JP2005029486A - 皮膚改善組成物 - Google Patents

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Kinya Takagaki
欣也 高垣
Yushi Mitsui
雄史 三井
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Abstract

【課題】優れたコラーゲンの産生増強作用を発揮して肌質を改善する、皮膚改善組成物を提供すること。
【解決手段】プロアントシアニジンと、コラーゲン産生促進効果を有するアミノ酸とを含有する皮膚改善組成物を提供すること。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚改善組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
コラーゲンは皮膚あるいは血管の主成分であり、ヒトの体内の25〜30%を占める弾力性のある繊維状のタンパク質である。コラーゲンの産生が正常であれば、張りがあり、かつ滑らかな肌を保つことができる。さらに血管においては、弾力のある血管が形成され、動脈硬化などが起こりにくい。
【0003】
しかしながら、コラーゲンの産生能力(合成能力)は、老化、偏食による栄養摂取の偏りなどによって低下し、このコラーゲン産生量の減少が、皮膚のシワやたるみを引き起こす。
【0004】
このような背景の下、コラーゲンの産生増強作用を有する食品および化粧品が提案され、肌質を改善する試みがなされている(例えば、特許文献1〜5)。しかし、現代人は、栄養バランスの偏った食事を摂取していることが多いため、これらの食品および化粧品を経口投与または経皮投与(塗布)により摂取しても、その効果は十分ではない。
【0005】
【特許文献1】
特表昭60−500955号公報
【特許文献2】
特開平7−2699号公報
【特許文献3】
特開平7−285846号公報
【特許文献4】
特開平11−315007号公報
【特許文献5】
特開2000−191498号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、優れた肌質改善効果を有する皮膚改善組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、肌の状態の改善、特に肌のコラーゲン量を改善する組成物について、鋭意検討を行った結果、驚くべきことに、松樹皮抽出物と、コラーゲン産生促進効果を有するアミノ酸との組み合わせが、経口投与および経皮投与のいずれにおいても、優れたコラーゲンの産生増強作用を発揮し、その結果、肌質を改善することを見出して本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明の皮膚改善組成物は、プロアントシアニジンと、コラーゲン産生促進効果を有するアミノ酸とを含有する。
【0009】
好ましい実施態様においては、さらに、アスコルビン酸またはその誘導体を含有する。
【0010】
好ましい実施態様においては、上記プロアントシアニジンは、松樹皮由来である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の皮膚改善組成物について説明する。なお、以下に説明する構成は、本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる。
【0012】
本発明の皮膚改善組成物は、プロアントシアニジン(以下、A成分という場合がある)と、コラーゲン産生促進効果を有するアミノ酸(以下、アミノ酸成分、B成分などという場合がある)とを含有し、好ましくは、さらにアスコルビン酸またはその誘導体(以下、C成分という場合がある)を含有し得る。この皮膚改善組成物は、必要に応じて、その他の成分を含有し得る。以下、各成分について説明する。
【0013】
(1)プロアントシアニジン(A成分)
本明細書において、プロアントシアニジンとは、フラバン−3−オールおよび/またはフラバン−3,4−ジオールを構成単位とする重合度が2以上の縮重合体からなる化合物群をいう。
【0014】
