JP2002353454A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2002353454A JP2002353454A JP2001158612A JP2001158612A JP2002353454A JP 2002353454 A JP2002353454 A JP 2002353454A JP 2001158612 A JP2001158612 A JP 2001158612A JP 2001158612 A JP2001158612 A JP 2001158612A JP 2002353454 A JP2002353454 A JP 2002353454A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- wafer
- drift layer
- forming
- collector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Thin Film Transistor (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
有するバッファ層付きのI型ドリフト層PT−IGBT
を得ること。 【解決手段】 FZウェハを用い、ドリフト層41の不
純物濃度を非常に小さくしてドリフト層41をI層化
し、さらにバッファ層40を、ブロッキングモード時に
空乏層の伸びを途中で阻止するとともに、空乏層の伸び
を阻止した状態でコレクタ層寄りの領域に過剰キャリア
を有する程度の幅と濃度に設定する。また、素子側面
(ダイシング面)に沿ってドリフト層41の表面からバ
ッファ層40に至るまで高不純物濃度の分離領域51を
設ける。バッファ層40を形成するにあたっては、ウェ
ハ表面側に分離領域51および素子のセル構造等を形成
し、ウェハ裏面を研削した後、その研削面にプロトンま
たは酸素イオンを照射し、300℃〜500℃のアニー
ルをおこなうことにより形成する。
Description
に使用される半導体装置およびその製造方法に関し、特
にFZウェハを用いたパンチスルー型のIGBTおよび
その製造方法に関する。
置としてIGBTがある。IGBTには、ブロッキング
モード(エミッタ・コレクタ間に定格電圧が印加され、
ゲートにしきい値以上の電圧が印可されていないオフ状
態)時にエミッタ領域から伸びる空乏層がコレクタ層に
まで伸展しないようにドリフト層を厚くしたノンパンチ
スルー型IGBT(以下、NPT−IGBTとする)
と、ドリフト層とコレクタ層との間にバッファ層を設け
て空乏層がコレクタ層にまで伸展するのを防ぐパンチス
ルー型IGBT(以下、PT−IGBTとする)とがあ
る。一般に、NPT−IGBTは安価なFZウェハを用
いて製造される。一方、PT−IGBTにはエピタキシ
ャルウェハが用いられる。
を示す縦断面図である。NPT−IGBTでは、図11
に示すように、FZウェハよりなるn-ドリフト層11
の一方の主面(以下、表面とする)側にpベース領域1
2およびn+エミッタ領域13が設けられており、もう
一方の主面(以下、裏面とする)側にp+コレクタ層1
4が設けられている。そして、ベース領域12上にはゲ
ート絶縁膜であるゲート酸化膜15を介してゲート電極
16が形成されており、さらにその上に層間絶縁膜17
を介してエミッタ電極18が形成されている。また、コ
レクタ層14の表面上にはコレクタ電極19が形成され
ている。
は、コレクタ電極19に正電圧を印加するとともにゲー
ト電極16に正電圧を印加すると、IGBT表面にチャ
ネルが形成され、ドリフト層11中を電子電流が流れ
る。電子がコレクタ層14に到達すると、ドリフト層1
1にホールが注入される。それによって、ドリフト層1
1は高注入状態となり、抵抗が激減するため、低オン電
圧が実現される。しかし、この構成のNPT−IGBT
では、ドリフト層11が十分に厚いため、その分抵抗が
上昇し、IGBTのオン状態における電圧降下量が大き
くなるとともに、ドリフト層11での蓄積キャリア量が
増大してターンオフ時の損失が大きくなるという欠点が
ある。
示す縦断面図である。PT−IGBTでは、図12に示
すように、p+コレクタ層24上にn+バッファ層20お
よびn-ドリフト層21が順に設けられる。これら3つ
の層(コレクタ層24、バッファ層20およびドリフト
層21)は、高濃度p型シリコン基板上に高濃度n型エ
ピタキシャル層を成長させ、さらにその上に低濃度n型
エピタキシャル層を成長させたウェハにより構成され
る。n-ドリフト層21の表面部分にはpベース領域2
2およびn+エミッタ領域23が設けられている。そし
て、さらにその上に、ゲート絶縁膜であるゲート酸化膜
25、ゲート電極26、層間絶縁膜27およびエミッタ
電極28が形成されている。また、コレクタ層24の裏
面にはコレクタ電極29が形成されている。
ブロッキングモード時の空乏層の伸びがバッファ層20
で止められるため、ドリフト層21が薄くても高い耐圧
を得ることができる。このため、同耐圧のNPT−IG
BTに比較して、オン状態の電圧降下量が小さいという
利点を有する。しかし、順方向導通時にコレクタ層24
から注入されるホールの量が極めて多いため、ターンオ
フ損失が大きいという欠点がある。また、エピタキシャ
ルウェハは高価格であるため、NPT−IGBTに比べ
てコストが増大するという欠点もある。
T(以下、I型ドリフト層PT−IGBTとする)が知
られている。図13は、I型ドリフト層PT−IGBT
の構成を示す縦断面図である。I型ドリフト層PT−I
GBTは、図13に示すように、FZウェハよりなるn
-ドリフト層31の裏面側にp+コレクタ層34およびn
+バッファ層30がイオン注入法により形成され、コレ
クタ電極39が設けられた構成となっている。n-ドリ
