JP2007259550A - 電動機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同心円状に配置された二つのロータを有する電動機を所定条件で作動させる際に、必要となる通電量を減少させることができる電動機の制御装置を提供する。
【解決手段】目標電圧円の半径Vp_targetと、電動機1のd軸電圧の指令値Vd_cとq軸電圧の指令値とのベクトル和の大きさVpとの偏差ΔVpが減少するように、電動機1の誘起電圧定数の指令値Ke_cを決定する誘起電圧定数指令値決定部93と、Ke_cに応じてロータ位相差を変更するロータ位相差取得部95及びロータ位相差指令値決定部97と、誘起電圧定数の指令値Ke_cをロータ位相差の変更範囲の下限まで減少させても、VpをVp_target以下にすることができないときに、ΔVpに応じた界磁弱め補正電流ΔId_volを決定して、d軸電流の指令値Id_cに加算する界磁弱め電流補正値算出部94とを備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、永久磁石界磁型の回転電動機の界磁弱め制御を、同心円状に配置された二つのロータ間の位相差を変更することによって行う電動機の制御装置に関する。
従来より、永久磁石界磁型の回転電動機の回転軸の周囲に同心円状に設けた第1ロータ及び第2ロータを備え、回転速度の応じて第1ロータと第2ロータの位相差を変更することで、界磁弱め制御を行うようにした電動機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる従来の電動機においては、第1ロータと第2ロータが、遠心力の作用により径方向に沿って変位する部材を介して接続されている。また、電動機が停止状態にあるときに、第1ロータに配置された永久磁石の磁極と第2ロータに配置された永久磁極の磁極の向きが同一となって界磁の磁束が最大となり、電動機の回転速度が高くなるに従って遠心力により第1ロータと第2ロータの位相差が拡大して、界磁の磁束が減少するように構成されている。
ここで、図12は縦軸を出力トルクTrとし横軸を回転数Nとして、電動機の界磁弱めが必要となる領域を示したものであり、図中uは電動機の直交ライン(界磁弱め制御を行わずに電動機を作動させたときに、回転数と出力トルクの組合わせにより電動機の相電圧が電源電圧と等しくなる点を結んだもの)である。図中Xは界磁弱めが不要な領域であり、Yは界磁弱めが必要な領域である。
図12に示したように、界磁弱めが必要となる領域Yは電動機の回転数Nと出力トルクTrにより決定されるため、従来の回転数のみによる界磁弱め制御では、界磁弱めの制御量が過大又は過小となるという不都合がある。
また、本来、界磁弱め制御は、電動機の回転により電機子に生じる逆起電力を減少させて電機子の端子間電圧が電源電圧よりも大きくなることを抑制し、これにより、電動機をより高回転域で使用できるようにするものである。そして、電動機の回転数や遠心力で第1ロータと第2ロータの位相差を変更する場合には、界磁弱めを変更するパラメータが回転数のみであるため、電動機の出力トルクや回転数の制御範囲を柔軟に変更することができないという不都合がある。
また、発電機としても作動する電動機においては、一般的に駆動時(出力トルクが正)と発電時(出力トルクが負)では同一回転数に対する界磁の制御量を変えた方が運転効率が高くなるが、回転数や遠心力で第1ロータと第2ロータの位相差を変更するときには、このように駆動時と発電時で界磁の制御量を変えることができないという不都合がある。
特開2002−204541号公報
本発明は上記背景を鑑みてなされたものであり、同心円状に配置された二つのロータを有する電動機を所定条件で作動させる際に、必要となる通電量を減少させることができる電動機の制御装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、永久磁石による界磁を複数個有する第1ロータ及び第2ロータを、回転軸の周囲に同心円状に配置した永久磁石界磁型の回転電動機の作動を、該第1ロータと該第2ロータとの位相差であるロータ位相差を変更することによる界磁制御を行って制御する電動機の制御装置に関する。なお、前記界磁制御には、前記電動機の界磁の磁束を減少させる界磁弱め制御と、前記電動機の界磁の磁束を増大させる界磁強め制御とが含まれる。
そして、本発明の第1の態様は、直流電源から供給される直流電力を前記電動機の電機子に供給する多相交流電力に変換するインバータ回路と、前記電動機の各相の電機子の端子間電圧の合成ベクトルの大きさが、前記直流電源の出力電圧以下に設定された目標電圧よりも小さいときに、前記電動機の界磁の磁束が増加する方向に前記ロータ位相差の指令値を決定するロータ位相差指令値決定手段と、前記ロータ位相差の指令値に応じて、前記ロータ位相差を変更するロータ位相差変更手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記電動機の各相の電機子の端子間電圧の合成ベクトルの大きさが、前記直流電源の出力電圧以下に設定された目標電圧よりも小さいときに、前記ロータ位相差指令値決定手段により、前記電動機の界磁の磁束が増加する方向に前記ロータ位相差の指令値が決定される。そして、前記ロータ位相差変更手段により、該ロータ位相差の指令値に応じて前記ロータ位相差が変更される。この場合、前記電動機の界磁の磁束を増加させることによって、前記電動機から所定レベルのトルクを出力するために必要となる通電量が減少するため、該トルクを発生させるために前記電動機に供給する電流を減少させることができる。