このプロアントシアニジンとしては、重合度の低い縮重合体、特に重合度が2〜4の縮重合体(2〜4量体)が好ましく用いられる。この重合度が2〜4の縮重合体を、本明細書ではオリゴメリック・プロアントシアニジン(oligomeric proanthocyanidin:以下、OPCという)という。プロアントシアニジンは、ポリフェノール類の一種で、植物が作り出す強力な抗酸化物質であり、植物の葉、樹皮、果物の皮もしくは種の部分に集中的に含まれている。プロアントシアニジン、特にOPCは、具体的には、松、樫、山桃などの植物の樹皮;ブドウ、ブルーベリー、イチゴ、アボガド、ニセアカシア、コケモモの果実もしくは種子;大麦;小麦;大豆;黒大豆;カカオ;小豆;トチの実の殻;ピーナッツの薄皮;イチョウ葉などに含まれている。また、西アフリカのコーラナッツ、ペルーのラタニアの根、日本の緑茶にも、OPCが含まれることが知られている。OPCは、ヒトの体内では、生成することのできない物質である。
【0015】
特に、OPC含有量が高いプロアントシアニジンまたはOPC含有量が高いプロアントシアニジンを含む抽出物を用いると、重合度の高いプロアントシアニジン(OPC含有量が少ないもの)を用いた場合と対比して、優れた抗酸化作用のみならず、高い抗ストレス効果が得られる。ストレスが溜まると、肌荒れなどが生じることが知られており、ストレスを抑制することは、肌荒れなどの防止に有益である。OPCは、直接的な肌質改善効果のみならず、このように間接的な肌質改善効果にも寄与し得る。
【0016】
本発明の皮膚改善組成物に用いられるプロアントシアニジンとしては、上記の樹皮、果実もしくは種子の粉砕物、またはこれらの抽出物のような食品原料を使用することができる。特に、松樹皮由来の抽出物を用いることが好ましい。上記プロアントシアニジンを含む植物のうち、松樹皮がOPCを豊富に含むため、プロアントシアニジンの原料として好ましく用いられる。
【0017】
以下、OPCを豊富に含む松樹皮を原料植物として用いた例に挙げて、プロアントシアニジンを主成分とする抽出物の調製方法を説明する。
【0018】
松樹皮抽出物としては、フランス海岸松(Pinus Martima)、カラマツ、クロマツ、アカマツ、ヒメコマツ、ゴヨウマツ、チョウセンマツ、ハイマツ、リュウキュウマツ、ウツクシマツ、ダイオウマツ、シロマツ、カナダのケベック地方のアネダなどのマツ目に属する植物の樹皮の抽出物が好ましく用いられる。中でも、フランス海岸松(Pinus Martima)の樹皮抽出物が好ましい。
【0019】
フランス海岸松は、南仏の大西洋沿岸の一部に生育している海洋性松をいう。このフランス海岸松の樹皮は、プロアントシアニジン(proanthocyanidin)、有機酸、ならびにその他の生理活性成分などを含有し、その主要成分であるフラボノイド類のプロアントシアニジンに、活性酸素を除去する強い抗酸化作用があることが知られている。
【0020】
松樹皮抽出物は、上記の松樹皮を水または有機溶媒で抽出して得られる。水を用いる場合には、温水または熱水を用いることが好ましい。これらの水には、抽出効率を向上させる点から、塩化ナトリウムなどの塩を添加することが好ましい。抽出に用いる有機溶媒としては、食品あるいは薬剤の製造に許容される有機溶媒が用いられ、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、アセトン、ヘキサン、シクロヘキサン、プロピレングリコール、含水エタノール、含水プロピレングリコール、メチルエチルケトン、グリセリン、酢酸メチル、酢酸エチル、ジエチルエーテル、ジクロロメタン、食用油脂、および1,1,1,2−テトラフルオロエタンが挙げられる。これらの水および有機溶媒は単独で用いてもよいし、組合わせて用いてもよい。特に、熱水、含水エタノール、および含水プロピレングリコールが好ましく用いられる。
【0021】
松樹皮からプロアントシアニジンを抽出する方法は、特に限定されないが、例えば、加温抽出法、超臨界流体抽出法などが用いられる。
【0022】
超臨界流体抽出法は、物質の気液の臨界点(臨界温度、臨界圧力)を超えた状態の流体である超臨界流体を用いて抽出を行う方法である。超臨界流体としては、二酸化炭素、エチレン、プロパン、亜酸化窒素(笑気ガス)などが用いられ、二酸化炭素が好ましく用いられる。
【0023】
超臨界流体抽出法は、目的成分を超臨界流体によって抽出する抽出工程と、目的成分と超臨界流体とを分離する分離工程とを行う。分離工程では、圧力変化による抽出分離、温度変化による抽出分離、または吸着剤・吸収剤を用いた抽出分離のいずれを行ってもよい。
【0024】
