JP2007105206A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】当たりへの期待感を高め、遊技の興趣を高めることができ、また、遊技の実行プログラムを増加させることなく遊技を多彩なものとする。
【解決手段】第1入賞口と第2入賞口とを設ける。第2入賞口では第1入賞口よりも当たりの当選確率が高い。第2入賞口には可動部材が設けられており、可動部材が開放されたときのみパチンコ球を入賞させることができる。可動部材は通過ゲートでパチンコ球が検知されたときに行われる開放抽選に当選すると開放する。開放抽選の当選確率は「高確率」又は「低確率」の2種類が設定されており、当たりモード終了時のテーブル選択抽選でいずれかが決定される。テーブル選択抽選での「高確率」の選択確率は第1始動口にパチンコ球が入賞して当たりに当選した場合に行われる継続確率抽選で決定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、当たり又はハズレを決定する当たり抽選が当たりの抽選確率が異なる複数の当たり抽選テーブルのうちのいずれかを用いて遊技が行われる弾球遊技機に関するものである。
本明細書中では弾球遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明しているため、遊技球としてパチンコ球を用いて説明するが、遊技球としては球状の他の媒体も含む。また、遊技盤に設けられた入賞口にパチンコ球が入ること又は通過ゲートをパチンコ球が通過することを入賞とする。
パチンコ機では始動入賞口にパチンコ球が入賞すると当たり又はハズレを決定する当たり抽選が行われる。当たりには、例えば当たりモードに移行する通常当たりや、当たりモードに移行されるとともに当たりの当選確率が通常モードよりも高くなる確変変動モードに移行する確変当たりなどがある。確率変動モードが設けられたパチンコ機は短期間のうちに繰り返し当たりモードに移行されるため、これにより多数のパチンコ球を獲得できるので遊技者に人気を得ている。
ところで、最近のパチンコでは開閉自在な可動部材が始動入賞口に取り付けられているものがある。このようなパチンコ機では、始動入賞口とは別個に設けられた通過ゲートでパチンコ球が検知されると開放抽選が行われて可動部材を開放するか否かが決定される。そして、当たりモードが終了した後に図柄の変動が所定回数行われるまで移行される時短モード中や上述した確率変動モード中は通常モードよりも可動部材の開放時間が長くなって始動入賞口でのパチンコ球の入賞率が上昇する。これにより、遊技者が獲得したパチンコ球の損失を抑えて遊技への興趣を高めている。しかし、時短モードでの図柄の変動回数が一律に決められていることは、遊技が変化の乏しいものとなり、遊技が単調になっていた。このため、特許文献1のパチンコ機では、通過ゲートを通過したパチンコ球の個数に応じて時短モードの期間を決定している。これにより、遊技者の技量を遊技に反映でき、遊技の興趣を高めることができる。
特開平2002−18042号公報
ところで上記のような確率変動モードが設定されたパチンコ機では、通常当たり又は確変当たりのいずれに当選したかで確率変動モードに移行させるか否かが決定されるため、通常当たりに当選すると確率変動モードへの期待感が得られず、このことが通常当たりへの期待感を低減させ、遊技の興趣を低下させる要因となっていた。また、遊技モードを複数種類設定することは遊技を実行するためのプログラムの量が増加してパチンコ機の製造コストの上昇の原因及び遊技の処理速度の遅延の要因となっていた。