フト層31の表面側には、pベース領域32、n+エミ
ッタ領域33、ゲート酸化膜(ゲート絶縁膜)35、ゲ
ート電極36、層間絶縁膜37およびエミッタ電極38
が形成されている。
IGBTでは、ブロッキングモード時の空乏層の伸びが
バッファ層30で止められるため、ドリフト層31が薄
くても高い耐圧を得ることができる。このため、同耐圧
のNPT−IGBTに比較して、オン状態の電圧降下量
が小さいという利点を有する。また、コレクタ層34が
低濃度であるため、順方向導通時におけるホール注入量
が少ない。したがって、ターンオフ損失が小さいという
利点も有する。
失を低減するためには、ドリフト層をできるだけ短くす
るのが望ましい。しかし、ドリフト層を短くすると耐圧
が低くなってしまう。図14は、ブロッキングモード時
にIGBTに生じる電界分布の様子を表すグラフであ
る。このグラフにおいて、各IGBTの、PN接合部に
おける最大電界強度が臨界電界強度に達したときの電界
分布の積分値、すなわち各電界分布の面積がそれぞれの
IGBTの耐圧を表す。この面積が大きいほど耐圧特性
が高くなる。したがって、短いドリフト層で高い耐圧特
性を得るためには、図14に実線で示す「I型ドリフト
層PT−IGBT」のように、ドリフト層中での電界分
布の傾きをできるだけ小さくして四角形電界分布を実現
すればよいことがわかる。ドリフト層中での電界分布の
傾きを小さくするためには、ドリフト層の不純物濃度を
非常に小さくしてI層化すればよい。
と、ターンオフ時に非常に高いサージ電圧を伴う激しい
振動が発生するという問題点がある。この振動が発生す
る理由は以下のとおりである。バッファ層付きのIGB
Tは、ターンオフ時に空乏層の電界によってドリフト層
中の蓄積キャリアが掃き出されて、ブロッキングモード
に移行する。スイッチング時のコレクタ・エミッタ間電
圧はIGBTの定格耐圧の半分程度である。ターンオフ
時に空乏層がバッファ層に到達すると、ドリフト層中に
過剰キャリアが存在せず、IGBTは容量ε/Wのコン
デンサとなる。ここで、εはシリコンの誘電率であり、
Wはドリフ卜層幅である。このIGBTの容量と配線の
寄生インダクタンスによりLC回路が構成されることに
なるため、振動が発生する。
が素子の側面(ダイシング面)にまで容易に到達してし
まう。この素子側面にはダイシング後の物理的な歪が残
っているため、キャリア寿命が非常に短い。したがっ
て、素子側面に空乏層が到達すると非常に大きな発生電
流が流れてしまい、十分な耐圧を得ることができないと
いう問題点もある。したがって、実際には、定格電圧が
印加されたときに空乏層が素子側面に到達しない程度に
ドリフト層の不純物濃度を高くする必要があるので、ド
リフト層をI層化することは極めて困難である。
のであって、FZウェハを用い、I層化したドリフト層
を有するバッファ層付きのI型ドリフト層PT−IGB
Tを構成する半導体装置およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
め、本発明にかかる半導体装置は、FZウェハを用い、
ドリフト層の不純物濃度を非常に小さくしてドリフト層
をI層化し、さらにバッファ層を、ブロッキングモード
時に空乏層の伸びを途中で阻止するとともに、ターンオ
フ時に空乏層の伸びを阻止した状態でコレクタ層寄りの
領域に過剰キャリアを有する程度の幅と濃度に設定す
る。また、素子側面(ダイシング面)に沿ってドリフト
層の表面からバッファ層に至るまで高不純物濃度の分離
領域を設ける。
ロッキングモード時の空乏層の伸びがコレクタ層に到達
するのが阻止されるとともに、ターンオフ時に空乏層の
伸びを阻止した状態でバッファ層の、コレクタ層寄りの
領域に過剰キャリアが存在する。また、分離領域によ
り、ブロッキングモード時の空乏層の伸びが素子側面に
到達するのが阻止される。
法は、FZウェハの表面側に選択的に分離領域を形成
し、エミッタ領域、ゲート酸化膜、ゲート電極およびエ
ミッタ電極を形成した後、ウェハ裏面を研削し、ウェハ
裏面にコレクタ層を形成するとともに、ウェハ裏面にプ
ロトンを照射し、300℃以上500℃以下の温度でア
ニールをおこなってバッファ層を形成し、コレクタ電極
を形成するものである。この発明によれば、FZウェハ
を用い、素子側面に沿って分離領域を有し、かつバッフ
ァ層を有するI型ドリフト層PT−IGBTを構成する
半導体装置が得られる。
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明
にかかる半導体装置を構成するI型ドリフト層PT−I
GBTの構成の一例を示す縦断面図である。このI型ド
リフト層PT−IGBTは、図1に示すように、n-ド
リフト層41、pベース領域42、n+エミッタ領域4
3、p+コレクタ層44、ゲート絶縁膜であるゲート酸
化膜45、ゲート電極46、層間絶縁膜47、エミッタ
電極48、コレクタ電極49、n+バッファ層40およ
びn+分離領域51を備えている。図1においては、n-
ドリフト層41にはPベース領域42が1つしか形成さ
れていないが、pベース領域42を複数形成することが
できる。そしてそれぞれのpベース領域42に対してn
+エミッタ領域43、ゲート酸化膜45、ゲート電極4
6、層間絶縁膜47を備えるようにすることもできる。
れる。ベース領域42はドリフト層41の表面部分に形
成されている。エミッタ領域43はベース領域42の表
面部分に形成されている。ゲート酸化膜45はベース領
域42のチャネル領域となる部分の表面に形成されてお
り、その上にゲート電極46が形成されている。エミッ
タ電極48は、層間絶縁膜47によりゲート電極46お
よびドリフト層41から絶縁された状態で、エミッタ領
域43およびベース領域42に電気的に接続されてい
る。コレクタ層44およびコレクタ電極49は、ドリフ
