JP2007254344A - メイラード反応阻害剤、それを含有する皮膚外用剤及び飲食品 - Google Patents

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【課題】新規で安全性の高いメイラード反応阻害剤、更には老化予防効果の高い皮膚外用剤又は飲食品を提供することを課題とする。
【解決手段】安全性が高く、メイラード反応阻害効果を有するアマチャ、エニシダ、雪蓮花、デビルスクロウ、エゾウコギ、ロゼア、エルカンプーレから選ばれる植物抽出物を含有することにより、メイラード反応阻害剤、更にこれらを含有する老化防止皮膚外用剤及び飲食品を提供することを可能とする。

Description

本発明は、タンパク質またはアミノ酸と還元糖との縮合反応であるメイラード反応を抑制するメイラード反応阻害剤であり、各種皮膚外用剤又は飲食品へ応用するものである。
メイラード反応は、アミノ酸、タンパク質等のN末端のアミノ基と還元糖が非酵素的に結合し、シッフ塩基を形成し、その後アマドリ転移により安定なアマドリ化合物を形成する。この蛋白質の非酵素的糖化に関する研究は、特に食品科学の分野では古くから行われおり、メイラード反応としてよく知られる現象である。アマドリ化合物は、温度、水分活性、pH、保存方法などの環境条件によりさらに化学的に分解を受け、その分解物が重合してAGE(advanced
glycosylation end products)を形成する。AGEは、蛍光を有し、褐色調を呈するため、この反応は褐色反応とよばれる。
生体内の蛋白質においても糖の存在で、生理的にこれらとまったく同様な反応が生じていることが明らかにされるようになった。特に高血糖の持続している糖尿病患者においてはメイラード反応が亢進しており、臨床的にはヘモグロビン糖化度を測定して糖尿病コントロールの指標として広く用いられている。近年では本反応の結果生じる構造や機能の変化が糖尿病のみならず、高血糖を起因とする合併症(糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症)や種々の病変、老化に深い関わりがあることが判明している。
メイラード反応の機構は、現在次のように理解されている。すなわち、まずタンパク質の遊離アミノ基をグルコース等の還元糖のアルデヒド基が求核反応によって攻撃し、シッフ塩基を形成する。このシッフ塩基は不安定であり、分子内電子転移反応を起こしてアマドリ転移生成物を形成し安定化する。次いで、アマドリ生成物は種々のデオキシオソンを生成し、更にタンパク質のアミノ基と反応を起こして重合体形成をひき起こす。最後に、この重合体形成によりタンパク質の溶解度が低下し、プロテアーゼの作用を受けにくくなり、多くは蛍光を発する褐変物質となるのである。
現在すでに、このメイラード反応を阻害する物質がいくつか知られている。メイラード反応阻害活性を有する成分としては、アミノグアニジン、アミノプロピオニトリル、ペニシラミンなどが良く知られている。その他、尿素やグアニジン(特開昭62−249908号)、メチルトリシラノール等のケイ素化合物(特開昭62−249909号)、ベンゾフェノン類(特開平4−368320号)、黄ごんフラボノイド(特開平3−240725号)について、これらがメイラード反応阻害活性を有することが報告されている。しかし、アミノグアニジンやアミノプロピオニトリルは効果的には強いが、幼年期の動物がアミノプロピオニトリルを含むマメ科植物の花を食することによって、成長時に必要なコラーゲンなどの架橋を抑制し、奇形になる原因と考えられている。また、その他の化合物は、作用が弱く、実用化のために十分満足のゆくものではなかった。
特開昭62−249908号公報 特開昭62−249909号公報 特開平4−368320号公報 特開平3−240725号公報
新規で安全性の高いメイラード反応阻害剤、更に皮膚外用剤又は飲食品を提供することを課題とする。
本発明者らは、食用の経験がある植物に対して、調査を行い、アマチャ(Hydrangea serrata (Saxifragaceae))、エニシダ(Cytisus scoparius(Leguminosae))、雪蓮花(Saussurea tridactyla(Compositate))、デビルスクロウ(Harpagophytum procumbens DC(Pedaliaceae))、エゾウコギ(Acanthopanax senticosus Harms(Araliaceae))、ロゼア(Rhodiola Rosea(Crassulaceae))、エルカンプーレ(Gentianella alborosea(Gentianaceae))から得られる植物抽出物にペントシジンの生成すなわちメイラード反応を阻害し、肌の硬化、しわ形成、はり・つやの喪失の原因となるコラーゲンの架橋形成や、肌の黄くすみの原因となる着色を抑制し、皮膚老化防止効果や美肌効果において優れた性質を示すことを見出した。
すなわち、アマチャ(Hydrangea serrata (Saxifragaceae))、エニシダ(Cytisus scoparius(Leguminosae))、雪蓮花(Saussurea tridactyla(Compositate))、デビルスクロウ(Harpagophytum procumbens DC(Pedaliaceae))、エゾウコギ(Acanthopanax senticosus Harms(Araliaceae))、ロゼア(Rhodiola Rosea(Crassulaceae))、エルカンプーレ(Gentianella alborosea(Gentianaceae))から得られる植物抽出物を利用することにより、皮膚のシワやタルミのような皮膚の形態変化、皮膚のくすみの予防又はその改善が期待できる。つまり、皮膚老化防止作用を持ち、且つ安全な皮膚外用剤又は飲食品を提供することをもって、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、アマチャ(Hydrangea serrata(Saxifragaceae))、エニシダ(Cytisus scoparius(Leguminosae))、雪蓮花(Saussurea involucrata(Compositate))、デビルスクロウ(Harpagophytum procumbens DC(Pedaliaceae))、エゾウコギ(Acanthopanax senticosus Harms(Araliaceae))、ロゼア(Rhodiola Rosea(Crassulaceae))、エルカンプーレ(Gentianella alborosea(Gentianaceae))の抽出物を含有した安全であり、生体内で生成するメイラード反応を抑えることにより、皮膚に対しては皮膚の硬化、しわ形成、はり喪失や、肌のくすみを抑制して、優れた皮膚老化防止効果、美肌効果を示す皮膚外用剤又は飲食品を提供することが可能となった。また、アマチャ(Hydrangea serrata(Saxifragaceae))、エニシダ(Cytisus scoparius(Leguminosae))、雪蓮花(Saussurea involucrata(Compositate))、デビルスクロウ(Harpagophytum procumbens DC(Pedaliaceae))、エゾウコギ(Acanthopanax senticosus Harms(Araliaceae))、ロゼア(Rhodiola Rosea(Crassulaceae))、エルカンプーレ(Gentianella alborosea(Gentianaceae))を含有した安全であり、生体内で生成するメイラード反応を抑えることにより、高血糖を起因とする合併症(糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症)や種々の病変や老化を予防する飲食品を提供することが可能となった。
発明実施の最良の形態
本発明で使用する「アマチャ」とは、ユキノシタ科の植物で、葉が食用や薬用に利用される。甘味が強いので糖尿病患者の砂糖代わりの甘味料として甘茶3〜6グラムを煎じて用られる。そのほかに色々な家庭薬に配合されている。また、口中清涼剤や歯磨きの甘味、醤油の味付けなどにも用いられる。
本発明で使用する「エニシダ」とは、マメ科の植物で、花をつける枝先が食用や薬用に使用される。心機能の正常化や利尿作用を持つことが知られている。
本発明に使用する「雪蓮花」とは、キク科トウヒレン属の植物で、全草が用いられる。チベット高原・横断山脈・天山山脈の3,500〜5,000m高地に自生する。滋養強壮のために用いられる。
本発明に使用する「デビルスクロウ」は、南アフリカ、東アフリカ原産の砂漠に生えるゴマ科の植物で、2次根が食用に使用される。強い抗炎症性作用や鎮痛作用を持ち、関節や筋肉の痛みを緩和することが判明しており、アフリカやヨーロッパでは古くから服用されている。
本発明に使用する「エゾウコギ」とは、サハリン、シベリア、千島、中国北部、朝鮮半島に自生し、日本では北海道にのみ見られるウコギ科の植物で、根が食用や薬用に使用される。モスクワオリンピックで旧ソ連選手にこのエゾウコギエキスが用いられたことから話題になり、集中力と耐久力に効果があるとされる。
本発明に使用する「ロゼア」とは、ロシアで「黄金の根」、中国で「紅景天」と呼ばれ、山岳ツンドラ地帯の岩礫地、水枯れの多い河岸など厳しい環境下に自生しているベンケイソウ科の植物で、根が食用や薬用に使用される。疲労感の増大時や労働意欲の低下時に、刺激剤として記憶力や注意力の回復、環境に対する抵抗力を高める効果があるとされる。
