JPS62216746A - 印刷機のインクメ−タ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） 本発明は印刷機に関し、より具体的にはリングラフイッ
ク　オフセット印刷機のメータロールシステムに関する
ものである。

〈従来の技術） 商業的な高級パンフレット、雑誌等を印刷するのにリソ
グラフィツク　オフセット　プレスのような印刷機を用
いることが当該分野で広く知られている。例えば、ニュ
ーヨーク、マウントベルノンにあるハンツチョー　イン
コーホレーテッドが商標名ｒＭＡＲＫ１０Ｊのもとで販
売しているロールベーパを供給する方式のリソグラフィ
ツクオフセットプレスが例示される。これら印刷機は複
数の印刷ユニットを含んでおり、各印刷ユニットは印刷
作業に用いられる版の一つに色を供給するインク溜め（
ｉｎｋ　ｆｏｕｒ＋Ｌａ１ｎ）を有している。

印刷機は一般的に一つ又は二つ以上のロール紙を一度に
印刷することが出来る。各々のロール紙を印刷するため
に、上部インク溜めと下部インク溜めが設けられインク
が夫々の印刷版に供給される。色は三つの基本色、即ち
、マゼンタ、シアンブルーとイエローの３種によってそ
の信金ての色をｆヤりだすことが出来るから、ブラック
を第４番目の色として用い、４種類のカラーインク溜め
を必要とするだけである。各ロール紙は両面に印刷され
るから、４枚の版（及び４つのインク溜め）が各ロール
紙の上側に順次設けられ、４枚の版（及び４つのインク
溜め）が各ロール紙の下側に順次設けられる。８枚の版
が１組にされて、シグネチュア（ｓｉｇｎａｔｕｒｅ）
を印刷するのに用いられる版の数となる。

各インク溜めに含まれるインク溜めロール（ｉ　ｎ　ｋ
ｆｏｕｎＬａｉｎ　ｒｏｌｌ）は１枚の版と連繋してお
り、メータロール（ｍｅｔｅｒｉｎｇ　ｒｏｌｌ）及び
一連の中間ロールを通じてインクは夫々の版に供給され
る。中間ロールには、メータロールとインクを供給すべ
き版との間に、一連の第１のディストリビューションロ
ール、波動ディストリビューションロール、第２のディ
ストリビューションロール、インクバイブレータロール
とインクフオームロールを含むものでよい。

メータロール、第１のディストリビューションロール及
び波動ディストリビューションロールは軸の上に回転可
能に取り付けられ、軸の端部は側部ブラケットに繋がっ
ている。側部ブラケットは、被動ディストリビューショ
ンロールの軸のすぐ上方の位置にて機械フレームに担止
され、これによってメータロール、ディストリビューシ
ョンロール及び被動ディストリビューションロールの全
てがスローオフ（ｔｈｒｏｗ−ｏｆｆ）ｖ１構によって
回動することが出来、例えば、印刷機をインクの無いア
イドルモードにて運転することが望ましいときメータロ
ールをインク溜めロールから遠ざけることが出来る。

インク溜めロールとメータロールとの間は常に適切なギ
ャップを維持し、′ａ量のインクが版に移るようにする
ことが大切である。この点について、従来のシステムで
はスローオフ機構の上に平行調節手段を設け、計量ロー
ル即ち、メータロールがインク溜めロールと確実に平行
になるようにしてする固定止め具が含まれ、側部ブラケ
ットと接触させて例えば０．００３インチのギャップに
調節するものである。

メータロールの全長に亘ってギャップを設定するには、
スローオフ機構を回し、インク溜めロールに対してメー
タロールの位置決めをする。このとき、側部の固定止め
具が両方とも後退し、平行にする操作を行なうことが出
来る。スローオフ機構の平行調節は、メータロールがイ
ンク溜めロールと平行になるように、且つメータロール
の全長に亘ってメータロールがインク溜めロールと積極
的に干渉又は接触するように調節される。次に、２つの
固定止め具を調節してメータロールの調節を行ない、メ
ータロールの全長に亘って約０．００３インチの均一な
ギャップにする。

次に、止め具が側部ブラケットと接触していることを確
認する。これによってスローオフ機構揚は正しく作動す
る。

しかし乍ら、このようなシステムは段取りに時この様な
システムの場合、一定時間運転した後、ギャップを確実
に一定に維持するには更に調節を行なう必要がある。更
に又、インク溜めロールとメータロールとの間は一定寸
法だけ離れているので、例えばインク溜めロール又はメ
ータロールが中心軸からずれてこれ等ロールの回転に片
寄りが生じた時、メータロール及びインク溜めロールの
回転中にギャップは変化することになる。これは、印刷
工程に必要なインクの移動型に変化をもたらすことにな
る。

