JP2007501724A - 可変長形式オフセット印刷機 - Google Patents

Abstract

印刷機は、一又は複数の印刷ユニットを支持するフレームを備える。各印刷ユニットは、前記フレームによって片持ち支持された待避可能なインク付けモジュールと、ポンプ・インク噴射系と、前記印刷ユニットの一又は複数のプレート胴用の横側見当合わせ機構と、プレート胴スリーブの長さを延長する延長スリーブと、各ブランケット胴用ならびに前記ブランケット胴および前記プレート胴の内径の変更を提供するプレート胴用の拡張可能な層とを備える。
【選択図】 図２

Description

本発明は、概して、印刷機に関し、特に、そのような印刷機用の可変長形式オフセット印刷機およびその要素に関する。

本願は、米国合衆国連邦法第35章第119条(e)に基づき、2003年6月9日に出願された米国仮特許出願第60/477,116号に対して優先権の利益を請求するものである。

従来のオフセット印刷機は、典型的には、回転可能に支持されたプレート胴、ブランケット胴、および圧胴を備えている。インクまたはエマルジョン・インクは、プレート胴の像領域に供給され、そこから、ブランケット胴に転写され、そして最終的には、ブランケット胴と圧胴との間を通る紙または巻取紙、に転写される。知られているように、紙の両面側にブランケット胴を配置することによって、像は紙の両面側に同時に貼り付けることが可能である（しばしば、両面印刷と呼ばれる）。

典型的には、胴は、ジャーナルを形成するために中実の金属筒の端部を旋盤し、次に、各端部でのジャーナルが胴の各端部で支持フレームに取り付けられた軸受を具備することによって形成される。さらに、典型的には、ブランケット胴は、それぞれ、一対の端部を有する柔軟性のあるブランケット・シートで包まれる。シートは、端部が揃うように胴の周囲に延びている。その後、端部は、ブランケット胴の長手方向に沿ってカットされた特別な保持スリットに差し込まれる。シートの端部間のこれらのスリットおよび／または結果として生じる隙間によって引き起こされる胴における不連続性は、胴および他の印刷機要素に振動を生じさせる。これらの振動は、印刷像に否定的に衝撃を加え、印刷速度を制限するという傾向を有している。

従来のプレート胴は、ブランケット被覆剤の代わりに胴が像搬送プレートで覆われるということを除いて、よりブランケット胴のように構成される。胴に像プレートを固定するために、基礎をなす胴は、固定の隙間を備えている。

典型的には、一旦ブランケット胴およびプレート胴のサイズが選択されれば、結果としての像のサイズは、たとえば、胴、駆動ギヤ、支持フレームの向き、および他の要素を含む多くの印刷機要素を変更することなしには、変更することができない。

従来、像プレートは、より良くインクを分配するために横方向に振動する金属ローラまたはポリマー製ローラと交互になった一連のゴム製ローラによってインクを付けられていた。これらのローラは、胴の端部に取り付けられたギヤによって駆動される。胴およびインク付けローラは、印刷機フレームによって各端部で支持される。

図１を参照して、本開示の教示にしたがって構成された印刷機20が示されている。印刷機20は、一又は複数の印刷ユニット24を支持するフレーム22を備えている。４つの印刷ユニット24が図１に示されているが、印刷機20は、特定の印刷動作を提供するために必要であり得る少なくても１つあるいは多数の印刷ユニット24を備えることができる。各印刷ユニット24は、概して、紙28の経路を規定する中心軸26に対して好ましくは対称である。中心軸26に沿って縦断する紙28の両面に印刷するために、各印刷ユニット24は、中心軸26の各側に、印刷モジュール30と、インク付けモジュール32と、緩衝モジュール34とを備えている。各インク付けモジュール32は、印刷モジュール30にインクを供給するために、印刷中にその対応する印刷モジュール30に係合する。緩衝モジュール34は、リソグラフ印刷処理を生じさせるために水溶液を提供する。

図２を参照して、印刷ユニット24のうちの１つが、そのインク付けモジュール32のうちの１つだけ備えるものとして詳細に示されている。印刷ユニット24は、印刷準備動作が行なわれる操作側36を有している。さらに、印刷ユニット24は、次に記述される様々な要素の駆動機構が配置されることが可能な駆動側38を有している。フレーム22は、操作側36および駆動側38を分離し、ここで記述される印刷ユニット24の要素を支持している。印刷モジュール30は、一対のブランケット胴40aおよび40bと、一対の対応するプレート胴42aおよび42bとを備えることが可能である。開示された例によれば、ブランケット胴40aおよび40bのそれぞれと、プレート胴42aおよび42bのそれぞれとは、フレーム22に回転可能に片持ち支持されている。

