JP2008013318A - リフター - Google Patents

リフター Download PDF

Info

Publication number
JP2008013318A
JP2008013318A JP2006186570A JP2006186570A JP2008013318A JP 2008013318 A JP2008013318 A JP 2008013318A JP 2006186570 A JP2006186570 A JP 2006186570A JP 2006186570 A JP2006186570 A JP 2006186570A JP 2008013318 A JP2008013318 A JP 2008013318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lift
stopper
cord
switch
lifter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006186570A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Nishisaka
忠 西坂
Kazuyoshi Shiraishi
一良 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Aluminium Co Ltd
Original Assignee
Nippon Aluminium Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Aluminium Co Ltd filed Critical Nippon Aluminium Co Ltd
Priority to JP2006186570A priority Critical patent/JP2008013318A/ja
Publication of JP2008013318A publication Critical patent/JP2008013318A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】防爆エリアを好適に利用できるリフターを提供する。
【解決手段】物品を保持するリフト本体14と、該リフト本体14を上下方向移動自在に案内するガイドレール13と、前記リフト本体14を吊り下げた状態で支持する索状体32と、該索状体32を介して前記リフト本体14を前記ガイドレール13に沿って上下に昇降させる昇降用アクチュエータ31と、を備えているリフターであって、前記昇降用アクチュエータ31をエア駆動式とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、製剤工場等で用いられるリフターに関するものである。
一般に、製剤工場では、薬品の材料を収納した容器をリフターによって昇降させるとともに反転させ、容器内の材料を各種製剤機器に供給する作業が行われる。この作業に用いるリフターとして、例えば、特許文献1に記載のものが公知である。
特許文献1記載のリフターは、容器を保持する容器把持部をガイドレールによって昇降自在に案内し、容器把持部をワイヤによって吊り下げると共に、該ワイヤの上端をホイスト装置からなる巻き上げ装置に連結し、巻き上げ装置の作動によって容器把持部をガイドレールに沿って上下に昇降させるようにしている。
容器把持部は、ガイドレールに摺動自在に噛み合う昇降体に、水平方向に配置された反転軸を介して連結されており、前記ワイヤを容器把持部に反転軸心回りに巻き付けると共に、巻き上げ装置によりワイヤを引き上げたときに、ワイヤの巻き付けが解かれるに従って容器保持部を反転軸心回りに反転させるようになっている。
特開平8−225156号公報
特許文献1のように、ワイヤ等の索状体を用いて容器保持部を吊り下げるタイプのリフターでは、索状体が劣化や損傷によって不慮に切れてしまったときの落下防止対策を講じる必要がある。特許文献1には、このような落下防止対策については開示されていない。また、樹脂製やゴム製のベルトを用いた索状体では、切断に対する対策がより重要である。
一方、製材工場等において防爆エリアに設置されるリフターには電気や油等の使用が制限されるため、容器保持部の昇降、反転等の駆動や、リフターの落下防止対策にも当然に電気等を使用することができない。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、防爆エリアでも使用可能なように、空気圧を用いて動作することができるリフターを提供することを目的とする。また、索状体が切れたとしても、好適にリフト本体の落下を防止することができるリフターを提供することを目的とする。
本発明は、物品を保持するリフト本体と、該リフト本体を上下方向移動自在に案内するガイドレールと、前記リフト本体を吊り下げた状態で支持する索状体と、該索状体を介して前記リフト本体を前記ガイドレールに沿って上下に昇降させる昇降用アクチュエータと、を備えているリフターであって、前記昇降用アクチュエータが、圧縮空気によって駆動されるエア駆動式とされていることを特徴とする。
また、本発明は、前記リフト本体が、物品を保持するとともに軸を介して反転可能に設けられた保持具と、該保持具を反転駆動する反転用アクチュエータと、を備えており、該反転用アクチュエータが、圧縮空気によって駆動されるエア駆動式とされていることを特徴とする。
また、本発明は、前記リフト本体が、上下方向の軸心回りに旋回可能に設けられており、前記リフト本体を旋回駆動する旋回用アクチュエータが備えられており、該旋回用アクチュエータが、圧縮空気によって駆動されるエア駆動式とされていることを特徴とする。
これらの構成によって、電気や油を使用できない防爆エリア等に設置されるリフターとして好適に利用することができる。
本発明は、物品を保持するリフト本体と、該リフト本体を上下方向移動自在に案内するガイドレールと、前記リフト本体を吊り下げた状態で支持する索状体と、該索状体を介して前記リフト本体を前記ガイドレールに沿って上下に昇降させるアクチュエータと、を備えているリフターであって、前記ガイドレールに対する前記リフト本体の上下方向移動を規制するストッパと、前記リフト本体及び前記索状体の一方に設けられ、前記ストッパを作動状態と非作動状態との間で切り換える、スイッチと、前記リフト本体及び前記索状体の他方に設けられ、前記スイッチを操作する、操作具と、を備えており、前記索状体が、前記リフト本体に対して上下方向に相対移動可能に連結されるとともに、少なくともその上方への相対移動が所定に規制されており、前記索状体が前記リフト本体に対する上方への相対移動限界位置へ移動した際に、前記ストッパを非作動状態にするように前記スイッチが操作具によって操作され、前記索状体が前記リフト本体に対する上方への相対移動限界位置から下方に移動した際に、前記ストッパを作動状態にするように前記操作具による前記スイッチの操作が解除されるように構成されていることを特徴とするものである。
上記索状体は、リフト本体に対して上下方向に相対移動可能であるが、通常は、リフト本体や保持している物品の自重によって上方への相対移動限界位置にあり、スイッチが操作具によって操作された状態になる。したがって、ストッパは非作動状態となり、リフト本体はガイドレールに沿って上下方向に移動可能となる。索状体が切れると、該索状体を上方への相対移動限界位置に規制しておく力(リフト本体等の自重)が少なくとも瞬間的に解かれるので、索状体がリフト本体に対して下方へ相対移動し、操作具によるスイッチの操作が解除される。したがって、ストッパが作動状態となり、リフト本体の落下を防止することができる。
前記ストッパは、圧縮空気が供給されることによって作動状態と非作動状態との間で切り換えられるように構成されており、前記スイッチは、前記ストッパへの圧縮空気の供給と停止を切り換えるバルブを有していることが好ましい。
これによれば、操作具によりスイッチを操作すると、ストッパへ圧縮空気が供給されるか又は断たれることによって、ストッパが非作動状態となり、操作具によるスイッチの操作を解除すると、ストッパへの圧縮空気が断たれるか又は供給されることによってストッパが作動状態となる。したがって、スイッチの操作により空気圧を用いてストッパを作動状態と非作動状態とに切り換えることが可能となり、電気や油を使用できない防爆エリア等に設置されるリフターとして好適に利用することができる。また、昇降用アクチュエータ、反転用アクチュエータ、又は、旋回用アクチュエータと同一の駆動源(圧縮空気供給源)を用いることができるので、装置全体の構成を簡素化することができる。
上記の場合、前記ストッパ及び前記スイッチが前記リフト本体に設けられ、前記操作具が前記索状体に設けられることが好ましい。これによって、スイッチとストッパとの相対移動がなくなり、両者間の圧縮空気の配管を容易に設けることができる。
前記索状体は、前記リフト本体に連結される連結体を有し、前記リフト本体は、所定の相対移動代をもって前記連結体を上下方向に相対移動可能に嵌合させる嵌合口を有し、前記相対移動代は、前記操作具による前記スイッチの操作と操作解除とを可能にする寸法に設定されていることが好ましい。
これによれば、簡単な構造で索状体をリフト本体に対して上下方向に相対移動可能に連結することができ、リフト本体と連結体との相対移動代によって、操作具によるスイッチの操作及び操作解除を確実に行うことができる。
本発明によれば、リフト本体の昇降や反転、或いは旋回に用いるアクチュエータとして、エア駆動式のものを用いているので、電気や油を用いることができない防爆エリア等に設置するリフターとして好適に採用することができる。また、本発明によれば、索状体が切れたとしても好適にリフト本体の落下を防止することができる。また、空気圧を用いてストッパを作動状態と非作動状態に切り換えるので、防爆エリアでも使用可能なリフターとして構成することができる。
(リフター10の全体構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係るリフター10の側面断面図であり、図2は、リフター10の平面図である。リフター10は、地面に設置される基台11と、基台11上に立設された支柱12と、支柱12の一側面に上下方向に渡って設けられたガイドレール13と、該ガイドレール13に上下昇降自在に案内されたリフト本体14とを備えている。また、支柱12には、リフト本体14を上下方向に昇降(移動)させる昇降機構15が設けられ、基台11には、支柱12を上下方向の軸心回りに旋回(回動)させる旋回機構16が設けられている。
リフト本体14は、薬品の原料等を収納した容器18(ドラム)を容器保持具19によって保持するとともに、該容器保持具19で保持した容器18を反転機構17によって水平軸心回りに反転させるようになっている。また、本実施形態のリフター10は、リフト本体14の落下を防止する落下防止装置20を備えている。
(基台11及び旋回機構16の構成)
図3は、基台11の平面図、図4は、図3のIV−IV矢視断面図である。基台11の上面には旋回テーブル22が設けてあり、この旋回テーブル22上に支柱12の基部が固定されている。旋回テーブル22は、基台11にベアリング23を介して上下方向の軸心O1回りに回転自在に支持されており、旋回テーブル22の下端には、ウォームホイール24が固定されている。ウォームホイール24には、水平方向に配置された中間軸25に設けられたウォームギヤ26が噛み合っており、該中間軸25の端部は、エア駆動式の旋回用アクチュエータ71に接続されている。本実施形態では、旋回用アクチュエータ71としてエアモータが用いられており、エアシリンダ71は、空気配管を介してコンプレッサ等の圧縮空気供給源に接続されている。
エアモータ71を駆動すると、中間軸25、ウォームギヤ26、ウォームホイール24を介して旋回テーブル22が軸心O1回りに旋回し、この旋回テーブル22上の支柱12が旋回するようになっている。ここに、旋回テーブル22、ウォームホイール24、ウォームギヤ26、中間軸25、エアモータ71等によって旋回機構16が構成されている。なお、図2には、90°回動させた状態のリフト本体14を2点鎖線で示している。
図2に示すように、支柱12の外側面には、コントロールボックス38が設けられている。図10は、図2のX矢視図であり、コントロールボックス38の表面には、旋回ボタン72,旋回戻しボタン73が設けられている。各ボタン72,73は、それぞれコントロールボックス38内に配置された旋回メカニカルバルブ(旋回開閉弁)74、旋回戻しメカニカルバルブ(旋回戻開閉弁)75に連動連結されている。各メカニカルバルブ74,75は、エアモータ71(図3)の正転側又は逆転側への空気配管をそれぞれ開閉(断接)するようになっている。したがって、旋回及び旋回戻しボタン72,73をそれぞれ操作することによって、エアモータ71を駆動し、支柱12及びリフト本体14を旋回及び旋回戻し動作させるようになっている。
(昇降機構15の構成)
図1に示すように、昇降機構15は、支柱12内で上下方向に伸縮するように配置されたエアシリンダ(エア駆動式の昇降用アクチュエータ)31と、該エアシリンダ31によって長手方向に移動するタイミングベルト(索状体)32と、を備えている。エアシリンダ31は、下部にシリンダチューブ31Aを備え、シリンダチューブ31Aから上方へシリンダロッド31Bを出退移動(摺動)可能に備えている。シリンダロッド31Bの先端には、クレビス33を介して昇降ローラ34が水平軸心回りに回転自在に支持されている。エアシリンダ31は、空気配管を介してコンプレッサ等の圧縮空気供給源に接続されている。
タイミングベルト32は、一端32Aが支柱12上部の内側面(反ガイドレール13側の内側面)に固定されている。タイミングベルト32は、前記一端32Aから下方に延びると共に昇降ローラ34の下側に巻掛けられたのち上方に延び、ガイドレール13の上側に回転自在に支持された中継ローラ35の上側に巻掛けられている。更に、タイミングベルト32は、中継ローラ35から下方に延び、他端がリフト本体14に連結されている。
エアシリンダ31に圧縮空気を供給し、シリンダロッド31Bを下方に摺動すると、昇降ローラ34が下方に移動し、リフト本体14がタイミングベルト32に吊り下げられた状態で引き上げられ、上昇するようになっている。また、リフト本体14は、エアシリンダ31への圧縮空気の供給を停止してシリンダロッド31Bを上方に摺動可能な状態とすることによって、自重で下降するようになっている。
エアシリンダ31は、例えば特開平11−210709号公報等にて公知なように、ロック機構37付きのものが用いられている。ロック機構37は、バネによる付勢力の作用によってシリンダロッド31Bを固定するとともに、圧縮空気が供給されることによってバネに抗してシリンダロッド31Bの固定を解除する構成となっている。ロック機構37は、空気配管を介して圧縮空気供給源に接続されている。
図10に示すように、コントロールボックス38の表面には、リフト本体14を上昇及び下降させるための上昇ボタン39及び下降ボタン40が設けられ、上昇ボタン39及び下降ボタン40は、それぞれコントロールボックス38内に配置された上昇用メカニカルバルブ(上昇用開閉弁)41及び下降用メカニカルバルブ(下降用開閉弁)42に連動連結されている。
上昇用メカニカルバルブ41及び下降用メカニカルバルブ42は、それぞれ圧縮空気供給源とロック機構37(図1)とを接続する空気配管を開閉(断接)するようになっている。したがって、上昇ボタン39又は下降ボタン40を押して上昇用メカニカルバルブ41又は下降用メカニカルバルブ42を開くと、ロック機構37に圧縮空気が供給され、シリンダロッド31B(図1)の固定が解除されてリフト本体14が上下方向に移動可能な状態となる。
また、上昇ボタン39を押して上昇用メカニカルバルブ41を開くと、エアシリンダ31にも圧縮空気が供給され、シリンダロッド31Bが下方に摺動してリフト本体14が上昇するようになっている。下降ボタン40を押して下降用メカニカルバルブ42を開くと、リフト本体14が自重によって下降するようになっている。
(リフト本体14及び反転機構17の構成)
図5は、リフト本体14の側面断面図であり、図7は、図5のVII−VII矢視図である。リフト本体14は、ガイドレール13と平行に配置されたベースプレート(ベース体)43を備えており、該ベースプレート43の後面(ガイドレール13側の面)にはガイドシュー44が設けられ、該ガイドシュー44は、ガイドレール13に摺動自在に嵌合している。ベースプレート43の前面(反ガイドレール13側の面)には、リフト枠45が固定されており、該リフト枠45は、ベースプレート43にボルト等により固定される取付板45Aと、該取付板45Aの前面に取り付けられた枠部材45Bとを有する。
図2に示すように、枠部材45Bは、平面視のコの字形に形成され、枠部材45Bの左右の腕46A,46Bの間には、容器保持具19が配置されている。容器保持具19は、容器18の外周面全周をクランプすることによって保持するものである。容器保持具19は、枠部材45Bの各腕46A,46Bに、水平方向に配置された反転軸48A,48Bを介して回転自在に支持されている。
反転機構17は、圧縮空気供給源に空気配管を介して接続された正逆回転可能なエアモータ(エア駆動式の反転用アクチュエータ)49と、該エアモータ49を一方の反転軸48Bに連結する減速機50とを有する。そして、エアモータ49を駆動することによって、一方の反転軸48Bを回転させ、容器保持具19で保持した容器18を上下方向に反転させるようになっている。図1には、リフト本体14を上昇し、容器18を反転させた状態を2点鎖線で示している。
図10に示すように、コントロールボックス38の表面には、前述の上昇ボタン39、下降ボタン40等に加えて、反転ボタン52及び反転戻ボタン53が設けられている。各ボタンは、それぞれコントロールボックス38内に配置された反転メカニカルバルブ(反転開閉弁)54、反転戻メカニカルバルブ(反転戻開閉弁)55に連動連結されている。各メカニカルバルブ54,55は、エアモータ49の正転側又は逆転側への空気配管をそれぞれ開閉(断接)するようになっている。したがって、反転及び反転戻ボタン52,53をそれぞれ操作することによって、エアモータ49を駆動し、容器保持具19で保持した容器18を反転及び反転戻し動作させるようになっている。
(落下防止装置20の構成)
図5及び図7に示すように、落下防止装置20は、リフト本体14のベースプレート43の後面に設けられたストッパ56と、該ストッパ56を作動状態と非作動状態との間で切り換えるスイッチ57と、該スイッチ57を操作する操作具58と、を有している。
ストッパ56は、従来公知のものが用いられており、例えば図9に示すように、バネ59の付勢力により楔部材60を介してガイドレール13を両側からクランプ部材60Aによりクランプし、ガイドレール13に対するリフト本体14の上下方向の移動を規制するようになっている。また、ストッパ56は、圧縮空気供給源に空気配管を介して接続されており、矢印Fに示すように楔部材60に空気圧を付与することによって、バネ59に抗してクランプを解除し、リフト本体14の上下移動を許容するようになっている。
図5及び図7に示すように、前記スイッチ57は、取付板45Aに取り付けられている。該スイッチ57は、メカニカルバルブ(切換用開閉弁)により構成されており、ストッパ56へ圧縮空気を供給するための空気配管を開閉(断接)するようになっている。スイッチ57の下面には、バルブを開閉する被押圧部61が突設されており、被押圧部61を上方へ押すとバルブが開き、圧縮空気源からストッパ56に圧縮空気が供給され、ストッパ56が解除されるようになっている。被押圧部61への押圧を解除すると、被押圧部61はバネの付勢力によって下方に突出し、ストッパ56への圧縮空気が断たれ、ストッパ56が作動するようになっている。
タイミングベルト32は、下端部に連結ブロック(連結体)62を備えている。具体的に、連結ブロック62は、正面視四角形状に形成されており、ボルトによって互いに連結される前後のブロック片62a,62bでタイミングベルト32を挟持することにより固定されている。
連結ブロック62の前面には、取付体63が前方突出状に設けられ、この取付体63に操作具58が固定されている。本実施形態の操作具58はボルトよりなり、取付体63に下方から螺合されるとともにロックナット64で固定され、先端が取付体63から上方に突出している。
ベースプレート43には、前記連結ブロック62を嵌合させる嵌合口65が前後に貫通して形成されている。この嵌合口65は、連結ブロック62の横幅(左右幅)よりも僅かに大きい横幅と、連結ブロック62の縦幅(上下幅)よりも大きな縦幅Tとを有する正面視四角形に形成されている。したがって、連結ブロック62と嵌合口65との間には上下方向の隙間tが形成され、この隙間tの分だけ連結ブロック62がベースプレート43に対して上下方向に相対移動可能となっている。つまり、隙間tは、リフト本体14に対するタイミングベルト32の相対移動代となっている。取付板45Aの中央部には連結ブロック62を貫通させる開口45Cが形成されている。
連結ブロック62は、ベースプレート43の背面側から嵌合口65に嵌合され、操作具58は、ベースプレート43の前面側で、スイッチ57の被押圧部61の真下に配置されている。そして、嵌合口65内で連結ブロック62が最上位に配置されると(連結ブロック62の上端面が嵌合口65の上縁65Aに当接すると)、操作具58の先端によってスイッチ57の被押圧部61が押され、スイッチ57のバルブが開いてストッパ56に圧縮空気が供給される。これによって、ストッパ56が解除され、リフト本体14が上下方向に移動可能となる。
図6は、リフト本体14の側面断面図であり、スイッチ57から操作具58が離れた状態を示している。図8は、図6のVIII−VIII矢視図である。連結ブロック62が、嵌合口65内で下方に移動すると、スイッチ57の被押圧部61から操作具58が離れ、スイッチ57のバルブが閉じてストッパ56への圧縮空気の供給が停止する。これにより、ストッパ56はバネ59(図9)の付勢力によって作動状態となり、リフト本体14の上下方向の移動が規制されるようになっている。
(リフター10の動作)
図1に実線で示すように、容器18が地面に置かれた状態にあるとき、図6及び図8に示すように、タイミングベルト32に設けた連結ブロック62は、嵌合口65内で下方に移動した状態となり、操作具58がスイッチ57から離れている。したがって、ストッパ56は作動状態となり、リフト本体14の上下方向の移動が規制される。
上昇ボタン39(図10)を押してエアシリンダ31(図1)を作動すると、タイミングベルト32が引き上げられ、連結ブロック62が嵌合口65内を上方に移動し、図5及び図7に示すように、スイッチ57の被押圧部61が操作具58によって押される。これによってストッパ56が解除され、リフト本体14が上昇可能な状態となる。また、連結ブロック62は、嵌合口65の上縁65Aに当接することによってそれ以上の相対移動が規制されるため、リフト本体14を共に上昇させるようになっている。
図1に示すように、リフト本体14を所望の高さにまで上昇したあと、旋回機構16を駆動して容器18を軸心O1回りに旋回し、反転機構17を駆動して容器18を反転し、内部の材料を図示しない製剤機器等に投入する。
リフト本体14を上昇している間や旋回又は反転動作を行っている間等に、タイミングベルト32が切れてしまうと、連結ブロック62にかかっていたリフト本体14からの荷重が解かれ、連結ブロック62が嵌合口65内で下方に相対移動するとともに被押圧部61がバネの作用で下方に突出し、操作具58がスイッチ57の被押圧部61から離れる。これによりストッパ56が作動状態となり、リフト本体14の下降が規制される。
したがって、タイミングベルト32が切れたとしても、リフト本体14の落下を確実に防止することができ、容器18の損傷等を防止するとともに容器内の材料を保護することができる。また、ストッパ56は、圧縮空気が供給されることによって作動状態と非作動状態との間で切り換えられ、スイッチ57は、リフト本体14と連結ブロック62との相対移動によってストッパ56への圧縮空気の供給・停止を切り換えるので、電気や油を用いることなく落下防止装置20を構成することができ、防爆エリアに設置されるリフター10に好適に採用することができる。
また、昇降機構15、旋回機構16及び反転機構17も空気圧を用いて駆動されるものであるので、防爆エリアに設置されるリフター10として採用することができる。
連結ブロック62よりも大きい縦幅Tの嵌合口65をベースプレート43に形成し、該嵌合口65に連結ブロック62を嵌合しているので、簡単な構造でタイミングベルト32をリフト本体14に上下方向に相対移動可能に連結することができる。また、嵌合口65の縦幅Tを所定に寸法に設定することによって、スイッチ57の操作及び操作解除を確実に行うことができる。また、操作具58としてボルトを使用しているので、取付体63に対するボルトの螺合量を変えることによって、スイッチ57の操作具合(操作感度)を微調整することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されることなく適宜設計変更可能である。例えば、次のように構成することができる。
(1)落下防止装置20において、スイッチ57を連結ブロック62側に設け、操作具58をリフト本体14側に設けることができる。但し、上記実施形態のように、スイッチ57とストッパ56とを共にリフト本体14側に設けると、両者が相対移動しなくなり、両者間の空気配管を容易に設けることができるという利点がある。
(2)ストッパ56は、圧縮空気を供給することによって作動状態となり、圧縮空気を絶つことによって非作動状態となるように構成することもできる。この場合、スイッチ57は、操作具58で操作することによってバルブを閉じ、操作を解除することによってバルブを開くように構成すればよい。
(3)索状体32は、タイミングベルトに限らず、ロープやチェーン等であってもよい。
(4)各アクチュエータ31,49,71は、異なる種類のエア駆動式のアクチュエータとしてもよい。例えば、エアシリンダからなるアクチュエータをエアモータとしたり、その逆としたりすることができる。
(5)本発明のリフターは、反転機構17や旋回機構16を備えていないものであってもよい。また、反転機構17や旋回機構16を手動式としてもよい。
本発明は、薬品材料用のリフターや、各種物品の昇降に用いるリフターに好適に利用可能である。
本発明の第1実施形態に係るリフターの側面断面図である。 リフターの平面図である。 基台の平面図である。 図3のIV−IV矢視断面図である。 リフト本体の側面断面図である。 リフト本体の側面断面図である。 図5のVII−VII矢視図である。 図6のVIII−VIII矢視図である。 ストッパの一例を示す概略図である。 図2のX矢視図である。
符号の説明
10 リフター
13 ガイドレール
14 リフト本体
15 昇降機構
16 旋回機構
17 反転機構
18 容器
20 落下防止装置
31 エアシリンダ
49 エアモータ
56 ストッパ
57 スイッチ
58 操作具
62 連結ブロック
65 嵌合口
71 エアモータ
t 隙間

Claims (7)

  1. 物品を保持するリフト本体と、該リフト本体を上下方向移動自在に案内するガイドレールと、前記リフト本体を吊り下げた状態で支持する索状体と、該索状体を介して前記リフト本体を前記ガイドレールに沿って上下に昇降させる昇降用アクチュエータと、を備えているリフターであって、前記昇降用アクチュエータが、圧縮空気によって駆動されるエア駆動式とされていることを特徴とするリフター。
  2. 前記リフト本体が、物品を保持するとともに反転軸を介して反転可能に設けられた保持具と、該保持具を反転駆動する反転用アクチュエータと、を備えており、該反転用アクチュエータが、圧縮空気によって駆動されるエア駆動式とされていることを特徴とする請求項1記載のリフター。
  3. 前記リフト本体が上下方向の軸心回りに旋回可能に設けられており、
    前記リフト本体を旋回駆動する旋回用アクチュエータが備えられており、
    該旋回用アクチュエータが、圧縮空気によって駆動されるエア駆動式とされていることを特徴とする請求項1又は2記載のリフター。
  4. 前記ガイドレールに対する前記リフト本体の上下方向移動を規制するストッパと、
    前記リフト本体及び前記索状体の一方に設けられ、前記ストッパを作動状態と非作動状態との間で切り換える、スイッチと、
    前記リフト本体及び前記索状体の他方に設けられ、前記スイッチを操作する、操作具と、を備えており、
    前記索状体が、前記リフト本体に対して上下方向に相対移動可能に連結されるとともに、少なくともその上方への相対移動が所定に規制されており、
    前記索状体が前記リフト本体に対する上方への相対移動限界位置へ移動した際に、前記ストッパを非作動状態にするように前記スイッチが前記操作具によって操作され、
    前記索状体が前記リフト本体に対する上方への相対移動限界位置から下方に移動した際に、前記ストッパを作動状態にするように前記操作具による前記スイッチの操作が解除されるように構成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のリフター。
  5. 前記ストッパは、圧縮空気が供給されることによって作動状態と非作動状態との間で切り換えられるように構成されており、
    前記スイッチが、前記ストッパへの圧縮空気の供給と停止を切り換えるバルブを有していることを特徴とする、請求項4記載のリフター。
  6. 前記ストッパ及び前記スイッチが前記リフト本体に設けられ、前記操作具が前記索状体に設けられていることを特徴とする、請求項5記載のリフター。
  7. 前記索状体が、前記リフト本体に連結される連結体を有しており、
    前記リフト本体が、所定の相対移動代をもって前記連結体を上下方向に相対移動可能に嵌合させる嵌合口を有しており、
    前記相対移動代が、前記操作具による前記スイッチの操作と操作解除とを可能にする寸法に設定されていることを特徴とする、請求項4記載のリフター。
JP2006186570A 2006-07-06 2006-07-06 リフター Pending JP2008013318A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006186570A JP2008013318A (ja) 2006-07-06 2006-07-06 リフター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006186570A JP2008013318A (ja) 2006-07-06 2006-07-06 リフター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008013318A true JP2008013318A (ja) 2008-01-24

Family

ID=39070738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006186570A Pending JP2008013318A (ja) 2006-07-06 2006-07-06 リフター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008013318A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126298A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Fujitsu Ltd 把持ユニットおよびリフター
JP2010150004A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Muratec Automation Co Ltd 搬送台車
JP2011105428A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Miura:Kk 水圧リフター
JP2011178386A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Giuliano Group Spa 車両のポストリフト
KR101122358B1 (ko) 2009-12-30 2012-03-23 오성경 알약 원료 투입장치
CN102699122A (zh) * 2012-05-14 2012-10-03 无锡平盛科技有限公司 工字轮收线机上的托升机构
KR101196371B1 (ko) 2010-09-28 2012-11-01 주식회사 세종파마텍 약재자동공급장치
CN103979316A (zh) * 2014-05-23 2014-08-13 湖州博仁纺织品有限公司 一种纺织用的倒管装置
CN103979315A (zh) * 2014-05-23 2014-08-13 湖州博仁纺织品有限公司 一种新型倒管装置
CN107416524A (zh) * 2017-07-31 2017-12-01 梅苏鸿 一种自动装料机及其控制系统
CN107555192A (zh) * 2017-10-27 2018-01-09 饶胜智 一种垃圾回收用便于倾倒垃圾桶的辅助装置
CN108773686A (zh) * 2018-06-29 2018-11-09 潍坊中和食品有限公司 重型馅料提升卸料机
KR101937871B1 (ko) 2018-05-11 2019-01-11 유수비 리프팅 장치
CN111137515A (zh) * 2020-02-24 2020-05-12 广东鸿信食品有限公司 一种纸屑清理机
CN113735012A (zh) * 2021-09-06 2021-12-03 德润建安工程集团有限公司 一种用于厂房建筑施工中高空结构体的安装装置
WO2024123820A1 (en) * 2022-12-06 2024-06-13 FUJIFILM Irvine Scientific, Inc. System and method for lifting and orienting a chamber

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126298A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Fujitsu Ltd 把持ユニットおよびリフター
JP2010150004A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Muratec Automation Co Ltd 搬送台車
JP2011105428A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Miura:Kk 水圧リフター
KR101122358B1 (ko) 2009-12-30 2012-03-23 오성경 알약 원료 투입장치
JP2011178386A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Giuliano Group Spa 車両のポストリフト
KR101196371B1 (ko) 2010-09-28 2012-11-01 주식회사 세종파마텍 약재자동공급장치
CN102699122A (zh) * 2012-05-14 2012-10-03 无锡平盛科技有限公司 工字轮收线机上的托升机构
CN103979315B (zh) * 2014-05-23 2016-02-17 湖州博仁纺织品有限公司 一种倒管装置
CN103979315A (zh) * 2014-05-23 2014-08-13 湖州博仁纺织品有限公司 一种新型倒管装置
CN103979316B (zh) * 2014-05-23 2016-02-10 湖州博仁纺织品有限公司 一种纺织用的倒管装置
CN103979316A (zh) * 2014-05-23 2014-08-13 湖州博仁纺织品有限公司 一种纺织用的倒管装置
CN107416524A (zh) * 2017-07-31 2017-12-01 梅苏鸿 一种自动装料机及其控制系统
CN107555192A (zh) * 2017-10-27 2018-01-09 饶胜智 一种垃圾回收用便于倾倒垃圾桶的辅助装置
KR101937871B1 (ko) 2018-05-11 2019-01-11 유수비 리프팅 장치
CN108773686A (zh) * 2018-06-29 2018-11-09 潍坊中和食品有限公司 重型馅料提升卸料机
CN108773686B (zh) * 2018-06-29 2023-10-03 潍坊中和食品有限公司 重型馅料提升卸料机
CN111137515A (zh) * 2020-02-24 2020-05-12 广东鸿信食品有限公司 一种纸屑清理机
CN113735012A (zh) * 2021-09-06 2021-12-03 德润建安工程集团有限公司 一种用于厂房建筑施工中高空结构体的安装装置
CN113735012B (zh) * 2021-09-06 2022-11-11 德润建安工程集团有限公司 一种用于厂房建筑施工中高空结构体的安装装置
WO2024123820A1 (en) * 2022-12-06 2024-06-13 FUJIFILM Irvine Scientific, Inc. System and method for lifting and orienting a chamber

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008013318A (ja) リフター
US8156874B2 (en) Overhead conveyor
JP5485656B2 (ja) 補償重量切換式荷重補償装置
KR19980063598A (ko) 물품파지장치
JP2011178386A (ja) 車両のポストリフト
US4238169A (en) Handling device for vehicle frames
JP4635152B2 (ja) 処理物袋詰め装置
KR101610928B1 (ko) 중량물의 회동이 가능한 마그네틱 리프트 장치
US3610584A (en) Lowering device mechanism
US5085557A (en) Large part rollover device
JP4663253B2 (ja) 吊り具
KR100911321B1 (ko) 이중안전장치가 구성된 인양수문용 권양기
KR100711808B1 (ko) 고온 조업용 오토 통의 자동제어장치
KR100488919B1 (ko) 열차차량의 하부작업용 리프트
CN110844818A (zh) 一种防松提升机
EP1547964A1 (en) A lifting apparatus
JP2008081218A (ja) エレベータ用巻上装置
JPH0618220Y2 (ja) アーク炉における電極昇降用マストの落下防止装置
CN203382380U (zh) 电动抓斗
US1236089A (en) Soaking-pit crane.
KR200424720Y1 (ko) 고온 조업용 오토 통의 자동제어장치
CN210392610U (zh) 伸缩剪刀架防卡阻机构及安葬输送装置
KR950007229Y1 (ko) 전동식 수동 조작 리프트
JP2008074558A (ja) エレベーター用昇降制限装置の動作試験装置
KR20040026569A (ko) 통스 크레인 슬래브 추락 방지 장치