JP2007323867A - ケーブル用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造でありながら、アクチュエータを第2位置へ姿勢変化させる操作を容易に行うことでき、かつ、アクチュエータのロックが確実となり、不要に第2位置から姿勢変化してしまうことがなく、確実に平板状ケーブルを接続することができるようにする。
【解決手段】平板状ケーブルを挿入する挿入口を備えるハウジングと、本体部の両側に配設された被ロック部を備えるアクチュエータと、ハウジングの両側に配設され、第2位置における被ロック部と係合するロック部とを有するケーブル用コネクタであって、被ロック部の先端縁部は、第2位置において、平板状ケーブルの挿抜方向と平行になり、ロック部の先端縁部は、平板状ケーブルの挿抜方向に対して傾斜している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブル用コネクタに関するものである。
従来、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)、フレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)等と称される可撓(とう)性を備える平板状ケーブルを接続するためにFPCコネクタ、FFCコネクタ等のケーブル用コネクタが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
図14は従来のケーブル用コネクタを示す斜視図である。
図に示されるように、ケーブル用コネクタは、合成樹脂等の絶縁性材料から成るハウジング301と、金属等の導電性材料から成り、前記ハウジング301に保持される複数の第1端子303及び第2端子304とを有する。そして、ハウジング301の上面には合成樹脂等の絶縁性材料から成るアクチュエータ302が配設されている。該アクチュエータ302は、ハウジング301に回動可能に取付けられ、図に示されるような開位置と図示されない閉位置との間を回動する。この場合、アクチュエータ302が開位置にある状態で、平板状ケーブル305がハウジング301の開口部から挿入される。そして、平板状ケーブル305が奥まで挿入されると、アクチュエータ302がオペレータの手指等によって操作されて閉位置にまで回動する。すると、アクチュエータ302の被ロック部306に、ハウジング301に取付けられた固定金具307のロック部308が掛かった状態となり、アクチュエータ302がハウジング301にロックされる。これにより、平板状ケーブル305がアクチュエータ302によって上から加圧され、平板状ケーブル305の下面に露出する接続部が第1端子303及び第2端子304と接触して導通するとともに、アクチュエータ302の姿勢が固定される。
実用新案登録第3094560号公報
しかしながら、前記従来のケーブル用コネクタにおいては、アクチュエータ302のロックを確実にするために固定金具307のロック部308が被ロック部306に掛かる量を多くすると、アクチュエータ302を閉位置にまで回動させる際に前記ロック部308を弾性的に変位させる量が多くなり、強い力が必要とされ、アクチュエータ302の操作が困難になってしまう。一方、アクチュエータ302を閉位置にまで回動させる際の操作を容易にするためにロック部308が被ロック部306に掛かる量を少なくすると、アクチュエータ302のロック解除が容易になるので、振動、衝撃等の外力が加えられたときにアクチュエータ302が不要に開位置にまで回動し、平板状ケーブル305が外れてしまう。
本発明は、前記従来のケーブル用コネクタの問題点を解決して、平板状ケーブルを挿入可能な第1位置と挿入された平板状ケーブルの導電線及び端子を電気的に接続させる第2位置との間を姿勢変化可能にハウジングに取付けられるアクチュエータの両側に配設された被ロック部と係合するロック部の先端縁部をケーブルの挿抜方向に対して傾斜させることによって、簡単な構造でありながら、アクチュエータを第2位置へ姿勢変化させる操作を容易に行うことでき、かつ、アクチュエータのロックが確実となり、不要に第2位置から姿勢変化してしまうことがなく、確実に平板状ケーブルを接続することができるケーブル用コネクタを提供することを目的とする。
そのために、本発明のケーブル用コネクタにおいては、平板状ケーブルを挿入する挿入口を備えるハウジングと、該ハウジングに取付けられ、前記平板状ケーブルの導電線と電気的に接続するコンタクト部を備える端子と、前記平板状ケーブルを挿入可能な第1位置と挿入された前記平板状ケーブルの導電線を前記コンタクト部に接続させる第2位置との間を姿勢変化可能であって、前記第2位置において、前記平板状ケーブルの挿抜方向とほぼ平行となる本体部、及び、該本体部の両側に配設された被ロック部を備えるアクチュエータと、前記ハウジングの両側に配設され、前記第2位置における被ロック部と係合するロック部とを有するケーブル用コネクタであって、前記被ロック部の先端縁部は、前記第2位置において、前記平板状ケーブルの挿抜方向と平行になり、前記ロック部の先端縁部は、前記平板状ケーブルの挿抜方向に対して傾斜している。