プレート胴42aおよび42bのそれぞれは、対応するインク付けモジュール32と接触し、調整された量のインクをインク付けモジュール32から受け取る。各プレート胴42aおよび42bは、それぞれ、対応するブランケット胴40aおよび40bと回転接触している。したがって、各プレート胴42aおよび42bは、それぞれ、その外面から、対応するブランケット胴40aおよび40bの外面にインクを転写する。各プレート胴42aおよび42bは、その外面に各プレート胴42aおよび42bの外面上のインクによって、対応するブランケット胴40aおよび40bの外面に転写する像を有している。ブランケット胴40aおよび40bは、２つのブランケット胴40aおよび40b間の中心軸26に沿って縦断する巻取紙28と接触するために互いに反対に回転するときに、ブランケット胴40aおよび40bの外面は、それぞれ、紙28の各側に像を与える。

インク付けモジュール32（１つのインク付けモジュール32だけが図２に示されている）は、印刷中にプレート胴42aにインクを供給する。付加的な、同様のあるいは相違するインク付けモジュールが提供されることが可能であることは理解されるであろう。インク付けモジュール32は、印刷モジュール30に向かって、また印刷モジュール30から離れるように移動することが可能であるように、フレーム22に移動可能に取り付けられたインク付けモジュール・フレーム46を備えている。したがって、インク付けモジュール・フレーム46は、インク付けモジュール32が印刷モジュール30と機能的に係合することができる、機能的に係合した位置と、インク付けモジュール32が印刷モジュール30から離脱される、退避した位置（図２に示される）との間で移動することができる。印刷モジュール30からインク付けモジュール32を待避することは、オペレータが印刷様式を変更するために印刷モジュール30にアクセスすることを可能にする。

フレーム22は、インク付けモジュール・フレーム46をフレーム22上に移動可能に且つ片持ち支持する、支持路48あるいは他の適切な経路または軌道を備えている。開示された例によれば、支持路48は、直線状である。しかしながら、支持路48は、湾曲するか、曲線からなるか、あるいは任意の他の適切な経路形状であることも可能である。支持路48は、公知の支持要素または他の適切な方法の使用によってインク付けモジュール・フレーム46を移動可能に支持する。たとえば、インク付けモジュール・フレーム46は、支持路48内に確実に収容することができる、軸受に支持された一列のローラ（図示せず）を備えることができる。したがって、支持路48は、機能的に係合した位置と、退避した位置との間でのインク付けモジュール・フレーム46の移動を提供するために、軸受支持ローラ用の軌道として作用することができる。

印刷モジュール30に対してインク付けモジュール・フレーム46に動力を与え、且つ、調整可能な移動を提供するために、フレーム22は、駆動ネジ機構50を備えている。駆動ネジ機構50は、支持路48と平行に配され、望まれるときに所定の位置に回転するようにモータ（図示せず）に結合されたネジ52を備えている。インク付けモジュール・フレーム46は、ネジ52が縦断する、内部にネジ切リされたスリーブ54を備えている。したがって、モータ（図示せず）でネジ52を回転することによって、機能的に係合した位置と退避した位置との間でインク付けモジュール32を移動することができる。他の機構がインク付けモジュール32を機能的に係合且つ待避するために利用されることも可能である。

インク付けモジュール32は、ファウンテン・ローラ58（図３に示される）にインクを転写するインク噴射系56（図３に示される）を備えることが可能である。ファウンテン・ローラ58は、該ファウンテン・ローラ58からフォーム・ローラ62（図１に示される）にインクを転写する複数のインク転写ローラ60に結合されることが可能である。フォーム・ローラ62は、プレート胴40aにインクを順次転写することができる、ブランケット胴42aにインクを転写するプレート胴42aに回転可能に結合されることが可能である。インク転写ローラ60は、ファウンテン・ローラ58からフォーム・ローラ62に転写されるインクの量を制御するように、また、フォーム・ローラ62上のインクの分布を制御するように作用することが可能である。ファウンテン・ローラ58、インク転写ローラ60、およびフォーム・ローラ62は、インク付けモジュール駆動モータ64によって駆動されることが可能である。

図３−図５を参照して、インク付けモジュール32のインク噴射系56が詳細に示される。インク噴射系56は、インク・レール66と、該インク・レール66に接続され、複数のインク・バルブ70を具備するインク・バルブ・ハウジング68と、該インク・バルブ・ハウジング68に接続される分流器アセンブリ72と、該分流器アセンブリ72に接続されたインク供給マニホールド74と、インク供給部（図示せず）からインク供給マニホールド74にインクを圧送するインク・ポンプ76とを備えている。

インク・ポンプ76は、加圧したインクをインク供給マニホールド74に供給する。インク・ポンプ76は、インク・ポンプ駆動部78によって駆動されることができる。インク供給マニホールド74は、マニホールド入口80から加圧したインクを受け、そして、加圧したインクを分流器アセンブリ72の全長に亘って供給する。分流器アセンブリ72は、共にディジー・チェーンされた複数のギヤ82を備え、自由に回転することができる（つまり、受動ギヤである）。ギヤ82は、加圧したインクの量に比例して動く容積式ポンプとして作用する。これに加えて、ギヤ82は、互いに直線状に結合されているので、全体として精密分流器として作用する。言い換えれば、１つのギヤ82が回転するとき、すべてのギヤ82が同じ量だけ回転するであろう。したがって、ギヤ82は、インクの圧力に拘わらず、分流器アセンブリ72の全長に沿って流れを分割する。つまり、分流器アセンブリ72は、バルブ70にインクの実質的に均一な流れを供給する。