発明の目的及び要約 本発明は、インク溜めロール又はメータロールが偏心し
て回転すると否とに拘わらず、インク溜めロールとメー
タロールとの間のギャップを一定に保つことの出来る印
刷機のメータロールシステムを明らかにすることを目的
としている。

本発明は、インク溜めロールとメータロールとの間のギ
ャップ調節に際して、従来のシステムで必要とされた時
間の無駄と複雑な操作をなくした、印刷機のメータロー
ルシステムを明らかにすることをもうひとつの目的とす
る。

本発明は、インク溜めロールとメータロールとの間のギ
ャップが確実に一定に維持されるようにするための調節
作業を必要としない、印刷機のメータロールシステムを
明らかにすることを更に目的としている。

本発明は比較的安価で使用及び製造が容易な印刷機のメ
ータロールシステムを明らかすることを更に又目的とし
ている。

本発明にあっては、印刷版にインクを供給するメータロ
ールシステムは、印刷版にインクを供給する回転可能な
複数の中間ロールと、複数の中間ロールにインクを供給
する回転可能なメータロールと、メータロールにインク
を供給する回転可能なインク溜めロールと、インク溜め
ロールとメータロールとの間のギャップを一定に保つた
めのリング手段とを具えており、リング手段はメータロ
ールよりも直径が大きい２つのリングを含み、該リング
はメータロールの両端に回転可能に取付けられ、インク
溜めロールの円筒状の両端部と転動可能に接触している
。

本発明についての上記及びその他の目的、特徴及び利点
は添付の図面に関連して記載した以下の詳細な説明から
用意に明白なものとなるであろう。

望ましい実施例の詳細な説明 詳細に示した図面に関し、先ず第１図及び第２図に基づ
き、インク溜めを有するスチール製のインク溜めロール
（１２）に連繋した公知のメータロールシステム（１０
）について先ず説明する。図示の如く、インク溜めロー
ル（１２）は中心軸（１４）に回転可能に取付けられ、
容器（１６）からインクが供給される。

メータロールシステム（１０）はぎざぎざの付いたスチ
ール又は滑らかな銅メッキを施したメータロール（１８
）を含み、該メータロールは中心軸（２０）に回転可能
に取り付けられ、インク溜めロール（１２）からインク
を受ける。メータロール（１８）はインク溜めロール（
１２）と平行になるよう調節され、充分小さなギャップ
（２２）、例えば０．００３インチ離して設ける。これ
によってインクはインク溜めロール（１２）からギャッ
プを通りメータロール（１８）に移動させることが出来
る。インク溜めロール（１２）から送られるインク量は
ギャップの大きさによって変化する。

ゴムで被覆したディストリビューションロール（２４）
は中心軸（２６）に回転可能に取付けられ、メータロー
ル（１８）接触して転動する。ディストリビューション
ロール（２４）はメータロール（１８）に対して適当な
大きさの圧力が加わるように調節され、これによってイ
ンクはメータロール（１８）から供給される。

波動ディストリビューションロール（２８）は中心軸（
３０）に回転可能に取付けられ、ディストリビューショ
ンロール（２４）と接触して転動する。ディストリビュ
ーションロール（２４）は被動ディストリビューション
ロール（２８）に対して適当な大きさの圧力が加わるよ
う調節され、これによってインクは波動ディストリビュ
ージ１ンロール（２８）に供給される。

被動ロール（２４）と波動ディストリビューションロー
ル（２８）は、例えば、別のディストリビューションロ
ール、インクバイブレーションロール及びインクフオー
ムロールのようなその他のロール（図示せず）と組み合
せて中間ロールを構成し、これ等ロールは互いに転動し
ながら接触してインクを夫々の版に供給する。

軸（２０）　（２６）　（３０）の自由端は対向する側
部ブラケッ）　（３２）　（３４）の中に設けられ、枢
軸（３８）　（４０）によって機械フレーム（３６）に
対して順次回動可能に取付けられる。第１図に示す如く
、枢軸（３８）（４０）の軸位置は、被動ディストリビ
ューションロール（２８）の軸（３０）の位置より僅か
上である。

メータロールシステム（１０）は、更に該システムの作
業者側及び駆動側にスローオフ機構（４２）を含んでい
る。

各スローオフ機構（４Ｚ）は第１のリンクブラケット＜
４４）が夫々の側部ブラケット（３２）又は（３４）の
上部の後方に回動可能に取付けられ、第２のリンクブラ
ケット（４６）が円形の横棒（４８）に回転可能に収付
けられ、該横棒はｖ１械フレーム（３６）を越えて作業
者と駆動側との間に固定されており、ねじ棒（５０）が
第１のリンクブラケット（４４）と第２のリンクブラケ
ット（４６）の中にねじ込まれている。第１図に示す如
く、偏心部材（エキセントリック＞（５２）が該システ
ムの各四部にて横棒（４８）の周りに固定され、第２の
リンクブラケット（４６）は偏心部材（５２）に回転可
能に取付けられる。従って、横棒（４８）は第１図の時
計方向に回転すると、偏心部材（５２）は第２のリンク
ブラケット（４６）を移動させ、これによってスローオ
フｆｉｎ（ｔｚ）の全体を右手方向に移動させる。従っ
て、メータロール（１８）はインク溜めロール（１２）
から遠ざけられる。

六角形のナツト状部材（５４）はねじ棒（５０）と一体
に形成するか、又はねじ棒に取付けられており、ねじ棒
（５０）を回してインク溜めロール（１２）とメータロ
ール（１８）の各側部の距離を調節し、メータロール（
１８）がインク溜めロール（１２）と平行になるように
する。このようにしく′ト行調節が行なわれる。

更に、ギャップ（２２）の距離を必要に応じて調節する
ため２つの止め具（５８）（６０）を該システムの対向
する側部に設ける。各止め具はＬ字型のブラケッ）−（
６２）がｔｌｌ械フレーム（３６）に取付けられ、各り
型ブラケット（６２）はねじ孔（図示せず）を設け、該
ねじ孔を通じてボルト（６４）を螺合可能に収容してお
り、第２図に示す如く、ギャップ（２２）を調節するた
め夫々の側部ブラケット（３２）又は（３４）の前端部
に当てる。このように、ボルト（６４）を回すことによ
って、インク溜めロール（１２）とメータロール（１８
）との間のギャップ距離を変化させることが出来る。

メータロールの全長に亘ってギャップをセットするため
、スローオフ機ｒ／４（４２）を回してインク溜めロー
ル（１２）に対するメータロール（１８）の位置決めを
行なう。即ち、横棒（４８）を回転させて偏心部材（５
２）を第１図に示す位置に移動させる。次に、両側の固
定止め具（５８）（６０）を両方共後退させて平行化作
業を行なう。即ち、スローオフ機構り４２）の二つのネ
ジ棒（５０）を調節し、メータロール（１８）がインク
溜めロール（１２）と平行になるようにし、メータロー
ル（１８）の全長に亘ってメータロールけ８）がインク
溜めロール（１２）と積極的に干渉または接触するよう
にする。次に、二つの固定止め具（５８）（６０）の調
節を行ない、メータロール（１８）とインク溜めロール
（１２）との間のギャップ距離を調節し、これによって
メータロール（１８）の全長に亘って約０．００３イン
チの均一なギャップを設ける。次に止め具（５８）　（
６０）が側部ブラケット＜３２）　（３４）と接触して
いることを確認する。スローオフ機ｆｌＩ（４２）の適
切な操作はこのとおりである。

しかしながら、このようなシステムは時間がかかるし、
また段取り作業が複雑である。さらに、このようなシス
テムの場合、一定時間経過後、ギャップ（２２）を確実
に一定に維持するためにはさらに調節を行なわねばなら
ない、さらに又、インク溜めロール（１２）とメータロ
ール（１８）との間の離間距離は一定であるため、イン
ク溜めロール（１２）又はメータロール（１８）が例え
ば中心軸からずれて回転することによりこれらロール／
、τ：：Ｊ心回転するとギャップ距離は変化する。こパ
）１′−片、印刷機に必要とされるインクの移動量は必
ず変動するから、不利である。

第３図及び第４図に本発明に係るメータロールシステム
（１０）を示している。この中で、同様の要素は同じ数
字の接頭に１００を付して示しており、この同様な要素
については短くするために詳細な説明を省略している。

例えば、従来のメータロールシステ１．＜１０）の止め
具＜５８）　（６０）は本発明のメータロールシステム
（１１０）では省略している。さらに、ネジ棒（５０）
と１扁心部材（５２）も省略している。スローオフ機構
（１４２）については形態が異なっている。

スローオフ機１ｌｌ（１４２）は、各々がエアシリンダ
（１６６）を備え、該シリンダーはメータロールシステ
ムの対向する０１＋＋部にてフレーム（１３６）に回動
可能に取りつけられている。各エアシリンダ（１６６）
は往復ピストン゛（１６８）を含んでいる。リンクブラ
ケット（１４４）は各ピストン（１６８）の自由端に取
り付けられ、夫りの側部ブラケット（１３２）又は（１
３４）の上部の後方に回動可能に取付けられている。こ
のようにして、メータロール（１１Ｂ）は単にピストン
（１６８）を後退させるだけでインク止めロール（１１
２）から遠ざけることが出来る。