本発明に使用する「エルカンプーレ」とは、主にペルーの標高3,500〜4,000mのアンデス高地の荒地に自生しているリンドウ科リンドウ属の植物で、地上部位(全草)が使用される。
なお、アマチャ(Hydrangea
serrata (Saxifragaceae))、エニシダ(Cytisus
scoparius(Leguminosae))、雪蓮花(Saussurea tridactyla(Compositate))、デビルスクロウ(Harpagophytum procumbens DC(Pedaliaceae))、エゾウコギ(Acanthopanax senticosus Harms(Araliaceae))、ロゼア(Rhodiola Rosea(Crassulaceae))、エルカンプーレ(Gentianella alborosea(Gentianaceae))から得られる植物抽出物は、抽出溶媒としては、水やエタノールなどの各種極性有機溶媒及びそれらの混液を用いることができる。また、抽出物の精製は、様々な方法が用いることができるが、活性炭、スチレン−ジビニルベンゼン系合成吸着剤(HP−20:三菱化成社製)やオクタデシルシラン処理シリカ(Chromatorex ODS:富士シリシア化学製)により吸着させ、適当な溶媒で溶出する方法が簡便でかつ実用的である。
本発明のメイラード反応阻害剤は、常法に従い、必須成分であるアマチャ(Hydrangea serrata (Saxifragaceae))、エニシダ(Cytisus scoparius(Leguminosae))、雪蓮花(Saussurea tridactyla(Compositate))、デビルスクロウ(Harpagophytum procumbens DC(Pedaliaceae))、エゾウコギ(Acanthopanax senticosus Harms(Araliaceae))、ロゼア(Rhodiola Rosea(Crassulaceae))、エルカンプーレ(Gentianella alborosea(Gentianaceae))から得られる植物抽出物を通常の製剤用基剤に配合して調製することができる。
本発明のメイラード反応阻害剤及びそれを含有する皮膚外用剤又は飲食品におけるアマチャ(Hydrangea serrata (Saxifragaceae))、エニシダ(Cytisus scoparius(Leguminosae))、雪蓮花(Saussurea tridactyla(Compositate))、デビルスクロウ(Harpagophytum procumbens DC(Pedaliaceae))、エゾウコギ(Acanthopanax senticosus Harms(Araliaceae))、ロゼア(Rhodiola Rosea(Crassulaceae))、エルカンプーレ(Gentianella alborosea(Gentianaceae))から得られる植物抽出物の含有量は、乾燥固形分として好ましくは0.0001〜10重量%(以下、特に記載のあるもの以外は重量%を単に%で示す)、より好ましくは0.01〜5%である。抽出液を使用する場合は、溶質である乾燥固形分の含有量が上記範囲内であれば、その抽出液濃度等は何ら限定されるものではない。
尚、本発明において、前記アマチャ(Hydrangea serrata (Saxifragaceae))、エニシダ(Cytisus scoparius(Leguminosae))、雪蓮花(Saussurea tridactyla(Compositate))、デビルスクロウ(Harpagophytum procumbens DC(Pedaliaceae))、エゾウコギ(Acanthopanax senticosus Harms(Araliaceae))、ロゼア(Rhodiola Rosea(Crassulaceae))、エルカンプーレ(Gentianella alborosea(Gentianaceae))から得られる植物抽出物を配合する皮膚外用剤の製剤化に際して、使用の態様に応じて選択することができ、例えば、精製水、低級アルコール、多価アルコール、高級アルコール、油脂、ロウ、シリコン類、粉体、界面活性剤、水溶性高分子、植物エキス、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、防腐剤、香料、酸化防止剤等を用いることができる。同様に、飲食品の製剤化に際して、通常使用される充填剤、増量剤、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤などの稀釈剤または賦形剤を用いることができる。このように、本発明の効果を損なわない範囲内で、医薬部外品、化粧品、飲食品などの製剤に使用される成分や添加剤を併用して製造することができ、製剤中への含有量は、特に規定しない。
