JP2008195085A - ウエビング巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻取方向に回転するスプールが停止した際に、エンドロックが発生することを防止する。
【解決手段】ウエビング巻取装置10では、Vギヤ126が予め設定された上限角速度VH未満の角速度で巻取方向へ回転し、制動パウル230が噛合位置へ移動すると、制動パウル230の係止爪234が制動ギヤ220の内歯222に噛み合って、制動パウル230を介して制動ギヤ220がVギヤ126と一体となって巻取方向へ回転するように連結される。これにより、係止ピン228を介して捩りコイルスプリング244のコイル部246を巻取方向(縮径方向)へ捩じるので、コイル部246の内径を縮径してコイル部246の内周面を制動軸126Aの外周面に圧接させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、座席に着座した乗員の身体を拘束するためのウエビングを巻き取って収納するウエビング巻取装置に関する。
例えば、特許文献1に開示されているように、車両のシートベルト装置を構成するウエビング巻取装置には、車両急減速時に引出方向へのリールシャフト(スプール)の回転を規制するロック機構が設けられている。ところで、このようなウエビング巻取装置では、ウエビングベルトがスプールから引き出された状態から、このウエビングベルトを巻取りバネの付勢力によりスプールに急激に全量巻き取ると、巻取完了直前に発生する減速方向の角加速度(負の角加速度)及び、ウエビングベルトを全量巻き取った際にスプールに作用する衝撃によりスプールロック機構が作動してスプールの引出方向への回転がロックされる、所謂エンドロック現象が生じ得ることが知られている。
特許文献1記載のウエビング巻取装置は、スプールに相対回転可能に支持されるとともに、このスプールに対して回転遅れを生じることによりロック機構を作動させるラチェットホイールと、ラチェットホイールに揺動自在に軸支されるとともに、ギヤケースの内歯に噛み合ってラチェットホイールの引出方向への回転を阻止するロックアームと、スプールに相対回転可能に支持されるとともに所定以上のウエビング引出し方向の回転速度が作用した際に、スプールに対して回転遅れを生じてロックアームをギヤケースの内歯方向へ揺動させる慣性板を備えている。
そして、上記ウエビング巻取装置では、スプールの軸方向一端側の側端面に形成されたカム部が、前記ロック機構によるスプールロック後の巻取方向へのスプールの回転により、ロックアームに一体的に形成されたアーム部を押圧し、ロックアームを被係合部との係合を解除する方向に揺動させる。これにより、スプールを僅かに巻取方向へ回転させれば、ロック機構によるスプールに対するロックを解除させることができるので、エンドロックが発生した場合には、ウエビングベルトを強引に引っ張り出して巻き代を作ることによりベルトをわずかに巻き戻すことができればエンドロックを解除することができる。
特開平10−230817号公報
しかしながら、特許文献1記載のウエビング巻取装置は、エンドロック自体を防止するものではない。
本発明の目的は、上記事実を考慮し、巻取方向に回転するスプールが停止した際に、エンドロックが発生することを効果的に防止できるウエビング巻取装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係るウエビング巻取装置は、乗員拘束用のウエビングが巻き取られ、巻取方向及び、該巻取方向とは反対の引出方向へ回転可能なスプールと、前記スプールを前記巻取方向へ付勢する付勢手段と、前記付勢手段の付勢力により前記巻取方向へ回転する前記スプールの角速度が所定の上限角速度に達すると、前記スプールの回転に抵抗を作用させて前記スプールの前記巻取方向の回転速度を減速させるスプール制動手段と、を有することを特徴とする。
また本発明の請求項2に係るウエビング巻取装置は、請求項1に記載のウエビング巻取装置において、前記スプール制動手段は、前記スプールと同軸的に配置された制動軸と、前記制動軸の外周面に回転抵抗を作用させる減速手段と、を有することを特徴とする。
また本発明の請求項3に係るウエビング巻取装置は、請求項2に記載のウエビング巻取装置において、前記スプールに対して同軸的に相対回転可能な回転体と、前記スプールと同軸的に配置され、前記スプールに対して相対回転可能な制動ギヤと、前記回転体に配置されると共に、前記制動ギヤを前記回転体と一体的に巻取方向へ回転させる制動パウルと、前記スプールが前記所定の上限角速度未満で巻取方向へ回転しているときは前記制動パウルを制動ギヤから離間する離間位置に保持し、前記スプールが前記所定の角速度以上で巻取方向へ回転したときは前記制動パウルを前記制動ギヤと係合する係合位置へ作動させるパウル駆動機構と、前記制動ギヤが前記回転体と一体回転すると前記制動軸の外周面に回転抵抗を作用させる弾性部材を有することを特徴とする。
また本発明の請求項4に係るウエビング巻取装置は、請求項2に記載のウエビング巻取装置において、前記パウル駆動機構は、前記回転体の軸心外周側に配置され、前記制動パウルを前記離間位置と前記係合位置の間で移動可能な質量体と、前記質量体を前記離間位置に付勢する質量体付勢部材と、を有し、前記質量体付勢部材は、前記回転体が前記所定の角速度未満で巻取方向へ回転しているときは前記質量体を前記離間位置に保持し、前記回転体が前記所定の角速度以上で巻取方向へ回転したときは遠心力によって前記質量体付勢部材の付勢力に抗して前記質量体を前記係合位置へ揺動することを特徴とする。
以上説明したように、本発明に係るウエビング巻取装置によれば、巻取方向に回転するスプールが停止した際に、エンドロックが発生することを効果的に防止できる。
以下、本発明の実施形態に係るウエビング巻取装置について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
(実施形態の構成)
図1には、本発明の第1の実施形態に係るウエビング巻取装置10の全体構成の分解斜視図により示されている。なお、図中、符号Sは装置の軸心を示しており、この軸心Sに沿った方向を装置の軸方向として以下の説明を行う。