インク・レール66は、ファウンテン・ローラ58に隣接して位置し、ファウンテン・ローラ58の長手方向軸83と平行にされることが可能である。インク・レール66は、桁85（図５に示される）に対応するインク・オリフィス（図示せず）を通じて桁85のファウンテン・ローラ58上へのインクの転写を提供する。各インク・オリフィス（図示せず）は、インク・バルブ70の１つに対応する。したがって、インク・バルブ70の個数は、ファウンテン・ローラ58上に蓄積されるインク桁85の個数に対応する。図４に示されるように、各インク・バルブ70は、一対のソレノイド・コイル84および86によって操作可能である。ソレノイド・コイル84の一方は、対応するインク・バルブ84を作動させ、他方のソレノイド・コイル86は、インク・バルブ70の非作動位置への戻りを提供する。図５に示されるように、各インク・バルブ70内のインクは、インク・バルブ70が非作動位置にあるときには、分流器アセンブリ72に戻される。これに代えて、各インク・バルブ70は、圧縮空気で作動することもでき、それから、そのインク・バルブ70への供給は、ソレノイド・コイル84および86によって制御されることが可能である。しかしながら、これに代えて、各インク・バルブ70は、バルブを作動させる単一のソレノイドと、非作動位置にバルブを戻すリターン・スプリングで操作可能とすることもできる。

ソレノイド84に電力が供給されるとき、インク・バルブ70は「オン」位置にされ、それによってインクをインク・バルブ・ハウジング68からインク・レール66に導く。インク・レール66は、対応するオリフィス（図示せず）を通じて、その後、ファウンテン・ローラ58上に蓄積されるようにインクを導く。ソレノイド84に電力が供給されないときには、ソレノイド86には、バルブ70を戻し、且つ、「オフ」位置に維持するように電力が供給される。バルブ70は、「オフ」位置にあるときには、インクをインク・レール66に導かず、インク・マニホールド74の吸込側にインクをバイパスして戻す。

印刷機20は、インク・バルブ70を操作する制御系（図示せず）を備えることが可能である。インク・バルブ70は、運転中、調整されたパルス・レートでオン／オフされ、そして、その「オン」時間は、印刷濃度機能として制御される。たとえば、もし印刷が多くのインクを要求する高密度である場合には、制御系は、低印刷濃度である桁よりも多くのインクを、与えられた桁のインク・レール66に供給するであろうときの時間長さだけインク・バルブ70を開けるであろう。インク噴射系56は、所定時間一連のインクの噴射をファウンテン・ローラ58に供給するデジタル系である。インク・バルブ70がインクをファウンテン・ローラ58上に蓄積するインク・バルブの操作および方法は、米国特許第5,027,706号に開示されており、それは参照によってここに援用される。

ファウンテン・ローラ58からフォーム・ローラ62にインクを転写する間そのインクを分配するために、インク転写ローラ60は、ギヤによって、または偏心軸受（図示せず）に取り付けられることによって振動されることが可能である。したがって、インク転写ローラ60の振動は、軸受の偏心に依存し、インク転写ローラ60の回転速度に比例する。しかしながら、図２を参照して、インク転写ローラ60の速度あるいは該インク転写ローラ60が取り付けられることが可能なあらゆる偏心軸受またはギヤの速度とは無関係なインク転写ローラの調整された振動を提供するために、インク付けモジュール32は、振動モジュール88を備えている。振動モジュール88は、インク付けモジュール・フレーム46に取り付けられた一対の振動モータ90を備えている。振動モジュール88は、さらに、インク付けモジュール駆動モータ64を収容している。各振動モータ90は、インク転写ローラ60の２つの非回転軸92および94の１つに沿ったインク転写ローラ60の振動を提供する。したがって、図２に示されるように、各振動モータ90は、それぞれ、対応する非回転軸92および94に沿ってインク付けモジュール・フレーム46に取り付けられている。

各振動モータ90の操作変数は、インク転写ローラ60に特定の振動特性を与えるために調整されることができる。そのような操作変数は、モータの速度、振幅および位相を含むことができる。これに加えて、これらの振動モータ90によって生成される振動間の位相関係は、インク転写ローラ60の振動に対する制御を提供する付加的な操作変数になることができる。インク転写ローラ60の位相変動は、フレーム22に作用する横方向の慣性力を最小化することができる。印刷機20は、インク転写ローラ60用の特定の振動特性を提供するために、各振動モータ90の上記変数を制御することができる制御系（図示せず）を備えることができる。

図６を参照して、プレート胴42aおよびその対応するプレート胴駆動機構100、ならびにブランケット胴40aおよびその対応するブランケット胴駆動機構101が詳細に示される。プレート胴42aの駆動機構100は、駆動モータ102と、第１の変速装置104と、第２の変速装置106と、横側カバー110に収容される横側見当合わせ機構108とを備えている。駆動モータ102は、第１の変速装置104と、第２の変速装置106と、横側見当合わせ機構108とを通じてプレート胴軸111を回転させる。