本発明の他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、両側のロック部の先端縁部は、互いに向合い、相互の間隔が挿入口の入口側ほど狭くなる。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、両側のロック部の先端縁部は、互いに向合い、相互の間隔が広くなる方向に弾性的に変位可能である。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、両側のロック部の先端縁部は、斜め上方に変位する。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記ロック部は、前記ハウジングの両側に取付けられたコネクタ取付用補助金具に形成される。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記ロック部は、前記第2位置における被ロック部の上に掛かる。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記アクチュエータは、前記平板状ケーブルが挿入口に挿入されていない場合、前記第2位置及びその近傍の位置において、前記挿入口の奥側に向けて移動可能である。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記アクチュエータは、前記第2位置の近傍の位置において、前記被ロック部の先端縁部が前記ロック部の先端縁部と当接すると、前記挿入口の奥側に向けた力を受ける。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記アクチュエータは、前記平板状ケーブルを前記コンタクト部に押付ける押圧部を備え、前記平板状ケーブルが挿入口に挿入されている場合、前記第2位置及びその近傍の位置において、前記挿入口の奥側に向けて移動不能である。
本発明によれば、ケーブル用コネクタは、平板状ケーブルを挿入可能な第1位置と挿入された平板状ケーブルの導電線及び端子を電気的に接続させる第2位置との間を姿勢変化可能にハウジングに取付けられるアクチュエータの両側に配設された被ロック部と係合するロック部の先端縁部をケーブルの挿抜方向に対して傾斜させるようになっている。これにより、簡単な構造でありながら、アクチュエータを第2位置へ姿勢変化させる操作を容易に行うことでき、かつ、アクチュエータのロックが確実となり、不用意に第2位置から姿勢変化してしまうことがなく、確実に平板状ケーブルを接続することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの斜視図、図2は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの斜視図、図3は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの断面図であり図2におけるA−A矢視断面図、図4は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの断面図であり図2におけるB−B矢視断面図である。
図において、10は本実施の形態におけるケーブル用コネクタとしてのコネクタであり、図示されない回路基板等の基板の面に実装され、フレキシブル回路基板、フレキシブルフラットケーブル等と称される後述される平板状ケーブル71を電気的に接続するために使用される。この場合、図3及び4における下側の面がコネクタ10の実装面であり、基板の実装面に対向する。また、前記平板状ケーブル71は、例えば、FPC、FFC等と称される平板状の可撓性ケーブルであるが、後述される導電線75のような導電線を備える平板状のケーブルであれば、いかなる種類のものであってもよい。なお、本実施の形態において、コネクタ10の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、コネクタ10が図に示される姿勢である場合に適切であるが、コネクタ10の姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
ここで、前記コネクタ10は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成されたハウジング31と、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成され、前記ハウジング31に姿勢変化可能に取付けられたアクチュエータ11とを有する。すなわち、該アクチュエータ11は、姿勢変化して第1位置としての開位置及び第2位置としての閉位置になるように前記ハウジング31に取付けられている。
そして、該ハウジング31は、下部32、上部35、左右の側部36、並びに、前記下部32、上部35及び側部36の間に形成され、前方(図3及び4における左方)から平板状ケーブル71の端部を挿入したり抜出したりするための開口部としての挿入口33を有する。なお、平板状ケーブル71は、図3及び4における右方に向けて挿入される。本実施の形態においては、便宜上、前記挿入口33の入口側(図3及び4における左側)をコネクタ10の前側と呼び、前記挿入口33の奥側(図3及び4における右側)をコネクタ10の後側と呼ぶこととする。そして、前記挿入口33内の奥には、平板状ケーブル71の先端が当接する当接部38が配設されている。
また、前記ハウジング31には金属製の端子が装填(てん)される端子受入溝が複数形成されている。本実施の形態において、前記端子は第1端子41及び第2端子51を含み、前記端子受入溝は第1端子41が装填される第1端子受入溝34a及び第2端子51が装填される第2端子受入溝34bを含む。図に示される例においては、偶数番目の端子受入溝が第1端子受入溝34aであり、奇数番目の端子受入溝が第2端子受入溝34bである。そして、前記第1端子受入溝34a及び第2端子受入溝34bは、例えば、ピッチが約0.3〔mm〕で合計11本形成されている。なお、前記端子受入溝のピッチ及び数は適宜変更することができる。また、前記第1端子受入溝34a及び第2端子受入溝34bは、相互に隣合せとなるように、交互に配設されている。なお、必ずしもすべての第1端子受入溝34a及び第2端子受入溝34bに第1端子41及び第2端子51が装填される必要はなく、平板状ケーブル71が備える導電線75の配列に対応させて、第1端子41及び第2端子51を適宜省略することができる。