また、エントレーナー添加法による超臨界流体抽出を行ってもよい。この方法は、超臨界流体に、例えば、エタノール、プロパノール、n−ヘキサン、アセトン、トルエン、その他の脂肪族低級アルコール類、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、またはケトン類を2〜20W/V%程度添加し、得られた抽出流体で超臨界流体抽出を行うことによって、OPC、カテキン類(後述)などの目的とする抽出物の抽出溶媒に対する溶解度を飛躍的に上昇させる、あるいは分離の選択性を増強させる方法であり、効率的に松樹皮抽出物を得る方法である。
【0025】
超臨界流体抽出法は、比較的低い温度で操作できるため、高温で変質・分解する物質にも適用できるという利点;抽出流体が残留しないという利点;および溶媒の循環利用が可能であり、脱溶媒工程などが省略でき、工程がシンプルになるという利点がある。
【0026】
また、松樹皮からの抽出は、上記の方法以外に、液体二酸化炭素回分法、液体二酸化炭素還流法、超臨界二酸化炭素還流法などにより行ってもよい。
【0027】
松樹皮からの抽出は、複数の抽出方法を組み合わせてもよい。複数の抽出方法を組み合わせることにより、種々の組成の松樹皮抽出物を得ることが可能となる。
【0028】
上記抽出により得られた松樹皮抽出物は、プロアントシアニジン含有量を増加させる目的で精製してもよい。精製には、通常、酢酸エチルなどの溶媒が用いられるが、安全性などの面から、さらに、外用剤としての皮膚化粧品および医薬部外品への応用を容易にするため、溶媒を使用しない方法、例えば、限外濾過、あるいはダイヤイオンHP−20、セファデックス−LH20、キチンなどの吸着性担体を用いたカラム法またはバッチ法により精製することが好ましい。
【0029】
本発明において、プロアントシアニジンを主成分として含む松樹皮抽出物は、具体的には、以下のような方法によりに調製されるが、これは例示であり、この方法に限定されない。
【0030】
フランス海岸松の樹皮1kgを、塩化ナトリウムの飽和溶液3Lに入れ、100℃にて30分間抽出し、抽出液を得る(抽出工程)。その後、抽出液を濾過し、得られる不溶物を塩化ナトリウムの飽和溶液500mlで洗浄し、洗浄液を得る(洗浄工程)。この抽出液と洗浄液とを合わせて、松樹皮の粗抽出液を得る。
【0031】
次いで、この粗抽出液に酢酸エチル250mlを添加して分液し、酢酸エチル層を回収する工程を5回行う。回収した酢酸エチル溶液を合わせて、無水硫酸ナトリウム200gに直接添加して脱水する。その後、この酢酸エチル溶液を濾過し、濾液を元の5分の1量になるまで減圧濃縮する。濃縮された酢酸エチル溶液を2Lのクロロホルムに注ぎ、攪拌して得られる沈殿物を濾過により回収する。その後、この沈殿物を酢酸エチル100mlに溶解した後、再度1Lのクロロホルムに添加して沈殿させる操作を2回繰り返す洗浄工程を行う。この方法により、例えば、OPCを20重量%以上含み、かつカテキン類を5重量%以上含有する、約5gの松樹皮抽出物が得られる。
【0032】
上記松樹皮のような原料植物に由来する抽出物は、40重量%以上のプロアントシアニジンを含有することが好ましい。さらに、この原料植物由来の抽出物中にOPCを20重量%以上含有することが好ましく、30重量%以上含有することがより好ましい。このようにプロアントシアニジンを高い割合で含有する原料として、上述のように松樹皮抽出物が好ましく用いられる。
【0033】
上記松樹皮抽出物などの植物抽出物には、さらにプロアントシアニジン、特にOPCとともにカテキン(catechin)類が含まれることが好ましい。カテキン類とは、ポリヒドロキシフラバン−3−オールの総称である。カテキン類としては、(+)−カテキン(狭義のカテキンといわれる)、(−)−エピカテキン、(+)−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート、エピカテキンガレート、アフゼレキンなどが知られている。上記松樹皮のような原料植物由来の抽出物からは、上記の(+)−カテキンの他、ガロカテキン、アフゼレキン、(+)−カテキンの3−ガロイル誘導体、およびガロカテキンの3−ガロイル誘導体が単離されている。カテキン類は、単独では水溶性が乏しく、その生理活性が低いが、OPCの存在下で水溶性が増すと同時に、活性化する性質があり、OPCとともに摂取することで効果的に作用する。
【0034】
カテキン類は、上記原料植物抽出物中に、5重量%以上含有されていることが好ましい。より好ましくは、該抽出物中にOPCが20重量%以上、そしてカテキン類が5重量%以上含有される。例えば、抽出物のカテキン類含量が5重量%未満の場合、カテキン類を添加し、最終的な含量が5重量%以上となるように調整してもよい。OPCを20重量%以上含有し、かつカテキン類を5重量%以上含有する松樹皮抽出物を用いることが最も好ましい。