また、本発明の第2の態様は、直流電源から供給される直流電力を前記電動機の電機子に供給する多相交流電力に変換するインバータ回路と、前記電動機の各相の電機子の端子間電圧の合成ベクトルの大きさが、前記直流電源の出力電圧以下に設定された目標電圧よりも大きいときに、前記電動機の界磁の磁束が減少する方向に前記ロータ位相差の指令値を決定するロータ位相差指令値決定手段と、前記ロータ位相差の指令値に応じて、前記ロータ位相差を変更するロータ位相差変更手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記前記電動機の各相の電機子の端子間電圧の合成ベクトルの大きさが、前記直流電源の出力電圧以下に設定された目標電圧よりも大きいときに、前記ロータ位相差指令値決定手段により、前記電動機の界磁の磁束が減少する方向に前記ロータ位相差の指令値が決定される。そして、前記ロータ位相差変更手段により、該ロータ位相差の指令値に応じて前記ロータ位相差が変更される。この場合、前記電動機の界磁の磁束を減少させることによって、前記電動機を所定回転数で回転させたときに生じる誘起電圧が減少するため、界磁を弱めるために前記電動機に供給する電流を減少させることができる。
また、前記第1ロータの位置を検出するロータ位置検出手段と、前記第1ロータの位置に基づいて、前記電動機を界磁の磁束方向であるd軸と該d軸に直交するq軸からなる2相直流の回転座標系による等価回路に変換して扱い、該等価回路における各軸の電機子の通電量を制御することにより、前記電動機の通電制御を行う通電制御手段と、前記電動機の電機子に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電動機の角速度を検出する角速度検出手段と、前記電動機の電機子の端子間電圧及び該電機子に流れる電流の前記等価回路における変換値と、前記電動機の角速度とに基づいて、前記ロータ位相差を推定するロータ位相差推定手段と、該ロータ位相差推定手段により推定された前記ロータ位相差の推定値と、前記電動機の出力トルクの指令値とに基づいて、前記通電制御手段による前記電動機の通電制御における前記等価回路のd軸側の電機子の通電量の指令値及びq軸側の電機子の通電量の指令値を決定する電流指令値決定手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記電動機のロータ位相差が変更されて界磁の磁束が変化すると、それに応じて前記電動機から所定トルクを出力するために必要となる通電量が変化する。そこで、前記電流指令値決定手段により、前記ロータ位相差推定手段による前記電動機のロータ位相差の推定値と前記出力トルクの指令値とに基づいて、d軸側の電機子及びq軸側の電機子の通電量の指令値とを決定することにより、ロータ位相差に応じて変化した前記電動機の界磁の状態に応じた適切な通電量の指令値を設定することができる。
また、前記第1ロータの位置を検出するロータ位置検出手段と、前記第1ロータの位置に基づいて、前記電動機を界磁の磁束方向であるd軸と該d軸に直交するq軸からなる2相直流の回転座標系による等価回路に変換して扱い、該等価回路における各軸の電機子の通電量を制御することにより、前記電動機の通電制御を行う通電制御手段と、前記電動機の電機子に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電動機の角速度を検出する角速度検出手段と、前記電動機の電機子の端子間電圧及び該電機子に流れる電流の前記等価回路における変換値と、前記電動機の角速度とに基づいて、前記電動機の誘起電圧定数を算出する誘起電圧定数算出手段と、該誘起電圧定数算出手段により算出された前記電動機の誘起電圧定数と、出力トルクの指令値とに基づいて、前記通電制御手段による前記電動機の通電制御における前記等価回路のd軸側の電機子の通電量の指令値及びq軸側の電機子の通電量の指令値を決定する電流指令値決定手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記電動機のロータ位相差が変更されると、それに応じて前記電動機の界磁の磁束が変化して、前記電動機の誘起電圧定数が変化する。そして、電動機の出力トルクは通電量と誘起電圧定数に比例するため、誘起電圧定数の変化に応じて、電動機から所定トルクを出力するために必要となる通電量が変化する。そこで、前記電流指令値決定手段により、前記誘起電圧定数算出手段により算出された前記電動機の誘起電圧定数と出力トルクの指令値とに基づいて、d軸側の電機子及びq軸側の電機子の通電量の指令値とを決定することにより、変化した前記電動機の界磁の状態に応じた適切な通電量を設定することができる。
また、前記ロータ位相差指令値決定手段により決定された前記ロータ位相差の指令値と、前記ロータ角度推定手段により推定された前記ロータ位相差の推定値との偏差に応じて、前記ロータ位相差の変更による界磁弱めの不足分を減少させるように、d軸側の電機子の通電量を補正する界磁弱め電流補正手段を備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記ロータ位相差の指令値に対する前記ロータ位相差変更手段の追従遅れにより、前記ロータ位相差の指令値と推定値との偏差が生じたときに、前記界磁弱め電流補正手段により、前記ロータ位相差の変更による界磁弱めの不足分を減少させるように、d軸側の電機子の通電量が補正される。これにより、前記ロータ位相差の変更による界磁弱めでは対応することができない急速な界磁弱めレベルの変更が必要となった場合に、d軸側の電機子の通電量を変更して対応することができる。