駆動機構100は、次のように、フレーム22に取り付けられる駆動機構100の上記の要素のそれぞれによって、また互いによって片持ち梁方式でフレーム22に支持される：横側カバー110は、フレーム22に取り付けられる；第２の変速装置106は、横側カバー110に取り付けられる、 第１の変速装置104は、第２の変速装置106に取り付けられる；そして、駆動モータ102は、第１の変速装置104に取り付けられる。下記のように、第１の変速装置104および第２の変速装置106は、駆動モータ102の速度を減じる一方、横側見当合わせ機構108は、図６に矢印112で示されるようなプレート胴42aの横方向の見当合わせを提供している。

図７を参照して、第１の変速装置104は、駆動モータ102のモータ軸116に取り付けられた第１の動力伝達ギヤ114を備えている。第１の動力伝達ギヤ114は、該第１の動力伝達ギヤ114の直径より大きい直径を有した第１のリング・ギヤ118に噛み合う。したがって、第１の変速装置104は、第１の動力伝達ギヤ114の直径に対する第１のリング・ギヤ118の直径の比によって軸速度を減じる。開示された例においては、第１の変速装置は、２：１の減速を提供している。第１のリング・ギヤ118は、動力伝達軸120に結合されている。動力伝達軸120は、第２の変速装置106を通じて延び、一対の軸受122を備えた第２の変速装置106によって回転可能に支持されている。動力伝達軸120は、第２の動力伝達ギヤ124の直径よりも大きい直径を有した第２のリング・ギヤ126に噛み合う第２の動力伝達ギヤ124を備えている。したがって、第２の変速装置106は、第２の動力伝達ギヤ124の直径に対する第２のリング・ギヤ126の直径の比によって軸速度を付加的に減じる。開示された例においては、第２の変速装置は、２：１の減速を提供している。第２のリング・ギヤ126は、繋ぎカラー128に繋がり、横側カバー110の内部に延び、プレート胴軸111を回転させるようにプレート胴軸111に取り付けられている。したがって、第１の変速装置104および第２の変速装置106は、４：１の減速でモータ軸116の回転をプレート胴軸111に全体として動力伝達する。

さて、横側見当合わせ機構108を詳細に記述する。横側カバー110は、ボルト130でフレーム22に取り付けられている。第１のレース（race）132は、一対の離隔した第１の円錐ころ軸受134によりプレート胴軸111に回転可能に取り付けられている。第１の軸受134は、第１のレース132がプレート胴軸111に対して回転することを可能にするが、第１のレース132がプレート胴軸111に対して他の方向に移動するのを阻止する。言い換えれば、プレート胴軸111および第１のレース132は、横方向に移動するときには、ロックされて共に移動する。第１のレース132の外面133は、縦方向にネジ切リされ、対応してネジ切りされた第２のレース（race）137の内面135と係合している。第２のレース137は、一対の離隔した第２の円錐ころ軸受138により横側カバー110に回転可能に結合されている。したがって、第２のレース137は、横側カバー110に対して回転することができるが、横側カバー110に対して横方向に移動することはできない。したがって、矢印112で示されるように、第２のレース137の回転が第１のレース132を横方向に移動させる。

横側見当合わせ機構108は、第２のレース137に回転可能に取り付けられたウォーム・ギヤ140を備えている。横側見当合わせ機構108は、ウォーム・ギヤ140に噛み合うネジ142をさらに備えている。ネジ142を回転させると、ウォーム・ギヤ140が回転する。ウォーム・ギヤ140の回転は、次に、プレート胴軸111に対する第２のレース137の回転を生じさせる。第１のレース132と第２のレース137との間の上記のネジ切りされた結合のために、第２のレース137の回転は、ネジ142の旋回方向に依存する横運動方向への、矢印112で示されるような第１のレース132の横方向運動を生じさせる。

上述したように、第１のレース132は、回転することができるが、プレート胴軸111に対して横方向に移動することはできない。したがって、第１のレース132の横方向運動は、さらに、プレート胴軸111の横方向運動を生じさせる。したがって、ネジ142を回転させることによって、プレート胴軸111は、ブランケット胴40aに対してプレート胴42aの横方向位置を調整することができるように、横方向に移動されることができる。さらに、第２のリング・ギヤ126、第２の動力伝達ギヤ124、動力伝達軸120、第１のリング・ギヤ118、第１の動力伝達ギヤ114、および駆動モータ102のすべてがプレート胴軸111に結合されているので、前述の共に結合された要素もまた操作の際にプレート胴軸111と共に横方向に移動する。プレート胴42aの上記の横側見当合わせのためのネジ142の回転を供給するために、ネジ142は、サーボモータ（図示せず）に結合されることができる。これに加えて、横側見当合わせ機構108は、プレート胴軸の正確な横方向運動制御を提供するために、サーボモータに結合された制御系を備えることが可能である。

