JP2007273647A - Igbtの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】IGBTにおけるホールの注入量を細かく調整することが容易で、かつ、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能なIGBTの製造方法を提供する。
【解決手段】引き上げ法により製造された半導体基体110における第1主面側に絶縁ゲートトランジスタ132を形成する絶縁ゲート型トランジスタ形成工程S110と、第2主面側から半導体基体110を薄型化する半導体基体薄型化工程S120と、半導体基体110の第2主面側にショットキ接合を形成するショットキ接合形成工程S130とを含むIGBTの製造方法において、400〜550℃の温度範囲で半導体基体110の熱処理を行うことで酸素由来のサーマルドナーを5×1013cm-3以上発生させる低温熱処理工程S134を含むことを特徴とするIGBTの製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、IGBTの製造方法に関する。
pn接合からホールを注入する代わりにショットキ接合からホールを注入するIGBTが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。図10は、そのようなIGBTのうちノンパンチスルー型のIGBT700を説明するために示す図である。図11は、そのようなIGBTのうちパンチスルー型のIGBT800を説明するために示す図である。図12は、そのようなIGBTのうちパンチスルー型のIGBT900を説明するために示す図である。
IGBT700は、図10に示すように、n型半導体基板からなる半導体基体710と、半導体基体710の第1主面に形成されたp型ベース領域714と、p型ベース領域714の表面に形成されエミッタ電極724に接続されたn型エミッタ領域716と、p型ベース領域714の表面にゲート絶縁膜718を介して形成されたゲート電極720と、半導体基体710の第2主面に形成されバリア金属膜(図示せず。)を有するコレクタ電極726とを有する。なお、第1主面とはゲート電極が形成される側の面のことをいい、第2主面とはコレクタ電極が形成される側の面のことをいう。
IGBT800及びIGBT900は、基本的にはIGBT700と同様の構造を有するが、半導体基体の構造がIGBT700の場合とは異なっている。すなわち、IGBT800においては、図11に示すように、半導体基体として、n型半導体基板811及びn型エピタキシャル層812からなる半導体基体810を用いており、IGBT900においては、図12に示すように、半導体基体として、n型半導体基板912の第2主面側にn型の不純物を拡散することによりn型拡散層911が形成された半導体基体910を用いている。IGBT800の場合には、n型半導体基板811がn型バッファ層となり、IGBT900の場合には、n型拡散層911がn型バッファ層となる。
IGBT700、IGBT800又はIGBT900によれば、pn接合からホールを注入するIGBTの場合と比較して、ホールの注入量が少ないため、ターンオフ時間を短縮してスイッチング速度を高速化することが可能となる。
特公平4−36584号公報 (図2) 特開2005−327770号公報 (図12(d))
ところで、ショットキ接合からホールを注入するIGBTにおいては、ホールの注入量を調整して所望のトランジスタ特性を得るためには、バリア金属のバリアハイトを調整するか、半導体基体における第2主面側から不純物拡散を行うことで半導体基体の第2主面側における不純物濃度を調整する必要がある。
しかしながら、前者においては、バリアハイトがバリア金属固有の値であるため、ホールの注入量を細かく調整することは容易ではないという問題がある。また、後者においては、半導体基体を薄型化した後に第2主面側から不純物拡散を行う必要があるため、製造コストを下げるのが容易ではないという問題がある。
なお、後者の問題は、ショットキ接合からホールを注入するIGBTの場合に限らず、pn接合からホールを注入するIGBTの場合にも同様に生ずる問題である。
また、これらの問題は、整流性を有する接合からホールを注入するIGBTの場合に限らず、整流性を有する接合から電子を注入するIGBTの場合にも同様に生ずる問題である。すなわち、整流性を有する接合から少数キャリアを注入するIGBTの場合全般に生ずる問題である。
そこで、本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、IGBTにおける少数キャリアの注入量を細かく調整することが容易で、かつ、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能なIGBTの製造方法を提供することを目的とする。
(1)本発明のIGBTの製造方法は、引き上げ法により製造された半導体基体における第1主面側に絶縁ゲートトランジスタを形成する絶縁ゲートトランジスタ形成工程と、前記半導体基体における第2主面側から前記半導体基体を薄型化する半導体基体薄型化工程と、前記半導体基体の第2主面側に整流性を有する接合を形成する整流性接合形成工程とをこの順序で含むIGBTの製造方法において、400〜550℃の温度範囲で前記半導体基体の熱処理を行うことで酸素由来のサーマルドナーを5×1013cm-3以上発生させる低温熱処理工程を含むことを特徴とする。
本発明のIGBTの製造方法においては、引き上げ法により製造された半導体基体を出発材料として用いるため、絶縁ゲートトランジスタ形成工程を行う前における半導体基体中には所定濃度の酸素が含まれている。また、絶縁ゲートトランジスタ形成工程にはチャネル拡散工程などの高温熱処理工程が含まれている。
従って、本発明のIGBTの製造方法においては、上記した高温熱処理工程中に酸素が外方拡散により取り除かれるために、高温熱処理工程後における半導体基体の両主面側(第1主面側及び第2主面側)には低酸素濃度部分が形成される。そして、これらの低酸素濃度部分のうち第2主面側における低酸素濃度部分は、その後の半導体基体薄型化工程で除去されるため、半導体基体薄型化工程後における第2主面側の酸素濃度は、出発材料としての半導体基体中に含有されている酸素濃度とほぼ同じ値になる。そして、低温熱処理工程で、半導体基体の第2主面側に存在する酸素の一部を5×1013cm-3以上のサーマルドナーにすることで、半導体基体の第2主面側におけるn型不純物濃度を十分に高めること(又はp型不純物濃度を低めること)が可能となる。その結果、本発明のIGBTの製造方法によれば、半導体基体を薄型化した後に第2主面側から不純物拡散を行う必要がなくなるため、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能となる。
また、本発明のIGBTの製造方法によれば、低温熱処理工程における熱処理条件(温度、時間など。)を調整することにより、サーマルドナーの発生量を細かく調整することができ、その結果、少数キャリアの注入量を細かく調整して所望のIGBT特性を容易に実現することが可能となる。
従って、本発明のIGBTの製造方法は、IGBTにおける少数キャリアの注入量を細かく調整することが容易で、かつ、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能なIGBTの製造方法となる。
なお、本発明のIGBTの製造方法においては、出発材料の半導体基体として、予め酸素を外方拡散させることにより両主面側に低酸素濃度部分が形成された半導体基体を用いることもできる。この場合には、チャネル拡散工程などの高温熱処理工程で酸素の外方拡散を行う必要がなくなる。
また、本発明のIGBTの製造方法においては、低温熱処理工程は、絶縁ゲートトランジスタ形成工程後に行ってもよいし、絶縁ゲートトランジスタ形成工程中に行ってもよい。但し、後者の場合には、低温熱処理工程は、550℃以上の温度で半導体基体の熱処理を行う工程の後に行うことが好ましい。また、低温熱処理工程は、整流性接合形成工程前に行ってもよいし、整流性接合形成工程中に行ってもよいし、整流性接合形成工程後に行ってもよい。
(2)本発明のIGBTの製造方法においては、前記絶縁ゲートトランジスタ形成工程は、不活性雰囲気下1100℃以上の温度で前記半導体基体の熱処理を行う高温熱処理工程を含み、前記IGBTの製造方法は、前記高温熱処理工程後に、酸素雰囲気下1100℃を超える温度で前記半導体基体の熱処理を行う工程を含まないことが好ましい。
このような方法とすることにより、高温熱処理工程中に酸素が外方拡散により十分に取り除かれるようになり、また、高温熱処理工程後に酸素が再び導入されることがなくなる。その結果、半導体基体の第2主面側にのみ所定濃度の酸素が存在する状態を実現することが可能となる。
(3)本発明のIGBTの製造方法においては、前記高温熱処理工程は、チャネル拡散工程であることが好ましい。
このような方法とすることにより、チャネル拡散工程を行う際に酸素の外方拡散を行うことが可能となるため、酸素を外方拡散するための特別の工程を新たに導入する必要もなくなる。
(4)本発明のIGBTの製造方法は、引き上げ法により製造された半導体層を有する半導体基体における第1主面側に絶縁ゲートトランジスタを形成する絶縁ゲートトランジスタ形成工程と、前記半導体基体における第2主面側から前記半導体基体を薄型化する半導体基体薄型化工程と、前記半導体基体の第2主面側に整流性を有する接合を形成する整流性接合形成工程とをこの順序で含むIGBTの製造方法において、400〜550℃の温度範囲で前記半導体基体の熱処理を行うことで酸素由来のサーマルドナーを発生させる低温熱処理工程を含むことを特徴とする。
このため、本発明のIGBTの製造方法によれば、半導体基体として、引き上げ法により製造された半導体層を有する半導体基体(例えば、引き上げ法により製造された半導体基板からなる半導体層上に別の半導体層をエピタキシャル成長させた半導体基体(以下、エピタキシャル基板という。)。)を用いているため、半導体層中には所定濃度の酸素が含まれている。そして、低温熱処理工程で、半導体層中に所定濃度で存在する酸素の一部をn型のサーマルドナーにすることで、半導体基体の第2主面側におけるn型不純物濃度を高めること(又はp型不純物濃度を低めること)が可能となる。その結果、本発明のIGBTの製造方法によれば、半導体基体を薄型化した後に第2主面側から不純物拡散を行う必要がなくなるため、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能となる。
また、この場合、低温熱処理工程における熱処理条件(温度、時間など。)を調整することにより、サーマルドナーの発生量を細かく調整することができ、その結果、少数キャリアの注入量を細かく調整して所望のIGBT特性を容易に実現することが可能となる。
従って、本発明のIGBTの製造方法は、IGBTにおける少数キャリアの注入量を細かく調整することが容易で、かつ、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能なIGBTの製造方法となる。
(5)本発明のIGBTの製造方法において、前記低温熱処理工程においては、前記サーマルドナーを5×1013cm-3以上発生させることが好ましい。
このような方法とすることにより、半導体基体の第2主面側におけるn型不純物濃度を十分に高めること(又はp型不純物濃度を低めること)が可能となる。
(6)本発明のIGBTの製造方法においては、前記絶縁ゲートトランジスタ形成工程を行う前における前記半導体基体又は前記半導体層における酸素濃度は、1×1018〜2×1018cm-3の範囲内にあることが好ましい。
このような方法とすることにより、低温熱処理工程中に、半導体基体の第2主面側に存在する酸素を、少数キャリアの注入量を調整するのに好適な不純物濃度(例えば、IGBTがショットキ接合から少数キャリアを注入するタイプのIGBTである場合においてバリア金属が白金である場合は5×1013〜3×1014cm-3、バリア金属がIrである場合は5×1014〜2×1015cm-3、バリア金属がAlSiである場合は7×1014〜4×1015cm-3。)のサーマルドナーに変換することが可能になる。
(7)本発明のIGBTの製造方法においては、前記整流性を有する接合は、ショットキ接合であることが好ましい。
このような方法とすることにより、半導体基体中の酸素濃度又は半導体層中の酸素濃度を適切な値に選択するとともに、低温熱処理工程における熱処理の条件を適切な条件にすることにより、半導体基体における第2主面側の不純物濃度を適切な値にして、ショットキ接合からの少数キャリアの注入量を適切な値に調整することが可能となる。
(8)本発明のIGBTの製造方法においては、前記低温熱処理工程は、バリア金属膜をシンターする工程であることが好ましい。
このような方法とすることにより、バリア金属膜をシンターする工程を行う際に酸素をサーマルドナー化することが可能となるため、酸素をサーマルドナー化するための特別の工程を新たに導入する必要もなくなる。
バリア金属膜としては、例えば、Pt、Ir又はAlSiからなる膜を好適に用いることができる。
(9)本発明のIGBTの製造方法においては、前記半導体基体薄型化工程においては、ポリッシング又はエッチングにより前記半導体基体の第2主面側を平坦化することが好ましい。
このような方法とすることにより、半導体基体の第2主面とバリア金属膜との間に良好なショットキ接合を形成することが可能となる。
(10)本発明のIGBTの製造方法においては、前記整流性を有する接合は、pn接合であることが好ましい。
このような方法とすることにより、半導体基体中の酸素濃度又は半導体層中の酸素濃度を適切な値に選択するとともに、低温熱処理工程における熱処理の条件を適切な条件にすることにより、半導体基体における不純物濃度を適切な値にして、pn接合からの少数キャリアの注入量を適切な値に調整することが可能となる。
(11)本発明のIGBTの製造方法においては、前記低温熱処理工程は、エミッタ電極膜をシンターする工程であることが好ましい。
このような方法とすることにより、エミッタ電極膜をシンターする工程を行う際に酸素をサーマルドナー化することが可能となるため、酸素をサーマルドナー化するための特別の工程を新たに導入する必要もなくなる。