本発明は上記課題を解決するためのもので、当たりへの期待感を高め、遊技の興趣を高めることができ、また、遊技の実行プログラムを増加させることなく遊技を多彩なものとできるようにした弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明の弾球遊技機は、当たりの抽選確率の異なる複数の当たり抽選テーブルのうちのいずれかを用いて当たり又はハズレを決定する当たり抽選が行われる弾球遊技機において、前記当たり抽選が遊技球の通過を検知したときに行われる第1入賞口と、開閉動作によって遊技球の入賞領域を変化させる可動部材を有し、前記当たり抽選が遊技球の通過を検知したときに行われる第2入賞口と、前記第2入賞口で遊技球が検知された場合は前記第1入賞口で遊技球が検知された場合よりも相対的に前記当たりの当選確率の高い前記当たり抽選テーブルを用いて前記当たり抽選を行わせるテーブル選択手段と、前記第1入賞口及び前記第2入賞口とは別個の第3入賞口で遊技球の通過が検知されたときに前記可動部材を開放させるか否かを決定する開放抽選を行う開放抽選手段と、前記開放抽選の開放決定確率が互いに異なる複数の開放抽選テーブルと、先行して当たりに当選してから後続して当たりに当選するまでの期間中に使用する前記開放抽選テーブルを決定するテーブル選択抽選を、前記先行する当たりに当選したときに行うテーブル選択抽選手段と、前記テーブル選択抽選での前記開放抽選テーブルの選択確率が互いに異なる複数の確率抽選テーブルと、前記第1入賞口で遊技球の通過が検知されて前記先行する当たりに当選したときに、前記テーブル選択抽選で使用する確率抽選テーブルを決定する継続確率抽選を行う継続率抽選手段とを設けたものである。
なお、当たりに当選した場合に通常モードよりも遊技者が有利になる当たりモードに移行させる場合、前記テーブル選択抽選及び前記継続確率抽選は当たりに当選したことを契機に実行されれば当たりモードの前後及び当たりモード中のいずれのタイミングで行ってもよい。
本発明のプログラムは、開閉動作によって遊技球の入賞領域を変化させる可動部材を有し、当たり又はハズレを決定する当たり抽選が遊技球の通過を検知したときに行われる第2入賞口で遊技球が検知された場合は、当たり又はハズレを決定する当たり抽選が遊技球の通過を検知したときに行われる第1入賞口で遊技球が検知された場合よりも相対的に前記当たりの当選確率の高い当たり抽選テーブルを用いて前記当たり抽選を行わせるテーブル選択手段、前記第1入賞口及び前記第2入賞口とは別個の第3入賞口で遊技球の通過が検知されたときに前記可動部材を開放させるか否かを決定する開放抽選を行う開放抽選手段、先行して当たりに当選してから後続して当たりに当選するまでの期間中に使用する前記開放抽選テーブルを決定するテーブル選択抽選を、前記先行する当たりに当選したときに行うテーブル選択抽選手段、前記テーブル選択抽選での前記開放抽選テーブルの選択確率が互いに異なる複数の確率抽選テーブル、前記第1入賞口で遊技球の通過が検知されて前記先行する当たりに当選したときに、前記テーブル選択抽選で使用する確率抽選テーブルを決定する継続確率抽選を行う継続率抽選手段として遊技機のコンピュータを機能させるものである。
本発明の記録媒体は、開閉動作によって遊技球の入賞領域を変化させる可動部材を有し、当たり又はハズレを決定する当たり抽選が遊技球の通過を検知したときに行われる第2入賞口で遊技球が検知された場合は、当たり又はハズレを決定する当たり抽選が遊技球の通過を検知したときに行われる第1入賞口で遊技球が検知された場合よりも相対的に前記当たりの当選確率の高い当たり抽選テーブルを用いて前記当たり抽選を行わせるテーブル選択手段、前記第1入賞口及び前記第2入賞口とは別個の第3入賞口で遊技球の通過が検知されたときに前記可動部材を開放させるか否かを決定する開放抽選を行う開放抽選手段、先行して当たりに当選してから後続して当たりに当選するまでの期間中に使用する前記開放抽選テーブルを決定するテーブル選択抽選を、前記先行する当たりに当選したときに行うテーブル選択抽選手段、前記テーブル選択抽選での前記開放抽選テーブルの選択確率が互いに異なる複数の確率抽選テーブル、前記第1入賞口で遊技球の通過が検知されて前記先行する当たりに当選したときに、前記テーブル選択抽選で使用する確率抽選テーブルを決定する継続確率抽選を行う継続率抽選手段として遊技機のコンピュータを機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものである。
