JP2007538211A - 遮音ブロックを受け入れるために拡げられた形状を有するブッシュを少なくとも含む自動車のエンジンマウントの製造方法及び装置、並びに対応するエンジンマウント及び自動車。 - Google Patents

遮音ブロックを受け入れるために拡げられた形状を有するブッシュを少なくとも含む自動車のエンジンマウントの製造方法及び装置、並びに対応するエンジンマウント及び自動車。 Download PDF

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Abstract

本発明は、互いに組み合わされた2つのシェル(11)、(12)を含み、シェルの少なくとも1つは、少なくとも1つのブッシュ(5)を介して、少なくとも1つの遮音ブロック(4)を受け入れるようになされた、自動車のエンジンマウントの製造方法を提供することを目的とする。本発明の自動車のエンジンマウントの製造方法は、ブッシュの少なくとも一端(51)に拡げられた形状を与えるために設けられた、ブッシュ(5)の変形工程を含むことを特徴とする。また本発明は、このような製造方法の実行装置、並びに対応するエンジンマウント及び自動車にも関する。

Description

本発明の技術分野は、自動車産業の分野である。より正確には、本発明は、自動車のエンジンを支持するエンジンマウントに関する。
現在の技術によれば、エンジンマウントは、型打ち加工された鉄板からなり、例えば溶接によって互いに組み合わされた2つのシェルからなる。
エンジンマウントの機能の1つは、自動車の加速または減速過程の際に、エンジントルクによって発生される荷重を支持することである。
図1を参照すると分かるように、当業者に「ミニ マウント」とも呼ばれる、このようなエンジンマウントは、前部と後部において、自動車のボディ、ショックアブソーバ2またはエンジンマウントの支持板13に取り付けられた「付加装置」に連結される。
また、このようなエンジンマウントは、車輪を支持するロワアーム3すなわち車輪31(象徴的に示されている)の支持手段の支持部材、2つのロワアームを連結し、エンジンマウントの上に保持されるアンチロールバー32へ連結される。
音響的快適性の理由から、現在では、エンジンマウントと自動車のボディとの間に、例えばゴムからなる遮音部材が付加される。
遮音は、運転者が自動車の路上機能と運転の快適性を享受する上で、不可欠な条件である。
このような遮音は、一般に、エンジンマウントとボディとの間の連結を可能にし、2つの金属の補強部材の間に嵌め込まれたゴム(またはその他の防振材料)からなる部分を少なくとも含む、遮音ブロックによって得られる。
このような遮音ブロックが、図2に略図で示されている。
図から分かるように、このタイプの遮音ブロック4は、間に一般にゴムからなる遮音材料43が注入された、内側補強部材41と外側補強部材42との2つの補強部材からなる。
従来技術においては、内側補強部材41は金属の管であり、外側補強部材42は、金属またはプラスチック材料からなる。
これらの遮音ブロックの製造方法は、周知の問題をもたらす。
すなわち、2つの補強部材の間へのゴムの注入後に、遮音材料であるゴム部分43は、凝固しながら容積を減少し、その結果、図3に示すように、外側補強部材42から剥離する傾向がある。この減少は、「縮管」と呼ばれる。
この場合、ゴムと外側補強部材との間の接着はもはや充分ではなく、遮音ブロックを「再成型」する必要がある。
この再成型は、縮管によってもたらされた間隙を除去するために外側補強部材の直径を減少させることからなる、特殊な作業によって実行される。
外側補強部材が金属からなる場合には、この作業は遮音ブロックの製造行程の中に設けられ、このために設けられた機械が、外側補強部材を圧縮する。従って、供給される遮音ブロックは、縮管によってもたらされた間隙を有しない。
勿論、このような機械は、遮音ブロックの価格を著しく上昇させる傾向を有する。
外側補強部材がプラスチック材料からなる場合には、遮音ブロックは、一般に縮管によってもたらされた間隙を有したままで供給される。
従って、この間隙を除去するために、エンジンマウントに特殊なブッシュが設けられる。このブッシュは、ブッシュの一端の内径に面取りを施すための加工を可能にするように、比較的厚い金属の管からなる。
この面取りは、再成形前の遮音ブロックの外側補強部材の直径に相当する直径と、再成形後の遮音ブロックの外側補強部材の直径に相当する直径との間に亘って行われる。
このようにして、このような面取りされたブッシュの中へ、遮音ブロックが一旦嵌入されると、外側補強部材(そのプラスチック構造は、比較的大きな直径の変化に耐えて、変形を受け入れることを可能にする)の直径は、縮管によってもたらされた間隙が除去されるまで縮小される。
しかしながら、この場合も作業のコストは比較的大である。
すなわち、ブッシュを1個づつ加工することが必要である。従って、この加工は、エンジンマウント全体に影響を及ぼす製造コストの上昇をもたらすので、望ましくない。
さらに、各ブッシュは、数mmに亘る面取り加工を可能にするのに充分な厚さの管から作られる。したがって、これらのブッシュは、実際には比較的高価である管から作る必要がある。
さらに、これらの管は、その厚さのために、エンジンマウントの重量を増加させる傾向を有する部品を構成する。このような部品は回避することが望ましい。
GB 2 340 794 A EP 0 927 680 A US 4 597 687 A WO 99/42234 A
本発明は、従来技術の上記の問題を緩和することを特に目的とする。
より正確には、本発明は、遮音ブロックにおける縮管の影響を、従来技術よりも安価に除去することを可能にする、自動車のエンジンマウントを提供することを目的とする。
この観点から、本発明は、従来技術において実行されるような、縮管の影響の除去に特有の加工工程を除去することを可能にする、この種のエンジンマウントを提供することも目的とする。
また本発明は、遮音ブロックを受け入れるためのブッシュの製造に、従来技術のエンジンマウントのストラットに使用されるものよりも特に厚さが小さい材料を採用することを可能にする、この種のエンジンマウントを提供することも目的とする。
また本発明は、設計が単純で、実地への適用が容易な、この種のエンジンマウントを提供することを目的とする。
また本発明は、この種のエンジンマウントの製造方法を提供することを目的とする。
また本発明は、簡単、迅速、安価に実施することが可能な、この種のエンジンマウントの製造方法を提供することを目的とする。
これらの目的、及び後に明らかとなるその他の目的は、互いに組み合わされた2つのシェルを含み、上記シェルの少なくとも1つは、少なくとも1つのブッシュを介して、少なくとも1つの遮音ブロックを受け入れるようになされた、自動車のエンジンマウントの製造方法において、上記ブッシュの少なくとも一端に拡げられた形状を与えるために設けられた、上記ブッシュの変形工程を含むことを特徴とする、自動車のエンジンマウントの製造方法を提供する本発明によって達成される。
このようにして、その中に遮音ブロックが嵌入されるブッシュは、従来技術に適用される面取りされたブッシュよりも著しく小さい厚さを有する金属管から作ることができる。
これらのブッシュは、丸めて、折り曲げ接合された金属板で作ることもできる。
いずれの場合も、これらのブッシュは、面取りされたブッシュよりも著しく安価である。
さらに、以下の説明で明らかとなるように、ブッシュが変形される方法は、従来技術を参照して先に言及した機械加工工程を除去することを可能にする。
換言すれば、本発明は、材料を除去することなく、ブッシュに拡げられた部分を設けることが可能であり、「機械加工工程」が「変形工程」によって置き換えられる。
望ましい1方法によれば、上記変形工程は、支持シェルと呼ばれる上記シェルの1つへの、上記ブッシュの装着工程の間に実行される。
すなわち、変形工程は、ブッシュの装着工程と同時に実行される。
このように、本発明は、コストの面におけると同様に、従来技術に比して中間ワークステーションが削除されるので、ロジスティックスの面での利益を予想することを可能にする。
有利な1方法によれば、1または複数の上記ブッシュは、上記ブッシュの一端を拡げるための変形部品に対向して、上記支持シェルへ嵌入される。
このようにして、支持シェル上において、嵌入作業と、ブッシュを広げる作業とを組み合わせるための、簡単で有効な方法が得られる。
1または複数の上記ブッシュは、上記支持シェルと、他の1つの上記シェルとの組み合わせの前に、上記支持シェルへ嵌入されることが有利である。
このようにすると、支持シェルの周りの全てのスペースが利用可能であるので、操作がきわめて容易である。
上記シェルは、最初の型打ち加工の際に得られることが有利である。
この場合、この製造方法は、上記シェルの1つに、そこを通して上記遮音ブロックを装着するための、少なくとも1つの開口を作成する工程を含むことが望ましく、さらに、この製造方法は、上記遮音ブロックの上記開口の中への嵌入を可能にするための下曲げ端部を、上記開口の周りに作る工程を含む。
有利な1方法によれば、上記ブッシュの上記装着工程は、拡げられた上記一端が、上記エンジンマウントの外面に相当する上記支持シェルの側の上を伸びるように実行される。
このようにして、遮音ブロックのブッシュの中への嵌入の際に、ブッシュの広げられた一端は、遮音ブロックの嵌入操作の影響を受けて、支持シェルに対向して押される傾向を有し、このことはブッシュの広げられた一端の位置と形状の保持を可能にする。
この製造方法は、上記遮音ブロックの上記ブッシュの中への装着工程を含み、上記遮音ブロックは、内側補強部材と外側補強部材との、同心の2つの補強部材の間にゴム部分を含み、上記装着工程は、上記遮音ブロックを上記ブッシュの拡げられた上記一端を通して差し込みながら、上記遮音ブロックを上記ブッシュの中へ嵌入させることによって実行されることが望ましい。
このようにして、この製造方法が完了したときには、自動車に装着する準備ができたエンジンマウントが得られる。このエンジンマウントには、再成型作業が終わった遮音ブロックがあらかじめ装備されている。
本発明は、上述のような自動車のエンジンマウントの製造方法の実行装置にも関し、この装置は:
− 上記ブッシュを受け入れるための凹部を有する雌型部品と;
− 変形部品を含む雄型部品であって、上記変形部品は、上記雄型部品が、上記雌型部品の中に配置された上記ブッシュの中へ嵌入されたときに、拡げられた上記一端を形成するためのものである、雄型部品と;
を含む。
また本発明は、互いに組み合わされた2つのシェルを含む自動車のエンジンマウントであって、上記エンジンマウントは、2つの同心の補強部材の間に保持されたゴム部分を含むタイプの少なくとも1つの遮音ブロックと組み合わされる、自動車のエンジンマウントにおいて、上記遮音ブロックを受け入れる少なくとも1つのブッシュを含み、上記ブッシュの壁が、少なくともその一端に、拡げられた形状を形成する変形部を有することを特徴とする、自動車のエンジンマウントにも関する。
先に示したように、このようなエンジンマウントは、特にブッシュが低価格であるために、従来技術のエンジンマウントの場合よりも著しく低い価格で得ることができる。
上記ブッシュは、上記シェルの1つに設けられた下曲げ端部の内側へ嵌入され、上記ブッシュの拡げられた上記一端が、上記下曲げ端部を超えて伸びると有利である。
上記エンジンマウントは、プラスチック材料から作られた外側補強部材を有する、少なくとも1つの上記遮音ブロックを含むことが望ましい。
この理由は、このような補強部材は、場合によっては必要となる、その直径の大きな減少に対する優れた適性を有するからである。
拡げられた上記一端が、少なくとも部分的に、上記エンジンマウントの外側へ伸びると有利である。
この場合、1または複数の上記遮音ブロックは、延長部を有し、上記延長部の下に、上記ブッシュの拡げられた上記一端を受け入れる凹部を形成するための環状の溝が設けられることが望ましい。
このようにして、遮音ブロックを装着する前にシェルから突出していたブッシュの拡げられた一端は、遮音ブロックを装着した後には、遮音ブロック自身によって隠され、シールされる。
有利な1実施の形態によれば、1または複数の上記遮音ブロックは、上記シェルの1つに支持されるようになるための、フランジを有する。
この場合、上記フランジは、上記環状の溝の周りを伸びること望ましい。
また本発明は、互いに組み合わせられる2つのシェルを含むエンジンマウントが装備され、上記エンジンマウントは、2つの同心の補強部材の間に嵌入されたゴム部分を含むタイプの、少なくとも1つの遮音ブロックと組み合わされる、自動車において、上記エンジンマウントは、上記遮音ブロックを受け入れるための少なくとも1つのブッシュを含み、上記ブッシュの壁は、少なくともその一端に、拡げられた形状を形成する変形部を有することを特徴とする自動車にも関する。
本発明のその他の特徴及び利点は、例として示され、非限定的な、本発明の望ましい実施の形態と図面の以下の説明を読むことによって、より明らかとなるであろう。これらの図面において:
−図1は、隣接する環境とともに示した自動車のエンジンマウントの斜視図であり;
−図2は、遮音ブロックの略図であり;
−図3は、縮管を伴う遮音ブロックの略図であり;
−図4は、遮音ブロックの再成型方法を示す略図であり;
−図5は、遮音ブロックが装着された、本発明によるエンジンマウントの部分図であり;
−図6、7は、本発明による方法を適用することによる、エンジンマウントへのブッシュの取り付け工程をそれぞれ示す図である。
先に示したように、本発明の基本方針は、遮音ブロックを受け入れるためのブッシュを、機械加工することなく(すなわち、材料を削除することなく)、ブッシュの先端が拡げられた形状を有するように、変形可能にすることにある。
このことは、エンジンマウントの部分図である図5に示されている。このエンジンマウントは、上部シェル11と下部シェル12からなり、それらの間に一端51が拡げられたブッシュ5が伸びる。
以下の説明によってより明らかとなるように、このように構成されたブッシュは、図4に示すように、遮音ブロック4が有する縮管44(図4)を除去することを可能にする。これは、遮音ブロックの外側補強部材の直径を、直径D1から、より小さい直径D2へ変化させながら、遮音ブロック4をブッシュ5の中へ嵌入させることに応じて次第に達成され、直径のこの縮小は、ブッシュの一端51の変形部の拡げられた形状によって可能となる。
図5から分かるように、上部シェル11(以下、支持シェルと呼ぶ)は、その中へ遮音ブロック4を嵌入させるための、下曲げ端部111によって縁取りされた開口を有する。
さらに、本実施の形態によれば、下曲げ端部111は、エンジンマウントの内側へ向けられ、ブッシュ5の拡げられた一端51は、下曲げ端部111を越えて、エンジンマウントの外側へ向けて、伸びる。
他方では、エンジンマウントには、内側補強部材と外側補強部材との間に注入されたゴム材料(ゴム部分)を含む、上述のようなタイプの1または複数の遮音ブロック4が設けられる。この場合、外側補強部材はプラスチック材料からなる。
また、本実施の形態によれば、遮音ブロック4は、延長部45を有し、延長部45の下には、ブッシュ5の拡げられた一端51を受け入れる凹部を形成する環状の溝451が設けられる。
また、延長部45は、支持シェル11に支持されるようになるための、フランジ452を有する。
このフランジ452は、環状の溝451の周りに、環状の溝451に対して同心に伸びる。
また、フランジ452は、充分な抵抗性を有するストッパを形成するのに適した寸法(厚さと高さに関して)を有する。
さて、本発明によるエンジンマウントの製造方法を、図6、7を参照して詳細に説明する。
本実施の形態によれば、エンジンマウントの上部シェルと下部シェルは、型打ち加工によって作成される。
次いで、支持シェル11(この場合は、エンジンマウントの上部シェル)は、その中に遮音ブロックを装着するための開口を設けるように、例えば打ち抜き工法によって、カットされる。
次いで、作られた開口の端部は、この開口が、エンジンマウントの内側に該当する支持シェル11の面の側を伸びる下曲げ端部111によって縁取りされるように折り曲げられる。
次に、支持シェル11上へのブッシュ5の装着工程へ進む。この装着工程の間に、ブッシュ5の一端は、拡げられた端部を有するように変形される。
これは、ブッシュ5を受け入れるための凹部を有する雌型部品61と、変形部品621からなる雄型部品62とを含む装置を使用して行われる。変形部品621は、雌型部品61の中に配置されたブッシュの中への、雄型部品62の嵌入に応じて、拡げられた端部を形成するためのものである。
より正確には、この変形は、変形部品621が有する拡大部6211を用いて得られる。
このような装置を使用して、図6の矢印F1によって示されるように、雌型部品61を支持シェル11に対向させて、ブッシュ5を支持シェル11の下曲げ端部111の内側へ嵌入する。
この嵌入は、ブッシュ5の一端が、変形部品621の拡大部6211に寄りかかるようになったときには、変形部品621に対向して行われる。雄型部品62は、図6の矢印F2によって示されるように、ブッシュ5の内側へ向けて嵌入される。
雄型部品62と雌型部品61との相対的な運動は、それらが、ブッシュ5の一端51の変形をもたらし、その結果、一端51に、変形部品621の拡大部6211の少なくとも一部分に対応する拡げられた形状を与える、図7に示すような位置を占めるまで続行する。
図6、7から明らかなように、ブッシュの装着は、ブッシュの拡げられた一端51が、エンジンマウントの外面に相当する支持シェル11の側を伸びるように実施される。
上述したブッシュの装着工程は、支持シェルとその他のシェルとの組み立ての前に行われることが望ましい。
次いで、図4を参照して既に説明したように、遮音ブロック4を、ブッシュの拡げられた一端を通して導入することによって、遮音ブロック4はブッシュの中へ嵌入される。
本発明のその他の実施の形態を、特に、特殊なエンジンマウントの構造の場合に、支持シェルをエンジンマウントの下側シェルから構成すること、あるいは上側シェルと下側シェルの各々が支持シェルを構成することによって、本発明の枠を逸脱することなく、構想することができることは勿論である。

Claims (17)

  1. 互いに組み合わされた2つのシェル(11)、(12)を含み、上記シェルの少なくとも1つは、少なくとも1つのブッシュ(5)を介して、少なくとも1つの遮音ブロック(4)を受け入れるようになされた、自動車のエンジンマウントの製造方法において、
    上記ブッシュの少なくとも一端(51)に拡げられた形状を与えるために設けられた、上記ブッシュ(5)の変形工程を含むことを特徴とする、自動車のエンジンマウントの製造方法。
  2. 上記変形工程は、支持シェルと呼ばれる上記シェル(11)の1つへの、上記ブッシュ(5)の装着工程の間に実行されることを特徴とする、請求項1に記載の自動車のエンジンマウントの製造方法。
  3. 1または複数の上記ブッシュ(5)は、上記ブッシュ(5)の一端を拡げるための変形部品(621)に対向して、上記支持シェル(11)へ嵌入されることを特徴とする、請求項2に記載の自動車のエンジンマウントの製造方法。
  4. 1または複数の上記ブッシュ(5)は、上記支持シェル(11)と、他の1つの上記シェル(12)との組み合わせの前に、上記支持シェル(11)へ嵌入されることを特徴とする、請求項2または3に記載の自動車のエンジンマウントの製造方法。
  5. 上記シェル(11)、(12)は、最初の型打ち加工の際に得られることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1つに記載の自動車のエンジンマウントの製造方法。
  6. 上記シェル(11)の1つに、そこを通して上記遮音ブロック(4)を装着するための、少なくとも1つの開口を作成する工程を含み、さらに、上記遮音ブロック(4)の上記開口の中への嵌入を可能にするための下曲げ端部(111)を、上記開口の周りに作る工程を含むことを特徴とする、請求項5に記載の自動車のエンジンマウントの製造方法。
  7. 上記ブッシュ(5)の上記装着工程は、拡げられた上記一端(51)が、上記エンジンマウントの外面に相当する上記支持シェル(11)の側の上を伸びるように実行されることを特徴とする、請求項2〜6のいずれか1つに記載の自動車のエンジンマウントの製造方法。
  8. 上記遮音ブロック(4)の上記ブッシュ(5)の中への装着工程を含み、上記遮音ブロック(4)は、内側補強部材(41)と外側補強部材(42)との、同心の2つの補強部材(41)、(42)の間にゴム部分(43)を含み、上記装着工程は、上記遮音ブロック(4)を上記ブッシュ(5)の拡げられた上記一端(51)を通して差し込みながら、上記遮音ブロック(4)を上記ブッシュ(5)の中へ嵌入させることによって実行されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1つに記載の自動車のエンジンマウントの製造方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の自動車のエンジンマウントの製造方法の実行装置において:
    − 上記ブッシュ(5)を受け入れるための凹部を有する雌型部品(61)と;
    − 変形部品(621)を含む雄型部品(62)であって、上記変形部品(621)は、上記雄型部品(62)が、上記雌型部品(61)の中に配置された上記ブッシュ(5)の中へ嵌入されたときに、拡げられた上記一端(51)を形成するためのものである、雄型部品(62)と;
    を含むことを特徴とする、自動車のエンジンマウントの製造方法の実行装置。
  10. 互いに組み合わされた2つのシェル(11)、(12)を含む自動車のエンジンマウントであって、上記エンジンマウントは、2つの同心の補強部材(41)、(42)の間に保持されたゴム部分(43)を含むタイプの少なくとも1つの遮音ブロック(4)と組み合わされる、自動車のエンジンマウントにおいて、上記遮音ブロック(4)を受け入れる少なくとも1つのブッシュ(5)を含み、上記ブッシュの壁が、少なくともその一端(51)に、拡げられた形状を形成する変形部を有することを特徴とする、自動車のエンジンマウント。
  11. 上記ブッシュは、上記シェル(11)の1つに設けられた下曲げ端部(111)の内側へ嵌入され、上記ブッシュ(5)の拡げられた上記一端(51)は、上記下曲げ端部(111)を超えて伸びることを特徴とする、請求項10に記載の自動車のエンジンマウント。
  12. プラスチック材料から作られた外側補強部材(41)を有する、少なくとも1つの上記遮音ブロック(4)を含むことを特徴とする、請求項10または11に記載の自動車のエンジンマウント。
  13. 拡げられた上記一端(51)は、少なくとも部分的に、上記エンジンマウントの外側へ伸びることを特徴とする、請求項10〜12のいずれか1つに記載の自動車のエンジンマウント。
  14. 1または複数の上記遮音ブロック(4)は、延長部(45)を有し、上記延長部(45)の下に、上記ブッシュ(5)の拡げられた上記一端(51)を受け入れる凹部を形成するための環状の溝(451)が設けられることを特徴とする、請求項13に記載の自動車のエンジンマウント。
  15. 1または複数の上記遮音ブロック(4)は、上記シェルの1つに支持されるようになるための、フランジ(452)を有することを特徴とする、請求項10〜14のいずれか1つに記載の自動車のエンジンマウント。
  16. 上記フランジ(452)は、上記環状の溝(451)の周りを伸びることを特徴とする、請求項14に従属する場合の請求項15に記載の自動車のエンジンマウント。
  17. 互いに組み合わせられる2つのシェル(11)、(12)を含むエンジンマウントが装備され、上記エンジンマウントは、2つの同心の補強部材(41)、(42)の間に嵌入されたゴム部分(43)を含むタイプの、少なくとも1つの遮音ブロック(4)と組み合わされる、自動車において、
    上記エンジンマウントは、上記遮音ブロック(4)を受け入れるための少なくとも1つのブッシュ(5)を含み、上記ブッシュの壁は、少なくともその一端(51)に、拡げられた形状を形成する変形部を有することを特徴とする自動車。
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