JP4964013B2 - ケーブル用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブル用コネクタに関するものである。
従来、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)、フレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)等と称される平板状可撓(とう)性ケーブルを接続するためにケーブル用コネクタが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
図15は従来のケーブル用コネクタの断面図である。
図に示されるように、ケーブル用コネクタは、合成樹脂等の絶縁性材料から成るハウジング801と、金属等の導電性材料から成り、ハウジング801に保持される複数の端子802と、合成樹脂等の絶縁性材料から成り、姿勢変化可能に取付けられたアクチュエータ810とを有する。そして、前記ケーブル用コネクタは、回路基板等の基板803上に実装され、ハウジング801の挿入口から挿入された平板状ケーブル809が接続されるようになっている。また、前記端子802は、略H字状の形状を備え、上方において平板状ケーブル809の挿入方向に延在する回転ビーム805、下方において平板状ケーブル809の挿入方向に延在するベースビーム804、及び、前記回転ビーム805及びベースビーム804を連結する細長い帯状の支柱813を備える。なお、前記ベースビーム804の後端のはんだテール807は、基板803の表面に形成されたパッド808にはんだ付されている。
そして、アクチュエータ810は、回転中心811を中心に回転し、図15(a)に示されるような開位置にある場合には、回転部812の肉厚がL1となっている。この場合、端子802の回転ビーム805の先端側に接続された接触部806が上昇し、平板状ケーブル809のハウジング801の挿入口への挿入及び取外しが可能となっている。
また、挿入口から挿入された平板状ケーブル809が挿入口へ挿入された状態で、アクチュエータ810を矢印で示されるように回転させて図15(a)に示されるような開位置から図15(b)に示されるような閉位置に姿勢変化させると、回転部812の肉厚がL2となる。なお、L1<L2となるように設定されている。そのため、回転ビーム805の後端が上昇して接触部806が下降する。これにより、該接触部806は、平板状ケーブル809の導電線814と電気的に接続するとともに、ハウジング801の下方部の前端と協働して平板状ケーブル809を挟込む。
特開平10−208810号公報
しかしながら、前記従来のケーブル用コネクタは、端子802が弾性的に変形することによって回転ビーム805が回転し、該回転ビーム805の後端が上昇するとともに接触部806が下降するようになっているので、アクチュエータ810を矢印で示されるように回転させるためには、端子802が発生する弾性的な反発力に打勝つだけの操作力をアクチュエータ810に付与する必要がある。そのため、特に端子802の数が多い場合には、アクチュエータ810に付与すべき操作力が大きくなり、アクチュエータ810の操作性が低下してしまう。
本発明は、前記従来のケーブル用コネクタの問題点を解決して、複数種類の端子のうちの少なくとも1種類の端子の腕部がアクチュエータによって作動させられるタイミングが、他種類の端子の腕部がアクチュエータによって作動させられるタイミングと相違するような凹部を前記腕部に形成することにより、アクチュエータが端子から受ける反発力のピークが分散され、アクチュエータに付与すべき操作力を抑制することができ、アクチュエータの操作性が良好なケーブル用コネクタを提供することを目的とする。
そのために、本発明のケーブル用コネクタにおいては、平板状ケーブルを挿入する挿入口を備えるハウジングと、該ハウジングに装填(てん)され、前記平板状ケーブルの導電線と電気的に接続する複数種類の端子と、前記平板状ケーブルを挿入可能な第1位置と挿入された平板状ケーブルの導電線及び端子を電気的に接続させる第2位置との間を姿勢変化可能にハウジングに取付けられるアクチュエータとを有するケーブル用コネクタであって、各端子は、前記平板状ケーブルの挿抜方向に延在する第1腕部及び第2腕部、並びに、前記第1腕部と第2腕部とを連結する細長い帯状の連結部を備え、各端子における第1腕部又は第2腕部は、前記アクチュエータによって作動させられ、該アクチュエータは、その姿勢変化に伴って前記平板状ケーブルの挿抜方向に対する角度が変化する略楕円形断面の軸部を備え、少なくとも1種類の端子の第1腕部又は第2腕部は、作動開始のタイミングが他種類の端子の第1腕部又は第2腕部の作動開始のタイミングと相違するように形成されるタイミング調整凹部を備え、該タイミング調整凹部は、前記軸部が凹入可能な形状を備え、前記軸部が、少なくとも1種類の端子の作動部に当接したときには、その他の種類の端子の作動部には当接せず、前記軸部が前記タイミング調整凹部から脱する際に、該タイミング調整凹部が形成された腕部から前記アクチュエータが最大反力を受けるように形成される。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記アクチュエータが第1位置と第2位置との間で姿勢変化すると、前記第1腕部と第2腕部との相対的角度が変化する。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記第2腕部は、前記連結部との接続部より挿入口側に配設され、前記導電線と接触するコンタクト部、及び、前記連結部との接続部より挿入口と反対側に配設され、前記アクチュエータからの力を受ける作動レバー部を備え、前記アクチュエータが第1位置から第2位置に姿勢変化すると、前記作動レバー部が第1腕部から離間する方向に移動させられ、前記コンタクト部が前記第1腕部に接近する方向に移動させられて傾斜する。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記タイミング調整凹部は、前記少なくとも1種類の端子の作動レバー部に形成される。
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記アクチュエータは、前記作動レバー部と第1腕部との間に位置し、前記アクチュエータの姿勢変化に伴って、前記平板状ケーブルの挿抜方向に対する角度が変化して前記作動レバー部に当接する略楕円形断面の軸部を備え、前記タイミング調整凹部は、前記軸部が他種類の端子の作動レバー部に当接を開始するタイミングで、前記軸部の断面の長軸の一端と対応する位置に形成される。
本発明によれば、ケーブル用コネクタにおいては、複数種類の端子のうちの少なくとも1種類の端子の腕部がアクチュエータによって作動させられるタイミングが、他種類の端子の腕部がアクチュエータによって作動させられるタイミングと相違するような凹部が腕部に形成されている。これにより、アクチュエータを第1位置と第2位置との間で姿勢変化させる際に、アクチュエータが端子から受ける反発力のピークが分散され、アクチュエータに付与すべき操作力を抑制することができる。したがって、アクチュエータの操作性が良好になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの斜視図、図2は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの正面図、図3は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの断面図であり図2におけるA−A矢視断面図、図4は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの断面図であり図2におけるB−B矢視断面図、図5は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの取付用補助金具の斜視図、図6は本発明の実施の形態におけるアクチュエータの斜視図、図7は本発明の実施の形態におけるケーブルの斜視図である。
図において、1は本実施の形態におけるケーブル用コネクタとしてのコネクタであり、図示されない回路基板等の基板の面に実装され、フレキシブル回路基板、フレキシブルフラットケーブル等と称される平板状ケーブル101(図7参照)を電気的に接続するために使用される。該平板状ケーブル101は、例えば、FPC、FFC等と称される平板状可撓性ケーブルであるが、導電線を備える平板状のケーブルであれば、いかなる種類のものであってもよい。なお、本実施の形態において、コネクタ1の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、コネクタ1が図に示される姿勢である場合に適切であるが、コネクタ1の姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
ここで、前記コネクタ1は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成されたハウジング11と、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成され、前記ハウジング11に姿勢変化可能に取付けられたアクチュエータ21とを有する。すなわち、該アクチュエータ21は、姿勢変化して第1位置としての開位置及び第2位置としての閉位置になるように前記ハウジング11に取付けられている。
そして、該ハウジング11は、下部12、上部15、左右の側部16、並びに、前記下部12、上部15及び側部16の間に形成された前方(図1における左斜め下方)から平板状ケーブル101の端部を挿入するための開口部である挿入口13を有し、該挿入口13には金属製の端子が装填される端子受入溝が複数形成されている。
本実施の形態において、前記端子は複数種類の端子から成り、その種類の数はいくつであってもよいが、ここでは説明の都合上、2種類であるものとして説明する。すなわち、前記端子は第1端子51及び第2端子61から成り、前記端子受入溝は第1端子51が装填される第1端子受入溝14a及び第2端子61が装填される第2端子受入溝14bから成る。なお、前記第1端子51及び第2端子61は、好ましくは、金属板に打抜き加工を施すことによって成形される。
そして、前記第1端子受入溝14a及び第2端子受入溝14bは、例えば、ピッチ約0.3〔mm〕で合計15本が形成されている。なお、前記端子受入溝のピッチ及び数は適宜変更することができる。また、前記第1端子受入溝14a及び第2端子受入溝14bは、相互に隣合せとなるように交互に配設され、図に示される例においては第1端子受入溝14aが端から奇数番目となり、第2端子受入溝14bが端から偶数番目となっている。なお、必ずしもすべての第1端子受入溝14a及び第2端子受入溝14bに第1端子51及び第2端子61が装填される必要はなく、平板状ケーブル101が備える導電線151の配列に対応させて、第1端子51及び第2端子61を適宜省略することができる。