当たりの当選確率が低い第1入賞口と当たりの当選確率が高い第2入賞口とを設けるとともに、開閉動作によって遊技球の入賞領域を変化させる可動部材を前記第2入賞口に設け、この可動部材を開放するか否かを決定する開放抽選を決定するとともに、先行して当たりに当選してから後続して当たりに当選するまでの期間中に開放抽選で使用する開放抽選テーブルを決定するテーブル選択抽選を先行する当たりに当選したときに行い、第1入賞口で遊技球の通過が検知されて前記先行する当たりに当選したときに、前記テーブル選択抽選で使用する確率抽選テーブルを決定する継続確率抽選を行うので、第2入賞口への入賞率を変化させることができ、これにより遊技モードを複数種類設けなくても遊技者が獲得する利益にメリハリを付けることが可能になり、当たりへの期待感を高め、遊技の興趣を高めることができる。また、遊技モードを複数種類設定しなくてもよいことから遊技の実行プログラムを増加させることなく遊技を多彩なものにできる。
図1に示すパチンコ機10では、通常モード及び当たりモードが設定されている。当たりモードでは通常モード中に閉じられている大入賞口19が開放される。1回の当たりモードでは大入賞口19を開放する回数は15回となっており、大入賞口19は1回の開放につき例えば30秒経過するまで又はパチンコ球が10個入賞するまで開放される。
パチンコ機10の前面側には遊技盤11が設けられている。遊技盤11の略中央部には演出画像が表示される演出画像表示装置12が設けられており、演出画像表示装置12の側方には図柄表示装置13a〜13cが縦並びに配置されている。
また、遊技盤11には、第1始動口(第1入賞口)14a、第2始動口(第2入賞口)14b、通過ゲート(第3入賞口)15、アタッカ16、アウト口17が設けられ、さらに図示は省略してあるが、障害釘や風車などが設けられている。パチンコ機10の前面には発射ハンドル10aが設けられている。発射ハンドル10aが操作されると、発射制御装置によってパチンコ球が1個ずつ遊技盤11の前方に打ち出される。打ち出されたパチンコ球は、第1始動口14a又は第2始動口14bのいずれかに入賞するか又は通過ゲート15を通過するか、又はアウト口17に入る。アウト口17に入ったパチンコ球はハズレと扱いとされパチンコ機10の背面側から排出される。
第1始動口14aで入賞が発生すると図柄表示装置13aが作動され、第2入賞口14bで入賞が発生すると図柄表示装置13bが作動される。また、第1始動口14a又は第2始動口14bで入賞が発生した場合は当たり抽選が行われ、当たり又はハズレが決定される。また、通過ゲート15をパチンコ球が通過すると図柄表示装置13cが作動される。
図柄表示装置13a〜13cではそれぞれ3個の図柄が並列に並べて表示されている。図柄は数字の「0」〜「9」を示す10種類の図柄からなり、図柄表示装置13a〜13cではこれらの図柄の変動表示が行われる。そして、図柄表示装置13a,13bでは、停止表示されたときの図柄の組み合わせによって当たり抽選の結果が当たり又はハズレのいずれであったかが表示され、図柄表示装置13cでは、後述する開放抽選に当選したか否かが決定される。同一の数字が3つ揃う図柄の組み合わせは当たりとなり、それ以外の組み合わせはハズレとなる。演出画像表示装置12では、図柄表示装置13a又は図柄表示装置13bのいずれかの作動中に演出画像が表示される。
第1始動口14aと第2始動口14bとは遊技盤11の略中央部に縦並びに配置されている。第1始動口14aは上方、第2始動口14bは下方に配置されている。第2始動口14bには一対の可動部材18が回動自在に取り付けられている。可動部材18は縦断面の形状が略半円弧状に形成されており、互いの平面部が向き合うようにその根元側で軸支されている。そして、可動部材18は、略垂直に起立して互いの平面部が対面する閉じ位置と、その先端が互いに遠ざかって略水平な状態となる開き位置との間で回動する。可動部材18を閉じ位置から開き位置に回動させるか否かは通過ゲート15でパチンコ球が検知されたときに行われる開放抽選によって決定される。可動部材18が開き位置に回動すると閉じ位置のときよりも第2始動口14bへのパチンコ球の入賞領域が広くなる。しかし、閉じ位置に位置するときの可動部材18の先端と第1始動口14aの下端との隙間はパチンコ球の直径よりも小さくなっている。このため、可動部材18が閉じ位置に位置するときには第2始動口14bにパチンコ球を入賞させることが不能になり、可動部材18が開き位置に位置するときのみ第2始動口14bへパチンコ球を入賞させることが可能になる。可動部材18は予め設定された時間が経過するまで開き位置で保持され、通常モードよりも時短モードの方が開き位置で保持される時間が長くなる。なお、可動部材18が開き位置に回動すると、可動部材18は第2始動口14bへパチンコ球を誘導するため、可動部材18が開き位置に回動した場合は第1始動口14aよりも第2始動口14bへパチンコ球を入賞させることが容易になる。
アタッカ16の奥には大入賞口19が設けられている。通常モードでは大入賞口19はアタッカ16によって閉じられており、当たりモードではアタッカ16が回動して大入賞口19が開閉される。大入賞口19は、所定時間開放されるか又は所定個数パチンコ球が入賞すると閉鎖され、当たりモードでは開閉が所定回数繰り返される。
図2に示すように、パチンコ機10は主制御部30と副制御部31とから構成されている。主制御部30には主制御装置32が設けられている。パチンコ機10は主制御装置32に設けられたCPU33によって、その動作が管制される。
主制御装置32には、CPU(テーブル選択手段)33の他、メモリ34、当たり決定部35、開放抽選部(開放抽選手段)36、テーブル選択抽選部(テーブル選択抽選手段)37、継続率抽選部(継続率抽選手段)38などが設けられている。CPU33はメモリ34のROM領域に格納されたプログラムにしたがってパチンコ機10の動作を制御して遊技を実行させる。
当たり決定部35は乱数発生器、乱数サンプリング回路を備えている。乱数発生器では、所定範囲内の乱数値を一定の周期ごとにインクリメントすることによって乱数値が更新される。そして、第1始動口14a又は第2始動口14bでパチンコ球が検知されたときに乱数サンプリング回路が更新された乱数値を抽出する。そして、第1始動口14aでパチンコ球が検知された場合は抽出された乱数値が第1当たり抽選テーブル35aと照合され、第2始動口14bでパチンコ球が検知された場合は抽出された乱数値が第2当たり抽選テーブル35bと照合される。
第1当たり抽選テーブル(当たり抽選テーブル)35a及び第2当たり抽選テーブル(当たり抽選テーブル)35bでは、当たり及びハズレの2種類のいずれかが乱数発生器で発生する全乱数値に割り当てられている。そして、抽出された乱数値が当たりの割り当てられた当たり乱数又はハズレの割り当てられたハズレ乱数のいずれであるかによって当たり又はハズレのいずれかが決定される。第2当たり抽選テーブル35bでは第1当たり抽選テーブル35aよりも当たりの当選確率が高くなるように全乱数値に対する当たり乱数の割合が設定されている(例えば第1当たり抽選テーブル35aは当たりの当選確率が1/500、第2当たり抽選テーブル35bは当たりの当選確率が1/10)。すなわち、第1始動口14aにパチンコ球が入賞した場合よりも第2入賞口14bにパチンコ球が入賞したほうが当たりの当選確率が高くなる。
なお、当たりを例えば当たりモードと確率変動モードとに移行させる確変当たりと当たりモードにのみ移行させる通常当たりとから構成するなど、当たりを複数種類の当たりから構成してもよい。この場合、確変当たり、通常当たり、ハズレのいずれかを当たり決定部35の乱数発生器で発生する全乱数値のそれぞれに割り当てて、当たり決定部35での抽選で決定する、あるいは、例えば乱数発生器で発生する全乱数値を予め3つの数値範囲に区切り、区切った3つの数値範囲に確変当たり、通常当たり、ハズレを割り当てておき、抽出された乱数値がいずれの数値範囲に属する値であるかによって確変当たり、通常当たり、ハズレのいずれかを決定する、あるいは、当たり決定部35で当たりが決定された場合に確変当たり又は通常当たりのいずれかを決定する抽選を別個に行うなど、確変当たり、通常当たり、ハズレを決定する方法は適宜の方法でよい。
開放抽選部36は通過ゲート15でパチンコ球が検知されたことを契機に作動される。開放抽選部36では開放抽選が実行されて可動部材18を閉じ位置から開き位置に回動させるか否かを決定される。開放抽選は第1開放抽選テーブル(開放抽選テーブル)36a又は第2開放抽選テーブル(開放抽選テーブル)36bのいずれかを用いて行われる。第1,第2開放抽選テーブル36a,36bでは開放抽選で発生する全乱数値が当選乱数又はハズレ乱数に分けられている。そして、抽出された乱数値が当選乱数であるか否かによって開放抽選に当選したか否かが決定される。第2開放抽選テーブル36bは第1開放抽選テーブル36aよりも開放抽選の開放決定確率が高くなるように全乱数値に対する当選乱数の割合が設定されている(例えば第1開放抽選テーブル36aは開放抽選の開放決定確率が1/1000、第2開放抽選テーブル36bは開放抽選の当選確率が999/1000)。開放抽選の結果はCPU33にフィードバックされる。
テーブル選択抽選部37は当たりモードの終了時に作動される。テーブル選択抽選部37では、当たりモードが終了してから次回の当たりモードに移行させるまでの期間、すなわち先行する当たりモードと後続する当たりモードとの間の期間中設定する開放抽選テーブルの種類がテーブル選択抽選により決定される。テーブル選択抽選は第1〜第3確率抽選テーブル(確率抽選テーブル)37a〜37cのいずれかを用いて行われる。
第1〜第3確率抽選テーブル37a〜37cでは、テーブル選択抽選で発生する乱数値に「高確率」又は「低確率」のいずれかが割り当てられている。そして、抽出された乱数値が「高確率」又は「低確率」のいずれが割り当てられた値であるか否かによって開放抽選で使用される開放抽選テーブルが決定される。なお、「低確率」であった場合には第1開放抽選テーブル36a,「高確率」であった場合には第2開放抽選テーブル36bが開放抽選で使用される。第1〜第3確率抽選テーブル37a〜37cでは互いに「高確率」となる確率が異なるように「高確率」が割り当てられた乱数の割合が設定されている(第1確率抽選テーブル37aでは「高確率」の選択確率が40%、第2確率抽選テーブル37bでは「高確率」の選択確率が75%、第3確率抽選テーブル37cでは「高確率」の選択確率が90%)。抽選の結果はCPU33にフィードバックされる。
継続率抽選部38は第1始動口14aにパチンコ球が入賞して当たりに当選した場合、すなわち、第1当たり抽選テーブル35aを用いた当たり抽選で当たりに当選した場合に作動される。継続率抽選部38ではテーブル選択抽選で使用する確率抽選テーブルの種類が第1〜第3確率抽選テーブル37a〜37cのうちから継続確率抽選によって決定される。継続確率抽選の結果はCPU33にフィードバックされ、メモリ34のRAM領域で記憶される。
CPU33には、第1,第2始動口センサ40a,40b、大入賞口センサ41、通過口センサ42、払出口センサ43など主制御部30内に設けられた各センサが接続されている。また、CPU33には、図柄表示制御装置44、ランプ制御装置45、音声制御装置46、主制御部30の払出制御装置47、可動部材制御装置48の各装置が接続されている。さらに、主制御部30内には発射制御装置49が設けられている。
第1始動口センサ40aは第1始動口14a、第2始動口センサ40bは第2始動口14b、大入賞口センサ41は大入賞口19、通過口センサ42では通過ゲート15にパチンコ球が入賞したか否かが検出される。払出口センサ43ではパチンコ球が払い出されたか否かが検出される。
図柄表示制御装置44は、図柄表示装置13a〜13cで表示される図柄ごとに割り当てられた先頭アドレスを監視することにより、どの図柄が図柄表示装置13a〜13cから表示されているかを識別する。これにより、当たり抽選及び開放抽選の結果に応じた図柄の変動表示及び停止表示が行われる。なお、図柄表示制御装置44は当たりに当選した場合に継続率抽選の結果に応じて図柄の停止表示を行う。具体的には、第1確率抽選テーブル37aを使用することが決定された場合は「1−1−1」、第2確率抽選テーブル37bを使用することが決定された場合は「3−3−3」、第3確率抽選テーブル37cを使用することが決定された場合は「7−7−7」となる。
