JPH04246666A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04246666A
JPH04246666A JP3033536A JP3353691A JPH04246666A JP H04246666 A JPH04246666 A JP H04246666A JP 3033536 A JP3033536 A JP 3033536A JP 3353691 A JP3353691 A JP 3353691A JP H04246666 A JPH04246666 A JP H04246666A
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JP
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voltage
image
charging
charging member
image carrier
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JP3033536A
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English (en)
Inventor
Junji Araya
荒矢 順治
Koichi Okuda
幸一 奥田
Yoji Tomoyuki
洋二 友行
Akira Hayakawa
亮 早川
Daizo Fukuzawa
大三 福沢
Toshiharu Nakamura
俊治 中村
Tatsuichi Tsukida
辰一 月田
Kimio Nakahata
中畑 公生
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば電子写真複写機・
同プリンタ・静電記録装置等のように感光体・誘電体等
の像担持体に該像担持体を帯電(除電も含む)する工程
を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行する画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような画像形成装置におい
て像担持体を所定の電位・極性に帯電処理する手段とし
ては均一帯電性のよいコロトロンやスコロトロン等のコ
ロナ放電器が広く利用されている。
【0003】しかし、コロナ放電器は高価な高圧電源を
必要とする、それ自体や高圧電源のシールド空間等のス
ペースを必要とし、又オゾン等のコロナ生成物の発生が
多くその対処のための付加手段・機構を必要とし、それ
等が装置を大型化・高コスト化等する因子となっている
等の問題点を有している。
【0004】接触帯電は、電圧(例えば1〜2KV程度
の直流電圧或いは直流電圧と交流電圧の重畳電圧等)を
印加した帯電部材を像担持体等の被帯電体面に所定の押
圧力をもって当接させて被帯電体面を所定の電位に帯電
させるものである。電源の低電化ができる、オゾン等の
発生は微量である、構造が簡素等の利点がある。帯電部
材はローラ型・ブレード型・ワイヤ型・ロッド型・ブロ
ック型・ブラシ型など適宜の形状・形態の導電性部材を
使用できる。
【0005】本出願人が先に提案(特開昭63−149
669号公報)したように直流電圧を帯電部材に印加し
た時の被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電
圧を有する振動電界を帯電部材と被帯電体との間に形成
することにより被帯電体の帯電を均一にすることができ
る。また、特開昭64−73364号公報の開示のよう
に帯電部材の表層に抵抗層を設けることにより感光体等
の被帯電体表面のピンホール・傷等による電気的リーク
を防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような接
触帯電装置を画像形成装置の像担持体の帯電処理手段と
して用いた場合には下記のような問題点がある。
【0007】(1)帯電部材が像担持体面に接触して摺
動するから、帯電部材が像担持体面のクリーニングもれ
トナー等をひろって汚染されやすく、又逆に像担持体面
も帯電部材の圧接でトナー融着等を生じて汚染されたり
、帯電部材からの可塑剤ブリードで汚染されやすく、こ
れにより画像不良が発生することがあった。帯電部材が
像担持体との摺動で摩耗したり、圧接へたりを生じて経
時的に帯電不良を生じたり、像担持体の傷付き発生等で
画像不良を生じることがあった。
【0008】(2)帯電の均一性をはかるために帯電部
材に交流電圧を含む電圧を印加して像担持体の帯電処理
を実行させたとき、その交流電圧の周波数を高周波にす
ると互いに接触している帯電部材と像担持体の振動現象
で帯電音と称される耳ざわりな騒音を発生するようにな
る。
【0009】(3)周波数を低くすることで帯電音は低