また、前記ロータ位相差指令値決定手段により決定された前記ロータ位相差の指令値が、前記ロータ位相差変更手段による前記ロータ位相差の変更範囲を超えたときに、前記ロータ位相差の変更による界磁弱めの不足分を減少させるように、d軸側の電機子の通電量を補正する界磁弱め電流補正手段を備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記ロータ位相差の指令値による前記ロータ位相差の変更値が大きく、前記ロータ位相差変更手段による前記ロータ位相差の変更範囲を超えたときに、前記界磁弱め電流補正手段により、前記ロータ位相差の変更による界磁弱めの不足分を減少させるように、d軸側の電機子の通電量が補正される。これにより、前記ロータ位相差の変更による界磁弱めでは対応することができない範囲まで、界磁弱めの設定レベルを拡大して、前記電動機の作動範囲を広げることができる。
本発明の実施の形態について、図1〜図11を参照して説明する。図1は2重ロータを備えたDCブラシレスモータの構成図、図2は図1に示したDCブラシレスモータの外側ロータと内側ロータの位相差を変更する機構の構成図及び作動説明図、図3及び図4は外側ロータと内側ロータの位相差を変更することによる効果の説明図、図5は電動機の制御装置の制御ブロック図、図6はdq座標系における電圧ベクトル図、図7は誘起電圧定数からロータ位相差を決定するマップ及び誘起電圧定数とq軸電機子のインダクタンスからロータ位相差を決定するマップの説明図、図8は界磁弱め及び界磁強めの効果の説明図、図9は電動機の相電圧を目標電圧円に近づける処理のフローチャート、図10は誘起電圧定数からロータ位相差を決定するマップの説明図、図11はアクチュエータによりロータ位相差を変更する処理のフローチャートである。
図1を参照して、本実施の形態における電動機1は、永久磁石11a,11bの界磁が周方向に沿って等間隔に配設された内側ロータ11(本発明の第2ロータに相当する)と、永久磁石12a,12bの界磁が周方向に沿って等間隔に配設された外側ロータ12(本発明の第1ロータに相当する)と、内側ロータ11及び外側ロータ12に対する回転磁界を発生させるための電機子10aを有するステータ10とを備えたDCブラシレスモータである。電動機1は、例えばハイブリッド車両や電動車両の駆動源として使用され、ハイブリッド車両に搭載されたときは、電動機及び発電機として動作する。
内側ロータ11と外側ロータ12は、共に回転軸が電動機1の回転軸2と同軸となるように同心円状に配置されている。そして、内側ロータ11においては、N極を回転軸2側とする永久磁石11aとS極を回転軸2側とする永久磁石11bが交互に配設されている。同様に、外側ロータ12においても、N極を回転軸2側とする永久磁石12aとS極を回転軸2側とする永久磁石12bが交互に配設されている。
次に、電動機1は、外側ロータ12と内側ロータ11の位相差であるロータ位相差を変更するために、図2(a)に示した遊星歯車機構30を備えている。図2(a)を参照して、遊星歯車機構30は、内側ロータ11の内周側の中空部に配置されたシングルピニオン型の遊星歯車機構であり、外側ロータ12と同軸且つ一体に形成された第1リングギアR1、内側ロータ11と同軸且つ一体に形成された第2リングギアR2、第1リングギアR1と噛合する第1プラネタリギア31、第2リングギアR2に噛合する第2プラネタリギア32、第1プラネタリギア31及び第2プラネタリギア32と噛合するアイドルギアであるサンギアS、第1プラネタリギア31を回転自在に支持すると共に回転軸2に回転可能に軸支された第1プラネタリキャリアC1、及び第2プラネタリギア32を回転自在に支持すると共にステータ10に固定された第2プラネタリキャリアC2を備えている。
遊星歯車機構30において、第1リングギアR1と第2リングギアR2は略同等のギア形状とされ、第1プラネタリギア31と第2プラネタリギア32も略同等のギア形状とされている。また、サンギアSの回転軸33は電動機1の回転軸2と同軸に配置されると共に、軸受け34により回転可能に軸支されている。そして、これにより、第1プラネタリギア31と第2プラネタリギア32がサンギアSと噛合し、外側ロータ12と内側ロータ11が同期して回転するように構成されている。
さらに、第1プラネタリキャリアC1の回転軸35は、電動機1の回転軸2と同軸に配置されると共にアクチュエータ25に接続されており、第2プラネタリキャリアC2はステータ10に固定されている。
アクチュエータ25は、外部から入力される制御信号に応じて、油圧により第1プラネタリキャリアC1を正転方向又は逆転方向に回転させ、或いは回転軸2回りの第1プラネタリキャリアC1の回転を規制する。そして、アクチュエータ25によって第1プラネタリキャリアC1が回転すると、外側ロータ12と内側ロータ11間の相対的な位置関係(位相差)が変化する。なお、遊星歯車機構30とアクチュエータ25により、本発明のロータ位相差変更手段が構成される。また、油圧ではなく電動により第1プラネタリキャリアC1を回転させるアクチュエータを用いてもよい。
図2(b)は、遊星歯車機構30における第1リングギアR1と、第1プラネタリキャリアC1と、サンギアSと、第2プラネタリキャリアC2と、第2リングギアR2の回転速度の関係を示した図であり、縦軸が各ギアの回転速度Vrに設定されている。