又、本発明のメイラード反応阻害剤、更に皮膚外用剤又は飲食品の剤型は任意であり、アンプル状、カプセル状、粉末状、顆粒状、丸剤、錠剤状、固形状、液状、ゲル状、気泡状、乳液状、クリーム状、軟膏状、シート状などの医薬部外品、化粧品又は飲食品に配合して用いることができる。
具体的には、例えば、皮膚外用剤として、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ローション、オイル、パックなどの基礎化粧料、洗顔料や皮膚洗浄料、ファンデーション、白粉、おしろい、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、眉墨、まつ毛などのメークアップ化粧料などである。一般的な飲食品としては、サプリメント、ドリンク、シリアル、粉末飲料、ゼリー、ビスケット、飴、ガムなどへの使用も可能である。
以下に参考例、試験例及び実施例を挙げ、本発明について更に説明する。なお、これらは本発明を何ら限定するものではない。
「製造例1」
アマチャ、エニシダ、雪蓮花、Malva nuts、デビルスクロウ、エゾウコギ、ロゼア、エルカンプーレを乾燥させる。この乾燥物10重量部に水または50%(v/v)エタノール水溶液150重量部を加え、水の場合は60℃で3時間、50%エタノールの場合は室温で時々攪拌しながら3日間抽出し、濾過して、溶媒を留去し、抽出物を得た。これらを試料として試験例1の方法により、メイラード反応阻害能を測定した。水抽出物の結果を表1に50%エタノール抽出物の結果を表2に示した。
「試験方法及び評価方法」
a)試料本発明の製造例1で得られた抽出液を用い、試験に供した。尚、ブランクとして50%エタノール溶液、陽性対照として20mMのアミノグアニジンを同様の条件で調製し、試験に用いた。
b)ペントシジン(pentosidine)の生成抑制作用の測定試料溶液10μLに50mM Ribose、50mM Lysine、50mM Arginine、100mM Na2HPO4(pH7.4)、H2Oを各100μL加え、60℃、24時間ヒートブロック上でインキュベートし、反応終了後、反応溶液100μLにHO 400μLを加え、高速液体クロマトグラフィーにてPentosidine生成量を測定した。
<高速液体クロマトグラフィー測定条件>
溶媒は、アセトニトリル:TFA:HO=3:0.1:96.9を使用。流速は1mL/min、カラム温度は室温、励起波長を335nmとし測定波長を380nmとする。インジェクション量は10μLで行う。尚、ペントシジン(pentosidine)標品は、Monnieの方法に基づいて調整し、各種機器スペクトルデータにより確認した。それを用いて高速液体クロマトグラム上のピークがペントシジン(pentosidine)であることを確認した。
Figure 2007254344
表1の結果から明らかなように、アマチャ(Hydrangea serrata (Saxifragaceae))、エニシダ(Cytisus scoparius(Leguminosae))、雪蓮花(Saussurea tridactyla(Compositate))、デビルスクロウ(Harpagophytum procumbens DC(Pedaliaceae))、エゾウコギ(Acanthopanax senticosus Harms(Araliaceae))、ロゼア(Rhodiola Rosea(Crassulaceae))、エルカンプーレ(Gentianella alborosea(Gentianaceae))の抽出物は、メイラード反応の公知の阻害剤であるアミノグアニジンと比較して著しく高いメイラード反応によるペントシジン生成抑制効果が認められた。
以下に本発明の皮膚外用剤または飲食品の処方例を挙げる。
〔化粧水〕
(成分名) (質量%)
アマチャ水抽出物 0.0001
グリセリン 5.0
ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(20E.0) 1.5
エタノール 8.0
クエン酸トリエチル 2.0
防腐剤・酸化防止剤 適量
精製水 残部
〔化粧用クリーム〕
(成分名) (質量%)
エゾウコギ50%エタノール抽出物 0.001
ミツロウ 2.0
ステアリルアルコール 5.0
ステアリン酸 8.0
スクワラン 10.0
自己乳化型グリセリルモノステアレート 3.0
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.0) 1.0
グリセリン 5.0
水酸化カリウム 0.3
香料 適量
防腐剤・酸化防止剤 適量
精製水 残部
〔乳液〕
(成分名) (質量%)
ロゼア水抽出物 0.01
スクワラン 8.0
ワセリン 2.0
ミツロウ 0.5
ソルビタンセスキオレエート 0.8
