JPH11152420A - チオフェン構造を含む色素及び感熱転写材料 - Google Patents

チオフェン構造を含む色素及び感熱転写材料

Info

Publication number
JPH11152420A
JPH11152420A JP9336539A JP33653997A JPH11152420A JP H11152420 A JPH11152420 A JP H11152420A JP 9336539 A JP9336539 A JP 9336539A JP 33653997 A JP33653997 A JP 33653997A JP H11152420 A JPH11152420 A JP H11152420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
image
dye
substituent
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9336539A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Kaneko
学 金子
Shuji Kida
修二 木田
Hidenobu Oya
秀信 大屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP9336539A priority Critical patent/JPH11152420A/ja
Publication of JPH11152420A publication Critical patent/JPH11152420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B55/00Azomethine dyes
    • C09B55/009Azomethine dyes, the C-atom of the group -C=N- being part of a ring (Image)

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】堅牢性、特に耐光性に優れた新規なチオフェン
構造を含む色素、及び該色素を用いた感熱転写材料を提
供する。 【解決手段】チオフェン構造を有する特定構造のアゾメ
チン色素である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感熱転写記録、カラ
ー電子写真等の画像記録材料に関し、そのうち特に、堅
牢性に優れた色素、及び該色素を用いた感熱転写材料に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、簡易な装置で高画質なフルカラー
画像を得る方法として感熱転写材料を用いる方法が知ら
れている。この方式においてカラー画像を形成するため
の色素は非常に重要であり、カラー画像の色再現性、各
種堅牢性、最大濃度、熱感度等の諸性能に大きな影響を
与える。これまで、スチリル系、ピリドンアゾ系、ピラ
ゾールアゾ系、アントラキノン系、ナフトキノン系、イ
ンドアニリン系等の様々な色素が検討されているが、堅
牢性、特に耐光性において満足のいく性能を有する色素
はいまだ見いだされていない。
【0003】アゾメチン色素、インドアニリン色素のア
ニリン構造の部分をヘテロ環基に変えたものが近年検討
され、耐光性を改良している。例えばピリジン系の色素
としては特開平4−89287号、同5−239367
号、同6−73009号、同6−80638号、同7−
232482号等が知られている。チアゾール系の色素
としては特開平3−93862号、同4−234460
号、同4−338592号、同5−309954号、同
8−283591号等が知られている。チオフェン系の
色素としては特開平6−143838号、同6−143
839号が知られている。また、特開平6−21905
7号にはフラン系の色素、オキサゾール系の色素、ピロ
ール系の色素等が開示されている。しかしながら、これ
まで検討されてきた色素ではいまだ満足のいく耐光性を
有する色素が見いだされてなく、耐光性の更なる改良が
切望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、堅牢
性、特に耐光性に優れた新規なチオフェン構造を含む色
素、及び該色素を用いた感熱転写材料を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、 1.下記一般式(1)で表されることを特徴とする色
素、
【0006】
【化2】 式中、Aは少なくともカプラー成分を表し、Dとカプラ
ー成分の活性点で結合しており、Dは窒素原子又は=C
H−を表す。R、Rはそれぞれ独立に、水素原子、
置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよ
いアリール基、置換基を有してもよいヘテロ環基を表
し、R、Rは互いに結合し環を形成してもよい。R
はアルキル基、アリール基、アルキルアミノ基、ジア
ルキルアミノ基、アリールアミノ基、ジアリールアミノ
基、ハロゲン原子、アルキルチオ基、アリールチオ基を
表す。Rは水素又はチオフェン環に置換可能な置換基
を表す。