図1に示されるように、ウエビング巻取装置10はフレーム12を備えており、フレーム12は、例えば、略車両左右方向に沿って厚さ方向とされた板状の背板14を備えており、背板14がボルト等の締結手段により、例えば、センターピラーの下端部近傍にて車体に固定されることで、ウエビング巻取装置10が車体に取り付けられる構造になっている。
略車両前後方向に沿った背板14の幅方向一端からは、脚板16が車幅方向(略車両左右方向)内方側へ向けて屈曲形成されている。また、背板14の幅方向他端からは、脚板18が脚板16と同方向に屈曲形成されている。脚板16と脚板18との間には、スプール24が設けられている。スプール24は、脚板16と脚板18との対向方向に沿って軸方向の略円筒形状に形成されている。スプール24には挿通孔26が形成されている。
挿通孔26は、両端がスプール24の外周部にて開口しており、その開口形状はスプール24の軸方向に沿って長手のスリット状とされている。挿通孔26は、スプール24の軸心部分を貫通する貫通孔28を回避するように形成されており、挿通孔26の一方の開口端からは長尺帯状のウエビングベルト30の長手方向基端側が挿通されている。
ウエビングベルト30の長手方向基端部には、幅方向に貫通した筒状部32が形成されており、挿通孔26を通過した筒状部32の内側には抜け止めシャフト34が配置されることでウエビングベルト30をその先端側へ引っ張った際にウエビングベルト30の基端側が挿通孔26から抜け出ることを防止している。このように挿通孔26からの抜け止めがなされたウエビングベルト30は、スプール24が軸心Sを中心とする所定の巻取方向(矢印R方向)に回転することでスプール24の外周側に基端側から層状に巻き取られて収納される。
一方、貫通孔28の内側には、軸方向に沿って細長い棒状のトーションシャフト36が配置されている。トーションシャフト36は、脚板18側でスプール24の内側に軸周り方向の周り止めされた状態でスプール24に連結されている。トーションシャフト36の脚板18側の端部は、脚板18を貫通してフレーム12の外方へ突出している。
脚板18の外側にはスプリングカバー38が配置されている。スプリングカバー38は、脚板18側へ向けて開口した箱状に形成され、ねじ等の締結手段やスプリングカバー38又は脚板18に形成された嵌合爪等の嵌合により、脚板18に固定されている。スプリングカバー38の内側には、渦巻きばね40が収容されている。渦巻きばね40は、渦巻き方向内周端が渦巻き方向外側端に対して巻取方向とは反対の引出方向(矢印D方向)へ回転変位することで付勢力が漸次増加する構造のばねで、その渦巻き方向外側端は、渦巻きばね40に対してスプリングカバー38の開口側に配置されたスプリングシート42に係止されている。
スプリングシート42はスプリングカバー38に固定されており、渦巻きばね40の渦巻き方向外周端は、スプリングシート42及びスプリングカバー38を介して脚板18(フレーム12)に連結されている。また、渦巻きばね40の渦巻き方向内側端の近傍にはアダプタ44が設けられている。アダプタ44の外周部には、渦巻きばね40の渦巻き方向内側端が固定されている。さらに、アダプタ44の軸心部分にはスプリングシート42を貫通したトーションシャフト36の脚板18側の端部が嵌合固定されている。
一方、脚板16の軸方向外側にはプリテンショナ機構50が設けられており、車両急減速状態でスプール24を巻取方向へ回転させて、ウエビングベルト30を巻き取る。プリテンショナ機構50の脚板16側には、ギヤケース70が設けられており、プリテンショナ機構50を介してギヤケース70とは反対側にカバープレート72が設けられ、フレーム12にねじ等によって締結固定されているため、トーションシャフト36が回転してもクラッチ92が回転することなく、ピニオン90が巻取方向に回転すると、この回転力によりクラッチ92の一部が変形してトーションシャフト36と一体となって回転するように連結する。本発明の実施形態ではラックバー68がピニオン90に係合するラックアンドピニオン方式を図示している。
脚板16の軸方向外側にはロック機構120が設けられている。ロック機構120はセンサホルダ122を備えている。センサホルダ122は部分的に脚板16側へ向けて開口した凹形状に形成されており、脚板16側へ向けて開口した部分の内側にはカバープレート72の一部が位置する。センサホルダ122は、外周部の所定部位から脚板16側へ向けて突出形成された円筒状の突起が、脚板16側に形成された孔部に嵌挿され、この状態で突起の内側にぎぼしピン(図示省略)が圧入されることで脚板16に固定される。
ウエビング巻取装置10には、センサホルダ122の軸方向外側にセンサカバー124が設けられている。センサカバー124には、外周部等に嵌合爪等が形成されており、センサホルダ122の所定部位に嵌合してセンサホルダ122に機械的に連結されている。センサカバー124には、図示しない筒状の軸受部が形成されており、センサホルダ122を貫通したトーションシャフト36の他端部を回転自在に軸支している。
ウエビング巻取装置10には、センサホルダ122とセンサカバー124との間にVギヤ126が設けられている。Vギヤ126はセンサカバー124側へ向けて開口した浅底の有底円筒状に形成されており、その外周面には複数枚(本実施形態では、24枚)のラチェット歯127が形成されている。これらのラチェット歯127は、周方向に沿って等ピッチ(15°ピッチ)でVギヤ126の外周面に配列されている。Vギヤ126には、その中心部をトーションシャフト36が貫通しており、トーションシャフト36に対して同軸的に配置され、一体的となって回転するようにトーションシャフト36に連結されている。
図2に示されるように、ウエビング巻取装置10には、Vギヤ126の軸方向外側に隣接するようにギヤリング154が配置されている。ギヤリング154は、全体としてVギヤ126と同心の円環状に形成されており、ギヤリング154は、Vギヤ126の内周側へ挿入されると共に、Vギヤ126に設けられた回動支持部(図示省略)に係合している。この回動支持部は、ギヤリング154をVギヤ126に対して同軸的に支持すると共に相対的に回転可能としている。ギヤリング154の内周面には、複数枚(本実施形態では、24枚)の内歯154Cが形成されている。これらの内歯154Cは、周方向に沿って等ピッチ(15°ピッチ)でギヤリング154の内周面に配列されている。