ここで、平板状ケーブル101は、図6に示されるように、細長い帯状の形状を備える絶縁性の薄板部材である基板部111、及び、該基板部111の一面(図における上面)に配設された複数本、例えば、15本の導電線151を有する。なお、図7においては、平板状ケーブル101におけるコネクタ1の挿入口13に挿入される先端101aの近傍部分のみが示されており、他の部分は省略されている。また、前記導電線151は、例えば、銅等の導電性金属から成る箔(はく)状の線状体であり、所定のピッチ、例えば、0.3〔mm〕程度で並列に配設される。なお、前記導電線151の本数及びピッチは、必要に応じて適宜変更することができる。
そして、前記導電線151の上側は絶縁層121によって覆われている。なお、平板状ケーブル101における先端101aから所定の長さに亘(わた)る範囲では、前記絶縁層121が除去され、導電線151の上面が露出している。また、前記範囲においては、基板部111の両側に係止用凹部112が形成されている。平板状ケーブル101がコネクタ1の挿入口13に挿入されると、ハウジング11に取付けられた金属製のコネクタ取付用補助金具としてのネイル81(図5参照)の係止用凸部83aが前記係止用凹部112と係合し、平板状ケーブル101を係止する。これにより、挿入口13に挿入されてコネクタ1に接続された平板状ケーブル101がコネクタ1から外れて簡単に離脱してしまうことが防止される。
また、前記ハウジング11の左右両側の側部16には、図1に示されるように、平板状ケーブル101の挿入又は抜取方向、すなわち、挿抜方向に延在する第1ネイル収容溝17a及び第2ネイル収容溝17bから成るネイル収容溝が形成され、該ネイル収容溝内にネイル81が収容されている。なお、左右両ハウジング側部16に形成される第1ネイル収容溝17aは、ハウジング側部16の外側寄りに設けられ、第2ネイル収容溝17bはハウジング側部16の内側寄りに設けられる。そして、前記左右両ハウジング側部16に設けられた第1ネイル収容溝17a及び第2ネイル収容溝17bは、それぞれ相互に左右対称の形状をしている。
前記ネイル81は、図5に示されるように、半円筒形状のネイル本体部84、該ネイル本体部84から前方に向けて突出し、平板状ケーブル101の挿抜方向に延在する外側ビーム部82及び内側ビーム部83、前記ネイル本体部84の下端に形成された軸受凹部85、前記外側ビーム部82の先端から下方に延出する取付部86、並びに、前記内側ビーム部83の先端から下方に延出する係止用凸部83aを備える。なお、図5に示されるネイル81は、左側ネイル収容溝内に挿入されるものであり、右側ネイル収容溝内に挿入されるネイルは、図5に示されるネイル81と左右対称の形状をしている。
そして、前記ネイル81は、ハウジング11の上面側から左右のネイル収容溝内に各々挿入されて装填される。この場合、外側ビーム部82が第1ネイル収容溝17a内に挿入され、内側ビーム部83が第2ネイル収容溝17b内に挿入される。また、取付部86が第1ネイル収容溝17a内の下方に圧入され、前記取付部86の両側から外方に突出する突起86aが第1ネイル収容溝17aの内側面に喰(くい)込むことによって、前記ネイル81とハウジング11との結合状態が強化されている。さらに、前記取付部86の下端86bが基板の面上に形成された取付用パッドにはんだ付等の固着手段を使用して固着される。これにより、コネクタ1の基板への取付が強固となり、コネクタ1が基板から離脱することが防止される。
また、前記軸受凹部85内には、アクチュエータ21の両側に位置する軸部としての第1軸部27aが収容される。なお、該第1軸部27aは、ほぼ円形の断面形状を備える。これにより、第1軸部27aは、軸受凹部85内に位置決めされた状態で回転する。そのため、アクチュエータ21は、ハウジング11から離脱することなく、姿勢変化することができる。すなわち、前記ネイル81は、アクチュエータ21の支持及び抜止部材としても機能する。
そして、前記アクチュエータ21は、図6に示されるように、略方形の厚板状の部材であるアクチュエータ本体部25、該アクチュエータ本体部25に形成された複数の端子収容孔(こう)22、及び、該端子収容孔22内に形成された軸部としての第2軸部27bを有する。図3及び4に示されるように、前記端子収容孔22には、第1端子51の上腕部54の作動レバー部54b、及び、第2端子61の上腕部64の作動レバー部64bが収容され、第2軸部27bは作動レバー部54b及び作動レバー部64bと係合する。
また、第1端子51は、図3に示されるように、略H字状の形状を有し、平板状ケーブル101の挿抜方向に延在する2本の腕部、すなわち、第1腕部としての下腕部53及び第2腕部としての上腕部54、並びに、前記下腕部53と上腕部54とを連結する細長い帯状の連結部55を備える。該連結部55は、前記下腕部53における長手方向両端の間の位置に接続され、かつ、上腕部54における長手方向両端の間の位置に接続されている。なお、上腕部54は下腕部53の上方に配設されている。
ここで、前記下腕部53は、その先端(図3における左端)には、下方に突出して基板の面上に形成される接続パッドにはんだ付等によって接続される基板用接続部としてのテール部52が接続されている。また、先端と連結部55に接続された部位との間には上方に突出するように形成されたケーブル支持部53aを備えるとともに、連結部55に接続された部位より後方(図3における右方)に延出して、アクチュエータ21の第2軸部27bを下方から支持する軸受部53bを備える。なお、該軸受部53bの上端部は、第2軸部27bに当接して支持する平坦(たん)な軸支持部53cとして機能し、該軸支持部53cの後端には、上方に突出する突起53dが形成されている。
そして、第1端子51は、ハウジング11の前面側(図3における左側)から第1端子受入溝14aに挿入されて装填される。この場合、下腕部53のほぼ直線状の下端部が第1端子受入溝14aの床面に当接し、テール部52の突起52aがハウジング11の下部12における前端面の下端に喰込むことによって、第1端子51がハウジング11に固定される。
また、上腕部54は、平板状ケーブル101の導電線151と電気的に接続するコンタクト片として機能するものであり、その先端と連結部55に接続された部位との間には下方に突出するコンタクト部54aが形成されている。さらに、前記上腕部54は、連結部55に接続された部位より後方に延在し、アクチュエータ21の端子収容孔22内に進入して第2軸部27bの上方への移動を規制する作動レバー部54bを備える。なお、該作動レバー部54bの下端部は第2軸部27bに当接する軸当接部54cとして機能する。これにより、前記上腕部54は、アクチュエータ21によって作動させられる。
前記第2軸部27bは、略楕円形状の断面を備え、軸受部53bと作動レバー部54bとの間に位置し、アクチュエータ21の姿勢変化に伴って回転することによってカムとして機能し、軸当接部54cに当接しながら回転して作動レバー部54bを上方に押上げるようになっている。そして、作動レバー部54bが上方に押上げられると、連結部55並びに下腕部53及び上腕部54における連結部55に接続された部位の周辺が弾性的に変形し、上腕部54全体が回動して上腕部54と下腕部53との相対的角度が変化し、上腕部54の先端が下方に移動する。これにより、コンタクト部54aがケーブル支持部53aに接近するように移動して、平板状ケーブル101の導電線151に押付けられる。
なお、図3に示されるように、アクチュエータ21が開位置にあるときは、第2軸部27bが水平に近い角度になっている。すなわち、略楕円形状である第2軸部27bの断面の長軸が水平に近い角度になっている。そのため、作動レバー部54bは上方に押上げられておらず、上腕部54の先端が下方に移動していない。そのため、コンタクト部54aとケーブル支持部53aとの間隔が十分に広いので、挿入口13から挿入された平板状ケーブル101は、コンタクト部54a及びケーブル支持部53aから接触圧を受けずに、又は、わずかな接触圧しか受けずに挿入されるので、実質的にZIF(Zero Insertion Force)構造が実現されている。
また、第2端子61は、図4に示されるように、略H字状の形状を有し、平板状ケーブル101の挿抜方向に延在する2本の腕部、すなわち、第1腕部としての下腕部63及び第2腕部としての上腕部64、並びに、前記下腕部63と上腕部64とを連結する細長い帯状の連結部65を備える。該連結部65は、前記下腕部63における長手方向両端の間の位置に接続され、かつ、上腕部64における長手方向両端の間の位置に接続されている。なお、上腕部64は下腕部63の上方に配設されている。
ここで、前記下腕部63は、先端近傍から上方に突出するケーブル支持部63a、及び、連結部65に接続された部位より後方(図4における右方)に延在し、アクチュエータ21の第2軸部27bを下方から支持する軸受部63bを備える。なお、該軸受部63bの上端部は、第2軸部27bに当接して支持する平坦な軸支持部63cとして機能し、該軸支持部63cの後端には、上方に突出する突起63dが形成されている。また、前記軸受部63bの後端には、下方に突出して基板の面上に形成される接続パッドにはんだ付等によって接続される基板用接続部としてのテール部62が接続されている。なお、前記下腕部63の下端部には下方に突出する突起63eが形成されている。
そして、第2端子61は、ハウジング11の背面側(図4における右側)から第2端子受入溝14bに挿入されて装填される。この場合、下腕部63のほぼ直線状の下端部が第2端子受入溝14bの床面に当接し、下腕部63の突起63eが第2端子受入溝14bの床面に喰込み、テール部62の突起62aがハウジング11の下部12における後端面の下端に喰込むことによって、第2端子61がハウジング11に固定される。
また、上腕部64は、平板状ケーブル101の導電線151と電気的に接続するコンタクト片として機能するものであり、その先端近傍には下方に突出するコンタクト部64aが形成されている。さらに、前記上腕部64は、連結部65に接続された部位より後方に延在し、アクチュエータ21の端子収容孔22内に進入して第2軸部27bの上方への移動を規制する作動レバー部64bを備える。なお、該作動レバー部64bの下端部は第2軸部27bに当接する軸当接部64cとして機能する。これにより、前記上腕部64は、アクチュエータ21によって作動させられる。
そして、前記第2軸部27bは、略楕円形状の断面を備え、軸受部63bと作動レバー部64bとの間に位置し、アクチュエータ21の姿勢変化に伴って回転することによってカムとして機能し、作動レバー部64bを上方に押上げるようになっている。
ここで、第2端子61の軸当接部64cにはタイミング調整凹部64dが形成されている。該タイミング調整凹部64dは、第2端子61の作動レバー部64bがアクチュエータ21によって作動させられるタイミングが、前記第1端子51の作動レバー部54bがアクチュエータ21によって作動させられるタイミングと相違するように機能する。
図4に示される例において、前記タイミング調整凹部64dは、アクチュエータ21が開位置から閉位置への姿勢変化を開始し、第1端子受入溝14a内の第2軸部27bが第1端子51の作動レバー部54bの軸当接部54cに当接した時点では、第2端子受入溝14b内の第2軸部27bが第2端子61の作動レバー部64bに当接せず、前記第1端子51の作動レバー部54bを上方に押上げ始めた後で、前記第2端子61の作動レバー部64bに当接するような位置に形成されている。