図６を参照して、ブランケット胴40aは、１組のリニア軸受204を備えたフレーム22に片持ち支持された基部202を有するブランケット胴マンドレル200を備えている。リニア軸受204は、ブランケット胴40aおよび40bがフレーム22において直線移動することができるように配置されている。ブランケット胴マンドレル200は、ブランケット胴軸211を支持する中央開孔206をさらに備えている。ブランケット胴軸211は、中央開孔206内で回転し、１組の第１の軸受222および１組の第２の軸受224でブランケット胴シェル220に結合されている。ブランケット胴シェル220は、ブランケット・スリーブ226（図８に示される）を確実に支持している。プレート胴42aは、偏心基部232を有したプレート胴マンドレル230を備えている。偏心基部232は、フレーム22に片持ち支持されている。偏心基部232は、フレーム22に対するプレート胴42aの所望の位置を提供するためにフレーム22に取り付けられるときに回転する。プレート胴42aの所望の位置が達成されるときに、偏心基部はフレーム22に固定される。プレート胴マンドレル230は、プレート胴軸111を支持する中央開孔236をさらに備えている。プレート胴軸111は、中央開孔236内で回転し、１組の第１の軸受242および１組の第２の軸受244によりプレート胴シェル240に結合されている。プレート胴シェル240は、プレート・スリーブ246（図１０に示される）を確実に支持している。ブランケット胴40aおよびリニア軸受204、プレート胴42a、ならびに上記の軸受222，224，242および244の構造的・操作上の特徴のより詳細な記述は、米国特許第6,318,257号に開示されており、それは参照によってここに援用される。

図８および図１０を参照して、ブランケット・スリーブ226およびプレート・スリーブ246をそれぞれ詳細に示す。ブランケット・スリーブ226は、外側層として、拡張可能な層260、圧縮可能な層262、フィラー層264、およびブランケット266を備えている。プレート・スリーブ246は、拡張可能な層260、圧縮可能な層262、およびフィラー層264をさらに備えている。しかしながら、プレート・スリーブ246は、外側層としてプレート268を備えている。拡張可能な層260は、ブランケット・スリーブ226およびプレート・スリーブ246の内径の変動性を提供するように拡張可能である。下記において明白になるように、ブランケット・スリーブ226およびプレート・スリーブ246の内径のそのような変動性は、ブランケット・スリーブ226およびプレート・スリーブ246が、それぞれ、ブランケット胴シェル220およびプレート胴シェル240に設置され、また、これらから取り外されるのを可能にする。

拡張可能な層260は、ファイバーグラス、ポリマーなどのような拡張可能な材料から構成されることができる。開示された例においては、拡張可能な層260は、ファイバーグラスから構成される。圧縮可能な層262は、フォーム・ラバーのような圧縮可能な材料から構成される。圧縮可能な層262は、ブランケット・スリーブ226およびプレート・スリーブ246の内径を変更するために、拡張可能な層260が拡張することができる空間を占めている。フィラー層264の材料は、印刷動作中にブランケット266またはプレート268を支持するために硬質なものであるべきである。したがって、フィラー層264は、硬質な金属またはプラスチックから構成されることができる。フィラー層264の厚さの変更によって、ブランケット・スリーブ226またはプレート・スリーブ246の外径を所望のように変更することができる。図１０に示されるように、プレート・スリーブ246のフィラー層264は、プレート268の、内方に角度の付いた端部269の支持のために内側に拡大した隙間267を含んでいる、したがって、プレート268の内方に角度の付いた端部269は、プレート268をフィラー層264に確実に取り付けるために、隙間267に固定されることができる。

ブランケット・スリーブ226の内径は、運転中にブランケット胴シェル220を確実に取り付けるためにブランケット胴シェル220と摩擦係合するように、ブランケット胴シェル220の直径に関連するサイズとなっている。同様に、プレート胴スリーブ246は、印刷動作中にプレート胴シェル240を確実に取り付けるためにプレート胴シェル240と摩擦係合するように、プレート胴シェル240の直径に関連するサイズとなっている。ブランケット胴シェル220およびプレート胴シェル240の全表面あるいはその一部は、複数の空気バルブ270を備えることが可能であり、その一例は、図９に示されている。空気バルブ270は、ブランケット胴シェル220およびプレート胴シェル240の表面と面一に配置されている。空気バルブ270は、圧縮空気源に接続されており、それは、開示された例においては約100psiの圧力を有している。加えて、空気バルブ270は、空気源からの空気が空気バルブ270に流れるのを許容されるときに開いたままになり、圧縮空気源からの空気が止められたときに閉じるチェック・バルブであることが可能である。