本発明において、二つの支えリング（１７２）がメータ
ロール（１１Ｂ）の両端に取付けられ、メータロール（
１１８）と共に回転する。支えリング（１７２）はメー
タロール（１１８）よりも、例えば０．００６インチ直
径を大きくしており、インク溜めロール（１１２）の円
筒面の両端部と接触して転動する。従って、ギャップ（
１２２）は、インク溜めロール＜１１２）又はメータロ
ール（１１８）が偏心回転すると否とに拘わらず、ギャ
ップ（１２２）は支えリング（１７２）によって一定に
維持される。例えば、メータロール（ｔｉ８）とインク
溜めロール（１１２）が回転中は、仮置インク溜めロー
ル（１１２）が偏心回転しようとも、インク溜めロール
（１１２）の上に載った支えリング（１７２）によって
メータロール（１１８）は偏心回転するから、ギャップ
は一定に維持される。同じようにして、メータロール（
１１Ｂ）が偏心回転しても、支えリング（１７２）はメ
ータロールＦ＋１；ｌ）の両端に固定されているから、
支えリング（１７２）は常にインク溜めロール（１１２
）の上にいつも載っており、その結果偏心回転するか否
かに拘わらずギャップ（１２２）は一定に維持される。

従って、インクの移動量は常に均一である。さらに、段
取りに時間がかからず、又複雑な作業を行なう必要がな
い。

添付の図面に基づいて本発明の望ましい実施例を具体的
に説明したが、本発明はこの具体例に限定されるもので
はなく、当該分野の専門家であれば、特許請求の範囲に
規定された発明の範囲及び精神から逸脱することなく種
々の変更及び変形を成すことが出来ることは理解される
であろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は印刷機に使用される従来のメータロールシステ
ムの略側面図、第２図は第１図のメータロールシステム
を機械フレームに取り１寸けた状態を示す略平面図、第
３図は本発明に係る印刷機のメータロールシステムの略
側面図、及び第４図は第３図のメータロールシステムを
機械フレームに取り付けた状態を示す略平面図である。 （１０）・・・メータロールシステム （１６）　（１１８）・・・インク容器（１８）　（１
１８）・・・メータロール（２４）　（１２４）・・・
ディストリビューションロール（２Ｂ）　（１２８）・
・・被動ディストリビューションロール（４２）　（１
４２）・・・スローオフ機構（１３４）・・・支えリン
グ （１６６）・・・エアシリンダー 出　願　人　ハンツチョー　インコーボレーテツド図面
σノイＦ　Ｓ　（；’≦客に４なし）Ｒθ、／ Ｆ／（ｉ、２ Ｆ／θ３ 手続補正書〔方剤 昭和６２年３月２５日

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）内部にインクを容れることの出来るインク容器を
   備え、 インク溜めロールは外面を円筒状に形成し、該インク溜
   めロールの円筒状の外面の一部はインク容器の中に容れ
   られたインクの中に浸漬され、インク溜めロールは軸を
   含み該軸の回りをインク溜めロールが回転し、 メータロールは外面を円筒状に形成し、該メータロール
   は軸を含み該軸の回りをメータロールが回転し、 メータロールの軸とインク溜めロールの軸は互いに平行
   であってメータロールの外部円筒面はインク溜めロール
   の外部円筒面と一定の間隔を設けており、 リング手段がメータロールに取り付けられ、該リング手
   段の直径はメータロールの外部円筒面の直径よりも大き
   く、リング手段はメータロールの外部円筒面の両端部に
   てメータロールの外部円筒面と回転可能に取り付けられ
   、リング手段はインク溜めロールの外部円筒面の両端部
   と転動接触し、メータロールに回転可能に設けられたリ
   ング手段によって、メータロールの外部円筒面の接線速
   度をインク溜めロール外部円筒面の接線速度と相異させ
   ることが出来る、印刷機のインクメータ装置。
2. （２）リング手段は少なくとも一つの支えリングを備え
   ている特許請求の範囲第１項に記載の装置。
3. （３）リング手段は直径がメータロールの外部円筒面の
   直径より約０．００６インチ大きい支えリングである特
   許請求の範囲第１項に記載の装置。
4. （４）インク溜めロールをメータロールに接近離間させ
   る手段と、メータロールをインク溜めロールに接近離間
   させる手段を含んでいる特許請求の範囲第１項に記載の
   装置。