以下、本発明のIGBTの製造方法について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
実施形態1は、本発明のIGBTの製造方法を、ショットキ接合から少数キャリアとしてのホールを注入するタイプのIGBTに適用した場合を説明する実施形態である。
図1は、実施形態1に係るIGBTの製造方法を説明するために示すフローチャートである。図2及び図3は、実施形態1に係るIGBTの製造方法を説明するために示す図である。図2(a)〜図3(e)は実施形態1に係るIGBTの製造方法における各工程を示す図である。図4は、実施形態1に係るIGBTの製造方法によって製造されたIGBT100を説明するために示す図である。図4(a)はIGBT100の断面図であり、図4(b)は図4(a)のA−A断面線に沿って半導体基体110の不純物濃度をプロットしたグラフである。図4(b)中、破線は低温熱処理工程S134前における半導体基体110の不純物濃度を示し、実線は低温熱処理工程S134後における半導体基体110の不純物濃度を示す。
実施形態1に係るIGBTの製造方法は、図1に示すように、絶縁ゲートトランジスタ形成工程S110と、半導体基体薄型化工程S120と、ショットキ接合形成工程S130とをこの順序で含むIGBTの製造方法において、低温熱処理工程S134をさらに含むIGBTの製造方法である。
絶縁ゲートトランジスタ形成工程S110は、図2(b)に示すように、引き上げ法により製造された半導体基体110(図2(a)参照)における第1主面側に絶縁ゲートトランジスタ132を形成する工程であって、不活性雰囲気下(例えば、Nガス雰囲気。)1100℃以上の温度で半導体基体110の熱処理を行うチャネル拡散工程S112(本発明の高温熱処理工程に相当。)を含む工程である。半導体基体110として、CZ法により製造されたn型シリコン基板を用いる。n型シリコン基板における酸素濃度は、1×1018〜2×1018cm-3の範囲内にある。
なお、第1主面とはゲート電極が形成される側の面のことをいい、第2主面とはコレクタ電極が形成される側の面のことをいう。
半導体基体薄型化工程S120は、図2(c)に示すように、半導体基体110における第2主面側から半導体基体110を薄型化する工程である。半導体基体薄型化工程S120においては、ポリッシング又はエッチングにより半導体基体110の第2主面側を平坦化する。
ショットキ接合形成工程S130(本発明の整流性接合形成工程に相当。)は、図3(d)及び図3(e)に示すように、半導体基体110の第2主面側にショットキ接合を形成する工程であって、バリア金属膜形成工程S132と、低温熱処理工程S134とを含む工程である。バリア金属としては、Pt(白金)を用いる。
低温熱処理工程S134は、400〜550℃の温度範囲で半導体基体110の熱処理を行うことで酸素由来のサーマルドナーを5×1013cm-3以上発生させる工程である。例えば、450℃、1時間の条件で半導体基体110の熱処理を行うことで、サーマルドナーを1.3×1014cm-3程度発生させることができる。
なお、実施形態1に係るIGBTの製造方法においては、低温熱処理工程S134は、バリア金属膜をシンターする工程である。
このような工程を含む、実施形態1に係るIGBTの製造方法においては、引き上げ法により製造された半導体基体110を出発材料として用いるため、絶縁ゲートトランジスタ形成工程S110を行う前における半導体基体110中には所定濃度の酸素が含まれている。また、絶縁ゲートトランジスタ形成工程S110にはチャネル拡散工程S112からなる高温熱処理工程が含まれている。
従って、実施形態1に係るIGBTの製造方法においては、チャネル拡散工程S112中に酸素が外方拡散により取り除かれるために、チャネル拡散工程S112後における半導体基体110の両主面側(第1主面側及び第2主面側)には低酸素濃度部分が形成される。そして、これらの低酸素濃度部分のうち第2主面側における低酸素濃度部分は、その後の半導体基体薄型化工程S120で除去されるため、半導体基体薄型化工程S120後における第2主面側の酸素濃度は、出発材料としての半導体基体110中に含有されている酸素濃度とほぼ同じ値になる。そして、低温熱処理工程S134で、半導体基体110の第2主面側に存在する酸素の一部を5×1013cm-3以上のサーマルドナーにすることで、半導体基体110の第2主面側におけるn型不純物濃度を十分に高めることが可能となる。その結果、実施形態1に係るIGBTの製造方法によれば、半導体基体110を薄型化した後に第2主面側から不純物拡散を行う必要がなくなるため、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能となる。
また、実施形態1に係るIGBTの製造方法によれば、低温熱処理工程S134における熱処理条件(温度、時間など。)を調整することにより、サーマルドナーの発生量を細かく調整することができ、その結果、少数キャリアとしてのホールの注入量を細かく調整して所望のIGBT特性を容易に実現することが可能となる。
従って、実施形態1に係るIGBTの製造方法は、IGBTにおけるホールの注入量を細かく調整することが容易で、かつ、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能なIGBTの製造方法となる。
また、実施形態1に係るIGBTの製造方法によれば、絶縁ゲートトランジスタ形成工程S110は、不活性雰囲気下1100℃以上の温度で半導体基体110の熱処理を行うチャネル拡散工程S112を含み、チャネル拡散工程S112後に、酸素雰囲気下1100℃を超える温度で半導体基体110の熱処理を行う工程を含まないため、チャネル拡散工程S112中に酸素が外方拡散により十分に取り除かれるようになり、また、チャネル拡散工程S112後に酸素が再び導入されることがなくなる。その結果、半導体基体110の第2主面側にのみ所定濃度の酸素が存在する状態を実現することが可能となる。
また、実施形態1に係るIGBTの製造方法においては、チャネル拡散工程S112を行う際に酸素の外方拡散を行うことが可能となるため、酸素を外方拡散するための特別の工程を新たに導入する必要もなくなる。
また、実施形態1に係るIGBTの製造方法においては、絶縁ゲートトランジスタ形成工程S110を行う前における半導体基体110における酸素濃度は、1×1018〜2×1018cm-3の範囲内にあるため、低温熱処理工程S134中に、半導体基体110における第2主面側に存在する酸素を、ホールの注入量を調整するのに好適な不純物濃度(例えば、5×1013〜3×1014cm-3。)のサーマルドナーに変換することが可能になる。
また、実施形態1に係るIGBTの製造方法においては、半導体基体110中の酸素濃度を適切な値にするとともに、低温熱処理工程S134における熱処理を適切な条件で行うことにより、半導体基体110における第2主面側の不純物濃度を適切な値にして、ショットキ接合からのホールの注入量を適切な値に調整することが可能となる。
また、実施形態1に係るIGBTの製造方法においては、低温熱処理工程S134は、バリア金属膜をシンターする工程であるため、バリア金属膜をシンターする工程を行う際に酸素をサーマルドナー化することが可能となるため、酸素をサーマルドナー化するための特別の工程を新たに導入する必要もなくなる。
また、実施形態1に係るIGBTの製造方法においては、半導体基体薄型化工程S120においては、ポリッシング又はエッチングにより半導体基体110を平坦化することとしているため、半導体基体110の第2主面とバリア金属膜との間に良好なショットキ接合を形成することが可能となる。
図5は、サーマルドナーにより導入される電子密度と飽和電圧(VCE(sat))との関係を示す図である。
図5からわかるように、バリア金属がPtである場合には、サーマルドナーにより導入される電子密度が5×1013〜3×1014cm-3の場合に、飽和電圧(VCE(sat))を所望の値に調整することが可能である。
なお、図5からわかるように、バリア金属がIrである場合には、サーマルドナーによりにより導入される電子密度が5×1014〜2×1015cm-3の場合に、飽和電圧(VCE(sat))を所望の値に調整することが可能であり、バリア金属がAlSiである場合には、サーマルドナーによりにより導入される電子密度が7×1014〜4×1015cm-3の場合に、飽和電圧(VCE(sat))を所望の値に調整することが可能である。
[実施形態2]
実施形態2は、実施形態1の場合と同様に、本発明のIGBTの製造方法を、ショットキ接合から少数キャリアとしてのホールを注入するタイプのIGBTに適用した場合を説明する実施形態である。
図6は、実施形態2に係るIGBTの製造方法を説明するために示すフローチャートである。
実施形態2に係るIGBTの製造方法は、基本的には実施形態1に係るIGBTの製造方法とよく似た製造方法であるが、低温熱処理工程の実施時期が実施形態1に係るIGBTの製造方法の場合と異なる。すなわち、実施形態2に係るIGBTの製造方法においては、図6に示すように、低温熱処理工程S214を、絶縁ゲートトランジスタ形成工程S210におけるチャネル拡散工程S212の後に行うこととしている。
このように、実施形態2に係るIGBTの製造方法は、低温熱処理工程の実施時期が実施形態1に係るIGBTの製造方法の場合とは異なるが、実施形態1に係るIGBTの製造方法の場合と同様に、低温熱処理工程S214を行うことで、半導体基体を薄型化した後に第2主面側から不純物拡散を行う必要がなくなるため、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能となる。また、低温熱処理工程S214における熱処理条件を調整することにより、サーマルドナーの発生量を細かく調整することができ、その結果、ホールの注入量を細かく調整して所望のIGBT特性を容易に実現することが可能となる。
従って、実施形態2に係るIGBTの製造方法は、IGBTにおけるホールの注入量を細かく調整することが容易で、かつ、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能なIGBTの製造方法となる。
[実施形態3]
実施形態3は、本発明のIGBTの製造方法を、pn接合から少数キャリアとしてのホールを注入するタイプのIGBTに適用した場合を説明する実施形態である。
図7は、実施形態3に係るIGBTの製造方法によって製造されたIGBT300を説明するために示す図である。図7(a)はIGBT300の断面図であり、図7(b)は図7(a)のA−A断面線に沿って半導体基体310の不純物濃度をプロットしたグラフである。図7(b)中、破線は低温熱処理工程前における半導体基体310の不純物濃度を示し、実線は低温熱処理工程後における半導体基体310の不純物濃度を示す。
実施形態3に係るIGBTの製造方法は、基本的には実施形態2に係るIGBTの製造方法とよく似た製造方法であるが、製造するIGBTの種類が実施形態2に係るIGBTの製造方法の場合と異なる。すなわち、実施形態3に係るIGBTの製造方法においては、図7に示すように、pn接合からホールを注入するタイプのIGBTを製造することとしている。このため、実施形態3に係るIGBTの製造方法においては、出発材料の半導体基体として、n型半導体基板の第2主面側からp型不純物を拡散することによりp型拡散層311が形成された半導体基体310を用いている。
このように、実施形態3に係るIGBTの製造方法は、製造するIGBTの種類が実施形態2に係るIGBTの製造方法の場合とは異なるが、実施形態2に係るIGBTの製造方法の場合と同様に、低温熱処理工程を行うことで、半導体基体300を薄型化した後に第2主面側から不純物拡散を行う必要がなくなるため、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能となる。また、低温熱処理工程における熱処理条件を調整することにより、サーマルドナーの発生量を細かく調整することができ、その結果、ホールの注入量を細かく調整して所望のIGBT特性を容易に実現することが可能となる。
従って、実施形態3に係るIGBTの製造方法は、IGBTにおけるホールの注入量を細かく調整することが容易で、かつ、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能なIGBTの製造方法となる。
[実施形態4]
実施形態4は、本発明のIGBTの製造方法を、エピタキシャル基板を出発材料として用いるIGBTの製造方法に適用した場合を説明する実施形態である。実施形態4においては、ショットキ接合から少数キャリアとしてのホールを注入するタイプのIGBTを製造する。
図8は、実施形態4に係るIGBTの製造方法によって製造されたIGBT400を説明するために示す図である。図8(a)はIGBT400の断面図であり、図8(b)は図8(a)のA−A断面線に沿って半導体基体410の不純物濃度をプロットしたグラフである。図8(b)中、破線は低温熱処理工程前における半導体基体410の不純物濃度を示し、実線は低温熱処理工程後における半導体基体410の不純物濃度を示す。
実施形態4に係るIGBTの製造方法は、基本的には実施形態2に係るIGBTの製造方法とよく似た製造方法であるが、図8に示すように、出発材料の半導体基体としてエピタキシャル基板410(n型半導体基板411\n型エピタキシャル層412)を用いた点が実施形態2に係るIGBTの製造方法の場合と異なる。実施形態4に係るIGBTの製造方法によって製造されたIGBT400においては、n型エピタキシャル層412にはほとんど酸素が含まれないため、n型半導体基板411のみでサーマルドナーが発生することとなる。
このように、実施形態4に係るIGBTの製造方法は、出発材料の半導体基体としてエピタキシャル基板を用いた点が実施形態2に係るIGBTの製造方法の場合とは異なるが、実施形態2に係るIGBTの製造方法の場合と同様に、低温熱処理工程を行うことで、エピタキシャル基板410(n型半導体基板411)を薄型化した後に第2主面側から不純物拡散を行う必要がなくなるため、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能となる。また、低温熱処理工程における熱処理条件を調整することにより、サーマルドナーの発生量を細かく調整することができ、その結果、ホールの注入量を細かく調整して所望のIGBT特性を容易に実現することが可能となる。