ト層41の裏面部分に形成されている。バッファ層40
はコレクタ層44とドリフト層41との間に設けられて
いる。分離領域51は、素子側面に沿ってドリフト層4
1の表面からバッファ層40に達するように設けられて
いる。
非常に小さく、I層化されている。また、バッファ層4
0は、図2に示すように、バッファ層幅が長く、さらに
低めの濃度に設定されている。これによって、ターンオ
フ時に、空乏層の伸びがバッファ層40中で阻止され
る。また、バッファ層濃度が低いため、空乏層が阻止さ
れた位置よりもさらにコレクタ側に過剰キャリアが存在
する。一般に、I型ドリフト層PT−IGBTでターン
オフ時に振動が発生するのは、ドリフト層中の過剰キャ
リアが枯渇することが原因である。本実施の形態のI型
ドリフト層PT−IGBTでは、バッファ層40中のコ
レクタ側に存在する過剰キャリアによってターンオフ時
の振動が抑制される。
の電子濃度をNとすると、バッファ層40の平均ドーピ
ング濃度がN以下の場合に高注入状態となり、過剰キャ
リアが存在する。したがって、バッファ層40の厚さを
xとすると、バッファ層40中の総不純物濃度はx・N
以下である必要がある。一方、バッファ層40において
空乏層を阻止するためには、バッファ層40内で臨界電
界、たとえば2×10 5V/cmをゼロにする必要があ
る。したがって、シリコン中の誘電率をEps、素電荷
をqとすると、2×105<q・(バッファ層中の総不
純物濃度)/Epsという式が成り立つ必要がある。こ
の式について定数を計算すると、x・N>(バッファ層
中の総不純物濃度)>1.3×1012が得られる。
純物濃度をNDとすると、縦方向の空乏層幅は√((2
・Eps・V)/(q・ND))で与えられる。横方向
の空乏層幅を縦方向の空乏層幅のたとえば6倍であると
すると、横方向の空乏層幅は6√((2・Eps・V)
/(q・ND))となる。これを計算すると、横方向の
空乏層幅は√(4.68×108V/ND)となる。
層41の不純物濃度NDおよび耐圧構造幅Wの間には、
W2<4.68×108V/NDという関係が成り立つ。
つまり、耐圧構造幅Wは横方向の空乏層幅よりも短い。
したがって、分離領域51がないと仮定すると、ブロッ
キングモード時に空乏層が素子側面にまで広がり、漏れ
電流が大きくなってしまう。これを防ぐため、本実施の
形態では分離領域51が設けられている。つまり、分離
領域51により空乏層が素子側面に到達するのを防いで
いるため、漏れ電流が従来のIGBTと同程度かそれ以
下に抑えられる。なお、耐圧構造幅Wが横方向の空乏層
幅よりも長い場合に分離領域51を設けても何ら特性上
の問題はない。
PT−IGBTの製造プロセスについて説明する。図3
〜図8は、製造途中のI型ドリフト層PT−IGBTの
要部を示す縦断面図である。一例として、このIGBT
の耐圧を1200Vとする。まず、たとえば比抵抗が1
000Ωcmで厚さが500μmのFZウェハの表面
に、たとえば100μmの間隔をあけて選択的にマスク
61を形成する(図3)。そして、ウェハ表面からn型
不純物をイオン注入する。これによって、ウェハ表面
の、マスク61で被われていない領域に不純物注入領域
62ができる(図4)。
62のn型不純物をたとえば110μmの深さまで選択
拡散させて分離領域51を形成する(図5)。ウェハ表
面の熱酸化膜63を除去した後、隣り合う分離領域5
1,51間に、ベース領域42、エミッタ領域43、ゲ
ート酸化膜45およびゲート電極46を形成する。そし
て、表面に層間絶縁膜47を形成した後、アルミニウム
を蒸着し、パターニングしてエミッタ電極48を形成す
る(図6)。しかる後、FZウェハを裏面から研削し、
シリコン領域の厚さをたとえば95μmにする(図
7)。
射した後、300℃〜500℃でアニールをおこない、
ボロン原子を活性化させて、たとえば厚さ0.5μmの
コレクタ層44を形成する。つづいて、ウェハ裏面にプ
ロトンまたは酸素イオンを照射した後、300℃〜50
0℃でアニールをおこない、たとえばピーク濃度が5×
1015cm-3で幅が20μmのバッファ層40を形成す
る(図8)。このとき、ドリフト層41の幅はたとえば
75μmとなる。最後に、ウェハ裏面にコレクタ電極4
9を形成し、ダイシングすれば図1に示すI型ドリフト
層PT−IGBTが完成する。なお、図1および図3〜
図8において、ダイシング面を破線で示す。
40により、ブロッキングモード時の空乏層の伸びがコ
レクタ層44に到達するのが阻止されるとともに、空乏
層の伸びを阻止した状態でバッファ層40の、コレクタ
層寄りの領域に過剰キャリアが存在するので、I層化し
たドリフト層41を有するIGBTにおいてターンオフ
時に振動が発生するのを防ぐことができる。図9に、実
施の形態のI型ドリフト層PT−IGBTと従来のI型
ドリフト層PT−IGBT(図13参照)についてター
ンオフ波形を示す。実施の形態によれば、ターンオフ時
に振動が発生していないことがわかる。
領域51により、ブロッキングモード時の空乏層の伸び
が素子側面に到達するのが阻止されるので、耐圧構造幅
が横方向の空乏層幅よりも短い場合でも漏れ電流を抑え
ることができる。したがって、ターンオフ時に振動発生
のない、高耐圧のI型ドリフト層PT−IGBTを構成
する半導体装置が得られる。
向導通時の過剰キャリア分布に関して、ドリフト層中間
位置における過剰キャリア濃度がドリフト層41とバッ
ファ層40の境界における可能キャリア濃度以上で、か
つ5倍以下になるようにするとよい。そうすれば、オン
電圧対ターンオフ損失のトレードオフを最適化すること
ができる。これにはトレンチゲート構造を採用するとよ
い。図10に、定格耐圧を1200Vとした場合の、実
施の形態のI型ドリフト層PT−IGBT、それにトレ
ンチゲート構造を採用したI型ドリフト層PT−IGB
T、従来のI型ドリフト層PT−IGBT(図13参