さらに、下部32の両側であって側部36と隣接する部位には、側方段部37が形成されている。該側方段部37は、平板状ケーブル71を挿入及び抜出す方向、すなわち、挿抜方向に延在する段部であり、上面が下部32の上面32aよりも高い位置にある。そして、前記側方段部37には、平板状ケーブル71の挿抜方向に延在するスリット状の補助金具収容凹部39が形成され、ネイルと通称されるコネクタ取付用補助金具21が前記補助金具収容凹部39に挿入されてハウジング31に取付けられる。
前記コネクタ取付用補助金具21は、好ましくは、金属板に打抜加工、折曲げ加工等の加工を施して形成されたものであり、平板状ケーブル71の挿抜方向及び実装面に対して垂直な方向に延在する板状の本体部22、及び、該本体部22の前端上縁に一体的に接続され、実装面に平行な方向に延在する板状のロック部23を有する。該ロック部23は、本体部22の前端上縁から上方に突出する部材を、先端縁部23aがハウジング31の内方を向くように曲げることによって形成される。そのため、左右のロック部23は、互いの先端縁部23aが向合うようになっている。また、ロック部23は、曲げ部を介して本体部22に一体的に接続されているので、ある程度弾性的に変形することができ、左右の先端縁部23aは左右方向に変位可能となっている。
なお、該先端縁部23aは、直線状の外形線23bを有し、その外形線23bは、平板状ケーブル71の挿抜方向に対して傾斜するように形成されている。より詳細には、前記先端縁部23aは、実装面に平行な面上においてハウジング31の前後方向に延在する中心線に対して傾斜し、その延長線がハウジング31の前方において前記中心線と交差するようになっている。なお、左右のロック部23は、先端縁部23aを含めて、前記中心線に関して対称となるように配設されている。そのため、左右の先端縁部23a間の距離は、挿入口33の奥側、すなわち、後方側において広く、挿入口33の入口側、すなわち、前方側において狭くなっている。そして、左右の側方段部37の側面37a及び先端縁部23aの前側端が挿入口33のガイドとして機能する。
先端縁部23aには、その板厚範囲内で外形線23bに至るC面23cを形成することができる。このC面23cの大きさは、後述のアクチュエータ11の被ロック部16と関連させ、そのロック及びロック解除の力の選定により適宜定める。このC面により被ロック部16が摩耗するのを防止することができ、また、ロック及びロック解除の最初の動作をスムーズにすることができる。
また、前記コネクタ取付用補助金具21は、図示されない取付部を備え、該取付部が基板の面上にはんだ付等によって固定される。これにより、コネクタ10の基板への取付が強固となり、コネクタ10が基板から離脱することが防止される。さらに、前記コネクタ取付用補助金具21の本体部22におけるロック部23よりも後方の上端面は、アクチュエータ11の本体部15の両側に形成された第1軸部13aを下から支持する支持部として機能する。
そして、前記アクチュエータ11は、略方形の厚板状の部材である本体部15、該本体部15に形成された複数の端子収容凹部、前記本体部15の両側から外方に突出するように形成された軸部としての第1軸部13a、該第1軸部13aと同様に、本体部15の両側から外方に突出するように形成された板状の被ロック部16、及び、本体部15の下面に配設された押圧部14を有する。該押圧部14は、アクチュエータ11が閉位置になったときに、前記挿入口33から挿入された平板状ケーブル71を下方、すなわち、実装面の方向に向けて押圧する。また、前記押圧部14は、アクチュエータ11が開位置となったときには、平板状ケーブル71の挿入を可能にする。
なお、前記端子収容凹部は、第1端子41の上腕部44の先端における係止部44aが収容される第1端子収容凹部12a、及び、第2端子51の上腕部54の先端における軸受部54aが収容される第2端子収容凹部12bを含む。そして、前記第1端子収容凹部12a及び第2端子収容凹部12bの数及び位置は、前記第1端子受入溝34a及び第2端子受入溝34bと対応する。また、前記第2端子収容凹部12b内には、図4に示されるように、アクチュエータ11の軸部としての第2軸部13bが配設され、該第2軸部13bが軸受部54aと係合する。該軸受部54aによって、第2軸部13bの上方向への移動が規制される。そのため、前記アクチュエータ11は、前記軸受部54aによって、ハウジング31から離脱することが防止されている。
そして、前記本体部15は、図2に示されるように、アクチュエータ11が閉位置になったときに前記平板状ケーブル71の挿抜方向とほぼ平行になり、図1に示されるように、アクチュエータ11が開位置になったときに前記平板状ケーブル71の挿抜方向に対して90度以上の角度になる。