従って、実施形態4に係るIGBTの製造方法は、IGBTにおけるホールの注入量を細かく調整することが容易で、かつ、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能なIGBTの製造方法となる。
[実施形態5]
実施形態5は、本発明のIGBTの製造方法を、エピタキシャル基板を出発材料として用いるIGBTの製造方法に適用した場合を説明する実施形態である。実施形態5においては、ショットキ接合から少数キャリアとしてのホールを注入するタイプのIGBTを製造する。
図9は、実施形態5に係るIGBTの製造方法によって製造されたIGBT500を説明するために示す図である。図9(a)はIGBT500の断面図であり、図9(b)は図9(a)のA−A断面線に沿って半導体基体510の不純物濃度をプロットしたグラフである。図9(b)中、破線は低温熱処理工程前における半導体基体510の不純物濃度を示し、実線は低温熱処理工程後における半導体基体510の不純物濃度を示す。
実施形態5に係るIGBTの製造方法は、基本的には実施形態3に係るIGBTの製造方法とよく似た製造方法であるが、図9に示すように、出発材料の半導体基体としてエピタキシャル基板510(p型半導体基板511\n型エピタキシャル層512)を用いた点が実施形態3に係るIGBTの製造方法の場合と異なる。このため、実施形態5に係るIGBTの製造方法によって製造されたIGBT500においては、n型エピタキシャル層512にはほとんど酸素が含まれないため、p型半導体基板511のみでサーマルドナーが発生することとなる。
このように、実施形態5に係るIGBTの製造方法は、出発材料の半導体基体としてエピタキシャル基板を用いた点が実施形態3に係るIGBTの製造方法の場合とは異なるが、実施形態3に係るIGBTの製造方法の場合と同様に、低温熱処理工程を行うことで、エピタキシャル基板510(p型半導体基板511)を薄型化した後に第2主面側から不純物拡散を行う必要がなくなるため、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能となる。また、低温熱処理工程における熱処理条件を調整することにより、サーマルドナーの発生量を細かく調整することができ、その結果、ホールの注入量を細かく調整して所望のIGBT特性を容易に実現することが可能となる。
従って、実施形態5に係るIGBTの製造方法は、IGBTにおけるホールの注入量を細かく調整することが容易で、かつ、IGBTを安価な製造コストで製造することが可能なIGBTの製造方法となる。
以上、本発明のIGBTの製造方法を上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態においては、バリア金属としてPtを用いた場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。バリア金属として、Ir、AlSiその他の金属を用いることができる。
(2)上記各実施形態においては、出発材料の半導体基体として、引き上げ法により製造された通常の半導体基体を用いるとともに、絶縁ゲートトランジスタ形成工程におけるチャネル拡散工程中に酸素を外方拡散させることとしているが、本発明はこれに限定されるものではない。出発材料の半導体基体として、引き上げ法により製造された半導体基体から予め酸素を外方拡散させることにより両主面側に低酸素濃度部分が形成された半導体基体を用いることもできる。この場合には、チャネル拡散工程などの高温熱処理工程で酸素の外方拡散を行う必要がなくなる。
実施形態1に係るIGBTの製造方法を説明するために示すフローチャートである。 実施形態1に係るIGBTの製造方法を説明するために示す図である。 実施形態1に係るIGBTの製造方法を説明するために示す図である。 実施形態1に係るIGBTの製造方法によって製造されたIGBT100を説明するために示す図である。 サーマルドナーにより導入される電子密度と飽和電圧(VCE(sat))との関係を示す図である。 実施形態2に係るIGBTの製造方法を説明するために示すフローチャートである。 実施形態3に係るIGBTの製造方法によって製造されたIGBT300を説明するために示す図である。 実施形態4に係るIGBTの製造方法によって製造されたIGBT400を説明するために示す図である。 実施形態5に係るIGBTの製造方法によって製造されたIGBT500を説明するために示す図である。 従来のノンパンチスルー型のIGBT700を説明するために示す図である。 従来のパンチスルー型のIGBT800を説明するために示す図である。 従来のパンチスルー型のIGBT900を説明するために示す図である。
符号の説明