照)、および従来のNPT−IGBT(図11参照)の
トレードオフを示す。また、オン電圧と耐圧のトレード
オフも改善される。
態に限らず、種々変更可能である。たとえば、実施の形
態では、第1導電型をn型とし、第2導電型をp型とし
たが、本発明はその逆でも同様に成り立つ。また、寸法
や濃度等は一例であり、本発明はこれに限定されるもの
ではない。
ロッキングモード時の空乏層の伸びがコレクタ層に到達
するのが阻止されるとともに、ターンオフ時に空乏層の
伸びを阻止した状態でバッファ層の、コレクタ層寄りの
領域に過剰キャリアが存在するので、I層化したドリフ
ト層を有するIGBTにおいてターンオフ時に振動が発
生するのを防ぐことができる。また、分離領域により、
ブロッキングモード時の空乏層の伸びが素子側面に到達
するのが阻止されるので、耐圧構造幅が横方向の空乏層
幅よりも短い場合でも漏れ電流を抑えることができる。
したがって、ターンオフ時に振動発生のない、高耐圧の
I型ドリフト層PT−IGBTを構成する半導体装置が
得られる。
フト層PT−IGBTの構成の一例を示す縦断面図であ
る。
Tにおいてバッファ層中に過剰キャリアが存在すること
を説明するための図である。
Tの製造途中の要部を示す縦断面図である。
Tの製造途中の要部を示す縦断面図である。
Tの製造途中の要部を示す縦断面図である。
Tの製造途中の要部を示す縦断面図である。
Tの製造途中の要部を示す縦断面図である。
Tの製造途中の要部を示す縦断面図である。
従来のI型ドリフト層PT−IGBTについてターンオ
フ波形を示す波形図である。
−IGBTについてオン電圧対ターンオフ損失のトレー
ドオフを示す図である。
図である。
である。
面図である。
界分布の様子を表すグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 第1導電型の低不純物濃度ドリフト層
と、 前記ドリフト層の一方の主面側に形成された第2導電型
の高不純物濃度ベース領域と、 前記ベース領域内に形成された第1導電型のエミッタ領
域と、 前記エミッタ領域および前記ベース領域の両方に電気的
に接続するエミッタ電極と、 前記ベース領域の表面上に形成されたゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、 前記ドリフト層の他方の主面側に形成された第2導電型
のコレクタ層と、 前記コレクタ層に電気的に接続するコレクタ電極と、 前記ドリフト層と前記コレクタ層との間に形成され、ブ
ロッキングモード時の空乏層の伸びを途中で阻止すると
ともに、ターンオフ時に前記コレクタ層寄りの領域に過
剰キャリアを有する第1導電型のバッファ層と、 前記ドリフト層の一方の主面から前記バッファ層まで、
個々の素子に切り分ける際の切断面に沿って延びる第1
導電型の高不純物濃度分離領域と、 を具備することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記バッファ層の厚さをx(cm)と
し、順方向導通時の前記バッファ層中の電子濃度をN
(cm-3)とすると、x・N>1.3×1012であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 耐圧構造幅をW(cm)とし、定格耐圧
をV(V)とし、前記ドリフト層の不純物濃度をND
(cm-3)とすると、W2<4.68×108V/NDで
あることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 FZウェハの一方の主面側に選択的に高
不純物濃度の分離領域を形成する工程と、 隣り合う分離領域間のウェハ表面に、エミッタ領域、ゲ
ート酸化膜、ゲート電極およびエミッタ電極を形成する
工程と、 ウェハの他方の主面を研削する工程と、 ウェハの研削後に、ウェハの他方の主面にコレクタ層を
形成する工程と、 ウェハの研削後に、ウェハの他方の主面にプロトンを照
射し、300℃以上500℃以下の温度でアニールをお
こなってバッファ層を形成する工程と、 コレクタ層の形成後に、コレクタ電極を形成する工程
と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 FZウェハの一方の主面側に選択的に高
不純物濃度の分離領域を形成する工程と、 隣り合う分離領域間のウェハ表面に、エミッタ領域、ゲ
ート酸化膜、ゲート電極およびエミッタ電極を形成する
工程と、 ウェハの他方の主面を研削する工程と、 ウェハの研削後に、ウェハの他方の主面にコレクタ層を
形成する工程と、 ウェハの研削後に、ウェハの他方の主面に酸素イオンを
照射し、300℃以上500℃以下の温度でアニールを
おこなってバッファ層を形成する工程と、 コレクタ層の形成後に、コレクタ電極を形成する工程
と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001158612A JP4904635B2 (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001158612A JP4904635B2 (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002353454A true JP2002353454A (ja) | 2002-12-06 |
JP4904635B2 JP4904635B2 (ja) | 2012-03-28 |
Family
