JP2007123062A - ケーブル接続用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタ取付用補助金具に形成した平坦(たん)部によってアクチュエータの当接部を支持することにより、簡単な構造でありながら、アクチュエータがハウジングから外れることがなく、アクチュエータの成形を容易に行うことができ、確実に平板状ケーブルを接続することができるようにする。
【解決手段】平板状ケーブルを挿入するハウジングと、第1位置と第2位置との間を姿勢変化可能であって、第2位置において、平板状ケーブルを押付ける押圧部、及び、第2位置において、平板状ケーブルの挿入方向とほぼ平行となる本体部を備えるアクチュエータと、ハウジングに取付けられたコネクタ取付用補助金具とを有し、アクチュエータは当接部を備え、当接部は、第2位置において、コネクタ取付用補助金具の支持部に当接する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブル接続用コネクタに関するものである。
従来、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)、フレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)等と称される可撓(とう)性を備える平板状ケーブルを接続するためにFPCコネクタ、FFCコネクタ等のケーブル接続用コネクタが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
図10は従来のケーブル接続用コネクタの要部を示す斜視図である。
図に示されるように、ケーブル接続用コネクタは、合成樹脂等の絶縁性材料から成るハウジング301と、金属等の導電性材料から成り、ハウジング301に保持される複数の端子302とを有する。そして、ハウジング301の上面には金属製のカバー303が取付けられ、開口部には合成樹脂等の絶縁性材料から成るアクチュエータ304が配設されている。該アクチュエータ304は、カバー303に回動可能に取付けられ、図に示されるような開位置と図示されない閉位置との間を回動する。この場合、アクチュエータ304が開位置にある状態で、平板状のケーブル305が、図において矢印Xで示される方向に移動させられ、ハウジング301の開口部から挿入される。そして、ケーブル305が奥まで挿入されると、アクチュエータ304がオペレータの手指等によって操作されて閉位置にまで回動する。すると、アクチュエータ304の被ロック部306とカバー303のロック部307とが協働してアクチュエータ304をロックする。これにより、ケーブル305がアクチュエータ304によって上から加圧され、ケーブル305の下面に露出する接続部が端子302と接触して導通するとともに、アクチュエータ304の姿勢が固定される。
特開2005−196998号公報
しかしながら、前記従来のケーブル接続用コネクタにおいては、アクチュエータ304がカバー303に回動可能に取付けられ、かつ、アクチュエータ304の被ロック部306とカバー303のロック部307とが協働してアクチュエータ304をロックするようになっているので、該アクチュエータ304の構造が複雑になってしまう。そのため、該アクチュエータ304の成形が困難になってコストが高くなり、ケーブル接続用コネクタ全体のコストも高くなってしまう。
本発明は、前記従来のケーブル接続用コネクタの問題点を解決して、コネクタ取付用補助金具に形成した平坦(たん)部によってアクチュエータの当接部を支持することにより、簡単な構造でありながら、アクチュエータがハウジングから外れることがなく、アクチュエータの成形を容易に行うことができ、確実に平板状ケーブルを接続することができるケーブル接続用コネクタを提供することを目的とする。