タイミング調整凹部64dの部位又は大きさを調整することによって、第2端子受入溝14b内の第2軸部27bが第2端子61の作動レバー部64bに当接を開始するタイミングを適宜調整することができる。
なお、図4に示されるように、アクチュエータ21が開位置にあるときは、略楕円形状である第2軸部27bの断面の長軸が水平に近い角度になっている。そのため、作動レバー部64bは上方に押上げられておらず、上腕部64の先端が下方に移動していない。そのため、コンタクト部64aとケーブル支持部63aとの間隔が十分に広いので、挿入口13から挿入された平板状ケーブル101は、コンタクト部64a及びケーブル支持部63aから接触圧を受けずに、又は、わずかな接触圧しか受けずに挿入されるので、実質的にZIF構造が実現されている。
さらに、平板状ケーブル101の挿抜方向に関する第1端子51のコンタクト部54aとケーブル支持部53aとの位置関係は同一である、すなわち、コンタクト部54aとケーブル支持部53aとが対向する位置にあることが望ましい。また、第2端子61のコンタクト部64aとケーブル支持部63aとの位置関係も同様である。なお、平板状ケーブル101の挿抜方向に関するコンタクト部54a及びケーブル支持部53aの位置、並びに、コンタクト部64a及びケーブル支持部63aの位置は、図3及び4に示される例に限定されることなく、必要に応じて挿入口よりに設けたり、あるいはコネクタの奥側に設けたり、その設置位置を適宜変更することができる。
次に、前記コネクタ1に平板状ケーブル101を接続する動作について説明する。まず、ネイル81が平板状ケーブル101を係止する動作について説明する。
図8は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの平板状ケーブルを挿入する際の断面図である。なお、図8において(a)は平板状ケーブルを挿入する途中の状態を示し、(b)は平板状ケーブルの挿入が終了した状態を示している。
コネクタ1に平板状ケーブル101を接続する場合、まず、該平板状ケーブル101の先端101aからハウジング11の挿入口13に挿入する。この場合、図8に示されるように、アクチュエータ21はあらかじめ開位置にされている。また、平板状ケーブル101は、導電線151の露出した面が上を向くようにして挿入される。
そして、オペレータは手指等によって平板状ケーブル101を挿入口13に挿入して、ハウジング11の背面側に向けて、すなわち、挿入口13の奥側に向けて移動させると、先端101aにおける両側端近傍の部分が挿入口13内に突出しているネイル81の係止用凸部83aに当接する。該係止用凸部83aにおける挿入口13の入口側は緩やかに傾斜しているので、オペレータが平板状ケーブル101を挿入口13の奥側に向けて更に移動させると、係止用凸部83aは平板状ケーブル101から上向きの力を受ける。そのため、ネイル81の本体部84と内側ビーム部83との接続部近傍が弾性的に変形し、図8(a)に示されるように、内側ビーム部83が傾斜して該内側ビーム部83の先端の係止用凸部83aが上昇する。これにより、平板状ケーブル101は、先端101aが係止用凸部83aの下部を通過し、挿入口13の奥側に更に移動することができる。
続いて、平板状ケーブル101が挿入口13の奥側に更に移動して係止用凹部112が係止用凸部83aの位置に到達すると、上昇させられていた内側ビーム部83の先端の係止用凸部83aが下降して係止用凹部112内に進入する。これにより、図8(b)に示されるように、係止用凹部112と係止用凸部83aとが係合し、平板状ケーブル101が係止される。なお、係止用凸部83aにおける挿入口13の奥側は、図8(a)及び(b)で示されるように、平板ケーブルの挿抜方向に対して垂直に近い傾斜角を有していることから、平板ケーブルを引抜く方向への抵抗となる。そのため、平板状ケーブル101は、引抜き方向へ移動しにくくなる。したがって、平板状ケーブル101は、反対方向に移動することが阻止され、挿入口13から抜出てしまうことがない。また、先端101aが挿入口13の奥壁13aに当接することによって、挿抜方向に関する平板状ケーブル101の位置決めがなされる。これにより、平板状ケーブル101の挿入が完了する。
次に、アクチュエータ21を姿勢変化させる動作及び姿勢変化に伴いアクチェータ21が第1端子の作動レバー部54b及び第2端子の作動レバー部64bから受ける反力の変化について説明する。
図9は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが姿勢変化している途中の断面図であり、図2におけるA−A矢視断面図に対応する部分の図、図10は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが姿勢変化している途中の断面図であり、図2におけるB−B矢視断面図に対応する部分の図、図11は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの断面図であり、図2におけるA−A矢視断面図に対応する部分の図、図12は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの断面図であり、図2におけるB−B矢視断面図に対応する部分の図、図13は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの斜視図である。そして、図14は、アクチュエータを開位置から閉位置に姿勢変化させる際の、本発明の実施の形態におけるアクチュエータ21の第2軸部27bの回転角度と、該アクチェータ21が第1端子51及び第2端子61のそれぞれの作動レバー部54b及び64bから受ける反力の変化を表す図である。なお、図14において、線αは第1端子51の作動レバー部54bの変化を示し、線βは第2端子61の作動レバー部64bの変化を示す。
図3及び図4に示されるような開位置にあるアクチュエータ21を、図11及び図12に示されるような閉位置にある状態とするために、オペレータはアクチュエータ21を手指等によって操作し、時計回り方向に姿勢変化させる。
まず、アクチュエータ21の姿勢変化が開始されると、第2軸部27bが時計回り方向に回転し、略楕円形状である第2軸部27bの断面の長軸が、図3及び図4に示されるような水平、すなわち、平板状ケーブル101の挿抜方向に近い角度から、図11及び図12に示されるような、挿抜方向に対して垂直に近い角度となる方向に向けて変化を開始する。
第2軸部27bの断面の長軸が平板状ケーブル101の挿抜方向に対して所定の角度(例えば、15度程度)となると、第1端子受入溝14a内の第2軸部27bにおける断面の長軸の両端に対応する突出した部位の一方が第1端子51の作動レバー部54bの軸当接部54cに当接する(図14におけるイの位置)。また、前記長軸の両端に対応する突出した部位の他方は、軸受部53bの軸支持部53cに当接する。
このとき、第2端子受入溝14b内においては、第2軸部27bにおける断面の長軸の両端に対応する突出した部位の一方がタイミング調整凹部64dに対応した位置となるが、タイミング調整凹部64dによって軸当接部64cが上方に凹入した形状となっているので、前記長軸の突出した部位の一方は、軸当接部64cに当接しない。なお、前記長軸の両端に対応する突出した部位の他方は、軸受部63bの軸支持部63cに当接する。
そして、アクチュエータ21の姿勢が更に変化して第2軸部27bが時計回り方向に更に回転すると、第2軸部27bによって、第1端子51の作動レバー部54bが上方に押上げられる。このとき、作動レバー部54bが上方に変位するに従い、該作動レバー部54bからアクチュエータが受ける反力は大きくなっていく。なお、この時点では、第2軸部27bは、いまだ第2端子の軸当接部64cと接触していない。そのため、アクチュエータ21は第2端子の作動レバー部64bからは反力を受けない(図14のイ〜ロの間の位置)。
更にアクチェータ21の姿勢が変化して、更に第2軸部27bが時計回り方向に回転すると、図10に示されるように、第2軸部27bが、タイミング調整凹部64d内で、軸当接部64cに当接する(図14におけるロの位置)。このとき、図9に示されるように、第1端子51の作動レバー部54bは第2軸部27bに押上げられ、上方に変位し続けており、アクチュエータ21は該作動レバー部54bから反力を受けている。
なお、図9と図10の第2軸部27bの断面の長軸の角度は同一である。
そして、アクチェータ21の姿勢が更に変化し、第2軸部27bの断面長軸の角度がほぼ垂直となると、第1端子51の作動レバー部54bは最も上方に変位した状態となり、該作動レバー部54bがアクチュエータ21へ与える反力が最大となる。
一方、このとき、第2端子61の作動レバー部64bは第2軸部27bにより上方に押上げられ変位し続けており、アクチュエータ21は前記作動レバー部64bから反力を受ける(図14におけるハの位置)。
そして、また更にアクチュエータ21が時計回り方向に回転し、第2軸部27bの断面長軸の角度が更に大きくなると、第2端子受入溝14b内の該断面の長軸の両端は、タイミング調整凹部64dを脱し、平坦な軸当接部64cに当接する。その際、アクチュエータ21は第2端子61の作動レバー部64bから最大反力を受ける(図14におけるニの位置)。
続いて、アクチュエータ21の姿勢が更に変化すると第2軸部27bが時計回り方向に更に回転し、図11〜13に示されるように、アクチュエータが閉位置になる。これにより、アクチュエータ21の本体部25は、平板状ケーブル101の挿抜方向とほぼ平行な状態になる。また、第2軸部27bの断面の長軸は、平板状ケーブル101の挿抜方向に対して垂直になった状態よりも更に少しだけ時計回り方向に回転した角度となる。
このように、アクチュエータ21を姿勢変化させるとき、第1端子受入溝14a内の第2軸部27bが第1端子51の作動レバー部54bから受ける反発力のピークは、第2端子受入溝14b内の第2軸部27bが第2端子61の作動レバー部64bから受ける反発力のピークよりも遅れたタイミングで発生する。
したがって、アクチュエータ21が第1端子51から受ける反発力のピークが分散されることによって、オペレータがアクチュエータ21を手指等によって操作する際に、アクチュエータ21に付与すべき操作力が小さくて済み、オペレータはアクチュエータ21を開位置から閉位置へ容易に姿勢変化させることができ、アクチュエータ21の操作性が向上する。
なお、第2端子61のタイミング調整凹部64dの位置や大きさを変えることによって、第2端子61は、第1端子51よりも反力のピーク自体を小さくすることができる。
上記一連の動作により、第1端子51については、図11に示されるように、前記第2軸部27bが軸受部53bと作動レバー部54bとの間隔を押広げ、該作動レバー部54bを上方に押上げるので、上腕部54全体が回動して該上腕部54と下腕部53との相対的角度が変化し、上腕部54の先端が下方に移動する。そして、コンタクト部54aがケーブル支持部53aに接近するように移動して、平板状ケーブル101の上側の表面において露出している導電線151に押付けられる。そのため、該導電線151がコンタクト部54aに当接して電気的接続部が形成され、前記導電線151が第1端子51と電気的に接続され、テール部52が接続されている基板の面上の接続パッドを介して、基板の導電トレースと導通する。
なお、上腕部54は、ある程度のばね性を有し、平板状ケーブル101に押付けられることによって弾性的に変形するので、導電線151とコンタクト部54aとの接続が良好に維持される。また、下腕部53のケーブル支持部53aがコンタクト部54aと対向する位置にあるので、平板状ケーブル101がケーブル支持部53aによって確実に支持され、導電線151とコンタクト部54aとの接続が確実に維持される。
また、第2端子61についても同様に、図12に示されるように、前記第2軸部27bが軸受部63bと作動レバー部64bとの間隔を押広げ、該作動レバー部64bを上方に押上げるので、上腕部64全体が回動して該上腕部64と下腕部63との相対的角度が変化し、上腕部64の先端が下方に移動する。そして、コンタクト部64aがケーブル支持部63aに接近するように移動して、平板状ケーブル101の上側の表面において露出している導電線151に押付けられる。そのため、該導電線151がコンタクト部64aに当接して電気的接続部が形成され、前記導電線151が第2端子61と電気的に接続され、テール部62が接続されている基板の面上の接続パッドを介して、基板の導電トレースと導通する。
なお、上腕部64は、ある程度のばね性を有し、平板状ケーブル101に押付けられることによって弾性的に変形するので、導電線151とコンタクト部64aとの接続が良好に維持される。また、下腕部63のケーブル支持部63aがコンタクト部64aと対向する位置にあるので、平板状ケーブル101がケーブル支持部63aによって確実に支持され、導電線151とコンタクト部64aとの接続が確実に維持される。
ここでは、平板状ケーブル101を導電線151の露出した面が上を向くようにして挿入口13に挿入した場合について説明したが、導電線151の露出した面が下を向くようにして挿入口13に挿入することもできる。この場合、第1端子51については下腕部53のケーブル支持部53aがコンタクト部54aと対向する位置にあり、第2端子61については下腕部63のケーブル支持部63aがコンタクト部64aと対向する位置にあるので、導電線151は、ケーブル支持部53a及び63aに押付けられて当接し、第1端子51及び第2端子61と電気的に接続される。すなわち、下腕部53及び63がコンタクト片として機能する。したがって、平板状ケーブル101を上下逆向きにしてもコネクタ1に接続することができ、接続作業の自由度が高くなっている。
また、アクチュエータ21の姿勢変化によって上腕部54及び64が作動させられる場合について説明したが、下腕部53及び63が作動させられるようにしてもよい。この場合、第2端子61のタイミング調整凹部64dは、作動レバー部64bの軸当接部64cでなく、軸受部63bの軸支持部63cに形成される。さらに、本実施の形態においては、断面長軸の角度がほぼ垂直となったときに、第1端子51の作動レバー部54bがアクチュエータ21へ与える反力が最大となるが、これはあくまで一例であり、第2軸部27bの断面形状によっては、反力が最大となる角度が必ずしも垂直ではないということはいうまでもない。
このように、本実施の形態において、第2端子61の上腕部64は、作動開始のタイミングが第1端子51の上腕部54の作動開始のタイミングと相違するように形成されるタイミング調整凹部64dを備える。これにより、アクチュエータ21を開位置から閉位置へ姿勢変化させる間に、アクチュエータ21が第1端子51から受ける反発力のピークのタイミングと第2端子61から受ける反発力のピークのタイミングとが相違する。その結果、アクチュエータ21がすべての端子から受ける反発力のピークが分散される。したがって、オペレータがアクチュエータ21を手指等によって操作する際に、アクチュエータ21に付与すべき操作力が小さくて済むので、オペレータはアクチュエータ21を開位置から閉位置へ姿勢変化させることができ、アクチュエータ21の操作性が向上する。
また、アクチュエータ21は、その姿勢変化に伴って平板状ケーブル101の挿抜方向に対する角度が変化する略楕円形断面の軸部27bを備え、タイミング調整凹部64dは、第1腕部又は第2腕部の作動タイミングが相違するように形成されている。したがって、アクチュエータ21は、その姿勢変化の過程において、第1端子51から受ける反発力のピーク以降において、第2端子61からの反発力を受けるようになるので、アクチュエータ21が受ける反発力のピークが確実に分散される。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの斜視図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの正面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの断面図であり図2におけるA−A矢視断面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの断面図であり図2におけるB−B矢視断面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの取付用補助金具としてのネイルの斜視図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータの斜視図である。 本発明の実施の形態におけるケーブルの斜視図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの平板状ケーブルを挿入する際の断面図であって、(a)はケーブルを挿入している途中の状態を表し、(b)はケーブルの挿入が終了した状態を示している。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの、図2におけるA−A矢視断面に対応する部分であって、アクチュエータが姿勢変化しているときの断面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの、図2におけるB−B矢視断面に対応する部分であって、アクチュエータが姿勢変化しているときの断面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの、図2におけるA−A矢視断面に対応する部分であって、アクチュエータが閉位置にあるときの断面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの、図2におけるB−B矢視断面に対応する部分であって、アクチュエータが閉位置にあるときの断面図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの斜視図である。 本発明の実施の形態における、アクチュエータを開位置から閉位置に姿勢変化させる際の、アクチュエータの回転角と両端子がアクチュエータに与える反力の大きさの変化を表す図、X軸が角度、Y軸が反力の大きさを表す。 従来のケーブル用コネクタの断面図であり(a)はアクチュエータが開位置にある状態を示し、(b)はアクチェータが閉位置にある状態を示す。
符号の説明
1 コネクタ
11、801 ハウジング
12 下部
13 挿入口
13a 奥壁
14a 第1端子受入溝
14b 第2端子受入溝
15 上部
16 側部
17a 第1ネイル収容溝
17b 第2ネイル収容溝
21、810 アクチュエータ
22 端子収容孔
25 アクチュエータ本体部
27a 第1軸部
27b 第2軸部
51 第1端子
52、62 テール部
52a、53d、62a、63d、63e、86a 突起
53、63 下腕部
53a、63a ケーブル支持部
53b、63b 軸受部
53c、63c 軸支持部
54、64 上腕部
54a、64a コンタクト部
54b、64b 作動レバー部
54c、64c 軸当接部
55、65 連結部
61 第2端子
64d タイミング調整凹部
81 ネイル
82 外側ビーム部
83 内側ビーム部
83a 係止用凸部
84 ネイル本体部
85 軸受凹部
86 取付部
86b 下端
101、809 平板状ケーブル
101a 先端
111 基板部
112 係止用凹部
121 絶縁層
151、814 導線部
802 端子
803 基板
804 ベースビーム
805 回転ビーム
806 接触部
807 はんだテール
808 パッド
811 回転中心
812 回転部
813 支柱

Claims (5)

  1. (a)平板状ケーブルを挿入する挿入口を備えるハウジングと
    (b)該ハウジングに装填され、前記平板状ケーブルの導電線と電気的に接続する複数種類の端子と
    (c)前記平板状ケーブルを挿入可能な第1位置と挿入された平板状ケーブルの導電線及び端子を電気的に接続させる第2位置との間を姿勢変化可能にハウジングに取付けられるアクチュエータとを有するケーブル用コネクタであって、
    (d)各端子は、前記平板状ケーブルの挿抜方向に延在する第1腕部及び第2腕部、並びに、前記第1腕部と第2腕部とを連結する細長い帯状の連結部を備え、
    (e)各端子における第1腕部又は第2腕部は、前記アクチュエータによって作動させられ、
    (f)該アクチュエータは、その姿勢変化に伴って前記平板状ケーブルの挿抜方向に対する角度が変化する略楕円形断面の軸部を備え、
    (g)少なくとも1種類の端子の第1腕部又は第2腕部は、作動開始のタイミングが他種類の端子の第1腕部又は第2腕部の作動開始のタイミングと相違するように形成されるタイミング調整凹部を備え
    (h)該タイミング調整凹部は、前記軸部が凹入可能な形状を備え、前記軸部が、少なくとも1種類の端子の作動部に当接したときには、その他の種類の端子の作動部には当接せず、前記軸部が前記タイミング調整凹部から脱する際に、該タイミング調整凹部が形成された腕部から前記アクチュエータが最大反力を受けるように形成されることを特徴とするケーブル用コネクタ。
  2. 前記アクチュエータが第1位置と第2位置との間で姿勢変化すると、前記第1腕部と第2腕部との相対的角度が変化する請求項1に記載のケーブル用コネクタ。
  3. (a)前記第2腕部は、前記連結部との接続部より挿入口側に配設され、前記導電線と接触するコンタクト部、及び、前記連結部との接続部より挿入口と反対側に配設され、前記アクチュエータからの力を受ける作動レバー部を備え、
    (b)前記アクチュエータが第1位置から第2位置に姿勢変化すると、前記作動レバー部が第1腕部から離間する方向に移動させられ、前記コンタクト部が前記第1腕部に接近する方向に移動させられて傾斜する請求項1に記載のケーブル用コネクタ。
  4. 前記タイミング調整凹部は、前記少なくとも1種類の端子の作動レバー部に形成される請求項に記載のケーブル用コネクタ。
  5. (a)前記アクチュエータは、前記作動レバー部と第1腕部との間に位置し、前記アクチュエータの姿勢変化に伴って、前記平板状ケーブルの挿抜方向に対する角度が変化して前記作動レバー部に当接する略楕円形断面の軸部を備え、
    (b)前記タイミング調整凹部は、前記軸部が他種類の端子の作動レバー部に当接を開始するタイミングで、前記軸部の断面の長軸の一端と対応する位置に形成される請求項に記載のケーブル用コネクタ。
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