図2(b)において、ステータ10に固定された第2プラネタリキャリアC2の速度はゼロである。そのため、第2リングギアR2及び内側ロータ11は、例えば逆転方向(Vr<0)に回動するサンギアSに対して、第2リングギアR2に対するg2に応じた速度で正転方向(Vr>0)に回転することになる。
ここで、アクチュエータ25が非作動状態(アクチュエータ25による第1プラネタリキャリアC1の回動がなされていない状態)にあるときは、第1プラネタリキャリアC1の回転速度はゼロである。そのため、第1リングギアR1及び外側ロータ12は、回転するサンギヤSに対して、第1リングギアR1に対するサンギアSのギア比g1に応じた速度で逆方向に回転する。そして、ギヤ比g1とギヤ比g2は略同等(g1≒g2)に設定されているので、内側ロータ11と外側ロータ12は同期して回転し、内側ロータ11と外側ロータ12間の位相差が一定に維持される。
一方、アクチュエータ25が作動状態(アクチュエータ25により第1プラネタリキャリアC1が回動している状態)にあるときは、第1リングギアR1及び外側ロータ12は、回転するサンギアSに対して、第1リングギアR1に対するサンギアSのギア比g1に応じた速度に対して、第1プラネタリキャリアC1の回動分だけ増速又は減速されて、逆方向に回転する。そして、これにより、外側ロータ12と内側ロータ11の位相差が変化する。
また、アクチュエータ25は、第1リングギアR1に対するサンギアSのギア比g1と電動機1の極対数Pに対して、少なくとも、機械角度β(度)=(180/P)×g1/(1+g1)だけ、第1プラネタリキャリアC1を正転方向又は逆転方向に回動可能に構成されている。
そのため、外側ロータ12と内側ロータ11の位相差は、少なくとも電気角で180度の範囲で進角側又は遅角側に変更することができ、電動機1の状態は、外側ロータ12の永久磁石12a,12bと内側ロータ11の永久磁石11a,11bが同極同士を対向して配置された界磁弱め状態と、外側ロータ12の永久磁石12a,12bと内側ロータ11の永久磁石11a,11bが異極同士を対向して配置された界磁強め状態との間で、適宜設定可能である。
図3(a)は界磁強め状態を示しており、外側ロータ12の永久磁石12a,12bの磁束Q2と内側ロータ11の永久磁石11a,11bの磁束Q1の向きが同一であるため、合成された磁束Q3が大きくなる。一方、図3(b)は界磁弱め状態を示しており、外側ロータ12の永久磁石12a,12bの磁束Q2と内側ロータ11の永久磁石11a,11bの磁束Q1の向きが逆であるため、合成された磁束Q3が小さくなる。
図4は、図3(a)の状態と図3(b)の状態において、電動機1を所定回転数で作動させた場合にステータ10の電機子に生じる誘起電圧を比較したグラフであり、縦軸が誘起電圧(V)に設定され、横軸が電気角(度)に設定されている。図中aが図3(a)の状態(界磁強め状態)であり、bが図3(b)の状態(界磁弱め状態)である。図4から、外側ロータ12と内側ロータ11の位相差を変更することで、生じる誘起電圧のレベルが大幅に変化していることがわかる。
そして、このように、外側ロータ12と内側ロータ11の位相差を変更して、界磁の磁束を増減させることにより、電動機1の誘起電圧定数Keを変化させることができる。これにより、誘起電圧定数Keが一定である場合に比べて、電動機1の出力及び回転数に対する運転可能領域を拡大することができる。また、電動機の制御として一般的なdq座標変換により、d軸(界磁軸)側の電機子に通電して界磁弱め制御を行う場合に比べて、電動機1の銅損が減少するため、電動機1の運転効率を高めることができる。
次に、図5〜図11を参照して、本発明の電動機の制御装置について説明する。図5に示した電動機の制御装置(以下、単に制御装置という)は、電動機1を界磁方向をd軸としてd軸と直交する方向をq軸とした2相直流の回転座標系による等価回路に変換して扱い、外部から与えられるトルク指令値Tr_cに応じたトルクが電動機1から出力されるように、電動機1に対する通電量を制御するものである。
制御装置はCPU、メモリ等により構成される電子ユニットであり、トルク指令値Tr_cと電動機1の外側ロータ12と内側ロータ11の位相差(ロータ位相差)の推定値θd_eとに基づいて、d軸側の電機子(以下、d軸電機子という)に流れる電流(以下、d軸電流という)の指令値Id_cとq軸側の電機子(以下、q軸電機子という)に流れる電流(以下、q軸電流という)の指令値Iq_cとを決定する電流指令値決定部60(本発明の電流指令値決定手段に相当する)、電流センサ70,71(本発明の電流検出手段に相当する)により検出されてバンドパスフィルタ72により不要成分が除去された電流検出信号と、レゾルバ73(本発明のロータ位置検出手段に相当する)により検出された外側ロータ12のロータ角度θrとに基づいて、3相/dq変換によりd軸電流の検出値Id_sとq軸電流の検出値Iq_sとを算出する3相/dq変換部75、d軸電流の指令値Id_cと検出値Id_sの偏差ΔId及びq軸電流の指令値Iq_cと検出値Iq_sの偏差ΔIqを減少させるように、d軸電機子の端子間電圧(以下、d軸電圧という)の指令値Vd_cとq軸電機子の端子間電圧(以下、q軸電圧という)の指令値Vq_cとを決定する通電制御部50(本発明の通電制御手段に相当する)、d軸電圧の指令値Vd_cとq軸電圧の指令値Vq_cを大きさV1と角度θの成分に変換するrθ変換部61、及び該大きさV1と角度θの成分をPWM制御により3相(U,V,W)の交流電圧に変換するPWM演算部62(本発明のインバータ回路の機能を含む)を備えている。
