JP2007253636A - ウエビング巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スプールから急激にウエビングベルトが引き出された状態を検出する機構を従来のウエビング機構と比較して簡素化し、コストを低減することを目的とする。
【解決手段】Vギヤ126にマス134を相対回動可能に設け、センサスプリング136によって引出方向へ付勢する。また、リング155をVギヤ126の外周側に回転可能且つVギヤ126の回転半径方向へ変位可能に設ける。Vギヤ126がスプールと共に急激に回転すると、マス134がセンサスプリング136の付勢力に抗して引出方向の反対側へ相対回動してVギヤ126の回転半径方向外側へ変位する。これにより、リング155が偏心され、リング155の内周部がVギヤ126の外周部に当接し、リング155がVギヤ126と共に回転する。これにより、リング155の外周部に設けられた欧亜粒158が連結爪140を変位され、Vギヤ126の外周部のラチェット歯に係合する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の乗員の身体を拘束する長尺帯状のウエビングベルトを巻き取って収納するウエビング巻取装置に関する。
長尺帯状のウエビングベルトによって乗員の身体を拘束するシートベルト装置は、ウエビング巻取装置を備えている。このウエビング巻取装置はスプールを備えている。スプールにはウエビングベルトの長手方向基端側が係止されており、スプールをその軸周り一方の巻取方向に回転させると、ウエビングベルトが基端側からスプールに巻き取られて収納される。
一方、ウエビング巻取装置には、車両急減速時等にスプールをロックしてウエビングベルトの引出しを規制し、略車両前方側へ移動しようとする乗員の身体を保持するためのロック機構が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示されたウエビング巻取装置では、ロックギヤがリールシャフト(スプール)に対して同軸的に相対回転可能に設けられ、ロックギヤとスプールとの間では、パウル(連結部材)がロックギヤ及びスプールに連結されており、スプールがロックギヤに対してウエビングベルトの引出方向に相対回転すると、連結部材がスプールの回転半径方向外方に変位し、フレームに形成された内歯のラチェットに噛み合う。これにより、スプールがロックされてウエビングベルトを引出す際のスプールの回転が規制される。
また、ロックギヤには慣性体(マス)がロックギヤに対して相対回動可能に支持されており、ロックギヤが通常の速度で回転するとマスが追従して回転する。一方、ロックギヤが急激に回転するとマスが慣性移動し、ロックギヤに対して相対回動してロックギヤの回転半径方向外方に変位し、フレームに形成された内歯のラチェットに噛合う。これにより、ロックギヤがロックされ、スプールのみが回転する。
即ち、通常のウエビングベルトの引出しや巻取りでは、回転するスプールに対してロックギヤが追従回転する。しかしながら、車両急減速状態で、乗員の身体が略車両前方側へ移動し、これにより、ウエビングベルトが急激に引出されて急激にスプールが引出方向に回転すると、ロックギヤがロックされ、ロックギヤに対してスプールが引出方向に相対回転する。これにより、上記のように、連結部材がフレームのラチェットに噛み合い、スプールがロックされ、ウエビングベルトの引き出しが規制される。
ここで、連結部材をスプールとロックギヤの回転に連動させるために、パウルをスプールとロックギヤに連結するのにジョイントピンを用い、スプールとロックギヤとにロックパウルやジョイントピンをガイドするガイド溝を形成する等、スプールから急激にウエビングベルトが引き出された状態を検出する機構が複雑化しており、高コストであるという問題がある。
特開平5−208655号公報
本発明は上記事実を考慮し、スプールから急激にウエビングベルトが引き出された状態を検出する機構を従来のウエビング巻取装置と比較して簡素化し、コストを低減することを目的とする。
請求項1に記載のウエビング巻取装置は、長尺帯状のウエビングベルトの基端部が係止され、軸周り方向一方の巻取方向に回転させることで前記ウエビングベルトを巻き取って収納し、前記ウエビングベルトをその先端側へ引っ張ることで前記巻取方向とは反対の引出方向に回転させられて前記ウエビングベルトが引き出されるスプールと、前記スプールに対して同軸的に前記スプールと共に回転可能な第1の回転体と、前記第1の回転体が内周側に設けられ、回転可能且つ内周部が前記第1の回転体の外周部から離間する離間位置と内周部が前記第1の回転体の外周部に当接する当接位置との間で変位可能とされた環状部材と、前記引出方向への前記スプールの急激な回転により作動して、前記環状部材を前記離間位置から前記当接位置へ移動させる環状部材移動手段と、前記スプールに対して同時期的に相対回転可能な第2の回転体と、前記スプールに対して直接又は間接的に係合可能な位置と当該係合が解除される位置との間で変位可能に前記第2の回転体に設けられ、前記引出方向に回転する前記環状部材に連動して前記スプールに対して直接又は間接的に係合して前記引出方向に回転する前記スプールと共に前記第2の回転体を回転させる連結部材と、前記引出方向に回転する前記第2の回転体に連動して前記スプールに対して直接又は間接的に係合して前記引出方向への前記スプールの回転を規制するロック部材と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載のウエビング巻取装置では、スプールに巻き取られて収納されたウエビングベルトをその先端側へ引っ張ると、スプールがその軸周りの引出方向に回転しつつスプールに巻き取られているウエビングベルトが引き出される。このようにして引き出されたウエビングベルトが乗員の身体に掛け回されて、更に、例えば、ウエビングベルトに設けられたタングプレートが車両の座席の側方等に設けられたバックル装置に保持されると、乗員の身体にウエビングベルトが装着され、ウエビングベルトにより乗員の身体が拘束される。
このような状態で、例えば、車両が減速した際に、乗員の身体が急激に略車両前方側へ慣性移動しようとして、乗員の身体に掛け回されているウエビングベルトが急激に引っ張られると、スプールが急激に引出方向に回転する。このようにスプールが急激に引出方向に回転すると環状部材移動手段が作動する。環状部材移動手段は作動することで環状部材を、上記離間位置から上記当接位置まで移動させる。
