JP2007276704A - 照明制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の補助照明装置は、車両周辺に雪や霧が存在する場合に適した配光を行うことは可能であるが、天候の度合いに対応して適切な点灯・配光制御をすることができなかった。これに伴い発生する問題の一例としては、例えば霧が濃い場合には、光軸が高すぎ霧に乱反射された光でドライバが眩惑される、霧が薄い場合には光軸が低すぎ遠方に光が届かないといった問題がある。このように、従来の補助照明装置は、十分な視認性を得ることができない。
【解決手段】車両に設置され照射範囲を変更可能な発光装置の照射範囲を制御する照明制御システムであって、前記車両周辺の天候状態と、該天候状態の度合いとを検出する天候検出装置と、前記車両周辺の天候状態と、前記天候状態の度合いとに基づき、前記発光装置の照射範囲を設定するとともに、該発光装置に照射範囲変更指令を出力する制御装置とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用照明装置の照射範囲の制御技術に関するものである。
従来、補助照明装置として、特開平7−186824号公報や、特開2001−351411号公報の技術が知られている。
特開平7−186824号公報の技術は、バルブと光が出射する高位置照射用アウタレンズと、低位置照射用アウタレンズと、駆動ミラーとを備えている。この駆動ミラーは、高位置照射用アウタレンズとバルブとの間に位置する。そして、雪道などで高位置照射を行う場合、駆動ミラーは倒れた状態となり、バルブの光は駆動ミラーに反射されることなく高位置照射用アウタレンズから出射される。一方、霧が発生している時など低位置照射を行う場合、駆動ミラーは起き上がった状態となり、バルブの光は駆動ミラーに反射されて低位置照射用アウタレンズから出射される。
特開2001−351411号公報の技術は、固定シェードと可動シェードとを組合せ、この可動シェードを移動させることによって、複数の配光パターンを得ている。具体的には、この可動シェードが第1位置にあるとき、光源の光の一部が可動シェードの開口部で遮られることで、霧天候用配光パターンが照射される。また、この可動シェードが第2位置にあるときは、霧天候用配光パターンが照射される。
特開平7−186824号公報 特開2001−351411号公報
従来の特開平7−186824号公報や特開2001−351411号公報に示された補助照明装置は、車両周辺に雪や霧が存在する場合に適した配光を行うことは可能であるが、天候の度合いに対応して適切な点灯・配光制御をすることができなかった。これに伴い発生する問題の一例としては、例えば霧が濃い場合には、光軸が高すぎ霧に乱反射された光でドライバが眩惑される、霧が薄い場合には光軸が低すぎ遠方に光が届かないといった問題がある。このように、従来の補助照明装置は、十分な視認性を得ることができない可能性がある。
本発明は、上記課題を鑑み、天候の度合いに応じて、十分な視認性を得ることができるような照明制御システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、車両に設置され照射範囲を変更可能な発光装置(16,17)の照射範囲を制御する照明制御システムであって、前記車両周辺の天候状態と、該天候状態の度合いとを検出する天候検出装置(11)と、前記車両周辺の天候状態と、前記天候状態の度合いとに基づき、前記発光装置(16,17)の照射範囲を設定するとともに、該発光装置(16,17)に照射範囲変更指令を出力する制御装置(13,14,15)とを備えることを特徴とする。
天候状態と天候状態の度合いに基づくことで、天候状態だけでなく天候状態の度合いにも合致した照射範囲を設定することができる。これにより、天候状態にのみ基づいて照射範囲を設定する場合に比べて、同等以上の視認性を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、車両に設置されるとともに、照射範囲を変更可能な発光装置(16,17)と、前記車両周辺の天候状態と、該天候状態の度合いとを検出する天候検出装置(11)と、前記車両周辺の天候状態と、前記天候状態の度合いとに基づき、前記発光装置(16,17)の照射範囲を設定する制御装置(13,14,15)とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、車両に設置されるとともに、照射色を変更可能な発光装置(16,17)と、前記車両周辺の天候状態と、該天候状態の度合いとを検出する天候検出装置(11)と、前記車両周辺の天候状態と、前記天候状態の度合いとに基づき、前記発光装置(16,17)の照射色を設定する制御装置(13,15,91)とを備えることを特徴とする。