空気バルブ270の操作は、単に、プレート胴シェル240およびプレート・スリーブ246に関してここでは記述されるであろう。しかしながら、そのような操作は、ブランケット胴シェル220に関しても同様である。圧縮空気がプレート胴シェル240の各バルブ270から径方向外方に流れるときに、空気の圧力は、拡張可能な層260を拡張し、拡張可能な層260とプレート胴シェル240との間に隙間を開ける。言い換えれば、空気の隙間は、拡張可能な層260とプレート胴シェル240との間の空気クッションを提供する。したがって、プレート・スリーブ246は、プレート胴シェル240から摺動可能に取り外すことができる。バルブ270への圧縮空気の供給が止められているときには、拡張可能な層260は、その非拡張構成に戻り、プレート胴シェル240の表面をしっかりと保持する。拡張可能な層260のプレート胴シェル240との摩擦係合は、プレート・スリーブ246をプレート胴シェル240上に固定する。したがって、バルブ270を通じて圧縮空気を送ることによって、プレート・スリーブ246は、プレート胴シェル240に設置され、且つプレート胴シェル240から取り外すことができる。

図９を参照して、プレート胴シェル240は、プレート胴シェル240の長さを越えて外方に延びる延長スリーブ280を備えることが可能である。したがって、プレート・スリーブ246は、プレート胴シェル240から完全に外方に引き出されたときに、延長スリーブ280上に支持されることができる。延長スリーブ280は、複数の空気バルブ270と、該空気バルブ270に圧縮空気を供給する空気導管282とを備えている。延長スリーブ280は、単に、プレート胴シェル240の延長部であり、上述のようにプレート胴シェル240と同様に動作する。空気導管282は、上述したように、プレート胴シェル240からプレート・スリーブ246を取り外すのに使用される圧縮空気源に接続されることが可能である。

プレート・スリーブ246が上述したように圧縮空気によってプレート胴シェル240から離脱するときに、プレート・スリーブ246は、プレート胴シェル240をちょうど越えて位置し、延長スリーブ280にのみ支持されるまで、引き出されることができる。圧縮空気の供給が止められる一方、プレート・スリーブ246が延長スリーブ280にのみ支持されるときに、プレート・スリーブ246は、延長スリーブ280上にプレート・スリーブ246を固定するために延長スリーブ280と係合する。延長スリーブ280は、プレート・スリーブ246全体へのアクセスを提供する一方、プレート・スリーブ246をプレート胴シェル240から取り外す必要なしに、プレート・スリーブ246を確実に支持する。したがって、プレート・スリーブ246の像生成操作がクリーン・ルーム環境において行なわれることができる間、プレート・スリーブ246は、延長スリーブ280に完全に支持されている。

当業者は、本開示の教示がある例に関して図示されているが、本開示をそのような例に限定する意図がないことは理解できるであろう。これとは反対に、この出願の意図は、本開示の教示の範囲以内に適正に収まるすべての変更および例を包含することにある。

本開示の教示にしたがって構成された印刷機の概略図である。 図１の印刷機の印刷ユニットの斜視図である。 本開示の教示にしたがって構成されたインク噴射系の斜視図である。 図３の領域４の拡大図である。 図３のインク噴射系の概略図である。 本開示の教示にしたがって構成された横側見当合わせ機構を備える図３の印刷ユニットの断面図である。 図６の領域７の拡大図である。 図２の印刷ユニットのブランケット胴の側断面図である。 本開示の教示にしたがって構成されたプレート胴用の延長スリーブの一部断面図である。 図２の印刷ユニットのプレート胴の正面からの断面図である。

符号の説明

20 印刷機
22 フレーム
24 印刷ユニット
28 巻取紙
30 印刷モジュール
32 インク付けモジュール
36 操作側
38 駆動側
40a，40b ブランケット胴
42a，42b プレート胴
48 支持路
50 駆動ネジ機構
52 ネジ
54 （内部にネジ切りされた）スリーブ
56 噴射インク系
58 ファウンテン・ローラ
60 インク転写ローラ
66 インク・レール
68 インク・バルブ・ハウジング
70 インクバルブ
72 分流器アセンブリ
74 インク供給マニホールド
76 インク・ポンプ
82 ギヤ
88 振動モジュール
90 振動モータ
110 横側カバー
111 プレート胴軸
108 横側見当合わせ機構
132 第１のレース
133 （第１のレースの）外面
135 （第２のレースの）外面
137 第２のレース
140 ウォーム・ギヤ
142 ネジ
200 ブランケット胴マンドレル
204 リニア軸受
206，236 中央開口
211 ブランケット胴軸
220 ブランケット胴シェル
226 ブランケット・スリーブ
230 プレート胴マンドレル
232 偏芯基部
240 プレート胴シェル
246 プレート・スリーブ
260 伸縮可能な層
262 圧縮可能な層
264 フィラー層
266 ブランケット
267 （内側に拡大した）隙間
268 プレート
269 （内方に角度の付いた端部）
270 空気バルブ
280 延長スリーブ
282 空気導管

Claims (31)