減化されるが、こんどは画像に干渉縞が生じることがあ
る。例えばレーザビームプリンタのように像担持体の帯
電面にライン走査で画像情報の書き込みをして静電潜像
を形成する画像形成装置においては副走査方向に高密度
で等間隔の画像パターンを出力すると接触帯電部材に印
加する交流電圧の周波数と画像パターンの空間周波数と
が低くなると画像面に干渉縞が発生してしまうことがあ
る。交流電圧の周波数を十分高周波にすれば解決可能で
あるが、そうすると前記(2)の帯電音の発生が顕著化
することになってしまう。
【0010】本発明は上記に鑑みて開発したもので、接
触帯電と同様の利点を保有していて像担持体を帯電処理
することができ、しかも上記(1)〜(3)のような問
題点なく良好な画像を安定に出力できるようにした画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、像担持体に該
像担持体を帯電する工程を含む作像プロセスを適用して
画像形成を実行する画像形成装置において、前記像担持
体の帯電処理手段は像担持体に空隙を存して対向配置さ
れ電圧印加がなされる帯電部材であり、前記帯電部材は
、該帯電部材による像担持体の帯電領域が非画像領域の
うちの少なくとも一部で交流定電流制御を行なうととも
にこのときの交流電圧を検知し、画像領域のときは該検
知交流電圧あるいは該検知交流電圧を演算処理した交流
電圧に所定の直流電圧を重畳した振動電圧で定電圧制御
を行なうことを特徴とする画像形成装置である。
【0012】また上記において、前記帯電部材に印加す
る電圧は帯電部材に直流電圧を印加した時の像担持体の
帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有する振動電
圧であることを特徴とする画像形成装置である。
【0013】
【作用】■.即ち、接触帯電で用いられるようなローラ
型・ブレード型等の帯電部材を像担持体に接触させずに
像担持体に対して例えば1mm以下の空隙を存して近接
させて対向配設し、この帯電部材に電圧を印加する構成
も接触帯電と同様の利点をもって像担持体の帯電処理を
実行することができるのである。
【0014】■.従ってこの場合は帯電部材は像担持体
に対して非接触であるから、接触帯電の場合の帯電部材
と像担持体が接触していることによる前記(1)の問題
即ち帯電部材又は/及び像担持体の汚染による画像不良
発生等の問題は生じない。
【0015】■.また帯電部材に交流電圧成分を含む電
圧を印加した場合の前記(2)の帯電音の発生の問題も
交流電圧の周波数が高くても帯電部材と像担持体とが非
接触だから生じない。
【0016】■.上記■のように交流電圧の周波数が高
くても帯電音の発生はなくなるから、画像パターンの空
間周波数に対して帯電部材の印加交流成分の周波数を十
分に高くする処置で画像面の干渉縞発生を防止すること
が可能となり、前記(3)の干渉縞発生の問題も解消さ
れる。
【0017】■.そして、帯電部材は、該帯電部材によ
る像担持体の帯電領域が非画像領域のうちの少なくとも
一部で交流定電流制御を行なう(帯電領域が非画像領域
であるときその全領域期間について交流定電流制御する
必要はなく、その期間中の一部で制御を行なってもよい
)とともに、このときの交流電圧を検知し、画像領域の
ときは該検知交流電圧あるいは該検知交流電圧を演算処
理した交流電圧に所定の直流電圧を重畳した振動電圧で
定電圧制御を行なうことで、像担持体と帯電部材との隙
間距離の変動によって、また温度環境の変動によって、
帯電部材の負荷インピーダンスに変化が生じても、画像
形成中は像担持体と帯電部材との隙間に必要かつ十分な
ピーク間電圧を有する振動電界が一定の定電圧で形成さ
れるため、均一で安定した帯電がなされる。
【0018】
【実施例】(1)画像形成装置の概略構成図1は本発明
に従う画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の
画像形成装置は電子写真方式のレーザビームプリンタで
ある。
【0019】1はプリンタ本体、2はこのプリンタにオ
プショナルに組合せて使用される転写材給送装置であり
、プリンタはこの転写材給送装置2上に所定に位置決め
して搭載してセットされる。
【0020】プリンタ1において1Aはプリンタの前面
扉部であり、プリンタ本体に対して開閉自在である。開
き操作によりプリンタ内部が大きく開放されてプロセス
カットリッジ3の着脱交換操作やプリンタ内の保守・点
検、ジャム紙の除去処理等ができる。
【0021】プロセスカートリッジ3は本実施例のもの
は、回転ドラム型の電子写真感光体4と、帯電部材とし
ての帯電ローラ5と、トナー現像装置6と、感光体クリ
ーニング装置7の4つのプロセス機器を包含させたもの
であり、プリンタ本体内に所定に装着されることでプリ
ンタ本体側と機械的・電気的にカップリングした状態と
なる。