このように、天候の度合いに応じて照射色を決定することで、良好な視認性を得ることができる。
請求項4に記載の発明は、前記天候検出装置(11)は、前記天候状態の度合いを、少なくとも2段階以上で表現することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記天候検出装置(11)は、前記車両における該車両周辺の環境に対する視認性を検出するとともに、該視認性が所定値以上の場合には前記天候状態の前記度合いを良好と判断し、該視認性が所定値未満の場合には該度合いを不良と判断することを特徴とする。
一般に、自車両から周辺環境を視認しにくい場合には、光を散乱する粒子などが自車両の周辺に存在していることが原因である。光を散乱する粒子は、霧や雪、雨といった悪天候に起因する水粒子である可能性が高いため、このように視認性を検出することで、天候状態の度合いを判断することができる。
請求項6に記載の発明は、前記天候検出装置(11)は、前記車両における該車両周辺の環境に対する被視認性を検出するとともに、該被視認性が所定値以上の場合には前記天候状態の前記度合いを良好と判断し、該被視認性が所定値未満の場合には該度合いを不良と判断することを特徴とする。
一般に、周辺環境から自車両を視認しにくい場合には、光を散乱する粒子などが自車両の周辺に存在していることが原因である。光を散乱する粒子は、霧や雪、雨といった悪天候に起因する水粒子である可能性が高いため、このように視認性を検出することで、天候状態の度合いを判断することができる。
請求項7に記載の発明は、前記天候検出装置(11)は、前記車両周辺の空間における前記発光装置(16,17)の照射光の透過率を検出するとともに、該透過率が所定値以上の場合には前記天候状態の前記度合いを良好と判断し、該透過率が所定値未満の場合には該度合いを不良と判断することを特徴とする。
一般に、照射光の透過率は、照射光を遮る物体(例えば水粒子や粉塵)が車両の周辺に存在しているために低下する。特に、走行中の車両において、照射光を遮る物体は水粒子などの物体である可能性が高いため、照射光の透過率を用いて天候状態を判定する。
請求項8に記載の発明は、前記天候検出装置(11)は、前記車両周辺における水粒子の密度を検出するとともに、該密度が所定値未満の場合には前記天候状態の度合いを良好と判断し、該密度が所定値以上の場合には該度合いを不良と判断することを特徴とする。
霧や雨、雪などは、水粒子からなるため、車両周辺の水粒子の密度を検出すれば、霧や雨や雪などが存在するか否かを検出することができる。
請求項9に記載の発明は、前記制御装置(13,14,15)は、前記天候検出装置(11)が前記天候状態の前記度合いを不良と判断した場合には、該度合いを良好と判断した場合に比べて、前記発光装置(16)の光軸を下げることを特徴とする。
これにより、照明装置の光が水粒子等により散乱され、車両のドライバを眩惑することを防止することができる。
請求項10に記載の発明は、前記制御装置(13,14,15)は、前記天候検出装置(11)が前記天候状態の度合いを良好と判断した場合には、該度合いを不良と判断した場合に比べて、前記発光装置(16)の光軸を上げることを特徴とする。
これにより、照明装置の光を車両から遠方の場所にまで照射することができ、良好な視認性を得ることができる。
請求項11に記載の発明は、前記制御装置(13,14,15)は、前記天候状態の度合い、および、前記車両の速度に基づいて、前記発光装置(16,17)の照射範囲を設定することを特徴とする。
速度が速いほど、視界が確保されている必要があるため、これにより、照明装置の光を車両から遠方の場所にまで照射することができ、良好な視認性を得ることができる。
請求項12に記載の発明は、前記制御装置(13,14,15)は、前記天候検出装置(11)が前記天候状態の前記度合いを良好と判断し、前記車両の速度が所定値よりも遅い場合に、前記発光装置(17)の照射範囲を該車両の後方に設定することを特徴とする。
これにより、後続車両のドライバの注意を喚起することができる。
請求項13に記載の発明は、前記制御装置(13,14,15)は、前記天候検出装置(11)が前記天候状態の度合いを良好と判断し、前記車両の速度が所定値よりも速い場合に、前記発光装置(16)の照射範囲を該車両の前方に設定することを特徴とする。
これにより、先行車両のドライバの注意を喚起することができる。