また、前記被ロック部16は、アクチュエータ11が閉位置になったときに第1軸部13aより前方となる位置に形成され、前記ロック部23と係合するようになっている。この場合、図2に示されるように、被ロック部16の上にロック部23が掛かり、アクチュエータ11が閉位置から開位置に姿勢変化することを防止する。すなわち、被ロック部16及びロック部23は、アクチュエータ11を閉位置にロックし、開放されることを防止するためのロック機構として機能する。被ロック部16は、本体部15の外側面より一段下がって形成され、ロック部23の先端縁部23aが被ロック部16に掛りロックしたとき、ロック部23がアクチュエータ11の本体部15より上方へ出ないようになっている。そのため、コネクタ10の高さを抑えることができる。なお、前記被ロック部16の先端縁部16aは、コネクタ10が取付けられる基板面に垂直で、平板状ケーブル71の挿入方向に平行な平面状であり、図5の紙面表側から見て直線状の外形線16bを有している。すなわち、前記先端縁部16aは、実装面に平行な面上においてハウジング31の前後方向に延在する中心線に平行である。
先端縁部16aは、本体部15から外形線16bに至るまでにその厚み方向で傾斜面16cを有し、また、その平板状ケーブル71の挿入方向から見て前後に傾斜面16d及び16eを有している。傾斜面16c、16d及び16eはロック部23と関連して、その係止動作、例えば、アクチュエータ11の操作力の設定により適宜決定することができる。特に、傾斜面16dは、図6及び7で示されるアクチュエータ11の閉位置から開放する動作のとき、傾斜面16dとロック部23の外形線23bが平板状ケーブル71の挿入方向で重複する位置にあると、アクチュエータ11の開放動作を、より円滑に行うことができる。すなわち、アクチュエータ11を開放しようとしてアクチュエータ11を端子側へ動かしたときに、傾斜面16dと外形線23bとが重複した位置にあると、アクチュエータ11を上方へ回転させるとき傾斜面16dがガイドとなって外形線23bに掛かるからである。
そして、前記第1端子41は、図3に示されるように、略U字状の形状を有し、平板状ケーブル71の挿抜方向に延在する第1腕部としての下腕部43及び第2腕部としての上腕部44、並びに、前記挿抜方向に垂直な方向に延在し、前記下腕部43の基部と上腕部44の基部とを連結する連結部45を備える。
ここで、前記下腕部43は、平板状ケーブル71の導電線75と電気的に接続するコンタクト片として機能するものであり、先端(図3における左端)の近傍において下方に突出する接触部としてのコンタクト部43aを備える。また、連結部45の後端には、下方に突出して基板の面上に形成される接続パッドにはんだ付等によって接続される基板用接続部としてのテール部42が接続されている。なお、前記下腕部43の基部には下方に突出する突起43bが形成され、テール部42の前端に当接部42aが形成されている。
また、前記上腕部44の先端における係止部44aは、アクチュエータ11が閉位置になったときに第1端子収容凹部12a内に進入し、押圧部14を下方、すなわち、実装面の方向に向けて押圧する。
そして、第1端子41は、ハウジング31の後側(図3における右側)から第1端子受入溝34aに挿入されて装填される。この場合、上腕部44及び連結部45のほぼ直線状の上端部が上部35の下面に当接し、突起43bが第1端子受入溝34aの床面に喰(くい)込み、さらに、当接部42aが下部32の後端面に当接することによって、第1端子41がハウジング31に固定される。
また、前記第2端子51は、図4に示されるように、平板状ケーブル71の挿抜方向に延在する直線状の第1腕部としての下腕部53及び略S字状の第2腕部としての上腕部54、並びに、前記挿抜方向に垂直な方向に延在し、前記下腕部53の基部と上腕部54の基部との接続部に連結された連結部55を備える。
ここで、前記下腕部53の先端(図4における左端)には、下方に突出して基板の面上に形成される接続パッドにはんだ付等によって接続される基板用接続部としてのテール部52が接続されている。また、前記下腕部53は、平板状ケーブル71の導電線75と電気的に接続するコンタクト片として機能するものであり、先端と基部との間には上方に突出するように形成された接触部としてのコンタクト部53aを備える。なお、テール部52の後端には、後方に向けて突出する突起52aが形成され、連結部55の前端上縁には突起55aが形成されている。
また、上腕部54の先端における軸受部54aは、基部側から先端側に向けて斜め上になるように形成された傾斜部54bを介して接続されている。そして、アクチュエータ11の第2軸部13bが軸受部54aと係合する。
そして、第2端子51は、ハウジング31の前側(図4における左側)から第2端子受入溝34bに挿入されて装填される。この場合、下腕部53のほぼ直線状の下端部が第2端子受入溝34bの床面に当接し、突起55aが上部35の下面に喰込み、さらに、テール部52の突起52aがハウジング31の下部32における前端面の下端に喰込むことによって、第2端子51がハウジング31に固定される。
ところで、第1端子41ではテール部42がハウジング31の後端に位置するのに対し、第2端子51ではテール部52がハウジング31の前端に位置する。そして、第1端子41及び第2端子51は、前述のように、ハウジング31に交互に装填されている。そのため、テール部42及びテール部52とこれらに対応するように基板の実装面上に形成された接続パッド等との配置は、コネクタ10の上方から観た場合、端子の配列方向、すなわち、図3及び4における図面に垂直な方向に関して、横方向に交互にずれた千鳥状となっている。そのため、隣接する第1端子41と第2端子51とのピッチが狭くても、テール部42及びテール部52の間隔とこれらに対応する接続パッド等の間隔とを広くすることができる。したがって、接続パッド等を容易に製作することができるとともに、前記テール部42及びテール部52とこれらに対応する接続パッド等とをはんだ付する際にも、はんだブリッジが発生することがなく、隣接する接続パッド等の間で短絡が生じることがない。