これにより、環状部材と第1の回転体との当接部において摩擦や噛合いが起こり、環状部材が第1の回転体と共に引出方向に回転し、連結部材が連動する。作動された連結部材は、スプールに対して直接又は間接的に係合して引出方向に回転するスプールと共に第2の回転体を回転させる。すると、引出方向に回転する第2の回転体にロック部材が連動する。作動されたロック部材は、スプールに直接又は間接的に係合し、引出方向へのスプールの回転を規制する。これにより、上記のように、乗員の身体は掛け回されているウエビングベルトにより確実に拘束され、車両急減速時の慣性による略車両前方側への乗員の身体の移動が規制される。
ここで、本発明のウエビング巻取装置では、連結部材を第1の回転体の回転に連動させるにあたって、環状部材の第1の回転体の回転半径方向への変位を制御するだけでよいので、スプールから急激にウエビングベルトが引き出された状態を検出する機構を、従来のウエビング巻取装置と比較して簡素化でき、コストを低減できる。
請求項2に記載のウエビング巻取装置は、請求項1に記載の本発明において、前記環状部材移動手段が、前記第1の回転体の急激な回転による慣性移動状態で前記環状部材を前記離間位置から前記当接位置へ移動させるマスを有することを特徴とする。
請求項2に記載のウエビング巻取装置では、スプールと共に第1の回転体が急激に回転すると、マスが慣性移動状態となり、環状部材を上記離間位置から上記当接位置へ移動させる。これにより、環状部材が第1の回転体と共に引出方向に回転し、連結部材が連動して第2の回転体を引出方向に回転させる。これにより、ロック部材がスプールに対して直接又は間接的に係合し、引出方向へのスプールの回転を規制するので、上記のように、乗員の身体は掛け回されているウエビングベルトにより確実に拘束され、車両急減速時の慣性による略車両前方側への乗員の身体の移動が規制される。
ここで、本発明に係るウエビング巻取装置では、環状部材の第1の回転体の回転半径方向への変位を制御するための機構を、従来のウエビング巻取装置にも備えられているマスとしたことで、従来のウエビング巻取装置と比較して、該機構を設けることによる部品点数の増加を防止でき、ウエビング巻取装置全体としては部品点数を低減できる。
請求項3に記載のウエビング巻取装置は、請求項2に記載のウエビング巻取装置であって、前記マスが、前記第1の回転体に、前記第1の回転体に対して相対回動可能に支持され、前記慣性移動状態で前記第1の回転体に対して相対回動して前記第1の回転体の回転半径方向外方へ変位し、前記環状部材を前記当接位置へ移動させ、前記非慣性移動状態で前記第1の回転体に対して相対回動不能且つ、前記第1の回転体の回転半径方向外方へ変位不能となることを特徴とする。
請求項3に記載のウエビング巻取装置では、マスが、慣性移動状態で第1の回転体に対して相対回動して第1の回転体の回転半径方向外方へ変位することで、環状部材が上記離間位置から上記当接位置へ移動する。これにより、環状部材が第1の回転体と共に引出方向へ回転し、連結部材が作動されて第2の回転体が引出方向に回転される。これにより、ロック部材がスプールに直接又は間接的に係合するので、スプールの引出方向への回転が規制される。
一方、マスは、非慣性移動状態で第1の回転体に対して相対回動不能となり、且つ、第1の回転体の回転半径方向外方へ変位不能となることで、環状部材が上記離間位置に留まる。これにより、環状部材が回転せず、連結部材が作動されないので、スプールは回転自在となる。
請求項4に記載のウエビング巻取装置は、請求項2又は3に記載のウエビング巻取装置であって、前記環状部材移動手段が、前記マスを前記引出方向へ付勢するマス付勢手段を有することを特徴とする。
請求項4に記載のウエビング巻取装置では、マスがマス付勢手段によって引出方向へ付勢されていることで、スプール及び第1の回転体が通常の速度で回転している際に、マスが第1の回転体に追従して回転する上述の非慣性移動状態となり、スプールが回転自在となる。
請求項5に記載のウエビング巻取装置は、請求項1乃至4の何れか1項に記載のウエビング巻取装置であって、前記環状部材移動手段が、前記環状部材を回転半径方向内方へ付勢する環状部材付勢手段を有することを特徴とする。
請求項5に記載のウエビング巻取装置では、環状部材が環状部材付勢手段によって回転半径方向内方へ付勢されているので、環状部材は、スプール及び第1の回転体の急激な回転により変位した後、初期位置に復帰できる。
以上説明したように、本発明のウエビング巻取装置では、スプールから急激にウエビングベルトが引き出された状態を検出する機構を従来のウエビング機構と比較して簡素化でき、コストを低減できる。
図1には、本ウエビング巻取装置10の全体的な構成の概略が分解斜視図により示されている。この図に示されるように、ウエビング巻取装置10はフレーム12を備えている。
フレーム12は、例えば、略車両左右方向に沿って厚さ方向とされた板状の背板14を備えており、背板14がボルト等の締結手段により、例えば、センターピラーの下端部近傍にて車体に固定されることで、本ウエビング巻取装置10が車体に取り付けられる構造になっている。
略車両前後方向に沿った背板14の幅方向一端からは、脚板16が車幅方向(略車両左右方向)内方側へ向けて屈曲形成されている。また、背板14の幅方向他端からは、脚板18が脚板16と同方向に屈曲形成されている。
脚板16と脚板18との間には、スプール24が設けられている。スプール24は、脚板16と脚板18との対向方向に沿って軸方向の略円筒形状に形成されている。スプール24には挿通孔26が形成されている。
挿通孔26は、両端がスプール24の外周部にて開口しており、その開口形状はスプール24の軸方向に沿って長手のスリット状とされている。挿通孔26は、スプール24の軸心部分を貫通する貫通孔28を回避するように形成されており、挿通孔26の一方の開口端からは長尺帯状のウエビングベルト30の長手方向基端側が挿通される。
ウエビングベルト30の長手方向基端部には、幅方向に貫通した筒状部32が形成されており、挿通孔26を通過した筒状部32の内側には抜け止めシャフト34が配置されることでウエビングベルト30をその先端側へ引っ張った際にウエビングベルト30の基端側が挿通孔26から抜け出ることを防止している。