請求項14に記載の発明は、前記発光装置(16,17)は、点滅することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、前記天候状態は霧であるとともに、該天候状態の度合いは霧の濃度であることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、前記天候状態は雪であるとともに、該天候状態の度合いは単位体積あたりの降雪量であることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、前記天候状態は雨であるとともに、該天候状態の度合いは単位体積あたりの降雨量であることを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、前記制御装置(13,15,91)は、前記車両周辺の天候状態と、前記天候状態の度合いとに基づき、前記発光装置(16,17)の照射光の透過率を演算し、該演算結果に基づいて該発光装置(16,17)の照射色を設定することを特徴とする。
このように車両周辺の透過率に応じて、照射する照射色を決定することで、透過率の高い照射色で周囲を照射することができる。すなわち、乗員の視認性を高めることができる。
請求項19に記載の発明は、前記発光装置(16,17)は、赤色および緑色および青色のLEDを複数集積することにより形成され、該前記発光装置(16,17)は、前記LEDの発光数を変更することで、前記照射色を変更することを特徴とする。
以下、実施例1から実施例3を用いて、本発明を実施するための最良の形態を述べる。
〔実施例1〕
図1から図5を用いて実施例1について説明する。
図1は、本照明制御システムの構成を表すブロック図である。図2は、車両における照明制御システムを構成するセンサなどの配置図を表す。
照明制御システムには、車両周辺の天候状態を検出するセンサとして霧センサ11が備えられる。この霧センサ11は、図2に示すように車両のフロントグリル内部に搭載された光レーダであり、車両周辺の霧の濃度を検出し、霧濃度信号として出力する。この光レーダとしては、実開平6−43587号公報に記載された霧の濃度測定装置などを使用することができる。
また、照明制御システムには、図3を用いて後述する演算処理のトリガとなる制御SW12が備えられる。この制御SW12の設置場所としては、ハンドルコラム周辺が適当であり、例えば、前照灯の作動SWなどに併設しても良い。なお、ドライバは、照明制御システムが霧濃度に合せて補助照明の光軸や照射範囲を自動制御することを希望する場合には制御SW12をONに設定し、自動制御を希望しない場合にはOFFに設定する。このように、制御SW12は、ONまたはOFF信号を出力する。
さらに、図1のメモリ13には、図3を用いて後述する閾値が記憶されている。このメモリ13は、図2のマイコン内部に備えられたものである。
そして、制御SW12が出力したON−OFF信号、および、霧センサ11が出力した霧濃度信号、および、メモリ13が記憶している閾値(Dth1,Dth2)が図1の比較部14に入力される。この比較部14は、図3を用いて後述する処理を行って、比較結果を制御部15に出力する。制御部15は、比較部14から入力された比較結果に基づいて、制御指令を決定し、この制御指令をフロントフォグライト16およびリアフォグライト17に出力する。なお、比較部14および制御部15はプログラムであり、図2に示すように車両のフロア上に設置されたマイコン上に構成される。
照明装置であるフロントフォグライト16は、図2に示すように車両の前部に設置されている。そして、このフロントフォグライト16は、制御部15からの制御指令に基づき光軸角度を2段階に変更することができる。また、リアフォグライト17は、図2に示すように車両の後部に設置されており、制御部15からの制御指令に基づき点滅、消灯を行うことができる。
図3のフローチャートを用いて、比較部14および制御部15で行われる演算処理について説明する。この演算処理は、所定時間毎に実行される。
ループの冒頭に位置するステップS30では、制御SW12がONになっているか否かを条件に分岐判定を行う。制御SW12がONになっているならステップS31へ進み、ONになっていないならステップS30を繰り返す。すなわち、ステップS31以下の処理は、制御SW12がONになっている場合にのみ行われる。
ステップS30より続くステップS31では、比較部14にて、霧センサ11が検出した霧濃度Dを取得する。ステップS31より続くステップS32では、比較部14にて霧濃度Dを用いて霧が存在するか否かを条件に分岐判定を行う。霧が存在すると判定されたならステップS33へ進み、霧が存在しないと判定されたならステップS39へ進む。
ステップS33では、制御部15がフロントフォグライト16を点灯する。一方、ステップS39では、制御部15がフロントフォグライト16およびリアフォグライト17を消灯し、その後ステップS30へ戻る。
ステップS33より続くステップS34では、比較部14において、霧濃度Dが閾値Dth1を越えるか否かを条件に分岐判定を行う。霧濃度Dが閾値Dth1を越えると判定されたならステップS35へ進み、越えないと判定されたならステップS38へ進む。ステップS35では、制御部15が、図4(a)のようにフロントフォグライト16を低い光軸角度Loで照射する。一方、ステップS38では、制御部15が、図4(b)のようにフロントフォグライト16を高い光軸角度Hiで照射し、ステップS30へ戻る。
ステップS35より続くステップS36では、比較部14において、霧濃度Dが閾値Dth2(Dth1<Dth2)を越えるか否かを条件に分岐判定を行う。霧濃度Dが閾値Dth2を越えると判定されたならステップS37へ進み、越えないと判定されたならステップS30へ戻る。ステップS37では、制御部15が、図5のようにリアフォグライト17を点滅し、その後ステップS30へ戻る。
以下、本実施例1における照明制御システムの効果について述べる。照明制御システムは、霧が存在し、かつ、その霧濃度DがDth1よりも小さい場合、すなわち薄い霧が存在する場合、図4(b)のようにフロントフォグライト16の光軸角度を高く(Hi)する。薄い霧に対してフロントフォグライト16の光軸角度を高くすると、遠方まで照射することができる。なお、薄い霧の場合には、光軸角度を高くしてもドライバは眩惑されにくい。このように、薄い霧の場合には、光軸角度を高くすると良好な視認性を得ることが可能である。
一方、照明制御システムは、霧濃度DがDth1とDth2の間である場合、すなわち濃い霧が存在する場合、図4(a)のようにフロントフォグライト16の光軸角度を低く(Lo)する。濃い霧に対して、フロントフォグライト16の光軸を低くすると、ドライバは眩惑されにくく、光軸を高くした場合に比べて視認性を向上することができる。
他方、照明制御システムは、霧濃度DがDth2よりも大きい場合、すなわち霧が非常に濃い場合、図4(a)のようにフロントフォグライト16を低い光軸で照射すると共に、リアフォグライト17を点滅させる。これにより、車両前方についてはフロントフォグライト16を低い光軸で照射して良好な視認性を得るとともに、リアフォグライト17を点滅させることで後続車への注意喚起を行うことができる。なお、リアフォグライト17を、霧が存在しない時に点灯すると、後続車を眩惑する虞がある。
このように、本照明制御システムは、天候の度合い(霧の濃度)に応じて、補助照明であるフロントフォグライト16を、点灯または消灯するとともに光軸角度を変更し、天候状態の度合いに合致した照射を行っている。これにより、高い視認性を奏することができる。
また、本照明制御システムは、天候の度合いに応じて、リアフォグライト17を点滅または消灯する。これにより、高い被視認性を奏することができる。
〔実施例2〕
図6から図8を用いて実施例2について説明する。この実施例2における前述の実施例1との相違点は、補助照明を天候だけではなく車速に応じて制御する点である。なお、前述の実施例1と同等の構成については、実施例1と同様の符号を付し、本実施例2における説明を省略する。
本実施例2には、実施例1の図1の構成に対して、車両の速度を検出する車速センサ61が追加されている。この車速センサ61は、図示しない車輪軸の回転信号を処理して、車両の走行速度(以下、車速)を検出するものである。そして、車速センサ61は、車速を比較部14に出力する。
図7のフローチャートを用いて、比較部14および制御部15にて行われる処理について述べる。図7のフローチャートは、図3のステップS39の代わりに実行される。すなわち、ステップS71は、ステップS32に続く処理である。ステップS71では、車速センサ61から車速Vを取得する。ステップS71より続くステップS72では、比較部14において、車速Vが閾値Vth1を越えるか否かを条件に分岐判定を行う。車速Vが閾値Vth1を越えると判定されたならステップS73へ進み、越えないと判定されたならステップS74へ進む。
ステップS73では、制御部15がフロントフォグライト16を点滅させ、図3のステップS30に戻る。
ステップS74では、比較部14において車速Vが閾値Vth2(Vth1>Vth2)を越えるか否かを条件に分岐判定を行う。車速Vが閾値Vth2を越えると判定されたならステップS75へ進み、越えないと判定されたならステップS76へ進む。
ステップS75では、制御部15がリアフォグライト17を点滅させ、図3のステップS30に戻る。
ステップS76では、制御部15がフロントフォグライト16およびリアフォグライト17を消灯し、ステップS30に戻る。
本実施例2における照明制御システムは、実施例1の作用効果に加え以下の効果を奏する。
照明制御システムは、霧が存在せず、かつ、車速VがVth1を越える場合、すなわち速度が速い場合、先行車への注意喚起のためにフロントフォグライト16を点滅させる。これにより、先行車両への注意喚起をすることができ、先行車両の急ブレーキを予防できる。なお、霧が存在していない場合には、フロントフォグライト16を点滅させても出射された光を乱反射する物質がないため、点滅によりドライバを眩惑する虞は低い。
一方、霧が存在せず、かつ、車速VがVth2を越えない場合、すなわち速度が遅い場合、先行車への注意喚起のためにリアフォグライト17を点滅させる。これにより、後続車両への注意喚起をすることができ、追突を防止することができる。
なお、閾値Vth1およびVth2は、固定値でなくても良い。例えば、ナビゲーションシステムなどによって、現在走行中の道路における制限速度の情報を取得し、この制限速度情報に応じて変更することが可能である。制限速度が100kmの高速道路を走行中の場合には、閾値Vth1を100kmとし、閾値Vth2を60kmとすることで、先行車の急ブレーキと、後続車の追突とを防止することができる。
また、図8のように、車速に応じて、閾値Dth1およびDth2を小さくするようにしても良い。車速が早い場合は、車速が遅い場合に比べて、霧が薄くてもフォグライトを点灯するなどの支援を行うことが望ましい。このため車速に応じて、各閾値を小さくすることで、より有効な支援を行うことができる。
〔実施例3〕
図9から図11を用いて、実施例3について説明する。この実施例3における前述の実施例1との相違点は、フロントフォグライト16が照射色を変更可能なライトである点と、比較部に代わって演算部91が存在する点と、制御部15がフロントフォグライト16に照射色を変更する制御指令を出力する点である。なお、前述の各実施例と同等の構成については、各実施例と同様の符号を付し、本実施例3における説明を省略する。
図9に、本照明制御システムのブロック図を示す。この図9に示すように、実施例1の図1とは、フロントフォグライト16、演算部91と演算部91の出力、および、メモリ13の出力が異なる。
このフロントフォグライト16は、赤色LEDおよび青色LEDおよび緑色LEDが複数集積されたフォグライトである。そして、各色のLEDは独立して点消灯が可能である。このため、例えば、全赤色LEDと全緑色LEDを点灯し、半分の青色LEDを点灯させた場合、フロントフォグライト16は、霧などに対して透過率の高い黄色い照射色を発光することができる。
一般にドライバは、霧などの散乱物がない環境においては、ライトの照射光が太陽光に近い色であるほうが、車両の周辺環境を認識しやすい(視認性が高い)。このため、フロントフォグライト16は、霧が存在しない場合には、全赤色LEDと全緑色LEDと全青色LEDを点灯させ、最も大きい光量であるとともに太陽光に近い色を車両前方に照射している。なお、このフロントフォグライト16は、全LEDを点灯させると、太陽光と最も近い照射光が照射される。
一方、演算部91は、霧センサ11の霧濃度Dから照射光候補iの透過率Tiを演算する。霧の正体は、空気中に浮遊する水粒子であるため、照射色の波長が長い照射光ほど、霧濃度Dが高い場合の透過率Tが高い。すなわち、波長が短い紫色の照射光は、霧濃度Dが大きいほど透過率Tが急激に低くなり、波長が長い赤色の照射光は、霧濃度Dが大きい場合でも透過率Tの低下量が、紫色の照射光よりも少ない。
さらに、演算部91は、各照射光候補iの透過率Tiと、メモリに記憶された後述の白色度Ciとの積算を行い、積算結果である視認性Viを演算し、視認性Viを制御部15へ出力する。なお、図10の表に示すように、本実施例3では、照射光の候補として、全赤色LEDと全緑色LEDと全青色LEDを点灯させた白色(R:100%/G:100%/B:100%)、全赤色LEDと全緑色LEDと50%の青色LEDを点灯させた薄黄色(R:100%/G:100%/B:50%)、全赤色LEDと全緑色LEDと25%の青色LEDを点灯させた濃黄色(R:100%/G:100%/B:25%)の3種類を有する。
そして図10の白色度Ciとは、照射光候補iの各青色LEDの点灯率である。すなわち、白色である照射光(i=1)は、全青色LEDが点灯しているためC1=1.0、薄黄色である照射光(i=2)はC2=0.5、濃黄色である照射光(i=3)はC3=0.25となる。これにより、白色度Ciが高いほど、照射光の色は太陽光に近づく。
さらに、各照射色iと、透過率Tiおよび視認性Viのおおよその関係を表す。この表の透過率Viとは、各霧濃度で各照射色iの照射光を照射した場合の透過率Tiと、この照射色iの太陽光への近似度(白色度Ci)の積算値である。このため視認性Viは、透過するとともに反射した各照射光が車両のドライバにどのように感じられるかを模式的に表現している。すなわち、霧が無い場合において、白色の照射光(i=1)は、透過率T1が高く、かつ、白色度C1が高く太陽光に近いため視認性V1が高い。一方、薄い霧が存在する場合において、白色の照射光(i=1)は、白色度C1が高いが、透過率V1が高くない(中)ため、視認性V1も高くない(中)。さらに、濃い霧が存在する場合において、白色の照射光(i=1)は、透過率T1が低く、殆どの光が霧に散乱されドライバを眩惑するため視認性V1が低い。