【0007】2.支持体上に上記1記載の色素を含有す
る層を有することを特徴とする感熱転写材料、の各々に
より達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細について説明
する。先ず、下記一般式(1)で表される色素について
説明する。
【0009】
【化3】 、Rはそれぞれ独立に、水素原子、置換基を有し
てもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール
基、置換基を有してもよいヘテロ環基を表し、R、R
は互いに結合し環を形成してもよいが、R、R
共にアルキル基であることが好ましく、この場合も
、Rは互いに結合し環を形成してもよい。具体的
には、置換基を有してもよいアルキル基としては、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、ヒドロキシエチル
基、メタンスルフォニルアミノエチル基、シアノエチル
基等が挙げられる。置換基を有してもよいアリール基と
しては、置換基を有してもよいフェニル基が具体例とし
て挙げられ、この場合の置換基としては、アルキル基、
アルコキシ基、ハロゲン原子、アシルアミノ基、アシル
オキシ基、カルバモイル基、オキシカルボニル基等が挙
げられる。置換基を有してもよいヘテロ環基としては、
ピリジル基、チエニル基、フリル基、オキサゾリル基、
イミダゾリル基等が具体例として挙げられる。Dは窒素
原子又は=CH−を表すが、窒素原子であることがより
好ましい。Rはアルキル基、アリール基、アルキルア
ミノ基、ジアルキルアミノ基、アリールアミノ基、ジア
リールアミノ基、ハロゲン原子、アルキルチオ基、アリ
ールチオ基を表す。Rは水素又はチオフェン環に置換
可能な置換基を表すが、この場合の置換基としては、ア
ルキル基、アリール基、アルキルアミノ基、ジアルキル
アミノ基、アリールアミノ基、ジアリールアミノ基、ア
ルコキシ基、ハロゲン原子、アシル基、アシルアミノ
基、アシルオキシ基、カルバモイル基等が挙げられる。
【0010】式中、Aはカプラー成分を表し、Dとカプ
ラー成分の活性点で結合している。ここで言うカプラー
成分とは、p−フェニレンジアミン系化合物と酸化カッ
プリングするカプラー成分のことであり、活性メチレン
化合物、活性水素を有する化合物、フェノール類、ナフ
トール類が挙げられる。好ましいAとしては、下記の一
般式(2)から(8)が挙げられる。
【0011】
【化4】
【0012】一般式(2)中、Rは置換基を有しても
よいカルバモイル基またはシアノ基を表し、Rは置換
基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいア
リール基、置換基を有してもよいヘテロ環を表す。*印
のついた炭素原子が活性点である。
【0013】一般式(3)中、RはRと同義であ
り、Rは置換基を有してもよいアルキル基、置換基を
有してもよいアリール基、置換基を有してもよいヘテロ
環、アシルアミノ基、アニリノ基、アミノ基、アルキル
オキシ基、シアノ基、カルバモイル基、アルコキシカル
ボニル基、アリールオキシカルボニル基を表す。*印の
ついた炭素原子が活性点である。
【0014】一般式(4)中、R、R10はRと同
義である。*印のついた炭素原子が活性点である。
【0015】一般式(5)中、R11、R12はR
同義である。*印のついた炭素原子が活性点である。
【0016】一般式(6)中、R13は置換基を有して
もよいアルキル基、アシルアミノ基、ハロゲン原子、ウ
レイド基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオ
キシカルボニルアミノ基を表す。pは1ないし4を表
す。*印のついた炭素原子が活性点である。
【0017】一般式(7)中、R14はアシルアミノ
基、スルフォニルアミノ基、ウレイド基、カルバモイル
基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカ
ルボニルアミノ基、アミノ基、アルキル基を表わし、q
は1ないし3を表す。*印のついた炭素原子が活性点で
ある。
【0018】一般式(8)中、R15、R16はR
同義である。*印のついた炭素原子が活性点である。以
下に、一般式(1)のAとして好ましい具体例を示す。
【0019】
【化5】
【0020】
【化6】
【0021】
【化7】
【0022】
【化8】
【0023】以下に本発明の一般式(1)で表される色
素の具体例を示すが、本発明はこれらに限定されない。
【0024】
【化9】
【0025】
【化10】
【0026】
【化11】
【0027】
【化12】
【0028】本発明の一般式(1)で表される化合物は
以下の文献を参考にいくつかの合成経路から合成したさ
れるチオフェン化合物とカプラー成分から常法により合
成することができる。 J.A.Barth et al,J.Prakt.C
hem.,325(1983),pp168 J.Meijer et al,Rec.Trav.C
hem.,92(1973),pp1331 D.Spinelli et al,J.C.S.Pe
rkin II,(1975),pp620 J.Snyder et al,J.Amer.Che
m.Soc.,79(1957),pp2556 S.B.Chantal et al,J.Heter
ocycl.Chem.,28(1991),pp41
1 以下にチオフェン化合物の合成経路の例を示す。
【0029】
【化13】
【0030】以下に一般式(1)で表される化合物の具
体的合成例を示す。 色素(B8)の合成 化合物S5を10.0g、化合物S10を13.0g
を、メタノール200mlに加え、室温にて攪拌した。
さらに、炭酸カリウム21.0gを水60mlに溶解し
た溶液を加えた。ここに、ペルオキソ硫酸ナトリウム
(Mw228)25.0gを水150mlに溶解した溶
液を滴下した。滴下後さらに1時間室温にて攪拌した
後、生成した色素を酢酸エチルにて抽出した。この酢酸
エチル溶液を飽和食塩水で洗浄した後、酢酸エチルを留
去した。これをシリカゲルカラム精製後、アセトニトリ
ルにて再結晶を行い目的の色素(B8)9.8gを得
た。
【0031】
【化14】
【0032】次に本発明の色素を含有する感熱転写材料
について説明する。本発明の色素を含有する感熱転写材
料は、好ましくは支持体に少なくとも色素及びバインダ
ーからなる色素含有層を有する。色素の含有量は支持体
1m当たり0.05〜10gが好ましい。
【0033】バインダーとしては、アクリル樹脂、メタ
クリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリス
ルホン、ポリエーテルスルホン、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルアセタール、ニトロセルロース、エチル
セルロース等の溶剤可溶性ポリマーが好ましい。これら
のバインダーは、1種又は2種以上を溶媒に溶かして用
いるだけでなく、ラテックス分散の形で使用してもよ
い。バインダーの使用量としては、0.1〜20gが好
ましい。また、支持体1m当たり色素量に対するバイ
ンダー量は0.5倍〜2倍であることが好ましい。
【0034】前記色素含有層は本発明の色素をバインダ
ーと共に溶解することによって、或いは溶媒中に微粒子
状に分散させることによって感熱転写層形成用インク液
を調整し、該インクを支持体上に塗布して適宜に乾燥す
ることにより形成することができる。色素含有層の厚さ
は乾燥膜厚で0.1〜10μmが好ましい。
【0035】支持体としては、寸法安定性がよく、記録
の際、感熱ヘッド等の加熱に耐えうるものであればよい
が、コンデンサー紙、グラシン紙のような薄葉紙、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカーボネー
トのような耐熱性のプラスチックフィルムが好ましく用
いられる。支持体の厚さは2〜30μmが好ましく、ま
た支持体にはバインダーとの接着性の改良や、色素の支
持体への転写、染着を防止する目的で選択されたポリマ
ーからなる下引き層を有することが好ましい。更に、支
持体の裏面(色素含有層と反対側)には、ヘッドが支持
体に粘着するものを防止する目的でスリッピング層を有
してもよい。
【0036】本発明の色素を含有する感熱転写材料をフ
ルカラー画像記録が可能な感熱転写材料に適用するに
は、イエロー色素を含有するイエロー感熱転写層、マゼ
ンタ色素を含有するマゼンタ感熱転写層、シアン色素を
含有するシアン感熱転写層の少なくとも合計3層を支持
体上の同一表面上に順次繰り返して塗設することが好ま
しい。また、必要に応じて他に黒色画像形成物質を含む
感熱転写層の合計4層が同一表面上に順次に繰り返して
塗設されてもよい。
【0037】本発明の色素を含有する感熱転写材料を用
いた記録方法としては、例えば、前記感熱転写材料の色
素含有層と後述する受像材料とを重ね合わせてから、画
像情報に応じた熱を感熱転写材料に与え、色素による画
像を受像材料上に形成することができる。
【0038】受像材料は支持体上に受像層を有するもの
が用いられる。受像材料の支持体としては、紙、プラス
チックフィルム、または紙−プラスチックフィルム複合
体等を用いることができる。具体的には支持体として
は、特開平3−54556号5ページ右上17行〜左上
11行に記載の支持体が挙げられる。受像層はポリマー
バインダーから構成される。
【0039】ポリマーバインダーとしては熱可塑性ポリ
マーが好ましく、例えば、ポリエステル樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、塩化ビニルと他のモノマー(例えば、酢酸
ビニル等)との共重合樹脂、ポリビニルブチラール、ポ
リビニルピロリドン、ポリカーボネート等の1種又は2
種以上のポリマー層を形成してなる。
【0040】
【実施例】実施例により本発明を更に具体的に説明する
が、本発明はこの実施例における形態に限定されるもの
ではない。 感熱転写材料の作製及び感熱転写画像の形成 実施例1 [インク調整]下記材料を混合して本発明に係る色素を
含有するインクを得た。 色素 B1 5g ポリビニルブチラール樹脂(BL−1、積水化学工業社製) 5g メチルエチルケトン 200ml
【0041】[感熱転写材料の作製]上記インクを厚さ
4.5μmのポリエチレンテレフタレートベース上にワ
イヤーバーを用いて乾燥後の塗布量が0.8g/m
なるように塗布、乾燥し、ポリエチレンテレフタレート
ベース上に感熱転写層を形成してなる感熱転写材料1を