このように挿通孔26からの抜け止めがなされたウエビングベルト30は、スプール24が自らの軸周り方向一方の巻取方向に回転することでスプール24の外周部に基端側から層状に巻き取られて収納される。
一方、貫通孔28の内側には、スプール24の軸方向に沿って長手方向とされた棒状のトーションシャフト36が配置されている。トーションシャフト36は、脚板18側でスプール24の内側に軸周り方向の周り止めされた状態でスプール24に連結されている。さらに、トーションシャフト36の脚板18側の端部は、脚板18を貫通してフレーム12の外方へ突出している。
脚板18の外側にはスプリングカバー38が配置されている。スプリングカバー38は、脚板18側へ向けて開口した箱状で、ねじ等の締結手段やスプリングカバー38又は脚板18に形成された嵌合爪等の嵌合により、スプリングカバー38が脚板18に固定されている。
スプリングカバー38の内側には渦巻きばね40が収容されている。渦巻きばね40は、渦巻き方向内側端が渦巻き方向外側端に対して上記の巻取方向とは反対の引出方向に回転変位することで付勢力が漸次増加する構造のばねで、その渦巻き方向外側端は渦巻きばね40よりもスプリングカバー38の開口側に設けられたスプリングシート42に係止されている。
スプリングシート42はスプリングカバー38に固定されており、渦巻きばね40の渦巻き方向外側端は、スプリングシート42及びスプリングカバー38を介して脚板18(フレーム12)に連結されている。また、渦巻きばね40の渦巻き方向内側端の近傍にはアダプタ44が設けられている。
アダプタ44の外周一部には渦巻きばね40の渦巻き方向内側端が固定されている。さらに、アダプタ44の軸心部分にはスプリングシート42を貫通したトーションシャフト36の脚板18側の端部が嵌合固定されている。
一方、脚板16の外側にはプリテンショナ50が設けられている。プリテンショナ50はシリンダ52を備えている。
本実施の形態において、シリンダ52は、例えば、金属のパイプの軸方向中間部に設定された屈曲部54にて、内部の連通を維持したまま適宜に断面形状が変形するように塑性変形させつつ、適宜に屈曲させることで形成されている。屈曲部54よりも軸方向一方の側は装着部56とされている。装着部56の開口端にはガスジェネレータ58が装着されている。
ガスジェネレータ58は、図示しない加速度センサに電気的又は機械的に接続されており、車両が急減速状態になった場合の加速度(減速度)を加速度センサが検出した際にはガスジェネレータ58の内部に設けられたガス発生剤が着火される。これにより、ガス発生剤は極短時間で燃焼されて瞬間的にガスを発生させる。
屈曲部54の装着部56とは反対側はシリンダ本体60とされている。上記のように屈曲部54は塑性変形させられて屈曲されるものの内部の連通は確保されているため、装着部56に装着されたガスジェネレータ58にて発生したガスはシリンダ本体60の底部側に供給される。また、シリンダ本体60の内側にはピストン62が設けられている。
ピストン62は、外径寸法がシリンダ本体60の内径寸法に略等しい(厳密には僅かに小さい)円板状に形成されている。シリンダ本体60の底部側を向くピストン62の端面には、円柱状の保持部64がピストン62に対して同軸的且つ一体的に形成されている。保持部64は、外径寸法がピストン62よりも小径とされており、その外周部には封止部材66が嵌め込まれている。
封止部材66は、環状に形成されていると共に弾性を有しており、ピストン62をシリンダ本体60の内側に配置した状態で保持部64の外周部とシリンダ本体60の内周部の双方に弾性的に圧接し、保持部64とシリンダ本体60との間を封止している。このため、ガスがシリンダ本体60内に供給されてシリンダ本体60の内圧が上昇すると、ピストン62がシリンダ本体60の上端側へ向けて摺動する。
ピストン62の保持部64とは反対側(すなわち、シリンダ本体60の開口端側)にはスライド部材としてのラックバー68が形成されている。ラックバー68はシリンダ本体60の開口方向に沿って長手の角棒状とされており、その幅方向一端には複数のラック歯がラックバー68の長手方向に沿って一定間隔毎に形成されている。
また、シリンダ本体60の開口端近傍の脚板16側には、ギヤケース70が設けられており、シリンダ本体60を介してギヤケース70とは反対側にはカバープレート72が設けられている。
カバープレート72は、シリンダ本体60から突出したラックバー68をシリンダ本体60の脚板16とは反対側から被覆可能な箱形状に形成されており、少なくともシリンダ本体60の開口端から突出したラックバー68に対して干渉しない形状に形成されている。また、カバープレート72の外周部には複数の締結片74が形成されており、これらの締結片74がねじ76によって脚板16に締結固定されることで、カバープレート72がフレーム12に固定される構造になっている。
さらに、カバープレート72には、シリンダ本体60の開口端やその近傍部分が嵌め込まれる図示しない保持部が形成されており、これにより、カバープレート72がシリンダ本体60に連結される。カバープレート72とギヤケース70との間にはピニオン90が配置されている。
ピニオン90は、ラックバー68の先端側でラック歯に噛み合っていると共に、脚板16及びギヤケース70を貫通したトーションシャフト36の他端に回転自在に軸支されており、ラックバー68の上昇によりピニオン90が巻取方向に回転する構造になっている。
また、ピニオン90の脚板16側にはクラッチ92が設けられている。クラッチ92は、トーションシャフト36に回転自在に軸支されているため、トーションシャフト36が回転してもクラッチ92が回転することはない。しかしながら、クラッチ92はピニオン90に係合しており、ピニオン90が巻取方向に回転すると、この回転力によりクラッチ92の一部が変形してトーションシャフト36に連結させられる。
また、脚板16の側方にはロック機構120が設けられている。ロック機構120はセンサホルダ122を備えている。センサホルダ122は部分的に脚板16側へ向けて開口した凹形状に形成されており、脚板16側へ向けて開口した部分の内側には上記のカバープレート72の一部が位置している。
センサホルダ122は、外周部の所定部位から脚板16側へ向けて突出形成された円筒状の突起が、脚板16側に形成された孔部に嵌挿された状態で突起の内側に「ぎぼしピン」を圧入することでセンサホルダ122が脚板16に固定される。
