JP2008033257A - 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜および液晶表示素子 - Google Patents
液晶配向膜用組成物、液晶配向膜および液晶表示素子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008033257A JP2008033257A JP2007123571A JP2007123571A JP2008033257A JP 2008033257 A JP2008033257 A JP 2008033257A JP 2007123571 A JP2007123571 A JP 2007123571A JP 2007123571 A JP2007123571 A JP 2007123571A JP 2008033257 A JP2008033257 A JP 2008033257A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- formula
- structural unit
- composition
- following formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 0 CI*(C*CN)=C Chemical compound CI*(C*CN)=C 0.000 description 17
- XQOIBQBPAXOVGP-UHFFFAOYSA-N CCNC(C)(C)C Chemical compound CCNC(C)(C)C XQOIBQBPAXOVGP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- JNSMCYSZMIVUFQ-UHFFFAOYSA-N CCOC(C)(C)N Chemical compound CCOC(C)(C)N JNSMCYSZMIVUFQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- OLQWMCSSZKNOLQ-UHFFFAOYSA-N O=C(CC1C(CC(O2)=O)C2=O)OC1=O Chemical compound O=C(CC1C(CC(O2)=O)C2=O)OC1=O OLQWMCSSZKNOLQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- QQGYZOYWNCKGEK-UHFFFAOYSA-N O=C(c(c1c2)ccc2Oc(cc2)cc(C(O3)=O)c2C3=O)OC1=O Chemical compound O=C(c(c1c2)ccc2Oc(cc2)cc(C(O3)=O)c2C3=O)OC1=O QQGYZOYWNCKGEK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- ZHBXLZQQVCDGPA-UHFFFAOYSA-N O=C(c(c1c2)ccc2S(c(cc2)cc(C(O3)=O)c2C3=O)(=O)=O)OC1=O Chemical compound O=C(c(c1c2)ccc2S(c(cc2)cc(C(O3)=O)c2C3=O)(=O)=O)OC1=O ZHBXLZQQVCDGPA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- QHHKLPCQTTWFSS-UHFFFAOYSA-N O=C(c1c2cc(C(C(F)(F)F)(C(F)(F)F)c(cc3)cc(C(O4)=O)c3C4=O)cc1)OC2=O Chemical compound O=C(c1c2cc(C(C(F)(F)F)(C(F)(F)F)c(cc3)cc(C(O4)=O)c3C4=O)cc1)OC2=O QHHKLPCQTTWFSS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K19/00—Liquid crystal materials
- C09K19/52—Liquid crystal materials characterised by components which are not liquid crystals, e.g. additives with special physical aspect: solvents, solid particles
- C09K19/54—Additives having no specific mesophase characterised by their chemical composition
- C09K19/56—Aligning agents
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1337—Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】 少なくとも多価ヒドロキシ化合物(a1)とジアミン(a2)と酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)とを用いて得られたポリエステル−ポリアミド酸(A1)およびそのイミド化物であるポリエステル−ポリイミド(A2)からなる群から選ばれる1以上を含む液晶配向膜用組成物。
【選択図】なし
Description
しかしながら、ラビング処理によって配向特性を発現させる場合、配向膜が削れることに起因するほこりや静電気が発生しやすいという問題点がある。例えば、静電気が発生すると、配向膜表面にほこりが付着して表示不良が発生する原因となり、また、当該配向膜をTFT素子に用いる場合、ほこりと静電気によってTFT素子の回路破壊が生じ得る、歩留まりが低下することになる。
で表される構成単位を有するポリエステル−ポリアミド酸(A1)、および、下記式(3)と下記式(2−1)
で表される構成単位を有するポリエステル−ポリイミド(A2)からなる群から選ばれる1以上を含む重合体Aを有する液晶配向膜用組成物。
[2]下記式(1)で表される構成単位
ならびに、下記式(2−21)で表される構成単位および下記式(2−22)で表される構成単位
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有するポリエステル−ポリアミド酸(A1)と、
下記式(3)で表される構成単位
ならびに、下記式(2−21)で表される構成単位および下記式(2−22)で表される構成単位
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有するポリエステル−ポリイミド(A2)からなる群から選ばれる1以上を含む重合体Aを有する液晶配向膜用組成物。
[3]下記式(1)で表される構成単位
ならびに、下記式(2−31)で表される構成単位、下記式(2−32)で表される構成単位および下記式(2−33)で表される構成単位
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有するポリエステル−ポリアミド酸(A1)と、
下記式(3)で表される構成単位
ならびに、下記式(2−31)で表される構成単位、下記式(2−32)で表される構成単位および下記式(2−33)で表される構成単位
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有するポリエステル−ポリイミド(A2)からなる群から選ばれる1以上を含む重合体Aを有する液晶配向膜用組成物。
[5] 多価ヒドロキシ化合物(a1)が下記式(5−1)
HO−R51−OH (5−1)
(式中、R51は、炭素数2〜100の有機基である。)
で表されるジオールである、[4]に記載の液晶配向膜用組成物。
[6] ポリエステル−ポリアミド酸(A1)が下記式(1)で表される構成単位と下記式(2−1)で表される構成単位を有し、
ポリエステル−ポリイミド(A2)が下記式(3)で表される構成単位および下記式(2−1)で表される構成単位
を有する、[5]に記載の液晶配向膜用組成物。
[7] 多価ヒドロキシ化合物(a1)が下記式(5−2)
で表されるトリオールである、[4]に記載の液晶配向膜用組成物。
[8] ポリエステル−ポリアミド酸(A1)が下記式(1)で表される構成単位
ならびに、下記式(2−21)で表される構成単位および下記式(2−22)で表される構成単位
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有し、
ポリエステル−ポリイミド(A2)が下記式(3)で表される構成単位
ならびに、下記式(2−21)で表される構成単位および下記式(2−22)で表される構成単位
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有する、[7]に記載の液晶配向膜用組成物。
[9] 多価ヒドロキシ化合物(a1)が下記式(5−3)
で表されるテトラオールである、[4]に記載の液晶配向膜用組成物。
ならびに、下記式(2−31)で表される構成単位、下記式(2−32)で表される構成単位および下記式(2−33)で表される構成単位
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有し、
ポリエステル−ポリイミド(A2)が下記式(3)で表される構成単位
ならびに、下記式(2−31)で表される構成単位、下記式(2−32)で表される構成単位および下記式(2−33)で表される構成単位