また、薄黄色の照射光(i=2)を、霧が無い場合に使用すると、透過率T2は高いが、白色度C2が高くなく太陽光と異なった色であるため視認性V2も高くない(中)。一方、薄い霧が存在する場合において、薄黄色の照射光(i=2)は、白色度C2は高くないが、透過率T2が高いため視認性V2も高い。さらに、濃い霧が存在する場合において、薄黄色の照射光(i=2)は、透過率V2が高くない(中)ため一部の光が霧に散乱されドライバが眩しく感じ、かつ、白色度C2も高くないため視認性V2も高くない(中)。
濃黄色の照射光(i=3)を、霧が無い場合に使用すると、透過率T3は高いものの、白色度C3が低く太陽光と大きく異なった色であるため視認性V3が低い。一方、薄い霧が存在する場合において、薄黄色の照射光(i=3)は、透過率T3が高いため、霧に散乱されにくいが、白色度C3が低く照射色が太陽光と激しく異なるため視認性V3が高くない(中)。さらに、濃い霧が存在する場合において、濃黄色の照射光(i=3)は、透過率T3が高いため光が霧に散乱されにくく、視認性V3が高い。
制御部15は、演算部91の演算結果(視認性Vi)の中から、もっとも数値が大きい、すなわち良好な視認性Vmaxを選択し、選択したVmaxに対応する照射色iを照射するようにフロントフォグライト16に制御指令を出力する。
具体的な処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。図11のフローチャートは、演算部91および制御部15で行われる処理である。
まずステップS80では、制御SW12がONになっているか否かを条件に分岐判定を行う。制御SW12がONになっていると判定されたならステップS81へ進み、ONになっていないと判定されたならステップS80を繰り返す。
ステップS81では、霧センサ11から霧濃度Dを取得する。ステップS81より続くステップS82では、霧濃度Dの環境において、3種類の照射色i(i=1〜3)をそれぞれ照射した場合の透過率Ti(i=1〜3)を各々演算する。ステップS82より続くステップS83では各透過率Tiと白色度Ciとを積算し、視認性Viを演算する。ステップS83より続くステップS84では、Viの中から最も数値が大きい視認性Vmaxを選択する。ステップS84より続くステップS85では、視認性Vmaxに対応する照射色iを照射するように、フロントフォグライト16に制御指令を出力し、ステップS80へ戻る。
このように、本照明制御システムは、透過率と照射色が太陽光に近い波長となるか否かに基づき視認性を数値化して演算し、この視認性が良好となるように、フロントフォグライト16がその照射色を発光する。すなわち、霧が濃くなるに従って、照射色を黄色くすることで、良好な視認性を得ることができる。
なお、本実施例3では、透過率Tiと、太陽光への近似度を表す白色度Ciを用いて、照射色iを決定したが、単に透過率Tiが高くなるような照射色iを選択しても良い。また、照射色候補は3種類以上の数としても良い。
〔その他の実施例〕
前述の各実施例において、フロントフォグライト16およびリアフォグライト17の光量については、特に論じていなかった。しかし、点滅の際に、フロントフォグライト16やリアフォグライト17に印加する電圧を、PWM制御のデューティ比を調整することによって設定しても良い。また、点滅の際に、点灯と消灯を繰り返すのではなく、光量を増減させても良い。
さらに、常時点灯と点滅とで、光量を変えても良い。例えば、フロントフォグライト16を点滅させる際に、常時点灯させる場合に比べて光量を少なくすると、自車両のフロントフォグライト16の点滅によって、ドライバがちらつきを感じにくくすることができる。
前述の各実施例において、天候を検出する手段は霧センサ11のみで、照明制御システムが対応する天候は霧のみであった。しかし、天候を検出する手段は、これに限定されない。例えば、特開平11−278182号のようにカメラ画像を用いた霧検出手段であっても良いし、特開2000−65932号公報のように雪を検出するレーダ装置であっても良い。前述の各実施例の照明制御システムを雪に対応させる場合には、図3または図7において霧を雪に置換すれば良い。豪雨の場合も、同様である。すなわち、車両周辺における光を散乱する要素(水粒子)の密度が高い場合には光軸を下げ、車両周辺における光を散乱する要素(水粒子)の密度が低い場合には光軸を上げるようにすれば良い。