そのために、本発明のケーブル接続用コネクタにおいては、平板状ケーブルを挿入する挿入口を備えるハウジングと、該ハウジングに取付けられ、前記平板状ケーブルの信号線と電気的に接続するコンタクト片を備える端子と、前記平板状ケーブルを挿入可能な第1位置と挿入された前記平板状ケーブルを前記コンタクト片に押付ける第2位置との間を姿勢変化可能であって、前記第2位置において、前記平板状ケーブルを前記コンタクト片に押付ける押圧部、及び、前記第2位置において、前記平板状ケーブルの挿入方向とほぼ平行となる本体部を備えるアクチュエータと、前記ハウジングの両側に取付けられたコネクタ取付用補助金具とを有し、前記アクチュエータは両側に当接部を備え、該当接部は、前記第2位置において、前記コネクタ取付用補助金具の金具本体部の上面に形成された支持部に当接する。
本発明の他のケーブル接続用コネクタにおいては、さらに、前記当接部は上段当接部及び下段当接部を含む段差形状を備え、前記支持部は、前記上段当接部が当接する上段支持部、及び、前記下段当接部が当接する下段支持部を含む段差形状を備える。
本発明の更に他のケーブル接続用コネクタにおいては、さらに、前記下段当接部は一端に軸部を備え、前記アクチュエータが第1位置から第2位置に姿勢変化する間、前記軸部が前記下段支持部に摺(しゅう)動可能に当接する。
本発明の更に他のケーブル接続用コネクタにおいては、さらに、前記当接部は、前記上段当接部と下段当接部とを接続する接続段部を備え、前記支持部は、前記上段支持部と下段支持部とを接続し、前記接続段部と係合する傾斜部を備える。
本発明の更に他のケーブル接続用コネクタにおいては、さらに、前記接続段部は、前記アクチュエータが第1位置から第2位置に姿勢変化する際に、前記傾斜部に摺動可能に当接する。
本発明の更に他のケーブル接続用コネクタにおいては、さらに、前記コネクタ取付用補助金具は、前記ハウジングと係合する係合部、及び、前記金具本体部に接続され、基板の表面に取付けられる基板取付部を備える。
本発明によれば、ケーブル接続用コネクタは、コネクタ取付用補助金具に形成した平坦部によってアクチュエータの当接部を支持する。これにより、簡単な構造でありながら、アクチュエータがハウジングから外れることがなく、アクチュエータの成形を容易に行うことができ、確実に平板状ケーブルを接続することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるケーブル接続用コネクタを示す斜視図、図2は本発明の実施の形態におけるケーブル接続用コネクタの要部拡大斜視図であり図1のA部の拡大図、図3は本発明の実施の形態におけるコネクタ取付用補助金具を示す斜視図である。
図1において、10は本実施の形態におけるケーブル接続用コネクタであり、図示されない回路基板等の基板に実装されて、フレキシブル回路基板、フレキシブルフラットケーブル等と称される平板状ケーブルを電気的に接続するために使用される。なお、本実施の形態において、ケーブル接続用コネクタ10の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、ケーブル接続用コネクタ10が図に示される姿勢である場合に適切であるが、ケーブル接続用コネクタ10の姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
ここで、前記ケーブル接続用コネクタ10は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成されたコネクタ本体としてのハウジング31と、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成され、前記ハウジング31に姿勢変化可能に取付けられたケーブル固定用可動部材としてのアクチュエータ11とを有する。すなわち、該アクチュエータ11は、姿勢変化して、第1位置としての開位置及び第2位置としての閉位置になるように前記ハウジング31に配設されている。
そして、該ハウジング31は、下部32、上部35、左右の側部36、並びに、前記下部32、上部35及び側部36の間に形成され、前方(図1における左下方)から図示されない平板状ケーブルの端部を挿入するための開口部である挿入口33を有する。なお、平板状ケーブルは、図1における右上方に向けて挿入される。また、ハウジング31には金属製の端子41が装填(てん)される端子受入溝34が複数形成されている。該端子受入溝34は、例えば、ピッチ約0.5〔mm〕で10本程度形成され、各端子受入溝34には端子41が1つずつ装填されるようになっている。なお、端子受入溝34のピッチ及び数は、任意に変更することができる。また、必ずしもすべての端子受入溝34に端子41が装填される必要はなく、平板状ケーブルが備える信号線の配列に対応させて、端子41を適宜省略することができる。
