JP2008010634A - キャパシタを含む半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

キャパシタを含む半導体装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 酸素バリア膜と下部電極との界面の密着性を向上させ、キャパシタとび現象を防止することができる半導体装置を提供する。
【解決手段】 半導体基板上に層間絶縁膜(22)が形成されている。この層間絶縁膜を貫通するビアホール内に導電プラグ(25)が充填されている。平面視において導電プラグを内包するように、層間絶縁膜の上に、導電性の酸素バリア膜(33)が形成されている。酸素バリア膜の上に、下部電極、誘電体膜、及び上部電極がこの順番に積層されたキャパシタ(35)が形成されている。酸素バリア膜と下部電極(36)との界面に中間層(34)が配置されている。中間層は、酸素バリア膜の少なくとも1つの構成元素と、下部電極の少なくとも1つの構成元素とを含む合金で形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、キャパシタを含む半導体装置及びその製造方法に関し、特に層間絶縁膜に形成された導電プラグ上に配置されるキャパシタを含む半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、デジタル技術の進展に伴い、大容量のデータを高速に処理または保存する傾向が高まっている。このため、電子機器に使用される半導体装置の高集積化及び高性能化が要求されている。
半導体記憶装置に関しては、例えばDRAMの高集積化を実現するため、DRAMを構成する容量素子の容量絶縁膜として、従来のシリコン酸化物またはシリコン窒化物に代えて、強誘電体材料または高誘電率材料を用いる技術が広く研究されている。
また、より低電圧で且つ高速での書き込み動作及び読み出し動作が可能な不揮発性RAMを実現するため、容量絶縁膜として、自発分極を有する強誘電体膜を用いる技術も盛んに研究されている。このような半導体記憶装置は、強誘電体メモリ(FeRAM)と呼ばれる。
強誘電体メモリは、強誘電体のヒステリシス特性を利用してデータを記憶する。強誘電体メモリには強誘電体キャパシタが備えられており、強誘電体キャパシタは、強誘電体膜、及びこの強誘電体膜を挟む一対の電極により構成されている。強誘電体膜は、電極への印加電圧に応じて分極を生じ、印加電圧が取り去られても自発分極が残る。また、印加電圧の極性を反転させれば、自発分極の極性も反転する。自発分極の2つの極性を、それぞれデータの「0」及び「1」に対応させることにより、データを記憶することができる。自発分極の極性を検出すれば、データを読み出すことができる。強誘電体メモリは、フラッシュメモリに比べて低電圧で動作し、省電力で高速の書き込みが可能である。
強誘電体メモリのキャパシタを構成する強誘電体膜は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、LaをドープしたPZT(PLZT)、Ca、Sr若しくはSiを微量ドープしたPZT系材料、または、SrBiTa(SBT、Y1)若しくはSrBi(Ta、Nb)(SBTN、YZ)等のBi層状構造化合物等により形成されており、ゾルゲル法、スパッタリングまたは有機金属化学気相成長(MOCVD)等によって成膜される。
通常、これらの成膜法により、下部電極上にアモルファスまたは微結晶の状態の強誘電体膜が形成される。その後の熱処理によってペロブスカイト構造やビスマス層状構造へ結晶構造が変化する。キャパシタの電極材料としては、酸化しにくい材料または酸化しても導電性を維持できる材料を用いることが必要であり、一般的にPt(白金)、Ir(イリジウム)及びIrOx(酸化イリジウム)等の白金族系金属またはその酸化物が広く用いられている。また、配線材料としては、通常の半導体デバイスと同様に、Al(アルミニウム)を用いるのが一般的である。
強誘電体メモリも、他の半導体デバイスと同様に、より一層の高集積化及び高性能化が要求されており、今後セル面積の低減が必要とされる。セル面積の低減には、従来のプレーナ構造に代えて、スタック構造を採用することが有効である。ここで、「スタック構造」とは、メモリセルを構成するトランジスタのドレイン上に形成された導電プラグ(コンタクトプラグ)の直上にキャパシタを配置した構造をいう。従来のスタック構造の強誘電体メモリにおいて、キャパシタは、W(タングステン)等からなる導電プラグの直上に、バリアメタル膜、下部電極、強誘電体膜及び上部電極がこの順に積層された構造を有する。バリアメタル膜は、導電プラグの酸化を防止する役割を有している。バリアメタル膜の効果と下部電極の効果とを兼ねる材料を選択することが多いため、バリアメタル膜と下部電極とを明確に区別することは困難である。通常、バリアメタル膜及び下部電極は、TiN膜、TiAlN膜、Ir膜、IrO膜、Pt膜、及びSRO(SrRuO)膜のうちから選択された2以上の膜を組み合わせて構成される。
電気特性がよく、製品歩留まりの高い強誘電体メモリを作製するためには、強誘電体膜の配向が均一になるように制御することが重要である。強誘電体膜の配向は下部電極の配向に大きく影響される。即ち、下部電極の配向が均一になるように制御することにより、強誘電体膜の配向を均一にすることができる。従って、電気特性がよく、製品歩留まりの高い強誘電体メモリを作製するためには、下部電極の配向が均一になるように制御することが重要である。
下記の特許文献1に、強誘電体キャパシタの自発分極を最大化するために、下部電極を形成した後、強誘電体膜を堆積させる前に、下部電極を不活性ガス中において、約400℃〜900℃の範囲内の温度で急速熱処理を行う方法が開示されている。
下記の特許文献2に、強誘電体膜の残留分極特性を基板全面に亘って均一にするとともに、強誘電体膜におけるクラックの発生を防止するために、Irからなる下部電極を形成した後、200℃〜300℃の範囲内の温度で、またはそれ以上の温度で熱処理を行う方法が開示されている。
下記の特許文献3に、PZTからなる強誘電体膜の電気的特性の劣化を防止するために、IrOとIrとの2層構造を有する下部電極の形成後、PZT膜の形成前に、550℃の温度で熱処理を行う方法が開示されている。
下記の特許文献4に、開示された方法について説明する。強誘電体キャパシタの下部電極となるRu膜を形成した後、350℃〜500℃で予備熱処理を行う。その後、PZT膜等を形成した後、600℃〜700℃程度で結晶化のための熱処理を行う。予備熱処理を行っていない場合には、結晶化熱処理時に、Ru膜の結晶が急激に成長して大きさの不均一な結晶組織になってしまう。予備熱処理を行うことにより、結晶化熱処理時における急激な結晶成長を抑制し、等粒状の組織を維持することができる。
特開2000−91511号公報 特開2000−91511号公報 特開2000−91511号公報 特開2000−91511号公報
強誘電体キャパシタは、その下の層間絶縁膜に形成されたビアホール内の導電プラグ上に配置される。キャパシタの下部電極が この導電プラグに電気的に接続される。酸化物であるキャパシタ誘電体膜を形成する際に、導電プラグの酸化防止のために、下部電極の下にTiAlN等からなる酸素バリア膜が配置される場合がある。この場合、キャパシタの上部電極から酸素バリア膜までをキャパシタの形状にパターニングする際に、キャパシタの剥離が生ずる現象(キャパシタとび現象)が見られた。本願発明者は、種々の評価実験により、酸素バリア膜と下部電極との界面で剥離が生じやすいことを見出した。
本発明の目的は、酸素バリア膜と下部電極との界面の密着性を向上させ、キャパシタとび現象を防止することができる半導体装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の一観点によると、
半導体基板上に形成された層間絶縁膜(22)と、
前記層間絶縁膜を貫通するビアホール内に充填された導電プラグ(25)と、
平面視において前記導電プラグを内包するように、前記層間絶縁膜の上に形成された導電性の酸素バリア膜(33)と、
前記酸素バリア膜の上に形成され、下部電極、誘電体膜、及び上部電極がこの順番に積層されたキャパシタ(35)と、
前記酸素バリア膜と前記下部電極との界面に配置され、該酸素バリア膜の少なくとも1つの構成元素と、該下部電極の少なくとも1つの構成元素とを含む合金からなる中間層と
を有する半導体装置が提供される。
本発明の他の観点によると、
(a)半導体基板上に層間絶縁膜(22)を形成する工程と、
(b)前記層間絶縁膜を貫通するビアホールを形成し、該ビアホール内に導電プラグ(25)を充填する工程と、
(c)前記導電プラグの上面上、及び前記層間絶縁膜の上面上に、酸素バリア膜(33)を形成する工程と、
(d)前記酸素バリア膜の上に下部電極層(36)を堆積させる工程と、
(e)熱処理を行うことにより、前記酸素バリア膜と前記下部電極層との界面に、該酸素バリア膜の少なくとも1つの構成元素と、該下部電極の少なくとも1つの構成元素とを含む合金からなる中間層を形成する工程と、
(f)前記下部電極層の上に、誘電体層(37)、及び上部電極層(38)を順番に積層する工程と、
(g)前記導電プラグが配置された領域に前記酸素バリア膜が残るように、該酸素バリア膜から前記上部電極層までの各層をパターニングする工程と
を有する半導体装置の製造方法が提供される。
酸素バリア膜と下部電極との間に中間層を配置することにより、酸素バリア膜と下部電極との密着性を高め、キャパシタとび現象の発生を防止することができる。
図1Aに、第1の実施例による半導体装置の断面図を示し、図1Bに、その等価回路図を示す。
図1Bに示すように、図の横方向に延びる複数のワード線WLと、縦方向に延びる複数のビット線BLとの交差箇所の各々に、1つのメモリセルが配置されている。メモリセルの各々は、MOSトランジスタ5と強誘電体キャパシタ35とにより構成される。ワード線WLに対応してプレート線PLが配置されている。
MOSトランジスタ5のゲート電極がワード線WLに接続され、ソースがビット線BLに接続され、ドレインが強誘電体キャパシタ35の一方の電極に接続されている。強誘電体キャパシタ35の他方の電極はプレート線PLに接続されている。ワード線WLに電気信号を印加してMOSトランジスタ5を導通状態にすると、ビット線BLとプレート線PLとの間の電位差に相当する電圧が、強誘電体キャパシタ35に印加され、データの書き込みが行われる。また、MOSトランジスタ5を導通状態にすることにより、強誘電体キャパシタ35の自発分極の極性に対応してビット線BLに電気信号が出力され、データの読出しが行われる。
図1Aに、2つのメモリセル部分の断面図を示す。シリコンからなる半導体基板1の表層部に素子分離絶縁膜2が形成され、素子分離絶縁膜2で囲まれた活性領域が画定されている。活性領域は、p型ウェル3内に配置されている。活性領域内に、2つのMOSトランジスタ5が形成されている。
一方のMOSトランジスタ5を含むメモリセルと、他方のMOSトランジスタ5を含むメモリセルとの構造は同一であるため、以下、一方のMOSトランジスタ5を含むメモリセルの構造について説明する。
MOSトランジスタ5のソース領域5Sとドレイン領域5Dとの間にチャネル領域が画定され、その上にゲート絶縁膜を介してゲート電極5Gが配置されている。ソース領域5Sは、2つのMOSトランジスタ5で共有される。ゲート電極5Gの側面上にサイドウォールスペーサが形成されている。ソース領域5S、ドレイン領域5D、及びゲート電極5Gの上面に、金属シリサイド膜6が形成されている。
半導体基板1の上に、MOSトランジスタ5を覆うように、酸窒化シリコン(SiON)からなる厚さ200nmのカバー絶縁膜11が形成されている。その上に、酸化シリコン(SiO)からなる層間絶縁膜12が形成されている。層間絶縁膜12の表面は平坦化されており、下地の平坦な領域における層間絶縁膜12の厚さは、700nmである。
層間絶縁膜12及びカバー絶縁膜11に、ソース領域5S上の金属シリサイド膜6まで達するビアホール、及びドレイン領域5D上の金属シリサイド膜6まで達するビアホールが形成されている。ビアホールの直径は、0.25μmである。このビアホールの内面が密着膜で覆われ、ビアホール内に、それぞれタングステン(W)からなる導電プラグ15及び16が充填されている。一方の導電プラグ15はドレイン領域5Dに接続され、他方の導電プラグ16はソース領域5Sに接続されている。密着膜は、厚さ30nmのTi膜と、厚さ20nmのTiN膜とが、この順番に積層された2層構造を有する。
層間絶縁膜12の上に、SiONからなる厚さ130nmの酸化防止膜21が形成されている。その上に、SiOからなる厚さ300nmの層間絶縁膜22が形成されている。なお、酸化防止膜21を、SiONに代えて窒化シリコン(SiN)またはアルミナ(AlO)で形成してもよい。
層間絶縁膜22及び酸化防止膜21を貫通し、下層の導電プラグ15の上面まで達するビアホールが形成されている。ビアホールの直径は、0.25μmである。このビアホールの内面が密着膜で覆われ、ビアホール内に、Wからなる導電プラグ25が充填されている。密着膜は、厚さ30nmのTi膜と、厚さ20nmのTiN膜とが、この順番に積層された2層構造を有する。導電プラグ25は、その下の導電プラグ15を介してドレイン領域5Dに接続される。
導電プラグ25及び層間絶縁膜22の上に、平面視において導電プラグ25を内包するように、強誘電体キャパシタ35が配置されている。強誘電体キャパシタ35は、下部電極36、誘電体膜37、上部電極38がこの順番に積層された構造を有する。導電プラグ25及び層間絶縁膜22の上面と、強誘電体キャパシタ35との間に、基板側から順番に、下地導電膜30、結晶性向上膜31、酸素バリア膜33、及び中間層34が積層された4層が配置されている。強誘電体キャパシタ35の上に、水素バリア膜40が配置されている。
下地導電膜30は(111)配向したTiNで形成され、その厚さは100nmである。なお、下地導電膜30を、TiNに代えて、(111)配向したW、Si、またはCuで形成してもよい。また、その厚さを、100nm〜300nmの範囲内としてもよい。導電プラグ25の上面は、その周囲の層間絶縁膜22の上面よりもやや低くされ、窪みが形成されている。この窪み内が下地導電膜30で埋め尽くされており、下地導電膜30の上面は平坦化されている。
結晶性向上膜31は、(111)配向したTiNで形成され、その厚さは20nmである。なお、結晶性向上膜31は、TiNに代えて、Ti、Pt、Ir、Re、Ru、Pd、Os、またはこれらの金属の合金で形成してもよい。結晶性向上膜31を形成する導電材料が面心立方構造を有する場合には、(111)配向しており、六方最密構造を有する場合には、(002)配向している。
酸素バリア膜33は、TiAlNで形成され、その厚さは100nmであり、酸素の拡散を防止し、その下の導電プラグ25の酸化を防止する。また、酸素バリア膜33は、その下の結晶性向上膜31の配向性を引き継いで、(111)配向している。
下部電極36は、Irで形成され、その厚さは100nmである。下部電極36は、酸素バリア膜33の配向性を引き継ぐため、(111)配向する。下部電極36を、Irに代えて、Pt等の白金族の金属、またはPtO、IrO、SrRuO等の導電性酸化物で形成してもよい。さらに、下部電極36を、これらの導電材料からなる複数の膜で構成してもよい。
中間層34は、酸素バリア膜33の少なくとも1つの構成元素と、下部電極36の少なくとも1つの構成元素とを含む合金で形成されている。下部電極36がIrまたはIrOで形成されている場合には、中間層34はIrAl合金で形成される。下部電極36がPtまたはPtOで形成されている場合には、中間層34はPtAl合金で形成される。下部電極36がSrRuOで形成されている場合には、中間層34はRuAl合金で形成される。
誘電体膜37は、ペロブスカイト構造またはビスマス層状構造を有する強誘電体で形成され、その厚さは100nm〜130nmの範囲内である。使用可能な強誘電体材料として、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、LaをドープしたPZT(PLZT)、Ca、Sr若しくはSiを微量ドープしたPZT系材料、SrBiTa(SBT、Y1)、SrBi(Ta,Nb)(SBTN、YZ)、(Bi,La)Ti12(BLT)等が挙げられる。
上部電極38は、SrOで形成されている。より詳細には、上部電極38は、酸素の組成比が1以上2未満の下層部分と、それよりも酸素組成比が大きく、化学量論的組成比である2に近い上層部分とで構成される。下層部分の厚さは50nmであり、上層部分の厚さは100nm〜300nmの範囲内である。
なお、上部電極38を、IrOに代えて、Ir、Ru、Rh、Re、Os、Pd、またはこれらの酸化物、またはSrRuO等の導電性酸化物で形成してもよい。さらに、これらの導電材料からなる複数の膜で構成してもよい。
水素バリア膜40は、Irで形成され、その厚さは100nmである。なお、Irに代えて、PtまたはSrRuO等で形成してもよい。
下地導電膜30から水素バリア膜40までの積層構造、及び層間絶縁膜22の表面を覆うように、第1の保護膜50が形成され、さらにその上に、第2の保護膜51が形成されている。第1の保護膜50及び第2の保護膜51は、共にAlOで形成され、各々の厚さは約20nmである。
第2の保護膜52の上に、SiOからなる層間絶縁膜55が形成されている。層間絶縁膜55の上面は平坦化されている。平坦化された層間絶縁膜55の上に、AlOからなるバリア膜57が形成されている。バリア膜57の厚さは20nm〜100nmの範囲内である。
バリア膜57の上に、SiOからなる厚さ300nm〜500nmの層間絶縁膜58が形成されている。層間絶縁膜58を、SiOに代えて、SiONまたはSiNで形成してもよい。
第1の保護膜50から層間絶縁膜58までの5層を貫通し、キャパシタ35上の水素バリア膜40まで達するビアホールが形成されている。このビアホールの内面が密着膜で覆われ、ビアホール内にWからなる導電プラグ60が充填されている。さらに、酸化防止膜21から層間絶縁膜58までの7層を貫通し、導電プラグ16まで達するビアホールが形成されている。このビアホールの内面が密着膜で覆われ、ビアホール内にWからなる導電プラグ65が充填されている。これらの密着膜は、TiN膜の単層で構成してもよいし、Ti膜とTiN膜との2層で構成してもよい。
層間絶縁膜58の上に、配線71及び75が形成されている。配線71及び75は、厚さ60nmのTi膜、厚さ30nmのTiN膜、厚さ360nmのAlCu合金膜、厚さ5nmのTi膜、及び厚さ70nmのTiN膜がこの順番に積層された5層構造を有する。
配線71は、その下の導電プラグ60を経由してキャパシタ35の上部電極38に接続されており、図1Bに示したプレート線PLに相当する。もう一方の配線75は、その下の導電プラグ65及び16を経由して、MOSトランジスタ5のソース領域5Sに接続されており、図1Bに示したビット線BLに相当する。ゲート電極5Gが、図1Bに示したワード線WLを兼ねる。
次に、図2A〜図2Zを参照して、第1の実施例による半導体装置の製造方法について説明する。
図2Aに示すように、n型またはp型シリコンからなる基板1の表層部に素子分離絶縁膜2を形成し、活性領域を画定する。素子分離絶縁膜2は、例えばシャロートレンチアイソレーション法(STI法)により形成される。なお、シリコン局所酸化法(LOCOS法)により形成してもよい。活性領域の表層部にp型不純物を注入することにより、p型ウェル3を形成する。
1つの活性領域内に、2つのMOSトランジスタ5を形成する。以下、MOSトランジスタ5の形成方法について簡単に説明する。
活性領域の表層部を熱酸化することによりゲート絶縁膜となるSiO膜を形成する。基板上に、非晶質または多結晶シリコンからなるシリコン膜を形成し、パターニングすることにより、ゲート電極5Gを形成する。平面視において、1つの活性領域を、2本のゲート電極がほぼ平行に横切る。
ゲート電極5Gをマスクとしてn型不純物をイオン注入することにより、ソース領域5S及びドレイン領域5Dのエクステンション部を形成する。ゲート電極5Gの側面にサイドウォールスペーサを形成する。ゲート電極5Gとサイドウォールスペーサとをマスクとして、n型不純物をイオン注入することにより、ソース領域5S及びドレイン領域5Dの深い領域を形成する。ここまでの工程で、MOSトランジスタ5が形成される。
次に、基板上に、コバルト(Co)等の高融点金属からなる膜をスパッタリングにより形成する。熱処理を行うことにより、高融点金属膜とシリコンとを反応させ、ゲート電極5G、ソース領域5S、及びドレイン領域5Dの上面に、高融点金属シリサイド膜6を形成する。その後、未反応の高融点金属膜を除去する。
MOSトランジスタ5を覆うように、基板上に、SiONからなる厚さ200nmのカバー絶縁膜11を、プラズマCVDにより形成する。さらに、カバー絶縁膜11の上に、SiOからなる厚さ1000nmの層間絶縁膜12を形成する。層間絶縁膜12は、例えば酸素(O)とテトラエチルオルソシリケート(TEOS)とを用いたプラズマCVDにより形成される。その後、層間絶縁膜12の表面を、化学機械研磨(CMP)により平坦化する。平坦化された後に、基板の平坦部における厚さが約700nmになるようにCMPの制御を行う。
層間絶縁膜12及びカバー絶縁膜11に、ドレイン領域5D上の高融点金属シリサイド膜6までビアホール、及びソース領域5S上の高融点金属シリサイド膜6まで達するビアホールを形成する。ビアホールの直径は、例えば0.25μmとする。
ビアホールの内面、及び層間絶縁膜12の上面を、厚さ30nmのTi膜と、厚さ20nmのTiN膜の2層で覆う。さらにその上に、ビアホール内が完全に埋め尽くされるまでW膜を形成する。W膜の厚さは、例えば300nmとすればよい。余分なW膜、TiN膜、及びTi膜をCMPで除去することにより、ビアホール内に、Ti膜とTiN膜からなる密着層、及びWからなる導電プラグ15、16を残す。導電プラグ15及び16は、それぞれドレイン領域5D及びソース領域5Sに接続される。
図2Bに示すように、層間絶縁膜12の上に、SiONからなる厚さ130nmの酸化防止膜21をプラズマCVDにより形成する。なお、SiONに代えて、SiNまたはAlOからなる酸化防止膜21を形成してもよい。さらにその上に、SiOからなる厚さ300nmの層間絶縁膜22を、OとTEOSとを用いたプラズマCVDにより形成する。
図2Cに示すように、層間絶縁膜22及び酸化防止膜21に、その下の導電プラグ15を露出させるビアホールを形成する。このビアホールの内面を密着膜で覆うと共に、ビアホール内にWからなる導電プラグ25を充填する。この導電プラグ25及び密着膜は、その下の導電プラグ15及び密着膜と同一の方法で形成される。
余分なW膜及び密着膜を除去するためのCMPは、W膜及び密着膜の研磨速度が、層間絶縁膜22の研磨速度よりも速い条件で行う。例えば、スラリとして、Cabot Microelectronics Corporation製のSSW2000を使用する。また、層間絶縁膜22の上に密着膜やW膜が残らないように、ややオーバ研磨を行う。このため、導電プラグ25の上面が、その周囲の層間絶縁膜22の上面よりも低くなり、窪み25aが発生する。この窪み25aの深さは、例えば20nm〜50nmであり、典型的には約50nmである。
CMP後、層間絶縁膜22の上面及び導電プラグ25の上面を、アンモニア(NH)のプラズマに晒す。このプラズマ処理は、平行平板型プラズマ処理装置を用い、例えば下記の条件で行う。
・基板表面と対向電極との間隔 約9mm(350mils);
・圧力 266Pa(2Torr);
・基板温度:400℃;
・NHガス流量:350sccm;
・基板側電極に供給する13.56MHzのRFパワー 100W;
・対向電極に供給する350kHzのRFパワー 55W;
・処理時間 60秒。
なお、NHプラズマに代えて、NOプラズマ、Nプラズマ等の窒素元素を含むプラズマを用いてもよい。
図2Dの状態に至るまでの工程について説明する。まず、プラズマ処理した表面上に、厚さ100nmのTi膜を、DCスパッタリングにより形成する。スパッタリング条件は、例えば下記のとおりである。
・基板とターゲットとの間隔 60mm;
・Arガス圧 0.15Pa;
・基板温度 150℃;
・DCパワー 2.6kW;
・成膜時間 35秒。
上記条件により、六方最密構造を有し、(002)配向したTi膜が得られる。Ti膜の成膜前に、基板表面をNHプラズマで処理すると、層間絶縁膜22の表面の酸素原子にNH基が結合する。これにより、層間絶縁膜22の表面に供給されたTi原子が酸素原子に捕獲されることなく、表面上を移動しやすくなる。その結果、Ti膜の配向性が高まる。
次に、窒素雰囲気中で、ラピッドサーマルアニール(RTA)を行う。RTAの条件は、例えば下記のとおりである。
・アニール温度 600℃;
・処理時間 60秒。
このアニールにより、Ti膜が窒化されて、面心立方構造を有し、(111)配向したTiNからなる下地導電膜30が得られる。なお、下地導電膜30の厚さを100nm〜300nmの範囲内としてもよい。この段階では、下地導電膜30の表面には、下地表面の窪み25aを反映して、導電プラグ25の上方に窪みが発生している。下地導電膜30のCMPを行うことにより、その表面を平坦化する。例えば、スラリとして、Cabot Microelectronics Corporation製のSSW2000を使用する。CMP後の下地導電膜30の厚さを、50nm〜100nm、典型的には約50nmとする。
CMP後、平坦化された下地導電膜30の表面を、NHプラズマに晒す。これにより、CMP時に下地導電膜30の表層部に発生した結晶歪が修復される。なお、NHプラズマに代えて、NOプラズマ、Nプラズマ等の窒素元素を含むプラズマを用いてもよい。
図2Eの状態に至るまでの工程について説明する。下地導電膜30の上に、スパッタリングにより厚さ20nmのTi膜を形成する。このTi膜は、六方最密構造を有し、(002)配向している。次に、窒素雰囲気中でRTAを行う。RTAの条件は、例えば下記のとおりである。
・アニール温度 650℃;
・処理時間 60秒。
このアニールにより、Ti膜が窒化されて、面心立方構造を有し、(111)配向したTiNからなる結晶性向上膜31が得られる。結晶性向上膜31の下の下地導電膜30の表面が平坦化されているため、結晶性向上膜31の結晶性を高めることができる。
図2Fに示すように、結晶性向上膜31の上に、TiAlNからなる厚さ100nmの酸素バリア膜33を、TiAl合金ターゲットを用いた反応性スパッタリングにより形成する。スパッタリング条件は、例えば下記のとおりである。
・Arガス流量 40sccm;
・Nガス流量 10sccm;
・圧力 253.3Pa;
・基板温度 400℃;
・DCパワー 1.0kW。
図2Gに示すように、酸素バリア膜33の上に、Irからなる厚さ100nmの下部電極層36をスパッタリングにより形成する。スパッタリングの条件は、例えば下記のとおりである。
・Ar雰囲気圧力 0.11Pa;
・基板温度500℃;
・DCパワー 0.5kW。
下部電極層36の成膜後、Ar雰囲気中で、かつ下部電極層36の成膜温度よりも高い温度で、具体的には下記の条件でRTAを行う。
・温度 650℃;
・処理時間 60秒。
図2Hに示すように、この熱処理により、酸素バリア膜33の構成元素であるAlと、上部電極層36の構成元素であるIrとが反応して、両者の界面に、IrAl合金からなる中間層34が形成される。中間層34は、酸素バリア膜33と上部電極層36との密着性を向上させる。さらに、この熱処理の温度は、下部電極層36を形成するときの基板温度よりも高く、かつ基板全面をほぼ均一に加熱することができる。このため、下部電極36の結晶性を高めるとともに、基板面内に関する結晶性のばらつきを低減させることができる。この効果については、後に、図3A〜図4Dを参照して具体的に説明する。
なお、この熱処理は、Ar雰囲気の他に、他の不活性ガス雰囲気、例えばNガス雰囲気、Heガス雰囲気中で行ってもよい。
下部電極層36は、Irに代えて、Pt等の白金族の金属、またはPtO、IrO、SrRuO等の導電性酸化物で形成してもよい。下部電極層36をIrOで形成した場合には、IrAl合金からなる中間層34が形成される。下部電極層36をPtまたはPtOで形成した場合には、PtAl合金からなる中間層34が形成される。下部電極層36をSrRuOで形成した場合には、RuAl合金からなる中間層34が形成される。
図2Iに示すように、下部電極層36の上に、PZTからなる誘電体膜37を、有機金属化学気相成長(MOCVD)により形成する。以下、誘電体膜37の形成方法について説明する。
Pb原料として、Pb(C1119をテトラヒドロフラン(THF)に溶解させた濃度0.3モル/リットルの液体原料を用いる。Zr原料として、Zr(C15をTHFに溶解させた濃度0.3モル/リットルの液体原料を用いる。Ti原料として、Ti(CO)(C1119をTHFに溶解させた濃度0.3モル/リットルの液体原料を用いる。これらの液体原料を、THF溶媒とともに、MOCVD装置の気化器に供給する。THF溶媒、Pb原料、Zr原料、及びTi原料の流量は、それぞれ0.474ml/分、0.326ml/分、0.200ml/分、及び0.200ml/分とする。
誘電体膜37を形成すべき基板を、MOCVD装置のチャンバ内に装填する。チャンバ内の圧力を665Pa、基板温度を620℃とする。気化した原料ガスをチャンバ内に供給し、620秒間、成膜を行う。これにより、厚さ100nmのPZT膜が形成される。
次いで、スパッタリングにより、厚さ1nm〜30nm、典型的には20nmのPZT膜を形成する。スパッタリングにより形成したPZT膜を配置することにより、リーク電流を低減させることができる。
図2Jに示すように、誘電体膜37の上に、上部電極層38を形成する。以下、上部電極層38の形成方法について説明する。まず、IrOからなる厚さ50nmの下層部分を、スパッタリングにより形成する。ここで、酸素の組成比xは、1以上2未満とする。スパッタリング条件は、例えば下記のとおりである。
・基板温度 300℃;
・Arガス流量 140sccm;
・Oガス流量 60sccm;
・圧力 0.9Pa;
・DCパワー 1〜2kW。
上部電極層38の成膜後、下記の条件でRTAを行う。
・処理温度 725℃;
・雰囲気 O流量20sccm+Ar流量2000sccm;
・処理時間 60秒。
この熱処理により、誘電体膜37の結晶性を高めることができる。さらに、上部電極層38の下層部分を形成するときに誘電体膜37がプラズマに晒されることによって受けたダメージが回復し、酸素欠損が補償される。
その後、下層部分の上に、IrOからなる厚さ100nm〜300nmの上層部分を、スパッタリングにより形成する。ここで、酸素の組成比yは、下層部分の酸素の組成比xよりも大きく、化学量論的組成比である2に近い。スパッタリング条件は、例えば下記のとおりである。
・基板温度 20℃;
・Arガス流量 100sccm;
・Oガス流量 100sccm;
・圧力 0.6Pa;
・DCパワー 1kW。
例えば、上記条件で79秒間の成膜を行うことにより、厚さ200nmのIrO膜が形成される。
図2Kに示すように、上部電極層38の上に、Irからなる厚さ100nmの水素バリア膜40を、スパッタリングにより形成する。スパッタリング条件は、例えば下記のとおりである。
・Arガス流量 199sccm;
・圧力 1Pa;
・基板温度 350℃;
・DCパワー 1.0kW。
なお、水素バリア膜40を、Irに代えて、PtまたはSrRuO等で形成してもよい。
水素バリア膜40を形成した後、半導体基板1の背面洗浄を行うことにより、背面に付着しているPZT膜を除去する。
図2Lに示すように、水素バリア膜40の上に、TiNからなる第1ハードマスク45、及びSiOからなる第2ハードマスク46を形成する。第1ハードマスク45は、例えばスパッタリングにより形成する。第2ハードマスク46は、例えば、OとTEOSとを用いたCVDにより形成する。
図2Mに示すように、第2ハードマスク46を、形成すべき強誘電体キャパシタの平面形状になるようにパターニングする。次いで、パターニングされた第2ハードマスク46をエッチングマスクとして、第1ハードマスク45をエッチングする。
図2Nに示すように、第2ハードマスク46及び第1ハードマスク45をエッチングマスクとして、水素バリア膜40、上部電極層38、誘電体膜37、下部電極層36及び中間層34をエッチングする。このエッチングは、例えば、HBr、O、Ar、及びCの混合ガスを用いたプラズマエッチングにより行われる。パターニングされた下部電極36、誘電体膜37、及び上部電極38が、強誘電体キャパシタ35を構成する。このエッチング時に、第2ハードマスク46の表層部もエッチングされる。
図2Oに示すように、ドライエッチングまたはウェットエッチングにより、第2ハードマスク46を除去する。これにより、第1ハードマスク45が露出する。
図2Pに示すように、強誘電体キャパシタ35が配置されていない領域の酸素バリア膜33、結晶性向上膜31、及び下地導電膜30を、Arイオンを用いてエッチングする。このとき、水素バリア膜40の上に残っていた第1ハードマスク45も除去され、水素バリア膜40が露出する。
中間層34を配置しない場合、すなわち、図2Gに示した酸素バリア膜36を形成した後、図2Hに示した中間層34を形成するための熱処理を行わない場合には、この時点でキャパシタとび現象が発生しやすかった。これに対し、本実施例のように、中間層34を配置した場合には、キャパシタとび現象は発生しなかった。
図5Aに、中間層34を配置しなかった場合の試料表面の金属顕微鏡写真を示し、図5Bに、実施例による方法で作製した試料表面の金属顕微鏡写真を示す。規則的に配列した白い点がキャパシタに相当する。各キャパシタの平面形状は、一辺の長さが0.5μmの正方形である。図5Aに示した試料においては、一部のキャパシタの部分が黒くなっていることがわかる。断面を観察したところ、黒くなった部分において、キャパシタとび現象が発生していることがわかった。これに対し、図5Bに示した実施例による方法で作製した試料においては、キャパシタとび現象は見られなかった。このように、酸素バリア膜33と下部電極36との間に中間層34を配置することにより、キャパシタとび現象の発生を防止することができる。
図2Qに示すように、露出している表面上に、Alからなる厚さ20nmの第1保護膜50をスパッタリングにより形成する。
図2Rに示すように、酸素雰囲気中で、550℃〜700℃の範囲内の温度で回復アニールを行う。これにより、誘電体膜37のダメージを回復させることができる。一例として、誘電体膜37がPZTで形成されている場合には、温度650℃で60分間の回復アニールを行うことが好ましい。なお、酸素雰囲気に代えて、酸素を含む酸化性雰囲気で回復アニールを行ってもよい。
図2Sに示すように、第1保護膜50の上に、Alからなる厚さ20nmの第2保護膜51を、CVDにより形成する。
図2Tに示すように、第2保護膜51の上に、SiOからなる厚さ1500nmの層間絶縁膜55を、OとTEOSとHeとを用いたプラズマCVDにより形成する。成膜後、CMPにより層間絶縁膜55の表面を平坦化する。層間絶縁膜55は、SiOに代えて、無機絶縁材料等で形成してもよい。
図2Uに示すように、NOガスまたはNガスのプラズマ雰囲気中で熱処理を行う。この熱処理により、層間絶縁膜55内の水分が除去されるとともに、層間絶縁膜55の膜質が変化し、層間絶縁膜55に水分が浸入しにくくなる。
図2Vに示すように、層間絶縁膜55の上に、AlOからなる厚さ20nm〜100nmのバリア膜57を、スパッタリングまたはCVDにより形成する。バリア膜57の下地表面が平坦化されているため、凹凸を有する表面上に形成する場合に比べて、安定したバリア性を確保することができる。
バリア膜57の上に、SiOからなる厚さ300nm〜500nmの層間絶縁膜58を、OとTEOSとHeとを用いたプラズマCVDにより形成する。なお、層間絶縁膜58を、SiOに代えて、SiONやSiNで形成してもよい。
図2Wに示すように、層間絶縁膜58から第1保護膜50までの5層を貫通し、強誘電体キャパシタ35上の水素バリア膜40まで達するビアホール80を形成する。
図2Xに示すように、酸素雰囲気中で、550℃の熱処理を行う。これにより、ビアホール80の形成に伴って誘電体膜37内に生じた酸素欠損を回復させることができる。
図2Yに示すように、ビアホール80の内面をTiN等からなる密着膜で覆い、さらにビアホール80内にW等からなる導電プラグ60を充填する。なお、密着膜を、スパッタリングにより形成したTi膜と、MOCVDにより形成したTiN膜との2層構造としてもよい。TiN膜を形成した後、TiN膜から炭素の除去を行うために、NガスとHガスとの混合ガスを用いたプラズマ処理を行う。この際に、水素バリア膜40が水素の侵入を防止するため、上部電極38が還元されることを防止することができる。さらに、上部電極38の上層部分のIrOの組成比を、化学量論的組成比に近づけているため、上部電極38が水素に対して触媒作用を生じにくい。このため、誘電体膜37が水素ラジカルによって還元されにくくなる。
図2Zに示すように、層間絶縁膜58から酸化防止膜21までの7層を貫通し、導電プラグ16の上面まで達するビアホール85を形成する。ビアホール85の内面を覆うTiN等からなる密着膜を形成した後、ビアホール85内にW等からなる導電プラグ65を充填する。
図1Aに示すように、層間絶縁膜58の上に、配線71及び75を形成する。以下、配線71及び75の形成方法を簡単に説明する。
まず、スパッタリングにより厚さ60nmのTi膜、厚さ30nmのTiN膜、厚さ360nmのAlCu合金膜、厚さ5nmのTi膜、及び厚さ70nmのTiN膜を順番に形成する。これらの膜からなる積層構造をパターニングすることにより、配線71及び75が形成される。さらに、その上に、上層の多層配線層を形成する。
次に、図3A〜図4Dを参照して、図2Gに示した酸素バリア膜36を形成した後、図2Hの工程で中間膜34を形成するために行った熱処理の効果について説明する。
熱処理の効果を確認するために、3種類の試料A、B、及びCを作製した。試料Aにおいては、酸素バリア膜36を形成した後、熱処理を行うことなく、その上にPZT膜を形成した。試料Bにおいては、酸素バリア膜36を形成した後、PZT膜を形成する前に、Ar雰囲気中で、750℃で60秒間の熱処理を行った。試料Cにおいては、酸素バリア膜36を形成した後、PZT膜を形成する前に、Ar雰囲気中で、650℃で60秒間の熱処理を行った。
図3A〜図3Dに、試料Aの表面の金属顕微鏡写真を示し、図3E〜図3Hに、試料Bの金属顕微鏡写真を示し、図3I〜図3Lに、試料Cの金属顕微鏡写真を示す。なお、これらの写真は、1000倍の倍率で観察したものである。図3A、図3E、及び図3Iはウエハの中心の領域の金属顕微鏡写真であり、その他の図は、ウエハの縁に近い領域の金属顕微鏡写真である。熱処理を行わなかった試料Aでは、PZT膜の表面が荒れ、白濁している。これに対し、熱処理を行った試料B及びCでは、白濁が発生していない。
試料Aにおいては、下部電極層36を形成する時の温度が相対的に低いため、下部電極層36を成膜した直後の結晶粒が小さい。PZT膜を形成する時に、より高温になるため、下部電極層36の結晶粒が成長して大きくなる。このため、その上に形成されるPZT膜の表面が荒れ、白濁してしまう。下部電極層36を形成するときに、ウエハ周辺部の温度が相対的に低くなる傾向がある。このため、PZT膜形成時に、ウエハ周辺部で結晶粒の成長が生じ易くなり、白濁がウエハ周辺部で顕著になる。
試料B及びCにおいては、下部電極層36を形成した後、PZT膜を形成するときの温度よりも高い温度で熱処理を行っている。この熱処理で、下部電極層36の結晶粒が均一化し、PZT膜形成時には、結晶粒の成長が起こらない。このため、PZT膜に白濁が生じない。PZT膜の白濁を防止するために、図2Hに示した中間層34を形成するための熱処理の温度を、図2Iに示した誘電体膜37を形成するときの温度よりも高くすることが好ましい。
図4A〜図4Cに、試料A、A1、B、及びB1のPZT膜のX線回折パターンのピークの積分値(面積)を示す。図4A、図4B、及び図4Cは、それぞれ(100)ピーク、(101)ピーク、及び(111)ピークの積分値を示す。なお、試料A1は、試料Aと同じ条件で作製したものであり、試料B1は、試料Bと同じ条件で作製したものである。各試料に対応する3本の棒グラフのうち左側、中央、及び右側のものは、それぞれウエハの中心、上側の縁近傍、右側の縁近傍における測定結果を示す。
図4Dに、各試料のPZT膜の(222)面の配向比を示す。ここで、(222)面の配向比は、(222)ピーク、(100)ピーク、(101)ピークの積分値を、それぞれI(222)、I(100)、及びI(101)としたとき、I(222)/[I(100)+I(101)+I(222)]で定義される。
下部電極層形成前の熱処理を行った試料B及びB1は、熱処理を行わなかった試料A及びA1に比べて、(100)配向が抑制され、(111)配向が強くなっている。これにより、(222)面の配向比が向上している。特に、ウエハ周辺部において、(222)面の配向比の向上が顕著である。
上記実施例のように、下部電極層36を形成した後、強誘電体膜を形成する前に、熱処理を行って中間層34を形成することにより、キャパシタとび現象の発生を防止することができる。さらに、強誘電体膜の形成温度よりも高い温度で熱処理を行うことにより、強誘電体膜の結晶性及び配向性を高めることができる。これにより、強誘電体キャパシタ35のスイッチング特性の低下を抑制することができる。
次に、図6A及び図6Bを参照して、第2の実施例による半導体装置及びその製造方法について説明する。以下、第1の実施例による方法との相違点に着目して説明を行い、同一の工程及び構成については、説明を省略する。
図6Aは、第1の実施例の図2Dに示した状態に対応する。第1の実施例では、図2Dに示したように、層間絶縁膜22の上に下地導電膜30が残っている状態でCMPを停止したが、第2の実施例では、層間絶縁膜22の表面が露出するまでCMPを行う。このため、第2の実施例では、導電プラグ25の位置に発生している窪みの内部にのみ下地導電膜30が残る。層間絶縁膜22の上面と下地導電膜30の上面とが、同一の高さになり、表面が平坦化される。その後の工程は、第1の実施例の工程と同一である。
図6Bに、第2の実施例による半導体装置の断面図を示す。下地導電膜30が導電プラグ25の上にのみ配置されており、結晶性向上膜31が、下地導電膜30及びその周囲の層間絶縁膜22の上に配置されている。
第2の実施例においても、酸化防止膜33と下部電極36との間に中間層34が配置されている。このため、第1の実施例の場合と同様に、キャパシタとび現象を防止するとともに、誘電体膜37の配向性及び結晶性を高めることができる。
上記実施例では、強誘電体キャパシタ35の誘電体膜37を、MOCVD及びスパッタリングにより形成したが、その他の方法で形成することも可能である。例えば、ゾルゲル法、有機金属堆積法(MOD法)、化学溶液堆積法(CSD法)、化学気相堆積法(CVD法)、エピタキシャル成長法等により形成することができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
(1A)は、本発明の第1の実施例による半導体装置の断面図であり、(1B)は、等価回路図である。 (2A)〜(2C)は、第1の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図(その1)である。 (2D)〜(2F)は、第1の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図(その2)である。 (2G)〜(2I)は、第1の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図(その3)である。 (2J)〜(2L)は、第1の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図(その4)である。 (2M)〜(2O)は、第1の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図(その5)である。 (2P)〜(2R)は、第1の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図(その6)である。 (2S)及び(2T)は、第1の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図(その7)である。 (2U)及び(2V)は、第1の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図(その8)である。 (2W)及び(2X)は、第1の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図(その9)である。 (2Y)及び(2Z)は、第1の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図(その10)である。 (3A)〜(3D)は、比較例による方法で作製した試料AのPZT膜表面の金属顕微鏡写真であり、(3E)〜(3H)は、実施例による方法で作製した試料BのPZT膜表面の金属顕微鏡写真であり、(3I)〜(3L)は、実施例による方法で作製した試料CのPZT膜表面の金属顕微鏡写真である。 (4A)は、試料A、A1、B、及びB1の、PZT膜の(100)ピークの積分値を示すグラフであり、(4B)は、試料A、A1、B、及びB1の、PZT膜の(101)ピークの積分値を示すグラフである。 (4C)は、試料A、A1、B、及びB1の、PZT膜の(111)ピークの積分値を示すグラフであり、(4D)は、試料A、A1、B、及びB1のPZT膜の(222)配向比を示すグラフである。 (5A)は、比較例による方法で作製した多数キャパシタを含む試料の金属顕微鏡写真であり、(5B)は、実施例による方法で作製した多数キャパシタを含む試料の金属顕微鏡写真である。 (6A)は、第2の実施例による半導体装置の製造途中段階における断面図であり、(6B)は、第2の実施例による半導体装置の断面図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 素子分離絶縁膜
3 p型ウェル
5 MOSトランジスタ
6 金属シリサイド膜
11 カバー絶縁膜
12、22、55、58 層間絶縁膜
15、16、25、60、65 導電プラグ
21 酸化防止膜
25a 窪み
30 下地導電膜
31 結晶性向上膜
33 酸素バリア膜
34 中間層
35 強誘電体キャパシタ
36 下部電極
37 誘電体膜
38 上部電極
40 水素バリア膜
45 第1ハードマスク
46 第2ハードマスク
50、51 保護膜
57 バリア膜
71、75 配線
80、85 ビアホール
WL ワード線
BL ビット線
PL プレート線

Claims (11)

  1. 半導体基板上に形成された層間絶縁膜(22)と、
    前記層間絶縁膜を貫通するビアホール内に充填された導電プラグ(25)と、
    平面視において前記導電プラグを内包するように、前記層間絶縁膜の上に形成された導電性の酸素バリア膜(33)と、
    前記酸素バリア膜の上に形成され、下部電極(36)、誘電体膜(37)、及び上部電極(38)がこの順番に積層されたキャパシタ(35)と、
    前記酸素バリア膜と前記下部電極との界面に配置され、該酸素バリア膜の少なくとも1つの構成元素と、該下部電極の少なくとも1つの構成元素とを含む合金からなる中間層(34)と
    を有する半導体装置。
  2. 前記酸素バリア膜が、TiAlNで形成され、前記下部電極がIr、Pt、PtO、IrO、及びSrRuOからなる群より選択された1つの材料で形成されている請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記導電プラグの上面が前記層間絶縁膜の上面よりも低く、さらに、前記層間絶縁膜及び前記導電プラグの上面と、前記酸素バリア膜との間に、下地導電膜(30)が配置されており、該下地導電膜の上面が平坦化されている請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記導電プラグの上面が前記層間絶縁膜の上面よりも低く、さらに、前記導電プラグの上面と、前記酸素バリア膜との間に、下地導電膜(30)が配置されており、該下地導電膜の上面及び該層間絶縁膜の上面で構成される表面が平坦化されている請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記キャパシタの誘電体膜が、ペロブスカイト構造またはBi層状構造を持つ強誘電体材料で形成されている請求項1に記載の半導体装置。
  6. (a)半導体基板上に層間絶縁膜(22)を形成する工程と、
    (b)前記層間絶縁膜を貫通するビアホールを形成し、該ビアホール内に導電プラグ(25)を充填する工程と、
    (c)前記導電プラグの上面上、及び前記層間絶縁膜の上面上に、酸素バリア膜(33)を形成する工程と、
    (d)前記酸素バリア膜の上に下部電極層(36)を堆積させる工程と、
    (e)熱処理を行うことにより、前記酸素バリア膜と前記下部電極層との界面に、該酸素バリア膜の少なくとも1つの構成元素と、該下部電極の少なくとも1つの構成元素とを含む合金からなる中間層(34)を形成する工程と、
    (f)前記下部電極層の上に、誘電体層(37)、及び上部電極層(38)を順番に積層する工程と、
    (g)前記導電プラグが配置された領域に前記酸素バリア膜が残るように、該酸素バリア膜から前記上部電極層までの各層をパターニングする工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  7. 前記工程eの熱処理を、前記誘電体層を形成する時の基板温度よりも高い温度で行う請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記工程eの熱処理を、不活性ガス雰囲気中で行う請求項6または7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記不活性ガスがAr、N、またはHeである請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記工程bと工程cとの間に、さらに、
    (b1)前記導電プラグの上面及び前記層間絶縁膜の上面を、NH、NO、またはNを含むガスのプラズマに晒す工程と、
    (b2)前記プラズマに晒された表面上に、下地導電膜(30)を堆積させる工程と、
    (b3)前記下地導電膜の表面を平坦化する工程と
    を含み、前記工程cにおいて、平坦化された前記下地導電膜の上に、前記酸素バリア膜を形成する請求項6乃至9のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記工程b3と工程cとの間に、さらに、平坦化された前記下地導電膜の表面を、NH、NO、またはNを含むガスのプラズマに晒す工程を含む請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
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