号の説明】 1 像担持体である感光体 3 帯電手段 4 レーザー露光 5 現像手段 6 転写部位 8 転写材 9,19 転写手段である転写ローラ 21 レーザー露光部位 201 像担持体 202,209 転写ローラ T トナー P 転写材 306 切換えSW1 307 プリント時現像バイアス直流回路 308 紙間APC時現像バイアス直流回路 312 切換えSW2 313 プリント時一次帯電バイアス直流回路 314 紙間APC時一次帯電バイアス直流回路 316 現像バイアス切換え回路 431 電流検知回路 433 コンパレータ 439 電圧制御発振器 531 電流検知回路 533 コンパレータ 539 増幅器(アンプ)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、該像担持体を帯電する帯電
    手段と、像担持体に圧接する転写手段とを備え、 像担持体と転写手段との圧接部として形成された転写部
    位に転写材を通過させるように構成した画像記録装置に
    おいて、 記録開始時、帯電手段による像担持体帯電部分が転写部
    位に到達するまでの間に、転写手段に環境検知用転写バ
    イアスとして所定の電流または電圧を印加し、その時の
    出力電圧または電流を検知し、その値を元に画像記録装
    置の記録条件を制御したことを特徴とする画像記録装
    置。
  2. 【請求項2】 像担持体と、該像担持体を帯電する帯電
    手段と、像担持体に圧接する転写手段とを備え、像担持
    体と転写手段との圧接部として形成された転写部位に転
    写材を通過させるように構成した画像記録装置におい
    て、記録開始時、帯電手段による像担持体帯電部分が転
    写部位に到達するまでの間に、転写手段に環境検知用転
    写バイアスとして所定の電流または電圧を印加し、その
    時の出力電圧または電流を検知し、その値を元に像転写
    用転写バイアスを制御したことを特徴とする画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像記録装置
    において、前記環境検知用転写バイアスが印加された像
    担持体部分が、像担持体帯電部位を通過するのに合わせ
    て帯電手段の帯電電圧を補正したことを特徴とする画像
    記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3に記載の画像記録
    装置において、転写手段を転写ローラとしたことを特徴
    とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4に記載の画像
    記録装置において、転写手段の外周長を帯電手段から転
    写手段までの像担持体表面長より小としたことを特徴と
    する画像記録装置
  6. 【請求項6】 請求項1,2、または3に記載の画像記
    録装置において、転写手段を転写ベルトとしたことを特
    徴とする画像記録装置。
  7. 【請求項7】 像担持体と、これに圧接する弾性転写ロ
    ーラとを備え、これら両者の圧接ニップ部に転写材を挿
    通させて像担持体表面の可転写像を転写材に転写するよ
    うに構成した画像形成装置において、該弾性転写ローラ
    は、像担持体の上方に位置し、転写ローラの中心が像担
    持体の断面の幅より内側にあることを特徴とする画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 弾性転写ローラが、弾性転写ローラの重
    量のみの荷重で像担持体に圧接することを特徴とする請
    求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 弾性転写ローラの芯金の材質を2層以上
    の構成にする請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 像担持体に接触してニップ部を形成し
    ている転写部材を使用した画像形成装置において、 画像領域以外の領域時間内で行われる潜像形成のための
    光源の自動光量制御時間を含む前後の時間内のみ、現像
    バイアス直流分の値を通常現像時の値と0Vとの間の中
    間の値に設定したことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 画像領域以外の領域時間内で、現像バ
    イアス交流分のpeakto peak電圧VPPの値をも変化させ
    ることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 像担持体に接触してニップ部を形成し
    ている転写部材を使用した画像形成装置において、画像
    領域以外の領域時間内で現像バイアス直流分の値を通常
    現像時の値と0Vとの間の中間の値に設定するととも
    に、 画像領域以外の領域時間内で行われる潜像形成のための
    光源の自動光量制御(APC)時間を含む前後の時間内
    のみ、一次帯電バイアス直流分の値をも変化することを
    特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 像担持体に潜像を形成するために、像
    担持体に接触して交流成分を有する電圧が印加されるこ
    とにより、前記像担持体を帯電する帯電部材を有する画
    像形成装置において、 前記帯電部材に印加される交流電圧により前記帯電部材
    に流れる実効電流値を定電流制御する手段の電流を検知
    する電流検知手段と、前記帯電部材に印加される交流電
    圧の周波数を可変できる周波数可変手段とを有し、 前記電流検知手段によって、所定の電流以下の電流値が
    検知された場合、前記周波数可変手段によって、前記帯
    電部材の交流電圧の周波数を増大させて、前記帯電部材
    に流れる実効電流値を所定の電流値に制御することを特
    徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】像担持体に潜像を形成するために、像担
    持体に接触して交流成分を有する電圧が印加されること
    により、前記像担持体を帯電する帯電部材を有する画像
    形成装置において、 前記帯電部材に印加される交流電圧により前記帯電部材
    に流れる実効電流値を定電流制御する手段の電流を検知
    する電流検知手段と、高圧電源の直流入力電圧を可変で
    きる可変手段とを有し、 前記電流検知手段によって、所定の電流以下の電流値が
    検知された場合、前記高圧電源の直流入力電圧可変手段
    によって、高圧電源の直流入力電圧を増大させて、前記
    帯電部材に流れる実効電流値を所定の電流値にすること
    を特徴とする画像形成装置。
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