さらに、第2端子51においては、平板状ケーブル71の挿抜方向に関するコンタクト部53aの位置が、第1端子41におけるコンタクト部43aの位置よりも、ハウジング31の後端寄りになっている。これは、コンタクト部43aからテール部42までの導電路長をコンタクト部53aからテール部52までの導電路長とほぼ等しくさせて、第1端子41及び第2端子51における電気抵抗を等しくさせるためである。また、これにより、平板状ケーブル71の隣接する導電線75同士が第1端子41及び第2端子51と電気的に接続する位置が離れるので、隣接する導電線75間のクロストークの発生を防止することができる。
なお、図1に示されるように、アクチュエータ11が開位置にあるときは、押圧部14が斜め上方を向いている。アクチュエータ11と第1端子41のコンタクト部43a及び第2端子51のコンタクト部53aとの間隔が十分に広いので、挿入口33から挿入された平板状ケーブル71の端部は、コンタクト部43a及びコンタクト部53aから接触圧を受けずに、又は、わずかの接触圧しか受けずに挿入されるので、実質的にZIF(Zero Insertion Force)構造が実現されている。
次に、前記アクチュエータ11の動作について説明する。ここでは、平板状ケーブル71が接続されていない状態において、アクチュエータ11を閉位置から開放する動作について説明する。
図5は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にある状態を示す上面図、図6は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータを閉位置から開放する動作を示す断面図であり図4と同様の部位を示す断面図、図7は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータを閉位置から開放する動作を示す部分断面図、図8は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータを閉位置から開放する動作を示す斜視図である。
本実施の形態において、コネクタ10は、第1端子41のテール部42及び第2端子51のテール部52が基板の面上に形成された導電パッド等にはんだ付によって接続され、コネクタ取付用補助金具21の取付部が基板の面上に形成された接続パッドにはんだ付によって接続されることにより、回路基板等の基板の面に実装される。
そして、平板状ケーブル71が接続されていない状態においては、図5に示されるように、アクチュエータ11を閉位置にしておくようになっている。この場合、アクチュエータ11の本体部15の両側に形成された被ロック部16の上にロック部23が掛かっているので、アクチュエータ11が閉位置にロックされている。これにより、振動、衝撃等の外力がコネクタ10に加えられても、アクチュエータ11が不要に開放してしまうことがない。例えば、コネクタ10が搭載された基板を加熱炉内に搬入してリフローはんだ付を行う際に、基板とともに搬送されるコネクタ10が搬送用コンベアからの振動を受けた場合であっても、アクチュエータ11の不要な開放が確実に防止される。
なお、図5から、ハウジング31の前後方向に延在する中心線に平行な被ロック部16の先端縁部16aと、ハウジング31の前後方向に延在する中心線に対して傾斜しているロック部23の先端縁部23aとの関係を容易に理解することができる。
そして、オペレータがアクチュエータ11を手指等によって操作して開放させる場合、図6において矢印Cで示される方向の力とともに、矢印Dで示される方向の力がアクチュエータ11の本体部15の前端に加えられる。矢印Dで示される方向の力によって、本体部15はコネクタ10の後側に向けて移動させられる。なお、平板状ケーブル71が接続されていない状態においては、本体部15が図4に示される位置よりも下方に移動可能であるので、第2軸部13bが第2端子51の傾斜部54bの下側端に沿って移動することによって、前記本体部15は、全体としてコネクタ10の後側に向けて移動することができる。すると、本体部15の被ロック部16がロック部23の後方側、すなわち、左右の先端縁部23a間の距離が広くなっている側に移動するので、被ロック部16へのロック部23の掛り量が減少する。
また、矢印Cで示される方向の力によって、本体部15の前端が上昇させられ、図7及び8に示されるように、本体部15は平板状ケーブル71の挿入方向に対して傾斜する。そして、本体部15の前端寄りの両側に形成された被ロック部16がロック部23に対して上昇するので、左右の先端縁部23a間の距離が被ロック部16によって押広げられる。この場合、ロック部23がある程度弾性的に変形することができ、左右の先端縁部23aは、図8において矢印Eで示される方向に変位可能となっているので、被ロック部16に押されることによって、左右の先端縁部23a間の距離が広げられる。
そして、被ロック部16の先端縁部16aがロック部23の先端縁部23aに当接すると、左右の先端縁部23aによって弾性的に挟持された状態となる。ここで、前記先端縁部23aがハウジング31の前後方向に延在する中心線に対して傾斜し、左右の先端縁部23a間の距離が後方側において広くなっているので、左右の先端縁部23aの挟持力によって、被ロック部16の先端縁部16aは、図7において矢印Fで示される方向の力を受けることとなる。これにより、被ロック部16がロック部23の後方側へ移動させられ、被ロック部16へのロック部23の掛り量が更に減少する。そのため、被ロック部16へのロック部23の掛りが比較的容易に解除され、アクチュエータ11のロックが解除されるので、アクチュエータ11を閉位置から開放することができる。