作製した。なお、上記ポリエチレンテレフタレートベー
スの裏面には、スティッキング防止層としてシリコン変
性ウレタン樹脂(SP−2105、大日精化社製)を含
むニトロセルロース層が設けられている。
【0042】[受像材料の作製]紙の両面にポリエチレ
ンをラミネートした支持体(片側のポリエチレン層に白
色顔料(TiO)と青味剤を含む)の上に、受像層と
してエステル変性シリコン(付量0.15g/m)を
含むポリエステル樹脂を含むメチルエチルケトン溶液を
ポリエステル樹脂の付量が5g/mになるように塗布
し、受像材料1を得た。
【0043】[感熱転写画像の形成]前記感熱転写材料
1と受像材料1を重ね、感熱ヘッドを感熱転写材料の裏
面から当てて、下記記録条件で画像記録を行ったとこ
ろ、階調性の優れた画像(画像1)が得られた。
【0044】(記録条件) 主走査、副走査の記録密度:8ドット/mm 消費電力:0.6W/ドット 加熱時間:20msecから0.2msecの間で段階
的に加熱時間を調整。
【0045】実施例2 色素をB1からB3に代えた以外は実施例1と同様にし
て感熱転写材料2を作成し、受像材料1を使って実施例
1と同様に画像記録を行ったところ、階調性の優れた画
像(画像2)が得られた。
【0046】実施例3 色素をB1からB5に代えた以外は実施例1と同様にし
て感熱転写材料3を作成し、受像材料1を使って実施例
1と同様に画像記録を行ったところ、階調性の優れた画
像(画像3)が得られた。
【0047】実施例4 色素をB1からB6に代えた以外は実施例1と同様にし
て感熱転写材料4を作成し、受像材料1を使って実施例
1と同様に画像記録を行ったところ、階調性の優れた画
像(画像4)が得られた。
【0048】実施例5 色素をB1からB8に代えた以外は実施例1と同様にし
て感熱転写材料5を作成し、受像材料1を使って実施例
1と同様に画像記録を行ったところ、階調性の優れた画
像(画像5)が得られた。
【0049】実施例6 色素をB1からB9に代えた以外は実施例1と同様にし
て感熱転写材料6を作成し、受像材料1を使って実施例
1と同様に画像記録を行ったところ、階調性の優れた画
像(画像6)が得られた。
【0050】実施例7 色素をB1からB12に代えた以外は実施例1と同様に
して感熱転写材料7を作成し、受像材料1を使って実施
例1と同様に画像記録を行ったところ、階調性の優れた
画像(画像7)が得られた。
【0051】実施例8 色素をB1からB13に代えた以外は実施例1と同様に
して感熱転写材料8を作成し、受像材料1を使って実施
例1と同様に画像記録を行ったところ、階調性の優れた
画像(画像8)が得られた。
【0052】実施例9 色素をB1からB15に代えた以外は実施例1と同様に
して感熱転写材料9を作成し、受像材料1を使って実施
例1と同様に画像記録を行ったところ、階調性の優れた
画像(画像9)が得られた。
【0053】実施例10 色素をB1からB18に代えた以外は実施例1と同様に
して感熱転写材料10を作成し、受像材料1を使って実
施例1と同様に画像記録を行ったところ、階調性の優れ
た画像(画像10)が得られた。
【0054】実施例11 色素をB1からB19に代えた以外は実施例1と同様に
して感熱転写材料11を作成し、受像材料1を使って実
施例1と同様に画像記録を行ったところ、階調性の優れ
た画像(画像11)が得られた。
【0055】比較例 色素をB1から下記の比較化合物に代えた以外は実施例
1と同様にして比較感熱転写材料を作成し、受像材料1
を使って実施例1と同様に画像記録を行ったところ、比
較画像が得られた。なお、比較色素として、下記の構造
のものを用いた。
【0056】
【化15】
【0057】[感熱転写画像の評価] (耐光性評価)前記方法で得た反射濃度約1.0のサン
プルを、Xeフェードメーターで照射し(70000L
x、50時間)反射濃度変化率を下記のように求めた。 反射濃度変化率=(Xe照射後の反射濃度)/(Xe照
射前の反射濃度)×100 比較化合物の反射濃度変化率を100としたときの相対
値を表1に記す。
【0058】
【表1】 表1の結果から、本発明のチオフェン構造を含む色素を
含有する感熱転写材料から形成した画像は高い耐光性を
有していることが判った。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、堅牢性、特に耐光性に
優れた新規なチオフェン構造を含む色素、及び該色素を
用いた感熱転写材料を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 409/12 231 B41M 5/26 101K

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1)で表されることを特徴と
    する色素。 【化1】 式中、Aは少なくともカプラー成分を表し、Dとカプラ
    ー成分の活性点で結合しており、Dは窒素原子又は=C
    H−を表す。R、Rはそれぞれ独立に、水素原子、
    置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよ
    いアリール基、置換基を有してもよいヘテロ環基を表
    し、R、Rは互いに結合し環を形成してもよい。R