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有する、[9]に記載の液晶配向膜用組成物。
[11] 多価ヒドロキシ化合物(a1)が
ジアミン(a2)が
酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)が
[12] ポリエステル−ポリアミド酸(A1)またはポリエステル−ポリイミド(A2)が、多価ヒドロキシ化合物(a1)のヒドロキシ1モルに対して、ジアミン(a2)のアミノを0.5〜19モル、酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)の無水物を1.5〜20モル反応させて得られる、[1]〜[11]のいずれかに記載の液晶配向膜用組成物。
を有するポリアミド酸(B1)、および、下記式(4)で表される構成単位
を有するポリイミド(B2)からなる群から選ばれる1以上を含む重合体Bを有する、[1]〜[12]のいずれかに記載の液晶配向膜用組成物。
[14] 液晶配向膜用組成物が、さらに、少なくともジアミン(a2)と酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)とを用いて得られたポリアミド酸(B1)、および、ポリアミド酸(B1)をイミド化して得られたポリイミド(B2)からなる群から選ばれる1以上を含む重合体Bを有する、[1]〜[12]のいずれかに記載の液晶配向膜用組成物。
を有し、
ポリイミド(B2)が下記式(4)で表される構成単位
を有する[14]または[15]に記載の液晶配向膜用組成物。
[17] ポリアミド酸(B1)とポリイミド(B2)が液晶配向膜用組成物に対して1〜50重量%含まれている[13]〜[16]のいずれかに記載の液晶配向膜用組成物。
[19] エポキシ化合物(C)が下記式(C1)〜(C5)
(式中、nは0〜10の整数である。)
で表される化合物からなる群から選ばれる1つ以上である、[18]に記載の液晶配向膜用組成物。
[20] エポキシ化合物(C)が液晶配向膜用組成物に対して、0.1〜40重量%含まれている、[18]または[19]に記載の液晶配向膜用組成物。
[21] [1]〜[20]のいずれかに記載された液晶配向膜用組成物から得られる液晶配向膜。
[22] [21]に記載された液晶配向膜を有する液晶表示素子。
本発明の好ましい態様に係る配向膜用組成物から得られた配向膜はおよび当該配向膜を用いた液晶表示素子は高い歩留まりで製造できる。
また、本発明の好ましい態様に係る液晶表示素子はコントラストが高い。
本発明の第2の態様は、第1の態様の液晶配向膜用組成物が、さらに、ポリアミド酸(B1)およびポリイミド(B2)からなる群から選ばれる1以上を含む重合体Bを有する組成物である。
また、本発明の第3の態様は、本発明の液晶配向膜用組成物から得られる液晶配向膜、および、当該配向膜を有する液晶表示素子である。
本発明の第1の態様の液晶配向膜用組成物は、ポリエステル−ポリアミド酸(A1)およびポリエステル−ポリイミド(A2)からなる群から選ばれる1以上を含む重合体Aを有する組成物である。
1 ポリエステル−ポリアミド酸(A1)
1.1 ポリエステル−ポリアミド酸(A1)の構成
ポリエステル−ポリアミド酸(A1)はエステルとアミドの両者の構成を有する化合物であれば特に限定されないが、以下の3つの化合物が好ましい。
[1]ポリエステル−ポリアミド酸(A1−1)
式(1)で表される構成単位および式(2−1)で表される構成単位を有する化合物
[2]ポリエステル−ポリアミド酸(A1−2)
式(1)で表される構成単位、ならびに、式(2−21)で表される構成単位および式(2−22)で表される構成単位からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有する化合物
[3]ポリエステル−ポリアミド酸(A1−3)
式(1)で表される構成単位、ならびに、式(2−31)で表される構成単位、式(2−32)で表される構成単位および式(2−33)で表される構成単位からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有する化合物
で表される骨格からなる群から選ばれる骨格が好ましい。
で表される骨格からなる群から選ばれる骨格が好ましい。
で表される骨格からなる群から選ばれる骨格が好ましい。
で表される骨格からなる群から選ばれる骨格が好ましい。
で表される骨格からなる群から選ばれる骨格が好ましい。
で表される骨格からなる群から選ばれる骨格が好ましい。
で表される骨格からなる群から選ばれる骨格が好ましい。
よって、液晶配向膜用組成物中のポリエステル−ポリアミド酸(A1)の濃度は、1〜50重量%が好ましい。通常のスピンナー法や印刷法等で当該組成物が塗布される場合には、液晶配向膜用組成物中のポリエステル−ポリアミド酸(A1)の濃度は1〜40重量%が好ましく、1〜15重量%がさらに好ましい。しかしながら、ワニスの塗布方法にインクジェット等を用いる場合は、さらに希薄な濃度(例えば、0.1〜5重量%)で使用してもよい。
ポリエステル−ポリアミド酸(A1)は、例えば、少なくとも多価ヒドロキシ化合物(a1)とジアミン(a2)と酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)とを用いて製造できるが、当該製法に限定されるものではない。
式(5−2)で表されるトリオールにおけるR52は3価の炭素数2〜100の有機基であれば特に限定されない。
式(5−3)で表されるテトラオールにおけるR53は4価の炭素数2〜100の有機基であれば特に限定されない。
(式中、RA1,RA3はそれぞれ独立に−(CH2)x−O−(CH2)y−であり、x、yはそれぞれ独立に1〜15の整数であり、RA2は炭素数1〜5のアルキレンであり、mは2〜50の整数である。)
本発明において、ポリエステル−ポリアミド酸(A1)の合成に用いられるジアミン(a2)は特に限定されるものではないが、具体例としては、ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[3-(4-アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル] [3-(4-アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル] [3-(4-アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、式(b)で表される化合物
(式中、R3及びR4は独立して炭素数1〜3のアルキルまたはフェニルであり、R5は独立してメチレン、フェニレンまたはアルキル置換されたフェニレンである。xは独立して1〜6の整数であり、yは1〜10の整数である。)、
4,4'-ジアミノジフェニルメタン、4,3'-ジアミノジフェニルメタン、3,3'-ジメチル-4,4'-ジアミノジフェニルメタン、2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、m-フェニレンジアミン、p-フェニレンジアミン、m-キシリレンジアミン、p-キシリレンジアミン、2,2'-ジアミノジフェニルプロパン、ベンジジン、1,1-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]シクロヘキサン、1,1-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]-4-メチルシクロヘキサン、ビス[4-(4-アミノベンジル)フェニル]メタン、1,1-ビス[4-(4-アミノベンジル)フェニル]シクロヘキサン、1,1-ビス[4-(4-アミノベンジル)フェニル]-4-メチルシクロヘキサンおよび下記式で表される化合物などである。
本発明において、ポリエステル−ポリアミド酸(A1)の合成に用いられる酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)は特に限定されるものではないが、テトラカルボン酸二無水物が好ましい。酸無水物基を有する化合物(a3)の具体例としては、スチレン−無水マレイン酸共重合体、4−(2,5−ジオキソテトラヒドロフラン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1,2−ジカルボン酸無水物、5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフリル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物、下記式で表される化合物等が挙げられる。
本発明で用いられるポリエステル−ポリアミド酸(A1)が、分子末端に酸無水物基を有している場合には、必要により、1価アルコールを添加して反応させることができる。1価アルコールを添加されたポリエステル−ポリアミド酸(A1)は、例えば平坦性が良好となり好ましい。
また、1価アルコールとシリコン含有モノアミンを同時にポリエステル−ポリアミド酸(A1)に添加して反応させることもできる。