Vギヤ126には、その底板部126Gの中心部に円柱状の制動軸126Aが一体的に形成されており、制動軸126Aは、Vギヤ126の底板部126Gから軸方向外側へ突出している。またVギヤ126の底板部126Gには、Vギヤ126の内周面と制動軸126Aとの間にレバー状のWパウル134及び、このWパウル134を駆動するためのウエビングセンサ機構133が配置されている。Wパウル134には、先端部にギヤリング154の内歯154Cに対応する係止爪134Aが形成されている。Wパウル134は、その基端部が底板部126Gに軸心Sと平行に立設された連結軸126Bを介してVギヤ126に連結されており、この連結軸126Bを中心として所定の連結位置(図4参照)と連結解除位置(図3参照)との間で揺動可能に支持されている。またWパウル134には、係止爪134Aとは反対側の端部に連結軸126Bに対して外周側へ延出するレバー部134Bが一体的に形成されている。
図3(A)に示されるように、係止爪134Aは、その先端面がギヤリング154における内歯154Cのピッチ円接線方向に対して所定の傾斜角を有する歯面134Cとされている。また内歯154Cは、巻取方向側の端面が係止爪134Aの歯面134Cに対応する歯面154Eとされると共に、この歯面154Eの引出方向側がピッチ円接線方向に対する傾斜角が十分に小さい傾斜面154Fとされている。歯面154Eは、ピッチ円接線方向に対して所定の傾斜角を有しており、図4に示されるように、Wパウル134が連結位置にある状態で、このWパウル134の歯面134Cと当接する。
ウエビング巻取装置10では、図3(A)に示されるように、Wパウル134が連結解除位置にあると、Wパウル134の係止爪134Aがギヤリング154の内歯154Cから内周側へ離間している。これにより、ギヤリング154は、Vギヤ126からの干渉を受けることなく、引出方向(矢印D方向)及び巻取方向(矢印R方向)の双方向へ相対回転可能になる。
またウエビング巻取装置10では、図4(A)に示されるように、Wパウル134が連結位置にあると、Wパウル134の係止爪134Aがギヤリング154の内歯154Cに噛み合い、Wパウル134の歯面134Cが内歯154Cの歯面154Eに当接する。これにより、Wパウル134を介してVギヤ126はギヤリング154に連結される。
このとき、Vギヤ126がギヤリング154に対して引出方向へ相対回転すると、Vギヤ126からギヤリング154へ引出方向のトルクが伝達され、Vギヤ126及びギヤリング154が一体となって引出方向へ回転する。またWパウル134の歯面134Cと内歯154Cの歯面154Eとは、互いに係合するように傾斜角がそれぞれ設定されている。これにより、引出方向へのトルクが伝達時には、Wパウル134に軸心S側へ向う分力(トルク)が作用し、このトルクにより係止爪134Aが確実に内歯154Cに係合した状態に維持される。
上記の場合と逆に、Vギヤ126がギヤリング154に対して巻取方向へ相対回転すると、係止爪134Aが傾斜面154Fに沿って内歯154Cを乗り越えることから、巻取方向のトルクがVギヤ126からギヤリング154へ伝達されず、Vギヤ126のみがギヤリング154に対して巻取方向へ回転(空転)する。
図3(A)に示されるように、ウエビングセンサ機構133は、Vギヤ126における支軸部126AとWパウル134との間に配置されており、慣性体138及びセンサスプリング136を備えている。慣性体138は、軸心Sを中心とする内周側に細長いプレート状に形成されており、長手方向中央部がVギヤ126に軸心Sと平行に立設された連結軸126Cを介してVギヤ126に連結されており、この連結軸126Cを中心として所定の非作動位置(図3参照)と作動位置(図4参照)との間で揺動可能に支持されている。
慣性体138には、センサスプリング136の一端が係止されており、Wパウル134を押圧してWパウル134を揺動させる際の慣性体138の揺動方向(すなわち、係合方向)とは反対の非作動方向へ慣性体138を付勢している。
非作動位置にある慣性体138は、外周端面における長手方向一端側をWパウル134のレバー部134Bに圧接し、センサスプリング136の付勢力をWパウル134に伝達する。これにより、Wパウル134は、センサスプリング136の付勢力により連結解除位置に保持される。また慣性体138は、図4に示されるように、センサスプリング136の付勢力に抗して非作動位置から作動位置へ移動すると、外周端面における長手方向他端側によりWパウル134の係止爪134A付近を外周側へ押圧し、Wパウル134を連結解除位置から連結位置へ移動させる。
図2に示されるように、ウエビング巻取装置10は、略リング状に形成された弾性素線からなるフリクションスプリング155を備えている。フリクションスプリング155には、軸心Sを中心として一定の曲率半径でC字状に湾曲された本体部156が形成されている。本体部156は内径寸法がギヤリング154の外径寸法と略同じか、極僅かに小さく形成されており、ギヤリング154の外周側に嵌挿されている。このとき、本体部156はギヤリング154の外周面により所定量外周側へ撓み変形した状態に保持される。
本体部156はギヤリング154に対して相対的に回転可能となるが、その撓み変形の復元力によりギヤリング154の外周面に圧接しており、ギヤリング154との一体的な回転を妨げるようなトルクがフリクションスプリング155に作用しない限りは、本体部156がギヤリング154と一体となって回転する。
図2に示されるように、ウエビング巻取装置10には、Vギヤ126の軸方向外側に略円板状のセンサギヤ128が設けられている。センサギヤ128の本体部130にはトーションシャフト36が同軸的に貫通している。センサギヤ128の本体部130はトーションシャフト36により回転自在に軸支されている。センサギヤ128の外周側の一部には、リターンスプリング132の一端が係止されている。このリターンスプリング132は引っ張りコイルスプリングとされており、その他端はセンサカバー124に係止され、センサギヤ128がトーションシャフト36周りに引出方向に回転した際には巻取方向にセンサギヤ128を付勢する。