【0022】感光体4は本例のものはアルミニウム基体
4a(図2)の表面に厚さ20μmの有機半導体・アモ
ルファスシリコンなどの感光層4bを形成した直径30
mmのドラム型感光体である。
【0023】プリンタ本体1に対して開閉自在の前面扉
部1A側には、ヒンジ軸8を中心に回動して前面扉部1
Aの前面にたたみ込み格納自由の給紙トレイ9、給紙ガ
イド10、給送ローラ11,分離パッド12、転写ロー
ラ14、給紙ガイド15、定着ローラ対16、排紙ロー
ラ17、着脱自在の排紙トレイ18等が配設されている
。前面扉部1Aがプリンタ本体1に対して閉じ込まれた
図1の状態において、給送ローラ11はプリンタ本体1
側の搬送ローラ13に対向して位置し、転写ローラ14
はプリンタ本体1内に装着されているプロセスカートリ
ッジ3の感光体4の外部露出面に対向して位置する。
【0024】プリントスタート信号により感光体4が矢
示の反時計方向に所定の周速度(プロセススピード)を
もって回転駆動され、後述する帯電ローラ5によりその
周面が所定の極性・電位に一様に帯電処理される。
【0025】その帯電処理面に対してプリンタ本体1内
の不図示のレーザスキャナから目的の画像情報の時系列
電気デジタル画素信号に対応して変調されて出力される
レーザビームLによる走査露光(感光体ドラムの母線方
向を主走査として、ドラムの回転を副走査とする走査露
光)がなされることで、回転感光体1面に目的の画像情
報に対応した静電潜像が形成されていく。レーザスキャ
ナからのレーザビームLはプロセスカートリッジ3の現
像装置6とクリーニング装置7との間に設けた通路を通
ってカートリッジ内へ進入して感光体4に当たる。
【0026】感光体4に形成された潜像は現像装置6に
よりトナー像として可視化される。一方、給紙トレイ9
からの給紙が指定されているときは該トレイ9上にセッ
トされている転写材Pが給送ローラ11と分離パッド1
2の共働により1枚宛プリンタ内へ給送されて給送ロー
ラ11と搬送ローラ13とのニップ部を通って感光体4
と転写ローラ14との間(転写部)へ給送される。また
転写材給送装置2からの給送が指定されているときは該
装置2側の給送ローラ20が1回転駆動されることで該
装置2内の積載収納転写材Pの最上位転写材が分離爪2
1との共働で1枚分離給送され、搬送ローラ対(または
レジストローラ)22で中継ぎされてプリンタ底板の転
写材進入口19からプリンタ内へ導入されて給送ローラ
11と搬送ローラ13とのニップ部を経由して感光体4
と転写ローラ14との間へ給送される。
【0027】上記転写材の転写部への給送は感光体4に
形成されたトナー像の先端部が転写部へ到達したとき転
写材の先端も該転写部に丁度到達するタイミングとなる
ように感光体の回転と同期どりされてなされる。転写部
を転写材が通過することで、転写ローラ14に印加され
た転写バイアスの作用で感光体4側のトナー像が転写材
P面側に順次に転移(転写)される。
【0028】転写部を通った転写材はガイド15で定着
ローラ対16へ導入されて像定着を受け、排紙ローラ1
7により排紙トレイ18上に排出される。
【0029】トナー像転写後の感光体4はクリーニング
装置7により転写残りトナー等の付着残留汚染物の除去
を受けて清浄面化されて繰り返して作像に供される。
【0030】(2)帯電ローラ5 図2は帯電ローラ5部分の拡大横断面模型図を示してい
る。本実施例の帯電ローラ5は直径10mmの鉄・SU
S等の導電性芯金5aの外周面に厚さ1mmで、体積抵
抗1.1×109 Ωcmのエピクロルヒドリンゴムか
らなる抵抗外層5bを被覆形成した直径12mmのロー
ラ体であり、この帯電ローラ5を感光体4に対して所定
の隙間α、例えば1mm以下、本実施例では80μmの
微小な隙間を存して対向配置するために、該帯電ローラ
5の長手両端部側の外周に抵抗層5bと一体に絶縁性部
材からなるスペーサリング部5cを形成してある。この
両端側のスペーサリング部間の帯電ローラ有効長は本実
施例では220mmとした。
【0031】上記の帯電ローラ5を感光体4に対して感
光体ドラムの母線に並行にして軸受させると共に不図示
の加圧ばね手段により押圧して両端側のスペーサリング
部5cを感光体面に受け止めさせた状態に保たせること
で、スペーサリング部間の帯電ローラ5部分が感光体4
に対してスペーサリング部5cの肉厚で規定される所定
の隙間αを存して対向配置される。
【0032】(3)帯電ローラ5に対する電圧印加制御
図2においてEは帯電ローラ5に対する印加バイアス電
源であり、交流電源E1と、直流電源E2からなり、直
流電圧に交流電圧を重畳した電圧を出力する。
【0033】交流バイアスの波形としては正弦波・矩形
波・三角波等適宜使用可能である。また交流バイアスは
例えば直流電源を周期的にON・OFFすることによっ
て形成された矩形波の電圧を含む。交流バイアスを制御
するとはそのピーク間電圧を制御すればよい。このよう