【0035】
本発明の皮膚改善組成物中に含まれるプロアントシアニジンの含有量は特に限定されない。プロアントシアニジンの一日の摂取量が好ましくは5mg〜1000mg、より好ましくは10mg〜500mgとなるように皮膚改善組成物中に含有されることが好ましい。皮膚改善組成物を外用剤として用いる場合は、局所的な投与となるため、皮膚改善組成物中にプロアントシアニジンを好ましくは0.0001〜10重量%、より好ましくは0.001〜5重量%含有することが好ましい。0.0005重量%未満であると、肌質改善作用が十分に発揮されず、10重量%を超えると製剤化が困難な場合がある。
【0036】
本発明に用いられるプロアントシアニジン、特にOPCは、コラーゲン産生増強効果を有するため、肌質を改善することができる。特に、プロアントシアニジンとして、松樹皮由来の抽出物を用いることが、他の植物抽出物に比べて高いコラーゲン増強作用を有する点で好ましい。
【0037】
(2)コラーゲン産生促進効果を有するアミノ酸(B成分)
本発明の皮膚改善組成物に含有されるコラーゲン産生促進効果を有するアミノ酸は、コラーゲンの構成成分となる重要なアミノ酸であり、好ましくは、プロリン、グリシン、アルギニン、およびアラニンからなる群より選択される少なくとも1種のアミノ酸である。上記アミノ酸は、プロアントシアニジンと相俟って、優れた肌質改善効果を発揮する。これらのアミノ酸は、例えば、コラーゲンの構成成分として該コラーゲン中にプロリンが平均12%、グリシンが平均21%、アラニンが平均8.1%、およびアルギニンが平均6.9%の割合で含有されている。これらは、通常、生体内で合成されるが、通常の食事から十分な量を摂取しにくいアミノ酸である。したがって、老化により代謝が低下すると、これに伴い生体内でのこれらのアミノ酸合成能力も低下するため、肌質を改善するためには、特に積極的に摂取する必要がある。なお、上記アミノ酸は、コラーゲンに比べて、経皮投与および経口投与のいずれにおいても吸収効率がよいため、コラーゲン自体を投与する場合に比べて、効果的に吸収され、体内で容易にコラーゲンに変換される。したがって、上記アミノ酸は、コラーゲンに比べて、プロアントシアニジンと組み合わせる場合にも、より高い肌質改善効果が得られ得る。
【0038】
プロリンは、肌を構成するコラーゲンがへリックス構造をとるために必須なアミノ酸であるため、皮膚改善には特に重要である。すなわち、コラーゲンは、3本のポリペプチド鎖がへリックス構造をとって形成されるが、これは繊維芽細胞がコラーゲンペプチドを合成するに際し、コラーゲン中のプロリンがビタミンCを補酵素として還元され、ハイドロキシプロリンとなり、該ハイドロキシプロリンの水酸基により3本のポリペプチド鎖が水素結合を形成して、ヘリックスが形成されるためである。
【0039】
上記アミノ酸は、本発明の皮膚改善組成物中に一日の摂取量が50mg〜20g、好ましくは100mg〜10gとなるように含有されることが好ましい。皮膚改善組成物を外用剤とする場合は、局所的に投与できるようアミノ酸の量を適宜調整すればよく、好ましくは、皮膚改善組成物中に0.001〜5重量%、より好ましくは0.005〜3重量%の割合で含有される。
【0040】
(3)アスコルビン酸およびそれらの誘導体(C成分)
アスコルビン酸(ビタミンC)およびその誘導体は、コラーゲン合成に重要である。本発明の組成物中にアスコルビン酸およびその誘導体を含有することによって、コラーゲン産生増強効果をより高めることができる。この効果は、本発明の組成物を経口投与する場合に特に効果的である。経皮投与する場合は、アスコルビン酸の経皮吸収を容易にするために、パルミチン酸アスコルビルなどの親油性が高められたアスコルビン酸を用いることが好ましい。さらに、経皮投与の場合は、皮膚中のコラーゲンの酸化を防止し、合成を促進するという観点からも、該組成物中に含有され得る。アスコルビン酸およびその誘導体は、皮膚改善組成物中に好ましくは0.0001〜30重量%、より好ましくは0.001重量%〜10重量%含有し得る。
【0041】
(4)その他の成分