100,300,400,500,700,800,900…IGBT、110,310,710,810,910…半導体基体、112,312,912…n型半導体基板、113,313…サーマルドナーが導入された領域、114,314,414,514,714,814,914…p型ベース領域、116,316,416,516,716,816,916…n型エミッタ領域、118,318,418,518,718,818,918…ゲート絶縁膜、120,320,420,520,720,820,920…ゲート電極、122,322,422,522,722,822,922…層間絶縁膜、124,324,424,524,724,824,924…エミッタ電極、126,326,426,526,726,826,926…コレクタ電極、128,328,428,528,728,828,928…n型チャネルストッパ領域、130,330,430,530,730,830,930…絶縁膜、132,332,432,532,732,832,932…絶縁ゲートトランジスタ、311…p型拡散層、410,510…エピタキシャル基板、411,811…n型半導体基板、412,512,812…n型エピタキシャル層、511…p型半導体基板、911…n型拡散層

Claims (11)

  1. 引き上げ法により製造された半導体基体における第1主面側に絶縁ゲートトランジスタを形成する絶縁ゲートトランジスタ形成工程と、
    前記半導体基体における第2主面側から前記半導体基体を薄型化する半導体基体薄型化工程と、
    前記半導体基体の第2主面側に整流性を有する接合を形成する整流性接合形成工程とをこの順序で含むIGBTの製造方法において、
    400〜550℃の温度範囲で前記半導体基体の熱処理を行うことで酸素由来のサーマルドナーを5×1013cm-3以上発生させる低温熱処理工程を含むことを特徴とするIGBTの製造方法。
  2. 請求項1に記載のIGBTの製造方法において、
    前記絶縁ゲートトランジスタ形成工程は、不活性雰囲気下1100℃以上の温度で前記半導体基体の熱処理を行う高温熱処理工程を含み、
    前記IGBTの製造方法は、前記高温熱処理工程後に、酸素雰囲気下1100℃を超える温度で前記半導体基体の熱処理を行う工程を含まないことを特徴とするIGBTの製造方法。
  3. 請求項2に記載のIGBTの製造方法において、
    前記高温熱処理工程は、チャネル拡散工程であることを特徴とするIGBTの製造方法。
  4. 引き上げ法により製造された半導体層を有する半導体基体における第1主面側に絶縁ゲートトランジスタを形成する絶縁ゲートトランジスタ形成工程と、
    前記半導体基体における第2主面側から前記半導体基体を薄型化する半導体基体薄型化工程と、
    前記半導体基体の第2主面側に整流性を有する接合を形成する整流性接合形成工程とをこの順序で含むIGBTの製造方法において、
    400〜550℃の温度範囲で前記半導体基体の熱処理を行うことで酸素由来のサーマルドナーを発生させる低温熱処理工程を含むことを特徴とするIGBTの製造方法。
  5. 請求項4に記載のIGBTの製造方法において、
    前記低温熱処理工程においては、前記サーマルドナーを5×1013cm-3以上発生させることを特徴とするIGBTの製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のIGBTの製造方法において、
    前記絶縁ゲートトランジスタ形成工程を行う前における前記半導体基体又は前記半導体層における酸素濃度は、1×1018〜2×1018cm-3の範囲内にあることを特徴とするIGBTの製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のIGBTの製造方法において、
    前記整流性を有する接合は、ショットキ接合であることを特徴とするIGBTの製造方法。
  8. 請求項7に記載のIGBTの製造方法において、
    前記低温熱処理工程は、バリア金属膜をシンターする工程であることを特徴とするIGBTの製造方法。
  9. 請求項7又は8に記載のIGBTの製造方法において、
    前記半導体基体薄型化工程においては、ポリッシング又はエッチングにより前記半導体基体の第2主面側を平坦化することを特徴とするIGBTの製造方法。
  10. 請求項1〜6のいずれかに記載のIGBTの製造方法において、
    前記整流性を有する接合は、pn接合であることを特徴とするIGBTの製造方法。
  11. 請求項1〜7並びに9及び10のいずれかに記載のIGBTの製造方法において、
    前記低温熱処理工程は、エミッタ電極膜をシンターする工程であることを特徴とするIGBTの製造方法。
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