に交流バイアスは周期的にその電圧値が変化するような
バイアスが使用できる。
【0034】交流電源E1は、帯電部材としての帯電ロ
ーラ5による感光体の帯電領域が作像シーケンス中の所
謂前回転や紙間などにおける非画像領域の場合に所定の
電流値(本実施例では周波数1KHz、750μA(R
MS))で定電流制御を行ない、このときの交流電圧値
を検知し、画像領域においてはこの電圧に係数R(本実
施例ではR=1.1)を乗じた値で定電圧制御する。
【0035】直流電源E2は定電圧制御によって直流成
分を所定の電圧(本実施例では−850V)に維持する
。この直流電圧によって感光体4の帯電電位が決定され
る。
【0036】図3は帯電ローラ(帯電部材)に流れる交
流電圧と、このときこれに生ずる交流電圧のピーク間電
圧Vppとの関係を示すグラフであって実線Aは高温高
湿時、破線Bは低温低湿時の変化を示すものである。7
50μAで定電流制御した場合、高温高湿下では215
0Vpp、低温低湿下では3000Vppのピーク間電
圧が生ずる。
【0037】つぎに、帯電部材に印加する交流電圧Vp
pを変化させた場合の被帯電体(感光体)の表面電位V
sを図4に示す。この場合、直流電圧VDCは850V
に設定してあるものとする。
【0038】高温高湿環境下(実線C)では交流分のV
ppが放電開始電圧Vth(約1050V)の2倍の2
100V以上で、被帯電体の表面電位が安定する。帯電
部材たる帯電ローラ5の外層(抵抗層)5bのインピー
ダンスは被帯電体4のそれに比べて十分小さくなってい
るから、交流電源E1の交流成分中、帯電部材にかかる
分は無視できる程度に小さく、したがって交流分は殆ど
被帯電体に印加されると考えてよい。
【0039】交流電圧のピーク間電圧Vppと帯電開始
電圧Vthが、Vpp≧2|Vth|の関係にあるとき
には均一な帯電が行なわれる。即ち、これは、上記のよ
うな関係が成立するときには、帯電部材から被帯電体へ
の電荷の移動だけでなく、これと反対方向への電荷の移
動が開始され、被帯電体へ局部的に電荷がのって高電位
となっても、逆方向の移動によって一様化されると考え
られるからである。
【0040】低温低湿環境下(図4の破線D)では、帯
電部材の前記外層5bのインピーダンスが大きくなり、
印加する交流成分のこの部分での減衰が増大するので、
帯電部材の表面電位を安定させるには2700V以上を
必要とすると考えられる。ところが、このような設定値
では、高温高湿環境下では帯電部材のインピーダンスが
小さくなるので、交流電流値1.3mAを越える電流が
流れて被帯電体のピンホール発生あるいはオゾン発生の
原因となる。
【0041】そこで本実施例では前述したように、前回
転、紙間などの、像担持体の非画像領域の帯電時には交
流定電流制御を行ない(750μA)、この時の交流電
圧を検知して、画像領域に対してはこの検知電圧に係数
1.1を乗じた値の交流電圧に直流電圧(−850V)
を重畳した電圧で定電圧制御を行なうものとする。
【0042】これによって、高温高湿には約2150V
pp程度の交流電圧を検知し、通紙時にはこの1.1倍
の2365Vpp(実効値)の交流電圧に−850Vの
直流定電圧を重畳した電圧で定電圧制御を行なう。
【0043】低温低湿環境下では3000Vppを検知
し、通紙時にはその1.1倍の約3300Vppの交流
電圧に−750Vの直流電圧を重畳した電圧で帯電部材
を定電圧制御する。
【0044】以上の実施態様においては係数Rを1.1
としたが、係数がこの値に限定されるものでないことは
勿論で、1以上、プロセス条件によっては更に大きい値
とすることも可能である。
【0045】以上のように本実施例では、高温高湿環境
下で帯電部材たる帯電ローラ5の外層5cのインピーダ
ンスが小さくなっても交流印加電圧が低下するので、被
帯電体たる感光体4のピンホールの発生またはオゾンの
発生を可及的に防止でき、また低温低湿環境下で前記外
層5cのインピーダンスが増大しても印加電圧は上がる
ので、帯電部材によって電圧が減衰しても帯電部材の帯
電能を一定に維持できる。
【0046】また、感光体4と帯電ローラ5との空隙長
α(図2)が変わることによってもインピーダンスが変
化するため湿度環境の変化と同様な現象が生じる。すな
わち前述図4のグラフにおいて、空隙長が長くなるとイ
ンピーダンスが増大するため低温環境時と同様にグラフ
が右にシフトし、空隙長が短くなるとインピーダンスが
減少するため高湿環境時と同様にグラフが左にシフトす
る。
【0047】したがって本発明によれば感光体4と帯電
ローラ5の空隙長αにバラツキが生じても空隙長に応じ
た最適な交流電圧とすることができる。微小な空隙αを
部品精度で保証することは困難であり、特に帯電装置を
プロセスカートリッジ3に組み込んだ電子写真装置では
装置本体で本発明の電圧制御を行なうと大きなメリット
となる。