ポリエステル−ポリアミド酸(A1)は、多価ヒドロキシ化合物(a1)のヒドロキシ1モルに対して、ジアミン(a2)のアミノを0.5〜19モル、酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)の無水物を1.5〜20モル反応させて得られることが好ましい。また、ポリエステル−ポリアミド酸(A1)は、多価ヒドロキシ化合物(a1)のヒドロキシ1モルに対して、ジアミン(a2)のアミノを1〜9モル、酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)の無水物を2〜20モル反応させて得られることがさらに好ましい。
これらの溶剤は単独でも、2種以上の混合溶剤としても使用できる。また、上記溶剤以外に他の溶剤を混合して用いることもできるが、他の溶剤は30重量%以下の割合で用いることが好ましい。
ポリエステル−ポリアミド酸(A1)にシリコン含有モノアミンを添加して反応させる場合には、多価ヒドロキシ化合物(a1)とジアミン(a2)と酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)との反応が終了した後に、反応液を40℃以下まで冷却した後、シリコン含有モノアミンを添加し、10〜40℃で0.1〜6時間反応させると好ましい。
なお、ポリエステル−ポリアミド酸(A1)に1価アルコールを添加して反応させてもよい。
2.1 ポリエステル−ポリイミド(A2)の構成
ポリエステル−ポリイミド(A2)はエステルとイミドの両者の構成を有する化合物であれば特に限定されないが、以下の3つの化合物が好ましい。
[1]ポリエステル−ポリイミド(A2−1)
式(3)で表される構成単位および式(2−1)で表される構成単位を有する化合物
[2]ポリエステル−ポリイミド(A2−2)
式(3)で表される構成単位、ならびに、式(2−21)で表される構成単位および式(2−22)で表される構成単位からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有する化合物
[3]ポリエステル−ポリイミド(A2−3)
式(3)で表される構成単位、ならびに、式(2−31)で表される構成単位、式(2−32)で表される構成単位および式(2−33)で表される構成単位からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有する化合物
本発明で用いられるポリエステル−ポリイミド(A2)は、例えば、少なくとも多価ヒドロキシ化合物(a1)とジアミン(a2)と酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)とを用いて製造されたポリエステル−ポリアミド酸(A1)をイミド化することによって製造できる。
また、ポリエステル−ポリアミド酸(A1)とポリエステル−ポリイミド(A2)との混合物は、それぞれ合成されたポリエステル−ポリアミド酸(A1)とポリエステル−ポリイミド(A2)とを混合すること、ポリエステル−ポリアミド酸(A1)の一部をイミド化すること等によって製造できる。
本発明の第2の態様の液晶配向膜用組成物は、ポリエステル−ポリアミド酸(A1)およびポリエステル−ポリイミド(A2)からなる群から選ばれる1以上を含む重合体Aと、ポリアミド酸(B1)およびポリイミド(B2)からなる群から選ばれる1以上を含む重合体Bとを有する組成物である。
1 ポリアミド酸(B1)
1.1 ポリアミド酸(B1)の構成
ポリアミド酸(B1)はアミドの構成を有する化合物であれば特に限定されないが、式(1)で表される構成単位を有する化合物が好ましい。
ポリアミド酸(B1)を構成する式(1)で表される構成単位は、ポリエステル−ポリアミド酸(A1)を構成する構成単位を表す式(1)と同様である。
ポリアミド酸(B1)は、例えば、少なくともジアミン(a2)と酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)とを用いて製造できるが、当該製法に限定されるものではない。
ポリアミド酸(B1)を得るために用いることができる、ジアミン(a2)と酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)は、ポリエステル−ポリアミド酸(A1)を得るために用いることができるジアミン(a2)と酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)と同様である。
2.1 ポリイミド(B2)の構成
ポリイミド(B2)はイミドの構成を有する化合物であれば特に限定されないが、式(4)で表される構成単位を有する化合物が好ましい。
ポリイミド(B2)を構成する式(4)中のR41は4価の炭素数2〜100の有機基、R42は2価の炭素数2〜100の有機基であれば特に限定されるものではない。
本発明で用いられるポリイミド(B2)は、例えば、少なくともジアミン(a2)と酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)とを用いて製造されたポリアミド酸(B1)をイミド化することによって製造できる。
このような製造方法を用いた場合、ポリイミド(B2)に含まれる式(4)で表される構成単位におけるR41は酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)の残基であり、R42はジアミン(a2)の残基である。
本発明の第2の態様の液晶配向膜用組成物は、ポリアミド酸(B1)およびポリイミド(B2)の少なくともどちらか一方を有する。ポリアミド酸(B1)およびポリイミド(B2)(ポリアミド酸(B1)およびポリイミド(B2)の両者が含まれている場合は、両者の合計)の含有量は特に限定されないが、液晶配向膜用組成物全量に対して1〜50重量%が好ましく、2〜30重量%がさらに好ましい。これらの濃度範囲であれば、ラビング削れに対して効果を維持でき、さらに配向性も向上させることができるからである。
本発明の液晶配向膜用組成物は、必要によりエポキシ化合物(C)を含んでもよい。
本発明で用いられるエポキシ化合物(C)は、エポキシを有すれば特に限定されないが、オキシランを2つ以上有する化合物が好ましい。
本発明において液晶配向膜用組成物中のエポキシ樹脂の含有量は特に限定されないが、0.1〜40重量%が好ましく、0.2〜30重量%がさらに好ましい。これらの濃度範囲であると、液晶配向膜用組成物から形成された塗膜において、ラビング処理によって膜が削れにくくなる等の耐久性が良好になる。また、上記濃度範囲では、前記塗膜の耐熱性、耐薬品性が良好になるので好ましい。
さらに具体的には、エポキシ樹脂としては、商品名「エピコート807」、「エピコート815」、「エピコート825」、「エピコート827」、上記式(C4)で表される化合物である「エピコート828」、「エピコート190P」、「エピコート191P」(以上、油化シェルエポキシ(株)製)、商品名「エピコート1004」、「エピコート1256」(以上、ジャパンエポキシレジン(株)製)、商品名「アラルダイトCY177」、上記式(C1)で表される化合物である「アラルダイトCY184」(日本チバガイギー(株)製)、上記式(C2)で表される化合物である商品名「セロキサイド2021P」、「EHPE−3150」(ダイセル化学工業(株)製)、上記式(C3)で表される化合物である商品名「テクモアVG3101L」(三井化学(株)製)、上記式(C5)で表される化合物「4,4'−メチレンビス(N,N−ジグリシジルアニリン)」(アルドリッチ社製)などを挙げることができる。これらの中でも、本発明の液晶組成物が、上記式(C4)で表されn=0〜4の化合物の混合物である「エピコート828」、上記式(C1)で表される化合物である「アラルダイトCY184」(日本チバガイギー(株)製)、上記式(C2)で表される化合物である商品名「セロキサイド2021P」(ダイセル化学工業(株)製)、上記式(C3)で表される化合物である商品名「テクモアVG3101L」(三井化学(株)製)、上記式(C5)で表される化合物「4,4'−メチレンビス(N,N−ジグリシジルアニリン)」(アルドリッチ社製)を含むことが、透明性と平坦性が良好であるため好ましい。
本発明の液晶配向膜用組成物は、ポリエステル−ポリアミド酸(A1)とそのイミド化物であるポリエステル−ポリイミド(A2)とからなる群から選ばれる1以上を含むが、要求される特性によっては、さらに、界面活性剤、帯電防止剤、カップリング剤、トリメリット酸等のエポキシ硬化剤、アミノシリコン化合物、溶剤、その他の添加剤を有してもよい。これらの界面活性剤等の添加剤は、例えば、液晶配向膜用組成物に添加し、それらを均一に混合溶解することによって用いられる。
例えば、塗布性の向上を望むときには、かかる目的に沿った界面活性剤を添加できる。本発明の液晶配向膜用組成物に添加される界面活性剤の具体例としては、商品名「Byk−300」、「Byk−306」、「Byk−335」、「Byk−310」、「Byk−341」、「Byk−344」、「Byk−370」(ビック・ケミー(株)製)などのシリコン系界面活性剤、商品名「Byk−354」、「ByK−358」、「Byk−361」(ビック・ケミー(株)製)などのアクリル系界面活性剤、商品名「DFX−18」、「フタージェント250」、「フタージェント251」(ネオス(株)製)などのフッ素系界面活性剤を挙げることができる。
これらの帯電防止剤は、単独で用いてもよく、また、二種以上を混合して用いてもよい。
界面活性剤は、下地基板への濡れ性、平坦性、または塗布性を向上させるために使用するものであり、液晶配向膜用組成物中0.01〜1重量%添加して用いられることが好ましい。