本発明の皮膚改善組成物は、上記の成分以外に、用途に応じて、種々の成分を含有し得る。例えば、通常の食品や医薬品として添加し得る成分(抗酸化剤、賦形剤、増量剤、結合剤、増粘剤、乳化剤、滑沢剤、湿潤剤、懸濁剤、着色料、香料、栄養成分、食品添加物など);および化粧品、医薬品等の皮膚外用剤として通常用いられる成分(美白剤、保湿剤、抗酸化剤、油性成分、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色剤、水性成分、各種皮膚栄養剤など)が挙げられる。
【0042】
上記成分のうち、抗酸化剤は、酸化による肌荒れ、老化を防止する目的で含有され得る。このような抗酸化剤としては、SOD、マンニトール、カロテノイド類(例えば、アスタキサンチン)、ハイドロキノン、ユビキノン、ビルビリン、コレステロール、トリプトファン、ヒスチジン、ビタミンP様物資(ルチン、ケルセチン、ヘスペリジンなど)、没食子酸、ビタミンB類、ビタミンDまたはその誘導体、ビタミンE、グルタチオン、BTH、BHA、植物抽出物(例えば、オウゴンおよびローズマリー)などが挙げられる。このような抗酸化剤は、皮膚改善組成物中に好ましくは0.0001重量%〜40重量%の割合で含有され得る。皮膚改善組成物を食品、医薬品などとして摂取する場合は、好ましくは0.001重量%〜20重量%、より好ましくは0.01重量%〜10重量%の割合で含有され得、化粧品、医薬品などとして外用する場合は、好ましくは0.0001重量%〜40重量%、より好ましくは0.001〜20重量%の割合で含有され得る。
【0043】
栄養成分としては、例えば、ローヤルゼリー、ビタミン、プロテイン、カルシウム含有材料(卵殻カルシウムなど)、レシチン、クロレラ末、アシタバ末、およびモロヘイヤ末が挙げられる。食品添加物としては、ステビア末、抹茶パウダー、レモンパウダー、はちみつ、還元麦芽糖、乳糖、糖液、調味料などが挙げられる。
【0044】
(5)皮膚改善組成物
本発明の皮膚改善組成物は、プロアントシアニジンと、コラーゲン産生促進効果を有するアミノ酸とを含有し、その割合は任意である。好ましくは、プロアントシアニジン100重量部に対して、上記アミノ酸を好ましくは、50〜5000重量部、より好ましくは、100〜5000重量部の割合で含有し得る。
【0045】
本発明の皮膚改善組成物は、上記の必須成分以外に、さらにアスコルビン酸またはその誘導体およびその他の成分を含有し得る。この皮膚改善組成物は、肌質改善効果を得ること目的として、例えば、食品、医薬品、医薬部外品、化粧品などとして、各種の形態に調製することができる。
【0046】
上述の用途のうち、本発明の皮膚改善組成物を食品、医薬品、医薬部外品などとして経口摂取する場合、その形態に特に制限はない。例えば、ハードカプセル、ソフトカプセルなどのカプセル剤、錠剤、丸剤、粉末(散剤)、顆粒、ティーバッグ、飴状の粘稠な液体、液体などの当業者が食品に通常用いる形態で利用される。これらは、形状または好みに応じて、そのまま摂取してもよく、あるいは水、湯、牛乳などに溶いて飲んでもよく、成分を浸出させたものを摂取してもよい。
【0047】
本発明の皮膚改善組成物を医薬部外品、化粧品などとして皮膚に塗布する場合にも、これらの形態に特に制限はなく、軟膏剤、クリーム剤、乳液、ローション、パック、湿布剤、浴用剤などの従来皮膚外用剤に用いられる形態であればいずれでもよい。また、マウスウォッシュ、歯磨き粉、目薬などの口腔内あるいは目などの粘膜に適用するために適した形態であってもよく、これらは同様の作用によって、粘膜の強化及び保護作用を得ることができる。
【0048】
本発明の皮膚改善組成物は、プロアントシアニジンおよびコラーゲン産生促進効果を有するアミノ酸を含有し、該組成物でなる食品、医薬品などを摂取することあるいは化粧品などを皮膚に塗布することによって、コラーゲン量を増加させ、優れた肌質改善効果を発揮する。そして、この効果は、コラーゲン産生能力が低下している状態においても得られる。このように、本発明の組成物は、肌のハリ・ツヤの改善およびシワの防止に優れた食品、医薬品、医薬部外品、化粧品などとして利用され得る。さらに、本発明の組成物は、プロアントシアニジン、特にOPCが優れた抗ストレス効果を有するため、間接的にも肌質改善効果(美容効果)を有する皮膚外用剤または健康食品として有用である。
【0049】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明がこの実施例により制限されるものではない。
【0050】
(製造例:プロアントシアニジンの調製)
松樹皮900gに精製水7.2Lを加え、ブレンダー(Waring Blender)で破砕した後、100℃で10分間加熱した。次いで、直ちに濾過して濾液を得た。濾過後の残渣を精製水1.8Lで洗浄し、濾液と洗浄液とを合わせて9Lの松樹皮粗抽出液を得た。