さらに、制御装置は、d軸電圧の指令値Vd_c及びq軸電圧の指令値Vq_cとd軸電流の検出値Id_s及びq軸電流の検出値Iq_sと電動機1の角速度の検出値ω_s(図示しない角速度検出手段により検出される)とに基づいて、電動機1の誘起電圧定数Keとq軸電機子のインダクタンスLqとを算出する定数算出部63(本発明の誘起電圧定数算出手段の機能を含む)、誘起電圧定数Keとq軸電機子のインダクタンスLqとに基づいてロータ位相差の推定値θd_eを求めるロータ位相差推定部64(本発明のロータ位相差推定手段に相当する)、PWM演算部62に直流電力を供給する直流電源(図示しない)の出力電圧Vdcから後述する目標電圧円の半径Vp_targetを算出する目標電圧円算出部90、d軸電圧の指令値Vd_cとq軸電圧の指令値Vq_cから後述する実電圧円の半径Vpを算出する実電圧円算出部92、Vp_targetとVpとの偏差ΔVpに基づいて誘起電圧定数の指令値Ke_cを決定する誘起電圧定数指令値決定部93、誘起電圧定数の指定値Ke_cとΔVpとに基づいてd軸電流の指令値Id_cの補正値ΔId_volを算出する界磁弱め電流補正値算出部94、誘起電圧定数の指令値Ke_cに対応したロータ位相差θd_c1を取得するロータ位相差取得部95、該θd_c1とロータ位相差の推定値θd_eとの偏差Δθdに基づいてロータ位相差の指令値θd_c2を決定するロータ位相差指令値決定部97を備えている。
なお、界磁弱め電流補正値算出部94と、d軸電流の指令値Id_cに界磁弱め電流の補正値ΔId_volを加算する加算器51とにより、本発明の界磁弱め電流補正手段が構成される。また、目標電圧円算出部90、減算器91、実電圧円算出部92、誘起電圧定数指令値決定部93、ロータ位相差取得部95、減算器96、及びロータ位相差指令値決定部97により、本発明のロータ位相差指令値決定手段が構成される。
また、通電制御部50は、d軸電流の指令値Id_cに補正値ΔId_volを加算する加算器51、該補正値ΔId_volが加算されたd軸電流の指令値Id_caとd軸電流の検出値Id_sとの偏差ΔIdを算出する減算器52、該偏差ΔIdを生じさせるためのd軸偏差電圧ΔVdを算出するd軸電流制御部53、d軸電流の指令値Id_cとq軸電流の指令値Iq_cとに基づいて、d軸とq軸間で干渉し合う速度起電力の影響を打ち消すための成分(非干渉成分)を算出する非干渉制御部56、d軸偏差電圧ΔVから非干渉制御部56により算出された非干渉成分を減じる減算器54、q軸電流の指令値Iq_cと検出値Iq_sとの偏差ΔIqを算出する減算器55、該偏差ΔIqを生じさせるためのq軸偏差電圧ΔVqを算出するq軸電流制御部57、及びq軸偏差電圧ΔVqに非干渉成分を加える加算器58を備えている。
次に、図6はdq座標系における電流と電圧の関係を示したものであり、縦軸がq軸(トルク軸)に設定され、横軸がd軸(界磁軸)に設定されている。図中Cは目標電圧円算出部90によってその半径Vp_targetが算出される目標電圧円である。Vp_targetは例えばVdc×0.5に設定され、或いは正弦波変調に対応したVdc/61/2に設定される。
そして、制御装置は、d軸電機子の端子間電圧Vdとq軸電機子の端子間電圧Vqの合成ベクトルV(その大きさが実電圧円の半径となる)が、目標電圧円Cの円周上をトレースするように、ロータ位相差とd軸電流及びq軸電流を制御する。なお、図中Eは電動機1の回転によりq軸電機子に生じる逆起電力、ωは電動機1の角速度、Rはd軸電機子及びq軸電機子の抵抗、Lqはq軸電機子のインダクタンス、Ldはd軸電機子のインダクタンス、Vdはd軸電圧、Vqはq軸電圧、Idはd軸電流、Iqはq軸電流である。
ここで、図6のq軸側の成分について、以下の式(1)の関係が成立するため、以下の式(2)から電動機1の誘起電圧定数Keを算出することができる。
Figure 2007259550
但し、Ke:誘起電圧定数、ω:電動機の角速度、R:q軸電機子及びd軸電機子の抵抗、Iq:q軸電流、Vq:q軸電機子の端子間電圧、Ld:d軸電機子のインダクタンス、Id:d軸電流。
Figure 2007259550
また、図6のd軸側の成分について、以下の式(3)の関係が成立するため、以下の式(4)からq軸電機子のインダクタンスLqを算出することができる。
Figure 2007259550
Figure 2007259550
そこで、定数算出部63は、q軸指令電圧Vq_c、電機子1の角速度の検出値ω_s、d軸電流の検出値Id_s、及びq軸電流の検出値Iq_sを、上記式(2)のVq、ω、Id、及びIqにそれぞれ代入して、誘起電圧定数Keを算出する。また、定数検出部63は、d軸電流の検出値Id、d軸電圧の指令値Vd_c、電機子1の角速度の検出値ω_s、及びq軸電流の検出値Iqを、上記式(4)のId、Vd、ω、及びIqにそれぞれ代入して、q軸電機子のインダクタンスLqを算出する。
なお、上記式(2),式(4)におけるd軸電機子及びq軸電機子の抵抗Rは、予め設定した固定値である。また、上記式(2)におけるd軸電機子のインダクタンスLdは、予め設定した固定値としてもよいが、ロータ位相差が大きくなるほどd軸電機子のインダクタンスLdが小さくなるので、ロータ位相差の指令値θd_cが大きいほどインダクタンスLdが小さくなるようにした推定値を用いてもよい。
次に、ロータ位相差推定部64は、定数検出部63により算出された誘起電圧定数Keとq軸電機子のインダクタンスLqとに基づいて、ロータ位相差の推定値θd_eを求める。ここで、ロータ位相差が変化すると、それに応じて電動機1の誘起電圧定数Keとq軸電機子のインダクタンスLqが変化する。
そこで、ロータ位相差推定部64は、図7(b)に示したKe,Lq/θdの対応マップに、定数検出部63により算出された誘起電圧定数Keとq軸電機子のインダクタンスLqとを適用して対応する位相差θdを取得し、該位相差θdを外側ロータ12と内側ロータ11の位相差の推定値θd_eとする。
なお、Ke,Lq/θdの対応マップは、実験データやコンピュータシミュレーションに基づいて作成され、予めメモリ(図示しない)に記憶されている。また、図7(a)に示したKe/θdの対応マップに、定数算出部63により算出された誘起電圧定数Keを適用して、θd_eを求めることもできるが、誘起電圧定数Keに加えてq軸電機子のインダクタンスLqを用いてロータ位相差の推定値θd_eを求めることで、ロータ位相差の推定精度を高めることができる。
そして、電流指令値決定部60は、予めメモリに記憶されたTr,θd/Id,Iqの対応マップに、トルク指令値Tr_cと、ロータ位相差の推定値θd_eを適用して、対応するId,Iqを取得し、該取得したId,Iqをそれぞれd軸電流の指令値Id_c及びq軸電流の指令値として決定する。このように、ロータ位相差の推定値θd_eを用いることで、実際の電動機1の界磁の磁束の変化を反映したd軸電流の指令値Id_c及びq軸電流の指令値Iq_cを決定することができる。そのため、トルク指令値Tr_cに対して電動機1の出力トルクを精度良く制御することができる。
次に、図8を参照して、d軸電機子の端子間電圧とq軸電圧の端子間電圧の合成ベクトルVが目標電圧円Cの周上をトレースするように、ロータ位相差を変更することによる効果について説明する。
図8(a)は、合成ベクトルVが目標電圧円Cの内側にある場合であり、この場合は、ロータ位相差を界磁の磁束を増加させる方向(界磁を強める方向)に変更する。そして、これにより、電動機1の誘起電圧定数Keが増大し、誘起電圧定数Keが増大した分、q軸電機子で発生する逆起電力Eが大きくなる。その結果、図8(b)に示したように、合成ベクトルVが目標電圧円Cの円周上に移動すると、q軸電流Iqとd軸電流Idが減少する。そのため、電動機1で生じる銅損を減少させることができる。
また、図8(c)は、合成ベクトルVが目標電圧円Cの外側にある場合であり、この場合は、ロータ位相差を界磁の磁束を減少させる方向(界磁を弱める方向)に変更する。そして、これにより、電動機1の誘起電圧定数Keが減少し、誘起電圧定数Keが減少した分、q軸電機子で発生する逆起電力Eが小さくなる。その結果、図8(b)に示したように、合成ベクトルVが目標電圧円Cの円周上に移動すると、PWM演算部62から電動機1への通電が可能となり、電動機1の動作範囲を拡大することができる。
そして、このように、ロータ位相差を変更して界磁弱め制御を行った場合、d軸電流を増加させて界磁弱め制御を行う場合に比べて、電動機1で生じる銅損を減少させることができる。また、合成ベクトルVが目標電圧円Cの円周上をトレースするように、ロータ位相差を変更することによって、PWM演算部62におけるスイッチングによる電力損失を低減することができる。
次に、図9に示したフローチャートに従って、制御装置によるロータ位相差及び界磁弱め電流の制御処理について説明する。図9のSTEP10〜STEP13及びSTEP20〜STEP21は誘起電圧定数指令値決定部93による処理であり、STEP30は界磁弱め電流補正値算出部94による処理である。
誘起電圧定数指令値決定部93は、STEP10で誘起電圧定数の指令値Ke_cの初期値を、ロータ位相差の変更により設定可能な誘起電圧定数の最大値であるKe_max(本実施の形態ではロータ位相差が0度の状態)とする。なお、誘起電圧定数の指令値Ke_cは、ロータ位相差の変更により設定可能な誘起電圧定数の最小値であるKe_min(本実施の形態ではロータ位相差が180度の状態)〜Ke_maxの範囲内で任意に設定すればよい。
そして、次のSTEP11で、誘起電圧定数指令値決定部93は、実電圧円算出部92により算出されたd軸電圧の指令値Vd_cとq軸電圧の指令値Vq_cの合成ベクトルVの大きさVp(=√(Vd_c2+Vq_c2)、本発明の電動機の各相の電機子の端子間電圧の合成ベクトルの大きさに相当する)が、目標電圧円算出部90により算出された目標電圧円Cの半径Vp_target以下であるか否かを判断する。
そして、VpがVp_target以下であるときはSTEP12に進み、誘起電圧定数指令値決定部93は、誘起電圧定数の指令値Ke_cがKe_max以上であるか否かを判断する。誘起電圧定数の指令値Ke_cがKe_maxよりも小さいときはSTEP13に進み、誘起電圧定数指令値決定部93は、減算器91で算出されたVp_targetとVpとの偏差ΔVpにPI(比例積分)処理を行って、増加した新たな誘起電圧定数の指令値Ke_cを決定する。一方、誘起電圧定数の指令値Ke_cがKe_max以上であるときは、これ以上誘起電圧定数を増加させることができないためSTEP14に分岐し、誘起電圧定数指令値決定部93は、STEP13の処理を行わない。
また、STEP11でVpがVp_targetよりも大きかったときにはSTEP20に分岐し、誘起電圧定数指令値決定部93は、誘起電圧定数の指令値Ke_cがKe_min以下であるか否かを判断する。そして、誘起電圧定数の指令値Ke_cがKeよりも大きいときはSTEP21に進み、誘起電圧定数指令値決定部93は、減算器91で算出されたVp_targetとVpとの偏差ΔVpにPI(比例積分)処理を行って、減少した新たな誘起電圧定数の指令値Ke_cを決定する。