本発明の液晶配向膜用組成物に添加される帯電防止剤は、特に限定されるものではなく、通常の帯電防止剤を用いることができる。具体的には、酸化錫、酸化錫・酸化アンチモン複合酸化物、酸化錫・酸化インジウム複合酸化物等の金属酸化物や四級アンモニウム塩等が挙げられる。
これらの帯電防止剤は、一種のみを用いてもよく、また、二種以上を混合して用いてもよい。
帯電防止剤は、帯電を防止するために使用するものであり、液晶配向膜用組成物中0.01〜1重量%添加して用いられることが好ましい。
本発明の液晶配向膜用組成物に添加されるカップリング剤は、特に限定されるものではなく、通常のカップリング剤を用いることができる。添加されるカップリング剤はシランカップリング剤が好ましく、具体的には、トリアルコキシシラン化合物またはジアルコキシシラン化合物等を挙げることができる。好ましくは、例えば、γ−ビニルプロピルトリメトキシシラン、γ−ビニルプロピルトリエトキシシラン、γ−アクリロイルプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アクリロイルプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロイルプロピルメチルジエトキシシラン、γ−アクリロイルプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロイルプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロイルプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メタクリロイルプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−アミノエチル−γ−イミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、 N−アミノエチル−γ−アミノプロピルトジエトキシシラン、 N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、 N−フェニル−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、 N−フェニル−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、 N−フェニル−γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−イソシアナートプロピルメチルジエトキシシラン、γ−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン等が例示できる。なかでも、γ−ビニルプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロイルプロピルトリメトキシシラン、γ-メタクリロイルプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアナートプロピルトリエトキシシランなどが挙げられる。
カップリング剤は、液晶配向膜用組成物中0.01〜3重量%添加して用いられることが好ましい。
本発明の液晶配向膜用組成物に添加されるエポキシ硬化剤は、特に限定されるものではなく、通常のエポキシ硬化剤を用いることができる。具体的には、有機酸ジヒドラジド化合物、イミダゾール及びその誘導体、ジシアンジアミド、芳香族アミン、多価カルボン酸、多価カルボン酸無水物等が挙げられる。さらに具体的には、ジシアンジアミド等のジシアンジアミド類、アジピン酸ジヒドラジド、1,3−ビス(ヒドラジノカルボエチル)−5−イソプロピルヒダントイン等の有機酸ジヒドラジド、2,4−ジアミノ―6―[2'−エチルイミダゾリル−(1')]−エチルトリアジン、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール等のイミダゾール誘導体、無水フタル酸、無水トリメリット酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸―1,2−無水物等の酸無水物等が挙げられる。これらの中でも透明性が良好なトリメリット酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸―1,2−無水物が好ましい。
エポキシ硬化剤は、液晶配向膜用組成物中0.05〜5重量%添加して用いられることが好ましい。
本発明の液晶配向膜用組成物においてアミノシリコン化合物を添加することができる。アミノシリコン化合物としては、パラアミノフェニルトリメトキシシラン、パラアミノフェニルトリエトキシシラン、メタアミノフェニルトリメトキシシラン、メタアミノフェニルトリエトキシシラン、アミノプロピルトリメトキシシラン、アミノプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
これらのアミノシリコン化合物は、単独で用いてもよく、また、二種以上を混合して用いてもよい。
アミノシリコン化合物は、基板への密着性を良くするために使用するものであり、液晶配向膜用組成物中0.05〜2重量%添加して用いられることが好ましい。
本発明の液晶配向膜用組成物に含まれ得る溶剤は、含有される重合体Aや重合体Bを溶解することができる溶剤であれば特に制限されない。溶剤は、ポリアミド酸、可溶性ポリイミドなどの高分子成分の製造工程や用途面で通常使用されている溶剤を広く含み、使用目的に応じて、適宜選択できる。
本発明の液晶配向膜用組成物は、本発明の特性を損なわない範囲(好ましくは液晶配向膜用組成物の20重量%以内)で、ポリエステル、アクリル酸ポリマー、アクリレートポリマー等のポリマー成分と混合して使用することも可能である。
また、本発明の液晶配向膜用組成物には、ジカルボン酸もしくはその誘導体とジアミンとの反応生成物であるポリアミドやテトラカルボン酸二無水物、ジカルボン酸もしくはその誘導体とジアミンとの反応生成物であるポリアミドイミド等のポリマー成分を本発明の目的を損なわない範囲で添加することができる。
本発明の液晶配向膜用組成物を、ガラス等の基板表面、または、ITO(Indium TinOxide)電極等の電極やカラーフィルタ等が設けられたガラス等の基板表面に塗布し、前記組成物が脱水・閉環反応に必要な加熱または乾燥されることによって液晶配向膜を形成することができる。
また、基板に設けられた電極は、ガラスなどの透明基板上にクロムなどの金属をスパッタリング法などを用いて堆積した後、所定の形状のレジストパターンをマスクとしてエッチングを行って形成されることができる。
本発明の液晶表示素子は、複数の本発明の液晶表示素子用基板の間、または、本発明の液晶表示素子用基板と第2の透明基板との間にスペーサーを配置して対向させて組み立てられ、前記基板の間に液晶組成物を封入することによって製造される。場合によっては、液晶表示素子はさらに偏光フィルムが貼り付けられていてもよい。
更に、本発明の液晶配向膜用組成物には、本発明の特性を損なわない範囲(好ましくは20モル%以内)で、他の組成を有するポリアミド酸、可溶性ポリイミド、ポリエステル、アクリル酸ポリマー、アクリレートポリマー等のポリマー成分を混合して使用することも可能である。また、本発明の液晶配向膜用組成物には、液晶配向膜用組成物に用いられるポリマー成分である、ジカルボン酸もしくはその誘導体とジアミンとの反応生成物であるポリアミドやテトラカルボン酸二無水物、ジカルボン酸もしくはその誘導体とジアミンとの反応生成物であるポリアミドイミド等のポリマー成分を本発明の目的を損なわない範囲で添加することができる。
1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物 :CBDA
ピロメリット酸二無水物 :PMDA
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル :APE
4,4'―ジアミノジフェニルメタン :DDM
1,3−ビス[4−(4−アミノベンジル)フェニル]プロパン :BZ3
3−ベンジルー1,4−ジアミノベンゼン :P1PDA
1,1−ビス[4−(4−アミノベンジル)フェニル]−4−ブチルシクロヘキサン :4ChB1B
3−[(4−ヘキサドデシルフェニル)メチル]−1,4−ジアミノベンゼン :16P1P
3−[(4−ドデシルフェニル)メチル]−1,4−ジアミノベンゼン
:12P1P
3−({4−[4−(4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]フェニル}メチル)−1,4−ジアミノベンゼン :5ChChP1P
3−[(4−{4−[2−(4−ヘプチルシクロヘキシル)エチル]シクロヘキシル}フェニル)メチル]−1,4−ジアミノベンゼン :7Ch2ChP1P
1,4−ブタンジオール :BOH
1,5−ペンタンジオール :POH
1,2,4−ブタントリオール :BTOH
2-(ヒドロキシメチル)-2-メチルプロパン-1,3-ジオール :TMEOH
テトラキス(ヒドロキシメチル)メタン :PETOH
セロキサイド2021P :SE2021P
アラルダイトCY177 :CY177
4,4'―メチレンビス(N,N−ジグリシジルアニリン) :TGDDM
溶剤
N−メチル−2−ピロリドン :NMP
γ―ブチロラクトン :GBL
エチレングリコールモノブチルエーテル :BC
(ブチルセロソルブ)