1. フレームと、
   該フレームに取り付けられ、前記フレームに片持ち支持された複数の機能的に結合した胴を具備する印刷胴モジュールと、
   前記フレームに片持ち支持され、前記印刷胴モジュールに機能的に結合された位置と前記印刷胴モジュールから待避した位置との間の経路を移動可能なインク付けモジュールとを備える印刷機。
2. 前記経路は、前記機能的に結合された位置と前記退避した位置との間の前記インク付けモジュールの移動を支持可能に案内する支持路を具備している請求項１記載の印刷機。
3. 前記機能的に結合された位置と前記退避した位置との間の前記インク付けモジュールの移動を提供する駆動ネジをさらに具備している請求項１記載の印刷機。
4. 前記インク付けモジュールは、
   回転軸を有するインク付けローラと、
   該インク付けローラに隣接して配置され、前記回転軸と実質的に平行にされたインク・レールと、
   該インク・レールに隣接して配置され、前記回転軸に沿って分配された複数のインク・バルブと、
   各インク・バルブにインクを供給するために前記インク・バルブに結合された分流器と、
   該分流器にインクを供給するインク・ポンプとを具備している請求項１記載の印刷機。
5. 前記インク付けモジュールは、前記インク・ポンプに接続されたインク入口から前記インクを受け入れ、前記分流器に前記インクを供給するインク供給マニホールドをさらに具備している請求項４記載の印刷機。
6. 各インク・バルブは、前記インク・レールにインクを供給するために、または、前記インク供給マニホールドに前記インクをバイパスするために移動可能である請求項１記載の印刷機。
7. 前記印刷胴モジュールは、ブランケット胴シェルに取り外し可能に取り付けられたブランケット・スリーブを有するブランケット胴と、プレート胴シェルに取り外し可能に取り付けられたプレート・スリーブを有するプレート胴とを具備し、前記ブランケット・スリーブは、前記ブランケット・スリーブと前記ブランケット胴シェルとの間に供給される圧縮空気によって前記ブランケット胴シェルから取り外し可能であり、前記プレート・スリーブは、前記プレート・スリーブと前記プレート胴シェルとの間に供給される圧縮空気によって前記プレート胴シェルから取り外し可能である請求項１記載の印刷機。
8. 前記ブランケット・スリーブは、内側に拡張可能な層と、外側層を形成するブランケットと、前記拡張可能な層と前記ブランケット層との間に配置された複数の中間層とを含む複数の層を具備し、前記中間層は、前記拡張可能な層に隣接する圧縮可能な層と、前記圧縮可能な層に隣接するフィラー層とを具備している請求項７記載の印刷機。
9. 前記プレート・スリーブは、内側に拡張可能な層と、外側層を形成するプレートと、前記拡張可能な層と前記プレート層との間に配置された複数の中間層とを含む複数の層を具備し、前記中間層は、前記拡張可能な層に隣接する圧縮可能な層と、前記圧縮可能な層に隣接するフィラー層とを具備している請求項７記載の印刷機。
10. 前記プレートは、該プレートを前記フィラー層に固定するために前記フィラー層の内側に拡大した隙間に係合するように形成された内方に角度の付いた端部を具備している請求項９記載の印刷機。
11. 印刷機用のインク噴射系であって、
    回転軸を有するインク付けローラと、
    前記インク付けローラに隣接して配置され、前記回転軸と実質的に平行にされたインク・レールと、
    該インク・レールに隣接して配置され、前記回転軸に沿って分配された複数のインク・バルブと、
    各インク・バルブにインクを供給するために前記インク・バルブに結合された分流器と、
    該分流器にインクを供給するインク・ポンプとを備える印刷機用のインク噴射系。
12. 前記分流器は、前記インク・ポンプから供給される前記インクの圧力によって駆動される複数の容積式ポンプを具備している請求項１１記載の噴射系。
13. 前記インク付けモジュールは、前記インク・ポンプに接続されたインク入口から前記インクを受け入れ、前記分流器に前記インクを供給するインク供給マニホールドをさらに具備している請求項１１記載の噴射系。
14. 各インク・バルブは、前記インク・レールにインクを供給するために、または、前記インク供給マニホールドに前記インクをバイパスするために移動可能である請求項１１記載の噴射系。
15. 操作側と駆動側とを有するフレームと、
    該フレームの前記操作側に片持ちに取り付けられたプレート胴と、
    前記フレームの前記操作側に片持ちに取り付けられたブランケット胴と、
    前記フレームの前記駆動側に取り付けられ、前記プレート胴の軸を回転させるために前記プレート胴に機能的に結合されたプレート胴駆動アセンブリと、
    前記フレームの前記駆動側に取り付けられ、前記ブランケット胴の軸を回転させるために前記ブランケット胴に機能的に結合されたブランケット胴駆動アセンブリと、
    前記プレート胴駆動アセンブリに結合され、前記プレート胴の横方向調整を提供するために前記ブランケット胴の軸に機能的に結合された横側見当合わせ機構とを備える印刷機。
16. 前記プレート胴駆動アセンブリは、プレート胴駆動モータに機能的に結合され、前記プレート胴駆動モータの回転速度とは異なる速度で前記プレート胴駆動モータによって前記プレート胴に供給される回転運動を伝達するために、前記プレート胴の前記軸に前記プレート胴駆動モータを結合する変速装置アセンブリをさらに具備している請求項１５記載の印刷機。