【0048】画像形成中は定電圧制御とするのは以下の
理由による。定電流制御により湿度環境および帯電部材
の空隙長αに応じた交流電圧を検知することができるが
、実際の画像形成装置を稼働させると稼働中でも回転ム
ラや振動等により帯電ローラの負荷インピーダンスが少
しではあるがある範囲内で変動している。また、感光体
にピンホール等があるとその部分で瞬間的にインピーダ
ンスが変動する。このため画像形成中も定電流制御をす
ると、交流電圧のピーク間電圧が変動する。この変動が
画像ムラとして現われることがあり、特に感光体にピン
ホールがある場合は急激に一瞬ピーク間電圧が下がって
しまうため微小なピンホールでも帯状に帯電不良となり
、画像ムラが目立ってしまうことがある。したがって、
湿度環境および帯電部材の空隙長に応じた交流電圧を検
知してしまえば、画像形成中は定電圧制御することが望
ましい。
【0049】なお、帯電部材はローラ型に限ぎらず、ブ
レード型・ワイヤ型・ロッド型・ブロック型・ブラシ型
など適宜の形状・形態の導電性部材を使用できる。
【0050】図5に制御系のブロック図、図6に各動作
のタイミングを示すチャート例を示す。画像形成のため
の画像走査露光を行なう前に、交流電圧制御回路51は
CPU50の指令によりまず交流電圧電源回路52が帯
電部材5に対して一定電流値を流すように定電流制御を
行なう。この時の帯電部材5のインピーダンスに基づい
た交流電圧値が電圧検知回路53で検知され、この検知
信号によりCPU50は上記電圧値またはこれを演算処
理した電圧値によって交流電圧を定電圧制御に切り換え
る。54は直流定電圧電源回路である。その後、画像形
成のための画像走査露光を行ない静電潜像が形成され画
像形成が実行される。。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明の画像形成装置は、
低電圧化できる、オゾンの発生が少ない、簡素である等
の接触帯電方式と同様の帯電性能・利点を全て具備し、
しかも接触帯電方式で問題の、帯電部材又は/及び像担
持体の汚染による画像不良発生、帯電音の発生、画像面
の干渉縞の発生等なく、像担持体の帯電処理を実行する
ことが可能である。
【0052】そして帯電部材に交流成分と直流成分を有
する電圧を印加し交流成分を所定の電圧に定電圧制御す
ることにより、帯電部材と像担持体との空隙距離や環境
条件が変化してインピーダンスが変わっても像担持体に
対してリークを防ぐとともに、帯電不良を起こすことな
く均一に安定した帯電を行なうことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】  実施例の画像形成装置の概略構成図
【図2
】  帯電ローラ部分の拡大横断面模型図
【図3】  
交流電流と帯電部材に生ずる交流電圧(ピーク間電圧)
との関係を示すグラフ
【図4】  帯電部材に印加する交流成分のピーク間電
圧Vppと被帯電体の表面電位Vsの関係を示すグラフ
【図5】  制御系のブロック図
【図6】  タイミングチャート例
【符号の説明】
4  像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体
5  帯電部材としての帯電ローラ H  バイアス印加電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  像担持体に該像担持体を帯電する工程
    を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行する画像
    形成装置において、前記像担持体の帯電処理手段は像担
    持体に空隙を存して対向配置され電圧印加がなされる帯
    電部材であり、前記帯電部材は、該帯電部材による像担
    持体の帯電領域が非画像領域のうちの少なくとも一部で
    交流定電流制御を行なうとともにこのときの交流電圧を
    検知し、画像領域のときは該検知交流電圧あるいは該検
    知交流電圧を演算処理した交流電圧に所定の直流電圧を
    重畳した振動電圧で定電圧制御を行なうことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】  前記帯電部材に印加する電圧は帯電部
    材に直流電圧を印加した時の像担持体の帯電開始電圧の
    2倍以上のピーク間電圧を有する振動電圧であることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP3033536A 1991-01-31 1991-01-31 画像形成装置 Pending JPH04246666A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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