温度計、攪拌機、原料投入仕込み口および窒素ガス導入口を備えた200mlの四つ口フラスコにCBDAを1.96g(10mmol)、PMDAを2.18g(10mmol)、1,4−ブタンジオールを0.36g(4mmol)、脱水NMPを84.7g入れ、乾燥窒素気流下120℃で1時間攪拌した。25℃まで冷却した後、APEを3.20g(16mmol)添加した。反応系の温度を25℃に保ちながら30時間反応させた後、BCを38.5g、GBLを23.1g加え、50℃に昇温して攪拌を続け、組成物の粘度が30〜35mPa・s(E型粘度計を使用。25℃)になった時点で反応を終了とし、固形分の濃度が5重量%のポリエステル−ポリアミド酸の液晶配向膜用組成物(1A)を得た。得られた組成物の重量平均分子量は23,000であった。なお、重量平均分子量は、島津製作所製GPC測定装置を用いてカラム温度50℃にて測定した。用いた、PMDA、CBDA、APEおよびBOHのモル比は、PMDA/CBDA/APE/BOH=25/25/40/10であった。
合成例1で得られた液晶配向膜用組成物1AをNMP/BC/GBL(=60/25/15、重量比)の混合溶剤で希釈して固形分の濃度が3重量%となるように調整し塗布用の液晶配向膜用組成物(ワニス(1A))とした。
ラビング処理後の液晶配向膜表面を100倍および400倍の光学顕微鏡で観察したところ、ラビングによる削れ跡、削れカスは見られなかった。
また、偏光顕微鏡を用いて、室温における電圧無印加の状態で液晶表示素子の配向状態を確認した。セルを回転させると、明暗が見られ、また暗状態での配向不良による光漏れは見られなかった。
液晶配向膜用組成物の製造に用いるテトラカルボン酸二無水物、ジアミンおよび多価ヒドロキシ化合物およびそれらのモル比を表1と表2に示すとおりに変更した以外は、合成例1と同じ条件で、液晶配向膜用組成物(2A)〜(16A)を製造した。
合成例2〜16で得られた液晶配向膜用組成物(2A)〜(16A)を用いた以外は実施例1と同じ条件で、液晶表示素子用基板を製造し、液晶配向膜表面を100倍および400倍の光学顕微鏡で観察し、ラビングによる基板表面の削れ跡と削れカスの確認を行った。またその基板を用いてアンチパラレルセルを作製し偏光顕微鏡により配向状態を確認した。その結果を表3に記載した。
温度計、攪拌機、原料投入仕込み口および窒素ガス導入口を備えた200mlの四つ口フラスコに4ChB1B 3.54g(7.0mmol)を脱水NMP 55g入れ溶解し、CBDAを0.9607g(3.5mmol)、PMDAを0.77g(3.5mmol)を添加して、乾燥窒素気流下反応系の温度を25℃に保ちながら30時間反応させた後、BCを25g、GBLを25g加え、50℃に昇温して攪拌を続け、組成物の粘度が30〜35mPa・s(E型粘度計を使用。25℃)になった時点で反応を終了とし、固形分の濃度が5重量%のポリアミド酸を含む液晶配向膜用組成物(17PA)を得た。得られた組成物の重量平均分子量は30,560であった。なお、重量平均分子量は、島津製作所製GPC測定装置を用いてカラム温度50℃にて測定した。
用いたPMDA、CBDAおよび4ChB1Bのモル比は、PMDA/CBDA/4ChB1B=25/25/50であった。
液晶配向膜用組成物の製造に用いるテトラカルボン酸二無水物、ジアミンおよび多価ヒドロキシ化合物およびそれらのモル比を表4と表5に示すとおりに変更した以外は、合成例17と同じ条件で、液晶配向膜用組成物(18PA)〜(28PA)を製造した。
合成例12で得られたポリエステル−ポリアミド酸を含む液晶配向膜用組成物(12A)と、合成例17で得られたポリアミド酸を含む液晶配向膜用組成物(17PA)とを、重量比17PA/12A=20/80で混合し、ポリエステル−ポリアミド酸とポリアミド酸とを含む液晶配向膜用組成物を調整した。
表6に示すような重量比でポリエステル−ポリアミド酸を含む液晶配向膜用組成物とポリアミド酸を含む液晶配向膜用組成物とを混合してポリエステル−ポリアミド酸とポリアミド酸とを含む液晶配向膜用組成物を調整した。
合成例29で調整された液晶配向膜用組成物をNMP/BC/GBL(=60/25/15、重量比)の混合溶剤で希釈して固形分の濃度が3重量%となるように調整し塗布用の液晶配向膜用組成物(ワニス(1G))とした。
このワニス1Gを用いて、実施例1に記載の方法で液晶配向膜表面を100倍および400倍の光学顕微鏡で観察し、ラビングによる削れ跡、削れカスの確認を行った。またその基板を用いてアンチパラレルセルを作製し偏光顕微鏡により配向状態を確認した。その結果を表7に記載した。
合成例30〜40で得られた液晶配向膜用組成物を用いて塗布用の液晶配向膜用組成物(ワニス(2G)〜(12G))を調整した。
そして、これらのワニスを用いた以外は実施例17と同様の条件で、液晶表示素子用基板を製造し、液晶配向膜表面を100倍および400倍の光学顕微鏡で観察し、ラビングによる基板表面の削れ跡と削れカスの確認を行った。またその基板を用いてアンチパラレルセルを作製し偏光顕微鏡により配向状態を確認した。その結果を表7に記載した。
合成例1で得られた液晶配向膜用組成物(1A)を100.0g、脂環式エポキシ樹脂であるダイセル■製セロキサイド(商標)2021Pを0.25g(1.0mmol)混
合し、液晶配向膜用組成物(1B)を調整した。
表8に示す、ポリエステル−ポリアミド酸を含む液晶配向膜用組成物、ポリアミド酸を含む液晶配向膜用組成物およびエポキシ樹脂(1.0mmol)を用いたこと以外は合成例41と同じ条件でエポキシ樹脂を含む液晶配向膜用組成物(2B)〜(14B)と(1G)〜(12G)を調整した。
NMP/BC/GBL(=60/25/15、重量比)の混合溶剤で、合成例41で調整された液晶配向膜用組成物(1B)を希釈して、ポリエステル-ポリアミド酸とエポキシ樹脂との合計の固形分の濃度が3重量%となるように調整しワニス(1B)を製造とした。
このワニス(1B)を実施例1と同様の方法に従い液晶配向膜表面を100倍および400倍の光学顕微鏡で観察し、ラビングによる削れ跡、削れカスの確認を行った。またその基板を用いてアンチパラレルセルを作製し偏光顕微鏡により配向状態を確認した。その結果を表9に記載した。
合成例42〜66で調整された液晶配向膜用組成物を用いたこと以外は実施例29と同じ条件で希釈して、ワニスを製造した。
これらのワニスを用いて、実施例1に記載した方法で液晶配向膜表面を100倍および400倍の光学顕微鏡で観察し、ラビングによる削れ跡、削れカスの確認を行った。またその基板を用いてアンチパラレルセルを作製し偏光顕微鏡により配向状態を確認した。
温度計、攪拌機、原料投入仕込み口および窒素ガス導入口を備えた200mlの四つ口フラスコにAPEを4.00g(20mmol)と脱水NMPを84.7g入れ、乾燥窒素気流下で攪拌溶解した。反応系の温度を25℃に保ちながらCBDA1.96g(10mmol)とPMDAを2.18g(10mmol)をゆっくり投入し、乾燥窒素気流下で30時間反応させた後、BCを38.7g、GBLを23.1g加えた。50℃に昇温して攪拌を続け、ワニスの粘度が30〜35mPa・s(E型粘度計を使用。25℃)になった時点で反応を終了とし、固形分の濃度が5重量%のポリアミド酸の組成物(29PA)を得た。得られた組成物の重量平均分子量は29,000であった。なお、重量平均分子量は、島津製作所製GPC測定装置を用いてカラム温度50℃にて測定した。
製造された液晶配向膜表面を100倍および400倍の光学顕微鏡で観察したところ、ラビングによる削れ跡、削れカスがはっきり確認された。
また、偏光顕微鏡を用いて、室温における電圧無印加の状態で液晶表示素子の配向不良を確認した。セルを回転させると、明暗が見られ、また暗状態での配向不良による光漏れが確認された。
Claims (22)
- 下記式(1)で表される構成単位
(式中、破線は結合手を示し、R11およびR12はそれぞれ独立して炭素数2〜100の有機基である。)
ならびに、下記式(2−21)で表される構成単位および下記式(2−22)で表される構成単位
(式中、破線は結合手を示し、R21、R23およびR24はそれぞれ独立して炭素数2〜100の有機基である。)
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有するポリエステル−ポリアミド酸(A1)と、
下記式(3)で表される構成単位
ならびに、下記式(2−21)で表される構成単位および下記式(2−22)で表される構成単位
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有するポリエステル−ポリイミド(A2)からなる群から選ばれる1以上を含む重合体Aを有する液晶配向膜用組成物。 - 下記式(1)で表される構成単位
(式中、破線は結合手を示し、R11およびR12はそれぞれ独立して炭素数2〜100の有機基である。)
ならびに、下記式(2−31)で表される構成単位、下記式(2−32)で表される構成単位および下記式(2−33)で表される構成単位
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有するポリエステル−ポリアミド酸(A1)と、
下記式(3)で表される構成単位
ならびに、下記式(2−31)で表される構成単位、下記式(2−32)で表される構成単位および下記式(2−33)で表される構成単位
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有するポリエステル−ポリイミド(A2)からなる群から選ばれる1以上を含む重合体Aを有する液晶配向膜用組成物。
- 少なくとも多価ヒドロキシ化合物(a1)とジアミン(a2)と酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)とを用いて得られたポリエステル−ポリアミド酸(A1)、および、ポリエステル−ポリアミド酸(A1)をイミド化して得られたポリエステル−ポリイミド(A2)からなる群から選ばれる1以上を含む重合体Aを有する液晶配向膜用組成物。
- 多価ヒドロキシ化合物(a1)が下記式(5−1)
HO−R51−OH (5−1)
(式中、R51は、炭素数2〜100の有機基である。)
で表されるジオールである、請求項4に記載の液晶配向膜用組成物。 - ポリエステル−ポリアミド酸(A1)が下記式(1)で表される構成単位
(式中、破線は結合手を示し、R11およびR12はそれぞれ独立して炭素数2〜100の有機基である。)
ならびに、下記式(2−21)で表される構成単位および下記式(2−22)で表される構成単位
(式中、破線は結合手を示し、R21、R23およびR24はそれぞれ独立して炭素数2〜100の有機基である。)
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有し、
ポリエステル−ポリイミド(A2)が下記式(3)で表される構成単位
ならびに、下記式(2−21)で表される構成単位および下記式(2−22)で表される構成単位
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有する、請求項7に記載の液晶配向膜用組成物。 - ポリエステル−ポリアミド酸(A1)が下記式(1)で表される構成単位
(式中、破線は結合手を示し、R11およびR12はそれぞれ独立して炭素数2〜100の有機基である。)
ならびに、下記式(2−31)で表される構成単位、下記式(2−32)で表される構成単位および下記式(2−33)で表される構成単位
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有し、
ポリエステル−ポリイミド(A2)が下記式(3)で表される構成単位
ならびに、下記式(2−31)で表される構成単位、下記式(2−32)で表される構成単位および下記式(2−33)で表される構成単位
からなる群から選ばれる1以上の構成単位を有する、請求項9に記載の液晶配向膜用組成物。 - ポリエステル−ポリアミド酸(A1)またはポリエステル−ポリイミド(A2)が、多価ヒドロキシ化合物(a1)のヒドロキシ1モルに対して、ジアミン(a2)のアミノを0.5〜19モル、酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)の無水物を1.5〜20モル反応させて得られる、請求項1〜11のいずれかに記載の液晶配向膜用組成物。
- 液晶配向膜用組成物が、さらに、少なくともジアミン(a2)と酸無水物基を2つ以上有する化合物(a3)とを用いて得られたポリアミド酸(B1)、および、ポリアミド酸(B1)をイミド化して得られたポリイミド(B2)からなる群から選ばれる1以上を含む重合体Bを有する、請求項1〜12のいずれかに記載の液晶配向膜用組成物。
- ポリアミド酸(B1)とポリイミド(B2)が液晶配向膜用組成物に対して1〜50重量%含まれている請求項13〜16のいずれかに記載の液晶配向膜用組成物。
- 液晶配向膜用組成物が、さらに、エポキシ化合物(C)を含む、請求項12に記載の液晶配向膜用組成物。
- エポキシ化合物(C)が液晶配向膜用組成物に対して、0.1〜40重量%含まれている、請求項18または19に記載の液晶配向膜用組成物。
- 請求項1〜20のいずれかに記載された液晶配向膜用組成物から得られる液晶配向膜。
- 請求項21に記載された液晶配向膜を有する液晶表示素子。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007123571A JP5061709B2 (ja) | 2006-06-29 | 2007-05-08 | 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜および液晶表示素子 |
TW096118348A TWI417342B (zh) | 2006-06-29 | 2007-05-23 | 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜以及液晶顯示元件 |
TW102122589A TWI516525B (zh) | 2006-06-29 | 2007-05-23 | 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜以及液晶顯示元件 |
KR1020070057298A KR101414785B1 (ko) | 2006-06-29 | 2007-06-12 | 액정 배향막용 조성물, 액정 배향막 및 액정 표시 소자 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006179294 | 2006-06-29 | ||
JP2006179294 | 2006-06-29 | ||
JP2007123571A JP5061709B2 (ja) | 2006-06-29 | 2007-05-08 | 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜および液晶表示素子 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012066394A Division JP2012150503A (ja) | 2006-06-29 | 2012-03-22 | 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜および液晶表示素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008033257A true JP2008033257A (ja) | 2008-02-14 |
JP5061709B2 JP5061709B2 (ja) | 2012-10-31 |
Family
ID=39122695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007123571A Expired - Fee Related JP5061709B2 (ja) | 2006-06-29 | 2007-05-08 | 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜および液晶表示素子 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5061709B2 (ja) |
KR (1) | KR101414785B1 (ja) |
TW (2) | TWI516525B (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009051186A1 (ja) * | 2007-10-19 | 2009-04-23 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | 熱硬化膜形成用ポリエステル組成物 |
JP2009175715A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Chisso Corp | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 |
JP2009223316A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Chi Mei Corp | 液晶配向剤及びそれから形成される液晶配向膜の製造方法 |
JP2009270109A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Chi Mei Corp | 液晶配向剤、及びそれから形成される液晶配向膜とその製造方法、並びに該配向膜を具える液晶表示素子 |
JP2009294333A (ja) * | 2008-06-04 | 2009-12-17 | Jsr Corp | 液晶配向剤、液晶配向膜の形成方法および液晶表示素子 |
WO2010113945A1 (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-07 | 日産化学工業株式会社 | 熱硬化膜形成用ポリエステル組成物 |
WO2010113944A1 (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-07 | 日産化学工業株式会社 | 熱硬化膜形成用ポリエステル組成物 |
KR20120007498A (ko) * | 2009-03-23 | 2012-01-20 | 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 | 열경화막 형성용 폴리에스테르 조성물 |
KR20120013941A (ko) * | 2009-04-14 | 2012-02-15 | 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 | 열경화막 형성용 감광성 폴리에스테르 조성물 |