センサホルダ122の脚板16とは反対側にはセンサカバー124が設けられている。センサカバー124には、外周部等に嵌合爪等が形成されており、センサホルダ122の所定部位に嵌合してセンサホルダ122に機械的に連結されている。センサカバー124には、図示しない筒状の軸受部が形成されており、センサホルダ122を貫通したトーションシャフト36の他端部を回転自在に軸支している。
センサホルダ122とセンサカバー124との間には第1の回転体としてのVギヤ126が設けられている。Vギヤ126はセンサカバー124側へ向けて開口した浅底の円筒形状(もしくは、盆状)に形成されており、その外周部のセンサホルダ122側にはラチェット歯126Aが断続的に形成され、外周部のセンサカバー124側にはラチェット歯126Bが連続的に形成されている。Vギヤ126にはトーションシャフト36が貫通しており、トーションシャフト36に対して同軸的且つ一体的に回転可能にトーションシャフト36に取り付けられている。
一方、Vギヤ126のセンサカバー124側には、第2の回転体としてのセンサギヤ128が設けられている。センサギヤ128の本体130には、トーションシャフト36が同軸的に貫通している。センサギヤ128の本体130はトーションシャフト36に回転自在に軸支されている。
センサギヤ128の一部にはリターンスプリング132の一端が係止されている。リターンスプリング132は引っ張りコイルスプリングとされており、その他端はセンサカバー124に係止され、センサギヤ128がトーションシャフト36周りに引出方向に回動した際には巻取方向にセンサギヤ128を付勢する。
また、センサギヤ128の本体130にはVギヤ126側へ向けて長手の押圧部168が形成されている。この押圧部168のVギヤ126とは反対側の端部にはシャフト129が突出形成されており、連結部材としての連結爪140がトーションシャフト36の軸方向と平行(同方向)な軸周りに回動可能に押圧部168に軸支されている。
連結爪140は回動することで上記のVギヤ126の外周部に対して接離し、Vギヤ126の外周部に連結爪140が接近して係合した状態でVギヤ126が引出方向に回転しているのであれば、引出方向へのVギヤ126の回転が連結爪140を介してセンサギヤ128に伝わり、センサギヤ128がVギヤ126と共に引出方向に回転する。
図1におけるVギヤ126とセンサカバー124との間の構成を示す図2に示されるように、Vギヤ126の内側には回転検出機構127が設けられている。回転検出機構127は環状部材としてのリング155を備えている。図4、図5に示されるように、リング155の内周部のセンサギヤ128側の端部には、複数(例えば図示すように3個)のフランジ155Aが所定間隔おきに形成されている。このフランジ155Aは、本体部130のフランジ155Aより内周側に設けられた複数(例えば図示するように3個)の爪128Aと本体部130とによって狭持されている。
ここで、フランジ155Aの先端部と爪128Aの基端部との間には隙間が空けられており、この隙間に、スポンジ等の弾性部材151が嵌め込まれている。このため、リング155は、センサギヤ128に対して相対回転可能且つセンサギヤ128の径方向へ相対移動可能であり、また、リング155は、弾性部材151によって径方向内方へ付勢されていることで、径方向の初期位置に復帰可能である。
また、リング155の内周部のセンサホルダ122側の端部は、Vギヤ126のラチェット歯126Bと対向しているが、この端部には、ラチェット歯126Bと係合可能なラチェット歯155Bが連続的に形成されている。
また、図2、図4、図5に示されるように、回転検出機構127は、環状部材移動手段としてのWマス134を備えている。Wマス134は、Vギヤ126の径方向内方に設けられ、トーションシャフト36の軸心に対して変位した位置でVギヤ126に形成されたピン126Cに、トーションシャフト36と平行な軸周りに揺動可能に軸支されている。
Wマス134は揺動することでリング155の内周部に対して接離する構造である。図6に示されるように、Wマス134の突起部(揺動端部)がリング155の内周部に当接した状態でVギヤ126が引出方向(図中矢印A方向)に回転しているのであれば、図7に示されるように、リング155は、Wマス134の突起部によって押されてWマス134の突起部側へ移動(偏心)する。
ここで、Wマス134のVギヤ126の外周部からの突出量は、移動(偏心)前のリング155とVギヤ126との径方向間距離Dより長くリング155を移動させることができるようになっている。
即ち、リング155が最大限、Wマス134の突起部側へ移動する途中で、径方向の反対側においてリング155の内周部とVギヤ126の外周部とが当接し、リング155の内周部に形成されたラチェット歯155BとVギヤの外周部に形成されたラチェット歯126Bとが噛合うようになっている。これによって、図8に示されるように、Vギヤ126の引出方向への回転力がWマス134を介してリング155に伝えられ、リング155が引出方向に回転される。
一方、図9に示されるように、Wマス134の突起部がリング155の内周部から離間した状態でVギヤ126が引出方向(図中矢印A方向)に回転しているのであれば、Vギヤ126の引出方向への回転力がリング155に伝わらないので、リング155は停止した状態に維持される。
また、Wマス134にはセンサスプリング136の一端が係止されている。センサスプリング136の他端はVギヤ126に係止されており、リング155の内周部から離間する方向)にWパウル134が付勢されている。
また、上記の連結爪140に対応してリング155の本体156には押圧部158が形成されている。押圧部158の先端は、本体156に対してその半径方向外方側に位置している。
本体156が回転した際の押圧部158の回転軌跡上には連結爪140の先端からVギヤ126とは反対側へ向けて突出形成された係合ピン141が位置しており、本体156の回転により押圧部158が係合ピン141に当接して押圧した際には、連結爪140がVギヤ126の外周部に対して接近するように回動する。
さらに、連結爪140の下方には、図1に示される加速度検出手段としての加速度センサ142が設けられている。加速度センサ142に対応してセンサホルダ122にはセンサカバー124側へ開口した箱状の収容部144が形成されており、加速度センサ142は少なくともその一部が収容部144に収容されている。
加速度センサ142は基台146を備えている。基台146は全体的に上下方向に厚さ方向の平板状に形成されている。基台146の上側の端面には上方へ向けて開口した湾曲面が形成されており、この湾曲面上に慣性体としての硬球148が配置されている。硬球148の上側にはセンサ爪150が設けられている。
センサ爪150は、基台146の外周一部から上方へ向けて立設された縦壁152の上端に回動可能に軸支されており、硬球148が基台146の湾曲面上を転動して昇ることでセンサ爪150が押し上げられる。センサ爪150は硬球148に押し上げられることで図2に示される連結爪140に当接して連結爪140を押し上げるように回動させる。
センサ爪150の係合により回動した連結爪140の回動方向側には、上記のVギヤ126が位置しており、これにより、連結爪140がVギヤ126に噛み合う。
一方、図1に示されるように、ロック機構120は、ロックパウル160を備えている。ロックパウル160はシャフト162を備えている。シャフト162はスプール24の軸方向に対して平行な方向(同方向)に軸方向とされており、その一端は脚板18に形成された軸受孔(図示省略)に回動自在に軸支されている。
シャフト162の軸方向他端部はギヤケース70に形成された軸受孔164に回動自在に軸支されている。シャフト162の軸方向他端側にはパウル部166が形成されている。パウル部166はシャフト162の軸方向に沿って厚さ方向の板状部材で、その外周一部には外歯のラチェット歯が形成されている。
シャフト162の回動半径方向に沿ったパウル部166の側方にはロックベース170が設けられている。ロックベース170は嵌挿部171を備えている。嵌挿部171は円柱形状に形成されており、スプール24の貫通孔28の他端部にスプール24に対して同軸的に回転自在に嵌挿されている。
嵌挿部171ひいてはロックベース170には、トーションシャフト36が回り止めされた状態で同軸的に貫通しており、トーションシャフト36に対して同軸的且つ一体的に回転する。
嵌挿部171の脚板16側にはラチェット部172が一体形成されている。ラチェット部172は、嵌挿部171に対して同軸的に形成されており、その外周部にはラチェット歯が断続的に形成されている。
上記のロックパウル160は、シャフト162が巻取方向に回動することで、パウル部166のラチェット歯がラチェット部172のラチェット歯に噛み合う。このパウル部166とラチェット部172との噛合状態では、ラチェット部172、ひいてはロックベース170の引出方向への回転が規制される。
また、パウル部166には図3に示されるセンサギヤ128の押圧部168が対応しており、センサギヤ128の本体130が引出方向に回動すると、押圧部168がパウル部166を押圧し、ロックパウル160を巻取方向に回動させる構造になっている。
一方、図2に示されるように、センサギヤ128のVギヤ126とは反対側には、カムプレート173が配置されている。カムプレート173は略円板状に形成されており、トーションシャフト36に回転自在に軸支されている。
また、カムプレート173の中心から半径方向外方に変位した位置には円孔174が形成されており、減速ギヤ176がスプール24と平行な軸周りに回転自在に軸支されている。減速ギヤ176はギヤ部178を備えている。ギヤ部178は外歯の平歯車で、カムプレート173のセンサギヤ128とは反対側に位置している。ギヤ部178に対応してトーションシャフト36の先端側にはギヤ180が設けられている。ギヤ180はギヤ部178よりも歯数が少なく、トーションシャフト36に対して同軸的且つ一体的に設けられてギヤ部178に噛み合っている。
また、減速ギヤ176はギヤ部182を備えている。ギヤ部182はギヤ部178に対して同軸的且つ一体的に形成されていると共に、ギヤ部178よりも歯数が十分に少ない。また、ギヤ部182はカムプレート173のセンサギヤ128側に位置している。
一方、図3に示されるように、カムプレート173のセンサギヤ128側の面にはスプール24に対して同軸的なリング状のリブ184が形成されている。リブ184の内周部にはギヤ部182よりも十分に歯数が多い内歯のギヤ186が形成されており、ギヤ部182が噛み合っている。
したがって、スプール24、ひいてはトーションシャフト36が自らの軸周りに回転すると、この回転力がギヤ180、ギヤ部178、ギヤ部182、及びギヤ186により減速されてカムプレート173に伝わり、これにより、カムプレート173がトーションシャフト36周りに回転する。
なお、以下、引出方向へのトーションシャフト36の回転に連動したカムプレート173の回転方向を「カム引出方向」と称し、巻取方向へのトーションシャフト36の回転に連動したカムプレート173の回転方向を「カム巻取方向」と称する。
また、図2に示されるように、センサギヤ128の本体130を介して概ね押圧部168とは反対側にはレバー収容部188が本体130に形成されている。レバー収容部188にはシャフト190がVギヤ126とは反対側へ向けてスプール24に対して平行に突出形成されている。
シャフト190には、ALR切替レバー192が回動可能に軸支されている。ALR切替レバー192の先端部には係止突起198が形成されている。係止突起198にはコイルスプリング200の一端が係止されている。コイルスプリング200の他端は本体130に形成されたスプリング保持部202の保持突起204に係止されている。
ALR切替レバー192は、例えば、シャフト190での軸支部分と保持突起204との間に係止突起198が位置した状態をALR切替レバー192の中立位置とされ、中立位置を境として、シャフト190周りにセンサギヤ128の回転軸心側への回動方向である係合方向や、この係合方向とは反対の離脱方向にALR切替レバー192が回動すると、コイルスプリング200の付勢力がその回動方向側へALR切替レバー192を付勢して更に回動させる。
また、図2に示されるように、ALR切替レバー192の先端からはVギヤ126側へ向けて連結爪206が形成されている。連結爪206はスプリング保持部202とレバー収容部188との間を通過してVギヤ126の外周部の側方に位置しており、ALR切替レバー192がシャフト190周りにセンサギヤ128の回転軸心側(すなわち、トーションシャフト36側)へ回動すると、Vギヤ126に連結爪206が噛み合う。
一方、ALR切替レバー192の先端からはカムプレート173の回転軸心側へ向けて当接部210が突出形成されている。当接部210に対応してカムプレート173のセンサギヤ128とは反対側の面にはカム突起212とカム壁214が形成されている。
カム突起212はカム巻取方向側で且つALR切替レバー192の先端側から当接部210に当接可能に形成されており、スプール24に巻き取られたウエビングベルト30が全量引き出される直前までスプール24、ひいてはトーションシャフト36が回転すると当接部210にカム突起212が当接する。
これに対して、カム壁214は、ALR切替レバー192が係合方向側へ回動した状態での当接部210に対してカム引出方向側から当接可能に形成されている。しかも、一定量のウエビングベルト30が残されてウエビングベルト30がスプール24に巻き取られた全格納の直前の状態までスプール24、ひいてはトーションシャフト36が回転すると当接部210にカム壁214が当接する。
一方、図2に示されるように、カムプレート173には規制部として規制手段を構成するストッパ220が設けられている。ストッパ220はカムプレート173の外周一部からセンサギヤ128側へ向けて延出された板状部で、図3に示されるように、スプール24にウエビングベルト30が全量巻き取られた全格納状態に対応したカムプレート173の回転位置では、上記の連結爪140の係合ピン141にストッパ220が対向するようにカムプレート173におけるストッパ220の形成位置が設定されている。
ストッパ220と係合ピン141との対向状態では、連結爪140がVギヤ126の外周部側へ回動しようとすると、係合ピン141にストッパ220が干渉して連結爪140の回動を規制する。
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本ウエビング巻取装置10の作用並びに効果について説明する。
本ウエビング巻取装置10では、スプール24に巻き取られた状態のウエビングベルト30を渦巻きばね40の付勢力に抗して先端側へ引っ張ると、ウエビングベルト30が引き出されつつスプール24が引き出し方向に回転する。
このようにして引き出されたウエビングベルト30を乗員の身体に掛け回し、例えば、ウエビングベルト30の長手方向中間部に設けられたタングプレートを車両の座席の側方に設けられたバックル装置に保持させることで乗員の身体に対するウエビングベルト30の装着状態となり、乗員の身体がウエビングベルト30により拘束される。
このようなウエビングベルト30の装着状態で、車両が急減速状態になり、これによって硬球148が転動すると、硬球148によってセンサ爪150が押し上げられる。このようにして押し上げられたセンサ爪150は、センサギヤ128の連結爪140に係合して連結爪140を押し上げるように回動させる。これにより、連結爪140がVギヤ126に噛み合う。
一方、車両が減速した際の慣性で、乗員の身体が略車両前方側へ移動すると、乗員の身体によりウエビングベルト30が急激に引っ張られる。このように、ウエビングベルト30が急激に引っ張られることで、スプール24に引出方向への回転力が急激に付与される。
基本的には、スプール24が引出方向に回転することで、トーションシャフト36、ひいては、Vギヤ126が引出方向に回転すると、図9に示されるように、Wマス134がVギヤ126と共に引出方向に回転する。しかしながら、図6に示されるように、Wマス134は、上記のようにスプール24が急激に引出方向に回転した場合には、慣性によって回転せずにその位置で留まろうとする。
これにより、Wマス134はセンサスプリング136の付勢力に抗してVリング126に対して相対的に回動する。このWマス134の相対的な回動によりWマス134の突起部がリング155の内周部に接近して当接する。そして、図7に示されるように、リング155を径方向へ移動させて径方向の反対側においてリング155の内周に形成されたラチェット歯155BをVリング126の外周に形成されたラチェット歯126Bに噛み合せる。
リング155がVギヤ126に連結されることで、トーションシャフト36、Vギヤ126を介して引出方向へのスプール24の回転力がリング155に伝えられ、リング155がVギヤ126と共に引出方向に回転する。
リング155が引出方向へ所定角度回転すると、押圧部158が連結爪140の係合ピン141に当接して、係合ピン141を押圧する。
このように、連結爪140は係合ピン141が押圧部158により押圧されることで回動し、これによっても連結爪140がVギヤ126に噛み合う。
以上のように、連結爪140がVギヤ126に噛み合うと、トーションシャフト36、Vギヤ126、連結爪140を介してセンサギヤ128にスプール24の引出方向への回転力が伝えられ、これにより、センサギヤ128が引出方向に回転する。
センサギヤ128がリターンスプリング132の付勢力に抗して一定角度引出方向に回転すると、センサギヤ128に設けられた押圧部168がロックパウル160のパウル部166を押圧して、シャフト162周りにパウル部166を回動させる。
このようにシャフト162周りにパウル部166が回動すると、パウル部166がロックベース170のラチェット部172に噛み合い、ロックベース170、ひいてはスプール24の引出方向への回転を規制する。これにより、略車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体をウエビングベルト30によって確実に拘束して保持できる。
一方、本ウエビング巻取装置10を搭載した車両の座席にウエビングベルト30によってチャイルドシートを固定する場合には、ウエビングベルト30が全て引き出される。
このようにウエビングベルト30を引き出してスプール24を引出方向に回転させると、トーションシャフト36が引出方向に回転し、これにより、ギヤ180が引出方向に回転する。ギヤ180の引出方向の回転はギヤ部178、182、及びギヤ186を介してカムプレート173に伝わり、カムプレート173がカム引出方向に回転する。
このようにカム引出方向にカムプレート173が回転すると、カム突起212がカム巻取方向側から離脱位置にあるALR切替レバー192の当接部210に接近する。次いで、スプール24に巻き取られているウエビングベルト30が全て引き出される直前の回転位置にスプール24、ひいてはトーションシャフト36が到達すると、カム突起212が当接部210に当接する。
この状態で更に引出方向にスプール24が回転すると、カム突起212が当接部210を押圧して、コイルスプリング200の付勢力に抗して中立位置よりも係合方向側へALR切替レバー192を回動させる。但し、この状態では、連結爪206がVギヤ126に噛み合う位置までALR切替レバー192が回動していない。
このように、ウエビングベルト30が全量引き出された状態で座席上に載置されたチャイルドシートの所定部位にウエビングベルト30が掛け回される。この状態でタングプレートをバックル装置に係合させてタングプレートを保持させ、更に、ウエビングベルト30の弛み分をスプール24に巻き取らせることでチャイルドシートがウエビングベルト30に保持されて座席上にチャイルドシートが固定される。
上記のように、ウエビングベルト30の弛み分をスプール24に巻き取らせることでスプール24が巻取方向に回転すると、コイルスプリング200の付勢力でALR切替レバー192が係合方向に更に回動する。これにより、連結爪206がVギヤ126に噛み合う。
したがって、この状態でスプール24が引出方向に回転すると、センサギヤ128がVギヤ126と共に引出方向に回動する。センサギヤ128が引出方向に回動すると、ロックパウル160のパウル部166が押圧部168によって押圧され、シャフト162周りにパウル部166が回動させられる。これにより、パウル部166がロックベース170のラチェット部172に噛み合い、ロックベース170、ひいてはスプール24の引出方向への回転が規制される。
このように、スプール24の引出方向への回転が規制されることでウエビングベルト30の引き出しが規制されるため、チャイルドシートを締め付けて固定しているウエビングベルト30が緩むことがなく確実に座席上にチャイルドシートを固定できる。
また、タングプレートをバックル装置から取り外してチャイルドシートからウエビングベルト30を外すと、渦巻きばね40の付勢力でスプール24が巻取方向に回転し、ウエビングベルト30がスプール24に巻き取られる。
このように巻取方向にスプール24、ひいてはトーションシャフト36が回転すると、カムプレート173がカム巻取方向に回転する。このようにカムプレート173がカム巻取方向に回転すると、係合位置にALR切替レバー192が位置している状態での当接部210に、カム壁214がカム引出方向側から接近する。
ウエビングベルト30が全格納される状態の直前の回転位置にスプール24が到達すると、カム壁214が当接部210に当接する。さらに、この状態でウエビングベルト30が全格納される状態の回転位置までスプール24が巻取方向に回転すると、カム壁214に当接部210が押圧される。
これにより、コイルスプリング200の付勢力に抗して中立位置よりも離脱方向側までALR切替レバー192が回動し、これにより、離脱位置までALR切替レバー192が回動する。このように離脱位置までALR切替レバー192が回動することで、連結爪206がVギヤ126から離間し、連結爪206とVギヤ126との噛み合いが解消される。
ところで、例えば、ウエビングベルト30を装着する前の乗員が、ウエビングベルト30を引き出すためにウエビングベルト30を引っ張ることでスプール24に急激な引出方向への回転力が付与されることもある。
このような場合にも、上述したように、リング155の内周に形成されたラチェット歯155BにVギヤ126の外周に形成されたラチェット歯126Bが噛み合って引出方向へのスプール24の回転力がリング155と共にフリクションスプリング155を引出方向に回転させようとする。したがって、このような場合にも連結爪140が押圧部158により押圧される。
ここで、ウエビングベルト30が全格納された状態では、図3に示されるように、連結爪140の係合ピン141に対してストッパ220が対向している。ストッパ220はカムプレート173に形成されているため、スプール24が引出方向に回転することでカムプレート173も回転する。
しかしながら、スプール24の回転は十分に減速されてカムプレート173に伝えられるため、ウエビングベルト30を引っ張った直後の状態であれば、スプール24の回転量も小さいため、カムプレート173の回転量も十分に小さい。
したがって、ウエビングベルト30を引き出すためにウエビングベルト30を引っ張った直後の状態では、カムプレート173が僅かに回転するものの、係合ピン141に対するストッパ220の対向状態が解消されない。
この状態で上記のように係合ピン141が押圧部158により押圧されることで連結爪140がVギヤ126に接近するように回動しようとしても、係合ピン141に対向するストッパ220が連結爪140の回動方向側で干渉する。これにより、連結爪140はVギヤ126に噛み合うことができない。
したがって、この状態ではセンサギヤ128が引出方向に回転することがなく、ひいては、ロックパウル160のパウル部166がロックベース170のラチェット部172に噛み合うことがない。
これにより、ウエビングベルト30の全格納状態及びウエビングベルト30の引出開始直後の状態においてスプール24の引出方向への回転が規制される所謂「エンドロック」の発生を極めて効果的に防止できる。
また、上記のように、ウエビングベルト30の全格納状態及びウエビングベルト30の引出開始直後の状態で、何らかの衝撃により硬球148が転動し、センサ爪150を介して硬球148が連結爪140を回動させようとしてもストッパ220により連結爪140の回動が規制される。
すなわち、本実施の形態では、ストッパ220の少なくとも一部が連結爪140に対向していれば、回転検出機構127及び加速度センサ142の何れが作動しても、エンドロックが生じることがない。
しかも、このような回転検出機構127が作動した場合のエンドロックの防止と、加速度センサ142が作動した場合のエンドロックの防止の何れも、ストッパ220が連結爪140の回動を規制することで行なわれる。このため、回転検出機構127が作動した場合のエンドロックの防止及び加速度センサ142が作動した場合のエンドロックの防止の双方が可能であるにも関わらず、エンドロックを防止するための機構を極めて効果的に簡素化できる。これにより、部品点数の増加に伴う重量の増加を極めて効果的に抑制でき、本ウエビング巻取装置10をコンパクトにできる。
さらに、ウエビングベルト30が引き出されてスプール24が引出方向に回転すると、図10に示されるようにカムプレート173が回転する。このカムプレート173の回転によりストッパ220と係合ピン141との対向状態が解消される。