一方、誘起電圧定数の指令値Ke_cがKe_min以下であるときには、これ以上誘起電圧定数を減少させることができない。そこで、この場合はSTEP30に分岐し、界磁弱め電流補正値算出部94は、誘起電圧定数の指令値Ke_cの変更による界磁弱めの効果に加えて、d軸電流の増加による界磁弱めの効果を生じさせるための補正値ΔId_volを、減算器91で算出されたVp_targetとVpとの偏差ΔVpにPI(比例積分)処理を行って算出し、STEP11に進む。そして、誘起電圧定数指令値決定部93と界磁弱め電流補正値算出部94は、STEP11〜STEP13、STEP20〜STEP21、STEP30の処理を繰り返し実行する。
次に、図5を参照して、誘起電圧定数指令値決定部93により決定された誘起電圧定数の指令値Ke_cはロータ位相差取得部95に出力される。そして、ロータ位相差取得部95は、図10に示したKe/θdマップに誘起電圧定数の指令値Ke_cを適用して、Ke_cに対応するロータ位相差θd_c1を取得する。
また、減算器96により算出されたθd_c1とロータ位相差推定部64によるロータ位相差の推定値θd_eとの偏差Δθdが、ロータ位相差指令値決定部97に入力され、ロータ位相差指令値決定部97は、ΔθdにPI(比例積分)処理を施してロータ位相差の指令値θd_c2を決定する。
そして、アクチュエータ25は、図11に示した処理を実行して、ロータ位相差を変更する。すなわち、アクチュエータ25は、図11のSTEP1でロータ位相差指令値決定部97からロータ位相差の指令値θd_c2を受信すると、STEP2でθd_c2を機械角度βに変換する。そして、続くSTEP3で、アクチュエータ25は機械角度βを第1プラネタリキャリアC1の動作角度γに変換し、STEP4で該動作角度γ分だけ、第1プラネタリキャリアを回動させる。これにより、ロータ位相差の指令値θd_c2に応じた角度分だけロータ位相差が変更されて電動機1の界磁の磁束が変化し、界磁の強め/弱めの効果が生じる。
なお、本実施の形態においては、図9のSTEP11〜STEP13の処理により、ロータ位相差の変更により誘起電圧定数を増大させて相電圧ベクトルの大きさVpを目標電圧円の半径Vp_targetに近づける処理と、STEP20〜STEP21及びSTEP30の処理により、ロータ位相差の変更により誘起電圧定数を減少させて相電圧ベクトルの大記載Vpを目標電圧円の半径Vp_targetに近づける処理とを行ったが、いずれか一方の処理のみを行う場合にも、本発明の効果を得ることができる。
また、誘起電圧定数の指令値を変更して界磁の磁束を増減する構成の他に、d軸電圧の指令値Vd_cとq軸電圧の指令値Vq_cの合成ベクトルの大きさVpと目標電圧円の半径Vp_targetとの偏差ΔVpに応じて、直接的にロータ位相差の指令値θd_cを変更して、界磁の磁束を増減する構成としてもよい。
また、図9のSTEP20及びSTEP30の処理により、誘起電圧定数の変更では相電圧Vpを目標電圧円の半径Vp_targetまで減少させることができない場合に、d軸電流を増加させて界磁を弱める処理を行ったが、かかる処理を行わない場合であっても、本発明の効果を得ることができる。
また、本実施の形態においては、図9のSTEP11で、d軸電圧の指令値Vd_cとq軸電圧の指令値Vq_cの合成ベクトルVの大きさVpと、目標電圧円の半径Vp_targetとを比較したが、電動機1の電機子の端子間電圧を検出して各相の端子間電圧の合成ベクトルの大きさを算出し、その算出値(本発明の電動機の各相の電機子の端子間電圧の合成ベクトルの大きさに相当する)と目標電圧円の半径Vp_targetとを比較するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、電動機をd軸及びq軸からなる2相直流の回転座標系による等価回路に変換して扱う電動機の制御装置を示したが、α軸及びβ軸からなる2相交流の固定座標系による等価回路に変換して扱う電動機の制御装置や、等価回路への変換を行わずに3相交流のまま扱う電動機の制御装置においても、本発明の適用が可能である。
2重ロータを備えたDCブラシレスモータの構成図。 図1に示したDCブラシレスモータの外側ロータと内側ロータの位相差を変更する機構の構成図及び作動説明図。 外側ロータと内側ロータの位相差を変更することによる効果の説明図。 外側ロータと内側ロータの位相差を変更することによる効果の説明図。 電動機の制御装置の制御ブロック図。 dq座標系における電圧ベクトル図。 誘起電圧定数からロータ位相差を決定するマップ及び誘起電圧定数とq軸電機子のインダクタンスからロータ位相差を決定するマップの説明図。 界磁弱め及び界磁強めの効果の説明図。 電動機の相電圧を目標電圧円に近づける処理のフローチャート。 誘起電圧定数からロータ位相差を決定するマップの説明図。 アクチュエータによりロータ位相差を変更する処理のフローチャート。 電動機の界磁弱めが必要となる領域の説明図。
符号の説明
