JP2007534706A - チモサポニンbiiの調製方法 - Google Patents

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Abstract

チモサポニンBIIの調製法であって、この方法は漢方薬の知母または、新鮮な知母(Anemarrhena Asphodeloides Bge.)の根茎またはひげ根を原料として用い、溶媒抽出、樹脂吸着、ポリアミドクロマトグラフィ、逆相カラムクロマトグラフィ、セファデックスLH−20上のカラムクロマトグラフィなどの工程の1種以上を従来の乾燥法である真空乾燥、凍結乾燥、噴霧乾燥などと組み合わせてチモサポニンBIIを単離することからなる。本発明の方法によって得られるチモサポニンBIIは純度90%以上であり、この方法は簡単で、工業生産に使用するのに適している。

Description

本発明はチモサポニンBIIの調製方法に関する。
漢方薬である知母は百合科(Liliaceae科)知母(Anemarrhena)属の多年生植物Anemarrhena asphodeloides Bge.の根茎である。主産地は中国河北、内蒙古、山西、東北部などである。伝統的中国医学では、これは苦寒清熱薬(苦い生薬で体内の熱をとる薬)として用いられ清熱瀉火(炎症を抑え熱を冷ます)、慈陰潤燥(体液を補い乾燥を潤す)の効果がある。主な治療対象は外感熱病(感染による熱)、高熱頻渇、肺熱乾咳、骨蒸潮熱(体の深部から出る熱)、内熱消渇(糖尿病)、腸燥便秘(腸の水分不足による便秘)である。知母の主成分はステロイド性サポニンで、フラボン、少糖類、多糖類、脂肪酸なども含まれる。薬理研究から知母は抗菌、抗ウイルス、解熱、血糖降下、鎮静、血小板凝集阻害、抗がんおよび放射線防御等の効果を有することがわかっている。
チモサポニンBII(プロトチモサポニンAIIIとも呼ばれる)は知母の根の主要成分である。その構造は(25S)−26−O−β−D−グルコピラノシル−22−ヒドロキシ−5β−フロスタン−3β,26−ジオール−3−O−β−D−グルコピラノシル−(1→2)−β−D−ガラクトピラノシドで、以下の構造式を有する。
Figure 2007534706
チモサポニンBIIは川崎敏男等により1963年に初めて単離されたが、構造は示されなかった。1991年に、南雲清二等がチモサポニンBIIの構造を初めて明らかにした(Seiji NAGUMO et al、薬学雑誌(日)、1991;111(1):306−310)。その後、Noboru Nakashima(Noboru NAKASHIMA et al、Journal of Natural Products、1993;56(3):345−350)、馬百平等(馬百平等、薬学学報(中)1996;31(4):271−277)、Masayasu Kimula(Masayasu KIMURA et al、Biol.Pharm.Bull、1996;19(7):926−931)およびJian−ying Zhang(Jian−ying ZHANG et al、Clinica Chimica Acta、1999;289:79−88)等がチモサポニンBIIの単離と活性を報告した。研究によりチモサポニンBIIが血糖を下げ、血小板の凝集を阻害し、フリーラジカルの捕捉および抗認知症活性を有することが明らかになった。先行技術文献のほとんどすべてにおいて、チモサポニンBIIはn−ブタノール抽出、順相シリカゲルカラムクロマトグラフィ、マクロ多孔性樹脂カラムクロマトグラフィ、およびHPLCで調製されている。しかしチモサポニンはn−ブタノール抽出で乳化しやすく、シリカゲルクロマトグラフィにおける試料の量は限られ、シリカゲルを再生するのは困難であり、クロロホルム−メタノール−水の溶離液を回収して利用するのは難しい。したがって、報告されている方法は、工程が難しく、低収量、低純度で工業的生産には向かない。マクロ多孔性樹脂と逆相液体クロマトグラフィとを用いても、メタノール−水による溶離液ではチモサポニンBIIのC−22水酸基のメトキシ化が起こり、かなりの割合でチモサポニンBIが生じる(Seiji NAGUMO et al、薬学雑誌(日)、1991;111(1):306−310)。したがってこれらの方法では試料が無駄になったり、チモサポニンBIIとチモサポニンBIの混合物のみが得られたりする可能性があり、純粋なチモサポニンBIIを得るのは非常に難しい。
Figure 2007534706
したがってチモサポニンBIIの調製方法を改良することが必要である。
本発明の目的の一つはチモサポニンBIIの改良された調製方法を提供することである。この方法は、n−ブタノールとシリカゲルクロマトグラフィとを抽出、精製に使用せず、また溶出液にメタノールを使用しないので、チモサポニンBIIを高い純度と収量で得ることができる。
よって、本発明はチモサポニンBIIの改良された調製方法であって、a)原料として知母の中薬飲片(生薬を刻んだもの)あるいは新鮮な知母の根を用意し、これを水、アセトン、エタノール、プロパノール、およびこれらのうち少なくとも2種の混合物からなる群より選択される溶剤で抽出する工程;b)a)での抽出物を、樹脂吸着、ポリアミドクロマトグラフィ、逆相カラムクロマトグラフィおよびセファデックスLH−20カラムクロマトグラフィからなる群より選択される1種以上の方法で分離し、水、アセトン、アセトニトリル、エタノール、プロパノールおよび少なくともこれらのうち2つの混合物からなる群から選択される溶離液で溶出する工程;c)工程b)での溶離液を合体し、乾燥してチモサポニンBIIを得ることを特徴とする。
本発明によれば、工程a)において使用する溶剤は、水、アセトン、エタノール、プロパノール、これらの2種以上を任意の割合で混合したもの、のいずれでもよい。抽出は室温での浸漬抽出または超音波抽出機中での超音波抽出でもよく、加熱下での浸漬抽出や還流抽出でもよい。抽出は一回以上行うことができる。工程a)で好ましい抽出方法は以下のようである。水と煮出す;10〜90%のエタノール水溶液中で還流、滲出ろ過(滲漉)または超音波抽出する;10〜80%のアセトン水溶液中で還流、滲出ろ過または超音波抽出する。
本発明によれば、工程b)での樹脂吸着法に関し、樹脂としてはD−101型吸着樹脂、AB−8型吸着樹脂、XAD−2型吸着樹脂、HP20型吸着樹脂、SP825型吸着樹脂、SP700型吸着樹脂、CHP−20P型吸着樹脂、SP70型吸着樹脂、あるいはその他の型のポリスチレン(PS)マクロ多孔性吸着樹脂を使用することができる。溶離液としては水、アセトン、エタノール、およびプロパノールを単独でまたは組み合わせて使用することができる。溶出方法としては定組成溶離または濃度勾配溶離が使用できる。
さらに詳しく述べると、抽出液の遠心上清またはろ過液をマクロ多孔性樹脂に吸着させ、水または低濃度アセトンまたは低級アルコール(たとえばエタノールやプロパノール)の水溶液で洗って不純物を除く(濃度は5〜30%、量はカラム容積の2〜7倍(2〜7BV))。
ついで濃度の高いアセトンまたは低級アルコール(たとえばエタノールやプロパノール)水溶液を用いてカラムから溶離する(濃度は20〜70%で量はカラム容積(ベッド体積)の2〜7倍)。検出結果により、溶離液の全部または一部を集め、溶媒を回収し、残渣を濃縮して粗チモサポニンBIIを得る。
本発明によれば、工程b)で用いることのできる別法として、ポリアミドクロマトグラフィとしてカラムクロマトグラフィあるいは静置吸着ろ過法を用いることができる。
溶離液としては水、アセトン、アセトニトリル、エタノールおよびプロパノールのうちの1種以上を使用することができる。溶離方法としては定組成溶離または濃度勾配溶離を用いることができる。
より具体的には、チモサポニンBIIの水溶液をポリアミドカラムの上にのせ、水または低濃度のアセトンまたは低級アルコールの水溶液(たとえば、エタノールやプロパノールの水溶液)で溶離する。ここで濃度は0〜15%で、量はカラム体積(ベッド体積)の2〜5倍でよい。検出結果により、溶離液の全部または一部を集め、溶媒を回収して残渣を濃縮して粗チモサポニンBIIを得る。あるいはチモサポニンBIIを含む水溶液にポリアミドを加え、十分攪拌して静置し、ブフナーロートでろ過し、水または低濃度のアセトンあるいは低級アルコールの水溶液で溶離する。検出結果により、溶離液の全部または一部を集め、溶媒を回収して残渣を濃縮してチモサポニンBIIを得る。ポリアミドは高濃度のアセトン、エタノール、またはプロパノールの水溶液で、もしくは酸またはアルカリで再生してもよい。
本発明の調製方法の工程b)で用いられる逆相カラムクロマトグラフィとしては、常圧または加圧逆相クロマトグラフィが使用できる。カラムにはシリカゲル逆相18(シリカゲルRP−18)またはシリカゲル逆相8(シリカゲルRP−8)を充填する。溶離液には、アセトニトリル−水、アセトン−水、エタノール−水、プロパノール−水の1種以上を用いることができる。溶出法としては定組成溶離あるいは濃度勾配溶離を用いることができる。
具体例としては、チモサポニンBIIを含む試料を溶離液に溶解し、その溶液を逆相カラム上でカラムクロマトグラフィにかけ、アセトニトリル−水、アセトン−水、エタノール−水、プロパノール−水の1種以上を用いて溶出する。ここでの有機溶媒の濃度は15―60%で、溶離液は分画して集める。検出結果により、溶離液の全部または一部を取り、溶媒を回収し、残渣を濃縮して粗チモサポニンBIIを得る。
本発明の工程b)では、セファデックスLH−20カラムクロマトグラフィを常圧または加圧下で使用することもできる。溶離液には、アセトニトリル−水、アセトン−水、エタノール−水、プロパノール−水の1種以上を用いることができる。溶出法としては定組成溶離あるいは濃度勾配溶離を用いることができる。
一実施態様においては、チモサポニンBIIを含むサンプルを溶離液に溶かし、セファデックス LH−20カラムに導入し、アセトニトリル−水、アセトン−水、C2−C5のアルコール(たとえば、エタノールやプロパノール)−水のうちの1種以上を用いて溶離する。ここで、有機溶剤の濃度は5−60%で、溶離液は分画して集める。
検出結果に基づき、溶離液の一部を合体し、溶媒を回収し、残りを濃縮してチモサポニンBIIを得る。
本発明によれば、工程c)では本技術分野で知られている乾燥法を用いることができる。たとえば、減圧乾燥、凍結乾燥、噴霧乾燥法である。
本発明によれば、従来の方法の複雑さが解消される。特にn−ブタノール、メタノールおよびシリカゲルカラムクロマトグラフィの使用に起因する生成チモサポニンBIIの純度の低さと低収量の問題が解決された。本発明の方法によれば、調製されたチモサポニンBIIの純度は90%を超え、この方法は簡便であり、実用的で工業化に適している。
以下の実施例は本発明をさらに詳しく説明するものであって本発明を何ら制限するものではない。
実施例1
チモサポニンBIIの調製
知母中薬飲片8kgを粉砕し、それに48Lの50%エタノールを加えた。薬を1時間浸漬した後、1時間還流抽出し、ろ過した。残渣については同様な還流抽出をさらに2回行った。エタノール抽出物を合体し、エタノールを回収し、残りを減圧下で40Lまで濃縮した。前処理したマクロ多孔性吸着樹脂SP825(三菱、日本)をカラム(18L)に充填し、水で平衡化した。濃縮した抽出物はろ過し、ろ液をカラムに載せ、水で洗って不純物を除いた。その後、カラムをカラム容積の3倍量の(3BV)35%エタノール、3BVの50%エタノールおよび3BVの95%エタノールで順次溶離した。検出結果から、チモサポニンBIIは主として50%エタノール画分に回収されたことが判った。この画分からエタノールを除き少量にまで濃縮し、エタノールを最終濃度35%になるよう加え保存した。再生マクロ多孔性樹脂SP825カラム(18L)を35%エタノールで平衡化した。上記の試料をこのカラム上でクロマトグラフィを行い、6BVの45%エタノールで溶出した。溶離液は2,000mLずつに分けて集め、各画分の純度をHPLCで測定した。画分18−30を合体しエタノールを除いて少量にまで濃縮した。得られた試料液を前処理したポリアミドカラム(6L、30−60メッシュ、臨江試剤工廠)上に導入し、5BVの水で溶出した。着色帯は捨てて、溶離液を600mLずつの画分に分けて集め、HPLCで検出を行った。フラクション6−23を合体し、濃縮し、噴霧乾燥してチモサポニンBII(56.5g)を得た。製品収量は原材料の0.71%で、HPLCで測定した純度は90.8%であった。
実施例2
チモサポニンBIIの調製
知母中薬飲片5kgを粉砕し、それに30Lの30%アセトンを加えた。薬を2時間浸漬した後、0.5時間超音波振動器で抽出し、ろ過した。残渣については同様な超音波抽出をさらに2回行った。アセトン抽出物を合体し、アセトンを回収し、減圧下で30Lまで濃縮した。前処理したマクロ多孔性吸着樹脂AB−8(天津南開化工廠)をカラム(18L)に詰め、水で平衡化した。濃縮した抽出物をろ過し、ろ液をカラムに載せ、水で洗って不純物を除いた。その後、カラムをカラム体積の3倍量(3BV)の20%エタノール、3BVの50%エタノールおよび3BVの95%エタノールで順次溶離した。検出結果から、チモサポニンBIIは主として50%エタノール画分に回収されたことが判った。この画分からエタノールを除き少量にまで濃縮し、真空乾燥して粗チモサポニンBIIを286g得た。粗試料80gを1000mLの25%アセトンに溶解し、25%アセトンで平衡化したシリカゲルRP−18カラム(6.5L)に導入した。このカラムを28%アセトン(20000mL)、30%アセトン(20000mL)の順で洗って、80%アセトン(13000mL)でカラムを再生した。28%アセトン溶離液と30%アセトン溶離液は600mLずつ分画して集めた。各画分の純度はHPLCで測定した。フラクション6〜21を合体し、アセトンを除き、少量にまで濃縮しついで凍結乾燥した。チモサポニンBII12.9gが得られた。製品収量は原材料の0.92%で、純度は、HPLCによると94.3%であった。
実施例3
チモサポニンBIIの調製
知母中薬飲片5kgを粉砕し、それに30Lの30%アセトンを加えた。薬を2時間浸漬した後、0.5時間超音波振動器で抽出し、ろ過した。残渣については同様な超音波抽出をさらに2回行った。アセトン抽出物を合体し、アセトンを回収し、減圧下で30Lまで濃縮した。前処理したマクロ多孔性吸着樹脂AB−8(天津南開化工廠)をカラム(18L)に詰め、水で平衡化した。濃縮した抽出物はろ過し、ろ液をカラムに載せ、水で洗って不純物を除いた。その後、カラムをカラム体積の3倍量(3BV)の20%エタノール、3BVの50%エタノールおよび3BVの95%エタノールで順次溶離した。検出結果から、チモサポニンBIIは主として50%エタノール画分に回収されたことが判った。この画分からエタノールを除き少量にまで濃縮し、真空乾燥して粗チモサポニンBII290gを得た。この粗試料80gを1000mLの25%アセトンに溶解し、34%メタノールで平衡化したシリカゲルRP18カラム(6.5L)上でクロマトグラフィを行った。カラムは32%メタノール(20000mL)、34%メタノール(20000mL)の順で溶離し、90%メタノール(15000mL)で再生した。32%メタノールと34%メタノールでの溶離液は600mLずつに分けて集めた。各画分の純度はHPLCで測定した。フラクション8−19を合し、メタノールを除き、少量にまで濃縮し、次いで凍結乾燥した。チモサポニンBIIが9.7g得られた。純度はHPLCによると73.1%であった。この試料を30%アセトンに溶解し、95℃で5時間還流した。アセトンを除き、少量にまで濃縮したのち凍結乾燥してチモサポニンBII9.7gを得た。製品収量は原材料の0.70%で、純度はHPLCによる測定で93.9%であった。
実施例4
チモサポニンBIIの調製
新鮮な知母の根茎4kgをスライスし、10Lの水を加えて1時間に出した後、ろ過した。残渣に8Lの水を加えて1時間煮出した後ろ過した。ろ液を合体し、減圧下で濃縮して10Lとした。これにエタノールを終濃度25%になるよう加え、抽出液として用いた。前処理したマクロ多孔性樹脂D101(天津農薬工廠)をカラム(6L)に充填し、25%エタノールで平衡化した。抽出液はろ過し、ろ液をカラムに載せた。ついでカラムを3BVの25%エタノール、3BVの35%エタノール、3BVの90%エタノールの順で溶出した。検出結果からチモサポニンBIIは主として35%エタノール画分に回収されたことが判った。この画分を濃縮してエタノールを除き少量にした。濃縮溶離液を前処理したポリアミドカラム(6L、30−60メッシュ、臨江試剤工廠)上に導入し、5BVの水で溶離した。着色帯は捨てて、溶離液を600mLずつの画分に分けて集め、HPLCで検出を行った。フラクション8−24を合体し、濃縮し、噴霧乾燥を行いチモサポニンBIIの脱色粗標品51gを得た。粗標品約40gを200mLの35%エタノールに溶解し、35%エタノールで平衡化したセファデックスLH−20カラム(8.5L)に導入し、カラムは35%エタノール50,000mLで溶離した。ついで95%エタノール20,000mLでカラムを再生した。35%エタノールでの溶離液を800mLずつの画分にわけて回収し、各画分の純度はHPLCで測定した。フラクション16〜35を合体し、エタノールを除去して少量にまで濃縮した後、凍結乾燥して、チモサポニンBIIを11.2g得た。製品収量は新鮮根茎の0.36%で、これは乾燥薬材では1.07%に相当する。HPLC測定による純度は92.3%であった。
実施例5
チモサポニンBII
知母の髭根2kgを切り刻み16Lの水で1時間煮出した後ろ過した。12Lの水を残渣に加え、1時間煮出した後ろ過した。ろ液を合し、減圧下で12Lまで濃縮した。これにアセトンを終濃度15%となるように加えて保存した。前処理した多孔性樹脂SP700(三菱会社、日本)を6Lのカラムに充填し、15%アセトンで平衡化した。抽出液はろ過し、ろ液をカラム上に載せた。ついでカラムを3BVの25%アセトン、3BVの35%アセトン、3BVの80%アセトンの順で溶離した。検出結果からチモサポニンBIIは主として35%アセトン画分に回収されたことが判った。この画分を濃縮してアセトンを除き、噴霧乾燥して粗チモサポニンBII標品45.0gを得た。粗標品約40gを200mLの10%アセトンに溶かし、前もって10%アセトンで平衡化したセファデックスLH−20カラム(8.5L)に載せた。カラムは10%アセトン(40,000mL)で溶出した後、80%アセトン(20,000mL)で再生した。10%アセトンでの溶離液を800mLずつ分画し、各画分の純度はHPLCで決定した。画分20−36を合体し、アセトンを除去し、少量になるまで濃縮した。凍結乾燥してチモサポニンBIIを9.2g得た。原料の根に対する製品の収量は0.52%であった。HPLCで求めた純度は91.7%であった。
実施例6
チモサポニンBIIの調製
知母の新鮮な根茎4kgをスライスし、これに8Lの50%エタノールを加えた。2時間浸漬後、超音波振動器で0.5時間抽出してろ過した。残渣は同様に超音波抽出を2回行った。エタノール抽出液を合し減圧下でエタノールを除去し10Lまで濃縮した。前処理した多孔性樹脂AB−8(天津南開化工廠)をカラム(6L)に充填し、水で平衡化した。濃縮抽出液はろ過し、ろ液をカラムに載せ、水で溶出して不純物を除いた。カラムには3BVの20%エタノール、3BVの50%エタノールおよび3BVの95%エタノールを順次流した。検出結果からチモサポニンBIIは主として50%エタノール画分に存在することが判った。この画分からエタノールを除去して少量にまで濃縮し、真空乾燥してチモサポニンBIIの粗標品59.3gを得た。この粗標品50gを200mLの25%アセトンに溶解し、25%アセトンで予め平衡化しておいたシリカゲルRP18カラム(6.5L)に導入した。カラムは28%アセトン(20000mL)、30%アセトン(20000mL)、の順で溶出してから80%アセトン(15000mL)で再生した。28%アセトンと30%アセトン部分を600mLずつ分画して集めた。各画分の純度はHPLCで決定した。画分6−25を合体し、アセトンを除去して少量になるまで濃縮し、凍結乾燥してチモサポニンBIIを15.6g得た。この標品14.1gを70mLの25%アセトン溶液に溶解し、25%アセトンで前もって平衡化したシリカゲルRP18カラム(6.5L)に導入した。28%アセトン(40,000mL)で溶離し、カラムは80%アセトン(1,200mL)で再生した。溶離液は600mLずつに分画し、各画分の純度はHPLCで求めた。画分8〜19を合体し、アセトンを除去して少量になるまで濃縮し、ついで凍結乾燥した。チモサポニンBII(4.5g)が得られた。標品の収量は知母の新鮮根茎の0.15%(乾燥薬材の0.44%に相当)、HPLCで求めた純度は98.6%であった。
この標品は白色不定形粉末で、mp>243℃(dec)、Liebennann‐Burchard反応とMolish反応はどちらも陽性であった。エールリッヒ試薬にも陽性を呈した。
得られたチモサポニンBIIの構造は、IR、MSおよびNMRにより以下のように同定された。
IR (拡散反射) cm−1:3348(OH)、2930、2850、1075、1044(グリコシド結合C−O)。
FAB−MS(m/z):943(M+Na)、903(M+H−HO)、741(M+H−HO−Glc)、579(M+H−HO−Glc×2)、417(M+H−HO−Glc×2−Gal)、399(アグリコン+H−HO×2)、255、185、145。
EI−MS(m/z):740(M−HO−Glc)、578(M−HO−Glc)、416(アグリコン− HO)、415(アグリコン−H− HO)、357、273、217、181、139。
H−NMR(CN)δ:0.85(3H、S、18−CH)、0.96(3H、S、19−CH)、1.00(3H、d、J=6.4Hz、27−CH)、1.30(3H、d、J=6.8Hz、21−CH)、4.79(1H、d、J=7.8Hz、Glc 1−H)、4.90(1H、d、J=7.8Hz、Gal 1−H)、5.27(IH、d、J=7.8Hz、Glc 1−H)。
13C−NMRのデータを表1にしめす。この化合物は(25S)−26−O−β−D−グルコピラノシル−22−ヒドロキシ−5β−フロスタン−3β,26−ジオール−3−O−β−D−グルコピラノシル(1→2)−β−D−ガラクトピラノシドであった。
表1 チモサポニンBIIの 13 C‐NMR化学シフト(ピリジン‐d 中のδ)
位置(アグリコン) δc 位置(グリコシル) δc
1 30.9 gal−1 102.5
2 27.0 2 81.8
3 75.0 3 76.9
4 30.9 4 69.8
5 36.9 5 76.5
6 26.7 6 62.1
7 26.7 glc−1 106.1
8 35.4 2 75.5
9 40.2 3 78.0
10 35.2 4 71.4
11 21.1 5 78.4
12 40.4 6 62.7
13 41.2 26g1c−1 105.1
14 56.4 2 75.2
15 32.4 3 78.5
16 81.2 4 71.6
17 64.0 5 78.4
18 16.7 6 62.7
19 24.0
20 40.6
21 16.4
22 110.6
23 37.1
24 28.3
25 34.4
26 75.3
27 17.4
比較例1
チモサポニンBIIの調製
知母中薬飲片1kgを粉砕し、6Lの60%エタノールを加えた。1時間浸漬した後、加熱して1時間還流抽出を行い、次いでろ過した。残渣について同様にしてさらに2回還流抽出を行った。エタノール抽出液を合し、4Lになるまで減圧濃縮してエタノールを除去した。4Lの水飽和n−ブタノールを濃縮液に加えた。得られた溶液を振とうして混和した後静置して層分離させた。ついで上層のn−ブタノール層を回収し、下層の水層は同様に水飽和n−ブタノールを加えてさらに4回抽出した。この5回のn−ブタノール抽出液を合体し、濃縮乾固してサポニン33.1gを得た。サポニンをメタノールに溶解し、シリカゲル60gと混ぜ、加熱して溶媒を揮発させた。この試料を乾式充填したシリカゲルカラム(3L)に載せ、クロロホルム−メタノール−水の勾配溶出を行った。チモサポニンBIIを含むクロロホルム−メタノール−水(60:40:10、下相)の溶離液を回収し濃縮乾固して粗製標品2.3gを得た。この粗標品をさらにシリカゲルカラム(500mL)にかけ、クロロホルム−メタノール−水で溶離した。クロロホルム−メタノール−水(65:35:10、下相)での溶離液を50mLずつに分けて採取した。画分15−23を濃縮乾固し標品を得た(0.67g)。標品を32%メタノールに溶解し、シリカゲルRP18カラム(600mL)上でカラムクロマトグラフィを行った。カラムを32%メタノール(1,800mL)と34%メタノール(1,800mL)の順で溶離し、ついで90%メタノール(1,200mL)で再生した。32%メタノール溶離液と34%メタノール溶離液は50mLずつ分画し、各画分の純度をHPLCで決定した。画分13〜21を合体し、少量になるまで濃縮してメタノールを除去した。凍結乾燥してチモサポニンBIIを0.34g得た。HPLCによる純度は75.5%であった。この標品を30%アセトンに溶解し、95℃の湯浴中で6時間還流した。ついで濃縮してアセトンを除いてから凍結乾燥した。チモサポニンBIIが0.33g得られた。製品の収量は原料の薬材の0.033%で、純度は93.4%であった。

Claims (10)

  1. チモサポニンBIIの改良された調製方法であって:
    a)知母中薬飲片あるいは新鮮な知母(Anemarrhena asphodeloides Bunge)の根茎または髭根を原料とし、水、アセトン、エタノール、プロパノール、およびその2種以上の混合物からなる群から選択される溶媒で抽出すること;
    b)a)で得られた抽出液を、樹脂吸着、ポリアミドクロマトグラフィ、逆相カラムクロマトグラフィ、セファデックスLH−20カラムクロマトグラフィから選択される1種以上の方法により分離し、さらに水、アセトン、アセトニトリル、エタノール、プロパノールまたはこれらの少なくとも2種からなる混合物からなる溶離液で溶離すること;
    c)b)の溶離液を合体し、乾燥し、チモサポニンBIIを得ること
    を包含する方法。
  2. 工程a)における抽出が、室温抽出または加熱抽出、あるいは超音波振動器による超音波振動抽出であり、抽出を一回以上行う請求項1に記載の方法。
  3. a)における溶剤抽出が、原料を水中で煮出した後、
    10〜95%のエタノール水溶液で還流、滲出ろ過(滲漉)あるいは超音波抽出を行うこと;あるいは
    10〜80%のアセトン水溶液で還流、滲出ろ過あるいは超音波抽出を行うこと
    のうちいずれかにより抽出することからなる請求項1に記載の方法。
  4. b)に記載の樹脂吸着法に用いる樹脂がポリスチレン型多孔性樹脂であり、溶離液が水、アセトン、エタノールおよびプロパノールから選択され、溶離が定濃度溶離または勾配溶離である請求項1の方法。
  5. b)に記載の樹脂がD−l0l型吸着樹脂、AB−8型吸着樹脂、XAD−2型吸着樹脂、HP20型吸着樹脂、SP825型吸着樹脂、SP700型吸着樹脂、CHP−20P型吸着樹脂またはSP70型吸着樹脂である請求項4に記載の方法。
  6. 樹脂吸着法が、溶剤抽出液の遠心上清またはろ液を多孔性樹脂に通して吸着させ、水またはアセトン、エタノールもしくはプロパノールの5〜20%水溶液をカラム体積の2〜7倍量流して不純物を除き、次いでカラム体積の2〜7倍の、アセトン、エタノールまたはプロパノールの20〜70%水溶液で溶脱することを含む請求項5に記載の方法。
  7. b)におけるポリアミドクロマトグラフィがカラムクロマトグラフィまたは静置吸着ろ過法であり、溶離液が水、アセトン、アセトニトリル、エタノールおよびプロパノールからなる群より選択される溶剤であり、溶離が定濃度溶離または勾配溶離である請求項1に記載のチモサポニンBII調製方法。
  8. b)におけるポリアミドクロマトグラフィが、チモサポニンBII水溶液をポリアミドカラムに通し、水、またはアセトン、エタノールもしくはプロパノールの0〜15%水溶液をカラム体積の2〜7倍用いて溶離することからなる請求項1に記載の方法。
  9. 逆相カラムクロマトグラフィが常圧または加圧逆相カラムクロマトグラフィであり、カラム充填剤がシリカゲルRP−18(ODS)またはRP−8であり、溶離液がアセトニトリル−水、アセトン−水、エタノール−水、およびプロパノール−水からなる群より選択され、溶離が定組成溶離または勾配溶離である請求項1記載の方法。
  10. セファデックスLH−20カラムクロマトグラフィが常圧または加圧カラムクロマトグラフィであり、溶離液がアセトニトリル−水、アセトン−水、エタノール−水、およびプロパノール−水からなる群より選択され、溶離が定濃度溶離または勾配溶離である請求項1に記載のチモサポニンBII調製方法。
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