    はアルキル基、アリール基、アルキルアミノ基、ジア
    ルキルアミノ基、アリールアミノ基、ジアリールアミノ
    基、ハロゲン原子、アルキルチオ基、アリールチオ基を
    表す。Rは水素又はチオフェン環に置換可能な置換基
    を表す。
  2. 【請求項2】支持体上に請求項1記載の色素を含有する
    層を有することを特徴とする感熱転写材料。
JP9336539A 1997-11-20 1997-11-20 チオフェン構造を含む色素及び感熱転写材料 Pending JPH11152420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9336539A JPH11152420A (ja) 1997-11-20 1997-11-20 チオフェン構造を含む色素及び感熱転写材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9336539A JPH11152420A (ja) 1997-11-20 1997-11-20 チオフェン構造を含む色素及び感熱転写材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11152420A true JPH11152420A (ja) 1999-06-08

Family

ID=18300187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9336539A Pending JPH11152420A (ja) 1997-11-20 1997-11-20 チオフェン構造を含む色素及び感熱転写材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11152420A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007522134A (ja) * 2004-02-02 2007-08-09 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ケラチン染色化合物、それらを含有するケラチン染色組成物、及びそれらの使用

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007522134A (ja) * 2004-02-02 2007-08-09 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ケラチン染色化合物、それらを含有するケラチン染色組成物、及びそれらの使用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5169828A (en) Black colored thermal dye sublimation transfer donor element
JPH0330993A (ja) 熱染料昇華転写に使用する染料及び染料供与体材料
JP3997651B2 (ja) 新規色素及び画像記録材料及び感熱転写材料及びインクジェット記録液
EP0235939B2 (en) Thermal transfer printing
US4985395A (en) Dye-donor element for thermal dye sublimation transfer
EP0366963B1 (en) Thermosensitive transfer material
JPH07137455A (ja) 感熱転写による画像形成方法
JPH07166084A (ja) アゾメチン系化合物、色素、画像形成用色素、画像形成材料及び感熱転写材料
US5238903A (en) Heat-transfer dye-donating material
EP0578870B1 (en) Thiazolylazoaniline dyes for use in thermal dye sublimation transfer
JPH11152420A (ja) チオフェン構造を含む色素及び感熱転写材料
JPH11152419A (ja) ピリジン構造を含む色素及び感熱転写材料
US5260257A (en) Thermal transfer sheet
US6074440A (en) Mixture of dyes to form a black image
JPH08310135A (ja) 感熱転写記録材料及びそれを用いた感熱転写記録方法
JPH04216994A (ja) 熱染料転写に使用するための染料
JPH02208094A (ja) 熱転写色素供与材料
US5514819A (en) Oxalylamino substituted indoaniline dyes
JP3320792B2 (ja) 新規色素及び感熱転写材料
JPH0753888A (ja) 新規アゾメチン色素及び感熱転写材料
JP2565350B2 (ja) 感熱転写記録用色素
JPH06329929A (ja) 熱染料転写記録用染料及び染料供与体材料
JPH10264541A (ja) 感熱転写記録材料
JP2893131B2 (ja) 熱転写色素供与材料
JPH0672056A (ja) 熱染料昇華転写により使用するための染料供与体材料