JP2007252510A - 遊技機、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】確率変動モードでの飽きを防止する。
【解決手段】小当たりカウンタは小当たりへの当選の継続回数をカウントする。小当たりに当選すると1ラウンドの当たりモード後に確率変動モードに移行する。小当たりカウンタが「0」の場合は「イントロ」まで楽曲Aを出力する。小当たりカウンタが「1」の場合は「イントロ」及び「Aメロ」まで楽曲Aを出力する。同様の処理によって小当たりカウンタの値に応じて楽曲Aが出力され、小当たりカウンタの値が「5」であると楽曲Aの全ての展開が出力される。小当たりカウンタの値が「6」以上であった場合は同様の処理が行われて楽曲Bが出力される。
【選択図】図5
【解決手段】小当たりカウンタは小当たりへの当選の継続回数をカウントする。小当たりに当選すると1ラウンドの当たりモード後に確率変動モードに移行する。小当たりカウンタが「0」の場合は「イントロ」まで楽曲Aを出力する。小当たりカウンタが「1」の場合は「イントロ」及び「Aメロ」まで楽曲Aを出力する。同様の処理によって小当たりカウンタの値に応じて楽曲Aが出力され、小当たりカウンタの値が「5」であると楽曲Aの全ての展開が出力される。小当たりカウンタの値が「6」以上であった場合は同様の処理が行われて楽曲Bが出力される。
【選択図】図5
Description
本発明は、パチンコ店などの遊技場で使用される遊技機に関するものである。
パチンコ機では遊技者の興趣を高めるために遊技中は背景音楽が出力される。背景音楽は遊技モードの種類、抽選、遊技者による選択、遊技の状況などの条件で楽曲が選択されることが一般的であり、出力される楽曲の種類も多彩になっている。
ところで、最近のパチンコ機では、遊技盤面内の始動入賞口にパチンコ球が入ると、乱数を利用した当たり抽選が行われるとともに、例えば液晶ディスプレイなどの画像表示装置で数字やマークなどの図柄が変動表示され、当たり抽選によって当たりが決定されているときには「777」などの当たり図柄の組み合わせが停止表示される。
こうして当たり図柄の組み合わせが停止表示されると一定時間の経過後に当たりモードに移行される。当たりモードでは遊技盤面に組み込まれた開閉板(アタッカ)が開放し、通常では塞がれている大入賞口が露呈される。大入賞口が露呈されると遊技盤面を流下するパチンコ球の大半が入賞しやすい状態となる。アタッカが開放して一定時間が経過するか又は大入賞口に一定個数のパチンコ球が入ると、アタッカは一旦閉止する(第1ラウンドの終了)。第2ラウンド以降もアタッカは同様に開閉制御され、例えば第15ラウンドまで繰り返すことができるのが通常となっている。
上記のように当たりモードに移行するパチンコ機には、当たりの当選確率が通常モードよりも高くなる確率変動モードに移行するものがある。確率変動モードは、特定の当たり図柄の組み合わせが揃った場合に当たりモード終了後に移行される。確率変動モードに移行されると短期間のうちに当たりモードに繰り返し移行されるので遊技者は大量のパチンコ球を獲得できる。このため、確率変動モードが設定されたパチンコ機は遊技者に人気を得ている。
しかし、確率変動モードは特定の当たり図柄の組み合わせで当たりに当選すれば必ず移行されるため、遊技者は遊技の展開を予測できてしまい、遊技が単調になる傾向にある。また、大量のパチンコ球を獲得する機会を設けることは遊技者の射幸心を煽ることになり、このことがパチンコ機の健全さを失わせる要因ともなっている。このため、これらの問題を解決するためにラウンド数の異なる(例えば2ラウンドと15ラウンド)当たりモードを設定し、小当たりに当選した場合はラウンド数の短い当たりモードに移行させ、大当たりに当選した場合はラウンド数の多い当たりモードに移行させるパチンコ機が提供されている。(例えば特許文献1〜3)このようなパチンコ機では、ラウンド数の少ない当たりモードではアタッカの開放時間を他方の当たりモードよりも相対的に短くして大入賞口にパチンコ球を入賞させることを困難にさせるとともに、ラウンド数の少ない当たりモードの終了後に確率変動モードに移行させている。これにより、当たりモードを経ることなく確率変動モードに移行したかのような従来になり興趣を遊技者に与え、また、当たりモードと確率変動モードとの相乗効果によって大量のパチンコ球を獲得する機会を減少させて遊技者の射幸心を煽りすぎることを防止している。