ここで、ウエビングベルト30の全格納状態からウエビングベルト30の全引出状態(スプール24からウエビングベルト30が全て引き出された状態)までのスプール24の回転によるカムプレート173の回転角度は360度未満である。したがって、スプール24の引出方向への回転によりストッパ220と連結爪140との対向状態が解消された後は、ウエビングベルト30の全引出状態になってもストッパ220が係合ピン141と対向することがない。
このため、ウエビングベルト30が引き出された後は、車両が急減速状態になったり、ウエビングベルト30が急激に引き出された場合に、ロックパウル160のパウル部166をロックベース170のラチェット部172に噛み合わせることができ、確実にスプール24の引出方向への回転を規制できる。
また、スプール24の回転に連動してストッパ220を回転させるための機構は、基本的にウエビングベルト30の全引出状態の後にALR切替レバー192を回動させるための機構である。このように、ALR切替レバー192を回動させるための機構を、ストッパ220を回転させるための機構として適用できることで、構成を極めて効果的に簡素化でき、この意味でも部品点数の増加に伴う重量の増加を極めて効果的に抑制でき、本ウエビング巻取装置10をコンパクトにできる。
以上、本実施形態を例に取って説明したように、本発明のウエビング巻取装置では、連結部材を第1の回転体の回転に連動させるにあたっては、環状部材の第1の回転体の回転半径方向への変位を規制するだけでよいので、スプールから急激にウエビングベルトが引き出された状態を検出する機構を、従来のウエビング巻取装置と比較して簡素化でき、コストを低減できる。
また、環状部材の回転体の回転半径方向への変位を規制するための機構を、従来のウエビング巻取装置にも備えられているマスとしたことで、従来のウエビング巻取装置と比較して、該機構を設けることによる部品点数の増加を防止でき、ウエビング巻取装置全体としては部品点数を低減できる。
なお、本実施形態では、連結部材を回転体に係合させ、スプールに間接的に係合させたが、連結部材をスプールに直接的に係合させても良い。
本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置の全体構成の概略を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置の要部の構成を示す分解斜視図である。 規制手段が連結部材の変位を規制している状態を示す正面図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置の要部の構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置の要部の構成を示す(A)は平面図、(B)は断面図である。 マスの慣性移動状態を示す正面図である。 マスの慣性移動によりリングが変位された状態を示す図6に対応した正面図である。 リングの回転により連結部材が変位された状態を示す図6に対応した正面図である。 マスの非慣性移動状態を示す図6に対応した正面図である。 規制手段による連結部材の変位規制が解除された状態を示す図3に対応した正面図である。
符号の説明
10 ウエビング巻取装置
24 スプール
30 ウエビングベルト
126 Vギヤ(第1の回転体)
128 センサギヤ(第2の回転体)
134 マス(環状部材移動手段)
136 センサスプリング(環状部材移動手段、マス付勢手段)
140 連結爪(連結部材)
151 弾性部材(環状部材付勢手段)
155 リング(環状部材)
160 ロックパウル(ロック部材)

Claims (5)

  1. 長尺帯状のウエビングベルトの基端部が係止され、軸周り方向一方の巻取方向に回転させることで前記ウエビングベルトを巻き取って収納し、前記ウエビングベルトをその先端側へ引っ張ることで前記巻取方向とは反対の引出方向に回転させられて前記ウエビングベルトが引き出されるスプールと、
    前記スプールに対して同軸的に前記スプールと共に回転可能な第1の回転体と、
    前記第1の回転体が内周側に設けられ、回転可能且つ内周部が前記第1の回転体の外周部から離間する離間位置と内周部が前記第1の回転体の外周部に当接する当接位置との間で変位可能とされた環状部材と、
    前記引出方向への前記スプールの急激な回転により作動して、前記環状部材を前記離間位置から前記当接位置へ移動させる環状部材移動手段と、
    前記スプールに対して同時期的に相対回転可能な第2の回転体と、
    前記スプールに対して直接又は間接的に係合可能な位置と当該係合が解除される位置との間で変位可能に前記第2の回転体に設けられ、前記引出方向に回転する前記環状部材に連動して前記スプールに対して直接又は間接的に係合して前記引出方向に回転する前記スプールと共に前記第2の回転体を回転させる連結部材と、
    前記引出方向に回転する前記第2の回転体に連動して前記スプールに対して直接又は間接的に係合して前記引出方向への前記スプールの回転を規制するロック部材と、
    を有することを特徴とするウエビング巻取装置。
  2. 前記環状部材移動手段が、前記第1の回転体の急激な回転による慣性移動状態で前記環状部材を前記離間位置から前記当接位置へ移動させるマスを有することを特徴とする請求項1に記載のウエビング巻取装置。
  3. 前記マスが、前記第1の回転体に、前記第1の回転体に対して相対回動可能に支持され、前記慣性移動状態で前記第1の回転体に対して相対回動して前記第1の回転体の回転半径方向外方へ変位し、前記環状部材を前記当接位置へ移動させ、前記非慣性移動状態で前記第1の回転体に対して相対回動不能且つ、前記第1の回転体の回転半径方向外方へ変位不能となることを特徴とする請求項2に記載のウエビング巻取装置。
  4. 前記環状部材移動手段が、前記マスを前記引出方向へ付勢するマス付勢手段を有することを特徴とする請求項2又は3に記載のウエビング巻取装置。
  5. 前記環状部材移動手段が、前記環状部材を回転半径方向内方へ付勢する環状部材付勢手段を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のウエビング巻取装置。
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