ID=19002301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001158612A Expired - Fee Related JP4904635B2 (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4904635B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005191160A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 逆阻止型絶縁ゲート形バイポーラトランジスタおよびその製造方法 |
JP2006324431A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
US7157785B2 (en) | 2003-08-29 | 2007-01-02 | Fuji Electric Device Technology Co., Ltd. | Semiconductor device, the method of manufacturing the same, and two-way switching device using the semiconductor devices |
JP2007158320A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-06-21 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
US7307330B2 (en) | 2003-04-10 | 2007-12-11 | Fuji Electric Holdings Co., Ltd. | Reverse blocking semiconductor device and a method for manufacturing the same |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0338066A (ja) * | 1989-07-04 | 1991-02-19 | Fuji Electric Co Ltd | 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ |
JPH1140808A (ja) * | 1997-05-21 | 1999-02-12 | Toyota Motor Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
WO2000031800A1 (fr) * | 1998-11-26 | 2000-06-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif a semiconducteur et son procede de fabrication |
-
2001
- 2001-05-28 JP JP2001158612A patent/JP4904635B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0338066A (ja) * | 1989-07-04 | 1991-02-19 | Fuji Electric Co Ltd | 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ |
JPH1140808A (ja) * | 1997-05-21 | 1999-02-12 | Toyota Motor Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
WO2000031800A1 (fr) * | 1998-11-26 | 2000-06-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif a semiconducteur et son procede de fabrication |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7307330B2 (en) | 2003-04-10 | 2007-12-11 | Fuji Electric Holdings Co., Ltd. | Reverse blocking semiconductor device and a method for manufacturing the same |
US7638368B2 (en) | 2003-04-10 | 2009-12-29 | Fuji Electric Holdings Co., Ltd. | Reverse blocking semiconductor device and a method for manufacturing the same |
DE102004017723B4 (de) * | 2003-04-10 | 2011-12-08 | Fuji Electric Co., Ltd | In Rückwärtsrichtung sperrendes Halbleiterbauteil und Verfahren zu seiner Herstellung |
US7157785B2 (en) | 2003-08-29 | 2007-01-02 | Fuji Electric Device Technology Co., Ltd. | Semiconductor device, the method of manufacturing the same, and two-way switching device using the semiconductor devices |
US7572683B2 (en) | 2003-08-29 | 2009-08-11 | Fuji Electric Device Technology Co., Ltd. | Semiconductor device, the method of manufacturing the same, and two-way switching device using the semiconductor devices |
JP2005191160A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 逆阻止型絶縁ゲート形バイポーラトランジスタおよびその製造方法 |
JP2006324431A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
JP2007158320A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-06-21 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4904635B2 (ja) | 2012-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3684962B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
US7932583B2 (en) | Reduced free-charge carrier lifetime device | |
CN103986447B (zh) | 双极半导体开关及其制造方法 | |
JP4403366B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
US20150014742A1 (en) | Semiconductor device and production method for semiconductor device | |
US7569431B2 (en) | Semiconductor device and manufacturing method thereof | |
JPH08316479A (ja) | 絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法 | |
US10516017B2 (en) | Semiconductor device, and manufacturing method for same | |
JP4904625B2 (ja) | 半導体装置 | |
CN110600537A (zh) | 一种具有pmos电流嵌位的分离栅cstbt及其制作方法 | |
JP4088011B2 (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
CN113838916A (zh) | 一种具有pmos电流嵌位的分离栅cstbt及其制作方法 | |
US10692995B2 (en) | Insulated-gate bipolar transistor structure and method for manufacturing the same | |
KR0163875B1 (ko) | 반도체장치 및 그 제조방법 | |
JP2004247593A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP5114832B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP4096722B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2004221370A (ja) | 半導体装置 | |
JP5028749B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP4904635B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP3885616B2 (ja) | 半導体装置 | |
US20190115423A1 (en) | Insulated gate power devices with reduced carrier injection in termination area | |
JPH10335630A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP3280232B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2007129098A (ja) | 半導体装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080415 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20091112 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20091112 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20091112 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20110422 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110915 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110920 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111213 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111226 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |