JP2007269402A - タックラベラー - Google Patents

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Abstract

【課題】テーパ状の被貼着体であっても、その被貼着体に薄肉のタックラベルを高速で、綺麗に貼着することができるタックラベラーを提供する。
【解決手段】ラベル供給位置にタックラベルを供給するラベル供給装置と、ラベル供給位置に供給されるタックラベルを、粘着面が外側を向くように、吸引ドラム21の外周面に吸着させた状態でラベル貼着位置まで搬送し、ラベル貼着位置において、タックラベルの粘着面にカップ状容器の胴部外周面を接触させた後、カップ状容器を自転させながら吸引ドラム21の外周面に沿って移動させることにより、カップ状容器にタックラベルを貼着するラベル貼着装置とを備えている。吸引ドラム21は、本体部23の周方向に分割された複数の被覆ユニット24が本体部23の外周面に着脱自在に取り付けられており、各被覆ユニット24は、ベースプレート25の外面に、クッション材26及びフッ素樹脂シート27が順次貼着されている。
【選択図】 図6

Description

この発明は、長尺帯状の離型紙に複数のタックラベルが貼着されたラベル供給用帯状体を送出しながら、離型紙からタックラベルを順次剥離して、被貼着体に貼着するタックラベラー、特に、薄肉のタックラベルを、高速で、綺麗に貼着することができるタックラベラーに関する。
胴部が円筒状のボトル等の容器Vにタックラベルを貼着するタックラベラーとしては、図15に示すようなものがある。このタックラベラー80は、同図に示すように、容器Vを容器供給位置γに供給する容器供給装置81と、長尺帯状の離型紙SPに多数のタックラベルが一定間隔をあけて貼着されたラベル供給用帯状体LBをロール状に巻回してなるラベル供給ロールLRから、ラベル供給用帯状体LBを繰り出しながら、離型紙SPからタックラベルを順次剥離して、ラベル供給位置αにそれぞれ供給するラベル供給装置82と、容器供給位置γにおいて容器供給装置81から供給された容器Vを受け取って容器送出位置δまで搬送すると共に、ラベル供給位置αにおいてラベル供給装置82からタックラベルを受け取ってラベル貼着位置βまでそれぞれ搬送し、ラベル貼着位置βにおいて、タックラベルを容器Vの胴部外周面に貼着するラベル貼着装置83と、このラベル貼着装置83によって、胴部外周面にタックラベルが貼着された容器Vを送出する容器送出装置84とから構成されており、ラベル貼着装置83は、ラベル供給装置82によってラベル供給位置αに供給されたタックラベルを、粘着面が外側を向くように、吸引ドラム83aの外周面に一旦吸着させた状態でラベル貼着位置βまで搬送し、ラベル貼着位置βにおいて、そのタックラベルの粘着面に容器Vの胴部外周面を接触させた後、その容器Vを自転させることによって、容器Vの胴部外周面にタックラベルを貼着するようになっている。
ところで、近年では、タックラベルを貼着することによって容器にデザインや内容表示等を施す場合、容器とタックラベルの一体感を高めると共に、タックラベルの材料コストを低減するために、薄肉のタックラベルを使用することが望まれているが、こういった薄肉のタックラベルは腰がないので、容器Vに貼着する際に、タックラベル自体に皺が発生したり、タックラベルと容器Vとの間に気泡が形成されやすいといった問題がある。
従って、上述したタックラベラー80を用いて薄肉のタックラベルを容器Vの胴部外周面に貼着する場合は、タックラベルが吸着されている吸引ドラム83a側に容器Vの胴部外周面を押し付けながら、容器Vを自転させることが望まれており、さらに、容器Vをラベル貼着位置βに停止させた状態で自転させるのではなく、容器Vの胴部外周面を吸引ドラム83a側に押し付けた状態で、容器Vを吸引ドラム83aの外周面に沿って移動させながら自転させることにより、容器Vの胴部外周面にタックラベルを貼着するようにしておくと、タックラベルの貼付処理を高速で行うことができる。
特公平5−49539号公報
しかしながら、カップ状容器のように、胴部がテーパ状に形成された容器Vの場合、容器Vの公転軸及び自転軸や吸引ドラム83aの自転軸を固定した状態では、容器Vの胴部外周面を吸引ドラム83aの胴部外周面に完全に接触させた状態で、容器Vを吸引ドラム83aの胴部外周面に沿って移動させることができないので、胴部がテーパ状に形成された容器Vの胴部外周面に薄肉のタックラベルを綺麗に貼着しようとすると、容器Vをラベル貼着位置βに停止させた状態で自転させなければならず、タックラベルの貼付処理を高速で行うことができないといった問題がある。
そこで、この発明の課題は、テーパ状の被貼着体であっても、その被貼着体に薄肉のタックラベルを高速で、綺麗に貼着することができるタックラベラーを提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、長尺帯状の離型紙に複数のタックラベルが貼着されたラベル供給用帯状体を送出しながら、離型紙からタックラベルを順次剥離して、テーパ状の被貼着体に貼着するタックラベラーにおいて、離型紙からタックラベルを剥離してラベル供給位置に供給するラベル供給装置と、前記ラベル供給装置によってラベル供給位置に供給されたタックラベルを、粘着面が外側を向くように、吸引ドラムの外周面に一旦吸着させた状態でラベル貼着位置まで搬送し、ラベル貼着位置において、そのタックラベルの粘着面に被貼着体を接触させた後、被貼着体を自転させながら前記吸引ドラムの外周面に沿って移動させることによって、被貼着体にタックラベルを貼着するラベル貼着装置とを備え、前記吸引ドラムは、定位置回転する本体部と、その本体部の外周面を全体的または部分的に覆うクッション材とを有し、そのクッション材の表面にタックラベルが吸着されるようになっていることを特徴とするタックラベラーを提供するものである。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明のタックラベラーにおいて、前記クッション材は、前記本体部の周方向に分割されており、分割されたそれぞれが、前記本体部の外周面に着脱自在に取り付けられていることを特徴としている。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2にかかる発明のタックラベラーにおいて、前記吸引ドラムに沿って移動している被貼着体の移動速度を加味した被貼着体の周速を、前記吸引ドラムの周速より大きくしたのである。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1、2または3にかかる発明のタックラベラーにおいて、前記ラベル貼着装置が、ラベル貼着位置を通るように被貼着体を搬送し、ラベル貼着位置において、前記吸引ドラムの外周面に吸着させたタックラベルの粘着面に被貼着体を接触させた後、被貼着体を自転させながら前記吸引ドラムの外周面に沿って移動させるロータリ型の被貼着体搬送ユニットを有し、前記吸引ドラムが、前記被貼着体搬送ユニットを駆動する駆動モータとは異なる独立したサーボモータによって、回転駆動されるようになっており、前記被貼着体搬送ユニットの前記駆動モータの回転軸に取り付けられたロータリエンコーダによって検出される、前記被貼着体搬送ユニットの駆動軸の回転角度に基づいて、前記サーボモータが制御されるようになっていることを特徴としている。
以上のように、請求項1にかかる発明のタックラベラーは、ラベル貼着装置の吸引ドラムが、定位置回転する本体部の外周面を全体的または部分的に覆うクッション材を有しており、そのクッション材の表面にタックラベルが吸着されるようになっているので、カップ状容器のように、テーパ状に形成された被貼着体であっても、被貼着体をクッション材に押し付けて、クッション材を部分的に窪ませることにより、被貼着体の胴部外周面を吸引ドラムの胴部外周面に完全に接触させた状態で、被貼着体を吸引ドラムの胴部外周面に沿って移動させることができ、テーパ状の被貼着体に薄肉のタックラベルを高速で、綺麗に貼着することが可能となる。
また、請求項2にかかる発明のタックラベラーは、クッション材が、本体部の周方向に分割されており、分割されたそれぞれが、本体部の外周面に着脱自在に取り付けられているので、クッション材が摩耗したり、劣化してクッション性を喪失したような場合であっても、クッション材が取り付けられた本体部全体を交換したり、本体部の全周にわたってクッション材を完全に交換する必要がなく、摩耗したり、クッション性を喪失したパーツだけを部分的に交換すればよい。従って、クッション材の交換作業性がよく、効率よくクッション材を交換することができる。
特に、請求項3にかかる発明のタックラベラーは、移動速度を加味した被貼着体の周速が、吸引ドラムの周速より大きくなっているので、被貼着体が吸引ドラムからタックラベルを引っ張りながら、タックラベルが被貼着体に貼着されることになる。従って、移動速度を加味した被貼着体の周速が、吸引ドラムの周速と同速の場合に比べて、タックラベルに皺や気泡が発生しにくいという効果がある。
また、ラベル貼着装置を構成している吸引ドラムと、ラベル貼着位置を通るように被貼着体を搬送し、ラベル貼着位置において、吸引ドラムの外周面に吸着させたタックラベルの粘着面に被貼着体を接触させた後、被貼着体を自転させながら吸引ドラムの外周面に沿って移動させる被貼着体搬送ユニットとが、同一の駆動モータによって駆動される場合は、被貼着体搬送ユニットへの被貼着体の受け渡し時や、被貼着体搬送ユニット内における被貼着体の昇降動作時等に振動等の微妙な負荷変動が発生すると、この負荷変動が吸引ドラムに伝達され、吸引ドラムが回転方向に脈動することになるが、このように、吸引ドラムが回転方向に脈動すると、ラベル供給装置によってラベル供給位置に供給された薄肉のタックラベルを吸引ドラムの外周面に吸着させる際にタックラベルが位置ズレしたり、吸引ドラムの外周面に吸着した薄肉のタックラベルに皺が発生したりすることになり、最終的に被貼着体へのタックラベルの貼付位置がずれたり、被貼着体とタックラベルとの間に気泡が形成されたりするといった問題が発生する。
しかしながら、請求項4にかかる発明のタックラベラーでは、吸引ドラムが、被貼着体搬送ユニットを駆動する駆動モータとは異なる独立したサーボモータによって、回転駆動されるようになっており、しかも、被貼着体搬送ユニットの駆動モータの回転軸に取り付けられたロータリエンコーダによって検出される、被貼着体搬送ユニットの駆動軸の回転角度に基づいて、サーボモータが制御されるようになっているので、被貼着体搬送ユニット内に振動等の微妙な負荷変動が発生しても、この負荷変動が吸引ドラムに伝達されることがほとんどなく、吸引ドラムが回転方向に脈動することがないので、腰のない薄肉のタックラベルを安定した状態で被貼着体の適正位置に綺麗に貼着することができる。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、カップ状容器Bの胴部外周面に、合成樹脂フィルムに粘着層が積層された厚さ9〜25μmの薄肉のタックラベルによって形成された、扇形の一部を切除した形状で、外側の円弧長が90mm、内側の円弧長が75mm、外側の円弧と内側の円弧との間隔が80mmである正面ラベル及び背面ラベルをそれぞれ貼着するタックラベラー1を示している。このタックラベラー1は、同図に示すように、ベルトコンベア2a、スクリュー2b、スターホイール2c及びガイドレール2dを有する容器供給装置2と、図12に示すように、長尺帯状の離型紙SPに多数の正面ラベルや背面ラベル(タックラベルTL)が一定間隔をあけて貼着されたラベル供給用帯状体LBをロール状に巻回してなるラベル供給ロールLRから、ラベル供給用帯状体LBを繰り出しながら、離型紙SPから正面ラベルや背面ラベルを順次剥離して、ラベル供給位置α1、α2にそれぞれ供給する2組のラベル供給装置3、3と、容器供給位置γにおいて前記容器供給装置2から供給されたカップ状容器Bを受け取って容器送出位置δまで搬送すると共に、ラベル供給位置α1、α2においてラベル供給装置3から正面ラベルや背面ラベルを受け取ってラベル貼着位置β1、β2までそれぞれ搬送し、ラベル貼着位置β1、β2において、正面ラベルや背面ラベルをカップ状容器Bの胴部外周面に貼着するラベル貼着装置4と、このラベル貼着装置4によって、胴部外周面に正面ラベル及び背面ラベルが貼着されたカップ状容器Bを送出する、スターホイール5a、ガイドレール5b及びベルトコンベア5cを有する容器送出装置5とから構成されている。
前記ラベル供給装置3は、図3に示すように、ラベル供給ロールLRをセットするロールセッティングユニット11と、このロールセッティングユニット11にセットされたラベル供給ロールLRから繰り出したラベル供給用帯状体LBの離型紙SPから正面ラベルや背面ラベル(タックラベルTL)を剥離するラベル剥離ユニット12と、このラベル剥離ユニット12によって、正面ラベルや背面ラベルが剥離された離型紙SPを巻き取って回収する離型紙回収ユニット17とを備えており、ラベル剥離ユニット12は、ラベル供給ロールLRから繰り出したラベル供給用帯状体LBを厚さ2mmの剥離プレート13に引っかけて逆方向に急角度で方向転換させながら引っ張ることにより、離型紙SPからタックラベルTLを剥離するようになっている。
前記ラベル剥離ユニット12は、図3〜図5に示すように、ラベル供給用帯状体LBを引っかける剥離プレート13の先端部(10mm程度)がラベル供給用帯状体LBの供給経路側に所定角度θ(20〜40度、好ましくは、30〜35度)で屈曲しており、その屈曲部13aに沿うように、ラベル供給用帯状体LBを剥離プレート13の先端側に案内するガイド部材14と、剥離プレート13の上流側において、ロールセッティングユニット11から繰り出したラベル供給用帯状体LBを固定ドラム15aに巻き付けることにより、送出中のラベル供給用帯状体LBにブレーキをかけるブレーキ手段15と、剥離プレート13の下流側において、離型紙SPを挟み込んで引っ張る、サーボモータに直結された駆動ローラ16a及びニップローラ16bからなる引張手段16とを備えている。
前記ガイド部材14は、図5(a)、(b)に示すように、厚さ4mm、幅50mmの横断面台形状に形成されており、剥離プレート13の屈曲部13aに沿うように傾斜した長さ7mm程度の傾斜面14aと、剥離プレート13における屈曲部13aよりも上流側に沿う案内面14bとを有し、傾斜面14aと剥離プレート13の屈曲部13aとの間に0.5mmの微小隙間が形成されるように、上端部及び下端部の肉厚部分(厚さ4.5mm)14cが剥離プレート13の上下に突出した取付部13bにねじ止めされている。従って、ガイド部材14の案内面14bと剥離プレート13との間にも、0.5mmの微小隙間が形成されることになる。
従って、ラベル供給ロールLRから繰り出されるラベル供給用帯状体LBは、ブレーキ手段15によってブレーキがかけられた状態で剥離プレート13側に送出されるが、ガイド部材14の案内面14b上を摺動することによって、さらにブレーキがかかった状態で、ガイド部材14の傾斜面14aと剥離プレート13の屈曲部13aとの間に形成される微小隙間を通って剥離プレート13の先端まで案内されることになる。
前記ラベル貼着装置4は、図1、図2及び図6〜図8に示すように、ラベル供給位置α1、α2にそれぞれ供給されるタックラベルTLを、粘着面が外側を向くように、外周面に吸着した状態でラベル貼着位置β1、β2までそれぞれ搬送する、それぞれのラベル供給装置3、3に対応して設置された2組の吸引ドラム21、21と、容器供給位置γにおいて容器供給装置2から供給されたカップ状容器Bを受け取って容器送出位置δまで搬送するロータリ型の容器搬送ユニット33とを備えており、ラベル貼着位置β1、β2において、そのタックラベルTLの粘着面にカップ状容器Bの胴部外周面を接触させた後、カップ状容器Bを自転させながら吸引ドラム21、21の外周面に沿って移動させることによって、カップ状容器BにタックラベルTLを貼着するようになっている。特に、このラベル貼着装置4では、自転しながら吸引ドラム21の外周面に沿って移動しているカップ状容器Bの移動速度を加味した周速が、吸引ドラム21の周速の3倍程度に設定されており、カップ状容器Bの胴部外周面にタックラベルTLを貼着する際、カップ状容器Bが吸引ドラム21からタックラベルTLを引っ張りながら、カップ状容器Bの胴部外周面にタックラベルTLを巻き付けるようになっている。
前記吸引ドラム21は、図2及び図6〜図8に示すように、ドラム本体22と、このドラム本体22の中心部に固定した状態で、軸受部29を介して、支持部材32に回転可能に支持された駆動軸30と、この駆動軸30に直結されたサーボモータ31とを備えている。
前記ドラム本体22は、図6(a)、(b)及び図7(a)、(b)に示すように、アルミニウムによって形成された、厚さ30数mm程度の周壁を有する桶状の本体部23と、この本体部23の外周面を覆う、本体部23の周方向に分割された複数の被覆ユニット24とを備えており、それぞれの被覆ユニット24が本体部23の外周面に着脱自在に取り付けられている。
それぞれの被覆ユニット24は、図7(b)に示すように、アルミニウムによって形成されたベースプレート25と、このベースプレート25の外面に貼着されたシリコンスポンジからなる厚さ10mm程度のクッション材26と、このクッション材26の表面に貼着された、滑り性を向上させる厚さ0.13mmのフッ素樹脂シート27とを備えており、薄肉のタックラベルTLは、フッ素樹脂シート27の表面に吸着されるようになっている。
前記本体部23の外周面には、各被覆ユニット24の取付領域毎に、各被覆ユニット24によって閉塞される複数の縦吸引溝23aが周方向に一定間隔で形成されており、それぞれの縦吸引溝23aは、本体部23の底壁に形成された環状の下部吸引路23bに連通し、この下部吸引路233bが吸引パイプ28を介して、図示しない吸引ブロアに接続されている。
また、各被覆ユニット24には、図6(a)、(b)及び図7(a)、(b)に示すように、本体部23の外周面に形成された右側の2本の縦吸引溝23aにそれぞれ連通する上下6個の吸引孔24aが形成されており、ラベル供給位置α1、α2において、ラベル供給装置3から供給されるタックラベルTLは、その剥離始端部が吸引孔24a部分に吸引保持されることで位置決めされた後、この吸引力及び静電気の吸引力によって、タックラベルTLの全体がドラム本体22の外周面に吸着されるようになっている。
前記容器搬送ユニット33は、図8に示すように、軸受35a、35bを介して、下側支持円盤36a及び上側支持円盤36bに回転可能に支持された駆動軸37と、相互に噛み合うギア38a、38bを介して、駆動軸37を回転させる駆動モータ39と、駆動軸37に固定された一対の下側回転円盤40a及び上側回転円盤40bと、軸受35a、41を介して駆動軸37に取り付けられた一対の下側固定ギヤ42a及び上側固定ギヤ42bと、下側回転円盤40a及び上側回転円盤40bの外縁部における駆動軸37を中心とした同心円上に一定間隔で取り付けられた複数の容器保持ヘッド43とを備えており、容器保持ヘッド43は、カップ状容器Bを下側から保持する下側保持ユニット43aと、カップ状容器Bを上側から保持する上側保持ユニット43bとから構成されている。なお、カップ状容器Bは、天地を逆にして治具Jに被嵌した状態で治具Jと共に搬送されるようになっており、容器保持ヘッド43は、治具Jに被嵌したカップ状容器Bを治具Jと共に保持するようになっている。
また、駆動モータ39の回転軸39aには、駆動軸37の回転角度を検出する二つのロータリエンコーダ39b、39cが連結されており、容器搬送ユニット33、吸引ドラム21及びラベル供給装置3間で同期を取るように、一方のロータリエンコーダ39bからの出力信号に基づいて、ラベル供給ロールLRから繰り出したラベル供給用帯状体LBの送出やラベル供給用帯状体LBにおける離型紙SPからのタックラベルTLの剥離といったラベル供給装置3の一連の動作が制御されると共に、他方のロータリエンコーダ39cからの出力信号に基づいて、吸引ドラム21、21を駆動するサーボモータ31、31が制御されるようになっている。
前記下側保持ユニット43aは、図8に示すように、下側回転円盤40aに固定されたスリーブ44aと、このスリーブ44aに回転可能に嵌入された中間軸45aと、この中間軸45aに一端側が固定された連結アーム46aと、この連結アーム46aの他端側に軸受を介して自転可能に支持された保持軸47aと、この保持軸47aに、周り止めされた状態で、昇降自在に外嵌されたスリーブ48aと、このスリーブ48aに取り付けられた、カップ状容器Bが被嵌された治具Jを載置する下側容器ホルダ49aと、この下側容器ホルダ49aを自転させる自転機構50aと、容器供給装置2からカップ状容器Bを受け取る際やカップ状容器Bを容器送出装置5に引き渡す際に、下側容器ホルダ49aを昇降させる昇降機構55aと、ラベル貼着位置β1、β2において、カップ状容器Bを吸引ドラム21、21の外周面に沿って移動させるために、下側容器ホルダ49aを水平方向に揺動させる揺動機構59aとを備えており、駆動軸37が回転することによって、下側回転円盤40aが回転し、これに伴って、下側回転円盤40aにスリーブ44aを介して支持されている中間軸45aが駆動軸37を中心とした同心円上を公転するようになっている。
前記自転機構50aは、中間軸45aの下端部に、軸受を介して、回転可能に取り付けられた、下側固定ギヤ42aに歯合する遊星ギヤ51a及びタイミングプーリ52aと、保持軸47aの下部に固定されたタイミングプーリ53aと、両タイミングプーリ52a、53aに掛けられた無端状のタイミングベルト54aとから構成されており、タイミングプーリ52aが、遊星ギヤ51aと同様に回転するように、両者は一体化されている。従って、中間軸45aが駆動軸37を中心とした同心円上を回転すると、遊星ギヤ51a及びタイミングプーリ52aが回転し、これに伴って、タイミングプーリ53aが回転するので、保持軸47a(下側容器ホルダ49a)が自転するようになっている。
前記昇降機構55aは、スリーブ48aに、軸受を介して、取り付けられたカムフォロア56aと、このカムフォロア56aが当接するカム面を有するカム板57aと、スリーブ48aを上方側に付勢することにより、カムフォロア56aをカム板57aのカム面に押し付ける、保持軸47aに嵌挿されたコイルばね58aとから構成されており、カム板57aは、保持軸47aの外側において、駆動軸37を中心とした同心円上に配設されている。従って、保持軸47aが駆動軸37を中心に回転することによって、カムフォロア56aがカム板57aのカム面に沿って昇降しながら移動し、これに伴って、カムフォロア56aが支持されているスリーブ48a、即ち、下側容器ホルダ49aが昇降するようになっている。
前記揺動機構59aは、保持軸47aの下端部に固定されたカムフォロア60aと、このカムフォロア60aが当接するカム面を有するカム板61aと、所定の移動経路(駆動軸37を中心とした同心円)上に保持軸47aを付勢する図示しない付勢手段とから構成されており、カム板61aは、図9(a)に示すように、カップ状容器Bを吸引ドラム21、21の外周面に沿って移動させなければならないラベル貼着位置β1、β2付近に設置されている。従って、保持軸47aがラベル貼着位置β1、β2付近を通過する際、カムフォロア60aがカム板61aのカム面に押されて、保持軸47aが、その移動経路である同心円の内側に入り込みながら移動し、これに伴って、保持軸47aに取り付けられている下側容器ホルダ49aも同様の経路を移動するようになっている(図10(a)〜(c)参照)。
前記上側保持ユニット43bは、図8に示すように、上側回転円盤40bに固定されたスリーブ44bと、このスリーブ44bに回転可能に嵌入された中間軸45bと、この中間軸45bに一端側が固定された連結アーム46bと、この連結アーム46bの他端側に軸受を介して自転可能に支持された保持軸47bと、この保持軸47bに、周り止めされた状態で、昇降自在に外嵌されたスリーブ48bと、このスリーブ48bに取り付けられた、治具Jに被嵌されたカップ状容器Bの底部を下方側に押し付けて保持する上側容器ホルダ49bと、この上側容器ホルダ49bを自転させる自転機構50bと、容器供給装置2からカップ状容器Bを受け取る際やカップ状容器Bを容器送出装置5に引き渡す際に、上側容器ホルダ49bを昇降させる昇降機構55bと、ラベル貼着位置β1、β2において、カップ状容器Bを吸引ドラム21、21の外周面に沿って移動させるために、上側容器ホルダ49bを水平方向に揺動させる揺動機構59bとを備えており、駆動軸37が回転することによって、上側回転円盤40bが回転し、これに伴って、上側回転円盤40bにスリーブ44bを介して支持されている中間軸45bが駆動軸37を中心とした同心円上を公転するようになっている。
前記自転機構50bは、中間軸45bの上端部に、軸受を介して、回転可能に取り付けられた、上側固定ギヤ42bに歯合する遊星ギヤ51b及びタイミングプーリ52bと、保持軸47bの上部に固定されたタイミングプーリ53bと、両タイミングプーリ52b、53bに掛けられた無端状のタイミングベルト54bとから構成されており、タイミングプーリ52bが、遊星ギヤ51bと同様に回転するように、両者は一体化されている。従って、中間軸45bが駆動軸37を中心とした同心円上を回転すると、遊星ギヤ51b及びタイミングプーリ52bが回転し、これに伴って、タイミングプーリ53bが回転するので、保持軸47b(上側容器ホルダ49b)が自転するようになっている。
前記昇降機構55bは、スリーブ48bに、軸受を介して、取り付けられたカムフォロア56bと、このカムフォロア56bが当接するカム面を有するカム板57bと、スリーブ48bを下方側に付勢することにより、カムフォロア56bをカム板57bのカム面に押し付ける、保持軸47bに嵌挿されたコイルばね58bとから構成されており、カム板57bは、保持軸47bの外側において、駆動軸37を中心とした同心円上に配設されている。従って、保持軸47bが駆動軸37を中心に回転することによって、カムフォロア56bがカム板57bのカム面に沿って昇降しながら移動し、これに伴って、カムフォロア56bが支持されているスリーブ48b、即ち、上側容器ホルダ49bが昇降するようになっている。
前記揺動機構59bは、保持軸47bの上端部に固定されたカムフォロア60bと、このカムフォロア60bが当接するカム面を有するカム板61bと、所定の移動経路(駆動軸37を中心とした同心円)上に保持軸47bを付勢する図示しない付勢手段とから構成されており、カム板61bは、カップ状容器Bを吸引ドラム21、21の外周面に沿って移動させなければならないラベル貼着位置β1、β2付近に設置されている。従って、保持軸47bがラベル貼着位置β1、β2付近を通過する際、カムフォロア60bがカム板61bのカム面に押されて、保持軸47bが、その移動経路である同心円の内側に入り込みながら移動し、これに伴って、保持軸47bに取り付けられている上側容器ホルダ49bも同様の経路を移動するようになっている(図10(a)〜(c)参照)。
各ラベル供給装置3とそれぞれのラベル供給装置3に対応する吸引ドラム21とは、図1、図2及び図9(a)に示すように、二組のラベル供給搬送機構部70A、70Bとしてそれぞれのユニットに組み込まれており、各ラベル供給搬送機構部70A、70Bは、本体ベース71に立設されたコラム72と、このコラム72に昇降自在に水平支持された下位ベース73と、この下位ベース73上を、容器搬送ユニット33におけるカップ状容器Bの搬送経路に対して接近離反する方向に摺動する中位ベース74と、この中位ベース74に支持された、ラベル供給装置3及び吸引ドラム21が設置されている上位ベース75とを備えている。なお、ラベル供給装置3は、吸引ドラム21に対するタックラベルTLの供給角度を変化させることができるように、ハンドル3aを回転操作することによって、上位ベース75に対する傾斜角度を調整することができるようになっている。
前記下位ベース73は、ハンドル73aを回転操作することによって昇降すると共に、中位ベース74は、ハンドル74aを回転操作することによって進退するようになっており、上位ベース75は、吸引ドラム21のドラム本体22の外周面をカップ状容器Bの胴部外周面のテーパ角度に略一致させることができるように、調整ボルト75aを回転操作することにより、その傾斜角度を調整することができるようになっている。
また、タックラベルTLをラベル供給位置α1に供給するラベル供給装置3と、ラベル供給位置α1に供給されたタックラベルTLをラベル貼着位置β1まで搬送する吸引ドラム21とを備えたラベル供給搬送機構部70Aは、そのコラム72が本体ベース71に直接立設されているが、タックラベルTLをラベル供給位置α2に供給するラベル供給装置3と、ラベル供給位置α2に供給されたタックラベルTLをラベル貼着位置β2まで搬送する吸引ドラム21とを備えたラベル供給搬送機構部70Bは、図2に示すように、そのコラム72が可動ベース76を介して本体ベース71に立設されている。
前記可動ベース76には、図2及び図9(b)に示すように、本体ベース71に固定設置された、容器搬送ユニット33におけるカップ状容器Bの搬送経路に沿って湾曲したスライドレール71aに係合するスライドガイド76aが取り付けられており、ハンドル76bを回転操作することにより、可動ベース76をカップ状容器Bの搬送経路に沿って移動させることができるようになっている。従って、ラベル供給搬送機構部70Bは、そのラベル供給位置α2及びラベル貼着位置β2を、カップ状容器Bの搬送経路に沿って移動させることができる。なお、本体ベース71には、可動ベース76の片側を支える合成樹脂製の支持ブロック71bが設置されており、可動ベース76が支持ブロック71b上を摺動するようになっている。
以上のように構成されたタックラベラー1のラベリング動作について、以下に説明する。まず、ラベル供給装置3、3にセットされたラベル供給ロールLRからラベル供給用帯状体LBが繰り出され、ラベル供給位置α1、α2に送出されるが、ラベル供給位置α1、α2では、剥離プレート13に引っかけた離型紙SPを、逆方向に急激に方向転換させながら引っ張ることによって、離型紙SPからタックラベルTLが剥離され、粘着面を外側に向けた状態で、その始端部が吸引ドラム21におけるドラム本体22の外周面に形成された吸引孔24a部分に吸引保持されることで位置決めされた後、この吸引力及び静電気の吸引力によって、タックラベルTLの全体がドラム本体22の外周面に吸着され、その状態でラベル貼着位置β1、β2まで搬送される。
このようにして、タックラベルTLがラベル貼着位置β1、β2まで搬送された状態では、図10(a)に示すように、容器搬送ユニット44によってカップ状容器Bもラベル貼着位置β1、β2まで搬送されてきており、カップ状容器Bの胴部外周面が、吸引ドラム21のドラム本体22の外周面に吸着しているタックラベルTLの粘着面に押し付けられ、タックラベルTLの端部がカップ状容器Bの胴部外周面に貼着される。続いて、同図(b)、(c)に示すように、カップ状容器Bが自転しながら、ドラム本体22の外周面に沿って移動するので、これによって、タックラベルTLの全体がカップ状容器Bの胴部外周面に貼着されることになる。なお、吸引ドラム21のドラム本体22に沿って移動しているカップ状容器Bの移動速度が、ドラム本体22の周速より大きく設定されているので、同図(a)〜(c)に示すように、タックラベルTLの貼着開始から貼着完了までの間に、被覆ユニット24に対するカップ状容器Bの接触位置が被覆ユニット24の移動方向前方側に徐々に移動していくことになる。
また、タックラベルTLの貼着開始から貼着完了までの間、常時、カップ状容器Bの胴部外周面の傾斜角度とドラム本体22の外周面の傾斜角度とを完全に一致させることはできないので、このタックラベラー1では、図10(b)に示すように、タックラベルTLを全長の半分だけ貼着したときに、カップ状容器Bの胴部外周面が、ドラム本体22の本体部23の外周面を覆っている被覆ユニット24のクッション材26を所定量だけ窪ませた状態で、カップ状容器Bの胴部外周面の傾斜角度とドラム本体22の外周面の傾斜角度とが一致するように設定されており、タックラベルTLの貼着を開始した時点(図10(a)参照)からタックラベルTLを全長の半分だけ貼着し終える直前までの間及びタックラベルTLを全長の半分だけ貼着し終えた直後からタックラベルTLの貼着が完了する時点(図10(c)参照)までの間は、カップ状容器Bの大径部側において、カップ状容器Bの胴部外周面が、被覆ユニット24のクッション材26を部分的に窪ませることで、カップ状容器Bの胴部外周面をドラム本体22の本体部23の外周面に接触させるようになっている。即ち、タックラベルTLの貼着開始時点では、図11(a)に示すように、カップ状容器Bの小径部において、カップ状容器Bの胴部外周面がクッション材26をほとんど窪ませない状態でクッション材26に接触しているが、カップ状容器Bの大径部において、カップ状容器Bの胴部外周面がクッション材26を所定量窪ませた状態になっている。そして、タックラベルTLの貼着が進むに従って、カップ状容器Bの小径部側のクッション材26の窪み量が徐々に大きくなっていき、タックラベルTLを全長の半分だけ貼着し終えた時点では、同図(b)に示すように、カップ状容器Bの小径部から大径部に渡って、カップ状容器Bの胴部外周面がクッション材26を所定量窪ませた状態となっている。続いて、タックラベルTLの貼着がさらに進むと、逆に、カップ状容器Bの小径部側のクッション材26の窪み量が徐々に小さくなっていき、タックラベルTLの貼着完了時点では、同図(a)に示すように、タックラベルTLの貼着開始時点と同様の状態になる。
以上のように、このタックラベラー1では、タックラベルTLの貼着開始から貼着完了までの間、常時、カップ状容器Bの胴部外周面を吸引ドラム21の胴部外周面に完全に接触させた状態で、カップ状容器Bを吸引ドラム21の胴部外周面に沿って移動させることができるので、タックラベルTL自体に皺が発生したり、タックラベルTLとカップ状容器Bの胴部外周面との間に気泡が形成されにくく、胴部がテーパ状に形成されたカップ状容器Bに薄肉のタックラベルTLを高速で、綺麗に貼着することが可能となる。特に、このタックラベラー1では、カップ状容器Bの胴部外周面にタックラベルTLを貼着する際、カップ状容器Bが吸引ドラム21からタックラベルTLを引っ張りながら、カップ状容器Bの胴部外周面にタックラベルTLを巻き付けるようになっているので、自転しながら吸引ドラム21の外周面に沿って移動しているカップ状容器Bの周速と吸引ドラム21の周速とが同速の場合に比べて、タックラベルTLに皺や気泡が発生しにくい。
また、このタックラベラー1では、吸引ドラム21におけるドラム本体22の本体部23の外周面を覆っている被覆ユニット24が本体部23の周方向に分割されており、分割されたそれぞれの被覆ユニット24が本体部23の外周面に着脱自在に取り付けられているので、クッション材26が摩耗したり、劣化してクッション性を喪失したような場合であっても、ドラム本体22全体を交換したり、本体部23の全周にわたってクッション材を完全に交換する必要がなく、摩耗したり、クッション性を喪失した被覆ユニット24だけを部分的に交換すればよい。従って、クッション材の交換作業性がよく、効率よくクッション材を交換することができる。
また、このタックラベラー1では、吸引ドラム21が、容器搬送ユニット33を駆動する駆動モータ39とは異なる独立したサーボモータ31によって、回転駆動されるようになっており、しかも、容器搬送ユニット33の駆動モータ39の回転軸39aに取り付けられたロータリエンコーダ39cによって検出される、容器搬送ユニット33の駆動軸37の回転角度に基づいて、サーボモータ31が制御されるようになっているので、吸引ドラム21と容器搬送ユニット33とが同一の駆動モータによって駆動される場合とは異なり、容器供給装置2及び容器送出装置5と容器搬送ユニット33との間のカップ状容器Bの受け渡し時や、容器搬送ユニット33に搭載された下側保持ユニット43a及び上側保持ユニット43bの昇降機構55a、55bによるカップ状容器Bの昇降動作時等に容器搬送ユニット33内に発生した振動等の微妙な負荷変動が吸引ドラム21に伝達されることがほとんどなく、吸引ドラム21が回転方向に脈動することがないので、腰のない薄肉のタックラベルTLを安定した状態でカップ状容器Bの胴部外周面の適正位置に綺麗に貼着することができる。
なお、上述した実施形態では、カップ状容器Bに対するタックラベルTLの貼着を開始した時点、即ち、図10(a)に示す時点では、図11(a)に示すように、カップ状容器Bの大径部側において、カップ状容器Bの胴部外周面がクッション材26を窪ませた状態になっているが、例えば、図13(a)に示すように、クッション材26におけるタックラベルTLに接触している部分を均一に窪ませた状態、即ち、タックラベルTLがカップ状容器Bの胴部外周面に均一に押圧されている状態で、タックラベルTLの貼着を開始するほうが望ましい。この場合は、タックラベルTLを全長の半分だけ貼着し終えた時点、即ち、図10(b)に示す時点では、図13(b)に示すように、クッション材26におけるカップ状容器Bの小径部側が大径部側に比べて大きく窪んだ状態となり、タックラベルTLの貼着を完了した時点、即ち、図10(c)に示す時点では、図13(a)に示すタックラベルTLの貼着開始時点の状態に戻ることになる。
このように、図13(a)に示す状態からタックラベルTLの貼着を開始すると、タックラベルTLの貼着途中で、クッション材26の窪み量がかなり大きくなるので、揺動機構59a、59bを構成しているカム板61a、61bのカム面を調整することによって、タックラベルTLの貼着を開始した時点からタックラベルTLを全長の半分だけ貼着し終えるまでの間、カップ状容器Bをドラム本体22から徐々に離反させていき、タックラベルTLの貼着完了時点でタックラベルTLの貼着開始時点と同様の状態になるように、その後は、カップ状容器Bをドラム本体22に徐々に接近させていくといった具合に、カップ状容器Bをドラム本体22に対して離反接近させながら、ドラム本体22の外周面に沿って移動させることにより、同図(c)に示すように、タックラベルTLの貼着途中におけるクッション材26の窪み量を抑えることができ、タックラベルTLの貼着開始から貼着完了までの間、クッション材26の窪み量を適度な窪み量に維持することができる。
また、上述した実施形態では、図10(a)に示す位置から同図(c)に示す位置の間で、カップ状容器Bの胴部外周面にタックラベルTLを貼着しているが、これに限定されるものではなく、例えば、同図(b)に示す位置でタックラベルTLの貼着を開始し、同図(c)に示す位置でタックラベルTLの貼着を完了させることも可能である。この場合、タックラベルTLの貼着開始時点では、図11(b)に示す状態となり、タックラベルTLの貼着完了時点では、同図(a)に示す状態となる。
また、上述した実施形態では、図10に示すように、タックラベルTLの貼着開始から貼着完了までの間に、被覆ユニット24に対するカップ状容器Bの接触位置が被覆ユニット24の移動方向前方側に徐々に移動するようになっているが、これに限定されるものではなく、タックラベルTLの貼着開始から貼着完了までの間、カップ状容器Bとドラム本体22との相対位置が変化しないように、カップ状容器Bの移動速度とドラム本体22の周速とを同速に設定することも可能であり、これによって、タックラベルTLの貼着開始から貼着完了までの間、被覆ユニット24に対するカップ状容器Bの接触状態が変化しないので、より安定した状態で、タックラベルTLをカップ状容器Bの胴部外周面に貼着することが可能となる。
ただし、タックラベルTLの貼着開始から貼着完了までの間に、被覆ユニット24に対するカップ状容器Bの接触位置が被覆ユニット24の移動方向前方側に徐々に移動するように設定したり、タックラベルTLの貼着開始から貼着完了までの間、カップ状容器Bとドラム本体22の相対位置が変化しないように設定しておくと、被覆ユニット24に対するタックラベルTLの吸着位置が何らかの原因で被覆ユニット24の移動方向後方側にずれたような場合、タックラベルTLの貼着開始時点で、カップ状容器Bの胴部外周面をタックラベルTLに接触させることができず、タックラベルTLをカップ状容器Bの胴部外周面に貼着することができなくなるおそれがある。そこで、この問題を解決するためには、図14(a)〜(c)に示すように、タックラベルTLの貼着開始から貼着完了までの間に、被覆ユニット24に対するカップ状容器Bの接触位置が被覆ユニット24の移動方向後方側に徐々に移動していくように、カップ状容器Bの移動速度がドラム本体22の周速より僅かに小さくなるように設定すると共に、被覆ユニット24に対するカップ状容器Bの接触位置が被覆ユニット24の吸引孔24aよりも後方側に移動しないようにしておくことが望ましい。
また、上述した実施形態では、カップ状容器Bの胴部外周面に正面ラベル及び背面ラベルといった2枚のタックラベルTLを貼着するために、2台のラベル供給装置3、3を搭載しているが、これに限定されるものではなく、1枚のタックラベルを貼着する場合は、1台のラベル供給装置3を搭載すればよく、3枚以上のタックラベルを貼着する場合は、3台以上のラベル供給装置3を搭載すればよい。
また、上述した実施形態では、吸引ドラム21におけるドラム本体22の外周面にタックラベルTLを吸着する際、ドラム表面の静電気を利用しているが、これに限定されるものではなく、静電気を利用することなく、本体部23の外周面に形成された全ての縦吸引溝23aに連通する多数の吸引孔を被覆ユニット24に形成し、これらの吸引孔から空気を吸引することによって、ドラム本体の外周面にタックラベルを吸引保持することも可能である。この場合、タックラベルTLの貼着始端近傍以外の吸引孔は、タックラベルTLがドラム表面で摺動する(滑る、ずれる)ことができるように、微細の孔による弱い吸引でよい。
また、上述した実施形態では、カップ状容器Bの胴部外周面にタックラベルTLを貼着するタックラベラー1について説明したが、これに限定されるものではなく、テーパ状の被貼着体に任意形状のタックラベルを貼着する場合にも、本発明のタックラベラーを使用することができることはいうまでもない。
また、上述した実施形態では、腰のない薄肉のタックラベルTLをカップ状容器Bの胴部外周面に貼着する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明のタックラベラーは、腰のある厚肉のタックラベルを胴部がテーパ状に形成された被貼着体の胴部外周面に貼着する場合にも適用することができることはいうまでもない。
この発明にかかるタックラベラーの一実施形態を示す概略構成図である。 同上のタックラベラーにおけるラベル供給搬送機構部を示す断面図である。 同上のタックラベラーに搭載されているラベル供給装置を示す平面図である。 (a)は同上のラベル供給装置に搭載されているラベル剥離ユニットにおけるラベル剥離部分を示す側面図、(b)は同上のラベル剥離部分を示す平面図である。 (a)は図4のX−X線に沿った断面図、(b)は図4のY−Y線に沿った断面図である。 (a)は同上のタックラベラーに搭載されているラベル貼着装置を構成している吸引ドラムのドラム本体を示す縦断面図、(b)は(a)のZ−Z線に沿った断面図である。 (a)は同上のドラム本体を示す側面図、(b)は同上のドラム本体における本体部の外周面に取り付けられている被覆ユニットを示す斜視図である。 同上のラベル貼着装置を構成している容器搬送ユニットを示す部分断面図である。 (a)は同上のタックラベラーのラベル供給搬送機構部における中位ベースを上から視た平面図、(b)は一方のラベル供給搬送機構部を構成している可動ベースを上から視た平面図である。 (a)〜(c)は同上のタックラベラーによるタックラベルの貼着動作を説明するための動作説明図である。 (a)、(b)はタックラベルの貼着時におけるクッション材の変形状態を説明するための説明図である。 同上のタックラベラーにセットされるラベル供給用帯状体を示す平面図である。 (a)〜(c)は他の実施形態であるタックラベラーによるタックラベルの貼着時におけるクッション材の変形状態を説明するための説明図である。 (a)〜(c)は他の実施形態であるタックラベラーによるタックラベルの貼着動作を説明するための動作説明図である。 従来のタックラベラーを示す概略構成図である。
符号の説明
1 タックラベラー
2 容器供給装置
3 ラベル供給装置
4 ラベル貼着装置
5 容器送出装置
11 ロールセッティングユニット
12 ラベル剥離ユニット
17 離型紙回収ユニット
21 吸引ドラム
22 ドラム本体
23 本体部
23a 縦吸引溝
24 被覆ユニット
24a 吸引孔
25 ベースプレート
26 クッション材
27 フッ素樹脂シート
28 吸引パイプ
29 軸受部
30 駆動軸
31 サーボモータ
33 容器搬送ユニット(被貼着体搬送ユニット)
37 駆動軸
39 駆動モータ
39a 回転軸
39b、39c ロータリエンコーダ
43 容器保持ヘッド
43a 下側保持ユニット
43b 上側保持ユニット
49a 下側容器ホルダ
49b 上側容器ホルダ
50a、50b 自転機構
55a、55b 昇降機構
59a、59b 揺動機構
70A、70B ラベル供給搬送機構部
B カップ状容器(被貼着体)
J 治具
LB ラベル供給用帯状体
LR ラベル供給ロール
TL タックラベル
SP 離型紙
α1、α2 ラベル供給位置
β1、β2 ラベル貼着位置
γ 容器供給位置
δ 容器送出位置

Claims (4)

  1. 長尺帯状の離型紙に複数のタックラベルが貼着されたラベル供給用帯状体を送出しながら、離型紙からタックラベルを順次剥離して、テーパ状の被貼着体に貼着するタックラベラーにおいて、
    離型紙からタックラベルを剥離してラベル供給位置に供給するラベル供給装置と、
    前記ラベル供給装置によってラベル供給位置に供給されたタックラベルを、粘着面が外側を向くように、吸引ドラムの外周面に一旦吸着させた状態でラベル貼着位置まで搬送し、ラベル貼着位置において、そのタックラベルの粘着面に被貼着体を接触させた後、被貼着体を自転させながら前記吸引ドラムの外周面に沿って移動させることによって、被貼着体にタックラベルを貼着するラベル貼着装置と
    を備え、
    前記吸引ドラムは、定位置回転する本体部と、その本体部の外周面を全体的または部分的に覆うクッション材とを有し、そのクッション材の表面にタックラベルが吸着されるようになっていることを特徴とするタックラベラー。
  2. 前記クッション材は、前記ドラム本体の周方向に分割されており、分割されたそれぞれが、前記ドラム本体の外周面に着脱自在に取り付けられている請求項1に記載のタックラベラー。
  3. 前記吸引ドラムに沿って移動している被貼着体の移動速度を加味した被貼着体の周速を、前記吸引ドラムの周速より大きくした請求項1または2に記載のタックラベラー。
  4. 前記ラベル貼着装置は、ラベル貼着位置を通るように被貼着体を搬送し、ラベル貼着位置において、前記吸引ドラムの外周面に吸着させたタックラベルの粘着面に被貼着体を接触させた後、被貼着体を自転させながら前記吸引ドラムの外周面に沿って移動させるロータリ型の被貼着体搬送ユニットを有し、
    前記吸引ドラムは、前記被貼着体搬送ユニットを駆動する駆動モータとは異なる独立したサーボモータによって、回転駆動されるようになっており、
    前記被貼着体搬送ユニットの前記駆動モータの回転軸に取り付けられたロータリエンコーダによって検出される、前記被貼着体搬送ユニットの駆動軸の回転角度に基づいて、前記サーボモータが制御されるようになっている請求項1、2または3に記載のタックラベラー。
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