JP2013032522A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-14 | Namics Corp | 半導体封止用液状エポキシ樹脂組成物及びそれを用いた半導体装置 |
US20140024752A1 (en) * | 2012-07-17 | 2014-01-23 | Chi Mei Corporation | Liquid crystal alignment agent, and liquid crystal alignment film and liquid crystal display element formed from the liquid alignment agent |
CN105400524A (zh) * | 2014-09-04 | 2016-03-16 | 三星显示有限公司 | 光取向剂及液晶显示设备 |
US20160109759A1 (en) * | 2014-10-21 | 2016-04-21 | Samsung Display Co., Ltd. | Photoalignment agent, photoalignment film, liquid crystal display device, and method of manufacturing the same |
CN114015043A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-02-08 | 浙江道明光电科技有限公司 | 一种化学法制备聚酰亚胺粉末的方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5616919B2 (ja) * | 2012-03-27 | 2014-10-29 | 富士フイルム株式会社 | ラビング処理方法及び光学フィルムの製造方法 |
KR102354999B1 (ko) | 2015-03-10 | 2022-01-24 | 삼성디스플레이 주식회사 | 광배향막 및 이를 포함하는 액정 표시 장치 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0618900A (ja) * | 1992-07-01 | 1994-01-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 液晶表示素子 |
JPH0682793A (ja) * | 1992-09-03 | 1994-03-25 | Hitachi Chem Co Ltd | 液晶配向膜、これを有する液晶挾持基板及び液晶表示素子並びに液晶配向膜用材料 |
JPH07216086A (ja) * | 1994-02-02 | 1995-08-15 | Chisso Corp | 新規ポリエステルイミド |
JPH09304777A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-28 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 液晶配向剤 |
JP2003055456A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-26 | Ind Technol Res Inst | 液晶ディスプレイ用液晶配向膜組成物 |
JP2005004177A (ja) * | 2003-05-16 | 2005-01-06 | Chisso Corp | 液晶配向膜形成用ワニス、液晶配向膜および液晶表示素子 |
JP2005105264A (ja) * | 2003-09-09 | 2005-04-21 | Chisso Corp | 熱硬化性樹脂組成物及び硬化膜 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3773845B2 (ja) * | 2000-12-29 | 2006-05-10 | 三星電子株式会社 | ポジティブ型感光性ポリイミド前駆体およびこれを含む組成物 |
JP4525906B2 (ja) * | 2004-07-06 | 2010-08-18 | Jsr株式会社 | 液晶配向剤および液晶表示素子 |
-
2007
- 2007-05-08 JP JP2007123571A patent/JP5061709B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2007-05-23 TW TW102122589A patent/TWI516525B/zh active
- 2007-05-23 TW TW096118348A patent/TWI417342B/zh not_active IP Right Cessation
- 2007-06-12 KR KR1020070057298A patent/KR101414785B1/ko active IP Right Grant
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0618900A (ja) * | 1992-07-01 | 1994-01-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 液晶表示素子 |
JPH0682793A (ja) * | 1992-09-03 | 1994-03-25 | Hitachi Chem Co Ltd | 液晶配向膜、これを有する液晶挾持基板及び液晶表示素子並びに液晶配向膜用材料 |
JPH07216086A (ja) * | 1994-02-02 | 1995-08-15 | Chisso Corp | 新規ポリエステルイミド |
JPH09304777A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-28 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 液晶配向剤 |
JP2003055456A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-26 | Ind Technol Res Inst | 液晶ディスプレイ用液晶配向膜組成物 |
JP2005004177A (ja) * | 2003-05-16 | 2005-01-06 | Chisso Corp | 液晶配向膜形成用ワニス、液晶配向膜および液晶表示素子 |
JP2005105264A (ja) * | 2003-09-09 | 2005-04-21 | Chisso Corp | 熱硬化性樹脂組成物及び硬化膜 |
Cited By (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009051186A1 (ja) * | 2007-10-19 | 2009-04-23 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | 熱硬化膜形成用ポリエステル組成物 |
JP2009175715A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Chisso Corp | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 |
JP2009223316A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Chi Mei Corp | 液晶配向剤及びそれから形成される液晶配向膜の製造方法 |
JP2009270109A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Chi Mei Corp | 液晶配向剤、及びそれから形成される液晶配向膜とその製造方法、並びに該配向膜を具える液晶表示素子 |
JP2009294333A (ja) * | 2008-06-04 | 2009-12-17 | Jsr Corp | 液晶配向剤、液晶配向膜の形成方法および液晶表示素子 |
KR20120007498A (ko) * | 2009-03-23 | 2012-01-20 | 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 | 열경화막 형성용 폴리에스테르 조성물 |
KR101706177B1 (ko) | 2009-03-23 | 2017-02-13 | 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 | 열경화막 형성용 폴리에스테르 조성물 |
WO2010113944A1 (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-07 | 日産化学工業株式会社 | 熱硬化膜形成用ポリエステル組成物 |
KR101736902B1 (ko) * | 2009-03-31 | 2017-05-17 | 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 | 열경화막 형성용 폴리에스테르 조성물 |
CN102369231A (zh) * | 2009-03-31 | 2012-03-07 | 日产化学工业株式会社 | 热固化膜形成用聚酯组合物 |
KR101736885B1 (ko) * | 2009-03-31 | 2017-05-17 | 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 | 열경화막 형성용 폴리에스테르 조성물 |
WO2010113945A1 (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-07 | 日産化学工業株式会社 | 熱硬化膜形成用ポリエステル組成物 |
JP5641250B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2014-12-17 | 日産化学工業株式会社 | 熱硬化膜形成用ポリエステル組成物 |
JP5641251B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2014-12-17 | 日産化学工業株式会社 | 熱硬化膜形成用ポリエステル組成物 |
KR101660827B1 (ko) | 2009-04-14 | 2016-09-28 | 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 | 열경화막 형성용 감광성 폴리에스테르 조성물 |
KR20120013941A (ko) * | 2009-04-14 | 2012-02-15 | 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 | 열경화막 형성용 감광성 폴리에스테르 조성물 |
JP2013032522A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-14 | Namics Corp | 半導体封止用液状エポキシ樹脂組成物及びそれを用いた半導体装置 |
US9150754B2 (en) * | 2012-07-17 | 2015-10-06 | Chi Mei Corporation | Liquid crystal alignment agent, and liquid crystal alignment film and liquid crystal display element formed from the liquid crystal alignment agent |
US20140024752A1 (en) * | 2012-07-17 | 2014-01-23 | Chi Mei Corporation | Liquid crystal alignment agent, and liquid crystal alignment film and liquid crystal display element formed from the liquid alignment agent |
CN105400524A (zh) * | 2014-09-04 | 2016-03-16 | 三星显示有限公司 | 光取向剂及液晶显示设备 |
US10061160B2 (en) | 2014-09-04 | 2018-08-28 | Samsung Display Co., Ltd. | Photoalignment agent, photoalignment layer, liquid crystal display device, and method of manufacturing the same |
CN105400524B (zh) * | 2014-09-04 | 2020-07-14 | 三星显示有限公司 | 光取向剂及液晶显示设备 |
US20160109759A1 (en) * | 2014-10-21 | 2016-04-21 | Samsung Display Co., Ltd. | Photoalignment agent, photoalignment film, liquid crystal display device, and method of manufacturing the same |
US10054820B2 (en) * | 2014-10-21 | 2018-08-21 | Samsung Display Co., Ltd. | Photoalignment agent, photoalignment film, liquid crystal display device, and method of manufacturing the same |
CN114015043A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-02-08 | 浙江道明光电科技有限公司 | 一种化学法制备聚酰亚胺粉末的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TWI417342B (zh) | 2013-12-01 |
JP5061709B2 (ja) | 2012-10-31 |
TW201343726A (zh) | 2013-11-01 |
TW200804517A (en) | 2008-01-16 |
TWI516525B (zh) | 2016-01-11 |
KR20080001617A (ko) | 2008-01-03 |
KR101414785B1 (ko) | 2014-07-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5061709B2 (ja) | 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜および液晶表示素子 | |
JP4930143B2 (ja) | 保護膜用組成物、カラーフィルター基板および液晶表示素子 | |
JP5298428B2 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物及び硬化膜 | |
JP5365563B2 (ja) | 液晶配向溶液 | |
JP5120580B1 (ja) | 液晶配向剤 | |
JP4569233B2 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物及び硬化膜 | |
JP4779670B2 (ja) | 熱硬化性重合体組成物 | |
JP2009185283A (ja) | 液晶配向溶液 | |
CN102559206A (zh) | 液晶取向剂、用其制备的液晶取向膜和液晶显示器 | |
JP2012180482A (ja) | マレイミド系高分子を含有する組成物、およびマレイミド系高分子共重合体の製造方法 | |
JP4806988B2 (ja) | ワニス組成物 | |
JP2011085891A (ja) | 液晶配向剤および液晶表示素子 | |
JP2009015038A (ja) | 液晶配向膜用組成物およびそれを用いた表示素子 | |
JP2008007623A (ja) | ナノインプリント用組成物 | |
JP5018197B2 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物及び硬化膜 | |
JP2012150503A (ja) | 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜および液晶表示素子 | |
JP6319581B2 (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 | |
JPH09291150A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物 | |
JP2009185213A (ja) | 熱硬化性組成物 | |
TWI776974B (zh) | 液晶元件的製造方法 | |
CN102604650A (zh) | 液晶取向剂、使用其制造的液晶取向膜和液晶显示器装置 | |
JP6756141B2 (ja) | 液晶配向剤、保護膜形成用重合体組成物、保護膜及びその製造方法、並びに液晶素子 | |
TW201943749A (zh) | 液晶配向劑、液晶配向膜、液晶元件、聚合物及化合物 | |
JP2004051698A (ja) | ワニス組成物、液晶配向剤、液晶配向膜および液晶表示素子 | |
JP2023084214A (ja) | ポリアミド酸およびそれを用いた熱硬化性組成物、硬化膜および液晶表示素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100226 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20110331 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20110511 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120322 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120710 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120723 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5061709 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |