JP2007522134A - ケラチン染色化合物、それらを含有するケラチン染色組成物、及びそれらの使用 - Google Patents

Abstract

１、２、又は３個のヘテロ原子を有する５員の複素芳香族ケラチン染色化合物。本発明はさらに、染色に適した媒体及び１、２（tow）、又は３個のヘテロ原子を有する１つ以上の５員複素芳香族ケラチン染色化合物を含む、ケラチン繊維を酸化染色する組成物に関する。本発明は、このような組成物を酸化剤の存在下で、所望の着色が顕色するのに十分な期間にわたって塗布することを含む、ケラチン繊維の酸化染色のための方法に更に関する。

Description

本発明は、１、２、又は３個のヘテロ原子を有する５員の複素芳香族ケラチン染色化合物、こうした化合物を含むケラチン繊維（好ましくは毛髪）を酸化染色するための組成物、及びそれらの使用に関する。

毛髪の着色に現在用いられる、最も広範に使用されている方法は、１つ以上の酸化毛髪着色剤を１つ以上の酸化剤と組み合わせて利用する酸化プロセスによるものである。

一般に、ペルオキシ酸化剤は、毛髪に拡散できる一般的に小さい分子である１つ以上の顕色剤又はカップラーと組み合わせて使用される。この処置において、過酸化水素のような過酸化物の物質で顕色剤を活性化させ、その結果、顕色剤がカップラーと反応して毛幹内でより大きなサイズの化合物を形成し、毛髪を様々な色調及び色に着色する。

このような酸化毛髪着色の系及び組成物において、広範多種の顕色剤及びカップラーが用いられてきた。しかし、着色の利益を安全に提供する顕色剤及びカップラーの両方として作用できるさらなるケラチン染色化合物がなおも必要とされている。

本発明は、１、２、又は３個のヘテロ原子を有し、本明細書で定義される式に従う５員の複素芳香族ケラチン染色化合物に関する。本発明はまた、染色に適した媒体と１、２、又は３個のヘテロ原子を有する１つ以上の５員複素芳香族ケラチン染色化合物とを含む、ケラチン繊維を酸化染色する組成物に関する。本発明は、このような組成物を酸化剤の存在下で、所望の着色が顕色するのに十分な期間にわたって塗布することを含む、ケラチン繊維の酸化染色のための方法に更に関する。本発明のケラチン染色化合物は、顕色剤及びカップラーの両方として作用できる。

本発明の範囲内には、多数の潜在的な、実際には互換異性のある化合物が含まれることを理解すべきである。すなわち、例えば、２−メルカプトピリジン（Ｉ）は、既知の条件下で、ピリジン−２−チオン互変異性体形態（ＩＩ）で存在する。こうした顕色が特定構造を指す場合、さらなる妥当な互換異性構造の全てが含まれることを理解すべきである。当該技術分野において、互換異性構造は、１つの単一構造によって表されることが多く、本発明もこの一般的な慣行に従う。

本明細書は本発明を特に指摘し、明確に請求する請求項により結論とするが、本発明は以下の説明からよりよく理解されると考えられる。

本発明は、１、２、又は３個のヘテロ原子を有する５員の複素芳香族ケラチン染色化合物に関する。本発明の化合物は、着色の利益を安全に提供する顕色剤及び／又はカップラーの両方として作用できる。

本明細書では、「含む」とは、最終結果に影響を及ぼさない他の工程及び他の成分を加えることができることを意味する。この用語は、「から成る」及び「から本質的に成る」という用語を包含する。本発明の化合物／組成物、及び方法／プロセスは、本明細書に記載される本発明の必須要素及び制限事項、並びに本明細書に記載されるいかなる追加若しくは任意の成分、構成要素、工程、又は制限事項をも含み、これらから成り、またこれらから本質的に成ることができる。

百分率、部及び比率はすべて、特に指定されない限り、本発明の組成物の総重量に基づく。このようなすべての重量は、記載した成分に関する限り活性物質レベルに基づくものであり、そのため特に指定されない限り市販材料に包含される可能性のある溶媒もしくは副産物を包含しない。「重量百分率」という用語は、本明細書では「重量％」として表示されてもよい。

特に指定される場合を除き、部、百分率、及び割合を含む全ての量は、「約」という言葉により加減されるものと理解され、量は有効数字を示すことを意図しない。特に指定される場合を除き、冠詞「ａ」、「ａｎ」及び「ｔｈｅ」は「１つ以上」を意味する。

本明細書で使用する時、「ケラチン」という用語は、表皮組織に見出され、角質、毛髪及び爪のような硬質構造に変化した硬タンパク質のことを指す。故に、「ケラチン繊維」とは、毛髪、皮膚及び爪、並びに角、蹄及び羽毛のような種々の動物の身体部分に見出されるものを指す。

本明細書で使用する時、「毛髪」という用語は、生体、例えばヒトの、又は非生体の、例えばかつら、ヘアピース、若しくは非生体ケラチン繊維のその他の集合体の、ケラチン繊維を指す。哺乳類、好ましくはヒトの毛髪が好ましい。特に、毛髪、羊毛、毛皮、及び他のケラチン繊維は、本明細書に記載される化合物及び組成物によって着色されるのに適した基材である。

本明細書で使用する時、「ケラチン染色化合物」とは、ケラチン繊維を着色するために、顕色剤、カップラー、又はその両方として作用するように組成物にて使用され得る化合物を指す。

本明細書で使用する時、「ケラチン染色組成物」という用語は、本明細書に記載される化合物を含む１つ以上のケラチン染色化合物を含有する組成物を指す。

本明細書で使用する時、「美容的に受け入れ可能な」とは、その用語が説明する成分が、過度な毒性、不適応性、不安定性、刺激、アレルギー反応などを伴わずにヒト及び下等動物の皮膚又は毛髪と接触させて使用するのに適していることを意味する。

Ｉ．ケラチン染色化合物
本発明の化合物は、次の化合物に関連する１、２又は３個のヘテロ原子を有する５員複素芳香族ケラチン染色化合物である：

式中、ＺはＳ及びＯから成る群から選択される；
式中、ＹはＮＡ¹、Ｓ及びＯから成る群から選択される；
式中、Ｒ¹、Ｒ²、Ｒ³及びＲ⁴は、同一又は異なって、：
（ａ）（ｉ）置換又は非置換で、直鎖又は分岐鎖の、アルキル、モノ−又はポリ−不飽和アルキル、ヘテロアルキル、脂肪族、ヘテロ脂肪族、又はへテロオレフィンの系、
（ｉｉ）置換又は非置換の、単環式又は多環式脂肪族、アリール又は複素環式の系、及び
（ｉｉｉ）置換又は非置換の、モノ−、ポリ−、又はペル−フルオロアルキルの系、
から成る群から選択されるＣ結合一価の置換基
（ここで、（ｉ）、（ｉｉ）及び（ｉｉｉ）の該系は、約１〜約１０個の炭素原子、並びにＯ、Ｓ、Ｎ、Ｐ及びＳｉから成る群から選択される約０〜約５個のヘテロ原子を含み）；
式中、Ｃ結合一価の置換基の該置換系の置換基は、アミノ、ヒドロキシル、アルキルアミノ（線状、分岐状、又は環状Ｃ₁〜Ｃ₅）、ジアルキルアミノ（線状、分岐状、又は環状Ｃ₁〜Ｃ₅）、ヒドロキシアルキルアミノ（線状、分岐状、又は環状Ｃ₁〜Ｃ₅）、ジヒドロキシアルキルアミノ（線状、分岐状、又は環状Ｃ₁〜Ｃ₅）、アリールアミノ又は置換アリールアミノ（置換基はハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）、ヘテロアリールアミノ又は置換ヘテロアリールアミノ（置換基は、ハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）、アリールメチルアミノ又は置換アリールメチルアミノ（置換基は、ハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）、及びヘテロアリールメチルアミノ又は置換ヘテロアリールメチルアミノ（置換基は、ハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）から成る群から選択される、
（ｂ）ＳＡ¹、ＳＯ₂Ａ¹、ＳＯ₃Ａ¹、ＳＳＡ¹、ＳＯＡ¹、ＳＯ₂ＮＡ¹Ａ²、ＳＮＡ¹Ａ²、及びＳＯＮＡ¹Ａ²から成る群から選択されるＳ結合一価の置換基；
（ｃ）ＯＡ¹、及びＯＮＡ¹Ａ²から成る群から選択されるＯ結合一価の置換基；
（ｄ）ＮＡ¹Ａ²、（ＮＡ¹Ａ²Ａ³）⁺、ＮＡ¹ＯＡ²、ＮＡ¹ＳＡ²、ＮＯ₂、Ｎ＝ＮＡ¹、Ｎ＝ＮＯＡ¹、及びＮＡ¹ＣＮ、ＮＡ¹ＮＡ²Ａ³から成る群から選択されるＮ結合一価の置換基；
（ｅ）ＣＯＯＡ¹、ＣＯＮＡ¹ ₂、ＣＯＮＡ¹ＣＯＡ²、Ｃ（＝ＮＡ¹）ＮＡ¹Ａ²、ＣＮ、及びＸから成る群から選択される一価の置換基；
（ｆ）約１〜約１２個の炭素原子及び約０〜約４個のヘテロ原子を含むモノ−、ポリ−及びペル−フルオロアルキルの系から成る群から選択されるフルオロアルキル一価の置換基；及び
（ｇ）水素；
から成る群から選択される
（式中、Ａ¹、Ａ²、及びＡ³は一価であり、Ｈ；置換又は非置換で、直鎖又は分岐鎖の、アルキル、モノ−又はポリ−不飽和アルキル、ヘテロアルキル、脂肪族、ヘテロ脂肪族、又はヘテロオレフィンの系；置換又は非置換の、単環式又は多環式脂肪族、アリール、又は複素環式の系；及び置換又は非置換の、モノ−、ポリ−又はペル−フルオロアルキルの系から成る群から独立に選択され、あるいはＡ¹及びＡ²は、それらが結合した窒素原子と共に環を形成し、ここで、該系は約１〜約１０個の炭素原子、並びにＯ、Ｓ、Ｎ、Ｐ及びＳｉから成る群から選択される約０〜約５個のヘテロ原子を含み；式中、Ｘは、Ｆ、Ｃｌ、Ｂｒ、及びＩから成る群から選択されるハロゲンである）。

好ましい実施形態において、Ｒ¹、Ｒ²、Ｒ³、及びＲ⁴は、水素原子；塩素、臭素又はフッ素のようなハロゲン原子；アミノ置換基；ヒドロキシル置換基；シアノ置換基；Ｃ₁〜Ｃ₄アルキル置換基；トリフルオロメチル置換基；アルキルアミノ置換基（例えば、Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノ、Ｎ，Ｎ−ジエチルアミノ、Ｎ−メチルアミノ、又はＮ−エチルアミノ）；ヒドロキシアルキルアミノ置換基（例えば、Ｎ−（ヒドロキシエチル）アミノ、Ｎ−ヒドロキシメチルアミノ、Ｎ−ヒドロキシプロピルアミノ、Ｎ，Ｎ−ビス（ヒドロキシエチル）アミノ、Ｎ−（２，３−ジヒドロキシプロピル）アミノ又はＮ，Ｎ−ビス（ヒドロキシプロピル）アミノ）；アセチルアミド置換基；カルボキシ置換基又はそのエステル類；アルコキシ置換基（例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ベンジルオキシ、メトキシエトキシ、フェノキシエトキシ、２−シアノエトキシ、フェネチルオキシ、フェノキシエトキシ、ｐ−クロロベンジルオキシ又はメトキシエチルカルバモイルメトキシ）；アルコキシアルキル置換基（例えば、メトキシメチル、メトキシエチル、メトキシプロピル、エトキシメチル、エトキシエチル又はエトキシプロピル）；カルバモイル置換基；アルキルカルバモイル置換基（例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、又はジエチルカルバモイル）；ヒドロキシアルキルカルバモイル置換基（例えば、２−ヒドロキシエチルカルバモイル、ビス（２−ヒドロキシエチル）カルバモイル、ヒドロキシメチルカルバモイル、ビス（ヒドロキシメチル）カルバモイル）；アミド置換基；アルキルアミド置換基（例えば、アセトアミド、プロピオンアミド、又はブチルアミド）；アルキルカルボニル置換基（例えば、アセチル、ブチリル、又はプロピオニル）、アルコキシカルボニル置換基（例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、又はプロポキシカルボニル）；アリールオキシ置換基（例えば、フェノキシ、４−メトキシフェノキシ、４−ニトロフェノキシ、４−シアノフェノキシ、４−メタンスルホンアミドフェノキシ、４−メタンスルホニルフェノキシ、３−メチルフェノキシ又は１−ナフチルオキシ）；アシルオキシ置換基（例えば、アセトキシ、プロパノイルオキシ、ベンゾリルオキシ、２，４−ジクロロベンゾリルオキシ、エトキシアルキルオキシ、ピルビロイルオキシ（pyruviloyloxy）、シンナモイルオキシ又はミリストイルオキシ）；アルキルチオ置換基（例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオ、２−シアノエチルチオ、ベンジルチオ、フェネチルチオ、２−（ジエチルアミノ）エチルチオ、エトキシエチルチオ又はフェノキシエチルチオ）；アリールチオ置換基（例えば、フェニルチオ、４−カルボキシフェニルチオ、２−エトキシ−５−ｔｅｒｔ−ブチルフェニルチオ、２−カルボキシフェニルチオ又は４−メタンスルホニルフェニルチオ）；ヘテロアリールチオ置換基（例えば、５−フェニル−２，３，４，５−テトラゾリルオキシ又は２−ベンゾチアゾリルオキシ）；ヘテロアリールオキシ置換基（例えば、５−フェニル−２，３，４，５−テトラゾリルオキシ又は２−ベンゾチアゾリルオキシ）；少なくとも１つの窒素、酸素又は硫黄原子を有する３−、４−、５−、６−、又は７−員複素環（例えば、ピリジル、キノリル、モルホリル、フリル、テトラヒドロフリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、チアジアゾリル、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、インドリン、ヘキサヒドロアゼピン、アジリジン、及びアゼチジン）及び任意置換されたもの；任意に置換されたアリール置換基（例えば、フェニル又はナフチル）；スルホニル置換基；スルフィニル置換基；ホスホニル置換基；スルファモイル置換基；シロキシ置換基；アシルオキシ置換基；カルバモイルオキシ置換基；スルホンアミド置換基；イミド置換基；ウレイド置換基；スルファモイルアミノ置換基；アルコキシカルボニルアミノ置換基；アリールオキシカルボニルアミノ置換基；アリールオキシカルボニル置換基；及びベンゼンスルホンアミド置換基；から成る群から選択される。

本発明の化合物が顕色剤として利用される場合、好ましいＲ１、Ｒ２又はＲ４置換基は、アミノ、ヒドロキシル、少なくとも１つの窒素、酸素又は硫黄原子を有する３−、４−、５−、６−、又は７−員複素環（例えば、ピリジル、キノリル、モルホリル、フリル、テトラヒドロフリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、チアジアゾリル、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、インドリン、ヘキサヒドロアゼピン、アジリジン、及びアゼチジン）及び任意に置換されたもの、アルキルアミノ（線状、分岐状、又は環状Ｃ₁〜Ｃ₅）、ジアルキルアミノ（線状、分岐状、又は環状Ｃ₁〜Ｃ₅）、ヒドロキシアルキルアミノ（線状、分岐状、又は環状Ｃ₁〜Ｃ₅）、ジヒドロキシアルキルアミノ（線状、分岐状、又は環状Ｃ₁〜Ｃ₅）、アリールアミノ又は置換アリールアミノ（置換基は、ハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）、ヘテロアリールアミノ又は置換へテロアリールアミノ（置換基は、ハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）、アリールメチルアミノ又は置換アリールメチルアミノ（置換基は、ハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）、及びへテロアリールメチルアミノ又は置換へテロアリールメチルアミノ（置換基は、ハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）から成る群から選択される。

本発明の化合物がカップラーとして利用される場合、好ましい置換基は、アミノ、ヒドロキシル、アルキルアミノ（線状、分岐状、又は環状Ｃ₁〜Ｃ₅）、ヒドロキシアルキルアミノ（線状、分岐状、又は環状Ｃ₁〜Ｃ₅）、アリールアミノ又は置換アリールアミノ（置換基は、ハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）、ヘテロアリールアミノ又は置換へテロアリールアミノ（置換基は、ハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）、アリールメチルアミノ又は置換アリールメチルアミノ（置換基は、ハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）、及びヘテロアリールメチルアミノ又は置換へテロアリールメチルアミノ（置換基は、ハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）から成る群から選択される。

本発明の顕色剤及びカップラーはまた、水素、塩素、シアノ、アルコキシ、フェノキシ、メチルスルホニルオキシ、ピリドン及びピリダゾンから成る群から選択される求核性脱離基を提供できる。

好ましい実施形態において、本発明のカップラーは次の部類から選択される適した５員環顕色剤を共に有する組成物にて利用される。チオフェン類、ピロール類、フラン類、ピラゾール類、イミダゾール類、チアゾール類、オキサゾール類、イソチアゾール類、又はイソオキサゾール類。より好ましい実施形態において、本発明のカップラーはピラゾール類を共に有する組成物に利用される。さらにより好ましい実施形態において、本発明のカップラーは、次のピラゾール類を共に有する組成物に利用される。１−メチル−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン、２−（４，５−ジアミノ−１Ｈ−ピラゾール−１−イル）エタノール、１−イソプロピル−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン、１−（４−メチルベンジル）−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン、１−（ベンジル）−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン、１−（４−クロロベンジル）−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン及び１−ヒドロキシエチル−４，５−ジアミノピラゾールサルフェート。さらにより好ましくは、本発明のカップラーは、１−メチル−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン、１−ヒドロキシエチル−４，５−ジアミノピラゾールサルフェート、及び２−（４，５−ジアミノ−１Ｈ−ピラゾール−１−イル）エタノールを共に有する組成物に利用される。理論に束縛されないが、こうした組成物は、従来の顕色剤とカップラーとの組み合わせに比べて、所望のより浅い色（例えば黄色）を得ることができる。

好ましい顕色剤及びカップラーとしては、１、２、又は３個のヘテロ原子を有する次の化合物を含む。

Ａ．１個のヘテロ原子を有する５員環
１個のヘテロ原子を有する５員環としては、チオフェン類、ピロール類、フラン類、及びそれらの置換体が挙げられる。

１．チオフェン類
ａ．好ましい顕色剤
好ましい顕色剤は、チオフェン−２，５−ジアミン；Ｎ−メチル−チオフェン−２，５−ジアミン、Ｎ−エチル−チオフェン−２，５−ジアミン、Ｎ−プロピル−チオフェン−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−チオフェン−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−チオフェン−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−チオフェン−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオール、Ｎ−フェニル−チオフェン−２，５−ジアミン、Ｎ−ベンジル−チオフェン−２，５−ジアミン、Ｎ−チオフェン−２−イルメチル−チオフェン−２，５−ジアミン、Ｎ−フラン−２−イルメチル−チオフェン−２，５−ジアミン、３−メチル−チオフェン−２，５−ジアミン、３，Ｎ’５’−ジメチル−チオフェン−２，５−ジアミン、Ｎ’５’−エチル−３−メチル−チオフェン−２，５−ジアミン、３−メチル−Ｎ’５’−プロピル−チオフェン−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−４−メチル−チオフェン−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−４−メチル−チオフェン−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−４−メチル−チオフェン−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオール、３，４−ジメチル−チオフェン−２，５−ジアミン、３，４，Ｎ−トリメチル−チオフェン−２，５−ジアミン、Ｎ−エチル−３，４−ジメチル−チオフェン−２，５−ジアミン、３，４−ジメチル−Ｎ−プロピル−チオフェン−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−３，４−ジメチル−チオフェン−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−３，４−ジメチル−チオフェン−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−３，４−ジメチル−チオフェン−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオール、Ｎ，Ｎ−ジメチル−チオフェン−２，５−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ジエチル−チオフェン−２，５−ジアミン、Ｎ−エチル−Ｎ−メチル−チオフェン−２，５−ジアミン、５−ピロリジン−１−イル−チオフェン−２−イルアミン、２−［（５−アミノ−チオフェン−２−イル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−チオフェン−２−イル）−メチル−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−チオフェン−２−イル）−エチル−アミノ］−エタノール、３−メトキシ−チオフェン−２，５−ジアミン、３−エトキシ−チオフェン−２，５−ジアミン、３−フェノキシ−チオフェン−２，５−ジアミン、３−ベンジルオキシ−チオフェン−２，５−ジアミン、３−フルオロ−チオフェン−２，５−ジアミン、３−クロロ−チオフェン−２，５−ジアミン、２，５−ジアミノ−チオフェン−３−カルボニトリル、３−フェニル−チオフェン−２，５−ジアミン、［２，３’］ビチオフェニル−２’，５’−ジアミン、３−フラン−２−イル−チオフェン−２，５−ジアミン、チオフェン−２，３−ジアミン、４−メチル−チオフェン−２，３−ジアミン、４，５−ジメチル−チオフェン−２，３−ジアミン、４−メトキシ−５−メチル−チオフェン−２，３−ジアミン、４−クロロ−チオフェン−２，３−ジアミン、５−フェニル−チオフェン−２，３−ジアミン、４−フェニル−チオフェン−２，３−ジアミン、４−チアゾール−２−イル−チオフェン−２，３−ジアミン、５−フラン−２−イル−チオフェン−２，３−ジアミン、５−（ピロリジン−１−イル）チオフェン−２−アミン、５−フラン−２−イル−チオフェン−２，３−ジアミン、及び５−アミノ−チオフェン−２−オールから成る群から選択される。

本発明の特に好ましい顕色剤は、チオフェン−２，５−ジアミン、５−（ピロリジン−１−イル）チオフェン−２−アミン、２，５−ジアミノ−チオフェン−３−カルボニトリル、チオフェン−２，３−ジアミン、４−メチルチオフェン−２，３−ジアミン、Ｎ−メチル−チオフェン−２，５−ジアミン、及び３−メチル−チオフェン−２，５−ジアミンから成る群から選択される。

ｂ．好ましいカップラー
好ましいカップラーは、チオフェン−２−アミン、５−メチルチオフェン−２−アミン、４−メチルチオフェン−２−アミン、４−メトキシ−チオフェン−２−アミン、チオフェン−３，４−ジアミン、４−アミノ−チオフェン−３−オール、チオフェン−２，４−ジアミン、３−メトキシチオフェン、２−メトキシチオフェン、２−アミノチオフェン−３−カルボン酸、２，３−ジヒドロチエノ［３，４−ｂ］［１，４］ジオキシン、チオフェン−２−オール、チオフェン−３−オール、チオフェン−２，３−ジオール、チオフェン−２，４−ジオール、チオフェン−２，５−ジオール、チオフェン−３，４−ジオール、２−アミノチオフェン−３−オール、２−アミノチオフェン−４−オール、２−アミノチオフェン−５−オール、３−アミノチオフェン−２−オール、３−アミノチオフェン−４−オール、３−アミノチオフェン−５−オール、４−アミノチオフェン−２−オール、４−アミノチオフェン−５−オール、５−アミノチオフェン−４−オール、２−メトキシチオフェン−３−アミン、２−メトキシチオフェン−４−アミン、２−メトキシチオフェン−５−アミン、３−メトキシチオフェン−２−アミン、３−メトキシチオフェン−４−アミン、３−メトキシチオフェン−５−アミン、４−メトキシチオフェン−２−アミン、２−メトキシチオフェン−３−オール、２−メトキシチオフェン−４−オール、２−メトキシチオフェン−５−オール、３−メトキシチオフェン−２−オール、３−メトキシチオフェン−４−オール、３−メトキシチオフェン−５−オール、４−メトキシチオフェン−２−オール、２，５−ジメトキシチオフェン、２，３−ジメトキシチオフェン、２，４−ジメトキシチオフェン、３−メチルチオフェン−２−アミン、２−メチルチオフェン−３−アミン、４−メチルチオフェン−３−アミン、５−メチルチオフェン−３−アミン、２−シアノチオフェン−３，４−ジアミン、２−シアノチオフェン−３，５−ジアミン、３−シアノチオフェン−２−アミン、３−シアノチオフェン−５−アミン、３−シアノチオフェン−２，４−ジアミン、３−シアノチオフェン−２，５−ジオール、２−シアノチオフェン−３，４−ジオール、２−シアノチオフェン−３，５−ジオール、３−シアノチオフェン−２−オール、３−シアノチオフェン−４−オール、３−シアノチオフェン−５−オール、３−シアノチオフェン−２，４−ジオール、３−クロロチオフェン−２，５−ジアミン、３，４−クロロチオフェン−２，５−ジアミン、２−クロロチオフェン−３−アミン、２−クロロチオフェン−４−アミン、２−クロロチオフェン−５−アミン、２−クロロチオフェン−３，４−ジアミン、２−クロロチオフェン−３，５−ジアミン、３−クロロチオフェン−２−アミン、３−クロロチオフェン−４−アミン、３−クロロチオフェン−５−アミン、３−クロロチオフェン−２，４−ジアミン、３−クロロチオフェン−２，５−ジオール、２−クロロチオフェン−３−オール、２−クロロチオフェン−４−オール、２−クロロチオフェン−５−オール、２−クロロチオフェン−３，４−ジオール、２−クロロチオフェン−３，５−ジオール、３−クロロチオフェン−２−オール、３−クロロチオフェン−４−オール、３−クロロチオフェン−５−オール、３−クロロチオフェン−２，４−ジオール、５−アミノチオフェン−２−カルボン酸、３−アミノチオフェン−２−カルボン酸、４−アミノチオフェン−２−カルボン酸、３，４−ジアミノチオフェン−２−カルボン酸、３，５−ジアミノチオフェン−２−カルボン酸、４，５−ジアミノチオフェン−２−カルボン酸、２−アミノチオフェン−３−カルボン酸、４−アミノチオフェン−３−カルボン酸、５−アミノチオフェン−３−カルボン酸、２，４−ジアミノチオフェン−３−カルボン酸、２，５−ジアミノチオフェン−３−カルボン酸、４，５−ジアミノチオフェン−３−カルボン酸、５−ヒドロキシチオフェン−２−カルボン酸、３−ヒドロキシチオフェン−２−カルボン酸、４−ヒドロキシチオフェン−２−カルボン酸、３，４−ジヒドロキシチオフェン−２−カルボン酸、３，５−ジヒドロキシチオフェン−２−カルボン酸、４，５−ジヒドロキシチオフェン−２−カルボン酸、２−ヒドロキシチオフェン−３−カルボン酸、４−ヒドロキシチオフェン−３−カルボン酸、５−ヒドロキシチオフェン−３−カルボン酸、２，４−ジヒドロキシチオフェン−３−カルボン酸、２，５−ジヒドロキシチオフェン−３−カルボン酸、４，５−ジヒドロキシチオフェン−３−カルボン酸、５−メトキシチオフェン−２−カルボン酸、３−メトキシチオフェン−２−カルボン酸、４−メトキシチオフェン−２−カルボン酸、３，４−ジメトキシチオフェン−２−カルボン酸、３，５−ジメトキシチオフェン−２−カルボン酸、４，５−ジメトキシチオフェン−２−カルボン酸、２−メトキシチオフェン−３−カルボン酸、４−メトキシチオフェン−３−カルボン酸、５−メトキシチオフェン−３−カルボン酸、２，４−ジメトキシチオフェン−３−カルボン酸、２，５−ジメトキシチオフェン−３−カルボン酸、４，５−ジメトキシチオフェン−３−カルボン酸、２，５−ジメチルチオフェン、２−メチルチオフェン、２，３−ジメチルチオフェン、３，４−ジメチルチオフェン、２，４−ジメチルチオフェン、チオフェン−３−アミン、及び５−メチル−チオフェン−２−アミンから成る群から選択される。

本発明の特に好ましいカップラーは、チオフェン−２−アミン、５−メチルチオフェン−２−アミン、４−メチルチオフェン−２−アミン、チオフェン−３，４−ジアミン、４−アミノチオフェン−３−オール、チオフェン−２，４−ジアミン、３−メトキシチオフェン、２−メトキシチオフェン、２−アミノチオフェン−３−カルボン酸、２，３−ジヒドロチエノ［３，４−ｂ］［１，４］ジオキシン、２，５−ジメチルチオフェン、２−メチルチオフェン、３，４−ジメチルチオフェン、２，４−ジメチルチオフェン、チオフェン−２−オール、チオフェン−２，４−ジオール、チオフェン−２，５−ジオール、５−メチル−チオフェン−２−アミン、及びチオフェン−３−アミンから成る群から選択される。

２．ピロール類
ａ．好ましい顕色剤
好ましい顕色剤は、１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、Ｎ−エチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、Ｎ−プロピル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−１Ｈ−ピロール−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−１Ｈ−ピロール−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−１Ｈ−ピロール−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオール、１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、１，Ｎ−ジメチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、Ｎ−エチル−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、１−メチル−Ｎ−プロピル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオール、１−ベンジル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、１−ベンジル−Ｎ−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、１−ベンジル−Ｎ−エチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、１−ベンジル−Ｎ−プロピル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−１−ベンジル−１Ｈ−ピロール−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−１−ベンジル−１Ｈ−ピロール−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−１−ベンジル−１Ｈ−ピロール−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオール、１−イソプロピル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、１−イソプロピル−Ｎ−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、Ｎ−エチル−１−イソプロピル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、１−イソプロピル−Ｎ−プロピル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−１−イソプロピル−１Ｈ−ピロール−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−１−イソプロピル−１Ｈ−ピロール−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−１−イソプロピル−１Ｈ−ピロール−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオール、Ｎ，Ｎ−ジメチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ジエチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、Ｎ−エチル−Ｎ−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、２，３，４，５−テトラヒドロ−１’Ｈ−［１，２’］ビピロリル−５’−イルアミン、２−［（５−アミノ−１Ｈ−ピロール−２−イル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−１Ｈ−ピロール−２−イル）−メチル−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−１Ｈ−ピロール−２−イル）−エチル−アミノ］−エタノール、１，Ｎ，Ｎ−トリメチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ジエチル−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、Ｎ−エチル−１，Ｎ−ジメチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、１’−メチル−２，３，４，５−テトラヒドロ−１’Ｈ−［１，２’］ビピロリル−５’−イルアミン、２−［（５−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−イル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−イル）−メチル−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−イル）−エチル−アミノ］−エタノール、１−ベンジル−Ｎ，Ｎ−ジメチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、１−ベンジル−Ｎ，Ｎ−ジエチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、１−ベンジル−Ｎ−エチル−Ｎ−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、１’−ベンジル−２，３，４，５−テトラヒドロ−１’Ｈ−［１，２’］ビピロリル−５’−イルアミン、２−［（５−アミノ−１−ベンジル−１Ｈ−ピロール−２−イル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−１−ベンジル−１Ｈ−ピロール−２−イル）−メチル−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−１−ベンジル−１Ｈ−ピロール−２−イル）−エチル−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−１−ベンジル−１Ｈ−ピロール−２−イル）−エチル−アミノ］−エタノール、３−メトキシ−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、３−エトキシ−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、３−フェノキシ−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、３−フェノキシ−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、３−ベンジルオキシ−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、３−フルオロ−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、３−クロロ−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、２，５−ジアミノ−１Ｈ−ピロール−３−カルボニトリル、３−フェニル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、３−チオフェン−２−イル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、３−フラン−２−イル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、３−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、３−エトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、１−メチル−３−フェノキシ−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、３−ベンジルオキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、３−フルオロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、３−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、２，５−ジアミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボニトリル、１−メチル−３−フェニル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、１−メチル−３−チオフェン−２−イル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、及び３−フラン−２−イル−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、２，５−ジアミノ−ピロール−３−カルボニトリル、ピロール−２，３−ジアミン、４−メチルピロール−２，３−ジアミン、Ｎ−メチル−ピロール−２，５−ジアミン、３−メチル−ピロール−２，５−ジアミン、及び５−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−オールから成る群から選択される。

本発明の特に好ましい顕色剤は、１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、２，３，４，５−テトラヒドロ−１”Ｈ［１，２’］ビピロリル−５’−イルアミン、２−（５−アミノ−１Ｈ−ピロール−２−イルアミノ）−エタノール、１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、２，５−ジアミノ−ピロール−３−カルボニトリル、ピロール−２，３−ジアミン、４−メチルピロール−２，３−ジアミン、Ｎ−メチル−ピロール−２，５−ジアミン、及び３−メチル−ピロール−２，５−ジアミンから成る群から選択される。

ｂ．好ましいカップラー
好ましいカップラーは、１−メチル−１Ｈ−ピロール−３，４−ジアミン、４−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−オール、１−ベンジル−１Ｈ−ピロール−３，４−ジアミン、４−アミノ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、１Ｈ−ピロール−２−アミン、５−メチル−１Ｈ−ピロール−２−アミン、４−メチル−１Ｈ−ピロール−２−アミン、４−メトキシ−１Ｈ−ピロール−２−アミン、１Ｈ−ピロール−３，４−ジアミン、４−アミノ−１Ｈ−ピロール−３−オール、１Ｈ−ピロール−２，４−ジアミン、３−メトキシ−１Ｈ−ピロール、２−メトキシ−１Ｈ−ピロール、２−アミノ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，３−ジヒドロチエノ［３，４−ｂ］［１，４］ジオキシン、１Ｈ−ピロール−２−オール、１Ｈ−ピロール−３−オール、１Ｈ−ピロール−２，３−ジオール、１Ｈ−ピロール−２，４−ジオール、１Ｈ−ピロール−２，５−ジオール、１Ｈ−ピロール−３，４−ジオール、２−アミノ−１Ｈ−ピロール−３−オール、２−アミノ−１Ｈ−ピロール−４−オール、２−アミノ−１Ｈ−ピロール−５−オール、３−アミノ−１Ｈ−ピロール−２−オール、４−アミノ−１Ｈ−ピロール−２−オール、４−アミノ−１Ｈ−ピロール−５−オール、５−アミノ−１Ｈ−ピロール−４−オール、２−メトキシ−１Ｈ−ピロール−３−アミン、２−メトキシ−１Ｈ−ピロール−４−アミン、２−メトキシ−１Ｈ−ピロール−５−アミン、３−メトキシ−１Ｈ−ピロール−２−アミン、３−メトキシ−１Ｈ−ピロール−４−アミン、４−メトキシ−１Ｈ−ピロール−２−アミン、２−メトキシ−１Ｈ−ピロール−３−オール、２−メトキシ−１Ｈ−ピロール−４−オール、２−メトキシ−１Ｈ−ピロール−５−オール、３−メトキシ−１Ｈ−ピロール−２−オール、３−メトキシ−１Ｈ−ピロール−４−オール、４−メトキシ−１Ｈ−ピロール−２−オール、２，５−ジメトキシ−１Ｈ−ピロール、２，３−ジメトキシ−１Ｈ−ピロール、２，４−ジメトキシ−１Ｈ−ピロール、４−メチル−１Ｈ−ピロール−３−アミン、５−メチル−１Ｈ−ピロール−３−アミン、２−シアノ−１Ｈ−ピロール−４−アミン、２−シアノ−１Ｈ−ピロール−５−アミン、２−シアノ−１Ｈ−ピロール−３，４−ジアミン、２−シアノ−１Ｈ−ピロール−３，５−ジアミン、３−シアノ−１Ｈ−ピロール−２−アミン、３−シアノ−１Ｈ−ピロール−４−アミン、３−シアノ−１Ｈ−ピロール−５−アミン、３−シアノ−１Ｈ−ピロール−２，４−ジアミン、３−シアノ−１Ｈ−ピロール−２，５−ジオール、２−シアノ−１Ｈ−ピロール−３−オール、２−シアノ−１Ｈ−ピロール−４−オール、２−シアノ−１Ｈ−ピロール−５−オール、２−シアノ−１Ｈ−ピロール−３，４−ジオール、２−シアノ−１Ｈ−ピロール−３，５−ジオール、３−シアノ−１Ｈ−ピロール−２−オール、３−シアノ−１Ｈ−ピロール−４−オール、３−シアノ−１Ｈ−ピロール−５−オール、３−シアノ−１Ｈ−ピロール−２，４−ジオール、３−クロロ−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、３，４−クロロ−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、２−クロロ−１Ｈ−ピロール−３−アミン、２−クロロ−１Ｈ−ピロール−４−アミン、２−クロロ−１Ｈ−ピロール−５−アミン、２−クロロ−１Ｈ−ピロール−３，４−ジアミン、２−クロロ−１Ｈ−ピロール−３，５−ジアミン、３−クロロ−１Ｈ−ピロール−２−アミン、３−クロロ−１Ｈ−ピロール−４−アミン、３−クロロ−１Ｈ−ピロール−５−アミン、３−クロロ−１Ｈ−ピロール−２，４−ジアミン、３−クロロ−１Ｈ−ピロール−２，５−ジオール、２−クロロ−１Ｈ−ピロール−３−オール、２−クロロ−１Ｈ−ピロール−４−オール、２−クロロ−１Ｈ−ピロール−５−オール、２−クロロ−１Ｈ−ピロール−３，４−ジオール、２−クロロ−１Ｈ−ピロール−３，５−ジオール、３−クロロ−１Ｈ−ピロール−２−オール、３−クロロ−１Ｈ−ピロール−４−オール、３−クロロ−１Ｈ−ピロール−５−オール、３−クロロ−１Ｈ−ピロール−２，４−ジオール、５−アミノ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３−アミノ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、４−アミノ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３，４−ジアミノ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３，５−ジアミノ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、４，５−ジアミノ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、２−アミノ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、４−アミノ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、５−アミノ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，４−ジアミノ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，５−ジアミノ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、４，５−ジアミノ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、５−ヒドロキシ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３−ヒドロキシ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、
４−ヒドロキシ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３，４−ジヒドロキシ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３，５−ジヒドロキシ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、４，５−ジヒドロキシ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、２−ヒドロキシ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、４−ヒドロキシ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、５−ヒドロキシ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，４−ジヒドロキシ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，５−ジヒドロキシ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、４，５−ジヒドロキシ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、５−メトキシ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３−メトキシ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、４−メトキシ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３，４−ジメトキシ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３，５−ジメトキシ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、４，５−ジメトキシ−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、２−メトキシ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、４−メトキシ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、５−メトキシ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，４−ジメトキシ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，５−ジメトキシ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、４，５−ジメトキシ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、４−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、１Ｈ−ピロール−２−アミン、１，５−ジメチル−１Ｈ−ピロール−２−アミン、１，４−ジメチル−２−アミン、４−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−アミン、１Ｈ−ピロール−３，４−ジアミン、４−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−オール、１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，４−ジアミン、３−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール、２−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール、２−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−オール、２−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−オール、３−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−オール、３−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−オール、３−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−オール、４−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−オール、４−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−オール、４−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−オール、５−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−オール、５−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−オール、２−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−アミン、２−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−アミン、２−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−アミン、３−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−アミン、３−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−アミン、３−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−アミン、４−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−アミン、２−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−オール、２−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−オール、２−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−オール、３−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−オール、３−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−オール、３−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−オール、４−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−オール、２，５−ジメトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール、２，３−ジメトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール、２，４−ジメトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール、１，３−ジメチル−１Ｈ−ピロール−２−アミン、１，２−ジメチル−１Ｈ−ピロール−３−アミン、１，４−ジメチル−１Ｈ−ピロール−３−アミン、１，５−ジメチル−１Ｈ−ピロール−３−アミン、３−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、２−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−アミン、２−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−アミン、２−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−アミン、２−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３，４−ジアミン、２−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３，５−ジアミン、３−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−アミン、３−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−アミン、３−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−アミン、３−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，４−ジアミン、３−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジオール、２−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−オール、２−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−オール、２−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−オール、２−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３，４−ジオール、２−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３，５−ジオール、３−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−オール、
３−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−オール、３−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−オール、３−シアノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，４−ジオール、３−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、２−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−アミン、２−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−アミン、２−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−アミン、２−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３，４−ジアミン、２−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３，５−ジアミン、３−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−アミン、３−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−アミン、３−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−アミン、３−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，４−ジアミン、３−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジオール、３，４−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジオール、２−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−オール、２−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−オール、２−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−オール、２−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３，４−ジオール、２−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３，５−ジオール、３−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−オール、３−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−４−オール、３−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−５−オール、３−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，４−ジオール、５−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、４−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３，４−ジアミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３，５−ジアミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、４，５−ジアミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、２−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、４−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、５−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，４−ジアミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，５−ジアミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、４，５−ジアミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、５−ヒドロキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３−ヒドロキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、４−ヒドロキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３，４−ジヒドロキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３，５−ジヒドロキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、４，５−ジヒドロキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、２−ヒドロキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、４−ヒドロキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、５−ヒドロキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，４−ジヒドロキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，５−ジヒドロキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、４，５−ジヒドロキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、５−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、４−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３，４−ジメトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、３，５−ジメトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、４，５−ジメトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−２−カルボン酸、２−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、４−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、５−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，４−ジメトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，５−ジメトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、４，５−ジメトキシ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，５−ジメチルピロール、２−メチルピロール、２，３−ジメチルピロール、３，４−ジメチルピロール、２，４−ジメチルピロール、及び２−エチルピロールから成る群から選択される。

特に好ましいカップラーは、１Ｈ−ピロール−２−アミン、１−メチル−１Ｈ−ピロール−３，４−ジアミン、４−アミノ−１−メチル−１Ｈ−ピロール−３−オール、４−アミノ−１Ｈ−ピロール−３−カルボン酸、２，５−ジメチルピロール、２−メチルピロール、３，４−ジメチルピロール、２，４−ジメチルピロール、１Ｈ−ピロール−３，４−ジアミン、１Ｈ−ピロール−２，４−ジアミン、１Ｈ−ピロール−２−オール、１Ｈ−ピロール、１Ｈ−ピロール−２，５−ジオール、及び２−エチルピロールから成る群から選択される。

３．フラン類
ａ．好ましい顕色剤
好ましい顕色剤は、フラン−２，５−ジアミン、Ｎ−メチル−フラン−２，５−ジアミン、Ｎ−エチル−フラン−２，５−ジアミン、Ｎ−プロピル−フラン−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−フラン−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−フラン−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−フラン−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、Ｎ，Ｎ−ジメチル−フラン−２，５−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ジエチル−フラン−２，５−ジアミン、Ｎ−エチル−Ｎ−メチル−フラン−２，５−ジアミン、５−ピロリジン−１−イル−フラン−２−イルアミン、２−［（５−アミノ−フラン−２−イル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−フラン−２−イル）−メチル−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−フラン−２−イル）−エチル−アミノ］−エタノール、３−フルオロ−フラン−２，５−ジアミン、３−クロロ−フラン−２，５−ジアミン、３−トリフルオロメチル−フラン−２，５−ジアミン、５−アミノ−２−メチルアミノ−フラン−３−カルボニトリル、２，５−ジアミノ−フラン−３−カルボニトリル、５−アミノ−２−エチルアミノ−フラン−３−カルボニトリル、５−アミノ−２−プロピルアミノ−フラン−３−カルボニトリル、５−アミノ−２−（２−ヒドロキシ−エチルアミノ）−フラン−３−カルボニトリル、５−アミノ−２−（３−ヒドロキシ−プロピルアミノ）−フラン−３−カルボニトリル、５−アミノ−２−（２，３−ジヒドロキシ−プロピルアミノ）−フラン−３−カルボニトリル、５−アミノ−２−ジメチルアミノ−フラン−３−カルボニトリル、５−アミノ−２−ジエチルアミノ−フラン−３−カルボニトリル、５−アミノ−２−（エチル−メチル−アミノ）−フラン−３−カルボニトリル、５−アミノ−２−ピロリジン−１−イル−フラン−３−カルボニトリル、５−アミノ−２−［ビス−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−フラン−３−カルボニトリル、５−アミノ−２−［（２−ヒドロキシ−エチル）−メチル−アミノ］−フラン−３−カルボニトリル、５−アミノ−２−［エチル−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−フラン−３−カルボニトリル、及び５−アミノ−フラン−２−オールから成る群から選択される。

本発明の特に好ましい顕色剤は、フラン−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−１Ｈ−フラン−２−イルアミノ）−エタノール、２，５−ジアミノ−フラン−３−カルボニトリル、フラン−２，３−ジアミン、４−メチルフラン−２，３−ジアミン、及び３−メチル−フラン−２，５−ジアミンから成る群から選択される。

ｂ．好ましいカップラー
好ましいカップラーは、フラン−３，４−ジアミン、４−アミノ−フラン−３−オール、４−アミノフラン−３−カルボン酸、フラン−２−アミン、５−メチルフラン−２−アミン、４−メチルフラン−２−アミン、４−メトキシフラン−２−アミン、フラン−２，４−ジアミン、３−メトキシフラン、２−メトキシフラン、２−アミノフラン−３−カルボン酸、フラン−２−オール、フラン−３−オール、フラン−２，３−ジオ−ル、フラン−２，４−ジオ−ル、フラン−２，５−ジオ−ル、フラン−３，４−ジオ−ル、２−アミノフラン−３−オール、２−アミノフラン−４−オール、２−アミノフラン−５−オール、３−アミノフラン−２−オール、３−アミノフラン−４−オール、４−アミノフラン−２−オール、４−アミノフラン−５−オール、５−アミノフラン−４−オール、２−メトキシフラン−３−アミン、２−メトキシフラン−４−アミン、２−メトキシフラン−５−アミン、３−メトキシフラン−２−アミン、３−メトキシフラン−４−アミン、３−メトキシフラン−５−アミン、４−メトキシフラン−２−アミン、２−メトキシフラン−３−オール、２−メトキシフラン−４−オール、２−メトキシフラン−５−オール、３−メトキシフラン−２−オール、３−メトキシフラン−４−オール、３−メトキシフラン−５−オール、４−メトキシフラン−２−オール、２，５−ジメトキシフラン、２，３−ジメトキシフラン、２，４−ジメトキシフラン、３−メチルフラン−２−アミン、２−メチルフラン−３−アミン、４−メチルフラン−３−アミン、５−メチルフラン−３−アミン、３−シアノフラン−２，５−ジアミン、２−シアノフラン−３−アミン、２−シアノフラン−４−アミン、２−シアノフラン−５−アミン、２−シアノフラン−３，４−ジアミン、２−シアノフラン−３，５−ジアミン、３−シアノフラン−２−アミン、３−シアノフラン−４−アミン、３−シアノフラン−５−アミン、３−シアノフラン−２，４−ジアミン、３−シアノフラン−２，５−ジオ−ル、２−シアノフラン−３−オール、２−シアノフラン−４−オール、２−シアノフラン−５−オール、２−シアノフラン−３，４−ジオ−ル、２−シアノフラン−３，５−ジオ−ル、３−シアノフラン−２−オール、３−シアノフラン−４−オール、３−シアノフラン−５−オール、３−シアノフラン−２，４−ジオ−ル、３−クロロフラン−２，５−ジアミン、２−クロロフラン−３−アミン、２−クロロフラン−４−アミン、２−クロロフラン−５−アミン、２−クロロフラン−３，４−ジアミン、２−クロロフラン−３，５−ジアミン、３−クロロフラン−２−アミン、３−クロロフラン−４−アミン、３−クロロフラン−５−アミン、３−クロロフラン−２，４−ジアミン、３−クロロフラン−２，５−ジオ−ル、２−クロロフラン−３−オール、２−クロロフラン−４−オール、２−クロロフラン−５−オール、２−クロロフラン−３，４−ジオ−ル、２−クロロフラン−３，５−ジオ−ル、３−クロロフラン−２−オール、３−クロロフラン−４−オール、３−クロロフラン−５−オール、３−クロロフラン−２，４−ジオ−ル、５−アミノフラン−２−カルボン酸、３−アミノフラン−２−カルボン酸、４−アミノフラン−２−カルボン酸、３，４−ジアミノフラン−２−カルボン酸、３，５−ジアミノフラン−２−カルボン酸、４，５−ジアミノフラン−２−カルボン酸、２−アミノフラン−３−カルボン酸、４−アミノフラン−３−カルボン酸、５−アミノフラン−３−カルボン酸、２，４−ジアミノフラン−３−カルボン酸、２，５−ジアミノフラン−３−カルボン酸、４，５−ジアミノフラン−３−カルボン酸、５−ヒドロキシフラン−２−カルボン酸、３−ヒドロキシフラン−２−カルボン酸、４−ヒドロキシフラン−２−カルボン酸、３，４−ジヒドロキシフラン−２−カルボン酸、３，５−ジヒドロキシフラン−２−カルボン酸、４，５−ジヒドロキシフラン−２−カルボン酸、２−ヒドロキシフラン−３−カルボン酸、４−ヒドロキシフラン−３−カルボン酸、５−ヒドロキシフラン−３−カルボン酸、２，４−ジヒドロキシフラン−３−カルボン酸、２，５−ジヒドロキシフラン−３−カルボン酸、４，５−ジヒドロキシフラン−３−カルボン酸、５−メトキシフラン−２−カルボン酸、３−メトキシフラン−２−カルボン酸、４−メトキシフラン−２−カルボン酸、３，４−ジメトキシフラン−２−カルボン酸、３，５−ジメトキシフラン−２−カルボン酸、４，５−ジメトキシフラン−２−カルボン酸、２−メトキシフラン−３−カルボン酸、４−メトキシフラン−３−カルボン酸、５−メトキシフラン−３−カルボン酸、２，４−ジメトキシフラン−３−カルボン酸、２，５−ジメトキシフラン−３−カルボン酸、４，５−ジメトキシフラン−３−カルボン酸、２，５−ジメチルフラン、２−メチルフラン、２，３−ジメチルフラン、３，４−ジメチルフラン、２，４−ジメチルフラン、フラン−３−メタノール、５−メチル−フラン−２−オール、及び（フラン−２−イル）メタノールから成る群から選択される。

本発明の特に好ましいカップラーは、フラン−２−アミン、フラン−３，４−ジアミン、４−アミノ−フラン−３−オール、４−アミノ−フラン−３−カルボン酸、２，５−ジメチルフラン、２−メチルフラン、３，４−ジメチルフラン、２，４−ジメチルフラン、２−メトキシフラン、フラン−３−メタノール、５−メチル−フラン−２−オール、及び（フラン−２−イル）メタノールから成る群から選択される。

Ｂ．２つのヘテロ原子を有する５員環
２つのヘテロ原子を有する５員環としては、チアゾール類、オキサゾール類、イソチアゾール類、イソオキサゾール類、イミダゾール類、及びそれらの置換体が挙げられる。

１．チアゾール類
ａ．好ましい顕色剤
好ましい顕色剤は、チアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’２’−メチル−チアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’２’−エチル−チアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’２’−プロピル−チアゾール−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−チアゾール−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−チアゾール−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−チアゾール−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、Ｎ’２’，Ｎ’２’−ジメチル−チアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’２’，Ｎ’２’−ジエチル−チアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’２’−エチル−Ｎ’２’−メチル−チアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’２’−エチル−Ｎ’２’−プロピル−チアゾール−２，５−ジアミン、２−［（５−アミノ−チアゾール−２−イル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−チアゾール−２−イル）−メチル−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−チアゾール−２−イル）−エチル−アミノ］−エタノール、Ｎ’５’−メチル−チアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’５’−エチル−チアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’５’−プロピル−チアゾール−２，５−ジアミン、２−（２−アミノ−チアゾール−５−イルアミノ）−エタノール、３−（２−アミノ−チアゾール−５−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（２−アミノ−チアゾール−５−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、Ｎ’５’，Ｎ’５’−ジメチル−チアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’５’，Ｎ’５’−ジエチル−チアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’５’−エチル−Ｎ’５’−メチル−チアゾール−２，５，−ジアミン、５−ピロリジン−１−イル−チアゾール−２−イルアミン、２−［（２−アミノ−チアゾール−５−イル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、２−［（２−アミノ−チアゾール−５−イル）−メチル−アミノ］−エタノール、２−［（２−アミノ−チアゾール−５−イル）−エチル−アミノ］−エタノール、４−メチル−チアゾール−２，５−ジアミン、４−エチル−チアゾール−２，５−ジアミン、２−（２，５−ジアミノ−チアゾール−４−イル）−エタノール、４−フェニル−チアゾール−２，５−ジアミン、４−チオフェン−２−イル−チアゾール−２，５−ジアミン、４−フラン−２−イル−チアゾール−２，５−ジアミン、［２，４’］ビチアゾールイル−２’，５’−ジアミン、４−メトキシ−チアゾール−２，５−ジアミン、４−エトキシ−チアゾール−２，５−ジアミン、４−フェノキシ−チアゾール−２，５−ジアミン、４−フルオロ−チアゾール−２，５−ジアミン、４−クロロ−チアゾール−２，５−ジアミン、４−トリフルオロメチル−チアゾール−２，５−ジアミン、及び２，５−ジアミノ−チアゾール−４−カルボニトリル、チアゾール−４，５−ジアミン、５−アミノチアゾール−４−オール、５−アミノ−フラン−２−オール、及び２−アミノ−チアゾール−５−オールから成る群から選択される。

本発明の特に好ましい顕色剤は、チアゾール−２，５−ジアミン、５−ピロリジン−１−イル−チアゾール−２−イルアミン、２−（５−アミノ−チアゾール−２−イルアミノ）−エタノール、チアゾール−４，５−ジアミン、チアゾール−２，４，５−トリアミン及び４−アミノチアゾール−５−オールから成る群から選択される。

ｂ．好ましいカップラー
好ましいカップラーは、チアゾール−５−アミン、２−メチルチアゾール−５−アミン、２−フェニルチアゾール−５−アミン、チアゾール−２−アミン、５−メチルチアゾール−２−アミン、チアゾール−５−オール、２−メチルチアゾール−５−オール、２−フェニルチアゾール−５−オール、チアゾール−２−オール、５−メチルチアゾール−２−オール、５−フェニルチアゾール−２−オール、２−アミノチアゾール−５−オール、２−アミノ−４−メチルチアゾール−５−オール、２−アミノ−４−フェニルチアゾール−５−オール、２−アミノ−４−エチルチアゾール−５−オール、５−アミノチアゾール−２−オール、５−アミノ−４−メチルチアゾール−２−オール、５−アミノ−４−フェニルチアゾール−２−オール、５−アミノ−４−エチルチアゾール−２−オール、チアゾール−２，５−ジオ−ル、４−メチルチアゾール−２，５−ジオ−ル、４−フェニルチアゾール−２，５−ジオ−ル、チアゾール−２，５−ジオ−ル、４−メチルチアゾール−２，５−ジオ−ル、４−フェニルチアゾール−２，５−ジオ−ル、チアゾール−２，５−ジアミン、４−メチルチアゾール−２，５−ジアミン、４−フェニルチアゾール−２，５−ジアミン、５−メトキシチアゾール、５−メトキシ−２−メチルチアゾール、５−メトキシ−２−フェニルチアゾール、２−メトキシチアゾール、２−メトキシ−５−メチルチアゾール、２−メトキシ−５−フェニルチアゾール、２，５−ジメトキシチアゾール、２，５−ジメトキシ−４−メチルチアゾール、２，５−ジメトキシ−４−フェニルチアゾール、５−アミノチアゾール−４−カルボニトリル、５−アミノ−２−メチルチアゾール−４−カルボニトリル、５−アミノ−２−フェニルチアゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシチアゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシ−２−メチルチアゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシ−２−フェニルチアゾール−４−カルボニトリル、２，５−ジヒドロキシチアゾール−４−カルボニトリル、２，５−ジメトキシチアゾール−４−カルボニトリル、４−クロロチアゾール−５−オール、４−クロロ−２−メチルチアゾール−５−オール、４−クロロ−２−フェニルチアゾール−５−オール、４−クロロチアゾール−２，５−ジオ−ル、４−クロロチアゾール−５−アミン、４−クロロ−２−メチルチアゾール−５−アミン、４−クロロ−２−フェニルチアゾール−５−アミン、４−クロロチアゾール−２，５−ジアミン、４−フルオロチアゾール−２，５−ジアミン、４−トリフルオロメチルチアゾール−２，５−ジアミン、２−メチルチアゾール−５−アミン、２−メチルチアゾール−５−オール、チアゾール−２，４−ジオ−ル、２−メチルチアゾール−５−アミン、２−エチルチアゾール−５−アミン、２−（チアゾール−５−イルアミノ）エタノール、及び３−（チアゾール−５−イルアミノ）プロパン−１，２−ジオ−ルから成る群から選択される。

特に好ましいカップラーは、チアゾール−５−アミン、２−メチル−チアゾール−５−イルアミン、チアゾール−２−アミン、４−メチルチアゾール−２−アミン、チアゾール−２，４−ジアミン、チアゾール−５−オール、チアゾール−２，５−ジオ−ル、及びチアゾール−２，４−ジオ−ルから成る群から選択される。

２．オキサゾール類
ａ．好ましい顕色剤
好ましい顕色剤は、オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’２’−メチル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’２’−エチル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’２’−プロピル−オキサゾール−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−オキサゾール−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−オキサゾール−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−オキサゾール−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、Ｎ’２’−フェニル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’２’−チオフェン−２−イル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’２’−フラン−２−イル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’２’−チアゾール−２−イル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’５’−メチル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’５’−エチル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’５’−プロピル−オキサゾール−２，５−ジアミン、２−（２−アミノ−オキサゾール−５−イルアミノ）−エタノール、３−（２−アミノ−オキサゾール−５−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（２−アミノ−オキサゾール−５−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、Ｎ’５’−フェニル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’５’−チオフェン−２−イル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’５’−フラン−２−イル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’５’−チアゾール−２−イル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−メチル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４，Ｎ’２’−ジメチル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’２’−エチル−４−メチル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−メチル−Ｎ’２’−プロピル−オキサゾール−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−４−メチル−オキサゾール−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−４−メチル−オキサゾール−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−４−メチル−オキサゾール−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、４−メチル−Ｎ’２’−フェニル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−メチル−Ｎ’２’−チオフェン−２−イル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’２’−フラン−２−イル−４−メチル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−メチル−Ｎ’２’−チアゾール−２−イル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−メチル−Ｎ’５’−チアゾール−２−イル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−メチル−Ｎ’５’−チアゾール−２−イル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４，Ｎ’５’−ジメチル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’５’−エチル−４−メチル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−メチル−Ｎ’５’−プロピル−オキサゾール−２，５−ジアミン、２−（２−アミノ−４−メチル−オキサゾール−５−イルアミノ）−エタノール、３−（２−アミノ−４−メチル−オキサゾール−５−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（２−アミノ−４−メチル−オキサゾール−５−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、４−メチル−Ｎ’５’−フェニル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−メチル−Ｎ’５’−チオフェン−２−イル−オキサゾール−２，５−ジアミン、Ｎ’５’−フラン−２−イル−４−メチル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−フェニル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−チオフェン−２−イル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−フラン−２−イル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−チアゾール−２−イル−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−フルオロ−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−クロロ−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−トリフルオロメチル−オキサゾール−２，５−ジアミン、２，５−ジアミノ−オキサゾール−４−カルボニトリル、４−メトキシ−オキサゾール−２，５−ジアミン、４−エトキシ−オキサゾール−２，５−ジアミン、２−アミノ−チアゾール−５−オール、及び２−アミノ−オキサゾール−５−オールから成る群から選択される。

特に好ましい顕色剤は、オキサゾール−２，５−ジアミン、５−ピロリジン−１−イル−オキサゾール−２−イルアミン、２−（５−アミノ−オキサゾール−２−イルアミノ）−エタノール、オキサゾール−４，５−ジアミン、オキサゾール−２，４，５−トリアミン、及び４−アミノオキサゾール−５−オールから成る群から選択される。

ｂ．好ましいカップラー
好ましいカップラーは、オキサゾール−５−アミン、２−メチルオキサゾール−５−アミン、２−フェニルオキサゾール−５−アミン、オキサゾール−２−アミン、５−メチル−オキサゾール−２−アミン、オキサゾール−５−オール、２−メチルオキサゾール−５−オール、２−フェニルオキサゾール−５−オール、オキサゾール−２−オール、５−メチル−オキサゾール−２−オール、５−フェニルオキサゾール−２−オール、２−アミノオキサゾール−５−オール、２−アミノ−４−メチルオキサゾール−５−オール、２−アミノ−４−フェニルオキサゾール−５−オール、２−アミノ−４−エチルオキサゾール−５−オール、５−アミノオキサゾール−２−オール、５−アミノ−４−メチルオキサゾール−２−オール、５−アミノ−４−フェニルオキサゾール−２−オール、５−アミノ−４−エチルオキサゾール−２−オール、オキサゾール−２，５−ジオ−ル、４−メチルオキサゾール−２，５−ジオ−ル、４−フェニルオキサゾール−２，５−ジオ−ル、オキサゾール−２，５−ジオ−ル、４−メチルオキサゾール−２，５−ジオ−ル、４−フェニルオキサゾール−２，５−ジオ−ル、オキサゾール−２，５−ジアミン、４−メチルオキサゾール−２，５−ジアミン、４−フェニルオキサゾール−２，５−ジアミン、５−メトキシオキサゾール、５−メトキシ−２−メチル−オキサゾール、５−メトキシ−２−フェニル−オキサゾール、２−メトキシオキサゾール、２−メトキシ−５−メチルオキサゾール、２−メトキシ−５−フェニルオキサゾール、２，５−ジメトキシオキサゾール、２，５−ジメトキシ−４−メチルオキサゾール、２，５−ジメトキシ−４−フェニルオキサゾール、５−アミノオキサゾール−４−カルボニトリル、５−アミノ−２−メチルオキサゾール−４−カルボニトリル、５−アミノ−２−フェニルオキサゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシオキサゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシ−２−メチルオキサゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシ−２−フェニルオキサゾール−４−カルボニトリル、２，５−ジヒドロキシオキサゾール−４−カルボニトリル、２，５−ジメトキシオキサゾール−４−カルボニトリル、４−クロロオキサゾール−５−オール、４−クロロ−２−メチルオキサゾール−５−オール、４−クロロ−２−フェニルオキサゾール−５−オール、４−クロロオキサゾール−２，５−ジオ−ル、４−クロロオキサゾール−５−アミン、４−クロロ−２−メチルオキサゾール−５−アミン、４−クロロ−２−フェニルオキサゾール−５−アミン、４−クロロオキサゾール−２，５−ジアミン、４−フルオロオキサゾール−２，５−ジアミン、４−トリフルオロメチルオキサゾール−２，５−ジアミン、２−メチルオキサゾール−５−アミン、２−メチルオキサゾール−５−オール、オキサゾール−２，４−ジオ−ル、２−メチルオキサゾール−５−アミン、２−エチルオキサゾール−５−アミン、２−（オキサゾール−５−イルアミノ）エタノール、及び３−（オキサゾール−５−イルアミノ）プロパン−１，２−ジオ−ルから成る群から選択される。

特に好ましいカップラーは、オキサゾール−５−アミン、２−メチル−オキサゾール−５−アミン、オキサゾール−２−アミン、４−メチルオキサゾール−２−アミン、オキサゾール−２，４−ジアミン、オキサゾール−５−オール、オキサゾール−２，５−ジオ−ル、及びオキサゾール−２，４−ジオ−ルから成る群から選択される。

３．イソチアゾール類
ａ．好ましい顕色剤
好ましい顕色剤は、イソチアゾール−４，５−ジアミン、３−メチル−イソチアゾール−４，５−ジアミン、３−エチル−イソチアゾール−４，５−ジアミン、３−プロピル−イソチアゾール−４，５−ジアミン、２−（４，５−ジアミノ−イソチアゾール−３−イル）−エタノール、３−（４，５−ジアミノ−イソチアゾール−３−イル）−プロパン−１−オール、３−（４，５−ジアミノ−イソチアゾール−３−イル）−プロパン−１，２−ジオ−ル、３−フラン−２−イル−イソチアゾール−４，５−ジアミン、３−チオフェン−２−イル−イソチアゾール−４，５−ジアミン、３−フェニル−イソチアゾール−４，５−ジアミン、３−フラン−２−イルメチル−イソチアゾール−４，５−ジアミン、３−チオフェン−２−イルメチル−イソチアゾール−４，５−ジアミン、３−メトキシ−イソチアゾール−４，５−ジアミン、３−エトキシ−イソチアゾール−４，５−ジアミン、３−フェノキシ−イソチアゾール−４，５−ジアミン、３−ベンジルオキシ−イソチアゾール−４，５−ジアミン、３−フルオロ−イソチアゾール−４，５−ジアミン、３−クロロ−イソチアゾール−４，５−ジアミン、イソチアゾール−３，４−ジアミン、４−アミノイソチアゾール−５−オール、５−メチル−イソチアゾール−３，４−ジアミン、５−アミノ−イソチアゾール−４−オール、及び４−アミノ−イソチアゾール−５−オールから成る群から選択される。

本発明の特に好ましい顕色剤は、イソチアゾール−４，５−ジアミン、３−メチル−イソチアゾール−４，５−ジアミン、４−アミノイソチアゾール−５−オール、及び３−メトキシ−イソチアゾール−４，５−ジアミンから成る群から選択される。

ｂ．好ましいカップラー
好ましいカップラーは、イソチアゾール−５−アミン、３−メチルイソチアゾール−５−アミン、３−フェニルイソチアゾール−５−アミン、イソチアゾール−４−アミン、３−メチルイソチアゾール−５−アミン、イソチアゾール−５−オール、３−メチルイソチアゾール−５−オール、３−フェニルイソチアゾール−５−オール、イソチアゾール−４−オール、５−メチルイソチアゾール−３−オール、５−フェニルイソチアゾール−３−オール、３−アミノイソチアゾール−５−オール、５−アミノイソチアゾール−３−オール、５−アミノ−４−クロロイソチアゾール−２−オール、５−アミノ−４−シアノイソチアゾール−２−オール、イソチアゾール−３，５−ジオ−ル、４−クロロイソチアゾール−３，５−ジオ−ル、４−シアノイソチアゾール−３，５−ジオ−ル、４−メトキシイソチアゾール−３，５−ジオ−ル、４−フルオロイソチアゾール−３，５−ジオ−ル、４−ブロモイソチアゾール−３，５−ジオ−ル、４−エトキシイソチアゾール−３，５−ジオ−ル、イソチアゾール−３，５−ジアミン、４−クロロイソチアゾール−３，５−ジアミン、４−メトキシイソチアゾール−３，５−ジアミン、４−フルオロイソチアゾール−３，５−ジアミン、４−シアノイソチアゾール−３，５−ジアミン、５−メトキシイソチアゾール、５−メトキシ−３−メチルイソチアゾール、５−メトキシ−３−フェニルイソチアゾール、４−メトキシイソチアゾール、４−メトキシ−３−メチルイソチアゾール、４−メトキシ−３−フェニルイソチアゾール、３，５−ジメトキシイソチアゾール、３，５−ジメトキシ−４−クロロイソチアゾール、３，５−ジメトキシ−４−メトキシイソチアゾール、３，５−ジメトキシ−４−フルオロイソチアゾール、３，５−ジメトキシ−４−エトキシイソチアゾール、５−アミノイソチアゾール−４−カルボニトリル、５−アミノ−３−メチルイソチアゾール−４−カルボニトリル、５−アミノ−３−フェニルイソチアゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシイソチアゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシ−３−メチルイソチアゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシ−３−フェニルイソチアゾール−４−カルボニトリル、３，５−ジヒドロキシイソチアゾール−４−カルボニトリル、３，５−ジメトキシイソチアゾール−４−カルボニトリル、４−クロロイソチアゾール−５−オール、４−クロロ−３−メチルイソチアゾール−５−オール、４−クロロ−３−フェニルイソチアゾール−５−オール、４−クロロイソチアゾール−３，５−ジオ−ル、４−クロロイソチアゾール−５−アミン、４−クロロ−３−メチルイソチアゾール−５−アミン、４−クロロ−３−フェニルイソチアゾール−５−アミン、４−クロロイソチアゾール−３，５−ジアミン、４−フルオロイソチアゾール−３，５−ジアミン、４−トリフルオロメチルイソチアゾール−３，５−ジアミン、３−メチルイソチアゾール−５−アミン、イソチアゾール−３，４−ジオ−ル、イソチアゾール−３，４−ジアミン、３−メチルイソチアゾール−５−アミン、３−エチルイソチアゾール−５−アミン、２−（イソチアゾール−５−イルアミノ）エタノール、及び３−（イソチアゾール−５−イルアミノ）プロパン−１，２−ジオ−ルから成る群から選択される。

本発明の特に好ましいカップラーは、イソチアゾール−５−アミン、３−メチルイソチアゾール−５−アミン、３−メチルイソチアゾール−５−アミン、イソチアゾール−５−オール、３−メチルイソチアゾール−５−オール、３−アミノイソチアゾール−５−オール、５−アミノイソチアゾール−３−オール、及びイソチアゾール−３，５−ジオ−ルから成る群から選択される。

４．イソオキサゾール類
ａ．好ましい顕色剤
好ましい顕色剤は、イソオキサゾール−４，５−ジアミン、３−メチル−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、３−エチル−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、３−プロピル−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、２−（４，５−ジアミノ−イソオキサゾール−３−イル）−エタノール、３−（４，５−ジアミノ−イソオキサゾール−３−イル）−プロパン−１−オール、３−（４，５−ジアミノ−イソオキサゾール−３−イル）−プロパン−１，２−ジオ−ル、３−フラン−２−イル−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、３−チオフェン−２−イル−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、３−フェニル−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、３−フラン−２−イルメチル−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、３−チオフェン−２−イルメチル−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、３−メトキシ−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、３−エトキシ−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、３−フェノキシ−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、３−ベンジルオキシ−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、３−フルオロ−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、３−クロロ−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、イソオキサゾール−３，４−ジアミン、５−メチル−イソオキサゾール−３，４−ジアミン、５−アミノ−イソオキサゾール−４−オール、及び４−アミノ−イソオキサゾール−５−オールから成る群から選択される。

本発明の特に好ましい顕色剤は、イソオキサゾール−４，５−ジアミン、３−メチル−イソオキサゾール−４，５−ジアミン、４−アミノイソオキサゾール−５−オール、及び３−メトキシ−イソオキサゾール−４，５−ジアミンから成る群から選択される。

ｂ．好ましいカップラー
好ましいカップラーは、イソオキサゾール−５−アミン、３−メチルイソオキサゾール−５−アミン、３−フェニルイソオキサゾール−５−アミン、イソオキサゾール−４−アミン、３−メチルイソオキサゾール−５−アミン、イソオキサゾール−５−オール、３−メチルイソオキサゾール−５−オール、３−フェニルイソオキサゾール−５−オール、イソオキサゾール−４−オール、５−メチルイソオキサゾール−３−オール、５−フェニルイソオキサゾール−３−オール、３−アミノイソオキサゾール−５−オール、５−アミノイソオキサゾール−３−オール、５−アミノ−４−クロロイソオキサゾール−２−オール、５−アミノ−４−シアノイソオキサゾール−２−オール、イソオキサゾール−３，５−ジオ−ル、４−クロロイソオキサゾール−３，５−ジオ−ル、４−シアノイソオキサゾール−３，５−ジオ−ル、４−メトキシイソオキサゾール−３，５−ジオ−ル、４−フルオロイソオキサゾール−３，５−ジオ−ル、４−ブロモイソオキサゾール−３，５−ジオ−ル、４−エトキシイソオキサゾール−３，５−ジオ−ル、イソオキサゾール−３，５−ジアミン、４−クロロイソオキサゾール−３，５−ジアミン、４−メトキシイソオキサゾール−３，５−ジアミン、４−フルオロイソオキサゾール−３，５−ジアミン、４−シアノイソオキサゾール−３，５−ジアミン、５−メトキシイソオキサゾール、５−メトキシ−３−メチルイソオキサゾール、５−メトキシ−３−フェニルイソオキサゾール、４−メトキシイソオキサゾール、４−メトキシ−３−メチルイソオキサゾール、４−メトキシ−３−フェニルイソオキサゾール、３，５−ジメトキシイソオキサゾール、３，５−ジメトキシ−４−クロロイソオキサゾール、３，５−ジメトキシ−４−メトキシイソオキサゾール、３，５−ジメトキシ−４−フルオロイソオキサゾール、３，５−ジメトキシ−４−エトキシイソオキサゾール、５−アミノイソオキサゾール−４−カルボニトリル、５−アミノ−３−メチルイソオキサゾール−４−カルボニトリル、５−アミノ−３−フェニルイソオキサゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシイソオキサゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシ−３−メチルイソオキサゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシ−３−フェニルイソオキサゾール−４−カルボニトリル、３，５−ジヒドロキシイソオキサゾール−４−カルボニトリル、３，５−ジメトキシイソオキサゾール−４−カルボニトリル、４−クロロイソオキサゾール−５−オール、４−クロロ−３−メチルイソオキサゾール−５−オール、４−クロロ−３−フェニルイソオキサゾール−５−オール、４−クロロイソオキサゾール−３，５−ジオ−ル、４−クロロイソオキサゾール−５−アミン、４−クロロ−３−メチルイソオキサゾール−５−アミン、４−クロロ−３−フェニルイソオキサゾール−５−アミン、４−クロロイソオキサゾール−３，５−ジアミン、４−フルオロイソオキサゾール−３，５−ジアミン、４−トリフルオロメチルイソオキサゾール−３，５−ジアミン、３−メチルイソオキサゾール−５−アミン、３−メチルイソオキサゾール−５−オール、イソオキサゾール−３，４−ジオ−ル、イソオキサゾール−３，４−ジアミン、３−メチルイソオキサゾール−５−アミン、３−エチルイソオキサゾール−５−アミン、２−（イソオキサゾール−５−イルアミノ）エタノール、及び３−（イソオキサゾール−５−イルアミノ）プロパン−１，２−ジオ−ルから成る群から選択される。

本発明の特に好ましいカップラーは、イソオキサゾール−５−アミン、３−メチルイソオキサゾール−５−アミン、３−メチルイソオキサゾール−５−アミン、イソオキサゾール−５−オール、３−メチルイソオキサゾール−５−オール、３−アミノイソオキサゾール−５−オール、５−アミノイソオキサゾール−３−オール、及びイソオキサゾール−３，５−ジオ−ルから成る群から選択される。

５．イミダゾール類
ａ．好ましい顕色剤
好ましい顕色剤は、３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’２’−メチル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’２’−エチル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’２’−プロピル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、２−（５−アミノ−１Ｈ−イミダゾール−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−１Ｈ−イミダゾール−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−１Ｈ−イミダゾール−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、Ｎ’２’−フェニル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’２’−チオフェン−２−イル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’２’−フラン−２−イル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’２’−チアゾール−２−イル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’４’−メチル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’４’−エチル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’４’−プロピル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、２−（２−アミノ−３Ｈ−イミダゾール−４−イルアミノ）−エタノール、３−（２−アミノ−３Ｈ−イミダゾール−４−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（２−アミノ−３Ｈ−イミダゾール−４−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、Ｎ’４’−フェニル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’４’−チオフェン−２−イル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’４’−フラン−２−イル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’４’−チアゾール−２−イル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−メチル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５，Ｎ’２’−ジメチル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’２’−エチル−５−メチル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−メチル−Ｎ’２’−プロピル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、２−（５−アミノ−４−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−４−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−４−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、５−メチル−Ｎ’２’−フェニル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−メチル−Ｎ’２’−チオフェン−２−イル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’２’−フラン−２−イル−５−メチル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−メチル−Ｎ’２’−チアゾール−２−イル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−メチル−Ｎ’４’−チアゾール−２−イル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５，Ｎ’４’−ジメチル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’４’−エチル−５−メチル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−メチル−Ｎ’４’−プロピル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、２−（２−アミノ−５−メチル−３Ｈ−イミダゾール−４−イルアミノ）−エタノール、３−（２−アミノ−５−メチル−３Ｈ−イミダゾール−４−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（２−アミノ−５−メチル−３Ｈ−イミダゾール−４−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、５−メチル−Ｎ’４’−フェニル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−メチル−Ｎ’４’−チオフェン−２−イル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、Ｎ’４’−フラン−２−イル−５−メチル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−フェニル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−チオフェン−２−イル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−フラン−２−イル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−チアゾール−２−イル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−フルオロ−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−クロロ−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−トリフルオロメチル−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、２，５−ジアミノ−１Ｈ−イミダゾール−４−カルボニトリル、５−メトキシ−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、５−エトキシ−３Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、１Ｈ−イミダゾール−２，４，５−トリアミン、１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２，４，５−トリアミン、１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−２，４，５−トリアミン、４，５−ジアミノ−１Ｈ−イミダゾール−２−オール、４，５−ジアミノ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２−オール、４，５−ジアミノ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−２−オール、２−メチル−１Ｈ−イミダゾール−４，５−ジアミン、１，２−ジメチル−１Ｈ−イミダゾール−４，５−ジアミン、２−メチル−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−４，５−ジアミン、２−メチル−４−アミノ−１Ｈ−イミダゾール−４−オール、１，２−ジメチル−４−アミノ−１Ｈ−イミダゾール−４−オール、２−メチル−４−アミノ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−４−オール、４−アミノ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジオ−ル、４−アミノ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジオ−ル、４−アミノ−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジオ−ル、１Ｈ−イミダゾール−４，５−ジアミン、１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−４，５−ジアミン、１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−４，５−ジアミン、及び４−アミノ−イソオキサゾール−５−オールから成る群から選択される。

本発明の特に好ましい顕色剤は、１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−１Ｈ−イミダゾール−２−イルアミノ）−エタノール、１Ｈ−イミダゾール−４，５−ジアミン、１Ｈ−イミダゾール−２，４，５−トリアミン、及び４−アミノ−１Ｈ−イミダゾール−５−オールから成る群から選択される。

ｂ．好ましいカップラー
好ましいカップラーは、１Ｈ−イミダゾール−５−アミン、１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−５−アミン、１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−５−アミン、１Ｈ−イミダゾール−２−アミン、１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２−アミン、１Ｈ−イミダゾール−５−オール、１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−５−オール、１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−５−オール、１Ｈ−イミダゾール−２−オール、１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２−オール、１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−２−オール、２−アミノ−１Ｈ−イミダゾール−５−オール、２−アミノ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−５−オール、２−アミノ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−５−オール、２−アミノ−１−エチル−１Ｈ−イミダゾール−５−オール、５−アミノ−１Ｈ−イミダゾール−２−オール、５−アミノ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２−オール、５−アミノ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−２−オール、５−アミノ−１−エチル−１Ｈ−イミダゾール−２−オール、１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジオ−ル、１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジオ−ル、１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジオ−ル、１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジオ−ル、１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジオ−ル、１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジオ−ル、１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジアミン、１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジアミン、１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジアミン、５−メトキシ−１Ｈ−イミダゾール、５−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール、５−メトキシ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール、２−メトキシ−１Ｈ−イミダゾール、２−メトキシ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール、２−メトキシ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール、２，５−ジメトキシ−１Ｈ−イミダゾール、２，５−ジメトキシ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール、２，５−ジメトキシ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール、５−アミノ−１Ｈ−イミダゾール−４−カルボニトリル、５−アミノ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−４−カルボニトリル、５−アミノ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシ−１Ｈ−イミダゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−４−カルボニトリル、５−ヒドロキシ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−４−カルボニトリル、２，５−ジヒドロキシ−１Ｈ−イミダゾール−４−カルボニトリル、２，５−ジヒドロキシ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−４−カルボニトリル、２，５−ジヒドロキシ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−４−カルボニトリル、２，５−ジメトキシ−１Ｈ−イミダゾール−４−カルボニトリル、２，５−ジメトキシ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−４−カルボニトリル、２，５−ジメトキシ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−４−カルボニトリル、４−クロロ−１Ｈ−イミダゾール−５−オール、４−クロロ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−５−オール、４−クロロ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−５−オール、４−クロロ−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジオ−ル、４−クロロ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジオ−ル、４−クロロ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジオ−ル、４−クロロ−１Ｈ−イミダゾール−５−アミン、４−クロロ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−５−アミン、４−クロロ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−５−アミン、４−クロロ−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジアミン、４−クロロ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジアミン、４−クロロ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジアミン、４−フルオロ−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジアミン、４−フルオロ−１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジアミン、４−フルオロ−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジアミン、４−トリフルオロメチル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジアミン、１−メチル−４−トリフルオロメチル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジアミン、１−フェニル−４−トリフルオロメチル−１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジアミン、２−メチル−１Ｈ−イミダゾール−５−アミン、１，２−ジメチル−１Ｈ−イミダゾール−５−アミン、２−メチル−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−５−アミン、２−メチル−１Ｈ−イミダゾール−５−オール、１，２−ジメチル−１Ｈ−イミダゾール−５−オール、２−メチル−１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−５−オール、１Ｈ−イミダゾール−２，４−ジオ−ル、１−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２，４−ジオ−ル、１−フェニル−１Ｈ−イミダゾール−２，４−ジオ−ル、Ｎ−メチル−１Ｈ−イミダゾール−５−アミン，Ｎ−エチル−１Ｈ−イミダゾール−５−アミン、２−（１Ｈ−イミダゾール−５−イルアミノ）エタノール、及び３−（１Ｈ−イミダゾール−５−イルアミノ）プロパン−１，２−ジオ−ルから成る群から選択される。

特に好ましいカップラーは、１Ｈ−イミダゾール−５−アミン、２−メチル−１Ｈ−イミダゾール−５−イルアミン、１Ｈ−イミダゾール−２−アミン、４−メチル−１Ｈ−イミダゾール−２−アミン、１Ｈ−イミダゾール−２，４−ジアミン、１Ｈ−イミダゾール−５−オール、１Ｈ−イミダゾール−２，５−ジオ−ル、及び１Ｈ−イミダゾール−２，４−ジオ−ルから成る群から選択される。

Ｃ．３個のヘテロ原子を有する５員環
３個のヘテロ原子を有する５員環としては、４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール類、［１，３，４］チアジアゾール類、［１，３，４］オキサジアゾール類、［１，２，５］チアジアゾール類、及びこれらの置換体が挙げられる。

１．４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール類
ａ．好ましい顕色剤
好ましい顕色剤は、４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３，５−ジアミン、Ｎ−メチル−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３，５−ジアミン、Ｎ−メチル−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３，５−ジアミン、Ｎ−エチル−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３，５−ジアミン、Ｎ−プロピル−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３，５−ジアミン、２−（５−アミノ−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、Ｎ−フェニル−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３，５−ジアミン、Ｎ−チオフェン−２−イルメチル−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３，５−ジアミン、Ｎ−フラン−２−イルメチル−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３，５−ジアミン、Ｎ−ベンジル−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３，５−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ジメチル−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３，５−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ジエチル−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３，５−ジアミン、５−ピロリジン−１−イル−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３−イルアミン、２−［（５−アミノ−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３−イル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３−イル）−エチル−アミノ］−エタノール、及び５−アミノ−１Ｈ−［１，２，４］トリアゾール−３−オールから成る群から選択される。

２．［１，３，４］チアジアゾール類
ａ．好ましい顕色剤
好ましい顕色剤は、［１，３，４］チアジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ−メチル−［１，３，４］チアジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ−エチル−［１，３，４］チアジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ−プロピル−［１，３，４］チアジアゾール−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−［１，３，４］チアジアゾール−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−［１，３，４］チアジアゾール−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−［１，３，４］チアジアゾール−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、Ｎ−フェニル−［１，３，４］チアジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ−チオフェン−２−イルメチル−［１，３，４］チアジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ−フラン−２−イルメチル−［１，３，４］チアジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ−ベンジル−［１，３，４］チアジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ジメチル−［１，３，４］チアジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ジエチル−［１，３，４］チアジアゾール−２，５−ジアミン、５−ピロリジン−１−イル−［１，３，４］チアジアゾ−２−イルアミン、２−［（５−アミノ−［１，３，４］チアジアゾール−２−イル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−［１，３，４］チアジアゾール−２−イル）−エチル−アミノ］−エタノール、及び５−アミノ−［１，３，４］チアジアゾール−２−オールから成る群から選択される。

特に好ましい顕色剤は、［１，３，４］チアジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ−エチル−［１，３，４］チアジアゾール−２，５−ジアミン、及びＮ−フェニル−［１，３，４］チアジアゾール−２，５−ジアミンから成る群から選択される。

３．［１，３，４］オキサジアゾール類
ａ．好ましい顕色剤
好ましい顕色剤は、［１，３，４］オキサジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ−メチル−［１，３，４］オキサジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ−エチル−［１，３，４］オキサジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ−プロピル−［１，３，４］オキサジアゾール−２，５−ジアミン、２−（５−アミノ−［１，３，４］オキサジアゾール−２−イルアミノ）−エタノール、３−（５−アミノ−［１，３，４］オキサジアゾール−２−イルアミノ）−プロパン−１−オール、３−（５−アミノ−［１，３，４］オキサジアゾール−２−イルアミノ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、Ｎ−フェニル−［１，３，４］オキサジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ−チオフェン−２−イルメチル−［１，３，４］オキサジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ−フラン−２−イルメチル−［１，３，４］オキサジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ−ベンジル−［１，３，４］オキサジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ジメチル−［１，３，４］オキサジアゾール−２，５−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ジエチル−［１，３，４］オキサジアゾール−２，５−ジアミン、５−ピロリジン−１−イル−［１，３，４］オキサジアゾール−２−イルアミン、２−［（５−アミノ−［１，３，４］オキサジアゾール−２−イル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、２−［（５−アミノ−［１，３，４］オキサジアゾール−２−イル）−エチル−アミノ］−エタノール、及び５−アミノ−［１，３，４］オキサジアゾール−２−オールから成る群から選択される。

４．［１，２，５］チアジアゾール類
ａ．好ましい顕色剤
好ましい顕色剤は、［１，２，５］チアジアゾール−３，４−ジアミン、４−アミノ−［１，２，５］チアジアゾール−３−オール、Ｎ−メチル−［１，２，５］チアジアゾール−３，４−ジアミン、Ｎ−エチル−［１，２，５］チアジアゾール−３，４−ジアミン、２−（４−アミノ−［１，２，５］チアジアゾール−３−イルアミノ）−エタノール、２−［４−（２−ヒドロキシ−エチルアミノ）−［１，２，５］チアジアゾール−３−イルアミノ］−エタノール、及び５−アミノ−［１，３，４］チアジアゾール−２−オールから成る群から選択される。

特に好ましい顕色剤は、［１，２，５］チアジアゾール−３，４−ジアミンから成る群から選択される。

Ｄ．合成例
以下は、本発明の非限定的な合成例である。
例Ａ：次の合成方法から得ることができるチオフェン−２，５−ジアミン：

５−ニトロ−２−チオフェンカルボン酸１をジフェニルホスホリルアジドを用いてトルエン中、ｔｅｒｔ−ＢｕＯＨの存在下で処理することにより、カルバメート２を得る（テトラヘドロン・レター（TetrahedronLett.）１９９９、４０、１７２１）。２をＦｅ／ＦｅＳＯ₄を用いてＭｅＯＨ中で還元することにより、アミノチオフェン３を形成する。３をトリフルオロ酢酸とＤＣＭ中で反応させることにより、チオフェン−２，５−ジアミン４がそのトリフルオロ酢酸塩として得られる。

例Ｂ：次の合成方法から得ることができるチオフェン−２−アミン：

２−チオフェンカルボン酸（ＣＡＳ５２７−７２−０）をジフェニルホスホリルアジド（ＣＡＳ２６３８６−８８−９）を用いて、ｔｅｒｔ−ブタノールの存在下で処理することによりカルバメート２を得る（Ｊ．Ｍｅｄ．Ｃｈｅｍ．、１９９１、３４、１５９４）。カルバメート２を塩酸を用いて加水分解することにより、チオフェン−２−アミンを得る（Ｔｅｔｒ．Ｌｅｔｔ．、１９９９、４０、７２１）。
例Ｃ：アルドリッチ（Aldrich）から入手可能な２，５−ジメチルチオフェン（カタログ番号Ｄ１８、３６４−３）。

例Ｄ：次の合成方法から得ることのできる１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン：

１−メチル−１Ｈ−ピロール１をチオニルクロリドで処理することによって、２−クロロ−１−メチル−１Ｈ−ピロール２を得る。２を硝酸及び硫酸でニトロ化して化合物３を得る。オートクレーブにてアンモニアによる３の芳香族求核置換により化合物４を得る。エタノール中、Ｐｄ／Ｃの存在下、４と水素との触媒水素添加により１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン５を得る。

例Ｅ：ｉ．次の合成方法から得ることのできる１Ｈ−ピロール−２−アミン：

ピロール（ＣＡＳ１０９−９７−７）のクロロトリメチルシランによるシリル化によって、Ｎ−トリメチルシリルピロール（trimethylsilylypyrrole）２（Ｊ．Ｏｒｇ．Ｃｈｅｍ．、１９５６、２１、９３１）を得る。化合物２とＮ−クロロフタルイミド３（参考文献（Ｊ．Ａｍｅｒ．Ｃｈｅｍ．Ｓｏｃ．、１９５４、７６、３８５８）に従ってフタルイミド（ＣＡＳ８５−４１−６）とｔｅｒｔ−ブチル次亜塩素酸塩との反応によって得ることができる）の反応により、フタルイミド誘導体４が得られる。化合物４の水素化ホウ素ナトリウムによる還元によって、化合物５を得る（Ｔｅｒｔ．Ｌｅｔｔ．、１９９５、３８、９２６１）。化合物５の酢酸による加水分解によって、１Ｈ−ピロール−２−アミン（Ｔｅｔｒ．Ｌｅｔｔ．、１９９５、３８、９２６１））を得る。

例Ｆ：アルドリッチ（Aldrich）から入手可能な２，５−ジメチルピロール（カタログ番号３９，０８３−６）。

例Ｇ：アルドリッチ（Aldrich）チアゾール−２−アミン（ＣＡＳ番号９６−５０−４）（カタログ番号１２３１２９）。

例Ｈ：［１，２，５］チアジアゾール−３，４−ジアミン

チアジアゾロピリミジノン１又はチアジアゾロピリミジンジオン３のいずれかから、加水分解により４−アミノ−［１，２，５］チアジアゾール−３−カルボン酸２を得る（複素環科学の発展（Advance in Heterocyclic Chemistry）、第９巻、アカデミック・プレス（Academic Press）、ニューヨーク、１９６８、１０７）。Ｂｏｃ₂Ｏ及び４−ジメチルアミノピリジンによる２のアミノ基保護により、化合物４を導く。ｔｅｒｔ−ブタノール中、ジフェニルホスホリルアジドによる４のクルチウス転移によって、化合物５を得る。５の水性ＨＣｌによる脱保護によって、［１，２，５］チアジアゾール−３，４−ジアミン６を得る。

例Ｉ：アルドリッチ（Aldrich）から入手可能な（フラン−３−イル）メタノール（カタログ番号１９，６３９−８）。

例Ｊ：アルドリッチ（Aldrich）から入手可能な５−メチルフラン−２（３Ｈ）−オン（カタログ番号Ｗ３２，９３０−４）。

例Ｋ：アルドリッチ（Aldrich）から入手可能な（フラン−２−イル）メタノール（フルフリルアルコール）。

例Ｌ：アルドリッチ（Aldrich）から入手可能な２−メトキシフラン（カタログ番号１３，８２７−４）。

例Ｍ：アルドリッチ（Aldrich）から入手可能な２−エチルピロール（カタログ番号３５，７７１−５）
例Ｎ：ラボテスト（LaboTest）から入手可能な２−メチルピロール（オーダー番号ＬＴＢＢ０００７３１）
例Ｏ：アルドリッチ（Aldrich）から入手可能な２，４−ジメチルピロール（カタログ番号３９，０８３−６）。

例Ｐ：ＳＹＮＣＨＥＭ ＯＨＧから入手可能な３−アミノチオフェン（オーダー番号ＯＮＯ７０）。

例Ｑ：インターバイオスクリーン（Interbioscreen Ltd.）から入手可能な３，４−ジアミノチオフェン（ＳＴＯＣＫ４５−２４３５０）。

例Ｒ：ケムパシフィックＵＳＡ（ChemPacific USA）から入手可能な５−メチルチオフェン−２−アミン（オーダー番号３４０８６）。

例Ｓ：アルドリッチ（Aldrich）から入手可能な２，５−ジメチルフラン（カタログ番号Ｗ５０，１９０−５）。

例Ｔ：アルドリッチ（Aldrich）から入手可能な２−メチルフラン（カタログ番号Ｗ５０，２９０−１）。

ＩＩ．ケラチン染色組成物の構成成分
ケラチン繊維を酸化染色するための本組成物は、毛髪染色化合物の項にて上述される毛髪染色化合物及び染色に適した媒体を含む。本発明の組成物はさらに、既知の、通常使用される、又はそうでなければ酸化染料組成物で使用されるのに有効な追加の構成成分を含んでいてもよく、それらには次のものが挙げられるが、これらに限定されない：顕色剤染料化合物、カップラー染料化合物、直接染料、酸化剤：増粘剤、キレート剤、ｐＨ調整剤及び緩衝剤、カーボネートイオン供給源及びラジカルスカベンジャーの系、陰イオン性、陽イオン性、非イオン性、両性若しくは双極性界面活性剤、又はこれらの混合物、陰イオン性、陽イオン性、非イオン性、両性若しくは双極性のポリマー類、又はこれらの混合物、芳香剤、緩衝剤、分散剤、過酸化物安定剤、天然成分、例えば、タンパク質及びタンパク質誘導体、並びに植物物質（例えば、アロエ、カモミール、及びヘンナ抽出物）、シリコーン類（揮発性若しくは非揮発性、変性若しくは非変性）、被膜形成剤、セラミド、防腐剤、並びに乳白剤。

上記で言及したが以下で具体的に記載されないいくつかの適した補助剤については、国際化粧品成分辞典及びハンドブック（International Cosmetics Ingredient Dictionary and Handbook）（第８版、トイレ化粧品・香料工業協会（The Cosmetics,Toiletry,and Fragrance Association））に列記されている。特に、第２巻、３章（化学分類）及び４章（機能）は、特定の目的又は複数の目的を達成するための具体的な補助剤を識別するのに有用である。

Ａ．染色に適した媒体
染色に適した媒体は、水、又は水と典型的には水に十分可溶ではない化合物を溶解するための少なくとも１つの有機溶媒との混合物から選択されてよい。本明細書で使用するのに適した有機溶媒としては、これらに限定されないが、Ｃ₁〜Ｃ₄低級アルカノール類（例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール）、芳香族アルコール類（例えば、ベンジルアルコール及びフェノキシエタノール）、ポリオール類及びポリオールエーテル類（例えば、カルビトール類、２−ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、モノメチルエーテル、ヘキシレングリコール、グリセロール、エトキシグリコール）、並びにプロピレンカーボネートが挙げられる。存在する場合、有機溶媒は典型的には、組成物の１重量％〜３０重量％の範囲の量で存在する。好ましい溶媒は、水、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、グリセロール、１，２−プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、エトキシジグリコール、及びこれらの混合物である。染色に適した追加の媒体は、以下に記載されるような酸化剤を含むことができる。

Ｂ．補助顕色剤
本明細書に記載される組成物に使用するために適した顕色剤としては、ｐ−フェニレンジアミン誘導体、例えばベンゼン−１，４−ジアミン（一般にｐ−フェニレンジアミンとして既知）、２−メチル−ベンゼン−１，４−ジアミン、２−クロロ−ベンゼン−１，４−ジアミン，Ｎ−フェニル−ベンゼン−１，４−ジアミン，Ｎ−（２−エトキシエチル）ベンゼン−１，４−ジアミン、２−［（４−アミノ−フェニル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、（一般にＮ，Ｎ−ビス（２−ヒドロキシエチル）−ｐ−フェニレンジアミンとして既知）（２，５−ジアミノ−フェニル）−メタノール、１−（２’−ヒドロキシエチル）−２，５−ジアミノベンゼン、２−（２，５−ジアミノ−フェニル）−エタノール、Ｎ−（４−アミノフェニル）ベンゼン−１，４−ジアミン、２，６−ジメチル−ベンゼン−１，４−ジアミン、２−イソプロピル−ベンゼン−１，４−ジアミン、１−［（４−アミノフェニル）アミノ］−プロパン−２−オール、２−プロピル−ベンゼン−１，４−ジアミン、１，３−ビス［（４−アミノフェニル）（２−ヒドロキシエチル）アミノ］プロパン−２−オール、Ｎ⁴，Ｎ⁴，２−トリメチルベンゼン−１，４−ジアミン、２−メトキシ−ベンゼン−１，４−ジアミン、１−（２，５−ジアミノフェニル）エタン−１，２−ジオ−ル、２，３−ジメチル−ベンゼン−１，４−ジアミン，Ｎ−（４−アミノ−３−ヒドロキシ−フェニル）−アセトアミド、２，６−ジエチルベンゼン−１，４−ジアミン、２，５−ジメチルベンゼン−１，４−ジアミン、２−チエン−２−イルベンゼン−１，４−ジアミン、２−チエン−３−イルベンゼン−１，４−ジアミン、２−ピリジン−３−イルベンゼン−１，４−ジアミン、１，１’−ビフェニル−２，５−ジアミン、２−（メトキシメチル）ベンゼン−１，４−ジアミン、２−（アミノメチル）ベンゼン−１，４−ジアミン、２−（２，５−ジアミノフェノキシ）エタノール、Ｎ−［２−（２，５−ジアミノフェノキシ）エチル］−アセトアミド、Ｎ，Ｎ−ジメチルベンゼン−１，４−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ジエチルベンゼン−１，４−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ジプロピルベンゼン−１，４−ジアミン、２−［（４−アミノフェニル）（エチル）アミノ］エタノール、２−［（４−アミノ−３−メチル−フェニル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、Ｎ−（２−メトキシエチル）−ベンゼン−１，４−ジアミン、３−［（４−アミノフェニル）アミノ］プロパン−１−オール、３−［（４−アミノフェニル）−アミノ］プロパン−１，２−ジオ−ル、Ｎ−｛４−［（４−アミノフェニル）アミノ］ブチル｝ベンゼン−１，４−ジアミン、及び２−［２−（２−｛２−［（２，５−ジアミノフェニル）−オキシ］エトキシ｝エトキシ）エトキシ］ベンゼン−１，４−ジアミン、１，３−ビス（Ｎ（２−ヒドロキシエチル）−Ｎ−（４−アミノ−フェニル）アミノ）−２−プロパノール、２，２’−［１，２−エタンジイル−ビス−（オキシ−２，１−エタンジイルオキシ）］−ビス−ベンゼン−１，４−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ビス（２−ヒドロキシエチル）−ｐ−フェニリンジアミン、ｐ−アミノフェノール誘導体、例えば、４−アミノ−フェノール（一般にｐ−アミノフェノールとして既知）、４−メチルアミノ−フェノール、４−アミノ−３−メチル−フェノール、４−アミノ−２−ヒドロキシメチル−フェノール、４−アミノ−２−メチル−フェノール、４−アミノ−１−ヒドロキシ−２−（２’−ヒドロキシエチルアミノメチル）ベンゼン、４−アミノ−２−メトキシメチル−フェノール、５−アミノ−２−ヒドロキシ−安息香酸、１−（５−アミノ−２−ヒドロキシ−フェニル）−エタン−１，２−ジオ−ル、４−アミノ−２−（２−ヒドロキシ−エチル）−フェノール、４−アミノ−３−（ヒドロキシメチル）フェノール、４−アミノ−３−フルオロ−フェノール、４−アミノ−２−（アミノメチル）−フェノール、４−アミノ−２−フルオロ−フェノール、１−ヒドロキシ−２，４−ジアミノベンゼン、１−（２’−ヒドロキシエチルオキシ）−２，４−ジアミノベンゼン、２，４−ジアミノ−５−メチルフェネトール、ｏ−フェニレンジアミン誘導体、例えば、３，４−ジアミノ安息香酸及びそれらの塩類、ｏ−アミノフェノール誘導体、例えば、２−アミノ−フェノール（一般にｏ−アミノフェノールとして既知）、２，４−ジアミノフェノール、２−アミノ−５−メチル−フェノール、２−アミノ−６−メチル−フェノール、Ｎ−（４−アミノ−３−ヒドロキシ−フェニル）−アセトアミド、及び２−アミノ−４−メチル−フェノール、及び複素環式誘導体、例えば、ピリミジン−２，４，５，６−テトラミン（一般に２，４，５，６−テトラアミノピリジンとして既知）、１−メチル−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン、２−（４，５−ジアミノ−１Ｈ−ピラゾール−１−イル）エタノール、Ｎ²，Ｎ²−ジメチル−ピリジン−２，５−ジアミン、２−［（３−アミノ−６−メトキシピリジン−２−イル）アミノ］エタノール、６−メトキシ−Ｎ²−メチル−ピリジン−２，３−ジアミン、２，５，６−トリアミノピリミジン−４（１Ｈ）−オン、ピリジン−２，５−ジアミン、１−イソプロピル−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン、１−（４−メチルベンジル）−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン、１−（ベンジル）−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン、１−（４−クロロベンジル）−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン、ピラゾロ［１，５−ａ］−ピリミジン−３，７−ジアミン、５，６，７−トリメチルピラゾロ［１，５−ａ］ピリミジン−３−イルアミン塩酸塩、７−メチルピラゾロ［１，５−ａ］ピリミジン−３−イルアミン塩酸塩、２，５，６，７−テトラメチル−ピラゾロ［１，５−ａ］ピリミジン−３−イルアミン塩酸塩、５，７−ジ−ｔｅｒｔ−ブチルピラゾロ［１，５−ａ］ピリミジン−３−イルアミン塩酸塩、５，７−ジ−トリフルオロメチル−ピラゾロ［１，５−ａ］ピリミジン−３−イルアミン塩酸塩、２−メチルピラゾロ［１，５−ａ］ピリミジン−３，７−ジアミン塩酸塩、４−ヒドロキシ−２，５，６−トリアミノピリミジン、１−（２’ヒドロキシエチル）−アミノ−３，４−メチレンジオキシベンゼン、及び１−ヒドロキシエチル−４，５−ジアミノピラゾールサルフェートが挙げられるが、これらに限定されない。

追加の顕色剤は、Ｎ−（３−フリルメチル）ベンゼン−１，４−ジアミン、Ｎ−チオフェン−３−イルメチル−ベンゼン−１，４−ジアミン、Ｎ−（２−フリルメチル）ベンゼン−１，４−ジアミン、Ｎ−チオフェン−２−イルメチル−ベンゼン−１，４−ジアミン、４−ヒドロキシ−安息香酸（２，５−ジアミノ−ベンジリデン）−ヒドラジド、３−（２，５−ジアミノ−フェニル）−Ｎ−エチル−アクリルアミド、２−［３−（３−アミノ−フェニルアミノ）−プロペニル］−ベンゼン−１，４−ジアミン、２−［３−（４−アミノ−フェニルアミノ）−プロペニル］−ベンゼン−１，４−ジアミン、２−（６−メチル−ピリジン−２−イル）−ベンゼン−１，４−ジアミン、２−ピリジン−２−イル−ベンゼン−１，４−ジアミン、２−［３−（４−アミノ−フェニルアミノ）−プロペニル］−ベンゼン−１，４−ジアミン、２−［３−（３−アミノ−フェニルアミノ）−プロペニル］−ベンゼン−１，４−ジアミン、３−（２，５−ジアミノ−フェニル）−Ｎ−エチル−アクリルアミド、２−チアゾール−２−イル−ベンゼン−１，４−ジアミン、４−ヒドロキシ−安息香酸（２，５−ジアミノ−ベンジリデン）−ヒドラジド、３’−フルオロ−ビフェニル−２，５−ジアミン、２−プロペニル−ベンゼン−１，４−ジアミン、２’−クロロ−ビフェニル−２，５−ジアミン、Ｎ−チオフェン−３−イルメチル−ベンゼン−１，４−ジアミン、Ｎ−（３−フリルメチル）ベンゼン−１，４−ジアミン、４’−メトキシ−ビフェニル−２，５−ジアミン、Ｎ−（４−アミノ−ベンジル）−ベンゼン−１，４−ジアミン、２−メチル−５−［（１−Ｈ−ピロール−２−イルメチル）−アミノ］−フェノール、５−［（フラン−２−イルメチル）−アミノ］−２−メチル−フェノール、５−イソプロピルアミノ−２−メチル−フェノール、ビフェニル−２，４，４’−トリアミン塩酸塩、５−（４−アミノ−フェニル）アミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、５−フェニルアミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、２−［４−アミノ−２−（３，５−ジアミノ−ベンジルアミノ）−フェノキシ］−エタノール塩酸塩、５−（３−アミノ−フェニル）アミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−（２−アミノ−ベンジル）−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−フラン−２−イルメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、２−［（３−アミノ−フェニルアミノ）−メチル］−フェノール塩酸塩、４−アミノ−２−プロピルアミノメチル−フェノール、塩酸塩、Ｎ−ベンゾ［１，３］ジオキソール−５−イルメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−［４−アミノ−２−（２−ヒドロキシ−エチル）−２Ｈ−ピラゾール−３−イル］−３−（５−アミノ−２−ヒドロキシ−フェニル）−アクリルアミド、塩酸塩、４−アミノ−２−（イソプロピルアミノ−メチル）−フェノール、塩酸塩、４−チオフェン−３−イル−ベンゼン−１，３−ジアミン、塩酸塩、５−フェニルアミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、５−（３−アミノ−フェニル）アミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、４−チオフェン−３−イル−ベンゼン−１，３−ジアミン、塩酸塩、２’，４’−ジアミノ−ビフェニル−４−オール、塩酸塩、５−シクロブチルアミノ−２−メチル−フェノール、５−シクロブチルアミノ−２−メチル−フェノール、４−アミノ−２−（ピリジン−３−イルアミノメチル）−フェノール、５−（３−アミノ−フェニル）アミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、５−アリルアミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−（４−アミノ−ベンジル）−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−ベンジル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、３−［（３−アミノ−フェニルアミノ）−メチル］−フェノール塩酸塩、Ｎ−（４−メトキシ−ベンジル）−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−チオフェン−２−イルメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、４−アミノ−２−［（２−ヒドロキシ−５−ニトロ−フェニルアミノ）−メチル］−フェノール、塩酸塩、２’，４’−ジアミノ−ビフェニル−４−オール塩酸塩、ビフェニル−２，４，４’−トリアミン、５−（４−アミノ−フェニル）アミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、２−［４−アミノ−２−（３，５−ジアミノ−ベンジルアミノ）−フェノキシ］−エタノール塩酸塩、５−アリルアミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、５−（３−アミノ−フェニル）アミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−（４−アミノ−ベンジル）−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−ベンジル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、３−［（３−アミノ−フェニルアミノ）−メチル］−フェノール塩酸塩、Ｎ−（２−アミノ−ベンジル）−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−（４−メトキシ−ベンジル）−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−フラン−２−イルメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、２−［（３−アミノ−フェニルアミノ）−メチル］−フェノール塩酸塩、Ｎ−チオフェン−２−イルメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−ベンゾ［１，３］ジオキソール−５−イルメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−［４−アミノ−２−（２−ヒドロキシ−エチル）−２Ｈ−ピラゾール−３−イル］−３−（５−アミノ−２−ヒドロキシ−フェニル）−アクリルアミド塩酸塩、４−アミノ−２−プロピルアミノメチル−フェノール、塩酸塩、４−アミノ−２−（イソプロピルアミノ−メチル）−フェノール、塩酸塩、４−アミノ−２−［（２−ヒドロキシ−５−ニトロ−フェニルアミノ）−メチル］−フェノール塩酸塩、２−メチル−５−［（１−Ｈ−ピロール−２−イルメチル）−アミノ］−フェノール、５−［（フラン−２−イルメチル）−アミノ］−２−メチル−フェノール、５−イソプロピルアミノ−２−メチル−フェノール、５−シクロブチルアミノ−２−メチル−フェノール、４−アミノ−２−（ピリジン−３−イルアミノメチル）−フェノール、及び５−シクロブチルアミノ−２−メチル−フェノールから成る群から選択される。

好ましい顕色剤としては、ｐ−フェニレンジアミン誘導体、例えば、２−メチル−ベンゼン−１，４−ジアミン、ベンゼン−１，４−ジアミン、１−（２，５−ジアミノ−フェニル）−エタノール、２−（２，５−ジアミノ−フェニル）−エタノール、Ｎ−（２−メトキシエチル）ベンゼン−１，４−ジアミン、２−［（４−アミノ−フェニル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、１−（２，５−ジアミノフェニル）エタン−１，２−ジオ−ル、１−（２’−ヒドロキシエチル）−２，５−ジアミノベンゼン、１，３−ビス（Ｎ（２−ヒドロキシエチル）−Ｎ−（４−アミノ−フェニル）アミノ）−２−プロパノール、２，２’−［１，２−エタンジイル−ビス−（オキシ−２，１−エタンジイルオキシ）］−ビス−ベンゼン−１，４−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ビス（２−ヒドロキシエチル）−ｐ−フェニレンジアミン、及びこれらの混合物、ｐ−アミノフェノール誘導体、例えば、４−アミノ−フェノール、４−メチルアミノ−フェノール、４−アミノ−３−メチル−フェノール、４−アミノ−２−メトキシメチル−フェノール、１−（５−アミノ−２−ヒドロキシ−フェニル）−エタン−１，２−ジオ−ル、１−ヒドロキシ−２，４−ジアミノベンゼン、１−（２’−ヒドロキシエチルオキシ）−２，４−ジアミノベンゼン、４−アミノ−２−アミノメチルフェノール、２，４−ジアミノ−５−メチルフェネトール、４−アミノ−１−ヒドロキシ−２−（２’−ヒドロキシエチルアミノメチル）ベンゼン、１−メトキシ−２−アミノ−４−（２’ヒドロキシエチルアミノ）ベンゼン、５−アミノサリチル酸及びそれらの塩、及びこれらの混合物、ｏ−フェニレンジアミン誘導体、例えば、３，４−ジアミノ安息香酸及びそれらの塩、ｏ−アミノフェノール誘導体、例えば、２−アミノ−フェノール、２−アミノ−５−メチル−フェノール、２−アミノ−６−メチル−フェノール、Ｎ−（４−アミノ−３−ヒドロキシ−フェニル）−アセトアミド、２−アミノ−４−メチル−フェノール、及びこれらの混合物、並びに複素環式誘導体、例えば、ピリミジン−２，４，５，６−テトラミン、１−メチル−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン、２−（４，５−ジアミノ−１Ｈ−ピラゾール−１−イル）エタノール、１−（４−メチルベンジル）−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン、１−（ベンジル）−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン、Ｎ²，Ｎ²−ジメチル−ピリジン−２，５−ジアミン、４−ヒドロキシ−２，５，６−トリアミノピリミジン、１−（２’ヒドロキシエチル）−アミノ−３，４−メチレンジオキシベンゼン、及び１−ヒドロキシエチル−４，５−ジアミノピラゾールサルフェート、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。

より好ましい顕色剤には、２−メチル−ベンゼン−１，４−ジアミン、ベンゼン−１，４−ジアミン、Ｎ，Ｎ−ビス（２−ヒドロキシエチル）−ｐ−フェニレンジアミン、４−アミノ−フェノール、４−メチルアミノ−フェノール、４−アミノ−３−メチル−フェノール、１−ヒドロキシ−２，４−ジアミノベンゼン、２−アミノ−フェノール、２−アミノ−５−メチル−フェノール、２−アミノ−６−メチル−フェノール、１−メチル−１Ｈ−ピラゾール−４，５−ジアミン、１−ヒドロキシエチル−４，５−ジアミノピラゾールサルフェート、２−（４，５−ジアミノ−１Ｈ−ピラゾール−１−イル）エタノール、及びこれらの混合物が挙げられる。

Ｃ．補助カップラー
本明細書に記載される組成物に用いるのに適したカップラーとしては、フェノール類、レゾルシノール及びナフトール誘導体、例えば、ナフタレン−１，７−ジオ−ル、ベンゼン−１，３−ジオ−ル、４−クロロベンゼン−１，３−ジオ−ル、ナフタレン−１−オール、２−メチル−ナフタレン−１−オール、ナフタレン−１，５−ジオ−ル、ナフタレン−２，７−ジオ−ル、ベンゼン−１，４−ジオ−ル、２−メチル−ベンゼン−１，３−ジオ−ル、７−アミノ−４−ヒドロキシ−ナフタレン−２−スルホン酸、２−イソプロピル−５−メチルフェノール、１，２，３，４−テトラヒドロ−ナフタレン−１，５−ジオ−ル、２−クロロ−ベンゼン−１，３−ジオ−ル、４−ヒドロキシ−ナフタレン−１−スルホン酸、ベンゼン−１，２，３−トリオール、ナフタレン−２，３−ジオ−ル、５−ジクロロ−２−メチルベンゼン−１，３−ジオ−ル、４，６−ジクロロベンゼン−１，３−ジオ−ル、２，３−ジヒドロキシ−［１，４］ナフトキノン、及び１−アセトキシ−２−メチルナフタレン、ｍ−フェニレンジアミン類、例えば、２，４−ジアミノフェノール、ベンゼン−１，３−ジアミン、２−（２，４−ジアミノ−フェノキシ）−エタノール、２−［（３−アミノ−フェニル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、２−メチル−ベンゼン−１，３−ジアミン、２−［［２−（２，４−ジアミノ−フェノキシ）−エチル］−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、４−｛３−［（２，４−ジアミノフェニル）オキシ］プロポキシ｝ベンゼン−１，３−ジアミン、２−（２，４−ジアミノ−フェニル）−エタノール、２−（３−アミノ−４−メトキシ−フェニルアミノ）−エタノール、４−（２−アミノ−エトキシ）−ベンゼン−１，３−ジアミン、（２，４−ジアミノ−フェノキシ）−酢酸、２−［２，４−ジアミノ−５−（２−ヒドロキシ−エトキシ）−フェノキシ］−エタノール、４−エトキシ−６−メチル−ベンゼン−１，３−ジアミン、２−（２，４−ジアミノ−５−メチル−フェノキシ）−エタノール、４，６−ジメトキシ−ベンゼン−１，３−ジアミン、２−［３−（２−ヒドロキシ−エチルアミノ）−２−メチル−フェニルアミノ］−エタノール、３−（２，４−ジアミノ−フェノキシ）−プロパン−１−オール、Ｎ−［３−（ジメチルアミノ）フェニル］尿素、４−メトキシ−６−メチルベンゼン−１，３−ジアミン、４−フルオロ−６−メチルベンゼン−１，３−ジアミン、２−（｛３−［（２−ヒドロキシエチル）アミノ］−４，６−ジメトキシフェニル｝−アミノ）エタノール、３−（２，４−ジアミノフェノキシ）−プロパン−１，２−ジオ−ル、２−［２−アミノ−４−（メチルアミノ）−フェノキシ］エタノール、２−［（５−アミノ−２−エトキシ−フェニル）−（２−ヒドロキシ−エチル）−アミノ］−エタノール、２−［（３−アミノフェニル）アミノ］エタノール、２，４−ジアミノ−５−（２’−ヒドロキシエチルオキシ）トルエン、Ｎ，Ｎ−ジメチル−３−ウレイドアニリン、Ｎ−（２−アミノエチル）ベンゼン−１，３−ジアミン、４−｛［（２，４−ジアミノ−フェニル）オキシ］メトキシ｝−ベンゼン−１，３−ジアミン、１−メチル−２，６−ビス（２−ヒドロキシエチルアミノ）ベンゼン、及び２，４−ジメトキシベンゼン−１，３−ジアミン、ｍ−アミノフェノール類、例えば、３−アミノ−フェノール、２−（３−ヒドロキシ−４−メチル−フェニルアミノ）−アセトアミド、２−（３−ヒドロキシ−フェニルアミノ）−アセトアミド、５−アミノ−２−メチル−フェノール、５−（２−ヒドロキシ−エチルアミノ）−２−メチル−フェノール、５−アミノ−２，４−ジクロロ−フェノール、３−アミノ−２−メチル−フェノール、３−アミノ−２−クロロ−６−メチル−フェノール、５−アミノ−２−（２−ヒドロキシ−エトキシ）−フェノール、２−クロロ−５−（２，２，２−トリフルオロ−エチルアミノ）−フェノール、５−アミノ−４−クロロ−２−メチル−フェノール、３−シクロペンチルアミノ−フェノール、５−［（２−ヒドロキシエチル）アミノ］−４−メトキシ−２−メチルフェノール、５−アミノ−４−メトキシ−２−メチルフェノール、３−（ジメチルアミノ）フェノール、３−（ジエチルアミノ）フェノール、５−アミノ−４−フルオロ−２−メチルフェノール、５−アミノ−４−エトキシ−２−メチルフェノール、３−アミノ−２，４−ジクロロ−フェノール、３−［（２−メトキシエチル）アミノ］フェノール、３−［（２−ヒドロキシエチル）アミノ］フェノール、５−アミノ−２−エチル−フェノール、５−アミノ−２−メトキシフェノール、５−［（３−ヒドロキシ−プロピル）アミノ］−２−メチルフェノール、３−［（３−ヒドロキシ−２−メチルフェニル）−アミノ］プロパン−１，２−ジオ−ル、３−［（２−ヒドロキシエチル）アミノ］−２−メチルフェノール、１−メチル−２−ヒドロキシ−４−（２’−ヒドロキシエチル）アミノ−ベンゼン、１，３−ビス−（２，４−ジアミノフェノキシ）プロパン、１−ヒドロキシ−２−メチル−５−アミノ−６−クロロベンゼン、及び複素環式誘導体、例えば、３，４−ジヒドロ−２Ｈ−１，４−ベンゾオキサジン−６−オール、４−メチル−２−フェニル−２，４−ジヒドロ−３Ｈ−ピラゾール−３−オン、６−メトキシキノリン−８−アミン、４−メチルピリジン−２，６−ジオ−ル、２，３−ジヒドロ−１，４−ベンゾジオキシン−５−オール、１，３−ベンゾジオキソール−５−オール、２−（１，３−ベンゾジオキソール−５−イルアミノ）エタノール、３，４−ジメチルピリジン−２，６−ジオ−ル、５−クロロピリジン−２，３−ジオ−ル、２，６−ジメトキシピリジン−３，５−ジアミン、１，３−ベンゾジオキソール−５−アミン、２−｛［３，５−ジアミノ−６−（２−ヒドロキシ−エトキシ）−ピリジン−２−イル］オキシ｝−エタノール、１Ｈ−インドール−４−オール、５−アミノ−２，６−ジメトキシピリジン−３−オール、１Ｈ−インドール−５，６−ジオ−ル、１Ｈ−インドール−７−オール、１Ｈ−インドール−５−オール、１Ｈ−インドール−６−オール、６−ブロモ−１，３−ベンゾジオキソール−５−オール、２−アミノピリジン−３−オール、ピリジン−２，６−ジアミン、３−［（３，５−ジアミノピリジン−２−イル）オキシ］プロパン−１，２−ジオ−ル、５−［（３，５−ジアミノピリジン−２−イル）オキシ］ペンタン−１，３−ジオ−ル、１Ｈ−インドール−２，３−ジオン、インドリン−５，６−ジオ−ル、３，５−ジメトキシピリジン−２，６−ジアミン、６−メトキシピリジン−２，３−ジアミン、３，４−ジヒドロ−２Ｈ−１，４−ベンゾオキサジン−６−アミン、４−ヒドロキシ−Ｎ−メチルインドール、１Ｈ−５−メチルピラゾール−５−オン、１−フェニル−３−メチルピラゾール−５−オン、２，６−ジメチルピラゾロ［１，５−ｂ］−１，２，４−トリアゾール、２，６−ジメチル［３，２−ｃ］−１，２，４−トリアゾール、６−メチルピラゾロ−［１，５−ａ］ベンズイミダゾール、２，６−ジヒドロキシピリジン、２，６−ジヒドロキシ−３，４−ジメチルピリジン、５−メチルピラゾロ［５，１−ｅ］−１，２，３−トリアゾール、５−メチル−６−クロロピラゾロ［５，１−ｅ］−１，２，３，−トリアゾール、５−フェニルピラゾロ［５，１−ｅ］−１，２，３−トリアゾール及びその付加塩、１Ｈ−２，６−ジメチルピラゾロ［１，５−ｂ］−１，２，４−トリアゾールトシレート、７，８−ジシアノ−４−メチルイミダゾロ−［３，２−ａ］イミダゾール、２，７−ジメチルピラゾロ［１，５−ａ］ピリミジン−５−オン、２，５−ジメチルピラゾロ［１，５−ａ］ピリミジン−７−オン、及び２−メチル−５−メトキシメチル−ピラゾロ［１，５−ａ］ピリミジン−７−オン、６−ヒドロキシベンゾモルホリン、及び３−アミノ−２−メチルアミノ−６−メトキシピリジン、１−フェニル−３−メチル−５−ピラゾロン−２，４−ジヒドロ−５，２−フェニル−３Ｈ−ピラゾール−３−オンが挙げられるが、これらに限定されない。

追加のカップラーは、Ｎ−（３−フリルメチル）ベンゼン−１，４−ジアミン、Ｎ−チオフェン−３−イルメチル−ベンゼン−１，４−ジアミン、Ｎ−（２−フリルメチル）ベンゼン−１，４−ジアミン、Ｎ−チオフェン−２−イルメチル−ベンゼン−１，４−ジアミン、４−ヒドロキシ−安息香酸（２，５−ジアミノ−ベンジリデン）−ヒドラジド、３−（２，５−ジアミノ−フェニル）−Ｎ−エチル−アクリルアミド、２−［３−（３−アミノ−フェニルアミノ）−プロペニル］−ベンゼン−１，４−ジアミン、２−［３−（４−アミノ−フェニルアミノ）−プロペニル］−ベンゼン−１，４−ジアミン、２−（６−メチル−ピリジン−２−イル）−ベンゼン−１，４−ジアミン、２−ピリジン−２−イル−ベンゼン−１，４−ジアミン、２−［３−（４−アミノ−フェニルアミノ）−プロペニル］−ベンゼン−１，４−ジアミン、２−［３−（３−アミノ−フェニルアミノ）−プロペニル］−ベンゼン−１，４−ジアミン、３−（２，５−ジアミノ−フェニル）−Ｎ−エチル−アクリルアミド、２−チアゾール−２−イル−ベンゼン−１，４−ジアミン、４−ヒドロキシ−安息香酸（２，５−ジアミノ−ベンジリデン）−ヒドラジド、３’−フルオロ−ビフェニル−２，５−ジアミン、２−プロペニル−ベンゼン−１，４−ジアミン、２’−クロロ−ビフェニル−２，５−ジアミン、Ｎ−チオフェン−３−イルメチル−ベンゼン−１，４−ジアミン、Ｎ−（３−フリルメチル）ベンゼン−１，４−ジアミン、４’−メトキシ−ビフェニル−２，５−ジアミン、Ｎ−（４−アミノ−ベンジル）−ベンゼン−１，４−ジアミン、２−メチル−５−［（１−Ｈ−ピロール−２−イルメチル）−アミノ］−フェノール、５−［（フラン−２−イルメチル）−アミノ］−２−メチル−フェノール、５−イソプロピルアミノ−２−メチル−フェノール、ビフェニル−２，４，４’−トリアミン塩酸塩、５−（４−アミノ−フェニル）アミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、５−フェニルアミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、２−［４−アミノ−２−（３，５−ジアミノ−ベンジルアミノ）−フェノキシ］−エタノール塩酸塩、５−（３−アミノ−フェニル）アミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−（２−アミノ−ベンジル）−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−フラン−２−イルメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、２−［（３−アミノ−フェニルアミノ）−メチル］−フェノール塩酸塩、４−アミノ−２−プロピルアミノメチル−フェノール、塩酸塩、Ｎ−ベンゾ［１，３］ジオキソール−５−イルメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−［４−アミノ−２−（２−ヒドロキシ−エチル）−２Ｈ−ピラゾール−３−イル］−３−（５−アミノ−２−ヒドロキシ−フェニル）−アクリルアミド、塩酸塩、４−アミノ−２−（イソプロピルアミノ−メチル）−フェノール、塩酸塩、４−チオフェン−３−イル−ベンゼン−１，３−ジアミン、塩酸塩、５−フェニルアミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、５−（３−アミノ−フェニル）アミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、４−チオフェン−３−イル−ベンゼン−１，３−ジアミン、塩酸塩、２’，４’−ジアミノ−ビフェニル−４−オール、塩酸塩、５−シクロブチルアミノ−２−メチル−フェノール、５−シクロブチルアミノ−２−メチル−フェノール、４−アミノ−２−（ピリジン−３−イルアミノメチル）−フェノール、５−（３−アミノ−フェニル）アミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、５−アリルアミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−（４−アミノ−ベンジル）−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−ベンジル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、３−［（３−アミノ−フェニルアミノ）−メチル］−フェノール塩酸塩、Ｎ−（４−メトキシ−ベンジル）−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−チオフェン−２−イルメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、４−アミノ−２−［（２−ヒドロキシ−５−ニトロ−フェニルアミノ）−メチル］−フェノール、塩酸塩、２’，４’−ジアミノ−ビフェニル−４−オール塩酸塩、ビフェニル−２，４，４’−トリアミン、５−（４−アミノ−フェニル）アミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、２−［４−アミノ−２−（３，５−ジアミノ−ベンジルアミノ）−フェノキシ］−エタノール塩酸塩、５−アリルアミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、５−（３−アミノ−フェニル）アミノメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−（４−アミノ−ベンジル）−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−ベンジル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、３−［（３−アミノ−フェニルアミノ）−メチル］−フェノール塩酸塩、Ｎ−（２−アミノ−ベンジル）−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−（４−メトキシ−ベンジル）−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−フラン−２−イルメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、２−［（３−アミノ−フェニルアミノ）−メチル］−フェノール塩酸塩、Ｎ−チオフェン−２−イルメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−ベンゾ［１，３］ジオキソール−５−イルメチル−ベンゼン−１，３−ジアミン塩酸塩、Ｎ−［４−アミノ−２−（２−ヒドロキシ−エチル）−２Ｈ−ピラゾール−３−イル］−３−（５−アミノ−２−ヒドロキシ−フェニル）−アクリルアミド塩酸塩、４−アミノ−２−プロピルアミノメチル−フェノール、塩酸塩、４−アミノ−２−（イソプロピルアミノ−メチル）−フェノール塩酸塩、４−アミノ−２−［（２−ヒドロキシ−５−ニトロ−フェニルアミノ）−メチル］−フェノール塩酸塩、２−メチル−５−［（１−Ｈ−ピロール−２−イルメチル）−アミノ］−フェノール、５−［（フラン−２−イルメチル）−アミノ］−２−メチル−フェノール、５−イソプロピルアミノ−２−メチル−フェノール、５−シクロブチルアミノ−２−メチル−フェノール、４−アミノ−２−（ピリジン−３−イルアミノメチル）−フェノール、及び５−シクロブチルアミノ−２−メチル−フェノールから成る群から選択される。

好ましいカップラーは、フェノール、レゾルシノール、及びナフトール誘導体、例えば、ナフタレン−１，７−ジオ−ル、ベンゼン−１，３−ジオ−ル、４−クロロベンゼン−１，３−ジオ−ル、ナフタレン−１−オール、２−メチル−ナフタレン−１−オール、ナフタレン−１，５−ジオ−ル、ナフタレン−２，７−ジオ−ル、ベンゼン−１，４−ジオ−ル、２−メチル−ベンゼン−１，３−ジオ−ル、及び２−イソプロピル−５−メチルフェノール、１，２，４−トリヒドロキシベンゼン、１−アセトキシ−２−メチルナフタレン、及びこれらの混合物、ｍ−フェニレンジアミン誘導体、例えば、ベンゼン−１，３−ジアミン、２−（２，４−ジアミノ−フェノキシ）−エタノール、４−｛３−［（２，４−ジアミノフェニル）オキシ］プロポキシ｝ベンゼン−１，３−ジアミン、２−（３−アミノ−４−メトキシ−フェニルアミノ）−エタノール、２−［２，４−ジアミノ−５−（２−ヒドロキシ−エトキシ）−フェノキシ］−エタノール、及び３−（２，４−ジアミノ−フェノキシ）−プロパン−１−オール、２，４−ジアミノ−５−（２’−ヒドロキシエチルオキシ）トルエン、Ｎ，Ｎ−ジメチル−３−ウレイドアニリン、２，４−ジアミノ−５−フルオロトルエンサルフェートヒドレート、１−メチル−２，６−ビス（２−ヒドロキシエチルアミノ）ベンゼン、及びこれらの混合物、ｍ−アミノフェノール誘導体、例えば、３−アミノ−フェノール、５−アミノ−２−メチル−フェノール、５−（２−ヒドロキシ−エチルアミノ）−２−メチル−フェノール、及び３−アミノ−２−メチル−フェノール、１−メチル−２−ヒドロキシ−４−（２’−ヒドロキシエチル）アミノベンゼン、１−ヒドロキシ−３−アミノ−２，４−ジクロロベンゼン、１，３−ビス−（２，４−ジアミノフェノキシ）プロパン、１−ヒドロキシ−２−メチル−５−アミノ−６−クロロベンゼン、５−アミノ−４−クロロ−２−メチルフェノール、及びこれらの混合物、並びに複素環式誘導体、例えば、３，４−ジヒドロ−２Ｈ−１，４−ベンゾオキサジン−６−オール、４−メチル−２−フェニル−２，４−ジヒドロ−３Ｈ−ピラゾール−３−オン、１，３−ベンゾジオキソール−５−オール、１，３−ベンゾジオキソール−５−アミン、１Ｈ−インドール−４−オール、１Ｈ−インドール−５，６−ジオ−ル、１Ｈ−インドール−７−オール、１Ｈ−インドール−５−オール、１Ｈ−インドール−６−オール、１Ｈ−インドール−２，３−ジオン、ピリジン−２，６−ジアミン、２−アミノピリジン−３−オール、４−ヒドロキシ−Ｎ−メチルインドール、１Ｈ−５−メチルピラゾール−５−オン、１−フェニル−３−メチルピラゾール−５−オン、２，６−ジメチルピラゾロ［１，５−ｂ］−１，２，４−トリアゾール、２，６−ジメチル［３，２−ｃ］−１，２，４−トリアゾール、６−メチルピラゾロ−［１，５−ａ］ベンズイミダゾール、２，６−ジヒドロキシピリジン、２，６−ジヒドロキシ−３，４−ジメチルピリジン、６−ヒドロキシベンゾモルホリン、２，６−ジヒドロキシ−３，４−ジメチルピリジン、３，５−ジアミノ−２，６−ジメトキシピリジン、３−アミノ−２−メチルアミノ−６−メトキシピリジン、１−フェニル−３−メチル−５−ピラゾロン−２，４−ジヒドロ−５，２−フェニル−３Ｈ−ピラゾール−３−オン、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。

より好ましいカップラーには、ベンゼン−１，３−ジオール、４−クロロベンゼン−１，３−ジオール、２−メチル−ベンゼン−１，３−ジオール、ベンゼン−１，３−ジアミン、３−アミノ−フェノール、５−アミノ−２−メチル−フェノール、１−メチル−２−ヒドロキシ−４−（２’−ヒドロキシエチル）アミノベンゼン、４−メチル−２−フェニル−２，４−ジヒドロ−３Ｈ−ピラゾール−３−オン、２−アミノピリジン−３−オール、１−フェニル−３−メチルピラゾール−５−オン、１−フェニル−３−メチル−５−ピラゾロン−２，４−ジヒドロ−５，２−フェニル−３Ｈ−ピラゾール−３−オン、及びこれらの混合物が挙げられる。

追加の好ましい顕色剤及びカップラーとしては、５−メトキシメチル−２−アミノフェノール、５−エチル−２−アミノフェノール、５−フェニル−２−アミノフェノール、及び５−シアノエチル−２−アミノフェノールが挙げられる。

さらに追加の好ましい顕色剤及びカップラーとしては次のものが挙げられる。

次の化合物に関連する２又は３個のヘテロ原子を有する二環式縮合５−５複素芳香族ケラチン染色化合物：

式中、Ｙ及びＺは独立にＮＡ¹、Ｓ及びＯから成る群から選択される、
次の式に従う環連結窒素を有する二環式５−５複素芳香族化合物：

式中、ＹはＳ及びＯから成る群から選択される。

次の式に従う２個のヘテロ原子を有する三環式５−６−５複素芳香族ケラチン染色化合物：

式中、Ｙ及びＺはＮＡ¹、Ｓ及びＯから成る群から選択される。

次の式に従う１個の環連結窒素及び１又は２個のさらなるヘテロ原子を有する二環式５−６複素芳香族ケラチン染色化合物：

次の式に従う１個のヘテロ原子を有する三環式縮合６−５−６複素芳香族ケラチン染色化合物：

式中、Ｙは独立にＮＡ¹、Ｓ及びＯから成る群から選択される。

次の式に従う、Ｎ−ヒドロキシ又はＮ−アミノ基を有する５員アザ複素芳香族ケラチン染色化合物及びそれらの誘導体：

式中、Ｂ₁、Ｂ₂、Ｂ₃、及びＢ₄はＣＨ及びＮから成る群から選択され、
式中、対応するＲ¹、Ｒ²、Ｒ³、及びＲ⁴は、ＢがＮである場合不存在である。

次の式に従う、５員環が１〜３個の窒素原子及びＮ−ヒドロキシ又はＮ−アミノ基を有する二環式５−６系のアザ複素芳香族ケラチン染色化合物及びそれらの誘導体：

式中、Ｂ₁及びＢ₂は独立にＣＨ又はＮから選択され、
式中、対応するＲ¹及びＲ²は、ＢがＮである場合不存在である。

次の式に従う、Ｎ−ヒドロキシ又はＮ−アミノ基を有する二環式縮合５−５員アザ複素芳香族ケラチン染色化合物及びそれらの誘導体：

次の式に従う、環連結窒素及びＮ−ヒドロキシ又はＮ−アミノ基を有する二環式縮合５−５員アザ複素芳香族ケラチン染色化合物及びそれらの誘導体：

次の式に従う、環連結窒素及びＮ−ヒドロキシ又はＮ−アミノ基を有する二環式縮合５−５員アザ複素芳香族ケラチン染色化合物及びそれらの誘導体：

式中、Ｂ₁、Ｂ₂、Ｂ₃、Ｂ₄及びＢ₅はＣＨ及びＮから成る群から選択され、
式中、対応するＲ１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４及びＲ５は、ＢがＮである場合不存在である、
式中、前述のＲ基は全て同じであるか、又は異なっており、次から成る群から選択される。

（ａ）（ｉ）置換又は非置換で、直鎖又は分岐鎖の、アルキル、モノ−又はポリ−不飽和アルキル、ヘテロアルキル、脂肪族、ヘテロ脂肪族、又はへテロオレフィンの系、
（ｉｉ）置換又は非置換の、単環式又は多環式脂肪族、アリール又は複素環式の系、及び
（ｉｉｉ）置換又は非置換の、モノ−、ポリ−、又はペル−フルオロアルキルの系、
から成る群から選択されるＣ結合一価の置換基。ここで、（ｉ）、（ｉｉ）及び（ｉｉｉ）の該系は、約１〜約１０個の炭素原子、並びにＯ、Ｓ、Ｎ、Ｐ及びＳｉから成る群から選択される約０〜約５個のヘテロ原子を含み、
Ｃ結合一価の置換基の該置換系の置換基は、アミノ、ヒドロキシル、アルキルアミノ（線状、分岐状、又は環状Ｃ₁〜Ｃ₅）、ジアルキルアミノ（線状、分岐状、又は環状Ｃ₁〜Ｃ₅）、ヒドロキシアルキルアミノ（線状、分岐状、又は環状Ｃ₁〜Ｃ₅）、ジヒドロキシアルキルアミノ（線状、分岐状、又は環状Ｃ₁〜Ｃ₅）、アリールアミノ又は置換アリールアミノ（置換基は水素、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）、ヘテロアリールアミノ又は置換ヘテロアリールアミノ（置換基は、ハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）、アリールメチルアミノ又は置換アリールメチルアミノ（置換基は、ハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）、及びヘテロアリールメチルアミノ又は置換ヘテロアリールメチルアミノ（置換基は、ハロゲン、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₅アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、Ｃ₁〜Ｃ₅アルキルアミノ）から成る群から選択される、
（ｂ）ＳＡ¹、ＳＯ₂Ａ¹、ＳＯ₃Ａ¹、ＳＳＡ¹、ＳＯＡ¹、ＳＯ₂ＮＡ¹Ａ²、ＳＮＡ¹Ａ²、及びＳＯＮＡ¹Ａ²から成る群から選択されるＳ結合一価の置換基；
（ｃ）ＯＡ¹、及びＯＮＡ¹Ａ²から成る群から選択されるＯ結合一価の置換基；
（ｄ）ＮＡ¹Ａ²、（ＮＡ¹Ａ²Ａ³）⁺、ＮＡ¹ＯＡ²、ＮＡ¹ＳＡ²、ＮＯ₂、Ｎ＝ＮＡ¹、Ｎ＝ＮＯＡ¹、及びＮＡ¹ＣＮ、ＮＡ¹ＮＡ²Ａ³から成る群から選択されるＮ結合一価の置換基；
（ｅ）ＣＯＯＡ¹、ＣＯＮＡ¹ ₂、ＣＯＮＡ¹ＣＯＡ²、Ｃ（＝ＮＡ¹）ＮＡ¹Ａ²、ＣＮ、及びＸから成る群から選択される一価の置換基；
（ｆ）約１〜約１２個の炭素原子及び約０〜約４個のヘテロ原子を含むモノ−、ポリ−及びペル−フルオロアルキルの系から成る群から選択されるフルオロアルキル一価の置換基；及び
（ｇ）水素；
から成る群から選択される
（式中、Ａ¹、Ａ²、及びＡ³は一価であり、Ｈ、置換又は非置換で、直鎖又は分岐鎖の、アルキル、モノ−又はポリ−不飽和アルキル、ヘテロアルキル、脂肪族、ヘテロ脂肪族、又はへテロオレフィンの系、置換又は非置換の、単環式又は多環式脂肪族、アリール、又は複素環式の系、及び置換又は非置換の、モノ−、ポリ−又はペルフルオロアルキルの系から成る群から独立に選択され、あるいはＡ¹及びＡ²は、それらが結合した窒素原子と共に環を形成し、ここで、該系は約１〜約１０個の炭素原子、並びにＯ、Ｓ、Ｎ、Ｐ及びＳｉから成る群から選択される約０〜約５個のヘテロ原子を含み；式中、Ｘは、Ｆ、Ｃｌ、Ｂｒ、及びＩから成る群から選択されるハロゲンである）。

Ｄ．直接染料
本発明の組成物はまた、追加の着色性を特に彩度（intensiy）に関してもたらすのに十分な量で、適合性の直接染料を含んでもよい。典型的には、こうした量は、組成物の０．０５重量％〜４重量％の範囲である。適した直接染料としては、次のものが挙げられるが、これらに限定されない。アシッドイエロー１、アシッドオレンジ３、ディスパーズレッド１７、ベイシックブラウン１７、アシッドブラック５２、アシッドブラック１、ディスパーズバイオレット４、４−ニトロ−ｏ−フェニレンジアミン、２−ニトロ−ｐ−フェニレンジアミン、ピクラミン酸、ＨＣレッド１３号、１，４−ビス−（２’−ヒドロキシエチル）−アミノ−２−ニトロベンゼン、ＨＣイエロー５号、ＨＣレッド７号、ＨＣブルー２号、ＨＣイエロー４号、ＨＣイエロー２号、ＨＣオレンジ１号、ＨＣレッド１号、２−クロロ−５−ニトロ−Ｎ−ヒドロキシエチル−ｐ−フェニレンジアミン、ＨＣレッド３号、４−アミノ−３−ニトロフェノール、２−ヒドロキシエチルアミノ−５−ニトロアニソール、３−ニトロ−ｐ−ヒドロキシエチルアミノフェノール、２−アミノ−３−ニトロフェノール、６−ニトロ−ｏ−トルイジン、３−メチルアミノ−４−ニトロフェノキシエタノール、２−ニトロ−５−グリセリメチルアナリン（glycerymethylanaline）、ＨＣイエロー１１号、ＨＣバイオレット１号、ＨＣオレンジ２号、ＨＣオレンジ３号、ＨＣイエロー９号、４−ニトロフェニルアミノエチル尿素、ＨＣレッド１０号、ＨＣレッド１１号、２−ヒドロキシエチルピクラミン酸、ＨＣブルー１２号、ＨＣイエロー６号、ヒドロキシエチル−２−ニトロ−ｐ−トルイジン、ＨＣイエロー１２号、ＨＣブルー１０号、ＨＣイエロー７号、ＨＣイエロー１０号、ＨＣブルー９号、Ｎ−エチル−３−ニトロＰＡＢＡ、４−アミノ−２−ニトロフェニル−アミン−２’−カルボン酸、２−クロロ−６−エチルアミノ−４−ニトロフェノール、６−ニトロ−２，５−ピリジンジアミン、ＨＣバイオレット２号、２−アミノ−６−クロロ−４−ニトロフェノール、４−ヒドロキシプロピルアミノ−３−ニトロフェノール、ＨＣイエロー１３号、１，２，３，４−テトラヒドロ−６−ニトロキノキサリン（nitrochinoxalin）、ＨＣレッド１４号、ＨＣイエロー１５号、ＨＣイエロー１４号、３−アミノ−６−メチルアミノ−２−ニトロピリジン、２，６−ジアミノ−３−（（ピリジン−３−イル）アゾ）ピリジン、ベイシックレッド１１８号、ベイシックオレンジ６９号、Ｎ−（２−ニトロ−４−アミノフェニル）−アリルアミン、４−［（４−アミノ−３−メチルフェニル）（４−イミノ−３−メチル−２，５−シクロヘキサジエン−１−イリデン）メチル］−２−メチル−ベンゼンアミン−ヒドロクロリド、１Ｈ−イミダゾリウム，２−［［４−（ジメチル−アミノ）フェニル］アゾ］−１，３−ジメチルクロリド、ピリジニウム，１−メチル−４−［（メチルフェニル−ヒドラゾノ）メチル］−，メチルサルフェート、１Ｈ−イミダゾリウム，２−［（４−アミノフェニル）アゾ］−１，３−ジメチル、クロリド、ベイシックレッド２２、ベイシックレッド７６、ベイシックブラウン１６、ベイシックイエロー５７、７−（２’，４’−ジメチル−５’−スルホフェニルアゾ）−５−スルホ−８−ヒドロキシナフタレン、アシッドオレンジ７、アシッドレッド３３、１−（３’−ニトロ−５’−スルホ−６’−オキソフェニルアゾ）−オキソ−ナフタレンクロム錯体、アシッドイエロー２３、アシッドブルー９、ベイシックバイオレット１４、ベイシックブルー７、ベイシックブルー２６、キノフタラノン（quinophthlanone）又は２−キノリルインダンジオン（2−quinolylindandione）のモノ−及びジスルホン酸の混合物（主に後者）のナトリウム塩、ベイシックレッド２、ベイシックブルー９９、ディスパーズレッド１５、アシッドバイオレット４３、ディスパーズバイオレット１、アシッドブルー６２、顔料ブルー１５、アシッドブラック１３２、ベイシックイエロー２９、ディスパーズブラック９、１−（Ｎ−メチルモルホリニウム−プロピルアミノ）−４−ヒドロキシ−アントラキノンメチルサルフェート、ＨＣブルー８号、ＨＣレッド８号、ＨＣグリーン１号、ＨＣレッド９号、２−ヒドロキシ−１，４−ナフトキノン、アシッドブルー１９９、アシッドブルー２５、アシッドレッド４、ヘンナレッド、インジゴ、コチニール、ＨＣブルー１４、ディスパーズブルー２３、ディスパーズブルー３、バイオレット２、ディスパーズブルー３７７、ベイシックレッド５１、ベイシックオレンジ３１、ベイシックイエロー８７、並びにこれらの混合物。好ましい直接染料としては、ディスパーズブラック９、ＨＣイエロー２、ＨＣイエロー４、ＨＣイエロー１５、４−ニトロ−ｏ−フェニレンジアミン、２−アミノ−６−クロロ−４−ニトロフェノール、ＨＣレッド３、ディスパーズバイオレット１、ＨＣブルー２、ディスパーズブルー３、ディスパーズブルー３７７、ベイシックレッド５１、ベイシックオレンジ３１、ベイシックイエロー８７、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。

Ｅ．酸化剤
本発明の組成物は、毛髪中のメラニン色素を漂白するのに、及び／又は酸化染料前駆体（存在する場合、顕色剤及び／又はカップラーを含む）から染料発色団を形成させるのに十分な量で存在する酸化剤を含んでよい。典型的には、このような量は、顕色剤組成物の１重量％〜２０重量％、好ましくは３重量％〜１５重量％、より好ましくは６重量％〜１２重量％の範囲である。水性媒体中で過酸化水素を生成することができる無機の過酸素（peroxygen）物質が好ましく、過酸化水素、無機アルカリ金属過酸化物類（例えば、過ヨウ素酸ナトリウム及び過酸化ナトリウム）、有機過酸化物類（例えば、過酸化尿素、過酸化メラミン）、無機過水和塩（perhydrate salt）漂白化合物（例えば、過ホウ酸、過炭酸、過リン酸、過ケイ酸、及び過硫酸の、アルカリ金属塩類、好ましくはそれらのナトリウム塩類）（これらは一水和物、四水和物などとして組み込まれてよい）、アルカリ金属ブロメート類、酵素、並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。過酸化水素が好ましい。

Ｆ．増粘剤
本発明の組成物は、毛髪から過度にしたたり落ちて汚れ散らかす原因となることなく毛髪に容易に塗布できるような粘度を組成物にもたらすのに十分な量で、増粘剤を含んでよい。典型的には、このような量は組成物の少なくとも０．１重量％、好ましくは少なくとも０．５重量％、より好ましくは少なくとも１重量％である。

耐塩性の増粘剤が、本明細書で使用するのに好ましく、次のものが挙げられるが、これらに限定されない。キサンタン、グアー、ヒドロキシプロピルグアー、スクレログルカン、メチルセルロース、エチルセルロース（アクアコート（AQUACOTE）（商標）として入手可能）、ヒドロキシエチルセルロース（ナトロゾル（NATROSOL）（商標））、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、微結晶セルロース、ヒドロキシブチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース（クルーセル（KLUCEL）（商標）として入手可能）、ヒドロキシエチルエチルセルロース、セチルヒドロキシエチルセルロース（ナトロゾル（NATROSOL）（商標）プラス（Plus）３３０として入手可能）、Ｎ−ビニルピロリドン（ポビドン（POVIDONE）（商標）として入手可能）、アクリレート類／セテス−２０イタコネートコポリマー（ストラクチャー（STRUCTURE）（商標）３００１として入手可能）、ヒドロキシプロピルデンプンホスフェート（ストラクチャー（STRUCTURE）（商標）ＺＥＡとして入手可能）、ポリエトキシル化ウレタン類又はポリカルバミルポリグリコールエステル（例えば、ＰＥＧ−１５０／デシル／ＳＭＤＩコポリマー（アクリン（ACULYN）（商標）４４として入手可能）、ＰＥＧ−１５０／ステアリル／ＳＭＤＩコポリマー（アクリン（ACULYN）（商標）４６として入手可能）、トリヒドロキシステアリン（チキシン（THIXCIN）（商標）として入手可能）、アクリレート類コポリマー（例えば、アクリン（ACULYN）（商標）３３として入手可能）又は疎水変性アクリレートコポリマー類（例えば、アクリレート類／ステアレス−２０メタクリレートコポリマー（アクリン（ACULYN）（商標）２２として入手可能）、少なくとも１つの脂肪鎖（fatty chain）と、少なくとも１つの脂肪鎖を含むポリエーテルウレタン類から選択される少なくとも１つの親水性ユニットとを含む非イオン性両染性ポリマー、及びセテス−１０ホスフェートとジ−セチルホスフェートとセテアリルアルコールとのブレンド（クロダホス（CRODAFOS）（商標）ＣＥＳとして入手可能）。

Ｇ．キレート剤
本発明の組成物は、配合構成成分、特に酸化剤、より詳細には過酸化物類と相互作用するのに利用可能な金属の量を減少させるのに十分な量で、キレート剤を含んでよい。典型的には、このような量は組成物の少なくとも０．２５重量％、好ましくは少なくとも０．５重量％の範囲である。本明細書に用いるのに適したキレート剤としては、ジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジポリ酸、モノアミンモノアミド−Ｎ，Ｎ’ジポリ酸、及びＮ，Ｎ’−ビス（２−ヒドロキシベンジル）エチレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−二酢酸キレート剤（好ましくはＥＤＤＳ（エチレンジアミンニコハク酸）、カルボン酸類（好ましくはアミノカルボン酸類）、ホスホン酸類（好ましくはアミノホスホン酸類）及びポリホスホン酸類（特に直鎖ポリホスホン酸類）、それらの塩及び誘導体が挙げられるが、これらに限定されない。

Ｈ．ｐＨ調整剤及び緩衝剤
本発明の組成物は、組成物のｐＨを３〜１３、好ましくは８〜１２、より好ましくは９〜１１の範囲内になるように調節するために十分に有効な量で、ｐＨ調整剤及び／又は緩衝剤を更に含んでもよい。本明細書での使用に適したｐＨ調整剤及び／又は緩衝剤としては、これらに限定されないが、アンモニア、アルカノールアミド類、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール、並びに２−アミノ−２−ヒドロキシメチル−１，３−プロパンジオール及びグアニジウム塩類、アルカリ金属及び水酸化アンモニウム及び炭酸アンモニウム、好ましくは、水酸化ナトリウム及び炭酸アンモニウム、並びに無機物及び無機酸類（inorganic and inorganic acids）などの弱酸類（acidulents）、例えば、リン酸、酢酸、アスコルビン酸、クエン酸又は酒石酸、塩酸、及びこれらの混合物が挙げられる。

Ｉ．カーボネートイオン供給源及びラジカルスカベンジャーの系
本発明の組成物は、カーボネートイオン、カルバメートイオン及び又はハイドロカーボネートイオンの供給源と、ラジカルスカベンジャーとを含む系を、着色プロセスの間毛髪へのダメージを低減させるのに十分な量で含んでよい。典型的には、このような量は、組成物の０．１重量％〜１５重量％、好ましくは０．１重量％〜１０重量％、より好ましくは１重量％〜７重量％のカーボネートイオン、及び組成物の０．１重量％〜１０重量％、好ましくは１重量％〜７重量％のラジカルスカベンジャーの範囲である。好ましくは、ラジカルスカベンジャーは、ラジカルスカベンジャーとカーボネートイオンとの比が１：１〜１：４となるような量で存在する。ラジカルスカベンジャーは、アルカリ化剤と同一種ではないように選択されるのが好ましい。

イオンの適した供給源としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸グアニジン、炭酸水素グアニジン、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。カーボネートイオンの適した供給源は、炭酸水素ナトリウム及び炭酸水素カリウムである。また炭酸アンモニウム及び炭酸水素アンモニウムも好ましい。

ラジカルスカベンジャーは、炭酸ラジカルと反応してその炭酸ラジカルを一連の速い反応によってより反応性の低い種へと変換させることのできる種である。好ましくは、ラジカルスカベンジャーがＮ原子を含む場合、窒素のプロトン化を防ぐために、ｐＫａ＞７である。好ましいラジカルスカベンジャーは、アルカノールアミン類、アミノ糖類、アミノ酸類及びこれらの混合物の部類から選択されてよく、モノエタノールアミン、３−アミノ−１−プロパノール、４−アミノ−１−ブタノール、５−アミノ−１−ペンタノール、１−アミノ−２−プロパノール、１−アミノ−２−ブタノール、１−アミノ−２−ペンタノール、１−アミノ−３−ペンタノール、１−アミノ−４−ペンタノール、３−アミノ−２−メチルプロパン−１−オール、１−アミノ−２−メチルプロパン−２−オール、３−アミノプロパン−１，２−ジオール、グルコサミン、Ｎ−アセチルグルコサミン、グリシン、アルギニン、リジン、プロリン、グルタミン、ヒスチジン、セリン、トリプトファン、並びに上記のもののカリウム塩、ナトリウム塩及びアンモニウム塩、並びにこれらの混合物を挙げることができるが、これらに限定されない。他の好ましいラジカルスカベンジャー化合物としては、ベンジルアミン、グルタミン酸、イミダゾール、ジ−ｔｅｒｔ−ブチルヒドロキシトルエン、ヒドロキノン、カテコール及びこれらの混合物が挙げられる。

ＩＩＩ．製造方法
本発明の化合物は、従来の方法を用いて得られてよい。化合物を製造する方法の全般的な記述は上記で提供され、具体的な実施例は下記で提供される。本発明の組成物もまた、従来の方法を用いて得られてよい。ケラチン染色組成物は溶液として、好ましくは水溶液又は水性アルコール溶液として形成されてよい。毛髪染料製品組成物は、好ましくは高粘度の液体、クリーム、ゲル又はエマルションとして形成されてよく、それらの組成物は染料化合物及び他の染料成分と特定の調製に適した従来の化粧品添加成分との混合物である。

ＩＶ．使用方法
本発明のケラチン染色組成物は、それらを適した酸化剤と混合することにより使用されてよく、これが酸化染料前駆体と反応して毛髪染料製品組成物を顕色させる。酸化剤は通常、水性組成物中において提供され、これは、普通は最終のケラチン染色製品系の別個の構成成分として提供され、別個の容器中に存在する。ケラチン染色組成物を混合する際、それが毛髪に塗布されるときに所望の製品特性、例えばｐＨ、粘度、レオロジーなどが達成されるように補助剤が毛髪染料製品組成物中に提供される。

ケラチン染色組成物は、毛髪に塗布される場合、それらの組成に応じて弱酸性、中性、又はアルカリ性であることができ、典型的には、６〜１１、好ましくは７〜１０、より好ましくは８〜１０のｐＨを有する。顕色剤組成物のｐＨは、典型的には酸性であり、一般にそのｐＨは、２．５〜６．５、好ましくは３〜５である。毛髪組成物のｐＨは、前述のようにｐＨ調整剤を使用して調節されてよい。

ケラチン染色組成物を使用するために、使用直前に、上述の組成物を混合し、毛髪の量に応じて、一般的には６０〜２００グラムの、十分な量の混合物を毛髪に塗布する。このようにして調製した上で、毛髪染料組成物を染色すべき毛髪に塗布し、毛髪が染色されるのに有効な時間にわたって毛髪と接触させ続ける。典型的には、毛髪染料組成物を、２〜６０分間、好ましくは１５〜４５分間、より好ましくは３０分間、１５℃〜５０℃の範囲の温度で毛髪に作用させる。その後毛髪を水ですすぎ、毛髪染料組成物を取り除いて乾燥させる。必要ならば、毛髪をシャンプーで洗浄し、例えば、水、又はクエン酸若しくは酒石酸溶液などの弱酸性の溶液ですすぎ、乾燥させる。また、所望により、別個のコンディショニング製品を提供してもよい。

ケラチン染色組成物の構成成分は共に毛髪染色系を形成する。この系を、ケラチン染色組成物構成成分又はその他の毛髪トリートメント製品、及び使用説明書の別々の容器を単一のパッケージ内に含むキットとして提供してもよい。

以下は、本発明による組成物の非限定例である。これらの実施例は単に説明のために示すものであり、本発明を限定するものと解釈するべきでなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、種々の多くの改変が可能であり、当業者には、これらのことは理解されよう。実施例において、特に指定のない限り、すべての濃度は、重量パーセントで示される。本明細書で使用する時、「微量成分」とは、防腐剤、粘度調整剤、ｐＨ調整剤、芳香剤、起泡増進剤などのような任意構成成分を意味する。当業者にとって明白なように、このような微量成分の選択は、本明細書に記載されるように本発明を作るために選択された特定成分の物理的及び化学的特質によって変化することになる。

次の組成物は毛髪を染色するために使用できる。染色組成物を等量の２０体積過酸化水素溶液（６重量％）と混合する。得られる混合物を毛髪に塗布し、３０分間毛髪と接触させたままにする。染色された毛髪をシャンプーし、水ですすぎ、乾燥する。

本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正が可能であることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

「背景技術」「課題を解決するための手段」、及び「発明を実施するための最良の形態」で引用されるすべての文献は、その関連部分において、本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用もそれが本発明に関して先行技術であるという容認として解釈されるべきではない。

Claims (11)

1. ケラチン染色組成物であって、
   （Ａ）染色に適した媒質；及び
   （Ｂ）次の化合物に関連する１、２又は３個のヘテロ原子を有する１つ以上の５員複素芳香族ケラチン染色化合物；を含み、
   

   

   式中、ＺはＳ及びＯから成る群から選択され；
   式中、ＹはＮＡ¹、Ｓ及びＯから成る群から選択され；
   式中、Ｒ¹、Ｒ²、Ｒ³及びＲ⁴は、同一又は異なって、
   （ａ）（ｉ）置換又は非置換で、直鎖又は分岐鎖の、アルキル、モノ−又はポリ−不飽和アルキル、ヘテロアルキル、脂肪族、ヘテロ脂肪族、又はヘテロオレフィンの系、
   （ｉｉ）置換又は非置換の、単環式又は多環式脂肪族、アリール又は複素環式の系、及び
   （ｉｉｉ）置換又は非置換の、モノ−、ポリ−、又はペルフルオロアルキルの系、
   から成る群から選択されるＣ結合一価の置換基
   （ここで（ｉ）、（ｉｉ）及び（ｉｉｉ）の該系は、１〜１０個の炭素原子、並びにＯ、Ｓ、Ｎ、Ｐ、及びＳｉから成る群から選択される０〜５個のヘテロ原子を含む）；
   （ｂ）ＳＡ¹、ＳＯ₂Ａ¹、ＳＯ₃Ａ¹、ＳＳＡ¹、ＳＯＡ¹、ＳＯ₂ＮＡ¹Ａ²、ＳＮＡ¹Ａ²、及びＳＯＮＡ¹Ａ²から成る群から選択されるＳ結合一価の置換基；
   （ｃ）ＯＡ¹、及びＯＮＡ¹Ａ²から成る群から選択されるＯ結合一価の置換基；
   （ｄ）ＮＡ¹Ａ²、（ＮＡ¹Ａ²Ａ³）⁺、ＮＡ¹ＯＡ²、ＮＡ¹ＳＡ²、ＮＯ₂、Ｎ＝ＮＡ¹、Ｎ＝ＮＯＡ¹、ＮＡ¹ＣＮ、及びＮＡ¹ＮＡ²Ａ³から成る群から選択されるＮ結合一価の置換基；
   （ｅ）ＣＯＯＡ¹、ＣＯＮＡ¹ ₂、ＣＯＮＡ¹ＣＯＡ²、Ｃ（＝ＮＡ¹）ＮＡ¹Ａ²、ＣＮ、及びＸから成る群から選択される一価の置換基；
   （ｆ）１〜１２個の炭素原子及び０〜４個のヘテロ原子を含むモノ−、ポリ−及びペル−フルオロアルキルの系から成る群から選択されるフルオロアルキル一価の置換基；及び
   （ｇ）水素；
   から成る群から選択される
   （式中、Ａ¹、Ａ²、及びＡ³は一価であり、Ｈ；置換又は非置換で、直鎖又は分岐鎖の、アルキル、モノ−又はポリ−不飽和アルキル、ヘテロアルキル、脂肪族、ヘテロ脂肪族、又はヘテロオレフィンの系；置換又は非置換の、単環式又は多環式脂肪族、アリール、又は複素環式の系；及び置換又は非置換の、モノ−、ポリ−又はペル−フルオロアルキルの系から成る群から独立に選択され、あるいはＡ¹及びＡ²は、それらが結合した窒素原子と共に環を形成し、ここで、該系は１〜１０個の炭素原子、並びにＯ、Ｓ、Ｎ、Ｐ及びＳｉから成る群から選択される０〜５個のヘテロ原子を含み；並びに式中、Ｘは、Ｆ、Ｃｌ、Ｂｒ、及びＩから成る群から選択されるハロゲンである）。
2. 前記Ｒ¹、Ｒ²、Ｒ³、及びＲ⁴は、水素原子；ハロゲン原子；アミノ置換基、ヒドロキシル置換基；シアノ置換基；Ｃ₁〜Ｃ₄アルキル置換基；トリフルオロメチル置換基；アルキルアミノ置換基；ヒドロキシアルキルアミノ置換基；アセチルアミド置換基；カルボキシル置換基又はそのエステル類；アルコキシ置換基；アルコキシアルキル置換基；カルバモイル置換基；アルキルカルバモイル置換基；ヒドロキシアルキルカルバモイル置換基；アミド置換基；アルキルアミド置換基；アルキルカルボニル置換基；アルコキシカルボニル置換基；アリールオキシ置換基；アシルオキシ置換基；アルキルチオ置換基；アリールチオ置換基；ヘテロアリールチオ置換基；ヘテロアリールオキシ置換基；チオシアノ置換基；少なくとも１つの窒素、酸素又は硫黄原子を有する３−、４−、５−、６−、又は７−員複素環；任意に置換されたアリール置換基；スルホニル置換基；スルフィニル置換基；ホスホニル置換基；スルファモイル置換基；シロキシ置換基；アシルオキシ置換基；カルバモイルオキシ置換基；スルホンアミド置換基；イミド置換基；ウレイド置換基；スルファモイルアミノ置換基；アルコキシカルボニルアミノ置換基；アリールオキシカルボニルアミノ置換基；アリールオキシカルボニル置換基；及びベンゼンスルホンアミド置換基；
   から成る群から独立に選択される、請求項１に記載の組成物。
3. 前記５員複素芳香族ケラチン染色化合物が、１個のヘテロ原子を有し、好ましくは前記５員複素芳香族ケラチン染色化合物が、チオフェン類、ピロール類、フラン類及びそれらの置換体から成る群から選択される、請求項１又は２に記載の組成物。
4. 前記５員複素芳香族ケラチン染色化合物が、２個のヘテロ原子を有し、好ましくは前記５員複素芳香族ケラチン染色化合物が、チアゾール類、オキサゾール類、イソチアゾール類、イソオキサゾール類、イミダゾール類、及びそれらの置換体から成る群から選択される、請求項１又は２に記載の組成物。
5. 前記５員複素芳香族ケラチン染色化合物が、３個のヘテロ原子を有し、好ましくは前記５員複素芳香族ケラチン染色化合物が、４Ｈ−［１，２，４］トリアゾール類；［１，３，４］チアジアゾール類；［１，３，４］オキサジアゾール類；［１，２，５］チアジアゾール；及びそれらの置換体；から成る群から選択される、請求項１又は２に記載の組成物。
6. 前記５員複素芳香族ケラチン染色化合物が、チオフェン−２，５−ジアミン、チオフェン−２−アミン、２，５−ジメチルチオフェン、１−メチル−１Ｈ−ピロール−２，５−ジアミン、１Ｈ−ピロール−２−アミン、２，５−ジメチルピロール、チアゾール−２−アミン、［１，２，５］チアジアゾール−３，４−ジアミン、（フラン−３−イル）メタノール、５−メチルフラン−２（３Ｈ）−オン、（フラン−２−イル）メタノール、２−メトキシフラン、２−エチルピロール、２−メチルピロール、２，４−ジメチルピロール、３−アミノチオフェン、３，４−ジアミノチオフェン、５−メチルチオフェン−２−アミン、２，５−ジメチルフラン、及び２−メチルフランから成る群から選択される、請求項１又は２に記載の組成物。
7. チオフェン類、ピロール類、フラン類、ピラゾール類、イミダゾール類、チアゾール類、オキサゾール類、イソチアゾール類、及びイソオキサゾール類、好ましくはピラゾール類から成る群から選択される少なくとも１つの５員環顕色剤をさらに含む、請求項１〜６のいずれか１項に記載の組成物。
8. 前記５員複素芳香族ケラチン染色化合物が、塩素、シアノ、アルコキシ、フェノキシ、メチルスルホニルオキシ、ピリジン、及びピリダゾンから成る群から選択される求核性（nucleofugic）脱離基を含有する、請求項１〜７のいずれか１項に記載の組成物。
9. 補助顕色剤、補助カップラー、直接染料、酸化剤、増粘剤、キレート剤、ｐＨ調整剤、緩衝剤、及びカーボネートイオン供給源から成る群から選択される少なくとも１つの追加の構成成分、並びにラジカルスカベンジャーの系をさらに含む、請求項１〜８のいずれか１項に記載の組成物。
10. （ａ）請求項１〜９のいずれか１項に記載の組成物を塗布すること；及び
    （ｂ）毛髪をすすぐこと；
    の工程を含む毛髪を染色する方法。
11. （ａ）請求項１〜９のいずれか１項に記載の組成物；
    （ｂ）酸化剤；及び
    （ｃ）補助カップラー及び／又は補助顕色剤；
    を含むキット。