前述の各実施例において、フロントフォグライト16は高低の2段階の光軸を備え、図12のように2種類の閾値(Dth1,Dth2)に応じて光軸を決定していた。しかし、フロントフォグライト16の光軸は、高低の2段階以上であれば実施可能である。例えば、図13のように、霧濃度DがDth1からDth2の間は、霧濃度に比例して無段階に光軸を上下させ、霧濃度DがDth2以上である場合は、光軸を所定の角度に固定するようにしても良い。また、従来のハロゲン式ライトではなく複数のLEDを集積したライトの場合、光軸を下げた状態から上げた状態へ変更するには、光軸を下げた状態で照射する範囲を照らすLEDの点灯数を減らし、光軸を上げた状態で照射する範囲を照らすLEDの点灯数を増やすなどしても良い。すなわち、光軸を下げた状態で照射する照射範囲への照射を完全に中止するのではなく、この照射範囲への光量を減らして、光軸を上げた状態で照射する照射範囲への光量を増やすようにしても良い。同様に、光軸を上げた状態から下げた状態へ変更するには、光軸を上げた状態で照射する照射範囲への照射を完全に中止するのではなく、この照射範囲への光量を減らして、光軸を下げた状態で照射する照射範囲への光量を増やすようにしても良い。
また、多数のLEDが集積されるとともに、各LEDの照射方向を制御可能なライトが、照射方向を車両の前方および後方に設定できるよう車両のルーフやミラーなどに装備されているとする。このようなライトであるなら、図7のステップS73のように車両後方を照射せず車両前方を照射する場合には、各LEDの照射方向を車両前方に設定する。また、図7のステップS75のように車両前方を照射せず車両後方を照射する場合には、各LEDの照射方向を車両後方に設定する。このように、一つのライトの照射方向を切り替えて、車両の前方および後方を照射しても良い。
実施例1において用いられる照明制御システムのブロック図である。 実施例1において用いられる照明制御システムの構成部品の車両における配置図である。 実施例1において用いられる比較部および制御部の内部処理を表すフローチャートである。 実施例1において用いられる図であり、図4(a)はフロントフォグライト16の光軸を低く(Lo)した際の照射範囲を示し、図4(b)はフロントフォグライト16の光軸を高く(Hi)した際の照射範囲を示す。 実施例1において用いられるリアフォグライトの点滅を表す。 実施例2において用いられる照明制御システムのブロック図である。 実施例2において用いられる比較部および制御部の内部処理を表すフローチャートである。 実施例2において用いられる車速に応じて、閾値Dth1、Dth2が変化する場合の関係図である。 実施例3において用いられる照明制御システムのブロック図である。 実施例3において用いられる各照射色iと、透過率Tiおよび視認性Viの関係を示す表である。 実施例3において用いられる演算部および制御部の内部処理を表すフローチャートである。 その他の実施例において用いられる図であり、HiおよびLoの2種類の光軸を備える照明制御システムにおいて、HiおよびLoの2種類の光軸と閾値Dth1およびDth2の関係を表す。 その他の実施例において用いられる図であり、無段階の光軸を備える照明制御システムにおいて、光軸と閾値Dth1およびDth2の関係を表す。
符号の説明
11 霧センサ
12 制御SW
13 メモリ
14 比較部
15 制御部
16 フロントフォグライト
17 リアフォグライト
61 車速センサ
91 演算部

Claims (19)

  1. 車両に設置され照射範囲を変更可能な発光装置(16,17)の照射範囲を制御する照明制御システムであって、
    前記車両周辺の天候状態と、該天候状態の度合いとを検出する天候検出装置(11)と、
    前記車両周辺の天候状態と、前記天候状態の度合いとに基づき、前記発光装置(16,17)の照射範囲を設定するとともに、該発光装置(16,17)に照射範囲変更指令を出力する制御装置(13,14,15)とを備えることを特徴とする照明制御システム。
  2. 車両に設置されるとともに、照射範囲を変更可能な発光装置(16,17)と、
    前記車両周辺の天候状態と、該天候状態の度合いとを検出する天候検出装置(11)と、
    前記車両周辺の天候状態と、前記天候状態の度合いとに基づき、前記発光装置(16,17)の照射範囲を設定する制御装置(13,14,15)とを備えることを特徴とする照明制御システム。
  3. 車両に設置されるとともに、照射色を変更可能な発光装置(16,17)と、
    前記車両周辺の天候状態と、該天候状態の度合いとを検出する天候検出装置(11)と、
    前記車両周辺の天候状態と、前記天候状態の度合いとに基づき、前記発光装置(16,17)の照射色を設定する制御装置(13,15,91)とを備えることを特徴とする照明制御システム。
  4. 前記天候検出装置(11)は、前記天候状態の度合いを、少なくとも2段階以上で表現することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の照明制御システム。
  5. 前記天候検出装置(11)は、前記車両における該車両周辺の環境に対する視認性を検出するとともに、該視認性が所定値以上の場合には前記天候状態の前記度合いを良好と判断し、該視認性が所定値未満の場合には該度合いを不良と判断することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の照明制御システム。
  6. 前記天候検出装置(11)は、前記車両における該車両周辺の環境に対する被視認性を検出するとともに、該被視認性が所定値以上の場合には前記天候状態の前記度合いを良好と判断し、該被視認性が所定値未満の場合には該度合いを不良と判断することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の照明制御システム。
  7. 前記天候検出装置(11)は、前記車両周辺の空間における前記発光装置(16,17)の照射光の透過率を検出するとともに、該透過率が所定値以上の場合には前記天候状態の前記度合いを良好と判断し、該透過率が所定値未満の場合には該度合いを不良と判断することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の照明制御システム。
  8. 前記天候検出装置(11)は、前記車両周辺における水粒子の密度を検出するとともに、該密度が所定値未満の場合には前記天候状態の度合いを良好と判断し、該密度が所定値以上の場合には該度合いを不良と判断することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の照明制御システム。
  9. 前記制御装置(13,14,15)は、前記天候検出装置(11)が前記天候状態の前記度合いを不良と判断した場合には、該度合いを良好と判断した場合に比べて、前記発光装置(16)の光軸を下げることを特徴とする請求項5から請求項8のいずれかに記載の照明制御システム。
  10. 前記制御装置(13,14,15)は、前記天候検出装置(11)が前記天候状態の度合いを良好と判断した場合には、該度合いを不良と判断した場合に比べて、前記発光装置(16)の光軸を上げることを特徴とする請求項5から請求項9のいずれかに記載の照明制御システム。
  11. 前記制御装置(13,14,15)は、前記天候状態の度合い、および、前記車両の速度に基づいて、前記発光装置(16,17)の照射範囲を設定することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の照明制御システム。
  12. 前記制御装置(13,14,15)は、前記天候検出装置(11)が前記天候状態の前記度合いを良好と判断し、前記車両の速度が所定値よりも遅い場合に、前記発光装置(17)の照射範囲を該車両の後方に設定することを特徴とする請求項5から請求項9のいずれかに記載の照明制御システム。
  13. 前記制御装置(13,14,15)は、前記天候検出装置(11)が前記天候状態の度合いを良好と判断し、前記車両の速度が所定値よりも速い場合に、前記発光装置(16)の照射範囲を該車両の前方に設定することを特徴とする請求項5から請求項9のいずれかに記載の照明制御システム。
  14. 前記発光装置(16,17)は、点滅することを特徴とする請求項12または請求項13に記載の照明制御システム。
  15. 前記天候状態は霧であるとともに、該天候状態の度合いは霧の濃度であることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれかに記載の照明制御システム。
  16. 前記天候状態は雪であるとともに、該天候状態の度合いは単位体積あたりの降雪量であることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれかに記載の照明制御システム。
  17. 前記天候状態は雨であるとともに、該天候状態の度合いは単位体積あたりの降雨量であることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれかに記載の照明制御システム。
  18. 前記制御装置(13,15,91)は、前記車両周辺の天候状態と、前記天候状態の度合いとに基づき、前記発光装置(16,17)の照射光の透過率を演算し、該演算結果に基づいて該発光装置(16,17)の照射色を設定することを特徴とする請求項3に記載の照明制御システム。
  19. 前記発光装置(16,17)は、赤色および緑色および青色のLEDを複数集積することにより形成され、該前記発光装置(16,17)は、前記LEDの発光数を変更することで、前記照射色を変更することを特徴とする請求項3または請求項18に記載の照明制御システム。
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