センサギヤ128の本体部130には、その外周部にVギヤ126側へ突出する押圧部168が形成されている。押圧部168のVギヤ126とは反対側の端部にはシャフト129が軸心Sと平行に突出形成されており、このシャフト129はVパウル140を回動可能に支持している。Vパウル140は、回動することでVギヤ126のラチェット歯127に対して接離し、Vギヤ126のラチェット127にVパウル140が接して係合した状態で、Vギヤ126が引出方向に回転しているのであれば、引出方向へのVギヤ126の回転(トルク)がVパウル140を介してセンサギヤ128に伝わり、センサギヤ128がVギヤ126と一体となって引出方向に回転する。
Vパウル140の下方には、図1に示されるように、減速度検出手段としてのビークルセンサ142が設けられている。ビークルセンサ142は車両に所定の減速度が作用したとき、その減速度を感知して図2に示されるVパウル140を押し上げ、このVパウル140がVギヤ126のラチェット歯127に噛み合う。
ロック機構120は、図1に示されるロックパウル160を備えている。ロックパウル160には、軸方向外側の両端面にそれぞれシャフト162が立設されている。シャフト162は、スプール24の軸方向に対して平行な方向(同方向)に軸方向とされており、一方のシャフト162は脚板18に形成された軸受孔(図示省略)に回動自在に軸支されている。他方のシャフト162はギヤケース70に形成された軸受孔164に回動自在に軸支されている。ロックパウル160は、軸方向他端側にパウル部166が形成されている。パウル部166は、シャフト162の軸方向を厚さ方向とする板状部材で、その外周側の先端部には一対のロック歯166Aが形成されている。
図1に示されるように、シャフト162の回動半径方向に沿ったパウル部166の側方にはラチェットホイール170が設けられている。ラチェットホイール170は嵌挿部171を備えている。嵌挿部171は円柱形状に形成されており、スプール24の貫通孔28の他端部にスプール24に対して同軸的に回転自在に嵌挿されている。ラチェットホイール170には、トーションシャフト36が回り止めされた状態で同軸的に貫通しており、トーションシャフト36に対して同軸的且つ一体的に回転する。
嵌挿部171の脚板16側にはラチェット部172が一体形成されている。ラチェット部172は、嵌挿部174に対して同軸的に形成されており、その外周面には、ロックパウル166のロック歯166Aと噛合い可能とされたラチェット歯172Aが形成されている。ラチェット部172には、ギヤリング154の内歯154Cと同一枚数(24枚)のラチェット歯172Aが周方向に沿って等ピッチ(15°ピッチ)で配列されている。
ロックパウル160は、シャフト162が巻取方向に回動することで、パウル部166のロック歯166Aがラチェット部172のラチェット歯172Aに噛み合う。このパウル部166とラチェット部172との噛合状態では、ラチェットホイール170の引出方向(矢印D方向)への回転が拘束される。またパウル部166には、図2に示されるセンサギヤ128の押圧部168が対応しており、センサギヤ128の本体部130が引出方向に回動すると、押圧部168がパウル部166を押圧し、ロックパウル160を巻取方向(ラチェットホイール170との噛合方向)に回動させる構造になっている。
図3に示されるように、ウエビング巻取装置10には、ギヤリング154の内周側であって、Vギヤ126の軸方向外側に制動ギヤ220が配置されている。制動ギヤ220は、図2に示されるように、Vギヤ126側へ向って開口した浅底の有底円筒状に形成されており、その内周面には複数枚(本実施形態では、24枚)の内歯222が形成されている。これらの内歯222は、周方向に沿って等ピッチ(15°ピッチ)で制動ギヤ220の外周面に配列されている。制動ギヤ220には、軸方向外側の端面を閉止する円板状の底板部224が形成されると共に、この底板部224の中心部にVギヤ126側へ突出する肉厚円筒状の支軸部226が一体的に形成されている。
支軸部226の内周側にはトーションシャフト36が相対的に回動可能に挿入されている。これにより、制動ギヤ220は、トーションシャフト36に対して同軸的に支持されると共に、相対的に回転可能となる。また制動ギヤ220の底板部224には、支軸部226と内歯222との中間部にVギヤ126へ突出する丸棒状の係止ピン228が形成されている。
Vギヤ126には、底板部126Gに軸心Sと平行に連結軸126Eが制動ギヤ220側へ突出するように立設されている。この連結軸126Eは、制動軸126Aを介して連結軸126Bとは反対側に配置されている。またVギヤ126の底板部126Gには、連結軸126Eの外周側に連結軸126Fが軸心Sと平行に立設されている。
図3に示されるように、またVギヤ126の底板部126G上には、制動軸126Aを介してWパウル134及び慣性体138と反対側にレバー状の制動パウル230及び、この制動パウル230を駆動するためのパウル駆動機構232が配置されている。制動パウル230には、先端部に制動ギヤ220の内歯222に対応する係止爪234が形成されている。制動パウル230は、その基端側が連結軸126Eを介してVギヤ126に連結されており、この連結軸126Fを中心として所定の噛合位置(図5参照)と連結解除位置(図3参照)との間で揺動可能に支持されている。また制動パウル230には、係止爪234とは反対側の端部に連結軸126Eに対して外周側へ延出するレバー部236が一体的に形成されている。
図3に示されるように、係止爪234は、その先端面が制動ギヤ220における内歯222に係合可能な歯面234Aとされている。また内歯222は、引出方向側の端面が係止爪234の歯面234Aに対応する歯面222Aとされると共に、この歯面222Aの巻取方向側の端面が傾斜面222Bとされている。歯面222Aは、図5に示されるように、制動パウル230が噛合位置にある状態で、この制動パウル230の歯面234Aと当接する。
ウエビング巻取装置10では、図3に示されるように、制動パウル230が連結解除位置にあると、制動パウル230の係止爪234が制動ギヤ220の内歯222から内周側へ離間している。これにより、制動ギヤ220は、Vギヤ126からの干渉を受けることなく、引出方向(矢印D方向)及び巻取方向(矢印R方向)の双方向へ回転可能になる。
またウエビング巻取装置10では、図5に示されるように、制動パウル230が噛合位置にあると、制動パウル230の係止爪234が制動ギヤ220の内歯222に噛み合い、制動パウル230の歯面234Aが内歯222の歯面222Aに当接する。これにより、制動パウル230を介してVギヤ126は制動ギヤ220に連結される。
このとき、Vギヤ126が制動ギヤ220に対して巻取方向へ相対回転すると、Vギヤ126から制動ギヤ220へ巻取方向のトルクが伝達され、Vギヤ126及び制動ギヤ220が一体となって巻取方向へ回転する。この場合と逆に、Vギヤ126が制動ギヤ220に対して引出方向へ相対回転すると、係止爪234が傾斜面222Bに沿って内歯222を乗り越えることから、引出方向のトルクがVギヤ126から制動ギヤ220へ伝達されず、Vギヤ126のみが制動ギヤ220に対して引出方向へ回転(空転)する。
図3に示されるように、パウル駆動機構232は、Vギヤ126における制動軸126Aと制動パウル230との間に配置されており、質量体238及びセンサスプリング242を備えている。質量体238は、軸心Sを中心とする弦方向に沿って細長いプレート状に形成されており、長手方向中間部に円形の支軸孔240が穿設されている。ここで、支軸孔240は、質量体238の重心に対して長手方向一端側に変位した部位に配置されている。この支軸孔240にはVギヤ126の連結軸126Fが相対的に回動可能に嵌挿されている。これにより、質量体238は連結軸126Fを介してVギヤ126に連結されると共に、連結軸126Fを中心として所定の非作動位置(図3参照)と作動位置(図5参照)との間で揺動可能に支持される。
質量体238には、内周側の端面における長手方向一端側に突起状の座受部238Aが形成されている。またVギヤ126には、座受部238Aと正対するように突起状の座受部(図示省略)が形成されており、質量体238の座受部238AとVギヤ126の座受部との間には、センサスプリング242が圧縮状態となるように介装されている。これにより、質量体238はセンサスプリング242の付勢力により常に非作動位置側へ付勢される。
非作動位置にある質量体238は、外周側の端面における長手方向一端側を制動パウル230のレバー部236に圧接し、センサスプリング242の付勢力を制動パウル230に伝達する。これにより、制動パウル230は、センサスプリング242の付勢力により連結解除位置に保持される。また質量体238は、図5に示されるように、センサスプリング242の付勢力に抗して非作動位置から作動位置へ移動すると、外周端面における長手方向他端側により制動パウル230の係止爪234付近を外周側へ押圧し、制動パウル230を連結解除位置から噛合位置へ移動させる。
ウエビング巻取装置10では、Vギヤ126が予め設定された上限角速度VH未満の角速度で巻取方向へ回転していると、Vギヤ126に配置された質量体238がセンサスプリング242の付勢力により非作動位置に保持される。すなわち、重心から変位した部位に回転中心を有する質量体238には、Vギヤ126の回転時に遠心力が作動位置側へ向うトルクとして作用するが、このトルクが上限角速度VH未満の角速度では、質量体238に非作動位置側のトルクとして作用するセンサスプリング242の付勢力よりも小さくなる。
一方、ウエビング巻取装置10では、Vギヤ126が予め設定された上限角速度VH以上の角速度で巻取方向へ回転すると、Vギヤ126に配置された質量体238が遠心力によりセンサスプリング242の付勢力に抗して非作動位置から作動位置に揺動する。すなわち、Vギヤ126が上限角速度VH以上の角速度で回転すると、質量体238の遠心力により生じる作動位置側へ向うトルクが、質量体238に非作動位置側のトルクとして作用するセンサスプリング242の付勢力よりも大きくなる。
図3に示されるように、ウエビング巻取装置10は、Vギヤ126の制動軸126Aの外周側に配置される捩りコイルスプリング244を備えている。捩りコイルスプリング244は、弾性を有する細長い金属素線を素材として成形されており、長手方向中間部に金属素線が螺旋状に巻かれることにより、略円筒状のコイル部246が形成されている。また捩りコイルスプリング244には、コイル部246の軸方向両端部からそれぞれ外周側へ延出する一対のアーム部248、250が形成されている。
捩りコイルスプリング244は、制動軸126Aの外周面に回転抵抗を作用させるための減速手段を構成している。この捩りコイルスプリング244は、コイル部246を制動軸126Aの外周側に嵌挿しており、図3に示されるように、捩り方向へ変形していない中立状態のコイル部246の内周面(金属素線の内周端)と制動軸126Aの外周面との間には、全周近く亘って隙間Gが形成されている。捩りコイルスプリング244の一方のアーム部248は、図2に示されるように、Vギヤ126の外周側まで延出しており、その先端部がセンサカバー124の内面に形成された連結部(図示省略)に連結固定されている。
図3に示されるように、捩りコイルスプリング244の他方のアーム部250には、制動ギヤ220の底板部224から突出する係止ピン228が巻取方向から圧接している。これにより、制動ギヤ220が巻取方向へ回転すると、係止ピン228により捩りコイルスプリング244のアーム部250が巻取方向へ押圧されて、コイル部246には軸心S付近を中心とする捩れ変形が生じる。コイル部246は、図5に示されるように、捩れ変形に伴って内径が縮小するように弾性変形し、その内周面(金属素線の内周端)を制動軸126Aの外周面に圧接させる。このとき、コイル部246の捩れ変形量が増加するに従って、コイル部246の制動軸126Aに対する圧接力が増加することになる。
(実施形態の作用)