次に、コネクタ10に平板状ケーブル71を接続する動作について説明する。
図9は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータを閉位置にする動作を示す部分断面図、図10は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータを閉位置にする動作を示す斜視図、図11は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタに平板状ケーブルが接続された状態を示す上面図、図12は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタに平板状ケーブルが接続された状態を示す断面図であり図4と同様の部位を示す断面図、図13は本発明の実施の形態における平板状ケーブルが接続されたケーブル用コネクタのアクチュエータを閉位置から開放する動作を示す斜視図である。
ここで、平板状ケーブル71は、ケーブル本体部72、及び、該ケーブル本体部72の長さ方向の端部における一方の面(図9における上側の面)に貼(てん)付された補助板73を備える。該補助板73は、ポリイミド等の比較的硬度の高い材料から成り、長さ方向の所定の範囲に、かつ、幅方向の全範囲に亘(わた)り、ケーブル本体部72の一方の面を覆っている。また、平板状ケーブル71の長さ方向の端部における両側には、外方に突出する耳部74が形成されている。
そして、前記ケーブル本体部72の電気的絶縁性を示す絶縁層上に導電性を備える箔(はく)状の導電線75が複数本、例えば、11本、所定のピッチ、例えば、約0.3〔mm〕で並列に配設されている。なお、前記導電線75の上側(図9における下側)は他の絶縁層によって覆われている。そして、平板状ケーブル71におけるコネクタ10の挿入口33に挿入される端部では、前記導電線75の上面(図9における下面)が長さ方向の所定の範囲に亘って露出している。図9〜13に示される例においては、平板状ケーブル71の下側の面に前記導電線75が露出しているものとする。
コネクタ10に平板状ケーブル71を接続する場合、まず、該平板状ケーブル71の長さ方向の端部をハウジング31の挿入口33に挿入する。この場合、図1に示されるように、アクチュエータ11はあらかじめ開位置にされている。そして、オペレータは、平板状ケーブル71の長さ方向の端部をハウジング31の挿入口33に向けて移動させる。これにより、平板状ケーブル71の長さ方向の端部を挿入口33に挿入させることができる。なお、平板状ケーブル71は、導電線75の露出した面が下を向くようにして移動させられる。
そして、平板状ケーブル71の先端は、第1端子受入溝34a内に収容された第1端子41の上腕部44と下腕部43との間、及び、第2端子受入溝34b内に収容された第2端子51の上腕部54と下腕部53との間に挿入される。このとき、平板状ケーブル71の先端が挿入口33内の奥に配設された当接部38に当接することによって、平板状ケーブル71の長さ方向の位置決めが行われ、平板状ケーブル71の挿入が完了した状態となる。
続いて、オペレータがアクチュエータ11を手指等によって操作して、開位置から閉位置に姿勢変化させる。そして、本体部15の前端が下降させられ、図9及び10に示されるように、本体部15の被ロック部16の先端縁部16aがロック部23の先端縁部23aに当接する。このとき、本体部15の前端には、図9において矢印Gで示される方向の力が加えられる。
また、押圧部14の後端が平板状ケーブル71の導電線75と反対側の面に当接する。このとき、アクチュエータ11は、図9において反時計回りに姿勢変化するので、押圧部14の後端が平板状ケーブル71と干渉することによって、図9において矢印Hで示される方向の力を受ける。そのため、本体部15がコネクタ10の前側に向けて移動させられ、被ロック部16の先端縁部16aがロック部23の先端縁部23aに当接した状態で、ロック部23の前方側、すなわち、左右の先端縁部23a間の距離が狭くなっている側に移動する。これにより、左右の先端縁部23a間の距離が被ロック部16によって押広げられる。この場合、ロック部23が板状の本体部22からコネクタ10の内側へ向って形成され、ある程度弾性的に変形することができるので、左右の先端縁部23aは、図10において矢印Iで示される方向に変位する。
このように、左右の先端縁部23a間の距離を被ロック部16によって徐々に押広げながら、アクチュエータ11は、反時計回りに姿勢変化して、図11及び12に示されるように、平板状ケーブル71の挿入方向とほぼ平行な閉位置になる。この場合、押圧部14が平板状ケーブル71の導電線75と反対側の面に押付けられる。そのため、平板状ケーブル71の下側の面において露出している導電線75が第1端子41のコンタクト部43a及び第2端子51のコンタクト部53aに当接して電気的な接続部が形成され、前記導電線75が第1端子41及び第2端子51と電気的に接続され、テール部42及びテール部52が接続されている基板の面上の接続パッド等を介して、基板の導電トレースと導通する。これにより、コネクタ10への平板状ケーブル71の接続が完了する。
この状態においては、アクチュエータ11の本体部15の両側に形成された被ロック部16の上にロック部23が掛かっているので、アクチュエータ11が閉位置にロックされている。これにより、振動、衝撃等の外力がコネクタ10に加えられても、アクチュエータ11が不要に開放してしまうことがない。また、オペレータは、目視によって、被ロック部16の上にロック部23が掛かっているか否かを容易に判別することができる。そのため、被ロック部16の上にロック部23が掛かっていることを視認することによって、コネクタ10への平板状ケーブル71の接続が完了したことを容易に確認することができる。