特開2005−160738号公報
特開2005−160740号公報
特開2005−168619号公報
しかしながら上記のパチンコ機では、確率変動モード中に再び小当たりに当選して確率変動モードが繰り返されると遊技が冗長になって、確率変動モード中に飽きがくることがあった。しかし、確率変動モード中であるために遊技を中止するわけにもいかず、遊技者に苦痛を強いることもあった。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、確率変動モードでの飽きを防止できる遊技機、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の遊技機は、通常モード、当たりラウンドの実行により前記通常モードよりも遊技者が有利になるとともに前記当たりラウンドのラウンド数が異なる複数の当たりモード又は前記通常モードよりも前記当たりモードに移行する確率が高い確率変動モードのいずれかで遊技が行われ、複数の前記当たりモードのいずれに移行させるかを抽選により決定し、他の当たりモードよりも相対的に前記ラウンド数が少ない前記当たりモードが選択されると前記当たりモードの終了後に前記確率変動モードに移行される遊技機において、前記確率変動モード中に背景音楽を出力する背景音楽出力手段と、前記背景音楽として出力する楽曲の出力データを前記楽曲中の展開ごとに区切って記憶したデータ記憶手段と、前記楽曲中のいずれの展開まで前記背景音楽として出力するかを前記ラウンド数が少ない前記当たりモードへの移行が継続した継続回数に応じて決定し、決定した前記展開までの出力データを繰り返し読み出して前記背景音楽を出力させ、前記継続回数が増えるにつれて前記楽曲の展開を増やす背景音楽制御手段とを備えたものである。なお、「継続」とは先行した移行された当たりモードと後続して移行した当たりモードとが、上記のラウンド数の少ない当たりモードであることを示す。
上記目的を達成するために、請求項2記載の遊技機は、前記データ記憶手段は複数種類の前記楽曲の出力データを記憶しており、前記背景音楽制御手段は、前記継続回数が一定回数に達した場合に前記楽曲を変化させるものである。
なお、本発明のプログラムは、確率変動モード中に背景音楽を出力する背景音楽出力手段、前記背景音楽として出力する楽曲の出力データを前記楽曲中の展開ごとに区切って記憶したデータ記憶手段、前記楽曲中のいずれの展開まで前記背景音楽として出力するかを当たりラウンドのラウンド数が少ない当たりモードへの移行が継続した継続回数に応じて決定し、決定した前記展開までの出力データを繰り返し読み出して前記背景音楽を出力させ、前記継続回数が増えるにつれて前記楽曲の展開を増やす背景音楽制御手段として遊技機のコンピュータを機能させるものである。
また、本発明の記録媒体は、確率変動モード中に背景音楽を出力する背景音楽出力手段、前記背景音楽として出力する楽曲の出力データを前記楽曲中の展開ごとに区切って記憶したデータ記憶手段、前記楽曲中のいずれの展開まで前記背景音楽として出力するかを当たりラウンドのラウンド数が少ない当たりモードへの移行が継続した継続回数に応じて決定し、決定した前記展開までの出力データを繰り返し読み出して前記背景音楽を出力させ、前記継続回数が増えるにつれて前記楽曲の展開を増やす背景音楽制御手段として遊技機のコンピュータを機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものである。
本発明によれば、確率変動モード中に出力される背景音楽での楽曲の展開をラウンド数が少ない当たりモードへの移行が継続した継続回数が増えるにつれて増やすので、前記継続回数が増加して確率変動モードでの遊技が長期にわたっても遊技者の興味を背景音楽の楽曲に持たせることが可能になり、確率変動モードでの飽きを防止できる。
また、前記継続回数が一定回数に達した場合に楽曲を変化させるので、遊技の内容を多彩にすることが可能になり、確率変動モードでの飽きを防止できる。
図1に示すようにパチンコ機(遊技機)10には遊技盤11が組み込まれ、その前面はガラス扉12で開閉自在に覆われている。遊技盤11の前面には、図柄の変動/停止表示を行う液晶ディスプレイ13が設けられている。遊技盤11には、さらに始動入賞口(以下「始動口」)14やアウト口15が設けられている他、開閉扉状のアタッカ16が組み込まれている。図示の状態ではアタッカ16は閉じ位置にあるが、これが開いたときには大入賞口が盤面に臨出し、盤面を流下する遊技球は開き位置にあるアタッカ16の内面で大入賞口にガイドされる。始動口14にパチンコ球が入ると当たり抽選が行われ、3種類の当たり又はハズレのいずれかが決定される。
液晶ディスプレイ13では「1〜9」の数字で表される図柄と、その背後に背景画像が表示されている。液晶ディスプレイ13は、始動口14にパチンコ球が入ったときに図柄の変動表示を開始する。変動表示されている図柄が停止して同一図柄の組み合わせが表示されると当たりとなる。パチンコ機10では、小当たり、中当たり、大当たりの3種類の当たりが設定されている。「111」、「333」、「555」、「999」の組み合わせが表示されると小当たり、「222」、「444」、「666」、「888」の組み合わせが表示されると中当たり、「777」の組み合わせが表示されると大当たりとなる。いずれの当たりが表示されても通常モードから当たりモードに移行し、アタッカ16が開放されて当たりラウンドが開始される。大当たり又は中当たりに当選した場合、アタッカ16が開放して大入賞口に10個のパチンコ球が入賞するか、あるいは30秒経過するとアタッカ16が一旦閉じて第1ラウンドが終了する。アタッカ16が開放されると、盤面を流下する遊技球の大半がアタッカ16の内面で案内され、大入賞口にパチンコ球が入賞して多くの賞球が得られる。その後、第2ラウンドに移行して再びアタッカ16が開放し、全く同様の制御が第15ラウンドまで繰り返される。小当たりに当選した場合にはアタッカ16が開放して例えば2秒経過するとアタッカ16が閉じて1ラウンドが終了する。また、小当たりに当選した場合は第2ラウンドの終了と同時に当たりモードが終了する。このため、小当たりに当選した場合は賞球を全くあるいは殆ど得ることなく当たりモードが終了する。小当たり又は大当たりとなった場合には当たりモードの終了後に確率変動モードに移行する。確率変動モードでは、3種類の当たりの当選確率がそれぞれ通常モードよりも高くなる。
ガラス扉12の前面でその上部には一対のスピーカ(背景音楽出力手段)17が取り付けられている。スピーカ17からは小当たりに当選して移行した確率変動モードで背景音楽が出力される。詳しくは後述するように、第2ラウンドで終了する当たりモードへの移行の継続回数、すなわち小当たりへの当選の継続回数が増えると確率変動モードで出力される背景音楽の楽曲の展開が長くなる。また、確率変動モードでは図柄の背景画像が複数の展開を持ったストーリー性のある動画で表示され、この背景画像は楽曲の展開に合わせて展開されていく。なお、スピーカ17からは例えば図柄の変動表示の効果音を出力するなど適宜の音声を出力してよい。
図2に示すように、パチンコ機10の動作はメイン制御基板30及び後述するサブ制御基板35によって管制される。メイン制御基板30はCPU31を備えている。CPU31には各種センサが接続されており、CPU31は各センサからの信号に応答してワーキングメモリ32に格納されたプログラムを参照し、このプログラムに従ってメイン制御基板30全体の制御を行う。なお、CPU31には、CPU31及びワーキングメモリ32の他、当たり抽選部33が設けられている。始動口センサ34は始動口14にパチンコ球が入ったことを検知して、その検知信号をCPU31に入力する。
当たり抽選部33は、始動口センサ34からの検知信号に応答して作動される。当たり抽選部33は、CPU31内でコマンドを受けて乱数を利用した当たり抽選を行い、3種類の当たり又はハズレのいずれかを決定する。当たり抽選で当たりとなった場合はその種類に応じた当たりフラグがワーキングメモリ32に書き込まれる。当たり抽選部33は、当たりの当選確率が異なる2種類の抽選テーブルを備えており、当たりの当選確率が低い抽選テーブルは通常モードでの当たり抽選で用いられ、当たりの当選確率が高い抽選テーブルは確率変動モードでの当たり抽選で用いられる。これにより、通常モードと確率変動モードとで当たりの当選確率が変化する。
サブ制御基板35は、図示しないサウンドプロセッサを介して背景音楽のスピーカ17からの出力制御を行い、また、液晶ディスプレイ13から表示させる画像の表示制御を行う。サブ制御基板35の動作はCPU(背景音楽制御手段)36によって制御される。サブ制御基板35はサウンドメモリ(データ記憶手段)37及びグラフィックデータメモリ38を備えている。
図3に示すように、サウンドメモリ37には背景音楽として出力する楽曲A,Bの出力データ50,51が格納されている。楽曲A,Bはそれぞれ、「イントロ」→「Aメロディー(Aメロ)」→「Bメロディー(Bメロ)」→「サビ」→「間奏」→「サビ」と6度の展開から構成されており、6度の展開を経ると曲が終了する。なお、楽曲A,Bは展開の構成は同一であるが各展開でのメロディーは互いに異なっている。出力データ50,51はその楽曲の展開ごとに区切られている。CPU36は出力データ50,51を読み出し、読み出したデータに基づいて背景音楽をスピーカ17から出力させる。出力データ50,51の各々には先頭アドレスが付されており、CPU36は先頭アドレスを識別することによって各データを識別する。
図4に示すように、グラフィックデータメモリ38には背景画像として出力する2種類の動画の表示データ52,53が格納されている。表示データ52はストーリーAを表示するときに用いられ、表示データ53はストーリーBを表示するときに用いられる。ストーリーAは楽曲Aに対応しており、ストーリーBは楽曲Bに対応している。ストーリーA,Bはそれぞれ、「展開1」→「展開2」→「展開3」→「展開4」→「展開5」→「展開6」と6度の展開から構成されており、6度の展開を経るとストーリーが終了する。ストーリーA,Bの展開はそれぞれ対応する楽曲A,Bの展開に併せて行われる。なお、ストーリーA,Bは展開の構成は同一であるが各展開での表示態様は互いに異なっている。表示データ52,53はその展開ごとに区切られている。CPU40は表示データ52,53を読み出し、読み出したデータに基づいて背景画像を液晶ディスプレイ13から表示させる。表示データ52,53の各々には先頭アドレスが付されており、CPU40は先頭アドレスを識別することによって各データを識別する。
図2に示すように、CPU36は小当たりカウンタ39を備えている。当たりに当選するとメイン制御基板30のCPU31からサブ制御基板35のCPU36に当たりの種類を示す当たり当選信号が入力される。これに応答して小当たりカウンタ39では、小当たりに当選すると「1」インクリメントされる。また、小当たりカウンタ39のカウント値は中当たり又は大当たりに当選するとリセットされる。このため、小当たりカウンタ39では小当たりへの当選の継続回数、すなわち1ラウンドの当たりモードへの移行の継続回数がカウントされる。なお、小当たりカウンタ39の初期値は「0」になっており、リセットされると「0」に戻される。小当たりカウンタ39の値は小当たりに当選して確率変動モードに移行するたびに参照される。そして、小当たりに当選した後の確率変動モードでの背景音楽の楽曲をいずれの展開まで出力するかが小当たりカウンタ39の値に応じて決定され、また、これに合わせて液晶ディスプレイ13での背景画像の展開も決定される。
次に図5を用いて背景音楽の出力及び背景画像の表示で実行される処理の処理手順を説明する。遊技盤11の盤面上にパチンコ球が打ち出され、始動口14にパチンコ球が入ると当たり抽選が行われる。当たり抽選で、小当たり、中当たり、大当たりのいずれかに当選すると当たりの種類に応じた当たりフラグがワーキングメモリ32に書き込まれるとともに、メイン制御基板30のCPU31からサブ制御基板35のCPU36に当たり信号が送信される。また、これに併せて液晶ディスプレイ13では図柄の変動表示が行われて当たりの種類に応じた図柄の組み合わせが表示される。さらにCPU36では、小当たりに当選した場合は小当たりカウンタ39のカウント値が「1」インクリメントされ、中当たり又は大当たりに当選した場合は小当たりカウンタ39の値がリセットされて「0」になる。この後、当たりモードに移行されてアタッカ16の開放が開始され、当たりラウンドが開始される。小当たりに当選した場合は当たりラウンドが第2ラウンドまで、中当たり又は大当たりに当選した場合は当たりラウンドが第15ラウンドまで実行されると当たりモードが終了する。小当たり又は大当たりに当選した場合は当たりモードに引き続き確率変動モードに移行し、確率変動モードは当たりに当選するまで継続する。
小当たりに当選して確率変動モードに移行するとCPU36は小当たりカウンタ39のカウント値を参照する。
この後、CPU36はサウンドメモリ37から楽曲Aの出力データ50を読み出して確率変動モードで背景音楽を出力する。小当たりカウンタ39が「0」の場合、CPU36は楽曲Aの「イントロ」までの出力データ50を読み出して楽曲Aを出力する。「イントロ」までの出力データ50の読み出しは繰り替えして行われる。このため、小当たりに当選した回数が1回目である場合には楽曲Aの「イントロ」のみが繰り返してスピーカ17から出力される。
また、小当たりカウンタが「1」の場合、CPU36は楽曲Aの「イントロ」及び「Aメロ」までの出力データ50を読み出して楽曲Aを出力する。「イントロ」及び「Aメロ」までの出力データ50の読み出しは繰り替えして行われる。このため、小当たりに当選した回数が2回目である場合には楽曲Aの「イントロ」及び「Aメロ」のみが繰り返してスピーカ17から出力される。そして、同様の処理によって小当たりカウンタ39の値に応じて楽曲Aが出力され、小当たりカウンタ39の値が「5」であると楽曲Aの全ての展開が出力される。
また、小当たりカウンタ39の値が「6」以上であった場合は出力データ51が読み出されて楽曲Bが出力される。この場合も小当たりカウンタ39の値が「6」であると「イントロ」まで、小当たりカウンタ39の値が「7」であると「イントロ」及び「Aメロ」・・・となり、小当たりカウンタ39の値が「11」であると楽曲Bの全ての展開が出力される。
小当たりカウンタ39の値が「11」となった場合、さらに継続して小当たりに当選すると小当たりカウンタ39の値がリセットされて「0」に戻される。そして、以降は上記と同様の処理が繰り返される。
また、CPU36は、楽曲A,Bの出力データ50,51の読み出し処理と同様の処理によってCPU40がグラフィックデータメモリ38から表示データ52,53を読み出す。これによって、小当たりに当選して移行した確率変動モードでは、背景画像での楽曲A,Bの展開と同期するように各ストーリーA,Bが展開するように液晶ディスプレイ13から背景画像が表示される。
図6は記録媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)60をスロットマシン10にインストールする例を示しており、記録媒体60には図5のフローチャートで示すような手段を、CPU31とワーキングメモリ32とを含むコンピュータ61で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、例えば確率変動モード中に背景音楽を出力する背景音楽出力手段、前記背景音楽として出力する楽曲の出力データを前記楽曲中の展開ごとに区切って記憶したデータ記憶手段、前記楽曲中のいずれの展開まで前記背景音楽として出力するかを当たりラウンドのラウンド数が少ない当たりモードへの移行が継続した継続回数に応じて決定し、決定した前記展開までの出力データを繰り返し読み出して前記背景音楽を出力させ、前記継続回数が増えるにつれて前記楽曲の展開を増やす背景音楽制御手段としてコンピュータ61を機能させるためのプログラムを記録媒体60に記録する。そして、この記録媒体60を読み取り装置62に装填して、プログラムをスロットマシン10にインストールする。
なお、前記プログラムは、記録媒体60を介してインストールする代わりにインターネットを利用してスロットマシン10に配信することができる。また、配信された本発明のプログラム、又は、記録媒体60から読み出した本発明のプログラムをパソコンにインストールし、モニタ上でスロットマシンの遊技を行うことも可能である。
上記実施形態では、楽曲の出力データをその展開ごとに区切り、小当たりカウンタ39の値に応じて出力データの読み出し量を変化させたが、楽曲の出力データをそれぞれの展開ごとに複数設けて、小当たりカウンタ39の値に応じて読み出す出力データを決定してもよい。また、楽曲を複数設ける場合は、その楽曲数は適宜数でよく、また、互いの展開が異なっていてもよい。
本発明はパチンコ機だけでなく、当たりラウンドのラウンド数が少ない小当たりに当選すると当たりモードに移行されるとともに当たりモードの終了後に確率変動モードに移行される遊技機であれば適宜の遊技機に等しく適用が可能である。
10 パチンコ機(遊技機)
16 始動入賞口
17 スピーカ(背景音楽出力手段)
36 CPU(背景音楽制御手段)
37 サウンドメモリ(データ記憶手段)
60 記録媒体
61 コンピュータ
16 始動入賞口
17 スピーカ(背景音楽出力手段)
36 CPU(背景音楽制御手段)
37 サウンドメモリ(データ記憶手段)
60 記録媒体
61 コンピュータ
Claims (4)
- 通常モード、当たりラウンドの実行により前記通常モードよりも遊技者が有利になるとともに前記当たりラウンドのラウンド数が異なる複数の当たりモード又は前記通常モードよりも前記当たりモードに移行する確率が高い確率変動モードのいずれかで遊技が行われ、複数の前記当たりモードのいずれに移行させるかを抽選により決定し、他の当たりモードよりも相対的に前記ラウンド数が少ない前記当たりモードが選択されると前記当たりモードの終了後に前記確率変動モードに移行される遊技機において、
前記確率変動モード中に背景音楽を出力する背景音楽出力手段と、
前記背景音楽として出力する楽曲の出力データを前記楽曲中の展開ごとに区切って記憶したデータ記憶手段と、
前記楽曲中のいずれの展開まで前記背景音楽として出力するかを前記ラウンド数が少ない前記当たりモードへの移行が継続した継続回数に応じて決定し、決定した前記展開までの出力データを繰り返し読み出して前記背景音楽を出力させ、前記継続回数が増えるにつれて前記楽曲の展開を増やす背景音楽制御手段とを備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記データ記憶手段は複数種類の前記楽曲の出力データを記憶しており、
前記背景音楽制御手段は、前記継続回数が一定回数に達した場合に前記楽曲を変化させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 確率変動モード中に背景音楽を出力する背景音楽出力手段、前記背景音楽として出力する楽曲の出力データを前記楽曲中の展開ごとに区切って記憶したデータ記憶手段、前記楽曲中のいずれの展開まで前記背景音楽として出力するかを当たりラウンドのラウンド数が少ない当たりモードへの移行が継続した継続回数に応じて決定し、決定した前記展開までの出力データを繰り返し読み出して前記背景音楽を出力させ、前記継続回数が増えるにつれて前記楽曲の展開を増やす背景音楽制御手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項3記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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