JP2008006892A - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイヤ2は、トレッド4とベルトとの間にバンド16を備えている。バンド16は、螺旋状に巻かれたバンドコード34を有する。バンドコード34の密度は、溝20の直下において大きく、ランド21の直下において小さい。溝20の直下におけるバンドコード34の密度に対するランド21の直下におけるバンドコード34の密度の比率は、0%以上90%以下である。溝20の直下におけるバンドコード34の密度は15エンズ/5cm以上であり、ランド21の直下におけるバンドコード34の密度は10エンズ/5cm以下である。バンド16の幅は、トレッド4の幅の75%以上である。
【選択図】図2
Description
(1)周方向に延びる複数の溝とこれら溝によって区画された複数のランドとを備えたト レッド、
(2)このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォール、
(3)このサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のビード、
(4)トレッド及びサイドウォールの内側に沿って両ビードの間に架け渡されておりラジ アル構造を有するカーカス、
(5)このカーカスの半径方向外側に位置しており、非伸縮性のベルトコードを有してお り、バイアス構造を有するベルト
並びに
(6)このベルトとトレッドとの間に位置しており、螺旋状に巻かれたバンドコードを有 するバンド
を備える。このバンドコードの密度は、1又は2以上の溝の直下において大きくランドの直下において小さい。
DG = (NG / WG) * 5 (I)
1つのランド直下領域40に含まれるバンドコード34の数がNLであり、このランド直下領域40の軸方向幅がWL(cm)であるとき、このランド直下領域40におけるバンドコード34の密度DLは、下記数式(II)によって算出される。
DL = (NL / WL) * 5 (II)
前述の通り、溝20a、20b、20c、20dの直下においてバンドコード34は密であり、ランド21の直下においてバンドコード34は粗である。換言すれば、密度DGは密度DLよりも大きい。
図1に示された構造を備えた重荷重用タイヤを得た。このタイヤのサイズは、「435/45R22.5」である。このタイヤのトレッド幅は389mmである。トレッドは、深さが13.5mmである8個の溝を備えている。ベルトは、第一プライ、第二プライ、第三プライ及び第四プライを備えている。第一プライの幅は348mmであり、第二プライの幅は368mmであり、第三プライの幅は352mmであり、第四プライの幅は168mmである。第一プライは、周方向に対する角度が+50°であるスチールコードを備えている。第二プライは、周方向に対する角度が+18°であるスチールコードを備えている。第三プライは、周方向に対する角度が−18°であるスチールコードを備えている。第四プライは、周方向に対する角度が−18°であるスチールコードを備えている。バンドは、螺旋状に巻かれたバンドコードを備えている。バンドコードの材質は、スチールである。バンドコードのタイプは、「3×7×0.22」である。全ての溝の直下において、バンドコードの密度は28エンズ/5cmである。ランドの直下において、バンドコードの密度は8エンズ/5cmである。
バンドコードの密度を下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2から4及び比較例1のタイヤを得た。
バンドの構造を図5に示された通りとした他は実施例1と同様にして、実施例5のタイヤを得た。
幅Wbの短いバンドを設け、かつバンドコードの密度を下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、比較例2のタイヤを得た。このタイヤでは、最も外側の溝の直下にバンドコードが存在していない。
バンドを設けなかった他は実施例1と同様にして、比較例3のタイヤを得た。
ベルトを下記4枚のプライから構成し、かつバンドを設けなかった他は実施例1と同様にして、比較例4のタイヤを得た。
第一プライ:周方向に対する角度が+18°であるスチールコードを備える。幅は3 68mmである。
第二プライ:ジョイントレスタイプのスチールコードを備える。幅は280mmであ る。スチールコードの密度は、28エンズ/5cmである。
第三プライ:周方向に対する角度が−18°であるスチールコードを備える。幅は3 44mmである。
第四プライ:周方向に対する角度が−18°であるスチールコードを備える。幅は3 10mmである。
タイヤを、「14.00×22.5」のリムに組み込んだ。このタイヤに、正規内圧となるように空気を充填した。このタイヤを走行試験装置に装着し、規格で定められた最大荷重の1.4倍の荷重を負荷してドラム上を30km/hの速度で走行させた。距離が30,000kmの時点で走行を停止し、クラックの有無を目視でチェックした。さらに、タイヤを解体してバンドコードの切断の程度を、下記の基準に従って格付けした。
A:切断が生じていない。
B:切断が若干生じている。
C:切断が多く生じている。
この結果が、下記の表1に示されている。
タイヤの質量を測定した。この結果が、比較例1が100.0とされたときの指数として、下記の表1に示されている。
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・インナーライナー
14・・・ベルト
16、44・・・バンド
20・・・溝
21・・・ランド
34・・・バンドコード
36・・・トッピングゴム
38・・・溝直下領域
40・・・ランド直下領域
Claims (5)
- 周方向に延びる複数の溝とこれら溝によって区画された複数のランドとを備えたトレッド、
このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォール、
このサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のビード、
トレッド及びサイドウォールの内側に沿って両ビードの間に架け渡されておりラジアル構造を有するカーカス、
このカーカスの半径方向外側に位置しており、非伸縮性のベルトコードを有しており、バイアス構造を有するベルト
並びに
このベルトとトレッドとの間に位置しており、螺旋状に巻かれたバンドコードを有するバンド
を備えており、
このバンドコードの密度が、1又は2以上の溝の直下において大きくランドの直下において小さい重荷重用空気入りタイヤ。 - 上記溝の直下におけるバンドコードの密度に対するランドの直下におけるバンドコードの密度の比率が0%以上90%以下である請求項1に記載のタイヤ。
- 上記溝の直下におけるバンドコードの密度が15エンズ/5cm以上であり、ランドの直下におけるバンドコードの密度が10エンズ/5cm以下である請求項1又は2に記載のタイヤ。
- 上記バンドコードの密度が、軸方向において最も外側に位置する溝の直下において大きい請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
- 上記バンドの幅がトレッドの幅の75%以上である請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ。
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