【0051】
この粗抽出液を25℃まで放冷し、塩化ナトリウムを100%飽和濃度となるまで添加してよく攪拌した後、4℃で24時間静置した。静置後、この溶液を濾過して濾液を得た。1Lの上記濾液を以下に示す工程によりさらに精製した。まず、水で膨潤させた芳香族系合成樹脂(ダイアイオンHP−20:三菱化学株式会社製)を100mL充填した30×300mmのカラムに上記濾液を通液し、さらに1Lの精製水で洗浄した。次いで、カラムから15%(V/V)のエタノール−水混合溶媒で溶出し、200mLの精製松樹皮抽出物を得た。得られた精製松樹皮抽出物を凍結乾燥して粉末化した。本操作を繰り返して、9Lの松樹皮の熱水抽出液から精製松樹皮抽出物の乾燥粉末7.21gを得た。この精製松樹皮抽出物の乾燥粉末は、プロアントシアニジンを40重量%(OPCとして20重量%)含有していた。
【0052】
(参考例:プロアントシアニジンの肌質改善効果の確認)
プロアントシアニジンの基本的な肌質改善効果を確認するために、予め皮膚のコラーゲン量を減少させた試験モルモットにプロアントシアニジンを経皮投与(塗布)あるいは経口投与(経口摂取)し、投与後に皮膚を構成するコラーゲンに特異的に存在するハイドロキシプロリン(Hyp量)を測定した。
【0053】
1.試験モルモットの調製
平均体重279gの雄性モルモット(日本エスエルシー(株))30匹に基本飼料(CG−7:日本クレア(株)、ビタミンC含有量0.17重量%)を一週間与えて馴化させた。このモルモットを総無作為化法により一群5匹ずつ割り振った。6群のモルモット(a〜f群)のうち、1群のモルモット(f群)は、その後も基本飼料を摂取させ、対照群とした。5群のモルモット(a〜e群)に低ビタミンC飼料(CG−7:日本クレア(株)、ビタミンC含有量0.01重量%)を2週間自由摂取させ、低ビタミンC状態にすることによって、皮膚のコラーゲン量(Hyp量)を減少させた。これらを試験モルモットとした。
【0054】
2.経皮投与による肌質改善効果の確認
上記の5群の試験モルモットのうち、3群の試験モルモット(a〜c群)を用いた。まず、3群のモルモットの経皮投与する部位の毛をバリカンを用いて除去した。上記製造例で得られた松樹皮抽出物の乾燥粉末を0.3重量%含有する水溶液を、1群のモルモット(a群)の毛を除去した部位に500μL/500cmの割合で塗布し、その後、冷風で乾燥させた。この塗布および乾燥の操作を一日一回の頻度で2週間行った。塗布期間中、モルモットには、低ビタミンC飼料を自由摂取させた。
【0055】
塗布期間終了後、皮膚のHyp量を以下のようにして測定した。モルモットから皮膚を摘出し、60℃にて一晩乾燥した。この乾燥物を粉砕し、粉砕物50mgを5mLの塩酸(6M)に添加し、ヒーティングブロックを用いて110℃に保持し、24時間加水分解した。この加水分解物中のHyp量をクロラミンT法により測定した。結果を表1に示す。なお、Hyp量が多いほど、皮膚のコラーゲン量が多く、皮膚が改善されていることを示す。
【0056】
残りの2群の毛を除去した試験モルモット(b群およびc群)には、プロアントシアニジンを38重量%含有するブドウ種子抽出物(キッコーマン株式会社)を0.3重量%含有する水溶液および精製水をそれぞれ塗布し、上記と同様にして、皮膚のHyp量を測定した。結果を表1に示す。
【0057】
3.経口投与による肌質改善効果の確認
残りの2群の試験モルモット(d群およびe群)のうち、1群の試験モルモット(d群)に、上記製造例で得られた松樹皮抽出物の乾燥粉末を0.3重量%含有する低ビタミンC飼料を2週間自由摂取させた。摂取期間終了後、上記と同様にHyp量を測定した。残りの1群の試験モルモット(e群)には、プロアントシアニジンを38重量%含有するブドウ種子抽出物(キッコーマン株式会社)を0.3重量%含有する低ビタミンC飼料を上記と同様に摂取させ、Hyp量を測定した。これらの結果を表1に示す。
【0058】
【表1】
Figure 2005029486
【0059】
表1の結果から、松樹皮抽出物およびブドウ種子抽出物を塗布あるいは経口摂取した群(プロアントシアニジン投与群)は、精製水のみ塗布した群(プロアントシアニジン非投与群)に比べて、Hyp量が増加し、さらに健常体(対照)とほぼ同等のHyp量まで回復していることから、皮膚改善効果を有することが分かる。特に、松樹皮抽出物は、他の植物抽出物に比べて優れた皮膚改善効果を有することが分かる。
【0060】
(実施例1:飼料1の調製)
上記製造例で得られた松樹皮抽出物の乾燥粉末(A成分)およびプロリン(B成分)を低ビタミンC飼料に表2に記載の割合で混合して飼料1を製造した。
【0061】
(実施例2〜4:飼料2〜4の調製)
プロリン(B成分)の代わりに、他のB成分として、アラニン、グリシン、およびアルギニンをそれぞれ用いたこと以外は、実施例1と同様にして、表2に記載の割合で混合して、各々飼料2〜4を製造した。
【0062】
(実施例5:飼料5の調製)
実施例1の組成に、さらにC成分としてアスコルビン酸を表2に記載の割合で混合したこと以外は、実施例1と同様にして、飼料5を製造した。
【0063】
(比較例1および2:飼料6および7の調製)
表2に記載の成分を混合して飼料をそれぞれ製造し、これらを飼料6および7とした。
【0064】
(実施例6:皮膚改善組成物の経口投与による検討)
平均体重が267gの雄性モルモット(日本エスエルシー(株))35匹に基本飼料を一週間与えて馴化させた。このモルモットを総無作為化法により一群5匹ずつ割り振った。各群すべてのモルモットを上記参考例と同様にして、低ビタミンC飼料を2週間自由摂取させ、試験モルモットとした。松樹皮抽出物の乾燥粉末を0.3重量%含有する低ビタミンC飼料の代わりに、上記飼料1〜7を用いたこと以外は、参考例の「経口投与による肌質改善効果の確認」と同様にして、Hyp量を測定し、皮膚改善効果を評価した。結果を表2に示す。
【0065】
【表2】
Figure 2005029486
【0066】
表2の結果より、実施例のプロアントシアニジン(A成分)およびアミノ酸(B成分)を含有する飼料1〜5(実施例1〜5)を摂取した群は、比較例のA成分およびB成分のいずれか一方を含有する飼料6および7(比較例1および2)に比べて、Hyp量が増加していた。このことは、A成分およびB成分を含有する飼料を摂取することによって、肌質が改善され、優れた皮膚改善効果が得られることを示す。特に、実施例5のA成分およびB成分に加えて、アスコルビン酸(C成分)を含有する飼料5を摂取した群は、Hyp量がさらに増加した。
【0067】
(実施例7〜11)
表3に記載の成分を表3に記載の割合で基剤(エタノール5重量%およびグリセリン3重量%を含有する水溶液)に溶解させ、試料液1〜5をそれぞれ調製した。
【0068】
(比較例3および4)
表3に記載の成分を表3に記載の割合で基剤(エタノール5重量%およびグリセリン3重量%を含有する水溶液)に溶解させ、試料液6および7をそれぞれ調製した。
【0069】
(実施例12:皮膚改善組成物の経皮投与による検討)
平均体重が272gの雄性モルモット(日本エスエルシー(株))35匹に基本飼料を一週間与えて馴化させた。このモルモットを総無作為化法により一群5匹ずつ7群にわけた。各群すべてのモルモットを上記参考例と同様にして、低ビタミンC飼料を2週間自由摂取させ、皮膚のコラーゲン量を減少させた試験モルモットとした。松樹皮抽出物の乾燥粉末を0.3重量%含有する水溶液の代わりに、上記試料液1〜7を用いたこと以外は、参考例の「経皮投与による肌質改善効果の確認」と同様に操作し、Hyp量を測定し、皮膚改善効果を評価した。結果を表3に示す。
【0070】
【表3】
Figure 2005029486
【0071】
表3の結果より、実施例のプロアントシアニジン(A成分)およびアミノ酸(B成分)を含有する試料液1〜5(実施例7〜11)を塗布した群は、比較例のA成分およびB成分のいずれか一方を含有する試料液6および7(比較例3および4)を塗布した群に比べて、Hyp量が増加していた。このことは、A成分およびB成分を含有する試料液を塗布することによって、肌質が改善され、優れた皮膚改善効果が得られることを示す。特に、実施例11のA成分およびB成分に加えて、アスコルビン酸(C成分)を含有する試料液5を塗布した群は、Hyp量がさらに増加した。
【0072】
(実施例13:錠剤1の製造)
製造例で得られた松樹皮抽出物の乾燥粉末(A成分)、プロリン、アラニン、グリシン、アルギニン(以上、B成分)、アルコルビン酸(C成分)、および賦形剤(結晶セルロース、ショ糖エステル、還元麦芽糖、二酸化ケイ素、および卵殻カルシウムを重量比で1:0.3:0.1:0.2:4の割合で混合した混合物)を表4に記載の割合にて混合して錠剤(1錠当たり、約200mg)を製造し、これを錠剤1とした。
【0073】
(比較例5:錠剤2の製造)
松樹皮抽出物の乾燥粉末を用いなかったこと以外は、実施例13と同様にして、表4に記載の割合にて混合して錠剤(1錠当たり、約200mg)を製造し、これを錠剤2とした。
【0074】
(実施例14:化粧水1の製造)
製造例で得られた松樹皮抽出物の乾燥粉末(A成分)、プロリン、アラニン、グリシン、アルギニン(以上、B成分)、およびアルコルビン酸(C成分)を表4に記載の割合にて基剤(グリセリン3重量%、プロピレングリコール2重量%、およびエタノール5重量%含有する水溶液)に溶解させ、化粧水1を製造した。
【0075】
(比較例6:化粧水2の製造)
松樹皮抽出物の乾燥粉末を用いなかったこと以外は、実施例14と同様にして、表4に記載の割合にて基剤に溶解させ、化粧水2を製造した。
【0076】
(実施例15:皮膚改善組成物のヒトによる評価)
30〜45歳の女性(被験者)20名を4群に分けた。1群の被験者に実施例13の錠剤1を1日あたり18錠の割合で1ヶ月間摂取させた。他の1群の被験者には比較例5の錠剤2を上記と同様の条件で摂取させた。摂取期間終了後、各群の被験者に対して、摂取前に比べて、肌の状態に関する表5に記載の項目をアンケート調査し、皮膚改善効果を評価した。アンケート調査は、「はい」または「いいえ」で自己評価してもらい、「はい」と答えた人数を集計した。結果を表5に示す。
【0077】
残りの2群の被験者のうち、1群の被験者において、実施例14の化粧水1を被験者の顔に1日に3回の頻度で1ヶ月間塗布してもらった。なお、1回あたりの塗布量の制限は設定しなかった。別の1群の被験者には、比較例6の化粧水2を上記と同様の条件で塗布してもらった。塗布期間期間終了後、各群の被験者に対して、上記と同様に表5に記載の項目をアンケート調査し、皮膚改善効果を評価した。結果を表5に示す。
【0078】
【表4】
Figure 2005029486
【0079】
【表5】
Figure 2005029486
【0080】
表5の結果から、実施例13の錠剤1を摂取した群は、比較例5の錠剤2を摂取した群に比べて優れた皮膚改善効果を有することがわかる。実施例14の化粧水1を塗布した群は、比較例6の化粧水2を塗布した群に比べて優れた皮膚改善効果を有することがわかる。以上のことから、本発明の皮膚改善組成物は、経口投与および経皮投与のいずれにおいても優れた皮膚改善効果が得られることが分かる。
【0081】
(実施例16)
製造例で得られた松樹皮抽出物の乾燥粉末および以下の各成分を混合して飲料を調製した:
<飲料の配合成分> 配合重量(1Lあたり)
果糖ブドウ糖液糖 10g
レモン果汁 10g
クエン酸 2g
L−アスコルビン酸 2g
松樹皮抽出物 70mg
香料 150mg
グリシン 100mg
プロリン 100mg
アラニン 80mg
アルギニン 40mg
純水 残量
【0082】
(実施例17)
製造例で得られた松樹皮抽出物の乾燥粉末および以下の各成分を均一に攪拌混合して、ゲル状物を得、これをポリエステルフィルム(50μm厚)上にゲル厚1mmとなるように製膜した後、ポリエステル不織布(伸度50%)に貼り合わせて、50℃で24時間加温し、シート状含水パック剤を得た。本パックは、局所的に多量のプロアントシアニジンおよびアミノ酸を経皮投与できるため、その効果が極めて高いことが期待できる:
<パックの配合成分> (単位は重量%)
松樹皮抽出物 0.01
ポリアクリル酸(重量平均分子量:500万) 6.0
プロリン 0.2
アラニン 0.1
グリシン 0.2
アルギニン 0.1
パルミチン酸アスコルビル 0.01
グリセリン 20.0
エタノール 0.5
パラオキシ安息香酸エステル 0.1
香料(ミント) 0.1
乾燥水酸化アルミニウムゲル 0.35
水 残量
【0083】
【発明の効果】
以上のように、プロアントシアニジンと、コラーゲン産生促進効果を有するアミノ酸とを含有する皮膚改善組成物を摂取することあるいは塗布することにより、優れた皮膚改善効果が得られる。本発明の皮膚改善組成物は、食品、医薬品、医薬部外品、化粧品などに効果的に利用され得る。

Claims (3)

  1. プロアントシアニジンと、コラーゲン産生促進効果を有するアミノ酸とを含有する、皮膚改善組成物。
  2. さらに、アスコルビン酸またはその誘導体を含有する、請求項1に記載の皮膚改善組成物。
  3. 前記プロアントシアニジンが、松樹皮由来である、請求項1または2に記載の皮膚改善組成物。
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