次に、本実施形態に係るウエビング巻取装置10の作用について説明する。ウエビング巻取装置10では、スプール24に巻き取られた状態のウエビングベルト30の先端側を渦巻きばね40の付勢力に抗して引っ張ると、ウエビングベルト30が外周側へ引き出されつつスプール24が引出方向へ回転する。このようにして引き出されたウエビングベルト30を乗員の身体に掛け回し、例えば、ウエビングベルト30の長手方向中間部に設けられたタングプレートを車両の座席の側方に設けられたバックル装置に保持させることで乗員の身体に対するウエビングベルト30の装着状態となり、乗員の身体がウエビングベルト30により拘束される。
ウエビング巻取装置10では、ウエビングベルト30が乗員に装着された状態で、車両が急減速状態になり、これによりビークルセンサ142が作動して、センサギヤ128のVパウル140に係合してVパウル140を押し上げるように回動させる。これにより、Vパウル140がVギヤ126に噛み合う。
一方、車両が減速した際の慣性で、乗員の身体が略車両前方側へ移動すると、乗員の身体によりウエビングベルト30が急激に引っ張られる。このように、ウエビングベルト30が急激に引っ張られることで、スプール24に引出方向への回転力が急激に付与される。
基本的には、スプール24が引出方向に回転することで、トーションシャフト36及びVギヤ126が引出方向に回転すると、センサスプリング136により非作動位置(図3参照)に保持された慣性体138がVギヤ126と共に引出方向に回転する。しかしながら、上記のようにスプール24が急激に引出方向に回転し、その際、スプール24の角加速度が予め設定された角加速度αを超えた場合には、慣性によって回転せずにその位置で留まろうとする。これにより、慣性体138はセンサスプリング136の付勢力に抗し、連結軸126Cを中心としてVギヤ126に対して相対的に作動位置(図4参照)側へ回動する。慣性体138が作動位置へ回動すると、この慣性体138によりWパウル134が連結解除位置(図3参照)から連結位置(図4参照)へ回動し、Wパウル134の係止爪134Aがギヤリング154の内歯154Cに噛み合う。
ウエビング巻取装置10では、Wパウル134の係止爪134Aがギヤリング154の内歯154Cに噛み合うことにより、Wパウル134を介してVギヤ126の引出方向へトルクがギヤリング154に伝えられ、ギヤリング154がVギヤ126と一体となって引出方向に回転する。
ギヤリング154が引出方向に回転することで、ギヤリング154の外周面に圧接しているフリクションスプリング155がギヤリング154と一体となって引出方向に回転する。このように、フリクションスプリング155が引出方向へ所定角度回転すると、フリクションスプリング155の押圧部158がVパウル140の係合ピン141に当接して、係合ピン141を押圧する。これにより、Vパウル140の係合ピン141がVギヤ126側へ回動し、Vパウル140がVギヤ126のラチェット歯127に噛み合う。
ウエビング巻取装置10では、Vパウル140がVギヤ126のラチェット歯127に噛み合うと、Vパウル140を介してセンサギヤ128がVギヤ126に連結され、Vギヤ126からセンサギヤ128へ引出方向へのトルクが伝達されることから、センサギヤ128が引出方向へ回転する。
センサギヤ128がリターンスプリング132の付勢力に抗して一定角度引出方向に回転すると、センサギヤ128に設けられた押圧部168がロックパウル160のパウル部166を押圧して、シャフト162周りにパウル部166を回動させる。
このようにシャフト162周りにパウル部166が回動すると、パウル部166がラチェットホイール170のラチェット部172に噛み合い、ラチェットホイール170及びスプール24の引出方向への回転を拘束する。これにより、略車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体をウエビングベルト30によって確実に拘束して保持できる。
また、以上説明した本実施形態に係るウエビング巻取装置10では、Vギヤ126が予め設定された上限角速度VH未満の角速度で巻取方向へ回転していると、Vギヤ126に配置された質量体238がセンサスプリング242の付勢力により非作動位置に保持され、この質量体238により制動パウル230が離脱位置(図3参照)に保持され、Vギヤ126が予め設定された上限角速度VH以上の角速度で巻取方向へ回転すると、Vギヤ126に配置された質量体238が遠心力によりセンサスプリング242の付勢力に抗して非作動位置から作動位置に揺動し、この質量体238により制動パウル230が離脱位置から噛合位置へ揺動する。
そして、ウエビング巻取装置10では、制動パウル230が噛合位置へ移動すると、制動パウル230の係止爪234が制動ギヤ220の内歯222に噛み合って、制動パウル230を介して制動ギヤ220がVギヤ126と一体となって巻取方向へ回転するように連結されることにより、制動ギヤ220が巻取方向へ回転すると共に、係止ピン228を介して捩りコイルスプリング244のコイル部246を巻取方向(縮径方向)へ捩じるので、コイル部246の内径を縮径してコイル部246の内周面を制動軸126Aの外周面に圧接させることができる。
これにより、ウエビング巻取装置10では、スプール24が上限角速度VH以上の角速度で巻取方向へ回転すると、捩りコイルスプリング244のコイル部246をスプール24と一体となって回転する制動軸126Aの外周面に圧接させて摩擦力を作用させることができるので、制動軸126Aを介してスプール24に回転抵抗を作用させて、このスプール24の巻取方向への回転速度を減速できる。
従って、ウエビング巻取装置10では、渦巻きばね40の付勢力により巻取方向へ回転するスプール24の角速度を上限角速度VH以下に制御することができるので、ウエビングベルト30がスプール24に全量巻き取られる直前に、巻取方向へ回転するスプール24が急激に減速された場合でも、上限角速度VHを慣性体138が作動する角加速度αに応じて適宜設定しておけば、ウエビングベルト30の巻取り直前に減速されるスプール24の角加速度を確実に角加速度α以下に維持できる。