また、平板状ケーブル71が接続されているコネクタ10のアクチュエータ11を開放する場合、オペレータがアクチュエータ11を手指等によって操作すると、図13において矢印Jで示される方向の力がアクチュエータ11の本体部15の前端に加えられる。この場合、押圧部14が平板状ケーブル71に押付けられているので、本体部15は、コネクタ10の後側に向けて移動することがない。そのため、本体部15の被ロック部16がロック部23の後方側、すなわち、左右の先端縁部23a間の距離が広くなっている側に移動しないので、被ロック部16へのロック部23の掛り量が大きくなっている。したがって、被ロック部16へのロック部23の掛りを解除することは困難であり、アクチュエータ11のロックは容易に解除されることがない。
これにより、平板状ケーブル71が接続されている場合にはアクチュエータ11は容易に開放されることがないので、コネクタ10への平板状ケーブル71の接続が確実に維持される。例えば、コネクタ10へ平板状ケーブル71を接続した後の作業において、アクチュエータ11の本体部15の前端にオペレータの手指等が引掛かってしまったようなときでも、アクチュエータ11の不要な開放が確実に防止される。
このように、本実施の形態においては、アクチュエータ11が本体部15の両側に配設された被ロック部16を備え、閉位置における被ロック部16と係合するロック部23がハウジング31の両側に配設され、被ロック部16の先端縁部16aは、閉位置において、平板状ケーブル71の挿抜方向と平行になり、ロック部23の先端縁部23aは、平板状ケーブル71の挿抜方向に対して傾斜する。
これにより、簡単な構造でありながら、アクチュエータ11を閉位置へ姿勢変化させる操作を容易に行うことでき、かつ、アクチュエータ11のロックが確実となり、不要に閉位置から開放されて姿勢変化してしまうことがなく、確実に平板状ケーブル71を接続することができる。
また、両側のロック部23の先端縁部23aは、互いに向合い、相互の間隔が挿入口33の入口側、すなわち、前方側ほど狭くなっている。そのため、アクチュエータ11を閉位置から開放する際に、アクチュエータ11を後方に移動させると、容易に開放させることができる。
さらに、両側のロック部23の先端縁部23aは、互いに向合い、相互の間隔が広くなる方向に弾性的に変位可能である。そのため、アクチュエータ11を閉位置から開放する際、及び、閉位置にする際に、左右の先端縁部23a間の距離が広げられ、その間を被ロック部16が通過することができる。
さらに、両側のロック部23の先端縁部23aは、斜め上方に変位する。そのため、該先端縁部23aを横方向に変位させる場合と比較して、該先端縁部23aの変位を吸収するスペースの幅が狭くて済むので、ハウジング31の幅を狭くすることができる。
さらに、ロック部23は、ハウジング31の両側に取付けられたコネクタ取付用補助金具21に形成される。そのため、部品点数を少なくすることができ、ロック部23の強度を高くすることができ、かつ、ロック部23の先端縁部23aを弾性的に変位させることができる。
さらに、ロック部23は、閉位置における被ロック部16の上に掛かる。そのため、振動、衝撃等の外力がコネクタ10に加えられても、アクチュエータ11が不要に開放してしまうことがない。
さらに、アクチュエータ11は、平板状ケーブル71が挿入口33に挿入されていない場合、閉位置及びその近傍の位置において、挿入口33の奥側に向けて移動可能である。そのため、本体部15の被ロック部16がロック部23の左右の先端縁部23a間の距離が広くなっている側に移動するので、被ロック部16へのロック部23の掛り量が減少し、アクチュエータ11を比較的容易に開放することができる。
さらに、アクチュエータ11は、閉位置の近傍の位置において、被ロック部16の先端縁部16aがロック部23の先端縁部23aと当接すると、挿入口33の奥側に向けた力を受ける。そのため、被ロック部16がロック部23の後方側へ移動させられ、被ロック部16へのロック部23の掛り量が更に減少するので、アクチュエータ11を比較的容易に開放することができる。
さらに、アクチュエータ11は、平板状ケーブル71をコンタクト部43a及びコンタクト部53aに押付ける押圧部14を備え、平板状ケーブル71が挿入口33に挿入されている場合、閉位置及びその近傍の位置において、挿入口33の奥側に向けて移動不能である。そのため、本体部15の被ロック部16がロック部23の左右の先端縁部23a間の距離が広くなっている側に移動しないので、被ロック部16へのロック部23の掛り量が大きく、アクチュエータ11のロックは容易に解除されることがない。