1…電動機、2…電動機の回転軸、10…ステータ、11…内側ロータ、11a,11b…永久磁石、12…外側ロータ、12a,12b…永久磁石、25…アクチュエータ、30…遊星歯車機構、C1…第1プラネタリキャリア、C2…第2プラネタリキャリア、R1…第1リングギア、R2…第2リングギア、S…サンギア、31…第1プラネタリギア、32…第2プラネタリギア、33…サンギアの回転軸、34…軸受け、35…第1プラネタリキャリアの回転軸、50…通電制御部、60…電流指令値決定部、63…定数算出部、64…ロータ位相差推定部、90…目標電圧円算出部、92…実電圧円算出部、93…誘起電圧定数指令値決定部、94…界磁弱め電流補正値算出部、95…ロータ位相差取得部、97…ロータ位相差指令値決定部

Claims (6)

  1. 永久磁石による界磁を複数個有する第1ロータ及び第2ロータを、回転軸の周囲に同心円状に配置した永久磁石界磁型の回転電動機の作動を、該第1ロータと該第2ロータとの位相差であるロータ位相差を変更することによる界磁制御を行って制御する電動機の制御装置であって、
    直流電源から供給される直流電力を前記電動機の電機子に供給する多相交流電力に変換するインバータ回路と、
    前記電動機の各相の電機子の端子間電圧の合成ベクトルの大きさが、前記直流電源の出力電圧以下に設定された所定電圧よりも小さいときに、前記電動機の界磁の磁束が増加する方向に前記ロータ位相差の指令値を決定するロータ位相差指令値決定手段と、
    前記ロータ位相差の指令値に応じて、前記ロータ位相差を変更するロータ位相差変更手段とを備えたことを特徴とする電動機の制御装置。
  2. 永久磁石による界磁を複数個有する第1ロータ及び第2ロータを、回転軸の周囲に同心円状に配置した永久磁石界磁型の回転電動機の作動を、該第1ロータと該第2ロータとの位相差であるロータ位相差を変更することによる界磁制御を行って制御する電動機の制御装置であって、
    直流電源から供給される直流電力を前記電動機の電機子に供給する多相交流電力に変換するインバータ回路と、
    前記電動機の各相の電機子の端子間電圧の合成ベクトルの大きさが、前記直流電源の出力電圧以下に設定された目標電圧よりも大きいときに、前記電動機の界磁の磁束が減少する方向に前記ロータ位相差の指令値を決定するロータ位相差指令値決定手段と、
    前記ロータ位相差の指令値に応じて、前記ロータ位相差を変更するロータ位相差変更手段とを備えたことを特徴とする電動機の制御装置。
  3. 前記第1ロータの位置を検出するロータ位置検出手段と、
    前記第1ロータの位置に基づいて、前記電動機を界磁の磁束方向であるd軸と該d軸に直交するq軸からなる2相直流の回転座標系による等価回路に変換して扱い、該等価回路における各軸の電機子の通電量を制御することにより、前記電動機の通電制御を行う通電制御手段と、
    前記電動機の電機子に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記電動機の角速度を検出する角速度検出手段と、
    前記電動機の電機子の端子間電圧及び該電機子に流れる電流の前記等価回路における変換値と、前記電動機の角速度とに基づいて、前記ロータ位相差を推定するロータ位相差推定手段と、
    該ロータ位相差推定手段により推定された前記ロータ位相差の推定値と、前記電動機の出力トルクの指令値とに基づいて、前記通電制御手段による前記電動機の通電制御における前記等価回路のd軸側の電機子の通電量の指令値及びq軸側の電機子の通電量の指令値を決定する電流指令値決定手段とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電動機の制御装置。
  4. 前記第1ロータの位置を検出するロータ位置検出手段と、
    前記第1ロータの位置に基づいて、前記電動機を界磁の磁束方向であるd軸と該d軸に直交するq軸からなる2相直流の回転座標系による等価回路に変換して扱い、該等価回路における各軸の電機子の通電量を制御することにより、前記電動機の通電制御を行う通電制御手段と、
    前記電動機の電機子に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記電動機の角速度を検出する角速度検出手段と、
    前記電動機の電機子の端子間電圧及び該電機子に流れる電流の前記等価回路における変換値と、前記電動機の角速度とに基づいて、前記電動機の誘起電圧定数を算出する誘起電圧定数算出手段と、
    該誘起電圧定数算出手段により算出された前記電動機の誘起電圧定数と、出力トルクの指令値とに基づいて、前記通電制御手段による前記電動機の通電制御における前記等価回路のd軸側の電機子の通電量の指令値及びq軸側の電機子の通電量の指令値を決定する電流指令値決定手段とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電動機の制御装置。
  5. 前記ロータ位相差指令値決定手段により決定された前記ロータ位相差の指令値と、前記ロータ角度推定手段により推定された前記ロータ位相差の推定値との偏差に応じて、前記ロータ位相差の変更による界磁弱めの不足分を減少させるように、d軸側の電機子の通電量を補正する界磁弱め電流補正手段を備えたことを特徴とする請求項3または請求項4記載の電動機の制御装置。
  6. 前記ロータ位相差指令値決定手段により決定された前記ロータ位相差の指令値が、前記ロータ位相差変更手段による前記ロータ位相差の変更範囲を超えたときに、前記ロータ位相差の変更による界磁弱めの不足分を減少させるように、d軸側の電機子の通電量を補正する界磁弱め電流補正手段を備えたことを特徴とする請求項3から請求項5のうちいずれか1項記載の電動機の制御装置。
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