また、下部32の両側であって側部36と隣接する部位には、側方段部37が形成されている。該側方段部37は、平板状ケーブルの挿入方向に延在する段部であり、上面が下部32の上面32aよりも高い位置にある。そして、前記側方段部37には、平板状ケーブルの挿入方向に延在するスリット状の補助金具収容凹部38が形成され、ネイルと通称されるコネクタ取付用補助金具21が前記補助金具収容凹部38に挿入されてハウジング31に取付けられる。
ここで、コネクタ取付用補助金具21は、図3に示されるように、金属製板部材に折曲げ、切断等の加工を施して形成されて一体的に形成された部材であり、前記補助金具収容凹部38内に挿入される細長い板状の金具本体部22、該金具本体部22に対して直交するように接続された基板取付部23、金具本体部22のハウジング31後方(図1における右斜め上方)側端の上面に形成され、ハウジング31と係合する凹凸が形成された係合部24、金具本体部22のハウジング31前方側端にU字状の接続部25aを介して接続されたガイド部25、及び、金具本体部22の上面に形成され、アクチュエータ11の本体部15の両側から突出するように形成された当接部16と当接することによってアクチュエータ11を下方から支持する支持部26を備える。
そして、前記基板取付部23がはんだ付等によって基板の表面に固定されることにより、コネクタ取付用補助金具21はケーブル接続用コネクタ10を基板に取付ける機能を発揮する。また、前記ガイド部25は、挿入口33の幅方向の中心を向いている平面であり、平板状ケーブルの側端が摺接するガイド側面25bを備え、挿入口33に挿入される平板状ケーブルをガイドする。ここで、前記接続部25aのハウジング31前方側端の位置は、下部32のハウジング31前方側端の位置とほぼ等しく、前記ガイド側面25bは側方段部37の側面37aとほぼ同一平面をなす。なお、ガイド部25の下面と側方段部37の上面との間には間隙(げき)が存在していてもよい。
さらに、前記支持部26は、ハウジング31前方寄り、すなわち、接続部25a寄りに形成された上段支持部26a、ハウジング31後方寄り、すなわち、係合部24寄りに形成された下段支持部26b、及び、前記上段支持部26aと下段支持部26bとを接続する傾斜した傾斜部26cを備える。そして、前記下段支持部26bは、アクチュエータ11が開位置から閉位置に姿勢変化する間、前記当接部16の一端に連続して形成された後述される第1の軸部13と相互に摺動可能に当接することによって、アクチュエータ11を下方から姿勢変化可能に支持する。
また、前記上段支持部26a及び下段支持部26bは、アクチュエータ11が閉位置になったときに当接部16と当接することによって、アクチュエータ11の姿勢変化を停止させる。なお、前記当接部16は、図2に示されるように、アクチュエータ11が開位置にある状態で、上方寄りに形成された上段当接部16a、下方寄り、すなわち、第1の軸部13寄りに形成された下段当接部16b、及び、前記上段当接部16aと下段当接部16bとを接続する接続段部16cを備える。そして、アクチュエータ11が閉位置になったときには、上段支持部26aが上段当接部16aと当接し、下段支持部26bが下段当接部16bと当接することによって、アクチュエータ11の姿勢変化を停止させる。なお、アクチュエータ11が閉位置にあるときに、下段支持部26bと下段当接部16bとは近接しているが当接しておらず、上段支持部26aと上段当接部16aとのみが当接することによって、アクチュエータ11の姿勢変化を停止させるようにしてもよい。
これにより、該アクチュエータ11が平板状ケーブルが挿入されていない状態でオペレータの手指等によってアクチュエータ11が姿勢変化させられた場合であっても、閉位置で確実にアクチュエータ11の姿勢変化を停止させることができ、アクチュエータ11が閉位置以上に姿勢変化してハウジング31から離脱してしまうことを確実に防止することができる。
そして、前記アクチュエータ11は、本体部15の下面に、アクチュエータ11が閉位置になったときに、前記挿入口33から挿入された平板状ケーブルを下方、すなわち、前記端子受入溝34内に装填された端子41のコンタクト片としての下腕ビーム43の方向に向けて押圧する複数の押圧部14を有する。また、該押圧部14は、アクチュエータ11が開位置となったときには、平板状ケーブルの挿入を可能にする。なお、前記押圧部14の間には、前記端子41の上腕ビーム44を収容するための収容溝12が複数形成されている。該収容溝12の数及び位置は、前記端子受入溝34と対応する。また、前記本体部15は、アクチュエータ11が閉位置になったときに前記平板状ケーブルの挿入方向とほぼ平行になり、アクチュエータ11が開位置になったときに前記平板状ケーブルの挿入方向に対して90度以上の角度になる。
なお、アクチュエータ11の各収容溝12内には図示されない第2の軸部が形成されている。前記第1の軸部13と第2の軸部とはほぼ同一の直線上に配設されるが、第1の軸部13の軸心と第2の軸部の軸心とは、必ずしも一致している必要はなく、所定の範囲内で相互にずれていてもよい。なお、前記第2の軸部の真上には端子41の前記上腕ビーム44が位置し、該上腕ビーム44によって第2の軸部の上方向への移動が規制される。そのため、前記アクチュエータ11は、前記上腕ビーム44によって、ハウジング31から離脱することが防止されている。
次に、前記アクチュエータ11の動作について説明する。ここでは、アクチュエータ11が開位置から閉位置になるまでの姿勢変化について説明する。
図4は本発明の実施の形態におけるケーブル接続用コネクタのアクチュエータが開位置にある状態を示す図、図5は本発明の実施の形態におけるケーブル接続用コネクタのアクチュエータが姿勢変化中の第1段階にある状態を示す図、図6は本発明の実施の形態におけるケーブル接続用コネクタのアクチュエータが姿勢変化中の第2段階にある状態を示す図、図7は本発明の実施の形態におけるケーブル接続用コネクタのアクチュエータが姿勢変化中の第3段階にある状態を示す図、図8は本発明の実施の形態におけるケーブル接続用コネクタのアクチュエータが閉位置にある状態を示す図である。なお、図4〜8において、(a)はケーブル接続用コネクタの上面図、(b)はケーブル接続用コネクタの断面図であり(a)のB−B矢視断面図、(c)はケーブル接続用コネクタの斜視図である。
本実施の形態において、ケーブル接続用コネクタ10は、端子41のテール部42が基板の面上に形成された配線にはんだ付によって接続され、コネクタ取付用補助金具21の基板取付部23が基板の面上に形成された接続パッドにはんだ付によって接続されることにより、回路基板等の基板に実装される。
また、前記端子41の上腕ビーム44の先端近傍には、アクチュエータ11の第2の軸部の上方向への移動を規制する図示されない軸受部が形成され、その下面が端子受入溝34内に配設された第2の軸部に当接している。なお、該第2の軸部の断面形状は不定形である。また、前述したように、アクチュエータ11の第1の軸部13はコネクタ取付用補助金具21の下段支持部26bの上面によって下方から支持されている。そして、前記第1の軸部13は第2の軸部と協働して偏芯(しん)カムとして機能する。
まず、図4に示されるように、アクチュエータ11が開位置にある場合、第1の軸部13の背面13aがコネクタ取付用補助金具21の下段支持部26bの上面に当接して下方から支持されている。なお、前記背面13aは、第1の軸部13の先端部において、下段当接部16bと鋭角を形成するように交差している。
そして、オペレータがアクチュエータ11を手指等によって操作し、図4(b)における反時計回り方向に姿勢変化させる。すると、図5に示されるように、平板状ケーブルの挿入方向に対して約90度の角度になる。この状態においては、第1の軸部13の背面13aがコネクタ取付用補助金具21の下段支持部26bから離れて上方に位置し、第1の軸部13の鋭角な先端部が下段支持部26bの上面に当接して下方から支持されている。
続いて、オペレータがアクチュエータ11を手指等によって更に操作し、図5(b)における反時計回り方向に更に姿勢変化させる。すると、図6に示されるように、平板状ケーブルの挿入方向に対して90度未満の角度になる。この状態においても、第1の軸部13の鋭角な先端部がコネクタ取付用補助金具21の下段支持部26bの上面に当接して下方から支持されている。
続いて、オペレータがアクチュエータ11を手指等によって更に操作し、図6(b)における反時計回り方向に更に姿勢変化させる。すると、図7に示されるように、平板状ケーブルの挿入方向に対して平行に近い角度になる。ここで、アクチュエータ11の位置が本来の位置よりも図7(b)における左方、すなわち、ハウジング31前方にある場合には、図7(b)に示されるように、接続段部16cがコネクタ取付用補助金具21の傾斜部26cに当接する。すると、該傾斜部26cの上面が傾斜しているので、アクチュエータ11が反時計回り方向に姿勢変化するにつれて、接続段部16cは、傾斜部26cの上面に沿って図7(b)における右方、すなわち、ハウジング31後方に移動する。これにより、アクチュエータ11は、接続段部16cと傾斜部26cとが係合するような位置になるまで、ハウジング31後方に移動させられる。すなわち、接続段部16cが傾斜部26cに沿って移動することによって、セルフアライン(Self−align)の機能が発揮され、アクチュエータ11の位置決めが自動的に行われる。さらに、アクチュエータ11の位置決めが行われた後も、接続段部16cと傾斜部26cとが係合することによって、アクチュエータ11にケーブルの挿入方向と反対方向の力が加えられたとしても、アクチュエータ11がケーブルの挿入方向と反対方向へ移動することが防止される。
そして、オペレータがアクチュエータ11を手指等によって更に操作し、図7(b)における反時計回り方向に更に姿勢変化させると、図8に示されるように、平板状ケーブルの挿入方向に対して平行な閉位置になる。この状態においては、下段当接部16bがコネクタ取付用補助金具21の下段支持部26bの上面に当接して下方から支持されるとともに、上段当接部16aがコネクタ取付用補助金具21の上段支持部26aの上面に当接して下方から支持される。そのため、オペレータの手指等からアクチュエータ11を図8(b)における反時計回り方向に更に姿勢変化させるような力がアクチュエータ11の先端(図8(b)における左端)に加えられた場合であっても、アクチュエータ11が閉位置以上に姿勢変化することがない。これにより、アクチュエータ11がハウジング31から離脱してしまうことを確実に防止することができる。
また、図8(b)に示されるように、アクチュエータ11が閉位置になると、接続段部16cと傾斜部26cとが係合するので、アクチュエータ11はハウジング31前方に移動することがない。すなわち、接続段部16cと傾斜部26cとが係合することによってアクチュエータ11の位置が規制される。
次に、前記端子41の上腕ビーム44による、アクチュエータ11がハウジング31から離脱することを防止する機能について詳細に説明する。
図9は本発明の実施の形態におけるアクチュエータが閉位置にあるときのケーブル接続用コネクタの内部を示す断面図である。
本実施の形態において、端子41は、金属板を打抜くことによって形成され、図9に示されるように、ケーブル接続用コネクタ10のハウジング31の各端子受入溝34内に1つずつ取付けられている。なお、図9は、ケーブル接続用コネクタ10が図示されない基板に実装され、ケーブルとしての平板状ケーブル61が挿入されている状態を示している。
ここで、前記平板状ケーブル61は、ケーブル本体62及び該ケーブル本体62の長さ方向の端部の一面に貼付された補助板63を備える。そして、ケーブル本体62の長さ方向の端部における補助板63と反対側の面には信号線が露出するようになっている。前記補助板63は、ポリイミド等の比較的硬度の高い材料から成り、長さ方向の所定の範囲に亘(わた)り、かつ、幅方向の全範囲に亘り、ケーブル本体62の長さ方向の端部の一面を覆っている。そして、信号線の露出した面が下方を向くようにしてハウジング31の挿入口33に挿入されるものとする。
また、図9において、17はアクチュエータ11の第2の軸部であり、43aは端子41の下腕ビーム43の先端(図9における左端)近傍に上方に突出するように形成されたコンタクト部であり、44aは上腕ビーム44の先端近傍に形成され、アクチュエータ11の第2軸部17の上方向への移動を規制する軸受部である。