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの斜視図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの斜視図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの断面図であり図2におけるA−A矢視断面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの断面図であり図2におけるB−B矢視断面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にある状態を示す上面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータを閉位置から開放する動作を示す断面図であり図4と同様の部位を示す断面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータを閉位置から開放する動作を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータを閉位置から開放する動作を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータを閉位置にする動作を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータを閉位置にする動作を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタに平板状ケーブルが接続された状態を示す上面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタに平板状ケーブルが接続された状態を示す断面図であり図4と同様の部位を示す断面図である。 本発明の実施の形態における平板状ケーブルが接続されたケーブル用コネクタのアクチュエータを閉位置から開放する動作を示す斜視図である。 従来のケーブル用コネクタを示す斜視図である。
符号の説明
10 コネクタ
11、302 アクチュエータ
12a 第1端子収容凹部
12b 第2端子収容凹部
13a 第1軸部
13b 第2軸部
14 押圧部
15、22 本体部
16、306 被ロック部
16a、23a 先端縁部
16b、23b 外形線
16c、16d、16e 傾斜面
21 コネクタ取付用補助金具
23、308 ロック部
23c C面
31、301 ハウジング
32 下部
32a 上面
33 挿入口
34a 第1端子受入溝
34b 第2端子受入溝
35 上部
36 側部
37 側方段部
37a 側面
38、42a 当接部
39 補助金具収容凹部
41、303 第1端子
42、52 テール部
43、53 下腕部
43a、53a コンタクト部
43b、52a、55a 突起
44、54 上腕部
44a 係止部
45、55 連結部
51、304 第2端子
54a 軸受部
54b 傾斜部
71、305 平板状ケーブル
72 ケーブル本体部
73 補助板
74 耳部
75 導電線
307 固定金具

Claims (9)

  1. (a)平板状ケーブル(71)を挿入する挿入口(33)を備えるハウジング(31)と、
    (b)該ハウジング(31)に取付けられ、前記平板状ケーブル(71)の導電線(75)と電気的に接続するコンタクト部(43a、53a)を備える端子(41、51)と、
    (c)前記平板状ケーブル(71)を挿入可能な第1位置と挿入された前記平板状ケーブル(71)の導電線(75)を前記コンタクト部(43a、53a)に接続させる第2位置との間を姿勢変化可能であって、前記第2位置において、前記平板状ケーブル(71)の挿抜方向とほぼ平行となる本体部(15)、及び、該本体部(15)の両側に配設された被ロック部(16)を備えるアクチュエータ(11)と、
    (d)前記ハウジング(31)の両側に配設され、前記第2位置における被ロック部(16)と係合するロック部(23)とを有するケーブル用コネクタ(10)であって、
    (e)前記被ロック部(16)の先端縁部(16a)は、前記第2位置において、前記平板状ケーブル(71)の挿抜方向と平行になり、
    (f)前記ロック部(23)の先端縁部(23a)は、前記平板状ケーブル(71)の挿抜方向に対して傾斜していることを特徴とするケーブル用コネクタ(10)。
  2. 両側のロック部(23)の先端縁部(23a)は、互いに向合い、相互の間隔が挿入口(33)の入口側ほど狭くなる請求項1に記載のケーブル用コネクタ(10)。
  3. 両側のロック部(23)の先端縁部(23a)は、互いに向合い、相互の間隔が広くなる方向に弾性的に変位可能である請求項1に記載のケーブル用コネクタ(10)。
  4. 両側のロック部(23)の先端縁部(23a)は、斜め上方に変位する請求項3に記載のケーブル用コネクタ(10)。
  5. 前記ロック部(23)は、前記ハウジング(31)の両側に取付けられたコネクタ取付用補助金具(21)に形成される請求項1に記載のケーブル用コネクタ(10)。
  6. 前記ロック部(23)は、前記第2位置における被ロック部(16)の上に掛かる請求項1に記載のケーブル用コネクタ(10)。
  7. 前記アクチュエータ(11)は、前記平板状ケーブル(71)が挿入口(33)に挿入されていない場合、前記第2位置及びその近傍の位置において、前記挿入口(33)の奥側に向けて移動可能である請求項1に記載のケーブル用コネクタ(10)。
  8. 前記アクチュエータ(11)は、前記第2位置の近傍の位置において、前記被ロック部(16)の先端縁部(16a)が前記ロック部(23)の先端縁部(23a)と当接すると、前記挿入口(33)の奥側に向けた力を受ける請求項6に記載のケーブル用コネクタ(10)。
  9. 前記アクチュエータ(11)は、前記平板状ケーブル(71)を前記コンタクト部(43a、53a)に押付ける押圧部(14)を備え、前記平板状ケーブル(71)が挿入口(33)に挿入されている場合、前記第2位置及びその近傍の位置において、前記挿入口(33)の奥側に向けて移動不能である請求項1に記載のケーブル用コネクタ(10)。
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