JP2000091511A - 半導体装置の製造方法、強誘電体キャパシタ、およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法、強誘電体キャパシタ、およびその製造方法

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JP2000091511A
JP2000091511A JP10258794A JP25879498A JP2000091511A JP 2000091511 A JP2000091511 A JP 2000091511A JP 10258794 A JP10258794 A JP 10258794A JP 25879498 A JP25879498 A JP 25879498A JP 2000091511 A JP2000091511 A JP 2000091511A
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ferroelectric
plzt
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Sha Shu
莎 朱
Hideyuki Noshiro
英之 能代
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強誘電体キャパシタを有する半導体装置の製
造において、強誘電体膜の自発分極を最大化する。 【解決手段】 下側電極を形成後、強誘電体膜を堆積す
る前に、前記下側電極を不活性雰囲気中において急速熱
処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に半導体装置に
関し、特に強誘電体薄膜を使った半導体記憶装置の製造
方法に関する。いわゆるDRAMあるいはSRAM等の
半導体記憶装置はコンピュータを始めとする情報処理装
置において高速主記憶装置として広く使われているが、
これらは揮発性の記憶装置であり、電源をオフにすると
記憶された情報は失われてしまう。これに対し、従来よ
りプログラムやデータを格納する大容量補助記憶装置と
して不揮発性の磁気ディスク装置が使われている。
【0002】しかし、磁気ディスク装置は大型で機械的
に脆弱であり、消費電力も大きく、さらに情報を読み書
きする際のアクセス速度が遅い欠点を有している。これ
に対し、最近では不揮発性補助記憶装置として、フロー
ティングゲート電極に情報を電荷の形で蓄積するEEP
ROMあるいはフラッシュメモリが使われていることが
多くなっている。特にフラッシュメモリはDRAMと同
様なセル構成を有するため大きな集積密度に形成しやす
く、磁気ディスク装置に匹敵する大容量記憶装置として
期待されている。
【0003】一方、EEPROMやフラッシュメモリで
は、情報の書き込みがトンネル絶縁膜を介してのフロー
ティングゲート電極へのホットエレクトロンの注入によ
ってなされるため、必然的に書き込みに時間がかかり、
また情報の書き込みおよび消去を繰り返すとトンネル絶
縁膜が劣化してしまう問題が生じていた。トンネル絶縁
膜が劣化してしまうと書き込みあるいは消去動作が不安
定になってしまう。
【0004】これに対し、情報を強誘電体膜の自発分極
の形で記憶する強誘電体記憶装置(以下FeRAMと記
す)が提案されている。かかるFeRAMでは個々のメ
モリセルトランジスタがDRAMの場合と同様に単一の
MOSFETよりなり、メモリセルキャパシタ中の誘電
体膜をPZT(Pb(Zr,Ti)O3 )あるいはPL
ZT(Pb(Zr,Ti,La)O3 )等の強誘電体に
置き換えた構成を有しており、高い集積密度での集積が
可能である。また、FeRAMは電界の印加により強誘
電体キャパシタの自発分極を制御するため、書き込みを
ホットエレクトロンの注入によって行なうEEPROM
やフラッシュメモリに比べて書き込み速度が1000倍
あるいはそれ以上速くなり、また消費電力が約1/10
に低減される有利な特徴を有している。さらにトンネル
酸化膜を使う必要がないため寿命も長く、フラッシュメ
モリの10万倍の書き換え回数を確保できると考えられ
る。
【0005】現在実現されているFeRAMは1μm前
後の比較的緩い設計ルールで設計されているものが多い
が、集積回路上においてサブミクロンまで微細化された
最近の高速CMOS論理回路との混載が可能なように、
FeRAMの微細化をさらに進めることが研究されてい
る。
【0006】
【従来の技術】図1は従来のFeRAM10の構成を示
す。図1を参照するに、FeRAM10はp型Si基板
11上に形成され、前記Si基板11表面にはフィール
ド酸化膜12により活性領域が画成される。前記活性領
域中には図示を省略したゲート酸化膜を介してメモリセ
ルトランジスタのゲート電極13がFeRAMのワード
線に対応して形成され、さらに前記基板11中には前記
ゲート電極13の両側にn+ 型の拡散領域11A11
Bが、それぞれメモリセルトランジスタのソース領域お
よびドレイン領域として形成される。また、前記基板1
1中には前記拡散領域11Aと11Bとの間にチャネル
領域が形成される。
【0007】前記ゲート電極13は前記Si基板11の
表面を前記活性領域において覆うCVD酸化膜14によ
り覆われ、さらに前記CVD酸化膜14は平坦化層間絶
縁膜15により覆われる。前記層間絶縁膜15中には前
記拡散領域11Bを露出するコンタクトホール15Aが
形成され、前記コンタクトホール15Aはポリシリコン
あるいはWSiよりなるプラグ16により充填される。
【0008】さらに、前記層間絶縁膜15上には前記プ
ラグ16の露出部を覆うようにTi/TiN構造の密着
膜17が形成され、前記密着膜17上にPt等よりなる
下側電極18が形成される。さらに前記下側電極18上
にはPZTあるいはPLZTよりなる強誘電体膜19が
形成され、前記強誘電体膜19上にはPt等よりなる上
側電極20が形成される。
【0009】前記下側電極18,強誘電体膜19および
上側電極20よりなる強誘電体キャパシタの側壁面はC
VD酸化膜21により覆われ、さらに前記強誘電体キャ
パシタの全体は層間絶縁膜22により覆われる。前記層
間絶縁膜22中には前記拡散領域22Aを露出するコン
タクトホール22Aが形成され、前記層間絶縁膜22上
には前記コンタクトホール22Aにおいて前記拡散領域
22AとコンタクトするAlあるいはAl合金よりなる
ビット線パターン23が形成される。
【0010】図2は図1のFeRAM10において前記
強誘電体膜19として使われるPLZTの自発分極特性
を示す。図2を参照するに、図1のFeRAM10にお
いて前記下側電極18と上側電極20との間に所定の書
き込み電圧を印加することにより、前記強誘電体膜19
を構成するPLZT膜中の自発分極が反転し、所望の二
値情報が前記強誘電体膜19中に書き込まれる。また、
図1のFeRAM10において書き込まれた二値情報を
読み出すには前記ワード線、すなわちゲート電極13を
活性化し、前記チャネル領域を通って前記ビット線電極
23に現れる電圧を検出する。図2のヒステリシスルー
プにおいて電界強度がゼロにおける幅2Prの値が大き
いほどFeRAM10による情報の保持が確実になされ
る。また書き込みに要する電界の値も減少する傾向にあ
り、その結果FeRAM10の低電力駆動が可能にな
る。換言すると、図1のFeRAM10では強誘電体膜
19の2Prの値を最大化することが望ましい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図1の強誘
電体膜19ではPZTあるいはPLZT膜は柱状構造を
有するが、ヒステリシスループの幅2Prの値は、前記
PZTあるいはPLZT柱状結晶粒の方位が<111>
方向に配向している場合に最大になることが知られてい
る。このため、従来より強誘電体膜19が形成される下
側電極18にArをイオン注入し、これをいったんアモ
ルファス化した後急速熱処理(RTA)を行なう(特開
平5−543345号公報)ことにより、あるいは下側
電極18をfurnace熱処理し、その上に強誘電体
膜19を堆積することにより(Nakamura T., et al. Jp
n. J. Appl. Phys. vol.34, pp.5184-5187)、あるいは
下側電極18を高温で堆積することにより、前記強誘電
体膜19中の結晶配向を制御する試みがなされている。
【0012】しかし、前記下側電極18をいったんアモ
ルファス化しさらに再結晶させる方法では下側電極18
の結晶性が不十分で、このため強誘電体膜19中に所望
の結晶配向を得られない。また前記下側電極18を高温
でfurnace熱処理したり、あるいは高温で堆積し
た場合には下側電極18にヒロックが発生しやすい。下
側電極18にヒロックが発生すると、強誘電体キャパシ
タの電気特性が不安定になり、半導体装置の歩留まりが
低下してしまう。
【0013】そこで、本発明は上記の課題を解決した、
新規で有用な半導体装置およびその製造方法、またかか
る半導体装置で使われる強誘電体キャパシタおよびその
製造方法を提供することを課題とする。本発明のより具
体的な課題は、膜中の結晶粒の配向方向を制御された強
誘電体膜を使った半導体装置および強誘電体キャパシ
タ、またそれらの製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を、
請求項1に記載したように、強誘電体キャパシタを有す
る半導体装置の製造方法において、基板上に下側電極を
形成する工程と、前記下側電極を急速熱処理する工程
と、前記急速熱処理工程の後、前記下側電極上に強誘電
体膜を堆積する工程と、前記強誘電体膜を熱処理し、結
晶化する工程と、前記強誘電体膜上に上側電極を形成す
る工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法
により、または請求項2に記載したように、前記下側電
極を形成する工程に先立ち、前記基板上にTiを含む導
電膜を堆積する工程を含むことを特徴とする請求項1記
載の半導体装置の製造方法により、または請求項3に記
載したように、前記下側電極の急速熱処理工程は、約4
00°C〜約900°Cの温度において実行されること
を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法によ
り、または請求項4に記載したように、前記下側電極の
急速熱処理工程は、He,Ne,Ar,Kr,Xeおよ
びN2あるいはこれらの混合ガスを含む不活性雰囲気中
で実行されることを特徴とする請求項1〜3記載の半導
体装置の製造方法により、または請求項5に記載したよ
うに、前記強誘電体膜の結晶化熱処理工程は、酸化雰囲
気中において実行されることを特徴とする請求項1〜4
のうち、いずれか一項記載の半導体装置の製造方法によ
り、または請求項6に記載したように、基板上に下側電
極を形成する工程と、前記下側電極を急速熱処理する工
程と、前記急速熱処理工程の後、前記下側電極上に強誘
電体膜を堆積する工程と、前記強誘電体膜を熱処理し、
結晶化する工程と、前記強誘電体膜上に上側電極を形成
する工程とを含むことを特徴とする強誘電体キャパシタ
の製造方法により、または請求項7に記載したように、
前記下側電極を形成する工程に先立ち、前記基板上にT
iを含む導電膜を堆積する工程を含むことを特徴とする
請求項6記載の強誘電体キャパシタの製造方法により、
または請求項8に記載したように、前記下側電極の急速
熱処理工程は、約400°C〜約900°Cの温度にお
いて実行されることを特徴とする請求項6または7記載
の強誘電体キャパシタの製造方法により、または請求項
9に記載したように、前記下側電極の急速加熱処理工程
は、He,Ne,Ar,Kr,XeおよびN 2 あるいは
これらの混合ガスを含む不活性雰囲気中で実行されるこ
とを特徴とする請求項6〜8のうち、いずれか一項記載
の強誘電体キャパシタの製造方法により、または請求項
10に記載したように、前記上側電極を形成する工程
は、酸化雰囲気中において実行されることを特徴とする
請求項6〜9のうち、いずれか一項記載の強誘電体キャ
パシタの製造方法により、または請求項11に記載した
ように、基板上に形成された下側電極と、前記下側電極
上に形成された強誘電体膜と、前記強誘電体膜上に形成
された上部電極とを有し、前記強誘電体膜は主として<
111>方向に配向していることを特徴とする強誘電体
キャパシタにより、または請求項12に記載したよう
に、前記下側電極はTi層と、前記Ti層上に形成され
た、Pt,IrおよびIrO2 より選ばれる導電層とよ
りなり、前記下側電極の表面はなだらかな凹部を有する
ことを特徴とする請求項11記載の強誘電体キャパシタ
により解決する。 [作用]本発明によれば、基板上に下側電極を形成した
後、前記下側電極表面を短時間、急速加熱することによ
り、前記下側電極の下方に形成されたTiを含む密着膜
から前記電極表面にTiOx が拡散し、強誘電体膜の結
晶成長の核が形成される。かかるTiOx を核とする強
誘電体膜の結晶成長により、形成されるPZT,PLZ
T,BSTあるいはSBT等の強誘電体膜は<111>
方向に成長し、強誘電体膜は全体として大きな自発分極
を示す。特に前記下側電極の加熱処理を不活性雰囲気中
において行なうことにより、前記下側電極の酸化が回避
され、また前記加熱処理を短時間、急速熱処理により実
行することにより、前記下側電極におけるヒロックの形
成が抑制される。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1実施例]図3(A),
(B)は本発明の第1実施例による強誘電体キャパシタ
30の製造工程を示す。図3(A)を参照するに、Si
基板31上には厚さが例えば200nmのSiO2 膜3
2が熱酸化工程により形成されており、前記SiO2
32上にはさらにTiよりなる密着膜33AおよびPt
よりなる下側電極膜33が室温での直流スパッタリング
により形成される。より具体的には、前記Ti密着膜3
3Aは下の表1に示すようにAr雰囲気中、10mTo
rrの圧力下において20nmの厚さに形成され、一方
前記下側電極膜33は100nmの厚さに形成される。
前記Ti膜33Aおよび下側電極膜33の堆積は、直流
プラズマパワーをいずれも1kWに設定して、それぞれ
10秒間および20秒間実行される。
【0016】
【表1】
【0017】さらに、前記下側電極膜33が形成された
後、PLZT膜34が表2に示すように、室温において
Ar雰囲気中、10mTorrの圧力下で実行される高
周波スパッタリングにより、典型的には約240nmの
厚さに形成される。表2を参照するに、前記高周波スパ
ッタリングは高周波プラズマパワーを1.5kWに設定
して約10分間実行される。
【0018】
【表2】
【0019】次に、このようにして得られた構造は酸素
雰囲気中、約750°Cにおいて熱処理され、前記PL
ZT膜34が結晶化されると同時に、前記PLZT膜3
4中に酸素が供給される。かかる酸素雰囲気中における
PLZT膜34の熱処理により、膜34中の酸素欠陥が
消滅する。さらに、前記PLZT膜34上にPtよりな
る上側電極膜35が、表3に示すように室温での直流ス
パッタリングにより、約100nmの厚さに形成され
る。表3を参照するに、上側電極膜35の形成はArプ
ラズマ中において直流プラズマパワーを約0.3kWに
設定することにより実行される。表3の例ではArの分
圧は5mTorrに設定され、スパッタリングは約20
0秒間継続される。
【0020】
【表3】
【0021】さらに、図3(B)の工程で、前記上側電
極膜35およびPLZT膜34に対して表4に示す条件
でプラズマエッチングをそれぞれ行なうことにより、所
望の強誘電体キャパシタ30が形成される。
【0022】
【表4】
【0023】ところで、本実施例においては、図3
(A)の工程において前記下側電極膜33が形成された
時点で前記下側電極膜33に対して熱処理が、Ar等の
不活性雰囲気中において短時間だけ、急速加熱法(RT
A)により加えられる。図4(A),(B)は図3
(A),(B)の構造において下側電極膜33上に形成
されたPLZT膜34について、それぞれ前記Ar雰囲
気中での急速加熱処理を省略した場合、および前記Ar
雰囲気中での急速加熱処理を行なった場合のXRDパタ
ーンを示す。ただし、前記Ar雰囲気中での急速加熱処
理を行なう点を除いては、図4(A)のPLZT膜34
と図4(B)のPLZT膜34とは同一の工程により形
成されている。また、図4(A),(B)のXRDパタ
ーンは、前記PLZT膜34を堆積後、酸素雰囲気中で
の急速加熱処理を行なった後でのものである。
【0024】図4(A)を参照するに、前記Ar雰囲気
中での急速加熱処理を省略した従来の方法で形成された
PLZT膜34では、(111)面の回折ピークの高さ
が(100)面の回折ピークの高さと同程度で、大部分
のPLZT結晶は<100>方向に配向していることが
わかる。これに対し、図4(B)の前記Ar雰囲気中で
の下側電極の急速加熱処理を行なったPLZT膜34で
は(111)面の回折ピークが(100)面の回折ピー
クよりも実質的に高くなっており、大部分のPLZT結
晶が<111>方向に配向していることがわかる。すな
わち、図4(A),(B)の結果は、前記PLZT膜3
4が堆積される下側電極膜33に対して先に説明したA
r等の不活性雰囲気中における急速加熱処理を行なうこ
とにより、電極膜33上に形成されるPLZT膜34中
のPLZT結晶の配向方向が<111>方向に揃うこと
を意味する。
【0025】
【表5】
【0026】表5を参照するに、前記加熱処理を省略し
た従来の場合では2Prの値が20.3μC/cm2
あったのに対し、加熱処理を行なった場合には2Prの
値は31.2μC/cm2 まで増加するのがわかる。ま
た、表5中、従来の方法で作製した強誘電体キャパシタ
ではリーク電流の値が−2.0Vの電圧を印加した場合
に1.5×10-2A/cm2 、+5.0Vの電圧を印加
した場合に9.9×10-5A/cm2 であるのに対し、
本実施例の方法で作製した強誘電体キャパシタ30では
−5.0Vの電圧を印加した場合に9.9×10-8A/
cm2 、また+5.0Vの電圧を印加した場合に1.1
×10-7A/cm2 まで減少する。
【0027】さらに、表5には前記2Prの値が90%
飽和する電圧の値および疲労特性が示されているが、前
記飽和電圧の値および疲労特性には本実施例による強誘
電体キャパシタと従来の強誘電体キャパシタとで実質的
な差は認められなかった。本実施例では、前記下側電極
33をPLZT膜34の堆積に先立って不活性雰囲気中
において熱処理することにより、その下の密着膜33A
からTiが前記下側電極33の表面まで拡散するものと
考えられる。その結果、前記下側電極33の表面にはP
LZT結晶の<111>方向成長の核となるTiOx
形成され、前記所望のPLZT結晶の<111>方向へ
の成長は、かかるTiOx を核とする不均一核生成に起
因して生じるものと考えられる。TiOx を核としたP
LZT結晶の<111>方向への成長については、例え
ば Muralt, P., et al., J.Appl. Phys. vol.83, No.7,
1998, pp.3835 - 3841を参照。
【0028】本実施例において前記下側電極33および
上側電極35はPtに限定されるものではなく、Ir,
IrO2 あるいはこれらの複合膜であってもよい。ま
た、前記強誘電体膜24はPZTあるいはPLZTに限
定されるものではなく、BaTiO3 ,SrTiO3
LiNbO3 、あるいはこれらの固溶体であってもよ
い。
【0029】[第2実施例]図5(A)〜7(I)は本
発明の第2実施例によるFeRAMの製造工程を示す図
である。図5(A)を参照するに、p−型Si基板51
上にはフィールド酸化膜52によりメモリセル領域が形
成される。さらに、前記Si基板51上にはゲート絶縁
膜53が前記メモリセル領域を覆うように形成され、ゲ
ート電極54が前記ゲート絶縁膜53上に、通常のMO
Sトランジスタと同様に形成される。ゲート電極54は
メモリセル領域を横断するワード線の一部を構成する。
さらに、基板51中には、前記ゲート電極54の両側に
n型の拡散領域55,56が、ゲート電極54を自己整
合マスクに使って形成される。
【0030】MOSトランジスタがこのようにして形成
された後、前記基板51上にはゲート電極54を覆うよ
うにSiO2 膜57が形成され、前記SiO2 膜57中
には周知のフォトリソグラフィー法により、前記拡散領
域55を露出するコンタクトホールが形成される。さら
に、前記コンタクトホールの形成の後、前記SiO2
57上にはWSi膜が前記コンタクトホールを含むよう
に堆積され、その結果前記WSi膜は前記コンタクトホ
ールにおいて前記拡散領域55とコンタクトする。この
WSi膜をパターニングすることにより、図5(A)に
示すビット線電極58が形成される。
【0031】次に、図5(B)の工程において、典型的
にはSiO2 よりなる層間絶縁膜59が図5(A)の構
造上に堆積され、例えばCMP(化学機械研磨)法を使
った平坦化の後、前記層間絶縁膜59中に拡散領域56
を露出する深いコンタクトホール60が、高解像度フォ
トリソグラフィーにより形成される。次に、図5(C)
の工程において、図5(B)の構造上に、Pによりn+
型にドープされたポリシリコン膜61が、CVD法によ
り、前記ポリシリコンSi膜61が前記コンタクトホー
ル60を充填するように堆積され、さらに図6(D)の
工程において前記ポリシリコン膜61をドライエッチン
グにより層間絶縁膜59の表面が露出するまでエッチバ
ックすることにより、前記コンタクトホールをポリシリ
コンプラグ62が充填した構造が得られる。
【0032】図6(D)の工程では、さらに前記層間絶
縁膜59上にTi膜(図示せず)が前記ポリシリコンプ
ラグ62を覆うように形成され、さらにその上にPt,
IrあるいはIrO2 を含む導体膜63が、スパッタリ
ングにより、例えば表1に示す条件で形成される。本実
施例では、図6(D)の工程において前記導体膜63
が、さらにAr雰囲気中において典型的には650°C
で1〜60秒間急速熱処理を加えられ、その結果前記T
i密着膜から前記導体膜63にTiが拡散し、前記導体
膜63表面において成長核となるTiOx が形成され
る。
【0033】次に図6(E)の工程で、前記導体膜63
上にPZTあるいはPLZTよりなる強誘電体膜64
が、表2に示す条件のスパッタにより形成される。堆積
された強誘電体膜64は酸化雰囲気中、約750°Cで
急速加熱処理することにより結晶化され、強誘電体膜6
4中に形成されやすい酸素欠陥が解消される。次に、図
6(F)の工程において、前記PZT膜64およびその
下の導体膜63は表4に示す条件でプラズマエッチング
を行なうことにより所望のパターンにパターニングさ
れ、その結果、強誘電体キャパシタを構成する下側電極
65およびキャパシタ絶縁膜66が形成される。
【0034】次に、図7(G)の工程で、図6(F)の
構造上に前記キャパシタ絶縁膜66を覆うようにSiO
2 膜67がCVD法により堆積され、さらに前記SiO
2 膜67中に前記キャパシタ絶縁膜66を露出するコン
タクトホール68が形成される。さらに、図7(H)の
工程において、前記SiO2 膜67上に露出したキャパ
シタ絶縁膜66を覆うようにPtパターン69が、表3
に示す条件でスパッタリングを行なうことにより強誘電
体キャパシタの上側電極として形成され、さらに図7
(I)の工程において、前記SiO2 膜67上に前記上
側電極69を覆うように層間絶縁膜70が形成される。
また、前記層間絶縁膜70上には配線パターン71が形
成される。
【0035】図8は前記Ar雰囲気中における急速加熱
処理温度と前記PLZT膜64中のPLZT結晶の配向
方向との関係を示す。ただし図8中、横軸は熱処理温度
を、縦軸はXRDパターンから求められた前記PLZT
膜64中における<111>方向に配向したPLZT結
晶の割合を示す。図8を参照するに、前記急速加熱処理
を約400°C〜900°Cの範囲で10〜60秒間行
なうことにより、前記PLZT膜64中の大部分のPL
ZT結晶の方位を前記<111>方向に整列させること
が可能になる。また、前記急速加熱処理は10秒間程度
でも、所望のPLZT結晶の配向が得られていることが
わかる。
【0036】図9は、前記Ar雰囲気中における急速加
熱処理温度と前記PLZT膜64中のPLZT結晶の電
気特性との関係を示す。ただし図9中、横軸は熱処理温
度を、縦軸は前記PLZT膜64のヒステリシスループ
の幅2Prの値を示す。図9を参照するに、2Prと熱
処理温度との関係は図8の関係と相似であり、前記PL
ZT膜64全体の2Prの値が最大化されることがわか
る。
【0037】表6はこのようにして得られた強誘電体キ
ャパシタの電気特性を、前記下側電極63の不活性雰囲
気中での加熱処理を省略した場合と比較して示す。本実
施例によるFeRAMでは前記強誘電体キャパシタ絶縁
膜66中において結晶粒が実質的に<111>方向に配
向し、その結果前記キャパシタ絶縁膜66は、FeRA
Mとして望ましい大きな自発分極を示す。
【0038】図10(A),(B)は、下側電極膜33
に対する前記急速熱処理工程をそれそれ省略した場合お
よび行なった場合の、下側電極膜33およびその上の強
誘電体膜34の状態を示すTEM写真の図である。図1
0(A)を参照するに、前記下側電極膜33に対する急
速熱処理工程を省略した場合には電極膜33の表面はほ
ぼ平坦であるのに対し、図10(B)に示す急速熱処理
工程を行なった電極膜33の表面には、なだらかな曲面
で画成された凹部が形成されているのがわかる。かかる
凹部は下側電極膜33の急速加熱処理に伴う再結晶によ
り、前記電極膜33中に形成された粒界に対応している
ものと考えられる。
【0039】より具体的には、かかる下側電極膜33上
の凹部は、前記下側電極膜33中の粒界に集中した応力
により形成されると考えられる。電極膜33中において
は、前記急速熱処理工程の際に粒界に沿ってTiが下側
の密着層から這い上がり、粒界に沿ってTiOx を形成
すると考えられるが、前記強誘電体膜34を構成するP
LZT結晶は、かかる電極膜33上のTiOx を核とし
て成長することが知られている。その際、前記Tiが粒
界に偏析しているため、PLZT結晶の成長は、かかる
電極膜33中の粒界から開始され、粒界部が結晶成長に
伴う応力により凹むと考えられる。
【0040】以上、本発明を好ましい実施例について説
明したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において
様々な変形・変更が可能である。
【0041】
【発明の効果】請求項1および11,12記載の本発明
の特徴によれば、強誘電体キャパシタを有する半導体装
置の製造方法において、基板上に下側電極を形成した
後、前記下側電極を急速熱処理し、さらに前記急速熱処
理した前記下側電極上に強誘電体膜を堆積することによ
り、強誘電体膜中における強誘電体結晶の方位が所望に
<111>方向に配向し、強誘電体膜は大きな自発分極
を示す。
【0042】請求項2記載の本発明の特徴によれば、前
記下側電極を形成する工程に先立ち、前記基板上にTi
を含む導電膜を堆積することにより、前記急速加熱処理
を行なった場合にTiが前記導体膜表面まで拡散し、前
記強誘電体膜中において所望の方位への結晶成長を誘起
する結晶核が形成される。
【0043】請求項3記載の本発明の特徴によれば、前
記下側電極の急速熱処理工程を約400°C〜約900
°Cの温度において実行することにより、前記所望の結
晶方位の配向を、高い確率で実現できる。請求項4記載
の本発明の特徴によれば、前記下側電極の急速熱処理工
程を、He,Ne,Ar,Kr,XeおよびN2あるい
はこれらの混合ガスを含む不活性雰囲気中で実行するこ
とにより、前記下側電極の酸化が回避される。
【0044】請求項5記載の本発明の特徴によれば、前
記強誘電体膜の結晶化熱処理工程を酸化雰囲気中におい
て実行することにより、強誘電体膜は結晶化され、その
際かかる強誘電体膜中に形成されやすい酸素欠陥が解消
される。請求項6記載の本発明の特徴によれば、基板上
に下側電極を形成した後、これを急速熱処理し、さらに
前記急速熱処理の後、前記下側電極上に強誘電体膜を堆
積することにより、前記強誘電体膜中における強誘電体
結晶の方位が所望に<111>方向に配向し、強誘電体
膜は大きな自発分極を示す。
【0045】請求項7記載の本発明の特徴によれば、前
記下側電極を形成する工程に先立ち、前記基板上にTi
を含む導電膜を堆積することにより、前記急速加熱処理
を行なった場合にTiが前記導体膜表面まで拡散し、前
記強誘電体膜中において所望の方位への結晶成長を誘起
する結晶核が形成される。
【0046】請求項8記載の本発明の特徴によれば、前
記下側電極の急速熱処理工程を約400°C〜約900
°Cの温度において実行することにより、前記所望の結
晶方位の配向を、高い確率で実現できる。請求項9記載
の本発明の特徴によれば、前記下側電極の急速熱処理工
程を、He,Ne,Ar,Kr,XeおよびN2あるい
はこれらの混合ガスを含む不活性雰囲気中で実行するこ
とにより、前記下側電極の酸化が回避される。
【0047】請求項10記載の本発明の特徴によれば、
前記強誘電体膜の結晶化熱処理工程を酸化雰囲気中にお
いて実行することにより、強誘電体膜は結晶化され、そ
の際かかる強誘電体膜中に形成されやすい酸素欠陥が解
消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の強誘電体キャパシタを有する半導体記憶
装置の構成を示す図である。
【図2】図1の強誘電体キャパシタに使われる強誘電体
膜の自発分極特性を示す図である。
【図3】(A),(B)は本発明の第1実施例による強
誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図4】(A),(B)は本発明の第1実施例により得
られる強誘電体膜のX線回折パターンを、従来の方法で
形成された強誘電体膜のX線回折パターンと比較して示
す図である。
【図5】(A)〜(C)は本発明の第2実施例による強
誘電体記憶装置の製造工程を示す図(その1)である。
【図6】(D)〜(F)は本発明の第2実施例による強
誘電体記憶装置の製造工程を示す図(その2)である。
【図7】(G)〜(I)は本発明の第2実施例による強
誘電体記憶装置の製造工程を示す図(その3)である。
【図8】本発明の第2実施例により得られる強誘電体膜
中の結晶配向方向と熱処理温度の関係を示す図である。
【図9】本発明の第2実施例により得られる強誘電体膜
の自発分極の大きさと熱処理温度の関係を示す図であ
る。
【図10】(A),(B)は、下側電極膜に対する急速
熱処理工程をそれそれ省略した場合および行なった場合
の、下側電極膜およびその上の強誘電体膜の状態を示す
TEM写真の図である。
【符号の説明】
11,31,51 基板 30 強誘電体キャパシタ 32 SiO2 膜 33A Ti密着膜 33 下側電極膜 34 強誘電体膜 35 上側電極膜 52 フィールド酸化膜 53 ゲート絶縁膜 54 ゲート電極 55,56 拡散領域 57 CVD絶縁膜 58 ビット線電極 59,70 層間絶縁膜 60 コンタクトホール 61 ポリシリコン膜 62 ポリシリコンプラグ 63 Pt/Ti膜 64 PLZT膜 65 下側電極 66 強誘電体膜 67 絶縁膜 68 コンタクトホール 69 上側電極 71 配線パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 AC05 AC15 AC18 EZ14 EZ17 EZ20 5F083 AD49 FR02 GA11 GA27 JA31 JA38 JA39 PR22 PR34 PR40

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体キャパシタを有する半導体装置
    の製造方法において、 基板上に下側電極を形成する工程と、 前記下側電極を急速熱処理する工程と、 前記急速熱処理工程の後、前記下側電極上に強誘電体膜
    を堆積する工程と、 前記強誘電体膜を熱処理し、結晶化する工程と、 前記強誘電体膜上に上側電極を形成する工程とを含むこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記下側電極を形成する工程に先立ち、
    前記基板上にTiを含む導電膜を堆積する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記下側電極の急速熱処理工程は、約4
    00°C〜約900°Cの温度において実行されること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記下側電極の急速熱処理工程は、H
    e,Ne,Ar,Kr,XeおよびN2 あるいはこれら
    の混合ガスを含む不活性雰囲気中で実行されることを特
    徴とする請求項1〜3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記強誘電体膜の結晶化熱処理工程は、
    酸化雰囲気中において実行されることを特徴とする請求
    項1〜4のうち、いずれか一項記載の半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 基板上に下側電極を形成する工程と、 前記下側電極を急速熱処理する工程と、 前記急速熱処理工程の後、前記下側電極上に強誘電体膜
    を堆積する工程と、 前記強誘電体膜を熱処理し、結晶化する工程と、 前記強誘電体膜上に上側電極を形成する工程とを含むこ
    とを特徴とする強誘電体キャパシタの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記下側電極を形成する工程に先立ち、
    前記基板上にTiを含む導電膜を堆積する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項6記載の強誘電体キャパシタの製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記下側電極の急速熱処理工程は、約4
    00°C〜約900°Cの温度において実行されること
    を特徴とする請求項6または7記載の強誘電体キャパシ
    タの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記下側電極の急速加熱処理工程は、H
    e,Ne,Ar,Kr,XeおよびN2 あるいはこれら
    の混合ガスを含む不活性雰囲気中で実行されることを特
    徴とする請求項6〜8のうち、いずれか一項記載の強誘
    電体キャパシタの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記強誘電体膜の結晶化工程は、酸化
    雰囲気中において実行されることを特徴とする請求項6
    〜9のうち、いずれか一項記載の強誘電体キャパシタの
    製造方法。
  11. 【請求項11】 基板上に形成された下側電極と、前記
    下側電極上に形成された強誘電体膜と、前記強誘電体膜
    上に形成された上部電極とを有し、前記強誘電体膜は主
    として<111>方向に配向していることを特徴とする
    強誘電体キャパシタ。
  12. 【請求項12】 前記下側電極はTi層と、前記Ti層
    上に形成された、Pt,IrおよびIrO2 より選ばれ
    る導電層とよりなり、前記下側電極の表面はなだらかな
    凹部を有することを特徴とする請求項11記載の強誘電
    体キャパシタ。
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