払出制御装置47は、始動口センサ40又は大入賞口センサ41のいずれかによってパチンコ球が検知されると作動される。払出制御装置47はメモリを備えており、このメモリには、パチンコ球1個の入賞に対して払い出すパチンコ球の個数と入賞口の種類とが対応付けされた払い出しテーブルが格納されている。払出制御装置47は、払い出し用のパチンコ球が貯留されている貯留装置を駆動し、入賞口の種類に応じた個数のパチンコ球の払い出しを行わせる。なお、通過ゲート15でパチンコ球が検知されたときに遊技者にパチンコ球の払い出しを行ってもよい。
可動部材制御装置48は可動部材18を駆動するソレノイド(図示せず)に接続されている。可動部材制御装置48は開放抽選に当選した場合に作動される。開放抽選の結果はCPU33から入力される。
発射制御装置49は発射ハンドル10aに接続されており、発射ハンドル10aで調節されたパチンコ球の打ち出しの強さに応じてパチンコ球を一定時間ごとに発射する。
次に上記のように構成されたパチンコ機10の作用について説明する。図3に示すように、パチンコ機10では先ず通常モードでの遊技が行われる。遊技者が発射ハンドル10aを操作すると、第1始動口14a、通過ゲート15、アウト口17のいずれかに打ち出されたパチンコ球が入る。
第1始動口14aにパチンコ球が入賞すると、CPU33は第1当たり抽選テーブル35aを示す信号を当たり決定部35に入力する。これに応答して当たり決定部35では1/500の確率で当たり抽選が行われる。通過ゲート15でパチンコ球が検知された場合は、開放抽選部36での開放抽選に当選すると、その旨が図柄表示装置13cに表示されて可動部材18が開き位置に回動される。可動部材18が開き位置に回動したときに第2始動口14bにパチンコ球が入賞すると、CPU33は第2当たり抽選テーブル35bを示す信号を当たり決定部35に入力する。これに応答して当たり決定部35では1/10の確率で当たり抽選が行われる。また、各始動口14a,14bでのパチンコ球の検知信号は図柄表示制御装置44に入力され、第1始動口14aで入賞が発生した場合は図柄表示装置13a、第2始動口14bで入賞が発生した場合は図柄表示装置13bで図柄の変動表示が開始される。
第1始動口14aにパチンコ球が入賞して当たりに当選した場合は継続率抽選部38で継続確率抽選が行われる。これにより、当たりモード終了後に行われるテーブル選択抽選で使用する確率抽選テーブルが第1〜第3確率抽選テーブル37a〜37cのうちから決定される。すなわち、開放抽選の開放決定確率を40%、75%、90%のうちのいずれに設定するかが選択された確率抽選テーブルの種類によって決定される。決定された確率抽選テーブルの種類はメモリ34に書き込まれる。
継続確率抽選の結果はCPU33から図柄停止制御装置44に入力される。図柄停止制御装置44は、第1確率抽選テーブル37aを使用することが決定された場合は「1−1−1」、第2確率抽選テーブル37bを使用することが決定された場合は「3−3−3」、第3確率抽選テーブル37cを使用することが決定された場合は「7−7−7」が停止表示されるように図柄表示装置13aでの図柄の表示制御を行う。この後、通常モードから当たりモードに移行する。
第2始動口14bにパチンコ球が入賞して当たりに当選した場合は継続確率抽選が行われずに当たりモードに移行する。このとき、CPU33はメモリ34に書き込まれている確率抽選テーブルの種類を識別し、識別したテーブルに対応する図柄の組み合わせを上記と同様に停止表示させる。この後、通常モードから当たりモードに移行する。なお、継続確率抽選の結果は再び継続確率抽選が行われるまで使用されるので、メモリ34に書き込まれている確率抽選テーブルの種類は前回行われた継続確率抽選の結果である。