17. 前記変速装置アセンブリは、互いに機能的に結合された第１の変速装置および第２の変速装置を具備している請求項１６記載の印刷機。
18. 前記横側見当合わせ機構は、前記変速装置アセンブリおよび前記プレート胴駆動モータに結合され、前記横側見当合わせ機構による前記プレート胴の横方向調整は、前記変速装置アセンブリおよび前記プレート胴駆動モータの対応する横方向調整を提供する請求項１６記載の印刷機。
19. 前記横側見当合わせ機構は、
    前記フレームの前記駆動側に片持ちに取り付けられ、前記駆動側まで及ぶ前記プレート胴の前記軸の区画を収容する横側見当合わせ機構カバーと、
    一対の離隔した第１の円錐ころ軸受によって前記プレート胴の前記軸に結合され、ネジ切りされた外面を具備する第１のレースと、
    一対の離隔した第２の円錐ころ軸受によって前記カバーに結合され、前記第１のレースの前記ネジ切りされた外面に結合するネジ切りされた内面を具備する第２のレースと、
    前記第２のレースに回転可能に取り付けられ、駆動ネジに結合されたウォーム・ギヤとを具備し、
    前記駆動ネジの回転は、前記カバーにおける前記プレート胴の前記軸の横方向運動を提供する請求項１５記載の印刷機。
20. 前記駆動ネジに結合されたサーボモータを備える請求項１９記載の印刷機。
21. 前記駆動ネジに結合されたサーボモータと、前記プレート胴の横方向調整のために前記サーボモータを制御する制御系とを備える請求項１９記載の印刷機。
22. 前記ブランケット胴は、ブランケット胴シェルに取り外し可能に取り付けられたブランケット・スリーブを具備し、前記プレート胴は、プレート胴シェルに取り外し可能に取り付けられたプレート・スリーブを具備し、前記ブランケット・スリーブは、前記ブランケット・スリーブと前記ブランケット胴シェルとの間に供給される圧縮空気によって前記ブランケット胴シェルから取り外し可能であり、前記プレート・スリーブは、前記プレート・スリーブと前記プレート胴シェルとの間に供給される圧縮空気によって前記プレート胴シェルから取り外し可能である請求項１９記載の印刷機。
23. 前記ブランケット・スリーブは、内側に拡張可能な層と、外側層を形成するブランケットと、前記拡張可能な層と前記ブランケット層との間に配置された複数の中間層とを含む複数の層を具備し、前記中間層は、前記拡張可能な層に隣接する圧縮可能な層と、前記圧縮可能な層に隣接するフィラー層とを具備している請求項２２記載の印刷機。
24. 前記プレート・スリーブは、内側に拡張可能な層と、外側層を形成するプレートと、前記拡張可能な層と前記プレート層との間に配置された複数の中間層とを含む複数の層を具備し、前記中間層は、前記拡張可能な層に隣接する圧縮可能な層と、前記圧縮可能な層に隣接するフィラー層とを具備している請求項２２記載の印刷機。
25. 前記プレートは、該プレートを前記フィラー層に固定するために前記フィラー層の内側に拡大した隙間に係合するように形成された内方に角度の付いた端部を具備している請求項２４記載の印刷機。
26. フレームと、
    前記フレームに片持ち支持され、概して円筒状のプレート・スリーブを確実に支持するように構成されたプレート胴シェルを具備するプレート胴と、
    前記プレート胴シェルを延長するために前記プレート胴シェルに取り付けられた概して円筒状のスリーブ延長部とを備え、
    前記プレート・スリーブは、前記プレート・スリーブが前記プレート胴シェルから実質的に取り外されるときに、前記スリーブ延長部に確実に支持されることが可能である印刷機。
27. 前記延長スリーブは、
    該延長スリーブの外面と面一に配置された複数の空気バルブと、
    該空気バルブに圧縮空気を供給する複数の導管とを具備し、
    前記プレート・スリーブは、前記空気バルブが開いているときに前記延長スリーブから解放され、前記空気バルブが閉じているときに前記延長スリーブに確実に取り付けられる請求項２６記載の印刷機。
28. 前記空気バルブは、前記圧縮空気が止められているときに閉じるチェック・バルブである請求項１９記載の印刷機。
29. フレームと、
    印刷胴モジュールと、
    該印刷モジュールと機能的に結合され、回転軸と、少なくとも１つの第１の非回転軸とを有する少なくとも１つのインク付けローラを具備するインク付けモジュールと、
    前記インク付けローラを前記第１の非回転軸に対して振動させるために前記インク付けローラに機能的に結合された第１の振動モータとを備える印刷機。
30. 前記インク付けローラを第２の非回転軸に対して振動させるために前記インク付けローラに機能的に結合された第２の振動モータをさらに備える請求項２９記載の印刷機。
31. 前記第１の振動モータは、操作変数を有し、前記第２の振動モータは、操作変数を有し、前記第１の振動モータの操作変数および前記第２の振動モータの操作変数は、前記インク付けローラに特定の振動特性を提供するために調整可能である請求項３０記載の印刷機。

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