JP2006066327A - 接続ユニット、ケーブル及びコネクタ - Google Patents

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芳輝 山下
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Abstract

【課題】 ケーブルがコネクタから抜けてしまうことを防止することができる接続ユニット、ケーブル及びコネクタを提供すること。
【解決手段】 本発明の接続ユニットは、コネクタ100に凹部104を凹設すると共に、ケーブル1の長手方向一端部に折り曲げ片5を折り曲げ形成する。それら折り曲げ片5と凹部104とは嵌合可能に構成されているので、コネクタ100に対するケーブル1の抜け防止手段を形成することができ、これにより、ケーブル1がコネクタ100から抜けてしまうことを防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、接続ユニット、ケーブル及びコネクタに関するものであり、特に、コネクタに対するケーブルの抜け防止手段を設けることにより、ケーブルがコネクタから抜けてしまうことを防止することができる接続ユニット、ケーブル及びコネクタに関するものである。
コネクタは、ケーブル(フレキシブルプリント基板またはフレキシブルフラットケーブル)を着脱自在に保持するものであり、通常、本体部と、その本体部に回動可能に軸支されるカバー部と、本体部に取着される接続端子とを備えて構成される。そして、カバー部と接続端子との間にケーブルを挟持保持すると共に、接続端子を介してFPC又はFFCを外部の回路に接続する。
ところで、このようなコネクタでは、カバー部を本体部側へ向けて回動させた際に、ケーブルから反発力を受けたカバー部がケーブルの挿入方向後方へ後退してしまい易く、そのため、ケーブルを接続端子に押圧できない部分が発生し、接続不良に繋がってしまうという問題点があった。
そこで、特開2002−231348号公報には、スライダー(カバー部)に押圧部を設けると共に、その押圧部でFPC又はFFCを押圧した時にその押圧部が押圧方向と反対方向に変位しないようにブロック(本体部)又はコンタクト(接続端子)により押さえる技術が記載されている。この技術によれば、スライダーを回動させた際には、そのスライダーが押圧方向と反対方向に変位することを防止して、FPC又はFFC(ケーブル)をコンタクトに確実に接触させることができるので、接続不良を防止することができる。
特開2002−231348号公報(段落[0005]、図4など)
しかしながら、上述した従来のコネクタのように、FPC又はFFC(ケーブル)をブロック(本体部)とスライダー(カバー部)との間で挟圧保持するだけの構成では、その抜け止め対策が十分でなく、FPC又はFFCにその挿入方向と反対方向への負荷が掛かった場合には、FPC又はFFCがコネクタから抜けてしまうという問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、コネクタに対するケーブルの抜け防止手段を設けることにより、ケーブルがコネクタから抜けてしまうことを防止することができる接続ユニット、ケーブル及びコネクタを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の接続ユニットは、平面状に並設される導体部材とその導体部材を被覆する被膜部材とを有するケーブルと、そのケーブルの長手方向一端側を挟圧保持すると共に、その保持状態では前記導体部材に接続される接続端子を有し、その接続端子を介して前記導体部材を外部の回路に接続するコネクタとを備えるものであり、前記コネクタは、本体部と、その本体部に回動可能に軸支されるカバー部とを備え、このカバー部と前記本体部との間に前記ケーブルの長手方向一端側を挟圧保持するものであり、前記コネクタの本体部には、凹部が凹設されると共に、前記ケーブルは、その長手方向一端部を折り曲げて形成される前記凹部に嵌合可能な折り曲げ片を備え、その折り曲げ片と前記凹部とにより、前記コネクタに対する前記ケーブルの抜け防止手段が形成されている。
請求項2記載の接続ユニットは、請求項1記載の接続ユニットにおいて、前記ケーブルの折り曲げ片は、前記導体部材と、その導体部材の少なくとも一面側を被覆する前記被覆部材とから構成されている。
請求項3記載の接続ユニットは、請求項1又は2に記載の接続ユニットにおいて、前記ケーブルの折り曲げ片は、前記ケーブルの長手方向一端側を断面略L字状に折り曲げることにより構成されている。
請求項4記載の接続ユニットは、請求項1から3のいずれかに記載の接続ユニットにおいて、前記ケーブルの折り曲げ片は、その両面側が前記被覆部材によって被覆されて構成されている。
請求項5記載の接続ユニットは、請求項3又は4に記載の接続ユニットにおいて、前記被覆部材に積層される補強部材を備え、その補強部材の一端側は、前記折り曲げ片の基部まで延設されている。
請求項6記載の接続ユニットは、請求項3から5のいずれかに記載の接続ユニットにおいて、前記本体部に凹設される凹部は、前記ケーブルの挿入方向の幅が、その凹部に嵌合される前記ケーブルの折り曲げ片の厚みと略同一の寸法に構成されている。
請求項7記載の接続ユニットは、請求項3から6のいずれかに記載の接続ユニットにおいて、前記ケーブルの折り曲げ片は、その折り曲げ方向外周側の面のみに前記被膜部材が被膜されるものであり、前記接続端子は、前記本体部に取着されると共に、その接続端子が前記凹部の外からこの凹部の側壁と略一致する位置まで延設されている。
請求項8記載の接続ユニットは、請求項3から6のいずれかに記載の接続ユニットにおいて、前記ケーブルの折り曲げ片は、その折り曲げ方向外周側の面のみに前記被膜部材が被膜されるものであり、前記接続端子は、前記本体部に取着されると共に、その接続端子が前記凹部の外からこの凹部の側壁に沿いつつ凹部内まで延設されることで、外から前記凹部の側壁の少なくとも一部または全部が前記接続端子によって覆われている。
請求項9記載の接続ユニットは、請求項3から8のいずれかに記載の接続ユニットにおいて、前記接続端子は、前記カバー部に取着され、その接続端子は、少なくとも前記本体部に凹設される凹部と重なる位置まで延設されている。
請求項10記載の接続ユニットは、請求項1又は2に記載の接続ユニットにおいて、前記ケーブルの折り曲げ片は、前記ケーブルの長手方向一端側を断面略V字状に折り曲げることにより構成され、前記コネクタの接続端子は、前記本体部に取着されると共に、その接続端子は、前記凹部の外からこの凹部の側壁を越える位置まで延設されている。
請求項11記載の接続ユニットは、請求項10記載の接続ユニットにおいて、前記被覆部材に積層される補強部材を備え、その補強部材の一端側は、前記ケーブルの長手方向において、前記折り曲げ片の基部と先端部との間となる位置まで延設されている。
請求項12記載の接続ユニットは、請求項10又は11に記載の接続ユニットにおいて、前記カバー部は、前記本体部側へ向けて突設される突設部を備え、前記カバー部と前記本体部とで前記ケーブルを挟圧保持したときには、前記突設部が前記本体部の凹部内へ入り込むように構成されている。
請求項13記載の接続ユニットは、請求項12記載の接続ユニットにおいて、前記突設部は、前記カバー部と前記本体部とで前記ケーブルを挟圧保持したときには、前記本体部の凹部内へ入り込むと共に、その凹部内の前記ケーブルと当接するように構成されている。
請求項14記載の接続ユニットは、請求項12又は13に記載の接続ユニットにおいて、前記突設部は、その先端部であって、前記本体部に取着される前記接続端子に近い側のコーナー部を欠落して形成される欠落部を備えている。
請求項15記載のケーブルは、請求項1から14のいずれかに記載の接続ユニットに使用されるものである。
請求項16記載のコネクタは、請求項1から14のいずれかに記載の接続ユニットに使用されるものである。
請求項1記載の接続ユニットによれば、コネクタの本体部に凹部を凹設すると共に、ケーブルの長手方向一端部に折り曲げ片を折り曲げ形成し、それら折り曲げ片と凹部とを嵌合可能に構成したので、コネクタに対するケーブルの抜け防止手段を形成することができ、これにより、ケーブルがコネクタから抜けてしまうことを防止することができるという効果がある。
また、ケーブルの折り曲げ片と本体部の凹部とが嵌合可能に構成されていれば、かかる嵌合部をコネクタに対するケーブルの位置決め手段として機能させることができるので、ケーブルとコネクタとを適正な状態で接続して、その接続不良の発生を確実に抑制することができるという効果がある。
更に、作業者は、カバー部を閉じる前に、ケーブルを挿入方向と反対方向へ引っ張り、抵抗感が得られるか否かを確認することで、ケーブルの折り曲げ片が本体部の凹部に嵌合されているか否か、即ち、ケーブルがコネクタに対して適正な位置に配置されているか否かを容易に判断することができる。よって、目視による確認作業や再度の位置調整作業を省略して、ケーブルとコネクタとの接続作業を簡素化することができ、その分、作業性の向上を図ることができるという効果がある。
請求項2記載の接続ユニットによれば、請求項1記載の接続ユニットの奏する効果に加え、ケーブルの折り曲げ片は、平面状に並設される導体部材の少なくとも一面側が被膜部材により被膜されているので、平面状に並設された各導体部材を被膜部材により固定することができ、各導体部材同士が接触することを抑制することができる。その結果、各導体部材の接触によるショートの発生を抑制することができるという効果がある。
また、導体部材の少なくとも一面側を被膜部材により被覆することで、その分、折り曲げ片全体としての剛性強度を確保することができるので、かかる折り曲げ片が変形して凹部から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができるという効果がある。
請求項3記載の接続ユニットによれば、請求項1又は2に記載の接続ユニットの奏する効果に加え、ケーブルの折り曲げ片は、ケーブルの長手方向一端側を断面略L字状に折り曲げることにより構成されているので、かかる折り曲げ片を容易に形成することができるという効果がある。その結果、折り曲げ片の形成コストを削減して、その分、接続ユニット全体としての製品コストの削減を図ることができるという効果がある。
請求項4記載の接続ユニットによれば、請求項1から3のいずれかに記載の接続ユニットの奏する効果に加え、ケーブルの折り曲げ片は、その両面側が被膜部材によって被膜されているので、折り曲げ片の片面側のみが被膜部材によって被膜されている場合と比較して、折り曲げ片全体としての剛性強度の向上を図ることができる。その結果、折り曲げ片と本体部の凹部との嵌合強度を高めることができるので、折り曲げ片が凹部から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができるという効果がある。
請求項5記載の接続ユニットによれば、請求項3又は4に記載の接続ユニットの奏する効果に加え、ケーブルは被膜部材に積層される補強部材を備えると共に、その補強部材の一端側は、折り曲げ片の基部まで延設されているので、その分、折り曲げ片の動きを制限することができる。よって、折り曲げ片の基部まで補強部材が延設されていない場合と比較して、折り曲げ片と本体部の凹部との嵌合強度を高めることができるので、折り曲げ片が凹部から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができるという効果がある。
また、このように、折り曲げ片の基部まで補強部材が延設されていれば、かかる補強部材の補強効果によってケーブルの撓みを抑制することができるので、ケーブルをコネクタに接続する場合には、ケーブルの折り曲げ片を本体部の凹部に容易に嵌合させることができ、その分、ケーブルをコネクタに接続する際の作業性の向上を図ることができるという効果がある。
請求項6記載の接続ユニットによれば、請求項3から5のいずれかに記載の接続ユニットの奏する効果に加え、本体部に凹設される凹部は、ケーブルの挿入方向の幅が、その凹部に嵌合されるケーブルの折り曲げ片の厚みと略同一の寸法に構成されている。よって、折り曲げ片と凹部の側壁とを互いに密着させることができるので、折り曲げ片の変形を抑制することができるという効果がある。その結果、折り曲げ片と本体部の凹部との嵌合強度を高めることができるので、折り曲げ片が凹部から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができるという効果がある。
また、折り曲げ片の一面側に導体部材を露出させて構成すると共に、凹部の側壁の少なくとも一部または全部に接続端子を配設した場合には、上述のように凹部の幅を折り曲げ片の厚みと略同一の寸法に構成することで、導体部材と接続端子とを互いに密着させることができ、その結果、その接触状態を維持することができるという効果がある。
請求項7記載の接続ユニットによれば、請求項3から6のいずれかに記載の接続ユニットの奏する効果に加え、ケーブルの折り曲げ片は、その折り曲げ方向外周側の面のみに被膜部材が被膜されており、本体部に取着される接続端子は、凹部の外からこの凹部の側壁と略一致する位置まで延設されている。よって、導体部材と接続端子の凹部に近い側の側面とを接触させることができるので、導体部材と接続端子との接触面積を増加させ、その分、接触抵抗の減少を図ることができるという効果がある。
請求項8記載の接続ユニットによれば、請求項3から6のいずれかに記載の接続ユニットの奏する効果に加え、ケーブルの折り曲げ片は、その折り曲げ方向外周側の面のみに被膜部材が被膜されており、本体部に取着される接続端子は、凹部の外からこの凹部の側壁に沿いつつ凹部内まで延設されることで、凹部の外からこの凹部の側壁の少なくとも一部または全部が接続端子によって覆われる。よって、導体部材と接続端子とを接触させることができるので、導体部材と接続端子との接触面積を増加させ、その分、接触抵抗の減少を図ることができるという効果がある。
請求項9記載の接続ユニットによれば、請求項3から8のいずれかに記載の接続ユニットの奏する効果に加え、カバー部に取着される接続端子は、少なくとも本体部に凹設される凹部と重なる位置まで延設されている。即ち、その延設分だけ折り曲げ片の導体部材と接続端子との接触面積を増加させることができ、その分、接触抵抗の減少を図ることができるという効果がある。
請求項10記載の接続ユニットによれば、請求項1又は2に記載の接続ユニットの奏する効果に加え、ケーブルの折り曲げ片は、ケーブルの長手方向一端側を断面略V字状に折り曲げることにより構成され、コネクタの接続端子は、本体部に取着される接続端子を備えると共に、その接続端子は、凹部の外からこの凹部の側壁を越える位置まで延設されている。
よって、折り曲げ片を凹部に嵌合させた場合には、凹部の側壁を越える位置まで延設された接続端子が略V字状に折り曲げられた部位で挟持され、折り曲げ片と凹部との嵌合強度を高めることができるので、折り曲げ片が凹部から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができるという効果がある。
また、凹部の側壁を越えて延設された接続端子の両面の面積の分だけケーブルの導体部材との接触面積を確保することができるので、その分、接触抵抗の減少を図ることができるという効果がある。
請求項11記載の接続ユニットによれば、請求項10記載の接続ユニットの奏する効果に加え、被膜部材に積層される補強部材を備え、その補強部材の一端側は、ケーブルの長手方向において、折り曲げ片の基部と先端部との間となる位置まで延設されているので、ケーブルの折り曲げ部(断面略V字状部)の動きが制限されず、かかる折り曲げ部の変形性を確保することができるので、ケーブルをコネクタへ脱着する際の作業性が向上するという効果がある。
請求項12記載の接続ユニットによれば、請求項10又は11に記載の接続ユニットの奏する効果に加え、カバー部は本体部側へ向けて突設される突設部を備え、カバー部と本体部とでケーブルを挟圧保持したときには、突設部が本体部の凹部内へ入り込むように構成されている。
これにより、カバー部を閉じた場合には、突設部が入り込む分だけ凹部内の空間を狭くして、ケーブルの折り曲げ部(折り曲げ片)の変形を抑制することができる。その結果、折り曲げ片と凹部との嵌合強度を高めることができるので、折り曲げ片が凹部から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができるという効果がある。
一方、カバー部を開放した場合には、突設部の体積分だけ凹部内の空間、即ち、凹部の開口面積を広くして、かかる凹部へケーブルの折り曲げ片を挿入し易くすることができるという効果がある。その結果、ケーブルをコネクタに接続する際の作業性の向上を図ることができるという効果がある。
請求項13記載の接続ユニットによれば、請求項12記載の接続ユニットの奏する効果に加え、突設部は、カバー部と本体部とでケーブルを挟圧保持したときには、本体部の凹部内に入り込むと共に、その凹部内のケーブルと当接するように構成されているので、凹部内で折り曲げ片と接触してその変形をより確実に抑制することができる。その結果、折り曲げ片と凹部との嵌合強度をより高めることができるので、折り曲げ片が凹部から抜け出ることをより確実に抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができるという効果がある。
請求項14記載の接続ユニットによれば、請求項12又は13記載の接続ユニットの奏する効果に加え、突設部は、その先端部であって、本体部に取着された接続端子に近い側のコーナー部を欠落して形成される欠落部を備えている。よって、突設部のコーナー部をケーブルに引っ掛からせることなく、かかる突設部を凹部内に入り込ませることができるので、カバー部をスムーズに回動させることができるという効果がある。
請求項15記載のケーブルによれば、請求項1から14のいずれかに記載の接続ユニットに使用されるケーブルと同様の効果を得ることができる。
請求項16記載のコネクタによれば、請求項1から14のいずれかに記載の接続ユニットに使用されるコネクタと同様の効果を得ることができる。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施例における接続ユニットを示す図であり、ケーブル1及びコネクタ100の斜視図である。まず、図1を参照して、接続ユニットの全体構成について説明する。
接続ユニットは、ケーブル1とコネクタ100とを備えて構成される。図1に示すように、ケーブル1は、複数の銅箔が平面状に並設される導体部材3と、その導体部材3の上面及び下面を被膜する被膜部材2(上面被覆部材2a及び下面被覆部材2b)と、上面被膜部材2aの上面に積層される補強部材4とを備えて構成されている。
被膜部材2は、図1に示すように、ケーブル1の長手方向一端側(図1右側)における下面被膜部材2bが除去されており、その除去部からは、導体部材3が下方(図1下方向)へ向けて露出されている。これにより、導体部材3が後述するコネクタ100の本体側接続端子103と接続可能とされている。
ケーブル1は、図1に示すように、その長手方向一端側(図1右側)が断面略L字状に折り曲げて形成されると共に、その折り曲げ部が折り曲げ片5(上面被膜部材先端部2a1及び導体部材先端部3a)とされている。この折り曲げ部5は、後述するコネクタ100の凹部104に嵌め込まれる。
補強部材4は、被膜部材2及び導体部材3と比較して剛性を有する材質で形成されており、折り曲げ片5の基部から下面被膜部材2bが除去された除去部を越える位置まで上面被膜部材2a上に積層される。
また、補強部材4の長手方向と直交する幅寸法は、後述する本体部101の側壁101aの対向面間隔と略同一に構成されている。よって、ケーブル1とコネクタ100との嵌合時においてケーブル1の横方向の動きを制限し、導体部材3と本体側接続端子103とを適正な状態で接続して、その接続不良の発生を確実に抑制することができる。
コネクタ100は、図1に示すように、複数の銅箔が並設される本体側接続端子103と、その本体側接続端子103が取着される本体部101と、その本体部101に回動可能に軸支されるカバー部102とを備えて構成されている。
本体部101は、上方(図1上方向)へ向けて立設する一対の側壁101aを備えており、これら側壁101aの対向面間隔は、上述したように、補強部材4の長手方向と直交する幅寸法と略同一に構成されている。また、これら側壁101aの対向方向と直交する本体部101の幅寸法は、ケーブル1の下面被膜部材2bが除去された除去部の長手方向の幅と略同一に構成されている。
凹部104は、図1に示すように、カバー部102側の側壁(図1右奥側)に沿って凹設されると共に、ケーブル1の長手方向と直交する幅寸法と略同一の長さに構成されている。なお、凹部104は、本体側接続端子103が取着される側(図1左側)が側壁104aとされている。
次いで、図2を参照して、ケーブル1とコネクタ100との嵌合について詳細に説明する。
図2は、接続ユニットを示す図であり、図2(a)はケーブル1の断面図であり、図2(b)はコネクタ100の断面図であり、図2(c)はケーブル1とコネクタ100との接続状態を示す断面図である。
図2(a)に示すように、折り曲げ片5(上面被膜部材先端部2a1及び導体部材先端部3a)は上面被膜部材2aと導体部材3とが断面略L字状に折り曲げ形成され、本体部101に凹設された凹部104(図2(b)参照)と嵌合可能に構成されている。
このように、折り曲げ片5はその折り曲げ方向外周側の面に上面被膜部材先端部2a1に被膜されているので、平面状に並設された各導体部材先端部3aを上面被膜部材先端部2a1により固定することができる。その結果、各導体部材先端部3a同士が接触することを抑制することができるので、各導体部材先端部3aの接触によるショートの発生を抑制することができる。
更に、図2(a)に示すように、導体部材先端部3aが上面被膜部材先端部2a1により被膜されることで、その分、折り曲げ片5全体としての剛性強度を確保することができる。その結果、折り曲げ片5が変形して凹部104から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができる。
また、図2(a)に示すように、導体部材3の下面側(図2(a)の下側面)は、本体側接続端子103(図2(b)参照)の寸法(図2(b)左右方向の寸法)に対応する範囲が下面被膜部材2bに被膜されずに露出されている。そのため、ケーブル1とコネクタ100の接続状態では、導体部材3の露出した部位と本体側接続端子103とが接触可能に構成されている(図2(c)参照)。
なお、折り曲げ片5の折り曲げ方向とは、ケーブル1を折り曲げるときに折り曲げ片5が回動する方向を意味しており、外周側の面とは、折り曲げ片5が有する互いに平行な2面のうち、折り曲げ方向に回動するときに後方となる側の面を意味している。
補強部材4は、被膜部材2や導体部材3よりも高い剛性を有して構成され、図2(a)に示すように、折り曲げ片5の基部から下面被膜部材2bの長手方向一端側(図2(a)右側)を越える長さで上面被膜部材2aに積層される。
このように、折り曲げ片5の基部まで補強部材4が延設されているので、その分、折り曲げ片5の動きを制限することができる。よって、折り曲げ片5と本体部101(図2(b)参照)との嵌合強度を高めることができるので、折り曲げ片5が凹部104から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができる。
更に、補強部材4の補強効果によってケーブル1の撓みを抑制することができるので、ケーブル1をコネクタ100に接続する場合には、ケーブル1の折り曲げ片5を本体部101の凹部104に容易に嵌合させることができ、その分、ケーブル1をコネクタ100に接続する際の作業性の向上を図ることができる。
次に、図2(b)に示すように、コネクタ100は、本体部101に凹部104が凹設されると共に、その本体部101の一端側(図2(b)右側)にカバー部102が回動可能に軸支されて構成されている。カバー部102は、その軸支点を中心にして本体部101側又はその反対側へ回動可能に構成されている。本体側接続端子103は、凹部104の一側を形成する側壁104aから本体部101の端面(図2(b)左側)までにわたって配設されている。
このように、本体側接続端子103は、凹部104の側壁104aと略一致する位置まで延設されているので、導体部材先端部3aと本体側接続端子103の凹部104側の側面とを接触させることができる。よって、導体部材先端部3aと本体側接続端子103との接触面積を増加させ、その分、接触抵抗の減少を図ることができる(図2(c)参照)。
また、図2(b)に示すように、凹部104は、本体部101の各本体側接続端子103の長手方向一端側(図2(b)右側)に沿う位置に凹設されており、その凹部104の幅(図2(b)左右方向幅)は折り曲げ片5の厚さ(図2(a)左右方向厚さ)と略同一の寸法に構成されている。
よって、折り曲げ片5と凹部104の側壁とを互いに密着させることができるので(図2(c)参照)、折り曲げ片5の変形を抑制することができる。その結果、折り曲げ片5と凹部104との嵌合強度を高めることができるので、折り曲げ片5が凹部104から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能を発揮させることができる。
更に、導体部材先端部3aと本体側接続端子103の凹部104側の側面とを互いに密着させることができ(図2(c)参照)、その結果、その接触面積を増加させた状態を維持することができる。
次いで、図2(c)に示すように、ケーブル1とコネクタ100との接続状態では、ケーブル1の折り曲げ片5がコネクタ100に凹設された凹部104に嵌合すると共に、下面被膜部材2bに被膜されていない導体部材3の露出した部位が本体側接続端子103と接触する。
このように、折り曲げ片5と凹部104とが嵌合可能に構成されているので、それら折り曲げ片5と凹部104とによって、コネクタ100に対するケーブル1の抜け防止手段を形成することができ、これにより、ケーブル1がコネクタ100から抜けてしまうことを防止することができる。
また、かかる嵌合部をコネクタ100に対するケーブル1の位置決め手段として機能させることもできるので、ケーブル1とコネクタ100とを適正な状態で接続して、その接続不良の発生を確実に抑制することができる。
更に、作業者は、カバー部102が本体部101側へ回動される前に、ケーブル1を挿入方向と反対方向(図2(c)左方)へ引っ張り、抵抗感が得られるか否かを確認することで、ケーブル1の折り曲げ片5が本体部101の凹部104に嵌合されているか否か、即ち、ケーブル1がコネクタ100に対して適正な位置に配置されているか否かを判断することができる。よって、目視による確認作業や再度の位置調整作業を省略して、ケーブル1とコネクタ100との接続作業を簡素化することができ、その分、作業性の向上を図ることができる。
なお、上述の通り、折り曲げ片5は、ケーブル1の長手方向一端側(図2(c)右側)を断面略L字状に折り曲げることにより形成されるものであるので、かかる折り曲げ片5を容易に形成することができる。その結果、抜け防止手段の形成コストを削減して、その分、ケーブル1(ひいては、接続ユニット全体として)の製品コストの削減を図ることができる。
次に、図3を参照して第2実施例について説明する。第1実施例では、本体側接続端子103が凹部104の側壁104aと略一致する位置まで延設されていたのに対し、第2実施例では、本体部111に取着される本体側接続端子113が凹部114の側壁114aを覆う位置まで延設されている。なお、前記した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図3は、本発明の第2実施例における接続ユニットを示す図であり、図3(a)はケーブル1の断面図であり、図3(b)はコネクタ110の断面図であり、図3(c)はケーブル1とコネクタ110との接続状態を示す断面図である。
図3(b)に示すように、本体部111に取着される本体側接続端子113は本体部111の端面(図2(b)左側)と略一致する位置から、凹部114の一側を形成する側壁114aに沿いつつ凹部114の底部(図3下側面)まで延設されている。
このように、本体側接続端子113は、その凹部114の側壁114aに沿いつつ凹部114内まで延設されているので、ケーブル1とコネクタ110との接続状態において、導体部材先端部3aと本体側接続端子113とを接触させることができる(図3(c)参照)。よって、導体部材先端部3aと本体側接続端子113との接触面積を増加させ、その分、接触抵抗の減少を図ることができる。
また、図3(b)に示すように、凹部114は、本体部111の各本体側接続端子113の一端側(図3(b)右側)に沿う位置に凹設されており、その凹部114の幅(図3(b)左右方向)は折り曲げ片5の厚さ(図3(a)左右方向厚さ)と略同一の寸法に構成されている。
よって、折り曲げ片5と凹部114の側壁とを互いに密着させることができるので(図3(c)参照)、折り曲げ片5の変形を抑制することができる。その結果、折り曲げ片5と凹部114との嵌合強度を高めることができるので、折り曲げ片5が凹部114から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能を発揮させることができる。
更に、導体部材先端部3aと本体側接続端子113の凹部114側の側面とを互いに密着させることができ(図3(c)参照)、その結果、その接触面積を増加させた状態を維持することができる。
次いで、図3(c)に示すように、ケーブル1とコネクタ110との接続状態では、ケーブル1の折り曲げ片5がコネクタ110に凹設された凹部114と嵌合すると共に、下面被膜部材2bに被膜されていない導体部材3の露出した部位は本体側接続端子113と接触する。
このように、折り曲げ片5と凹部114とが嵌合可能に構成されているので、それら折り曲げ片5と凹部114とによって、コネクタ110に対するケーブル1の抜け防止手段を形成することができ、これにより、ケーブル1がコネクタ110から抜けてしまうことを防止することができる。
また、かかる嵌合部をコネクタ110に対するケーブル1の位置決め手段として機能させることもできるので、ケーブル1とコネクタ110とを適正な状態で接続して、その接続不良の発生を確実に抑制することができる。
更に、作業者は、カバー部102が本体部111へ近づく方向へ回動される前に、ケーブル1を挿入方向と反対方向(図3(c)左方)へ引っ張り、抵抗感が得られるか否かを確認することで、ケーブル1の折り曲げ片5が本体部111の凹部114に嵌合されているか否か、即ち、ケーブル1がコネクタ110に対して適正な位置に配置されているか否かを判断することができる。よって、目視による確認作業や再度の位置調整作業を省略して、ケーブル1とコネクタ110との接続作業を簡素化することができ、その分、作業性の向上を図ることができる。
次に、図4を参照して第3実施例について説明する。第1実施例のケーブル1では、導体部材3の先端の片面のみが被膜部材2に被膜されて構成されていたのに対し、第3実施例のケーブル11では、導体部材3の先端の両面が被膜部材(上面被膜部材先端部2a1及び下面被膜部材先端部12c)に被膜されて構成されている。なお、前記した各実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図4は、本発明の第3実施例における接続ユニットを示す図であり、図4(a)はケーブル11の断面図であり、図4(b)はコネクタ120の断面図であり、図4(c)はケーブル11とコネクタ120との接続状態を示す断面図である。
図4(a)に示すように、ケーブル11の先端の導体部材3は両面が被膜部材(上面被膜部材先端部2a1及び下面被膜部材先端部12c)に被膜されており、折り曲げ片15は上面被膜部材2aと導体部材3と下面被膜部材先端部12cとを断面略L字状に折り曲げることにより形成され、コネクタ120の凹部124(図4(b)参照)と嵌合可能に構成されている。
このように、折り曲げ片15は、その両面側が被膜部材(上面被膜部材先端部2a1及び下面被膜部材先端部12c)によって被膜されているので、折り曲げ片15の片面側のみが被膜されている場合と比較して、折り曲げ片15全体としての剛性強度の向上を図ることができる。その結果、折り曲げ片15と本体部111の凹部124との嵌合強度を高めることができるので、折り曲げ片15が凹部124から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができる。
次に、図4(b)に示すように、本体部111にはケーブル11の折り曲げ片15と嵌合可能に構成された凹部124が凹設されており、本体側接続端子123は本体部111の端面(図4(b)左側)と略一致する位置から凹部124の側壁114aの手前までの範囲に取着されている。即ち、本体側接続端子123と凹部124の側壁114aとの間には、所定のスペースが形成されている。
このように、本体側接続端子123は凹部の側壁114aの手前までの範囲に取着されているので、嵌合時における下面被膜部材先端部12cを受け入れるためのスペースが形成され、導体部材3を本体側接続端子123に適正に当接させることが可能となる。
また、図4(b)に示すように、凹部124は、本体部111の長手方向一端側(図4(b)右側)に沿う位置に凹設されており、その凹部124の幅(図4(b)左右方向幅)は折り曲げ片15の厚さ(図4(a)左右方向厚さ)と略同一の寸法に構成されている。
よって、折り曲げ片15と凹部124の側壁とを互いに密着させることができるので(図4(c)参照)、折り曲げ片15の変形を抑制することができる。その結果、折り曲げ片15と凹部124との嵌合強度を高めることができるので、折り曲げ片15が凹部124から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能を発揮させることができる。
次いで、図4(c)に示すように、ケーブル11とコネクタ120の接続状態では、ケーブル11の折り曲げ片5がコネクタ120に凹設された凹部124と嵌合すると共に、下面被膜部材2bに被膜されていない導体部材3の露出した部位は本体側接続端子123と接触する。
このように、折り曲げ片15と凹部124とが嵌合可能に構成されているので、それら折り曲げ片15と凹部124とによって、コネクタ120に対するケーブル11の抜け防止手段を形成することができ、これにより、ケーブル11がコネクタ120から抜けてしまうことを防止することができる。
また、かかる嵌合部をコネクタ120に対するケーブル11の位置決め手段として機能させることもできるので、ケーブル11とコネクタ120とを適正な状態で接続して、その接続不良の発生を確実に抑制することができる。
更に、作業者は、カバー部102が本体部111側へ近づく方向へ回動される前に、ケーブル11を挿入方向と反対方向(図4(c)左方向)へ引っ張り、抵抗感が得られるか否かを確認することで、ケーブル11の折り曲げ片15が本体部111の凹部124に嵌合されているか否か、即ち、ケーブル11がコネクタ120に対して適正な位置に配置されているか否かを判断することができる。よって、目視による確認作業や再度の位置調整作業を省略して、ケーブル11とコネクタ120との接続作業を簡素化することができ、その分、作業性の向上を図ることができる。
なお、上述の通り、折り曲げ片15は、ケーブル11の長手方向一端側(図4(c)右側)を断面略L字状に折り曲げることにより形成されるものであるので、かかる折り曲げ片5を容易に形成することができる。その結果、抜け防止手段の形成コストを削減して、その分、ケーブル11(ひいては、接続ユニット全体として)の製品コストの削減を図ることができる。
次に、図5を参照して第4実施例について説明する。第1実施例では、本体側接続端子103が本体部101に取着されて構成されていたのに対し、第4実施例では、カバー側接続端子133がカバー部102に取着されて構成されている。なお、前記した各実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図5は、本発明の第4実施例における接続ユニットを示す図であり、図5(a)はケーブル21の断面図であり、図5(b)はコネクタ130の断面図であり、図5(c)はケーブル21とコネクタ130との接続状態を示す断面図である。
図5(a)に示すように、折り曲げ片25(下面被膜部材先端部22b1及び導体部材先端部3a)は下面被膜部材22bと導体部材3とが断面略L字状に折り曲げ形成され、コネクタ130の凹部134(図5(b)参照)と嵌合可能に構成されている。
このように、折り曲げ片25は折り曲げ方向内周側の面が下面被膜部材先端部22b1に被膜されているので、平面状に並設された各導体部材3を下面被膜部材先端部22b1により固定することができる。その結果、各導体部材3同士が接触することを抑制することができるので、各導体部材3の接触によるショートの発生を抑制することができる。
更に、図5(a)に示すように、導体部材先端部3aが下面被膜部材先端部22b1により被膜されることで、その分、折り曲げ片25全体としての剛性強度を確保することができる。その結果、折り曲げ片25が変形して凹部134から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができる。
また、図5(a)に示すように、導体部材3の上面側(図5(a)の上側面)は、カバー側接続端子133(図5(b)参照)の寸法(図5(b)左右方向の寸法)に対応する範囲が上面被膜部材22aにより被膜されずに露出されている。そのため、ケーブル21とコネクタ130との接続状態では、導体部材3の露出した部位とカバー側接続端子133とが接触可能に構成されている(図5(c)参照)。
なお、折り曲げ方向内周側の面とは、折り曲げ片25が有する2面のうち、ケーブル21を折り曲げ方向に回動するときに前方となる側の面を意味している。
補強部材24は、被膜部材(上面被膜部材22a及び下面被膜部材22b)や導体部材3よりも高い剛性を有して構成され、図5(a)に示すように、折り曲げ片25の側面(図5(a)左側)から上面被膜部材22aの長手方向一端側(図5(a)右側)を越える長さで下面被膜部材22bに積層される。
このように、折り曲げ片25の側面まで補強部材24が延設されているので、補強部材24の補強効果によってケーブル21の撓みを抑制することができる。よって、ケーブル21をコネクタ130に接続する場合には、ケーブル21の折り曲げ片25を本体部101の凹部134に容易に嵌合させることができ、その分、ケーブル21をコネクタ130に接続する際の作業性の向上を図ることができる。
次に、図5(b)に示すように、カバー側接続端子133は、カバー部102の下面側(図5(b)下側)に取着されると共に、そのカバー側接続端子133の一端側(図5(b)右側)は、本体部101に凹設される凹部134と重なる位置まで延設されている。
このように、カバー側接続端子133は、凹部134と重なる位置まで延設されているので、前述した本体側接続端子103と比較して、カバー側接続端子133の凹部と重なる部分の分だけ導体部材3との接触面積を増加することができ、その分、接触抵抗の減少を図ることができる。
また、凹部134は、本体部101の下方向(図5(b)下方向)へ向けて凹設されており、その凹部134の幅(図5(b)左右方向幅)は折り曲げ片25の厚さ(図5(a)左右方向厚さ)と略同一の寸法に構成されている。
よって、折り曲げ片25と凹部134の側壁とを互いに密着させることができるので(図5(c)参照)、折り曲げ片5の変形を抑制することができる。その結果、折り曲げ片25と凹部134との嵌合強度を高めることができるので、折り曲げ片25が凹部134から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能を発揮させることができる。
次いで、図5(c)に示すように、ケーブル21の折り曲げ片25はコネクタ130に凹設された凹部134と嵌合すると共に、上面被膜部材22aに被膜されていない導体部材3の露出した部位はカバー側接続端子133と接触する。
このように、折り曲げ片25と凹部134とが嵌合可能に構成されているので、それら折り曲げ片25と凹部134とによって、コネクタ130に対するケーブル21の抜け防止手段を形成することができ、これにより、ケーブル21がコネクタ130から抜けてしまうことを防止することができる。
また、かかる嵌合部をコネクタ130に対するケーブル21の位置決め手段として機能させることもできるので、ケーブル21とコネクタ130とを適正な状態で接続して、その接続不良の発生を確実に抑制することができる。
更に、作業者は、カバー部102が本体部101側へ近づく方向へ回動される前に、ケーブル21を挿入方向と反対方向(図5(c)左方)へ引っ張り、抵抗感が得られるか否かを確認することで、ケーブル21の折り曲げ片25が本体部101の凹部134に嵌合されているか否か、即ち、ケーブル21がコネクタ130に対して適正な位置に配置されているか否かを判断することができる。よって、目視による確認作業や再度の位置調整作業を省略して、ケーブル21とコネクタ130との接続作業を簡素化することができ、その分、作業性の向上を図ることができる。
なお、上述の通り、折り曲げ片25は、ケーブル21の長手方向一端側(図5(c)右側)を断面略L字状に折り曲げることにより形成されるものであるので、かかる折り曲げ片25を容易に形成することができる。その結果、抜け防止手段の形成コストを削減して、その分、ケーブル21(ひいては、接続ユニット全体として)の製品コストの削減を図ることができる。
次に、図6及び図7を参照して第5実施例について説明する。第1実施例のコネクタ100では、本体側接続端子103が本体部101に取着されて構成されていたのに対し、第5実施例のコネクタ140では、本体側接続端子103及びカバー側接続端子133が本体部141及びカバー部102にそれぞれ取着されて構成されている。なお、前記した各実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図6は、本発明の第5実施例における接続ユニットを示す図であり、図6(a)はケーブル31の断面図であり、図6(b)はコネクタ140の断面図であり、図6(c)はケーブル31とコネクタ140との接続状態を示す断面図である。
図6(a)に示すように、折り曲げ片35(下面被膜部材先端部32b1及び導体部材先端部33a)は下面被膜部材32bと導体部材33とを断面略L字状に折り曲げることにより形成され、コネクタ140の凹部104(図6(b)参照)内部と当接できるように、第4実施例の折り曲げ片25(図5(a)参照)よりも折り曲げ方向(図6(a)下方向)に長く構成されている。
図6(b)に示すように、カバー部102にはカバー側接続端子133が、本体部141には本体側接続端子103がそれぞれ取着されている。そのため、カバー部102と本体部141との対向面間にケーブル1を挟圧保持することができるように、本体部141のカバー部102を回動可能に軸支する軸が第1実施例のコネクタ100の場合よりも高い(図6(b)上方)位置に設定されている。
次いで、図6(c)に示すように、ケーブル1の折り曲げ片5はコネクタ140に凹設された凹部104と嵌合すると共に、下面被膜部材2bに被膜されていない導体部材3の露出した部位は本体側接続端子103と接触する。
ここで、図7は、第5実施例における接続ユニットのコネクタ140と第1実施例におけるケーブル1との接続を説明する図であり、図7(a)は、ケーブル1の断面図であり、図7(b)はコネクタ140の断面図であり、図7(c)はケーブル1とコネクタ140との接続状態を示す断面図である。
第5実施例の接続ユニットは、上述したように、コネクタ140が本体側接続端子103とカバー側接続端子133とを備えて構成されているので、ケーブル1,31のいずれのケーブルであっても、その導体部材3,33と接触することができる。即ち、ケーブル1,31の導体部材3,33の露出方向に係わらず、コネクタ140を共用することができる。
次に、図8を参照して第6実施例について説明する。第1実施例では、その長手方向一端側が断面略L字状に折り曲げて構成されていたのに対し、第6実施例では、長手方向一端側(図8(a)右側)が断面略V字状に折り曲げて構成されている。なお、前記した各実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図8は、本発明の第6実施例における接続ユニットを示す図であり、図8(a)はケーブル41の断面図であり、図8(b)は、コネクタ150の断面図であり、図8(c)はケーブル41とコネクタ150との接続状態を示す断面図である。
図8(a)に示すように、折り曲げ片45(上面被膜部材先端部42a1及び導体部材先端部43a)は上面被膜部材42aと導体部材43とが断面略V字状に折り曲げ形成され、コネクタ150の凹部154(図8(b)参照)と嵌合可能に構成されている。
このように、折り曲げ片45は折り曲げ方向外周側が上面被膜部材先端部42a1に被膜されているので、平面状に並設された各導体部材43を上面被膜部材先端部42a1により固定することができる。その結果、各導体部材43同士が接触することを抑制することができるので、各導体部材43の接触によるショートの発生を抑制することができる。
更に、図8(a)に示すように、導体部材先端部43aが上面被膜部材先端部42a1により被膜されることで、その分、折り曲げ片45全体としての剛性強度を確保することができる。その結果、折り曲げ片45が変形して凹部154から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができる。
また、図8(a)に示すように、導体部材43の下面側(図8(a)の下側面)は、本体側接続端子153(図8(b)参照)の寸法(図8(b)左右方向の寸法)に対応する範囲が下面被膜部材42bにより被膜されずに露出されている。そのため、ケーブル41とコネクタ150との接続状態では、導体部材43の露出部と本体側接続端子153とが接触可能に構成されている(図8(c)参照)。
更に、図8(a)に示すように、折り曲げ片45の折り曲げ方向内周側の面は、下面被膜部材42bにより被膜されずに露出し、後述する本体側接続端子153(図8(b)参照)の延設部と接触可能に構成されている。
補強部材44は、被膜部材(上面被膜部材42a及び下面被膜部材42b)や導体部材43よりも高い剛性を有して構成され、図8(a)に示すように、折り曲げ片45の基部と先端部との間となる位置から下面被膜部材42bの長手方向一端側(図8(a)右側)を越える長さで上面被膜部材42aに積層される。
このように、補強部材44は折り曲げ片45の基部と先端部との間となる位置まで延設されているので、ケーブル41の折り曲げ片45の上側(図8(a)上側)への動きが制限されず、かかる折り曲げ片45の変形性を確保することができる。よって、ケーブル41をコネクタ150へ脱着する際に、折り曲げ片45が変形し、折り曲げ片45と凹部154との嵌合が容易となり、作業性が向上するという効果がある。
次に、図8(b)に示すように、コネクタ150は、本体部151に凹部154が凹設されると共に、その本体部151の一端側(図8(b)右側)にカバー部152が回動可能に軸支されて構成されている。カバー部152は、その軸支点を中心にして本体部150側又はその反対側へ回動可能に構成されており、本体部151側へ回動される際に、凹部154内に入り込むようにカバー部152に突設された突設部155と、その突設部のケーブル41の挿入側(図8(b)左側)のコーナー部を欠落して形成される欠落部156とを備えて構成されている。また、本体部151は、突設部155が接触しない凹部154の一端を形成する側壁154aを越える位置まで延設される本体側接続端子153を備えて構成されている。
このように、本体側接続端子153は、凹部154の側壁154aを越える位置まで延設されているので、折り曲げ片45を凹部154に嵌合させた場合には、本体側接続端子153の側壁154aを越える延設部分が折り曲げ片45の内周側に挟持される。そして、折り曲げ片45と凹部154との嵌合強度を高めることができるので、折り曲げ片45が凹部154から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができる(図8(c)参照)。
更に、導体部材43は、本体側接続端子153の側壁154aを越える延設部分の上下面積(図8(b)上下方向)の分だけ接触面積を確保することができるので、その分、接触抵抗の減少を図ることができる。
また、カバー部152を本体部151側へ回動させた場合には、突設部155が凹部154内へ入り込むように構成されている。よって、カバー部152を本体部151側へ回動させた場合には、突設部154が凹部154へ入り込む分だけ凹部154内の空間を狭くして、ケーブル41の折り曲げ片45の変形を抑制することができる。その結果、折り曲げ片45と凹部154との嵌合強度を高めることができるので、折り曲げ片45が凹部154から抜け出ることを抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができる。
一方、図8(b)に示したように、カバー部152を本体部151の反対側へ回動させた場合には、突設部155の体積分だけ凹部154内の空間、即ち、凹部154の開口面積を広くして、かかる凹部154へケーブル41の折り曲げ片45を挿入し易くすることができる。その結果、ケーブル41をコネクタ150に接続する際の作業性の向上を図ることができる。
また、カバー部152を本体部151側へ回動させた場合に、突設部155が本体部151の凹部154内に入り込む。同時に、突設部155のケーブル41の挿入側(図8(b)左側)と凹部154内のケーブル41の折り曲げ片45の一端(図8(b)右側)とが当接するように構成されている。よって、折り曲げ片45と凹部154との嵌合時に、突設部155が凹部154内で折り曲げ片45と接触して、その変形をより確実に抑制することができる。その結果、折り曲げ片45と凹部154との嵌合強度をより高めることができるので、折り曲げ片45が凹部154から抜け出ることをより確実に抑制して、抜け防止手段としての機能をより発揮させることができる。
更に、突設部155は、その先端部であって、本体側接続端子153に近い側のコーナー部を欠落して形成される欠落部156を備えているので、突設部155のコーナー部をケーブル150に引っ掛からせることなく、かかる突設部155を凹部154内に入り込ませることができる。よって、折り曲げ片45と凹部154との嵌合時に、カバー部150をスムーズに回動させることができる。
次いで、図8(c)に示すように、ケーブル41とコネクタ150との接続状態では、ケーブル41の折り曲げ片45がコネクタ150に凹設された凹部154と嵌合すると共に、下面被膜部材42bに被膜されていない導体部材43の露出した部位と本体側接続端子153とが接触し、本体側接続端子153の凹部154の側壁154aを越える延設部分がケーブル41の折り曲げ片45に挟持される。
このように、折り曲げ片45と凹部154とが嵌合可能に構成されているので、それら折り曲げ片45と凹部154とによって、コネクタ150に対するケーブル41の抜け防止手段を形成することができ、これにより、ケーブル41がコネクタ150から抜けてしまうことを防止することができる。
また、かかる嵌合部をコネクタ150に対するケーブル41の位置決め手段として機能させることもできるので、ケーブル41とコネクタ150とを適正な状態で接続して、その接続不良の発生を確実に抑制することができる。
更に、作業者は、カバー部152が本体部151側へ回動される前に、ケーブル41を挿入方向と反対方向(図8(c)左方向)へ引っ張り、抵抗感が得られるか否かを確認することで、ケーブル41の折り曲げ片45が本体部151の凹部154に嵌合されているか否か、即ち、ケーブル41がコネクタ150に対して適正な位置に配置されているか否かを判断することができる。よって、目視による確認作業や再度の位置調整作業を省略して、ケーブル41とコネクタ150との接続作業を簡素化することができ、その分、作業性の向上を図ることができる。
なお、上述の通り、折り曲げ片45は、ケーブル41の長手方向一端側(図8(c)右側)を断面略V字状に折り曲げることにより形成されるものであるので、かかる折り曲げ片45を容易に形成することができる。その結果、抜け防止手段の形成コストを削減して、その分、ケーブル41(ひいては、接続ユニット全体として)の製品コストの削減を図ることができる。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定される物ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施例では、凹部104,114,124,134,154が本体部1,11,21,31,41に凹設される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものでなく、凹部104,114,124,134,154をカバー部102,152に凹設して構成しても良い。
接続ユニットの斜視図である。 接続ユニットを示す図であり、(a)はケーブルの断面図であり、(b)はコネクタの断面図であり、図2(c)はケーブルとコネクタとの接続状態を示す断面図である。 本発明の第2実施例における接続ユニットを示す図であり、(a)はケーブルの断面図であり、(b)はコネクタの断面図であり、図2(c)はケーブルとコネクタとの接続状態を示す断面図である。 本発明の第3実施例における接続ユニットを示す図であり、(a)はケーブルの断面図であり、(b)はコネクタの断面図であり、図2(c)はケーブルとコネクタとの接続状態を示す断面図である。 本発明の第4実施例における接続ユニットを示す図であり、(a)はケーブルの断面図であり、(b)はコネクタの断面図であり、図2(c)はケーブルとコネクタとの接続状態を示す断面図である。 本発明の第5実施例における接続ユニットを示す図であり、(a)はケーブルの断面図であり、(b)はコネクタの断面図であり、図2(c)はケーブルとコネクタとの接続状態を示す断面図である。 本発明の第5実施例における接続ユニットを示す図であり、(a)はケーブルの断面図であり、(b)はコネクタの断面図であり、図2(c)はケーブルとコネクタとの接続状態を示す断面図である。 本発明の第6実施例における接続ユニットを示す図であり、(a)はケーブルの断面図であり、(b)はコネクタの断面図であり、図2(c)はケーブルとコネクタとの接続状態を示す断面図である。
符号の説明
1,11,21,31,41 ケーブル(接続ユニットの一部)
2 被膜部材
2a,22a,42a 上面被膜部材(被膜部材の一部)
2a1,42a1 上面被膜部材先端部(折り曲げ片の一部)
2b,22b,32b,42b 下面被膜部材(被膜部材の一部)
12c,22b1,32b1 下面被膜部材先端部(折り曲げ片の一部)
3,33,43 導体部材
3a,33a,43a 導体部材先端部(折り曲げ片の一部)
4,24,44 補強部材
5,15,25,35,45 折り曲げ片
100,110,120,130,140,150 コネクタ(接続ユニットの一部)
101,111,141,151 本体部
102,152 カバー部
103,113,123,153 本体側接続端子(接続端子)
104,114,124,134,154 凹部
133 カバー側接続端子(接続端子)

Claims (16)

  1. 平面状に並設される導体部材とその導体部材を被覆する被膜部材とを有するケーブルと、そのケーブルの長手方向一端側を挟圧保持すると共に、その保持状態では前記導体部材に接続される接続端子を有し、その接続端子を介して前記導体部材を外部の回路に接続するコネクタとを備える接続ユニットにおいて、
    前記コネクタは、本体部と、その本体部に回動可能に軸支されるカバー部とを備え、このカバー部と前記本体部との間に前記ケーブルの長手方向一端側を挟圧保持するものであり、
    前記コネクタの本体部には、凹部が凹設されると共に、
    前記ケーブルは、その長手方向一端部を折り曲げて形成される前記凹部に嵌合可能な折り曲げ片を備え、
    その折り曲げ片と前記凹部とにより、前記コネクタに対する前記ケーブルの抜け防止手段が形成されていることを特徴とする接続ユニット。
  2. 前記ケーブルの折り曲げ片は、前記導体部材と、その導体部材の少なくとも一面側を被覆する前記被覆部材とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の接続ユニット。
  3. 前記ケーブルの折り曲げ片は、前記ケーブルの長手方向一端側を断面略L字状に折り曲げることにより構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の接続ユニット。
  4. 前記ケーブルの折り曲げ片は、その両面側が前記被覆部材によって被覆されて構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の接続ユニット。
  5. 前記被覆部材に積層される補強部材を備え、
    その補強部材の一端側は、前記折り曲げ片の基部まで延設されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の接続ユニット。
  6. 前記本体部に凹設される凹部は、前記ケーブルの挿入方向の幅が、その凹部に嵌合される前記ケーブルの折り曲げ片の厚みと略同一の寸法に構成されていることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の接続ユニット。
  7. 前記ケーブルの折り曲げ片は、その折り曲げ方向外周側の面のみに前記被膜部材が被膜されるものであり、
    前記接続端子は、前記本体部に取着されると共に、その接続端子が前記凹部の外からこの凹部の側壁と略一致する位置まで延設されていることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の接続ユニット。
  8. 前記ケーブルの折り曲げ片は、その折り曲げ方向外周側の面のみに前記被膜部材が被膜されるものであり、
    前記接続端子は、前記本体部に取着されると共に、その接続端子が前記凹部の外からこの凹部の側壁に沿いつつ凹部内まで延設されることで、外から前記凹部の側壁の少なくとも一部または全部が前記接続端子によって覆われていることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の接続ユニット。
  9. 前記接続端子は、前記カバー部に取着され、
    その接続端子は、少なくとも前記本体部に凹設される凹部と重なる位置まで延設されていることを特徴とする請求項3から8のいずれかに記載の接続ユニット。
  10. 前記ケーブルの折り曲げ片は、前記ケーブルの長手方向一端側を断面略V字状に折り曲げることにより構成され、
    前記コネクタの接続端子は、前記本体部に取着されると共に、その接続端子は、前記凹部の外からこの凹部の側壁を越える位置まで延設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の接続ユニット。
  11. 前記被覆部材に積層される補強部材を備え、
    その補強部材の一端側は、前記ケーブルの長手方向において、前記折り曲げ片の基部と先端部との間となる位置まで延設されていることを特徴とする請求項10記載の接続ユニット。
  12. 前記カバー部は、前記本体部側へ向けて突設される突設部を備え、
    前記カバー部と前記本体部とで前記ケーブルを挟圧保持したときには、前記突設部が前記本体部の凹部内へ入り込むように構成されていることを特徴とする請求項10又は11に記載の接続ユニット。
  13. 前記突設部は、前記カバー部と前記本体部とで前記ケーブルを挟圧保持したときには、前記本体部の凹部内へ入り込むと共に、その凹部内の前記ケーブルと当接するように構成されていることを特徴とする請求項12記載の接続ユニット。
  14. 前記突設部は、その先端部であって、前記本体部に取着される前記接続端子に近い側のコーナー部を欠落して形成される欠落部を備えていることを特徴とする請求項12又は13に記載の接続ユニット。
  15. 請求項1から14のいずれかに記載の接続ユニットに使用されるものであることを特徴とするケーブル。
  16. 請求項1から14のいずれかに記載の接続ユニットに使用されるものであることを特徴とするコネクタ。
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