この結果、ウエビング巻取装置10によれば、渦巻きばねの付勢力によりスプール24が巻取方向へ回転し、このスプール24によりウエビングベルト30が全量巻き取られる直前に、慣性体138が非作動位置から作動位置へ移動することを確実に防止できるので、エンドロック現象の発生を確実に防止できる。
〔第2の実施形態〕
(実施形態の構成)
図6には、本発明の第2の実施形態に係るウエビング巻取装置310におけるロック機構312の構成が分解斜視図として示されている。なお、本実施形態に係るウエビング巻取装置310において、第1の実施形態に係るウエビング巻取装置10と同一の部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係るウエビング巻取装置310が第1の実施形態に係るウエビング巻取装置10と異なる点は、ウエビング巻取装置10ではVギヤ126に一体的に形成されていた制動軸126A(図2参照)が省略されると共に、この制動軸126Aの代わりにVギヤ126と別体の部品として構成された制動軸314が設けられた点、制動ギヤ220の中心部に形成されていた支軸部226(図2参照)が省略されると共に、この支軸部226の代わりに大径円筒状のホルダ部316が制動ギヤ220の中心部に形成された点及び、このホルダ部316の内周側に一対のリーフスプリング320が配置された点である。
制動軸314は、軸方向に沿ってVギヤ126と制動ギヤ220との間に配置されており、その中心部には軸方向へ貫通する支軸孔314Aが穿設されている。この支軸孔314Aにはトーションシャフト36が相対的に回動可能に嵌挿する。これにより、制動軸314は、トーションシャフト36により同軸的に支持される共に、トーションシャフト36に対して相対的に回動可能になる。制動軸314は、軸直角方向に沿った断面の外周形状が六角形とされている。
また制動軸314には、その外周面に径方向に沿って細長いプレート状の連結ステー322の先端部が固定されている。この連結ステー322の基端部は、Vギヤ126の外周側へ延出してセンサカバー124の内面に形成された連結部(図示省略)に連結固定されている。これにより、制動軸314は、トーションシャフト36を中心とする回転(自転運動)が拘束される。
制動ギヤ220には、底板部224の中心部に円筒状のホルダ部316が同軸的に形成されている。ホルダ部316の内径は制動軸314の外径(最大径)よりも大きくなっており、このホルダ部316の内周側には制動軸314が挿入されている。このとき、図7に示されるように、制動軸314の外周面とホルダ部316の内周面との間には全周に亘って隙間が形成される。
ホルダ部316の内周側には、一対のリーフスプリング320が配置されている。リーフスプリング320は、弾性を有する金属材料、樹脂等を素材として細長いプレート状に形成されており、長手方向に沿って外周側へ凸状となるように弓形に湾曲している。一方、ホルダ部316の周壁部には、リーフスプリング320の長手方向両端部にそれぞれ対応する部位にスリット状の嵌挿溝318が形成されている。これらの嵌挿溝318の内周側の端部は、それぞれホルダ部316の内周面へ開口している。
リーフスプリング320は、図7に示されるように、長手方向両端部がそれぞれホルダ部316における一対の嵌挿溝318内へ嵌挿されている。これにより、リーフスプリング320は、長手方向両端部がそれぞれホルダ部316の周壁部により支持され、長手方向中央部を制動軸314の外周面に圧接させる。
(実施形態の作用)
次に、本実施形態に係るウエビング巻取装置310の作用について説明するが、
このウエビング巻取装置310でも、ウエビングベルト30が乗員に装着された状態で、車両が急減速状態になった場合及び、乗員の身体によりウエビングベルト30が急激に引っ張られた場合については、第1の実施形態に係るウエビング巻取装置10と基本的に同様の動作が行われるので、これらの場合については説明を省略する。
また、以上説明した本実施形態に係るウエビング巻取装置310では、Vギヤ126が予め設定された上限角速度VH未満の角速度で巻取方向へ回転していると、Vギヤ126に配置された質量体238がセンサスプリング242の付勢力により非作動位置に保持され、この質量体238により制動パウル230が離脱位置(図3参照)に保持され、Vギヤ126が予め設定された上限角速度VH以上の角速度で巻取方向へ回転すると、Vギヤ126に配置された質量体238が遠心力によりセンサスプリング242の付勢力に抗して非作動位置から作動位置に揺動し、この質量体238により制動パウル230が離脱位置から噛合位置へ揺動する。
そして、ウエビング巻取装置10では、制動パウル230が噛合位置へ移動すると、制動パウル230の係止爪234が制動ギヤ220の内歯222に噛み合って、制動パウル230を介して制動ギヤ220がVギヤ126と一体となって巻取方向へ回転するように連結されることにより、制動ギヤ220が巻取方向へ回転すると共に、この制動ギヤ220と一体となって制動軸314の外周面に圧接した一対のリーフスプリング320が制動軸314に対して巻取方向へ相対回転しつつ、図8に示されるように、六角形の制動軸314の外周面に沿って外周側及び内周側へ交互に弾性変形(撓み変形)するので、一対のリーフスプリング320と制動軸314の外周面との間で生じる摩擦抵抗及びリーフスプリング320の変形抵抗を制動ギヤ220に回転抵抗として作用させることができる。
これにより、ウエビング巻取装置310では、スプール24が上限角速度VH以上の角速度で巻取方向へ回転すると、制動ギヤ220と一体となって巻取方向へ回転する一対のリーフスプリング320及び制動軸314により制動ギヤ220に対して回転抵抗を作用させることができるので、制動ギヤ220を介してスプール24に回転抵抗を作用させて、このスプール24の巻取方向への回転速度を減速できる。
従って、ウエビング巻取装置310では、渦巻きばね40の付勢力により巻取方向へ回転するスプール24の角速度を上限角速度VH以下に制御することができるので、ウエビングベルト30がスプール24に全量巻き取られる直前に、巻取方向へ回転するスプール24が急激に減速された場合でも、上限角速度VHを慣性体138が作動する角加速度αに応じて適宜設定しておけば、ウエビングベルト30の巻取り直前に減速されるスプール24の角加速度を確実に角加速度α以下も維持できる。
この結果、ウエビング巻取装置310によれば、渦巻きばねの付勢力によりスプール24が巻取方向へ回転し、このスプール24によりウエビングベルト30が全量巻き取られる直前に、慣性体138が非作動位置から作動位置へ移動することを確実に防止できるので、エンドロック現象の発生を確実に防止できる。
なお、本実施形態に係るウエビング巻取装置310では、制動軸314の軸直角方向に沿った断面の外周形状を六角形に形成したが、この制動軸314の軸直角方向に沿った断面の外周形状は、非円形であれば必ずしも六角形とする必要はなく、例えば、四角形、八角形、楕円形等の形状であっても良い。
また本発明の第1及び第2の実施形態では、本発明に係るスプール制動手段を、ロックパウル160のロック歯166Aをスプール24と一体となって回転するラチェットホイール170のラチェット歯172A(外歯)に噛み合わせ、スプール24の引出方向への回転を阻止する、所謂外歯タイプのウエビング巻取装置10、310に適用した場合について説明したが、本発明に係るスプール制動手段は、スプールに配置されたロックパウル及び、スプールを回転可能に支持するフレームに形成された内歯を備え、車両の急減速時や乗員の前方への移動時に、ロックパウルをフレームの内歯に噛み合わせてスプールの引出方向への回転を拘束する、所謂内歯タイプのウエビング巻取装置へも適用可能であり、このような内歯タイプのウエビング巻取装置に適用することにより、エンドロック現象を確実に防止できる、という効果を得られる。
本発明の第1の実施形態に係るウエビング巻取装置の全体構成を示す分解斜視図である。 図1に示されるウエビング巻取装置におけるロック機構の構成を示す分解斜視図である。 図1に示されるウエビング巻取装置におけるVギヤ、ギヤリング及び制動ギヤの構成を示す平面図であり、Vギヤに配置されたWパウルが非連結位置にあり、制動パウルが離脱位置にある状態を示している。 図1に示されるウエビング巻取装置におけるVギヤ、ギヤリング及び制動ギヤの構成を示す平面図であり、Vギヤに配置されたWパウルが連結位置にあり、制動パウルが離脱位置にある状態を示している。 図1に示されるウエビング巻取装置におけるVギヤ、ギヤリング及び制動ギヤの構成を示す平面図であり、Vギヤに配置されたWパウルが非連結位置にあり、制動パウルが噛合位置にある状態を示している。 本発明の第2の実施形態に係るウエビング巻取装置におけるロック機構の構成を示す分解斜視図である。 図6に示されるウエビング巻取装置におけるVギヤ、ギヤリング及び制動ギヤの構成を示す平面図であり、Vギヤに配置されたWパウルが非連結位置にあり、制動パウルが離脱位置にある状態を示している。 図6に示されるウエビング巻取装置におけるVギヤ、ギヤリング及び制動ギヤの構成を示す平面図であり、Vギヤに配置されたWパウルが非連結位置にあり、制動パウルが噛合位置にある状態を示している。
符号の説明
10 ウエビング巻取装置
12 フレーム
24 スプール
30 ウエビングベルト
36 トーションシャフト
40 渦巻きばね
120 ロック機構
126 Vギヤ
126A 制動軸
128 センサギヤ
133 ウエビングセンサ機構
134 Wパウル
136 センサスプリング
138 慣性体
154 ギヤリング
160 ロックパウル
170 ラチェットホイール
220 制動ギヤ
222 内歯
230 制動パウル
232 パウル駆動機構
238 質量体
242 センサスプリング
310 ウエビング巻取装置
312 ロック機構
314 制動軸
320 リーフスプリング

Claims (4)

  1. 乗員拘束用のウエビングが巻き取られ、巻取方向及び、該巻取方向とは反対の引出方向へ回転可能なスプールと、
    前記スプールを前記巻取方向へ付勢する付勢手段と、
    前記付勢手段の付勢力により前記巻取方向へ回転する前記スプールの角速度が所定の上限角速度に達すると、前記スプールの回転に抵抗を作用させて前記スプールの前記巻取方向の回転速度を減速させるスプール制動手段と、
    を有することを特徴とするウエビング巻取装置。
  2. 前記スプール制動手段は、
    前記スプールと同軸的に配置された制動軸と、
    前記制動軸の外周面に回転抵抗を作用させる減速手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のウエビング巻取装置。
  3. 前記スプールに対して同軸的に相対回転可能な回転体と、
    前記スプールと同軸的に配置され、前記スプールに対して相対回転可能な制動ギヤと、
    前記回転体に配置されると共に、前記制動ギヤを前記回転体と一体的に巻取方向へ回転させる制動パウルと、
    前記スプールが前記所定の上限角速度未満で巻取方向へ回転しているときは前記制動パウルを制動ギヤから離間する離間位置に保持し、前記スプールが前記所定の角速度以上で巻取方向へ回転したときは前記制動パウルを前記制動ギヤと係合する係合位置へ作動させるパウル駆動機構と、
    前記制動ギヤが前記回転体と一体回転すると前記制動軸の外周面に回転抵抗を作用させる弾性部材を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のウエビング巻取装置。
  4. 前記パウル駆動機構は、
    前記回転体の軸心外周側に配置され、前記制動パウルを前記離間位置と前記係合位置の間で移動可能な質量体と、
    前記質量体を前記離間位置に付勢する質量体付勢部材と、を有し、
    前記質量体付勢部材は、前記回転体が前記所定の角速度未満で巻取方向へ回転しているときは前記質量体を前記離間位置に保持し、前記回転体が前記所定の角速度以上で巻取方向へ回転したときは遠心力によって前記質量体付勢部材の付勢力に抗して前記質量体を前記係合位置へ揺動する
    ことを特徴とする請求項2に記載のウエビング巻取装置。
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