そして、ケーブル接続用コネクタ10に平板状ケーブル61を接続する場合、まず、該平板状ケーブル61の長さ方向の端部をハウジング31の挿入口33に挿入する。この場合、アクチュエータ11はあらかじめ開位置にされている。続いて、平板状ケーブル61の先端がハウジング31の奥端に到達して平板状ケーブル61の挿入が完了した状態となると、オペレータがアクチュエータ11を反時計回り方向に姿勢変化させて閉位置にある状態とする。
これにより、押圧部14が回転し、図9に示されるように、下方を向いて平板状ケーブル61の挿入方向とほぼ平行な状態になる。そのため、押圧部14は、平板状ケーブル61の補助板63の上面に当接して下方に向いた力を付与し、ケーブル本体62をコンタクト片としての下腕ビーム43に押付ける。これにより、ケーブル本体62の下側の表面において露出している信号線がコンタクト部43aに当接して電気的接続部が形成され、前記信号線と端子41とが電気的に接続される。なお、下腕ビーム43は、ばね性を有し、ケーブル本体62が押付けられることによって弾性的に変形するので、信号線とコンタクト部43aとの接続が良好に維持される。
一方、アクチュエータ11は、平板状ケーブル61から上方に向いた力を反力として受けるが、第2の軸部17の上方向への移動が上腕ビーム44の軸受部44aによって規制されているので、上方に移動することがない。すなわち、前記上腕ビーム44は、アクチュエータ11がハウジング31から離脱することを防止する機能を発揮する。
このように、本実施の形態においては、ケーブル接続用コネクタ10は、アクチュエータ11が両側に当接部16を備え、該当接部16は、閉位置において、コネクタ取付用補助金具21の金具本体部22の上面に形成された支持部26に当接する。そのため、簡単な構造でありながら、アクチュエータ11がハウジング31から外れることがない。前記支持部26がない場合、平板状ケーブルが挿入されていない状態でアクチュエータ11がオペレータの手指等によって姿勢変化させられると、アクチュエータ11は、閉位置を通り越えて更に姿勢変化し、すなわち、閉位置以上に姿勢変化し、ハウジング31から離脱してしまうことがある。しかし、本実施の形態においては、支持部26にアクチュエータ11の当接部16が当接するので、アクチュエータ11が閉位置以上に姿勢変化してハウジング31から離脱してしまうことを確実に防止することができる。
また、アクチュエータ11を姿勢変化させるオペレータの手指等の強い力をコネクタ取付用補助金具21が受止めるので、ハウジング31が強い力を受けることがない。さらに、アクチュエータ11が開位置から閉位置に姿勢変化する間、アクチュエータ11の第1の軸部13を前記支持部26の下段支持部26bが支持するようになっているので、ハウジング31が摩滅することがない。このように、ハウジング31が強い力を受けたり摩滅したりすることがないので、ハウジング31の耐久性が向上し、ハウジング31の構造を簡素化することができるので、アクチュエータ11の成形を容易に行うことができ、ハウジング31の寸法を小さくすることができる。
さらに、アクチュエータ11が姿勢変化して閉位置になるとき、支持部26の傾斜部26cと当接部16の接続段部16cとが係合することによって、アクチュエータ11の位置決めが自動的に行われる。そのため、確実に平板状ケーブルを接続することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態におけるケーブル接続用コネクタを示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル接続用コネクタの要部拡大斜視図であり図1のA部の拡大図である。 本発明の実施の形態におけるコネクタ取付用補助金具を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル接続用コネクタのアクチュエータが開位置にある状態を示す図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル接続用コネクタのアクチュエータが姿勢変化中の第1段階にある状態を示す図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル接続用コネクタのアクチュエータが姿勢変化中の第2段階にある状態を示す図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル接続用コネクタのアクチュエータが姿勢変化中の第3段階にある状態を示す図である。 本発明の実施の形態におけるケーブル接続用コネクタのアクチュエータが閉位置にある状態を示す図である。 本発明の実施の形態におけるアクチュエータが閉位置にあるときのケーブル接続用コネクタの内部を示す断面図である。 従来のケーブル接続用コネクタの要部を示す斜視図である。
符号の説明
10 ケーブル接続用コネクタ
11、304 アクチュエータ
12 収容溝
13 第1の軸部
13a 背面
14 押圧部
15 本体部
16 当接部
16a 上段当接部
16b 下段当接部
16c 接続段部
17 第2の軸部
21 コネクタ取付用補助金具
22 金具本体部
23 基板取付部
24 係合部
25 ガイド部
25a 接続部
25b ガイド側面
26 支持部
26a 上段支持部
26b 下段支持部
26c 傾斜部
31、301 ハウジング
32 下部
32a 上面
33 挿入口
34 端子受入溝
35 上部
36 側部
37 側方段部
37a 側面
38 補助金具収容凹部
41、302 端子
42 テール部
43 下腕ビーム
43a コンタクト部
44 上腕ビーム
44a 軸受部
61 平板状ケーブル
62 ケーブル本体
63 補助板
303 カバー
305 ケーブル
306 被ロック部
307 ロック部

Claims (6)

  1. (a)平板状ケーブルを挿入する挿入口(33)を備えるハウジング(31)と、
    (b)該ハウジング(31)に取付けられ、前記平板状ケーブルの信号線と電気的に接続するコンタクト片(43)を備える端子(41)と、
    (c)前記平板状ケーブルを挿入可能な第1位置と挿入された前記平板状ケーブルを前記コンタクト片(43)に押付ける第2位置との間を姿勢変化可能であって、前記第2位置において、前記平板状ケーブルを前記コンタクト片(43)に押付ける押圧部(14)、及び、前記第2位置において、前記平板状ケーブルの挿入方向とほぼ平行となる本体部(15)を備えるアクチュエータ(11)と、
    (d)前記ハウジング(31)の両側に取付けられたコネクタ取付用補助金具(21)とを有し、
    (e)前記アクチュエータ(11)は両側に当接部(16)を備え、該当接部(16)は、前記第2位置において、前記コネクタ取付用補助金具(21)の金具本体部(22)の上面に形成された支持部(26)に当接することを特徴とするケーブル接続用コネクタ(10)。
  2. (a)前記当接部(16)は上段当接部(16a)及び下段当接部(16b)を含む段差形状を備え、
    (b)前記支持部(26)は、前記上段当接部(16a)が当接する上段支持部(26a)、及び、前記下段当接部(16b)が当接する下段支持部(26b)を含む段差形状を備える請求項1に記載のケーブル接続用コネクタ(10)。
  3. 前記下段当接部(16b)は一端に軸部(13)を備え、前記アクチュエータ(11)が第1位置から第2位置に姿勢変化する間、前記軸部(13)が前記下段支持部(26b)に摺動可能に当接する請求項2に記載のケーブル接続用コネクタ(10)。
  4. (a)前記当接部(16)は、前記上段当接部(16a)と下段当接部(16b)とを接続する接続段部(16c)を備え、
    (b)前記支持部(26)は、前記上段支持部(26a)と下段支持部(26b)とを接続し、前記接続段部(16c)と係合する傾斜部(26c)を備える請求項3に記載のケーブル接続用コネクタ(10)。
  5. 前記接続段部(16c)は、前記アクチュエータ(11)が第1位置から第2位置に姿勢変化する際に、前記傾斜部(26c)に摺動可能に当接する請求項4に記載のケーブル接続用コネクタ(10)。
  6. 前記コネクタ取付用補助金具(21)は、前記ハウジング(31)と係合する係合部(24)、及び、前記金具本体部(22)に接続され、基板の表面に取付けられる基板取付部(23)を備える請求項1〜5のいずれか1項に記載のケーブル接続用コネクタ(10)。
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