当たりモードは大入賞口19が15回開放されると終了する。当たりモードが終了するとテーブル選択抽選部37でテーブル選択抽選が行われる。テーブル選択抽選の際にCPU33はメモリ34を参照し、継続確率抽選で選択された確率抽選テーブルの種類を識別する。そして、識別したテーブルの種類を示す信号をテーブル選択抽選部37に入力する。
テーブル選択抽選部37は入力された確率抽選テーブルの種類を識別し、第1〜第3確率抽選テーブル37a〜37cのうちのいずれかを用いてテーブル選択抽選を行う。テーブル選択抽選で「高確率」が決定された場合にはCPU33は第2開放抽選テーブル36bを示す信号をCPU33に入力する。テーブル選択抽選で「低確率」が決定された場合にはCPU33は第1開放抽選テーブル36aを示す信号をCPU33に入力する。CPU33は入力された開放抽選テーブルの種類をメモリ34のRAM領域に書き込む。そして、次回の当たりモードが終了するまではテーブル選択抽選で決定された開放抽選テーブルを用いて開放抽選が行われ、再び当たりに当選すると上記の処理が繰り返し行われる。
図4は記録媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)50をスロットマシン10にインストールする例を示しており、記録媒体50には図3のフローチャートで示すような手段を、CPU33とメモリ34とを含むコンピュータ51で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、例えば開閉動作によって遊技球の入賞領域を変化させる可動部材を有し、当たり又はハズレを決定する当たり抽選が遊技球の通過を検知したときに行われる第2入賞口で遊技球が検知された場合は、当たり又はハズレを決定する当たり抽選が遊技球の通過を検知したときに行われる第1入賞口で遊技球が検知された場合よりも相対的に前記当たりの当選確率の高い当たり抽選テーブルを用いて前記当たり抽選を行わせるテーブル選択手段、前記第1入賞口及び前記第2入賞口とは別個の第3入賞口で遊技球の通過が検知されたときに前記可動部材を開放させるか否かを決定する開放抽選を行う開放抽選手段、先行して当たりに当選してから後続して当たりに当選するまでの期間中に使用する前記開放抽選テーブルを決定するテーブル選択抽選を、前記先行する当たりに当選したときに行うテーブル選択抽選手段、前記第1入賞口で遊技球の通過が検知されて当たりに当選したときに、前記テーブル選択抽選で使用する確率抽選テーブルを決定する継続確率抽選を行う継続率抽選手段としてコンピュータ51を機能させるためのプログラムを記録媒体50に記録する。そして、この記録媒体50を読み取り装置52に装填して、プログラムをスロットマシン10にインストールする。
なお、前記プログラムは、記録媒体50を介してインストールする代わりにインターネットを利用してスロットマシン10に配信することができる。また、配信された本発明のプログラム、又は、記録媒体50から読み出した本発明のプログラムをパソコンにインストールし、モニタ上でスロットマシンの遊技を行うことも可能である。
上記実施形態では、テーブル選択抽選で使用される確率抽選テーブルを3種類、開放抽選し使用される開放抽選テーブルを2種類、当たり抽選で使用される当たり抽選テーブルを2種類設けたが、これらテーブルの種類及びその確率は適宜に設定してよい。また、当たりモード終了後には、図柄の変動時間が通常モードよりも短くなるとともに可動部材18が開き位置に位置する時間が通常モードよりも長くなる時短モードに移行させてもよい。
上記実施形態では、高確率の開放抽選テーブルを使用しているときに第1始動口14aにパチンコ球が入賞して、当たりとなった場合に継続確率抽選を行ったが、この場合は、例えば継続確率抽選を行わない、又は、継続確率抽選の当選確率が前回よりも高くなるように確率抽選テーブルを選択するなど、遊技者への救済措置を設けてもよい。また、当たりモード中においては、当たりモードに移行される前に高確率の開放抽選テーブルが使用されている場合でも当たりモード中は低確率の開放抽選テーブルを使用してもよい。
上記実施形態では、弾球遊技機としてパチンコ機を例に説明したが、当たりの抽選確率の異なる複数の当たり抽選テーブルのうちのいずれかを用いて当たり又はハズレを決定する当たり抽選が行われる他の弾球遊技機にも本発明を適用できる。
パチンコ機の外観斜視図である。 パチンコ機の電気的な構成を示す機能ブロック図である。 遊技の流れを示すフローチャートである。 プログラムが格納された記録媒体を、スロットマシンにインストールする場合の説明図である。
符号の説明
14a 第1始動口(第1入賞口)
14b 第2始動口(第2入賞口)
15 通過ゲート(第3入賞口)
18 可動部材
33 CPU(テーブル選択手段)
35 当たり決定部
36 開放抽選部(開放抽選手段)
37 テーブル選択抽選部(テーブル選択抽選手段)
38 継続率抽選部(継続率抽選手段)
50 記録媒体
51 コンピュータ

Claims (3)

  1. 当たりの抽選確率の異なる複数の当たり抽選テーブルのうちのいずれかを用いて当たり又はハズレを決定する当たり抽選が行われる弾球遊技機において、
    前記当たり抽選が遊技球の通過を検知したときに行われる第1入賞口と、
    開閉動作によって遊技球の入賞領域を変化させる可動部材を有し、前記当たり抽選が遊技球の通過を検知したときに行われる第2入賞口と、
    前記第2入賞口で遊技球が検知された場合は前記第1入賞口で遊技球が検知された場合よりも相対的に前記当たりの当選確率の高い前記当たり抽選テーブルを用いて前記当たり抽選を行わせるテーブル選択手段と、
    前記第1入賞口及び前記第2入賞口とは別個の第3入賞口で遊技球の通過が検知されたときに前記可動部材を開放させるか否かを決定する開放抽選を行う開放抽選手段と、
    前記開放抽選の開放決定確率が互いに異なる複数の開放抽選テーブルと、
    先行して当たりに当選してから後続して当たりに当選するまでの期間中に使用する前記開放抽選テーブルを決定するテーブル選択抽選を前記先行する当たりに当選したときに行うテーブル選択抽選手段と、
    前記テーブル選択抽選での前記開放抽選テーブルの選択確率が互いに異なる複数の確率抽選テーブルと、
    前記第1入賞口で遊技球の通過が検知されて当たりに当選したときに、前記テーブル選択抽選で使用する確率抽選テーブルを決定する継続確率抽選を行う継続率抽選手段とを設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 開閉動作によって遊技球の入賞領域を変化させる可動部材を有し、当たり又はハズレを決定する当たり抽選が遊技球の通過を検知したときに行われる第2入賞口で遊技球が検知された場合は、当たり又はハズレを決定する当たり抽選が遊技球の通過を検知したときに行われる第1入賞口で遊技球が検知された場合よりも相対的に前記当たりの当選確率の高い当たり抽選テーブルを用いて前記当たり抽選を行わせるテーブル選択手段、
    前記第1入賞口及び前記第2入賞口とは別個の第3入賞口で遊技球の通過が検知されたときに前記可動部材を開放させるか否かを決定する開放抽選を行う開放抽選手段、
    先行して当たりに当選してから後続して当たりに当選するまでの期間中に使用する前記開放抽選テーブルを決定するテーブル選択抽選を前記先行する当たりに当選したときに行うテーブル選択抽選手段、
    前記第1入賞口で遊技球の通過が検知されて当たりに当選したときに、前記テーブル選択抽選で使用する確率抽選テーブルを決定する継続確率抽選を行う継続率抽選手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラム。
  3. 請求項2記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008279059A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機
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