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E.0) 1.2
カルボキシビニルポリマー 0.2
グリセリン 1.5
水酸化カリウム 0.1
エタノール 7.0
香料 適量
防腐剤・酸化防止剤 適量
精製水 残部
〔パック剤〕
(成分名) (質量%)
エルカンプーレ水抽出物 0.1
酢酸ビニル樹脂エマルジョン 15.0
ポリビニルアルコール 10.0
ホホバ油 3.0
グリセリン 5.0
酸化チタン 8.0
カオリン 7.0
エタノール 5.0
香料 適量
防腐剤・酸化防止剤 適量
精製水 残部
〔軟膏〕
(成分名) (質量%)
エニシダ50%エタノール抽出物 0.5
酢酸トコフェロール 0.5
パラジメチルアミノ安息香酸オクチル 4.0
ブチルメトキシベンゾイルメタン 4.0
ステアリルアルコール 18.0
モクロウ 20.0
グリセリンモノステアリン酸エステル 0.3
ワセリン 33.0
香料 適量
防腐剤・酸化防止剤 適量
精製水 残部
〔錠剤〕
(成分名) (質量%)
雪蓮花50%エタノール抽出物 5.0
デビルスクロウ水抽出物 5.0
ショ糖脂肪酸エステル 2.0
デンプン 15.0
シェラック 1.2
乳糖 10.0
結晶セルロース 残部
〔ドリンク〕
(成分名) (質量%)
エルカンプーレ水抽出物 10.0
ロゼア水抽出物 5.0
乳酸カルシウム 2.0
塩化マグネシウム 0.1
ビタミンミックス 0.1
酸味料・香料 適量
果糖ブドウ糖液糖 適量
保存剤 適量
水 残部
〔ゼリー〕
(成分名) (質量%)
エゾウコギ水抽出物 0.5
アマチャ水抽出物 1.0
ゲル化剤 3.5
砂糖 50.0
果汁 2.0
香料 適量
酸味料・甘味料 適量
水 残部
〔キャンディー〕
(成分名) (質量%)
エゾウコギ水抽出物 0.01
雪蓮花水抽出物 10.0
砂糖 35.0
果汁 2.0
酸味料 0.5
香料 0.5
水飴 残部
〔ガム〕
(成分名) (質量%)
デビルスクロウ50%エタノール抽出物 3.0
エルカンプーレ50%エタノール抽出物 2.0
軟化材 4.0
色素 3.0
香料 3.0
ガムベース 残部
本発明のアマチャ(Hydrangea
serrata(Saxifragaceae))、エニシダ(Cytisus
scoparius(Leguminosae))、雪蓮花(Saussurea involucrata(Compositate))、デビルスクロウ(Harpagophytum procumbens DC(Pedaliaceae))、エゾウコギ(Acanthopanax senticosus Harms(Araliaceae))、ロゼア(Rhodiola Rosea(Crassulaceae))、エルカンプーレ(Gentianella alborosea(Gentianaceae))の抽出物は、皮膚に対しては皮膚の硬化、しわ形成、はり喪失や、肌のくすみを抑制して、優れた皮膚老化防止効果、美肌効果を示す。
また、生体内で生成するメイラード反応を抑えることにより、高血糖を起因とする合併症(糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症)や種々の病変や老化を予防することができるため、老化予防を目的とする皮膚外用剤及び飲食品に広く応用が期待できる。

Claims (4)

  1. アマチャ(Hydrangea
    serrata (Saxifragaceae))、エニシダ(Cytisus scoparius(Leguminosae))、雪蓮花(Saussurea tridactyla(Compositate))、デビルスクロウ(Harpagophytum
    procumbens DC(Pedaliaceae))、エゾウコギ(Acanthopanax senticosus Harms(Araliaceae))、ロゼア(Rhodiola
    Rosea(Crassulaceae))、エルカンプーレ(Gentianella alborosea(Gentianaceae))から選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を含有することを特徴とするメイラード反応阻害剤。
  2. ペントシジン生成阻害作用を有することを特徴とする請求項第1項記載のメイラード反応阻害剤。
  3. 請求項1及び/又は請求項2記載のメイラード反応阻害剤を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
  4. 請求項1項及び/又は請求項2記載のメイラード反応阻害剤を含有することを特徴とする飲食品。
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