JP2008013076A - 車両用シート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外観性能に優れ、本来の荷室の機能を阻害することなく円滑に荷物を荷室に移動して収納できる車両用シート装置を提供する。
【解決手段】 車両用シート装置100は、ラゲージルームR内を仕切るガードネットS及びラゲージルームRの床を形成するフロアボード40,41を有するラゲージフロア20を備えている。ガードネットSは、未使用時には、ネット先端部33も含みラゲージフロア20の下方に格納されており、使用時には、フロアボード40及び41の間の隙間S1からラゲージルームR内へ引き出される。これにより、ガードネットSの未使用時にはネット先端部33がラゲージフロア20に露出しないため、外観性能に優れたラゲージルームRを形成することができると共に、ラゲージフロア20に凹凸がないため、円滑に荷物をラゲージルームRに収納することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用シート装置に関する。
従来、自動車の後部荷室であるラゲージルームに搭載された荷物が急ブレーキなどで客室側に飛び込むのを防止するガードネットを備えた車両用保持装置が提案されている(特許文献1、特許文献2)。特許文献1の車両用保持装置は、荷室の床面を構成するリアフロアパネルの開口部を閉塞するフロアボードに固設された巻取装置から荷物シート部材であるネットが引き出しできるように構成されている。このフロアボードの裏面には巻取装置が固定されており、フロアボードの巻取装置が固定された裏面側に対応する表面には、巻取装置に収容されているネットを引き出すためのスリットが設けられている。また、このスリット内から引き出されるネットの引き出し端には棒状の補強部材が設けられている。
また、特許文献2に記載の車両用保持装置は、トランクルーム床下の中空室の凹部に巻取装置が格納されており、その凹部の上方はカバーにより塞がれている。使用時には巻取装置からカバーを介してネットが荷室内へ引き出される。
特開2001-315581号公報 特表2002-511357号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、床面を形成するフロアボード表面にネットを引き出すスリットが設けられているため、このスリットにより床面に凹凸が形成されてしまう。これにより、荷物を床面に対して水平移動した際にスリットのある床部分で荷物が引掛かってしまうため、円滑に荷物を荷室で移動することができないという問題があった。また、ネットが完全に巻取装置に収容されない不具合が生じた場合では、補強部材を有するネットの引き出し端が床面に露出してしまい床面が凹凸となり、上述同様の問題を抱える結果を招いていた。更に、ネットの未使用時では、ネットの引き出し端が荷室から視認できるため、見栄えが悪いという問題もあった。
また、特許文献2に示す技術においては、見栄えをよくするため、巻取装置が格納される凹部を塞ぐためのカバーを床に設けている。このカバーにより床面に凹凸が形成されてしまい、荷物を床面に対して水平移動した際にカバーのある部分で荷物が引っ掛かってしまう。このため、特許文献1と同様に、荷物を円滑に移動することができないという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題点を鑑みてなされたもので、外観性能に優れ、本来の荷室の機能を阻害することなく、床面に対して円滑に荷物を移動できる車両用シート装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明における車両用シート装置は、荷室内のフロアの一部を形成すると共に開閉可能なフロア部材と、前記フロア部材の下方に配置される収納部と、前記収納部に収納され使用時に前記荷室内に引き出され所定の部位に係止されるシート部材とを備え、前記フロア部材は、前記シート部材を前記荷室内に引き出し後に閉じることができるよう隣接するフロアとの間に所定の間隔をあけて配置されている。これにより、フロア部材と隣接するフロア間の隙間を通してシート部材を引き出すことができる。フロア部材や隣接するフロアによりシート部材は覆われているため、特別なカバーやスリットを設ける必要はない。よって外観性能を向上させることができる。また、フロア部材の表面には特別なカバーやスリットが露出することがないことから、フロア部材の表面は凹凸とならならないため、床面に対して荷物をスムーズに水平移動させることができる。
また、前記収納部は、前記荷室の下方に配置され収納物を収納可能なトレー内に設けられている。これによりシート部材を収納する部材を別途設ける必要がないので製作工数及び制作費の削減を図ることができる。
また、前記フロア部材は、中折れ可能に構成され、前記シート部材は、前記フロア部材の中折れ動作に応じて前記荷室内に取り出される。これにより、シート部材は、フロア部材の中折れ動作に応じて荷室内に容易に取り出すことができる。また、前記フロア部材は表皮により覆われているのが好ましい。これにより表皮の毛足により隣接するフロアとの間の間隔を隠すことができるため、外観性能を向上させることができる。
本発明によれば、外観性能に優れ、本来の荷室の機能を阻害することなく円滑に荷物を荷室に移動して収納できる車両用シート装置を提供することができる。
以下、本発明における車両用シート装置について添付図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
本発明の車両用シート装置100について図1乃至図7を用いて説明する。図1は本発明の車両用シート装置の分解斜視図、図2は図1に示す車両用シート装置の組立前のA−A断面図、図3は図1に示す車両用シート装置の組立後の後方斜視図、図4は図3に示す車両用シート装置の組立後のB−B断面図、図5は荷室内にシート部材を引き出した状態の斜視図である。
車両用シート装置100の組立てについて図1乃至図4を用いて説明する。図1及び図2において、参照符号100は車両用シート装置、20はラゲージフロアを示す。リアシートバック11の後方側には、ラゲージルームRが設けられている。ラゲージフロア20はラゲージルームRの床面を構成する。このラゲージフロア20の下方には荷物収容部21,22を有するトレー30が設けられている。各々の荷物収容部21,22はトレー30内に車幅方向に沿って広がるように形成されており、内部には小物等の荷物が収容される。荷物収容部21の底面21aは荷物収容部22の底面22aの面積より小さい形成されている。
トレー30の荷物収容部21,22の間にはガードネット(シート部材)Sのネット先端部33を収納する収容部23が設けられている。収容部23は、荷物収容部21,22と同様に車幅方向に沿って溝状に形成されており、収容部23の底部23Aには、貫通する開口部23aが形成されている。収容部23の溝の深さは、ネット先端部33及び巻取装置31の配置を考慮して荷物収容部21,22の溝の深さより浅い。この開口部23aの車幅方向の長さは、係止シャフト34を考慮して底部23Aの車幅方向の長さより短い。また、収容部23が形成されたラゲージフロア20の両側端の下面には一対の支持部24が設けられている。
ガードネットSは網目状のネットであり、ラゲージルームR内に収容された荷物を保持するものである。また、ガードネットSは荷物を保持するだけでなく、ラゲージルームR内を仕切る仕切部材としても使用できる。巻取装置31は、収容部23の底部23Aの下方で、かつ、荷物収容部21,22の対向する側壁21b,22bの間に配置されている。巻取装置31により、ガードネットSは巻取り及び引き出すことができる。収容部23の底部23Aの下方で、かつ荷物収容部21、22の対向する側壁21b、22bの間に空間がフロア部材の下方に配置される収納部である。ここではガードネットSを収納する収納部は、荷室の下方に配置され収納物を収納可能なトレー30内に設けられている。そして、シート部材であるガードネットSはこの収納部に収納され使用時に荷室内に引き出され所定の部位に係止される。
巻取装置31の両端は、巻取り軸31aを受ける一対の軸受け32により固定される。軸受け32はラゲージフロア20の両側端の下面に設けられた支持部24によって支持される。また、ガードネットSの車幅方向の長さは、開口部23aの車幅方向の長さに対応している。ガードネットSは引き出し側の先端に帯状のネット先端部33が設けられている。ネット先端部33内には、ラゲージルームRの両側壁25等に係止される棒状の係止シャフト34が設けられている。係止シャフト34の車幅方向の長さは、ガードネットSの車幅方向の長さより長く、かつ収容部23の底部23Aの車幅方向の長さより長い。尚、車両シート装置100は、シート部材としてガードネットを用いているが、本発明はこれに限定するものではなく、網目のないシート等であっても良い。
底部23A及び開口部23a,ガードネットS及び係止シャフト34のそれぞれの車幅方向の長さの関係により、ガードネットSは、収容部23の底部23Aの下方に配置された巻取装置31により収容部23の開口部23aを介して引き出し及び巻き取り可能に構成されている。また、巻取り時には、係止シャフト34の両端が収容部23の底部23Aの両端に支持されるので、ガードネットSが巻取装置31により巻き取られた際には、ネット先端部33は、収容部23内に収容される。また、巻取装置31からガードネットSを引き出す際、収容部23内のネット先端部33に長手中央に配置された引き出し紐35を引くことによりガードネットSを引き出すことができる。
図3及び図4に示すように、ラゲージフロア20を構成するフロアボード40,41は、例えば、ポリプロピレンビーズ発泡成形体等の芯材40a,41a及びこの芯材40a,41の表裏両面側を被覆するクロス、不織布、カーペット等の表皮材40b,41bから成る矩形の一対の分割ボードにて構成されたものである。フロアボード40、41が荷室内のフロアの一部を形成すると共に開閉可能なフロア部材である。フロアボード41は、ガードネットSを荷室内に引き出し後に閉じることができるよう隣接するフロアボード40との間に所定の間隔をあけて配置されている。
フロアボード40の車幅方向の長さはフロアボード41と同じ長さであり、フロアボード41の車体前後方向の長さはフロアボード40の長さより長い。また、フロアボード40は、荷物収容部21上に配置され荷物収容部21の上方を塞ぐものである。フロアボード41は、荷物収容部22上に配置され荷物収容部22の上方を塞ぐものである。フロアボード40及び41は、ヒンジを介して車体後方から車体前方に向けて開くように開閉可能に構成されている。
フロアボード40,41が、荷物収容部21,22上に置かれると、フロアボード40の下面40Aは、荷物収容部21及び収容部23を連結する連結部26に当接し、フロアボード41の下面41Aは、収容部23及び荷物収容部22を連結する連結部27に当接する。これにより、各々の荷物収容部21,22はフロアボード40,41によって閉塞されると共に、フロアボード40及びフロアボード41の間にはガードネットSが挿通できる隙間S1が形成される。この隙間S1は、互いに対向するフロアボード40,41の側面40B,41Bにより規定される。ここでは、隙間S1は収容部23の開口部23aの車体前後方向の間隔S2より狭い。実際には、フロアボード40及びフロアボード41の間の隙間S1は、側面40B,41Bの表皮40b,41bの毛脚によって、ラゲージルームRから収容部23内のガードネットSのネット先端部33が視認することができないぐらいの隙間である。尚、隙間S1は、ガードネットSの厚みによって種々変更することができる。
次に、車両用シート装置100の動きについて図3,図5乃至図7を用いて説明する。図3及び図5に示すように、ガードネットSを使用しないときは、フロアボード40,41は、荷物収納部21,及び22上に置かれており、ガードネットSを使用するときは、図示しない回転ヒンジを介しフロアボード40を車体前方へ開いて、収容部23内に配置されたネット先端部33を取り出して、ガードネットSをラゲージルームR内に引き出す。この際、フロアボード40及びフロアボード41の間の隙間Sがあるので、ネット先端部33をラゲージルームR内に取り出した後でも、フロアボード40を閉じることができる。
図6はシート部材の使用状態を示す図である。図6に示すように、トノカバー収納ボックス50がラゲージルームRの両側壁25に取り付けられている。このトノカバー収納ボックス50には、ラゲージフロアRに対して平行に延びるトノカバー(図示省略)が収納される。ここでは、トノカバー収納ボックス50の車幅方向の長手の一部を省略して示している。そして、トノカバー収納ボックス50のラゲージフロア20側の面にはネット先端部33の係止シャフト34を係止する係止部(図示省略)が設けている。ガードネットSはラゲージフロア20に対して垂直方向に引き出され、ネット先端部33の係止シャフト34が、フロアボード40及び41の間の上方に取り付けされたトノカバー収納ボックス50の係止部(図示省略)に係止される。
これにより、ラゲージルームRは、ガードネットSによってラゲージルームRを車体前後方向に仕切ることができる。荷物60をガードネットSによって仕切られたリアシートバック11の背面とガードネットSの間のラゲージルームRの空間に収納できる。その結果、車両の移動中、荷物60に車体前後方向に対する力が働いた場合でも、荷物60をガードネットS及びリアシートバック11によって移動を防ぐことができる。
図7はシート部材の別の使用状態を示す図である。図7に示すように、ガードネットSはフロアボード41の上面を覆うように使用することもできる。ガードネットSは、ラゲージルームRの後方へ引き出され、ネット先端部33の係止シャフト34の両端がラゲージルームRの後方の車体部分70に取り付けられたフック(図示省略)に係止される。これにより、荷物60がフロアボード41上に置かれた場合、ネット先端部33の係止シャフト34を車体部分70に係止させておくことで、荷物60をガードネットSにより保持できる。その結果、車体前後方向のみならず車体上下方向の力が荷物60に働いた場合でも、荷物60の移動を防止することができる。
以上の通り、車両用シート装置100は、ガードネットSの未使用時には、ガードネットSのネット先端部33が収容部23内に収容されるため、ラゲージフロア20の床面が凹凸となることなくフラットな面となる。これにより、図示しないバックドアから荷物をラゲージフロア20に置いて荷物を車体前方に水平移動させても、荷物をスムーズに移動させることができる。また、ラゲージフロア20にはガードネットSのネット先端部33が露出することがないため、ラゲージフロア20の外観性能を損なうこともない。更に、フロアボード40,41の間からガードネットSを引き出すようにしているため、従来のようにラゲージフロアに特別なスリットやカバーなど設ける必要がない。
尚、本実施例では、巻取装置31を荷物収容部21,22の間に配置した場合の例について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば車体パネルの間に巻取装置を配置したものであっても良い。また、一つのフロアボード40が開くことによりネット先端部33を取り出すことができる場合の例について説明したが、他方のフロアボード41側又はフロアボード40,41の両者が開くことでネット先端部33を取り出すようにしても良い。また、フロアボードをスライド移動することによりネット先端部を取り出すようにしても良い。更に、フロアボード40,41は、荷物収容部21,22の蓋体として兼用する場合の例について説明したが、本発明はこれに限らず、フロアボード40、41とは別に荷物収容部の蓋体を設けるようにしてもよい。加えて、フロアボード40,41は、車体前後方向に並設したものでなく車幅方向に並設したものでもあっても良い。またフロアボード40,41のうちの一方はフロアパネルであっても良い。
図8は、シート部材の変形例を示す断面図である。図8に示すように、ガードネットSaは、図2に示したように、巻取装置31に巻き取られるガードネットSとは異なり、巻取装置を使用しないタイプのものである。このガードネットSaを用いた場合でも、図2に示すガードネットSと同様の効果が得られる。また、巻取装置を使用しないため製作費のコストダウンを図ることができる。更に、巻取装置を使用しない分だけ荷物収納部21,22の間の空間を設ける必要がない。ガードネットSaを車体パネル内に格納する場合も効果的である。収納性を考慮してガードネットSaを伸縮性材料にしても良い。
次に、車両用シート装置100の変形例について図9及び図10用いて説明する。上述した実施例と同様の構成については同じ参照符号を付して説明をする。図9は中折れ可能なフロア部材の中折れ前の断面図、図10はフロア部材の中折れ後の断面図である。ここでは、ガードネットSが、フロアボードの中折れ動作に応じて荷室内に取り出される場合の例である。
参照符号200は車両用シート装置200を示す。フロアボード41’は、中折れ可能に構成されている。具体的にはフロアボード41‘には裏面41A’(下面)から表面41C’(上面)に向けて薄肉の薄肉部44が形成されている。薄肉部44は、図10に示すように、フロアボード41’が荷物収納部22’の底面22a’及びに側壁22b’に沿って直交して中折れする位置に形成されている。また、フロアボード41’の端部41Dには回動ヒンジ45が設けられている。フロアボード41’はこの回動ヒンジ45により回動可能である。更にフロアボード41’の端部41Dにはネット先端部33の係止シャフト34の両端を掛け止めるフック80が設けられている。
荷物収納部22’の底面22a’及び側壁22b’が交わる交点Pから側壁22b’の頂点Cまでは、フロアボード41’の端部41Dを考慮して、荷物収納部21の側壁21b’の上下方向の長さより短く設計されている。荷物収納部22’の側壁22b’の頂点Cは、収容部23’の底部23A’とつながっている。
図10に示すように、フロアボード41'の端部41D及びフロアボード41’に形成された薄肉部44がヒンジとして機能し、フロアボード41’の薄肉部44を中心にフロアボード41’は中折れする。フロアボード41'の端部41D側のフロアボード41'の下面41A’が荷物収容部22'の側壁22b’に当接し、フロアボード41’の下面41A’は、荷物収容部22’の底部22a’に当接する。
また、ネット先端部33の係止シャフト34は、フロアボード41'の端部41Dのフック80に係止されているため、フロアボード41’の端部41Dの回動と共に、ネット先端部33は、収容部23’からラゲージルームRに露出するように取り出される。このように取り出されたネット先端部33は、更にガードネットSを巻取装置31から引き出すことによって、図6及び図7で示したようにラゲージルームR内の任意の係止部に係止させることができる。尚、ガードネットSの使用時には、ガードネットSは、フロアボード41’が中折れ状態で荷物収容部22’の底部22a’に当接した状態で使用することもできるし、フロアボード41’を中折れ前の図9に示す元の状態に戻した状態でも使用することもできる。
以上の通り、車両用シート装置200は、フロアボード41’の中折れ動作に連動して、ネット先端部33をラゲージルームR内に露出させて取り出すことができる。これにより、ガードネットSを使用したいときに、一方のフロアボード40上に荷物60が置かれてフロアボード40を開くことができない場合又は乗員が片手に荷物60を持っている状態等の場合であっても、バックドア(図示省略)側の他方のフロアボード41'を中折れさせるというワンタッチ操作で、ガードネットSのネット先端部33をラゲージルームR内に取り出すことができる。
更に、中折れ後のフロアボード41’を通常位置より低い高さの下段の荷物収納部22’の底部22a’に配置させることにより、より車体の上下方向に高い荷物をフロアボード41’に置いてガードネットSで荷物を保持することができる。車両用シート装置200は、前述した実施例の車両用シート装置100に比べガードネットの使い勝手が向上する。また、車両用シート装置200は、中折れタイプのフロアボード41を用いても、ガードネットSの未使用時は、ネット先端部33をラゲージフロア20’に露出することがないため、前述した実施例の車両用シート装置100と同様の効果が得られる。
尚、図10に示す車両用シート装置200のフロアボード41の中折れ状態から図9に示す自動的に元の状態に復帰できるように、荷物収容部22’の底部22a’に対向するフロアボード41’の他端側の下面41A’にスプリング付脚部(不図示)を設けておくと良い。また、フック80は、フロアボード41'の端部41Dに一体形成でも良いし、別体で形成したものであっても良い。また、ネット先端部33を取り出すフック80をフロアボード41'の端部41Dに設けた構成について上述したが、本発明はこれに限定せずに、フックを設けない中折れ可能なフロアボードであっても良い。また、上述した車両用保持装置100,200のフロア部材は何れもハッチバックタイプの車両のラゲージフロアについて説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、セダンタイプの車両のトランクであっても良い。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る車両用シート装置を上述した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明に係る車両用シート装置の分解斜視図である。 本発明に係る車両用シート装置の組立前のA−A断面図である。 本発明に係る車両用シート装置の組立後の斜視図である。 図3に示す車両用シート装置の組立後のB−B断面図である。 荷室内にシート部材を引き出した状態の斜視図である。 シート部材の使用状態を示す図である。 シート部材の別の使用状態を示す図である。 シート部材の変形例を示す断面図である。 中折れ可能なフロア部材の中折れ前の断面図である。 フロア部材の中折れ後の断面図である。
符号の説明
100 車両用シート装置
10 車両
20 ラゲージフロア
21,22 荷物収容部
23 収容部
23a 開口部
31 巻取装置
33 ネット先端部
34 係止シャフト
40,41 フロアボード
60 荷物
S ガードネット
R ラゲージルーム

Claims (3)

  1. 荷室内のフロアの一部を形成すると共に開閉可能なフロア部材と、
    前記フロア部材の下方に配置される収納部と、
    前記収納部に収納され使用時に前記荷室内に引き出され所定の部位に係止されるシート部材と、を備え、
    前記フロア部材は、前記シート部材を前記荷室内に引き出し後に閉じることができるよう隣接するフロアとの間に所定の間隔をあけて配置されている、ことを特徴とする車両用シート装置。
  2. 前記収納部は、前記荷室の下方に配置され収納物を収納可能なトレー内に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート装置。
  3. 前記フロア部材は、中折れ可能に構成され、
    前記シート部材は、前記フロア部材の中折れ動作に応じて前記荷室内に取り出される、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用シート装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010215192A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Delta Tooling Co Ltd シート用サイドカバー

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